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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2 年 シラバス(授業計画) 授業科目名 国語Ⅱ 担当教員 小宮厚・楢崎洋一郎 期間 通年 授業形態 講義 必修/選 必修 一般/専 一般 単位数 3 授業の目的 一年次での成果を踏まえ、更に進んで書物に親しみ、進んで物を思い・考え、進んで自己を表現する癖を 身に付けさせたい。かかる意欲を引き出し、自立した日本語の使い手として自らを育てるべく努めしめるよう な、少なくともその契機となるような授業を目指したい。 到達目標 レベルの高い文章を的確に読解し、明晰に思索するための日本語力を培う。 相手を意識して自分の考えを適切に表現できるとともに、調べたりしたことを 明確に整理して記述する表現力を身につける。 日本語の豊かさに意識的に目を向け、幅広い読書習慣を身につける。 JABEE プログラム目標 学習内容 前期 現代文 後期 現代文 古典 1. 随想一 6. 随想二 1. 説話 7. 漢詩 2. 小説一 7. 小説二 2. 物語 8. 思想 3. 評論一 8. 評論三 3. 故事・小話 9. 和歌・歌謡 4. 詩歌一 9. 詩歌二 4. 10. 史話 5. 評論二 10. 評論四 5. 随筆 6. 日記・紀行 教材および参考図書 秋葉康浩ほか編著『精選現代文』(筑摩書房刊)、安斎久美子ほか編著『古典』(右文書院刊)、池内輝雄ほ か監修『図説国語』(東京書籍刊)、国語辞典、古語辞典、漢和辞典 授業の進め方と履修上の注意 現代文は小宮、古典は楢崎が担当し、試験はそれぞれ 1 科目として別々に実施する。 現代文はレベルの高い日本文が選ばれており、正確に読解するには根気がいる。耳慣れない語彙も多く、 ともすると国語力に不安を抱く学生は敬遠しがちだが、自立した日本語の使い手となるためにはこのような 文章を読みこなすことも大切であることを知ってほしい。そのための努力を惜しまないことを切望する。古典 は何より声に出して読み、そのリズムに親しむことである。また、辞書を座右に備えて、不明なことばと出会っ たらそのつど引くという習慣を確かなものとしてほしい。なお、授業で興味をもった作者については、図書館 に足を運び、他の作品にも進んで触れてみる意欲を期待したい。 評価方法 中間試験や期末試験による成績(70%)、レポート・出席等による評価(30%)をもとにして、総合的に評価す る。 1

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2 年 シラバス(授業計画)

授業科目名 国語Ⅱ 担当教員 小宮厚・楢崎洋一郎

期間 通年 授業形態 講義 必修/選択

必修 一般/専門

一般 単位数 3

授業の目的 一年次での成果を踏まえ、更に進んで書物に親しみ、進んで物を思い・考え、進んで自己を表現する癖を身に付けさせたい。かかる意欲を引き出し、自立した日本語の使い手として自らを育てるべく努めしめるような、少なくともその契機となるような授業を目指したい。

到達目標 レベルの高い文章を的確に読解し、明晰に思索するための日本語力を培う。 相手を意識して自分の考えを適切に表現できるとともに、調べたりしたことを明確に整理して記述する表現力を身につける。 日本語の豊かさに意識的に目を向け、幅広い読書習慣を身につける。

JABEE プログラム目標

学習内容 前期 現代文 後期 現代文 古典

1. 随想一 6. 随想二 1. 説話 7. 漢詩 2. 小説一 7. 小説二 2. 物語 8. 思想 3. 評論一 8. 評論三 3. 故事・小話 9. 和歌・歌謡 4. 詩歌一 9. 詩歌二 4. 文 10. 史話 5. 評論二 10. 評論四 5. 随筆

6. 日記・紀行

教材および参考図書 秋葉康浩ほか編著『精選現代文』(筑摩書房刊)、安斎久美子ほか編著『古典』(右文書院刊)、池内輝雄ほか監修『図説国語』(東京書籍刊)、国語辞典、古語辞典、漢和辞典

授業の進め方と履修上の注意 現代文は小宮、古典は楢崎が担当し、試験はそれぞれ 1 科目として別々に実施する。 現代文はレベルの高い日本文が選ばれており、正確に読解するには根気がいる。耳慣れない語彙も多く、ともすると国語力に不安を抱く学生は敬遠しがちだが、自立した日本語の使い手となるためにはこのような文章を読みこなすことも大切であることを知ってほしい。そのための努力を惜しまないことを切望する。古典は何より声に出して読み、そのリズムに親しむことである。また、辞書を座右に備えて、不明なことばと出会ったらそのつど引くという習慣を確かなものとしてほしい。なお、授業で興味をもった作者については、図書館に足を運び、他の作品にも進んで触れてみる意欲を期待したい。

評価方法 中間試験や期末試験による成績(70%)、レポート・出席等による評価(30%)をもとにして、総合的に評価する。

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画) 授業科目名 政治・経済 担当教員 永吉 守(一般科目(文科)非常勤) 期間 通年 授業形態 講義・演習 必修/選択 必修 一般/専門 一般 単位数 2授業の目的 皆さんが一般社会に出てから必要となる、社会的な基礎知識、特に急速に変化しつつある現代の諸問題に

ついて皆さんと一緒に考えていきたいと思います。社会のしくみや諸問題についての基礎的知識やそれらに

対処する実践的思考を身につけることをこの授業の目的とします。

到達目標 現代社会を生きていくために有益な社会的知識と視点を身につける。

JABEE プログラム目標

学習内容 (目安は1トピック 4 時間=2 週の授業) 1.イントロダクション 2.政治・経済の概観その1-社会 3.政治・経済の概観その2-立法・行政・司法 4.政治・経済の概観その3-グローバリゼーション 5.政治・経済の概観その4-国際・環境 6.政治・経済の概観その5-経済・金融 7.BSE 問題・食の安全

8.フリーターと NEET 9.国際情勢と国際貢献および「文明の衝突」 10.メディアとコミュニケーション 11.年金・保険 12.小さな政府と民営化 13.IT と経済・社会 14.HIV/AIDS 15.「遺産」をめぐる政治・経済

教材および参考図書 各自、中学の公民的分野の教科書、普通高校用の政治・経済の教科書または学習参考書等を持参のこと。

授業の進め方と履修上の注意 上記のトピック(「学習内容」欄)を予定。1~5 については、講義を中心にする。7~15 については、トピック

のなかから、学生諸君でグループでのレジュメ発表やディスカッションを行い、発表した後、講義(まとめ)でフ

ォローしたい。新聞は毎日読むこと。私語は聴きたい人の迷惑になるので厳禁です。

評価方法 前期期末試験を A(100 点満点)、後期期末試験を B(100 点満点)、演習発表を中心とした平常点を C(100点満点)としたとき、成績=2/5(A+B)+1/5C とする。

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画)

授業科目名 日本史 担当教員 松尾 一

期間 通年 授業形態 講義 必修/選

必修 一般/専

一般 単位数 2

授業の目的 日本史(歴史学)は、人文科学や社会科学の基礎として重要な教科であるため,歴史学的方

法や史料読解のみならず,歴史の見方を考える力の訓練を行っていくことが大切である.中学での歴史の

学習内容を踏まえながら、日本史の通史的理解、歴史事象基礎について学習し、加えて技術の社会史を

学び、高専という歴史的存在の歴史上の位置や歴史段階を考える基礎的思考力の養成をめざす。

到達目標 1 日本史を通じて歴史認識の方法を考える。

2 歴史とは何か・歴史における国家・社会・文化の役割を考える

JABEE プログラム目標

学習内容 <前期> 第1部 アジア的社会と日本歴史の形成

から伝統的社会の形成へ 第1講日本の国家形成とアジア的生産

様式論 第2講 アジア的専制国家の形成と古代律令制度 第3

講 律令的太政官制の成立と天皇制と古代王権 第4講 古代国

家と天皇の祭祀 第5講 渡来系氏族と先進技術の導入としての

寺院建築 第2部 アジア的共同体解体にける荘園経営と日本封

建領主制の形成と展開 第6講 公家・武家・寺家による権門成立

と荘園制社会の成立 第7講 荘園制社会の統治機構 第8講 武

士の発生と荘園の経営と展開 第9講 中世国家は東の幕府と西

の朝廷の二重構成 第10講 幕府・武家の王権化と南北朝内乱

における日本民族形成 第11講 源平争乱後の宋代技術の導入

による寺院社会の再建 第3部 中世戦国期社会と日本の領主制

の特色 第12講 中世王権における将軍と天皇 第 12 講 地域的

一期体制の形成と領主権力 第 13 講 戦国期分国法の支配秩序

と法原理 第 14 講 戦国期守護の成立と地域支配の様相 第 15

講 日本における統一国家・民族形成と「度量衡」の統一としての

「太閤検地」の意義

<後期> 第1部 日本文化論と歴史認識 第1講 本講義

を考える視点 第2講 戦後文化人は日本文化をどのように論

じたか 第2部 日本文化の原基としての室町・戦国期の文芸

第3講 伝統文化を代表するのは戦国期の「口頭伝承文芸」第

4講 日本人の行動の基底となる世界観 第5講 巨大城郭を

建築した「職人集団」と土木・建築技術 第3部「格式と威光」の

文化と幕藩制という社会制度 第6講 「武威」による被治者の

同意の形成と「格式」・「威光」 第7講 朝幕関係は後見人と被

見人の間柄 第8講 西洋技術の伝来への伝統社会の対応

第4部 日本近代のコンフォーミュニズムとしての神道 第九講

大日本帝国憲法による神道国教化の全体意思化 10講 国

家神道体制下における教育と宗教の衝突 第11講 設備投資

の抑制と資本主義は日本名物の長時間労働・低賃金を生み出

す 第5部 軍部の形成が議会政治を圧殺し帝国を自壊させ

た 第12講 統帥権干犯問題と軍部の行政府への超越第13

講 侵略戦争を肯定する戦争の大義第14講 結末は抜かれ

た伝家の宝刀「統帥権」 第15講 伝統文化の伝承と科学技

術の役割

教材および参考図書

講義時に資料として配布する。尚、松尾のWEBサイトにも掲示し、講義後に内容を更新するので各自が入

手し訂正すること。

授業の進め方と履修上の注意

授業はわかりやすい講義を励行します。しかし、中学までの歴史の授業と比較して、格段に細かな内容や

文献・画像の資料の読解を求めながら講義は展開していきます。また,講義が中心となるが、受講生個々

の歴史認識の深化を促すために、入門的な素材となりうるレポートを課していきます。しかも、講義のみで

は、十分な思考上の訓練を確保できません。したがって、8 回にわたって提出を求めるレポート作成のため

には、素材の検索、読解能力を身につける必要があるので、講議時に紹介する参考文献・資料等に積極

的に当たって、自学の習慣を付ける機会にしてください。

さらに,定期試験(レポート)以外に、年 8 回のレポートを課すが、担当者の配布した資料や講義の内容に止

まることなく、受講者自身の歴史認識の問題として「レポート作成」を活用することを要望します。

評価方法 定期試験(レポート)による評価を6割(100 点満点)とし、講義期間に提出を求める通常レポート

等による平常点を4割とする。ただし、講義期間の通常レポート提出は、古代・中世・近世・近代・現代およ

び重点課題(技術の社会史の前近代 2 回・近現代 1 回)からの計8回とする。

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画)

授業科目名 数学ⅡA 担当教員 谷口 哲至

期間 通年 授業形態 講義 必修/選

必修 一般/専

一般 単位数 4

授業の目的

自然科学や工学にとっての数学の価値を十分に理解し、数学そのものの美しさや魅力を評価するには、論

理的な思考が重要です。数学を学ぶことは論理の流れを追う訓練でもあり、論理的思考の基礎はこの訓練

の中で身に付きます。定理の証明や応用といった内容を理解し、実践することで論理的に考える習慣を身に

つけよう。その反復は物事を順序立てて考え、自ら論証を積み上げ理論を展開していく能力の育成にも繋が

ります。

到達目標

微分積分の計算法の完全理解.

JABEE プログラム目標

学習内容

1: 2次曲線 1

2: 2次曲線 2

3: 関数の極限

4: 関数の導関数

5: いろいろな関数の導関数 1

6: いろいろな関数の導関数 2

7: 関数の変動 1

8: 関数の変動 2

19: 微分法の応用

10: 不定積分の基礎

11: 定積分の基礎

12: 積分の計算 1

13: 積分の計算 2

14: 積分の応用 1

15: 積分の応用 2

教材および参考図書

斎藤 斉・高遠 節夫 他4名 著 新訂基礎数学(大日本図書) ,新訂基礎数学問題集(大日本図書)

斎藤 斉・高遠 節夫 他 新訂微分積分Ⅰ(大日本図書) ,新訂微分積分Ⅰ問題集(大日本図書)

授業の進め方と履修上の注意

授業は,基本的に講義スタイルで進めていきます.予習をしていないと,必ずや退屈な授業になるでしょう.

範囲もこれまでと違いとても広くなっています.その為,レポートを課し,演習にかける時間を極力講義に割

きます.

各自が,自覚を持って講義に望んで下さい.

評価方法

定期試験(中間,期末): 50%

レポート等: 50%

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画)

授業科目名 数学 IIB 担当教員 山本 稔(一般科目理科)

期間 通年 授業形態 講義 必修/選

必修 一般/専

一般 単位数 2

授業の目的

理学,工学,社会科学で重要な役割を果たす線形代数について学ぶ.特にこの学年ではベクトル,行列,行

列式の基礎概念を理解し,計算能力を身につける.そして次学年で学習する「行列,行列式の応用」に繋げ

てゆく事を目的とする

到達目標

ベクトル,行列,行列式の概念を身につける

ベクトル,行列,行列式に関する計算力を身につける.

自発的に学習する姿勢を身につける.

JABEE プログラム目標

学習内容

1. 平面のベクトル

2. 空間のベクトル

3. 行列

4. 連立1次方程式と行列

5. 行列式の定義と性質

教材および参考図書

新訂線形代数(大日本図書),新訂線形代数問題集(大日本図書)

授業の進め方と履修上の注意

授業は教科書に沿った講義が中心となりますが,教科書の問を解くという演習も授業の中に組み込みます.

この演習は時間が許せば,学生に黒板に書いて解説してもらう形式を考えています.

授業だけでは演習は不十分であるため,各自教科書だけではなく,問題集を用いて知識・手法の定着を図る

事を希望します.

そのため,復習をきちんとする事で講義・演習で解らなかった点を明らかにする事を望みます.

評価方法

中間試験,期末試験の点数 60%(各100点満点),演習等の平常点 40%(半期200点満点)で評価する.

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画)

授業科目名 物理 担当教員 谷 太郎(一般科目(理科))

期間 通年 授業形態 講義 必修/選

必修 一般/専

一般 単位数 4

授業の目的

自然現象を理屈で割り切ろうとするのが物理です。物理を学ぶことにより、「なぜ?→○○だから。→なる

ほど納得。」といった理解や、「どうなるか?→○○だから→こうなるはず」といった予想を、筋道立ててできる

ような能力と態度を身につけましょう。(○○にあたるものが、物理法則とよばれるものです)

到達目標

物理法則を理解し、適切に扱えるようになる。

自然現象に対して、物理的な観点からの興味を持てるようになる。

JABEE プログラム目標

学習内容

大きく分けて、「力学」と「波動」のふたつの分野を学習します。力学は今後の物理の学習全ての基礎となり

ます。

◎ 力学 ◎ 波動

ニュートンが見つけた、物体の運動に関する 音や光は、波の性質を持っています。その

物理法則を学びます。 性質について学びます。

・ 物体の運動 ・ 波の性質

・ 力とつりあい ・ 音波

・ 運動の法則 ・ 光波

・ 運動量の保存

・ 仕事と力学的エネルギー

・ 熱とエネルギー

教材および参考図書

教科書: 高等学校 物理Ⅰ、同物理Ⅱ (数研出版)

問題集: 新課程 リードα物理Ⅰ・Ⅱ (数研出版)

授業の進め方と履修上の注意

授業は講義形式で進めます。そのなかで適宜、問題演習、実験をおこないます。授業の順序は、教科書の

順序と前後します。(その都度対応箇所を指示します。)

物理法則は、使ってみてはじめて、その意味するところをしっかりと掴むことができます。問題集等を活用

し、自分の頭で考え、自分の手で書く、という習慣を身につけて下さい。

評価方法

中間・期末試験の結果、及び、小テスト・レポート等によって総合的に評価します。

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2 年 シラバス(授業計画)

授業科目名 化学Ⅱ 担当教員 森 哲夫

期間 前期 授業形態 講義 必修/選

必修 一般/専

一般 単位数 1

授業の目的

身の回りには食物・衣料・住宅・スポーツ用品・医薬品はじめ多くの有機化合物があり、遺伝子、微生物も

有機化合物である。まず、有機化合物の基本物質である炭化水素の分類と基本的な性質について理解する

ことを目的とする。

到達目標

1. アルカン、アルケン、アルキンの分類と基本的な性質を理解する。

2. アルコールおよびその誘導体であるアルデヒド、酸、エステルなどの

性質を理解する。

3. 芳香族炭化水素の性質を理解する。

JABEE プログラム目標

学習内容

1. 有機化合物の分類と特徴

2. アルカン、シクロアルカン

3. アルケン

4. アルキン

5. アルコール、エーテル

6. アルデヒド、ケトン

7. カルボン酸、エステル

8. 芳香族炭化水素

教材および参考図書

フォトサイエンス 化学図録 (数研出版)

チャート式シリーズ 新化学ⅠB・Ⅱ(数研出版)

授業の進め方と履修上の注意

テキストに従って、系統的に有機化合物の分類と性質を学ぶが、簡単な演示実験を適宜取り入れる。

評価方法

中間試験(50%)と定期試験(50%)で評価する。60点以上を修得とする。

各試験に1回の再試験を実施する。

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画)

授業科目名 英語II 担当教員 金城 博之・ボシール

期間 通年 授業形態 講義 必修/選

必修 一般/専

一般 単位数 3

授業の目的

英語Ⅰや基礎英文法で学んだ内容をもとに、さらに高度な英語表現の学習とネイティブ・スピーカーによる

会話の授業を通して、4 技能をバランスよく発展させる。

到達目標

日本語と英語の構造上の差異を理解し、基本的な英語で自らを表現できるよう

になること。

JABEE プログラム目標

学習内容

・検定教科書「英語II」テキストを用いて、文法事項の学習、リーディング、リスニングの練習を行う。後期は

外国人英語教員による英会話が行われる。

・異文化に触れながら、受け身の現在完了、部分否定、知覚動詞+目的語(物など)+過去分詞、未来完

了、仮定法過去完了、現在完了進行形、I wish+仮定法、助動詞+完了形、同格表現などを学習する。

・多読・速読の演習

・後期は英会話でスピーキング、リスニング能力の向上を行う。

教材および参考図書

1.MILESTONE English Course II (啓林館) (前期)

2.辞書(紙、電子どちらでもよいが、携帯電話を辞書代わりにするのは厳禁)

3.クリスタル総合英語(増進堂)

※後期のテキストは後日連絡します。

授業の進め方と履修上の注意

・前期授業では、テキストに添って授業を進めるので、事前にテキストを学習して、音読練習と意味が分か

らない新出単語を辞書で調べておくこと。

・授業は主に英語で行う。まず始めに課題を与えて、英語でその課題を解決します。簡単な英会話が出来

ることと積極的な参加が行われているかで評価します。続いて、教科書を精読していきます。但し、文法の授

業ではないので各自で上記文法参考書片手に学習を進めておくこと。1 年で培った基礎力をさらに高め、継

続的な学習ができる自立した学習習慣の確立を目指しましょう。

・後期の英会話では積極的に発話するように心掛けることが大切である。

評価方法

前期授業は中間試験と定期試験を 85%、平常点(授業態度、提出物、発表等)を 15%で計算する。

試験では授業で行うさまざまな活動、ゲーム、プリント教材すべてから出題されます。後期授業は授業中の

小テスト、期末考査等で評価する。英語IIの評価は前期と後期を総合して100点法で評価する。

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画)

授業科目名 英語演習Ⅰ 担当教員 金城 智子

期間 通年 授業形態 講義 必 修 / 選

択 必修

一 般 / 専

門 一般 単位数 2

授業の目的

英語Ⅰや基礎英文法で学んだ内容をもとに、さらに高度な英語表現の学習とネイティブ・スピーカーによる

会話の授業を通して、4 技能をバランスよく発展させる。

到達目標

日本語と英語の構造上の差異を理解し、基本的な英語で自らを表現できるよ

うになること。

JABEE プログラム目標

学習内容

・英作文・会話・読解等を通して総合的に英語を学ぶ。

・現在形・過去形、不定詞、受身、動名詞、完了形等の基礎から、関係詞、否定、比較、仮定法といった文

法事項の総復習を行う。

・多読・速読の演習

・後期は英会話でスピーキング、リスニング能力の向上を行う。

教材および参考図書

1.Pro-vision English Writing (桐原)

2.10分間英語速読トレーニング Level 2 (桐原・授業にて配布します)

3.和英辞典(紙、電子どちらでもよいが、携帯電話を辞書代わりにするのは厳禁)

4.クリスタル総合英語(増進堂)

※後期のテキストは後日連絡します。

授業の進め方と履修上の注意

・まず始めに速読を行います。毎回記録をとり、伸長度を計ります。読んだ回は中間・定期テストの問題に

組み入れ、最後にはテストを行いますので積極的に活用してください。教科書に沿ってテーマや課題を与え

て、それについて書いたり話したりします。あらかじめ教科書を読んでおくなどして、継続的な学習ができる

自立した学習習慣の確立を目指しましょう。書くことが中心の授業ですので、毎時必ず辞書を持ってくること。

評価方法

成績は中間試験と定期試験を 85%、平常点(授業態度、提出物、発表等)を 15%で計算する。

試験では授業で行うさまざまな活動、ゲーム、プリント教材すべてから出題されます。

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画) 授業科目名 体育Ⅱ 担当教員 木寺 志賀

開講時期 通年 授業形態 実技 必修/選択 必須 一般/専門 一般 単位数 2

授業の目的 本校の体育教育は、知、徳、体も調和のとれた人間性豊かな学生の育成を目指し、以下の目標・目的により

行なう。 1、体力の向上と運動技術の修得をはかり、健康で強靭な心身を養う 2、多くの運動種目に接することにより、生涯を通して運動に親しみ、健康な生活を営むことができる態度

を養う 3、ルールや規則を守り、安全に留意し、運動を通して健全な人間関係を保つ態度を養う

到達目標 1 バスケットボールの基礎技術を習得する。

2、バスケットボールにおけるシュート巧みさ、コツの習得

チーム力の重要性を認識させる。

3、柔道の基礎技術を習得する。

JABEE プログラム目標

授業内容 前期:木寺

○バスケットボールの基礎技術(ドリブル・パス・シュート)を学習する。

○ゲームに参加し、チームワークを学ぶ。

後期:志賀

○バスケットの基礎を学習する

○バスケットの応用技術を学習する

○チームプレーを学習する

後期:柔道

○ 柔道の基礎(受身・投げ・寝技)を学ぶ

○ 相手を尊重し、稽古や試合を行う。

教材および参考図書 特になし

授業の進め方と履修上の注意 段階にあわせた達成可能な技術の提供をしていく

学校が定めた体操服(体育館シューズ)使用すること

評価方法 (再試験の有無とその評価方法も記載する。) 適時行なう実技修得テストにより評価を行なう 再評価は実技試験を実施する

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画)

授業科目名 生物学 担当教員 中嶌 裕之

期間 通年 授業形態 講義 必修/選

択 必修

一般/専

門 専門 単位数

授業の目的

近年,生物の機能を応用した遺伝子工学,細胞工学,生物情報工学の実用化が重要視されている。そこ

で,生物応用化学科の専門に必要なバイオサイエンスの基礎を習得させる。

到達目標

1.バイオサイエンスの基礎知識の習得

2.代謝系の基礎知識の習得

3.環境中の生態系の理解

JABEE プログラム目標

学習内容

動植物,真菌類,細菌類について,適宜以下の内容で講義する。

1.異化のしくみ

2.同化のしくみ

3.環境と植物

4.動物の内部環境とその恒常性

5.刺激の受容と動物の反応

6.個体群と生物群集

7.生態系のしくみ

教材および参考図書

教科書:セミナー生物Ⅰ+Ⅱ 第一学習社

ファーブル EYE とうほう

授業の進め方と履修上の注意

教科書及び図説を併用した講義を行う。生物学の基礎科目であり,動植物,真菌類及び細菌類全てにつ

いて基本的な内容を理解する。また,顕微鏡観察やその他の生物実験を随時取り入れる。

1年生の生物 A・B の内容を思い出しながら応用力を身につける。また,化学で学ぶ有機物質の内容と結

びつけながら生物を見つめる能力を身につける。

関連科目 生物 A・B,基礎有機化学Ⅰ

評価方法

定期試験(中間試験+期末試験) 100%

評価基準:60 点以上を修得とする

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2 年 シラバス(授業計画)

授業科目名 基礎有機化学Ⅰ 担当教員 渡邊 勝宏

期間 後期 授業形態 講義 必修/選

必修 一般/専

専門 単位数 1

授業の目的

有機化合物の化学構造,物理的・化学的性質を官能基の性質に分類し系統的に学習し,より専門的な有

機化学を学ぶための基礎知識を養う.前期は,共有結合の性質,脂肪族・芳香族炭化水素の性質と反応を

中心に学ぶ.

到達目標

1.有機化合物の構造を立体的視点で理解する

2.有機化学は電子の科学であることを理解する

JABEE プログラム目標

学習内容

1. イントロダクション

2. 結合と構造異性(1)

3. 結合と構造異性(2)

4. 結合と構造異性(3)

5. アルカン,シクロアルカン(1)

6. アルカン,シクロアルカン(2)

7. アルカン,シクロアルカン(3)

8. アルケン,アルキン(1)

9. アルケン,アルキン(2)

10. アルケン,アルキン(3)

11. アルケン,アルキン(4)

12. 芳香族化合物(1)

13. 芳香族化合物(2)

14. 芳香族化合物(3)

15. 芳香族化合物(4)

教材および参考図書

教科書:H.ハート他 2 名著,秋葉欣哉,奥 彬共訳,ハート基礎有機化学三訂版,培風館

参考書:マクマリー有機化学上・中・下,東京化学同人,ブルース有機化学上・下,化学同人,他

授業の進め方と履修上の注意

前期開講の「化学Ⅱ」において,有機化合物の各化合物群を系統的に学習したと思うが,本講では,炭素

原子を中心とした共有結合の性質について熟考していくこととなる.故に,分子の構造や名称等ある程度暗

記もいたし方ないが,丸暗記に頼っていては,理解は深まらない.有機反応の電子の流れ(有機電子論・有

機反応機構)の基礎を体得し,高学年開講の応用科目につなげていく必要がある.有機化学は生物系・応

用化学系必須の学問である認識を持ってほしい. また,分子の構造を平面で眺めるのではなく,立体的に

捉える力を養うべく,適宜分子模型の提示や PC ソフトを利用した演習を取り入れたいと考えている.

評価方法

中間試験(45%)+期末試験(45%)+課題レポート(10%)で総合的に評価する.両試験とも一回の再試験(60

点を上限)を行う.再評価は,学期全範囲を試験範囲とし,筆記試験で行う(60 点を上限)

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画)

授業科目名 化学製図 担当教員 廣尾靖彰

期間 前期 授業形態 演習 必修/選

必修 一般/専

専門 単位数 1

授業の目的

図は万国共通の情報伝達手段として多く用いられる。その表現方法の基本を習得し、物質や物体の立体

を正しく表現する方法、わかりやすく表現する方法の演習を行い、三次元空間認識能力を養うこと、また工業

製図の基礎を習得することを目的とする。

到達目標

各種の投影法を理解する。

製図の基本を習得する。

JABEE プログラム目標

学習内容

各種投影法の概説 正投影法

立方体の正投影(立面図・平面図・側面図) 演習:立方体の回転

副投影(副立面図 副平面図) 演習:立方体の二次副投影模型作成

テクニカルイラスト 演習:楕円の向き、線の太さの区別

斜投影 演習:カバリエ投影

透視投影(二消点法) 演習:立体の二点透視図

立体の接触 演習:円錐と球の接触

立体の切断 演習:正八面体と円錐の切断

JIS 製図規格 製図の原則、断面表示、寸法記入法、

製図演習:ねじ製図、プロセス図製図、ガラス容器製図

教材および参考図書

配布資料 参考図書:基礎化学製図(産業図書)

授業の進め方と履修上の注意

立体の表現力または認識力は繰り返し図形を描くことによって身につくものであるので、投影法の原理ま

たは製図規則および作図方法の説明後に毎週演習を行う。

製図のために三角定規(18cm以上)、中コンパス(半径10cm以上)、シャープペンシル(0.5mmと0.

3mm)を準備すること。できれば小円作図のためのテンプレート(形板)があると便利。また、教室で演習を

行うので下敷きとしてA4程度の厚紙を準備すること。

評価方法

演習・レポートを50%、定期試験を50%の割合で配点。

演習は正確さ、提出期限、図の仕上がり程度(線の太さなど)で評価する。毎週演習を行い、すべてを提出

すること。

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2 年 シラバス(授業計画)

授業科目名 分析化学 担当教員 辻 豊

期間 通年 授業形態 講義 必修/選

必修 一般/専

専門 単位数 2

授業の目的

溶液内の化学反応ならびに化学平衡の基礎理論を理解し、定性・定量分析への応用を図る。錯体生成平

衡、酸化還元平衡および沈殿生成平衡の基礎理論を理解し、キレート滴定、酸化還元滴定および沈殿滴定

に応用する。

到達目標

平衡定数などを使って溶液内の色々な化学種の濃度を計算できる。

定性・定量分析への応用ができる。

JABEE プログラム目標

B-1, A-2

学習内容

前期

第1週:分析化学の役割 第2週:分析操作の流れ・分析データの取り扱い

第3週:溶媒としての水 第4週:溶液の濃度

第5週:溶液の濃度 第6週:活量、イオン強度、活量係数

第7週:熱力学的平衡定数と濃度平衡定数 第8週:中間試験

第9週:酸・塩基の定義、水溶液における酸塩基反応 第 10 週:水平化効果と酸塩基の相対的強さ

第 11 週:酸塩基反応の予測 第 12 週:pH 計算

第 13 週:酸塩基滴定と滴定曲線 第 14 週~第 15 週:酸塩基平衡演習問題

後期

第1週:沈殿の生成と溶解 第2週:沈殿平衡のpH による影響

第3週:沈殿滴定曲線 第4週:金属錯体の構造

第5週:錯体の安定性 第6週:キレート滴定、演習

第7週:中間試験 第8週:酸化還元平衡(半反応と電池反応)

第9週:酸化還元平衡(標準電極電位) 第 10 週:酸化還元滴定

第 11 週:酸塩基平衡におけるグラフ 第 12 週:沈殿平衡におけるグラフ

第 13 週:錯体平衡におけるグラフ 第 14 週:酸化還元平衡におけるグラフ

第 15 週:演習

教材および参考図書

教科書:溶液内イオン平衡と分析化学 小倉興太郎著 丸善株式会社

フォトサイエンス「化学図録」

授業の進め方と履修上の注意

まず分析操作の流れと分析データの取り扱い・濃度計算ができるようにする。つぎに、1 年次に学習した「化

学平衡」を、専門的に掘り下げ、この考えに基づき、溶液内の物質の濃度などを計算できるようになる。酸塩

基反応の基礎理論を実際の定性・定量分析に適用できるように演習問題を多く活用する。キレート滴定、酸

化還元滴定、沈殿滴定および物質の分離と濃縮の基礎理論を実際の分析に適用できるように演習問題を

多用する。

評価方法

4 回の試験結果(前期中間(25%)、前期期末(25%)、後期中間(25%)、後期期末(25%))により評価する。

各試験について、1回再試験を行う。60 点以上を修得とする。

再評価試験は、全範囲として100点満点で60点以上を合格とする。

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画)

授業科目名 情報化学Ⅰ(前期) 担当教員 渡邊 勝宏

期間 通年 授業形態 演習 必修/選

必修 一般/専

専門 単位数 2

授業の目的

今日の情報社会において,パーソナルコンピュータは必要不可欠である.本講では,工学基礎として,コン

ピューターの仕組みと扱い方を学習し,世界標準のオペレーティングシステム(OS)である Windows 及び

Microsoft Word,Excel の基本操作の習得,インターネット概論について実習を行う.

到達目標

1.Windows を起動し,基本操作ができる.

2.Word を使った文書作成,Excel を使った簡単な表計算ができる.

3.インターネットの仕組みを理解する.

JABEE プログラム目標

学習内容 16. イントロダクション

17. パソコンの構造と仕組み

18. Windows の基本操作(1)

19. Windows の基本操作(2)

20. Word 演習(1)-起動と終了,日本語入力-

21. Word 演習(2)-文書作成の基本操作-

22. Word 演習(3)-表と図の作成,数式の作成-

23. Word 演習(4)-その他-

24. Excel 演習(1)-ワークシートの基本操作-

25. Excel 演習(2)-グラフの作成,簡単な計算-

26. Excel 演習(3)-関数を使用した計算-

27. Excel 演習(4)-Word と Excel の融合-

28. インターネット(1)-インターネットの仕組み,情報モラル-

29. インターネット(2)-WWW ブラウザの使用法,電子メールの設定-

30. 総合課題

教材および参考図書

教科書:斉藤 幸喜,小林 和生,花房 拓共著,Windows XP を用いたコンピュータリテラシー入門,共立出

授業の進め方と履修上の注意

各自 1 台ずつパソコン端末を割り当て,キーボードに触ってなんぼの演習授業である.各講義時に,操作

のポイントを説明した上で,課題を提示する.教科書を解読しながら演習を行い,レポート提出システムを介

して科目担当に提出する.情報系演習授業は,与えられた課題に対し,いかに自分で創意工夫して取り組

むかが重要ポイントであり,他人の電子ファイルをコピーして名前だけ書き,期限に提出しても何の役にも立

たない.高学年になるとレポートやプレゼンテーション,研究発表等,情報ツールを駆使しての作成・報告が

待っている.そのときに基本操作を習得しようとしても手遅れである.まずは,パソコンに慣れ親しむことが大

事であり,“メカが苦手”という意識を取り除いて授業に臨んでほしい.

評価方法

各講義前に提示した課題演習(60%),総合課題(20%),期末試験(20%)で総合的に評価する.再試験は

行わない.

再評価は全範囲とし,口頭試問及び試験を行い,60 点を合格とする

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画)

授業科目名 情報化学 I(後期) 担当教員 野坂通子

期間 後期 授業形態 講義 必修/選

必修 一般/専

専門 単位数 2

授業の目的

生体機能の分子レベルで理解する為に、生体内に存在する水分子及び高分子等の基礎知識とそれらの相

互作用等に関する知見を学習する。

到達目標

インターネット上で公開されている様々な生体高分子等の重要な分子のデータ

ベースに親しみ、これらを活用して工学的な利用等に必要な情報を手軽に入手

できる能力を培う。

JABEE プログラム目標

B-2

学習内容

(第1週)イントロダクション(授業の進め方、ノートの取り方)

(第2週)核酸配列解析:NCBI-BLAST

(第3週)核酸配列解析:GeneMarkTM

(第4週)核酸配列解析:DBTSS/TRANSFAC

(第5週)タンパク質配列解析:類似検索 PSI-BLAST

(第6週)タンパク質配列解析:マルチプルアラインメント DDBJ における CLUSTALW

(第7週)タンパク質配列解析:モチーフ・プロファイル検索 MOTIF, ProDom, Pfam

(第8週)タンパク質配列解析:タンパク質の細胞内局在化予測 PSORT, SOSUI

(第9週)、タンパク質配列解析:二次構造予測 PDB, FAMS, SCOP

(第 10 週)発現プロファイル:READ

(第 11 週)パスウェイ解析:KEGG

(第 13 週)プロテオミクス:ExPASy Proteomics tools

(第 14 週)キーワードによる配列検索:Entrez, PubMed, IPDL(特許電子図書館)

(第 15 週)興味のある分子についてプレゼンテーションする。

教材:

バイオデータベースとウェブツールの手取り足とり活用法 中村保一他編集 羊土社 \ 3990

授業の進め方と履修上の注意

日頃からインターネットに親しんで下さい。しかしインターネットから得られた情報が全て正しいと考えては

いけません。プレゼンテーションの方法を知っていれば、誰でも簡単に提示できるのですから。信頼できる情

報ソースを知り、正しい情報を得られる様に楽しみながら演習しましょう。やはり予習と復習を行う事が望まし

い。自分で理解する努力をした上で、判らない場合の質問は、いつでも歓迎します。遠慮なく質問して下さ

い。

評価方法

レポートの整理(考察内容,データ整理)を基に評価する。 評価基準:60点以上を修得とする。

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2 年 シラバス(授業計画)

授業科目名 基礎化学実験 I 担当教員 辻、石井、渡邊

期間 前期 授業形態 実験 必修/選

必修 一般/専

専門 単位数 2

授業の目的

分析法が系統的に確立されている第 1 属~第 6 属陽イオンの定性分析を通して、薬品やガラス器具の使い

方を修得し、金属イオンの反応を理解する。また、容量分析を通して化学反応の基本概念を理解し化学実験

の基本操作に習熟する。

到達目標

金属イオンの性質がわかる。

滴定による当量計算ができる。

JABEE プログラム目標

B-1、C-2

学習内容

第 1 週:実験に関するガイダンス

第 2 週:実験を安全に行うための諸注意、実験ノートのとり方、実験器具・薬品の準備

第 3 週:第 1 属陽イオンの分析(1)

第 4 週:第 1 属陽イオンの分析(2)

第 5 週:第 2 属 A 陽イオンの分析

第 6 週:第 2 属 B 陽イオンの分析

第 7 週:第 3 属陽イオンの分析

第 8 週:第 4 属陽イオンの分析

第 9 週:第 5 属陽イオンの分析

第 10 週:第 6 属陽イオンの分析

第 11 週:第 1 属~第 6 属陽イオンの未知検液からの分離検出(1)

第 12 週:第 1 属~第 6 属陽イオンの未知検液からの分離検出(2)

第 13 週:0.05mol/l Na2CO3 標準溶液の調製、0.1mol/l HCl 標準液の調製と標定

第 14 週:0.1mol/l NaOH 標準液の調製と標定

第 15 週:食酢中の酢酸の定量

教材および参考図書

教科書:定性分析実験 岩崎岩次・谷道哉著 倍風館、図解とフローチャートによる定量分析 浅田 誠一、

他著 技報堂出版株式会社

参考図書:フォトサイエンス「化学図録」

授業の進め方と履修上の注意

各週に行う実験に関してよく予習を行い、実験に臨んでください。レポートを提出して実験が終わったことに

なります。きちんと期限内にレポートを提出してください。

評価方法

出席とレポート(80%)、未知検液の結果(20%)

60 点以上を修得とする。

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平成 18 年度 久留米高専 生物応用化学科 2年 シラバス(授業計画)

授業科目名 基礎化学実験Ⅱ 担当教員 中嶌 裕之,笈木宏和,大岡久子

期間 後期 授業形態 実験実習必修/選

択 必修

一般/専

門 専門 単位数

授業の目的

生物化学,生物工学における基礎的実験技術を習得させる。

到達目標

1.食品や生体物質を扱う企業等への入社時に必要な基本的技術の習得

2.実験進行を行うための操作法,レポート整理能力の修得

JABEE プログラム目標

C-2

学習内容

第1週目~3週目は全員で以下の1.~3.の項目を行ない,それ以降からは3班に分かれて4.以下の内

容の実験を行う。最終週は実験のまとめを行う。

1.備品準備,天秤操作,器具洗浄

2.ピペットマンの使い方とデータ処理

3.溶液調製,pH メーターの使い方,緩衝液の作製

4.真菌を用いた実験(中嶌)

(1)コウボ菌のアルコール発酵

(2)糸状菌の観察Ⅰ・Ⅱ

5.生体物質の分析(笈木)

(1)糖分の測定

(2)固まる食品の仕組みを探ろう

(3)生地発酵力試験

6.定量分析・酵素 (大岡)

(1)水の硬度測定

(2)ビタミン C の定量

(3)酵素(アスコルビナーゼ)の働き

教材および参考図書

作成した実験テキスト

授業の進め方と履修上の注意

上記4.以降は3班に分け,各講座のテーマを同時進行とする。全員が実際に手を動かして操作方法を覚

える。また,各実験レポートの作成方法を学び,報告書の書き方を覚える。

関連科目 生物 A・B,生物学,分析化学,微生物学

評価方法

実験操作及びレポートの整理(考察内容,データ整理)を基に 100 点法で評価する

評価基準:60 点以上を修得とする

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