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167 10 10 外部ファイル送信サービス 会計システム等で作成した データを利用して振込を行う この章では、外部ファイル送信サービスの利用 方法について説明します。 このサービスは外部ファイル送信の操作権限を 持つ利用者が利用できます。 1.・ご利用の流れ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 168 2.・ご利用可能時間等について・ ・・・・・・・・・・・・・・・ 168 3.・外部ファイル送信サービス トップ画面の説明・ ・・・・・・ 169 4.・外部ファイルを取り込み、データを確定する・ ・・・・・・・ 170 10 章 会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う

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10章

 会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う(外部ファイル送信サービス)

10章外部ファイル送信サービス

会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う

この章では、外部ファイル送信サービスの利用方法について説明します。このサービスは外部ファイル送信の操作権限を持つ利用者が利用できます。

1.・ご利用の流れ・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 168

2.・ご利用可能時間等について・ ・・・・・・・・・・・・・・・ 168

3.・外部ファイル送信サービス トップ画面の説明・ ・・・・・・ 169

4.・外部ファイルを取り込み、データを確定する・ ・・・・・・・ 170

10 章 会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う

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10 章会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う/ 1.ご利用の流れ 2.ご利用可能時間等について

《サービス利用編》エキスパート・スタンダード

10章

 会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う(外部ファイル送信サービス)

1.ご利用の流れ

会計システム等、Web21 以外で作成した全銀フォーマットのファイル(外部ファイル)を取り込み、総合振込、給与/賞与振込、個人地方税納付および口座振替サービスの、データ作成を行います。入力操作の権限者が、外部ファイルを取り込みデータを作成し、確定すると(①)、データが承認権限者へ送付されます。承認権限者が取引を承認すると、データは銀行センターに送付されます(②)。最後に、外部ファイル送信サービス トップ画面の「振込データ履歴」で、データがどのような状態か(銀行センターへ送付できたか等)確認し(③)、送付したデータの内容を帳票で確認します(④)。送付したデータに問題がなければ、銀行センターにて処理(振込、納付、請求)が実行されます。

• スタンダード契約では口座振替サービスでの外部ファイル送信はできません。

• 承認権限設定は、管理専用ID/管理専用ID(副)による利用者権限設定で行います。Â 承認権限設定について→『導入・事前設定編』―4章―「2.利用者権限を設定する」

• サービスの利用前に、承認上限金額を確認してください。承認上限金額設定がされていないとデータを承認できません。Â 承認上限金額を設定するには→『導入・事前設定編』―5章―「4.承認できる上限金額を設定する」

権限の区分 入力操作の権限者(データ作成者)

承認権限者(承認者)操作の流れ

①外部ファイルを取り込み 確定

外部ファイルを取り込み、データを確定する→ P.170

②承認 データを承認する→ P.189

③データの状態を確認 振込データ履歴を確認する→ P.169

④データの内容を帳票で 確認

帳票を印刷または保存する→ P.29

2.ご利用可能時間等について

サービス名 参照先総合振込サービス P.66給与/賞与振込サービス P.92個人地方税納付サービス P.106口座振替サービス P.123

承認したデータが銀行センターへ送付される

作成したデータが承認者へ送付される

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10章会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う/3.外部ファイル送信サービス トップ画面の説明

《サービス利用編》エキスパート・スタンダード

10章

 会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う(外部ファイル送信サービス)

3.外部ファイル送信サービス トップ画面の説明

Web21 メニューの「外部ファイル送信」をクリックすると、外部ファイル送信サービス トップ画面が表示されます。

<振込データ履歴>

各データが現在どのような状態か一覧表示されます。前月と当月のデータが参照可能です。

●�トップ画面を表示した直後は以下のデータのみが一覧表示されています。該当するデータが存在しないときは、振込データ履歴には何も表示されません。

完了承認者が振込等を承認し終えた場合

(各振込等の指定内容に問題がなければ振込等が実行されます)

差戻し 承認者がデータを差戻した場合

承認待作成者がデータを確定し終え、承認が未済の場合

●�データ検索を行った後は検索条件にあったデータが一覧表示されます。「完了」「差戻し」

「承認待」のほか、以下のデータを検索できます。

送信中 データを銀行センターに送信中の場合

送信済承認者が振込等を承認し終えたが、引き続き銀行宛に合計報告を FAX で送付する必要がある場合

送信エラーデータの承認時に何らかのエラーが発生した場合例)銀行センターのデータ承認時限を超えている、

何らかのシステム障害が発生した等。

振込データ履歴でできること

指定する条件にあったデータを検索するには【データ検索】ボタンをクリックします。データ検索画面が表示され、承認者名、

データの状態等の指定する条件にあったデータを検索することが可能です。ただし、操作者自身が作成したデータ以外は表示されません。

選択したデータを削除するには削除するデータを選択して【削除】ボタンをクリックします。削除できるのは、各サービスの「差戻し」データのみです。

選択したデータの帳票を印刷または保存するには

【帳票印刷】ボタンをクリックします。

 帳票の表示・印刷・保存について→P.29

選択したデータの詳細内容を確認するには 【詳細】ボタンをクリックします。

◆外部ファイル送信を行うサービスを選択する�外部ファイルを取り込み、確定する→ P.170

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10章

 会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う(外部ファイル送信サービス)

10 章会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う/ 4.外部ファイルを取り込み、データを確定する

《サービス利用編》エキスパート・スタンダード

4.外部ファイルを取り込み、データを確定する

会計システム等、Web21 以外で作成した全銀フォーマットのファイル(外部ファイル)を取り込み、承認者を設定後、確定します。確定したデータは承認者へ送付されます。ここでは、総合振込サービスで外部ファイルを取り込む場合を例に説明します。他のサービスで取込を行う場合は、一部ボタンの名称が異なりますが操作は同じです。

• スタンダード契約では口座振替サービスでの外部ファイル送信はできません。

• 外部ファイル送信サービスで確定したデータは、振込手数料が一律振込人側の負担(手数料当方負担)となります。

• データ受付後、振込先等の銀行情報については銀行コード/支店コードにて処理します。

• 外部ファイル送信では漢字入り形式のデータは取り込めません。

1.外部ファイル送信サービス トップ画面を表示し、サービスを選択します。

 外部ファイル送信サービス トップ画面の表示方法→P.169

2.外部ファイルを指定します。1 【参照】ボタンをクリックし、データファイルを指定します。

2 「ファイル形式」欄のプルダウンから該当の形式を選択します。

• C R / L F と は 、 「 行 頭 復 帰 」 「 改 行 」 を 意 味します。取り込むファイルがTEXT形式でレコードフォーマットに則して改行がある場合は、「CR/LF有」を選択してください。

• CSVとは、メモ帳やExcel等で作成したデータをCSV形式で保存したデータです。

• 「全銀形式( TEXT,CR/LF有)」または「全銀形式( TEXT,CR/LF無)」を選択した場合は、取り込むファイルのレコード長にあわせて「レコード長」の設定を変更します(初期設定は120バイト)。

レコード長の設定変更可能範囲は、下表の通りです。

総合振込 113 ~ 999 バイト給与/賞与振込 111 ~ 999 バイト個人地方税納付 117 ~ 999 バイト口座振替 112 ~ 999 バイト

 ファイルレイアウトについて→P.246

3 必要に応じて、振込メモを入力します。

4 【ファイル送信】ボタンをクリックします。

4

12

3

• 「外部ファイル送信設定」にて「ファイル名固定」を「要」と設定している場合、ファイル名が設定内容と異なっていればエラーとなります(エキスパート契約のみ)。Â 外部ファイル送信設定について→『導入・事前設定編』―5章―「10.外部ファイル送信するファイルの条件を設定/変更する」

• データファイルに使用できない文字が含まれている場合や、データファイルの顧客コード1に数字以外の文字が含まれている場合、ファイルの取込中にエラーが発生し、データはすべて取り込まれません。エラーを検知した明細位置が表示されるので、該当箇所を修正し、再度ファイルの取込を行ってください。Â 使用可能な文字について→P.244

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10章

 会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う(外部ファイル送信サービス)

10 章会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う/ 4.外部ファイルを取り込み、データを確定する

《サービス利用編》エキスパート・スタンダード

お知らせ• データファイルのヘッダーレコードにセットする会社

コード(振込依頼人コード)は、ご利用口座一覧で確認できます。Â ご利用口座一覧について→『導入・事前設定編』―6章―「4.利用できる口座を確認する」

• 「振込メモ」欄に入力した内容は、相手方(振込先、納付先、請求先)には送信されません。お客さまの覚え書き等に利用できます。

MEMO• 全角1文字は半角2文字分となります。

例)「振込メモ」をすべて全角文字で入力する場合は、20 文字まで入力できます。すべて半角文字で入力する場合は、40 文字まで入力できます(漢字・ひらがなは全角文字です)。

3.取り込まれた内容を確認し、確定します。1 取り込まれた内容を確認します。

2 必要に応じて明細を表示し、確認します。【振込明細確認(または納付先明細確認/請求明細確認)】ボタンをクリックします。

3 「承認者」欄のプルダウンから該当の承認者を選択します。

 承認者を設定する際の条件について→P.82

4 【確定】ボタンをクリックします。

2

4

1

3

デ ー タ が 承 認 者 に 送 信 さ れ、「 振 込 デ ー タ( ま た は納付データ/請求データ)を確定しました。」というメッセージが表示されます。

「 メ ー ル 通 知 」 が「 要 」 に 設 定 さ れ て い る 場 合 は、承認者宛に「承認依頼」メールが配信されます。

 「メール通知」の設定方法について→『導入・事前設定編』―4章―「3.メール配信について」

• 外部ファイル送信サービスより取り込んだデータを確定したうえで確定取消または差戻した場合、Web21の画面上では修正できません。

• いったん確定したデータは、修正できません。修正が必要な場合は、データ作成者により確定取消するか、承認者に差戻しを依頼したうえで、データファイルを 作 成 し た 会 計 シ ス テ ム 等 で デ ー タ を 修 正 し てください。Â 確定したデータを修正する→P.84

 差戻す→P.196

• 確定取消したデータは、データ作成者の外部ファイル送信サービス トップ画面の振込データ履歴にて、状態が「作成中」となりますが、Web21の画面上では修正できません。

• 承認者より差戻されたデータは、データ作成者の外部ファイル送信サービス トップ画面の振込データ履歴にて、状態が「差戻し」となります。

お知らせ• 取込可能な件数は0円の明細も含めて3,000件です。

• 取 り 込 む デ ー タ の 中 に 1 件 で も 0 円 の 明 細 が 存 在す る と 、 「 振 込 金 額 が 0 円 の デ ー タ を 取 り 込 ん だた め 、 合 計 情 報 が 変 更 さ れ て い ま す 。 」 と い うメッセージが表示されます。

• 【振込明細確認(または納付先明細確認/請求明細確認)】ボタンをクリックして表示される明細には、0円の明細は含まれません。

• 「 存 在 し な い 金 融 機 関 を 含 む 明 細 が あ り ま す 」という画面が表示された場合は、金融機関の統廃合等 に よ り 、 現 在 は 存 在 し て い な い 銀 行 コ ー ド /支店コードを設定した明細が含まれています。画面の【キャンセル】ボタンをクリックし、画面を閉じてください。その後、【振込明細確認(または納付先明細確認/請求明細確認)】ボタンをクリックすると、該当の明細が色表示されます。内容を確認し、修正してください。

• 確定したデータを修正する場合は、データを作成した会計システム等で修正し、再度取り込んでください。

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10章

 会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う(外部ファイル送信サービス)

10 章会計システム等で作成したデータを利用して振込を行う/ 4.外部ファイルを取り込み、データを確定する

《サービス利用編》エキスパート・スタンダード

4.データの確定を確認します。A 自分以外の担当者を承認者に設定した場合:以上でデータの確定は終了です。承認者に承認の操作を依頼してください。

B 自分自身を承認者に設定した場合:続けて承認操作を行います。【承認へ】ボタンをクリックします。

 承認操作の詳細→P.189手順2

B

承認者がデータを確認し承認すると、データが銀行センターへ送付されます。

MEMO• 確定したデータを印刷または保存するには【帳票印刷】ボタンをクリックします。Â 帳票の表示・印刷・保存について→P.29

• 確定したデータやその他のデータの状態を確認するには【振込データ一覧へ】ボタンをクリックします。Â 振込データ履歴でできること→P.169

承認者が取引を承認するÂ 承認する→P.189

引き続き