ものつくり大学機械工作の基本スキルを、実技を通 して学びます。 1年次...

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卒業生の主な就職先 トヨタ自動車 日産自動車 デンソー アイシン精機 ダイハツ工業 本田技研工業 豊田自動織機 ショーワ 関東自動車工業 日立製作所 双葉電子工業 ケンウッド ソニーイーエムシーエス キヤノン電子 東日本旅客鉄道 東海旅客鉄道 キヤノン コナミ SMC 芝浦メカトロニクス ニフコ NOK バンダイ メイテック 明和グラビア 綜合警備保障 タイトー ミツウロコ 他 大学院等の主な進学先 九州大学大学院 東京工業大学大学院 北陸先端科学技術大学院大学 ものつくり大学大学院 工学院大学教職特別課程生 他 就職内定率99%を誇る 就 職・進 路 さらに深く、学びたい人へ 大学院ものつくり学研究科 修士課程2年制 ものつくり大学 製造技能工芸学科 学科紹介ガイドブック 〒361-0038 埼玉県行田市前谷333 お問い合わせ先 【入試課】 TEL.048-564-3816/FAX.048-564-3201 E-mail [email protected] ホームページ http://www.iot.ac.jp http://www.iot.ac.jp/mobile(携帯) ものつくり大学 Institute of Technologists 製造技能工芸学科 Department of Manufacturing Technologists 対象者 資格・免許の種類 内 容 在学者/卒業者 技術士補・技術士 技術士第一次試験受験資格 合格すれば技術士補に その後4年以上の実務経験で 第二次試験の受験資格 合格すれば技術士に 基本情報技術者 2~3年次で受験準備 ものづくりの現場でのIT化に貢献する資格 在学者/卒業者 機械設計技術者 4年次で3級(機械設計の基本技術取得 レベル)の受験準備 その後実務経験3年以上で2級の受験資格 2級取得後実務経験4年以上で1級の受験資格 在学者 玉掛け技能 小型移動式クレーン運転技能 高所作業車運転技能 フォークリフト運転技能 小型車両建設機械 学内掲示により、指定期間に 短期講習申込・受講(費用別途) 在学者 3級技能検定もしくは 2級技能検定の作業試験 ( 普 通 旋 盤・フライス 盤 、数 値 制 御 旋 盤、溶接、メカトロニクス、機械・プラン ト製図など) 学内掲示により、特別講習の日程に 合わせて申込・研修参加・受験(費用別途) 溶接はアドバンスコース受講後受験準備 在学者 安全管理者研修 所定の授業を履修し、所定の成績で 合格した者に修了証交付 その他、本学のカリキュラム履修とともに受験・資格取得が推奨される主な資格等 対象者 資格・免許の種類 内 容 卒業者 技能検定筆記試験 実務経験2年以上経過後受験資格を取得 (実務試験と学科試験両方に合格すると、 「技能士2級」) 実務経験によって受験資格が得られる主な資格等 専門的な資格を取得できる 大学で推奨する主な資格 先進加工技術コース 機械デザインコース 電気電子・ロボットコース 情報・マネジメントコース 2009.3月発行

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Page 1: ものつくり大学機械工作の基本スキルを、実技を通 して学びます。 1年次 1年次:主な授業 2年次:主な授業 3年次:主な授業 機械工作実習

卒業生の主な就職先トヨタ自動車日産自動車デンソーアイシン精機ダイハツ工業本田技研工業豊田自動織機ショーワ関東自動車工業日立製作所双葉電子工業

ケンウッドソニーイーエムシーエスキヤノン電子東日本旅客鉄道東海旅客鉄道キヤノンコナミSMC芝浦メカトロニクスニフコNOKバンダイメイテック

明和グラビア綜合警備保障タイトーミツウロコ 他

大学院等の主な進学先九州大学大学院東京工業大学大学院北陸先端科学技術大学院大学ものつくり大学大学院工学院大学教職特別課程生 他

就 職 内 定率 9 9 %を誇る

就 職・進 路

さらに深く、学 びたい人へ▶大学院ものつくり学研究科▶修士課程2年制

ものつくり大学製造技能工芸学科 学科紹介ガイドブック

〒361-0038 埼玉県行田市前谷333

お問い合わせ先【入試課】 TEL.048-564-3816/FAX.048-564-3201

E-mail [email protected]ホームページ http://www.iot.ac.jp http://www.iot.ac.jp/mobile(携帯)

ものつくり大学Institute of Technologists

製造技能工芸学科 Department of Manufacturing Technologists

対象者 資格・免許の種類 内 容

在学者/卒業者 技術士補・技術士

技術士第一次試験受験資格合格すれば技術士補にその後4年以上の実務経験で第二次試験の受験資格合格すれば技術士に

基本情報技術者 2~3年次で受験準備ものづくりの現場でのIT化に貢献する資格

在学者/卒業者 機械設計技術者

4年次で3級(機械設計の基本技術取得レベル)の受験準備その後実務経験3年以上で2級の受験資格2級取得後実務経験4年以上で1級の受験資格

在学者

玉掛け技能小型移動式クレーン運転技能高所作業車運転技能フォークリフト運転技能小型車両建設機械

学内掲示により、指定期間に短期講習申込・受講(費用別途)

在学者

3級技能検定もしくは2級技能検定の作業試験

(普 通 旋 盤・フライス盤、数 値 制 御 旋盤、溶接、メカトロニクス、機械・プラント製図など)

学内掲示により、特別講習の日程に合わせて申込・研修参加・受験(費用別途)溶接はアドバンスコース受講後受験準備

在学者 安全管理者研修 所定の授業を履修し、所定の成績で合格した者に修了証交付

その他、本学のカリキュラム履修とともに受験・資格取得が推奨される主な資格等

対象者 資格・免許の種類 内 容

卒業者 技能検定筆記試験実務経験2年以上経過後受験資格を取得

(実務試験と学科試験両方に合格すると、「技能士2級」)

実務経験によって受験資格が得られる主な資格等

専 門 的 な 資 格 を取 得で きる

大 学で推 奨する主な 資 格

先進加工技術コース機械デザインコース電気電子・ロボットコース情報・マネジメントコース

2009.3月発行

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Page 4: ものつくり大学機械工作の基本スキルを、実技を通 して学びます。 1年次 1年次:主な授業 2年次:主な授業 3年次:主な授業 機械工作実習

1年次

講義系科目

製造系ものつくりリテラシ製造系ものつくり概論機械工作機械要素技術英語ⅠA 〜ⅠD基礎物理および演習Ⅰ〜Ⅳ基礎化学および演習Ⅰ・Ⅱ国語および演習コミュニケーション文章表現および演習一般社会学英語基礎 A 〜 D基礎数学および演習Ⅰ〜Ⅳ基礎電気計測人文科学

実技系科目

フレッシュマンゼミⅠ・Ⅱ製造系ものつくり材料工学基礎および実験Ⅰ・Ⅱ精密計測および実験基礎電気工学および実験(1)〜(3)機械工作実習 A(計測・手仕上げ)機械工作実習 B(旋盤実習)機械工作実習 C(フライス盤実習)機械工作実習 D(溶接実習)コンピュータ実習Ⅰ・Ⅱコンピュータベーシック実習ソフトウェアベーシック実習機械スケッチ製図基礎機械製図(1)・(2)工業デザイン基礎3DCG 制作入門

その他

ボランティア活動体験訓練語学演習資格講座企業ものつくり講座

2年次

講義系科目

英語応用 A 〜 D技術英語Ⅱ A 〜 D数学Ⅰ〜Ⅳ

2年次

講義系科目

数値計算(MaTx)技術文章安全衛生安全管理環境とエコビジネス地球環境金属材料非金属材料材料力学および演習材料強度および演習熱力学および演習伝熱工学および演習流体力学および演習機械運動学波動・光学および演習機械システムとメカニズム半導体工学入門CAE 基礎演習C 言語入門ネットワークの仕組み

実技系科目

機械力学および実験基礎電気回路および実習組み込みシステム基礎メカトロニクスおよび実験センサ技術および実験デジタル技術および実習Ⅰパワーエレクトロニクスおよび実験コンピュータ制御基礎および実験自動制御および実験数値制御工作機械実習変形加工実習精密研削実習精密旋盤実習工業デザイン応用2 次元 CAD 基礎実習2 次元 CAD 応用実習3 次元 CAD 応用実習3 次元 CAD 基礎実習機械設計製図Ⅰ機械設計製図Ⅱ

カリキュラムCurriculum

3年次

共通講義系科目

実用技術英語 A 〜 C第 2 外国語経済学生産機械金型技術真空技術工作機械信頼性工学品質管理特許戦略生産管理技法マネジメント論改善提案および演習プロセス・イノベーションL ゼミ

共通実技系科目

創造プロジェクト A創造プロジェクト Bインターンシップ ACAD 設計製図

講義系科目

CAE 応用および演習 ● ● ●

破壊力学 ● ●

自動車工学 ●

熱機関設計学 ●

情報機器入門 ●

デジタル技術演習Ⅱ ●

電磁気学および演習 ●

電気電子要素 ●

経営工学 ●

情報理論 ●

販売と経営 ●

マーケッティグリサーチ ●

材料評価および実験 ● ●

実技系科目

樹脂成形加工実習 ● ●

鍛造実習 ● ●

CAD/CAM 実習 ●

精密研磨および実習 ●

精密切削実習 ●

セラミックス成形応用 ●

トライボロジーおよび実験 ●

板金加工実習 ●

ビーム加工実習 ●

放電加工および実習 ●

3年次

実技系科目

溶接実習 ●

生産管理および演習 ● ● ●

3 次元モデリング技術 ●

画像処理実習 ●

ガラス加工実習 ●

製品設計製図 ●

セラミックス成形基礎 ●

鋳造実習 ●

鍛金実習 ●

彫金実習 ●

表面処理 ●

流体機械および実験 ●

C 言語応用 ● ●

ソフトウエアエンジニアリングⅠ・Ⅱ ● ●

組み込みシステム応用 ●

コンピュータの仕組と OS ●

自動化技術実験 ●

自動制御および実験 ●

光機器および実験 ●

ロボット技術実験 ●

製膜技術実験 ●

3 次元アニメーション ●

3 次元モデリング技術 ●

CG プログラミング入門 ●

CG プログラミング応用 ●

機械診断実習 ●

経営シミュレーション演習 ●

データベース ●

4年次

共通講義系科目

ものつくり特別講義ものつくりのためのCAE技術および演習Advanced English Seminar A 〜 Cセミナー1セミナー 2

実技系科目

卒業研究および制作インターンシップ B(1クオーター分約 2 ヵ月 )

※3年次のみ4つのモデルコースに分かれて自分の適正や希望に合った科目が自由に選択できます。

●先進加工技術コース ●機械デザインコース●電気電子・ロボットコース ●情報・マネジメントコース

技術力とは夢をカタチにする力です。

製造技能工芸学科では、ものづくりに必要な基礎から応用までを幅広い分野にわたって学び、実務に明るい実践的エンジニアの育成を目指しています。高校時代には夢のようだった『モノ』を、みなさんの手で作り出しませんか?

「造り、感じ、考え、そして創る」授業で、創造的エンジニアを育てる

共通科目でものづくりの基礎力を養います

専門的なコース選択で就職力をつける

「実際につくってみる、実験で確かめる」ことと「理論を学ぶ」ことを繰り返す、理想的な技術教育です。現象や現物に直接触れることで、授業がより分かるようになります。

3年次は、4つの履修モデルコースで専門的な知識を深めます。4つのコースは同時開講しており、興味をもった科目を横断的に選択、受講できます。3年次からの

モデルコースModel Courses

先進加工技術コース ▼ P5先端加工技術は、自動車やコンピュータ、家電製品、産業機器などの基盤を製作するための高度な技術です。このコースでは特に、生産機械に係る専門的な技術を重視しています。そのため、実習では実際に機械を操作して機能部品を製作し、その経験をもとに創造力を養います。

機械デザインコース ▼ P5

電気電子・ロボットコース ▼ P6

情報・マネジメントコース ▼ P6

学びの特色The point of learning 1、2年次は共通のカリキュラムになってい

ます。実験・実習を交えてものづくりの基礎を学び、ものづくりへの関心や意欲、知識を高めます。

3年次は4つの履修モデルコースの中から授業科目を選択し、得意な分野について理解を深めます。3、4年次にはインターンシップを体験。現場の厳しさやプロの技を学びます。

Model01 先進加工技術コース 世界をリードする、高機能・高精度・超精密な「モノ」を

創成するための先進的な加工技術を身につけるコースです。

Model02 機械デザインコース 新しい機能を持った「モノ」を生み出すための設計と

人の心をとらえるデザインの技術を身につけるコースです。

将来、自動車や電気機器、ロボットなどのメーカで、製品デザイン、設計開発、生産技術などの仕事に就きたいと考えている方のためのコースです。デザイン能力に富み、かつ機械の設計・開発が行なえる技術者の育成を目指しています。

未来社会を支える電気エネルギーおよび制御に関する技術開発を身に付けます。電気電子回路設計やコンピュータ技術などに加え、ロボットなどの高機能システムを創造する開発技術について学び、製造現場における生産自動化技術の発展を担う人材を育成します。

ものづくりを支えるマネジメント技法と、生産技術や情報技術(IT)について学びます。マーケティング、生産管理、品質管理など、ものづくり企業を経営するための基本に加え、ソフトウェア工学などの技術を学び、基本情報技術者資格試験に合格することを目指します。

■数値制御工作機械実習■変形加工実習 など

インターンシップ興味のあることを探す 得意分野をみつけ

コースを選択する先進加工技術コース

卒業研究開始 卒業就職活動

開始

■ビーム加工実習■精密切剤実習樹脂成形加工実習放電加工および実習

■ 精密研磨および実習半導体ウェハ、光デバイスなどの精密研磨を行い、精密測定により仕上がりを確認します。

3年次■ビーム加工実習クリーンルームで、ビームによる微細な加工を行っています。

3年次■ 数値制御工作機械実習CAD/CAMを活用しながらNC工作機械を操作する技術を学びます。

2年次■ 機械工作実習切断する、接合する、削る、測るなど、機械工作の基本スキルを、実技を通して学びます。

1年次

2年次:主な授業 3年次:主な授業1年次:主な授業

■機械工作実習 など 鍛造実習 など

■工業デザイン基礎製品設計の企画・デザインについて、基本となる考え方や手法を学びます。

■機械設計製図機械システムとメカニズム など

インターンシップ興味のあることを探す 得意分野をみつけ

コースを選択する機械デザインコース

卒業研究開始 卒業就職活動

開始

■CAE応用および演習■3次元モデリング技術破壊力学彫金実習

■3次元モデリング技術立体模型のデジタルデータ化や、3次元データからの造形など、モデリングの最新技術を学びます。

3年次■ 機械設計製図与えられた課題について設計するだけでなく、実際に製作し、性能を測定・評価します。

2年次1年次 ■CAE応用および演習製品の強度などを、コンピュータを用いて有限要素法などで計算し、設計に役立てます。

2年次:主な授業 3年次:主な授業1年次:主な授業

■工業デザイン基礎 など 製品設計製図 など

3年次

1・2年次機械加工実習A~Dを通じて加工技術の基礎を学ぶ。また、機械工作、基礎物理および演習、工学基礎および実験などを通じて、裏付けとなる理論や基礎力を養う。

3・4年次精密切削実習、ビーム加工実習などの科目を通じて、世界をリードする高機能、高精度、高品質な「もの」を創成するための先進的な加工技術を学ぶ。

1・2年次機械製図、機械設計製図などを通して機械設計の基礎を学ぶ。2年次には2次元CAD基礎実習、3次元CAD基礎実習などで、コンピュータを駆使した設計を習得する。

3・4年次CAD設計製図、創造プロジェクトA・Bなどの科目を通じて、新しい機能を持った「モノ」を生み出すための機械設計と環境に調和したデザインについて学ぶ。

0� M O N O T S U K U R I Institute of Technologists M O N O T S U K U R I Institute of Technologists 0�

Page 5: ものつくり大学機械工作の基本スキルを、実技を通 して学びます。 1年次 1年次:主な授業 2年次:主な授業 3年次:主な授業 機械工作実習

■デジタル技術および実習電子回路を製作し、ICやトランジスタなどの回路素子や回路技術の基礎を学びます。

■デジタル技術および実習組み込みシステム基礎

■メカトロニクスおよび実験■パワーエレクトロニクスおよび実験センサ技術および実験 など

インターンシップ興味のあることを探す 得意分野をみつけ

コースを選択する電気電子・ロボットコース

卒業研究開始 卒業就職活動

開始

■組み込みシステム応用■ロボット技術実験光機器および実験自動化技術実験 など

2年次

2年次:主な授業 3年次:主な授業

■生産管理および演習生産管理の考え方、ものの見方、企業における生産活動のあるべき姿を学びます。

安全管理ネットワークのしくみ など

インターンシップ興味のあることを探す 得意分野をみつけ

コースを選択する情報マネジメントコース

卒業研究開始 卒業就職活動

開始

■生産管理および演習■経営シミュレーション演習■データベース■CGプログラミング

■CGプログラミングリアルな3Dグラフィックスのプログラミングを学びます。画像やCGをコンピュータ・グラフィックスで自由に表現できます。

3年次■ 経営シミュレーション演習ゲームを使った机上演習を通して、経営戦略や生産計画手法を学びます。

■データベース企業の経営・生産・販売情報の管理などに利用されるソフトウェアについて学び、情報管理手法を習得します。

2年次:主な授業 3年次:主な授業

3Dアニメーションマーケティングリサーチ など

3年次

Model03 電気電子・ロボットコース 未来社会を支えるロボットや電気エネルギーおよび

制御に関する技術開発力を身につけるコースです。

Model04 情報・マネジメントコース 新時代の「ものづくり」を支える各種のマネジメント技法と生産技術、

これらを支援するIT(情報技術)開発力を身につけるコースです。

施設・設備案内ものつくり大学には、知的好奇心を満たし、研究心に応える充実した設備が整っており、実験・実習で使用する機器は最新のものを完備しています。授業以外にも利用でき、学生たちが自由な発想で「ものつくり」を楽しんでいます。ここでは、簡単に紹介しますので、詳細はホームページをご覧ください。

■組み込みシステム応用マイコンを使ってさまざまな機能を実現するためのソフトウェア、ハードウェアを学びます。

■ロボット技術実験ロボットの身体となる機構の設計と、機構の動きを制御する技術を学びます。

3年次 3年次

3年次3年次

WEB SITE

▲ ▲ ▲

http://www.iot.ac.jp/manu/summary/institution.html

製造技能工芸学科の学生が利用します。2階、3階は主に研究室があり、1階にはみなさんがワクワクするような設備が揃っています。下記に登場する「ショップ」とは、その名称について関連する設備が集まっている「エリア」と考えてください。

製造棟Monotsukuri Labo

1・2年次基礎電気計測、基礎電気工学および実験1~3などを通じて電気工学を学ぶ。2年次には自動制御および実験、センサ技術および実験などの科目で、制御技術の基本を習得する。

3・4年次ロボット技術実験、組み込みシステム応用などの科目を通じて、ロボットや電気エネルギー、動力および機械の制御に関する技術開発力を身に付ける。

1・2年次コンピュータ実習Ⅰ・Ⅱ、ソフトウェアベーシック実習などを通じて情報工学の基礎を学ぶ。2年次にはC言語入門、ネットワークの仕組みなどの科目を通じ基礎力を鍛える。

3・4年次経営工学、マネジメント論などを通じ新時代のものづくりとビジネスを支える力を獲得する。更に、データベースなどの科目から、これを支援するIT(情報技術)開発力を身に付ける。

■基礎電気計測 など

1年次:主な授業

■パワーエレクトロニクスおよび実験リニアモータの製作を通して、モータの理論を学びます。

2年次

■ソフトウェアベーシック実習 など

1年次:主な授業

さまざまな局面で必要な熱・流体工学についての知識・技法を習得します。■熱伝達実験装置■冷凍冷房性能実験装置■回流水槽 ほか

フルードセンター

高温で材料を熱したり、溶かしたりして目的にあった製品を造る技術を学ぶ場所です。■ダイキャスト製造機■溶接機(各種)■開先加工機■熱処理炉 ほか

溶解ショップ

金属を変形させ形を作る手法について、材料特性や各種加工法を学ぶための設備を提供します。■液圧バルジ試験機■小型万能塑性加工機■油圧プレス(600t)■万能試験機(50t) ほか

フォーミングショップ

ハイテク製品に求められる高精度な切削、研削技術について実地に学ぶ環境を提供しています。■旋盤、フライス盤■超精密旋盤■立型マシニングセンタ■NC研削盤 ほか

マシンショップ

機械に信頼性、耐久性を与えるための技術、技能を身につけるためのショップです。■摩擦摩耗試験機■ポンプ保守・点検実習装置■2次元画像処理システム ほか

プラントショップメカ、エレクトロニクス、コントロールなどの要素技術を統合し、ロボットに適切な動作を行わせる技術を学びます。■多関節ロボット■スカラロボット■ロボット搬送システム■自動化システム基礎実習装置 ほか

ロボットセンター

高度なものづくりに不可欠な精密測定の基本技術を修得するための設備と環境を提供します。■CNC三次元座標測定機■各種の形状測定機■各種の顕微鏡■硬さ試験機 ほか

評価センター

本格的3次元CADおよびそれとデータの可搬性が良い2次元CADなどを中心に、教育・研究に広く活用しています。■各種の3次元CAD、 2次元CAD、CAEソフト■3Dプリンタ■3Dスキャナ■光造形加工機 ほか

CAD/CAM室

学生がクラブやサークルなどで、いつでも自由に「ものつくり」ができる場所です。■作業台■各種の手工具■各種の電動工具■ボール盤 ほか

ものづくり工房

先端製品の制作に必須の微細加工や原子のオーダーの分析・測定方法を習得します。■X線検査システム■走査電子顕微鏡(エネルギー分散装置付)■原子間力顕微鏡■非接触検査装置 ほか

分析センター

電気・電子および制御技術を、実際に回路などを製作しながら習得するための機器や設備を提供します。■プロセス制御実験装置 ■電気サーボ自動制御装置■モーター特性実験装置■AD/DA変換実習装置 ほか

コントロール・センシングショップ

ビームショップ数 値 制 御 加 工 技 術およびC A D /CAMシステムによる精密加工技術を習得する環境を提供しています。■型彫放電加工機■ワイヤーカット放電加工機■射出成形機 ほか

0� M O N O T S U K U R I Institute of Technologists M O N O T S U K U R I Institute of Technologists 0�

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企画書

過去出場した2体のロボット

本番の動的競技では、加速性能やコーナーリング性能の

競技に加えてスラロームやシケインなどを含んだ複合コー

ス(一周900m)を22周走行してタイム、耐久性能、燃費性

能などを競う。1年

かけて造ったクル

マの性能をいかに

出し切るかがカギ!

ものつくり学生活動プロジェクト授業だけでは物足りない!という先輩たちが集まって、コンテストや展示会などの目標に向かって「ものづくり」を楽しんでいます。ここではその中でもユニークな4つのプロジェクトを紹介します。

PICK UP

1 年に 1 度だけの大会へ向けて、チーム全員一致団結。

フォーミュラカーができあがるまで

車体をCADで設計 マシンのフレームや

各種パーツは、すべ

て学生が学内にある

パソコンのCADを用

いて設計。2D・CAD、

3D・CADの授業内容

も設計を行ううえで

役に立つ。

パーツを精密に加工

溶接でフレームを形づくる

マシンの外観をつくる マシンを覆うエアロ

パーツを製作するため

に、まず木型をつくる。

最終的にはカーボン繊

維を用いたFRP成形に

て完成させる。美しい

製品をつくるには、結

構根気が必要。

フレームは、鋼材を削り

溶接をして組みあげるた

め、結構体力が必要。適

切なフレームの配 置に

よって強度と軽さを両立

させることが重要になる。

パ ー ツの ほとん

ど全てがNC機と

汎用機を駆使した

「手作り」。充実し

た学内の設備が、

学生の「創る」意欲

に応える!

大学からも近い、レンタルカートコース「クイック羽生」

で行う。ここでは、本番走行へ向け、各部の動きや問題

点、安全性などを

最終的にチェック

する。数度にわた

るテスト走行で、

マシンもドライバ

も熟成される。

Mono Racing 過去の成績■ 2006年度参加50チーム中46位■ 2007年度全競技種目完走、グッドフレームデザイン賞第2位、参加61チーム中39位

徹底的に「手づくり」にこだわれる環境

全日本学生フォーミュラ大会とは

全日本学生フォーミュラ大会は、毎年9月静岡県のスポーツ施設エコパで開催される。その発祥は1981年アメリカで、日本では2003年から開催されるようになった。競技は、設計の要件チェックなど「車検」、コストやプレゼンテーション、設計など「静的競技」、実走行の「動的競技」からなり、この総合点で順位が争われる。

ものつくり大学では、パーツを製作する機械などの設備が充実しているため、そのほとんどをオリジナルで製作している。他大学では部分的に外注製作しているところもあるが、本学では徹底的に自分たちの「手でつくる」ことにこだわっている。

ロボットができあがるまで

ロボコンプロジェクト過去の成績■ 2007年度 準優勝■ 2008年度 予選敗退       (1勝1敗)

2007年は準優勝に!

大学ロボコンのテーマは毎年10月頃発表される。これに沿う形でまず12月に企画書による書類審査が行われ、50〜80の応募チームは21にまでしぼられる。続いて4月に完成度などをチェックするビデオ選考が行われる。この審査を通過すると本戦に出場できる。本戦では、予選リーグ戦で8チームにまでしぼられ、その後決勝トーナメントが行われる。ものつくり大学は、2007年度では決勝トーナメントで決勝戦にまで進出したが、残念ながら準優勝に。

確かな性能とインパクトのあるデザインで、ロボコン優勝をめざす。[ ロボコンプロジェクト ]

ものづくりを支える、高性能工作機械を駆使して、

イメージを形にする。

本戦では、その年の

ルールに従って、ロ

ボットをコントロー

ルして、相手のチー

ムと成績を競う。ロ

ボットと操縦者と

の相性も結構勝負

のポイントとなる。

ロボコンに出場するに

は、まず書類審査をパス

する必要がある。自分た

ちのアイデアや作戦を

分かりやすく解説し、数

ページの企画書にまと

める。文書作成能力も

必要となるのだ。

ロボドリルで、複雑な部品も自分たちで加工

ロボドリルはコンピュー

タで設計したパーツを

そのまま加工してくれる

優れもの。複雑な形状で

も製作できるのでイマ

ジネーションが膨らむ。

左が2008年参加の

ロボット浮城(うきし

ろ)、右が2007年参

加のロボットプロジェ

クト「も」。ビジュアル

的なインパクトも、審

査の結 果を左 右す

る?!

プログラミングも重要

ロボットを目的通りに動か

すには、プログラミングを上

手くできることがポイント

に。授業での修得も可能だ

が、先輩たちもていねいに教

えてくれる。

Vol.1

最高性能のフォーミュラカーを造る、競う。[ 学生フォーミュラプロジェクト ]

NHK主催の大学ロボコンへの出場と、大会競技での優勝を目標に、毎年趣向をこらしたマシンを設計・製作している「ロボコンプロジェクト」。

http://www.iotrp.com/

Vol.2

全日本学生フォーミュラ大会は、大学生が自らフォーミュラタイプのレーシングカーを企画・設計・製作し、その構想・設計・コストから走行・燃費性能にいたるまでを競う競技会。「MonoRacing」は2006年から参戦。

http://www.iot.ac.jp/manu/project/mono_racing/index.html

URL

テスト走行

いざ、本番走行!

URL

緊張の本戦!

0� M O N O T S U K U R I Institute of Technologists M O N O T S U K U R I Institute of Technologists 0�

Page 7: ものつくり大学機械工作の基本スキルを、実技を通 して学びます。 1年次 1年次:主な授業 2年次:主な授業 3年次:主な授業 機械工作実習

2008年10月、JAXA筑波宇

宙センターで行われた、日本

モデルロケット協会主催の

第18回モデルロケット全国

大会に出場。定点着地競技

では、本学学生が5位入賞。

 KAKASHI自分のおやつの前に置いて守ったり、携帯の前に置いて見

られないように

守ったり。ちょっ

としたマナーや

ルールを『守る』

ことをアピール

する。

 +WORLD「世界観」をテーマにしたしおり。今読んでいるところ、目標

としているところなど複数のページに挟む。すると本を閉

じた時にある

「 世 界 」が 現

れる。

 はじめてのゆびきりインターンシップ先の彫

金ショップでの経験がヒ

ントに。初めてのゆびき

りは親との約束だったは

ず。その想いを、形とし

て残したい。子どもを『守

る』。約束を『守る』。

ものつくり学生活動プロジェクト

PICK UP

ハラハラ、ドキドキ。打上げるときの気分は最高。

ロケットを空高く打上げるまで

厚紙などを使って作ったモ

デルロケット。これにエン

ジンを取り付け、発射台に

セットすれば打上げること

ができる。

ロケット打上げなど

に関する内容をコ

ンパクトにまとめた

解説書。新入部員

の勧誘などに使う。

ロケット打上げへ

の夢が膨らむ。

モデルロケットの発

射スイッチ。ボタン

を押す瞬間は、ハラ

ハラ、ドキドキそして

ワクワク。

モデルロケット全国大会■ 2008年の全国大会に初参加。競技にはロケット発射地点と着地点までの距離の近さを競う定点着地競技や、落下するときのパラシュートの滞空時間を競うもの、また高度を競うものなどがある。発射前は、風向きを読んだりと大変!今大会では、ものつくり大学の学生が定点着地で、5位、6位、8位という優秀な成績をおさめた(参加者61名中)。

モデルロケットアルファーⅢ

大学周辺は打上げに最適

ロケット研究部では、文化祭などのイベント以外でも、折りをみてロケットを打上げている。大学周辺が比較的広い空き地になっているため、ロケット打上げに適しているのだ。

普段からよく使用しているのが、アルファーⅢキット。プラスチックと紙でできたロケット以外に発射台、電気点火装置などがセットになっている。初心者向けのロケット打上げキット。

デザイナーズウィークの作品たち

初めて受ける、仲間以外からの評価

東 京 デ ザ イナ ー ズウィー ク2008は、10/30〜11/3までの5日間、明治神宮外苑絵画館前広場(メイン会場)で行われた。動員数はおおよそ8万人を誇る、まさに日本でも有数のデザインイベント。本学が出展するのは、2008年が3回目となる。4月に大学が公認するプロジェクトとなり、以来出展に向けて作品づくりが続けられた。日頃は友人同士でしか作品の評価はしあえないが、実際にイベントへ出展すると、より多くの人々の意見が聞かれ、学生にも大きな刺激となった。

デザインのテーマは『守る』。優しさとユーモアのある

『守る』が揃った。[TOKYO DESIGNERS WEEK 2008プロジェクト]

自由な発想、光る視点。ものつくり大学らしい小物たち。

 KARUGAMO買い物帰りなどで手が

埋まっていても、子ど

もをちゃんと連れて歩

くことができるように。

子どもを『守る』。

作品は一人ひとりのものでも、コンセプトを詰めたり、最

終形に仕上げていく過程では、ディスカッションを繰り返

し行う。本当にいい作品にしていくには、仲間とのディス

カッションを

避けては通れ

ない。

Vol.3

大空高く、自作ロケットを打上げる。[ ロケット研究部 ]

紙や木、プラスチックなどで手軽に作り打上げることのできる「モデルロケット」の研究を行っている。文化祭での打上げを始め、全国大会への出場など、活動を展開中。

日本最大級のデザインイベント東京デザイナーズウィーク。このなかの、学生作品展「100%future」に出展すべく、有志たちがアイデアを持ち寄って作品を製作した。

Vol.4

ディスカッション

出展した際のブースは、本学の建設技能工芸学科の学生

の協力により、

設計、製作され

た。デザイン性

を意識した、ひ

と味違うものが

仕上がった。

ブースも学生がデザイン、製作

紙製のロケット

ライセンス

電気点火装置

モデルロケットを

打上げるにはライ

センスが必要。講習

を受けるか、安全な

モデルロケットの

打上げを3度行うこ

とで取得できる。

お手製の解説書

モデルロケット全国大会に出場

10 M O N O T S U K U R I Institute of Technologists M O N O T S U K U R I Institute of Technologists 11

Page 8: ものつくり大学機械工作の基本スキルを、実技を通 して学びます。 1年次 1年次:主な授業 2年次:主な授業 3年次:主な授業 機械工作実習

研究室紹介製造技能工芸学科には21の研究室があり、どこも「好きなモノをつくる」楽しさにあふれています。きっとあなたにぴったりな「研究」が見つかります。

CAD/CAM 精密測定 精密加工

ナノテクノロジ時代のものづくりを考える。

「ナノテクノロジ時代のものづくりを考える」をテーマに研究に取り組んでいます。研究の主な領域は,CAD/CAM、精密測定、精密加工、ナノマシニング、IT応用分野などです。写真は卒業研究の一例で,真円度測定機用の偏心調整テーブルを3次元CAD化したものです。偏心調整テーブルの自動化を考えています。学生の発想を大切に、コンピュータを積極的に活用したものづくりを考えます。

ナノデザイン研究室髙橋 正明 教授

塑性加工 砥粒加工 材料評価

各種薄板鋼板の加工法およびバリ取り技術。代表的なせん断、曲げおよび絞り等の加工原理から新たな形状を創出する際に生じる形状不良の原因となる金型工具形状や工具摩耗の対策や各工程の形状予測等を行っています。せん断による打ち抜き製品に生じるバリ取りでは、円周上に研磨布を配置したロールによるバリ取り方法を提案しています。順送り金型の精密打ち抜きでは、穴内面に生じる微小バリの発生メカニズムとその対策を検討しています。

変形加工研究室市川 茂樹 教授

制御工学 電気・電子工学 情報技術

無限な可能性を秘めたものづくりに挑戦。本研究室では、機械・電気に係るシステムを制御する新技術を研究しています。現在、電気自動車および電気モータをはじめ、ロボット、風力発電および太陽光発電システムなどの制御に取り組んでいます。なお、研究室のホームページには詳細な情報を掲載していますので、ぜひアクセスしてください。

▼ http://www.iot.ac.jp/manu/vichai/index.html

制御・情報研究室ビチャイ・サェチャウ 教授

メカ二クス加工研究室細田 保弘 教授技能技術者としての技能教育 難切削材の切削加工 自動機による高速切削加工

「ものづくりの夢」を形にしてみませんか。ステンレスやチタンなどの切削が難しい材料を、刃物の選定や回転数・切込み量・送り量などの切削条件を色々変えて最適な加工方法を導き出す研究や高速回転の「スターリングエンジン」オリジナルの「ハイパワー小型自転車」「ゴルフパター」など旋盤・フライス盤・マシニングセンタ等の工作機械を駆使して、試作・開発品を製作する研究室です。色々なものを作るのが好きな学生が集まっています。

音と振動 ユニバーサルデザイン 感性工学

ユーザの視点に立ったものづくりを学びます。ものづくりにおいて、「デザイン」は重要分野の一つ。「デザイン」とは単なる外観ではなく、機構・機能・質感・カタチ・色・使い心地など様々な角度から考察した「広義」のデザインと位置づけます。ユーザの視点を重視した「モノをデザインする」研究室です。過去には使いやすい文房具(写真)や人工筋肉、光るギターなどの製作を行いました。一緒に、新しいものづくりに挑戦しましょう。

ものデザイン研究室松本 宏行 准教授

計測全般 生体工学 認知科学

測る、計る、量る、はかることは科学・技術の基礎。多種多様な装置やセンサを用いて、さまざまな現象を計測する方法を研究するとともに、計測結果から現象の仕組みを明らかにしたり、これを基に新しいものを創り出す研究を行っています。自然現象や人間の身体の状態・動きなど対象は幅広いですが、はかることが難しいと思われるもの程、工夫を凝らす楽しみがあります。また、はかる技術を応用して、ひとに役立つ医療・福祉機器や、ひとが楽しくなるようなディスプレイなどを開発しています。

計測研究室龍前 三郎 教授

微細加工技術 超精密加工機開発 加工システム分析

いままでにない「ものつくり」をしてみませんか。新しい「ものつくり」は高精度の加工機や工具によってはじめて可能になります。当ラボでは肉眼では見えない穴(髪の毛の十分の一の大きさ)をあける新しい機械や工具の開発を、卒業研究として学生が取り組んでいます。空気の圧力で浮く超高精度の軸受やネジは超精密加工機に不可欠の要素で、今までにない構造の要素を考え、つくっています。

微細加工研究室藤澤 政泰 教授

トヨタ生産方式の実践と指導 生産工場の汎用生産設備の開発

トヨタ生産方式を基本としたものつくりの研究。生産活動における製品の品質と生産性は働く人々の創意と工夫による創造的活動に深く支えられており、仕事のやり方・設備が常に変化し続けることは、ものつくりに最も大切な「環境の変化」に柔軟に対応できる能力を継続的に発展させることになります。ものつくりについてトヨタ生産方式を基本に研究しています。

経営情報工学研究室河内 眞作 准教授 超精密機械の設計・開発 社会に貢献する新概念機器の開発

精密機械におけるブレークスルーを探求しています。研究の専門は半導体製造などに用いられる超精密な機械の開発などですが、4年生の卒業研究では楽しく創造性あふれる以下のようなテーマにも取り組んでいます。●足踏み式スケータの開発●幼児2人乗せ用安全自転車の開発●自動芝刈りロボット

精密機械システム研究室森山 茂夫 教授

電子光情報工学研究室菅谷 諭 准教授オプトメカトロニクス アクチュエータ制御 太陽光と風力のハイブリッド発電

光メカトロニクスを基盤技術とした情報機器研究。光工学と機械工学と電気・電子工学を融合したオプトメカトロニクス、および光走査・アクチュエータ制御などを基盤技術として、ディスプレイ、光ディスク、光デバイスなどの次世代情報機器の高性能化、高機能化を目指すとともに、太陽光と風力のハイブリッド発電などの地球環境を考慮した研究を学生とともに進めています。

金属が接合できる不思議な技術「溶接」を極める。溶接・接合技術は、製造業におけるものづくりには無くてはならない大変重要な技術となっています。これからの日本において、中でも、溶接に関わる正しい知識や優れた技能を持つ人々がいなくなってしまうと、日本のものづくりの基盤が揺らぐ恐れがあります。一人でも多くの学生諸君に溶接の技術・技能の大切さやその面白さを伝えたいと考えています。

溶接の技術および技能の教育・研究溶接・接合研究室

日向 輝彦 教授

CAE 計算力学 材料力学

CAEは設計計算の強力なツールです。CAEとはComputer Aided Engineering の略で、ものつくりの基本となる設計の重要なツールの一つです。コンピュータを利用して構造物の強度・振動などをシミュレーションし、設計へ活用することが出来ます。学生諸君にはものつくりの実学を勉強しながら、この分野にも目を開いて行って欲しいと思います。そうすれば正に鬼に金棒なテクノロジストになれると確信します。また、関連する授業科目「CAE基礎/応用および演習」を単位取得すれば、機械学会から「計算力学技術者(初級)」資格を取得できます。

CAEシステム研究室野村 大次 教授 結晶成長 半導体プロセス 光波工学

世界で唯一つの光デバイスを作りませんか?我々が力を注いでいるのは、光スイッチとホログラム撮影用可視光源です。いずれも皆様にはなじみの薄いものですが、次の時代の生活を豊かにするためには無くてはならないものです。研究室のモットーは「世界でここでしかできないものを作ること」。だから、材料から装置まですべて手作りです。オープンキャンパスでは研究室を解放しています。ぜひ来て見て感じてください。お待ちしています。

薄膜デバイス研究室平谷 雄二 教授

光スイッチ用マイクロヒータ

切削・研削加工 品質工学によるシステム最適化 廃品物粉砕化技術

機械加工によって材料の表面を高精度に仕上げる技術を開発する。主な研究テーマ純鉄のバリレス切削加工、SUS304材の総形精密穴開け、MQL加工、SN比による工具寿命解析、各種ロータリドレッサの開発、超砥粒ホイールの機上総形成形、ダイヤモンド砥石の機上精密放電ドレッシング鏡面研削加工、環境対応研削加工技術、ダイヤモンド工具開発、マイクロドリルのインプロセス欠損検出、発泡スチロール・木材・オムツ粉砕化技術

精密加工システム研究室東江 真一 教授

形状創製 複合材料 内燃機関

エコ&エコな加工。例えば心

ところてん太を作るように、丈夫な容器に入れた素材に

一端から力を加え、他端に設けた穴から流出させて、棒や管などを製造する技術を押出しといいます。複雑な形状でも1回の工程で作れるうえ屑が少ないので、とても“エコ”な加工法です。当ラボでは、先進的な押出技術や、樹脂あるいは金属に微細な繊維状物質を混ぜ込んだ複合材料を押出で成形するなどの研究をしています。また、学生フォーミュラチームを支援しています。

形状創製技術研究室原 薫 准教授

カーボンナノチューブ配合のパイプ

精密機構設計 プロセス加工 生産技術

研究室の活動と方針。教 育 方 針 :ものづくり活動における実学とその理

論的背景、設計手法を修得させる。研 究 方 針 :創造的機械要素、自動制御機構などに

よる工作機械、環境機器、生産設備などの研究の提案。

その他の活動 :卒業制作・研究、就職活動、インターンシップ支援など。

機構システム研究室神谷 聖志 教授

数ワットクラスの風力発電機

材料・エネルギー 廃棄物活用・環境 経営・管理

「もの」の心と人の心、両者の融合を目指します。

「もの」(物質)を高温にした際の物理変化・化学変化を、人類の幸福・繁栄に役立てることを目的とした研究室です。その基本は、自然現象をよく観察し、その変化をそのままに理解することと、何を欲しているかという人の心を把握することです。あわせて、それを実現するための仕組みについても研究しています。特に、複雑系の材料(もの・物質・廃棄物)とその成形技術に注力しています。

高温プロセシング システム研究室櫻井 大八郎 教授

ナノ・マイクロバブル技術 異方性エッチング技術

微細な世界からの環境にやさしい技術開発。地球環境への低負荷を実現することは、人類にとって重要な使命の一つです。本研究室はナノ・マイクロバブルの特性を利用した環境応用技術(機械部品の洗浄、食品洗浄など)の開発を行っています。また、ナノ・マイクロバブルの解明されていない不思議な挙動などに関しての基礎的な研究も行っています。

ナノ・マイクロファブリケーション研究室平井 聖児 教授超音波振動応用技術

トライボロジー 機械要素 表面処理

氷のように滑る表面をめざして。トライボロジーとは摩擦・摩耗の科学や潤滑工学をまとめて表現する言葉です。機械がいつまでも滑らかに動き続けるために必要不可欠な技術です。当研究室ではエンジンやブレーキなどの機械や機械部品が実際に摩耗したり摩擦が大きかったりして困っている問題を解決する他、摩擦や摩耗の基本原理について考え、摩擦摩耗のない表面の開発をめざしています。

トライボロジー研究室平岡 尚文 教授

回転盤

ガラス

CCDカメラ

ヒータ

レーザエッチング 鏡面研磨 クリーンエネルギー

クリーン鏡面の世界。メガネのレンズ面を高精度な鏡面に仕上げることが大切です。一方、先端技術製品であるコンピュータの半導体LSI用シリコンウェハ、信号機のLED用サファイアウェハ、HDDのガラスディスクも、さらに高精度な鏡面が必要とされ、本研究室ではこれらの研究を行っております。また、鏡面を応用して太陽光を集光し、そのエネルギーで太陽光発電を行なう研究を行っています。

精密マイクロシステム研究室三橋 眞成 教授

    太陽光の赤外線成分集光

ようこそ。熱と流れの世界へ!鍋を火にかけると流れが生じるのは,暖めることによって密度差が生じたからですね。うちわで扇ぐと涼しく感じるのは、体の表面にへばり付いた境界層という熱を伝えにくい部分を流れによって剥ぎ取っているからです。私たちはさまざまな問題を主に熱と流れの観点から分析し、より役に立つ成果を社会に送り出そうと頑張っています。

▼ http://www.iot.ac.jp/manu/mkomura/index.html

流体力学 伝熱工学 環境工学実践的 熱・流体工学研究室

香村 誠 准教授

純水中のマイクロバブル

Pノズル利用放電ドレス

高剛性立形ロータリドレッサR成形用ロータリドレッサ

環境対応研削Pノズル

バリ取り装置

並列計算用PCクラスタ

溶接指導風景

マイクロバブル発生の様子

グリースの性能を探る試験機

バブルリング発生装置

ものつくり大学 教員紹介

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