小 児 科 学 - 近畿大学病院 · ・echo(新生児,乳児)...

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小 児 科 学 1 .教 員 名 教 授   竹 村   司 ・ 篠 原   徹 岡 田   満(総合医学教育センター ・小児科兼務) 准教授   坂 田 尚 己 ・和 田 紀 久(NICU部) 講 師   三 宅 俊 治 ・ 田 端 信 忠 医学部講師 柳 田 英 彦 ・ 井 上 徳 浩 ・ 杉 本 圭 相 ・ 上 田 悟 史 助 教   井 上 智 弘 ・ 伊 豆 亜加音 ・ 井 庭 慶 典 ・ 丸 谷   怜 竹 村   豊 ・ 飛 梅   元 ・ 越 道 万智子 ・ 宮 崎 紘 平 小 西 悠 平 ・ 田 中 意 浩 ・ 南 方 俊 祐 ・ 今 岡 の り 長 井   恵 ・ 西   一 美 2 .指 導 医 名 大学院生  藤 田 真 輔 ・ 宮 沢 朋 生(一般) 丸 谷   怜 ・ 竹 村   豊 ・ 越 道 万智子 ・ 宮 崎 紘 平 小 西 悠 平 ・ 田 中 意 浩 ・ 南 方 俊 祐(社会人) 3 .教 育 目 標 小児科学の特徴は対象が常に発育しつつある個体であるという点である。小児科学の学習において は疾患を細分化された臓器の病態としてとらえるのではなく全身の病態として理解する必要がある。 また,小児科学においては常に心身両面の発育を通しての観察が要求され,また,診断医学,治療医 学のみならず予防医学が占める比重も大きい。単なる小児科学の知識習得ではなく,子どもの健康な 心身発育を含めて全人的に診ることが可能となるように,講義と実習を通じて総合医療としての小児 科学を習得することを教育の目標とする。 247

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Page 1: 小 児 科 学 - 近畿大学病院 · ・Echo(新生児,乳児) ・胃,十二指腸液採取 ・年長児の静脈血採取(おおむ ね10歳以上) ・留置針からの動静脈採血

小 児 科 学

1 .教 員 名

  教 授   竹 村   司 ・ 篠 原   徹         岡 田   満(総合医学教育センター・小児科兼務)   准教授   坂 田 尚 己 ・ 和 田 紀 久(NICU部)   講 師   三 宅 俊 治 ・ 田 端 信 忠   医学部講師 柳 田 英 彦 ・ 井 上 徳 浩 ・ 杉 本 圭 相 ・ 上 田 悟 史

  助 教   井 上 智 弘 ・ 伊 豆 亜加音 ・ 井 庭 慶 典 ・ 丸 谷   怜         竹 村   豊 ・ 飛 梅   元 ・ 越 道 万智子 ・ 宮 崎 紘 平         小 西 悠 平 ・ 田 中 意 浩 ・ 南 方 俊 祐 ・ 今 岡 の り         長 井   恵 ・ 西   一 美

2 .指 導 医 名

  大学院生  藤 田 真 輔 ・ 宮 沢 朋 生(一般)         丸 谷   怜 ・ 竹 村   豊 ・ 越 道 万智子 ・ 宮 崎 紘 平         小 西 悠 平 ・ 田 中 意 浩 ・ 南 方 俊 祐(社会人)

3 .教 育 目 標

   小児科学の特徴は対象が常に発育しつつある個体であるという点である。小児科学の学習においては疾患を細分化された臓器の病態としてとらえるのではなく全身の病態として理解する必要がある。また,小児科学においては常に心身両面の発育を通しての観察が要求され,また,診断医学,治療医学のみならず予防医学が占める比重も大きい。単なる小児科学の知識習得ではなく,子どもの健康な心身発育を含めて全人的に診ることが可能となるように,講義と実習を通じて総合医療としての小児科学を習得することを教育の目標とする。

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臨床実習

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4 .週間予定表

8 時 9 時 10時 11時 13時 14時 15時 16時 17時 18時

モ ー ニ ン グ カ ンファレンス

( 火 曜 日 と 金 曜 日8 :00より開始),他の日は 9 :00開始・ 主治医と共に患者

の診察・ Dr. 採血に参加・ 患者の状態・ 検査予定の把握・ 患者の本日の予定

を把握

乳児検診(外来)発育検診(外来)

火 病棟実習 総合C.教授廻診

第 1 週 発疹性疾患

(田端)第 2 週小児の痙攣性疾患(柳田)

腎生検(病棟)

腎生検C.腎抄読会

(研 4 F,CR)

第 1 週小児の内分泌・代謝疾患

(岡田)第 2 週小児の心身症

(村上)

ハイリスク児のワクチン接種

(外来,山本)病棟実習

第 1 週心電図・心エコーの読み方

(篠原)第 2 週造血器・腫瘍疾患(坂田)

まとめ(竹村)(CR)

土 −担当患者についての Weekly レポートの作成−

     主治医との打ち合わせ,検査データの評価,カルテへの記入,問題点の整理,患者の検査,搬送の付き添い,指導医からの質問に対する答えの用意,文献検索,カンファレンスでのプレゼンテーションなど C:カンファレンス,CR:カンファレンス室

5 .水準リスト

水 準

Ⅰ Ⅱ Ⅲ

指導医の指導・監視の下に実施が許容されるもの

状況によって指導医の指導・監視の下に実施が許容されるもの

原則として指導医の実施の介助または見学にとどめるもの

診 察

病歴聴取視診,打診,聴診神経学的診察血圧測定

直腸診

検 査

採血(末梢血)心電図超音波クロスマッチ

動脈血採取皮内テスト

骨髄穿刺骨髄生検腰椎穿刺腎生検

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治 療

クリーンルーム内無菌操作導尿酸素投与浣腸体位変換

皮下注射筋肉注射心マッサージ気道内吸引

中心静脈栄養点滴静注輸血人工透析 監視と管理心肺蘇生 気管内挿管 カウンターショック

水 準

Ⅰ Ⅱ Ⅲ

指導医の指導・監視の下に実施が許容されるもの

状況によって指導医の指導・監視の下に実施が許容されるもの

原則として指導医の実施の介助または見学にとどめるもの

診 察

・全身の視診,打診, 触診・ 簡単な器具を用いる全身の診察(聴診器,打腱器,血圧計など)

・直腸診・身長,体重測定及び 4 計測・検温・呼吸回数,脈拍数測定

・ クベース内収容中の新生児,未熟児

・ 化学療法中の白血病児に対する同診察

・ 骨髄移植施行児に対する同診察

検 査

(生理学的)・心電図・脳波・視力,聴力検査・経皮モニタ−装着・ピ−クフロ−メ−タ−(培養,ウィルス分離等)・咽頭,扁桃ぬぐい液採取・尿,便採取(画像診断)・MRI(介助)・Echo(年長児)(放射線学的検査)・単純X−P(介助)・RI(介助)・IVP(介助)(消化管検査)(採血等)・指端部穿刺による血糖測定(その他)・検尿,沈渣

・ABR

・Mチューブによる胃液採取・ 水疱穿刺による内容物ウィル

ス検査・ツ反・Echo(新生児,乳児)

・胃,十二指腸液採取

・ 年長児の静脈血採取(おおむね10歳以上)

・留置針からの動静脈採血・血液型,クロスマッチ試験・乳児検診・薬剤皮内テスト・ アレルゲンスクリーニングテ

スト(スクラッチテスト)

・リコ−ル検査・胸腔穿刺,腹腔穿刺・ M-tube からの消化管造影 (UGI)

・注腸造影・ 高圧浣腸による腸重積の診断,

治療・pHモニター(GER)装着・10歳以下の静脈血採取・血液 gas 測定・骨髄穿刺,骨髄生検・腎生検,肝生検・アレルゲンスクリーニング (皮内テスト)

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臨床実習

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治 療

(注射)・静注,動注後の止血処置(小児外科的処置)(その他)・起立試験(OD)・ 3 分間負荷検尿

・年長児の皮内,皮下,筋注 (おおむね10歳以上)

・輸血(交換輸血も含む)・ 新生児,未熟児,年少児の皮内,

皮下,筋注・静脈注射ならびに輸液・髄液注射・ IVH,ダブルルーメンカテー

テル挿入・排膿処置・カットダウン・胸腔ドレナージ・精神療法・サーファクテン注入

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