危ぶまれる    鳴門市の救急医療

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危危危危危 危危危危危 危危危危危危危危 危危危危危危危危 危危危危危危危危 危危 危危危危 危危危危危危危危 危危 危危危危

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危ぶまれる    鳴門市の救急医療. 健康保険鳴門病院 院長 増田和彦. 現在の医療の方向. 自己完結型医療. 病診連携の推進. 地域完結型医療. 人口  809974 人   (平成 17 年国勢調査). 徳島県の保健医療圏. 徳島県の救急医療圏. 平成19年7月1日 徳島新聞. 平成 19 年 12 月 7 日 徳島新聞. 徳島市内で5病院以上の交渉を要した 救急搬送例 (本年1月1日~10月31日) 52人    うち    6病院交渉  14人      7病院交渉   2人 8病院交渉   3人. - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

危ぶまれる危ぶまれる   鳴門市の救急医   鳴門市の救急医療療

健康保険鳴門病院 院長 増田和彦健康保険鳴門病院 院長 増田和彦

Page 2: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

現在の医療の方向現在の医療の方向

自己完結型医療自己完結型医療

地域完結型医療地域完結型医療

病診連携の推進病診連携の推進

Page 3: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

徳島県の保健医療圏 人口 人口  809974809974 人人  (平成  (平成 1717 年国勢調査)年国勢調査)

Page 4: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

徳島県の救急医療圏徳島県の救急医療圏

Page 5: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

平成19平成19年7月1年7月1

日日徳島新聞徳島新聞

Page 6: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

平成平成 1919 年年1212 月月 77 日日徳島新聞徳島新聞

Page 7: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

徳島市内で5病院以上の交渉を要した徳島市内で5病院以上の交渉を要した 救急搬送例救急搬送例(本年1月1日~10月31日)(本年1月1日~10月31日)

                            5252人人  

   うち   うち   6病院交渉  14人   6病院交渉  14人     7病院交渉   2人     7病院交渉   2人          8病院交渉   3人8病院交渉   3人  

「平成19年度徳島保健所救急医療対策連絡協議会  資料より」

Page 8: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

救急搬送受入件数救急搬送受入件数

順位順位 病院名病院名 (( ベッドベッド数数 ))

HH 1515年年

HH 1616年年

HH 1717年年

HH 1818年年

11 徳島赤十字(徳島赤十字( 440505 ))

32332300

36136122

41141177

22 県立中央(県立中央( 545400 ))

25525522

26126122

25525566

33 健保鳴門(健保鳴門( 303077 ))

18818899

20720733

21421411

20820866

44 徳島市民(徳島市民( 393977 ))

18318399

20820822

20720733

5 田岡病院(田岡病院( 232344 ))

14114100

15115199

14214200

11 日日 5.75.7 台台

Page 9: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

東部地区における小児救急医療体制東部地区における小児救急医療体制

Page 10: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

東部地域における小児救急当番表東部地域における小児救急当番表

12月10日以後、担当できなくなった

Page 11: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

(厚生労働省ホームページ:医療政策の経緯、現状、および課題より)(厚生労働省ホームページ:医療政策の経緯、現状、および課題より)

Page 12: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

徳島県での勤務医の減少徳島県での勤務医の減少

准看護師准看護師

看護師看護師

常勤医師常勤医師

徳島県(常勤医師)徳島県(常勤医師)

Page 13: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

近隣の病院の病床数と医師数

病床数 総医師数

徳島県立中央病院 540 80

徳島赤十字病院 405 98

東徳島病院 360 18

徳島市民病院 359 50

麻植協同病院 323 37

健康保険鳴門病院 307 50

Page 14: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

徳島新聞徳島新聞平成平成 1919 年年8月258月25

日日

Page 15: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

医師数の基準:医師数の基準:  昭和23年 医療法 制定時のま  昭和23年 医療法 制定時のままま平成17年厚労省の立ち入り検査平成17年厚労省の立ち入り検査  医師配置標準の遵守率      医師配置標準の遵守率    83.8 83.8 %%     法律を満たせない     法律を満たせない標欠病院 標欠病院 ::16.2 16.2 %%平成平成 1919 年年 44 月の日本病院会調査月の日本病院会調査    医師が医師が実状には不足実状には不足している病院している病院:: 990.5 0.5 %%

鳴門病院鳴門病院での必要医師数    での必要医師数    34.15 34.15 人人  現在の医師数           現在の医師数         60 60 人人         (( 正職員医師 正職員医師  5050 人 研修医 人 研修医  1100 人人 ))

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健康保険鳴門病院における年齢層別の医師数健康保険鳴門病院における年齢層別の医師数

0

5

10

15

研修医数嘱託医医師数

Page 17: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

0

5

10

15

24 29~ 30 34~ 35 39~ 40 44~ 45 49~ 50 54~ 55 59~ 60~

研修医数医師数

麻植協同麻植協同病院病院

東徳島東徳島病院病院

徳島市民徳島市民病院病院

徳島県立徳島県立中央病院中央病院

近隣にある公的病院医師の年齢構近隣にある公的病院医師の年齢構成成

0

5

10

15

20

25

30

24 29~ 30 34~ 35 39~ 40 44~ 45 49~ 50 54~ 55 59~ 60~

研修医数医師数

0

5

10

24 29~ 30 34~ 35 39~ 40 44~ 45 49~ 50 54~ 55 59~ 60~歳

人 医師数

0

5

10

24 29~ 30 34~ 35 39~ 40 44~ 45 49~ 50 54~ 55 59~ 60~

研修医数医師数

Page 18: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

鳴門病院と近隣4病院の年齢層別医師の合計数鳴門病院と近隣4病院の年齢層別医師の合計数

0

5

10

15

20

25

30

35

40

45

50

人 研修医数医師数

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黒木登志夫:黒木登志夫:日医ニュース日医ニュース ..平成19年9月20平成19年9月20

日日

大学病院は大学病院は「破綻のスパ「破綻のスパイラル」にイラル」に入ってゆく‥ 入ってゆく‥ ‥財政的に破‥財政的に破綻に追い込ま綻に追い込まれ「白い廃れ「白い廃墟」になって墟」になってしまうだろう。しまうだろう。

「白い巨塔」から「白い廃「白い巨塔」から「白い廃墟」へ墟」へ ー大学病院の危機的状 ー大学病院の危機的状況ー況ー

Page 20: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

第 107 回日本外科学会 平成 19年 4月 11- 13日

門田守人会長講演(大阪) 「外科の職場環境は悪化の一途。このま 「外科の職場環境は悪化の一途。このま

までは、10年後、外科を志望する医学までは、10年後、外科を志望する医学生がいなくなる」生がいなくなる」

  外科志望者の減少の主な理由  外科志望者の減少の主な理由         (1)(1) 長時間勤務,時間外勤務が多い長時間勤務,時間外勤務が多い         (2)(2) 労働に見合わない報酬労働に見合わない報酬         (3)(3)高い医療訴訟リスク高い医療訴訟リスク

Page 21: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

外科外科サブスペサブスペシャリシャリティーティー専門医専門医取得まで取得までの道程の道程

初 期 臨 床 研 修 ( 2 年 間 )

外 科 後 期 研 修 ( 3 年 間 )

外科専門医取得

呼吸器

食道・乳腺

心・血管

小児

消化器

Page 22: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

徳島新聞徳島新聞平成平成 1919年年 88 月月 2266 日日

Page 23: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

徳島新聞徳島新聞平成平成 1919 年年5月8日5月8日

日本病院会日本病院会が宿直勤務が宿直勤務をする全国をする全国の勤務医にの勤務医に行ったアン行ったアンケートでは、ケートでは、約約 99割が宿割が宿直の翌日も直の翌日も通常通り働通常通り働き、約き、約 66割割が月が月 33 回以回以上の宿直を上の宿直をこなしていこなしているとの結果るとの結果が出た。が出た。

日本病院会日本病院会が宿直勤務が宿直勤務をする全国をする全国の勤務医にの勤務医に行ったアン行ったアンケートでは、ケートでは、約約 99割が宿割が宿直の翌日も直の翌日も通常通り働通常通り働き、約き、約 66割割が月が月 33 回以回以上の宿直を上の宿直をこなしていこなしているとの結果るとの結果が出た。が出た。

コンビニコンビニ感覚で感覚で

「もうなおっ「もうなおってるでしょうてるでしょうか」「明日はか」「明日は仕事がある仕事がある

ので」と、明ので」と、明らかに重症らかに重症ではない子ではない子供を‥供を‥    

Page 24: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

労働基準法第労働基準法第 4141条に定める宿日直勤務につい条に定める宿日直勤務についてて

  宿日直勤務宿日直勤務とは、(中略)原則として通常の労とは、(中略)原則として通常の労働は行わず、労働者を事業場で待機させ、働は行わず、労働者を事業場で待機させ、電話電話の対応、の対応、火災等火災等のの予防予防のためののための巡視、非常事態巡視、非常事態発生時の連絡等発生時の連絡等に当たらせるものに当たらせるもの

(1)(1) 勤務の態様勤務の態様    病室の定時巡回、少数の要注意患者の検脈、病室の定時巡回、少数の要注意患者の検脈、

検温等の特殊な措置を要しない検温等の特殊な措置を要しない軽度の、又は軽度の、又は短短時間の業務時間の業務を行うことを目的とするものに限るを行うことを目的とするものに限る

(2)(2)睡眠時間の確保等 睡眠時間の確保等 充分な睡眠時間充分な睡眠時間が確保が確保(3)(3)宿日直の回数宿日直の回数  宿直宿直勤務は、勤務は、週週 11 回回、 、 日直日直勤務は勤務は月月 11 回回を限を限

度度(4)(4)宿日直勤務手当宿日直勤務手当

Page 25: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

医療機関における休日及び夜間勤務の医療機関における休日及び夜間勤務の適正化について適正化について

   宿日直勤務宿日直勤務についてについてはは、原則として、原則として通常通常の業務は行わず、非常事態に備えて待機するの業務は行わず、非常事態に備えて待機するものもの等であって常態としてほとんど労働をす等であって常態としてほとんど労働をする必要のない勤務であることから、(中略)る必要のない勤務であることから、(中略)

  断続的労働である宿日直勤務によることが困断続的労働である宿日直勤務によることが困難である場合には、法第難である場合には、法第 4141 条に基づく断続条に基づく断続的労働である宿日直勤務としての取扱いを廃的労働である宿日直勤務としての取扱いを廃止し、止し、交代制の導入等について検討交代制の導入等について検討することすること

Page 26: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

社会保険・老人保険診療報酬社会保険・老人保険診療報酬の改定率の改定率

平成平成9年9年

平成平成1010年年

平成平成1212年年

平成平成1414年年

平成平成1616年年

平成平成1818 年年

診療診療報酬報酬

1.71.7 1.51.5 1.91.9 ▲▲1.1.33

±0±0 ▲▲1.31.36 6

Page 27: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

時間外受診の皆様へお願い時間外受診の皆様へお願い     当院で時間外診療を担当している  当院で時間外診療を担当している

医師は、朝からの連続勤務であり、医師医師は、朝からの連続勤務であり、医師不足のため、翌日も続いての勤務を余儀不足のため、翌日も続いての勤務を余儀なくされております。なくされております。

   救急診療は、明朝まで待つことが   救急診療は、明朝まで待つことができない重症の方を対象としております。できない重症の方を対象としております。軽症の方、明朝まで待てる方は、できる軽症の方、明朝まで待てる方は、できるだけ時間外当番の病医院を受診するか、だけ時間外当番の病医院を受診するか、明朝に一般外来を受診して下さいますよ明朝に一般外来を受診して下さいますよう、お願い申し上げます。う、お願い申し上げます。                                                    

病院長病院長

Page 28: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

入院患者のご家族様へのお願い入院患者のご家族様へのお願い   当院では、入院中の患者様の急変時   当院では、入院中の患者様の急変時

に駆けつける医師も当直の医師も、医師に駆けつける医師も当直の医師も、医師不足のため前日・翌日にも連続して勤務不足のため前日・翌日にも連続して勤務せざるを得ない状況です。せざるを得ない状況です。

  医師の過重労働は医療事故の危険性が  医師の過重労働は医療事故の危険性が高くなります。高くなります。

  医師からの病状の説明は、休日を避け、  医師からの病状の説明は、休日を避け、できるだけ平日の勤務時間内に受けて下できるだけ平日の勤務時間内に受けて下さいますようお願い申しあげます。  さいますようお願い申しあげます。                                                  病院長            病院長

Page 29: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療
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(厚生労働省ホームページ:医療政策の経緯、現状、および課題より)(厚生労働省ホームページ:医療政策の経緯、現状、および課題より)

★★★★★★

★ の合計 の合計 41.041.0 %%

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廃院してゆく病院廃院してゆく病院・東京都東区 東十条病院・東京都東区 東十条病院 (350(350 床床 ))    1919 年年 1010 月月   北区で最大・災害拠点病院  日大の医師引き上げ   北区で最大・災害拠点病院  日大の医師引き上げ・公立忠岡病院(大阪府・公立忠岡病院(大阪府 8383 床)医師不足で床)医師不足で 1818 年年 33 月廃院月廃院・山陽市民病院(山口県山陽小野田市) 廃院・山陽市民病院(山口県山陽小野田市) 廃院・公立深谷病院・公立深谷病院 (( 宮城県石巻市) 宮城県石巻市)  1919 年年 33 月閉院月閉院   負債総額は約55億円   負債総額は約55億円・国保生駒総合病院(奈良県生駒市・国保生駒総合病院(奈良県生駒市 197197 床) 床)  1717 年年 33 月月・糸魚川医療生協「姫川病院」(新潟県・糸魚川医療生協「姫川病院」(新潟県 114114 床) 床)  1919 年年66 月  診療報酬切り下げと医師不足 負債総額月  診療報酬切り下げと医師不足 負債総額 22.622.6億億円円

・・夕張市立総合病院(北海道夕張市立総合病院(北海道 170170 床) 床)  1818 年年 1212 月月   地方自治体が財政再建団体となり、自治体病院 も 診   地方自治体が財政再建団体となり、自治体病院 も 診

療所化療所化

Page 34: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

・日鋼記念病院(・日鋼記念病院( 479479 床)(北海道)床)(北海道)    救命救急センター返上救命救急センター返上(H(H 19.1219.12届出)届出)・東松山市立・東松山市立市民病院市民病院(( 230230 床)(埼玉県)床)(埼玉県)  医師が半減   医師が半減  H19.11H19.11末で時間外救急診療休止末で時間外救急診療休止

  ・春日部・春日部市立病院(市立病院( 350350 床)(埼玉県春日部市)床)(埼玉県春日部市)  時間外診療中止、  時間外診療中止、二次救急二次救急 ((他院で救急治療が他院で救急治療が

必  要と判断された場合必  要と判断された場合 )) のみ受付のみ受付・阪南・阪南市立病院市立病院((大阪府阪南市)大阪府阪南市) (185(185 床)床)     1818 年年 77 月内科休診月内科休診・・国立病院国立病院機構姫路医療センター(兵庫県)機構姫路医療センター(兵庫県)  入院と救急受け入れを制限  入院と救急受け入れを制限・安房医師会病院(千葉)(・安房医師会病院(千葉)( 149149 床)床)     2222 時以後の救急制限 時以後の救急制限 

時間外や救急診療を取りやめる病時間外や救急診療を取りやめる病院院

Page 35: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

(厚生労働省ホームページ:医療政策の経緯、現状、および課題より)

Page 36: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

小児救急小児救急医療医療

電話相談電話相談

#8000#8000

受診したほう受診したほうが良いのか、が良いのか、様子をみて大様子をみて大丈夫なのか?丈夫なのか?

看護師や小児看護師や小児科医が電話で科医が電話でアドバイスしアドバイスします。ます。

Page 37: 危ぶまれる    鳴門市の救急医療

「井関友伸のブログ」「井関友伸のブログ」       より       より

兵庫県丹波市 兵庫県丹波市       の      の例例

母親たちが掛か母親たちが掛かりつけ医を持っりつけ医を持ったり、自ら子供たり、自ら子供の病状に応じたの病状に応じた適切な対応を適切な対応をチャ-ト図にしチャ-ト図にして学んだりと、て学んだりと、住民らが努力し住民らが努力したうえで、医師たうえで、医師の招聘を求めた。の招聘を求めた。夜間受診が激減夜間受診が激減