xct cd44v6 - 東京女子医科大学 ·...
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CD44は多くの腫瘍細胞に発現が認められ、各種のサイトカインの受容体として作用し腫瘍の悪性化との関連性が指摘されています。また、CD44のバリアントアイソフォームがシスチンのトランスポーターであるxCTと結合してグルタチオンの生成を促進することでガン細胞の活性酸素種の蓄積を抑制し酸化ストレスへの抵抗性を高めているとの報告があります。今回我々は、甲状腺乳頭ガンにおけるこれらの分子の発現状態を調べるためCD44v6、 xCTの発現を免疫組織化学法とウエスタンブロット法を用いて解析いたしました。今回の検索ではCD44バリアントとxCTの関連性は明らかにはできませんでしたが、腫瘍組織でxCTの発現が増加していることから、甲状腺乳頭ガンにおいてもxCTの経路を使用した酸化ストレスへの抵抗性を高めていると考えらました。甲状腺腫瘍の分野では、酸化ストレスへの抵抗性に関してはまだ不明な点が多いのでこれからの研究が期待される分野だと思います。
今回の札幌行きは東北北海道新幹線を使い、新函館北斗で在来線特急スーパー北斗に乗り換え電車で行ってきました。帰りも同じルートで東京に戻りました。札幌は、雨が時々降って少し肌寒い気候でした。
第107回日本病理学会総会 (2018年6月21~23日) @ ロイトン札幌
初日, 加藤陽一郎准講師のポスター発表 「xCT と CD44v6 の甲状腺乳頭癌での局在と発現」
第107回日本病理学会総会 (2018年6月21~23日) @ ロイトン札幌
当教室から3名の医学部生が最終日の学生ポスターセッションで学会発表デビューした!
宮代麻由さんの発表「TDP-43変異を伴う広汎型家族性 ALS の剖検例」発表も質疑応答も正々堂々とおちついていた
第107回日本病理学会総会 (2018年6月21~23日) @ ロイトン札幌
安心して視聴できる仕上がりだった!
長嶋香子さんの発表「プリオン病が疑われた肝性脳症を伴うびまん性レビー小体病の 1 剖検例」
清水恵利香さんの発表「悪性脳腫瘍における “DNAメチル化形質” の意義」