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The Future of Advertising: 'Pay-Per-Gaze' Is Just the Beginning新しい広告システムペイ・パー・ゲイズとペイ・パー・エモーション
20130930vol.025
Chris Taylor| August 16, 2013
http://mashable.com/2013/08/15/the-future-of-advertising-pay-per-gaze-is-just-the-beginning/上記Mashableの記事を翻訳し、当社で情報や考察を加えています。
©2013 THINKJAM.Inc. Page 1
「ペイ・パー・ゲイズ」と「ペイ・パー・エモーション」の意味
Pay-Per-Gaze
Pay-Per-Emotion
(凝視)(⽀払う) (〜ごとに)
(感情)(⽀払う) (〜ごとに)
→広告を⾒たときの⽬の動きによる課⾦⽅法
→広告を⾒たときの感情による課⾦⽅法
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ペイ・パー・ゲイズ(PPG)
広告を何回⾒たか・どのくらい⾒たかで課⾦する⽅法●瞳の動きを検出するカメラから、広告に注⽬した回数とその時間を測定する
ペイ・パー・ゲイズのしくみに対する特許をGoogleが取得●Google Glassと思われる装着型のデバイスを⽤いることが特許に記されている
例)レストランの前に来たらメニューがポップアップ表⽰されずっとみていたら広告料を⽀払う
http://www.thedrum.com/news/2013/08/01/google-glass-ban-set-be-implemented-drivers http://www.theverge.com/2013/8/18/4633558/google-patents-pay-per-gaze-eye-tracking-ads
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ペイ・パー・エモーション(PPE)
広告を⾒たときの反応を⾒て課⾦する⽅法●瞳孔拡張は感情の状態(驚く、興味を持つなど)と関係することから
瞳孔の動きを検出し、広告を⾒て拡張した場合は強い関⼼を持ったとする●ペイ・パー・ゲイズと同様にGoogleが特許を取得
例)メニューを⾒た際のペーパーゲイズの広告料に加え、ピザの写真を⾒て瞳孔が拡張したらさらに広告料を⽀払う
サードパーティーのアプリ開発者向けに発表された Google Mirror APIによるとGoogle Glass上での広告表⽰は禁⽌されている。Google Glassについて公開されていない情報も多いがPPGとPPEがGoogle Glassにおける主な広告収⼊源になる可能性がある。
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オフライン広告の測定
Google Glassの画⾯上に映る広告だけでなく街頭にある広告もGoogle Glassが“広告と認識できれば”測定可能
取得可能なデータについて●広告主にはユーザーを特定できるデータを除き、匿名の分析データが送られる●オプトイン・アウトの機能を組み込むことも可能
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/net/case/060920_adidas/index2.html
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新しい広告システムは「Google Glass」だけの機能となるのか?
●Googleが特許を持っているが⼈の動きを認識するデバイスはキネクトなど他にも存在する
Kinect 2.0
カメラ・センサー・マイクでユーザーの向き・動き・速さ・顔・表情・⾳声を認識し
重⼼の位置・⼼拍数を推定
Basis B1
加速度・⼼拍数・体温・発汗量を計測し運動や睡眠の時間や質を推定
●続々と登場しているウェアラブル・デバイスを⽤いて広告を⾒たときの感情や体調の変化を測定できるようになる可能性がある
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利点と課題(現状想定)
利点●認知されているか?⾒た⼈に影響を与えているか?という
広告本来の⽬的を測定できるようになる可能性が⾼い。●影響を測りにくいオフライン広告の測定ができるかもしれない。
課題●今年5⽉の⼀部開発者へのGoogle Glass販売価格は1,500ドルであり、
⼀般販売価格は299ドルという予測もあるが、⼀般に浸透するには時間かかかる。デバイスを持つユーザーが少なかったり、偏ったユーザー層の割合が多いと、分析データが偏り欲しい情報が得られない可能性がある。
●測定されることを嫌がり、データ送信を拒絶するユーザーもいるため取得するデータに気をつけなければいけない。
●不正に広告を⾒る・瞳孔の動きを操作するユーザーがでてくる可能性がある。