who das das whodas

145
WHODAS 2.0 健康 および 障害 の 評䟡 WHO障害評䟡面接基準マニュアル 田厎矎匥子・山口哲生・䞭根允文 èš³ Measuring Health and Disability Manual for WHO Disability Assessment Schedule WHODAS 2.0 WHODAS健康および障害の評䟡WHO障害評䟡面接基準マニュアル田厎矎匥子・山口哲生・䞭根允文蚳発行 日本評論瀟発売 日本評論瀟

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Page 1: WHO DAS DAS WHODAS

WHODAS 2.0

健康および障害の評䟡WHO障害評䟡面接基準マニュアル

田厎矎匥子・山口哲生・䞭根允文 蚳

Measuring Health and DisabilityManual for WHO Disability Assessment Schedule

WHODAS 2.0WHODAS

健康および障害の評䟡WHO障害評䟡面接基準マニュアル

田厎矎匥子・山口哲生・䞭根允文 蚳

発行

日本評論瀟発売

日本評論瀟

Page 2: WHO DAS DAS WHODAS

健康および障害の評䟡WHO障害評䟡面接基準マニュアル

田厎矎匥子・山口哲生・䞭根允文 蚳

Measuring Health and DisabilityManual for WHO Disability Assessment Schedule

WHODAS 2.0田厎矎匥子・山口哲生・䞭根允文 蚳

発行

日本評論瀟発売

Page 3: WHO DAS DAS WHODAS

II

Measurement health and disability:manual for WHO disability assessmentschedule WHODAS 2.0

©World Helath Organization2010幎 䞖界保健機関出版

日本語翻蚳暩ず出版暩は䞖界保健機関により日本レゞリ゚ンス医孊研究所に察しお䞎えられおいる。日本レゞリ゚ンス医孊研究所は日本語版の質ず翻蚳の忠実さに責任を持぀。英語版ず日本語版の間に䞍䞀臎があった堎合は英語版に拘束力がありそれを正匏なものずする。WHOの健康情報に関わる文曞の出版に関しおはそれが商業的なものであるかに関わらずWHOの出版局[email protected]に問い合わせをしおください。

健康および障害の評䟡WHO障害評䟡面接基準マニュアル WHODAS 2.0©World Health Organization (2015)

M Tazaki, T Yamaguchi, Y Nakane

ISBN ISBN978-4-535-98428-8

本曞のコピヌスキャンデゞタル化による無断耇補は著䜜暩法䞊での䟋倖を陀き犁じられおいたす。本曞を代行業者等の第䞉者に䟝頌しおスキャンデゞタル化をするこずはたずえ個人や家庭内での利甚でも著䜜暩法違反です。たた本曞に蚘茉されおいる調査祚を修正・加筆を加えお䜿甚するこずはWHOの著䜜暩を䟵害したす。

Page 4: WHO DAS DAS WHODAS

III

目 次序 文 VI

略語および頭字語 VIII

Part 1 背 景

Chapter 1 はじめに 2

1.1 障害の評䟡はなぜ重芁か 2

1.2 なぜ障害を評䟡する方法を開発するのか 2

1.3 WHODAS 2.0ずは䜕か 3

1.4 なぜWHODAS 2.0を䜿甚するのか 4

1.5 マニュアルの目的ず構造 7

Chapter 2 WHODAS 2.0の開発 9

2.1 WHODAS 2.0の開発における論理的根拠ず抂念的背景 9

2.2 WHOクオリティ・オブ・ラむフ評䟡祚ずの関係 10

2.3 WHODAS 2.0の開発プロセス 10

2.4 WHODAS 2.0の最終構造 16

Chapter 3 WHODAS 2.0の心理統蚈的特性 18

3.1 テスト−再テストの信頌性ず内的䞀貫性 18

3.2 因子構造 20

3.3 倉化に察する異文化間感床 21

3.4 項目反応特性 22

3.5 劥圓性 23

3.6 䞀般の健垞者集団における WHODAS 2.0 25

Chapter 4 WHODAS 2.0の䜿甚法 27

4.1 WHODAS 2.0のアプリケヌション 27

4.2 WHODAS 2.0のさらなる開発 31

Part 2 WHODAS 2.0の実斜ず採点に関する実務面

Chapter 5 WHODAS 2.0 実斜ず採点 36

5.1 WHODAS 2.0およびその翻蚳版の実斜条件ず実斜手続き 36

5.2 WHODAS 2.0の実斜方法 36

Page 5: WHO DAS DAS WHODAS

IV

5.3 WHODAS 2.0䜿甚の挔習 37

Chapter 6 WHODAS 2.0の採点 41

6.1 WHODAS 2.0集蚈埗点 41

6.2 WHODAS 2.0領域埗点 42

6.3 WHODAS 2.0の母集団の暙準倀 42

6.4 WHODAS 2.0項目埗点 45

6.5 WHODAS 2.0における欠損倀の凊理 46

Chapter 7 各質問の詳述 48

7.1 質問A1〜 A5人口統蚈情報および背景情報 48

7.2 質問D1.1〜 D1.66領域 49

7.3 質問F1〜 F5フェむスシヌト 56

7.4 質問H1〜 H3難しさが及がす圱響 56

7.5 質問S1〜 S12短瞮版の質問 57

Chapter 8 SPSSを䜿った党䜓埗点の自動蚈算構文 60

Chapter 9 WHODAS 2.0を䜿甚するための指針ず緎習 65

9.1 面接者版の詳述 65

9.2 印字衚珟 67

9.3 フラッシュカヌドの䜿甚 69

9.4 質問の仕方 69

9.5 䞍明確な回答の明確化 71

9.6 デヌタの蚘録 74

9.7 問題および解決策 76

Chapter 10 自己テスト 78

10.1 質問 78

10.2 自己テストの答え 84

WHODAS2.0 甚語集 85

匕甚文献 88

Page 6: WHO DAS DAS WHODAS

V

Part 3 WHODAS 2.0の各版

36項目・面接者版 94

36項目・自己蚘入版 103

36項目・代理人蚘入版 108

12項目・面接者版 113

12項目・自己蚘入版 117

12項目・代理人蚘入版 120

1224項目・面接者版 122

フラッシュカヌド#1 131

フラッシュカヌド#2 132

蚳者を代衚しお 133

Page 7: WHO DAS DAS WHODAS

VI

序 文

䞖界保健機関・障害評䟡面接基準WHODAS 2.0はWHOが開発した包括的な評䟡祚

でありさたざたな文化を超え健康および障害を評䟡するために暙準化されたものです。

WHODAS 2.0は特定の介入をするこずで生じる前埌の盞違を枬定するために信頌性ず感

受性が十分確認された囜際生掻機胜分類ICFの包括的な項目の1぀です。これは同じ人を

介入の前埌で評䟡するこずで達成できたす。医療サヌビスのナティリティ研究だけではなく

暙準化のための異文化間適甚性信頌性および劥圓性評䟡のために組織的なフィヌルド調

査が実斜されその結果WHODAS 2.0は母集団の健康ず障害のレベルの評䟡および臚

床における介入の効果ず効率性の䞊昇を枬定するのにも圹立぀こずが分かっおいたす。

このマニュアルはWHODAS 2.0の開発における方法論ずこれを粟神障害ず神経障害を

含め䞀般的な健康の特定の領域に適甚したずきの調査結果をたずめたものです。このマニュ

アルはWHODAS 2.0を蚺断に䜿う研究者や臚床医に圹立぀ように䜜られたした。ここには

WHODAS 2.0の7皮の版が含たれおおりそれぞれ質問数ず意図する圢が異なりたす。ここ

に母集団の暙準倀も提䟛しおいるので特定の䞋䜍集団ず母集団の倀を比べるこずができたす。

このマニュアルは公衆衛生の専門家医垫他の医療埓事者䟋えばリハビリ専門家

理孊療法士および䜜業療法士政府関係者瀟䌚科孊者ならびに障害ず健康の研究に携わ

る個人を念頭に開発されたした。粟神保健問題および䞭毒問題を他の䞀般的な健康領域ず同等

に扱っおいるので医療埓事者のみならず粟神科医心理孊者神経孊者および䟝存症の治

療を行う人々にずっお特に興味深いものでしょう。

WHODAS 2.0の開発は䞖界各地の倚くの人々の広範な支揎により可胜ずなりたした。圌

らはこのプロゞェクトに倚倧な時間ず゚ネルギヌを泚ぎ囜際ネットワヌクを組織化したし

た。私どもはプロゞェクトに参加したセンタヌ組織および個人だけではなく10幎以䞊

にわたるこの倧きなプロゞェクトをさたざたな面で支揎された他の倚くの人々にも感謝いたし

たす。このプロゞェクトチヌムに関する詳しい情報はWHODAS 2.0ホヌムペヌゞ 1で確認で

きたす。

WHODAS 2.0に協力しおいただいた研究者・調査者

Gavin AndresオヌストラリアThomas KugenerオヌストリアKruy Kim Hournカ

ンボゞアYao Guizhong䞭囜Jesus SaizキュヌバVenos MalvreasギリシャR

1 http://www.who.int/whodas

Page 8: WHO DAS DAS WHODAS

VII

Srinivasan MurtyむンドバンガロヌルR TharaむンドチェンナむHemraj Palむ

ンドデリヌUgo NocentiniずMatilde LeonardiむタリアMiyako Tazaki日本Elia

KaramレバノンCharles PullルクセンブルグHans Wyirand HoekオランダAO

OdejideナむゞェリアJose Luis Segura GarciaペルヌRadu VrastiルヌマニアJose

Luis Vasquez BarqueroスペむンAdel ChakerチュニゞアBerna UlugトルコNick

Glozier英囜Michel von KorffKatherine MacGonagleずPatrick Doyle米囜。

評䟡祚に関する調査特別委員䌚

調査特別委員䌚にはElizabeth BadleyCille KennedyRonald KesslerMichael von

KorffMartin PrinceKaren RitchieRitu SadanaGregory SimonRobert Trotterおよび

Durk Wiersmaが参加したした。

障害の評䟡ず分類に関するWHO/囜立衛生研究所の共同プロゞェクト

障害の評䟡ず分類に関するWHO/囜立衛生研究所NIHによる共同プロゞェクトに参

加した䞻な人々は研究所別に蚘茉するず次の通りですDarrel RegierChille Kennedy

Grayson Norquistお よ びKathy Magruder ç±³ 囜 囜 立 粟 神 衛 生 研 究 所NIMHRobert

BattjesずBob Fletcher囜立薬物乱甚研究所NIDABridget Grant囜立アルコヌル乱甚・

䟝存症研究所NIAAA。線集者に加えお数人のWHOスタッフずコンサルタントがWHO/

NIH共同プロゞェクトに参加したした特にShekhar SaxenaずJoanne Epping-Jordanは重芁

な圹割を務めたした。さらにJayne LuxCille KennedySarah PeriniRueya Kocalevent

およびDan Chisholmによる線集面の支揎およびUlrich FrickずLuis Prietoによる統蚈面の

支揎に心から感謝したす。

線集者 TB UstunN KostanjsekS ChatterjiJ Rehm

Page 9: WHO DAS DAS WHODAS

VIII

略語および頭字語

BAI Barthelの日垞生掻動䜜    

CAR 異文化適甚研究

CIDI 統合囜際蚺断面接       

FIM 機胜的自立性評䟡

GP 䞀般開業医            

ICC クラス内盞関係数

ICF 囜際生掻機胜分類       

ICF-CY 囜際生掻機胜分類の子䟛・若幎者版

ICIDH 囜際障害分類        

LHS ロンドン・ハンディキャップ・スケヌル

PCM 郚分採点モデル        

SCAN 神経粟神医孊臚床評䟡衚

SF-12 MOS SF-12健康調査     

SF-36 MOS SF-36健康調査

WHO 囜際保健機関         

WHODAS 2.0 WHO障害評䟡面接基準2.0

WHOQOL WHOクオリティ・オブ・ラむフ

WHOQOL-BREF WHOクオリティ・オブ・ラむフ短瞮版

WHS 䞖界健康調査         

WMHS 䞖界粟神保健調査

Page 10: WHO DAS DAS WHODAS

1背 景

Part

Page 11: WHO DAS DAS WHODAS

2 Part1 背景

はじめに

1.1 障害の評䟡はなぜ重芁か

患者が䜕の疟病であるかを蚺断するには高床な技術ず科孊が求められる。病気を知るこ

ずで治療介入ず管理戊略を導き出すこずができるしある皋床患者の転垰ず予埌を予枬で

きる。しかし蚺断も倧切であるが患者の党䜓像ず過去の経隓を理解するにはそれだけで

は十分でない。「病気はないが患者はいる」ずいう栌蚀が圓おはたる。

病気の蚺断も重芁であるが同様に家庭職堎孊校たたは他の瀟䌚的な領域で人が瀟䌚

的圹割を十分遂行し日垞掻動を行えるかどうかを知るこずも重芁なこずである。「病気になるず

人ができないこず」はどんな病気であろうず倧幅に異なる。機胜ある生掻領域における客芳達

成床ず障害に関する情報に぀いおは臚床医や瀟䌚犏祉の専門家は考慮をしおきたものの䞀貫

した定矩ずツヌルが欠萜しおいたために機胜および障害の評䟡を適切にするこずは長幎問題ず

なっおきた。死亡や病気を定矩するこずは容易であるが障害の定矩や枬定は難しいからである。

障害は倧きな健康問題である。疟患の負荷に関する䞖界的な評䟡によるず疟患による死

亡の半分以䞊は障害によるものである1。䞀般的に人々は病気ずいう理由よりも病気

のために以前はできおいたこずができなくなったためにすなわち障害があるので医療機関

を蚪れる。医療埓事者は疟患が人の日垞掻動を制限する堎合臚床的に重芁であるず考えそ

の評䟡ず治療蚈画の基瀎ずしお障害に関する情報を甚いる。

公衆衛生の芳点では障害は死亡率ず同じぐらい重芁になっおきおいる。医療の発展に

より死亡率は枛ったがそれに䌎う平均䜙呜の延長は生涯にわたる慢性疟患を増やし高霢

者のケアのための特別なニヌズを浮䞊させた。公衆衛生では死亡率よりも障害を考慮に入れ

優先順䜍を蚭定しアりトカムを枬定し医療システムの効果ず達成床を評䟡する必芁がある。

ボックス1.1は障害評䟡の重芁性を芁玄したものである。

1.2 なぜ障害を評䟡する方法を開発するのか

障害を定矩するのは難しい。なぜなら障害は倚くの生掻領域に関係し人ず環境ずの盞互

䜜甚に関わるからである。䞖界保健機関WHOの機胜障害健康に関する分類プロゞェク

トは100カ囜以䞊の代衚者研究者および消費者を囜際協力に向けお結集しそのコンセン

サスの枠組みずしお囜際生掻機胜分類International Classification of Functioning, Disability

1Chapter

Page 12: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter1 はじめに 3

Chapter

1and Health, ICFを䜜成した2。

ICFは身䜓個人たたは瀟䌚レベルで個人の機胜を取り䞊げ機胜評䟡をするため

に障害を「各機胜領域の䜎䞋」ず定矩する2。しかしICFは日垞的に障害を評䟡枬

定するには実甚的でないためWHOはさたざたな文化圏を通じお健康ず障害を枬定する

暙準化された方法を提䟛するためにWHO障害評䟡面接基準WHO Disability Assessment

Schedule, WHODAS 2.0を開発した。

ボックス1.1は障害尺床に぀いお孊び䜿甚する理由をたずめおいる。

1.3 WHODAS 2.0ずは䜕か

WHODAS 2.0は実甚的か぀䞀般的な評䟡祚で母集団レベルたたは臚床蚺療においお

健康ず障害を枬定するこずができる。WHODAS 2.0は6぀の領域における機胜レベルを把握

する3

・領域1認知−理解ず繋がり

・領域2可動性−動きたわるこず

・領域3セルフケア−排尿排䟿着衣摂食䞀人でいるこず

・領域4他者ずの亀流−人ず仲良くするこず

障害の蚺断ず評䟡は貎重である。なぜなら医孊蚺断病名蚺断のみでは予枬できない因子を予枬できるからである。その因子には以䞋を含む・サヌビスの必芁性−患者のニヌズは䜕か・ケアレベル−患者はプラむマリケア特殊医療リハビリテヌションを受けるべきかたたは別の状

態におくべきか・病状のアりトカム−予埌はどうなるのか・入院期間−患者はどのくらい入院するのか・障害幎金の受絊−患者は幎金を受け取れるか・職務遂行胜力−患者は仕事に埩垰し以前のように仕事ができるか・瀟䌚的統合−患者は地域瀟䌚に埩垰し以前ず同じように機胜を遂行できるかこのように障害評䟡は次の点でヘルスケアず政策決定に圹立぀・患者のニヌズを同定する・治療ず介入を䞀臎させる・アりトカムず有効性を枬定する・優先順䜍を蚭定する・資源を配分する

ボックス1.1 なぜ障害尺床に぀いお孊び䜿甚するのか

Page 13: WHO DAS DAS WHODAS

4 Part1 背景

・領域5日垞掻動−家庭の責任レゞャヌ仕事および孊校

・領域6瀟䌚ぞの参加−地域瀟䌚掻動に加わり瀟䌚に参加するこず

この6぀の領域はChapter2で詳しく述べるが既存の研究調査評䟡祚および異文化適甚

調査を泚意深く怜蚎した埌遞ばれた。

぀の党おの領域においおWHODAS 2.0は成人母集団に察しおはあらゆる文化圏に

おいお信頌でき適甚可胜な機胜ず障害に関するプロファむルおよび指針を提䟛する。

WHODAS 2.0は機胜の芳点からどのような健康状態にあっおもそのむンパクトに関する

共通の評䟡基準を提䟛する。たたそれは䞀般的な評䟡祚のため特定の疟患を察象ずしない。

぀たり疟患が異なっおも障害皋床を比范するこずができる。WHODAS 2.0を甚いお健康

ず健康関連の介入の圱響を考えモニタヌするこずができる。この評䟡祚は母集団ず特定グ

ルヌプ䟋えば倚様な粟神状態ず健康状態の範囲を持぀人々の健康レベルず障害レベルを

評䟡するのに圹立぀こずが瀺されおいる。さらにWHODAS 2.0により健康および健康関連

の介入を考え疟患のむンパクトをモニタヌするこずが容易になった。

䞊蚘したようにWHODAS 2.0はICFの抂念的枠組みが基瀎になっおいる。党おの領域は

䞀連の総合的なICF項目から開発されおおりICFの「掻動および参加」の構成芁玠2䞊に盎

接䜍眮付けられおいる。ICFず同様にWHODAS 2.0は健康ず障害を連続したものず捉え「各

機胜領域の䜎䞋」ず定矩しおいる。加えおICFず同様にWHODAS 2.0は疟病孊的に䞭立で

ある。぀たり背景にある病気たたは以前の健康状態から独立しおいる。この特性により機

胜ず障害に盎接焊点を絞るこずができ機胜の評䟡を病状から分離するこずができる。

WHODAS 2.0にはさたざたな版があり質問項目数ず実斜にあたっおの意図する圢態が

異なる詳现はセクション2.4を参照。完党版には36の質問があり短瞮版には12の質問が

あるこれらの質問は回答者が過去30日間に6぀の生掻領域で䜓隓した機胜的難しさを問

う。各皮の版はPart 3に瀺すが玠人の面接者調査察象者本人たたは代理人すなわち家

族友人たたは介護者によっお運甚できる。12項目版はより詳しい36項目版の内容の81%

ず同䞀であるずみなされる。䞡方の版に母集団基準がある。

1.4 なぜWHODAS 2.0を䜿甚するのか

健康状態の枬定たたは機胜枬定ずしおも知られおいる障害に関する尺床はすでに数倚

く出版されおいる。最も広く䜿われる評䟡祚の幟぀かは衚1.1p.6に芁玄されおいる。

WHODAS 2.0の特城はその匷固な理論的基盀心理統蚈的特城倚様なグルヌプや環境で

Page 14: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter1 はじめに 5

Chapter

1の適甚および䜿いやすさである。このセクションではWHODAS 2.0の䞻な利点を芁玄する。

囜際生掻機胜分類ぞの盎接リンク

WHODAS 2.0のナニヌクな特城はICFぞ盎接リンクしおいるこずである2。健康状態を

評䟡するための他の包括的な評䟡祚もICFに重ねるこずができるがそれらは症状の枬定ず障

害および䞻芳的評䟡を明確に区別しおいない。WHODAS 2.0はICFの領域を完党に網矅し

身䜓障害粟神障害および䟝存症を含むすべおの疟患に適甚される点でナニヌクである。た

た暙準評䟡尺床の䞭でも文化的に感床が高い。これはChapter2に詳しく述べる。

異文化間比范

他の障害尺床ず異なりWHODAS 2.0は䞖界の19カ囜にわたる広範囲な異文化間調査

に基づいお開発された。WHODAS 2.0に含たれる項目は倚様な文化圏での健康状態評䟡が

どのようなものでどのように実斜されおいるかを調査した埌に遞択された。これは定性的

調査䟋えばパむル゜ヌティングおよびコンセプトマッピング1のみならず健康関連甚

語重芁な情報提䟛者ずの面接およびフォヌカスグルヌプを甚いお達成された3。その埌

WHODAS 2.0は倚様な文化環境ず健垞者でテストされ察象者がどのような瀟䌚的背景に

あろうず倉化に察する感受性が高いこずが瀺されおいる。

心理枬定的特性

WHODAS 2.0は優れた心理枬定的特性を有する。䞖界各囜で実斜された36項目のテスト

−再テスト調査では非垞に信頌性が高いこずが分かった。党項目が項目反応理論すなわち

質問祚ßずテストから集められたデヌタぞの数孊的モデルの適甚に基づいお遞択された。党

䜓ずしおこの評䟡祚は異なる文化ず患者集団を超えお䞀貫した匷い因子構造を瀺したセ

クション3.2参照。怜蚌調査においおもWHODAS 2.0は他の障害や健康状態の評䟡祚ず

比范しおも臚床医や代理人の評䟡でも適切であるこずが瀺された15, 16。

䜿いやすさず入手しやすさ

WHODAS 2.0は玄5分で自己蚘入でき面接は20分で実斜するこずができる。評䟡祚

は採点ず解釈が容易で自由に利甚するこずができ30以䞊の蚀語で入手可胜である。

1 「パむル゜ヌティング」は各人が特定の䞻題に適したトピックをリストアップしグルヌプがそのトピックを関連するパむルごずに振り分ける調査手法を指す。「コンセプトマッピング」は知識を探求したり情報を集めお共有したりするために䜿われる抂念マップの䜜成を指す。マップはノヌドたたはセルで構成されそれぞれが抂念項目たたは質問を含む。ノヌドはそれらが互いにどのように関係するかを説明するためにラベルを付けた矢印で結び付けられる。

Page 15: WHO DAS DAS WHODAS

6 Part1 背景

評䟡祚ずその基準 背景 察象者 枬定される健康抂念

領域 項目数 実斜者 完了時間分

WHODAS 2.0 3-5

WHOによっお開発されICFに基づく。蚺断に関わらず各人が䜓隓する掻動制限ず参加制玄を評䟡するために考案された

臚床地域瀟䌚および䞀般集団

認知可動性セルフケア他者ずの亀流日垞掻動瀟䌚ぞの参加

36自己たたは面接

510分20分

LHS6ICIDH内でWHOが開発した瀟䌚的䞍利益の蚘述に基づく

臚床母集団のみ

可動性芋圓識仕事身䜓的独立瀟䌚的統合経枈的自立

6 自己 5分

SF-367-9

医療アりトカム調査のために開発された医療埓事者患者およびヘルスシステムによるケアの結果に察する圱響を調べる調査

臚床地域瀟䌚および䞀般集団

身䜓機胜身䜓問題による圹割制限肉䜓的苊痛䞀般的な健康認識バむタリティ瀟䌚的機胜情緒障害による圹割制限粟神保健健康の掚移

36自己たたは面接

10分10分

NHP10, 11

健康ず疟病の疫孊的調査のために開発された。健康の専門的定矩ではなく健康状態の䞀般的な認識を反映させるために考案された

臚床地域瀟䌚および䞀般集団

゚ネルギヌレベル情緒的反応身䜓的可動性苊痛瀟䌚的孀立睡眠

パヌト1健康問題

38項目パヌト2圱響される生掻領域

7項目

自己 510分

FIM12

AAPM&RずACRMが埌揎する調査特別委員䌚によっお開発された。基本的日垞掻動を行うために障害を持぀人に必芁な支揎量を評䟡するために考案

臚床母集団のみ

セルフケア排泄コントロヌル移乗移動意思疎通瀟䌚的認知

18

面接内科医,看護士,たたは療法士

30分

BAI13,14

日垞生掻における可動性ずセルフケア掻動を評䟡しモニタヌするために1955幎に開発

臚床母集団のみ

排䟿排尿敎容トむレの䜿甚a

摂食a

移乗a

運動・移動a

着衣階段a

入济a

5 10

面接療法士,たたは他の芳察者

2 5分

è¡š1.1 䞀般的な健康状態ず障害評䟡祚

AAPM&R米囜物理療法リハビリテヌション孊䌚ACRMリハビリテヌション医療に関する米囜議䌚BAI :日垞生掻の掻動のバヌセル指針FIM機胜的独立性枬定ICF囜際生掻機胜分類。ICIDH囜際障害分類LHSロンドン・ハンディキャップ・スケヌルNHPノッティンガム健康プロファむルSF-36MOS SF-36健康調査WHODAS 2.0WHO障害評䟡面接基準2.0

aの項目は5項目版に含たれる。

Page 16: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter1 はじめに 7

Chapter

11.5 マニュアルの目的ず構造

1.5.1 目的

このマニュアルは医療専門家䟋えば公衆衛生孊リハビリテヌション理孊療法およ

び専門的療法の領域医療政策プランナヌ瀟䌚科孊者および障害ず健康に関する研究に

関わる個人を察象ずしおいる。このマニュアルは以䞋を提䟛する

・ICFが提䟛する枠組みず分類に照らした健康状態ず障害評䟡の新たな理解

・WHODAS 2.0の開発䞻芁特性および適甚に関する詳现な抂芁

・WHODAS 2.0の倚様な版を正しく効果的に運甚するための総合的手匕き

1.5.2 構成

このマニュアルは3぀のパヌトに分かれ瀟䌚背景情報Part 1評䟡祚の実斜ず採点Part

2およびWHODAS 2.0の各版Part 3を網矅する。 

Part 1の残りの郚分であるChapter 2〜 4の内容は次の通りである

・Chapter 2はWHODAS 2.0の開発に぀いお説明する−開発の論理的根拠ず抂念的背景

および開発プロセスの方法ず段階。たたこの章ではWHODAS 2.0の各版ず面接基準の

方法゜ヌスおよび䞻な調査結果を玹介する。この章は障害を健康評䟡に組み蟌む技術

的基瀎ず含意をカバヌしICFずWHODAS 2.0の間のリンクに関する詳现を述べる。

・Chapter 3はWHODAS 2.0の心理枬定的特性に焊点を絞っおいる。この章は評䟡祚の

信頌性ず䞀貫性因子構造倉化ぞの感受性項目反応特性劥圓性および母集団の特

性を説明する。

・Chapter 4は母集団レベルず臚床レベルでのWHODAS 2.0の䜿甚に぀いお抂説する。評

䟡祚がどのように母集団調査に䜿われたたどのように治療効果の臚床蚺療ず臚床詊隓

においお各患者のアりトカムをモニタヌするために䜿われるのかを芋る。

Part 2は実甚性に焊点を絞っおいる。6぀の章を含む

・Chapter 5はWHODAS 2.0を運甚するための倚様な圢態ず指瀺評䟡祚の適甚に関する

䞀般的な指針および異なる蚀語版の開発に関する手匕きを述べる。

・Chapter 6はWHODAS 2.0の採点を扱う。この章は暙本の特城項目の蚈算領域ず

Page 17: WHO DAS DAS WHODAS

8 Part1 背景

集蚈埗点母集団基準および欠枬倀の凊理に関する情報を述べる。

・Chapter 7〜 10は6぀の領域すべおに関する質問ごずの明现さたざたなWHODAS 2.0

の版を䜿甚するための詳现な指針自己テストのための資料およびトレヌニングカリキュ

ラムの芋本を提䟛する。

Part 2の終わりには甚語集ず匕甚文献のリストがある。

䞊述の通りこのマニュアルのPart 3ではWHODAS 2.0の7皮の各版を提䟛する。

Page 18: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter2 WHODAS 2.0 の開発 9

Chapter

2WHODAS 2.0の開発

本章ではWHODAS 2.0の開発の論理的根拠ず抂念的背景および開発プロセスの方法ず段

階に぀いお説明する。たたこの章ではWHODAS 2.0各版の評䟡方法情報源および䞻な

調査結果を玹介する。この章では障害を健康評䟡に組み蟌むための技術的基盀ずその意味を

扱いChapter 1に述べるICFずWHODAS 2.0の関係を説明する。

2.1 WHODAS 2.0の開発における論理的根拠ず抂念的背景

1988幎にWHOが出版した最初の障害評䟡面接基準WHO/DASは䞻に粟神疟患入院患

者の機胜を評䟡するために開発された評䟡祚であった17〜 20。それ以来評䟡祚はオラン

ダのフロヌニンゲンにある「WHO指定研究協力センタヌ」によっお倧きく改蚂され「フロヌ

ニンゲン瀟䌚的障害面接基準」GSDSずしお発衚されおいる21, 22。

WHODAS 2.0はICFの考えを反映させるために開発されおおり他の評䟡祚ずは党く異

なるものである。WHOは健康分類ずしおたた障害の完党な䜓隓に基づくモデルずしお

ICFを開発した。ICFの障害統蚈はその原因が䜕であれ身䜓状態および粟神状態を問わず

党おの健康状態の障害者の負担を評䟡するための評䟡基準を提䟛する。

è¡š2.1に瀺すようにICFは障害レベルず察応する3぀の機胜レベルに基づいおいる。

人の機胜は健康状態の連続䜓ず理解され誰もが身䜓的個人的および瀟䌚的レベルで

各領域においお䞀定皋床の機胜を発揮する。

ICFは障害を個人の問題ずしおではなく瀟䌚的文脈における健康䜓隓ずしお抂念化しお

いる。ICFに組み蟌たれた生物心理瀟䌚的モデルによるず障害ず機胜は健康状態疟

病疟患および負傷ず瀟䌚的文脈因子の間の盞互䜜甚の結果である。このモデルは障害が

倚次元的で個人の属性ずその人の身䜓的瀟䌚的および態床的環境の間の盞互䜜甚の産物で

あるこずを認識する。たたこのモデルは障害の芖点を広げ機胜ず障害ぞの医孊的個人

的瀟䌚的および環境的な圱響を調べるこずを可胜にする。

è¡š2.1 囜際生掻機胜分類ICF2に䜿われる機胜ず障害のレベル

機胜レベル 察応する障害レベル身䜓機胜ず構造 機胜障害掻動 掻動制限参加 参加制玄

2Chapter

Page 19: WHO DAS DAS WHODAS

10 Part1 背景

このマニュアルの著者はWHODAS 2.0の䜿甚者がICFの序文および付属する教育資料を

読むこずを匷く掚奚しおいる。どちらもWHOホヌムペヌゞで入手可胜である1。

WHODAS 2.0はICFの䞻な特城を反映させるこずを目指しおいる。これは医療蚺断に

関係なく個人が䜓隓する掻動の制限ず参加ぞの制玄を評䟡するために考案された。

WHODAS 2.0はWHOず米囜における次の組織の協力を通じお開発された囜立衛生研究

所NIH米囜囜立粟神衛生研究所NIMH囜立アルコヌル乱甚・䟝存症研究所NIAAA

および囜立薬物乱甚研究所NIDA。このプロゞェクトは「障害の評䟡ず分類に関する

WHO/NIH共同プロゞェクト」ず称する。

2.2 WHOクオリティ・オブ・ラむフ評䟡祚ずの関係

WHOはクオリティ・オブ・ラむフ WHOQOL2 評䟡祚も開発しおおりこれは生掻の

倚様な領域における䞻芳的な満足状態を評䟡するものである23。抂念的にはクオリティ・

オブ・ラむフの構成抂念ず機胜は眮き換え可胜ず考えられる。これらの構成抂念は確かに

盞互に関連しおいるがWHODAS 2.0は機胜すなわち所定の生掻圏での客芳的パフォヌ

マンスを枬定する䞀方WHOQOLは䞻芳的満足状態すなわち所定の生掻圏における人

のパフォヌマンスに関する満足感を枬定する。理想的には䞡方の評䟡祚を䜿うべきである。

WHODAS 2.0が特定の領域においお人が「する」こずを問う䞀方WHOQOLは人がその

領域で「感じる」こずを問う。

2.3 WHODAS 2.0の開発プロセス

WHODAS 2.0を開発するために䜿われた方法には幟぀かのナニヌクな特城があった。そ

れらは次の通りである

・異なる環境䞋蚘に詳しく述べるにおいお健康ず障害を評䟡する぀の包括的評䟡祚

を開発するこずを目指した囜際的共同アプロヌチ

・倚様な文化ず環境圏においおWHODAS 2.0が高い氎準の機胜ず評䟡基準を確保するた

めに実斜した異文化間適甚性調査プロトコル

1 http://who.int/classifications/icf2 http://who.int/whoqol

Page 20: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter2 WHODAS 2.0 の開発 11

Chapter

2

・新しい評䟡祚ずICFを盎接リンク可胜にするためのICF改蚂版ずの関連

共同研究アプロヌチ

文化的に倚様なセンタヌが評䟡祚の6぀の領域の運甚質問文の䜜成ず遞択反応尺床の䜜

成および予備調査の実斜に関䞎した。このように暙準化および環境ず解釈の等䟡性などの

問題が開発過皋で最優先された。共同研究䜜業が真に囜際的であるこずを瀺すためフィヌル

ドの各センタヌは環境工業化レベル利甚可胜なヘルスサヌビスおよび健康ず障害の枬

定に関する他の指針䟋えば家族の圹割時間的芖点自己の芖点および支配的な宗教に

基づいお遞択された。

WHODAS 2.0の開発においおは広範囲で厳密な囜際共同研究調査が実斜された。それには

以䞋が含たれる。

・機胜および障害の抂念化ず枬定に関する文献の批刀的芋盎しおよび関連評䟡祚の批刀的

芋盎し24, 25

・組織的な異文化間適甚性調査3および

・評䟡祚を開発し粟緻化するための䞀連の䜓隓的フィヌルド調査

これらのステップを䞋蚘に説明する。

既存の評䟡祚の再怜蚎

WHODAS 2.0の開発に備えおWHOは既存の評䟡祚を芋盎すために囜際的な専門家から

成る「評䟡祚に関する調査特別委員䌚」を結集した。調査特別委員䌚は障害ハンディキャッ

プQOLおよび他の健康状態䟋えば日垞生掻の掻動日垞生掻の噚具を甚いた掻動党

䜓的たたは固有な尺床䞻芳的満足およびQOLなどを含む広範囲な評䟡祚を遞択した。芋

盎されたおよそ300の評䟡祚は理論的枠組み専門甚語枬定される構成抂念評䟡戊略

評䟡される技胜レベル評䟡目暙ず䟡倀の焊点化ずいう点でかなりの倚様性を反映しおいた。

この倚様性にもかかわらずさたざたな「項目」プヌルをすなわち機胜ず障害の䞭栞領域

を粟緻化しICFずリンクさせるこずができた。

評䟡祚に関する情報は共通の項目プヌルずその出自心理統蚈的偎面を瀺すデヌタベヌスにたず

められた。2幎間にわたっお調査特別委員䌚はICFを共通の枠組みずしお甚いデヌタず項目プヌ

ルを怜蚎した。こうした芋盎しを行うこずでWHODAS 2.0は既存のすべおの評䟡祚の知識ベヌス

から良い点を埗るこずができた。たたこれは新しい評䟡祚が改定版ICFず䞀臎するこずを意味した。

Page 21: WHO DAS DAS WHODAS

12 Part1 背景

泚意深い怜蚎ず予備調査を経お䞋蚘の参照調査特別委員䌚はそれらの項目を次の6領

域に分類した

・領域1認知−意思の疎通ず思考掻動を評䟡する評䟡される固有領域は集䞭力蚘憶力

問題解決孊習および意思の疎通を含む。

・領域2可動性−立぀こず家の䞭を動き回るこず家の倖に出るこずおよび長距離を

歩くこずを評䟡する。

・領域3セルフケア−排䟿排尿着衣摂食および䞀人でいるこずを評䟡する。

・領域4他者ずの亀流−他人ずの察話および健康状態によりこの生掻領域で遭遇するか

もしれない難しさを評䟡するこの情況では「他人」は芪しいかよく知っおいる人々䟋

えば配偶者やパヌトナヌ家族のメンバヌたたは芪しい友人およびよく知らない人々

䟋えば芋知らぬ人々を含む。

・領域5日垞掻動−日垞掻動の難しさを評䟡するすなわち家庭的責任レゞャヌ仕事

および孊校を含めお人々がたいおいの日に行うこず。

・領域6瀟䌚ぞの参加−地域瀟䌚掻動などの瀟䌚的偎面を評䟡する回答者を取り巻く身

蟺のバリアや劚害および個人の尊厳の維持などの面での問題。質問はICFの瀟䌚ぞ

の参加のみを意味するのではなく回答者の健康状態が圱響を及がすさたざたな文脈的

個人および環境因子が含たれる。

異文化間適甚性調査

WHODAS 2.0が異文化比范をしおも意味があり劥圓であるこずを保蚌するために組織

的な調査が開始された。異文化間適甚性調査CARではさたざたな質的手法を甚いお倚

様な文化における健康状態評䟡の性質ず実践に぀いお調べられた3。調査は健康関連甚語

の蚀語分析䞻な情報提䟛者の面接フォヌカスグルヌプおよびパむル゜ヌティングずコン

セプトマッピング䞊行しお行われたなどの準定量的手法を含んでいた。情報は障害の抂念

化ず日垞機胜の重芁な領域に関する情報が集められた。

調査により䞀般的に受け入れ可胜ず思われる構成抂念各領域の基準倀ず閟倀および評

䟡祚に甚いるこずが可胜な蚀葉遣いずその範囲に関する深い掞察が提䟛された。たた調査は

信頌できる有効な評䟡祚を構築するためにさらに厳密な調査ず泚意が必芁な領域および取り

組む必芁がある身䜓状態ず粟神状態の間の察応性に関する問題を浮き圫りにした。この調査に

より正匏なフィヌルド調査に䜿甚される6぀の領域に分類される96項目から成るWHODAS

2.0の版が䜜成されさらに項目数を枛らしか぀信頌性を高めるための調査が蚈画された。

Page 22: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter2 WHODAS 2.0 の開発 13

Chapter

2

フィヌルド調査の信頌性ず劥圓性

WHODAS 2.0の心理統蚈的特性はボックス2.1ず2.2に抂略するように同䞀の研究蚈

画を適甚するマルチセンタヌデザむンを甚いお囜際調査の2぀の流れに沿っお調査された。

調査堎所はWHO各地域の地理的代衚性文化的蚀語的ばら぀きを考慮に入れおおよび

各皮の母集団にアクセスできるかたたその集団での調査実斜が適切かどうかを考慮し遞ば

れた。各段階においお䞀般的な調査デザむンには各地で次の4皮のグルヌプから抜出され

る同数の被隓者が必芁であった。

・䞀般母集団

・身䜓障害を持぀母集団

・粟神障害たたは情緒障害を持぀母集団

・アルコヌルおよび薬物䜿甚に関する問題を持぀母集団

それぞれの地域で性別を均䞀に配分した18歳以䞊の被隓者が抜出された。各被隓者に調査

内容を説明しWHOの倫理基準に明蚘される通りむンフォヌムドコンセントを埗た。

領域5−日垞掻動−察象者には就業者自営業者退職者および無職者が含たれた。埓っ

おすべおの結果は䞻な2぀のカテゎリ仕事による分類すなわち有絊雇甚ず報告した

人々ず党察象者に分けられた。領域5のWHODAS 2.0の埗点は仕事による分類された察象

者ずは別に蚈算される。

第䞀次調査ボックス2.1参照では経隓的なフィヌドバックを埗るためにたず

WHODAS 2.0の96項目版を䜿甚した。これにより冗長な項目短瞮版の性胜および評䟡

等玚ず時間枠の適甚性を刀定した。次の8぀のステップがこの調査に含たれた。

1. 蚀語分析が難しい堎合の評䟡祚ず関連資料の完党な蚀語翻蚳ず逆翻蚳

2. WHODAS 2.0面接者版の適甚

3. 面接の実行可胜性および蚺断に぀いおの远加デヌタの収集

4. 被隓者面接者および他の専門家ず共に認知的な短時間の面接調査ず質的調査

5. WHODAS 2.0のフォヌカスグルヌプ

6. MOS SF-12健康調査SF-1236版SF-367, 26およびロンドン・ハンディキャッ

プ・スケヌルLHS6の同時適甚

7. WHOQOL23たたはWHOQOL短瞮版WHOQOL-BREF27の同時適甚

8. ICFチェックリストの任意䜿甚28

Page 23: WHO DAS DAS WHODAS

14 Part1 背景

ボックス2.1 WHODAS 2.0フィヌルド調査項目削枛ず実行可胜性

調査地点調査は䞋蚘の21地点で実斜された地点 n 地点 n

オヌストリアむンスブルック   50 オランダハヌグ 47

カンボゞアプノンペン 50 ナむゞェリアむバダン 50

䞭囜北京 50 ペルヌリマ 59

キュヌバハバナ 50 ルヌマニアティミショアラ 50

ギリシャアテネ 48 スペむンサンタンデル 54

むンド1バンガロヌル 283 チュニゞアチュニス 50

むンド2デリヌ 154 トルコアンカラ 49

むタリアロヌマ 20 英囜ロンドン 35

日本 50 米囜1ミシガン 152

レバノン 37 米囜2シアトル 43

ルクセンブルグルクセンブルグ 50

サンプルの特城

出所 n %䞀般母集団 262 18.3

身䜓障害 418 29.3

粟神障害たたは情緒障害 394 27.6

アルコヌル関連問題 195 13.6

薬物䜿甚関連問題 162 11.3

性別女性 651 45.5

男性 780 54.5

幎霢55歳未満 1078 75.3

55歳およびそれ以䞊 353 24.7

障害の持続期間を究明するための異なる手法での調査1合蚈n=651

調査地点調査は䞋蚘に蚘茉する7぀の地点で開始された地点 n 地点 n

カンボゞアプノンペン 100 レバノンベむルヌト 50

ドむツハンブルグ 69 ルヌマニアティミショアラ 101

むンドバンガロヌル 138 チュニゞアチュニス 100

むンドデリヌ 93

比范基準に関する調査明瀺的察黙瀺的合蚈n=396調査はむンドでは1カ所で開始されたバンガロヌル

Page 24: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter2 WHODAS 2.0 の開発 15

Chapter

2

ボックス2.2 WHODAS 2.0フィヌルド調査信頌性ず劥圓性

調査地点調査は䞋蚘に蚘茉する16の地点で開始された地点 n 地点 n

オヌストリアむンスブルック   50 ルクセンブルグルクセンブルグ 98

カンボゞアプノンペン 98 オランダハヌグ 50

䞭囜北京 100 ナむゞェリアむバダン 140

ギリシャアテネ 96 ルヌマニアティミショアラ 108

むンド1バンガロヌル 100 ロシア連邊モスクワ 105

むンド2チェンナむ 100 スペむンサンタンデル 99

むンド2デリヌ 95 チュニゞアチュニス 123

むタリアロヌマ 96 米囜耇数 57

サンプルの特城

出所 n %䞀般母集団 366 23.4

身䜓障害 405 25.9

粟神障害たたは情緒障害 402 25.7

アルコヌル関連問題 225 14.4

薬物䜿甚関連問題 167 10.7

性別女性 641 41.0

男性 924 59.0

幎霢55歳未満 1304 83.3

55歳およびそれ以䞊 261 16.7

第䞀次調査のデヌタ分析は項目数を96からさらに合理的な数に枛らすこずおよび評䟡

祚を短瞮するが6領域を維持するこずができる心理統蚈的特性および因子構造を調べるこずに

焊点を絞った。

WHODAS 2.0の最終項目を遞択するために䞋蚘の基準が䜿われた。

・フィヌルド調査の質的な郚分専門家の意芋認知報告面接者のフィヌドバックず

欠枬倀の定量分析䟋えば特定の文化圏で10%以䞊の欠枬倀を芋た項目に基づいお

評䟡された文化的蚱容性29

・その項目が配眮された領域で0.6より高くなる必芁があった因子負荷4

・項目の最小限クロス負荷すなわち耇数領域での負荷

Page 25: WHO DAS DAS WHODAS

16 Part1 背景

・項目反応理論Mokken30などのノンパラメトリック手法およびBimbaumモデル31

などのパラメトリック手法から導出されるモデルを甚いお評䟡された党おのレベルにお

ける高い刀別力

・最小限の冗長性䟋えば「短時間立っおいる」および「長時間立っおいる」など2぀の関連

する項目のうち1぀の陀去。

叀兞的テスト理論ず項目反応理論の分析に基づいお96項目版は34項目に枛らされた4。

その埌フィヌルドの面接者ず専門家の意芋調査からの情報に基づいおさらに2぀の項目が

远加された−远加項目の1぀は性行動の制玄もう1぀は被隓者の健康状態が家族に及がす

圱響に関するものであった。

第2次調査にはボックス2.24, 15に芁玄するようにさたざたな地点ず様々な母集団に

おいお改定版の心理統蚈的特性を詊隓するこずが含たれた。WHODAS 2.0の36項目版の心理

統蚈的特性はChapter 3にたずめられおいる。

2.4 WHODAS 2.0の最終構造

WHODAS 2.0の3぀の版が開発された−36項目版12項目版および12+24項目版であり

それぞれを䞋蚘に説明する。いずれの版も面接前30日間においお遞択された6領域䞊蚘の

セクション2.3に掲茉の機胜の難しさを質問するものである。

必芁ずされる情報調査デザむンおよび時間の制玄に基づき䜿甚者はWHODAS 2.0の

3぀の版から遞ぶこずができる。

36項目版

3぀の版のうちWHODAS 2.0の36項目版は最も詳现である。䜿甚者はこの版を䜿っお

機胜に関する6領域の埗点を算出し党䜓的機胜の埗点を蚈算するこずができる。

各項目ぞの肯定的な回答に察するフォロヌアップの質問ずしお回答者が特に難しさを感

じた日数過去30日間を尋ねる。36項目版は3皮のフォヌムで利甚可胜である−面接者版

自己蚘入版および代理人蚘入版。

面接に基づく36項目面接者版の平均面接時間は20分である。

12項目版

WHODAS 2.0の12項目版は長い調査祚が䜿えない時間的制玄があるような健康アりト

Page 26: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter2 WHODAS 2.0 の開発 17

Chapter

2

カム研究や包括的機胜の調査における短時間評䟡をする際に圹立぀。12項目版は36項目

版の分散の81%を説明する。36項目版ず同じように12項目版は3皮のフォヌムで利甚可胜

である−面接者版自己蚘入版代理人蚘入版。

面接に基づく12項目面接者版の平均面接時間は5分である。

12+24項目版

WHODAS 2.0の12+24項目版は12項目版ず36項目版の単玔な混合版である。たず問

題のある機胜領域を調べるために12項目を䜿甚する。最初の12項目ぞの肯定回答に基づいお

回答者には最高で24項目たでの远加質問が提䟛される。埓っおこれは単に吊定的な反

応を避けながら36項目すべおに回答を求める評䟡祚である。12+24項目版は面接たたはコ

ンピュヌタ察応型怜査によっおのみ運甚できる。

肯定回答の埗られた各項目に関しおフォロヌアップ質問は回答者がその状態を䜓隓し

た日数過去30日間を尋ねる。12+24項目版の平均面接時間は20分である。

Page 27: WHO DAS DAS WHODAS

18 Part1 背景

WHODAS 2.0の心理統蚈的特性

本章ではWHODAS 2.0の心理統蚈的特性に぀いお報告する。ここでは䞖界䞭の囜々で行

われた広範なフィヌルド調査を説明する。これらのテストを通じおWHODAS 2.0は高い

信頌性ず項目反応特性䞊びに異なる文化や異なる患者集団においおも䞀貫しお匷固な因子

構造があるこずが明らかになった。この章では劥圓性調査に぀いおも説明するがこの調査

はWHODAS 2.0を甚いお埗られた結果が障害や健康の状態に関する他の尺床の結果あ

るいは臚床医ず代理人の評䟡ず䞀貫しおいるこずを瀺しおいる。

3.1 テスト−再テストの信頌性ず内的䞀貫性

Chapter 2で説明したようにWHODAS 2.0のテスト−再テストの信頌性ず内的䞀貫性は

第二次調査䞭に刀定された。暙準テスト−再テストデザむンが䜿われ2回目のセッションは

2床の面接で匕甚する時間枠が最も重耇するように最初の面接から7日以内平均間隔は2.4日

±1.6日に行われた。1回目ず2回目の面接は別々の面接者によっお行われた。

項目レベル領域レベルおよび評䟡祚党䜓党䜓的レベルに関しおたずめた信頌性分析

の結果を図3.1に瀺す。テスト−再テストの信頌性は項目レベルで6.9〜 0.89領域レベル

で0.93〜 0.96党䜓レベルで0.98のクラス内係数を有した。

領域レベルず集蚈レベルでの内的䞀貫性は最初の面接タむム1の回答に基づいお項目

合蚈係数およびクロンバックα1倉数たたは項目のセットがどれくらいうたく1぀の䞀次元的

朜圚構成抂念を枬定するかを枬るを䜿っお調べられた。䞀般的にこれらの倀は「蚱容可胜」

から「非垞によい」の範囲であった。サンプル党䜓に関する項目合蚈倀の範囲は衚3.1に瀺す。

1 クロンバックαは倉数たたは項目のセットがどのようにうたく1぀の䞀次元的朜圚構成抂念を枬定するかを調べる手段である。

3Chapter

Page 28: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter3 WHODAS 2.0 の心理統蚈的特性 19

Chapter

3

図3.1 WHODAS 2.0の信頌性テスト−再テストの抂芁a

6 項目

5項目

4項目

5項目

4項目

4項目

8項目

0.69-0.80 0.94

0.96

0.98

OverallICC

0.95

0.93

0.94

0.94

0.94

0.83-0.89

0.72-0.88

0.72-0.82

0.83-0.84

0.75-0.80

0.75-0.80

D1認知

D2可動性

D3セルフケア

D4他者ずの亀流

D5(1)日垞掻動家庭掻動

D5(2)日垞掻動仕事たたは孊校の掻動

D6瀟䌚ぞの参加

D領域ICCクラス内係数a第二次調査n 合蚈=1565ICCのn は領域に䟝存する䟋えば䜕人の回答者が2぀の時点で党おの項目に回答したかによる

D11448D21529D31430D41222D511399D52−報酬を埗る仕事に関しおのみ808D61431

è¡š3.1 サンプル党䜓の項目合蚈倀の範囲

領域 範囲1 0.59 0702 0.74 0.793 0.47 0.734 0.52 0.765 0.88 0.946 0.54 0.74

Page 29: WHO DAS DAS WHODAS

20 Part1 背景

è¡š3.2に芋るようにクロンバックαのレベルは党䜓的に非垞に高かった。

3.2 因子構造

第䞀次調査の因子分析は1぀の䞀般的障害因子を6領域に入れるこずで2぀のレベルの

階局的構造を明らかにした図3.2を参照。ほずんどの質問は理論的に割り圓おられた領域

に最もよく適合し領域の䞀次元性を裏付けた。䟋倖は実際は領域6に属するレゞャヌに関

する質問が領域5日垞掻動にあるこずだった。

最初の䞀般的因子によっお説明される分散は次の通りであった

・領域1認知−47 %

・領域2可動性−54%

・領域3セルフケア−54%

・領域4他者ずの亀流−62%

・領域5日垞掻動−31%

・領域6瀟䌚ぞの参加−51%

è¡š3.2 サンプル党䜓およびサブグルヌプ別のWHODAS 2.0領域aず合蚈埗点に関するクロンバックα倀

Domain1 2 3 4 51 5 2 6 Total

n 1444 1524 1425 1217 1396 807 1428 578

クロンバックα合蚈埗点n=1565

0.94 0.96 0.95 0.94 0.94 0.94 0.95 0.98

母集団グルヌプ䞀般 0.93 0.96 0.94 0.93 0.91 0.95 0.93 0.97

薬物 0.91 0.94 0.92 0.88 0.92 0.89 0.94 0.98

アルコヌル 0.93 0.91 0.87 0.94 0.93 0.90 0.93 0.98

粟神 0.94 0.93 0.92 0.94 0.92 0.94 0.93 0.98

身䜓 0.92 0.96 0.96 0.92 0.95 0.94 0.94 0.97

性別女性 0.95 0.96 0.95 0.96 0.94 0.96 0.97 0.99

男性 0.92 0.96 0.95 0.91 0.94 0.93 0.94 0.98

幎霢<55歳 0.94 0.96 0.95 0.94 0.94 0.94 0.96 0.98

≧55歳 0.90 0.95 0.94 0.93 0.93 0.99 0.95 0.99

a領域=1認知2可動性 3セルフケア4他者ずの亀流51日垞掻動家庭掻動52日垞掻動仕事たたは孊校の掻動6瀟䌚ぞの参加

Page 30: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter3 WHODAS 2.0 の心理統蚈的特性 21

Chapter

3

a第䞀次調査の確認的因子分析仕事別の区分なしでn=1050

図3.2 WHODAS 2.0の因子構造a

6 項目

5項目

4項目

5項目

4項目

8項目

0.82-0.920.94

0.95

䞀般的障害因子

0.93

0.99

0.91

0.97

0.83-0.96

0.85-0.92

0.82-0.94

0.98

0.88-0.92

D1認知

D2可動性

D3セルフケア

D4他者ずの亀流

D5日垞掻動家庭掻動

D6瀟䌚ぞの参加

確認的因子分析は項目の因子構造ず領域の間および領域ず䞀般的障害因子の間に匷い

関連性を瀺した。これらの結果もたた領域の䞀次元性を裏付けた。この因子構造は異なる

研究サむトや異なる母集団においおも類䌌しおいた。第二次調査の因子分析も実質的にこれら

の結果を再珟するものずなった。

3.3 倉化に察する異文化間感床

WHODAS 2.0の反応性研究は䞖界䞭のさたざたな健垞者集団ず治療環境で行われおきた

その結果を図3.3に瀺す。すべおの調査は共通のプロトコルに埓っお実斜されWHODAS

2.0の36項目面接版は少なくずも二床にわたっお実斜された−調査開始時ずフォロヌアップ時

に今䞀床評䟡する少なくずも4週間埌。各調査では他の障害尺床䟋えばLHSたたは

SF-36−Chapterの衚1.1を参照も䞡方の時点で斜行し障害重症床を臚床医の刀断たたは

暙準化された尺床䟋えば臚床党般印象ハミルトンう぀病評䟡尺床に基づいお評䟡した。

党䜓ずしおWHODAS 2.0は少なくずも瀟䌚的機胜に関する他の尺床ず同皋床に倉化に

察しお敏感であるこずが分かった。それぞれの調査研究における効果量は英囜のう぀病高霢

者の倖来蚺療に関する0.46から新たに匕甚された䞭囜の統合倱調症の倖来蚺療に関する1.38

の範囲にわたった29。図3.3は各調査におけるWHOSDAS 2.0の埗点の枛少を瀺しおいる。

Page 31: WHO DAS DAS WHODAS

22 Part1 背景

図3.3 フォロヌアップ評䟡におけるWHODAS 2.0のパヌセンテヌゞ枛少

0 10 20 30 40 50 60

統合倱調症䞭囜 42%

統合倱調症キュヌバ 20%

統合倱調症むンド 32%

統合倱調症日本 19%

統合倱調症日本 32%

う぀病メキシコ 51%

う぀病ナむゞェリア 23%

う぀病アメリカ 40%

アルコヌル䟝存症ルヌマニア 47%

骚関節炎むギリス 36%

腰痛アメリカ 37%

フォロヌアップにおけるパヌセンテヌゞ枛少

異なる研究における回答者デヌタをプヌルした倚重解析は集蚈倉化埗点が瀟䌚人口孊的

芁因によっお圱響されないこずWHODAS 2.0が文化を超えお適甚可胜であるこずを瀺しお

いる。

3.4 項目反応特性

第2次調査においおWHODAS 2.0項目は二分法−なし「0」の評䟡察䜕らかの制限あ

り「1」「2」「3」「4」の評䟡およびそれらのオリゞナル5段階評䟡のリッカヌト尺床を甚

いお調べられた。二分法ではRaschモデルを2぀のサンプルず2぀の版に適甚したすなわち

仕事の項目察仕事を陀く項目を含む。倚倀項目では序数項目ステップの仮定は郚分採点

モデルRasch尺床の倚倀拡匵ずしお芋るこずができるで掚定される隣接カテゎリ間の条件

付き掚移確率を調べるこずによっお評䟡された。

その結果WHODAS 2.0の二分法はRasch仮定に適合し倚倀項目反応モデルでは項

目の数が蚘録された堎合郚分採点モデルに適合するこずが瀺されたChapter 6を参照。

Page 32: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter3 WHODAS 2.0 の心理統蚈的特性 23

Chapter

3

3.5 劥圓性

衚面的劥圓性

衚面的劥圓性−぀たり評䟡祚が枬定するべき察象を枬定するこずを瀺す指暙−の芳点か

ら64%の専門家がWHODAS 2.0の内容はICFの定矩通りに障害を枬定しおいるこずに

同意した。

WHODAS 2.0の尺床特性は各皮の治療矀別においおも望たしい方向で有意な埗点を瀺し

た。党おの治療矀薬物アルコヌル身䜓および粟神は母集団グルヌプよりも著しく高

い埗点すなわち倧きな障害を持っおいたを瀺しWHODAS 2.0は内圚する病気ず障害の

範囲にわたる機胜の問題に感受性が高いこずを瀺した。同䞀の治療矀内では領域のプロファ

むルは予想されるものず䞀臎した。䟋えば身䜓障害のグルヌプは可動性領域2ずセルフ

ケア領域を重芖する領域で他のすべおのグルヌプより著しく悪い埗点であった。䞀方

薬物グルヌプは瀟䌚ぞの参加領域6に関しお他のグルヌプよりも著しく悪い埗点であった。

図3.4はサブグルヌプにおける各領域のプロファむルを瀺す。

同時劥圓性

第二次調査では倚くの囜々ずさたざたな母集団においおWHODAS 2.0を他の確立され

図3.4 サブグルヌプ別に芋るWHODAS 2.0の領域のプロファむル

50

45

40

35

30

25

20

15

10

5

0

調敎平均

認知 可動性 セルフケア 他者ずの亀流

仕事 家事 瀟䌚ぞの参加 仕事を含むWHODAS

WHODAS

粟神的問題アルコヌル問題薬物問題身䜓的問題母集団

Page 33: WHO DAS DAS WHODAS

24 Part1 背景

た評䟡祚ず共に䜿甚した確立された評䟡祚ずは䟋えばLHSMOS FS36健康調査FS-36

SF-12機胜的自立性枬定FIMWHOQOL-100およびWHOQOL/BREFなどであった15。

è¡š3.3はこれらの結果をたずめたものでLHSFIMおよびSFの関連領域ずの盞関係数

を瀺しおいる。予想された通り類䌌の構成抂念を枬定する特定の領域ずの間に最も高い盞

関関係が芋られた特にFIMずWHODAS 2.0の可動性に関する領域では高い盞関関係がみ

られた。他の領域の盞関係数は0.45ず0.65の間でありWHODAS 2.0の次元ず確立された

評䟡祚の間の構成抂念には類䌌性があったがWHODAS 2.0ではさらに特城的な点も浮き圫

りにされた。

構成抂念劥圓性

構成抂念劥圓性は察象ずなる構成の次元やその範囲によっおカバヌする領域単独でも合

同でもたた予想される範囲間の盞互関係内的にも倖的にもを明癜に特定する。構成抂

念が劥圓であるかどうかの根拠は新しい尺床が既存の同じ構成抂念の尺床ず盞関したたど

の皋床区別されるかから刀断できる。

たた構成抂念劥圓性ずは調査による掚論が内圚する構成抂念に䞀般化できる皋床

を瀺すものである32。この定矩に埓うならばWHODAS 2.0は構成抂念劥圓性を有す

る。䞀定の健康状態䟋えば癜内障股関節障害や膝の問題う぀病統合倱調症たたはア

ルコヌル問題を持぀人々の䞭でWHODAS 2.0は治療埌の機胜の改善を瀺すこずができ

è¡š3.3 WHODAS 2.0評䟡祚ず関連評䟡祚ずの間の盞関係数

WHODAS 2.0領域

SF36n=608-658/SF12n=93-94a,b

WHOQOLn=257-288

LHSn=662-839

FIMc

n=68-82

1−認知 -0.19 / -0.10 -0.50 -0.62 -0.53

2−可動性 -0.6.8 / -0.69 -0.50 -0.53 -0.78

3−セルフケア -0.55 / -0.52 -0.48 -0.58 -0.75

4−他者ずの亀流 -0.21 / -0.21 -0.54 -0.50 -0.34

51−日垞掻動家事

-0.54/ -0.46 -0.57 -0.64 -0.60

52−日垞掻動仕事

-0.59 / -0.64n=372/42

-0.63n=166

-0.52n=498

-0.52n=23

6−瀟䌚ぞの参加 -0.55 / -0.43 -0.66 -0.62 -0.62

FIM機胜的自立性枬定LHSロンドン・ハンディキャップ・スケヌルMOS FS12健康調査FS-36MOS FS-36健康調査WHOQOL-100およびWHOクオリティ・オブ・ラむフプロゞェクト。

a カッコ内の数は盞関関係を瀺す回答者の最小数ず最倧数。「仕事」に該圓するn はこの䞀連の質問が報酬を支払われる仕事を持぀人々を指すためその数は䜎いず考えられたのでこれらの結果は別に述べる。

b WHODAS 2.0の領域1ず4に関する盞関係数ではSFモデルの埗点が䜿われた他のすべおの領域にはSF身䜓埗点が䜿われた。c 領域1にはFIM認知埗点が盞関関係のベヌスずしお䜿われた領域2にはFIM動きたわるこずが䜿われた他のすべおの領域

にはFIM埗点党䜓が䜿われた。

Page 34: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter3 WHODAS 2.0 の心理統蚈的特性 25

Chapter

3

る。この特城は「倉化ぞの感受性」たたは「評䟡祚ぞの反応性」ずも称するセクション3.3を

参照。WHODAS 2.0のフィヌルド調査で行われた医療サヌビスにおける研究調査の結果29

WHODAS 2.0は治療回答者の機胜倉化をみるのに十分感受性が高いこずが瀺された。この

倉化は統蚈的に有意であり同じような目的のフィヌルド調査に甚いられるすでに確立した

評䟡祚に匹敵するかそれよりも良い結果を瀺した。図3.5はう぀病の治療を受けおいる人々

におけるWHODAS 2.0の倉化ぞの感床を説明しおいる。

3.6 䞀般の健垞者集団における WHODAS 2.0

WHODAS 2.0の信頌性ず同時劥圓性の実蚌に続いお倧芏暡母集団調査で評䟡祚の特性を

テストしWHODAS 2.0の採点基準を確立するための調査が開始された。この調査は「健

康ず反応性に関するWHO倚囜間調査研究2000-2001MCSS」の䞀郚ずしお䞭囜コロンビア

゚ゞプトゞョヌゞアむンドむンドネシアむラン・むスラム共和囜レバノンメキシ

LHS ロンドン・ハンディキャップ・スケヌルSF-36 MOS FS36健康調査MSC 粟神的健康を衚すサマリヌ埗点泚蚘結果は効果量ずしお報告される平均/SD1の倉化甚語集参照

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4

倖来治療メキシコシティヌ

倖来治療ナむゞェリアむバンダン

高霢者の倖来治療むギリスロンドン

プラむマリヘルスケアアメリカシアトル

効果量

コンパレヌタ

0.8

0.74

1.07

0.81

0.44

0.23

0.72

1.32

WHODAS2.0

n=100

n=60

n=40

n=73

SF-36MCS

LHS

LHS

SF-36MCS

図3.5 う぀病の治療を受けおいる堎合の倉化に察するWHODAS 2.0の感床29

Page 35: WHO DAS DAS WHODAS

26 Part1 背景

コナむゞェリアシンガポヌルスロバキアシリアおよびトルコで行われた34。サ

ンプルは確率論的手法を䜿っお遞択された囜たたは地域を代衚するものであった。調査に

はWHODAS 2.0の36項目版から21項目を甚いたこの調査では䞻芳的な健康状態を枬定

しさらに認知可動性芖力のテストも実斜した。

MCSSは母集団におけるWHODAS 2.0の䜿甚可胜性を実蚌し評䟡祚が倚様な母集団グ

ルヌプにおいお同じ心理統蚈的特性を有するこずを瀺した。これはたた珟圚異なる調査母

集団の比范ができる基準埗点のためのデヌタを提䟛した。

その埌MCSSの結果に基づいお同じ抂念を70カ囜で行われたWHO䞖界健康調査WHS

にも適甚しこれらの構成抂念の有甚性を再び確認した35。それ以来評䟡祚は粟神障

害および身䜓障害のむンパクトを枬定するためにWHO䞖界粟神保健調査でその修正版が䜿

われおいる36, 37。

Page 36: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter4 WHODAS 2.0 の䜿甚法 27

Chapter

4

WHODAS 2.0の䜿甚法

本章では母集団レベルおよび臚床レベルでのWHODAS 2.0の䜿甚法を抂略する。䟋ずしお

評䟡祚を母集団調査および登録甚臚床蚺療ず治療効果の臚床詊隓における各患者のアりトカ

ムをモニタヌするために䜿甚する方法を述べる。

4.1 WHODAS 2.0のアプリケヌション

WHODAS 2.0は耇数の目的のために倚様な環境で䜿甚できる䞀般的健康状態の評䟡であ

る。衚4.1は䞀般母集団ず特定母集団の調査におけるWHODAS 2.0のアプリケヌションの

抂芁を含む。さらにWHODAS 2.0アプリケヌションに関する情報はWHODAS 2.0ホヌム

ペヌゞの䜿甚者デヌタベヌスに提䟛されおいる1。

1 http://www.who.int/whodas

4Chapter

è¡š4.1 WHODAS 2.0の母集団調査のアプリケヌション

アプリケヌション名 アプリケヌションの抂芁

健康ず反応性に関する倚囜間調査研究2000-2001

MCSSおよび䞖界健康調査WHS

母集団の特城各囜の䞀般的な䞖垯を察象ずした察面匏調査。MCSSは10カ囜で行われたn=130,000WHSは70カ囜で行われたn=240,000。

䜿甚したWHODAS2.0の版MSCC12項目版ず36項目版からの抜粋項目および機胜障害のレベルに関する質問WHS12項目版ず機胜障害に関する質問モゞュヌルから䜜られた。

䞻な調査結果WHOSDAS 2.0母集団基準の劥圓性機胜の領域固有レベルず党䜓レベルおよび障害患者数34,35。

䞖界粟神保健調査WMHS

母集団の特城各囜の䞀般的成人からなる母集団サンプルn=12,992。䜿甚したWHOSDAS 2.0版12項目版。䞻な調査結果「欧州における粟神障害の疫孊研究」に䜿われるWHODAS 2.0

の因子構造内郚的䞀貫性および区別劥圓性38。他の䞋䜍調査からの結果・機胜の耇数領域に察する粟神障害ず身䜓障害の関連を調べ比范した。

WHODAS 2.0が機胜状態の枬定にたたWHO統合囜際蚺断面接CIDIが粟神障害の枬定に䜿われた39,40。

・結果はペヌロッパ6カ囜においお粟神健康状態特定粟神障害および特定身䜓障害が勀劎䞍胜ずクオリティ・オブ・ラむフに匷く圱響するこずを瀺した41。

高霢化に関する広域調査

母集団の特城6カ囜䞭囜ガヌナむンドメキシコロシア連邊南アフリカを代衚するサンプルから幎霢50歳以䞊の母集団を重芖した瞊割り調査プログラム。

䜿甚したWHODAS 2.0版12項目版。䞻な調査結果進行䞭

Page 37: WHO DAS DAS WHODAS

28 Part1 背景

アプリケヌション名 アプリケヌションの抂芁

障害統蚈の改善に関する囜連アゞア倪平掋経枈瀟䌚委員䌚UNESACAP

母集団の特城5カ囜フィゞヌむンドネシアモンゎリアフィリピンの母集団を代衚するサンプル。

䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版およびWHSの機胜障害に関する質問モゞュヌルのレベル。

䞻な調査結果WHODAS 2.0ずWHS質問は文化を超えお優れた特異性ず感床予枬的劥圓性信頌性解釈可胜性および認知理解を瀺した。質問は調査の障害質問モゞュヌルの䞀郚になるように掚薊された42。

アむルランドの囜立身䜓・感芚障害者デヌタベヌス

NPSDD

母集団の特城デヌタベヌスに珟圚登録されおいる囜内母集団n=5,191。䜿甚したWHODAS 2.0版12項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0はアむルランドの囜立身䜓・感芚障害者デヌ

タベヌスで日垞的報告のための指暙セットの䞀郚ずしお䜿われる。このデヌタベヌスはWHODAS 2.0の領域党䜓にわたる登録母集団の障害プロファむルを提䟛する43, 44。

障害者に関するニカラグア調査

母集団の特城囜ず地方の代衚的サンプル。䜿甚したWHODAS版36項目版。䞻な調査結果障害患者数はWHODAS 2.0に基づくツヌルを䜿っお枬定さ

れた。障害患者数は以前の掚定より高かった他の掚定は欠損症に焊点を絞った。この調査はICFずWHODAS 2.0の有甚性を瀺した45。

パフォヌマンス評䟡党囜調査メキシコ

母集団の特城囜ず地方の代衚的サンプルn=39,000䞖垯。䜿甚したWHODAS版36項目調査は8぀の健康領域の枬定を含んだ。䞻な調査結果WHODAS 2.0採点アルゎリズムを䜿っお障害患者数が囜レ

ベルず地方レベルで掚定された。結果は母集団レベルでのICF䞻䜓の枬定アプロヌチの有甚性を実蚌した。さらにその結果は囜レベルず地方レベルでの健康寿呜を掚定するためのむンプットずしお䜿われた46。

障害に関する最初の党囜調査チリ

母集団の特城囜ず地方の代衚的サンプルn=13,350䞖垯。䜿甚したWHODAS版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0に基づいお障害患者数ず重症床レベルが囜レ

ベルず地方レベルで掚定された。結果はチリの障害の性質ず範囲を理解するのに圹立ち政策決定ず資源割り圓おに有甚であった47。

ニカラグアにおける障害認定

母集団の特城障害を有する母集団。䜿甚したWHODAS版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0を䜿った障害の特城ず認定。関連付けられた倉

数の識別および地方情況におけるICF䞻䜓のツヌルずしおWHODAS 2.0の有甚性の怜蚌48。

パナマにおける障害数ず特城化の調査

母集団の特城囜ず地方の代衚的サンプル。䜿甚したWHODAS版36項目。䞻な調査結果囜ず地方の障害患者数が掚定された。WHODASを基にした質

問祚がサンプルに適甚された。障害の囜勢地図垳がこの調査の結果を䜿っお䜜成された49。

接波埩旧に係るむンパクト評䟡ずモニタヌ・システム

TRIAMS

母集団の特城むンドネシアn=10,859ずタむn=1,190の接波被灜地域における䞖垯調査。

䜿甚したWHODAS 2.0版12項目版。䞻な調査結果接波被灜地域の母集団は党母集団基準よりも悪い機胜レベル

を瀺した。WHODAS 2.0が接波被灜地域における健康アりトカムの指暙ずしお䜿われた50。

Page 38: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter4 WHODAS 2.0 の䜿甚法 29

Chapter

4

WHODAS 2.0は臚床環境やサヌビス環境など広範に有甚であるこずが分かった。衚4.2は

WHODAS 2.0の劥圓性研究ず倚様なアプリケヌションの抂芁を瀺しおいる䟋えば倚様な健

康状態の機胜ぞの圱響の枬定介入ニヌズの識別および長期にわたる倉化の監芖。

è¡š4.2 WHODAS 2.0の臚床甚アプリケヌション

アプリケヌション名 アプリケヌションの抂芁

むタリアにおけるWHODAS 2.0の怜蚌

母集団の特城障害のあるたたはない人々。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0は障害ず機胜を枬定するための有甚な評䟡祚

である。これは高い信頌性ず安定した因子構造を有する。むタリアにおける障害者の心理統蚈評䟡はそれぞれの障害のサブカテゎリの暙準埗点に達するように甚いられるべきである。

粟神的・身䜓的リハビリテヌションにおけるWHODAS 2.0の有甚性ず実行可胜性

母集団の特城臚床的リハビリテヌションで長期の身䜓疟患ず粟神疟患を有する患者。

䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0ずWHOQOL短瞮版WHOQOL-BREFは有

意矩で実行可胜であるこずが分かった52。

炎症性関節炎の患者に関するWHODAS 2.0の怜蚌

母集団の特城炎症性関節炎初期の患者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0は暪断的調査における健康関連QOLの有効で

信頌性のある尺床である。調査はさらに朜圚的冗長性項目の有無を調べ長期的瞊断研究での有甚性を刀定する必芁がある53。

脳卒䞭の患者に関するWHODAS 2.0の怜蚌

母集団の特城脳卒䞭患者ずその近芪者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0は自己評䟡ず芳察者評䟡の質問祚ずしお脳

卒䞭患者の評䟡に信頌性の高い評䟡祚である54。

党身性硬化症の患者に関するWHODAS 2.0の怜蚌

母集団の特城党身性硬化症SScの患者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0はSSc患者矀の䞭で優れた心理統蚈的特性を

瀺したのでSScの健康関連QOLにずっお有効な尺床ず考えられるべきである55。

介入前埌におけるう぀病患者の障害レベル

母集団の特城う぀病患者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果抗う぀剀治療を受ける前ず埌に確認されたう぀病患者の障害レ

ベル52。

高霢化した地域䜏民における障害パタヌン

母集団の特城ナむゞェリアの高霢化した地域䜏民。䜿甚したWHODAS 2.0版12項目版。䞻な調査結果障害ずケアのパタヌンが確認された56。

ドむツにおけるWHODAS 2.0の怜蚌

母集団の特城筋骚栌疟患内科疟患脳卒䞭乳癌および抑う぀障害の患者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目ドむツ語版。䞻な調査結果結果は機胜ず障害を枬定するための有甚性信頌性次元性および反応性を裏付ける57。

Page 39: WHO DAS DAS WHODAS

30 Part1 背景

アプリケヌション名 アプリケヌションの抂芁

倚発損傷患者の健康アりトカムず仕事ぞの埩垰

母集団の特城重症倚発損傷患者の前向きコホヌト研究。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果調査された母集団のWHODAS 2.0障害埗点は母集団のデヌ

タず比べお著しく悪い機胜を瀺した。職業負傷の重症床苊痛および身䜓機胜認知機胜瀟䌚的機胜は負傷から2幎埌WHODAS 2.0に独立しお寄䞎しモデルの分散の69%を説明した58。

スペむンにおけるWHODAS 2.0の怜蚌

母集団の特城さたざたな臚床母集団。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目12項目および12+24項目のスペむ

ン語版。䞻な調査結果スペむンおよび他のスペむン語圏におけるWHODAS 2.0の開

発の蚘述。さたざたなWHODAS 2.0版スペむン語版を劂䜕に運甚するかに぀いおの情報ず指針を含む59。

䞍安障害患者に関するWHODAS 2.0の怜蚌

母集団の特城䞍安障害の倖来患者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果すでに有効性が確立された他の3皮の尺床ず比べおWHODAS

2.0は少なくずも䞍安障害症状の倉化に察しお他の䞀般的な有効性尺床ず同皋床に敏感で特に瀟䌚䞍安症状の倉化に敏感であった5。

難聎患者に関するWHODAS 2.0の怜蚌

母集団の特城成人期発症の難聎者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0のコミュニケヌション参加および合蚈埗点は

機胜的な健康状態における成人期発症難聎の圱響を調べるために䜿甚できる33。

韓囜高霢母集団における障害のレベルずパタヌン

母集団の特城韓囜における高霢母集団。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0で枬定された障害レベルは䞻に瀟䌚人口孊的

芁因ではなく身䜓的健康う぀病や認知機胜ず関連づけられた60。

長期の粟神障害患者におけるWHODAS 2.0の有甚性ず実行可胜性

母集団の特城長期粟神病ずしお治療䞭の患者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果患者自身の障害経隓を枬定するためにWHODAS 2.0を臚床

医による評䟡尺床に远加するこずは有甚である。61。

トルコにおける統合倱調症患者に関するWHODAS 2.0の怜蚌

母集団の特城統合倱調症患者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果症状ず患者における他の特性ずの関係から統合倱調症患者が

受けおきた偏芋をWHODAS 2.0からの質問によっお枬定された62。

WHODAS 2.0による障害の質的プロファむル研究

母集団の特城脊髄損傷パヌキン゜ン病脳卒䞭およびう぀病を患う臚床患者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果機胜障害で確認されたプロファむルは障害レベルの䞊昇に䞊

行する63。

統合倱調症の高霢患者におけるWHODAS 2.0の怜蚌

母集団の特城統合倱調症の高霢患者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果これらの患者におけるWHODAS 2.0の信頌性に぀いお十分な

根拠ずいくらかの劥圓性の蚌拠64。

フランスにおける䞀般開業医GPによる障害評䟡

母集団の特城フランスの開業医5人の患者。䜿甚したWHODAS 2.0版12項目版。䞻な調査結果WHOSDAS 2.0は䞀般蚺療においお障害の衚珟およびサヌ

ビス利甚に圹立぀評䟡祚だず分かった65。

Page 40: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter4 WHODAS 2.0 の䜿甚法 31

Chapter

4

アプリケヌション名 アプリケヌションの抂芁

ニュヌゞヌランドにおける䞀般開業医GP の粟神保健評䟡

母集団の特城ニュヌゞヌランドの䞀般開業医GPにおけるランダムサンプルの患者。

䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版自己評䟡。䞻な調査結果䞀般開業医GP による患者の心理健康状態評䟡は患者自身

による機胜の評䟡ず䞀臎した66。

HIV/AIDS固有の枬定ずの怜蚌

母集団の特城HIV感染者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0ずHIV/AIDSに関する倚次元のQOL評䟡祚MQOL-HIVずの収束劥圓性はほずんどの領域に圓おはたった67。

う぀病ず腰痛患者に関するWHODAS 2.0の怜蚌

母集団の特城プラむマリケア環境でのう぀病ず腰痛の患者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0はプラむマリケア環境で優れた内的劥圓性ず

収束劥圓性を有した。WHODAS 2.0の倉化ぞの反応性はSF-36の反応性に匹敵しおいた68-70。

匷盎性脊怎炎AS患者でのWHODAS 2.0の有効性ず実行可胜性

母集団の特城ASの患者。䜿甚したWHODAS 2.0版36項目版。䞻な調査結果WHODAS 2.0はASの障害を枬定するのに有甚な評䟡祚であ

る。なぜならこれは疟病固有の評䟡祚を正しく反映し類䌌の反応性埗点を瀺したからである。WHODAS 2.0の短期的な倉化は身䜓的機胜の倉化に関連付けられるこずが分かった71。

囜営リハビリテヌションサヌビスでのWHODAS 2.0䜿甚

アルれンチン

母集団の特城囜営リハビリテヌションサヌビスが認定した1,100人の障害患者。

䜿甚したWHODAS 2.0版36項目ず12+24項目。䞻な調査結果WHODAS 2.0は囜営リハビリテヌションサヌビスにおいお

障害の枬定に有甚な評䟡祚であるこずが明らかにされた72。

4.2 WHODAS 2.0のさらなる開発

機胜障害モゞュヌル

WHODAS 2.0に含む項目を遞択するずき機胜障害impairment関連の項目は䞀般に避け

られおきた。なぜなら機胜障害は䞻に疟病固有であるからである。それにもかかわらずい

く぀かの機胜障害は比范的䞀般的でそれらは評䟡ず特別な介入が必芁である。倚くの䜿甚者

は身䜓機胜ず構造の機胜障害をカバヌする远加モゞュヌルの開発を求めおいる。

将来のWHODAS 2.0の機胜障害モゞュヌルはICFの付属文曞Annex 9に瀺されおいる

ように母集団で䜿甚するためにICFの特定機胜障害領域から導出されるかもしれない2。

この領域のリストから衚4.3に瀺す機胜障害に関する質問が開発されMCSSや䞖界健康調

査に䜿われた34, 35。

Page 41: WHO DAS DAS WHODAS

32 Part1 背景

è¡š4.3 WHO倚囜間調査研究や䞖界健康調査に䜿われた機胜障害に関する質問

1 身䜓の痛みたたは苊痛はどれくらいありたしたかa

2 身䜓の䞍快さはどれくらいありたしたか

3 顔身䜓腕たたは脚の皮膚欠損の問題がありたしたか

4 欠損や倉圢たたは麻痺した腕脚足による倖芋䞊の問題がありたしたか

5 手や指を䜿うのにどれくらい難しさがありたしたか。䟋えば小さな物を぀たんだり容噚を開けたり閉じたりする堎合。

6道を歩いおいお知っおいる人を芋お認識するのにどれくらい難しさがありたしたか県鏡をかけおいる堎合県鏡を考慮に入れる。回答者が県鏡をかけおいる堎合カッコ内のテキストを読むこず。 b

7手を䌞ばした䜍眮にある物を芋たり認識したりあるいは読曞したりするのにどれくらい難しさがありたしたか県鏡をかけおいる堎合県鏡を考慮に入れる。回答者が県鏡をかけおいる堎合カッコ内のテキストを読みこず。

8普通の声で郚屋の反察偎で人が話しおいるのを聞くのにどれくらい難しさがありたしたか補聎噚を䜿っおいれば補聎噚を考慮に入れる。回答者が補聎噚を䜿っおいるのが分かる堎合カッコ内のテキストを読むこず。

9静かな郚屋で䞀人の盞手ずの䌚話で蚀われるこずを聞くのにどれくらい難しさがありたしたか補聎噚を䜿っおいれば補聎噚を考慮に入れる。回答者が補聎噚を䜿っおいるのが分かる堎合カッコ内のテキストを読むこず。

10 排尿たたは尿挏れ倱犁を抑制するのにどれくらい難しさがありたしたか

11 䟿秘を含めお排䟿にどれくらい難しさがありたしたか

12 安静時の息切れにどれくらい難しさがありたしたか

13 軜い運動をしたずきの息切れにどれくらい難しさがありたしたか。䟋えば20mほどの䞘や階段12段などを登ったりした堎合。

14 続けお10分間たたはそれ以䞊の間咳こんだりれヌれヌ息切れしたりするこずにどれくらい難しさがありたしたか

15 睡眠の問題はどれくらいでしたか。䟋えば寝付きや倜䞭の頻繁な目芚めたたは朝の早すぎる目芚め

16 憂う぀気が沈むたたはう぀状態の問題はどれくらいありたしたか

17 心配や䞍安の問題はどれくらいありたしたか

a 䞋線は匷調を瀺す。b 斜䜓は面接者ぞの指瀺を瀺す。

Page 42: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter4 WHODAS 2.0 の䜿甚法 33

Chapter

4

環境因子モゞュヌル

珟圚のずころWHODAS 2.0は環境因子を評䟡しない。回答者の機胜の評䟡は回答者

の珟圚の環境に぀いお問うが笊号化は環境ではなく機胜ず障害に基づく。

環境因子を評䟡しお人の機胜ぞの環境の圱響を問う質問を含むモゞュヌルが開発される

かもしれない。これは䟋えば次のこずを远加するこずで達成される。

・远加質問珟圚のWHODAS 2.0で難しさがあるず報告される環境因子に぀いお問う

・党䜓ずしお環境に関する新しいモゞュヌルWHODAS 2.0の領域から独立しお環境を

評䟡するため

远加質問をするずいうアプロヌチのみをフィヌルド調査で実斜した結果アプリケヌショ

ンが耇雑になり面接時間も長くなったが䞀郚の人々はその方法を有甚だず結論付けた。そ

の結果WHO調査特別委員䌚はWHODAS 2.0の将来版ずしお別の開発プロゞェクトを開始

するこずを決めた。

臚床医版

䞀般的に臚床医は構造化された質問祚の䜿甚を奜たない。なぜなら暙準化した芁件ずは

臚床珟堎で遭遇する自然な流れを倉える堎合があるからである。基本的な情報は臚床医にずっ

お䜿いやすい評䟡祚で把握できるしそれにより臚床医はより柔軟で詳现な質問ができる。

そのような評䟡スタむル䟋ずしお「神経粟神医孊臚床評䟡衚SCAN」がある73。SCAN

の基本的特性は領域ず項目を定矩する䞀方臚床医が臚床医独自の質問スタむルでそれらの

領域および項目の存圚ず重症床を評䟡できるこずである。

小児・若者版

WHODAS 2.0は基本的に成人母集団向けに開発されおいる。フィヌルド調査では䞀

郚の囜で12歳以䞊の幎霢の若者に適甚されおいるが厳しい調査基準を考えるずいたのず

ころ我々は幎霢が18歳以䞋の回答者に䜿甚するこずを勧めない。

䞖界䞭の小児ず若者の母集団の重芁性やICFの小児・若幎者版ICF-CYが䜜られたこず

により小児ず若者の機胜ず障害を評䟡する必芁性はたすたす重芁になっおきおいる。埓っ

おWHOはWHODAS 2.0の小児ず若者版開発の可胜性を探っおいる最䞭である。

Page 43: WHO DAS DAS WHODAS

34 Part1 背景

障害加重ぞのWHODAS 2.0の関連性

公共医療の目的から疟病負担を蚈算するために母集団の健康指暙は障害に関するデヌ

タず早期死亡に関するデヌタを結び付ける。指暙の重芁性を考えるずWHODAS 2.0を適甚

する䞀぀の重芁な理由は倚様な母集団の障害皋床に぀いお情報を提䟛するこずであった。

疟病を有する母集団における障害の疫孊的デヌタは䞖界の䞀郚の地域では利甚できない

埓っお母集団の健康指暙の䜜成者は他の掚定方法を䜿うこずを遞んだ。蚈算には「障害加重」

あるいは蚈量経枈孊で「遞奜」たたは「バリュ゚ヌション査定」ず称する倀が必芁である。専

門家すなわち疟病母集団たたは母集団を有する人々からこの倀の掚定を埗るために倚様な手

法が䜿われる。

WHODAS 2.0は査定評䟡祚ではない。健康状態評䟡祚は障害の描写ず称されるべきで

䞀方障害加重は障害の査定ず称されるべきである。これらの2぀の構成抂念は耇雑な掚

定手法を䜿う代わりによりよい障害加重を埗るために論理的にリンクされる必芁がある。こ

の方法で障害の疫孊は障害加重を経隓的に䌝えるこずができる。

WHO/NIHプロゞェクトにはこの関連性を探るための補足を含んでいる74。同じ研究

はMCSS内で行われその䞭でWHODAS 2.0は「芖芚的アナログ尺床」および「時間換算」な

ど他のバリュ゚ヌション査定の尺床を䜿っお適甚された34。その結果は適切な回垰法

を䜿っおWHODAS 2.0は障害加重を生成するこずができた。バリュ゚ヌション手法は広範

な面接が必芁なので倧きな母集団を甚いた調査のよい代替手法ずなる。

Page 44: WHO DAS DAS WHODAS

2WHODAS 2.0の

実斜ず採点に関する実務面

Part

Page 45: WHO DAS DAS WHODAS

36 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点に関する実務面

WHODAS 2.0 実斜ず採点

WHODAS 2.0はさたざたな文化圏の人々や臚床堎面で広く実斜されおきた。本章では

WHODAS 2.0の各皮様匏の実斜に぀いお䞀般的な情報ず教瀺評䟡祚の適甚に関する䞀般

的指針およびさたざたな蚀語版に関する手匕きを述べる。

5.1 WHODAS 2.0およびその翻蚳版の実斜条件ず実斜手続き

WHOはWHODAS 2.0を自由に䜿甚するこずを認めおおり埓っお評䟡祚を䞀般に公開

しおいる。WHODAS 2.0の䜿甚を垌望する人はホヌムペヌゞからオンラむン登録を完了す

れば利甚できる。1登録フォヌムから集められた情報はWHOにずっおWHODAS 2.0の実甚

化に関する知識基盀の改善ず共有に寄䞎し䜿甚者に察しお最新情報の提䟛ず評䟡祚の改善に

有甚ず考える。

WHODAS 2.0の䜿甚者は明癜な蚱可が䞎えられない限り評䟡祚に倧きな倉曎を加える

暩限がない。セクション4.2は将来のWHODAS 2.0開発の優先領域を抂芁しおいる。この䜜

業を支揎し貢献するこずに関心がある䜿甚者は盎接e-mailでWHOに連絡いただきたい。2

珟圚WHODAS 2.0は次の蚀語で実斜可胜であるアルバニア語アラビア語ベンガル語

䞭囜語マンダリンクロアチア語チェコ語デンマヌク語オランダ語英語フィン

ランド語ドむツ語フランス語ヒンズヌ語むタリア語日本語カナラ語韓囜語ノ

ルりェヌ語ポルトガル語ルヌマニア語ロシア語セルビア語スロベニア語スペむン

語シンハリ語スりェヌデン語タミヌル語タむ語トルコ語ペルバ語。

WHOはWHODAS 2.0を他蚀語ぞ翻蚳するこずを歓迎しおいる。他蚀語ぞの翻蚳を垌望す

るものは䞋蚘のアドレスたで連絡する必芁がある。2

5.2 WHODAS 2.0の実斜方法

WHODAS 2.0には3぀の圢匏がある自己蚘入面接および代理人によるものでそれぞ

れを䞋蚘に説明する。

1 http://www.who.int/whodas2 e-mailの送り先[email protected]

5Chapter

Page 46: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter5 WHODAS 2.0 実斜ず採点 37

Chapter

5

5.2.1 自己蚘入

WHODAS 2.0玙鉛筆版は自己蚘入できる。党おの質問が類䌌の項目同じ時間枠

および回答尺床を共有しおいる。このため評䟡祚は䜿いやすく敎理されおおり適切なも

のになっおいる。䜿甚者は研究の目的にWHODAS 2.0 Partを耇写するこずを薊める。

5.2.2 面接

WHODAS 2.0は面接たたは電話で実斜できる。この堎合も同様に䜿いやすく䞍必

芁な反埩を避けおいる。この手続きで面接を実斜するには䞀般的な面接法で十分である。

Chapter 7には各面接者が挔習するべき質問ごずの明现事項が蚘茉されおいる挔習に察す

る支揎はWHOから埗るこずが可胜である。Chapter 10にはWHODAS 2.0に関する知識

を評䟡するためのテストが含たれおいる。

5.2.3 代理人

面接される本人以倖の第䞉者から機胜に関する意芋を埗るこずが望たしい堎合がある。䟋

えば家族や介護者たたは他の芳察者がWHODAS 2.0により考案された機胜領域に぀いお

意芋を述べるように求められる堎合がある。瀟䌚実隓䞭のテストでは第䞉者の意芋を埗るこ

ずの有甚性を瀺しおいる。

5.3 WHODAS 2.0䜿甚の挔習

暙準化

WHODAS 2.0の面接は各参加者に察しお同じ手続きで行われるべきである。そのような

暙準化は参加者の回答の盞違が面接が行われる手続きの盞違によらないようにするのに圹

立぀。䟋えば面接者がWHODAS 2.0を集団に実斜した堎合ず個人で実斜した堎合では回

答の盞違は面接様匏の違いによるかもしれない。同じ原則は面接者が異なるこずに察しおも

圓おはたるだろう。1人の面接者が参加者ず芪しく別の面接者がそうでない堎合参加者は

異なるタむプの回答をするかもしれない。暙準化された手続きにおける明確な挔習はこうし

た可胜性を防ぐのに有甚である。

Page 47: WHO DAS DAS WHODAS

38 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点に関する実務面

プラむバシヌ

各回答者にはプラむバシヌが䞎えられなければならない。これは回答者に安心感を䞎え

たた同時に最も正確な回答を匕き出すこずを保蚌する。䟋えばWHODAS 2.0が埅合宀で実

斜される堎合回答者ずその隣人の間に十分なスペヌスを䜜り回答が隣人に芋られるこずを

避けなければならない。WHODAS 2.0が面接によっお実斜される堎合は回答が隣人に聞か

れないように個宀で行われるべきである。

質問に答えるための参照枠

党おのWHODAS 2.0版で回答者は䞋蚘の参照枠に留意しお質問に答えるべきである

・参照枠1難しさの皋床

・参照枠2健康状態に起因する

・参照枠3過去30日間

・参照枠4平均しお気分のよい日ず悪い日

・参照枠5回答者が普段の掻動をするように

・参照枠6過去30日間に経隓しおいない項目は評䟡されない

面接者は必芁に応じおこれらの参照枠に぀いお回答者に泚意を促すべきである。䞋蚘

に参照枠を詳しく説明する。

参照枠1−難しさの皋床

面接䞭回答者はさたざたな掻動をする際に経隓する難しさの皋床に぀いお質問される。

WHODAS 2.0では掻動䞭の難しさずは次のこずを意味する

・努力を芁する

・䞍快さたたは苊痛

・時間がかかる

・掻動する方法を倉える

このマニュアルは暙準化されたWHODAS 2.0を実斜するための指針を提䟛する。テストを行う人々は指針を読みそれに泚意深く埓うべきである。成功ぞの秘蚣ず暙準化に䞍可欠なこずは党おのWHODAS 2.0が必ず同じ手続きで実斜されるこずである。

Page 48: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter5 WHODAS 2.0 実斜ず採点 39

Chapter

5

参照枠2−健康状態に起因する

回答者は健康状態による難しさに぀いお答えるよう求められる。䟋えば

・病気たたは他の健康問題

・ケガ

・粟神的たたは情緒的問題

・アルコヌル問題

・薬物問題

面接者は回答者が他の原因ではなく健康状態による掻動の難しさに぀いお考えるよう

に促すべきである。䟋えばWHODAS 2.0の項目D3.1は「党身を掗うのにどれくらい難しさ

がありたしたか」ず尋ねおいる。考えられる回答は次の通りである

もし回答者が単に寒いずいう理由で入济が困難である堎合項目は「党く問題なし」の「1」

ず評䟡されるべきである。しかし回答者が関節炎のために身䜓を掗うこずができない堎合

項目は「党く䜕もできない」の「5」になるだろう。

参照枠3−過去30日間

蚘憶の再珟力は1カ月の期間が最も正確である。埓っお過去30日間がWHODAS 2.0の

時間枠ずしお遞ばれおいる。

参照枠4−平均しお気分のいい日ず悪い日

回答者の䞭には過去30日間においお難しさにばら぀きがあるこずを経隓する者もいるだ

ろう。この堎合回答者は気分のいい日ず悪い日を平均しお評䟡するように求められるべき

である。

参照枠5−回答者が普段の掻動をするように

回答者は自身が普段どのように掻動するかを考慮しお経隓した難しさを評䟡すべきで

ある。補助噚具たたは他者からの支揎が普段から埗られる堎合回答者はそれに留意すべきで

ある。䟋えば䞊述のように項目D3.1は「党身を掗うのにどれくらい難しさがありたしたか」

党く問題なし 少し問題あり いくらか問題あり ひどく問題あり 党く䜕もできない1 2  3 4 5

Page 49: WHO DAS DAS WHODAS

40 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点に関する実務面

ず尋ねおおりこの堎合も可胜な回答は「党く問題なし」から「党く䜕もできない」あるいは「該

圓なし」の範囲である。

脊髄損傷を患った回答者が毎日入济を支揎するヘルパヌを有し埓っお支揎が埗られる

ので党身を掗うのに難しさを経隓しない堎合項目は「党く問題なし」の「1」ず評䟡される。個

人的たたは技術的支揎を倀ずしお远加し評䟡したい面接者は2床質問するようにアドバむ

スするすなわち個人的たたは技術的支揎がある堎合ずない堎合。脊髄損傷のある回答者

の䟋では支揎がある堎合は「1」「党く問題なし」の評䟡であるが支揎がない堎合は「5」「党

く䜕もできない」である。

参照枠6−該圓なしず評䟡される項目

WHODAS 2.0は人が実際に行う掻動で盎面する難しさの皋床を決めるように求めおおり

その人がやりたいあるいはできるが実際には行わない掻動ではない。面接者は回答が適

切か吊かを決めるべきである。䟋えば項目D2.5は「1km皋床の長距離を歩くのにどれくらい

難しさがありたしたか」ず尋ねおおりこの堎合も同様に可胜な回答は「党く問題なし」から

「党く䜕もできない」あるいは「該圓なし」の範囲である。

回答者が足の骚折により1km歩くこずができない堎合項目は「党く䜕もできない」の「5」

である。しかし回答者がどこぞでも車を運転するので単に1km歩く必芁がない堎合項目

は「該圓なし」の「N/A」ず蚘入される。

別の䟋はD3.4で「数日間䞀人でいるのにどれくらい難しさがありたしたか」を尋ねおい

るがこの堎合も同様に可胜な回答は「党く問題なし」から「党く䜕もできない」あるいは「該

圓なし」の範囲である。回答者が家族ず䞀緒に䜏んでおり過去30日間に数日間䞀人でいたこ

ずがない堎合項目は「該圓なし」の「N/A」ず蚘入される。

Page 50: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter6 WHODAS 2.0の採点 41

Chapter

6

WHODAS 2.0の採点

本 ç«  で はWHODAS 2.0短 çž® 版12項 目 ず 完 å…š 版36項 目 の 採 点 法 を 説 明 す る。

WHODAS 2.0完党版の採点は回答者の賃金劎働状態を考慮に入れおおり回答者が賃金劎

働者でない堎合は32項のみが甚いられる。たた本章では健垞者母集団の暙準倀も提䟛し

おおり倧きな囜際的暙本から導出された母集団の暙準ずさたざたな個人たたはグルヌプを比

范できる。

6.1 WHODAS 2.0集蚈埗点

WHODAS 2.0短瞮版ず完党版の集蚈埗点を蚈算する手続きには単玔採点法ず耇雑採点法

の぀がある。

単玔採点法

「単玔採点法」では各項目に割り圓おられた埗点「党く問題なし」1「少し問題あり」2

「いくらか問題あり」3「ひどく問題あり」4および「党く䜕もできない」5を合蚈す

る。この手続きは各項目から埗られた埗点を笊号化やカテゎリ化を行わずに単玔に加算す

るもので各項目に重み付けをしない。この手続きは手䜜業で採点を行う堎合に実甚的であり

忙しい臚床堎面や玙ず鉛筆を甚いた面接堎面に適しおいる。WHODASの単玔採点法は手近

なサンプルのみに甚いるべきであり母集団間の比范には適しおいない。

WHODAS 2.0の心理統蚈的特性ではこの加法蚈算が可胜である。叀兞的な心理枬定分析

75ではWHODAS 2.0の構造は䞀次元で高い内的敎合性があるこずを瀺しおいる76。

その結果党おの領域における項目埗点の単玔合蚈は機胜制限の皋床を説明するのに十分な

統蚈倀の構成芁玠ずなる。

耇雑採点法

耇雑採点法は「項目反応理論」IRTず呌ばれる採点法に基づくものである。この手続きは

WHODAS 2.0の各項目における耇雑な問題を考慮したものである。この採点法は母集団間

たたは郚分母集団間の比范分析をするために回答カテゎリの党おの情報を䜿甚でき粟緻な

分析を可胜にする。この手続きでは「党く問題なし」「少し問題あり」「いくらか問題あり」「ひ

どく問題あり」および「党く䜕もできない」の各項目の回答を別々に蚘入する必芁がありた

6Chapter

Page 51: WHO DAS DAS WHODAS

42 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

た同時にコンピュヌタを䜿甚しお重症床ず項目ごずの重み付けによっお集蚈埗点を決定する。

基本的にこの採点手続きには3぀の段階がある

・段階1各領域内で蚘録された項目埗点を合蚈する。

・段階26぀すべおの領域の埗点を合蚈する。

・段階3合蚈埗点を0から100の蚈量順䜍に倉換するこの堎合0=障害なし100=完党障

害。

コンピュヌタプログラムはWHOホヌムペヌゞから入手可胜であるこれは 1Chapter 8に

SPSSシンタックス構文ずしおも提䟛されおいる。この構文は他の統蚈プログラムに容易

に倉換できる。質問があるずきはWHOぞe-mailを送っおいただきたい。2

6.2 WHODAS 2.0領域埗点

WHODAS 2.0は6皮の機胜領域に぀いお領域固有の埗点を個々に蚈算する。それらは

認知・可動性・セルフケア・他者ずの亀流・日垞掻動および瀟䌚ぞの参加である。これらの

領域内項目に぀いおはChapter 7で詳しく述べる。WHODAS 2.0領域埗点を埗ようずする実

斜者は完党版すなわち36項目を䜿う必芁がある。領域埗点は集蚈埗点よりもさらに詳

しい情報を提䟛する。領域埗点は個人たたはグルヌプを互いに比范したりあるいは母集団

の暙準倀ず比范したり時間経過に䌎う比范䟋えば介入前ず介入埌や他の比范に有甚で

あろう。

党おのWHODAS 2.0領域埗点は単玔採点法たたはIRT採点法を䜿っお蚈算される16。

しかし母集団を比范する堎合は埌者のアプロヌチが有甚である。

6.3 WHODAS 2.0の母集団の暙準倀

WHODAS 2.0の母集団の暙準倀は2぀の調査から算出された

・信頌性ず劥圓性に関する調査セクション2.3で説明した第2次調査。

・MCSS34。この調査は10カ囜䞭囜コロンビア゚ゞプトゞョヌゞアむンド

1 http://www.who.int/whodas2 e-mailの送信先[email protected]

Page 52: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter6 WHODAS 2.0の採点 43

Chapter

6

むンドネシアメキシコナむゞェリアスロバキアトルコにおける健垞者母集団暙

本内で行われた。これらのデヌタの䞀郚分がWHODAS 2.0健垞者母集団の暙準倀を導

き出すために甚いられた。

これらのデヌタが1぀になっお最初のWHODAS 2.0母集団暙準倀が䜜られた。新たなデヌ

タが入手できたらWHOはそれらの基準を定期的に曎新しWHOホヌムペヌゞに発衚しお

いく予定である。

è¡š6.1にWHODAS 2.0完党版IRTベヌス採点による母集団暙準倀を瀺す。

図6.1は図圢フォヌマットにおける類䌌情報を瀺す。図6.1は22の肯定項目回答を有す

る個人x軞WHODAS 2.0 IRTベヌス埗点が80パヌセンタむル倀y軞母集団パヌセンタ

むルに盞圓するこずを瀺しおいる。

è¡š6.1 WHODAS 2.0完党版IRTベヌス採点の母集団の暙準倀

集蚈埗点 母集団パヌセンタむル0 40.001 46.832 52.083 56.204 59.585 62.466 64.947 67.128 69.059 70.78

10 72.3515 78.4220 82.6625 85.8530 88.3535 90.3850 94.6970 98.1490 99.90

100 100.00

Page 53: WHO DAS DAS WHODAS

44 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

図6.1 WHODAS 2.0 36項目版IRTベヌス埗点の母集団分垃母集団パヌセンタむル

WHODAS 2.0 IRTベヌス埗点

100

90

80

70

60

50

400 3 6 12 22 41 100

è¡š6.2 WHODAS 2.0短瞮版倚倀項目特兞のための母集団の暙準倀

集蚈埗点 母集団パヌセンタむル0.0 50.02.8 63.25.6 73.38.3 78.1

11.1 82.013.9 86.516.7 89.619.4 92.422.2 93.025.0 93.827.8 94.730.6 94.941.7 97.258.3 99.7

100.0 100.0

出兞WHO Multi-County Survey on Health and Responsiveness 2000-200134

è¡š6.2はWHODAS 2.0短瞮版IRTベヌス採点の集蚈埗点ず母集団パヌセンタむルを瀺

す。図6.2はこの衚を図瀺したものである。この図はIRTベヌス埗点が17の個人x軞

WHODAS 2.0 IRTベヌス埗点が90パヌセンタむルy軞母集団パヌセンタむルに盞圓す

るこずを瀺しおいる。

Page 54: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter6 WHODAS 2.0の採点 45

Chapter

6

図6.2 WHODAS 2.0 12項目版のIRTベヌス埗点の母集団分垃母集団パヌセンタむル

WHODAS 2.0 IRTベヌス埗点

100

90

80

70

60

50

400 2 5 10 17 100

出兞WHO Multi-County Survey on Health and Responsiveness 2000-200134

母集団の暙準倀はいく぀かの手続きで甚いるこずができる。母集団の暙準倀は䟋えば

身䜓障害ず蚺断されたグルヌプや粟神障害ず蚺断されたグルヌプなど異なるグルヌプを互い

に比范する倀を提䟛する。䟋えば心筋梗塞埌の障害の皋床ず重症のう぀状態による障害の皋

床を比范するには分析にそれぞれの健垞者母集団の暙準倀すなわちパヌセンタむルを䜿

甚するこずが望たしい。

6.4 WHODAS 2.0項目埗点

WHODAS 2.0の各項目別たたは遞択した項目をグルヌプ化しお比范しようずする䜿甚者

がいるかもしれない。WHODAS 2.0の項目玠点は回答者が特定の機胜を䜿う際に経隓する

難しさのレベルを反映する順序尺床ずしお䜿うこずができる。難しさのレベルは「たったく

問題ない」から始たり「少し問題あり」「いくらか問題あり」「ひどく問題あり」たたは「党

く䜕もできない」難しさの順で増加する。各レベルが高くなるほど難しさの皋床が増すこずを

瀺しおいる。

党䜓集蚈埗点ず同様にWHODAS 2.0の項目埗点は次の2぀の手続きで甚いられる

・二分法はいいいえ尺床−回答者が特定の機胜領域で難しさがあるこずを瀺し「少し

問題あり」「いくらか問題あり」「ひどく問題あり」および「党く䜕もできない」の回答尺

Page 55: WHO DAS DAS WHODAS

46 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

床がすべお単䞀の正のコヌディングにたずめられるおよび

・倚倀倚重レベル尺床−重症床のレベルをそのたたにしおおく぀たり「少し問題あり」

「いくらか問題あり」「ひどく問題あり」たたは「党く䜕もできない」ずしおおく。

個人においお項目レベルを比范するには詳现さのレベルは耇数レベルの採点を必芁ずす

る。倧きなグルヌプの堎合二分法採点が䜿われるかもしれない。

項目埗点は所定の領域に関する難しさの頻床を報告したいずきに甚いられる。

6.5 WHODAS 2.0における欠損倀の凊理

WHODAS 2.0の欠損倀を凊理するためには単玔法ず耇雑法があるこれらを䞋蚘に説明

する。

欠損倀ぞの単玔なアプロヌチ

䞋蚘に瀺す手続きは実隓条件においお倧きなデヌタセットを甚いた堎合欠損倀に察し

お人為的な操䜜を行っおWHODAS 2.0の尺床倀を再蚈算するこずを可胜にする。

・WHODAS 2.0短瞮版の堎合−1぀の項目に欠損倀がある堎合の最も単玔なアプロヌチは

12項目WHODAS 2.0の䞭から欠損項目に該圓する項目の平均倀を䜿甚するこずである。

この手続きは耇数の項目が欠けおいる堎合には甚いるべきでない。

・WHODAS 2.0 36項目版の堎合−耇数の項目が欠けおいる堎合次のアプロヌチが甚いら

れる

−回答者が就劎しおおらずWHODAS 2.0の32項目版に回答する堎合埗点をそのたた

䜿うこずができ36項目版の埗点に盞圓する。

−1項目たたは2項目が欠けおいる他の党おの堎合は領域内の党項目の平均埗点を欠損

項目に割り圓おるべきである。この手続きは3項目以䞊が欠けおいる堎合には甚いる

べきでない。加えお領域の芳点から芋る埗点を領域別に蚈算しようずする堎合2぀

の欠損項目は同じ領域から遞ばれるべきではない。

欠損倀ぞの耇雑なアプロヌチ

研究者は他の倚くの背景倉数が䜿甚できる倧きなデヌタセットを扱う堎合耇雑なア

プロヌチを甚いるこずができる。12項目版ず36項目版でそれぞれ2項目たたは3項目以䞊が

Page 56: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter6 WHODAS 2.0の採点 47

Chapter

6

欠損しおいる堎合これらの手続きを甚いる必芁がある。

第1の代替手続きはホットデック補定法を甚いるこずである。この手続きは同じデヌ

タセットの䞭から欠損倀のない完党なデヌタを有する䌌通った特性すなわち幎霢や性

別などの共通の特城を持぀の回答者を無䜜為に抜出しお欠損項目の回答を補う。この手続

きの利点は項目倀の分垃が維持されるこずである77。この補定手続きを実行するために

いく぀かの代替アルゎリズムが甚意されおいる。

第2の代替手続きは倚重補定法を甚いるこずである。各欠損倀に察しお1぀の倀を割り

振るホットデック補定法ずは異なり倚重補定法は各欠損倀を正しい倀を補定したかに぀

いお䞍確定さを衚す劥圓なデヌタセットの倀に眮き換える。これらの倚重補定されたデヌタ

セット通垞3から10はその埌完党なデヌタのために暙準的な手続きを䜿っお分析され

その結果はこれらの分析ず組み合わせられる78。

Page 57: WHO DAS DAS WHODAS

48 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

各質問の詳述

本章ではWHODAS 2.0の各質問が䜕を意図しおいるかに぀いおの背景情報を提䟛する。

回答者が質問に぀いお説明を求める堎合面接者はこの情報を䜿うべきで独自の解釈を提䟛

すべきではない。

WHODAS 2.0の各セクションは質問番号の前の文字に基づいおアルファベット順に䞊べ

られおいる。本章では質問は倪字テキストでたた蚘録すべき泚蚘たたは理由は通垞テキス

トで瀺される。

7.1 質問A1〜 A5人口統蚈情報および背景情報

このセクションは面接の察象者を参照しお蚘入されるべきである。代理人は回答者に

぀いお以䞋の質問に答えるべきである。

7Chapter

A1 性別

A2 䜕歳ですか

幎霢を蚘録する。

A3 党郚で䜕幎間孊校小孊校から短倧倧孊専門孊校を含むで孊びたしたか

回答者が孊校たたは倧孊を䞭退しおいる堎合郚分的な幎数を䞎えないこず。個人が党日制フルタむムず定時制パヌトタむムの䞡方で孊校に行っおいた堎合党日制教育期間の幎数を蚘すこず。留幎は2幎ずしお蚈算する。

A4 珟圚の婚姻状態はどれですか

事前に遞択肢を読たずに回答者にこの質問を答えさせる。回答が提䟛される回答の1぀に正確に䞀臎しない堎合回答に盞圓する遞択肢を読んで明確にする。

珟圚の婚姻状態を最もよく反映する遞択肢を遞ぶ。䟋えば回答者が珟圚結婚しおいるが過去に離婚しおいる堎合珟圚の婚姻状態のみを採点する。

A5 珟圚の䞻な仕事の状況を最もよく衚しおいるのはどれですか

回答者の珟圚の䞻な仕事の状況を最もよく反映する遞択肢を遞ぶ。もし回答者䟋えば䞻婊たたは無職などの蚘入の仕方が䞍確かな堎合仕事の状況に関する回答者の刀断に頌るこず。

回答者が賃金劎働をしおいるずいうカテゎリに該圓するために就劎しなければならない週圓たりの最䜎劎働時間ずいうのはない。同様に孊生は孊生ず分類されるために党日制フルタむムの孊校に通っおいる必芁はない。䞀郚の版ではこの項目は回答者が領域5の仕事に぀いお質問されるか吊かの刀定に䜿われる。埓っおこの項目ぞの回答が䞍確かな堎合領域5の仕事に関する質問は省略するこず。

回答者が無職ず報告した堎合「健康の理由によるか他の理由によるか」を尋ねそれに埓っお採点するこず。

Page 58: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter7 各質問の詳述 49

Chapter

7

7.2 質問D1.1〜 D1.66領域

領域1認知理解ず繋がり

WHODAS 2.0の領域はコミュニケヌションおよび思考掻動に぀いお質問する。評䟡さ

れる各領域は集䞭力蚘憶力問題解決孊習およびコミュニケヌションを含む。

過去30日間にどのくらい難しさがありたしたか

D1.1 䜕かをするずき10分間集䞭する

この質問は回答者が短い時間ここでは10分間集䞭するこずが難しいかを刀断する意図がある。ふ぀う回答者はこの項目を理解できる。しかし説明を芁求された堎合回答者がある問題で頭がいっぱいになっおいたりひどく気が散るような環境にいる時でなく通垞の環境での集䞭力に぀いお考えるように促す。必芁であれば回答者が䜕かしおいる間の集䞭力䟋えば仕事読曞曞き物絵を描く楜噚を挔奏する装眮を組み立おるなどに぀いお考えるように促す。

D1.2 倧切なこずをするこずを芚えおいる

これは日垞の倧切なこずを芚えおいるかどうかに関する質問である。この質問は過去の無関係な内容や詳しい情報を芚えおいるこずを指すものではない。回答者自身や家族にずっお倧切なこずを行うこずをどれくらいよく芚えおいるかを尋ねるこず。もし回答者が䜕かの蚘憶補助具䟋えばメモを取る音により泚意を喚起する噚具や支揎者による口頭での合図を䜿甚しおいる堎合この補助具を考慮に入れお圌らの胜力を評䟡するこず。

D1.3 日垞生掻での問題点を分析しお解決方法を芋぀ける

この項目は倚くの粟神機胜に関わる耇雑な掻動を指す。もし回答者がこの項目の意味が分からない堎合過去30日間に圌らが遭遇した問題に぀いお考えるように求めるこず。いったん問題が特定されたなら以䞋のこずをどれくらいうたく行えたか回答者に考えおもらう

・問題があるこずを確認した。・問題を扱いやすい郚分に分解した。・可胜な解決法のリストを䜜った。 ・各解決法の良い点ず悪い点を決めた。・党おを考慮しお最良の解決法を決めた。・遞んだ解決策を実行し評䟡した。・最初の遞択がうたく行かなかった堎合代替解決法を遞択した。

D1.4 新しい課題䟋えば初めおの堎所ぞ行く方法を孊ぶ

この質問では新しい道順を知るこずが䟋ずしお提䟛される。回答者が説明を求めるかたたは初めおの土地ぞの行き方を知るこずだけ考えおいるように芋える堎合䜕か新しい孊習を芁した前月の他の状況を思い浮かべるように促すこず。䟋えば

・仕事での課題䟋新しい手続きたたは職務・孊校䟋新しい授業・家庭䟋家の修繕に関する新しい仕事を孊ぶ・レゞャヌ䟋新しいゲヌムや工芞を孊ぶ回答者が自分自身で評䟡する堎合回答者が新しい情報をどれくらい容易に習埗したか孊ぶ

のにどれくらい手助けや反埩が必芁だったかおよび孊んだこずをどれくらいうたく芚えたかを考えおもらう。

Page 59: WHO DAS DAS WHODAS

50 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

領域2可動性

WHODAS 2.0領域2の䞭で觊れる掻動は立っおいる家の䞭を動き回る家の倖に出る

および長距離を歩くなどを含む。

D1.5 みんなが蚀っおいるこずを普通に理解する

回答者に通垞のコミュニケヌションの手続きを考えおもらい䟋話し蚀葉手話補聎噚などの補助具の実斜など他者のメッセヌゞを理解するずきの難しさの党䜓的な皋床を評䟡しおもらう。

回答者は30日間に遭遇した党おの状況を考えるべきである。䟋えば・盞手が早口で話したずき・背景に隒音があったずき・気が散るものがあったずき母囜語が異なるこずによる難しさはこの質問の評䟡では陀倖すべきである。

D1.6 自ら䌚話を始めたり続けたりする

䌚話を始めるこずおよび維持するこずを評䟡する。もし回答者が䌚話を維持するよりも䌚話を始めるずきに困るず述べる堎合たたはその逆最終的な難しさの評䟡は䞡方の掻動で経隓した難しさの皋床を平均するように求めるこず。

䌚話は通垞どのコミュニケヌション様匏の䜿甚も含む話し蚀葉曞くこず手話ゞェスチャヌ。通垞回答者がコミュニケヌションに補助具を䜿う堎合それらの噚具を䜿った䌚話を考慮しお難しさを評䟡するこず。

回答者には健康状態および䌚話を始めたた維持するこずに関連するあらゆる芁玠を考えおもらう。䟋えば難聎蚀語障害䟋えば脳卒䞭埌吃音および䞍安を含む。

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか

D2.1 長時間30分くらい立っおいる

D2.2 座っおいるずころから立ち䞊がる

この質問は怅子ベンチたたはトむレで座った状態から立ち䞊がるこずをいう。床に座った状態から立ち䞊がるこずではない。

D2.3 家の䞭で動き回る

この項目は垞に手近にある補助具たたは支揎を甚いお郚屋から郚屋ぞ移動するこずおよび郚屋の䞭で移動するこずを指す。回答者が耇数のフロアからなる家に䜏んでいる堎合この質問は必芁に応じおフロアからフロアぞ行くこずも含む。

D2.4 家の倖に出おいく

この質問は以䞋の情報を求める・家から倖に出るこずの身䜓的 運動性 偎面・家を出るこずの情緒的たたは粟神的偎面䟋う぀病䞍安などこの質問で「家」ずは回答者の珟圚の䜏たい䜏宅アパヌトたたは犏祉斜蚭等を意味する。

Page 60: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter7 各質問の詳述 51

Chapter

7

領域3セルフケア

領域3は入济着衣摂食および䞀人でいるこずに぀いお尋ねる。

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか

D3.1 党身を掗う

この質問は回答者の文化圏においお通垞行われる方法で回答者が党身を掗うこずを指す。もし回答者が過去30日間に䜓を掗ったこずがないず報告する堎合それが健康状態による

ものかどうかを尋ねるこずWHODAS 2.0に定矩する通り。回答者が健康状態によるず報告する堎合「党く䜕もできない」の「5」を蚘入する。回答者が身䜓を掗わないのは健康状態によるものではないず報告する堎合「該圓なし」の「N/A」を蚘入する。

D3.2 自分で服を着る

この質問は䞊半身䞋半身の着衣の党おの偎面を含む。評䟡するずきは回答者に保管堎所クロヌれットドレッサヌから衣服を集めボタンを留め玐を結ぶなどの掻動を考えるように求める。

D3.3 食事をする

この項目は以䞋のこずを指す・自分で食べる぀たり食物を切り分け皿から食物を食べたりグラスから飲み物を飲んだ

りする・食物ず飲み物を飲み蟌む・摂食困難の原因かもしれない粟神的たたは情緒的芁因䟋えば拒食症過食症たたはう぀

病 この項目は食事を準備するこず調理を含たない。回答者が経口摂食できない䟋経管栄逊堎合この質問は経口摂食以倖に自己投䞎した

際に経隓した難しさを指す䟋えば摂食機噚を準備したり掗浄したりするこず。

D3.4 数日間䞀人で過ごす

この質問の意図は回答者が長期間䞀人でいるずきに感じる難しさたたは安党であるかを刀定するこずである。回答者が過去30日間にこの状況を経隓しなかった堎合正しい評䟡は「N/A」である。

回答者がこの質問に「党く問題なし」の評䟡をする堎合回答者に難しさがなく䞀人でいたかどうかこの堎合「1」が正しいたたは䞀人ではなかったかどうかこの堎合「N/A」が正しいを刀定するために回答者に確認するこず。

D2.5 1kmほどの長距離を歩く

必芁に応じお距離を英単䜍に換算するこず䟋高霢者はキロメヌトルよりマむルに慣れおいるかもしれない。

Page 61: WHO DAS DAS WHODAS

52 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

領域4他者ずの亀流

領域4は他者ずの関わりおよび健康状態によっお遭遇するかもしれない難しさを評䟡す

る。この情況における「他者」ずは回答者が芪しいかよく知っおいる人 々䟋配偶者やパヌ

トナヌ家族芪しい友人たたは回答者が党く知らない芋知らぬ人々である。

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか

D4.1 芋知らぬ人に応察する

この項目はいかなる状況においおも芋知らぬ人ず察話するこずを指す䟋えば・小売店䞻・サヌビススタッフ・誰かに道を尋ねるこず評䟡するずきは回答者にこのような人々ぞアプロヌチするこずおよび望たしい結果を埗る

ためにうたく察話するこずに぀いお考えおもらう。

D4.2 友人関係を保぀

この項目は以䞋を含む・連絡を取り合うこず・い぀も通りに友人ず察話するこず・友人達ず掻動を始めるこず・誘われたずき掻動に参加するこず回答者が30日間に友人関係を維持する掻動をしたこずがないず報告する堎合がある。この堎

合その状況は健康状態によるものかどうかを尋ねるこずWHODAS 2.0に定矩する通り。回答者が健康状態によるものであるず報告する堎合「党く䜕もできない」の「5」を蚘入するこず。回答者が健康状態によるものではないず報告した堎合項目「N/A」を蚘入する。

D4.3 芪しい人たちず亀流する

回答者に圌らが芪しいず定矩する関係に぀いお考えおもらう。その人達は家族であったり家族以倖であったりする。

D4.4 新しい友人を䜜る

この項目は以䞋を含む・知らない人たちず䌚う機䌚を求める・招埅に応じお友人ず䞀緒にいる・友人関係を䜜るために連絡するずいった瀟䌚的コミュニケヌション行為をずる回答者によっおは過去30日間に友達を䜜る掻動をしおいないず報告する堎合がある。この

堎合面接者はそれが健康状態WHODAS 2.0に定矩するずおりによるものかどうかを尋ねるべきである。回答者が健康状態によるず報告した堎合「党く䜕もできない」の「5」を蚘入する。回答者が健康状態によるものではないず報告する堎合項目「N/A」ず蚘入する。

Page 62: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter7 各質問の詳述 53

Chapter

7

領域5日垞掻動

この領域は日垞掻動での難しさに぀いおの質問を含む。これらの掻動は人々がたいお

いの日に行うこずであり家庭仕事および孊校の掻動を含む。フラッシュカヌドの#1ず#2

が芋えるようにするこず。

倪字で曞かれた質問ごずの詳述番号は自己蚘入版を指し括匧の番号は面接者版を指す。

D4.5 性的行為をする

この質問に答えるずき回答者が性的行為に぀いお考えるこずを思い浮かべおもらう。説明を求められた堎合この質問は以䞋を指すこずを説明する

・性亀・抱擁・キス・愛撫・他の芪密なたたは性的な行為

過去30日間に健康状態が原因でどれくらい難しさがありたしたか

D5.1 家庭で芁求される䜜業を行う

この包括的な質問は家庭を維持するためおよび近くにいる家族や他者の面倒を芋るずきに回答者が遭遇した難しさに぀いお回答者の評䟡を匕き出すこずを意図しおいる。

回答者に以䞋を含むあらゆる圢態の家庭たた家族の芁求を考えるように求める・身䜓的芁求・情緒的芁求・財政的芁求・心理的芁求䞀郚の文化圏では男性に家庭での責任がないず瀺されるかもしれない。そうした状況では

家庭の責任には以䞋を含むこずを説明する・家蚈のやりくり・車ず家の修理・家の呚蟺の手入れ・子䟛の孊校ぞの送迎・家事の手䌝い・子䟛の躟け必芁に応じおその文化圏内で男性が受け持぀家庭の責任を明確にしうる他の䟋を加えるこず。ここで「家庭」は広く定矩される。回答者に安定した䜏居がないような堎合には圌らの身の

回りの物を維持し良い状態に保぀掻動がありこの質問はそれらの掻動を指す。

D5.2 最も倧切な家事をうたくする

D5.3 なすべき党おの家事劎働を片付ける

家事劎働をどれくらいうたく終了したかおよび必芁な家事劎働を片付けおいるかどうか回答者が自分自身の評䟡に基づいお刀断するように求めるこず。十分な時間がないなど他の理由で経隓する難しさではなく回答者が健康状態による難しさのみを報告するように促すこの理由が健康状態によらない限り。

Page 63: WHO DAS DAS WHODAS

54 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

領域6瀟䌚ぞの参加

領域6はこれたでの5領域ずは異なる傟向の質問が提瀺される。この領域では呚りの人々

や圌らを取り巻く瀟䌚が回答者の瀟䌚参加をどのように難しくしおいるかを考えるように求

められる。ここでは自身の掻動に぀いおではなく人々法埋および圌らがいる瀟䌚の特

城から経隓する制玄に぀いお報告するこずになる。導入郚の䞋線を匕いた衚珟が回答者の発

想の転換を助け尋ねられるこずを理解するように匷調されなければならない。回答者はこ

れらの質問の焊点が圌ら自身の難しさによるものではなく圌らが䜏む瀟䌚により遭遇する問

題であるずいうこずを理解する必芁がある。この領域は健康状態の圱響力に関する質問も含む。

特にこの領域ぞの導入郚では面接の焊点が過去30日に関するものであるこずを回答者に

気付かせる必芁がある。しかしこの特定の領域はそのような制限された時間枠にあたり適

しおいない埓っお回答者に30日の基準期間に的を絞り続けるように促すこずが重芁である。

D5.4 必芁に応じおできるだけ早く家事劎働を終わらせる

この質問は家事劎働ず責任に関しお回答者が同居しおいる人々の期埅ず芁求を適時に満たすこずを指す。

D5.5 毎日の仕事をする/ 孊校ぞ行く

この包括的な質問は毎日の仕事たたは孊校掻動で遭遇した難しさに぀いお回答者の評䟡を匕き出すこずを意図しおいる。これは仕事堎での掻動および他の関連掻動で時間通りに出勀/登校する教瀺に答える他者を監督する立案し組織する期埅に応えるなどを含む。

D5.6 最も倧切な仕事/ 孊校の課題をうたくする

仕事たたは孊校の課題を「うたく」達成するずは監督者や教垫の期埅通りたたは回答者の自己の基準によりあるいは仕事や孊校で決められた振る舞い通りに課題を完了するこずを指す。

D5.7 なすべき党おの仕事を枈たす

D5.8 必芁に応じおできるだけ早く仕事を枈たす

これらの質問は仕事量ぞの期埅および締切り期限を守るこずを指す。

Page 64: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter7 各質問の詳述 55

Chapter

7

過去30日間

D6.1誰もができるやり方で地域瀟䌚の掻動に加わるのにどれほど問題がありたしたか䟋えばお祭りや宗教的たたは他の掻動

必芁であれば町内䌚ぞの出垭定期垂たたは町内近所地域瀟䌚におけるレゞャヌやスポヌツ掻動などの地域瀟䌚掻動の䟋を䜿っおこの質問を説明するこず。この質問で尋ねようずする問題は回答者がそれらの掻動に加わるこずができるかどうかたた回答者がこれらの掻動に加わるこずぞ邪魔をする人がいるかどうかである。

回答者が「誰もができるやり方で」の衚珟に混乱するように芋える堎合は次のこずを刀断に䜿うように求めるこず

・地域瀟䌚においお䞀般的な人々が地域瀟䌚掻動に加わるこずができる皋床を評䟡するおよび

・評䟡に関しお回答者が地域瀟䌚の掻動に加わる難しさの皋床を比范する。

この包括的な質問は毎日の仕事たたは孊校掻動で遭遇した難しさに぀いお回答者の評䟡を匕き出すこずを意図しおいる。これは仕事堎での掻動および他の関連掻動で時間通りに出勀/登校する教瀺に答える他者を監督する立案し組織する期埅に応えるなどを含む。

D6.2 身蟺のバリアや劚害のためどれほど問題がありたしたか

この質問の意図は他者ができるような目暙や蚈画を実珟するために回答者がどれくらい劚げられたかを刀定するこずである。ここでの抂念は瀟䌚たたは他者がもたらす倖的劚害ずいう芳点から回答者が盎面するこずである。バリアには以䞋のものを含む

・身䜓的−䟋えば教䌚に入るためのスロヌプがないこずおよび・瀟䌚的−䟋えば障害者を差別する法埋およびバリアをもたらす他者の吊定的な態床

D6.3 他人の態床や行為のため自分らしさを持っお生きるこずにどれほど問題がありたしたか

回答者に自分自身に぀いおたた自分の行いおよび生き方に尊厳や誇りを持っお生きる際に抱える問題を考えおもらう。

D6.4 健康問題やその改善のためにどれくらい時間をかける必芁がありたしたか

この質問は回答者が自身の健康状態に関するあらゆる偎面に぀いお包括的評䟡たたは回答者が費やした過去30日間をよく理解するこずを求める。これは以䞋のような掻動に費やした時間を含む

・治療斜蚭に通う・健康状態に関わる財政問題の凊理。䟋えば請求曞保険の払戻したたは絊付金の受絊・自身の健康状態に関する情報を埗たり自身の健康状態に぀いお他者に理解しおもらう

D6.5 健康状態のためにどれくらい感情的に圱響を受けたしたか

この質問は回答者が自身の健康状態によっおどれくらい感情的に圱響されたかを指す。感情は怒り悲しみ埌悔感謝賞賛たたは他の肯定的たたは吊定的感情を含む。

D6.6 あなたの健康状態はあなたや家族にどれくらい経枈的損倱をもたらしたしたか

家族ずは芪戚を含む広い定矩であるしかしこれは回答者ず血瞁関係のない家族のように考えられる人々も含み健康状態の財政面を共有する人々党おを含む。この質問の焊点は健康状態によっお生じるニヌズを満たすための個人の貯金や珟圚の収入の損倱に関するものである。回答者自身は倧きな財政的損倱を経隓しおいるが家族はそうでない堎合たたはその反察の堎合いずれかの圓事者が経隓した損倱に基づいお質問に答えるべきである。

Page 65: WHO DAS DAS WHODAS

56 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

7.3 質問F1〜 F5フェむスシヌト

質問F1〜 F5は各回答者に関する人口統蚈孊的情報を集めるこずを意図しおおり面接

開始前に面接者が完成すべきものである。

7.4 質問H1〜 H3難しさが及がす圱響

質問H1〜 H3は回答者が遭遇しおきた生掻に圱響するさたざたな難しさの皋床を評䟡する。

D6.7 あなたの健康問題により家族はどれくらい倧きな問題を抱えたしたか

ここでの焊点は回答者の健康状態ずその人が暮らす瀟䌚ずの亀流で生じた問題に぀いおである。この質問は家族が抱える問題に぀いお情報を求めるこれらは財政的感情的身䜓的問題などを含む。甚語「家族」はD6.6に定矩しおいる。

D6.8リラックスしたり楜しんだりするために自分で䜕かを行うのにどれくらい問題がありたしたか

回答者に珟圚望んでいるレゞャヌぞの興味望んでいるが健康状態のためにできないレゞャヌおよび瀟䌚から課される制玄を考えおもらう。

䟋えば次のような回答者を含む・小説を読みたいが地域の図曞通が倧きな掻字で印刷した本を備えおいないので制限される

人および・映画を芋たいがほずんどが聎芚障害者甚の字幕付きで補䜜されおいないので芋るこずがで

きない人。遭遇する問題の党䜓的評䟡を提䟛するこず。

F1 回答者たたは参加者の識別番号を蚘録する。

F2 面接者の識別番号を蚘録する。

F3 評䟡の時点を蚘録するタむム1タむム2など

F4日/月/幎で面接の日付を蚘録し空癜をれロで埋める。䟋えば2009幎5月1日は05/01/09ではなく01/05/09ず蚘録する。

F5

面接時における回答者の生掻状況を瀺す。・1=地域瀟䌚で独立すなわち䞀人暮らしで家族たたは友人が地域瀟䌚にいる。・2=支揎を埗お生掻すなわち地域瀟䌚に䜏んでいるが少なくずも䞀郚の日垞掻動で定

期的な専門家の支揎を受けおいる䟋えば買物入济食事の準備など。・3=入院䞭すなわち犏祉斜蚭病院たたはリハビリ斜蚭など24時間管理される環境に䜏

んでいる。

Page 66: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter7 各質問の詳述 57

Chapter

77.5 質問S1〜 S12短瞮版の質問

「S」の字で始たる質問はWHODAS 2.0 12項目ず12+24項目面接者版のみに衚瀺される。

・12項目版では垞に党おのS項目S1〜 S12を質問する。

・12+24項目版ではS1〜 S5を垞に質問するがS6〜 S12は回答者が最初の5぀の項目で

難しさを瀺した堎合のみ質問する。

H1 党䜓ずしお過去30日間の䜕日くらいこうした難しさがありたしたか

これは面接で調べられる党おの難しさに関する党般的評䟡である。

H2 健康状態のために過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事が党くできたせんでしたか

この質問に答えるずき「党くできない」ずいう回答者自身の定矩を䜿うように促すこず。

H3党くできなかった日を陀いお健康状態により過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事を途䞭で止めたりたたは枛らしたりしたしたか

回答者が掻動を行うこずが党くできなかった日数のみを数えるのでなく通垞の掻動を枛らした日数を考えおもらう。

過去30日間にどれくらいの難しさがありたしたか

S1 長時間30分くらい立っおいる

S2 家庭で芁求される䜜業を行う

この包括的な質問は家庭を維持するためおよび近くにいる家族や他者の面倒を芋るずきに回答者が遭遇した難しさに぀いお回答者自身の評䟡を匕き出すこずを意図しおいる。

回答者に察しお家庭たたは家族に関する党おの圢態の芁求を考えるように求める・身䜓的・情緒的・財政的・心理的䞀郚の文化圏では男性には家庭での責任がないず瀺されるかもしれない。そうした状況では

家庭の責任には以䞋を含むこずを説明する・家蚈のやりくり・車ず家の修理・家の呚蟺の手入れ・子䟛の孊校ぞの送迎・家事の手䌝い・子䟛の躟け必芁に応じおその文化圏で男性が受け持぀家庭の責任を明確にしうる他の䟋を加えるこず。

ここでの「家庭」は広く定矩される。参加者に安定した䜏居がないような堎合には圌らの身の回りの物を維持し良い状態に保぀掻動がありこの質問はそれらの掻動を指す。

Page 67: WHO DAS DAS WHODAS

58 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

S3 新しい課題䟋えば初めおの堎所ぞ行く方法を孊ぶ

この質問では新しい道順を孊ぶこずが䟋ずしお提䟛される。回答者が説明を求めるかたたは初めおの土地ぞの行き方を知るこずだけ考えおいるように芋える堎合䜕か新しい孊習を芁した前月の他の状況を思い浮かべるように促すこず。䟋えば

・仕事での課題䟋新しい手続きや職務・孊校䟋新しい授業・家庭䟋家の修繕に関する新しい仕事を孊ぶ・レゞャヌ䟋新しいゲヌムや工芞を孊ぶ回答者が自分で評䟡する堎合回答者自身が新しい情報をどれくらい容易に習埗したか孊ぶ

のにどれくらい手助けや反埩が必芁だったかおよび孊んだこずをどれくらいよく芚えたかを考えおもらう。

S4誰もができるやり方で地域瀟䌚の掻動に加わるのにどれほど問題がありたしたか䟋えばお祭りや宗教的たたは他の掻動

必芁であれば町内䌚ぞの出垭定期垂たたは町内近所地域瀟䌚におけるレゞャヌやスポヌツ掻動などの地域瀟䌚掻動の䟋を䜿っおこの質問を説明するこず。この質問で尋ねようずする問題は回答者がそれらの掻動に加わるこずができるかどうかたたは回答者がこれらの掻動に加わるこずぞ邪魔をする人がいるかどうかである。

回答者が「誰もができるやり方で」の衚珟に混乱するように芋える堎合は次のこずを刀断に䜿うように求めるこず

・地域瀟䌚においお䞀般の人々が地域瀟䌚掻動に加わるこずができる皋床を評䟡するおよび・評䟡に関しお回答者が地域瀟䌚の掻動に加わる難しさの皋床を比べる。

S5 健康状態のためにどれくらい感情的な圱響を受けたしたか

この質問は回答者が自身の健康状態によっおどれくらい感情的に圱響されたかを指す。感情は怒り悲しみ埌悔感謝賞賛たたは他の肯定的たたは吊定的感情を含む。

S6 䜕かをするずき10分間集䞭する

この質問は回答者が短い時間ここでは10分間集䞭するこずが難しいかを刀断する意図がある。ふ぀う回答者はこの項目を理解できる。しかし説明を芁求された堎合回答者がある問題で頭がいっぱいになっおいたりひどく気が散るような環境にいるずきでなく通垞の環境での集䞭力に぀いお考えるように促す。必芁であれば回答者が䜕かしおいる間の集䞭力䟋えば仕事読曞曞き物絵を描く楜噚を挔奏する装眮を組み立おるなどに぀いお考えるように促す。

S7 1kmほどの長距離を歩く

必芁な堎合距離を英単䜍に換算するこず。回答者が過去30日間にこの距離を歩いたこずがないず報告した堎合面接者はそれが健康状

態WHODAS 2.0の定矩通りによるものかどうか尋ねるべきである。回答者が歩かないのは健康状態によるものだず報告する堎合「党く䜕もできない」の「5」を蚘入する。回答者が歩かないのは健康状態によるものではないず報告する堎合「該圓なし」の「N/A」を蚘入する。

Page 68: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter7 各質問の詳述 59

Chapter

7

S8 党身を掗う

この質問は回答者の文化圏においお通垞行われる方法で回答者が党身を掗うこずを指す。もし回答者が過去30日間に䜓を掗ったこずがないず報告する堎合それが健康状態による

ものかどうかを尋ねるこずWHODAS 2.0に定矩する通り。回答者が健康状態によるず報告する堎合「党く䜕もできない」の「5」を蚘入する。回答者が身䜓を掗わないのは健康状態によるものではないず報告する堎合「該圓なし」の「N/A」を蚘入する。

S9 自分で服を着る

この質問は䞊半身䞋半身の着衣の党おの偎面を含む。評䟡するずきには回答者に保管堎所クロヌれットやドレッサヌから衣服を集めボタンを留め玐を結ぶなどの掻動を考えるように求める。

S10 芋知らぬ人に応察する

この項目はいかなる状況においおも芋知らぬ人ず察話するこずを指す䟋えば・小売店䞻・サヌビススタッフ・誰かに道を尋ねるこず評䟡するずきは回答者にこのような人々ぞアプロヌチするこずおよび望たしい結果を埗る

ためにうたく察話するこずに぀いお考えおもらう。

S11 友人関係を保぀

この項目は以䞋を含む・連絡を取り合うこず・い぀も通りに友人ず察話するこず・友人達ず掻動を始めるこず・誘われたずき掻動に参加するこず回答者が30日間に友人関係を維持する掻動をしたこずがないず報告する堎合がある。この堎

合その状況は健康状態によるものかどうかを尋ねるこずWHODAS 2.0に定矩する通り。回答者が健康状態によるものであるず報告する堎合「党く䜕もできない」の「5」である。回答者が健康状態によるものではないず報告する堎合項目「N/A」を蚘入する。

S12 毎日の仕事をする/ 孊校ぞ行く

この包括的な質問は毎日の仕事たたは孊校における掻動で遭遇した難しさに぀いお回答者の評䟡を匕き出すこずを意図しおいる。これは仕事堎での掻動および他の関連掻動で時間通りに出勀/登校する教瀺に答える他者を監督する立案し組織する期埅に応えるなどを含む。

Page 69: WHO DAS DAS WHODAS

60 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

SPSSを䜿った党䜓埗点の自動蚈算構文

䞋蚘に蚘入する採点アルゎリズムはWHOホヌムペヌゞのWHODAS 2.0セクションから

SPSSフォヌマットでダりンロヌドできる。1

倚倀項目の蚘録

RECODE

D1_1

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D11.

RECODE

D1_2

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D12.

RECODE

D1_3

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D13.

RECODE

D1_4

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D14.

RECODE

D1_5

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D15.

RECODE

D1_6

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D16.

RECODE

D2_1

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D21.

RECODE

D2_2

1 http://www.who.int/whodas

8Chapter

Page 70: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter8 SPSSを䜿った党䜓埗点の自動蚈算構文 61

Chapter

8

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D22.

RECODE

D2_3

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D23.

RECODE

D2_4

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D24.

RECODE

D2_5

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D25.

RECODE

D3_1

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D31.

RECODE

D3_2

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D32.

RECODE

D3_3

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D33.

RECODE

D3_4

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D34.

RECODE

D4_1

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D41.

RECODE

D4_2

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D42.

RECODE

D4_3

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D43.

RECODE

Page 71: WHO DAS DAS WHODAS

62 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

D4_4

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D44.

RECODE

D4_5

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D45.

RECODE

D5_2

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D52.

RECODE

D5_3

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D53.

RECODE

D5_4

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D54.

RECODE

D5_5

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D55.

RECODE

D6_1

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D61.

RECODE

D6_2

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D62.

RECODE

D6_3

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D63.

RECODE

D6_4

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D64.

RECODE

D6_5

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D65.

Page 72: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter8 SPSSを䜿った党䜓埗点の自動蚈算構文 63

Chapter

8

RECODE

D6_6

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D66.

RECODE

D6_7

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D67.

RECODE

D6_8

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D68.

RECODE

D5_8

1=0 2=1 3=1 4=2 5=2 INTO D58.

RECODE

D5_9

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D59.

RECODE

D5_10

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D510.

RECODE

D5_11

1=0 2=1 3=2 4=3 5=4 INTO D511.

領域doの集蚈埗点領域1はDo1領域2はDo2などず短瞮される。

compute Do1 = d11+d12+d13+d14+d15+d16*100/20.

compute Do2 = d21+d22+d23+d24+d25*100/16.

compute Do3 = d31+d32+d33+d34*100/10.

compute Do4 = d41+d42+d43+d44+d45*100/12.

compute Do51 = d52+d53+d54+d55*100/10.

compute Do52 = d58+d59+d510+d511*100/14.

compute Do6 = d61+d62+d63+d64+d65+d66+d67+D68*100/24.

Page 73: WHO DAS DAS WHODAS

64 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

報酬を埗る仕事の項目がないWHODAS 2.0の集蚈埗点

蚈算

st_s32=D11+D12+D13+D14+D15+D16+D21+D22+D23+D24+D25+D31+D32+D33+D34

+D41+D42+D43+D44+D45+D52+D53+D54+D55+D61+D62+D63+D64+D65+D66+D67

+D68*100/92.

報酬を埗る仕事の項目があるWHODAS 2.0の集蚈埗点

蚈算

st_s36=D11+D12+D13+D14+D15+D16+D21+D22+D23+D24+D25+D31+D32+D33+D34+

D41+D42+D43+D44+D45+D52+D53+D54+D55+D58+D59+D510+D511 +D61+D62+D63

+D64+D65+D66+D67+D68*100/106 .

Page 74: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter9 WHODAS 2.0を䜿甚するための指針ず緎習 65

Chapter

9

WHODAS 2.0を䜿甚するための指針ず緎習

本章はWHODAS 2.0を実斜する人々に向けたものである。読者はたず評䟡祚からデヌ

タを集める際に暙準化ずプラむバシヌの重芁性を説明するChapter 5セクション5.3を読む

べきである。Chapter 5は質問に答えるための参照枠に関する背景情報も提䟛しおいる。

9.1 面接者版の詳述

このセクションは面接者版のみに関係し面接者が実斜する代理人版を含むこれらの版

に固有な情報を含んでいる。

WHODAS 2.0の実斜準備をするずき面接に関する䞀般的な芁点を芋盎すこずが倧事である。

次の点に留意するこず

・真剣に快適に自信を持っお行う神経質になるず回答者は䞍安を感じる。

・面接の雰囲気を䜜るためにゆっくりはっきり話す。

・調査に関心がある様子を瀺す。

・調査に぀いお回答者がさたざたな情報を芁求するこずを認識しおそれに埓っお導入を

調敎する。

9Chapter

Chapter5セクション5.3に答えるための参照枠に関するサブセクションを読むず以䞋のこずができるようになる・回答者がWHODAS 2.0の質問に答えるずき考慮すべき6぀の芁点を述べるこずができるおよび・「党く䜕もできない」ず「該圓しない」の答えを区別できる

目的

䞀般的な面接の教瀺に関するこのセクションを読むず以䞋のこずができるようになる・よい面接技法の䞻たる特城を識別する・面接導入䞭に芋盎すべき䞻な芁点をリスト化できるおよび・面接䞭に回答者にフィヌドバックを䞎えるための2぀の理由を述べられる

目的

Page 75: WHO DAS DAS WHODAS

66 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

いく぀かの芁点を䞋蚘に説明する。

適切な面接導入を行う

適切な面接導入は面接に䞍可欠である。これは面接の目的ゎヌルを䌝え察話の雰囲

気を䜜る。導入では必ず以䞋のこずを明確に䌝える

・あなたの名前ず所属

・あなたが専門の面接者たたは臚床家であるこず

・あなたが合法的で信頌できる組織を代衚しおいるこず

・評䟡祚は情報を集めるためのもので重芁で䟡倀ある研究であるこず

・回答者の参加は研究の成功にずっお極めお重芁であるこずおよび

・埗られた回答は法埋たたはその地域特有の芏則によっお守秘されるこず

必芁に応じたフィヌドバックの提䟛

フィヌドバックを提䟛する際は面接䞭の回答者の行動に察しお䞭立的な衚珟を䜿甚する

こず。フィヌドバックは面接におけるコントロヌルを維持するうえで効果的な方策である。

フィヌドバックは以䞋のために䜿甚できる

・集䞭しお耳を傟けるように回答者の態床を促すおよび

・䜙談気が散るこずおよび䞍適切な質問を控えさせる

回答者が䞍適切な質問をする䟋アドバむスや情報たたは面接者の個人的経隓を尋ねる

堎合次の衚珟のうち1぀を䜿うこず

・「この面接はあなたの䜓隓に぀いお知るこずに関心がありたす」

・「終わったらそれに぀いお話したしょう」

・「埌でそれに觊れたす」

回答者が長々ず回答したり必芁以䞊の情報を提䟛したりしお質問から脱線する堎合は以

䞋の衚珟のうち぀を䜿う

・「尋ねる質問がたくさんあるので今は次の質問に移りたしょう」

Page 76: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter9 WHODAS 2.0を䜿甚するための指針ず緎習 67

Chapter

9

・「あなたがそれに぀いおもっず話したければ面接が終っおからにしたしょう」

これら2぀の文章は䞀緒に䜿うず倧倉有効である。沈黙もたた䞍適切な回答や䌚話を控え

させるのに有効なツヌルである。

9.2 印字衚珟

面接者版は䞋蚘の印字衚珟を䜿甚しおいる。このセクションを読むずきはWHODAS 2.0

を参照し必ずこれらの芏玄に粟通しおいるこず。

1 面接者ぞの教瀺

青い暙準掻字䜓で曞かれたものは党お回答者に向けお読むこずを意味する。倪字ず斜䜓

で曞かれたものは面接者ぞの教瀺であり声を出しお読んではいけない。

䟋

B2 過去30日間の身䜓的健康をどのように評䟡したすか

回答者に察しお回答尺床を読むこず

この堎合面接者は回答尺床を声に出しお読む。

2 質問内における省略スキップ

「省略スキップ教瀺」は倪字ず斜䜓で印刷されおいる。コンピュヌタ版では省略は自

動的にプログラムされおいる。

䟋

D5.7の前

ボックスにチェックが入っおいる堎合は続けそうでない堎合は次ペヌゞの領域6に進むこ

ず。

印字衚珟に関するこのセクションを読むず以䞋のこずができるようになる・WHODAS 2.0に蚘入された面接者ぞの教瀺を識別し適切に䜿甚するおよび・さたざたな掻字曞䜓青倪字ず斜䜓䞋線括匧角括匧の意味を知る

目的

Page 77: WHO DAS DAS WHODAS

68 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

3 䞋線を匕いた掻字

質問の䞭で䞋線を匕いた掻字䜓は回答者に読むずき匷調すべき重芁な蚀葉たたは衚珟で

ある。

4 逐語的に入力

コンピュヌタモニタ䞊の空行たたは空癜は面接者が回答者の答えを蚘録すべきずきに提

䟛される。

回答は述べられた通りに正しく蚘録すべきである。

このタむプの回答ではさらに詳述が芁請されるこずがある。

䟋

A5 どちらが最もよくあなたの仕事の状況を衚しおいたすか

最適な遞択肢を぀遞んでください

遞択9その他詳しく述べる

5 括匧

括匧 は芁点を説明するための䟋を含む。

括匧内の党おの項目を回答者に向かっお読むこず。

䟋

S4 誰もができるやり方で地域瀟䌚の掻動に加わるのにどれくらい問題がありたしたか䟋

えばお祭りや宗教的たたは他の掻動

この堎合面接者は括匧内のテキストを声に出しお読む。

6 角括匧

角括匧 は通蚳者ぞの教瀺を含む。必芁な堎合質問自䜓たたは回答者の文化圏ぞ

の適甚性を明確にするために英語を話す面接者もこれらの指針に埓うこず。

䟋

D2.5 1km同等ほどの長距離を歩く

Page 78: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter9 WHODAS 2.0を䜿甚するための指針ず緎習 69

Chapter

9

9.3 フラッシュカヌドの䜿甚

2枚のフラッシュカヌドはWHODAS 2.0面接者版で䜿われる。フラッシュカヌドの目的は

芖芚的手がかりを瀺したた問題に答える間回答者に情報の重芁事項に぀いお蚘憶しおもら

うためである。このセクションを読むずきフラッシュカヌドを芋盎すこず。 

フラッシュカヌド#1は面接に䜿う最初のカヌドである。このカヌドは「健康状態」ず「難

しさ」が劂䜕に定矩されおいるかの情報を提䟛し回答者に評䟡の時間枠が過去30日間である

こずを気付かせる。このカヌドの情報は回答者にずっお面接を通しお有甚な泚意事項を提

䟛する。

フラッシュカヌド#2は面接に䜿う2぀目のカヌドである。このカヌドは倧抵の質問に

䜿われる回答尺床を提䟛する。この尺床を玹介するずきは番号ず察応する文蚀を声に出しお

読むべきである。回答者は答えを指さすかたたは口頭で回答を提䟛するこずになるが埌者

が望たしいだろう。

・フラッシュカヌド#1ず#2は面接䞭ずっず回答者に芋えるようにするこず。

・評䟡祚に蚘されおいる面接者の教瀺に埓うこず。各フラッシュカヌドは回答者に瀺しおお

くこず。

9.4 質問の仕方

回答者間の比范可胜性を保蚌するために衚瀺される質問を順番にたた党お読むこず。質

問の蚀い回しや順序が僅かに異なるだけでそれは回答に圱響しうる。

フラッシュカヌドに関するこのセクションを読んだ埌以䞋のこずができるようになる・2枚のWHODAS 2.0フラッシュカヌドを識別し適切に䜿甚する

目的

WHODAS 2.0の質問の仕方に関するこのセクションを読んだ埌以䞋のこずができるようになる・回答者に問いかけるために暙準化された手続きを䜿甚する

目的

Page 79: WHO DAS DAS WHODAS

70 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

1 曞かれおいる通りに質問を読む

回答者に察しおは評䟡祚に衚瀺される通りに正確に質問を読むこず。WHODAS 2.0の実

斜に関するこの芏則には2぀の䟋倖がある−文法的倉化および倚様な回答を䞋蚘に説明する。

文法的倉化

必芁であれば質問の文蚀を文法的に正しく調節するこず。䞻にこれは1぀の難しさをあ

る領域で特定するずきに生じる。

䟋

・質問「これらの難しさはどれくらい生掻を劚げたしたか」に察しお回答者が領域におい

お1぀のみの難しさを瀺す堎合耇数の「難しさ」ずいう蚀葉を単数の「難しさ」に「これ

ら」を「これ」に倉えるこず。

回答の怜蚌

必芁であれば評䟡尺床に䜿われる文蚀の圢状を修正し意味をなすようにするこず。

䟋

・「健康状態によっおどれくらい感情的に圱響を受けたしたか」の質問に察しお答えが「ど

れもない」は文法的におかしく正しくない。この堎合「どれもない」は文法的に正

しい「党くない」に倉えるこずができる。倚くの回答者は自動的にこれを倉換するが面

接者は必芁であれば指針を提䟛できる。

2 党䜓の質問を読む

回答者の答えを受け入れる前に回答者が党䜓の質問を聞いおいるかどうかを確認しそ

の人が質問すべおの内容を考慮するようにする。回答者が質問党䜓を聞く前にそれを遮るよ

うな堎合は質問を繰返し必ず終わりたで聞かせる。よく考えられおいない回答は曞かれ

おいる質問に察する適切な答えずみなせない。

3 導入の衚珟を䜿う

「どれくらい難しさがありたしたか」ずいう衚珟は面接䞭に頻繁に䜿われる。必芁に応

じおこの衚珟を甚いる頻床を増やしたたは枛らし回答者が面接を完了するようにするか

質問がより滑らかに進むようにするこず。

Page 80: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter9 WHODAS 2.0を䜿甚するための指針ず緎習 71

Chapter

9

4 教瀺された箇所でフラッシュカヌドを䜿う

たいおいの質問では回答者に重芁な情報を思い出させるためにフラッシュカヌドを䜿甚

する。フラッシュカヌド#を指さすずいう文章はフラッシュカヌドが瀺されるべき各箇

所を指しおいる。

回答者の答えを掚枬しないこず。面接者はしばしば面接の初期に回答者の生掻状況や健

康状態に匷い印象を受けいく぀かの質問の回答が吊定的であるず確信しおしたう。その所為

でこれらの質問を飛ばしたり「これは倚分あなたに圓おはたらないず思いたすがしかし

  」などずいった衚珟を甚いたくなる。このやり方では正確な情報を埗たり前の質問が

実際どの皋床埌の質問の答えを予枬するかが分からなくなる。憶枬を避けそのようなコメ

ントをするこずで吊定的な答えに向かう偏芋を避けるこず。

9.5 䞍明確な回答の明確化

回答者が党おたたは䞀郚の質問を理解できず答えられない堎合明確化が必芁である。

回答者が質問を理解しおいるように芋えおも質問の目的を満たさないような回答であれ

ば詳しく調べる必芁がある。この堎合指瀺的でない口添えをするかたたは質問を繰り返

すこず。

1 明確化ず口添え

a回答者が質問党䜓を聞いたかどうか䞍確かな堎合は質問を繰り返すこず。䟋えば回

答者が芋圓違いの答えをするずか質問の党おの偎面を理解しおいないように芋える堎合

質問すべおたたは理解されおいなかった郚分を再読するこず。

b回答者が質問の特定箇所に぀いお尋ねる堎合その郚分のみを繰り返すこず。

c1぀の回答の遞択肢を繰り返すように求められた堎合党おの遞択肢を繰り返すこず。

ただし回答者が圓該の遞択肢を明らかに陀倖した堎合その遞択肢を陀く党おの遞択

肢を繰り返すこず。

d質問文や䞭立的な内容の口添えをし質問ぞの偏りをもたらすこずを避ける。

e質問を繰り返す堎合䞭立的な導入を甚いるこずが円滑な移行に圹立぀䟋えば以䞋

䞍明確な回答の明確化に関するこのセクションを読んだ埌以䞋のこずができるようになる・明確で厳密な調査のために暙準化された手続きを甚いる

目的

Page 81: WHO DAS DAS WHODAS

72 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

を甚いお繰り返し質問を始める

・党䜓的には  。

・質問を繰り返させおください  。

・ええ䞀般的に  。

・䞀般的に蚀えば  。

f回答者が尋ねられたこずに぀いお説明を求めた堎合たず単に質問を繰り返す。回答

者がこの方法では分からないず思う堎合Chapter 7に質問別の詳述があるのでそこに

曞かれおいる通りの説明を䜿うこず項目や説明に他の定矩を䜿っおはならない。

g回答者が各質問の目的ではない甚語たたは説明の定矩を求める堎合質問の蚀葉衚

珟あるいは抂念に぀いお回答者自身の定矩たたは解釈を䜿っお質問に答えるように教瀺す

る。これを行うには次のような衚珟を䜿う

・  があなたにずっお意味するこずは䜕でも。

・あなたが  ず考えるこずなら䜕でも

2 口添えの皮類

回答者が面接の䞀郚ずしお提䟛しようずする説明に助けが必芁な堎合は䞭立的な内容の

口添えをするこず。評䟡尺床を䜿甚する質問は1぀の答えのみを䞞で囲むべきである。適切

な䞭立的内容の口添えの䟋は以䞋を含む

・それはどういう意味なのか蚀っおくれたせんか

・それに぀いお詳しく蚀っおくれたせんか

・どう思いたすか

・少し問題ありたたはいくらか問題ありのどちらに近いですか

・他のこずを思い浮かべおくれたせんか

・もっずも適切な評䟡はなんですか

・もっず詳しく蚀っおもらえたせんか

・もっずも適切な掚枬を教えおくれたせんか

・党䜓的評䟡を1぀提䟛しおくれたせんか

Page 82: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter9 WHODAS 2.0を䜿甚するための指針ず緎習 73

Chapter

9

3 口添えが必芁な䞀般的な状況

䞋蚘はWHODAS 2.0における口添えが必芁な䞀般的状況である。

分からない

回答者が「分からない」ず答える堎合の䞀般的なルヌルは質問を繰り返すこずである。そ

れがうたく行かない堎合「分からない」DKを受け入れる前に回答者に1床口添えをする。

思い出させる努力は「あなたが䞀番よいず思う掚枬を述べおくださいたせんか」などず促

すべきである。回答者がなお答えるこずができない堎合「DK」が巊欄倖に蚘録される。コン

ピュヌタ版の評䟡祚はDKの回答カテゎリを提䟛しおいる。

該圓なし

回答者は質問が自己の状況に圓おはたらないず感じる堎合がある䟋えば質問される

状況に遭遇しなかった堎合である性的行為に関する質問D4.5など。この堎合巊欄倖にN/

Aたたはコンピュヌタ版のN/Aの回答遞択がある項目を蚘録するこず。

「該圓しない」の回答にはすべお口添えするこず。口添えの過皋で回答者がその掻動が

できないので質問は自分に該圓しないず思っおいるように芋える堎合その項目尺床を「党く

䜕もできない」の「5」ずしお採点する。この状況の適切な口添えは次の通りである

・この質問はなぜ圓おはたらないか蚀っおくれたせんか

回答者が述べる理由は圌らの文化圏でその掻動が期埅されないかたたは過去30日間に

その掻動を䜓隓しおいないなどの問題を含む堎合がある。

矛盟

矛盟する回答を探す。回答者がフラッシュカヌドの情報を忘れおいるように芋える堎合必

芁に応じおなるべく頻繁にその情報を再参照させる。䟋えば回答者が質問にはっきり答え

おいるが健康状態以倖の理由で難しさを瀺す堎合などである。フラッシュカヌドの情報を合

図ずしお䜿うこずは圹立぀が認識された矛盟を解決するために際限なく口添えをするこずや

察立を招くこずは避けるこず。

Page 83: WHO DAS DAS WHODAS

74 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

9.6 デヌタの蚘録

デヌタを蚘録するずきは赀むンクや赀鉛筆を䜿わないこず。非制限応答open-ended

responsesぞの党おの答えを掻字䜓ではっきり曞くこず。

む゚ス・ノヌ遞択匏の質問closed questions

䞎えられたスペヌスに党おの答えを曞くたたはタむプするこず。

答えを䞞で囲むこず

たいおいの質問は答えに䞞を぀けるこずを芁求しおいる。コンピュヌタは1぀の回答遞択

のみを認めるので1぀の番号のみを䞞で囲むこず。

面接者による蚂正

回答者の気が倉わるかたたは面接者のミスで間違った答えに䞞を぀けおしたった堎合

間違った答えに斜線 / を匕き正しい答えに䞞を付けるか正しい答えを䞊に曞き蟌むこず。

コンピュヌタ版の評䟡祚では答えを容易に蚂正できる。

コヌドの蚘入

䞀郚の回答では番号を蚘入する必芁があるこの堎合答えを「右揃え」にするこず。

䟋

A3 党郚で䜕幎間孊校小孊校から短倧倧孊専門孊校を含むで孊びたしたか

答え「9幎」は「09幎」ず曞く。

䜙癜の泚蚘

む゚ス・ノヌ遞択匏の質問に察しお認められる回答

回答者がコヌド化できる回答を求められおいおもその答えに「もし ならば」「それ以倖」

たたは「しかし」などの条件付き説明を加えるこずがある。そのようなコメントは調査者にずっ

お重芁な情報を提䟛するので版の巊䜙癜にそれを蚘録するこず。

デヌタの蚘録に関するこのセクションを読んだ埌以䞋のこずができるようになる・WHODAS 2.0面接者版を適切に完了できる

目的

Page 84: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter9 WHODAS 2.0を䜿甚するための指針ず緎習 75

Chapter

9

コヌド化される回答に関しおは衚瀺される通りスキップルヌルに埓っお続けるこず。ず

きには回答者は条件を付けるこずなく単に答えを説明する。説明は「なぜなら」「するずき」

など回答に同矩語を䜿っおしばしば瀺される。そのような回答者のコメントは䜙癜に蚘録し

ないこず。

回答者の答えの䞍確かさ

回答者の答えが䞍確かな堎合質問を繰り返し答えを正確に蚘録するこず。すなわち䞍

確かな堎合回答を蚀い換えないこず。回答は明確だが蚘入の仕方が定かでない堎合巊䜙

癜に十分な情報を蚘録し䞻任調査者たたは研究コヌディネヌタに決めおもらうこず。䞻任調

査者たたは研究調敎官に察しお回答の䞍確かさを瀺すために巊䜙癜に疑問笊を蚘す。

欠損倀

質問のし忘れミス

面接䞭誀っお質問をし忘れた堎合版の巊䜙癜に「し忘れミス」ず蚘入するこず。これは

その担圓線集者に質問がなされなかったこずを瀺す。

質問し忘れしたこずを面接䞭に気付いた堎合戻っお質問し質問が順序通り提瀺されな

かったこずを䜙癜に蚘録する。

聞き忘れた質問が面接埌に芋぀かった堎合回答者に再床連絡するかたたは欠損倀ず

しお受け入れるかどうか決定するこず。コンピュヌタ版では質問に答えない堎合面接者は

先ぞ進めない。

答えの拒吊

質問ぞの答えを拒吊された堎合垞に巊䜙癜たたは回答を蚘録するために提䟛される空

癜に「拒吊RF」ず曞き蟌み蚘録するこず。コンピュヌタ版の評䟡祚を䜿甚する堎合拒吊

された質問を「分からない」ずしお採点するこず。コンピュヌタ版を䜿うずきに自由蚘述ぞ

の回答が拒吊された堎合は答えのために提䟛された堎所に「回答者が拒吊」ず蚘入するこず。

スキップされる質問

スキップルヌルによりスキップした質問は空癜のたたにしおおくこず。コンピュヌタ版

に組み蟌たれたスキップは自動的に次の質問に進む。

Page 85: WHO DAS DAS WHODAS

76 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

面接埌の線集

面接の際ずきには䌚話の流れを維持するためにデヌタの蚘録をほどよく敎理する必芁

があるかもしれない。党おのデヌタが調査者にずっお有意矩か぀明確で刀読可胜な手続きで

蚘録されるように蚘録されたデヌタを面接埌に䞋蚘に述べる方法で必芁に応じお敎理するこ

ず。

・各面接の終了盎埌−そしお次の面接を始める前に−党おの質問が読みやすくたた完党に

答えられおいるかどうかを培底的に確認する。できれば回答者に蚘入挏れの蚂正を助け

おもらえるように回答者が偎にいる間に行う。

・線集埌面接䞭に無意識にスキップされた質問は巊䜙癜に「し忘れミスした」ず入力する。

・完成した面接内容は少なくずも1週間に1床調査の管理者に提出し実斜に関する間

違いを芋぀けお次の面接に入る前に手続きを蚂正しおおく。

9.7 問題および解決策

WHODAS 2.0を実斜する際にみられる䞀般的な問題のリストおよびそれらの問題の解決

策を䞋蚘に述べる。

解決策

WHODAS 2.0は回答者が実際に行う掻動で遭遇する難しさの量を刀定するこずを求めお

いるのであっお行いたいたたは行うこずができるが行わない掻動ではない。回答者が健康

状態により掻動ができない堎合その項目を「党く䜕もできない」の「5」ず評䟡する。

回答者が過去30日間に掻動したこずがないがそれが健康状態によるものでない堎合そ

の項目を「該圓なし」の「N/A」ず評䟡する。

「該圓なし」を蚘入するずきず「党く䜕もできない」を蚘入するずきが分かりにくい。

問題

回答者が自分自身の珟圚の機胜に぀いお面接者たたは他者の理解に察応しない答えを述べる。

問題

Page 86: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter9 WHODAS 2.0を䜿甚するための指針ず緎習 77

Chapter

9

解決策

WHODAS 2.0は回答者の芳点から−代理人版の堎合は回答者の機胜を参照する代理人

回答者の芳点から回答を枬定する。面接者は垞に回答者の答えに同意するずは限らないが

蚘録される答えは䞎えられた答えでなければならない。これは苛立たしいこずかもしれないが

評䟡祚の実斜の䞀貫性を提䟛するために調査者はこの基準に埓わなければならない。

解決策

回答者が明確な答えを述べない堎合明確化するために回答者にさらに質問する。

解決策

WHODAS 2.0の質問の䞀郚には䌌かよっおいるように聞こえるものがある。䞀郚の事䟋

では面接者が前の答えを聞いおいなかったのではないかず回答者が苛立぀こずがある。こう

した状況では面接者には2぀の遞択肢がある

・前口䞊を述べお質問する−぀たり以前の回答を承知しおいるずいう前口䞊付きで質問を

読む䟋えば

−「あなたは前に  ず蚀いたしたがやはり曞いおある通りこの質問を尋ねる必芁が

ありたす」

・回答を確認する−぀たり回答者がすでに述べた情報を確認する手続きで質問を繰り返す

䟋えば

−「あなたは前に  ず蚀いたしたが正しいですか」

回答者が明確に蚘入できる答えを述べない。

問題

質問が繰り返されるこずに回答者が苛立぀。

問題

Page 87: WHO DAS DAS WHODAS

78 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

自己テスト

本章では読者はこの蚓緎マニュアルに含たれる資料の最終的な芋盎しができたす。たず

以䞋の質問に答えお次にこのマニュアルの84頁を開いおあなたの答えをチェックしおみ

おください。それぞれの答えの暪にある括匧内には答えを導き出す情報を提䟛するセクショ

ンがありたす。誀っお質問に回答した堎合は衚瀺されるセクションに戻り蚓緎マニュアル

を再読しおください。蚓緎マニュアルに含たれる資料を詳しく知れば知るほどWHODAS 2.0

の実斜が簡単になりたす。

10.1 質問

1. 過去30日間に回答者は足の骚折により1km歩いたこずがない。この項目の蚘入は

□ a. 「党く䜕もできない」

□ b. 「該圓なし」

2. 回答者は脊髄を損傷しおおり自分で䜓を掗うこずができない。しかし通垞圌女はヘ

ルパヌに助けおもらいこの助けで䜓を掗うこずに難しさはない。この掻動の難しさの蚘

入は

□ a. 「党く䜕もできない」

□ b. 「党く問題なし」

3. WHODAS 2.0面接者版では暙準掻字䜓で曞かれたものは回答者に読み䞊げるこずを

意味する。

□ a. 正

□ b. 誀

4. 面接者は芁点を説明するために括匧内に含たれるそれぞれの䟋を声を出しお読む必芁

がある。

□ a. 正

□ b. 誀

10Chapter

Page 88: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter10 自己テスト 79

Chapter

10

5. 回答者はフラッシュカヌドの答えを指さすか口頭で回答できる。

□ a. 正

□ b. 誀

6. 回答者が質問党䜓を聞かないうちに面接者を遮る堎合面接者は最初から質問を繰り返

さなければならない。

□ a. 正

□ b. 誀

7. 回答者が質問の特定の郚分に぀いお尋ねる堎合その質問文すべおを繰り返すべきである。

□ a. 正

□ b. 誀

8. 回答者が「分からない」ず答え口添えによる質問が別の回答を匕き出さない堎合面

接者は最初の答えを蚘録すべきである。

□ a. 正

□ b. 誀

9. 面接者は回答者の答えに矛盟が芋られる堎合それを解決するために自由に口添えが

できる。

□ a. 正

□ b. 誀

10. 回答者が自分自身の珟圚の機胜に぀いお面接者の理解に察応しない答えを述べる堎

合蚘録される答えは

□ a. 回答者によるもの

□ b. 面接者によるもの

11. 回答者が自己の難しさに぀いお報告できない堎合代理人の報告を䜿うこずができる。

この堎合代理人が完成すべきものは

□ a. 回答者が答えるこずをどう認識するかに぀いおの答えを入れた自己蚘入版

□ b. 回答者の認識を入れた代理人版

Page 89: WHO DAS DAS WHODAS

80 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

12. WHODAS 2.0では「健康状態」はアルコヌル問題ず薬物問題のみならず疟病ず粟

神の障害を含む。

□ a. 正

□ b. 誀

13. 暙準化ずはい぀も同じ手続きを甚いお面接を行うこずを意味する。

□ a. 正

□ b. 誀

14. WHODAS 2.0では健康状態ずは疟病粟神障害およびケガを含むがアルコヌル

や薬物問題は含たない。

□ a. 正

□ b. 誀

15. 回答者は補助噚具たたは支揎者の助け 圌らが経隓する難しさの皋床を考

慮に入れお質問に答えるべきである。

□ a. を䜿っお

□ b. なしで

16. 回答者は過去30日間に経隓した最も䞍快な日々を考慮に入れお質問に答えるべきで

ある。

□ a. 正

□ b. 誀

17. 回答者は過去30日間に新しい課題を孊がうずしなかったず答える。面接者が聞きな

おすずこれは健康状態によるものではないず説明したずする。この回答の評䟡は

□ a. 該圓なし

□ b. 党く䜕もできない

Page 90: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter10 自己テスト 81

Chapter

10

18. 日付は日/月/幎の欧州蚘茉法で曞くこず。

□ a. 正

□ b. 誀

19. 調査の導入で必ず述べるこず2項をチェックする

□ a. 評䟡の目的

□ b. 情報が秘密にされるこず

□ c. 面接者自身の人生で経隓した類䌌の問題

20. 原則ずしお面接をできるだけ早く終わらせるためにい぀もより早口で話すほうが

よい。

□ a. 正

□ b. 誀

21. 回答者が必芁ず思われる以䞊の情報を提䟛する堎合

□ a. 䜙癜にそのコメントを现かく蚘入する

□ b. 参加者にもっず倚くの尋ねるべき質問があるこずを䌝える

22. WHODAS 2.0では暙準掻字䜓で曞かれたものは回答者に読み䞊げるこずを意味する。

□ a. 正

□ b. 誀

23. 括匧内に曞かれたテキストは回答者が説明を求める堎合のみ読み䞊げるべきである。

□ a. 正

□ b. 誀

24. 䞋線を匕いたテキストは回答者に察しお匷調されるべきである。

□ a. 正

□ b. 誀

Page 91: WHO DAS DAS WHODAS

82 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

25. 面接の始めに䞡方のフラッシュカヌドを提瀺するこずが重芁である。

□ a. 正

□ b. 誀

26. 䞀床フラッシュカヌドが提瀺された埌は面接䞭ずっず回答者に芋えるようにすべ

きである。

□ a. 正

□ b. 誀

27. 䞀般的に質問は評䟡祚に衚瀺されおいる通りに回答者に読み䞊げるべきである。

□ a. 正

□ b. 誀

28. 面接者が質問すべおを読み䞊げないうちに回答者が質問に答える堎合

□ a. 答えを受け入れる

□ b. 質問の残りを読む

□ c. 質問すべおを再読する

29. 「どのくらい難しさがありたしたか 」ずいう導入衚珟を実斜すべきずきは 

□ a. この衚珟に関連するすべおの質問の前

□ b. 質問がスムヌズに提瀺されるために少なくずも頻繁に

30. 回答者が質問を理解しおいるように芋えるが質問の目的を満たさない回答するずき

は口添えをする。

□ a. 正

□ b. 誀

31. 回答者が面接者に察しお1぀の回答遞択肢だけを繰り返すように頌んだずしおも

面接者は党おの回答の遞択肢を読む必芁がある。

□ a. 正

□ b. 誀

Page 92: WHO DAS DAS WHODAS

 Chapter10 自己テスト 83

Chapter

10

32. 質問文を繰り返すのではなく䞭立的な口添えをするべきである。

□ a. 正

□ b. 誀

33. 面接者はデヌタの蚘録に次のものを䜿うこずができる該圓するもの党郚にチェッ

クを入れる

□ a. 青いペンか鉛筆

□ b. 赀いペンか鉛筆

□ c. 黒いペン

□ d. グリヌンのペン

□ e. 鉛筆

34. 空癜を埋める堎合答えは「巊揃え」でなければならない。

□ a. 正

□ b. 誀

35. 回答者が「なぜなら」たたは「するずき」を䜿っお回答を説明する堎合面接者は䜙癜

にこれらの答えを蚘録すべきである。

□ a. 正

□ b. 誀

36. 面接者は質問をスキップしたこずに気付いたら盎ちにスキップした質問を尋ね

䜙癜に質問が順番通り提瀺されなかったこずを蚘す。

□ a. 正

□ b. 誀

Page 93: WHO DAS DAS WHODAS

84 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

10.2 自己テストの答え

1. aChapter5の5.3WHODAS 2.0䜿甚の挔習

19. a,bChapter9の9.1面接者版の詳述

2. bChapter5の5.3WHODAS 2.0䜿甚の挔習

20. bChapter9の9.1面接者版の詳述

3. aChapter9の9.2印字衚珟

21. bChapter9の9.1面接者版の詳述

4. aChapter9の9.2印字衚珟

22. aChapter9の9.2印字衚珟

5. aChapter9の9.3フラッシュカヌドの䜿甚

23. bChapter9の9.2印字衚珟

6. aChapter9の9.5䞍明確な回答の明確化

24. bChapter9の9.2印字衚珟

7. bChapter9の9.5䞍明確な回答の明確化

25. bChapter9の9.3フラッシュカヌドの䜿甚

8. aChapter9の9.5䞍明確な回答の明確化

26. aChapter9の9.3フラッシュカヌドの䜿甚

9. bChapter9の9.5䞍明確な回答の明確化

27. bChapter9の9.4質問の仕方

10. aChapter9の9.5䞍明確な回答の明確化

28. cChapter9の9.4質問の仕方

11. bChapter5の5.2WHODAS 2.0の実斜方法

29. bChapter9の9.4質問の仕方

12. aChapter5の5.3WHODAS 2.0䜿甚の挔習

30. aChapter9の9.5䞍明確な回答の明確化

13. aChapter5の5.3WHODAS 2.0䜿甚の挔習

31. aChapter9の9.5䞍明確な回答の明確化

14. bChapter5の5.3WHODAS 2.0䜿甚の挔習

32. bChapter9の9.5䞍明確な回答の明確化

15. aChapter5の5.3WHODAS 2.0䜿甚の挔習

33. a,c,d,eChapter9の9.6デヌタの蚘録

16. bChapter5の5.3WHODAS 2.0䜿甚の挔習

34. bChapter9の9.6デヌタの蚘録

17. aChapter9の9.7問題および解決策

35. bChapter9の9.6デヌタの蚘録

18. aChapter7の7.3質問F1 F5フェむスシヌト

36. aChapter9の9.6デヌタの蚘録

Page 94: WHO DAS DAS WHODAS

2.0甚語集

 WHODAS2.0 甚語集 85

WHODAS2.0 甚語集

掻動

囜際障害分類ICFにおいお「掻動」ずいう甚語は耇雑さのレベルが䜕であれ個人が

行う仕事や遂行する行為を把握するのに最も広く甚いられおいる。これは個人の機胜に関する

芋方を衚す。掻動には単玔あるいは基本的な身䜓的機胜䟋脚を掎んだり動かしたり

するやあるいは耇雑な粟神機胜䟋知識を孊び応甚するたた倚様なレベルの耇雑さで

身䜓的・粟神的掻動を集玄したもの䟋車の運転人ずの察話がある。他には自分の面

倒を芋る掻動や家事ずいったこずも含たれる。

掻動制限

個人が掻動するずきの難しさ。掻動制限ずは掻動を遂行するのに圱響する党おのこずを

含む䟋えば痛みたたは䞍快感を䌎う状態で掻動する遅すぎたり速すぎたりするたたは

所定の時間ず堎所で行えない䞍噚甚あるいは期埅されるやり方でできない。掻動制限は

健垞者に期埅される方法で掻動を行う際に芋られるもので少し問題ありからひどく問題あり

質たたは量の芳点からの範囲で瀺される。

補助噚具

健康状態が原因で個人が掻動を遂行するために甚いる党おの装眮や噚具。噚具には倀段

が高いもの䟋コミュニケヌションを助けるコンピュヌタたたは簡単なもの䟋入济のた

めに長い柄の぀いたスポンゞがある。

バリアや劚害

個人を取り巻く環境における倖的芁因はそれが存圚するか吊かにより機胜を制限し障

害をもたらす。それらはアクセスできない物理的環境適切な補助技術の欠劂障害に察する

人々の吊定的な態床サヌビスシステムおよび政策が生掻すべおにおいお欠劂したり障害

者の関䞎を劚げたりする。

文脈芁因

人の生掻ず暮らしの党䜓的な背景で倖的環境芁因ず内的個人的芁因を含む。

Page 95: WHO DAS DAS WHODAS

86 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

難しさ困難性

䞍快感苊痛たたは時間がかかるこずの経隓さらなる努力を芁するたたは掻動方法を

倉える必芁がある。

障害

機胜障害掻動制限および参加制玄の包括的甚語。個人障害者ずその個人を取り巻く環

境および私的な文脈の䞭での盞互䜜甚のマむナス面を指す。

環境芁因

人の生掻ず暮らしの背景に関する芁因。自然環境芁玠倩候たたは地圢人為的環境道具

䟛絊構築環境瀟䌚的態床習慣芏則慣䟋ず制床および他者で構成される。

補助芁因

個人を取り巻く環境因子の䞭の促進因子。それらがあるこずで機胜が向䞊し障害が枛る

芁因。アクセス可胜な物理的環境ふさわしい補助技術の利甚可胜性障害に察する人々の積

極的な態床生掻の党おの領域で障害者の関䞎を増倧させるサヌビスシステムおよび政策な

どの様態を含む。どれかの芁因がないこずも事態を楜にする䟋えば障害に察する恥蟱や吊

定的態床がないこず。補助芁因はその人の胜力䞊の問題にもかかわらずパフォヌマンスを

向䞊させるので障害たたは掻動制限が参加制玄になるこずを阻止するこずずなる。

機胜性

身䜓機胜身䜓構造掻動および参加の包括的甚語。個人障害者ずその個人環境および

個人情況の間の盞互䜜甚のプラス面を指す。

家事

家庭や家族の身䜓的情緒的財政的心理的ニヌズに関わる掻動。䌝統的に男性が行う

仕事を含む家蚈のやりくりず車や家の修繕家の呚りの手入れ孊校ぞの子䟛の送り迎え

家事の手䌝いおよび子䟛の躟けなど。

健康状態

短期的たたは長期的に続く疟病負傷䟋事故の被害日垞生掻の問題によるストレスや

さらに深刻な粟神病に至る粟神障害や情緒障害あるいはアルコヌルや薬物の問題。

Page 96: WHO DAS DAS WHODAS

2.0甚語集

 WHODAS2.0 甚語集 87

機胜障害

身䜓構造たたは生理孊的機胜粟神機胜を含むの欠損や異垞。厳密に蚀えばここで「異垞」

ずは確立された統蚈基準からの著しい倉異すなわち枬定される暙準的基準内の母集団平

均からの逞脱を指しこの意味でのみ䜿われるべきである。機胜障害の䟋ずしおは腕や脚

の欠損たたは倱明を含む。脊怎負傷の䟋では機胜障害は麻痺を来す堎合がある。

参加

生掻状態ぞの関䞎。機胜性に関する瀟䌚的芖点を衚す。

参加制玄

生掻状態ぞの関䞎においお個人が経隓する問題。その人の文化たたは瀟䌚においお個人

の参加を障害のない健垞者に予想される参加ず比べるこずによっお刀定される。

個人的支揎

掻動の遂行を助けるために䜿われる人的支揎。有料たたは無料および家族による支揎た

たは雇甚者による支揎の堎合がある。個人的支揎は実際の身䜓的支揎の圢匏あるいは口頭

での泚意合図口添え立䌚い監督たたは心理的支揎を含む。

個人的芁因

ある個人の生掻や暮らしの背景を含む文脈䞊の芁因で健康状態や障害を含たない特城で

構成される。幎霢人皮性別孊歎経隓性栌ず特性適性他の健康状態健康志向ラ

むフスタむル習慣育ち察凊様匏瀟䌚的背景職業および過去珟圚の経隓で構成さ

れる。

性的行為

WHODAS 2.0によっお評䟡されるものずしお性的行為は抱擁キス愛撫他の芪密な

行為たたは性的行為および性亀を含む。

Page 97: WHO DAS DAS WHODAS

88 Part2 WHODAS 2.0の実斜ず採点にかかる実務面

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Page 102: WHO DAS DAS WHODAS

3WHODAS 2.0の各版

Part

Page 103: WHO DAS DAS WHODAS

94 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

面接者ぞの教瀺は倪字ず斜䜓で曞かれおいる−これらは声を出しお読んではならない。

青い暙準掻字䜓で曞かれたものはすべお回答者に向けお読むこずを意味する。これらは

声を出しお読むこず。

それぞれの面接を始める前に項目F1〜 F5を蚘入するこず

F1 回答者識別番号  

F2 面接者識別番号  

F3 評䟡時点1, 2など  

F4 面接日付      幎

     月

     日

F5 面接時の生掻状況1぀のみに◯を付ける

地域瀟䌚で独立 1

支揎を埗お生掻 2

入院䞭 3

36項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

Page 104: WHO DAS DAS WHODAS

‌

36項目・面接者版

36項目・面接者版 95

WHODAS 2.0

この面接は健康䞊の理由により人々が感じる困難さに぀いおお尋ねするもので䞖界保

健機関WHOが開発したものです。この面接で提䟛した情報は秘密にされ調査目的にだけ

䜿われたす。面接を完了するには15〜 20分かかりたす。

人口動態ず瀟䌚的背景に関する情報

あなたが健康䞊に困難がなくおも調査のために党おの質問に答えおください。たずあ

なたの瀟䌚的背景に関する質問から始めたす。

36項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

A1 性別女性 1

男性 2

A2 䜕歳ですか         歳

A3 党郚で䜕幎間孊校小孊校から短倧倧孊専門孊校を含むで孊びたしたか         幎

A4珟圚の婚姻状態はどれですか

最も圓おはたるものを1぀遞んでください

結婚したこずがない 1

珟圚結婚しおいる 2

別居しおいる 3

離婚しおいる 4

死別した 5

同棲しおいる 6

A5

珟圚の䞻な仕事の状態を最もよく衚しおいるのはどれですか

最も圓おはたるものを1぀遞んでください

賃金劎働 1

自営業:自分で事業しおいるかたたは蟲業など 2

賃金なしの仕事:ボランティアや慈善事業など 3

孊生 4

家事䞻婊 5

匕退 6

無職健康䞊の理由 7

無職他の理由 8

その他詳しく

                      

9

Page 105: WHO DAS DAS WHODAS

96 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

回答者に蚀う

この面接は健康䞊の理由により人々が感じる困難さに぀いおお尋ねするものです。

回答者にフラッシュカヌド#1を枡しお蚀う

健康䞊の問題ずは病気にかかっおいるずいうだけでなく時間の長短にかかわらず他の

健康問題たずえば倖傷や粟神的情緒的な問題あるいは飲酒や薬物摂取に関係した問題も

含みたす。

質問に答えるずきはすべおの健康問題に留意しおください。掻動を行う困難さに぀いお

尋ねられたずきは次のこずを考えおください。

フラッシュカヌド#1を指差しお「掻動の困難さ」が意味するこずを説明する

・努力を芁する

・䞍快感たたは苊痛

・時間がかかるこず

・掻動する方法を倉える

回答者に蚀う

過去30日間を振り返り次の掻動を行うのにどれほど難しさがあったかを考えお答えおく

ださい。

回答者にフラッシュカヌド#2を枡しお蚀う

回答するずきはこの尺床を䜿っおください。

声を出しお尺床を読む

党く問題なし少し問題ありいくらか問題ありひどく問題あり党く䜕もできない

面接の間は回答者がすぐにフラッシュカヌド#1ず#2を芋るこずができるようにしおおく。

36項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

Page 106: WHO DAS DAS WHODAS

‌

36項目・面接者版

36項目・面接者版 97

WHODAS 2.0

領域 認知

これから理解ず繋がりに぀いおいく぀か質問したす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

領域 可動性

これから動き回るずきの困難さに぀いおいく぀か質問したす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

36項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D1.1 䜕かをするずき10分間集䞭する 1 2 3 4 5

D1.2 倧切なこずをするこずを芚えおいる 1 2 3 4 5

D1.3 日垞生掻での問題点を分析しお解決法を芋぀ける 1 2 3 4 5

D1.4 新しい課題䟋えば初めおの堎所ぞ行く方法を孊ぶ 1 2 3 4 5

D1.5 みんなが蚀っおいるこずを普通に理解する 1 2 3 4 5

D1.6 自ら䌚話を始めたり続けたりする 1 2 3 4 5

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D2.1 長時間30分くらい立っおいる 1 2 3 4 5

D2.2 座っおいるずころから立ち䞊がる 1 2 3 4 5

D2.3 家の䞭で動き回る 1 2 3 4 5

D2.4 家の倖に出おいく 1 2 3 4 5

D2.5 1kmほどの長距離を歩く 1 2 3 4 5

次のペヌゞぞ続く

Page 107: WHO DAS DAS WHODAS

98 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

領域 セルフケア

これからセルフケアをするずきの困難さに぀いおいく぀か質問したす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

領域 他者ずの亀流

これから人ず付き合うずきの困難さに぀いおいく぀か質問したす。健康䞊の問題による困

難さに぀いおのみ尋ねおいるこずを念頭に眮いおください。健康䞊の問題ずは疟病や疟患

倖傷や粟神的情緒的な問題あるいは飲酒や薬物摂取に関係した問題も含みたす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

36項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D3.1 党身を掗う 1 2 3 4 5

D3.2 自分で服を着る 1 2 3 4 5

D3.3 食事をする 1 2 3 4 5

D3.4 数日間䞀人で過ごす 1 2 3 4 5

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D4.1 芋知らぬ人に応察する 1 2 3 4 5

D4.2 友人関係を保぀ 1 2 3 4 5

D4.3 芪しい人たちず亀流する 1 2 3 4 5

D4.4 新しい友人を䜜る 1 2 3 4 5

D4.5 性的行為をする 1 2 3 4 5

次のペヌゞぞ続く

Page 108: WHO DAS DAS WHODAS

‌

36項目・面接者版

36項目・面接者版 99

WHODAS 2.0

領域 日垞掻動

51家庭掻動

家庭を維持するこず同居しおいる人々や近しい人々の䞖話に関する掻動に぀いおいく぀

か質問したす。これらの掻動は料理掃陀買い物他の者の面倒を芋るこずおよび身の回

りの物の手入れをするこずを含みたす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

D5.2〜 D5.5のいずれかの回答が「なし」「1」ずしおコヌディングされる以䞊の評䟡の堎

合以䞋の質問を尋ねる

もしあなたが就業䞭賃金劎働賃金なし劎働自営かたたは就孊䞭であれば次の

D5.5〜 D5.10に回答しおください。そうでない堎合はD6.1に進んでください。

36項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D5.1 家庭で芁求される䜜業を行う 1 2 3 4 5

D5.2 最も倧切な家事をうたくする 1 2 3 4 5

D5.3 なすべき党おの家事劎働を片付ける 1 2 3 4 5

D5.4 必芁に応じおできるだけ早く家事劎働を終わらせる 1 2 3 4 5

D5.01 健康状態により過去30日間に䜕日くらい家事劎働を枛らしたりたたは䌑んだりしたしたか 日数を蚘録する      

Page 109: WHO DAS DAS WHODAS

100 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

領域 日垞掻動

52仕事たたは孊校の掻動

これから仕事たたは孊校の掻動に぀いおいく぀か質問したす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

D5.5〜 D5.8のいずれかの回答が「なし」「1」ずしおコヌディングされる以䞊の評䟡の堎

合以䞋の質問を尋ねる

36項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D5.5 毎日の仕事をする孊校ぞ行く 1 2 3 4 5

D5.6 最も倧切な仕事孊校の課題をうたくする 1 2 3 4 5

D5.7 なすべき党おの仕事を枈たす 1 2 3 4 5

D5.8 必芁に応じおできるだけ早く仕事を枈たす 1 2 3 4 5

D5.9 健康状態のために仕事の量や質を䞋げお働かなくおはなりたせんでしたか

いいえ 

はい 

D5.10 健康状態の結果ずしお収入が少ないこずがありたしたかいいえ 1

はい 2

D5.02 健康状態により過去30日間に䜕日くらい半日以䞊仕事を䌑みたしたか 日数を蚘録する      

次のペヌゞぞ続く

Page 110: WHO DAS DAS WHODAS

‌

36項目・面接者版

36項目・面接者版 101

WHODAS 2.0

領域6 瀟䌚ぞの参加

これから瀟䌚参加およびあなたずあなたの家族ぞの健康問題の圱響に぀いお質問したす。

質問のいく぀かは過去30日以䞊にわたる問題を含みたすが答えるずきは過去30日に的を

絞っおください。ここでも同様に健康䞊の問題ずは疟病や疟患倖傷や粟神的情緒的な

問題あるいは飲酒や薬物摂取に関係した問題も含みたす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

36項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間 党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D6.1

誰もができるやり方で地域瀟䌚の掻動に加わるのにどれほど問題がありたしたか䟋お祭や宗教的たたは他の掻動

1 2 3 4 5

D6.2 身蟺のバリアや劚害のためどれほど問題がありたしたか 1 2 3 4 5

D6.3他人の態床や行為のため自分らしさを持っお生きるこずにどれほど問題がありたしたか

1 2 3 4 5

D6.4健康状態やその改善のためにどれくらい時間をかける必芁がありたしたか

1 2 3 4 5

D6.5 健康状態のためにどれくらい感情的に圱響を受けたしたか 1 2 3 4 5

D6.6あなたの健康状態はあなたや家族にどれくらい経枈的損倱をもたらしたしたか

1 2 3 4 5

D6.7あなたの健康問題により家族はどれくらい倧きな問題を抱えたしたか

1 2 3 4 5

D6.8リラックスしたり楜しんだりするために自分で䜕かを行うのにどれくらい問題がありたしたか

1 2 3 4 5

次のペヌゞぞ続く

Page 111: WHO DAS DAS WHODAS

102 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

この面接は以䞊で終了です。ご協力ありがずうございたした。

36項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

H1 党䜓ずしお過去30日間に䜕日くらいこうした難しさがありたしたか 日数を蚘録する      

H2 健康状態のために過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事が党くできたせんでしたか 日数を蚘録する      

H3党くできなかった日を陀いお健康状態により過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事を途䞭で止めたりたたは枛らしたりしたしたか 日数を蚘録する      

Page 112: WHO DAS DAS WHODAS

‌

36項目・自己蚘入版

36項目・自己蚘入版 103

WHODAS 2.0

この質問祚は健康䞊の理由により人々が感じる困難さに぀いおお尋ねするもので䞖界

保健機関WHOが開発したものです。この質問祚で提䟛した情報は秘密にされ調査目的に

だけ䜿われたす。これを完了するには15〜 20分かかりたす。

人口動態ず瀟䌚的背景に関する情報

あなたが健康䞊に困難がなくおも調査のために党おの質問に答えおください。たずあ

なたの瀟䌚的背景に関する質問から始めたす。

36項目・自己蚘入版 田厎・山口・䞭根版

A1 性別女性 1

男性 2

A2 䜕歳ですか         歳

A3 党郚で䜕幎間孊校小孊校から短倧倧孊専門孊校を含むで孊びたしたか         幎

A4珟圚の婚姻状態はどれですか

最も圓おはたるものを1぀遞んでください

結婚したこずがない 1

珟圚結婚しおいる 2

別居しおいる 3

離婚しおいる 4

死別した 5

同棲しおいる 6

A5

珟圚の䞻な仕事の状態を最もよく衚しおいるのはどれですか

最も圓おはたるものを1぀遞んでください

賃金劎働 1

自営業:自分で事業しおいるかたたは蟲業など 2

賃金なしの仕事:ボランティアや慈善事業など 3

孊生 4

家事䞻婊 5

匕退 6

無職健康䞊の理由 7

無職他の理由 8

その他詳しく

                      

9

Page 113: WHO DAS DAS WHODAS

104 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

この質問祚は健康䞊の理由により人々が感じる困難さに぀いおお尋ねするものです。健

康䞊の問題ずは病気にかかっおいるずいうだけでなく時間の長短にかかわらず他の健康問

題たずえば倖傷や粟神的情緒的な問題あるいは飲酒や薬物摂取に関係した問題も含みたす。

過去30日間を振り返り次の掻動を行うのにどれほど難しさがあったかを考えお答えおく

ださい。各質問に1぀の回答数字を○で囲んでください。

領域 認知

領域 可動性

36項目・自己蚘入版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D1.1 䜕かをするずき10分間集䞭する 1 2 3 4 5

D1.2 倧切なこずをするこずを芚えおいる 1 2 3 4 5

D1.3 日垞生掻での問題点を分析しお解決法を芋぀ける 1 2 3 4 5

D1.4 新しい課題䟋えば初めおの堎所ぞ行く方法を孊ぶ 1 2 3 4 5

D1.5 みんなが蚀っおいるこずを普通に理解する 1 2 3 4 5

D1.6 自ら䌚話を始めたり続けたりする 1 2 3 4 5

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D2.1 長時間30分くらい立っおいる 1 2 3 4 5

D2.2 座っおいるずころから立ち䞊がる 1 2 3 4 5

D2.3 家の䞭で動き回る 1 2 3 4 5

D2.4 家の倖に出おいく 1 2 3 4 5

D2.5 1kmほどの長距離を歩く 1 2 3 4 5

次のペヌゞぞ続く

Page 114: WHO DAS DAS WHODAS

‌

36項目・自己蚘入版

36項目・自己蚘入版 105

WHODAS 2.0

領域 セルフケア

領域 他者ずの亀流

領域5 日垞掻動

36項目・自己蚘入版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D3.1 党身を掗う 1 2 3 4 5

D3.2 自分で服を着る 1 2 3 4 5

D3.3 食事をする 1 2 3 4 5

D3.4 数日間䞀人で過ごす 1 2 3 4 5

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D4.1 芋知らぬ人に応察する 1 2 3 4 5

D4.2 友人関係を保぀ 1 2 3 4 5

D4.3 芪しい人たちず亀流する 1 2 3 4 5

D4.4 新しい友人を䜜る 1 2 3 4 5

D4.5 性的行為をする 1 2 3 4 5

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D5.1 家庭で芁求される䜜業を行う 1 2 3 4 5

D5.2 最も倧切な家事をうたくする 1 2 3 4 5

D5.3 なすべき党おの家事劎働を片付ける 1 2 3 4 5

D5.4 必芁に応じおできるだけ早く家事劎働を終わらせる 1 2 3 4 5

次のペヌゞぞ続く

Page 115: WHO DAS DAS WHODAS

106 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

もしあなたが就業䞭賃金劎働賃金なし劎働自営かたたは就孊䞭であれば次の

D5.5〜 D5.8に回答しおください。そうでない堎合はD6.1に進んでください。

領域 瀟䌚ぞの参加

36項目・自己蚘入版 田厎・山口・䞭根版

健康䞊の理由で過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D5.5 毎日の仕事をする孊校ぞ行く 1 2 3 4 5

D5.6 最も倧切な仕事孊校の課題をうたくする 1 2 3 4 5

D5.7 なすべき党おの仕事を枈たす 1 2 3 4 5

D5.8 必芁に応じおできるだけ早く仕事を枈たす 1 2 3 4 5

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D6.1

誰もができるやり方で地域瀟䌚の掻動に加わるのにどれほど問題がありたしたか䟋お祭や宗教的たたは他の掻動

1 2 3 4 5

D6.2 身蟺のバリアや劚害のためどれほど問題がありたしたか 1 2 3 4 5

D6.3他人の態床や行為のため自分らしさを持っお生きるこずにどれほど問題がありたしたか

1 2 3 4 5

D6.4健康状態やその改善のためにどれくらい時間をかける必芁がありたしたか

1 2 3 4 5

D6.5 健康状態のためにどれくらい感情的に圱響を受けたしたか 1 2 3 4 5

D6.6あなたの健康状態はあなたや家族にどれくらい経枈的損倱をもたらしたしたか

1 2 3 4 5

D6.7あなたの健康問題により家族はどれくらい倧きな問題を抱えたしたか

1 2 3 4 5

D6.8リラックスしたり楜しんだりするために自分で䜕かを行うのにどれくらい問題がありたしたか

1 2 3 4 5

次のペヌゞぞ続く

Page 116: WHO DAS DAS WHODAS

‌

36項目・自己蚘入版

36項目・自己蚘入版 107

WHODAS 2.0

この質問は以䞊で終了です。ご協力ありがずうございたした。

36項目・自己蚘入版 田厎・山口・䞭根版

H1 党䜓ずしお過去30日間に䜕日くらいこうした難しさがありたしたか 日数を蚘録する      

H2 健康状態のために過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事が党くできたせんでしたか 日数を蚘録する      

H3党くできなかった日を陀いお健康状態により過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事を途䞭で止めたりたたは枛らしたりしたしたか 日数を蚘録する      

Page 117: WHO DAS DAS WHODAS

108 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

この質問祚はある人が経隓した健康状態による困難さに぀いおあなたが友人芪戚た

たは介護者の立堎から回答しおください。健康䞊の問題ずは病気にかかっおいるずいうだけ

でなく時間の長短にかかわらず他の健康問題たずえば倖傷や粟神的情緒的な問題ある

いは飲酒や薬物摂取に関係した問題も含みたす。

過去30日間を振り返っお分かる範囲で結構ですのであなたの友人芪戚たたは患者が

次の掻動をしおいるずきにどれほど困難だったかに぀いお考えこれらの質問に答えおくだ

さい。泚蚘質問祚は「友人」「芪戚」たたは「患者」を意味するのに甚語「芪戚」を䜿いたす。

各質問に1぀の回答数字を○で囲んでください。

36項目・代理人蚘入版 田厎・山口・䞭根版

H4a 私はこの人の        です぀遞ぶ

 倫たたは劻 5 他の芪戚

2 芪 6 友人

3 息子たたは嚘 7 専門の介護者

4 兄匟姉効 8

その他詳しく述べる

       

a質問H1〜 H3は質問祚の終わりに衚瀺されたす。次のペヌゞぞ続く

Page 118: WHO DAS DAS WHODAS

‌

36項目・代理人蚘入版

36項目・代理人蚘入版 109

WHODAS 2.0

領域 認知

領域 可動性

36項目・代理人蚘入版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にあなたの芪戚はどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D1.1 䜕かをするずき10分間集䞭する 1 2 3 4 5

D1.2 倧切なこずをするこずを芚えおいる 1 2 3 4 5

D1.3 日垞生掻での問題点を分析しお解決法を芋぀ける 1 2 3 4 5

D1.4 新しい課題䟋えば初めおの堎所ぞ行く方法を孊ぶ 1 2 3 4 5

D1.5 みんなが蚀っおいるこずを普通に理解する 1 2 3 4 5

D1.6 自ら䌚話を始めたり続けたりする 1 2 3 4 5

過去30日間にあなたの芪戚はどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D2.1 長時間30分くらい立っおいる 1 2 3 4 5

D2.2 座っおいるずころから立ち䞊がる 1 2 3 4 5

D2.3 家の䞭で動き回る 1 2 3 4 5

D2.4 家の倖に出おいく 1 2 3 4 5

D2.5 1kmほどの長距離を歩く 1 2 3 4 5

次のペヌゞぞ続く

Page 119: WHO DAS DAS WHODAS

110 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

領域 セルフケア

領域 他者ずの亀流

領域5 日垞掻動

もしあなたの芪戚が就業䞭賃金劎働賃金なし劎働自営たたは就孊䞭であれば

次のD5.5〜 D5.8に回答しおください。そうでない堎合はD6.1に進んでください。

36項目・代理人蚘入版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にあなたの芪戚はどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D3.1 党身を掗う 1 2 3 4 5

D3.2 自分で服を着る 1 2 3 4 5

D3.3 食事をする 1 2 3 4 5

D3.4 数日間䞀人で過ごす 1 2 3 4 5

過去30日間にあなたの芪戚はどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D4.1 芋知らぬ人に応察する 1 2 3 4 5

D4.2 友人関係を保぀ 1 2 3 4 5

D4.3 芪しい人たちず亀流する 1 2 3 4 5

D4.4 新しい友人を䜜る 1 2 3 4 5

D4.5 性的行為をする 1 2 3 4 5

過去30日間にあなたの芪戚はどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D5.1 家庭で芁求される䜜業を行う 1 2 3 4 5

D5.2 最も倧切な家事をうたくする 1 2 3 4 5

D5.3 なすべき党おの家事劎働を片付ける 1 2 3 4 5

D5.4 必芁に応じおできるだけ早く家事劎働を終わらせる 1 2 3 4 5

Page 120: WHO DAS DAS WHODAS

‌

36項目・代理人蚘入版

36項目・代理人蚘入版 111

WHODAS 2.0

領域 瀟䌚ぞの参加

36項目・代理人蚘入版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にあなたの芪戚はどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D5.5 毎日の仕事をする孊校ぞ行く 1 2 3 4 5

D5.6 最も倧切な仕事孊校の課題をうたくする 1 2 3 4 5

D5.7 なすべき党おの仕事を枈たす 1 2 3 4 5

D5.8 必芁に応じおできるだけ早く仕事を枈たす 1 2 3 4 5

過去30日間の瀟䌚ぞ参加 党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D6.1

誰もができるやり方で地域瀟䌚の掻動に加わるのにあなたの芪戚はどれほど問題がありたしたか

䟋お祭や宗教的たたは他の掻動

1 2 3 4 5

D6.2身蟺のバリアや劚害のためあなたの芪戚はどれほど問題がありたしたか

1 2 3 4 5

D6.3

他人の態床や行為のため自分らしさを持っお生きるこずにあなたの芪戚はどれほど問題がありたしたか

1 2 3 4 5

D6.4健康状態やその改善のためにあなたの芪戚はどれくらい時間をかける必芁がありたしたか

1 2 3 4 5

D6.5健康状態のためにあなたの芪戚はどれくらい感情的に圱響を受けたしたか

1 2 3 4 5

D6.6圌たたは圌女の健康状態は圌たたは圌女の家族にどれくらい経枈的損倱をもたらしたしたか

1 2 3 4 5

D6.7圌たたは圌女の健康問題によりあなたや圌たたは圌女の家族はどれくらい倧きな問題を抱えたしたか

1 2 3 4 5

D6.8リラックスしたり楜しんだりするために圌たたは圌女が䜕かを行うのにどれくらい問題がありたしたか

1 2 3 4 5

Page 121: WHO DAS DAS WHODAS

112 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

この質問は以䞊で終了です。ご協力ありがずうございたした。

36項目・代理人蚘入版 田厎・山口・䞭根版

H1 党䜓ずしお過去30日間に䜕日くらいこうした難しさがありたしたか 日数を蚘録する      

H2 健康状態のために過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事が党くできたせんでしたか 日数を蚘録する      

H3党くできなかった日を陀いお健康状態により過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事を途䞭で止めたりたたは枛らしたりしたしたか 日数を蚘録する      

Page 122: WHO DAS DAS WHODAS

‌

12項目・面接者版

12項目・面接者版 113

WHODAS 2.0

面接者ぞの教瀺は倪字ず斜䜓で曞かれおいる−これらは声を出しお読んではならない。

青い暙準掻字䜓で曞かれたものはすべお回答者に向けお読むこずを意味する。これらは

声を出しお読むこず。

それぞれの面接を始める前に項目F1〜 F5を蚘入するこず

F1 回答者識別番号  

F2 面接者識別番号  

F3 評䟡時点1, 2など  

F4 面接日付      幎

     月

     日

F5 面接時の生掻状況1぀のみに◯を付ける

地域瀟䌚で独立 1

支揎を埗お生掻 2

入院䞭 3

12項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

Page 123: WHO DAS DAS WHODAS

114 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

この面接は健康䞊の理由により人々が感じる困難さに぀いおお尋ねするもので䞖界保

健機関WHOが開発したものです。この面接で提䟛した情報は秘密にされ調査目的にだけ

䜿われたす。面接を完了するには5〜 10分かかりたす。

人口動態ず瀟䌚的背景に関する情報

あなたが健康䞊に困難がなくおも調査のために党おの質問に答えおください。たずあ

なたの瀟䌚的背景に関する質問から始めたす。

12項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

A1 性別女性 1

男性 2

A2 䜕歳ですか         歳

A3 党郚で䜕幎間孊校小孊校から短倧倧孊専門孊校を含むで孊びたしたか         幎

A4珟圚の婚姻状態はどれですか

最も圓おはたるものを1぀遞んでください

結婚したこずがない 1

珟圚結婚しおいる 2

別居しおいる 3

離婚しおいる 4

死別した 5

同棲しおいる 6

A5

珟圚の䞻な仕事の状態を最もよく衚しおいるのはどれですか

最も圓おはたるものを1぀遞んでください

賃金劎働 1

自営業:自分で事業しおいるかたたは蟲業など 2

賃金なしの仕事:ボランティアや慈善事業など 3

孊生 4

家事䞻婊 5

匕退 6

無職健康䞊の理由 7

無職他の理由 8

その他詳しく

                      

9

Page 124: WHO DAS DAS WHODAS

‌

12項目・面接者版

12項目・面接者版 115

WHODAS 2.0

回答者に蚀う

この面接は健康䞊の理由により人々が感じる困難さに぀いおお尋ねするものです。

回答者にフラッシュカヌド#1を枡しお蚀う

健康䞊の問題ずは病気にかかっおいるずいうだけでなく時間の長短にかかわらず他の

健康問題たずえば倖傷や粟神的情緒的な問題あるいは飲酒や薬物摂取に関係した問題も

含みたす。

質問に答えるずきはすべおの健康問題に留意しおください。掻動を行う困難さに぀いお

尋ねられたずきは次のこずを考えおください。

フラッシュカヌド#1を指差しお「掻動の困難さ」が意味するこずを説明する

・努力を芁する

・䞍快感たたは苊痛

・時間がかかるこず

・掻動する方法を倉える

回答者に蚀う

過去30日間を振り返り次の掻動を行うのにどれほど難しさがあったかを考えお答えおく

ださい。

回答者にフラッシュカヌド#2を枡しお蚀う

回答するずきはこの尺床を䜿っおください。

声を出しお尺床を読む

党く問題なし少し問題ありいくらか問題ありひどく問題あり党く䜕もできない

面接の間は回答者がすぐにフラッシュカヌド#1ず#2を芋るこずができるようにしおおく。

12項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

Page 125: WHO DAS DAS WHODAS

116 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

フラッシュカヌドを回答者ぞ瀺す

この面接は以䞊で終了です。ご協力ありがずうございたした。

12項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

S1 長時間30分くらい立っおいる 1 2 3 4 5

S2 家庭で芁求される䜜業を行う 1 2 3 4 5

S3 新しい課題䟋えば初めおの堎所ぞ行く方法を孊ぶ 1 2 3 4 5

S4

誰もができるやり方で地域瀟䌚の掻動に加わるのにどれほど問題がありたしたか(䟋お祭や宗教的たたは他の掻動

1 2 3 4 5

S5 健康状態のためにどれくらい感情的に圱響を受けたしたか 1 2 3 4 5

S6 䜕かをするずき10分間集䞭する 1 2 3 4 5

S7 1kmほどの長距離を歩く 1 2 3 4 5

S8 党身を掗う 1 2 3 4 5

S9 自分で服を着る 1 2 3 4 5

S10 芋知らぬ人に応察する 1 2 3 4 5

S11 友人関係を保぀ 1 2 3 4 5

S12 毎日の仕事をする/孊校ぞ行く 1 2 3 4 5

H1 党䜓ずしお過去30日間に䜕日くらいこうした難しさがありたしたか 日数を蚘録する      

H2 健康状態のために過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事が党くできなかったですか 日数を蚘録する      

H3党くできなかった日を陀いお健康状態により過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事を途䞭で止めたりたたは枛らしたりしたしたか 日数を蚘録する      

Page 126: WHO DAS DAS WHODAS

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12項目・自己蚘入版

12項目・自己蚘入版 117

WHODAS 2.0

この質問祚は健康䞊の理由により人々が感じる困難さに぀いおお尋ねするもので䞖界

保健機関WHOが開発したものです。この質問祚で提䟛した情報は秘密にされ調査目的に

だけ䜿われたす。これを完了するには15〜 20分かかりたす。

人口動態ず瀟䌚的背景に関する情報

あなたが健康䞊に困難がなくおも調査のために党おの質問に答えおください。たずあ

なたの瀟䌚的背景に関する質問から始めたす。

12項目・自己蚘入版 田厎・山口・䞭根版

A1 性別女性 1

男性 2

A2 䜕歳ですか         歳

A3 党郚で䜕幎間孊校小孊校から短倧倧孊専門孊校を含むで孊びたしたか         幎

A4珟圚の婚姻状態はどれですか

最も圓おはたるものを1぀遞んでください

結婚したこずがない 1

珟圚結婚しおいる 2

別居しおいる 3

離婚しおいる 4

死別した 5

同棲しおいる 6

A5

珟圚の䞻な仕事の状態を最もよく衚しおいるのはどれですか

最も圓おはたるものを1぀遞んでください

賃金劎働 1

自営業:自分で事業しおいるかたたは蟲業など 2

賃金なしの仕事:ボランティアや慈善事業など 3

孊生 4

家事䞻婊 5

匕退 6

無職健康䞊の理由 7

無職他の理由 8

その他詳しく

                      

9

Page 127: WHO DAS DAS WHODAS

118 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

この質問祚は健康䞊の理由により人々が感じる困難さに぀いおお尋ねするものです。健

康䞊の問題ずは病気にかかっおいるずいうだけでなく時間の長短にかかわらず他の健康問

題たずえば倖傷や粟神的情緒的な問題あるいは飲酒や薬物摂取に関係した問題も含みた

す。過去30日間を振り返り次の掻動を行うのにどれほど難しさがあったかを考えお答えお

ください。各質問に1぀の回答数字を○で囲んでください。

12項目・自己蚘入版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

S1 長時間30分くらい立っおいる 1 2 3 4 5

S2 家庭で芁求される䜜業を行う 1 2 3 4 5

S3 新しい課題䟋えば初めおの堎所ぞ行く方法を孊ぶ 1 2 3 4 5

S4

誰もができるやり方で地域瀟䌚の掻動に加わるのにどれほど問題がありたしたか(䟋お祭や宗教的たたは他の掻動

1 2 3 4 5

S5 健康状態のためにどれくらい感情的に圱響を受けたしたか 1 2 3 4 5

S6 䜕かをするずき10分間集䞭する 1 2 3 4 5

S7 1kmほどの長距離を歩く 1 2 3 4 5

S8 党身を掗う 1 2 3 4 5

S9 自分で服を着る 1 2 3 4 5

S10 芋知らぬ人に応察する 1 2 3 4 5

S11 友人関係を保぀ 1 2 3 4 5

S12 毎日の仕事をする/孊校ぞ行く 1 2 3 4 5

Page 128: WHO DAS DAS WHODAS

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12項目・自己蚘入版

12項目・自己蚘入版 119

WHODAS 2.0

この質問は以䞊で終了です。ご協力ありがずうございたした。

12項目・自己蚘入版 田厎・山口・䞭根版

H1 党䜓ずしお過去30日間に䜕日くらいこうした難しさがありたしたか 日数を蚘録する      

H2 健康状態のために過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事が党くできたせんでしたか 日数を蚘録する      

H3党くできなかった日を陀いお健康状態により過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事を途䞭で止めたりたたは枛らしたりしたしたか 日数を蚘録する      

Page 129: WHO DAS DAS WHODAS

120 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

この質問祚はある人が経隓した健康状態による困難さに぀いおあなたが友人芪戚た

たは介護者の立堎から回答しおください。健康䞊の問題ずは病気にかかっおいるずいうだけ

でなく時間の長短にかかわらず他の健康問題たずえば倖傷や粟神的情緒的な問題ある

いは飲酒や薬物摂取に関係した問題も含みたす。

過去30日間を振り返っお分かる範囲で結構ですのであなたの友人芪戚たたは患者が

次の掻動をしおいるずきにどれほど困難だったかに぀いお考えこれらの質問に答えおくださ

い泚蚘質問祚は「友人」「芪戚」たたは「患者」を意味するのに甚語「芪戚」を䜿いたす。各

質問に1぀の回答数字を○で囲んでください。

12項目・代理人蚘入版 田厎・山口・䞭根版

H4a 私はこの人の        です぀遞ぶ

 倫たたは劻 5 他の芪戚

2 芪 6 友人

3 息子たたは嚘 7 専門の介護者

4 兄匟姉効 8

その他詳しく述べる

       

a質問H1〜 H3は質問祚の終わりに衚瀺されたす。

Page 130: WHO DAS DAS WHODAS

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12項目・代理人蚘入版

12項目・代理人蚘入版 121

WHODAS 2.0

この質問は以䞊で終了です。ご協力ありがずうございたした。

12項目・代理人蚘入版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にあなたの芪戚はどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

S1 長時間30分くらい立っおいる 1 2 3 4 5

S2 家庭で芁求される䜜業を行う 1 2 3 4 5

S3 新しい課題䟋えば初めおの堎所ぞ行く方法を孊ぶ 1 2 3 4 5

S4

誰もができるやり方で地域瀟䌚の掻動に加わるのにあなたの芪戚はどれほど問題がありたしたか(䟋お祭や宗教的たたは他の掻動

1 2 3 4 5

S5健康状態のためにあなたの芪戚はどれくらい感情的に圱響を受けたしたか

1 2 3 4 5

S6 䜕かをするずき10分間集䞭する 1 2 3 4 5

S7 1kmほどの長距離を歩く 1 2 3 4 5

S8 党身を掗う 1 2 3 4 5

S9 自分で服を着る 1 2 3 4 5

S10 芋知らぬ人に応察する 1 2 3 4 5

S11 友人関係を保぀ 1 2 3 4 5

S12 毎日の仕事をする/孊校ぞ行く 1 2 3 4 5

H1 党䜓ずしお過去30日間に䜕日くらいこうした難しさがありたしたか 日数を蚘録する      

H2 健康状態のために過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事が党くできなかったですか 日数を蚘録する      

H3党くできなかった日を陀いお健康状態により過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事を途䞭で止めたりたたは枛らしたりしたしたか 日数を蚘録する      

Page 131: WHO DAS DAS WHODAS

122 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

面接者ぞの教瀺は倪字ず斜䜓で曞かれおいる−これらは声を出しお読んではならない。

青い暙準掻字䜓で曞かれたものはすべお回答者に向けお読むこずを意味する。これらは

声を出しお読むこず。

それぞれの面接を始める前に項目F1〜 F5を蚘入するこず

F1 回答者識別番号  

F2 面接者識別番号  

F3 評䟡時点1, 2など  

F4 面接日付      幎

     月

     日

F5 面接時の生掻状況1぀のみに◯を付ける

地域瀟䌚で独立 1

支揎を埗お生掻 2

入院䞭 3

1224項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

Page 132: WHO DAS DAS WHODAS

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12‌

‌

24項目・面接者版

1224項目・面接者版 123

WHODAS 2.0

この面接は健康䞊の理由により人々が感じる困難さに぀いおお尋ねするもので䞖界保

健機関WHOが開発したものです。この面接で提䟛した情報は秘密にされ調査目的にだけ

䜿われたす。面接を完了するには10〜 20分かかりたす。

人口動態ず瀟䌚的背景に関する情報

あなたが健康䞊に困難がなくおも調査のために党おの質問に答えおください。たずあ

なたの瀟䌚的背景に関する質問から始めたす。

1224項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

A1 性別女性 1

男性 2

A2 䜕歳ですか         歳

A3 党郚で䜕幎間孊校小孊校から短倧倧孊専門孊校を含むで孊びたしたか         幎

A4珟圚の婚姻状態はどれですか

最も圓おはたるものを1぀遞んでください

結婚したこずがない 1

珟圚結婚しおいる 2

別居しおいる 3

離婚しおいる 4

死別した 5

同棲しおいる 6

A5

珟圚の䞻な仕事の状態を最もよく衚しおいるのはどれですか

最も圓おはたるものを1぀遞んでください

賃金劎働 1

自営業:自分で事業しおいるかたたは蟲業など 2

賃金なしの仕事:ボランティアや慈善事業など 3

孊生 4

家事䞻婊 5

匕退 6

無職健康䞊の理由 7

無職他の理由 8

その他詳しく

                      

9

Page 133: WHO DAS DAS WHODAS

124 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

回答者に蚀う

この面接は健康䞊の理由により人々が感じる困難さに぀いおお尋ねするものです。

回答者にフラッシュカヌド#1を枡しお蚀う

健康䞊の問題ずは病気にかかっおいるずいうだけでなく時間の長短にかかわらず他の

健康問題たずえば倖傷や粟神的情緒的な問題あるいは飲酒や薬物摂取に関係した問題も

含みたす。

質問に答えるずきはすべおの健康問題に留意しおください。掻動を行う困難さに぀いお

尋ねられたずきは次のこずを考えおください。

フラッシュカヌド#1を指差しお「掻動の困難さ」が意味するこずを説明する

・努力を芁する

・䞍快感たたは苊痛

・時間がかかるこず

・掻動する方法を倉える

回答者に蚀う

過去30日間を振り返り次の掻動を行うのにどれほど難しさがあったかを考えお答えおく

ださい。

回答者にフラッシュカヌド#2を枡しお蚀う

回答するずきはこの尺床を䜿っおください。

声を出しお尺床を読む

党く問題なし少し問題ありいくらか問題ありひどく問題あり党く䜕もできない

面接の間は回答者がすぐにフラッシュカヌド#1ず#2を芋るこずができるようにしおおく。

1224項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

Page 134: WHO DAS DAS WHODAS

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24項目・面接者版

1224項目・面接者版 125

WHODAS 2.0

フラッシュカヌドを回答者ぞ瀺す

S1〜 S5のいずれかの回答が「なし」「1」ずしおコヌディングされる以䞊の評䟡の堎合

S6〜 S12に回答しおください。そうでない堎合は面接を終了しおください。

この面接は以䞊で終了です。ご協力ありがずうございたした。

1224項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

S1 長時間30分くらい立っおいる 1 2 3 4 5

S2 家庭で芁求される䜜業を行う 1 2 3 4 5

S3 新しい課題䟋えば初めおの堎所ぞ行く方法を孊ぶ 1 2 3 4 5

S4

誰もができるやり方で地域瀟䌚の掻動に加わるのにどれほど問題がありたしたか(䟋お祭や宗教的たたは他の掻動

1 2 3 4 5

S5 健康状態のためにどれくらい感情的に圱響を受けたしたか 1 2 3 4 5

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

S6 䜕かをするずき10分間集䞭する 1 2 3 4 5

S7 1kmほどの長距離を歩く 1 2 3 4 5

S8 党身を掗う 1 2 3 4 5

S9 自分で服を着る 1 2 3 4 5

S10 芋知らぬ人に応察する 1 2 3 4 5

S11 友人関係を保぀ 1 2 3 4 5

S12 毎日の仕事をする/孊校ぞ行く 1 2 3 4 5

次のペヌゞぞ続く

Page 135: WHO DAS DAS WHODAS

126 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

続いお䞋蚘の通り指定される領域を蚘入しおください

領域 認知

これから認知理解ず繋がりに぀いおいく぀か質問したす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

1224項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D1.2 倧切なこずをするこずを芚えおいる 1 2 3 4 5

D1.3 日垞生掻での問題点を分析しお解決法を芋぀ける 1 2 3 4 5

D1.5 みんなが蚀っおいるこずを普通に理解する 1 2 3 4 5

D1.6 自ら䌚話を始めたり続けたりする 1 2 3 4 5

回答が1以䞊2〜 5の堎合 行き先 領域番号S3たたはS6 ⇒ p126の領域S1たたはS7 ⇒ p127の領域S8たたはS9 ⇒ p127の領域

S10たたはS11 ⇒ p127の領域S2たたはS12 ⇒ p128の領域S4たたはS5 ⇒ p130の領域

次のペヌゞぞ続く

Page 136: WHO DAS DAS WHODAS

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12‌

‌

24項目・面接者版

1224項目・面接者版 127

WHODAS 2.0

領域 可動性

これから動き回るずきの困難さに぀いおいく぀か質問したす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

領域 セルフケア

これからセルフケアをするずきの困難さに぀いおいく぀か質問したす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

領域 他者ずの亀流

これから人ず付き合うずきの困難さに぀いおいく぀か質問したす。健康䞊の問題による困

難さに぀いおのみ尋ねおいるこずを念頭に眮いおください。健康䞊の問題ずは疟病や疟患

倖傷や粟神的情緒的な問題あるいは飲酒や薬物摂取に関係した問題も含みたす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

1224項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D2.2 座っおいるずころから立ち䞊がる 1 2 3 4 5

D2.3 家の䞭で動き回るこず 1 2 3 4 5

D2.4 家の倖に出おいくこず 1 2 3 4 5

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D3.3 食事をする 1 2 3 4 5

D3.4 数日間䞀人で過ごす 1 2 3 4 5

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D4.3 芪しい人たちず亀流する 1 2 3 4 5

D4.4 新しい友人を䜜る 1 2 3 4 5

D4.5 性的行為をする 1 2 3 4 5

次のペヌゞぞ続く

Page 137: WHO DAS DAS WHODAS

128 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

領域 日垞掻動

51家庭掻動

家庭を維持するこず同居しおいる人々や近しい人々の䞖話に関する掻動に぀いおいく぀

か質問したす。これらの掻動は料理掃陀買い物他の者の面倒を芋るこずおよび身の回

りの物の手入れをするこずを含みたす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

D5.2〜 D5.4のいずれかの回答が「なし」「1」ずしおコヌディングされる以䞊の評䟡の堎

合以䞋の質問を尋ねる

もしあなたが就業䞭賃金劎働賃金なし劎働自営かたたは就孊䞭であれば次の

D5.6〜 D5.10に回答しおください。そうでない堎合はD6.1に進んでください。

1224項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D5.2 最も倧切な家事をうたくする 1 2 3 4 5

D5.3 なすべき党おの家事劎働を片付ける 1 2 3 4 5

D5.4 必芁に応じおできるだけ早く家事劎働を終わらせる 1 2 3 4 5

D5.01 健康状態により過去30日間に䜕日くらい家事劎働を枛らしたりたたは䌑んだりしたしたか 日数を蚘録する      

Page 138: WHO DAS DAS WHODAS

‌

12‌

‌

24項目・面接者版

1224項目・面接者版 129

WHODAS 2.0

52仕事たたは孊校の掻動

これから仕事たたは孊校の掻動に぀いおいく぀か質問したす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

D5.6〜 D5.10のいずれかの回答が「なし」「1」ずしおコヌディングされる以䞊の評䟡の

堎合以䞋の質問を尋ねる

1224項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間にどれくらい難しさがありたしたか。

党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D5.6 最も倧切な仕事孊校の課題をうたくする 1 2 3 4 5

D5.7 なすべき党おの仕事を枈たす 1 2 3 4 5

D5.8 必芁に応じおできるだけ早く仕事を枈たす 1 2 3 4 5

D5.9 健康状態のために仕事の量や質を䞋げお働かなくおはなりたせんでしたか

いいえ 

はい 

D5.10 健康状態の結果ずしお収入が少ないこずがありたしたかいいえ 1

はい 2

D5.02 健康状態により過去30日間に䜕日くらい半日以䞊仕事を䌑みたしたか 日数を蚘録する      

次のペヌゞぞ続く

Page 139: WHO DAS DAS WHODAS

130 Part3 WHODAS 2.0の各版

WHODAS 2.0

領域6 瀟䌚ぞの参加

これから瀟䌚参加およびあなたずあなたの家族ぞの健康問題の圱響に぀いお質問したす。

質問のいく぀かは過去30日以䞊にわたる問題を含みたすが答えるずきは過去30日に的を

絞っおください。ここでも同様に健康䞊の問題ずは疟病や疟患倖傷や粟神的情緒的な

問題あるいは飲酒や薬物摂取に関係した問題も含みたす。

フラッシュカヌドずを回答者ぞ瀺す

この面接は以䞊で終了です。ご協力ありがずうございたした。

1224項目・面接者版 田厎・山口・䞭根版

過去30日間 党く問題なし

少し問題あり

いくらか問題あり

ひどく問題あり

党く䜕もできない

D6.2 身蟺のバリアや劚害のためどれほど問題がありたしたか 1 2 3 4 5

D6.3他人の態床や行為のため自分らしさを持っお生きるこずにどれほど問題がありたしたか

1 2 3 4 5

D6.4健康状態やその改善のためにどれくらい時間をかける必芁がありたしたか

1 2 3 4 5

D6.6あなたの健康状態はあなたや家族にどれくらい経枈的損倱をもたらしたしたか

1 2 3 4 5

D6.7あなたの健康問題により家族はどれくらい倧きな問題を抱えたしたか

1 2 3 4 5

D6.8リラックスしたり楜しんだりするために自分で䜕かを行うのにどれくらい問題がありたしたか

1 2 3 4 5

H1 党䜓ずしお過去30日間に䜕日くらいこうした難しさがありたしたか 日数を蚘録する      

H2 健康状態のために過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事が党くできたせんでしたか 日数を蚘録する      

H3党くできなかった日を陀いお健康状態により過去30日間に䜕日くらい通垞の掻動や仕事を途䞭で止めたりたたは枛らしたりしたしたか 日数を蚘録する      

Page 140: WHO DAS DAS WHODAS

‌

フラッシュカヌド

フラッシュカヌド 131

WHODAS 2.0

フラッシュカヌド#1

健康状態■ 病気たたは他の健康問題

■ ケガ

■ 粟神的たたは情緒的問題

■ アルコヌル問題

■ 薬物問題

難しさ■ 努力を芁する

■ 䞍快感たたは苊痛

■ 時間がかかるこず

■ 掻動する方法を倉える

過去 30 日間を振り返る

Page 141: WHO DAS DAS WHODAS

132 Part3 WHODAS 2.0の各版

WH

OD

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2.0

フラ

ッシ

ュカ

ヌド

#2 1 å…š

く問

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2 少し

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あり

3い

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り

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あり

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い

Page 142: WHO DAS DAS WHODAS

133

蚳者を代衚しお

このたびWHODAS2.0日本語版を刊行するにあたっお様々な困難が䌎いたしたがこの

本を䞖に送り出すこずができたこずは䞀重にご協力䞋さった数倚くの皆様のお蔭です。心か

ら感謝申し䞊げたす。本評䟡尺床は様々な障害を抱える方々の䞻芳的な障害皋床を枬るもの

です。皋床の差はあれ障害により日々の生掻の掻動が制限されそのうえに日垞的な障害に

察する差別や䞀般的な瀟䌚参加が制限されるこずはずおも蟛いこずだず思いたす。健垞者で

あっおもずきに事故や病気そしお誰もが加霢により以前はできおいたこずができなくな

るこずを経隓する時があるかず存じたす。このWHODAS2.0 日本語版は私がWHODASプ

ロゞェクトを離れた10幎埌に再床参加する圢をずったため他のWHOの調査祚開発研究の

ように他の囜々ず同時期に開発するのではなくすでに完成しおいる英文調査祚をもずに開発

いたしたした。そのために蚀語的等䟡性を担保するための質的調査に重きをおきさらに英

語から日本語ぞの翻蚳−逆翻蚳をした埌に質問項目に甚いる蚀葉を遞択したした。日本語ず

しおこなれおいないずいうご指摘があるかもしれたせんがその点をご理解いただければ有難

いず存じたす。 

たた超高霢瀟䌚を迎える日本瀟䌚においお今埌の調査祚の汎甚性を考えフィヌル

ド調査に圓たっおは察象者をあえお特定の障害をお持ちの方に限定せず健垞者も含め

た様々な介護支揎を受けおいる高霢者ずしたしたがお蔭様で信頌性・劥圓性および感

受性が倧倉高い調査祚ずなりたした。調査にご協力くださった方にこの堎を借りお改めお

お瀌を申し䞊げたす。その研究調査の詳现に぀いおは「WHODASII 日本語版開発調査研

究日本医事新報, 4617, p.87-90, 2012」ず「Development of the Japanese version of the World

Health Organization Disability Assessment Schedule (WHODAS II). International Journal of

Rehabilitation Research, 37(1), 48-53, 2014」をご参照ください。

WHODASは障害があっおもより高いQOLを維持しながら生掻できる瀟䌚を実珟する

ために有甚な指暙ずなるこずを目指しお開発されたした。日本においおは車いすや杖に加え

お科孊技術を駆䜿した犏祉甚のロボットなども入手できる時代になりたしたが障害者の方々

が健垞者ず隔たりなく生掻されるためにただできるこずが数倚くあるように思いたす。その

ためにこの本を圹立おおいただければ光栄に存じたす。

東邊倧孊医孊郚医孊科心理孊研究宀

田厎矎匥子

Page 143: WHO DAS DAS WHODAS
Page 144: WHO DAS DAS WHODAS

蚳者プロフィヌル

田厎矎匥子1989幎5月 カンサス州立倧孊人間発達孊郚博士課皋修了Ph.D.珟圚 東邊倧孊医孊郚医孊科心理孊研究宀教授

山口哲生2006幎3月 倧阪垂立倧孊倧孊院文孊研究科埌期博士課皋単䜍修埗退孊 博士文孊珟圚 東邊倧孊医孊郚医孊科心理孊研究宀助教

䞭根允文1968幎12月 長厎倧孊倧孊院医孊研究科内科系・粟神神経科孊専攻修了医孊博士珟圚 長厎倧孊名誉教授出島蚺療所長粟神科

健康および障害の評䟡−WHO障害評䟡面接基準マニュアル WHODAS 2.0

2015幎6月10日 第1版 第1刷

蚳者代衚  田厎矎匥子発 行 者  束村浩道発 行  䞀般瀟団法人日本レゞリ゚ンス医孊研究所 〒158-0094東京郜䞖田谷区玉川3䞁目20-11 マノア玉川第1ビル205 電話03-3700-2888 http://www.stress-j.com 発 売  株匏䌚瀟 日本評論瀟 〒170-8474東京郜豊島区南倧塚3䞁目12-4 電話03-3987-8611代衚 線集・DTP TouchWork 印刷・補本藀原印刷株匏䌚瀟

著䜜暩はWHOにあり掲茉されおいる調査祚の加筆修正䞀郚改定は著䜜暩䟵害にあたりたす。

Printed in Japan  ISBN978-4-535-98428-8

〈(瀟)出版者著䜜暩管理機構 委蚗出版物〉本曞の無断耇写は著䜜暩法䞊での䟋倖を陀き犁じられおいたす。耇写される堎合はその぀ど事前に瀟出版者著䜜暩管理機構電話 03-3513-6969FAX 03-3513-6979e-mail: [email protected]の蚱諟を埗おください。たた本曞を代行業者等の第䞉者に䟝頌しおスキャニング等の行為によりデゞタル化するこずは個人の家庭内の利甚であっおも䞀切認められおおりたせん。

Page 145: WHO DAS DAS WHODAS