weblogic server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

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25WebLogic Server 勉強会 LT資料 やっぱりWebLogic!グループ 道脇 翔平 Twitter @mitchydeath Powered by @yamadamn 勉強会ではお話しできなかった Linux環境の起動方法についても 後半のシートで紹介しています 2012628

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WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定やっぱりWebLogic! グループ 道脇 翔平

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Page 1: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

第25回 WebLogic Server勉強会 LT資料

やっぱりWebLogic!グループ 道脇 翔平

Twitter @mitchydeath Powered by @yamadamn

勉強会ではお話しできなかったLinux環境の起動方法についても 後半のシートで紹介しています 2012年6月28日

Page 2: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

管理対象サーバを起動する事が出来る 方法は?

1. 起動スクリプト(startManagedWebLogic)を実行する

2. WLSTのnmStart()コマンド

4. 管理コンソール上から起動

3. WLSTのstart()コマンド

5. Windowsサービスに登録し、起動

Page 3: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

管理対象サーバを起動する事が出来る 方法は?

1. 起動スクリプト(startManagedWebLogic)を実行する

2. WLSTのnmStart()コマンド

4. 管理コンソール上から起動

3. WLSTのstart()コマンド

5. Windowsサービスに登録し、起動 以上、全ての方法で起動が出来る。

※Linux環境ではさらに他の起動方法もある

Page 4: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定
Page 5: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

観点

②信頼性

③起動設定のしやすさ(保守性)

①自動化が出来るか

環境 Windows Server 2008(32bit) Oracle WebLogic Server 11gR1(10.3.6)

Page 6: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

1. 起動スクリプト

3. WLSTのstart()

2. WLSTのnmStart() ○(コマンドで実行可能)

①自動化が出来るか(いきなりまとめ)

4. 管理コンソール ×(すべて手動)

5. Windowsサービス ○(コマンドで実行可能)

Page 7: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

②信頼性

Q.起動方法で 信頼性が変わるの?

A.変わります

Page 8: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

WebLogicドメイン

管理 サーバ

管理対象 サーバ

マシン

起動 スクリプト

> startManagedWebLogic ・・・管理対象サーバを起動するスクリプト

・プロセスツリー

startManagedWebLogic

startWebLogic

java weblogic.Server # 管理対象サーバ

> startWebLogic ・・・管理サーバを起動するスクリプト

Page 9: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

WebLogicドメイン

管理 サーバ

管理対象 サーバ

マシン

> java weblogic.WLST > nmConnect() # ノードマネージャに接続 > nmStart() # 管理対象サーバ(管理サーバ)を起動

WLST

ノードマネージャ

・プロセスツリー

startNodeManager

java weblogic.NodeManager # ノードマネージャ

java weblogic.Server # 管理対象サーバ

Page 10: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

WebLogicドメイン

管理 サーバ

管理対象サーバ

管理対象 サーバ

マシン1 マシン2

> java weblogic.WLST > connect() #管理サーバに接続 > start() #管理対象サーバを起動

WLST

ノード マネージャ

ノード マネージャ

WLST

接続

起動

シングルポイント障害

(プロセスツリーはnmStart()と同じ)

Page 11: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

WebLogicドメイン

管理 サーバ

管理対象 サーバ

マシン

Windowsサービス

beasvc.exe ・・・Windowsサービスから起動した際に 実行されるプロセス (WLS12cではwlsvc.exe)

・プロセスツリー

beasvc (このプロセスのみ)

Page 12: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

1. 起動スクリプト

3. WLSTのstart() コマンド

2. WLSTのnmStart()コマンド

・start()による起動方法は、

他の起動方法に比べて信頼性が若干低くなる

5. Windowsサービス

○○△○

Page 13: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

管理対象サーバ

ノードマネージャ

WLST

使える

ノードマネージャの機能を

管理対象 サーバ

管理対象 サーバ

起動 スクリプト

起動

Windows サービス

起動

1.起動スクリプト & 5.Windowsサービス 2.WLSTのnmStart()コマンド

使えない

Page 14: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

・管理対象サーバ(javaプロセス)に 障害が発生した際、管理対象サーバの 自動再起動を行わせる事が出来る。 ※障害(OutOfMemory、 スレッドが長時間停止した状態等)

Page 15: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

1. 起動スクリプト

3. WLSTのstart() コマンド

2. WLSTのnmStart()コマンド

・start()による起動方法は、

他の起動方法に比べて信頼性が若干低くなる

・nmStart()による起動方法は、ノードマネージャの 機能を使用する事で信頼性が高くなる。

5. Windowsサービス

○◎△○

Page 16: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

ここでいう起動設定とは ・java起動時に渡す引数 (クラスパス等)

Page 17: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

管理 サーバ

管理対象

サーバ

起動 スクリプト

管理対象サーバ

ノードマネージャ

WLST

起動スクリプトを直接編集 管理コンソールから編集

起動方法によって設定個所が変わる。

2. 起動スクリプト 3. WLSTのnmStart()コマンド

Page 19: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

管理コンソールにて、左ペインの[環境]⇒[サーバー]を選択。

右ペインの[管理対象サーバ名]⇒[構成]タブ⇒[サーバーの起動]タブ

管理対象サーバごとにタブが 用意されている

& 設定個所が多い

http://docs.oracle.com/cd/E28389_01/web.1111/b60998/overview.htm 詳細⇒

Page 20: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

http://docs.oracle.com/cd/E28389_01/web.1111/b60991/winservice.htm

詳細 ⇒

echo off SETLOCAL set DOMAIN_NAME=weblogic_domain set USERDOMAIN_HOME=C:¥Oracle¥Middleware¥user_projects¥domains¥weblogic_domain set WLS_USER=weblogic set WLS_PW=****** set SERVER_NAME=ManagedServer set PRODUCTION_MODE=true set JAVA_OPTIONS=-~" set ADMIN_URL=http://localhost:7001 set MEM_ARGS=-Xms512m -Xmx512m call "C:¥Oracle¥Middleware¥wlserver_10.3¥server¥bin¥installSvc.cmd" ENDLOCAL

左図の様なバッチを作成し、 所定のディレクトリに配置、 実行する事で、 Windowsサービスに 登録される。

※登録後、起動設定の変更を

行う場合はサービスの再登録が必要

Page 21: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

・起動スクリプトは編集する際の 設定個所が他の起動方法と比べて 少ないため、保守性が高い

1. 起動スクリプト

3. WLSTのstart() コマンド

2. WLSTのnmStart()コマンド

5. Windowsサービス

◎△△△

Page 22: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

観点 起動方法

①自動化 ②信頼性 ③設定しやすさ (保守性)

起動スクリプト ○ ○ ◎ nmStart() ○ ◎ △ start() ○ △ △ 管理コンソール × △ △ Windowsサービス ○ ○ △

起動スクリプトとnmStart()がおしい・・・

Page 23: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

信頼性も保守性も 高く出来る方法があります

Page 24: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

[WL_HOME]¥common¥nodemanager¥ nodemanager.properties

StartScriptEnabled=false

StartScriptEnabled=true

以上のように変更する事で・・・

(~WLS11gデフォルト)

(~WLS12c デフォルト)

Page 25: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

管理 サーバ

管理対象 サーバ

起動 スクリプト

起動

ノードマネージャ

2.nmStart()(nodemanager.properties変更後)

= nmStart()での起動時には ノードマネージャの機能を使える & 起動スクリプト内で設定変更を行える

・プロセスツリー startNodeManager

java weblogic.NodeManager # ノードマネージャ

startWebLogic

java weblogic.Server # 管理対象サーバ

Page 26: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

観点 起動方法 ①自動化 ②信頼性 ③設定しやすさ

(保守性)

起動スクリプト ○ ○ ◎ nmStart() ○ ◎ △ start() ○ △ △ 管理コンソール × △ △ Windowsサービス ○ ○ △ nmStart() (nodemanager.properties変更後)

○ ◎ ◎

起動スクリプトとノードマネージャの好いとこ取りができる!

Page 27: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

nodemanager.propertiesの変更を行い、 WLSTのnmStart()コマンドを使用する方法が、 信頼性、保守性という面で一番優れている。 (12cからは設定変更がデフォルトで行われている)

なお、

上記の方法以外では、start()を使用する起動方法以外は どれも一長一短。 ノードマネージャの機能に拘らなければ 他の起動方法(start()以外)を選んでも問題はない。と思う

Page 28: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

Windows環境の起動方法に加え、

「wlscontrol(スクリプトベースのノードマネージャ)を使用して管理対象サーバを起動する」 という起動方法がある。

※信頼性、保守性はnmStart()に変わりない。 ただし、こちらの方が起動手順は簡単。 (ちなみにnmStart()での起動方法は「Javaベースの ノードマネージャ」を使用している)

※このシートから、勉強会では時間の都合上 お話しできなかった内容になります。

Page 29: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

管理 サーバ

管理対象 サーバ

起動 スクリプト

起動

ノードマネージャ

・プロセスツリー wlscontrol # スクリプトベースのノードマネージャ

startWebLogic

java weblogic.Server # 管理対象サーバ

※基本的にnmStart()と同じフロー。 起動設定は起動スクリプト内で行い、 もちろんノードマネージャの機能も使用可能。

Page 30: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

[WL_HOME]/common/bin/wlscontrol.sh -d %D -r %R -c -s %S START

%D:WebLogicドメイン名

%R:ドメインディレクトリ %S:管理対象サーバ名

以上のコマンドのみで起動する事が出来るため、

あらかじめノードマネージャを起動しておく必要がない

http://docs.oracle.com/cd/E28389_01/web.1111/b60998/script_nodemgr.htm http://docs.oracle.com/cd/E28389_01/web.1111/b60998/starting_nodemgr.htm

詳細 ⇒

※別マシンから起動させる場合はSSHを使用したホスト認証を行っておく必要がある

Page 31: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

観点 起動方法 ①自動化 ②信頼性 ③設定しやすさ

(保守性)

起動スクリプト ○ ○ ◎ nmStart() ○ ◎ △ start() ○ △ △ 管理コンソール × △ △ nmStart() (nodemanager.properties変更後)

○ ◎ ◎

wlscontrol.sh ○ ◎ ◎

Page 32: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

wlscontrol.sh(スクリプトベースのノードマネージャ)

を使用した起動方法は信頼性、保守性も高く nmStart()コマンドより起動方法が簡単である。

Windows環境同様、ノードマネージャの機能が 必要でなければ、起動スクリプトによる起動方法でも 機能性に問題はない。

Page 33: WebLogic Server運用管理 - 管理対象サーバ起動方法の選定

ご静聴ありがとうございました