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Page 1: €¦ · Web view1~4人が映っている割合が高く、全体の65%。映画の特徴にもある通り人間ドラマを描いた作品(夫婦の話、家族の話、恋愛の話、一人の人生の話など)が多い為、そもそもの主要キャストが少ないと考える。5人以上になると割合は

近畿大学 経営学部2016年度 卒業論文

題目 

邦画チラシの広告表現に関する研究

指導教員 川村 洋次 先生

学籍番号 1310160023氏  名 西崎 朱音

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要旨

この研究では、邦画チラシのジャンル別では表面に記載されているコンテンツにどのような傾

向があるのかということに焦点を当て、映画のジャンルを「ヒューマンドラマ」と「ミステ

リー・サスペンス」に絞り、2つのジャンルそれぞれ 50作品ずつ計 100枚の映画チラシを独自

の視点から分析し、それぞれ 2つの映画チラシで比較をしながら、そのジャンルにあった映画チ

ラシの傾向を分析したものである。それぞれのジャンルの傾向を探る際に、映画チラシの全体像

を見て分析するのではなく「文字面からのアプローチ」と「画像面からのアプローチ」に分け、

より傾向を探りやすい分析方法を取っている。また、アンケート調査を実施し、客観的な意見を

取り入れて自身が出した分析結果とアンケート結果を比較し、より細かい傾向を出すようにして

いる。最終的に分析した結果で出た傾向をもとに映画チラシをジャンルごとに作成した。

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邦画チラシの広告表現に関する研究

卒業論文13-1-016-0023

西崎 朱音

<目次>

第一章 はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

11.目的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

12.結論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

13.方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

14.意義・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1

第二章 チラシについて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2~

61. 映画の種類・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

2. 商業用チラシとは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2

3. ヒ ュ ー マ ン ド ラ マ 映 画 と ミ ス テ リ ー ・ サ ス ペ ン ス 映 画 の 定義・・・・・・・・・2

4. 文字について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2~5

5. 画像について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5~6

第三章 アンケート調査・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7~

141. ア ン ケ ー ト 調 査 の 目

的・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・72. ア ン ケ ー ト 作 成 に あ た っ

て・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73. ア ン ケ ー ト 方

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法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84. アンケート内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8~9

5. アンケート結果・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10~12

6. まとめ・考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12~14

第四章 まとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15~

21第五章 参考資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22~

24第六章 参考文献・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

25

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第一章 はじめに

1.目的私は映画チラシを見るのが好きで、よくチラシを集めるのであるが、チラシの表面を見ていると同

じようなレイアウトでもコンテンツ内容の違いによって捉え方や、映画のイメージが変わってくると

思う。そこで、2つの異なったジャンル(ここでは「ヒューマンドラマ」と「ミステリー・サスペン

ス」に絞る)のチラシを分析し、それぞれジャンルごとにコンテンツの違いを比較し、傾向を探って

いく。最終的にこの研究で分かった両ジャンルの傾向を基に自身で邦画チラシを作成する。

2.結論 自身でそれぞれのジャンルごとにコンテンツの違いを比較した結果、キャッチコピー、キャストの

表情、背景・画像の色合いがジャンルを左右する決め手ではないかと予想立て、アンケート調査を実

施した。アンケート結果で、ヒューマンドラマは予想通りの結果となったが、ミステリー・サスペン

スは予想に反し回答するジャンルにバラつきが出てしまう結果になった。両ジャンルとも、最終的に

傾向を割り出すことが出来たが、ミステリー・サスペンスに関しては自身の予想するコンテンツだけ

ではなく、チラシ上のあらゆるコンテンツにも目を向けなければより細かい傾向を割り出せないと結

論づけた。

3.方法(1)ジャンルごとに 50枚ずつ計 100枚チラシを集めて以下のアプローチ方法で分析

① 文字面からのアプローチ

② 画像面からのアプローチ

③ これらの分析方法から出てきたものを二つのジャンルで比較し、ジャンルの特徴を交えながら考

察する

(2)アンケート調査

キャッチコピーまたは画像を見てイメージする映画ジャンルを選んでもらう(全て選択式)

① キャッチコピーのみ

② 画像だけのチラシ

③ キャッチコピーと画像のチラシ

(3)考察

アンケート調査と分析方法の結果を基にそれぞれの傾向を比較しながら考察する

(4)映画チラシの作成

(1)~(3)の分析で出た傾向にあった映画チラシを自身で作成する

4.意義動画で宣伝される映画予告とは違い、チラシ・ポスターという静止画かつ詳細なあらすじのないコ

ンテンツのどこを見て私たちは映画のイメージを行っているのか明らかにし、傾向を探ることでチラ

シ作成の際に生かしてもらいたいと考える。

1

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第二章 チラシについて

1.映画の種類一般に私達が「映画」と呼んでいるものは、不特定多数の人々に向けての“商業用映画”のこと。商

業用映画は、さまざまな分類の仕方によって、多くの種類に分けられる。

ジャンル(内容)によって分類すると、アクション映画、コメディー映画、ミュージカル映画、サス

ペンス映画、ミステリー映画、ヒューマンドラマ映画、ホラー映画、SF映画などに分けられる。

(「映画業界で働く」より引用)

この研究では様々なジャンルの中から、「ヒューマンドラマ映画」と「ミステリー・サスペンス映

画」の映画チラシに焦点を当て、両ジャンルの違いを比較しながらジャンル別の映画チラシの傾向を

探りたいと思う。

2.商業用映画チラシとは映画館やプレイガイドなどで配布される新作映画を紹介するための広告印刷物のこと。(フライ

ヤーともよばれる)通常は B5版の大きさで(中には新聞サイズやはがきほどのサイズのものなど) 、

その中にはキャストやあらすじ、みどころや海外での興行成績など多種多様な情報が盛り込まれてい

る。

商業用映画チラシの制作作業は、その映画のセールスポイントを全面に出して、キャッチコピーや

メインビジュアルをどうするかといったことをデザイナーやコピーライターと打ち合わせて作成す

る。作成の際は、「観客に映画を見たいと思ってもらうこと」を第一の主眼としている。したがって

デザイナーの創造性を活かしつつも、宣伝のマーケティングの目的に合った作品を生み出すように方

向づけしていかなくてはいけない。(シネマフリークショップ 2001年より引用)

3.「ヒューマンドラマ映画」と「ミステリー・サスペンス映画」の定義ヒューマンドラマ映画…人間味(温かみのある人柄、人情味という意)、人間らしさを主として描

いた映画。人々の心の交流を描いたものや、人の一生・半生を描いたテーマのものが多い。

ミステリー映画…ストーリーの中に謎解きの仕掛けがあり、クライマックスに近づくにつれ見てい

る人に「そうだったのか!」と納得させるような作品がミステリー映画。

サスペンス映画…ミステリー映画のように謎解きの仕掛けがなくとも、ストーリーの中で終始見てい

る人に「どうなるの 」とアクションやスリラーで緊張感や恐怖感、危機感を与え続けるのがサス⁉

ペンス映画である。

このようにミステリー映画、サスペンス映画の両社に違いはあるものの、どちらのジャンルともと

れる作品が多いため、この研究ではミステリー・サスペンス映画という括りで考えることとする。

(Weblio辞典、YAHOO!JAPAN知恵袋、マイナビニュースより引用)

4.文字について(1)どのようなコンテンツが記載されているか

記載されているコンテンツではジャンルごとに違いが見られるのか分析した結果、基本的に両ジャ

ンルとも①タイトル、②キャスト名、③監督、④その他制作スタッフ、⑤コピー、⑥公開日⑥映画の

2

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ウェブページが主なコンテンツである。映画のジャンルごとに目立った違いはなく、映画のジャンル

に関係なく商業用映画チラシを作る際の基本的なコンテンツではないかと考える。

コンテンツの内容に着目してみると、特に①タイトル⑤コピーは映画の作品ごとに違うため、傾向を

分析する材料になるのではないかと予想した。

1)タイトル

フォントに着目してみると、4つのフォント種類に分けることが出来た(図 1、図 2参照)

(図 1)                     (図 2)

①オリジナルフォントの使用

ここでいうオリジナルフォントとは、明朝体やゴシック体だけのタイトルではなく、チラシの作成

者が作成の際に特別に使用しているタイトルフォントとする。

ヒューマンドラマ 全体の 46%がオリジナルフォントを使用

ミステリー・サスペン

全体の 38%がオリジナルフォントを使用

この中でもヒューマンドラマのオリジナルフォントのみ手書き風のフォントが使用されている作品が

あった。

② かすれ文字の使用

かすれ文字とは明朝体やゴシック体のタイトルではあるが、文字にかすれがかかっているフォント

とする。

ヒューマンドラマ 全体の 4%がかすれ文字を使用

ミステリー・サスペン

全体の 18%がかすれ文字を使用

ヒューマンドラマではかすれ文字を使用する作品はほとんど見られなかった。反対にミステリー・サ

スペンスでは使用している作品がいくつか見られた。

図 1、図 2のグラフから、ヒューマンドラマではオリジナルフォントと明朝体を使用する傾向にある。

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反対にミステリー・サスペンスでは、4つのフォントに大差がなかった。

③各フォントの例

(オリジナルフォント)手書き風    (かすれ文字)ゴシック体を使用

(明朝体)              (ゴシック体)

おくりびと         おくりびとタイトルはチラシ全体で最も文字の大きさが大きく目に留まりやすい。しかし、タイトルだけでは

内容が伝わりにくく傾向を調べる材料としては不十分である。したがってタイトルは、チラシ全体

(画像やその他の文字)と合わせて見ることでどのような内容の映画であるか想像できる補助として

のコンテンツであると考える。

2)コピー

コピーはキャッチコピーとその他コピーに分類することができた。

① キャッチコピーの有無

ヒューマンドラマ 全体の 94%がキャッチコピーを使用

ミステリー・サスペン

全体の 98%がキャッチコピーを使用

両ジャンルとも 90%以上の割合でキャッチコピーを使用し、映画チラシにはキャッチコピーが必要

なコンテンツであることが分かった。

② キャッチコピーの特徴

 自身で次のようにキャッチコピーの特徴を考察した。

ヒューマンドラマ 文字だけで映画の内容が伝わりやすい、ヒューマンドラマの定義に沿っ

たもの且つ映画の内容を短文でまとめたもの

ミステリー・サスペン

その作品の内容に触れるか触れないか曖昧な短文でまとめたもの

自身の考察だけでは傾向を探るための材料として不十分なため、第三章のアンケートでの回答を基に、

さらに細かく傾向を分析したいと思う。

③ その他コピーの使用

 その他コピーとは、チラシ上のコピーの中でキャッチコピー以外のコピーを総称するものとする。

ヒューマンドラマ 全体の 76%がその他コピーを使用

ミステリー・サスペン

全体の 74%がその他コピーを使用

4

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その他コピーは主に①映画祭や賞のコピー②スタッフ(監督、原作者含む)や原作紹介のコピー③作

品の設定や内容を紹介するコピーの 3パターンに分けられる。両ジャンルとも特に③のコピーが多く

みられた。

コピー(キャッチコピー、その他コピー)は、作品によって全く違うため文字のみでのアプローチ

ではチラシ上で最もジャンルの傾向を左右しているものだと予想する。その中でもキャッチコピーは

レイアウトから考えてその他コピーよりも見る人の目に入りやすいことと、その他コピーに比べてチ

ラシ作成上の使用の割合が高いことから文字面から見るとチラシ上でジャンルを左右する材料として

一番有力ではないかと予想する。

(2)文字のレイアウト

 両ジャンルとも文字のレイアウトは主に 3パターンに分類された。

タイトル、キャスト・監督、その他コピーに目立った違いはなかったが、キャッチコピーのみ配置が

パターン①からパターン③のように左上、上中央、右上といったように作品によって配置が変わって

いた。

キャッチコピーの配置は画像の人数や大きさによって、文字と画像が被らないようそれぞれ 3パター

ンいずれか適切な配置になると考える。(参考資料 図 25~図 27参照)

(3)文字の色合い

両ジャンルとも 2.3色(主に黒・白)を使っている(参考資料 図 28~図 32参照)

しかし、ヒューマンドラマのその他コピーは差し色として黒・白以外の色を使っている傾向にある。

(4)文字のフォント

① キャッチコピー②その他コピー③キャスト名④スタッフ名(監督を含む)のフォントの種類を調

べた結果、両ジャンルとも主に明朝体とゴシック体の 2種類だった。①~④のフォントは作品ごとに

統一されているものが多く、明朝体とゴシック体の比率もほぼ同数であった。

5.画像について(1)キャストの人数

 チラシ上でキャストだと判断できる人数を調べた結果、次のような違いが見られた。

5

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(図 3)                   (図 4)

図 3の結果から、ヒューマンドラマ映画では、2人が映っているチラシが最も多く全体の 32%。1~

4人が映っている割合が高く、全体の 65%。映画の特徴にもある通り人間ドラマを描いた作品(夫婦

の話、家族の話、恋愛の話、一人の人生の話など)が多い為、そもそもの主要キャストが少ないと考

える。5人以上になると割合は少なかった。

図 4の結果から、ミステリー・サスペンス映画では、5人が映っている作品が最も多く全体の

19%。5人以上の割合が高く、全体の 63%。映画の特徴にもある通り、見ている側がどのような展

開になっていくのだろうか、犯人は誰何だろうかという作品が多い為、登場人物を絞らずに記載して

いる作品が多いと考える。

(2)キャストの表情

 キャストの表情を調べた結果、次のような違いが見られた。

ヒューマンドラマ 喜怒哀楽が伝わってくる表情(特に微笑みを含む笑顔が多い)図 5参照

ミステリー・サスペン

表情を読み取りにくい(全体的に口をつむんでいる) 図 6参照

(図 5)                  (図 6)

(3)背景・画像全体の色合い

 背景、画像全体の色合いを調べた結果次のような違いが見られた。

ヒューマンドラマ 多色で明るい色合い

ミステリー・サスペン

単色で暗く、負のイメージの色合い

(4)劇中画像の使用の有無

 劇中画像とは、商業用映画チラシを作成するために撮影された画像ではなく映画のワンシーンの静

止画のこととする。

ヒューマンドラマ 全体の 64%が劇中画像を使用

ミステリー・サスペン

全体の 46%が劇中画像を使用

ヒューマンドラマでは、主にサブキャストの紹介で使われる傾向にあるが、全体的にメイン画像その

ものが映画のワンシーンを採用している傾向にあると考える。ミステリー・サスペンスでは主にキャ

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スト紹介で使用されている。以上のことから両ジャンルとも劇中画像を使用している作品はあるが、

チラシ作成上、ヒューマンドラマの方が積極的に劇中画像を使用している傾向にある。

画像については、(1)~(4)の内容にジャンルによっての違いがみられた。特にキャストの表情

と背景・画像全体の色合いは両ジャンル比較すると対照的であることから、ジャンルを左右するもの

だと予想する。キャッチコピー同様にこれらもアンケートを行い客観的な意見と比較して検証してい

きたい。

第三章 アンケート調査

1.アンケート調査の目的 第二章で文字面からのアプローチと画像面からのアプローチで分析した結果、文字面ではキャッチ

コピー、画像面では写真全体の色合いと顔の表情が映画ジャンルの傾向を左右する決め手ではないか

と予想した。自身で文字と画像の傾向を探ると先入観が出てしまうと考え、以下の 3点を目的としア

ンケート調査を行うことにした。

① 客観的な意見を取り入れること

② 第二章で自身が出した分析結果とアンケート結果では相違点があるのか

③ 両ジャンルのチラシはキャッチコピーか画像どちらの方が重視して作られている傾向にあるのか

アンケートで正答率 75%以上の作品を抽出しそれらの作品の傾向を探ることにする。

2.アンケート作成にあたって 画像を見て質問に答えてもらう際、他の文字に目移りしないよう図 7、図 8のように関係のない文

字を画像編集アプリケーションでモザイクをかけた。

(画像+キャッチコピー)          (画像のみ)

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(図 7)                 (図 8)

3.アンケート方法 ヒューマンドラマ、ミステリー・サスペンスそれぞれ 50作品ずつのチラシに対し、①~④の質問

を作成し、イメージする映画のジャンルを選んでもらうアンケートを作成した。(回答は全て選択式

で複数回答は不可) 

対象:男女

回答数:137件場所:アルバイト先、友人、SNS、近畿大学生

時期:10月下旬から 11月中旬

4.アンケート内容①性別

② キャッチコピーのみ(図 9)…キャッチコピーの傾向を探るため

③ 画像のみ(図 10)…第二章(5.画像について)との比較のため

④キャッチコピー+画像(図 11)…キャッチコピー重視か画像重視かを探るため

※②、③、④で見せるチラシはそれぞれ違う作品のものを見せて答えてもらうように考えて作成して

いる。理由として、全て同じ作品のもので続けて見せた場合②、③の段階で④の画像イメージが掴め

てしまい、純粋な判断にならなさそうだと考えるため 

それぞれのジャンルから 8作品(1つのパートのみ 9作品)を選び、①~④の質問を入れたアンケー

トを 6つ作成した。

図 9、図 10、図 11参照(アンケートの一例)

(②キャッチコピーのみ)

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(図 9)

(③画像のみ)               (④キャッチコピー+画像)

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(図 10)                 (図 11)

5.アンケート結果(1)性別(図 12)

(図 12)

(2)キャッチコピーのみ正答率比グラフ(図 13、図 14)    

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(図 13)               (図 14)

(3)画像のみ正答率比グラフ(図 15、図 16)

                      

(図 15)              (図 16)

(4)キャッチコピー+画像正答率比グラフ(図 17、図 18)

(図 17)                (図 18)

(5)正答率 75%以上の作品のキャッチコピー(表 1、表 2参照)

① ヒューマンドラマ                                  表

1・直球勝負してみないか。人生に。…(a)・バカヤロ――!だけど、ありがとう…(a)・いま、妻に―「ありがとう」の言葉を…(a)・もう息子には会えないと思っていました。 …(a)・妻よ、笑顔を下さい。夫よ、離婚を下さい。…(a)・夢見た未来とちがう今を生きる、元家族の物語…(b)・家族を捨てた父が、のこしてくれた家族。…(a)

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・妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。そこから愛しはじめた。 …(a)・いつからか、コイツらとオレは家族になった。…(a)・この空に願う、未来―壮大な愛の物語。…(b)・52歳独身の大学教授 恋をしないと決めた女 「ずっとひとりだと思ってたのに―。」 …(b)・恋をした。目が回るほど、息が止まるほど、震えるほど―。…(a)・愛する痛みを知る、すべての人へおくる感動のラブストーリー …(a)・めんどうくさいけど、いとおしい。いろいろあるけど、一緒にいたい。…(a)・世界は愛であふれてた。 …(b)・美女とヲタクの純情初恋物語 …(b)・恋をすれば傷を負う。いつだって僕らは傷だらけだ。…(a)・余命6か月、最愛の人に贈る、”やさしい嘘”とは? …(b)・「生きろ」と、君が言った。 …(a)・生きること。愛すること。命のメッセージを伝えるために。 …(b)・強く生きること。…(c)・泣いたあとには、笑いましょうよ。…(a)・雨でも…きっと晴れるさ。…(a)・拝啓、15年後の私へ。あなたは覚えていますか。先生との出会いが私たちの人生の物語ば大き

くかえたことを…(a)・未来をあきらめない…(c)・私と彼女を結ぶ、世界でたった一冊の絆。…(a)・わけあうたびにわかりあえる気がする …(a)・笑いと、たぶん一粒の涙の物語。…(b)・どうして見捨てたのですかなぜ犬たちを連れて帰ってくれなかったのですか …(a)・「解散 」その一言で始まった‼ 人生で最高の夏休み。…(a)※太字は正答率が 100%であったキャッチコピー

※網掛け(背景がグレー)はキャッチコピーから共通するキーワード

② ミステリー・サスペンス                                表

2・日本人少女が失踪。誘拐か、テロの序章か?…(b)・あなたは殺人犯ですか?…(a)・金田一さん、事件ですよ―。…(a)・アイドル・如月ミキ。彼女の自殺の真相は 男・⁉ 5人、愛とドキドキの密室サスペンス …⁉ (b)・犯行現場は、半径10㎝。この7人の中に、いる。…(a)・あの事件から 10年―新たな 6冊が、拡散する。…(b)※網掛け(背景がグレー)はキャッチコピーから共通するキーワード

6.まとめ・考察

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SNSのフォロワー数や交友関係から男女比に偏りが出てしまう結果となってしまった。男女比を

均等にしていたら正答率比が変わっていたかもしれないのが反省点である。

 アンケートの結果、ヒューマンドラマでは図 13、図 15、図 17の正答率比からキャッチコピーの

みの場合、画像のみの場合、キャッチコピー+画像どのパターンの場合でも映画ジャンルを想像しや

すい傾向にあることが分かった。反対に、ミステリー・サスペンスの場合では図 14、図 16、図 18の正答率比から、ジャンルの想像が難しい傾向にあることと、ジャンルにバラつきが生じる回答が多

く、私が予想していた正答率比よりも大幅に少ない結果となってしまった。考えられる理由として、

①今回のアンケートでは映画のジャンルの定義を記していなかったため、人によって映画のジャンル

の定義に違いが生じた②予想立てたキャッチコピーと画像だけではジャンルの想像がしにくい、これ

ら二つではないかと考える。

これらを踏まえて、アンケートの回答で正答率が 75%以上の作品から傾向を考察した。

(1)キャッチコピーだけで見た場合(表 3参照)

正答率が 75%以上だった作品のキャッチコピーから共通するキーワードを抽出した。      表

3ヒューマンドラマ 人生・夫婦(妻・夫)・家族・恋、愛(ラブストーリー含む)・泣く、

笑う・未来・ありがとう・生死

ミステリー・サスペン

殺人犯・事件・犯行現場・サスペンス

特にヒューマンドラマの場合、この中でも、「夫婦(妻・夫)・家族・恋、愛(ラブストーリー含

む)・生死」がキーワードとして入っているキャッチコピーの正答率が 100%であり、ヒューマンド

ラマに必要な傾向だといえる。ミステリー・サスペンスの場合、何か事件が起きたことを想像させる

キャッチコピー、または○○ミステリー・○○サスペンスといったようにキャッチコピー自体に映画

ジャンルを入れてしまう傾向にある。

 ミステリー・サスペンスでもヒューマンドラマのように上記に記したキーワードを含むキャッチコ

ピーはあるが、ヒューマンドラマとの違いはキャッチコピーを見てミステリー・サスペンスの特徴で

ある事件性(何か起きるのではないか)が感じられるかどうかであると考える。

・死ぬか、稼ぐか。

・愛する娘は、バケモノでした。

・あなたの愛とお金、ねらわれてませんか?

・その謎を、愛そう。

この 4つはミステリー・サスペンスのキャッチコピーであり、上記に記したヒューマンドラマに共通

するキーワード(網掛けで表示)が入ったものである。キーワードとして「生死・恋、愛(ラブス

トーリーを含む)・家族」が入っているが、前後の文字(主に波線で記したもの)に事件性を含む

キーワードが入っており、同じキーワードを使っていても捉えるニュアンスが変わってくると感じた。

次に、キャッチコピーがどの目線から作られているものか分類した。(表 1、表 2参照)

(a)物語の登場人物目線で書かれているもの(b)客観的に見て書かれているもの(c)どちらにも属し

ないもの、この 3つに分類した。

その結果、ヒューマンドラマは(a)が多く物語の登場人物目線で書かかれている傾向にある。ミス

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テリー・サスペンスは(a)、(b)が同数であり傾向として見出せなかった。しかし、ミステリー・サス

ペンスは疑問や問いかけで謎を残す印象を与えるキャッチコピーの傾向にある。

最後に、文字数で見た場合両ジャンルともに 20文字前後のキャッチコピーが多い傾向にあった。

(2)画像だけで見た場合(表 4、表 5参照)

 第二章(5.画像について)で調べた分析とアンケート後の分析で違いはあったか調べた。

・アンケート前の分析(第二章・5.画像について)                     表

4ヒューマンドラマ ミステリー・サスペンス

キャストの人数 1~4人が多い(65%) 5人以上が多い(63%)

キャストの表情 喜怒哀楽が伝わってくる表情(特

に微笑みを含む笑顔が多い)

表情を読み取りにくい(全体的に口

をつむんでいる)

背景・画像全体の色合い 多色で明るい色合い 単色で暗く、負のイメージの色合い

・アンケート後の分析                                  表

5ヒューマンドラマ ミステリー・サスペンス

キャストの人数 違いなし(図 13参照) 違いなし(図 14参照)

キャストの表情 違いなし 違いなし

背景・画像全体の色合い 違いなし 違いなし

アンケート実施前(第二章・5.画像について)において、自身で出した分析とアンケートで出た正

答率 75%以上の分析結果では大きな違いはみられなかったため、アンケート前の分析がそれぞれの

ジャンルの画像のみの傾向といえる。

画像のみのアンケートで正答率が 75%以上の作品のキャストの人数をグラフ化した(図 19、図 20参照)

(図 19)               (図 20)

14

Page 19: €¦ · Web view1~4人が映っている割合が高く、全体の65%。映画の特徴にもある通り人間ドラマを描いた作品(夫婦の話、家族の話、恋愛の話、一人の人生の話など)が多い為、そもそもの主要キャストが少ないと考える。5人以上になると割合は

(3)キャッチコピー+画像で見た場合

①~③のアンケート結果をもとにキャッチコピーか画像どちらの方がジャンル分けをする際に重視

されているのか分析した。(表 6参照)                          表

6キャッチコピーのみ 画像のみ キャッチコピー+画像

Aパターン ○ ○Bパターン ○ ○

※正答率 75%以上のみ〇

Aパターンでは、キャッチコピーのみの場合とキャッチコピー+画像の場合に正答率が 75%以上で

あり、画像だけではジャンル分けができない人が多く、キャッチコピーを重視して判断したといえる。

反対にBパターンではキャッチコピーだけではジャンル分けができない人が多く、画像を重視して判

断したといえる。

両ジャンルともAパターンとBパターンの集計を取った結果、

・ヒューマンドラマ(Aパターン)・・・3/9作品

・ヒューマンドラマ(Bパターン)・・・6/9作品

・ミステリー・サスペンス(Aパターン)・・・3/7作品

・ミステリー・サスペンス(Bパターン)・・・4/7作品

今回のアンケート結果では A、Bパターンに分類できる作品数が両ジャンルともに少なかったため、

アンケート目的としていたキャッチコピーか画像どちらの方が重視してジャンル分けが行われている

のか明らかにできなかった。しかし、③の回答率が一番高かったため、キャッチコピーのみ、画像の

みではなくキャッチコピーと画像どちらも使用した方がよりジャンル分けを左右する傾向にあること

がこの 3つのアンケート調査で明らかになった。

第四章 まとめ

 

本研究では、2つの異なったジャンル(ヒューマンドラマとミステリー・サスペンス)のチラシを

分析し、それぞれジャンルごとにコンテンツの違いを比較し、傾向を探り、それらを基に自身でそれ

ぞれのジャンルの映画チラシを作成することを目的としている。自身で分析した結果、文字面では

キャッチコピーが、画像面ではキャストの表情や画像全体の色合いがジャンルを見分けるコンテンツ

だと予想し、アンケート調査を実施した。

 結論として、ヒューマンドラマは自身が分析した結果とアンケート結果を合わせてチラシを作成す

る際の傾向を出すことができた。反対に、ミステリー・サスペンスでは自身の予想よりもアンケート

結果にバラつきが生じ、傾向を出すのには物足りない結果となってしまった。私自身、本研究を進め

るにしたがって初めて映画のジャンルの特徴(ここではヒューマンドラマとミステリー・サスペン

ス)の違いを知った。調べる前と後で思っていた特徴と大きな違いはなかったが、人それぞれ自分の

15

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思う各ジャンルの特徴があり、第二章(3.「ヒューマンドラマ映画」と「ミステリー・サスペンス映

画」の定義)をアンケートに記載していなかったことがアンケート結果にバラつきが生じた理由のひ

とつではないかと考える。特にミステリー・サスペンスのチラシを作成する際は作る側と見る側、双

方の考えるジャンルの特徴に相違のないコンテンツ内容を記載しつつ、一番大事である「映画を見て

もらえるようなチラシにすること」にも配慮する必要があり、この研究を通して作成は難しいもので

あると感じた。これらを踏まえて、ミステリー・サスペンスは私が予想立てたキャッチコピー、背

景・画像の色合い、キャストの表情だけではなくタイトル、その他コピー、監督・脚本・原作などチ

ラシ上のあらゆるコンテンツにも目を向けて傾向を割り出す必要があると結論づけた。

自身で分析した結果とアンケート結果を基に出した傾向を各ジャンルごとにまとめ、この傾向を基

に自身で映画チラシを作成した。(図 21、図 22、図 23、図 24)

フォントの割合が明朝体・ゴシック体でほぼ同数であったため、自身で作成するチラシもコンテンツ

内容は変えずに明朝体で作成したものとゴシック体で作成したもの 2枚ずつ作成した。

※ゴシック体で作成したものはタイトルのみオリジナルフォントを使用している。

今回の研究から、自身でチラシを作成する各ジャンルの最低限の傾向は見出すことができた。意義

にも述べた通り、本研究を見た人が映画チラシを作成する際の手助けになればいいと考える。また、

映画チラシだけではなく、キャッチコピーに関しては小説や漫画などの帯にも活用できるのではない

かと考える。

ヒューマンドラマ①

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あなたの妹で、

幸せでした―

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名曲「涙そうそう」から生まれた恋より切ない愛の物語

図 21(明朝体使用)

ヒューマンドラマ②

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涙そ う そう妻夫木聡 長澤まさみ麻生久美子 塚本高史 小泉今日子 中村達也 平良とみ 森下愛子 大森南朋 船越英一郎 橋本功

監督:土井裕泰 制作:八木康夫 脚本:吉田紀子 音楽:千住明 主題歌:「涙そうそう」夏川りみ(ビクターエンタテインメント)

9.30

Page 22: €¦ · Web view1~4人が映っている割合が高く、全体の65%。映画の特徴にもある通り人間ドラマを描いた作品(夫婦の話、家族の話、恋愛の話、一人の人生の話など)が多い為、そもそもの主要キャストが少ないと考える。5人以上になると割合は

  図

22(ゴシック体使用)タイトルのみオリジナルフォント

18

あなたの妹で、

幸せでした―

妻夫木聡 長澤まさみ麻生久美子 塚本高史 小泉今日子 中村達也 平良とみ 森下愛子 大森南朋 船越英一郎 橋本功

監督:土井裕泰 制作:八木康夫 脚本:吉田紀子 音楽:千住明 主題歌:「涙そうそう」夏川りみ(ビクターエンタテインメント) 

名曲「涙そうそう」から生まれた恋より切ない愛の物語

涙そうそう

9.30

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ミステリー・サスペンス①

23(明朝体使用)

19

自殺か、

殺人か―

ソロモンの偽証前篇・事件 後篇・裁判

藤野涼子 板垣瑞生 石井杏奈 清水尋也 富田望生 前田航基 望月歩佐々木蔵之介 夏川結衣 永作博美 黒木華 田畑智子 松重豊 小日向文世 小野真千子

監督:成島出 脚本:真辺克彦 音楽:安川午朗 原作:宮部みゆき「ソロモンの偽証」(新潮文庫刊)

転落死した同級生。隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷される

Page 24: €¦ · Web view1~4人が映っている割合が高く、全体の65%。映画の特徴にもある通り人間ドラマを描いた作品(夫婦の話、家族の話、恋愛の話、一人の人生の話など)が多い為、そもそもの主要キャストが少ないと考える。5人以上になると割合は

ミステリー・サスペンス②

図 24(ゴシック体使用)タイトルのみオリジナルフォント

20

ソロモンの偽証前篇・事件 後篇・裁判

藤野涼子 板垣瑞生 石井杏奈 清水尋也 富田望生 前田航基 望月歩佐々木蔵之介 夏川結衣 永作博美 黒木華 田畑智子 松重豊 小日向文世 小野真千子

監督:成島出 脚本:真辺克彦 音楽:安川午朗 原作:宮部みゆき「ソロモンの偽証」(新潮文庫刊)

自殺か、

殺人か―

転落死した同級生。隠された真実を暴くため、学校内裁判が開廷される

Page 25: €¦ · Web view1~4人が映っている割合が高く、全体の65%。映画の特徴にもある通り人間ドラマを描いた作品(夫婦の話、家族の話、恋愛の話、一人の人生の話など)が多い為、そもそもの主要キャストが少ないと考える。5人以上になると割合は

ヒューマンドラマの傾向

タイトル

・オリジナルフォント 

どちらか

・明朝体

キャッチコピー

・20文字前後

・文字だけで映画の内容が伝わりやすい、ヒューマンドラマの定義に沿ったもの且つ

映画の内容をまとめたもの

・夫婦(妻・夫)・家族・恋、愛(ラブストーリー含む)・生死をキーワードとして含

・物語の登場人物目線ので書かれたコピー

その他コピー

・映画祭や賞のコピー

・スタッフ(監督、原作者含む)や原作紹介のコピー    いずれか(特に波線のも

の)

・作品の設定や内容を紹介するコピー

※キャスト名、スタッフ名(監督を含む)、コピーは明朝体またはゴシック体

⇨フォントはバラバラにせずにどちらかに揃える

2、3色(主に白・黒)

⇨その他コピーがある場合は、差し色を入れる

画像

・1~4人 喜怒哀楽が読み取れる表情(微笑みを含む笑顔が多⇨い)

・劇中画を積極的に使用(メイン画像やサブキャスト紹介に使

用)

・背景・画像全体は多色で明るい

21

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ミステリー・サスペンスの傾向

タイトル

・オリジナルフォント

・かすれ文字 この中のいずれか(特にオリジナルフォントの傾

向)

・明朝体

・ゴシック体

キャッチコピー

・20文字前後

・その作品の内容に触れるか触れないか曖昧にまとめたもの

・殺人犯・事件・犯行現場・サスペンスをキーワードとして含む

・疑問や問いかけのコピーで見る側に謎を残す

その他コピー

・映画祭や賞のコピー

・スタッフ(監督、原作者含む)や原作紹介のコピー    いずれか(特に波線のも

の)

・作品の設定や内容を紹介するコピー

※キャスト名、スタッフ名(監督を含む)、コピーは明朝体またはゴシック体

⇨フォントはバラバラにせずにどちらかに揃える

2、 3 色 (主に白・

黒)

画像

・5人以上 表情が伝わりにくい(口をつむんでいるものが多⇨22

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い)

・劇中画は主にサブキャスト紹介で使用

・背景・画像全体は単色で暗い

第五章 参考資料

1.文字のレイアウト

(パターン①)                    (パターン②)

(図 25)                    (図 26)

          (パターン③)

23

タイトル

キャスト・監督

その他コピー

キャッチコピー①

タイトル

キャスト・監督

その他コピー

キャッチコピー②

タイトル

  キャッチコピー③ 

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(図 27)

2.文字の色

緑 黒 ピンク 白 銀 茶 青 黄 オレンジ 赤 金 灰 黄土0

5

10

15

20

25

30

タイトル

ヒューマンドラマ ミステリー・サスペンス(図 28)

緑 黒 ピンク 白 青 オレンジ 赤 黄土 灰 黄緑 銀0

5

10

15

20

25

30

キャッチコピー

ヒューマンドラマ ミステリー・サスペンス(図 29)

24

Page 29: €¦ · Web view1~4人が映っている割合が高く、全体の65%。映画の特徴にもある通り人間ドラマを描いた作品(夫婦の話、家族の話、恋愛の話、一人の人生の話など)が多い為、そもそもの主要キャストが少ないと考える。5人以上になると割合は

黒 ピンク 白 オレンジ 赤 灰 青 黄 金 黄土 2色以上024681012141618

その他コピー

ヒューマンドラマ ミステリー・サスペンス(図 30)

黒 ピンク 白 青 オレンジ 灰 赤 黄土 青白0

5

10

15

20

25

キャスト

ヒューマンドラマ ミステリー・サスペンス(図 31)

黒 ピンク 白 青 灰 赤 黄土 オレンジ 青白 茶0

5

10

15

20

25

その他スタッフ

ヒューマンドラマ ミステリー・サスペンス   (図 32)

25

Page 30: €¦ · Web view1~4人が映っている割合が高く、全体の65%。映画の特徴にもある通り人間ドラマを描いた作品(夫婦の話、家族の話、恋愛の話、一人の人生の話など)が多い為、そもそもの主要キャストが少ないと考える。5人以上になると割合は

第六章 参考文献

Weblio辞典(ヒューマンドラマの特徴)

http://www.weblio.jp/content/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E

YAHOO!JAPAN知恵袋(ヒューマンドラマの特徴)

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1239608522?__ysp=44OS44Ol44O844Oe44Oz44OJ44Op44Oe5pig55S7IOOBqOOBrw%3D%3D

マイナビニュース(ミステリー・サスペンスの特徴)

http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2009/10/post_429.html

「映画業界で働く」 2006年 10月 10日発行著者 木全公彦 谷岡雅樹 株式会社ぺりかん社

シネマフリークショップ 2001年(商業用映画チラシとは)

http://www2u.biglobe.ne.jp/~papillon/flame/faq.fle.htm

無料映画まとめ館(映画のジャンル分類)

http://freemovie.nekomoe.net/category/houga/houga_mystery

映画チラシサイト

http://eiga-chirashi.jp/

映画のチラシサイト

http://95138197.at.webry.info/

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