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JTF JOURNAL ビジネス急拡大につき 優秀な人材を多数募集中! ・プロジェクトマネージャー ・翻訳マネージャー / 翻訳コーディネーター / 翻訳者 ・ローカリゼーションエンジニア ・QA テスティングエンジニア ・プリセールス ・アカウントマネージャー 詳細は下記 URL をご覧ください。 http://www.sdl.com/jp/about-us/careers/default.asp 2014年1月/2月号 一般社団法人 日本翻訳連盟 機関誌 日本翻訳ジャーナル 第23回 JTF翻訳祭特集号 第 59 回JTF<ほんやく検定>合格者発表 JTF Translation Festival Special Issue

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JTF JOURNAL

ビジネス急拡大につき優秀な人材を多数募集中

プロジェクトマネージャー翻訳マネージャー

翻訳コーディネーター 翻訳者ローカリゼーションエンジニアQAテスティングエンジニアプリセールスアカウントマネージャー

詳細は下記 URLをご覧くださいhttpwwwsdlcomjpabout-uscareersdefaultasp

2014年1月2月号

翻 訳 の 未 来 を 考 え る

一般社団法人 日本翻訳連盟 機関誌 日本翻訳ジャーナル

第23回 JTF翻訳祭特集号第59回JTF<ほんやく検定>合格者発表

JTF Translation Festival

Special Issue

十印はプラスのしるし十印は2013年3月に創立 50 周年を迎えました

みなさまのご繁栄にプラスします

翻訳ローカリゼーションドキュメンテーションサービス

Communications for a global marketplace

十印はローカリゼーションをはじめとして翻訳多言語展開など

お客さまのあらゆるニーズにお応えできるよう

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C o m m u n i c a t i o n s f o r a g l o b a l m a r k e t p l a c e

無断転用禁止 Copyrightcopy2014 Japan Translation Federation

特集第 23回 JTF 翻訳祭 トラック 1クライアント向け6 柴山 正治「ゲームローカライズの極み多言語同時開発を生き残るためのブルーオーシャン」

7 山野邉 行俊平本 肇俣野 宏子中村 和幸「IT 翻訳の品質管理と翻訳会社に期待すること」

8 鈴木 博和渡邊 麻呂「機械翻訳 開発者と LSP が語る今そして未来」

9 上條 猛萩原 裕子「製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術」

トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け10 竹尾 晋藤原 正道今川 佳子「新興国市場への製品サービスのローカライズについて」

11 秋元 圭目次 由美子山本 ゆうじ長瀬 友樹「機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか」

12 阿部 泰之山口 龍浅田 潤野本 英男徳田 直樹「次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略」

13 NGUYEN MINH VIET「拡大する東南アジアの翻訳市場」

トラック 3翻訳会社の実務者向け14 杉浦 理紀「クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ」

15 仲谷 幸嗣大羽 りん「中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~」

16 佐々木 薫見藤 舞利子石岡 映子「ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開」

17 Van Hiel Heidi堀越 かおり德田 愛「多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~」

トラック 4日英翻訳者向け18 Ben Tompkins「Understanding and Translating Regulatory Inquiries from PMDA」

19 Jeremy Angel長尾 龍介森井 サイラLisa Hew「Specialist or Generalist the translators dilemma」

20 Derek Wessman「People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise」

21 岩田 ヘレン「Translating Out of the Business Box and into the Wonderland of Childrens Books」

トラック 5初級レベルの翻訳者向け22 金子 靖「オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方」

23 山下 奈々子「映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~」

24 糸目 慈樹「秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生」

25 松田 浩一「特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~」

トラック 6中級以上の翻訳者向け26 藤岡 隆浩「円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割」

27 有馬 貫志「今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは」

28 青山 南「小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~」

29 上林 香織小林 晋也長尾 龍介齊藤 貴昭「SNS 活用で翻訳をステップアップ~ SNS が結ぶ絆と知恵~」

イベント報告30 第 3回 JTF関西セミナー日向 清人氏「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」

31 第 4 回 JTF 翻訳セミナー岡田 信弘氏「翻訳の布石と定石刊行に寄せて」

ほんやく検定32 第 59 回 JTF <ほんやく検定>合格者発表

ContentsJTF JOURNAL-DQXDU)HEUXDU

一般社団法人 日本翻訳連盟104-0031東京都中央区京橋 3-9-2 宝国ビル7FTEL FAXE-mailLQIRMWIMS URLKWWSZZZMWIMS

一般社団法人 日本翻訳連盟 機関誌日本翻訳ジャーナル 2014年1月2月号 269発行人東 郁男(会長)編集人河野 弘毅PDF版制作(有)デジタルワークスWEB版制作ジャーナル編集委員会

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今年も JTF 翻訳祭が盛況のうちに開催されましたクライアント翻訳会社翻訳者のそれぞれの方に向けて編成された 6 つのトラックに 90 分のセッションが 4 件ずつ合計 24 件のセッションが提供されましたこの特集ではこれら 24 件のセッションすべてについて参加者によるレポートを掲載しています当日翻訳祭の会場にいたけれど聴けなかったセッションや翻訳祭に参加できなかったけれど興味があるというセッションについてはぜひこの日本翻訳ジャーナルのレポートをご覧くださいまたJTF 翻訳祭と併設された展示会「翻訳プラザ」には 35 社の翻訳業界関連企業が出展しツールメーカーを中心にプレゼン製品紹介も行われて大勢の方にご参加いただきました

日 時2013 年 11 月 27 日(水)930 ~ 2030場 所アルカディア市ヶ谷(私学会館)テーマ「大翻訳時代 ~ Define Your Blue Ocean Strategy ~」主 催一般社団法人日本翻訳連盟後援特別協力日本翻訳者協会(JAT)後 援経済産業省アジア太平洋機械翻訳協会NPO法人 STC 東京Globalization and Localization Association(GALA)一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会一般社団法人電子情報技術産業協会公益社団法人日本工業英語協会

特 集JTF JOURNAL 269 FEATURE

第23回 JTF翻訳祭

23rd JTF Translation Festival

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続きはWEBへ

トラック 1クライアント向け

柴山 正治(Wehner Marcus)氏 株式会社 スクウェアエニックス ローカライズ部 シニアトランスレーター

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

J-LOP(httpj-lopjp)がゲーム業界では今ホットな話題であるJ-LOP は日本のコンテンツを海外に展開する際に必要なローカライズやプロモーションの支援や費用の一部を助成してくれる制度である海外ではこのような助成はわりとメジャーだったが日本もコンテンツを売り込むことにやっと本腰を入れはじめたようだ

現在のスクウェアエニックスのローカライズで主流となっている海外言語はEFIGS+CH+KOである今後は成長著しい BRICS も増えてくるであろうしさらにMENA(中近東やアフリカ地域)も伸びてくるのではないかと予想している

一般的にゲーム翻訳に限らず翻訳は社外の翻訳会社などに一括して頼むことが多いのではないだろうか最近発表があったがGoogle 社でも今後ゲーム翻訳を開始するそうだ40 カ国語に対応し低価格で翻訳を行う予定だとかこのように社外に委託しようと思えばいくらでも可能だが弊社では社内にローカライズ部を置いて翻訳を行っているそこで今回は「あえて社内でローカライズ部を持つメリット」についてお話したい

弊社のローカライズ部は 60 名位が在籍しコーディネーターとトランスレーターで成り立っているコーディネーターはロー

カライズ予算の作成や進捗管理ゲーム開発に携わる各部門また海外スタジオとの連絡窓口として動くトランスレーターはゲームタイトルの提案やインゲーム翻訳用語集の作成ゲーム仕様の調整などを行う通常FINAL FANTASYregなどの大型タイトルだとコーディネータや言語担当者は4~ 5 人で形成されつねに多数のタイトルが同時進行で作業が行われている

どちらかというとローカライズ部単独での作業というよりは社内の他の部署と連携して行う仕事が多いたとえば経理部や人事部と連携してビザの発行や特許申請を行ったり倫理構成部門と連携して発売国の倫理に触れるような表現や描写がないかなどをチェックしたりしているこのように他部署と連携して作業を行っているにもかかわらずなぜかローカライズ部の忙しさや存在価値を今ひとつ理解してもらえていないように感じることが時々あるローカライズ部も会社の 1部署であるので会社にどのように貢献しているかをアピールしなければならない一番簡単な方法としては 1日あたりの翻訳スピードという手があるがこれでは翻訳の質の向上やローカライズの地位向上にはつながらないそこで本来のプロジェクトの翻訳以外にも社内向けに啓蒙活動を行っているたとえば社内向けに海外のゲーム開発専門誌を翻訳したり海外で話題になっているゲームを幅広く紹介解説したり旬の海外ゲームを社員向けに貸し出しするサービスやローカライズバイブルの作成を行っている

ローカライズバイブルはスペックシートのようなものでたとえば自動改行を

入れるイベントスキップ機能を入れるリップシンクするUnicode 対応言語別のファイルセットを用意するなどゲームを開発する際に注意して欲しいことがまとめてあるそしてプロジェクトが終了した際にそのプロジェクトがローカライズバイブルにどれだけ対応していたかを評価し履歴をつけて利用している

社外の方から「翻訳の際にどこの翻訳支援ツールを使っているのか」と質問されることがよくあるが当社ではすべて内製の翻訳支援ツールを使用しているldquoMoomlerdquoという音声台本用のツールとldquoRosettardquoという字幕+全テキスト用ツールの 2つであるなぜ内製ツールなのかというと既成品では使い勝手が悪かったというのが 1点もう 1点は社外の製品だとその会社が買収されたり倒産した場合製品が無くなってしまったり使い勝手が変わってしまったりする恐れがあるからだ内製ツールの場合社内で開発しているので改良や機能追加GUI の変更など気軽に意見が出せその都度対応してもらうことが可能だそのため弊社では内製ツールを使用している

翻訳を頼む側にとって社内にローカライズ部を持つ一番のメリットは「無茶が効く」ということではないかと思う

セッション報告トラック1 ‒ セッション1

ゲームローカライズの極み―多言語同時開発を生き残るためのブルーオーシャン

柴山 正治(Wehner Marcus)

-DQXDU)HEUXDU

続きはWEBへ

トラック 1クライアント向け

【第一部多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス】

山野邉 行俊氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G グループ長

平本 肇氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G

【第二部大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント】

俣野 宏子氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Translation Program Manager

中村 和幸氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Language Specialist

【報告者】藤村 希早(株式会社ランゲージドキュメンテーションサービス)

第一部山野邉氏平本氏(富士ゼロックスアドバンストテクノロジー)「多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス」近年複数の国や地域で製品が同時期に販売されるケースが増えているそのため製品(複合機)に同梱するユーザーマニュアルの制作プロセスを改善し製品の販売時期までに複数言語のマニュアルを完成させる必要が出てきた

仕様変更対応リストベースマニュアル英語マニュアルの完成早期化のため仕様変更対応リストとベースマニュアルを導入した仕様変更対応リストとは

開発部門から入手した仕様変更とマニュアルへの影響の有無を一覧化したものである一方ベースマニュアルとはマニュアルのデータベースであり変更箇所の管理を一元的にできるようにしたものであるこれらの導入により英語マニュアルの完成を早期化できた

XML ベース CMS導入中国語韓国語マニュアルの完成早期化

のためXML技術を使用するコンテンツマネージメントシステムを導入したこれにより翻訳が必要な箇所の管理が簡単になり翻訳の指示が容易になったこのシステムは自動レイアウト機能を持ち翻訳後の処理を短期間でできるようになった英語版の原稿データをもとにシステムから翻訳用のデータを出力しオフライン形式で翻訳会社に渡しているなお効率よく翻訳をするためにレイアウト済みの原稿が必要な場合は英語版の PDFデータも渡している今後より多くの言語への翻訳が必要なマニュアル制作にもシステムを展開することを検討している

翻訳会社に期待すること機械翻訳の活用方法ユーザーに必要な「翻訳の品質」を評価するための客観的な指標など翻訳に関する新しい技術動向を踏まえた上でより効率的に制作翻訳をするための方法を一緒に考えていただきたいと考えている

第二部俣野氏中村氏(日本オラクル)「大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント」

WPTGの翻訳モデル開発部門WPTG翻訳会社が三位一

体で行っているブランドイメージを大切にしながらコストと品質の両立を目指し自社開発システムやツールを利用した効率的なオペレーションを実行している翻訳の前後に前工程と後工程を設けることでリスクの最小化と作業の最適化を図っている

QCD+ LSTクライアントは従来のQCD(品質コスト納期)に加えてLSTを求めているLST とはLリーダーシップ(オラクルのパートナーとしてプロアクティブに提案や質問をする)Sスピード(コミュニケーションを柔軟に正確にしスピーディに対応する)T技術力(モバイルクラウドなど技術の変化に対応し続ける)のことである

セッション報告トラック1 ‒ セッション2

IT 翻訳の品質管理と翻訳会社に期待すること

俣野 宏子

中村 和幸

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トラック 1クライアント向け

鈴木 博和氏 株式会社東芝研究開発センター 研究企画部 企画担当

渡邊 麻呂氏 株式会社十印 代表取締役社長【報告者】矢野 直子(PFUソフトウェア株式会社)

機械翻訳(MT)をとりまく三者(ユーザーLSPMTメーカー)の役割関係はどうあるべきなのか

MTエンジン開発者の視点研究の現場では RBMTと SMTはライバル関係ととらえられてきたが最近はどちらの精度が高いのかという議論ではなくSMT の手法が肯定されつつある人間翻訳(HT)とMTは本当に競合関係にあるのかいまは「機械と争う」のではなく「機械を使って争う」時代手作業をしていた人間が仕事を失っていった産業革命の頃世の中は衰退したのではなく人間が機械をうまく使うようになって経済は発展してきたMTは人間にうまく使ってもらう方が良い競争する関係ではなくMTでどういう結果がでてきたら人間が上手く使えるのか人間に喜んでもらるのかにフォーカスしはじめている

LSP の視点LSP は分野種類を限定しワークフローを工夫してMTを使っているが限定的な使用に留まっている一方ユーザーがMTを購入しLSPが PE をするというビジネスモデルが非常に多いしかしMT出力だけが LSP に提供さ

れることによりその修正に非常に工数がかかるLSP はMTエンジンの特性を知らないまま渡されるためすべてを見直す必要があり人間が翻訳し直した方が早い場合があるユーザーを知る LSP が開発者と協業することによりMTは向上しもっと広くダイナミックに使えるものになるはず

開発者が語る翻訳ワークフローの未来像理想形はすべてがつながっているもの機械翻訳し翻訳メモリも使うもちろん人間翻訳もするこれらの作業結果がすべて(たとえばデータベースに)保存されていてTMでの修正結果や PE結果を次回も使えたりMTの中の知識として使えたり辞書引き的なものとしても使えるなどすべてのモジュールフローがシームレスに結びつき誰が何をしてもそれがその後の作業に反映されていくという形が求められているように思うさらにプレエディットポストエディットの知識をツールの本体に活かしていくということも考えていく必要があるこれはMTメーカーだけでは実現できない

LSP が語る翻訳ワークフローの未来像一番大事なことは用途による使い分けどういう結果がほしいのかによってワークフローは変わりMTの範囲と HTの範囲も変わってくるはずその部分を見極めた上で成果物結果を出していきたい同時に日本だけではなくグローバルにかつセキュリティを担保した環境でMTと世界中のリソースをフローに組み込めることが重要

またMT出力結果に関する明確な評価結果が欲しいさらに各MTエンジンの辞書コーパスをそのエンジン限定にせず(専門分野を特化して)共有できるとよいそれによってツールとしての機能特性にフォーカスして使うことができるそんな時代がいつか来るのだとしたら早い方が良い

セッション報告トラック1 ‒ セッション3

機械翻訳 開発者と LSP が語る今そして未来

鈴木 博和

渡邊 麻呂

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トラック 1クライアント向け

上條 猛氏 中外製薬株式会社信頼性保証推進部 翻訳マネジメントグループ スペシャリスト

萩原 裕子氏 メディカル翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

本セッションは翻訳を依頼する製薬会社の立場からと翻訳を受ける翻訳者の立場からの二部構成の製薬業界における支援ツールの活用についての講演である

第一部まず製薬会社を取り巻く外部環境として他の業界と同様にグローバリゼーションの進行によりドキュメントの翻訳(英語hArr日本語)の必要性が増加している事実があるまた製薬翻訳の対象の多くは規制当局のための技術文書であり読み手が内容を正確に把握できるように論理性一貫性整合性の要求が一般の翻訳より高い

このための有用なツールとして翻訳メモリ用語集スタイルマニュアルがある特に翻訳メモリは医薬品開発や製造のプロセスで作成される相互に関連した一連の文書に一貫性を提供することができるツールである英語のスタイルに関してはAMA(American Medical Association)のスタイル マニュアル(AMA Manual of Style)がある用語集は自社で使っている用語自社内の固有名詞を登録する難解な専門用語も登録しておくことによって翻訳作業時の調査の負担を軽くできる

翻訳メモリは翻訳者が納得して使え

るように品質管理をすることが重要であることはもちろんどのようなカテゴリーのメモリをラインナップするかいう運用管理もポイントとなる翻訳支援ツールの選定にあたっては自社内だけなく翻訳者の購入負担や使い勝手も考慮する必要がある翻訳は社内の確認パブリッシング承認作業を含めた文書作成業務の全体のプロセスの一工程として位置づけて考えるべきであるまた品質向上には製薬会社(発注者)と翻訳者(作業者) の共同作業が不可欠である

第二部メディカル翻訳者として翻訳支援ツールを使用する場合と使用しない場合があるがその時々でばらつきはあるものの前者は現時点ではおおむね全体の約 20である

Word への直接入力(原文は紙の出力物)Word での原文文章の上書きで翻訳をこなしてきた翻訳者としては翻訳支援ツールは操作に時間を取られるという印象があるこれは一文ずつOpen Segment と Close Segment を実行して翻訳を進める必要があるからであるOpen Segment によりツールが翻訳メモリで原文を検索して対応する訳文を表示する逆に直接入力のときに起こる可能性がある訳抜けの心配がないのは翻訳者としてありがたい(Segment とは翻訳の単位であり通常は文章)

翻訳者としてはツールの使い勝手のほかに翻訳メモリ内の翻訳の信頼性に疑念があり判断が必要となる場合がある支援ツールは原文の一致度によりマッチ率を提示してくれるが100マッ

チ(これから翻訳しようとする原文が過去の翻訳済みの原文とまったく同じ)であっても訳文の修正が必要となる場合があり注意が必要であるこれは一般的に「訳し分け」と呼ばれている

翻訳の品質を維持しながら作業の効率化を進めることが業界として求められているがそのために翻訳メモリは有用であると考えるそのためには翻訳メモリの品質の向上が不可欠でクライアント翻訳会社そして翻訳者が協力することが重要と考える

セッション報告トラック1 ‒ セッション4

製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術

上條 猛

萩原 裕子

-7)-2851$

続きはWEBへ

トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

竹尾 晋氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ビジネス ユニット マネージャ

藤原 正道氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ リード

今川 佳子氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ グループ マネージャ

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

登壇者の 3名は翻訳会社のコーディネータというよりは多国籍プロジェクトのプロジェクトリーダーのように思えた新興国の個別の事情がある中で数十の言語のローカライズを同時に進めるのであるプロジェクトにおけるリスク管理ノウハウが非常に興味深かった

新興国(東南アジア諸国インドアフリカ諸国)の翻訳者と仕事をする場合メジャーな言語での仕事と前提条件が大きく異なるこの「違い」によるリスクを最小限にするために取り組んでいる「クライアントにリスクを説明し協働してローカライズをすること」や「翻訳者を支援し育てること」の具体的な事例とノウハウが紹介された

発表後活発な質疑応答が終了時刻間際まで続いた質問の回答においてもクライアントとともに翻訳を進める姿勢がうかがえたさらに業務のストレスに対する社内スタッフの心のケアも重視していることが紹介された現場のストレスの大きさは相当なものだろう最前線で働く 3名の登壇者の生の声がふんだんに盛り込まれたヒントがつまったセッ

ションであった

新興国市場でのローカライズの現状新興国市場でのローカライズの需要が急速に増えている同時に希少言語(翻訳者が少ない言語)の翻訳需要が伸びている新興国として定義した 3つの地域の特徴は以下の通り

①東南アジアそれぞれの国独自の言語を有しており複数の国地域を網羅できる言語が少ない例インドネシア語ミャンマー語マレー語ビルマ語タイ語など

②インド国内で 1000 以上の言語があるといわれている主要な言語はヒンディー語

③アフリカ使用されている言語は2000 とも 3000ともいわれている例えばカメルーンには 230 の言語があるとされるフランス語やアラビア語の場合1 つの言語でも複数の国地域を網羅できる

新興国でのローカライズの注意点メジャーな言語でのローカライズ手法が使えないことが多い想定外の問題に対して適切な処置を講じないと製品サービスの満足度が低下しブランドイメージも悪くなることがあり注意が必要

①現地翻訳者の作業環境の理解が必要政治情勢が不安定な地域では翻訳者と連絡が取りづらくなることがある

電力供給が不安定な地域ではパソコン利用に制限がある

パソコンを複数人で共有する場合作

業速度が遅くなるインターネットスピードが一般に遅いため大きなファイルの共有が困難になる

②品質管理での困難な点品質要件が事前に定義されていない場合翻訳者に責任を問うことができない

言語によってはQAツールやスペルチェックツールが使えない

翻訳者の確保が困難な場合が多い標準仕様のパソコンでは表示できないフォントがある(翻訳者クライアントともに)

セッション報告トラック2 ‒ セッション1

新興国市場への製品サービスのローカライズについて

竹尾 晋

藤原 正道

今川 佳子

-DQXDU)HEUXDU

続きはWEBへ

トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】秋元 圭氏 株式会社クロスランゲージアールアンドディエンジングループ マネージャ

目次 由美子氏 株式会社シュタール ジャパン情報技術企画部 テクニカルマネジャー

山本 ゆうじ氏 秋桜舎代表【モデレータ】長瀬 友樹氏 株式会社富士通研究所メディア処理システム研究所 主管研究員

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

本セッションはアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)により企画され機械翻訳の最新動向と機械翻訳による差別化についてディスカッションが行われたここでの機械翻訳とは(人間ではなく)ソフト処理による翻訳である

なぜ日本語を中心とした翻訳では機械翻訳の成功事例はまだ少ないのかという点からディスカッションが始まった機械翻訳の種類によっては一般ユーザー向けの「概訳」としては役立つことがあっても翻訳者が「精訳」を作る目的では使えずかえって翻訳者の足を引っ張るからという意見がでた

そこでなぜ機械翻訳ソフトが期待通りの訳をせず誤訳するのかを機械翻訳開発者の立場から秋元氏が解説続いて翻訳支援(翻訳メモリー)ツールで機械翻訳機能を利用する方法を翻訳メモリー開発者の立場から目次氏が解説さらに機械側の問題以外にも導入する際の人間側の問題について機械翻訳の導入を手

がけてきた山本氏が指摘し機械翻訳導入が失敗する要因として①翻訳工程全体を見ていない②自動化への過剰な期待③用語集の軽視④技能不足(基礎IT技能翻訳など)を挙げた

これらの話を踏まえて機械翻訳でよい効果を出すためには①用語集の重要性②機械翻訳でも訳しやすい日本語の翻訳元原稿を書く(ライティング手法)から始めてはという結論に達した

まず信頼できる用語集を用意するたとえばtheater という単語は演劇なら「劇団」や「観客」医学なら「手術室」軍事なら「戦域」と訳が異なる機械翻訳では用語集に載っていない訳語は適切な訳をつけられず誤訳につながるまた人間翻訳の際の訳語統一の観点からも用語集の利用は必須であるそのためさまざまな環境ですぐに共有再利用できるようにデータ形式を整えることも大切であるそこでAAMTが策定した簡単に作れ使用できる用語集形式UTX(httpwwwaamtinfojapaneseutx)が紹介された

さらに日本語ライティングの改善や前編集により翻訳原稿を機械翻訳で訳しやすくできる方法として① 100 字を超えたら 1 文を分ける②曖昧な表現を避ける(特に動詞)③誤字脱字誤記をなくすなどがある①で 1 文を 100 字以下にするだけで機械翻訳の翻訳精度は格段に上がり翻訳メモリーも一致しやすくなる②では「~になる」「~をする」「~を行う」などの多義的な用語を限定的な意味を持つ動詞に変えるたとえば「遊園地は屋上になります」ではな

く「遊園地は屋上にあります」とすると誤訳されにくくなる③の誤字脱字誤記は特に機械翻訳では誤訳の原因になる

セッション報告トラック2 ‒ セッション2

機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか

秋元 圭

目次 由美子

山本 ゆうじ

長瀬 友樹

-7)-2851$

続きはWEBへ

トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

-DQXDU)HEUXDU

トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

-7)-2851$

トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

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トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

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トラック 4日英翻訳者向け

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ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

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長尾 龍介

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-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

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デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

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岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

-7)-2851$

トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

-7)-2851$

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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特集第 23回 JTF 翻訳祭 トラック 1クライアント向け6 柴山 正治「ゲームローカライズの極み多言語同時開発を生き残るためのブルーオーシャン」

7 山野邉 行俊平本 肇俣野 宏子中村 和幸「IT 翻訳の品質管理と翻訳会社に期待すること」

8 鈴木 博和渡邊 麻呂「機械翻訳 開発者と LSP が語る今そして未来」

9 上條 猛萩原 裕子「製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術」

トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け10 竹尾 晋藤原 正道今川 佳子「新興国市場への製品サービスのローカライズについて」

11 秋元 圭目次 由美子山本 ゆうじ長瀬 友樹「機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか」

12 阿部 泰之山口 龍浅田 潤野本 英男徳田 直樹「次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略」

13 NGUYEN MINH VIET「拡大する東南アジアの翻訳市場」

トラック 3翻訳会社の実務者向け14 杉浦 理紀「クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ」

15 仲谷 幸嗣大羽 りん「中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~」

16 佐々木 薫見藤 舞利子石岡 映子「ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開」

17 Van Hiel Heidi堀越 かおり德田 愛「多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~」

トラック 4日英翻訳者向け18 Ben Tompkins「Understanding and Translating Regulatory Inquiries from PMDA」

19 Jeremy Angel長尾 龍介森井 サイラLisa Hew「Specialist or Generalist the translators dilemma」

20 Derek Wessman「People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise」

21 岩田 ヘレン「Translating Out of the Business Box and into the Wonderland of Childrens Books」

トラック 5初級レベルの翻訳者向け22 金子 靖「オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方」

23 山下 奈々子「映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~」

24 糸目 慈樹「秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生」

25 松田 浩一「特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~」

トラック 6中級以上の翻訳者向け26 藤岡 隆浩「円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割」

27 有馬 貫志「今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは」

28 青山 南「小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~」

29 上林 香織小林 晋也長尾 龍介齊藤 貴昭「SNS 活用で翻訳をステップアップ~ SNS が結ぶ絆と知恵~」

イベント報告30 第 3回 JTF関西セミナー日向 清人氏「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」

31 第 4 回 JTF 翻訳セミナー岡田 信弘氏「翻訳の布石と定石刊行に寄せて」

ほんやく検定32 第 59 回 JTF <ほんやく検定>合格者発表

ContentsJTF JOURNAL-DQXDU)HEUXDU

一般社団法人 日本翻訳連盟104-0031東京都中央区京橋 3-9-2 宝国ビル7FTEL FAXE-mailLQIRMWIMS URLKWWSZZZMWIMS

一般社団法人 日本翻訳連盟 機関誌日本翻訳ジャーナル 2014年1月2月号 269発行人東 郁男(会長)編集人河野 弘毅PDF版制作(有)デジタルワークスWEB版制作ジャーナル編集委員会

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今年も JTF 翻訳祭が盛況のうちに開催されましたクライアント翻訳会社翻訳者のそれぞれの方に向けて編成された 6 つのトラックに 90 分のセッションが 4 件ずつ合計 24 件のセッションが提供されましたこの特集ではこれら 24 件のセッションすべてについて参加者によるレポートを掲載しています当日翻訳祭の会場にいたけれど聴けなかったセッションや翻訳祭に参加できなかったけれど興味があるというセッションについてはぜひこの日本翻訳ジャーナルのレポートをご覧くださいまたJTF 翻訳祭と併設された展示会「翻訳プラザ」には 35 社の翻訳業界関連企業が出展しツールメーカーを中心にプレゼン製品紹介も行われて大勢の方にご参加いただきました

日 時2013 年 11 月 27 日(水)930 ~ 2030場 所アルカディア市ヶ谷(私学会館)テーマ「大翻訳時代 ~ Define Your Blue Ocean Strategy ~」主 催一般社団法人日本翻訳連盟後援特別協力日本翻訳者協会(JAT)後 援経済産業省アジア太平洋機械翻訳協会NPO法人 STC 東京Globalization and Localization Association(GALA)一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会一般社団法人電子情報技術産業協会公益社団法人日本工業英語協会

特 集JTF JOURNAL 269 FEATURE

第23回 JTF翻訳祭

23rd JTF Translation Festival

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トラック 1クライアント向け

柴山 正治(Wehner Marcus)氏 株式会社 スクウェアエニックス ローカライズ部 シニアトランスレーター

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

J-LOP(httpj-lopjp)がゲーム業界では今ホットな話題であるJ-LOP は日本のコンテンツを海外に展開する際に必要なローカライズやプロモーションの支援や費用の一部を助成してくれる制度である海外ではこのような助成はわりとメジャーだったが日本もコンテンツを売り込むことにやっと本腰を入れはじめたようだ

現在のスクウェアエニックスのローカライズで主流となっている海外言語はEFIGS+CH+KOである今後は成長著しい BRICS も増えてくるであろうしさらにMENA(中近東やアフリカ地域)も伸びてくるのではないかと予想している

一般的にゲーム翻訳に限らず翻訳は社外の翻訳会社などに一括して頼むことが多いのではないだろうか最近発表があったがGoogle 社でも今後ゲーム翻訳を開始するそうだ40 カ国語に対応し低価格で翻訳を行う予定だとかこのように社外に委託しようと思えばいくらでも可能だが弊社では社内にローカライズ部を置いて翻訳を行っているそこで今回は「あえて社内でローカライズ部を持つメリット」についてお話したい

弊社のローカライズ部は 60 名位が在籍しコーディネーターとトランスレーターで成り立っているコーディネーターはロー

カライズ予算の作成や進捗管理ゲーム開発に携わる各部門また海外スタジオとの連絡窓口として動くトランスレーターはゲームタイトルの提案やインゲーム翻訳用語集の作成ゲーム仕様の調整などを行う通常FINAL FANTASYregなどの大型タイトルだとコーディネータや言語担当者は4~ 5 人で形成されつねに多数のタイトルが同時進行で作業が行われている

どちらかというとローカライズ部単独での作業というよりは社内の他の部署と連携して行う仕事が多いたとえば経理部や人事部と連携してビザの発行や特許申請を行ったり倫理構成部門と連携して発売国の倫理に触れるような表現や描写がないかなどをチェックしたりしているこのように他部署と連携して作業を行っているにもかかわらずなぜかローカライズ部の忙しさや存在価値を今ひとつ理解してもらえていないように感じることが時々あるローカライズ部も会社の 1部署であるので会社にどのように貢献しているかをアピールしなければならない一番簡単な方法としては 1日あたりの翻訳スピードという手があるがこれでは翻訳の質の向上やローカライズの地位向上にはつながらないそこで本来のプロジェクトの翻訳以外にも社内向けに啓蒙活動を行っているたとえば社内向けに海外のゲーム開発専門誌を翻訳したり海外で話題になっているゲームを幅広く紹介解説したり旬の海外ゲームを社員向けに貸し出しするサービスやローカライズバイブルの作成を行っている

ローカライズバイブルはスペックシートのようなものでたとえば自動改行を

入れるイベントスキップ機能を入れるリップシンクするUnicode 対応言語別のファイルセットを用意するなどゲームを開発する際に注意して欲しいことがまとめてあるそしてプロジェクトが終了した際にそのプロジェクトがローカライズバイブルにどれだけ対応していたかを評価し履歴をつけて利用している

社外の方から「翻訳の際にどこの翻訳支援ツールを使っているのか」と質問されることがよくあるが当社ではすべて内製の翻訳支援ツールを使用しているldquoMoomlerdquoという音声台本用のツールとldquoRosettardquoという字幕+全テキスト用ツールの 2つであるなぜ内製ツールなのかというと既成品では使い勝手が悪かったというのが 1点もう 1点は社外の製品だとその会社が買収されたり倒産した場合製品が無くなってしまったり使い勝手が変わってしまったりする恐れがあるからだ内製ツールの場合社内で開発しているので改良や機能追加GUI の変更など気軽に意見が出せその都度対応してもらうことが可能だそのため弊社では内製ツールを使用している

翻訳を頼む側にとって社内にローカライズ部を持つ一番のメリットは「無茶が効く」ということではないかと思う

セッション報告トラック1 ‒ セッション1

ゲームローカライズの極み―多言語同時開発を生き残るためのブルーオーシャン

柴山 正治(Wehner Marcus)

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トラック 1クライアント向け

【第一部多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス】

山野邉 行俊氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G グループ長

平本 肇氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G

【第二部大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント】

俣野 宏子氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Translation Program Manager

中村 和幸氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Language Specialist

【報告者】藤村 希早(株式会社ランゲージドキュメンテーションサービス)

第一部山野邉氏平本氏(富士ゼロックスアドバンストテクノロジー)「多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス」近年複数の国や地域で製品が同時期に販売されるケースが増えているそのため製品(複合機)に同梱するユーザーマニュアルの制作プロセスを改善し製品の販売時期までに複数言語のマニュアルを完成させる必要が出てきた

仕様変更対応リストベースマニュアル英語マニュアルの完成早期化のため仕様変更対応リストとベースマニュアルを導入した仕様変更対応リストとは

開発部門から入手した仕様変更とマニュアルへの影響の有無を一覧化したものである一方ベースマニュアルとはマニュアルのデータベースであり変更箇所の管理を一元的にできるようにしたものであるこれらの導入により英語マニュアルの完成を早期化できた

XML ベース CMS導入中国語韓国語マニュアルの完成早期化

のためXML技術を使用するコンテンツマネージメントシステムを導入したこれにより翻訳が必要な箇所の管理が簡単になり翻訳の指示が容易になったこのシステムは自動レイアウト機能を持ち翻訳後の処理を短期間でできるようになった英語版の原稿データをもとにシステムから翻訳用のデータを出力しオフライン形式で翻訳会社に渡しているなお効率よく翻訳をするためにレイアウト済みの原稿が必要な場合は英語版の PDFデータも渡している今後より多くの言語への翻訳が必要なマニュアル制作にもシステムを展開することを検討している

翻訳会社に期待すること機械翻訳の活用方法ユーザーに必要な「翻訳の品質」を評価するための客観的な指標など翻訳に関する新しい技術動向を踏まえた上でより効率的に制作翻訳をするための方法を一緒に考えていただきたいと考えている

第二部俣野氏中村氏(日本オラクル)「大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント」

WPTGの翻訳モデル開発部門WPTG翻訳会社が三位一

体で行っているブランドイメージを大切にしながらコストと品質の両立を目指し自社開発システムやツールを利用した効率的なオペレーションを実行している翻訳の前後に前工程と後工程を設けることでリスクの最小化と作業の最適化を図っている

QCD+ LSTクライアントは従来のQCD(品質コスト納期)に加えてLSTを求めているLST とはLリーダーシップ(オラクルのパートナーとしてプロアクティブに提案や質問をする)Sスピード(コミュニケーションを柔軟に正確にしスピーディに対応する)T技術力(モバイルクラウドなど技術の変化に対応し続ける)のことである

セッション報告トラック1 ‒ セッション2

IT 翻訳の品質管理と翻訳会社に期待すること

俣野 宏子

中村 和幸

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鈴木 博和氏 株式会社東芝研究開発センター 研究企画部 企画担当

渡邊 麻呂氏 株式会社十印 代表取締役社長【報告者】矢野 直子(PFUソフトウェア株式会社)

機械翻訳(MT)をとりまく三者(ユーザーLSPMTメーカー)の役割関係はどうあるべきなのか

MTエンジン開発者の視点研究の現場では RBMTと SMTはライバル関係ととらえられてきたが最近はどちらの精度が高いのかという議論ではなくSMT の手法が肯定されつつある人間翻訳(HT)とMTは本当に競合関係にあるのかいまは「機械と争う」のではなく「機械を使って争う」時代手作業をしていた人間が仕事を失っていった産業革命の頃世の中は衰退したのではなく人間が機械をうまく使うようになって経済は発展してきたMTは人間にうまく使ってもらう方が良い競争する関係ではなくMTでどういう結果がでてきたら人間が上手く使えるのか人間に喜んでもらるのかにフォーカスしはじめている

LSP の視点LSP は分野種類を限定しワークフローを工夫してMTを使っているが限定的な使用に留まっている一方ユーザーがMTを購入しLSPが PE をするというビジネスモデルが非常に多いしかしMT出力だけが LSP に提供さ

れることによりその修正に非常に工数がかかるLSP はMTエンジンの特性を知らないまま渡されるためすべてを見直す必要があり人間が翻訳し直した方が早い場合があるユーザーを知る LSP が開発者と協業することによりMTは向上しもっと広くダイナミックに使えるものになるはず

開発者が語る翻訳ワークフローの未来像理想形はすべてがつながっているもの機械翻訳し翻訳メモリも使うもちろん人間翻訳もするこれらの作業結果がすべて(たとえばデータベースに)保存されていてTMでの修正結果や PE結果を次回も使えたりMTの中の知識として使えたり辞書引き的なものとしても使えるなどすべてのモジュールフローがシームレスに結びつき誰が何をしてもそれがその後の作業に反映されていくという形が求められているように思うさらにプレエディットポストエディットの知識をツールの本体に活かしていくということも考えていく必要があるこれはMTメーカーだけでは実現できない

LSP が語る翻訳ワークフローの未来像一番大事なことは用途による使い分けどういう結果がほしいのかによってワークフローは変わりMTの範囲と HTの範囲も変わってくるはずその部分を見極めた上で成果物結果を出していきたい同時に日本だけではなくグローバルにかつセキュリティを担保した環境でMTと世界中のリソースをフローに組み込めることが重要

またMT出力結果に関する明確な評価結果が欲しいさらに各MTエンジンの辞書コーパスをそのエンジン限定にせず(専門分野を特化して)共有できるとよいそれによってツールとしての機能特性にフォーカスして使うことができるそんな時代がいつか来るのだとしたら早い方が良い

セッション報告トラック1 ‒ セッション3

機械翻訳 開発者と LSP が語る今そして未来

鈴木 博和

渡邊 麻呂

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上條 猛氏 中外製薬株式会社信頼性保証推進部 翻訳マネジメントグループ スペシャリスト

萩原 裕子氏 メディカル翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

本セッションは翻訳を依頼する製薬会社の立場からと翻訳を受ける翻訳者の立場からの二部構成の製薬業界における支援ツールの活用についての講演である

第一部まず製薬会社を取り巻く外部環境として他の業界と同様にグローバリゼーションの進行によりドキュメントの翻訳(英語hArr日本語)の必要性が増加している事実があるまた製薬翻訳の対象の多くは規制当局のための技術文書であり読み手が内容を正確に把握できるように論理性一貫性整合性の要求が一般の翻訳より高い

このための有用なツールとして翻訳メモリ用語集スタイルマニュアルがある特に翻訳メモリは医薬品開発や製造のプロセスで作成される相互に関連した一連の文書に一貫性を提供することができるツールである英語のスタイルに関してはAMA(American Medical Association)のスタイル マニュアル(AMA Manual of Style)がある用語集は自社で使っている用語自社内の固有名詞を登録する難解な専門用語も登録しておくことによって翻訳作業時の調査の負担を軽くできる

翻訳メモリは翻訳者が納得して使え

るように品質管理をすることが重要であることはもちろんどのようなカテゴリーのメモリをラインナップするかいう運用管理もポイントとなる翻訳支援ツールの選定にあたっては自社内だけなく翻訳者の購入負担や使い勝手も考慮する必要がある翻訳は社内の確認パブリッシング承認作業を含めた文書作成業務の全体のプロセスの一工程として位置づけて考えるべきであるまた品質向上には製薬会社(発注者)と翻訳者(作業者) の共同作業が不可欠である

第二部メディカル翻訳者として翻訳支援ツールを使用する場合と使用しない場合があるがその時々でばらつきはあるものの前者は現時点ではおおむね全体の約 20である

Word への直接入力(原文は紙の出力物)Word での原文文章の上書きで翻訳をこなしてきた翻訳者としては翻訳支援ツールは操作に時間を取られるという印象があるこれは一文ずつOpen Segment と Close Segment を実行して翻訳を進める必要があるからであるOpen Segment によりツールが翻訳メモリで原文を検索して対応する訳文を表示する逆に直接入力のときに起こる可能性がある訳抜けの心配がないのは翻訳者としてありがたい(Segment とは翻訳の単位であり通常は文章)

翻訳者としてはツールの使い勝手のほかに翻訳メモリ内の翻訳の信頼性に疑念があり判断が必要となる場合がある支援ツールは原文の一致度によりマッチ率を提示してくれるが100マッ

チ(これから翻訳しようとする原文が過去の翻訳済みの原文とまったく同じ)であっても訳文の修正が必要となる場合があり注意が必要であるこれは一般的に「訳し分け」と呼ばれている

翻訳の品質を維持しながら作業の効率化を進めることが業界として求められているがそのために翻訳メモリは有用であると考えるそのためには翻訳メモリの品質の向上が不可欠でクライアント翻訳会社そして翻訳者が協力することが重要と考える

セッション報告トラック1 ‒ セッション4

製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術

上條 猛

萩原 裕子

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

竹尾 晋氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ビジネス ユニット マネージャ

藤原 正道氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ リード

今川 佳子氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ グループ マネージャ

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

登壇者の 3名は翻訳会社のコーディネータというよりは多国籍プロジェクトのプロジェクトリーダーのように思えた新興国の個別の事情がある中で数十の言語のローカライズを同時に進めるのであるプロジェクトにおけるリスク管理ノウハウが非常に興味深かった

新興国(東南アジア諸国インドアフリカ諸国)の翻訳者と仕事をする場合メジャーな言語での仕事と前提条件が大きく異なるこの「違い」によるリスクを最小限にするために取り組んでいる「クライアントにリスクを説明し協働してローカライズをすること」や「翻訳者を支援し育てること」の具体的な事例とノウハウが紹介された

発表後活発な質疑応答が終了時刻間際まで続いた質問の回答においてもクライアントとともに翻訳を進める姿勢がうかがえたさらに業務のストレスに対する社内スタッフの心のケアも重視していることが紹介された現場のストレスの大きさは相当なものだろう最前線で働く 3名の登壇者の生の声がふんだんに盛り込まれたヒントがつまったセッ

ションであった

新興国市場でのローカライズの現状新興国市場でのローカライズの需要が急速に増えている同時に希少言語(翻訳者が少ない言語)の翻訳需要が伸びている新興国として定義した 3つの地域の特徴は以下の通り

①東南アジアそれぞれの国独自の言語を有しており複数の国地域を網羅できる言語が少ない例インドネシア語ミャンマー語マレー語ビルマ語タイ語など

②インド国内で 1000 以上の言語があるといわれている主要な言語はヒンディー語

③アフリカ使用されている言語は2000 とも 3000ともいわれている例えばカメルーンには 230 の言語があるとされるフランス語やアラビア語の場合1 つの言語でも複数の国地域を網羅できる

新興国でのローカライズの注意点メジャーな言語でのローカライズ手法が使えないことが多い想定外の問題に対して適切な処置を講じないと製品サービスの満足度が低下しブランドイメージも悪くなることがあり注意が必要

①現地翻訳者の作業環境の理解が必要政治情勢が不安定な地域では翻訳者と連絡が取りづらくなることがある

電力供給が不安定な地域ではパソコン利用に制限がある

パソコンを複数人で共有する場合作

業速度が遅くなるインターネットスピードが一般に遅いため大きなファイルの共有が困難になる

②品質管理での困難な点品質要件が事前に定義されていない場合翻訳者に責任を問うことができない

言語によってはQAツールやスペルチェックツールが使えない

翻訳者の確保が困難な場合が多い標準仕様のパソコンでは表示できないフォントがある(翻訳者クライアントともに)

セッション報告トラック2 ‒ セッション1

新興国市場への製品サービスのローカライズについて

竹尾 晋

藤原 正道

今川 佳子

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】秋元 圭氏 株式会社クロスランゲージアールアンドディエンジングループ マネージャ

目次 由美子氏 株式会社シュタール ジャパン情報技術企画部 テクニカルマネジャー

山本 ゆうじ氏 秋桜舎代表【モデレータ】長瀬 友樹氏 株式会社富士通研究所メディア処理システム研究所 主管研究員

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

本セッションはアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)により企画され機械翻訳の最新動向と機械翻訳による差別化についてディスカッションが行われたここでの機械翻訳とは(人間ではなく)ソフト処理による翻訳である

なぜ日本語を中心とした翻訳では機械翻訳の成功事例はまだ少ないのかという点からディスカッションが始まった機械翻訳の種類によっては一般ユーザー向けの「概訳」としては役立つことがあっても翻訳者が「精訳」を作る目的では使えずかえって翻訳者の足を引っ張るからという意見がでた

そこでなぜ機械翻訳ソフトが期待通りの訳をせず誤訳するのかを機械翻訳開発者の立場から秋元氏が解説続いて翻訳支援(翻訳メモリー)ツールで機械翻訳機能を利用する方法を翻訳メモリー開発者の立場から目次氏が解説さらに機械側の問題以外にも導入する際の人間側の問題について機械翻訳の導入を手

がけてきた山本氏が指摘し機械翻訳導入が失敗する要因として①翻訳工程全体を見ていない②自動化への過剰な期待③用語集の軽視④技能不足(基礎IT技能翻訳など)を挙げた

これらの話を踏まえて機械翻訳でよい効果を出すためには①用語集の重要性②機械翻訳でも訳しやすい日本語の翻訳元原稿を書く(ライティング手法)から始めてはという結論に達した

まず信頼できる用語集を用意するたとえばtheater という単語は演劇なら「劇団」や「観客」医学なら「手術室」軍事なら「戦域」と訳が異なる機械翻訳では用語集に載っていない訳語は適切な訳をつけられず誤訳につながるまた人間翻訳の際の訳語統一の観点からも用語集の利用は必須であるそのためさまざまな環境ですぐに共有再利用できるようにデータ形式を整えることも大切であるそこでAAMTが策定した簡単に作れ使用できる用語集形式UTX(httpwwwaamtinfojapaneseutx)が紹介された

さらに日本語ライティングの改善や前編集により翻訳原稿を機械翻訳で訳しやすくできる方法として① 100 字を超えたら 1 文を分ける②曖昧な表現を避ける(特に動詞)③誤字脱字誤記をなくすなどがある①で 1 文を 100 字以下にするだけで機械翻訳の翻訳精度は格段に上がり翻訳メモリーも一致しやすくなる②では「~になる」「~をする」「~を行う」などの多義的な用語を限定的な意味を持つ動詞に変えるたとえば「遊園地は屋上になります」ではな

く「遊園地は屋上にあります」とすると誤訳されにくくなる③の誤字脱字誤記は特に機械翻訳では誤訳の原因になる

セッション報告トラック2 ‒ セッション2

機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか

秋元 圭

目次 由美子

山本 ゆうじ

長瀬 友樹

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

-DQXDU)HEUXDU

トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

-DQXDU)HEUXDU

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

ジェルミエンジェル

長尾 龍介

森井 サイラ

リサヒュー

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

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オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

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映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

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秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

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特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

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円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

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今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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無断転用禁止 Copyrightcopy2014 Japan Translation Federation

特集第 23回 JTF 翻訳祭 トラック 1クライアント向け6 柴山 正治「ゲームローカライズの極み多言語同時開発を生き残るためのブルーオーシャン」

7 山野邉 行俊平本 肇俣野 宏子中村 和幸「IT 翻訳の品質管理と翻訳会社に期待すること」

8 鈴木 博和渡邊 麻呂「機械翻訳 開発者と LSP が語る今そして未来」

9 上條 猛萩原 裕子「製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術」

トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け10 竹尾 晋藤原 正道今川 佳子「新興国市場への製品サービスのローカライズについて」

11 秋元 圭目次 由美子山本 ゆうじ長瀬 友樹「機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか」

12 阿部 泰之山口 龍浅田 潤野本 英男徳田 直樹「次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略」

13 NGUYEN MINH VIET「拡大する東南アジアの翻訳市場」

トラック 3翻訳会社の実務者向け14 杉浦 理紀「クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ」

15 仲谷 幸嗣大羽 りん「中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~」

16 佐々木 薫見藤 舞利子石岡 映子「ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開」

17 Van Hiel Heidi堀越 かおり德田 愛「多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~」

トラック 4日英翻訳者向け18 Ben Tompkins「Understanding and Translating Regulatory Inquiries from PMDA」

19 Jeremy Angel長尾 龍介森井 サイラLisa Hew「Specialist or Generalist the translators dilemma」

20 Derek Wessman「People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise」

21 岩田 ヘレン「Translating Out of the Business Box and into the Wonderland of Childrens Books」

トラック 5初級レベルの翻訳者向け22 金子 靖「オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方」

23 山下 奈々子「映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~」

24 糸目 慈樹「秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生」

25 松田 浩一「特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~」

トラック 6中級以上の翻訳者向け26 藤岡 隆浩「円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割」

27 有馬 貫志「今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは」

28 青山 南「小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~」

29 上林 香織小林 晋也長尾 龍介齊藤 貴昭「SNS 活用で翻訳をステップアップ~ SNS が結ぶ絆と知恵~」

イベント報告30 第 3回 JTF関西セミナー日向 清人氏「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」

31 第 4 回 JTF 翻訳セミナー岡田 信弘氏「翻訳の布石と定石刊行に寄せて」

ほんやく検定32 第 59 回 JTF <ほんやく検定>合格者発表

ContentsJTF JOURNAL-DQXDU)HEUXDU

一般社団法人 日本翻訳連盟104-0031東京都中央区京橋 3-9-2 宝国ビル7FTEL FAXE-mailLQIRMWIMS URLKWWSZZZMWIMS

一般社団法人 日本翻訳連盟 機関誌日本翻訳ジャーナル 2014年1月2月号 269発行人東 郁男(会長)編集人河野 弘毅PDF版制作(有)デジタルワークスWEB版制作ジャーナル編集委員会

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ᄽ५ॡشঝभサンフレア アカデミー創業42周年の翻訳会社サンフレアが母体だから講座修了後も安心通信科通学科の両方をご用意していますぜひ一度お問い合わせください ᚸ٥ɶڤᨈᧈƷஜŴܖ

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今年も JTF 翻訳祭が盛況のうちに開催されましたクライアント翻訳会社翻訳者のそれぞれの方に向けて編成された 6 つのトラックに 90 分のセッションが 4 件ずつ合計 24 件のセッションが提供されましたこの特集ではこれら 24 件のセッションすべてについて参加者によるレポートを掲載しています当日翻訳祭の会場にいたけれど聴けなかったセッションや翻訳祭に参加できなかったけれど興味があるというセッションについてはぜひこの日本翻訳ジャーナルのレポートをご覧くださいまたJTF 翻訳祭と併設された展示会「翻訳プラザ」には 35 社の翻訳業界関連企業が出展しツールメーカーを中心にプレゼン製品紹介も行われて大勢の方にご参加いただきました

日 時2013 年 11 月 27 日(水)930 ~ 2030場 所アルカディア市ヶ谷(私学会館)テーマ「大翻訳時代 ~ Define Your Blue Ocean Strategy ~」主 催一般社団法人日本翻訳連盟後援特別協力日本翻訳者協会(JAT)後 援経済産業省アジア太平洋機械翻訳協会NPO法人 STC 東京Globalization and Localization Association(GALA)一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会一般社団法人電子情報技術産業協会公益社団法人日本工業英語協会

特 集JTF JOURNAL 269 FEATURE

第23回 JTF翻訳祭

23rd JTF Translation Festival

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トラック 1クライアント向け

柴山 正治(Wehner Marcus)氏 株式会社 スクウェアエニックス ローカライズ部 シニアトランスレーター

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

J-LOP(httpj-lopjp)がゲーム業界では今ホットな話題であるJ-LOP は日本のコンテンツを海外に展開する際に必要なローカライズやプロモーションの支援や費用の一部を助成してくれる制度である海外ではこのような助成はわりとメジャーだったが日本もコンテンツを売り込むことにやっと本腰を入れはじめたようだ

現在のスクウェアエニックスのローカライズで主流となっている海外言語はEFIGS+CH+KOである今後は成長著しい BRICS も増えてくるであろうしさらにMENA(中近東やアフリカ地域)も伸びてくるのではないかと予想している

一般的にゲーム翻訳に限らず翻訳は社外の翻訳会社などに一括して頼むことが多いのではないだろうか最近発表があったがGoogle 社でも今後ゲーム翻訳を開始するそうだ40 カ国語に対応し低価格で翻訳を行う予定だとかこのように社外に委託しようと思えばいくらでも可能だが弊社では社内にローカライズ部を置いて翻訳を行っているそこで今回は「あえて社内でローカライズ部を持つメリット」についてお話したい

弊社のローカライズ部は 60 名位が在籍しコーディネーターとトランスレーターで成り立っているコーディネーターはロー

カライズ予算の作成や進捗管理ゲーム開発に携わる各部門また海外スタジオとの連絡窓口として動くトランスレーターはゲームタイトルの提案やインゲーム翻訳用語集の作成ゲーム仕様の調整などを行う通常FINAL FANTASYregなどの大型タイトルだとコーディネータや言語担当者は4~ 5 人で形成されつねに多数のタイトルが同時進行で作業が行われている

どちらかというとローカライズ部単独での作業というよりは社内の他の部署と連携して行う仕事が多いたとえば経理部や人事部と連携してビザの発行や特許申請を行ったり倫理構成部門と連携して発売国の倫理に触れるような表現や描写がないかなどをチェックしたりしているこのように他部署と連携して作業を行っているにもかかわらずなぜかローカライズ部の忙しさや存在価値を今ひとつ理解してもらえていないように感じることが時々あるローカライズ部も会社の 1部署であるので会社にどのように貢献しているかをアピールしなければならない一番簡単な方法としては 1日あたりの翻訳スピードという手があるがこれでは翻訳の質の向上やローカライズの地位向上にはつながらないそこで本来のプロジェクトの翻訳以外にも社内向けに啓蒙活動を行っているたとえば社内向けに海外のゲーム開発専門誌を翻訳したり海外で話題になっているゲームを幅広く紹介解説したり旬の海外ゲームを社員向けに貸し出しするサービスやローカライズバイブルの作成を行っている

ローカライズバイブルはスペックシートのようなものでたとえば自動改行を

入れるイベントスキップ機能を入れるリップシンクするUnicode 対応言語別のファイルセットを用意するなどゲームを開発する際に注意して欲しいことがまとめてあるそしてプロジェクトが終了した際にそのプロジェクトがローカライズバイブルにどれだけ対応していたかを評価し履歴をつけて利用している

社外の方から「翻訳の際にどこの翻訳支援ツールを使っているのか」と質問されることがよくあるが当社ではすべて内製の翻訳支援ツールを使用しているldquoMoomlerdquoという音声台本用のツールとldquoRosettardquoという字幕+全テキスト用ツールの 2つであるなぜ内製ツールなのかというと既成品では使い勝手が悪かったというのが 1点もう 1点は社外の製品だとその会社が買収されたり倒産した場合製品が無くなってしまったり使い勝手が変わってしまったりする恐れがあるからだ内製ツールの場合社内で開発しているので改良や機能追加GUI の変更など気軽に意見が出せその都度対応してもらうことが可能だそのため弊社では内製ツールを使用している

翻訳を頼む側にとって社内にローカライズ部を持つ一番のメリットは「無茶が効く」ということではないかと思う

セッション報告トラック1 ‒ セッション1

ゲームローカライズの極み―多言語同時開発を生き残るためのブルーオーシャン

柴山 正治(Wehner Marcus)

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トラック 1クライアント向け

【第一部多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス】

山野邉 行俊氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G グループ長

平本 肇氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G

【第二部大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント】

俣野 宏子氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Translation Program Manager

中村 和幸氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Language Specialist

【報告者】藤村 希早(株式会社ランゲージドキュメンテーションサービス)

第一部山野邉氏平本氏(富士ゼロックスアドバンストテクノロジー)「多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス」近年複数の国や地域で製品が同時期に販売されるケースが増えているそのため製品(複合機)に同梱するユーザーマニュアルの制作プロセスを改善し製品の販売時期までに複数言語のマニュアルを完成させる必要が出てきた

仕様変更対応リストベースマニュアル英語マニュアルの完成早期化のため仕様変更対応リストとベースマニュアルを導入した仕様変更対応リストとは

開発部門から入手した仕様変更とマニュアルへの影響の有無を一覧化したものである一方ベースマニュアルとはマニュアルのデータベースであり変更箇所の管理を一元的にできるようにしたものであるこれらの導入により英語マニュアルの完成を早期化できた

XML ベース CMS導入中国語韓国語マニュアルの完成早期化

のためXML技術を使用するコンテンツマネージメントシステムを導入したこれにより翻訳が必要な箇所の管理が簡単になり翻訳の指示が容易になったこのシステムは自動レイアウト機能を持ち翻訳後の処理を短期間でできるようになった英語版の原稿データをもとにシステムから翻訳用のデータを出力しオフライン形式で翻訳会社に渡しているなお効率よく翻訳をするためにレイアウト済みの原稿が必要な場合は英語版の PDFデータも渡している今後より多くの言語への翻訳が必要なマニュアル制作にもシステムを展開することを検討している

翻訳会社に期待すること機械翻訳の活用方法ユーザーに必要な「翻訳の品質」を評価するための客観的な指標など翻訳に関する新しい技術動向を踏まえた上でより効率的に制作翻訳をするための方法を一緒に考えていただきたいと考えている

第二部俣野氏中村氏(日本オラクル)「大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント」

WPTGの翻訳モデル開発部門WPTG翻訳会社が三位一

体で行っているブランドイメージを大切にしながらコストと品質の両立を目指し自社開発システムやツールを利用した効率的なオペレーションを実行している翻訳の前後に前工程と後工程を設けることでリスクの最小化と作業の最適化を図っている

QCD+ LSTクライアントは従来のQCD(品質コスト納期)に加えてLSTを求めているLST とはLリーダーシップ(オラクルのパートナーとしてプロアクティブに提案や質問をする)Sスピード(コミュニケーションを柔軟に正確にしスピーディに対応する)T技術力(モバイルクラウドなど技術の変化に対応し続ける)のことである

セッション報告トラック1 ‒ セッション2

IT 翻訳の品質管理と翻訳会社に期待すること

俣野 宏子

中村 和幸

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トラック 1クライアント向け

鈴木 博和氏 株式会社東芝研究開発センター 研究企画部 企画担当

渡邊 麻呂氏 株式会社十印 代表取締役社長【報告者】矢野 直子(PFUソフトウェア株式会社)

機械翻訳(MT)をとりまく三者(ユーザーLSPMTメーカー)の役割関係はどうあるべきなのか

MTエンジン開発者の視点研究の現場では RBMTと SMTはライバル関係ととらえられてきたが最近はどちらの精度が高いのかという議論ではなくSMT の手法が肯定されつつある人間翻訳(HT)とMTは本当に競合関係にあるのかいまは「機械と争う」のではなく「機械を使って争う」時代手作業をしていた人間が仕事を失っていった産業革命の頃世の中は衰退したのではなく人間が機械をうまく使うようになって経済は発展してきたMTは人間にうまく使ってもらう方が良い競争する関係ではなくMTでどういう結果がでてきたら人間が上手く使えるのか人間に喜んでもらるのかにフォーカスしはじめている

LSP の視点LSP は分野種類を限定しワークフローを工夫してMTを使っているが限定的な使用に留まっている一方ユーザーがMTを購入しLSPが PE をするというビジネスモデルが非常に多いしかしMT出力だけが LSP に提供さ

れることによりその修正に非常に工数がかかるLSP はMTエンジンの特性を知らないまま渡されるためすべてを見直す必要があり人間が翻訳し直した方が早い場合があるユーザーを知る LSP が開発者と協業することによりMTは向上しもっと広くダイナミックに使えるものになるはず

開発者が語る翻訳ワークフローの未来像理想形はすべてがつながっているもの機械翻訳し翻訳メモリも使うもちろん人間翻訳もするこれらの作業結果がすべて(たとえばデータベースに)保存されていてTMでの修正結果や PE結果を次回も使えたりMTの中の知識として使えたり辞書引き的なものとしても使えるなどすべてのモジュールフローがシームレスに結びつき誰が何をしてもそれがその後の作業に反映されていくという形が求められているように思うさらにプレエディットポストエディットの知識をツールの本体に活かしていくということも考えていく必要があるこれはMTメーカーだけでは実現できない

LSP が語る翻訳ワークフローの未来像一番大事なことは用途による使い分けどういう結果がほしいのかによってワークフローは変わりMTの範囲と HTの範囲も変わってくるはずその部分を見極めた上で成果物結果を出していきたい同時に日本だけではなくグローバルにかつセキュリティを担保した環境でMTと世界中のリソースをフローに組み込めることが重要

またMT出力結果に関する明確な評価結果が欲しいさらに各MTエンジンの辞書コーパスをそのエンジン限定にせず(専門分野を特化して)共有できるとよいそれによってツールとしての機能特性にフォーカスして使うことができるそんな時代がいつか来るのだとしたら早い方が良い

セッション報告トラック1 ‒ セッション3

機械翻訳 開発者と LSP が語る今そして未来

鈴木 博和

渡邊 麻呂

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トラック 1クライアント向け

上條 猛氏 中外製薬株式会社信頼性保証推進部 翻訳マネジメントグループ スペシャリスト

萩原 裕子氏 メディカル翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

本セッションは翻訳を依頼する製薬会社の立場からと翻訳を受ける翻訳者の立場からの二部構成の製薬業界における支援ツールの活用についての講演である

第一部まず製薬会社を取り巻く外部環境として他の業界と同様にグローバリゼーションの進行によりドキュメントの翻訳(英語hArr日本語)の必要性が増加している事実があるまた製薬翻訳の対象の多くは規制当局のための技術文書であり読み手が内容を正確に把握できるように論理性一貫性整合性の要求が一般の翻訳より高い

このための有用なツールとして翻訳メモリ用語集スタイルマニュアルがある特に翻訳メモリは医薬品開発や製造のプロセスで作成される相互に関連した一連の文書に一貫性を提供することができるツールである英語のスタイルに関してはAMA(American Medical Association)のスタイル マニュアル(AMA Manual of Style)がある用語集は自社で使っている用語自社内の固有名詞を登録する難解な専門用語も登録しておくことによって翻訳作業時の調査の負担を軽くできる

翻訳メモリは翻訳者が納得して使え

るように品質管理をすることが重要であることはもちろんどのようなカテゴリーのメモリをラインナップするかいう運用管理もポイントとなる翻訳支援ツールの選定にあたっては自社内だけなく翻訳者の購入負担や使い勝手も考慮する必要がある翻訳は社内の確認パブリッシング承認作業を含めた文書作成業務の全体のプロセスの一工程として位置づけて考えるべきであるまた品質向上には製薬会社(発注者)と翻訳者(作業者) の共同作業が不可欠である

第二部メディカル翻訳者として翻訳支援ツールを使用する場合と使用しない場合があるがその時々でばらつきはあるものの前者は現時点ではおおむね全体の約 20である

Word への直接入力(原文は紙の出力物)Word での原文文章の上書きで翻訳をこなしてきた翻訳者としては翻訳支援ツールは操作に時間を取られるという印象があるこれは一文ずつOpen Segment と Close Segment を実行して翻訳を進める必要があるからであるOpen Segment によりツールが翻訳メモリで原文を検索して対応する訳文を表示する逆に直接入力のときに起こる可能性がある訳抜けの心配がないのは翻訳者としてありがたい(Segment とは翻訳の単位であり通常は文章)

翻訳者としてはツールの使い勝手のほかに翻訳メモリ内の翻訳の信頼性に疑念があり判断が必要となる場合がある支援ツールは原文の一致度によりマッチ率を提示してくれるが100マッ

チ(これから翻訳しようとする原文が過去の翻訳済みの原文とまったく同じ)であっても訳文の修正が必要となる場合があり注意が必要であるこれは一般的に「訳し分け」と呼ばれている

翻訳の品質を維持しながら作業の効率化を進めることが業界として求められているがそのために翻訳メモリは有用であると考えるそのためには翻訳メモリの品質の向上が不可欠でクライアント翻訳会社そして翻訳者が協力することが重要と考える

セッション報告トラック1 ‒ セッション4

製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術

上條 猛

萩原 裕子

-7)-2851$

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

竹尾 晋氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ビジネス ユニット マネージャ

藤原 正道氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ リード

今川 佳子氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ グループ マネージャ

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

登壇者の 3名は翻訳会社のコーディネータというよりは多国籍プロジェクトのプロジェクトリーダーのように思えた新興国の個別の事情がある中で数十の言語のローカライズを同時に進めるのであるプロジェクトにおけるリスク管理ノウハウが非常に興味深かった

新興国(東南アジア諸国インドアフリカ諸国)の翻訳者と仕事をする場合メジャーな言語での仕事と前提条件が大きく異なるこの「違い」によるリスクを最小限にするために取り組んでいる「クライアントにリスクを説明し協働してローカライズをすること」や「翻訳者を支援し育てること」の具体的な事例とノウハウが紹介された

発表後活発な質疑応答が終了時刻間際まで続いた質問の回答においてもクライアントとともに翻訳を進める姿勢がうかがえたさらに業務のストレスに対する社内スタッフの心のケアも重視していることが紹介された現場のストレスの大きさは相当なものだろう最前線で働く 3名の登壇者の生の声がふんだんに盛り込まれたヒントがつまったセッ

ションであった

新興国市場でのローカライズの現状新興国市場でのローカライズの需要が急速に増えている同時に希少言語(翻訳者が少ない言語)の翻訳需要が伸びている新興国として定義した 3つの地域の特徴は以下の通り

①東南アジアそれぞれの国独自の言語を有しており複数の国地域を網羅できる言語が少ない例インドネシア語ミャンマー語マレー語ビルマ語タイ語など

②インド国内で 1000 以上の言語があるといわれている主要な言語はヒンディー語

③アフリカ使用されている言語は2000 とも 3000ともいわれている例えばカメルーンには 230 の言語があるとされるフランス語やアラビア語の場合1 つの言語でも複数の国地域を網羅できる

新興国でのローカライズの注意点メジャーな言語でのローカライズ手法が使えないことが多い想定外の問題に対して適切な処置を講じないと製品サービスの満足度が低下しブランドイメージも悪くなることがあり注意が必要

①現地翻訳者の作業環境の理解が必要政治情勢が不安定な地域では翻訳者と連絡が取りづらくなることがある

電力供給が不安定な地域ではパソコン利用に制限がある

パソコンを複数人で共有する場合作

業速度が遅くなるインターネットスピードが一般に遅いため大きなファイルの共有が困難になる

②品質管理での困難な点品質要件が事前に定義されていない場合翻訳者に責任を問うことができない

言語によってはQAツールやスペルチェックツールが使えない

翻訳者の確保が困難な場合が多い標準仕様のパソコンでは表示できないフォントがある(翻訳者クライアントともに)

セッション報告トラック2 ‒ セッション1

新興国市場への製品サービスのローカライズについて

竹尾 晋

藤原 正道

今川 佳子

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】秋元 圭氏 株式会社クロスランゲージアールアンドディエンジングループ マネージャ

目次 由美子氏 株式会社シュタール ジャパン情報技術企画部 テクニカルマネジャー

山本 ゆうじ氏 秋桜舎代表【モデレータ】長瀬 友樹氏 株式会社富士通研究所メディア処理システム研究所 主管研究員

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

本セッションはアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)により企画され機械翻訳の最新動向と機械翻訳による差別化についてディスカッションが行われたここでの機械翻訳とは(人間ではなく)ソフト処理による翻訳である

なぜ日本語を中心とした翻訳では機械翻訳の成功事例はまだ少ないのかという点からディスカッションが始まった機械翻訳の種類によっては一般ユーザー向けの「概訳」としては役立つことがあっても翻訳者が「精訳」を作る目的では使えずかえって翻訳者の足を引っ張るからという意見がでた

そこでなぜ機械翻訳ソフトが期待通りの訳をせず誤訳するのかを機械翻訳開発者の立場から秋元氏が解説続いて翻訳支援(翻訳メモリー)ツールで機械翻訳機能を利用する方法を翻訳メモリー開発者の立場から目次氏が解説さらに機械側の問題以外にも導入する際の人間側の問題について機械翻訳の導入を手

がけてきた山本氏が指摘し機械翻訳導入が失敗する要因として①翻訳工程全体を見ていない②自動化への過剰な期待③用語集の軽視④技能不足(基礎IT技能翻訳など)を挙げた

これらの話を踏まえて機械翻訳でよい効果を出すためには①用語集の重要性②機械翻訳でも訳しやすい日本語の翻訳元原稿を書く(ライティング手法)から始めてはという結論に達した

まず信頼できる用語集を用意するたとえばtheater という単語は演劇なら「劇団」や「観客」医学なら「手術室」軍事なら「戦域」と訳が異なる機械翻訳では用語集に載っていない訳語は適切な訳をつけられず誤訳につながるまた人間翻訳の際の訳語統一の観点からも用語集の利用は必須であるそのためさまざまな環境ですぐに共有再利用できるようにデータ形式を整えることも大切であるそこでAAMTが策定した簡単に作れ使用できる用語集形式UTX(httpwwwaamtinfojapaneseutx)が紹介された

さらに日本語ライティングの改善や前編集により翻訳原稿を機械翻訳で訳しやすくできる方法として① 100 字を超えたら 1 文を分ける②曖昧な表現を避ける(特に動詞)③誤字脱字誤記をなくすなどがある①で 1 文を 100 字以下にするだけで機械翻訳の翻訳精度は格段に上がり翻訳メモリーも一致しやすくなる②では「~になる」「~をする」「~を行う」などの多義的な用語を限定的な意味を持つ動詞に変えるたとえば「遊園地は屋上になります」ではな

く「遊園地は屋上にあります」とすると誤訳されにくくなる③の誤字脱字誤記は特に機械翻訳では誤訳の原因になる

セッション報告トラック2 ‒ セッション2

機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか

秋元 圭

目次 由美子

山本 ゆうじ

長瀬 友樹

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

-DQXDU)HEUXDU

トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

-DQXDU)HEUXDU

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

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ジェルミエンジェル

長尾 龍介

森井 サイラ

リサヒュー

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

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秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

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特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

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円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

+1$7$LRWR

2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

続きはWEBへ

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今年も JTF 翻訳祭が盛況のうちに開催されましたクライアント翻訳会社翻訳者のそれぞれの方に向けて編成された 6 つのトラックに 90 分のセッションが 4 件ずつ合計 24 件のセッションが提供されましたこの特集ではこれら 24 件のセッションすべてについて参加者によるレポートを掲載しています当日翻訳祭の会場にいたけれど聴けなかったセッションや翻訳祭に参加できなかったけれど興味があるというセッションについてはぜひこの日本翻訳ジャーナルのレポートをご覧くださいまたJTF 翻訳祭と併設された展示会「翻訳プラザ」には 35 社の翻訳業界関連企業が出展しツールメーカーを中心にプレゼン製品紹介も行われて大勢の方にご参加いただきました

日 時2013 年 11 月 27 日(水)930 ~ 2030場 所アルカディア市ヶ谷(私学会館)テーマ「大翻訳時代 ~ Define Your Blue Ocean Strategy ~」主 催一般社団法人日本翻訳連盟後援特別協力日本翻訳者協会(JAT)後 援経済産業省アジア太平洋機械翻訳協会NPO法人 STC 東京Globalization and Localization Association(GALA)一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会一般社団法人電子情報技術産業協会公益社団法人日本工業英語協会

特 集JTF JOURNAL 269 FEATURE

第23回 JTF翻訳祭

23rd JTF Translation Festival

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柴山 正治(Wehner Marcus)氏 株式会社 スクウェアエニックス ローカライズ部 シニアトランスレーター

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

J-LOP(httpj-lopjp)がゲーム業界では今ホットな話題であるJ-LOP は日本のコンテンツを海外に展開する際に必要なローカライズやプロモーションの支援や費用の一部を助成してくれる制度である海外ではこのような助成はわりとメジャーだったが日本もコンテンツを売り込むことにやっと本腰を入れはじめたようだ

現在のスクウェアエニックスのローカライズで主流となっている海外言語はEFIGS+CH+KOである今後は成長著しい BRICS も増えてくるであろうしさらにMENA(中近東やアフリカ地域)も伸びてくるのではないかと予想している

一般的にゲーム翻訳に限らず翻訳は社外の翻訳会社などに一括して頼むことが多いのではないだろうか最近発表があったがGoogle 社でも今後ゲーム翻訳を開始するそうだ40 カ国語に対応し低価格で翻訳を行う予定だとかこのように社外に委託しようと思えばいくらでも可能だが弊社では社内にローカライズ部を置いて翻訳を行っているそこで今回は「あえて社内でローカライズ部を持つメリット」についてお話したい

弊社のローカライズ部は 60 名位が在籍しコーディネーターとトランスレーターで成り立っているコーディネーターはロー

カライズ予算の作成や進捗管理ゲーム開発に携わる各部門また海外スタジオとの連絡窓口として動くトランスレーターはゲームタイトルの提案やインゲーム翻訳用語集の作成ゲーム仕様の調整などを行う通常FINAL FANTASYregなどの大型タイトルだとコーディネータや言語担当者は4~ 5 人で形成されつねに多数のタイトルが同時進行で作業が行われている

どちらかというとローカライズ部単独での作業というよりは社内の他の部署と連携して行う仕事が多いたとえば経理部や人事部と連携してビザの発行や特許申請を行ったり倫理構成部門と連携して発売国の倫理に触れるような表現や描写がないかなどをチェックしたりしているこのように他部署と連携して作業を行っているにもかかわらずなぜかローカライズ部の忙しさや存在価値を今ひとつ理解してもらえていないように感じることが時々あるローカライズ部も会社の 1部署であるので会社にどのように貢献しているかをアピールしなければならない一番簡単な方法としては 1日あたりの翻訳スピードという手があるがこれでは翻訳の質の向上やローカライズの地位向上にはつながらないそこで本来のプロジェクトの翻訳以外にも社内向けに啓蒙活動を行っているたとえば社内向けに海外のゲーム開発専門誌を翻訳したり海外で話題になっているゲームを幅広く紹介解説したり旬の海外ゲームを社員向けに貸し出しするサービスやローカライズバイブルの作成を行っている

ローカライズバイブルはスペックシートのようなものでたとえば自動改行を

入れるイベントスキップ機能を入れるリップシンクするUnicode 対応言語別のファイルセットを用意するなどゲームを開発する際に注意して欲しいことがまとめてあるそしてプロジェクトが終了した際にそのプロジェクトがローカライズバイブルにどれだけ対応していたかを評価し履歴をつけて利用している

社外の方から「翻訳の際にどこの翻訳支援ツールを使っているのか」と質問されることがよくあるが当社ではすべて内製の翻訳支援ツールを使用しているldquoMoomlerdquoという音声台本用のツールとldquoRosettardquoという字幕+全テキスト用ツールの 2つであるなぜ内製ツールなのかというと既成品では使い勝手が悪かったというのが 1点もう 1点は社外の製品だとその会社が買収されたり倒産した場合製品が無くなってしまったり使い勝手が変わってしまったりする恐れがあるからだ内製ツールの場合社内で開発しているので改良や機能追加GUI の変更など気軽に意見が出せその都度対応してもらうことが可能だそのため弊社では内製ツールを使用している

翻訳を頼む側にとって社内にローカライズ部を持つ一番のメリットは「無茶が効く」ということではないかと思う

セッション報告トラック1 ‒ セッション1

ゲームローカライズの極み―多言語同時開発を生き残るためのブルーオーシャン

柴山 正治(Wehner Marcus)

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【第一部多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス】

山野邉 行俊氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G グループ長

平本 肇氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G

【第二部大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント】

俣野 宏子氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Translation Program Manager

中村 和幸氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Language Specialist

【報告者】藤村 希早(株式会社ランゲージドキュメンテーションサービス)

第一部山野邉氏平本氏(富士ゼロックスアドバンストテクノロジー)「多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス」近年複数の国や地域で製品が同時期に販売されるケースが増えているそのため製品(複合機)に同梱するユーザーマニュアルの制作プロセスを改善し製品の販売時期までに複数言語のマニュアルを完成させる必要が出てきた

仕様変更対応リストベースマニュアル英語マニュアルの完成早期化のため仕様変更対応リストとベースマニュアルを導入した仕様変更対応リストとは

開発部門から入手した仕様変更とマニュアルへの影響の有無を一覧化したものである一方ベースマニュアルとはマニュアルのデータベースであり変更箇所の管理を一元的にできるようにしたものであるこれらの導入により英語マニュアルの完成を早期化できた

XML ベース CMS導入中国語韓国語マニュアルの完成早期化

のためXML技術を使用するコンテンツマネージメントシステムを導入したこれにより翻訳が必要な箇所の管理が簡単になり翻訳の指示が容易になったこのシステムは自動レイアウト機能を持ち翻訳後の処理を短期間でできるようになった英語版の原稿データをもとにシステムから翻訳用のデータを出力しオフライン形式で翻訳会社に渡しているなお効率よく翻訳をするためにレイアウト済みの原稿が必要な場合は英語版の PDFデータも渡している今後より多くの言語への翻訳が必要なマニュアル制作にもシステムを展開することを検討している

翻訳会社に期待すること機械翻訳の活用方法ユーザーに必要な「翻訳の品質」を評価するための客観的な指標など翻訳に関する新しい技術動向を踏まえた上でより効率的に制作翻訳をするための方法を一緒に考えていただきたいと考えている

第二部俣野氏中村氏(日本オラクル)「大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント」

WPTGの翻訳モデル開発部門WPTG翻訳会社が三位一

体で行っているブランドイメージを大切にしながらコストと品質の両立を目指し自社開発システムやツールを利用した効率的なオペレーションを実行している翻訳の前後に前工程と後工程を設けることでリスクの最小化と作業の最適化を図っている

QCD+ LSTクライアントは従来のQCD(品質コスト納期)に加えてLSTを求めているLST とはLリーダーシップ(オラクルのパートナーとしてプロアクティブに提案や質問をする)Sスピード(コミュニケーションを柔軟に正確にしスピーディに対応する)T技術力(モバイルクラウドなど技術の変化に対応し続ける)のことである

セッション報告トラック1 ‒ セッション2

IT 翻訳の品質管理と翻訳会社に期待すること

俣野 宏子

中村 和幸

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鈴木 博和氏 株式会社東芝研究開発センター 研究企画部 企画担当

渡邊 麻呂氏 株式会社十印 代表取締役社長【報告者】矢野 直子(PFUソフトウェア株式会社)

機械翻訳(MT)をとりまく三者(ユーザーLSPMTメーカー)の役割関係はどうあるべきなのか

MTエンジン開発者の視点研究の現場では RBMTと SMTはライバル関係ととらえられてきたが最近はどちらの精度が高いのかという議論ではなくSMT の手法が肯定されつつある人間翻訳(HT)とMTは本当に競合関係にあるのかいまは「機械と争う」のではなく「機械を使って争う」時代手作業をしていた人間が仕事を失っていった産業革命の頃世の中は衰退したのではなく人間が機械をうまく使うようになって経済は発展してきたMTは人間にうまく使ってもらう方が良い競争する関係ではなくMTでどういう結果がでてきたら人間が上手く使えるのか人間に喜んでもらるのかにフォーカスしはじめている

LSP の視点LSP は分野種類を限定しワークフローを工夫してMTを使っているが限定的な使用に留まっている一方ユーザーがMTを購入しLSPが PE をするというビジネスモデルが非常に多いしかしMT出力だけが LSP に提供さ

れることによりその修正に非常に工数がかかるLSP はMTエンジンの特性を知らないまま渡されるためすべてを見直す必要があり人間が翻訳し直した方が早い場合があるユーザーを知る LSP が開発者と協業することによりMTは向上しもっと広くダイナミックに使えるものになるはず

開発者が語る翻訳ワークフローの未来像理想形はすべてがつながっているもの機械翻訳し翻訳メモリも使うもちろん人間翻訳もするこれらの作業結果がすべて(たとえばデータベースに)保存されていてTMでの修正結果や PE結果を次回も使えたりMTの中の知識として使えたり辞書引き的なものとしても使えるなどすべてのモジュールフローがシームレスに結びつき誰が何をしてもそれがその後の作業に反映されていくという形が求められているように思うさらにプレエディットポストエディットの知識をツールの本体に活かしていくということも考えていく必要があるこれはMTメーカーだけでは実現できない

LSP が語る翻訳ワークフローの未来像一番大事なことは用途による使い分けどういう結果がほしいのかによってワークフローは変わりMTの範囲と HTの範囲も変わってくるはずその部分を見極めた上で成果物結果を出していきたい同時に日本だけではなくグローバルにかつセキュリティを担保した環境でMTと世界中のリソースをフローに組み込めることが重要

またMT出力結果に関する明確な評価結果が欲しいさらに各MTエンジンの辞書コーパスをそのエンジン限定にせず(専門分野を特化して)共有できるとよいそれによってツールとしての機能特性にフォーカスして使うことができるそんな時代がいつか来るのだとしたら早い方が良い

セッション報告トラック1 ‒ セッション3

機械翻訳 開発者と LSP が語る今そして未来

鈴木 博和

渡邊 麻呂

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トラック 1クライアント向け

上條 猛氏 中外製薬株式会社信頼性保証推進部 翻訳マネジメントグループ スペシャリスト

萩原 裕子氏 メディカル翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

本セッションは翻訳を依頼する製薬会社の立場からと翻訳を受ける翻訳者の立場からの二部構成の製薬業界における支援ツールの活用についての講演である

第一部まず製薬会社を取り巻く外部環境として他の業界と同様にグローバリゼーションの進行によりドキュメントの翻訳(英語hArr日本語)の必要性が増加している事実があるまた製薬翻訳の対象の多くは規制当局のための技術文書であり読み手が内容を正確に把握できるように論理性一貫性整合性の要求が一般の翻訳より高い

このための有用なツールとして翻訳メモリ用語集スタイルマニュアルがある特に翻訳メモリは医薬品開発や製造のプロセスで作成される相互に関連した一連の文書に一貫性を提供することができるツールである英語のスタイルに関してはAMA(American Medical Association)のスタイル マニュアル(AMA Manual of Style)がある用語集は自社で使っている用語自社内の固有名詞を登録する難解な専門用語も登録しておくことによって翻訳作業時の調査の負担を軽くできる

翻訳メモリは翻訳者が納得して使え

るように品質管理をすることが重要であることはもちろんどのようなカテゴリーのメモリをラインナップするかいう運用管理もポイントとなる翻訳支援ツールの選定にあたっては自社内だけなく翻訳者の購入負担や使い勝手も考慮する必要がある翻訳は社内の確認パブリッシング承認作業を含めた文書作成業務の全体のプロセスの一工程として位置づけて考えるべきであるまた品質向上には製薬会社(発注者)と翻訳者(作業者) の共同作業が不可欠である

第二部メディカル翻訳者として翻訳支援ツールを使用する場合と使用しない場合があるがその時々でばらつきはあるものの前者は現時点ではおおむね全体の約 20である

Word への直接入力(原文は紙の出力物)Word での原文文章の上書きで翻訳をこなしてきた翻訳者としては翻訳支援ツールは操作に時間を取られるという印象があるこれは一文ずつOpen Segment と Close Segment を実行して翻訳を進める必要があるからであるOpen Segment によりツールが翻訳メモリで原文を検索して対応する訳文を表示する逆に直接入力のときに起こる可能性がある訳抜けの心配がないのは翻訳者としてありがたい(Segment とは翻訳の単位であり通常は文章)

翻訳者としてはツールの使い勝手のほかに翻訳メモリ内の翻訳の信頼性に疑念があり判断が必要となる場合がある支援ツールは原文の一致度によりマッチ率を提示してくれるが100マッ

チ(これから翻訳しようとする原文が過去の翻訳済みの原文とまったく同じ)であっても訳文の修正が必要となる場合があり注意が必要であるこれは一般的に「訳し分け」と呼ばれている

翻訳の品質を維持しながら作業の効率化を進めることが業界として求められているがそのために翻訳メモリは有用であると考えるそのためには翻訳メモリの品質の向上が不可欠でクライアント翻訳会社そして翻訳者が協力することが重要と考える

セッション報告トラック1 ‒ セッション4

製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術

上條 猛

萩原 裕子

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

竹尾 晋氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ビジネス ユニット マネージャ

藤原 正道氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ リード

今川 佳子氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ グループ マネージャ

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

登壇者の 3名は翻訳会社のコーディネータというよりは多国籍プロジェクトのプロジェクトリーダーのように思えた新興国の個別の事情がある中で数十の言語のローカライズを同時に進めるのであるプロジェクトにおけるリスク管理ノウハウが非常に興味深かった

新興国(東南アジア諸国インドアフリカ諸国)の翻訳者と仕事をする場合メジャーな言語での仕事と前提条件が大きく異なるこの「違い」によるリスクを最小限にするために取り組んでいる「クライアントにリスクを説明し協働してローカライズをすること」や「翻訳者を支援し育てること」の具体的な事例とノウハウが紹介された

発表後活発な質疑応答が終了時刻間際まで続いた質問の回答においてもクライアントとともに翻訳を進める姿勢がうかがえたさらに業務のストレスに対する社内スタッフの心のケアも重視していることが紹介された現場のストレスの大きさは相当なものだろう最前線で働く 3名の登壇者の生の声がふんだんに盛り込まれたヒントがつまったセッ

ションであった

新興国市場でのローカライズの現状新興国市場でのローカライズの需要が急速に増えている同時に希少言語(翻訳者が少ない言語)の翻訳需要が伸びている新興国として定義した 3つの地域の特徴は以下の通り

①東南アジアそれぞれの国独自の言語を有しており複数の国地域を網羅できる言語が少ない例インドネシア語ミャンマー語マレー語ビルマ語タイ語など

②インド国内で 1000 以上の言語があるといわれている主要な言語はヒンディー語

③アフリカ使用されている言語は2000 とも 3000ともいわれている例えばカメルーンには 230 の言語があるとされるフランス語やアラビア語の場合1 つの言語でも複数の国地域を網羅できる

新興国でのローカライズの注意点メジャーな言語でのローカライズ手法が使えないことが多い想定外の問題に対して適切な処置を講じないと製品サービスの満足度が低下しブランドイメージも悪くなることがあり注意が必要

①現地翻訳者の作業環境の理解が必要政治情勢が不安定な地域では翻訳者と連絡が取りづらくなることがある

電力供給が不安定な地域ではパソコン利用に制限がある

パソコンを複数人で共有する場合作

業速度が遅くなるインターネットスピードが一般に遅いため大きなファイルの共有が困難になる

②品質管理での困難な点品質要件が事前に定義されていない場合翻訳者に責任を問うことができない

言語によってはQAツールやスペルチェックツールが使えない

翻訳者の確保が困難な場合が多い標準仕様のパソコンでは表示できないフォントがある(翻訳者クライアントともに)

セッション報告トラック2 ‒ セッション1

新興国市場への製品サービスのローカライズについて

竹尾 晋

藤原 正道

今川 佳子

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】秋元 圭氏 株式会社クロスランゲージアールアンドディエンジングループ マネージャ

目次 由美子氏 株式会社シュタール ジャパン情報技術企画部 テクニカルマネジャー

山本 ゆうじ氏 秋桜舎代表【モデレータ】長瀬 友樹氏 株式会社富士通研究所メディア処理システム研究所 主管研究員

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

本セッションはアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)により企画され機械翻訳の最新動向と機械翻訳による差別化についてディスカッションが行われたここでの機械翻訳とは(人間ではなく)ソフト処理による翻訳である

なぜ日本語を中心とした翻訳では機械翻訳の成功事例はまだ少ないのかという点からディスカッションが始まった機械翻訳の種類によっては一般ユーザー向けの「概訳」としては役立つことがあっても翻訳者が「精訳」を作る目的では使えずかえって翻訳者の足を引っ張るからという意見がでた

そこでなぜ機械翻訳ソフトが期待通りの訳をせず誤訳するのかを機械翻訳開発者の立場から秋元氏が解説続いて翻訳支援(翻訳メモリー)ツールで機械翻訳機能を利用する方法を翻訳メモリー開発者の立場から目次氏が解説さらに機械側の問題以外にも導入する際の人間側の問題について機械翻訳の導入を手

がけてきた山本氏が指摘し機械翻訳導入が失敗する要因として①翻訳工程全体を見ていない②自動化への過剰な期待③用語集の軽視④技能不足(基礎IT技能翻訳など)を挙げた

これらの話を踏まえて機械翻訳でよい効果を出すためには①用語集の重要性②機械翻訳でも訳しやすい日本語の翻訳元原稿を書く(ライティング手法)から始めてはという結論に達した

まず信頼できる用語集を用意するたとえばtheater という単語は演劇なら「劇団」や「観客」医学なら「手術室」軍事なら「戦域」と訳が異なる機械翻訳では用語集に載っていない訳語は適切な訳をつけられず誤訳につながるまた人間翻訳の際の訳語統一の観点からも用語集の利用は必須であるそのためさまざまな環境ですぐに共有再利用できるようにデータ形式を整えることも大切であるそこでAAMTが策定した簡単に作れ使用できる用語集形式UTX(httpwwwaamtinfojapaneseutx)が紹介された

さらに日本語ライティングの改善や前編集により翻訳原稿を機械翻訳で訳しやすくできる方法として① 100 字を超えたら 1 文を分ける②曖昧な表現を避ける(特に動詞)③誤字脱字誤記をなくすなどがある①で 1 文を 100 字以下にするだけで機械翻訳の翻訳精度は格段に上がり翻訳メモリーも一致しやすくなる②では「~になる」「~をする」「~を行う」などの多義的な用語を限定的な意味を持つ動詞に変えるたとえば「遊園地は屋上になります」ではな

く「遊園地は屋上にあります」とすると誤訳されにくくなる③の誤字脱字誤記は特に機械翻訳では誤訳の原因になる

セッション報告トラック2 ‒ セッション2

機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか

秋元 圭

目次 由美子

山本 ゆうじ

長瀬 友樹

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

-7)-2851$

トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

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トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

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トラック 4日英翻訳者向け

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ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

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長尾 龍介

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-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

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デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

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岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

-7)-2851$

トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

-7)-2851$

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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今年も JTF 翻訳祭が盛況のうちに開催されましたクライアント翻訳会社翻訳者のそれぞれの方に向けて編成された 6 つのトラックに 90 分のセッションが 4 件ずつ合計 24 件のセッションが提供されましたこの特集ではこれら 24 件のセッションすべてについて参加者によるレポートを掲載しています当日翻訳祭の会場にいたけれど聴けなかったセッションや翻訳祭に参加できなかったけれど興味があるというセッションについてはぜひこの日本翻訳ジャーナルのレポートをご覧くださいまたJTF 翻訳祭と併設された展示会「翻訳プラザ」には 35 社の翻訳業界関連企業が出展しツールメーカーを中心にプレゼン製品紹介も行われて大勢の方にご参加いただきました

日 時2013 年 11 月 27 日(水)930 ~ 2030場 所アルカディア市ヶ谷(私学会館)テーマ「大翻訳時代 ~ Define Your Blue Ocean Strategy ~」主 催一般社団法人日本翻訳連盟後援特別協力日本翻訳者協会(JAT)後 援経済産業省アジア太平洋機械翻訳協会NPO法人 STC 東京Globalization and Localization Association(GALA)一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会一般社団法人電子情報技術産業協会公益社団法人日本工業英語協会

特 集JTF JOURNAL 269 FEATURE

第23回 JTF翻訳祭

23rd JTF Translation Festival

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トラック 1クライアント向け

柴山 正治(Wehner Marcus)氏 株式会社 スクウェアエニックス ローカライズ部 シニアトランスレーター

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

J-LOP(httpj-lopjp)がゲーム業界では今ホットな話題であるJ-LOP は日本のコンテンツを海外に展開する際に必要なローカライズやプロモーションの支援や費用の一部を助成してくれる制度である海外ではこのような助成はわりとメジャーだったが日本もコンテンツを売り込むことにやっと本腰を入れはじめたようだ

現在のスクウェアエニックスのローカライズで主流となっている海外言語はEFIGS+CH+KOである今後は成長著しい BRICS も増えてくるであろうしさらにMENA(中近東やアフリカ地域)も伸びてくるのではないかと予想している

一般的にゲーム翻訳に限らず翻訳は社外の翻訳会社などに一括して頼むことが多いのではないだろうか最近発表があったがGoogle 社でも今後ゲーム翻訳を開始するそうだ40 カ国語に対応し低価格で翻訳を行う予定だとかこのように社外に委託しようと思えばいくらでも可能だが弊社では社内にローカライズ部を置いて翻訳を行っているそこで今回は「あえて社内でローカライズ部を持つメリット」についてお話したい

弊社のローカライズ部は 60 名位が在籍しコーディネーターとトランスレーターで成り立っているコーディネーターはロー

カライズ予算の作成や進捗管理ゲーム開発に携わる各部門また海外スタジオとの連絡窓口として動くトランスレーターはゲームタイトルの提案やインゲーム翻訳用語集の作成ゲーム仕様の調整などを行う通常FINAL FANTASYregなどの大型タイトルだとコーディネータや言語担当者は4~ 5 人で形成されつねに多数のタイトルが同時進行で作業が行われている

どちらかというとローカライズ部単独での作業というよりは社内の他の部署と連携して行う仕事が多いたとえば経理部や人事部と連携してビザの発行や特許申請を行ったり倫理構成部門と連携して発売国の倫理に触れるような表現や描写がないかなどをチェックしたりしているこのように他部署と連携して作業を行っているにもかかわらずなぜかローカライズ部の忙しさや存在価値を今ひとつ理解してもらえていないように感じることが時々あるローカライズ部も会社の 1部署であるので会社にどのように貢献しているかをアピールしなければならない一番簡単な方法としては 1日あたりの翻訳スピードという手があるがこれでは翻訳の質の向上やローカライズの地位向上にはつながらないそこで本来のプロジェクトの翻訳以外にも社内向けに啓蒙活動を行っているたとえば社内向けに海外のゲーム開発専門誌を翻訳したり海外で話題になっているゲームを幅広く紹介解説したり旬の海外ゲームを社員向けに貸し出しするサービスやローカライズバイブルの作成を行っている

ローカライズバイブルはスペックシートのようなものでたとえば自動改行を

入れるイベントスキップ機能を入れるリップシンクするUnicode 対応言語別のファイルセットを用意するなどゲームを開発する際に注意して欲しいことがまとめてあるそしてプロジェクトが終了した際にそのプロジェクトがローカライズバイブルにどれだけ対応していたかを評価し履歴をつけて利用している

社外の方から「翻訳の際にどこの翻訳支援ツールを使っているのか」と質問されることがよくあるが当社ではすべて内製の翻訳支援ツールを使用しているldquoMoomlerdquoという音声台本用のツールとldquoRosettardquoという字幕+全テキスト用ツールの 2つであるなぜ内製ツールなのかというと既成品では使い勝手が悪かったというのが 1点もう 1点は社外の製品だとその会社が買収されたり倒産した場合製品が無くなってしまったり使い勝手が変わってしまったりする恐れがあるからだ内製ツールの場合社内で開発しているので改良や機能追加GUI の変更など気軽に意見が出せその都度対応してもらうことが可能だそのため弊社では内製ツールを使用している

翻訳を頼む側にとって社内にローカライズ部を持つ一番のメリットは「無茶が効く」ということではないかと思う

セッション報告トラック1 ‒ セッション1

ゲームローカライズの極み―多言語同時開発を生き残るためのブルーオーシャン

柴山 正治(Wehner Marcus)

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トラック 1クライアント向け

【第一部多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス】

山野邉 行俊氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G グループ長

平本 肇氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G

【第二部大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント】

俣野 宏子氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Translation Program Manager

中村 和幸氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Language Specialist

【報告者】藤村 希早(株式会社ランゲージドキュメンテーションサービス)

第一部山野邉氏平本氏(富士ゼロックスアドバンストテクノロジー)「多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス」近年複数の国や地域で製品が同時期に販売されるケースが増えているそのため製品(複合機)に同梱するユーザーマニュアルの制作プロセスを改善し製品の販売時期までに複数言語のマニュアルを完成させる必要が出てきた

仕様変更対応リストベースマニュアル英語マニュアルの完成早期化のため仕様変更対応リストとベースマニュアルを導入した仕様変更対応リストとは

開発部門から入手した仕様変更とマニュアルへの影響の有無を一覧化したものである一方ベースマニュアルとはマニュアルのデータベースであり変更箇所の管理を一元的にできるようにしたものであるこれらの導入により英語マニュアルの完成を早期化できた

XML ベース CMS導入中国語韓国語マニュアルの完成早期化

のためXML技術を使用するコンテンツマネージメントシステムを導入したこれにより翻訳が必要な箇所の管理が簡単になり翻訳の指示が容易になったこのシステムは自動レイアウト機能を持ち翻訳後の処理を短期間でできるようになった英語版の原稿データをもとにシステムから翻訳用のデータを出力しオフライン形式で翻訳会社に渡しているなお効率よく翻訳をするためにレイアウト済みの原稿が必要な場合は英語版の PDFデータも渡している今後より多くの言語への翻訳が必要なマニュアル制作にもシステムを展開することを検討している

翻訳会社に期待すること機械翻訳の活用方法ユーザーに必要な「翻訳の品質」を評価するための客観的な指標など翻訳に関する新しい技術動向を踏まえた上でより効率的に制作翻訳をするための方法を一緒に考えていただきたいと考えている

第二部俣野氏中村氏(日本オラクル)「大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント」

WPTGの翻訳モデル開発部門WPTG翻訳会社が三位一

体で行っているブランドイメージを大切にしながらコストと品質の両立を目指し自社開発システムやツールを利用した効率的なオペレーションを実行している翻訳の前後に前工程と後工程を設けることでリスクの最小化と作業の最適化を図っている

QCD+ LSTクライアントは従来のQCD(品質コスト納期)に加えてLSTを求めているLST とはLリーダーシップ(オラクルのパートナーとしてプロアクティブに提案や質問をする)Sスピード(コミュニケーションを柔軟に正確にしスピーディに対応する)T技術力(モバイルクラウドなど技術の変化に対応し続ける)のことである

セッション報告トラック1 ‒ セッション2

IT 翻訳の品質管理と翻訳会社に期待すること

俣野 宏子

中村 和幸

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トラック 1クライアント向け

鈴木 博和氏 株式会社東芝研究開発センター 研究企画部 企画担当

渡邊 麻呂氏 株式会社十印 代表取締役社長【報告者】矢野 直子(PFUソフトウェア株式会社)

機械翻訳(MT)をとりまく三者(ユーザーLSPMTメーカー)の役割関係はどうあるべきなのか

MTエンジン開発者の視点研究の現場では RBMTと SMTはライバル関係ととらえられてきたが最近はどちらの精度が高いのかという議論ではなくSMT の手法が肯定されつつある人間翻訳(HT)とMTは本当に競合関係にあるのかいまは「機械と争う」のではなく「機械を使って争う」時代手作業をしていた人間が仕事を失っていった産業革命の頃世の中は衰退したのではなく人間が機械をうまく使うようになって経済は発展してきたMTは人間にうまく使ってもらう方が良い競争する関係ではなくMTでどういう結果がでてきたら人間が上手く使えるのか人間に喜んでもらるのかにフォーカスしはじめている

LSP の視点LSP は分野種類を限定しワークフローを工夫してMTを使っているが限定的な使用に留まっている一方ユーザーがMTを購入しLSPが PE をするというビジネスモデルが非常に多いしかしMT出力だけが LSP に提供さ

れることによりその修正に非常に工数がかかるLSP はMTエンジンの特性を知らないまま渡されるためすべてを見直す必要があり人間が翻訳し直した方が早い場合があるユーザーを知る LSP が開発者と協業することによりMTは向上しもっと広くダイナミックに使えるものになるはず

開発者が語る翻訳ワークフローの未来像理想形はすべてがつながっているもの機械翻訳し翻訳メモリも使うもちろん人間翻訳もするこれらの作業結果がすべて(たとえばデータベースに)保存されていてTMでの修正結果や PE結果を次回も使えたりMTの中の知識として使えたり辞書引き的なものとしても使えるなどすべてのモジュールフローがシームレスに結びつき誰が何をしてもそれがその後の作業に反映されていくという形が求められているように思うさらにプレエディットポストエディットの知識をツールの本体に活かしていくということも考えていく必要があるこれはMTメーカーだけでは実現できない

LSP が語る翻訳ワークフローの未来像一番大事なことは用途による使い分けどういう結果がほしいのかによってワークフローは変わりMTの範囲と HTの範囲も変わってくるはずその部分を見極めた上で成果物結果を出していきたい同時に日本だけではなくグローバルにかつセキュリティを担保した環境でMTと世界中のリソースをフローに組み込めることが重要

またMT出力結果に関する明確な評価結果が欲しいさらに各MTエンジンの辞書コーパスをそのエンジン限定にせず(専門分野を特化して)共有できるとよいそれによってツールとしての機能特性にフォーカスして使うことができるそんな時代がいつか来るのだとしたら早い方が良い

セッション報告トラック1 ‒ セッション3

機械翻訳 開発者と LSP が語る今そして未来

鈴木 博和

渡邊 麻呂

-DQXDU)HEUXDU

トラック 1クライアント向け

上條 猛氏 中外製薬株式会社信頼性保証推進部 翻訳マネジメントグループ スペシャリスト

萩原 裕子氏 メディカル翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

本セッションは翻訳を依頼する製薬会社の立場からと翻訳を受ける翻訳者の立場からの二部構成の製薬業界における支援ツールの活用についての講演である

第一部まず製薬会社を取り巻く外部環境として他の業界と同様にグローバリゼーションの進行によりドキュメントの翻訳(英語hArr日本語)の必要性が増加している事実があるまた製薬翻訳の対象の多くは規制当局のための技術文書であり読み手が内容を正確に把握できるように論理性一貫性整合性の要求が一般の翻訳より高い

このための有用なツールとして翻訳メモリ用語集スタイルマニュアルがある特に翻訳メモリは医薬品開発や製造のプロセスで作成される相互に関連した一連の文書に一貫性を提供することができるツールである英語のスタイルに関してはAMA(American Medical Association)のスタイル マニュアル(AMA Manual of Style)がある用語集は自社で使っている用語自社内の固有名詞を登録する難解な専門用語も登録しておくことによって翻訳作業時の調査の負担を軽くできる

翻訳メモリは翻訳者が納得して使え

るように品質管理をすることが重要であることはもちろんどのようなカテゴリーのメモリをラインナップするかいう運用管理もポイントとなる翻訳支援ツールの選定にあたっては自社内だけなく翻訳者の購入負担や使い勝手も考慮する必要がある翻訳は社内の確認パブリッシング承認作業を含めた文書作成業務の全体のプロセスの一工程として位置づけて考えるべきであるまた品質向上には製薬会社(発注者)と翻訳者(作業者) の共同作業が不可欠である

第二部メディカル翻訳者として翻訳支援ツールを使用する場合と使用しない場合があるがその時々でばらつきはあるものの前者は現時点ではおおむね全体の約 20である

Word への直接入力(原文は紙の出力物)Word での原文文章の上書きで翻訳をこなしてきた翻訳者としては翻訳支援ツールは操作に時間を取られるという印象があるこれは一文ずつOpen Segment と Close Segment を実行して翻訳を進める必要があるからであるOpen Segment によりツールが翻訳メモリで原文を検索して対応する訳文を表示する逆に直接入力のときに起こる可能性がある訳抜けの心配がないのは翻訳者としてありがたい(Segment とは翻訳の単位であり通常は文章)

翻訳者としてはツールの使い勝手のほかに翻訳メモリ内の翻訳の信頼性に疑念があり判断が必要となる場合がある支援ツールは原文の一致度によりマッチ率を提示してくれるが100マッ

チ(これから翻訳しようとする原文が過去の翻訳済みの原文とまったく同じ)であっても訳文の修正が必要となる場合があり注意が必要であるこれは一般的に「訳し分け」と呼ばれている

翻訳の品質を維持しながら作業の効率化を進めることが業界として求められているがそのために翻訳メモリは有用であると考えるそのためには翻訳メモリの品質の向上が不可欠でクライアント翻訳会社そして翻訳者が協力することが重要と考える

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製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術

上條 猛

萩原 裕子

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

竹尾 晋氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ビジネス ユニット マネージャ

藤原 正道氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ リード

今川 佳子氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ グループ マネージャ

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

登壇者の 3名は翻訳会社のコーディネータというよりは多国籍プロジェクトのプロジェクトリーダーのように思えた新興国の個別の事情がある中で数十の言語のローカライズを同時に進めるのであるプロジェクトにおけるリスク管理ノウハウが非常に興味深かった

新興国(東南アジア諸国インドアフリカ諸国)の翻訳者と仕事をする場合メジャーな言語での仕事と前提条件が大きく異なるこの「違い」によるリスクを最小限にするために取り組んでいる「クライアントにリスクを説明し協働してローカライズをすること」や「翻訳者を支援し育てること」の具体的な事例とノウハウが紹介された

発表後活発な質疑応答が終了時刻間際まで続いた質問の回答においてもクライアントとともに翻訳を進める姿勢がうかがえたさらに業務のストレスに対する社内スタッフの心のケアも重視していることが紹介された現場のストレスの大きさは相当なものだろう最前線で働く 3名の登壇者の生の声がふんだんに盛り込まれたヒントがつまったセッ

ションであった

新興国市場でのローカライズの現状新興国市場でのローカライズの需要が急速に増えている同時に希少言語(翻訳者が少ない言語)の翻訳需要が伸びている新興国として定義した 3つの地域の特徴は以下の通り

①東南アジアそれぞれの国独自の言語を有しており複数の国地域を網羅できる言語が少ない例インドネシア語ミャンマー語マレー語ビルマ語タイ語など

②インド国内で 1000 以上の言語があるといわれている主要な言語はヒンディー語

③アフリカ使用されている言語は2000 とも 3000ともいわれている例えばカメルーンには 230 の言語があるとされるフランス語やアラビア語の場合1 つの言語でも複数の国地域を網羅できる

新興国でのローカライズの注意点メジャーな言語でのローカライズ手法が使えないことが多い想定外の問題に対して適切な処置を講じないと製品サービスの満足度が低下しブランドイメージも悪くなることがあり注意が必要

①現地翻訳者の作業環境の理解が必要政治情勢が不安定な地域では翻訳者と連絡が取りづらくなることがある

電力供給が不安定な地域ではパソコン利用に制限がある

パソコンを複数人で共有する場合作

業速度が遅くなるインターネットスピードが一般に遅いため大きなファイルの共有が困難になる

②品質管理での困難な点品質要件が事前に定義されていない場合翻訳者に責任を問うことができない

言語によってはQAツールやスペルチェックツールが使えない

翻訳者の確保が困難な場合が多い標準仕様のパソコンでは表示できないフォントがある(翻訳者クライアントともに)

セッション報告トラック2 ‒ セッション1

新興国市場への製品サービスのローカライズについて

竹尾 晋

藤原 正道

今川 佳子

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】秋元 圭氏 株式会社クロスランゲージアールアンドディエンジングループ マネージャ

目次 由美子氏 株式会社シュタール ジャパン情報技術企画部 テクニカルマネジャー

山本 ゆうじ氏 秋桜舎代表【モデレータ】長瀬 友樹氏 株式会社富士通研究所メディア処理システム研究所 主管研究員

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

本セッションはアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)により企画され機械翻訳の最新動向と機械翻訳による差別化についてディスカッションが行われたここでの機械翻訳とは(人間ではなく)ソフト処理による翻訳である

なぜ日本語を中心とした翻訳では機械翻訳の成功事例はまだ少ないのかという点からディスカッションが始まった機械翻訳の種類によっては一般ユーザー向けの「概訳」としては役立つことがあっても翻訳者が「精訳」を作る目的では使えずかえって翻訳者の足を引っ張るからという意見がでた

そこでなぜ機械翻訳ソフトが期待通りの訳をせず誤訳するのかを機械翻訳開発者の立場から秋元氏が解説続いて翻訳支援(翻訳メモリー)ツールで機械翻訳機能を利用する方法を翻訳メモリー開発者の立場から目次氏が解説さらに機械側の問題以外にも導入する際の人間側の問題について機械翻訳の導入を手

がけてきた山本氏が指摘し機械翻訳導入が失敗する要因として①翻訳工程全体を見ていない②自動化への過剰な期待③用語集の軽視④技能不足(基礎IT技能翻訳など)を挙げた

これらの話を踏まえて機械翻訳でよい効果を出すためには①用語集の重要性②機械翻訳でも訳しやすい日本語の翻訳元原稿を書く(ライティング手法)から始めてはという結論に達した

まず信頼できる用語集を用意するたとえばtheater という単語は演劇なら「劇団」や「観客」医学なら「手術室」軍事なら「戦域」と訳が異なる機械翻訳では用語集に載っていない訳語は適切な訳をつけられず誤訳につながるまた人間翻訳の際の訳語統一の観点からも用語集の利用は必須であるそのためさまざまな環境ですぐに共有再利用できるようにデータ形式を整えることも大切であるそこでAAMTが策定した簡単に作れ使用できる用語集形式UTX(httpwwwaamtinfojapaneseutx)が紹介された

さらに日本語ライティングの改善や前編集により翻訳原稿を機械翻訳で訳しやすくできる方法として① 100 字を超えたら 1 文を分ける②曖昧な表現を避ける(特に動詞)③誤字脱字誤記をなくすなどがある①で 1 文を 100 字以下にするだけで機械翻訳の翻訳精度は格段に上がり翻訳メモリーも一致しやすくなる②では「~になる」「~をする」「~を行う」などの多義的な用語を限定的な意味を持つ動詞に変えるたとえば「遊園地は屋上になります」ではな

く「遊園地は屋上にあります」とすると誤訳されにくくなる③の誤字脱字誤記は特に機械翻訳では誤訳の原因になる

セッション報告トラック2 ‒ セッション2

機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか

秋元 圭

目次 由美子

山本 ゆうじ

長瀬 友樹

-7)-2851$

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

-7)-2851$

トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

-DQXDU)HEUXDU

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

ジェルミエンジェル

長尾 龍介

森井 サイラ

リサヒュー

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

続きはWEBへ

トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

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円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

+1$7$LRWR

2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 1クライアント向け

柴山 正治(Wehner Marcus)氏 株式会社 スクウェアエニックス ローカライズ部 シニアトランスレーター

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

J-LOP(httpj-lopjp)がゲーム業界では今ホットな話題であるJ-LOP は日本のコンテンツを海外に展開する際に必要なローカライズやプロモーションの支援や費用の一部を助成してくれる制度である海外ではこのような助成はわりとメジャーだったが日本もコンテンツを売り込むことにやっと本腰を入れはじめたようだ

現在のスクウェアエニックスのローカライズで主流となっている海外言語はEFIGS+CH+KOである今後は成長著しい BRICS も増えてくるであろうしさらにMENA(中近東やアフリカ地域)も伸びてくるのではないかと予想している

一般的にゲーム翻訳に限らず翻訳は社外の翻訳会社などに一括して頼むことが多いのではないだろうか最近発表があったがGoogle 社でも今後ゲーム翻訳を開始するそうだ40 カ国語に対応し低価格で翻訳を行う予定だとかこのように社外に委託しようと思えばいくらでも可能だが弊社では社内にローカライズ部を置いて翻訳を行っているそこで今回は「あえて社内でローカライズ部を持つメリット」についてお話したい

弊社のローカライズ部は 60 名位が在籍しコーディネーターとトランスレーターで成り立っているコーディネーターはロー

カライズ予算の作成や進捗管理ゲーム開発に携わる各部門また海外スタジオとの連絡窓口として動くトランスレーターはゲームタイトルの提案やインゲーム翻訳用語集の作成ゲーム仕様の調整などを行う通常FINAL FANTASYregなどの大型タイトルだとコーディネータや言語担当者は4~ 5 人で形成されつねに多数のタイトルが同時進行で作業が行われている

どちらかというとローカライズ部単独での作業というよりは社内の他の部署と連携して行う仕事が多いたとえば経理部や人事部と連携してビザの発行や特許申請を行ったり倫理構成部門と連携して発売国の倫理に触れるような表現や描写がないかなどをチェックしたりしているこのように他部署と連携して作業を行っているにもかかわらずなぜかローカライズ部の忙しさや存在価値を今ひとつ理解してもらえていないように感じることが時々あるローカライズ部も会社の 1部署であるので会社にどのように貢献しているかをアピールしなければならない一番簡単な方法としては 1日あたりの翻訳スピードという手があるがこれでは翻訳の質の向上やローカライズの地位向上にはつながらないそこで本来のプロジェクトの翻訳以外にも社内向けに啓蒙活動を行っているたとえば社内向けに海外のゲーム開発専門誌を翻訳したり海外で話題になっているゲームを幅広く紹介解説したり旬の海外ゲームを社員向けに貸し出しするサービスやローカライズバイブルの作成を行っている

ローカライズバイブルはスペックシートのようなものでたとえば自動改行を

入れるイベントスキップ機能を入れるリップシンクするUnicode 対応言語別のファイルセットを用意するなどゲームを開発する際に注意して欲しいことがまとめてあるそしてプロジェクトが終了した際にそのプロジェクトがローカライズバイブルにどれだけ対応していたかを評価し履歴をつけて利用している

社外の方から「翻訳の際にどこの翻訳支援ツールを使っているのか」と質問されることがよくあるが当社ではすべて内製の翻訳支援ツールを使用しているldquoMoomlerdquoという音声台本用のツールとldquoRosettardquoという字幕+全テキスト用ツールの 2つであるなぜ内製ツールなのかというと既成品では使い勝手が悪かったというのが 1点もう 1点は社外の製品だとその会社が買収されたり倒産した場合製品が無くなってしまったり使い勝手が変わってしまったりする恐れがあるからだ内製ツールの場合社内で開発しているので改良や機能追加GUI の変更など気軽に意見が出せその都度対応してもらうことが可能だそのため弊社では内製ツールを使用している

翻訳を頼む側にとって社内にローカライズ部を持つ一番のメリットは「無茶が効く」ということではないかと思う

セッション報告トラック1 ‒ セッション1

ゲームローカライズの極み―多言語同時開発を生き残るためのブルーオーシャン

柴山 正治(Wehner Marcus)

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 1クライアント向け

【第一部多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス】

山野邉 行俊氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G グループ長

平本 肇氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G

【第二部大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント】

俣野 宏子氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Translation Program Manager

中村 和幸氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Language Specialist

【報告者】藤村 希早(株式会社ランゲージドキュメンテーションサービス)

第一部山野邉氏平本氏(富士ゼロックスアドバンストテクノロジー)「多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス」近年複数の国や地域で製品が同時期に販売されるケースが増えているそのため製品(複合機)に同梱するユーザーマニュアルの制作プロセスを改善し製品の販売時期までに複数言語のマニュアルを完成させる必要が出てきた

仕様変更対応リストベースマニュアル英語マニュアルの完成早期化のため仕様変更対応リストとベースマニュアルを導入した仕様変更対応リストとは

開発部門から入手した仕様変更とマニュアルへの影響の有無を一覧化したものである一方ベースマニュアルとはマニュアルのデータベースであり変更箇所の管理を一元的にできるようにしたものであるこれらの導入により英語マニュアルの完成を早期化できた

XML ベース CMS導入中国語韓国語マニュアルの完成早期化

のためXML技術を使用するコンテンツマネージメントシステムを導入したこれにより翻訳が必要な箇所の管理が簡単になり翻訳の指示が容易になったこのシステムは自動レイアウト機能を持ち翻訳後の処理を短期間でできるようになった英語版の原稿データをもとにシステムから翻訳用のデータを出力しオフライン形式で翻訳会社に渡しているなお効率よく翻訳をするためにレイアウト済みの原稿が必要な場合は英語版の PDFデータも渡している今後より多くの言語への翻訳が必要なマニュアル制作にもシステムを展開することを検討している

翻訳会社に期待すること機械翻訳の活用方法ユーザーに必要な「翻訳の品質」を評価するための客観的な指標など翻訳に関する新しい技術動向を踏まえた上でより効率的に制作翻訳をするための方法を一緒に考えていただきたいと考えている

第二部俣野氏中村氏(日本オラクル)「大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント」

WPTGの翻訳モデル開発部門WPTG翻訳会社が三位一

体で行っているブランドイメージを大切にしながらコストと品質の両立を目指し自社開発システムやツールを利用した効率的なオペレーションを実行している翻訳の前後に前工程と後工程を設けることでリスクの最小化と作業の最適化を図っている

QCD+ LSTクライアントは従来のQCD(品質コスト納期)に加えてLSTを求めているLST とはLリーダーシップ(オラクルのパートナーとしてプロアクティブに提案や質問をする)Sスピード(コミュニケーションを柔軟に正確にしスピーディに対応する)T技術力(モバイルクラウドなど技術の変化に対応し続ける)のことである

セッション報告トラック1 ‒ セッション2

IT 翻訳の品質管理と翻訳会社に期待すること

俣野 宏子

中村 和幸

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トラック 1クライアント向け

鈴木 博和氏 株式会社東芝研究開発センター 研究企画部 企画担当

渡邊 麻呂氏 株式会社十印 代表取締役社長【報告者】矢野 直子(PFUソフトウェア株式会社)

機械翻訳(MT)をとりまく三者(ユーザーLSPMTメーカー)の役割関係はどうあるべきなのか

MTエンジン開発者の視点研究の現場では RBMTと SMTはライバル関係ととらえられてきたが最近はどちらの精度が高いのかという議論ではなくSMT の手法が肯定されつつある人間翻訳(HT)とMTは本当に競合関係にあるのかいまは「機械と争う」のではなく「機械を使って争う」時代手作業をしていた人間が仕事を失っていった産業革命の頃世の中は衰退したのではなく人間が機械をうまく使うようになって経済は発展してきたMTは人間にうまく使ってもらう方が良い競争する関係ではなくMTでどういう結果がでてきたら人間が上手く使えるのか人間に喜んでもらるのかにフォーカスしはじめている

LSP の視点LSP は分野種類を限定しワークフローを工夫してMTを使っているが限定的な使用に留まっている一方ユーザーがMTを購入しLSPが PE をするというビジネスモデルが非常に多いしかしMT出力だけが LSP に提供さ

れることによりその修正に非常に工数がかかるLSP はMTエンジンの特性を知らないまま渡されるためすべてを見直す必要があり人間が翻訳し直した方が早い場合があるユーザーを知る LSP が開発者と協業することによりMTは向上しもっと広くダイナミックに使えるものになるはず

開発者が語る翻訳ワークフローの未来像理想形はすべてがつながっているもの機械翻訳し翻訳メモリも使うもちろん人間翻訳もするこれらの作業結果がすべて(たとえばデータベースに)保存されていてTMでの修正結果や PE結果を次回も使えたりMTの中の知識として使えたり辞書引き的なものとしても使えるなどすべてのモジュールフローがシームレスに結びつき誰が何をしてもそれがその後の作業に反映されていくという形が求められているように思うさらにプレエディットポストエディットの知識をツールの本体に活かしていくということも考えていく必要があるこれはMTメーカーだけでは実現できない

LSP が語る翻訳ワークフローの未来像一番大事なことは用途による使い分けどういう結果がほしいのかによってワークフローは変わりMTの範囲と HTの範囲も変わってくるはずその部分を見極めた上で成果物結果を出していきたい同時に日本だけではなくグローバルにかつセキュリティを担保した環境でMTと世界中のリソースをフローに組み込めることが重要

またMT出力結果に関する明確な評価結果が欲しいさらに各MTエンジンの辞書コーパスをそのエンジン限定にせず(専門分野を特化して)共有できるとよいそれによってツールとしての機能特性にフォーカスして使うことができるそんな時代がいつか来るのだとしたら早い方が良い

セッション報告トラック1 ‒ セッション3

機械翻訳 開発者と LSP が語る今そして未来

鈴木 博和

渡邊 麻呂

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トラック 1クライアント向け

上條 猛氏 中外製薬株式会社信頼性保証推進部 翻訳マネジメントグループ スペシャリスト

萩原 裕子氏 メディカル翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

本セッションは翻訳を依頼する製薬会社の立場からと翻訳を受ける翻訳者の立場からの二部構成の製薬業界における支援ツールの活用についての講演である

第一部まず製薬会社を取り巻く外部環境として他の業界と同様にグローバリゼーションの進行によりドキュメントの翻訳(英語hArr日本語)の必要性が増加している事実があるまた製薬翻訳の対象の多くは規制当局のための技術文書であり読み手が内容を正確に把握できるように論理性一貫性整合性の要求が一般の翻訳より高い

このための有用なツールとして翻訳メモリ用語集スタイルマニュアルがある特に翻訳メモリは医薬品開発や製造のプロセスで作成される相互に関連した一連の文書に一貫性を提供することができるツールである英語のスタイルに関してはAMA(American Medical Association)のスタイル マニュアル(AMA Manual of Style)がある用語集は自社で使っている用語自社内の固有名詞を登録する難解な専門用語も登録しておくことによって翻訳作業時の調査の負担を軽くできる

翻訳メモリは翻訳者が納得して使え

るように品質管理をすることが重要であることはもちろんどのようなカテゴリーのメモリをラインナップするかいう運用管理もポイントとなる翻訳支援ツールの選定にあたっては自社内だけなく翻訳者の購入負担や使い勝手も考慮する必要がある翻訳は社内の確認パブリッシング承認作業を含めた文書作成業務の全体のプロセスの一工程として位置づけて考えるべきであるまた品質向上には製薬会社(発注者)と翻訳者(作業者) の共同作業が不可欠である

第二部メディカル翻訳者として翻訳支援ツールを使用する場合と使用しない場合があるがその時々でばらつきはあるものの前者は現時点ではおおむね全体の約 20である

Word への直接入力(原文は紙の出力物)Word での原文文章の上書きで翻訳をこなしてきた翻訳者としては翻訳支援ツールは操作に時間を取られるという印象があるこれは一文ずつOpen Segment と Close Segment を実行して翻訳を進める必要があるからであるOpen Segment によりツールが翻訳メモリで原文を検索して対応する訳文を表示する逆に直接入力のときに起こる可能性がある訳抜けの心配がないのは翻訳者としてありがたい(Segment とは翻訳の単位であり通常は文章)

翻訳者としてはツールの使い勝手のほかに翻訳メモリ内の翻訳の信頼性に疑念があり判断が必要となる場合がある支援ツールは原文の一致度によりマッチ率を提示してくれるが100マッ

チ(これから翻訳しようとする原文が過去の翻訳済みの原文とまったく同じ)であっても訳文の修正が必要となる場合があり注意が必要であるこれは一般的に「訳し分け」と呼ばれている

翻訳の品質を維持しながら作業の効率化を進めることが業界として求められているがそのために翻訳メモリは有用であると考えるそのためには翻訳メモリの品質の向上が不可欠でクライアント翻訳会社そして翻訳者が協力することが重要と考える

セッション報告トラック1 ‒ セッション4

製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術

上條 猛

萩原 裕子

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

竹尾 晋氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ビジネス ユニット マネージャ

藤原 正道氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ リード

今川 佳子氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ グループ マネージャ

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

登壇者の 3名は翻訳会社のコーディネータというよりは多国籍プロジェクトのプロジェクトリーダーのように思えた新興国の個別の事情がある中で数十の言語のローカライズを同時に進めるのであるプロジェクトにおけるリスク管理ノウハウが非常に興味深かった

新興国(東南アジア諸国インドアフリカ諸国)の翻訳者と仕事をする場合メジャーな言語での仕事と前提条件が大きく異なるこの「違い」によるリスクを最小限にするために取り組んでいる「クライアントにリスクを説明し協働してローカライズをすること」や「翻訳者を支援し育てること」の具体的な事例とノウハウが紹介された

発表後活発な質疑応答が終了時刻間際まで続いた質問の回答においてもクライアントとともに翻訳を進める姿勢がうかがえたさらに業務のストレスに対する社内スタッフの心のケアも重視していることが紹介された現場のストレスの大きさは相当なものだろう最前線で働く 3名の登壇者の生の声がふんだんに盛り込まれたヒントがつまったセッ

ションであった

新興国市場でのローカライズの現状新興国市場でのローカライズの需要が急速に増えている同時に希少言語(翻訳者が少ない言語)の翻訳需要が伸びている新興国として定義した 3つの地域の特徴は以下の通り

①東南アジアそれぞれの国独自の言語を有しており複数の国地域を網羅できる言語が少ない例インドネシア語ミャンマー語マレー語ビルマ語タイ語など

②インド国内で 1000 以上の言語があるといわれている主要な言語はヒンディー語

③アフリカ使用されている言語は2000 とも 3000ともいわれている例えばカメルーンには 230 の言語があるとされるフランス語やアラビア語の場合1 つの言語でも複数の国地域を網羅できる

新興国でのローカライズの注意点メジャーな言語でのローカライズ手法が使えないことが多い想定外の問題に対して適切な処置を講じないと製品サービスの満足度が低下しブランドイメージも悪くなることがあり注意が必要

①現地翻訳者の作業環境の理解が必要政治情勢が不安定な地域では翻訳者と連絡が取りづらくなることがある

電力供給が不安定な地域ではパソコン利用に制限がある

パソコンを複数人で共有する場合作

業速度が遅くなるインターネットスピードが一般に遅いため大きなファイルの共有が困難になる

②品質管理での困難な点品質要件が事前に定義されていない場合翻訳者に責任を問うことができない

言語によってはQAツールやスペルチェックツールが使えない

翻訳者の確保が困難な場合が多い標準仕様のパソコンでは表示できないフォントがある(翻訳者クライアントともに)

セッション報告トラック2 ‒ セッション1

新興国市場への製品サービスのローカライズについて

竹尾 晋

藤原 正道

今川 佳子

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】秋元 圭氏 株式会社クロスランゲージアールアンドディエンジングループ マネージャ

目次 由美子氏 株式会社シュタール ジャパン情報技術企画部 テクニカルマネジャー

山本 ゆうじ氏 秋桜舎代表【モデレータ】長瀬 友樹氏 株式会社富士通研究所メディア処理システム研究所 主管研究員

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

本セッションはアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)により企画され機械翻訳の最新動向と機械翻訳による差別化についてディスカッションが行われたここでの機械翻訳とは(人間ではなく)ソフト処理による翻訳である

なぜ日本語を中心とした翻訳では機械翻訳の成功事例はまだ少ないのかという点からディスカッションが始まった機械翻訳の種類によっては一般ユーザー向けの「概訳」としては役立つことがあっても翻訳者が「精訳」を作る目的では使えずかえって翻訳者の足を引っ張るからという意見がでた

そこでなぜ機械翻訳ソフトが期待通りの訳をせず誤訳するのかを機械翻訳開発者の立場から秋元氏が解説続いて翻訳支援(翻訳メモリー)ツールで機械翻訳機能を利用する方法を翻訳メモリー開発者の立場から目次氏が解説さらに機械側の問題以外にも導入する際の人間側の問題について機械翻訳の導入を手

がけてきた山本氏が指摘し機械翻訳導入が失敗する要因として①翻訳工程全体を見ていない②自動化への過剰な期待③用語集の軽視④技能不足(基礎IT技能翻訳など)を挙げた

これらの話を踏まえて機械翻訳でよい効果を出すためには①用語集の重要性②機械翻訳でも訳しやすい日本語の翻訳元原稿を書く(ライティング手法)から始めてはという結論に達した

まず信頼できる用語集を用意するたとえばtheater という単語は演劇なら「劇団」や「観客」医学なら「手術室」軍事なら「戦域」と訳が異なる機械翻訳では用語集に載っていない訳語は適切な訳をつけられず誤訳につながるまた人間翻訳の際の訳語統一の観点からも用語集の利用は必須であるそのためさまざまな環境ですぐに共有再利用できるようにデータ形式を整えることも大切であるそこでAAMTが策定した簡単に作れ使用できる用語集形式UTX(httpwwwaamtinfojapaneseutx)が紹介された

さらに日本語ライティングの改善や前編集により翻訳原稿を機械翻訳で訳しやすくできる方法として① 100 字を超えたら 1 文を分ける②曖昧な表現を避ける(特に動詞)③誤字脱字誤記をなくすなどがある①で 1 文を 100 字以下にするだけで機械翻訳の翻訳精度は格段に上がり翻訳メモリーも一致しやすくなる②では「~になる」「~をする」「~を行う」などの多義的な用語を限定的な意味を持つ動詞に変えるたとえば「遊園地は屋上になります」ではな

く「遊園地は屋上にあります」とすると誤訳されにくくなる③の誤字脱字誤記は特に機械翻訳では誤訳の原因になる

セッション報告トラック2 ‒ セッション2

機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか

秋元 圭

目次 由美子

山本 ゆうじ

長瀬 友樹

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

-7)-2851$

トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

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トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

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トラック 4日英翻訳者向け

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ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

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長尾 龍介

森井 サイラ

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トラック 4日英翻訳者向け

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デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

-7)-2851$

トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

-7)-2851$

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

-DQXDU)HEUXDU

トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

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今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

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小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

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SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

-DQXDU)HEUXDU

小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 1クライアント向け

【第一部多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス】

山野邉 行俊氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G グループ長

平本 肇氏 富士ゼロックスアドバンストテクノロジー株式会社 エキスパート開発統括部 ドキュメントエンジニアリング部 マニュアル 2G

【第二部大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント】

俣野 宏子氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Translation Program Manager

中村 和幸氏 日本オラクル株式会社 WPTG ‒ Worldwide Product Translation Group ‒ Japan Principal Language Specialist

【報告者】藤村 希早(株式会社ランゲージドキュメンテーションサービス)

第一部山野邉氏平本氏(富士ゼロックスアドバンストテクノロジー)「多言語に対応したユーザーマニュアルの制作プロセス」近年複数の国や地域で製品が同時期に販売されるケースが増えているそのため製品(複合機)に同梱するユーザーマニュアルの制作プロセスを改善し製品の販売時期までに複数言語のマニュアルを完成させる必要が出てきた

仕様変更対応リストベースマニュアル英語マニュアルの完成早期化のため仕様変更対応リストとベースマニュアルを導入した仕様変更対応リストとは

開発部門から入手した仕様変更とマニュアルへの影響の有無を一覧化したものである一方ベースマニュアルとはマニュアルのデータベースであり変更箇所の管理を一元的にできるようにしたものであるこれらの導入により英語マニュアルの完成を早期化できた

XML ベース CMS導入中国語韓国語マニュアルの完成早期化

のためXML技術を使用するコンテンツマネージメントシステムを導入したこれにより翻訳が必要な箇所の管理が簡単になり翻訳の指示が容易になったこのシステムは自動レイアウト機能を持ち翻訳後の処理を短期間でできるようになった英語版の原稿データをもとにシステムから翻訳用のデータを出力しオフライン形式で翻訳会社に渡しているなお効率よく翻訳をするためにレイアウト済みの原稿が必要な場合は英語版の PDFデータも渡している今後より多くの言語への翻訳が必要なマニュアル制作にもシステムを展開することを検討している

翻訳会社に期待すること機械翻訳の活用方法ユーザーに必要な「翻訳の品質」を評価するための客観的な指標など翻訳に関する新しい技術動向を踏まえた上でより効率的に制作翻訳をするための方法を一緒に考えていただきたいと考えている

第二部俣野氏中村氏(日本オラクル)「大翻訳時代の IT 翻訳サイクルマネジメント」

WPTGの翻訳モデル開発部門WPTG翻訳会社が三位一

体で行っているブランドイメージを大切にしながらコストと品質の両立を目指し自社開発システムやツールを利用した効率的なオペレーションを実行している翻訳の前後に前工程と後工程を設けることでリスクの最小化と作業の最適化を図っている

QCD+ LSTクライアントは従来のQCD(品質コスト納期)に加えてLSTを求めているLST とはLリーダーシップ(オラクルのパートナーとしてプロアクティブに提案や質問をする)Sスピード(コミュニケーションを柔軟に正確にしスピーディに対応する)T技術力(モバイルクラウドなど技術の変化に対応し続ける)のことである

セッション報告トラック1 ‒ セッション2

IT 翻訳の品質管理と翻訳会社に期待すること

俣野 宏子

中村 和幸

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トラック 1クライアント向け

鈴木 博和氏 株式会社東芝研究開発センター 研究企画部 企画担当

渡邊 麻呂氏 株式会社十印 代表取締役社長【報告者】矢野 直子(PFUソフトウェア株式会社)

機械翻訳(MT)をとりまく三者(ユーザーLSPMTメーカー)の役割関係はどうあるべきなのか

MTエンジン開発者の視点研究の現場では RBMTと SMTはライバル関係ととらえられてきたが最近はどちらの精度が高いのかという議論ではなくSMT の手法が肯定されつつある人間翻訳(HT)とMTは本当に競合関係にあるのかいまは「機械と争う」のではなく「機械を使って争う」時代手作業をしていた人間が仕事を失っていった産業革命の頃世の中は衰退したのではなく人間が機械をうまく使うようになって経済は発展してきたMTは人間にうまく使ってもらう方が良い競争する関係ではなくMTでどういう結果がでてきたら人間が上手く使えるのか人間に喜んでもらるのかにフォーカスしはじめている

LSP の視点LSP は分野種類を限定しワークフローを工夫してMTを使っているが限定的な使用に留まっている一方ユーザーがMTを購入しLSPが PE をするというビジネスモデルが非常に多いしかしMT出力だけが LSP に提供さ

れることによりその修正に非常に工数がかかるLSP はMTエンジンの特性を知らないまま渡されるためすべてを見直す必要があり人間が翻訳し直した方が早い場合があるユーザーを知る LSP が開発者と協業することによりMTは向上しもっと広くダイナミックに使えるものになるはず

開発者が語る翻訳ワークフローの未来像理想形はすべてがつながっているもの機械翻訳し翻訳メモリも使うもちろん人間翻訳もするこれらの作業結果がすべて(たとえばデータベースに)保存されていてTMでの修正結果や PE結果を次回も使えたりMTの中の知識として使えたり辞書引き的なものとしても使えるなどすべてのモジュールフローがシームレスに結びつき誰が何をしてもそれがその後の作業に反映されていくという形が求められているように思うさらにプレエディットポストエディットの知識をツールの本体に活かしていくということも考えていく必要があるこれはMTメーカーだけでは実現できない

LSP が語る翻訳ワークフローの未来像一番大事なことは用途による使い分けどういう結果がほしいのかによってワークフローは変わりMTの範囲と HTの範囲も変わってくるはずその部分を見極めた上で成果物結果を出していきたい同時に日本だけではなくグローバルにかつセキュリティを担保した環境でMTと世界中のリソースをフローに組み込めることが重要

またMT出力結果に関する明確な評価結果が欲しいさらに各MTエンジンの辞書コーパスをそのエンジン限定にせず(専門分野を特化して)共有できるとよいそれによってツールとしての機能特性にフォーカスして使うことができるそんな時代がいつか来るのだとしたら早い方が良い

セッション報告トラック1 ‒ セッション3

機械翻訳 開発者と LSP が語る今そして未来

鈴木 博和

渡邊 麻呂

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上條 猛氏 中外製薬株式会社信頼性保証推進部 翻訳マネジメントグループ スペシャリスト

萩原 裕子氏 メディカル翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

本セッションは翻訳を依頼する製薬会社の立場からと翻訳を受ける翻訳者の立場からの二部構成の製薬業界における支援ツールの活用についての講演である

第一部まず製薬会社を取り巻く外部環境として他の業界と同様にグローバリゼーションの進行によりドキュメントの翻訳(英語hArr日本語)の必要性が増加している事実があるまた製薬翻訳の対象の多くは規制当局のための技術文書であり読み手が内容を正確に把握できるように論理性一貫性整合性の要求が一般の翻訳より高い

このための有用なツールとして翻訳メモリ用語集スタイルマニュアルがある特に翻訳メモリは医薬品開発や製造のプロセスで作成される相互に関連した一連の文書に一貫性を提供することができるツールである英語のスタイルに関してはAMA(American Medical Association)のスタイル マニュアル(AMA Manual of Style)がある用語集は自社で使っている用語自社内の固有名詞を登録する難解な専門用語も登録しておくことによって翻訳作業時の調査の負担を軽くできる

翻訳メモリは翻訳者が納得して使え

るように品質管理をすることが重要であることはもちろんどのようなカテゴリーのメモリをラインナップするかいう運用管理もポイントとなる翻訳支援ツールの選定にあたっては自社内だけなく翻訳者の購入負担や使い勝手も考慮する必要がある翻訳は社内の確認パブリッシング承認作業を含めた文書作成業務の全体のプロセスの一工程として位置づけて考えるべきであるまた品質向上には製薬会社(発注者)と翻訳者(作業者) の共同作業が不可欠である

第二部メディカル翻訳者として翻訳支援ツールを使用する場合と使用しない場合があるがその時々でばらつきはあるものの前者は現時点ではおおむね全体の約 20である

Word への直接入力(原文は紙の出力物)Word での原文文章の上書きで翻訳をこなしてきた翻訳者としては翻訳支援ツールは操作に時間を取られるという印象があるこれは一文ずつOpen Segment と Close Segment を実行して翻訳を進める必要があるからであるOpen Segment によりツールが翻訳メモリで原文を検索して対応する訳文を表示する逆に直接入力のときに起こる可能性がある訳抜けの心配がないのは翻訳者としてありがたい(Segment とは翻訳の単位であり通常は文章)

翻訳者としてはツールの使い勝手のほかに翻訳メモリ内の翻訳の信頼性に疑念があり判断が必要となる場合がある支援ツールは原文の一致度によりマッチ率を提示してくれるが100マッ

チ(これから翻訳しようとする原文が過去の翻訳済みの原文とまったく同じ)であっても訳文の修正が必要となる場合があり注意が必要であるこれは一般的に「訳し分け」と呼ばれている

翻訳の品質を維持しながら作業の効率化を進めることが業界として求められているがそのために翻訳メモリは有用であると考えるそのためには翻訳メモリの品質の向上が不可欠でクライアント翻訳会社そして翻訳者が協力することが重要と考える

セッション報告トラック1 ‒ セッション4

製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術

上條 猛

萩原 裕子

-7)-2851$

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

竹尾 晋氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ビジネス ユニット マネージャ

藤原 正道氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ リード

今川 佳子氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ グループ マネージャ

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

登壇者の 3名は翻訳会社のコーディネータというよりは多国籍プロジェクトのプロジェクトリーダーのように思えた新興国の個別の事情がある中で数十の言語のローカライズを同時に進めるのであるプロジェクトにおけるリスク管理ノウハウが非常に興味深かった

新興国(東南アジア諸国インドアフリカ諸国)の翻訳者と仕事をする場合メジャーな言語での仕事と前提条件が大きく異なるこの「違い」によるリスクを最小限にするために取り組んでいる「クライアントにリスクを説明し協働してローカライズをすること」や「翻訳者を支援し育てること」の具体的な事例とノウハウが紹介された

発表後活発な質疑応答が終了時刻間際まで続いた質問の回答においてもクライアントとともに翻訳を進める姿勢がうかがえたさらに業務のストレスに対する社内スタッフの心のケアも重視していることが紹介された現場のストレスの大きさは相当なものだろう最前線で働く 3名の登壇者の生の声がふんだんに盛り込まれたヒントがつまったセッ

ションであった

新興国市場でのローカライズの現状新興国市場でのローカライズの需要が急速に増えている同時に希少言語(翻訳者が少ない言語)の翻訳需要が伸びている新興国として定義した 3つの地域の特徴は以下の通り

①東南アジアそれぞれの国独自の言語を有しており複数の国地域を網羅できる言語が少ない例インドネシア語ミャンマー語マレー語ビルマ語タイ語など

②インド国内で 1000 以上の言語があるといわれている主要な言語はヒンディー語

③アフリカ使用されている言語は2000 とも 3000ともいわれている例えばカメルーンには 230 の言語があるとされるフランス語やアラビア語の場合1 つの言語でも複数の国地域を網羅できる

新興国でのローカライズの注意点メジャーな言語でのローカライズ手法が使えないことが多い想定外の問題に対して適切な処置を講じないと製品サービスの満足度が低下しブランドイメージも悪くなることがあり注意が必要

①現地翻訳者の作業環境の理解が必要政治情勢が不安定な地域では翻訳者と連絡が取りづらくなることがある

電力供給が不安定な地域ではパソコン利用に制限がある

パソコンを複数人で共有する場合作

業速度が遅くなるインターネットスピードが一般に遅いため大きなファイルの共有が困難になる

②品質管理での困難な点品質要件が事前に定義されていない場合翻訳者に責任を問うことができない

言語によってはQAツールやスペルチェックツールが使えない

翻訳者の確保が困難な場合が多い標準仕様のパソコンでは表示できないフォントがある(翻訳者クライアントともに)

セッション報告トラック2 ‒ セッション1

新興国市場への製品サービスのローカライズについて

竹尾 晋

藤原 正道

今川 佳子

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】秋元 圭氏 株式会社クロスランゲージアールアンドディエンジングループ マネージャ

目次 由美子氏 株式会社シュタール ジャパン情報技術企画部 テクニカルマネジャー

山本 ゆうじ氏 秋桜舎代表【モデレータ】長瀬 友樹氏 株式会社富士通研究所メディア処理システム研究所 主管研究員

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

本セッションはアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)により企画され機械翻訳の最新動向と機械翻訳による差別化についてディスカッションが行われたここでの機械翻訳とは(人間ではなく)ソフト処理による翻訳である

なぜ日本語を中心とした翻訳では機械翻訳の成功事例はまだ少ないのかという点からディスカッションが始まった機械翻訳の種類によっては一般ユーザー向けの「概訳」としては役立つことがあっても翻訳者が「精訳」を作る目的では使えずかえって翻訳者の足を引っ張るからという意見がでた

そこでなぜ機械翻訳ソフトが期待通りの訳をせず誤訳するのかを機械翻訳開発者の立場から秋元氏が解説続いて翻訳支援(翻訳メモリー)ツールで機械翻訳機能を利用する方法を翻訳メモリー開発者の立場から目次氏が解説さらに機械側の問題以外にも導入する際の人間側の問題について機械翻訳の導入を手

がけてきた山本氏が指摘し機械翻訳導入が失敗する要因として①翻訳工程全体を見ていない②自動化への過剰な期待③用語集の軽視④技能不足(基礎IT技能翻訳など)を挙げた

これらの話を踏まえて機械翻訳でよい効果を出すためには①用語集の重要性②機械翻訳でも訳しやすい日本語の翻訳元原稿を書く(ライティング手法)から始めてはという結論に達した

まず信頼できる用語集を用意するたとえばtheater という単語は演劇なら「劇団」や「観客」医学なら「手術室」軍事なら「戦域」と訳が異なる機械翻訳では用語集に載っていない訳語は適切な訳をつけられず誤訳につながるまた人間翻訳の際の訳語統一の観点からも用語集の利用は必須であるそのためさまざまな環境ですぐに共有再利用できるようにデータ形式を整えることも大切であるそこでAAMTが策定した簡単に作れ使用できる用語集形式UTX(httpwwwaamtinfojapaneseutx)が紹介された

さらに日本語ライティングの改善や前編集により翻訳原稿を機械翻訳で訳しやすくできる方法として① 100 字を超えたら 1 文を分ける②曖昧な表現を避ける(特に動詞)③誤字脱字誤記をなくすなどがある①で 1 文を 100 字以下にするだけで機械翻訳の翻訳精度は格段に上がり翻訳メモリーも一致しやすくなる②では「~になる」「~をする」「~を行う」などの多義的な用語を限定的な意味を持つ動詞に変えるたとえば「遊園地は屋上になります」ではな

く「遊園地は屋上にあります」とすると誤訳されにくくなる③の誤字脱字誤記は特に機械翻訳では誤訳の原因になる

セッション報告トラック2 ‒ セッション2

機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか

秋元 圭

目次 由美子

山本 ゆうじ

長瀬 友樹

-7)-2851$

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

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トラック 4日英翻訳者向け

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ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

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ジェルミエンジェル

長尾 龍介

森井 サイラ

リサヒュー

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

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秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

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特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

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円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

+1$7$LRWR

2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

続きはWEBへ

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トラック 1クライアント向け

鈴木 博和氏 株式会社東芝研究開発センター 研究企画部 企画担当

渡邊 麻呂氏 株式会社十印 代表取締役社長【報告者】矢野 直子(PFUソフトウェア株式会社)

機械翻訳(MT)をとりまく三者(ユーザーLSPMTメーカー)の役割関係はどうあるべきなのか

MTエンジン開発者の視点研究の現場では RBMTと SMTはライバル関係ととらえられてきたが最近はどちらの精度が高いのかという議論ではなくSMT の手法が肯定されつつある人間翻訳(HT)とMTは本当に競合関係にあるのかいまは「機械と争う」のではなく「機械を使って争う」時代手作業をしていた人間が仕事を失っていった産業革命の頃世の中は衰退したのではなく人間が機械をうまく使うようになって経済は発展してきたMTは人間にうまく使ってもらう方が良い競争する関係ではなくMTでどういう結果がでてきたら人間が上手く使えるのか人間に喜んでもらるのかにフォーカスしはじめている

LSP の視点LSP は分野種類を限定しワークフローを工夫してMTを使っているが限定的な使用に留まっている一方ユーザーがMTを購入しLSPが PE をするというビジネスモデルが非常に多いしかしMT出力だけが LSP に提供さ

れることによりその修正に非常に工数がかかるLSP はMTエンジンの特性を知らないまま渡されるためすべてを見直す必要があり人間が翻訳し直した方が早い場合があるユーザーを知る LSP が開発者と協業することによりMTは向上しもっと広くダイナミックに使えるものになるはず

開発者が語る翻訳ワークフローの未来像理想形はすべてがつながっているもの機械翻訳し翻訳メモリも使うもちろん人間翻訳もするこれらの作業結果がすべて(たとえばデータベースに)保存されていてTMでの修正結果や PE結果を次回も使えたりMTの中の知識として使えたり辞書引き的なものとしても使えるなどすべてのモジュールフローがシームレスに結びつき誰が何をしてもそれがその後の作業に反映されていくという形が求められているように思うさらにプレエディットポストエディットの知識をツールの本体に活かしていくということも考えていく必要があるこれはMTメーカーだけでは実現できない

LSP が語る翻訳ワークフローの未来像一番大事なことは用途による使い分けどういう結果がほしいのかによってワークフローは変わりMTの範囲と HTの範囲も変わってくるはずその部分を見極めた上で成果物結果を出していきたい同時に日本だけではなくグローバルにかつセキュリティを担保した環境でMTと世界中のリソースをフローに組み込めることが重要

またMT出力結果に関する明確な評価結果が欲しいさらに各MTエンジンの辞書コーパスをそのエンジン限定にせず(専門分野を特化して)共有できるとよいそれによってツールとしての機能特性にフォーカスして使うことができるそんな時代がいつか来るのだとしたら早い方が良い

セッション報告トラック1 ‒ セッション3

機械翻訳 開発者と LSP が語る今そして未来

鈴木 博和

渡邊 麻呂

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トラック 1クライアント向け

上條 猛氏 中外製薬株式会社信頼性保証推進部 翻訳マネジメントグループ スペシャリスト

萩原 裕子氏 メディカル翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

本セッションは翻訳を依頼する製薬会社の立場からと翻訳を受ける翻訳者の立場からの二部構成の製薬業界における支援ツールの活用についての講演である

第一部まず製薬会社を取り巻く外部環境として他の業界と同様にグローバリゼーションの進行によりドキュメントの翻訳(英語hArr日本語)の必要性が増加している事実があるまた製薬翻訳の対象の多くは規制当局のための技術文書であり読み手が内容を正確に把握できるように論理性一貫性整合性の要求が一般の翻訳より高い

このための有用なツールとして翻訳メモリ用語集スタイルマニュアルがある特に翻訳メモリは医薬品開発や製造のプロセスで作成される相互に関連した一連の文書に一貫性を提供することができるツールである英語のスタイルに関してはAMA(American Medical Association)のスタイル マニュアル(AMA Manual of Style)がある用語集は自社で使っている用語自社内の固有名詞を登録する難解な専門用語も登録しておくことによって翻訳作業時の調査の負担を軽くできる

翻訳メモリは翻訳者が納得して使え

るように品質管理をすることが重要であることはもちろんどのようなカテゴリーのメモリをラインナップするかいう運用管理もポイントとなる翻訳支援ツールの選定にあたっては自社内だけなく翻訳者の購入負担や使い勝手も考慮する必要がある翻訳は社内の確認パブリッシング承認作業を含めた文書作成業務の全体のプロセスの一工程として位置づけて考えるべきであるまた品質向上には製薬会社(発注者)と翻訳者(作業者) の共同作業が不可欠である

第二部メディカル翻訳者として翻訳支援ツールを使用する場合と使用しない場合があるがその時々でばらつきはあるものの前者は現時点ではおおむね全体の約 20である

Word への直接入力(原文は紙の出力物)Word での原文文章の上書きで翻訳をこなしてきた翻訳者としては翻訳支援ツールは操作に時間を取られるという印象があるこれは一文ずつOpen Segment と Close Segment を実行して翻訳を進める必要があるからであるOpen Segment によりツールが翻訳メモリで原文を検索して対応する訳文を表示する逆に直接入力のときに起こる可能性がある訳抜けの心配がないのは翻訳者としてありがたい(Segment とは翻訳の単位であり通常は文章)

翻訳者としてはツールの使い勝手のほかに翻訳メモリ内の翻訳の信頼性に疑念があり判断が必要となる場合がある支援ツールは原文の一致度によりマッチ率を提示してくれるが100マッ

チ(これから翻訳しようとする原文が過去の翻訳済みの原文とまったく同じ)であっても訳文の修正が必要となる場合があり注意が必要であるこれは一般的に「訳し分け」と呼ばれている

翻訳の品質を維持しながら作業の効率化を進めることが業界として求められているがそのために翻訳メモリは有用であると考えるそのためには翻訳メモリの品質の向上が不可欠でクライアント翻訳会社そして翻訳者が協力することが重要と考える

セッション報告トラック1 ‒ セッション4

製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術

上條 猛

萩原 裕子

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

竹尾 晋氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ビジネス ユニット マネージャ

藤原 正道氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ リード

今川 佳子氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ グループ マネージャ

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

登壇者の 3名は翻訳会社のコーディネータというよりは多国籍プロジェクトのプロジェクトリーダーのように思えた新興国の個別の事情がある中で数十の言語のローカライズを同時に進めるのであるプロジェクトにおけるリスク管理ノウハウが非常に興味深かった

新興国(東南アジア諸国インドアフリカ諸国)の翻訳者と仕事をする場合メジャーな言語での仕事と前提条件が大きく異なるこの「違い」によるリスクを最小限にするために取り組んでいる「クライアントにリスクを説明し協働してローカライズをすること」や「翻訳者を支援し育てること」の具体的な事例とノウハウが紹介された

発表後活発な質疑応答が終了時刻間際まで続いた質問の回答においてもクライアントとともに翻訳を進める姿勢がうかがえたさらに業務のストレスに対する社内スタッフの心のケアも重視していることが紹介された現場のストレスの大きさは相当なものだろう最前線で働く 3名の登壇者の生の声がふんだんに盛り込まれたヒントがつまったセッ

ションであった

新興国市場でのローカライズの現状新興国市場でのローカライズの需要が急速に増えている同時に希少言語(翻訳者が少ない言語)の翻訳需要が伸びている新興国として定義した 3つの地域の特徴は以下の通り

①東南アジアそれぞれの国独自の言語を有しており複数の国地域を網羅できる言語が少ない例インドネシア語ミャンマー語マレー語ビルマ語タイ語など

②インド国内で 1000 以上の言語があるといわれている主要な言語はヒンディー語

③アフリカ使用されている言語は2000 とも 3000ともいわれている例えばカメルーンには 230 の言語があるとされるフランス語やアラビア語の場合1 つの言語でも複数の国地域を網羅できる

新興国でのローカライズの注意点メジャーな言語でのローカライズ手法が使えないことが多い想定外の問題に対して適切な処置を講じないと製品サービスの満足度が低下しブランドイメージも悪くなることがあり注意が必要

①現地翻訳者の作業環境の理解が必要政治情勢が不安定な地域では翻訳者と連絡が取りづらくなることがある

電力供給が不安定な地域ではパソコン利用に制限がある

パソコンを複数人で共有する場合作

業速度が遅くなるインターネットスピードが一般に遅いため大きなファイルの共有が困難になる

②品質管理での困難な点品質要件が事前に定義されていない場合翻訳者に責任を問うことができない

言語によってはQAツールやスペルチェックツールが使えない

翻訳者の確保が困難な場合が多い標準仕様のパソコンでは表示できないフォントがある(翻訳者クライアントともに)

セッション報告トラック2 ‒ セッション1

新興国市場への製品サービスのローカライズについて

竹尾 晋

藤原 正道

今川 佳子

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】秋元 圭氏 株式会社クロスランゲージアールアンドディエンジングループ マネージャ

目次 由美子氏 株式会社シュタール ジャパン情報技術企画部 テクニカルマネジャー

山本 ゆうじ氏 秋桜舎代表【モデレータ】長瀬 友樹氏 株式会社富士通研究所メディア処理システム研究所 主管研究員

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

本セッションはアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)により企画され機械翻訳の最新動向と機械翻訳による差別化についてディスカッションが行われたここでの機械翻訳とは(人間ではなく)ソフト処理による翻訳である

なぜ日本語を中心とした翻訳では機械翻訳の成功事例はまだ少ないのかという点からディスカッションが始まった機械翻訳の種類によっては一般ユーザー向けの「概訳」としては役立つことがあっても翻訳者が「精訳」を作る目的では使えずかえって翻訳者の足を引っ張るからという意見がでた

そこでなぜ機械翻訳ソフトが期待通りの訳をせず誤訳するのかを機械翻訳開発者の立場から秋元氏が解説続いて翻訳支援(翻訳メモリー)ツールで機械翻訳機能を利用する方法を翻訳メモリー開発者の立場から目次氏が解説さらに機械側の問題以外にも導入する際の人間側の問題について機械翻訳の導入を手

がけてきた山本氏が指摘し機械翻訳導入が失敗する要因として①翻訳工程全体を見ていない②自動化への過剰な期待③用語集の軽視④技能不足(基礎IT技能翻訳など)を挙げた

これらの話を踏まえて機械翻訳でよい効果を出すためには①用語集の重要性②機械翻訳でも訳しやすい日本語の翻訳元原稿を書く(ライティング手法)から始めてはという結論に達した

まず信頼できる用語集を用意するたとえばtheater という単語は演劇なら「劇団」や「観客」医学なら「手術室」軍事なら「戦域」と訳が異なる機械翻訳では用語集に載っていない訳語は適切な訳をつけられず誤訳につながるまた人間翻訳の際の訳語統一の観点からも用語集の利用は必須であるそのためさまざまな環境ですぐに共有再利用できるようにデータ形式を整えることも大切であるそこでAAMTが策定した簡単に作れ使用できる用語集形式UTX(httpwwwaamtinfojapaneseutx)が紹介された

さらに日本語ライティングの改善や前編集により翻訳原稿を機械翻訳で訳しやすくできる方法として① 100 字を超えたら 1 文を分ける②曖昧な表現を避ける(特に動詞)③誤字脱字誤記をなくすなどがある①で 1 文を 100 字以下にするだけで機械翻訳の翻訳精度は格段に上がり翻訳メモリーも一致しやすくなる②では「~になる」「~をする」「~を行う」などの多義的な用語を限定的な意味を持つ動詞に変えるたとえば「遊園地は屋上になります」ではな

く「遊園地は屋上にあります」とすると誤訳されにくくなる③の誤字脱字誤記は特に機械翻訳では誤訳の原因になる

セッション報告トラック2 ‒ セッション2

機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか

秋元 圭

目次 由美子

山本 ゆうじ

長瀬 友樹

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

-DQXDU)HEUXDU

トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

-DQXDU)HEUXDU

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

ジェルミエンジェル

長尾 龍介

森井 サイラ

リサヒュー

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

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オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

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映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

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秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

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特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

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円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

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今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 1クライアント向け

上條 猛氏 中外製薬株式会社信頼性保証推進部 翻訳マネジメントグループ スペシャリスト

萩原 裕子氏 メディカル翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

本セッションは翻訳を依頼する製薬会社の立場からと翻訳を受ける翻訳者の立場からの二部構成の製薬業界における支援ツールの活用についての講演である

第一部まず製薬会社を取り巻く外部環境として他の業界と同様にグローバリゼーションの進行によりドキュメントの翻訳(英語hArr日本語)の必要性が増加している事実があるまた製薬翻訳の対象の多くは規制当局のための技術文書であり読み手が内容を正確に把握できるように論理性一貫性整合性の要求が一般の翻訳より高い

このための有用なツールとして翻訳メモリ用語集スタイルマニュアルがある特に翻訳メモリは医薬品開発や製造のプロセスで作成される相互に関連した一連の文書に一貫性を提供することができるツールである英語のスタイルに関してはAMA(American Medical Association)のスタイル マニュアル(AMA Manual of Style)がある用語集は自社で使っている用語自社内の固有名詞を登録する難解な専門用語も登録しておくことによって翻訳作業時の調査の負担を軽くできる

翻訳メモリは翻訳者が納得して使え

るように品質管理をすることが重要であることはもちろんどのようなカテゴリーのメモリをラインナップするかいう運用管理もポイントとなる翻訳支援ツールの選定にあたっては自社内だけなく翻訳者の購入負担や使い勝手も考慮する必要がある翻訳は社内の確認パブリッシング承認作業を含めた文書作成業務の全体のプロセスの一工程として位置づけて考えるべきであるまた品質向上には製薬会社(発注者)と翻訳者(作業者) の共同作業が不可欠である

第二部メディカル翻訳者として翻訳支援ツールを使用する場合と使用しない場合があるがその時々でばらつきはあるものの前者は現時点ではおおむね全体の約 20である

Word への直接入力(原文は紙の出力物)Word での原文文章の上書きで翻訳をこなしてきた翻訳者としては翻訳支援ツールは操作に時間を取られるという印象があるこれは一文ずつOpen Segment と Close Segment を実行して翻訳を進める必要があるからであるOpen Segment によりツールが翻訳メモリで原文を検索して対応する訳文を表示する逆に直接入力のときに起こる可能性がある訳抜けの心配がないのは翻訳者としてありがたい(Segment とは翻訳の単位であり通常は文章)

翻訳者としてはツールの使い勝手のほかに翻訳メモリ内の翻訳の信頼性に疑念があり判断が必要となる場合がある支援ツールは原文の一致度によりマッチ率を提示してくれるが100マッ

チ(これから翻訳しようとする原文が過去の翻訳済みの原文とまったく同じ)であっても訳文の修正が必要となる場合があり注意が必要であるこれは一般的に「訳し分け」と呼ばれている

翻訳の品質を維持しながら作業の効率化を進めることが業界として求められているがそのために翻訳メモリは有用であると考えるそのためには翻訳メモリの品質の向上が不可欠でクライアント翻訳会社そして翻訳者が協力することが重要と考える

セッション報告トラック1 ‒ セッション4

製薬翻訳の品質向上への挑戦賢い支援ツール活用術

上條 猛

萩原 裕子

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

竹尾 晋氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ビジネス ユニット マネージャ

藤原 正道氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ リード

今川 佳子氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ グループ マネージャ

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

登壇者の 3名は翻訳会社のコーディネータというよりは多国籍プロジェクトのプロジェクトリーダーのように思えた新興国の個別の事情がある中で数十の言語のローカライズを同時に進めるのであるプロジェクトにおけるリスク管理ノウハウが非常に興味深かった

新興国(東南アジア諸国インドアフリカ諸国)の翻訳者と仕事をする場合メジャーな言語での仕事と前提条件が大きく異なるこの「違い」によるリスクを最小限にするために取り組んでいる「クライアントにリスクを説明し協働してローカライズをすること」や「翻訳者を支援し育てること」の具体的な事例とノウハウが紹介された

発表後活発な質疑応答が終了時刻間際まで続いた質問の回答においてもクライアントとともに翻訳を進める姿勢がうかがえたさらに業務のストレスに対する社内スタッフの心のケアも重視していることが紹介された現場のストレスの大きさは相当なものだろう最前線で働く 3名の登壇者の生の声がふんだんに盛り込まれたヒントがつまったセッ

ションであった

新興国市場でのローカライズの現状新興国市場でのローカライズの需要が急速に増えている同時に希少言語(翻訳者が少ない言語)の翻訳需要が伸びている新興国として定義した 3つの地域の特徴は以下の通り

①東南アジアそれぞれの国独自の言語を有しており複数の国地域を網羅できる言語が少ない例インドネシア語ミャンマー語マレー語ビルマ語タイ語など

②インド国内で 1000 以上の言語があるといわれている主要な言語はヒンディー語

③アフリカ使用されている言語は2000 とも 3000ともいわれている例えばカメルーンには 230 の言語があるとされるフランス語やアラビア語の場合1 つの言語でも複数の国地域を網羅できる

新興国でのローカライズの注意点メジャーな言語でのローカライズ手法が使えないことが多い想定外の問題に対して適切な処置を講じないと製品サービスの満足度が低下しブランドイメージも悪くなることがあり注意が必要

①現地翻訳者の作業環境の理解が必要政治情勢が不安定な地域では翻訳者と連絡が取りづらくなることがある

電力供給が不安定な地域ではパソコン利用に制限がある

パソコンを複数人で共有する場合作

業速度が遅くなるインターネットスピードが一般に遅いため大きなファイルの共有が困難になる

②品質管理での困難な点品質要件が事前に定義されていない場合翻訳者に責任を問うことができない

言語によってはQAツールやスペルチェックツールが使えない

翻訳者の確保が困難な場合が多い標準仕様のパソコンでは表示できないフォントがある(翻訳者クライアントともに)

セッション報告トラック2 ‒ セッション1

新興国市場への製品サービスのローカライズについて

竹尾 晋

藤原 正道

今川 佳子

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】秋元 圭氏 株式会社クロスランゲージアールアンドディエンジングループ マネージャ

目次 由美子氏 株式会社シュタール ジャパン情報技術企画部 テクニカルマネジャー

山本 ゆうじ氏 秋桜舎代表【モデレータ】長瀬 友樹氏 株式会社富士通研究所メディア処理システム研究所 主管研究員

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

本セッションはアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)により企画され機械翻訳の最新動向と機械翻訳による差別化についてディスカッションが行われたここでの機械翻訳とは(人間ではなく)ソフト処理による翻訳である

なぜ日本語を中心とした翻訳では機械翻訳の成功事例はまだ少ないのかという点からディスカッションが始まった機械翻訳の種類によっては一般ユーザー向けの「概訳」としては役立つことがあっても翻訳者が「精訳」を作る目的では使えずかえって翻訳者の足を引っ張るからという意見がでた

そこでなぜ機械翻訳ソフトが期待通りの訳をせず誤訳するのかを機械翻訳開発者の立場から秋元氏が解説続いて翻訳支援(翻訳メモリー)ツールで機械翻訳機能を利用する方法を翻訳メモリー開発者の立場から目次氏が解説さらに機械側の問題以外にも導入する際の人間側の問題について機械翻訳の導入を手

がけてきた山本氏が指摘し機械翻訳導入が失敗する要因として①翻訳工程全体を見ていない②自動化への過剰な期待③用語集の軽視④技能不足(基礎IT技能翻訳など)を挙げた

これらの話を踏まえて機械翻訳でよい効果を出すためには①用語集の重要性②機械翻訳でも訳しやすい日本語の翻訳元原稿を書く(ライティング手法)から始めてはという結論に達した

まず信頼できる用語集を用意するたとえばtheater という単語は演劇なら「劇団」や「観客」医学なら「手術室」軍事なら「戦域」と訳が異なる機械翻訳では用語集に載っていない訳語は適切な訳をつけられず誤訳につながるまた人間翻訳の際の訳語統一の観点からも用語集の利用は必須であるそのためさまざまな環境ですぐに共有再利用できるようにデータ形式を整えることも大切であるそこでAAMTが策定した簡単に作れ使用できる用語集形式UTX(httpwwwaamtinfojapaneseutx)が紹介された

さらに日本語ライティングの改善や前編集により翻訳原稿を機械翻訳で訳しやすくできる方法として① 100 字を超えたら 1 文を分ける②曖昧な表現を避ける(特に動詞)③誤字脱字誤記をなくすなどがある①で 1 文を 100 字以下にするだけで機械翻訳の翻訳精度は格段に上がり翻訳メモリーも一致しやすくなる②では「~になる」「~をする」「~を行う」などの多義的な用語を限定的な意味を持つ動詞に変えるたとえば「遊園地は屋上になります」ではな

く「遊園地は屋上にあります」とすると誤訳されにくくなる③の誤字脱字誤記は特に機械翻訳では誤訳の原因になる

セッション報告トラック2 ‒ セッション2

機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか

秋元 圭

目次 由美子

山本 ゆうじ

長瀬 友樹

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

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トラック 4日英翻訳者向け

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ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

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長尾 龍介

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トラック 4日英翻訳者向け

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デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

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岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

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オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

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映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

-7)-2851$

トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

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特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

-7)-2851$

トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

竹尾 晋氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ビジネス ユニット マネージャ

藤原 正道氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ リード

今川 佳子氏 ライオンブリッジ ジャパン株式会社 ランゲージ グループ マネージャ

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

登壇者の 3名は翻訳会社のコーディネータというよりは多国籍プロジェクトのプロジェクトリーダーのように思えた新興国の個別の事情がある中で数十の言語のローカライズを同時に進めるのであるプロジェクトにおけるリスク管理ノウハウが非常に興味深かった

新興国(東南アジア諸国インドアフリカ諸国)の翻訳者と仕事をする場合メジャーな言語での仕事と前提条件が大きく異なるこの「違い」によるリスクを最小限にするために取り組んでいる「クライアントにリスクを説明し協働してローカライズをすること」や「翻訳者を支援し育てること」の具体的な事例とノウハウが紹介された

発表後活発な質疑応答が終了時刻間際まで続いた質問の回答においてもクライアントとともに翻訳を進める姿勢がうかがえたさらに業務のストレスに対する社内スタッフの心のケアも重視していることが紹介された現場のストレスの大きさは相当なものだろう最前線で働く 3名の登壇者の生の声がふんだんに盛り込まれたヒントがつまったセッ

ションであった

新興国市場でのローカライズの現状新興国市場でのローカライズの需要が急速に増えている同時に希少言語(翻訳者が少ない言語)の翻訳需要が伸びている新興国として定義した 3つの地域の特徴は以下の通り

①東南アジアそれぞれの国独自の言語を有しており複数の国地域を網羅できる言語が少ない例インドネシア語ミャンマー語マレー語ビルマ語タイ語など

②インド国内で 1000 以上の言語があるといわれている主要な言語はヒンディー語

③アフリカ使用されている言語は2000 とも 3000ともいわれている例えばカメルーンには 230 の言語があるとされるフランス語やアラビア語の場合1 つの言語でも複数の国地域を網羅できる

新興国でのローカライズの注意点メジャーな言語でのローカライズ手法が使えないことが多い想定外の問題に対して適切な処置を講じないと製品サービスの満足度が低下しブランドイメージも悪くなることがあり注意が必要

①現地翻訳者の作業環境の理解が必要政治情勢が不安定な地域では翻訳者と連絡が取りづらくなることがある

電力供給が不安定な地域ではパソコン利用に制限がある

パソコンを複数人で共有する場合作

業速度が遅くなるインターネットスピードが一般に遅いため大きなファイルの共有が困難になる

②品質管理での困難な点品質要件が事前に定義されていない場合翻訳者に責任を問うことができない

言語によってはQAツールやスペルチェックツールが使えない

翻訳者の確保が困難な場合が多い標準仕様のパソコンでは表示できないフォントがある(翻訳者クライアントともに)

セッション報告トラック2 ‒ セッション1

新興国市場への製品サービスのローカライズについて

竹尾 晋

藤原 正道

今川 佳子

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】秋元 圭氏 株式会社クロスランゲージアールアンドディエンジングループ マネージャ

目次 由美子氏 株式会社シュタール ジャパン情報技術企画部 テクニカルマネジャー

山本 ゆうじ氏 秋桜舎代表【モデレータ】長瀬 友樹氏 株式会社富士通研究所メディア処理システム研究所 主管研究員

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

本セッションはアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)により企画され機械翻訳の最新動向と機械翻訳による差別化についてディスカッションが行われたここでの機械翻訳とは(人間ではなく)ソフト処理による翻訳である

なぜ日本語を中心とした翻訳では機械翻訳の成功事例はまだ少ないのかという点からディスカッションが始まった機械翻訳の種類によっては一般ユーザー向けの「概訳」としては役立つことがあっても翻訳者が「精訳」を作る目的では使えずかえって翻訳者の足を引っ張るからという意見がでた

そこでなぜ機械翻訳ソフトが期待通りの訳をせず誤訳するのかを機械翻訳開発者の立場から秋元氏が解説続いて翻訳支援(翻訳メモリー)ツールで機械翻訳機能を利用する方法を翻訳メモリー開発者の立場から目次氏が解説さらに機械側の問題以外にも導入する際の人間側の問題について機械翻訳の導入を手

がけてきた山本氏が指摘し機械翻訳導入が失敗する要因として①翻訳工程全体を見ていない②自動化への過剰な期待③用語集の軽視④技能不足(基礎IT技能翻訳など)を挙げた

これらの話を踏まえて機械翻訳でよい効果を出すためには①用語集の重要性②機械翻訳でも訳しやすい日本語の翻訳元原稿を書く(ライティング手法)から始めてはという結論に達した

まず信頼できる用語集を用意するたとえばtheater という単語は演劇なら「劇団」や「観客」医学なら「手術室」軍事なら「戦域」と訳が異なる機械翻訳では用語集に載っていない訳語は適切な訳をつけられず誤訳につながるまた人間翻訳の際の訳語統一の観点からも用語集の利用は必須であるそのためさまざまな環境ですぐに共有再利用できるようにデータ形式を整えることも大切であるそこでAAMTが策定した簡単に作れ使用できる用語集形式UTX(httpwwwaamtinfojapaneseutx)が紹介された

さらに日本語ライティングの改善や前編集により翻訳原稿を機械翻訳で訳しやすくできる方法として① 100 字を超えたら 1 文を分ける②曖昧な表現を避ける(特に動詞)③誤字脱字誤記をなくすなどがある①で 1 文を 100 字以下にするだけで機械翻訳の翻訳精度は格段に上がり翻訳メモリーも一致しやすくなる②では「~になる」「~をする」「~を行う」などの多義的な用語を限定的な意味を持つ動詞に変えるたとえば「遊園地は屋上になります」ではな

く「遊園地は屋上にあります」とすると誤訳されにくくなる③の誤字脱字誤記は特に機械翻訳では誤訳の原因になる

セッション報告トラック2 ‒ セッション2

機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか

秋元 圭

目次 由美子

山本 ゆうじ

長瀬 友樹

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

-7)-2851$

トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

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トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

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トラック 4日英翻訳者向け

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ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

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長尾 龍介

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-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

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デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

-7)-2851$

トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

-7)-2851$

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】秋元 圭氏 株式会社クロスランゲージアールアンドディエンジングループ マネージャ

目次 由美子氏 株式会社シュタール ジャパン情報技術企画部 テクニカルマネジャー

山本 ゆうじ氏 秋桜舎代表【モデレータ】長瀬 友樹氏 株式会社富士通研究所メディア処理システム研究所 主管研究員

【報告者】津田 美貴(個人翻訳者)

本セッションはアジア太平洋機械翻訳協会(AAMT)により企画され機械翻訳の最新動向と機械翻訳による差別化についてディスカッションが行われたここでの機械翻訳とは(人間ではなく)ソフト処理による翻訳である

なぜ日本語を中心とした翻訳では機械翻訳の成功事例はまだ少ないのかという点からディスカッションが始まった機械翻訳の種類によっては一般ユーザー向けの「概訳」としては役立つことがあっても翻訳者が「精訳」を作る目的では使えずかえって翻訳者の足を引っ張るからという意見がでた

そこでなぜ機械翻訳ソフトが期待通りの訳をせず誤訳するのかを機械翻訳開発者の立場から秋元氏が解説続いて翻訳支援(翻訳メモリー)ツールで機械翻訳機能を利用する方法を翻訳メモリー開発者の立場から目次氏が解説さらに機械側の問題以外にも導入する際の人間側の問題について機械翻訳の導入を手

がけてきた山本氏が指摘し機械翻訳導入が失敗する要因として①翻訳工程全体を見ていない②自動化への過剰な期待③用語集の軽視④技能不足(基礎IT技能翻訳など)を挙げた

これらの話を踏まえて機械翻訳でよい効果を出すためには①用語集の重要性②機械翻訳でも訳しやすい日本語の翻訳元原稿を書く(ライティング手法)から始めてはという結論に達した

まず信頼できる用語集を用意するたとえばtheater という単語は演劇なら「劇団」や「観客」医学なら「手術室」軍事なら「戦域」と訳が異なる機械翻訳では用語集に載っていない訳語は適切な訳をつけられず誤訳につながるまた人間翻訳の際の訳語統一の観点からも用語集の利用は必須であるそのためさまざまな環境ですぐに共有再利用できるようにデータ形式を整えることも大切であるそこでAAMTが策定した簡単に作れ使用できる用語集形式UTX(httpwwwaamtinfojapaneseutx)が紹介された

さらに日本語ライティングの改善や前編集により翻訳原稿を機械翻訳で訳しやすくできる方法として① 100 字を超えたら 1 文を分ける②曖昧な表現を避ける(特に動詞)③誤字脱字誤記をなくすなどがある①で 1 文を 100 字以下にするだけで機械翻訳の翻訳精度は格段に上がり翻訳メモリーも一致しやすくなる②では「~になる」「~をする」「~を行う」などの多義的な用語を限定的な意味を持つ動詞に変えるたとえば「遊園地は屋上になります」ではな

く「遊園地は屋上にあります」とすると誤訳されにくくなる③の誤字脱字誤記は特に機械翻訳では誤訳の原因になる

セッション報告トラック2 ‒ セッション2

機械翻訳による競争戦略機械翻訳で差別化できるか

秋元 圭

目次 由美子

山本 ゆうじ

長瀬 友樹

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

-7)-2851$

トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

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トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

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トラック 4日英翻訳者向け

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ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

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長尾 龍介

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-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

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デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

-7)-2851$

トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

-7)-2851$

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

【パネリスト】阿部 泰之氏 株式会社石田大成社 常務取締役 翻訳事業部事業部長 海外事業本部本部長

山口 龍氏 株式会社石田大成社 翻訳事業部 企画戦略課 課長

浅田 潤氏 YAMAGATA INTECH株式会社 専務取締役

野本 英男氏 YAMAGATA INTECH株式会社 新規事業部門 ソリューション部 部長

【モデレータ】徳田 直樹氏 一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 副評議員長株式会社パセイジ 顧問

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションのテーマを一言で言うと「メディア(情報発信媒体)の急速な多様化にいかに対応してゆくか」に尽きると考える

ディスカションは石田大成社YAMAGATA INTECH各社の紹介から始まり事例として石田大成社の「カーナビゲーションのディスプレイ翻訳」そしてYAMAGATA INTECH は「コンテンツに関するワークフローの変化(三段階)――ESシステム」を紹介しながらモデレーターの徳田直樹氏の進行で行われた

石田大成社 1916 年創業印刷会社からマニュアルライティング翻訳DTPと事業拡大し従業員 1300 人で 200 億円を売り上げている海外の 8拠点にて多言語案件に注力している多言語に関して EUでは自動翻訳の活用も進んでおり

同社の扱い言語は 50 以上になっている

YAMAGATA INTECH YAMAGATAグループも 1906 年創業の印刷会社からスタートINTECHは使用説明書に特化し現在 300 名体制で工作機械携帯カーナビ複合機自動車FAモーター等多岐にわたる使用説明書を手がけている

石田大成社カーナビゲーションのディスプレイ(UI)翻訳について

概要-- 自動車メーカーより発注カーナビゲーションメーカー数社が受注して石田大成社に発注される対応言語は 37 言語(言語ペアは 43 になる)-- 実務についてナビ画面枠の限界により文字幅の制限がある

-- 翻訳用のファイルでは画面の推移が把握できないのと画面が切り替わる際の文言のつながりが把握しにくい場合がある

-- エンドユーザー向けなので専門用語は避けることが必須になる

基本実務フローと説明⒈ 英文チェック各オーディオ ナビゲーションメーカー統一英文 DBでの文言管理

⒉ 翻訳作業XML 変換Trados を使用して翻訳

⒊ 短縮作業Win モニターで実機での描画処理を模倣し各サイズ計測フォント定義に基づき描画した画像の幅サイズの計測をおこなう

⒋ 評価作業画面と翻訳文のマッチング確認ユーザーが理解しやすい表現か確認

セッション報告トラック2 ‒ セッション3

次なる時代を見据えたマニュアル制作会社の新たなる戦略~紙から新しいメディアの移行に必要な手法と考え方とは~

山口 龍

浅田 潤

野本 英男

徳田 直樹

阿部 泰之

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

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トラック 4日英翻訳者向け

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ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

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長尾 龍介

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トラック 4日英翻訳者向け

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デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

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岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

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オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

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映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

-7)-2851$

トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

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特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

-7)-2851$

トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

-7)-2851$

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 2翻訳会社の経営者幹部向け

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)氏 グリーンサン株式会社 会長

【報告者】山根 信成(トランスパーフェクトジャパン合同会社)

本セッションではヴィエト氏の略歴から始まり2010 年を岐路として日本とASEAN 諸国の市場変化や今後の動向そしてヴィエト氏の経営するアジア言語を中心とする翻訳事業や今後の動向予測を伺った

ベトナム出身のヴィエト氏は東京工業大学で学びその後 NTTデータを始めとする IT 企業でソフトウェア業務に関わってきた2005 年に同社を設立しソフトウェア開発とアジア言語翻訳に注力しているベンダーであるベトナム語をはじめとする東南アジア言語日本語英語間の翻訳実務で着実に事業を進めている

2010 年頃までは東南アジアは日本企業から見て生産拠点あるいはODA支援先としての位置づけであった2008 年に日本ASEAN包括的経済連携協定が締結されているが翌年のリーマンショックにより世界経済は混とんとした状態が続くことになるこれに加え2010 年から尖閣諸島をめぐる日中の政治問題2011 年の東日本大地震が起こり日本を取り巻く状況も激動期に入ってきた

チャイナ+1 とも呼ばれる通り反日活動の激化により中国への投資を控える動き或いは他のアジア地域へのシフトが真剣に検討されるようになっている

結果として日本とASEANの結びつきはますます強くなってきている

この経緯の中で生産拠点としてのASEAN が販売マーケットへと変容してきたのである具体的には商品の販売マーケットだけでなく観光市場投資対象市場また人材供給元にもなってきているまたレアアースや石炭の資源供給元農産物や各種原材料の仕入れ先としても重要度は高まっている

翻訳案件から見た変化と今後の市場展望2010 年以前の翻訳案件を振り返ってみると各国の法律作業マニュアルセミナー資料プロジェクトの入札に絡む提案設計書などが多かった

しかしながら最近の大規模翻訳案件を考察すると市場調査 取引契約 法人設立関連 ユーザマニュアル インフラプロジェクト入札関連 観光案内学校案内会社案内商品パンフレット 個別企業情報ニュース と以前と比べ範囲が膨らんでいる

東南アジア全体でもいわゆる「翻訳会社」や「翻訳業界」は未だに成長途上であることは事実であるそして日本企業が求める短納期品質を維持している組織は少ないと言えるだろうしかし日本からの企業の活発な動きに加え東南アジアを含む世界各国からの日本への観光客は増加している2020 年の東京オリンピックが決定したことも勘案すると観光に関するパンフレットホームページスマホアプリの多言語化は様々なメディアの広がりと共にさらに進展してゆくだろう

こうした状況の中でグリーンサン株式会社は「翻訳」を通じて日本とベトナムを始めとする東南アジアの良きコーディネーターとして発展し経済文化交流に役立つように活動してゆく所存です

セッション報告トラック2 ‒ セッション4

拡大する東南アジアの翻訳市場

NGUYEN MINH VIET(グエンミンヴィエト)

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

-DQXDU)HEUXDU

トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

-DQXDU)HEUXDU

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

ジェルミエンジェル

長尾 龍介

森井 サイラ

リサヒュー

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

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オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

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円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

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今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

杉浦 理紀氏 株式会社エイブス ドキュメント部 部長

【報告者】杉浦 理紀(株式会社エイブス)

翻訳業界でも自社内サーバーのクラウド化に興味を持つ会社が増えてきたこの講演ではエイブスがどのようにサーバーをクラウド化しまたクラウド化したサーバーをベースに近年増えている情報の漏洩を危惧するクライアントへも対応するシステムをどのように構築したかに触れた

サーバーのクラウド化クラウド化する前は社内には 7台の物

理サーバーがありスチール製の棚に並べられていた古い物は 10 年以上稼動しており老朽化が進んでいるまた東日本大震災の際には棚から滑り落ちそうにもなったこのような状況から脱し安心して翻訳業務を遂行するためにもサーバーのクラウド化が急務であった

集約と延命クラウド化をするにあたりサーバーをデータセンターに 1台置き物理サーバー 7台分を仮想環境へ移行した物理サーバー 7台分を 1 台に集約することになったがそのうち 3台は延命処置が必要であったこれは古くから使用している勤怠管理システムやライセンス管理などのアプリケーションが最新の OS上では稼動できないためである延命することによりクラウド化する前と同じように社内のオペレーションをすることが可能になるがサーバーの延命にはそれなりの費用と時間がかかるエイブ

スでは最低限このままの状態で移行する必要があるサーバー 3 台(共有サーバーTMサーバーライセンスサーバー)を延命した

セキュアな翻訳環境クラウド化したサーバーをベースにセ

キュアな翻訳環境を構築した目的はソースクライアントから預かった翻訳物に関し情報漏洩の危惧を無くすことにある翻訳者とNDAを結ぶだけでなく人為的リスクや自然災害からも守る強固なシステムでの翻訳サービスを提供する

翻訳者は自宅のマシンから SSL-VPNでエイブスのドメインへ接続した後リモートデスクトップ機能を利用してエイブス管理下にあるマシン上で翻訳作業を行うことになるエイブス管理下のサーバーに格納されている作業ファイルを直接翻訳することになるためメールやFTPなどで外部へのファイルの送付は不要となりまた強固なユーザー権限設定によりリモートデスクトップ先のマシンからローカルのマシンへファイルのコピーやダウンロードはできないこれによりハンドオフ後や翻訳完了後にも想定された情報漏洩の危惧は無くなると考える

セキュアな環境を構築するためのキーワード① SSL-VPNセキュアな回線で在宅翻訳者と翻訳会社を接続

②リモートデスクトップ在宅翻訳者はリモートデスクトップを利用し社内のマシン上で作業

③ハウジング(データセンターサービス)ファイルは安全なデータセンターで管理

ソースクライアントが安心して翻訳会社に発注を検討できるようにセキュアなシステムを構築し提案してきたしかし一方で強固なユーザー権限の設定により翻訳者が自身で所有するアプリケーションを気軽に使用できないなどの障害もある今後の課題として翻訳会社と翻訳者が協力し実作業者がより作業をしやすい環境へ改善する

セッション報告トラック3 ‒ セッション1

クラウドで安全な翻訳環境を構築しお客様の大事な翻訳データの遺漏を防ぐ

杉浦 理紀

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

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トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

-DQXDU)HEUXDU

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

ジェルミエンジェル

長尾 龍介

森井 サイラ

リサヒュー

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

-DQXDU)HEUXDU

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

-DQXDU)HEUXDU

トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

+1$7$LRWR

2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

-DQXDU)HEUXDU

小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

仲谷 幸嗣氏 株式会社トランスワード代表取締役

大羽 りん氏 株式会社シーコミュニケーションズ 代表取締役

【報告者】新田 順也(エヌアイティー株式会社 特許翻訳者翻訳支援ソフト開発者)

前半は仲谷氏の講演「大手企業からの信頼を得るためには自分が信じる翻訳の考え方ノウハウを基に品質管理を徹底する必要がある」こんな想いで仲谷氏は翻訳会社を設立したそのため翻訳者を雇用して翻訳を内製する経営方針となった広島本社の独自の経営スタイルと資源を活用して中国の大連で翻訳会社を経営している中国の国内事情を考慮した戦略的な人材の採用育成も中国での会社経営の基盤になっていると感じた「中国で楽な商売はない」との仲谷氏の締めの言葉の通り中国の翻訳会社経営は国内外の様々な試行錯誤の成果であると思った

会社概要(3つの特徴)⑴人材を育成しながらビジネスをする翻訳者を雇い翻訳の内製をするのがトランスワードのスタイル「いつでも同じ品質の翻訳を提供することによってクライアントを安心させることができる」との考えから仲谷氏自らが講師をして社内向け翻訳教室を開催してきた後にその社内教育資料が通信教育として販売されることになった

⑵受注した翻訳案件の 9割を内製品質管理のために案件の 9割を内製し

ている臨機応変に社内で翻訳者を振り分けることができるためクライアントからの大量短納期などの要求に十分に対応できる結果としてクライアントの役に立てると考える

⑶社内作業の効率化事務作業を徹底的に自動化している(仲

谷氏いわく「メーカー以上の努力をしている」)過去の翻訳データ請求書見積書などを数クリックで開けるファイル管理システムを開発したこのシステムも顧客向けにカスタマイズして販売している

中国(大連)での翻訳会社経営クライアントからのコストダウンと品質向上の要求により中国進出を決定最初は現地の企業と提携するも納期や品質で問題があったそのため仲谷氏自らが代表となり子会社を設立(リスク管理のために現地採用の中国人社員は代表にしない方針)

採用した社員の流出を防ぐため出身地を採用基準としたり初任給を一律にして社員のやる気を管理したりまた転職情報から社員を隔離するために会社を田舎に移転したりと様々な工夫を重ねてきたまた翻訳者の教育に広島本社で作成したテキストを利用しているさらには人材育成プログラムに基づき社内の様々な業務(チェッカー編集コーディネータ翻訳)を社員に担当させている

後半は「日本での中国語翻訳の現状と中国語翻訳者の育成」と題して大羽氏が講演した中国語一筋で会社を経営してき

た大羽氏の多彩でエネルギーにあふれる仕事ぶりが印象に残った現役翻訳者である大羽氏は翻訳祭前夜も夜 11 時まで翻訳をしていたとのこと中国語の市場規模から考えて生活費を稼ぐためには何でもする必要があったとのことそのため大羽氏は翻訳と通訳の両方をこなし分野を限定せずに仕事を受けさらには中国語講師の仕事もしてきたという大羽氏の会社における翻訳品質の向上や登録翻訳者の教育のための仕組みは中国語翻訳以外の会社経営でも参考になることがあると思った数値化して客観的に判断しその結果を仕組みに反映する経営姿勢が印象的だった

中国語翻訳の市場中国語の翻訳市場は常に伸び続けているビジネス自体が中国語に関わりを持っているから中国語翻訳者が増える一方できちんと訳せる人がいないというのが現状である

セッション報告トラック3 ‒ セッション2

中国語翻訳のブルーオーシャン戦略~リソース管理人材育成品管管理に挑む現場奮闘記~

仲谷 幸嗣

大羽 りん

-7)-2851$

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

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トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

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トラック 4日英翻訳者向け

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ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

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長尾 龍介

森井 サイラ

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-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

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デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

-7)-2851$

トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

-7)-2851$

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

【パネリスト】佐々木 薫氏 ローカリゼーションコンサルタント

見藤 舞利子氏 メディカル翻訳者【モデレータ】石岡 映子氏 株式会社アスカコーポレーション 代表取締役社長JTF理事

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

第 1部講演佐々木氏翻訳市場の世界展開においてお伝えしたいメッセージは 2つある「世界へ飛び出そう」「使えるツールは使おう」であるこのメッセージについてこれから具体的にお話ししたい

⒈ 今世界で日本でライフサイエンスを取り巻く状況として高齢化社会需要地の変化(新興国の増大)日本の位置づけの変化(マーケットの割合世界の人口GDPとも日本の占める割合は減少傾向にある)研究開発拠点の海外シフト研究開発費の増大(低分子医薬品からバイオ医薬品へ)グローバル臨床開発ドラッグラグ等を挙げることができる

⒉ ライフサイエンスの翻訳ライフサイエンスを取り巻く環境が変われば翻訳に求められるものも変化する具体的には翻訳が小ロットかつ頻繁にハンドオフ大量かつ短納期に翻訳賞味期間の短縮国内からだけではなく海外からも直接受注するようになってきたこと等であるライフサイエンス分野で翻訳を依頼するクライアントに

とって日本語は世界のマーケットのひとつにすぎないドラッグラグの短縮翻訳コストがクライアントユーザーにとって価値があるものかクライアントが見ている市場の変化に対応し翻訳のプロとしてニーズを理解し「ソリューション」を提供するサービスが今後求められるであろう

⒊ ブルーオーシャンにこぎ出そう海外日本のクライアントの声に耳を傾ければ今ある日本の翻訳市場の奪い合いではなくクライアントの市場を拡大するために貢献できるはずであるつまり「翻訳」というパーツを用いるのではなく「翻訳」を含む「ソリューション」を提供し技術革新を味方につけることが必要となってくる

この観点から翻訳会社翻訳者にできることは⒈ 顧客の状況立場を理解する⒉ ユーザー(翻訳を実際に読む方)にとっての翻訳が意味することを理解する⒊ 自分のサービスのマーケットでの位置づけを理解し顧客にとって価値あるソリューションを提供することである変化しないものとしては翻訳能力(英語力日本語力専門知識)があるが必要とされるレベルは上がってきているライフサイエンスだけに限らず産業翻訳は「翻訳」という固定されたパーツではなく目的とユーザーをもつ「ソリューション」である市場の変化をとらえチャンスをつかもう

第 2部ディスカッション佐々木氏の講演に対し見藤氏がメディカル翻訳者としての見解から疑問点を質問する形でディスカッションが行われた

見藤氏世界的なライフサイエンスの変化に対し翻訳会社ではどのようなサービスを提供するのかクライアントはどのような希望をされているのか

佐々木氏各翻訳会社がクライアントの希望に対応している状況についてお話しする⒈ 多言語対応⒉ メディカル分野のクライアントの web を担当する(検索エンジンで上位にリストアップされるように翻訳文にある特定の語を入れるなどのサービス)⒊ スピード優先のものに対する機械翻訳(メモリツールなど)の導入などが増えてきている

見藤氏ニーズの多様化の対応の中に翻訳支援ツールの使用があげられたがツールを使用すると却って作業単価訳質が下がるのではないかという危惧があり支援ツールの使用に積極的でない翻訳者も多い

セッション報告トラック3 ‒ セッション3

ライフサイエンス分野翻訳市場の世界展開

佐々木 薫

見藤 舞利子

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

-DQXDU)HEUXDU

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

ジェルミエンジェル

長尾 龍介

森井 サイラ

リサヒュー

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

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オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

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映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

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秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

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特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

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円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

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今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

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小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

+1$7$LRWR

2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

続きはWEBへ

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トラック 3翻訳会社の実務者向け

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)氏 Yamagata Europe MTツール開発チームマネージャー

堀越 かおり氏德田 愛氏 株式会社ヒューマンサイエンス ドキュメントソリューション部 テクニカルライター ローカリゼーションエンジニア

【報告者】矢野 直子(PFU ソフトウェア株式会社)

Yamagata Europe では 2009 年から機械翻訳(MT)を採り入れており現在では複数のプロジェクトに使用している同社が独自に開発したMT品質測定システムについて2 種類のMTプロジェクト- サービスマニュアル翻訳メモリを使ってターゲットを抽出しMTで下訳する人間の翻訳者(ポストエディタ)が品質を確認修正する品質要件はヒューマンクオリティ- オンライン多言語チャット各国のディーラがチャットを使って

(自国語で)質問するボタンを押すと質問内容が英訳されエンジニアの回答結果(英語)が質問者の言語にMTされる品質要件は理解可能な即時翻訳評価サービスマニュアルのMT品質は FTRレートと PEスコアにより評価する

FTR(First Time Right segment rate)レートPE での修正が不要なMTセグメントの割合100 個の文章をMT訳を使って翻訳し

そのうち 40個のMT訳について修正が不要だった場合FTRレートは 40FTRレートが高いほどMT品質が高いPE スコア(Post‐Editing score)ポストエディタによる修正の割合完璧な翻訳結果にするためにポストエディタが行う必要がある修正の量PEスコアが高いほどMT品質は低いFTR レートの最小値 20PE スコア

の最大値35 を実運用の閾値としているオンライン多言語チャットでは人間による 4レベル(完璧に理解可能充分理解可能かろうじて理解可能理解不可能)で評価している

ヒューマンサイエンスでは 2007 年からMTプロジェクトに携わり多言語における検証を進めてきた英語から欧州言語への翻訳では期待できる成果が得られることが分かっている多言語翻訳においては「MTを使うかどうか」ではなく「いかに使いこなすか」というフェーズにある翻訳会社としてMTにどのようなアプローチが可能かという視点での講演MT を使いこなすための 3つのポイント~MTの前に~①プロジェクトに合わせた翻訳品質基準を事前に設定コンテンツに期待する最終品質を明確にすること使用するMTエンジンの出力品質を把握することこれら 2つの品質ギャップを埋めることが翻訳ベンダーのタスクでありギャップの大きさがタスク(PreEditPostEdit)の量になる

②MT アウトプットの品質生産性を向上するためのプリエディットMTエンジンは行間を読むことができな

いため機械翻訳しやすい英文にリライトする不要な用語やフレーズを排除して一文を 15 ワード以下に抑える用字用語表現の統一といったポイントがある

③適切なMT エンジンを選定エンジンの種類(SMTRBMT)特徴

(導入コストCATツールとの連携対応ファイル形式得意な言語など)品質について把握した上で選定する必要がある

セッション報告トラック3 ‒ セッション4

多言語における機械翻訳へのアプローチ~評価とプロセスの観点から~

堀越 かおり

德田 愛

ヴァンヒール ヘイディ(Van Hiel Heidi)

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トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

Specialist or Generalist the translatorrsquos dilemma

ジェルミエンジェル

長尾 龍介

森井 サイラ

リサヒュー

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

-7)-2851$

トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

-7)-2851$

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 4日英翻訳者向け

ベントンプキンス氏 JAT理事【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション1

Understanding and Translating Regulatory Inquiries from the Pharmaceuticals and Medical Devices Agency (PMDA)

ベントンプキンス

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

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ジェルミエンジェル

長尾 龍介

森井 サイラ

リサヒュー

-7)-2851$

トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

続きはWEBへ Read the rest online

岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

-DQXDU)HEUXDU

トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

+1$7$LRWR

2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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-DQXDU)HEUXDU

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ジェルミエンジェル氏 JAT会員長尾 龍介氏 JAT会員森井 サイラ氏 JAT会員リサヒュー氏 JAT会員【報告者】ジェームスシングルトン(フリーランス翻訳者)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション2

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ジェルミエンジェル

長尾 龍介

森井 サイラ

リサヒュー

-7)-2851$

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デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

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デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

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岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

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円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

+1$7$LRWR

2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 4日英翻訳者向け

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デレックウェスマン氏 株式会社蛇滝商会 代表取締役

【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション3

People Get Paid to Know ThatMaximizing and Expanding the Value of Your Expertise

デレックウェスマン

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トラック 4日英翻訳者向け

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岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

-7)-2851$

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

-DQXDU)HEUXDU

トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

+1$7$LRWR

2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 4日英翻訳者向け

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岩田 ヘレン氏 JAT会員【報告者】デパルマレイチェル(株式会社翻訳センター)

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セッション報告トラック4 ‒ セッション4

Translating out of the Business Box and into the Wonderland of Childrenrsquos Books

岩田 ヘレン

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

-7)-2851$

トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

-7)-2851$

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

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円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

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今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

金子 靖氏 株式会社研究社 編集部【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

研究社に入社して 23 年目のベテラン編集者である金子靖氏は雑誌一般書英語学習書などを手がける他に新聞コラムや書評の執筆翻訳インタビュー等でも知られる東京工業大学早稲田大学の元講師さらに2008 年より青山ブックセンター本店での人気講座「翻訳教室」の講師を務め現在第 9期目に入っている本講演では実際にオンライン辞書「KOD」に接続しながら「翻訳教室」の様子が説明された配布資料には実例として下で示す 4点の演習教材と学生訳講師による試訳が提示されたまた「KOD」を来年 1 月末まで無料で試すための IDPWが提供された

同翻訳教室は研究社が展開するオンライン辞書「KOD」の宣伝普及を図るねらいのほか一出版人として書店を応援したいという金子氏個人の心意気から成り立っている氏は2004 年に同書店が経営難で閉店を余儀なくされた時本と書店を愛する人々と共に署名活動の先頭に立ち民事再生法による再建に導いた情熱の人であることも知っておきたい講義の進め方は名翻訳者柴田元幸氏の授業を受けて学んだという金子氏の翻訳教室の受講者の中には既に翻訳を世に出している人やTOEIC スコア 990点保持者など実力派が揃っており密度の濃い学びの場となっている課題文は小説書評等を選んでいるが一筋縄ではいかないものが多い編集者の視点で受講者の訳文原稿をチェックして講

義の前に返却し教室では書画カメラで映し出しながら添削指導を行い講師自身の試訳も提示する

翻訳の質を評価するポイントは簡潔に表現できると言うつまり訳出された日本語だけを読み違和感がないことである氏自身が翻訳する場合も少しでも違和感を覚える場合はその都度原文に当たる試訳を磨いて説得力のある解説の準備をする時に「KOD」が大いに威力を発揮すると言う12 月半ばにはロードされる予定のリーダーズ英和辞典第 3 版を含むKODに対する氏の信頼は絶大である適切かどうかと前置きをした上で「翻訳を戦争にたとえるならリーダーズ英和辞典で空爆をして(敵地を掌握し)地上戦になればルミナスや英和大辞典で勝負する」ような感覚だとのことである

ところでプロの翻訳者とのやり取りに関して編集者ならではのコメントが印象的であった訳文表現に感じる違和感や解釈の違いについては編集者の判断で手を加えるのではなく自ら原文に当たって確認したり英語母語者に相談したりもするその上で翻訳者との関係を良好に保ちながら著作権も尊重し信頼して任せるようにしている最終的には出版社が責任を負うことになるとのことである

講演での実例紹介として配布された「翻訳教室」の演習教材は以下の 4点である

⒈ 村上春樹原作『アフターダーク』の英語訳 After Dark(translated by Jay Rubin) の書評より-----Walter Kirn ldquoIn the Wee Small

Hoursrdquo The New York Times (June 3 2007)

⒉ エリッククラプトンが自らの体験を踏まえて支援している依存症リハビリ施設についての記事より-----James C McKinley Jr ldquoAiding Sobriety a Chord at a Timerdquo The New York Times (April 11 2013)

⒊ 上岡伸雄ほか『アメリカの名演説 リーディングテキスト』より-----Tom Brokow ldquoYou Are the Class of 9-11rdquo

⒋ 現代アメリカ人作家による短編小説の一節より-----Brian Evenson ldquoAngel of Deathrdquo Windeye

「翻訳教室」の講師としてのアドバイスストレスなく読めて一読して理解してもらえる和文にする

原文 1 文を 和文 1 文に仕立てるような無理をしない例)after ~等の訳出では読み手のワーキングメモリが一杯になってしまう場合を考慮し前から訳す工夫をする

そもそも辞典の語義は訳者が求める表現の近似値を示しているから複数を引き比べて検討し悩んだときは語義の先頭に示されることの多い単語の core meaning に立ち戻って考え直すとしっくりする訳語が見つかりやすい

優れた翻訳は原文の流れをうまく反映させている

原文のリズムを壊さないようにできる限り原文の順番に訳出していく

セッション報告トラック5 ‒ セッション1

オンライン辞書を効果的に用いた翻訳術編集者が提案する理想的な翻訳文(出版できる翻訳文)の作り方

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

-DQXDU)HEUXDU

トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

+1$7$LRWR

2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

山下 奈々子氏 株式会社ワイズインフィニティ 代表取締役

【報告者】池山 和子(個人翻訳者)

山下奈々子氏は高校卒業と同時にバージニア州の大学へ留学し帰国後の英会話講師字幕翻訳者放送翻訳者を経て2000 年に映像翻訳会社を設立した試験面接を経た 400 名以上の登録翻訳者を誇る「小さな会社」の経営者は一貫した企業理念(愛ある経営知恵 無限大)を胸にその沿革危機意識に根差した戦略と目標を熱く語った

映像翻訳会社ワイズインフィニティの特徴事業内容は多岐に亘る映像翻訳スクール放送翻訳通訳(ドラマドキュメンタリーニュースインタビュー等)電話インタビュー(テレピック)ゲーム翻訳クローズドキャプション(聴覚障がい者向け字幕)制作海外向け CMのナレーター調達録音文書作成(海外の取材予約写真の使用申請等)等映画は本編よりも DVDの特典映像などを中心に手掛けるバラエティ系は台本の翻訳発音指導の依頼も受ける

対応言語は約 40 言語以上ニュース系は緊急性があり放送局等に出向けるよう登録の母語者は主に関東近辺に在住する全社員が理念を理解し同じ方向性や協調性を保てるよう毎週及び隔月の勉強会を持つ内容は顧客対応や翻訳者との連携が中心である

講師のフリーランス時代を振り返って子育てとの両立は一時期のことなので乗

り切ってほしいと語った子どもが入院しても枕元で仕事をして納期を守った経験にも触れ「ワークライフバランス」は大切かもしれないが「この仕事を断ったら次が無い」という位の覚悟で仕事をすることシリーズ物で休んだりして迷惑をかけるべきではないとプロ意識の大切さを強調した

「ブルーオーシャン」とはまだ生まれていない市場を開拓し競争

相手が少ない分野でサービスに付加価値をつけ差別化を図って順風の波に乗れる状況である逆に小さなパイを奪い合い価格競争に巻き込まれてしまう状況は血の海「レッドオーシャン」である日本国内向けのエンタテインメント系映像翻訳の市場は縮小し続けているかつてビデオデッキの普及に伴い海外映画のビデオ版が販売され出した 80 年代の映像翻訳を知る氏は手書きの原稿で直接顧客とやり取りをしたと言うスカパーの開始により翻訳者不足の時期もあったが現在洋画は激減し邦画に抜かれている動画配信の翻訳は増えているが3 分~ 20 分の短いものが多いテレビ局も放送事業の営業益は減っており海外制作費がかさむ長尺のインタビューやドキュメンタリー等も少なくなっている生き残り戦略の例としてTBS の大きな収益源になっているのはライブハウスや劇場を含む「赤坂サカス」でありフジテレビも「お台場合衆国」など放送事業以外で収益を上げている

ブルーオーシャンを求めて伸びている分野に気づくこと日本アニメのソフト化は好調である

2013 年から経済産業省が「クールジャパン戦略」の一環として映像コンテンツを海外向けにローカライズして販売す

ることを促すため翻訳料の半分を助成するその基金である「ジャパンコンテンツローカライズプロモーション支援 助成金」(J-LOP)が申請を募集しており155 億円の助成金申請にまだ余裕がある申請書類も当初より簡略化した海外からの観光客が増えれば翻訳の需要も拡大するチャンスがある現状では小規模な翻訳会社が多数を占め映像翻訳事業は 60 億円規模韓国の約 3分の1にとどまっている

2013 年 2 月シンガポールに日本専門チャンネル「Hello Japan」が開設された日本キー局等の共同設立で徐々に本放送を開始しつつある日本文化料理観光ドラマ等を中心に現在は早朝から深夜まで繰り返し放送を行っている2014 年 1 月からはインドネシアでフジテレビとスカパーが日本専門チャンネルを開設する

オリンピックに伴う需要も見込める

「経営資源分析」で活路を見出すマネジメント力技術商品サービス

力営業力組織人事力財務資金力等の観点でSWOT(strength weakness opportunity threat)分析をする際は実際に書き出してみることで方向性が明確になる以下はそのような過程があってこそ生れた

セッション報告トラック5 ‒ セッション2

映像翻訳会社ワイズインフィニティのブルーオーシャン戦略~新しい分野で仕事獲得のチャンス広がる~

山下 奈々子

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

続きはWEBへ

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

糸目 慈樹氏 特許翻訳者【報告者】永島 和暢(ライオンブリッジ ジャパン株式会社)

大阪と東京で「ほんまかい(翻訳者のためのマクロ勉強会)」を発足させた講演者がテキスト エディタ特に秀丸の使い方を日英翻訳のデモを交えて解説したセッションである

秀丸を使う以前は編集ツールとしてWord用語管理ツールとして Excel を使用していた秀丸エディタを使うようになってからはWord から一旦テキストを抽出し秀丸で翻訳編集しWord に取り込んで最終作業を行うプロセスを採用している

秀丸に代表されるテキスト エディタには次のような長所がある

⒈ 動作が軽快(起動が速く生成されるファイルサイズが小さい)

⒉ 安価(秀丸は無料ではないが無料のエディタもある)

⒊ 強調表示機能(数字などを印刷には反映せず強調表示することができる)

⒋ 正規表現(Word のワイルドカードのような表現)のサポート

⒌ Grep 検索(複数のファイルを串刺し検索する機能)

⒍ キーマクロ(複数のキー操作を記憶させ再生する機能)

ただし弱点もある

⒈ オートコレクト機能がない⒉ 半角の特殊文字ギリシャ文字が化ける

⒊ 文字列に下線を引いたりボールドにできない

⒋ Word のようなコメント挿入ができない

秀丸は強力なマクロ機能を持っており上記の欠点を補完したり複雑な処理を自動化することができる膨大な量のマクロが無料で公開されており自分ではマクロを組むことができなくても利用できるまた勉強したければ豊富な書籍がある

AutoHotKey秀丸でオートコレクト機能を実現するツールであるahk という拡張子のファイルにミスをしやすい単語について修正前と修正後のスペルを登録しておく (teh と the など)修正前のスペル(teh)を入力すると修正後(the)にldquo変換rdquoされる

特殊文字対応あらかじめ定義しておいた文字列にWord 上で検索置換してから秀丸上で作業を行いWord に戻った時点で特殊文字に逆置換することで対応できる(μ- を ltgtSmallMultgt に変換など)cm2 など上付き文字や CO2 などの下付き文字も同様の方法で対応できる

Termfetcherとりあえず用語集にある英語を日本語と検索置換してから英訳を開始するプロセスに着目して講演者が作成したツールである日英では語順が異なるため

通常は直後でなく文章のより後方にある英語表現がほしい場合があるこのツールではあらかじめ検索置換しておいた英語表現にキーストロークだけでジャンプし選択して文章中のカーソル位置に移動できる

「本発明はインク滴を吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する」rarr「present invention はink droplets をeject し て printing を 行う inkjet printerに関する」では「The present invention relates to an inkjet printer thathellip」となる

iTOME(integrated Translator-Oriented Macro Environment)Word ファイルからテキスト ファイルの生成用語の置換対訳ファイルの作成訳文ファイルの生成までの一連の処理ができる統合環境を iTOME(アイトーム)として作成した

セッション報告トラック5 ‒ セッション3

秀丸エディタと秀丸マクロで作業効率アップ秀丸エディタと歩む翻訳人生

糸目 慈樹

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 5初級レベルの翻訳者向け

松田 浩一氏 サンフレア アカデミー講師特許翻訳者

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

自らも自分に足りないものは何かと日々反省されている松田浩一氏足りないものを知るための糸口となるヒントやアドバイスに加え翻訳者にとって重要な辞書に関して辞書環境の現状必要な辞書自作辞書作成方法などを紹介頂いた

翻訳において気をつけるポイント適切な訳語選択訳語の選定は非常に重要である適切な辞書を使用しさらに知識不足を補うためにインターネットなどで十分な調査を行って適切な訳語を選定することが大事である

構文解釈と文脈判断構文解釈と文脈判断は別物である例え

ば構文的には複数に解釈できる場合前後の文脈から判断する必要がある内容の理解と専門知識が重要になるもちろん文法的なアプローチからそうした解釈を導き出せるケースもあるので基本は文法力であることも忘れてはいけない

適切なチェック最低限のマナーとして納品前にスペルチェックと文章校正のチェックは必ず行うことチェックを実行することで例えば「および」と「及び」の表記ゆれを回避できるまた文字カウントを確認することですべて全角とすべき文書に半角が混在していないかを確認できる

またオートコレクト機能のすべてのタブのすべてのチェックを解除することオートコレクト機能により勝手にインデントが入ったり段落番号が付されたりすることがあるそれを元に戻そうとするがさらに書式がおかしくなるというケースもある特許翻訳の基本マナーとしてオートコレクトのタブのチェックはすべて解除すること

その他文字 1字で権利範囲を損ねるケースもある例えば「金属製(metal)」と「金属性(metallic)」など漢字 1 字の違いで意味は大きく異なる後者の場合はセラミックやプラスチックをも含むことができ権利範囲も変わってくるやはり適切な訳語の選択が大事でありまた言葉に対する意識も大事である

日本語に対する意識突き詰めれば翻訳は母語(日本人なら日本語)の仕事である和訳だけでなく英訳の場合においても日本語の意味を適切に理解していなければ適切な英訳はできない係り受けが曖昧で複数の解釈にとれる文もあり適切な日本語理解は重要である和訳の場合は自分以外の読み手を意識してわかりやすく訳す必要がある日本語に対する感性や気づきが大切である

辞書の話「辞書を買うために翻訳し買った辞書を使うために翻訳をすれば本当のプロになれる」故山岡洋一氏主催の翻訳通信に記載されているように辞書は翻訳者にとって非常に大事なものである適切な訳語選択のためにもこまめに辞書を引

くことが重要である

どのような辞書を利用すべきか最低限必要な辞書は大規模の英和和

英辞書英英辞書国語辞書できればCD-ROM版の辞書がおすすめだが今年に入って新版辞書に大きな変化がでてきている携帯電子辞書などの併用も考えたい専門辞書は徐々にそろえるとよい

どのように辞書を使うか従来は EPWING 形式の辞書が主流で辞書検索ソフトDDwin で串刺し検索することができたが現在EPWING形式の新版辞書がなくなっておりまたDDwin はWindows7(64 ビット)では動作が不安定である

そこで松田氏の場合は辞書ソフトLogophile(jamming の 後 継 ソ フ ト でEPWING 形式辞書に対応)や LogoVistaに加えてPDICTRADOSのMultitermをフル活用し辞書ソフト一括検索ソフト(かんざし)を各ソフト間での一括検索入力に利用されている

また辞書フォーマットを EPWING 形式と LogoVista にすればPC とスマートフォンの両方で同じ辞書環境を構築できる

セッション報告トラック5 ‒ セッション4

特許翻訳の登山口~まず自分に何が足りないかを知る~

松田 浩一

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

-7)-2851$

トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

-7)-2851$

平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

藤岡 隆浩氏 藤岡国際特許事務所 所長弁理士

【報告者】木村 和美(IPPro 株式会社)

特許実務は戦いである戦の勝敗は戦う前に決しているのと同様に特許は英文明細書で勝敗が決しているその英文明細書の作成において重要な役割を担っている特許翻訳者に対するアドバイスとメッセージである

特許翻訳出願の現場における実情と問題弁理士と特許翻訳者とのコミュニケーション不足特にフリーランス翻訳者の場合翻訳に対するフィードバックがほとんど無いまた中間処理に関与することが無く特許法審査過程特許実務などを理解する機会が無いそのため弁理士の修正負担につながる

日本の弁理士の語学力の問題英文明細書のチェック者である弁理士は必ずしも英語力に長けているわけではない実務上は特許翻訳者によって完成度の高い英文明細書を作成することが円滑な権利取得のキーとなる

発明者による英文明細書の確認(署名)発明者が出願英文明細書に関する宣誓書に署名すると修正を加えることができない建前となっておりその後は現地代理人による確認修正なく出願される

これらの問題が記載不備明確性違反など本来不要な拒絶通知の発行とその対応費用発生(増加)につながる

したがって特許翻訳者に期待されることは特許法特許審査特許実務などを理解することにより記載不備を回避できる適切な翻訳をすることである

特許翻訳者が利用可能なフィードバックと審査過程の閲覧方法(一例)各国特許庁の公開公報を利用閲覧すれば翻訳者自身の翻訳がどのように修正され出願されたのかを知ることができる(ただし出願明細書の公開は優先日から 18 ヶ月後以降)

また審査過程で拒絶理由通知を閲覧することにより記載不備や明確性違反などの拒絶が翻訳に起因するものであるかどうかを知ることができる

閲覧方法 英日翻訳の場合の例IPDL(特許電子図書館)を利用キーワードから公開された明細書を検索番号などから出願の経過情報を検索

閲覧方法 日英翻訳の場合の例⒈ IPDL を利用しキーワードなどで日本語の出願番号を特定

⒉ espacenet(欧州特許庁)で米国特許出願番号を特定

⒊ Public PAIR(米国特許庁)にアクセスし英文明細書や拒絶理由通知を検索する

特許審査特許翻訳者が知っておくべきこと審査官は英語のノンネイティブが多いrarr従って簡単で誰が読んでも分かりやすい表現を心掛ける必要がある

審査官はまずクレームを読み図面を使って発明を理解する実施例は用語や内容の確認のために利用

しているrarrそのためクレーム記載事項が図にないと拒絶対象になりうる用語の揺れが無いようにする

特許審査は明確なルール(米国の場合は Manual of PATENT EXAMINING PROCEDURE (MPEP))に基づいて行われる 日本からの米国出願の主な拒絶事項は記載の不明確性(米国特許法第 112条)でありこれは適切な翻訳によって回避できる一方権利行使の観点からは機能的クレーム(ミーンズステッププラスファンクションクレーム米国特許法第112条第6パラグラフ)と認定されないようなクレーム作成に心がける

円滑な特許審査のために特許翻訳者が注意すべきこと(具体的な表現について)クレームにおいてmeans for ~ step for ~ing といった機能表現を避ける同様に xx unit for ~ing も避けた方がよい

実施例で必須事項(essentialcritical)という表現は使用しない

クレーム中の構成要素の説明においてさらに新たな構成要素を含めない(inferential claiming)

セッション報告トラック6 ‒ セッション1

円滑な審査と権利行使を実現する英文明細書作成における特許翻訳者の役割

藤岡 隆浩

-DQXDU)HEUXDU

トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

-7)-2851$

トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

-DQXDU)HEUXDU

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

-7)-2851$

平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

続きはWEBへ

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

有馬 貫志氏 アルパリエゾン株式会社 代表取締役東京医科歯科大学 非常勤講師

【報告者】染矢 尚美(フリーランス翻訳チェッカー)

治験翻訳というと医薬とは別の知識が必要なこともあり専門用語を身につけることを重視しがちである翻訳とは単語レベルの単純な置き換えではなくイベントストラクチャーを他言語に移すことであるという観点から治験翻訳者はどのように学んでいくべきかを提唱したい

治験翻訳は専門分野なので難しいという声を耳にするがむしろ専門知識や用語を身につけることは努力に比例し能力をあげることが可能であるそこで今回は治験翻訳者が身につけるべき力への具体的アプローチとして⒈ 言語の構造的理解⒉ スタイルの問題⒊ 動詞の意味論的アプローチ⒋ 名詞(冠詞)の考え方⒌ 翻訳とは何をすることなのかについて順に述べていこう

⒈ 言語の構造的理解ネイティブスピーカーであるとはどういうことかリスナーのほとんどが日本人であるため日本語の「は」と「が」の用法について出題し間違いの理由の説明を求めたリスナーのほとんどは感覚的におかしいことはわかるものの理由を説明することは困難であった第三者に説明をするならネイティブスピーカーといえども構造的な理解が不可欠である翻訳をする場合は言語の構造に分析的な目を向けることが望ましい

⒉ スタイルの問題日本の英語教育において基本的な文法を学ぶ機会はあるが慣習であるpunctuation について学ぶ機会は少ないpunctuation にはルールがあるが比較的簡単なため一度きちんと学んでおくと良い

⒊ 動詞の意味論的アプローチ「阻害する」はすべて同じ動詞で翻訳してよいのか日本語ではすべて「阻害する」であっても文意にふさわしい動詞「阻害」「抑制」「遮断」等に置き換え和文和訳する必要性がある基本動詞に対するアプローチとして「似た者どうしを集めてその違いを明確にしておく」「英文作成の際には最初に主語と動詞のペアを決める」ことを心がけたい

⒋ 名詞(冠詞)の考え方英語の名詞には定冠詞不定冠詞冠

詞なし複数形の 4つがあることはみなさんご存じであろう英訳の際は常に単数複数冠詞について考えて頂きたい英語の名詞には 4つの色が付いていると考えることができるこの 4つの「名詞の色」を決めないまま英訳してはならない

⒌ 翻訳とは何をすることなのか冒頭でも述べたが翻訳の定義は「原文

のイベントストラクチャーを他言語に移すこと」であり単語レベルの単純な置き換え作業ではない翻訳とはある言語で書かれた情報を正しく解釈し別の言語を用いてその情報を再生する行為である

翻訳の理想形としては⒈ 移行された情報が等価であること⒉ 表現された意味が明快であること⒊ 意図された機能

が発揮されること⒋ 再生された表現が自然であることが肝要である情報再生の方法としてSTEP 1文の必須要素のみで構成される文に単純化するSTEP 2日本語の構文に従って命題文を作成する(英文和訳の場合)STEP 3STEP 2 の命題文を基幹として自然な訳文を作るSTEP 4論理展開に従って段落構造に整えるという4段階のプロセスを提案したい

翻訳者は日本語と英語の情報に心理的なバリアがあってはならない今回お話ししたアプローチに加えてインターネット等を利用して英語的な環境を意図的に組入れることも効果的であろう

セッション報告トラック6 ‒ セッション2

今治験翻訳者が身につけるべき本当の力とは

有馬 貫志

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

-7)-2851$

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

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-7)-2851$

トラック 6中級以上の翻訳者向け

青山 南氏 翻訳家早稲田大学文化構想学部教授

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

本講演では 2つのトピックについて分けて話す翻訳する中で結果的に話の内容がつながることがあるかもしれないがこの講演自体は 2つの話を直接的につなげることは目的としていない

【新訳について】新訳と改訳の違い新訳既存の翻訳を別の翻訳者がなおす改訳既存の翻訳を同じ翻訳者がなおす

新訳ブームのきっかけ近年新訳ブームが盛んになっているがきっかけはサン=テグジュベリの『星の王子さま』の著作権保護期間が満了した 2005 年 1 月頃からであるそれまでは岩波書店が翻訳本を独占的に出版していたが著作権保護期間の満了により他の出版社からも一斉に翻訳本が出始め2008 年までに 20 冊近くの新訳本が出版されたここから「新訳」という言葉が台頭し新訳本の持つ力が注目されることになった

新訳ブームの経緯2003 年 4 月村上春樹の『キャッチャーインザライ』が出版されベストセラーに

2005 年『星の王子さま』の新訳本が出始める

2006 年 9 月光文社が光文社古典新訳文庫をスタートこれまでに 170 点を超える作品が出版される

2008 年 9 月古典新訳文庫に含まれていたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』が100 万部を超える予想外の売り上げを記録し大きな話題にこれにより新訳ブームが加速

2007 ~ 2011 年河出書房が 2007 年に世界文学全集を刊行し2011 年に完結するまでの間に全30 巻を刊行する新訳も 9冊ほど刊行される

こうした経緯を経て新訳ブームは日本の出版界に浸透していき現在では普通に新訳本が出版されている

新訳の必要性以前は古典は距離的に遠いものとして読まれ翻訳されるものだったしかし現在では古典を対等につまり同時代に生きる人間として読むことが重要とされている新訳は古典を対等に読めるように距離を近くし同時代感を取り戻すものとして必要である

【絵本について】絵本と音楽の関係について絵本作家モーリスセンダックは絵本には音楽が欠かせないという考えを示しているこの点について考えると「翻訳家とは演奏家である」いう表現が思い出されるこの表現は既にある楽譜(原典)をどのように演奏するかは翻訳者次第で

あることを表しているこうしたことから絵本に対する音楽の重要性を改めて実感

絵本の翻訳と編集絵本の読み聞かせは子どもと並んで本を読んで聞かせることだが子どもにとっては読んでいる人と一緒に過ごすという体験でもある読み聞かせで子どもがおもしろく感じるのは読み聞かせをする人が口に出す声(演奏している音)や触った感触といった文字以外の要素であるしたがって絵本翻訳では声に出しながら訳し口に出して読みやすいかある種の音楽性を持てるかを重要視するこの点は編集でも共通しており編集者も文章を読み上げながらチェックし違和感のある箇所を修正するという編集方法をとっている

セッション報告トラック6 ‒ セッション3

小説の新訳絵本の翻訳~アメリカ文学と絵本翻訳の現場から~

青山 南

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

齊藤Q1SNS を使う前はどう考えていたか何故積極的に使い始めたか

小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

-7)-2851$

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

-7)-2851$

平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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トラック 6中級以上の翻訳者向け

【パネリスト】上林 香織氏 医薬翻訳者メディカルライター

小林 晋也氏 技術翻訳者長尾 龍介氏 英日日英デジタルゲーム翻訳者

【モデレータ】齊藤 貴昭氏 翻訳コーディネーター社内翻訳者

【報告者】室屋 里実(株式会社プロシステムエルオーシー)

質問Q回答A

齊藤分野や居住地の異なる 3名の翻訳者をパネルリストに迎えSNS活用に関するメリットやデメリットを討議していく

上林現在SNS は電気やガスと同じくらい必要かつ当たり前の存在になり「インフラ化」しているこのインフラ化によって多くの人は SNS を体の一部のように利用しあまり現実世界と区別していない私も現実のことを決めるのに SNS の情報を気にするなどSNS での付き合いに現実での付き合いと同等の重要性を置いているこうした SNS の「インフラ化」は今後さらに進んでいくと考えている私は今日はこのような立ち位置にいる者として皆さんの意見を聞いていきたい

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小林 A1使う前は翻訳者の友人や知り合

いがとても少なくオンサイトで知り合った人でも長く付き合うような人はいなかったSNS を使い始めてからはSNS でのつながりを持てるようになったこれを転機として自分から情報を発信したいという気持ちが強くなり現在も使い続けている私のような内向的な人間はSNS を利用するのは良いアイデアだと思う

QSNSを止めたのに再開された理由は

小林健康保険の話がツイッターでされていて教えてあげたくて仕方なくなったそれがきっかけで利用を再開した

上林 A1特に意識を持って使い始めたわけではないある方をフォローして翻訳に関する質問したら親切に答えてくれそれから使うようになった

長尾A1SNS 食べず嫌いからなぜ積極的に使うようになったかそれは同業者を知らない自分の作った作品に名前も載らないという状態からこのままでいいのかという疑問を持った頭をフルに使わないとできないような無理難題や知的刺激があればいいなと感じていた  携帯電話で検索してとある同業のゲーム翻訳者のブログにヒットしたそこには自分が日々考え悩んでいるようなことと同ベクトルの内容が書かれており大きな刺激となったその翻訳者がツイッターで発信していることを知り読みやすいように自分もアカウントを作り他の同業者をも探し求めたツイッターを使い慣れた人々のつぶやきやリツイートされてくる情報からそれまで

にはなかった知的刺激を受けた

齊藤Q2SNS を使っている目的は目的で使い分けているか

セッション報告トラック6 ‒ セッション4

SNS 活用で翻訳をステップアップ ~SNS が結ぶ絆と知恵~

上林 香織

小林 晋也

長尾 龍介

齊藤 貴昭

EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

-DQXDU)HEUXDU

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

-7)-2851$

平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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EVENT REPORT 1

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2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー2013 年 9 月 27 日 1400 ~ 1700

【開催場所】大阪大学中之島センター【テーマ】「即戦力がつくグローバルライティング~企業が求める高品質の英文とは~」【講 師】 日向 清人氏

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師兼外国語教育研究センター所員【司 会】礒西 和子 個人翻訳者【報告者】樋口 勝規 個人翻訳者

第一部日向氏は 3 歳のときロンドンの幼稚園に通い始めその後も基本的に英語圏のアメ

リカンスクールに中学まで通っていたため普通に英語が話せる環境で育ったしかし大学 4 年生のときケンブリッジ英検を受けて不合格となりその中でもライティングの成績が悪かったことから英語で書く流儀があることに気づく本講演ではコミュニケーションとは何かディスコース能力の必要性について説明

ディスコース1980 年代ディスコースという考え方に注目が集まるディスコースについては後

で詳しく話すとしながらディスコースはとても大事でディスコースができるということは英語ができるということだと強調

「ライティングにおけるディスコースについて(単語力と文法知識だけでは英語を書けない)」「コミュニケーションとは何か」について説明

コミュニケーションとは rdquoKnowing how when and why to say what to whomrdquo---National Standards for

Foreign Language Learning in the 21st Centuryであるという定義を紹介

繋がっていて(cohesive)纏まりがある(coherent)文章はどう書くのか言葉を繋げ思考の流れを繋げてコミュニケーションの目的を果たすスキルの演習

に入っていく扱ったすべての例を挙げるわけにはいかないがいくつかを示すことにする

1駄目テキストのサンプルWe held the first Tokyo Olympic Games as a developing country in 1964 I want

make sophysticated events [sic] as a leading country next time

+1$7$LRWR

2013 年度第 3 回 JTF 関西セミナー報告日向 清人

慶応義塾大学ビジネス英語担当講師

外国語教育研究センター所員

EVENT REPORT 2

-DQXDU)HEUXDU

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

-7)-2851$

平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー2013 年 10 月 10 日(木)1400 ~ 1640

【開催場所】剛堂会館【テーマ】「翻訳の布石と定石 刊行に寄せて」【講 師】岡田 信弘氏 サンフレア アカデミー 学院長【報告者】津田 美貴 個人翻訳者

今回の講師岡田信弘氏は 40 年のキャリアをお持ちの翻訳者で翻訳者の養成にも熱心である今回は先日出版した著書「翻訳の布石と定石」を元に英日翻訳における表現の類型化についてお話しくださった

(注報告書を読みやすくするためセミナー当日にお話いただいた順序と一部内容が前後する)

翻訳の布石と定石とは翻訳は内容の理解と表現に全力を集中できる体制ができてはじめて可能となる

言語を理解できる読解力話が理解できる程度の背景知識読みやすくする表現力これらは前提条件でありここでつまずいていては仕事にならない仕事になるようにするためにはどうすればよいか覚えられることは覚えてしまうことだたとえば囲碁や将棋は定石を覚えると早く強くなれるこれと同じことが翻訳にも専門知識にも言える定石として覚えた方が早いものは覚えてしまった方がよいそうすることで時間も労力も節約できる

もちろん専門知識がなくても語学力があれば内容が取れれば上手に訳せるしかし論理がわからなければ訳せない英語力があっても論理が取れなければ訳すことはできないのだ

表現力を身につけるにはどうすればよいかこれもパターンとして覚えてしまうつまり定石をたくさん身につけることだもちろん同じことを書いてある英語でもどこに重点を置くかで訳は変わるだから紋きり型はダメだ1 つの単語に 1 つの訳し方では解決できない場合が必ずあるではどうすればよいか選択肢を複数用意しその中でデフォルト(基本となる訳)を定めておくそれも構文や単語などいろいろなレベルで複数選択肢を用意しておけばデフォルトから順次適用していき当てはまらなければ次の候補をどんどん試していけるもちろん選択肢を判断する力が必要だが何も用意していないまっさらな状態よりは時間が短縮できる

用意した選択肢を適用する際どちらを選択するか迷うことがあるはずだ選択のor か言換えの or かなど自信があるならぴったりの鋭い訳をないなら安全パイとしてぎこちなくても広い意味の訳を採用したほうがよい

選択肢を選ぶ際にもう 1 つ大切なことは自分の感覚(語感)である

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2013 年度第 4 回 JTF 翻訳セミナー報告岡田 信弘

サンフレア アカデミー 学院長

JTF CERTIFIED TRANSLATORS

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平成 25 年 7 月 27 日(土)に実施された「第 59 回 JTF ほんやく検定」の結果が発表されました

【実用レベル英日翻訳】

1級(4名)(非公開2名)日比野 桂子(神奈川県)田中 成佳(神奈川県)

2 級(10 名)(非公開2名)當金 里香(東京都)松野 直和(岐阜県)柏 圭(東京都)高沼 利幸(東京都)石田 信之(静岡県)天野 真輔(兵庫県)西川 弘美(石川県)上原 朋(沖縄県)

3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

水嶋 崇博(東京都)西本 真由子(神奈川県)山内 由希子(東京都)川島 道雄(東京都)及川 宏(オランダ)山田 裕子(石川県)保母 桂子(東京都)村上 めぐみ(岡山県)伊藤 直樹(USA)山口 真(千葉県)坂野 萌(愛媛県)泉 甲仁(京都府)池上 隆虎(東京都)伊藤 襟香(東京都)古川 るみ子(熊本県)浦岡 治美(東京都)川村 奉美(神奈川県)添川 瑞乃(東京都)市原 慶子(埼玉県)

【実用レベル日英翻訳】

1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

2 級(3名)(非公開1名)山田 裕子(石川県)ビーラー 伸吾(千葉県)

3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

【基礎レベル】

4級(40 名)(非公開16 名)庄島 陽(大阪府)古田 恵(兵庫県)後藤 哲明(神奈川県)妹尾 理恵子(沖縄県)村上 歩美(愛知県)阿部 朋美(栃木県)仲松 庸純(沖縄県)青柳 京子(USA)谷 雅之(静岡県)吉田 隆伸(神奈川県)畠山 幸子(新潟県)川口 千鶴(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)ラックス 千恵子(USA)三木 宏美(栃木県)上原 あい子(福岡県)中川 和穂(三重県)田中 寛子(京都府)濱舘 貴徳(青森県)泉 甲仁(京都府)堀池 和敬(東京都)

「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

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小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

WEBにて第 59 回 JTF <ほんやく検定> 1級2 級合格者プロフィールを掲載しています

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【実用レベル英日翻訳】

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3 級(52 名)(非公開12 名)河出 真美(大阪府)原田 敏明(USA)杉岡 祐佳(東京都)神田 哲夫(神奈川県)安楽 哲郎(東京都)長谷川 晶子(埼玉県)荊木 由紀(愛知県)西墻 佳代子(神奈川県)荻原 淑子(神奈川県)浅山 由衣(大阪府)宮崎 晴子(東京都)河合 公明(東京都)荒木 小百合(東京都)澤 守之(千葉県)加藤 恭子(東京都)小野 了平(埼玉県)小野 広智(福岡県)則定 義明(兵庫県)石黒 将輝(東京都)

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1級(6名)(非公開1名)藤末ウェルズ 純子(USA)ジョンソン アンドリュー(愛知県)荊木 由紀(愛知県)新村 美里(福岡県)天野 真輔(兵庫県)

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3 級(36 名)(非公開12 名)水本 智子(兵庫県)佐藤 典子(東京都)戸田 洋一郎(埼玉県)河出 真美(大阪府)清水 直人(東京都)小笠原 雅美(埼玉県)當金 里香(東京都)

浅山 由衣(大阪府)大関 厚央(埼玉県)大久保 雄介(長野県)小野 了平(埼玉県)小池 信一(東京都)白井 温子(兵庫県)片野 起代美(千葉県)ジョンストン スティーブン(USA)池上 隆虎(東京都)坪田 征(東京都)片岡 洋一(神奈川県)小林 千鶴(千葉県)筬島 順子(神奈川県)渡邊 倫子(東京都)今泉 敦(北海道)森 綾子(愛知県)塩川 里衣菜(福岡県)

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「第 59回 JTF<ほんやく検定>」合格者発表

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5 級(40 名)(非公開19 名)小島 裕範(大阪府)流 俊介(埼玉県)庄島 陽(大阪府)村上 歩美(愛知県)野呂 綾香(三重県)町田 拓希(沖縄県)竹島 賢司(東京都)山本 真佑花(兵庫県)畠山 幸子(新潟県)石井 政行(東京都)重田 有美子(沖縄県)大園 剛正(宮崎県)長谷 さやか(神奈川県)三木 宏美(栃木県)西村 環(千葉県)森 啓介(東京都)田中 寛子(京都府)伊藤 瑞穂(北海道)堀池 和敬(東京都)小田島 久美子(東京都)山野 基大(神奈川県)

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