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Virtualization Handbook 仮想化ハンドブック 高性能インテル ® Itanium ® 2 プロセッサ搭載

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Virtualization Handbook

仮想化ハンドブック

高性能インテル® Itanium® 2 プロセッサ搭載

H+I_Hand仮想化_0105 06.2.14 6:24 PM ページ 2

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「仮想化」をキーワードにIT投資の構造改革が始まる今日、企業の経営とITシステムとの関係は、ますます緊密化してきており、

ビジネス環境や経営戦略の変化に応じ、迅速に同期できる適応力がITシステムには求められています。

しかし、業務ごと、アプリケーションごとなどに構築や更新を繰り返してきた

既存のITシステムの全体像を眺めると、複雑さと難解さは増えるばかり。

同時に、ITシステムへの投資は年々、厳しく査定されるようになっています。

複雑で難解なITシステムを、できるだけ低い投資額で、

ビジネスからの要求に迅速に適応させていく、という矛盾に満ちたテーマと

取り組まなくてはならない状況に、多くの企業のIT部門が陥っています。

こうした根本的な課題は、従来の発想をまったく変えることでしか解決できません。

今こそ、“IT投資の構造改革”が必要になっているのです。

これまで、ITコストの大部分は、システムの運用保守費用に投じられてきました。

これを新しいシステムやサービスの開発、あるいはサービス品質の向上に振り向けていく。

システム管理者ではなく、社内へITサービスを提供するプロバイダへと変身する。

IT投資の構造改革は、こうした意識改革なしには実現できません。

ビジネス・プロセスを見直し、ITインフラを効率化し、システムの構造をシンプル化する。

こうした改革を進めていく際に鍵となるのが、「仮想化」という発想です。

そしてこの仮想化は、ITシステム全体にわたりトータルに達成することが不可欠です。

仮想化に関する高度なノウハウや技術力と、ハードウェアからソフトウェアに至る製品群を背景に、

HPは、こうした総合的な仮想化への取り組みを強力にサポートしています。

1

H+I_Hand仮想化_0105 06.2.14 6:24 PM ページ 3

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リソースをプールし、運用を自動化できればITは経営に貢献できる

これまでのさまざまなITの課題は

発想を転換することで解決に至る

新たな業務や提供サービスが増えるごとに、次々とシステム拡張やサー

バ増設をしてきた結果、さまざまな種類のサーバ・プラットフォームが

入り交じり、OSやアプリケーション、さらにはそのバージョンすら異な

る複雑化したITシステム。こうした状況に、今、多くの企業が悩まされ

ています。このようなITシステムでは、多種多様なハードウェアのメン

テナンスや複数のOS管理、パッチなどの適用といった煩雑な作業を迫

られるだけでなく、ボトルネックの発生、一貫性のないセキュリティ、シ

ステムダウンの可能性といった脅威も抱え込むことになります。企業

のITシステムに対する運用管理の負担は増えるばかりです。また、無計

画なITシステムの拡張は、繁忙期にしか必要のないサーバを生み出し、

過剰なメモリやストレージの追加を迫ります。リソースの利用効率は上

がらず、無駄な投資は際限なく積み上がっていくのです。

複雑化したITシステムが抱えるこうしたさまざまな問題は、これまで業

務や部署ごとに進められてきた個別最適化の結果といえます。しかし、

今日のビジネスでは組織や業務が刻々と変化しており、ITシステムも

こうした変化にシンクロできなくてはなりません。そのためには部署

や業務の枠を越え、企業全体として最適化を図ることのできるITシス

テムが必要となります。個別最適化から全体最適化へ…。これが実現

できれば、ITシステムはもっと柔軟で使いやすいものになるはずです。

また、複雑なITシステムは、運用管理のための大きなコストと人的負担

を必要とします。ITへの投資総額のうち、約7割が運用管理やシステム

のメンテナンスのために使われているともいわれており、新しい開発

やサービス提供に当てられるのはわずか3割程度にしかすぎません。

これでは、ITシステムを企業としての競争力強化のために活かすこと

など不可能といえるでしょう。運用管理やメンテナンスのための手間

やコストを大幅に減らすこと。これが可能になれば、IT投資をシステム

の戦略的な活用に振り向けることが可能になるはずです。

個別最適化から全体最適化へ、運用管理コストと新規開発コストの比

率の逆転。こうした今日のITシステム部門に求められている重要な改

革テーマは、「仮想化」という切り口でシステムを見直すことで、解決

への道筋が一気に見えてくるのです。

IT投資の大部分を占める運用・メンテナンスコスト

その削減は仮想化へ踏み出せるかが鍵

業務や部署、アプリケーションごとに構築されてきた、垂直統合型の既

存システムで顕在化している多様な問題を解決するには、従来の発想

から、水平統合型のシステムへと大胆に切りかえていくことが必要で

す。水平統合型のシステムとは、各個別システムを構成する要素を分

析・整理し、共通の要素を統合、すべての個別システムから利用できる

よう共有化を図ったものです。単純にいえば、ITインフラを固定化した

ものから、フレキシブルなものへと変えていくことといえるでしょう。

こうした考え方をシステム・リソースのレベルまで推し進めたものが、

仮想化です。仮想化では、プロセッサやメモリ、ストレージといったシ

ステムリ・ソースをプール化し、必要なときに、必要なだけのリソース

を適切に配分します。これにより、リソースの利用率の向上やサービス

レベル契約(SLA)に基づいたサービスの提供、ビジネス要求の変化に

即応できる柔軟なシステム環境の実現など、今日のITシステムで必要

とされるさまざまなニーズに応えることが可能になります。

こうした目に見える効果にとどまらず、仮想化は、ITシステム部門の本

質的な変革も促します。つまり、仮想化によって、これまでIT投資の大

部分を占めていた運用管理の負担を大幅に軽減できるようになります。

この結果、ITシステム部門はシステムの新規開発や提供サービスの品

質改善といった業務などに注力できるようになります。これまでビジ

ネスを支えるだけの間接部門ととらえられがちだったITシステム部門

が、新たな価値を創造できるビジネス部門へと変わっていくのです。

新しいサービス、新しいビジネスを開発、提供する力をIT部門が持て

るようになること。その力は企業の競争力を高め、収益モデルを進化

させることにつながります。

システムそのものの変革を促すだけでなく、組織の役割や企業の在り

方にも変革を促す仮想化。いち早い実現に向けて、HPはトータルに積

極的なサポートを提供していきます。

調達�

情報�

アプリ�ケーション�

サーバ�

NW

ストレージ�

運用管理�

利用率�

99%

製造�

情報�

アプリ�ケーション�

サーバ�

NW

ストレージ�

運用管理�

利用率�

30%

販売�

情報�

アプリ�ケーション�

サーバ�

NW

ストレージ�

運用管理�

利用率�

50%

調達�

アプリ�ケーション�

サーバ�

NW

ストレージ�

製造�

アプリ�ケーション�

利用率�

70%

販売�

アプリ�ケーション�

運用管理�情報�

個別最適化から全体最適化への変革

2

ITの課題を解決する仮想化

H+I_Hand仮想化_0105 06.2.14 6:24 PM ページ 4

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物理的な制約からITを開放する

それがHPの目指す仮想化戦略

HPの戦略「アダプティブ・エンタープライズ」は、時代や市場ニーズの

変化に対して、経営とITシステムとが一体になって俊敏に反応し、市場

優位性と成長性を長期にわたって維持していくことのできる企業体に

なることを支援することです。それを実現をする重要な基盤となるの

が仮想化です。

HPの考える仮想化とは、リソースのプール化と共有化を通じて、利用

率を最適化し、需要と供給をベストマッチさせるITアプローチです。ベ

ースとなるのは、組織全体でダイナミックにITサービスを共有できる

ように、サーバ、ストレージ、ネットワーク、ソフトウェアリソースをプー

ル化することです。そのために、サーバ、ストレージ、ネットワーク要素

の論理的機能を、物理的機能(プロセッサ、メモリ、I/O、コントローラ、

ディスク、スイッチなど)と分離。物理的な制約を考慮することなく、ア

プリケーションやサービスのために、必要なリソースを、必要なだけ自

由に利用することが可能になります。物理的な管理も最小限で済むた

め、システムの複雑さを排除するための手段にもなるのです。

また、よりきめ細かな制御を行うために、さらにリソースの一部を分割

することもできます(パーティション、ストレージLUN)。プールされた

要素は、変化するビジネスニーズと優先順位に応じて、手動または自

動的に配分、構成、管理することが可能です。こうした柔軟な運用と管

理は、優れた管理ツールを利用することで実現します。仮想化ハード

ウェアと管理ツールが有機的に連携することで、ビジネスからのリソー

ス要求にITシステムが素早く対応し、ハードウェアプールから適切なリ

ソースをアクティブ化/非アクティブ化することで、迅速にITシステム

全体の調整を図ります。つまり、HPの仮想化ソリューションでは、ビジ

ネス・ニーズの変化に応じてITリソースが迅速に適応するということが

保証されているのです。

コスト削減、サービス品質の向上、

リスク軽減、アジリティ向上が仮想化でのメリット

仮想化によって得られるITシステム上のメリットを整理すると、大きく

4つのポイントに集約されます。

1)コストの削減

従来は、サービスごとのピーク需要を満たすため、リソースを過剰ぎみ

に用意せざるを得ませんでした。しかし、仮想化によって複数のサービ

スでリソースを共有し、利用率の向上が図れるため、ハードウェアの保

有コストは下がっていきます。また、システムの複雑さが解消できるた

め、運用管理のコストも削減できます。

2)サービス品質の向上

システムが提供するサービスごとに縦割りでリソースを用意している

状況では、想定したピーク需要を超えてしまうと、レスポンスタイムな

ど、ユーザへのサービス品質が一気に低下してしまいます。しかし、仮

想化でリソースを柔軟に共有できるようになると、ピークをむかえる

サービスに優先的にリソースを割り振るといったことが可能になるた

め、どのような状況にあってもサービス品質を高いレベルで維持する

ことが可能になります。

3)リスクの軽減

プール化したリソースを、機器の障害や過大なピーク需要に対応でき

るよう、迅速かつ自動的に配分することが可能になるため、システムは

常に安定した稼働状況を維持できます。仮想化はシステム全体のリス

ク軽減にも大きな貢献を果たすのです。

4)アジリティの向上

複雑なシステムでは、新しいビジネスニーズに対応できるよう、サー

ビスの追加やハードウェアの拡張を行うだけでもかなりの時間と作業

を必要としました。仮想化された世界では、予備のリソースを稼働さ

せたり、既存リソースや予備リソースを転用したりすることで、数分単

位または数時間単位で新しいシステム環境を構成できます。ビジネス

の変化に即応できるアジリティ(俊敏さ)は大幅に向上します。

仮想化は、“コスト”“サービス品質”“リスク”“ニーズへの俊敏な対応”と

いった、ビジネスとITシステムに必要不可欠な要求を実現するのです。

ITが備えるポテンシャルを最大限に駆使できるようにそれがHPの仮想化戦略

ITリソース�

時間�

機会損失�

コスト高�

ビジネスからのリソース要求(需要)

標準的なリソース供給

適切なITリソースの提供によりビジネスとITの整合性を図る

ITの現状 ITの将来の姿

IT Server Storage

Network Software

ERP

Server Storage

Network Software

CRM

Server Storage

Network Software

Server Storage

Network Software

Web ERP CRM Web

• サイロ� • プール化 • 共有化�

サイロ型の世界からリソースユーティリティの世界へ

3

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評価して、判断、そして実行する

一連のサイクルを回すことが成功の秘訣

仮想化したシステムに限らず、ITシステムは構築が完了すればプロジ

ェクト終了と考えられがちです。しかし、システム活用のメインステー

ジは、構築完了後の運用段階にこそあるといっても過言ではありませ

ん。特に、サービス提供というコンセプトを形にした、最近のITシステ

ムにおいては、運用を通じてサービス品質のさらなる向上を図ってい

くことが不可欠であり、サービス品質の磨き込みは運用段階での絶え

間ない改善活動なしには決して実現できません。

そうした改善活動のベースとなるのは、現在、稼働中のシステムの価値

を評価し、提供しているサービスの過不足やそのために必要なリソー

スを的確に判断し、その判断に基づいたシナリオを実行するということ

です。つまり、評価・判断・実行のサイクルを確実に実施していくことが

極めて重要になります。

HPでは、仮想化したITシステムでも、この“評価・判断・実行”のサイクル

を運用の中核と位置づけています。日常的な活動を支援するため、コ

ンサルティングからサポートまでの広範な分野で豊富なサービスを提

供し、客観的な評価や判断を支援するため、HPの豊富なノウハウを投

影した監視ツールをはじめとする多彩な管理ツールも提供しています。

HPの描く仮想化戦略は、近い将来に可能となる理想像を描いたもので

はなく、すぐにでもスタートできる実現性の高い取り組みです。HPと

もに、仮想化の成功に向けた扉を開いていこうではありませんか。

フロントエンドとバックエンド、ストレージ

HPは3つの階層を統一的に仮想化

一口に仮想化といっても、その達成度合いによって、さまざまな仮想

化レベルが存在します。もっとも初歩的な仮想化は、各デバイスレベ

ルで実現される「要素技術の仮想化」です。これは、サーバ、ストレー

ジ、ネットワークなど、デバイスグループごとに仮想化を図るもので、

サーバ統合などにこの技術が広く利用されています。要素技術の仮想

化は、リソースの利用率向上や管理コストの削減などに大きな導入効

果をもたらします。

要素技術の仮想化の1つ上のレベルの仮想化は「総合された仮想化」と

呼ばれます。これは、サービス単位で仮想化を図るという手法で、サー

ビスレベルがSLA(サービスレベル合意)に適合するように、単一のサー

ビス環境、あるいはビジネス・プロセス内の複数のリソースを自動的

に最適化するというものです。実現すべきSLAやビジネス上の優先順

位に対応して、インテリジェントに仮想環境を一貫してコントロール

する必要があるため、リソース間の高い親和性、高度な機能を備えた

ワークロード管理ツール、使いやすい運用管理ツールなどが不可欠と

なります。

HPの仮想化が目指すのは、この総合された仮想化のレベルです。この

レベルの仮想化を実現するに当たり、HPでは、リソースの要素をフロ

ントエンド、バックエンド、ストレージの3層に整理。HP BladeSystem、

HP Integrityサーバ、HP StoregeWorksといったそれぞれに高い仮想化技

術を実装した、親和性の高い製品群と、HP Systems Insight Manager

に代表される優れた操作性と高度な管理機能を備えた豊富なツール群

を組み合わせることで、フロントエンドからストレージに至るリソース

要素を統一的に仮想化。ビジネスニーズに即応できるITシステムの実

現に成功しています。すでに、多くの導入実績も生れており、総合さ

れた仮想化実現のノウハウを着実に積み上げてきているのです。

hp BL30p

hp BL35php BL20p hp BL25p hp BL25php BL45p hp BL45p

Webサーバ・アプリケーションサーバ

• HP BladeSystem

DBサーバ

• HP Integrity サーバ�

ストレージ�

• HP StorageWorks

3階層の仮想化構造

判断�

評価�

実行�

全体構成

4

HPの仮想化戦略

H+I_Hand仮想化_0105 06.2.14 6:24 PM ページ 6

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さまざまな要求をいかに具体的な形にするかその実現可能性を検証

hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p

分散�サーバ�

統合�サービス�

SAN統合�

nParvPar VM

性能監視� 傾向把握� ポリシー管理�

構成管理�インベントリ�情報収集�

構成・変更�の実行�

リモート�アクセス�

障害監視�

セキュリティ監視�

モニタリングツール�

構成ビュー�

GUI/CLI

オペレーションポータル�

監視・測定�

構成・変更�

LOG

CMDB

評価�判断�

実行�

Policy Rues

管理対象� 運用タスクの実行管理� 運用データ� 運用プロセス�

Script

SW Library

SW Library

SIM

Windows

Linux

HP-UX

Windows

Linux

HP-UX

サーバの運用管理環境

仮想化システムを導入するに当たって、目指そうとするゴールは経営戦略やビジネスモデル、

業界の特性などに応じて、企業ごとに大きく異なるでしょう。

しかし、仮想化システムに共通するチェックポイントは確実に存在します。

HPでは、この共通のチェックポイントを満たすシステムをモデル・システムとして設定。

これをベースに、異なるニーズに応じた実現シナリオに沿って、

具体的な仮想化システムの構築と運用をサポートします。

仮想化システムに共通するチェックポイントは、次の4つがあります。

1)可用性、可業性の実現

システムに負荷がかかっている場合においても、レスポンスの低下を招かない。

また、提供サービスの重要度に応じた最適なアベイラビリティを提供できること。

2)システム処理時間

シーズンキャンペーンなどの要因により処理量が変動した場合でも、その変動を吸収できる。

3)新たなサービス展開の時間短縮

ビジネスからの要求に即応できるよう、サービス提供開始までの期間を短縮可能なものとする。

4)導入費用の削減

ハードウェア、ソフトウェアは再利用が可能な汎用的な機材を導入し、リソースは再配分可能なものにする。

また、オーバースペックな機材の導入は控え、柔軟なシステム変更・拡張が可能なものとする。

こうしたチェックポイントを満たす仮想化システムを、

HPはフロントエンド、バックエンド、ストレージという3つの階層の統一的な仮想化により実現します。

そして、仮想化システム活用のメインステージとなる運用段階では、

高度な機能を備えたHPの豊富な管理ツール群がシステム運用をサポート。

運用段階でのサービス品質の向上に不可欠な評価・判断・実行というサイクルを、

少ないコスト負担で、スムーズに回していくことのできる環境を提供します。

5

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迅速なリソース割り当てと設定の自動化を仮想化技術で実現する

HPが実現する仮想システムでは、ビジネスサイドからの要求に対するITシステ

ムのレスポンスを大幅に向上させることが可能です。

まず、新しいITサービスのために必要なリソース量を推定、同時に、プールしてあ

るリソースの空きを確認します。この段階では、HP Performance Management

Pack、HP Virtualization Managerといった管理ツールが、構成の確認を支援し

ます。そして、新しいサービスのためのリソースを割り当てることが可能かどうか

を判断するため、HP Automation Manager、あるいはHP Capacity Advisorを活用

してキャパシティを確認。必要なリソースは仮想化でプールした中から素早く調

達できます。十分な量のリソースを確保できることがわかったら、リソースのアサ

インと、新サービス提供のための各種設定を勧めます。ここでは、構成支援ツー

ルであるHP Automation ManagerやHP Virtualization Manager、HP-UXのインス

トールを支援するIgnite-UXといったツールが活躍します。煩雑なインストールと

設定の作業をツールによって効率化できることで、サービス投入までの期間を大

幅に圧縮することが可能になります。これで、ビジネスチャンスを逸することもな

くなります。

ビジネスサイドからのリソース要求変化に即応する

たとえばネット上のビジネスにおいて、移り気な消費者の関心を引き寄せるため

には、顧客満足度を向上させる新たなITサービスを絶え間なく投入し続ける必要

があります。また、同業他社との厳しい競争に打ち勝っていくためにも、競争優位

性の源泉となるシステム的な差別化を積極的に図っていかなくてはなりません。

しかし、従来型のシステムでは、新しいITサービスを投入しようとすると、そのた

めのシステムを設計し、構築し、稼働させるというステップを踏む必要がありまし

た。当然ながら、サービス提供までには長い期間がかかってしまいます。変化の

激しい現代のビジネス環境にあって、これではせっかくのビジネスチャンスを逸し

てしまう可能性があります。また、新たなITサービスのために導入したシステムは、

システム全体の複雑さを増大させていきます。管理すべきリソースが増えること

で、管理の負担も増大。リソースの利用率も低いままにとどまってしまいます。

ビジネスからのリソース要求の変化を素早く受け止め、要求変化に応じた新しい

サービスを短期間にリリースできるようなITシステム。これなしに、消費者の興味

を引き続け、他社との競争優位性を維持し続けることは不可能なことであるとい

えるでしょう。

Scenario 1 急なリソースの要求に対して……

hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p

分散�サーバ�

統合�サービス�

SAN統合�

nParvPar VM

性能監視� 傾向把握� ポリシー管理�

構成管理�インベントリ�情報収集�

構成・変更�の実行�

リモート�アクセス�

障害監視�

セキュリティ監視�

モニタリングツール�

構成ビュー�

GUI/CLI

オペレーションポータル�

監視・測定�

構成・変更�

LOG

CMDB

評価�判断�

実行�

Policy Rues

管理対象� 運用タスクの実行管理� 運用データ� 運用プロセス�

Script

SW Library

SW Library

SIM

Windows

Linux

HP-UX

Windows

Linux

HP-UX

サーバの運用管理環境

運用タスク ITツールによる支援必要なリソース量の判定、空きリソースの確認 ビジネス要求の把握、 HP BladeSystem : Performance

評価 構成確認 Management PackHP VSE : Virtualization Manager

リソースの割り当てが可能かどうかの判断 キャパシティ確認 HP BladeSystem : Automation Manager判断

HP VSE : Capacity Advisorリソースのアサイン 構成ツール、仮想化技術 HP BladeSystem : Automation Manager

HP VSE : Virtualization Manager実行 システムの設定 インストール、 HP BladeSystem : Automation Manager

コンフィグレーション HP VSE : Ignite/UX

判断�

評価�

実行�

6

1

2

3

4

12

3

4

仮想化のシナリオ

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Scenario 2トランザクションの急増に素早く対処する

地理的な制約を超え、地球上のあらゆるところから利用が可能なインターネット

の世界では、どこかの人気ブログで新製品の話題が取り上げられたことで、関心

を持った消費者がリンクをたどって大挙してアクセスし、予想を超えた膨大なア

クセスがウェブ・サーバに一気に押し寄せるというケースがままあります。また、

社内に向けたサービスを提供しているシステムにおいても、突発的に大量の注

文や照会の処理が発生した場合、そのデータベースをつかさどるサーバに処理

が集中し、レスポンスの遅延をまねく場合があります。

このような予想を超えて集中するトランザクション要求により、システムに対す

る負荷は急激に上昇。レスポンスは急激に悪化し、アクセスできない状況も生

れます。最悪の場合、システムがダウンし、サービスは停止という事態に追い込

まれるかもしれません。サービス停止という事態は避けられたとしても、サービ

スの品質が低下した状態が続けば、その間のビジネスチャンスを失うことになり

ます。また事態が長引けば長引くほど、離反する顧客は確実に増えていくでしょ

う。これを放置しておくことはできません。一刻も早くサービス低下を回復させ

ると同時に、不測のトランザクション急増にも対応できるITシステムを用意しな

くてはなりません。

サービスレベルの安定的な維持を仮想化技術で実現する

予測を超えて集中するトランザクション急増に素早く対応するには、システムの仮想

化が不可欠です。その上で、該当するITサービスへの要求度合を把握し、サービスレ

ベルをアプリケーションごとに設定します。これが済んだら、複数のサービス間で調

整を図ります。サービスの優先順位、リソース配分の変更ルールといったポリシーを

作成。ポリシーの内容は、ワークロード管理ツールHP Global Workload Manager

(gWLM)やWorkload Manager(WLM)により設定します。ITオペレーションサービ

スは、統合IT管理ソリューションのOpenViewにより実施。各々のシステムのポリシー

に従ったサービスレベルの監視は、gWLM, WLMにより実施され、サービスの低下

が検出されると、HP Automation ManagerやgWLM, WLMが、あらかじめ設定し

たサービスレベルを維持できるよう、リソースの再配置を指示します。これを受け、

Automation Managerといったリソース管理ツール、HP Process Resource

Manager(PRM)、Processor Sets(psets)、Integrity Virtual Machines(Integrity

VM)、Virtual Partitions(vPars)、などのソフトウェアによるパーティショニング機能

がリソースを動的に再配置します。それでもリソースが不足する場合は、instant

Capacity(iCAP)などのユーティリティ・プライシングでキャパシティを補充すること

も可能です。一定のサービスレベルを維持するという面でも、仮想化は貢献します。

hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p

分散�サーバ�

統合�サービス�

SAN統合�

nParvPar VM

性能監視� 傾向把握� ポリシー管理�

構成管理�インベントリ�情報収集�

構成・変更�の実行�

リモート�アクセス�

障害監視�

セキュリティ監視�

モニタリングツール�

構成ビュー�

GUI/CLI

オペレーションポータル�

監視・測定�

構成・変更�

LOG

CMDB

評価�判断�

実行�

Policy Rues

管理対象� 運用タスクの実行管理� 運用データ� 運用プロセス�

Script

SW Library

SW Library

SIM

Windows

Linux

HP-UX

Windows

Linux

HP-UX

サーバの運用管理環境

運用タスク ITツールによる支援サービスレベルの設定、変更ルール・サービスの優先度の策定 ビジネス要求の把握、 HP VSE : gWLM, WLM評価

ポリシーの作成サービスレベルの監視 HP BladeSystem : OpenView判断

HP VSE : gWLM, WLMポリシーベースのアクション・プラン実行 HP BladeSystem : Automation Manager

HP VSE : Global WLM実行 リソースの再配置 仮想化技術 HP BladeSystem : Automation Manager

HP VSE : vPar, PRM, pSet, iCAP,Integrity VM

7

1

2

3

4

12

34

トランザクションの急増に対して……

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Scenario 3

運用タスク ITツールによる支援評価 監視対象の設定 サービスレベルに基づく HP BladeSystem : SIM/OpenView

障害検知 監視 HP BladeSystem : SIM/OpenView判断 HP VSE : Event Monitoring Service

障害レベル、内容の判断 エラーの分類 HP VSE : MC/Serviceguardリカバリ・プランの実行 自動実行 HP BladeSystem : Automation Manager

HP VSE : MC/Serviceguard実行サービスレベルの維持 仮想化技術によるリソースの HP BladeSystem : Automation Manager

最適化 HP VSE : WLM, vPar, PRM, pSet,iCAP

障害からの自動復旧、サービスレベルの維持を仮想化技術で実現する

サーバに障害が発生した場合にも、サービスレベルを維持しながら、同時に復

旧を自動的に実現できるITシステム。仮想化技術を駆使することでこれは十分

に可能です。それにはまず、仮想化システム内で監視すべき対象を明確にし、同

時に提供するITサービスのサービスレベルの設定を実施しておきます。SIMや

HP OpenViewがこの作業をサポートします。あとは、障害発生に備え、SIMや

OpenView、システム監視ツールであるHP Event Monitorning Service、あるい

はクラスタリングツールHP Serviceguardなどで仕組みを準備します。不幸にも

障害が発生してしまった場合には、こうしたツール類が連携し、障害を検知。

Automation ManagerやHP Serviceguardが復旧動作を実行している間に、

WLMがvPar、PRM、pSetなどのパーティショニング機能と連携し、あらかじめ設

定したサービスレベルを維持できるよう、リソースの再配置と最適化を自動的に

実行。障害が起きたとしてもサービスレベルを維持することが可能となります。IT

部門のスタッフは最小限の意思決定とサポートを行えばよく、日常の業務を平行

して遅延なく進めることが可能です。仮想化システムをサポートするツールや技

術の活用で、システム障害対応の迅速化のみならず、障害時におけるサービスレ

ベルの維持も可能となります。

いかなる事態が発生しても可用性、可業性を維持する

どのようなITシステムであれ、障害発生の可能性は常につきまとっています。も

し、複数台で稼働させているサーバのうちの1台に障害が発生すると、他のサ

ーバにかかってくる負荷が急速に増大。パフォーマンスが低下することで、シス

テムが提供していた各種のITサービスはサービスレベルの低下を招いてしまい

ます。そして、シナリオ2同様、システム全体のダウンという最悪の事態に陥る

可能性が高まります。

システム全体がダウンすれば、当然、すべてのITサービスは停止することになり

ます。ミッションクリティカルなシステムでシステムダウンということになれば、

企業のビジネスに大きな損害が発生します。さらに、システムダウンが長引くよ

うだと、それまでに築き上げてきた社会的な信用さえなくしかねません。

こうした致命的な事態を回避するため、IT部門では人手による障害の復旧と、

その間に押し寄せる負荷の分散作業に着手。緊急を要する作業を複数並行して

進めるため人海戦術に頼らざるを得ず、その間、通常の業務は完全に放置され

たままになってしまいます。万が一、1台のサーバに障害が発生した場合でも、人

的な負担なしに、サービスを止めない、サービス品質が下がらないITシステムを

実現する必要があります。

hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p

分散�サーバ�

統合�サービス�

SAN統合�

nParvPar VM

性能監視� 傾向把握� ポリシー管理�

構成管理�インベントリ�情報収集�

構成・変更�の実行�

リモート�アクセス�

障害監視�

セキュリティ監視�

モニタリングツール�

構成ビュー�

GUI/CLI

オペレーションポータル�

監視・測定�

構成・変更�

LOG

CMDB

評価�判断�

実行�

Policy Rues

管理対象� 運用タスクの実行管理� 運用データ� 運用プロセス�

Script

SW Library

SW Library

SIM

Windows

Linux

HP-UX

Windows

Linux

HP-UX

サーバの運用管理環境

判断�

評価�

実行�

8

12

34

5

1

2 3

4

5

障害発生に対して……

仮想化のシナリオ

H+I_Hand仮想化_0105 06.2.14 6:24 PM ページ 10

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標準技術を全面的に採用し

高度な仮想化を低コストで実現する

ITシステムの処理性能を拡張していくためのアプローチは、大きく2つ

に分かれます。1つはサーバの数を増やすことで、システム全体の処理

性能アップを図るスケールアウト。そしてもう1つは、プロセッサあた

りの処理性能が高く、拡張性に余裕のある高性能サーバを単体で導入

することで、システムとしての処理性能を一気に高めるスケールアップ

です。HP BladeSystemは、ブレード型サーバの特長の1つであるコン

パクトさ、高密度性を活かした、スケールアウトに最適なサーバで、主

にWebサーバやアプリケーションサーバとして活躍します。

スケールアウト向けのサーバに求められる高いコストパフォーマンス

を実現するため、業界標準の技術を積極的に導入。仮想化の面でも、

業界で大きな市場を占めるVMWareとMicrosoft Virtual ServerをホストOS

として採用することで、仮想化の実現をリードしています。

コスト面での優位性に加え、仮想化に関するHP BladeSystemの最大

の特長は、ハードウェアと管理ツール(ソフトウェア)の親和性が極めて

高いことです。一般に、スケールアウトによるシステムは、サーバの数

が単純に増えていくため複雑化しやすく、管理のためのコストや手間

もかさむものだと見られがちです。しかし、HP BladeSystemでは、そ

の開発にあたり、ハードウェアとソフトウェアが緊密に連携できるよう、

並行した開発を行ってきました。このため、リソースを物理的に把握す

ることに比べても抽象度の上がった仮想化システムでも、非常に優れ

た管理性を実現しています。特に、管理ツールの中核となるHP Systems

Insight Managerは、直感的な管理を可能にするため、数多くの機能で

GUI化を推進。ビジュアルにシステムの細部までを把握し、自在な運用

を可能にしています。優れた管理ツールとハードウェアが一体化した

HP BladeSystemなら、システムの複雑さを意識せず、リソースの利用

率向上という仮想化のメリットを最大限に享受できます。

また、IA32サーバ系プロセッサを共通して搭載するタワー型、ラック型

のHP ProLiantサーバと自在に組み合わせることが可能な点も、HP

BladeSystemの特長といえます。HP Systems Insight Managerをはじ

めとするさまざまな管理ツールを共通に利用できるため、サーバの構

成に左右されることなく、自由な組み合わせで仮想化システムを実現

します。既存リソースの有効活用という点からみ見ても、この特長は

大きなメリットとなるはずです。

既存サーバを

容易に仮想環境へ移行

• HP ProLiant Essentials Virtual Machine Management Pack

• HP ProLiant Essentials Server Migration Pack

仮想化の第一歩として、まず仮想化していない既存サーバに仮想化技

術を導入する作業が必要になります。通常は、手作業で1台ずつ仮想

サーバを設定し、既存のサーバの内容を移し変えるという作業を必ず

行わなくてはなりません。ここで活躍するのが、Server Migration

Packです。HP Systems Insight Managerが管理する、仮想化していない

サーバを選択するだけで、Server Migration Packが自動的に仮想環境

上の仮想サーバにシステムを移行させます。仮想化の導入に伴う作業

量を大幅に削減することが可能になるのです。また、大量の既存サー

バを集約する際にも、Server Migration Packは迅速で容易なサーバの

マイグレーションを強力にサポートします。

リソースの切り離しと

追加を自在に実施

• HP Systems Insight Manager

仮想環境下では、リソースの管理が極めて容易になります。もしトラブ

ルが発生した場合、これまではさまざまなリソースの中から問題のあ

るものを診断ツールなどで特定し、物理的に取り外すといった面倒な

作業が必要でした。しかし、仮想サーバを含め、すべてのサーバを視

覚的に管理できるHP Systems Insight Managerを利用すれば、画面上で、

問題のあるリソースをシステムから切り離すだけ。従来の面倒な作業

は一切不要になります。不足したリソースは、同じように画面上でリ

ソースプールから追加すればいいのです。このようにシンプルにリソー

スの切り離しや追加ができるのも、HP BladeSystemがラインアップ

モジュール化されたハードウェアと仮想化技術で最良のスケールアウトシステムを提供するHP BladeSystem

Windows

M/W

アプリ�

vmware

Windows

M/W

アプリ�

非仮想環境� 仮想環境�

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

仮想環境

9

H+I_Hand仮想化_0105 06.2.14 6:24 PM ページ 11

Page 11: Virtualization Handbook - ITmediastream.itmedia.co.jp/enterprise/special/0601/intelhp/JHS...Virtualization Handbook 仮想化ハンドブック 高性能インテル® Itanium® 2プロセッサ搭載

運用管理�HP Systems Insight Manager

• HP ProLiant Essentials Virtual Machine Management Pack• HP ProLiant Essentials Server Migration Pack

• HP ProLiant Essentials Performance Management Pack

判断�

評価�

実行�

• HP ProLiant Essentials Performance Management Pack

パフォーマンスアップへの要求にも

迅速に対応

• HP ProLiant Essentials Virtual Machine Management Pack

古くなったサーバを、新しいものに入れ替え、パフォーマンスをアップ

させたい場合にも、ハードウェアとソフトウェアの依存関係がないバー

チャルなシステムであれば、作業は非常にシンプルになります。プラッ

トフォームの違いを意識する必要はなく、OSやミドルウェア、アプリ

ケーションを丸ごとセットで乗せ替えるだけ。Virtual Management

Packを利用すれば、こうした乗せ替えや設定変更が、GUIをベースとし

た分かりやすい画面から簡単に行えます。迅速にサーバのパフォーマ

ンスを引き上げたいときにも、HP BladeSystemの仮想環境なら大き

なアドバンテージがあるのです。

している高機能な管理ソフトウェアの大きな特徴です。

リソースの利用率向上と

動的再配分を実現

• HP ProLiant Essentials Virtual Machine Management Pack

• HP ProLiant Essentials Performance Management Pack

仮想化の最も大きなメリットは、あらゆるリソースをプール化し、必要

に応じて、必要なだけのリソースを、柔軟に利用できるようになること

です。HP BladeSystemなら、こうした操作を複雑な設定作業なしで、

簡単に実現できてしまいます。リソースをシステム全体で共有すれば、

リソースの利用率は確実に向上します。リソースの動的な再配分や仮

想サーバの自動管理などの高度な運用管理は、HPがこれまでの仮想化

への取り組みで培ってきたノウハウを投入して開発したVirtual Machine

Management Pack、Performance Management PackなどHP独自のソ

フトウェアが支えています。

vmware

Windows

M/W

アプリ�

プロセッサ利用率20%

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

hp BL30p

vmware

Linux

M/W

アプリ�

プロセッサ利用率20%

hp BL30p

hp BL30p

プロセッサ利用率60%

hp BL30p

hp BL30p

別な用途に�

vmware

Windows

M/W

アプリ�

Linux

M/W

アプリ�

状況に合わせたリソースの最適化が可能に

HP Systems Insight Manager画面

vmware

OS

M/W

アプリ�

hp BL30p

hp BL30p

インテル®�

Pentium® Ⅲ�プロセッサ�1.40GHz

vmware

OS

M/W

アプリ�

hp BL30p

hp BL30p

インテル®�

Xeon®�

プロセッサ�3.60GHz

古いサーバ� 新しいサーバ�

サーバを入れ替えれば即パフォーマンスが向上

10

HP BladeSystem

H+I_Hand仮想化_0105 06.2.14 6:24 PM ページ 12

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仮想化のメリットをフルに引き出し

万が一の時には可業性までもカバー

次世代のエンタープライズ・サーバ向けプロセッサの標準として、極

めて高い処理性能を誇るインテル ® Itanium®2 プロセッサ。HP

Integrityサーバは、この最新のプロセッサを搭載し、ミッションクリティ

カルなシステム要求にも楽々と応える圧倒的なパフォーマンスと優れ

た可用性を備えた、オープン時代を代表するエンタープライズ・サー

バです。

これまでメインフレームを中心に展開してきた企業の基幹業務システ

ムでは、高価なリソースをアプリケーションごとに固定的に割り当て、

運用管理のための費用も惜しげなくつぎ込んできました。しかし、IT投

資の削減が叫ばれる中で、プロプライエタリなメインフレームからオー

プンシステムへの移行が進み、リソースの利用率向上や運用管理のた

めのコスト削減が厳しく求められるようになっています。仮想化技術

は、まさにこうしたニーズに応えるために誕生してきたのです。

HP Integrityサーバでは、基幹業務システムで求められている高度な仮想

化ニーズ対応するため、HP Virtual Server Environment(HP VSE=サーバ

仮想環境)というフレームワークを用意。パーティショニングをはじめと

する最先端の仮想化技術、仮想環境の運用管理を自動化・効率化する

ための多彩な管理ツール、ユーティリティ・プライシングなどの豊富な

サービスを組み合わせ、強靱さと柔軟性を併せ持った理想的な仮想化

システムを実現しています。

HP Integrityサーバの仮想化で大きな特長といえるのは、HP-UX、

Windows、Linuxという複数のOSを、同一筐体内で稼働させることので

きるマルチOS対応です。これにより、1台のHP Integrityサーバ内に複

数の仮想サーバを共存させることが可能になります。これらの仮想サ

ーバは、サービスレベルに応じたリソース配分を自動最適化するイン

テリジェント・ポリシー・エンジン、HP Integrity Essentials Global

Workload Manager(gWLM)によって、柔軟に管理されるのです。ま

た、仮想化されたマルチOS環境をシームレスに管理できるHP Systems

Insight Managerが、管理のための手間とコストを大幅に削減します。

HP Integrityサーバのために用意されたHP VSEは、これからもエンター

プライズ分野での仮想化を力強くリードしていきます。

サービスレベル維持のために

リソースを動的配分

• Virtual Partitions

• HP Integrity Essentials Capacity Advisor

• HP Integrity Essentials Virtualization Manager

• HP-UX WorkLoad Manager

• HP Integrity Essentials Global Workload Manager

• HP Integrity Virtual Machines

HP VSEでは、ソフトウェアレベルで仮想的なパーティショニングを実現

するVirtual Partitionsを活用して、完全に独立した仮想サーバ環境を、

単一サーバ上に複数構成できます。パーティションごとに異なるOSを稼

働させることも可能なため、システムの柔軟性向上やプロセッサリソー

スの利用率向上にもつながります。こうして構成したパーティションは、ア

プリケーションのサービスレベル目標を維持できるよう、HP Integrity

Essentials Capacity Advisorでワークロード設定などを計画した後、HP

Integrity Essentials Virtualization Managerで構成を実施し、HP-UX

WorkLoad Manager(WLM)あるいはgWLMがこれを自動管理。設定し

たアプリケーションの応答時間や優先順位に応じて、パーティションサイ

ズや各パーティションへのプロセッサ割り振りなどの変更をダイナミック

に実施します。また、特定のパーティションでOSレベルのトラブルが発生

した場合でも、他のアプリケーションの稼働は完全に維持されます。64

ビットプラットフォームに対応したHP Integrity Virtual Machinesは、サブ

プロセッサと共有I/Oをサポート。5%単位でのプロセッサ割り当てなど、

きめこまかいリソース割り当てをダイナミックに実現します。

セキュアOS機能と連携し

安全にリソース最適化

• HP Process Resource Manager

• HP-UX Workload Manager

HP-UX環境では、セキュアな環境を構築できる機能であるSecurity

ContainmentをOSレベルで実装。WLM、あるいはHP Process Resource

Manager(PRM)と組み合わせることで、Secure Resource Partitions

高度な可用性能を提供しミッションクリティカル用途に対応するインテル® Itanium®2プロセッサ搭載HP Integrityサーバ

vPar A

アプリ A > 1秒

0

vPar C

2

4

vPar B

アプリ B

1

vPar D

3

5

5

必ずアサインされるプロセッサ�

動的にアサインされるプロセッサ�

プロセッサ�

アプリケーション A(優先順位 1)レスポンスタイムが1秒に満たない時にプロセッサリソースを増強�アプリケーション B(優先順位 2)レスポンスタイムが5秒に満たない時にプロセッサリソースを増強

HP-UX Virtual Partitions

11

H+I_Hand仮想化_0105 06.2.14 6:24 PM ページ 13

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数に応じて課金が行われるため、ハードウェアリソースの効率化という

点でも、大きなメリットがあります。

フェイルオーバ先の

リソース配分も自在に最適化

• HP Serviceguard

• iCAP

HP VSEでは、優れたクラスタリング・ツールとして定評のあるHP

ServiceguardとgWLMあるいはPRMとを連携し、最大16までのサーバあ

るいはパーティションのクラスタを自動管理。プライマリ・サーバに障害

が発生したときや、予定していたメンテナンスを行うときには、セカンダ

リ・サーバへのフェイルオーバを実行するだけでなく、クラスタ上で稼働

するアプリケーションのサービスレベルを動的に最適化します。また、セ

カンダリ・サーバがiCAPを利用できるなら、予備のプロセッサを自動的

に稼働。不足するキャパシティを自動的に補うことも可能にします。

(SRP)を作成できます。Security Containmentでは、1つのOSインスタ

ンス内に「コンパートメント」と呼ばれるパーティションを設定でき、各ア

プリケーションに対して、コンパートメント内のリソースへのアクセスを

制限することが可能になります。あるアプリケーションがセキュリティ

侵害を受けた場合でも、同じシステム上の他のアプリケーションやファ

イルへの不正アクセスを未然に防げます。この結果、サーバへの不正侵

入による不測のシステムダウンを確実に排除できるようになり、被害を

最小限に抑えることが可能になります。また、WLMやPRMの備える優

れたリソース管理機能と連携させることで、リソース活用の効率化も達

成。アプリケーションのセキュリティ上の保護と、サービスレベルの維

持を高いレベルで両立します。

キャパシティの不足は

ダイナミックにリソースを補充

• instant Capacity

インターネットの世界では、短時間に膨大な数のアクセスが集中するよ

うな事態がしばしば発生します。しかし、需要予測は極めて困難であ

り、Webサーバなどのサービス停止を避けるには、いつ利用されるか

わからないリソースに大きな投資をしなくてはなりませんでした。HP

VSEなら、極めて柔軟にキャパシティの要求量を満たすことが可能で

す。HP VSEでは、あらかじめ実装しておいたプロセッサを、システム

停止させることなく、コマンド1つで増設できるリソース・ソリューショ

ン、instant Capacity(iCAP)とWLMを連携させます。必要なときに、

必要な分のキャパシティを、ダイナミックに提供します。キャパシティ

のピークが過ぎれば、プロセッサを自動的に停止。大規模な先行投資

をしなくても、瞬間的な高負荷に耐え、常に一定のサービスレベルを

維持できるサーバ環境を実現できます。また、稼働したプロセッサの

FS FS FS FS

SecurityCompartments

SecurityCompartments

SecurityCompartments

ファイルシステム、ユーザ、プロセスに対するアクセスルール�

ネットワーク�

リソースコントロール機能とセキュリティコンパートメントを統合�

SecurityCompartments

ResourceEntitlements

ResourceEntitlements

ResourceEntitlements

ResourceEntitlements

Secure Resource Partitions

Cell board 1

nPartition A

0

1

4

5

Cell board 2

nPartition B

2

3

6

7

nPartion A優先順位 1  必ずアサインされるプロセッサ:0, 1  追加されたプロセッサ:4, 5

nPartion B優先順位 2  必ずアサインされるプロセッサ:2, 3  追加可能なプロセッサ:6, 7

必ずアサインされるプロセッサ�追加されたプロセッサ�追加可能なプロセッサ�

instant Capacity(iCAP)

パッケージ A

優先順位 1100%の

リソースを使用

パッケージ B優先順位 2

80%のリソースを使用

パッケージ C優先順位 2

20%のリソースを使用

パッケージ B20%のリソースを使用

パッケージ A70%の

リソースを使用

パッケージ C10%のリソースを使用

サーバ 1 サーバ 2

サーバ 2

サーバ1のパッケージAをサーバ2へ移動後、パッケージAに優先的にリソースを確保

HP Serviceguard for HP-UX

• HP Integrity Essentials Global Workload Manager• Workload Manager• Virtualization Manager

運用管理�HP Systems Insight Manager

• Virtual Partitions• HP Process Resource Manager• Processor Sets• instant Capacity• HP Integrity Virtual Machines• HP Serviceguard

• HP Integrity Essentials Capacity Advisor• instant Capacity• HP-UX Workload Manager• HP Integrity Essentials Global Workload Manager• Event Monitoring Service• HP Serviceguard

判断�

評価�

実行�

12

HP Integrityサーバ

H+I_Hand仮想化_0105 06.2.14 6:24 PM ページ 14

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13

RISCから

EPICの誕生へ

企業が市場の急速な変化やニーズに俊敏に対応できる体制作りを急ぐ

ようになり、ビジネスシステムが処理すべき情報量はさらに拡大してい

ます。その結果、コンピュータの中核を担うプロセッサは絶え間なくパ

フォーマンスの向上を求められています。しかし、プロセッサ・アーキ

テクチャは今から20年ほど前に誕生したRISCがベース。今後、一層の

高速化を目指す上で、アーキテクチャそのものの限界がありました。そ

のアーキテクチャの高速化の限界を打ち破るべく、HPとインテルの共

同開発により、全く新しいアーキテクチャの、EPIC(Explicitly Parallel

Instruction Computing:明示的並列命令コンピューティング技術)が誕

生したのです。このEPICの持つ並列処理の特長による高速化によって、

RISCのパフォーマンスの壁を大きく打ち破りました。そして、このEPIC

をベースにしたのがインテル® Itanium® 2 プロセッサになります。

EPICの超並列処理により

高速化を実現

CISCからRISC、そしてスーパースカラRISCと発展してきたアーキテク

チャにおいて、RISCでは構造上、これ以上の並列度をあげるのが困難

で、さらなるパフォーマンスの向上が限界に近づいています。EPICは、

コンパイルの段階で明示的に生成された並列処理を含むコードを、プ

ロセッサのファンクショナルユニットが実行することで、高度の並列化を

実現しています。これによりRISCが抱えていた問題点を解決し、ハイパ

フォーマンスを達成することが可能となりました。この新しいアーキテ

クチャは、RISCの限界を超え、次世代のパフォーマンスを実現します。

インテル® Itanium®アーキテクチャが今後の

主力となるプロセッサ

このように、インテル® Itanium® 2 プロセッサは次世代のプロセッサ

であり、今後の開発によってパフォーマンスはさらに飛躍的に向上す

る可能性があります。この将来性のあるインテル® Itanium® 2 プロセ

ッサは、HPをはじめとする多くのハードウェアベンダーが採用し、次世

代を牽引するプロセッサとなりつつあります。

インテル® Itanium® 2プロセッサを知り尽くした

HPならではのエンタープライズサーバ

HPは、インテルとの共同開発によりインテル® Itanium® 2 プロセッサ

についての深い知識を持っています。そのインテル® Itanium® 2 プロ

セッサの知識を生かし、さらにHP 9000サーバでの長年のミッション

クリティカル環境などでの実績をベースに生れたサーバがHP Integrityサ

ーバです。HP Integrityサーバはエントリーサーバから、128プロセッサ

搭載のハイエンドサーバまで提供しており、ビジネスのニーズに合わせ

て最適なシステムを提供します。

プロセッサのマルチコア化により

新次元のコンピューティングパワーを提供

驚異的な進化を遂げてきたデジタルテクノロジは企業や家庭にとどま

らず、社会全体に対しても大きな恩恵をもたらしています。この進化を

リードしてきたのがインテルであり、プロセッサのクロック周波数の絶

え間ない向上によって、より高いコンピューティング・パフォーマンスは

実現されてきました。しかし、市場ニーズがより高度化し、扱うデータ

量も爆発的に増加する中で、クロック周波数のさらなる向上に加え、従

来の進化スピードを革新的に加速させる必要が生れています。こうした

ニーズに対し、インテルでは、2つ以上の複数の実行コアを1つのプロ

セッサ上に搭載するというマルチコア化によって応えていこうとしてい

ます。

これからも先進のテクノロジーで進化するインテル® Itanium® 2 プロセッサ。HPはその性能を最大限に引き出し続けます。

RISC

Superscalar RISC

EPIC

CISC

時間�

パフォーマンス�

プロセッサの進化

Itanium® 2プロセッサ�

(Madison 9M)1.60GHz、9M、faster FSB

Montecito※� Montavale※� Tukwila※� Poulson※�デュアルコア、24MBハイパー・スレディング

テクノロジ�

デュアルコア、�ハイパー・スレディング

テクノロジ�マルチコア� マルチコア�

エンタープライズ向けに最適化�

Itanium® 2プロセッサ�(Fanwood)

1.60GHz、3M、faster FSB

Montecito※� Montavale※� Tukwila※/Dimona※�

将来�

HPC最適化� HPC最適化� HPC最適化� HPC最適化�

ハイパフォーマンス・コンピューティング向けに最適化�

LV Itanium® 2プロセッサ�

(LV Fanwood)1.30GHz、3M

LV Montecito※� LV Montavale※� LV Dimona※� 将来�

低電圧� 低電圧� 低電圧� 低電圧�

低電圧/高密度に最適化�

2005 2006 2007 2008 将来�

デュアルコア�• インテル® ハイパースレディング・テクノロジ�• インテル® バーチャライゼーション・テクノロジ�• キャッシュの信頼性(Pellstonテクノロジ)�• 信頼性機能の向上(Lockstep)�

マルチコア�• インテル® Xeon® プロセッサMPとの� プラットフォーム・アーキテクチャの共通化• 信頼性機能の向上• 仮想化技術の向上• I/Oとメモリ技術の向上

新技術�注釈:※開発コード名2005年10月31日現在

インテル® Itanium®プロセッサ・ファミリロードマップ

2008年以降�2000年� 2004年�

利点�

性能�消費電力当たりの性能�スループット�スケーラビリティ�

マルチコア�

シングル�コア�

予 想�

マルチコアがビジネスの効率と効果に与える影響

H+I_Hand仮想化_0105 06.2.14 6:24 PM ページ 15

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14

VTが提供する

広範囲にわたるベネフィット

インテル・マルチコア・プラットフォームとVTを組み合わせることで、

エンタープライズからオフィスユース、ホームユースまでの幅広いエ

ンドユーザに対してさまざまなベネフィットが生れます。たとえば、企

業であれば、管理性の向上、ダウンタイムの削減、生産性の向上などに

つなげることが可能になります。また、家庭であれば、家族の1人がPC

でゲームを楽しんでいる間、もう1人はモバイル機器を経由して同じ

PCにアクセスし録っておいた映像を楽しむ、といった使い方も可能に

なるのです。

HPをはじめ、ITベンダーの先進企業各社が

インテルとの協業を推進

インテルが推進するインテル・マルチコア・プラットフォームとVTをベー

スにした仮想化環境構築の準備は、もうすでにスタートしています。こ

の取り組みには、HPをはじめとして、レッドハット社、Xensource社、SUSE

LINUXを提供するノベル社、さらには VMWare社、マイクロソフト社な

ど先進的な多くのITベンダーが参加。HPとインテルは研究所レベルで

開発を進めており、仮想マシンモニタ(VMM)をはじめとする具体的な

成果が着実に実を結びつつあります。

同時に、このマルチコア・プロセッサをベースとしたプラットフォーム上

で高度な機能をバランス良く実現する各種のテクノロジを「*Ts(ティー

ズ)」という名称の下に整備。企業はもちろん家庭も含めたあらゆるユー

ザにさまざまなベネフィットを提供し始めています。この「*Ts」には、1

つの物理的なプロセッサをOS上で2つの仮想的なプロセッサと認識・

動作させる「インテル® ハイパー・スレッディング・テクノロジ(HT)」、従

来と比べはるかに大容量のメモリへのアクセスを可能にする「インテル®

エクステンデッド・メモリ 64 テクノロジ(EM64T)」、リモートからのアクセ

スを実現しシステム管理の負担を軽減する「インテル® アクティブ・マ

ネージメント・テクノロジ(インテル® AMT)」、ネットワークトラフィックの分

散化でI/O処理を高速化する「インテル® I/O アクセラレーション・テクノロ

ジ(IOAT)」、1つのハードウェア・プラットフォームを複数の仮想プラット

フォームに分割して利用できるようにする「インテル® バーチャライ

ゼーション・テクノロジ(VT)」などがあります。

インテル® Itanium® 2 プロセッサでも、2006年中頃に登場予定の

「Montecito」でマルチコア化を実現。「*Ts」との組み合わせにより、コン

ピューティングパワーと使いやすさの飛躍的な向上を同時に実現して

いく計画です。

仮想化をより容易に実現する

インテル®バーチャライゼーション・テクノロジ

ITシステムの管理コストを削減し、柔軟な活用を可能にする技術として

関心が高まりつつある仮想化。インテル® バーチャライゼーション・テ

クノロジ(VT)は、この仮想化をより容易に実現できるようにする、イン

テルのサーバおよびクライアントプラットフォーム向けのハードウェア

拡張機能です。インテル® Itanium® 2 プロセッサの場合、VTは、2006

年中頃にリリース予定のMontecitoから実装を開始し、その後のロード

マップ上で計画されているインテル® Itanium® プロセッサ・ファミリの

すべてに標準で実装されることになっています。

VTでは、仮想化環境の利用をハードウェアレベルで実現。従来のソフト

ウェアベースの仮想化と比べ、パフォーマンスの一層の向上が図れま

す。また、個別の実行コアごとに異なるOSを稼働させることを可能に

するなど、マルチコア・プラットフォームが元々備える仮想化との高い

親和性を最大限に活用できます。

インテル¨バーチャライゼーション・�テクノロジ�

仮想マシンモニタ�

プラットフォーム・ハードウェア�プラットフォーム・ハードウェア�

OS

Ap

pA

pp

Ap

p

OS

Ap

pA

pp

Ap

p

OS

App App App OS

Ap

pA

pp

Ap

p

仮想化あり�

仮想化なし�

インテル¨ バーチャライゼーション・テクノロジで拡張されたハードウェア機能により、仮想化を容易に実現可能�

VMM=システム・ソフトウェア層複数のOSでハードウェアを共有インテル® バーチャライゼーション・テクノロジにより、修正を加えずにOSとアプリケーションを実行可能

インテル®バーチャライゼーション・テクノロジ

インテル® Itanium® 2プロセッサ

共有ハードウェア�

メモリー�

ネット�ワーク�

プロセッサ�

ストレージ�

ディス�プレイ�

キーボード/�マウス�

エンタープライズ�• OSおよびアプリケーションの段階的な移行

• サーバ全体でのフェイルオーバーによる信頼性確保

• サーバ統合による運用や管理のためのコスト削減

• OSやアプリケーションを修正することなく利用可能

• テストおよびデバッグの負担軽減

• 容易な導入

• 柔軟なワークロード管理

デジタルオフィス�• アプリケーションの安定性向上

• 容易な復旧操作

• 稼働中に無停止でパッチ適用などの管理性向上

• ネットワークからの侵入防止などのセキュリティの向上

• 破損メディアイメージの交換などデータ保護の向上

デジタルホーム�• 高い信頼性と操作性

• DVD、テレビ、音楽などのメディア・ストレージ・ハブとしての利用実現

• マルチユーザ環境での分離の強化

• アドウェア/スパイウェアの侵入抑制

• 予期せぬソフトウェア破損に対する安全性向上

• テクニカルサポートの品質向上

• 保証の履行に必要なコストの削減

• リモート管理機能の提供

VM1

App App •••• • •

OS(1)

VM-n

App App •••

OS(N)

Virtual Machine Monitor

Intel® Virtualization Technology

インテル®バーチャライゼーション・テクノロジが生みだすさまざまなシーンでのベネフィット

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自律的な仮想化をベースにサーバと高度に連携するHP StorageWorks

広範囲にわたる管理機能のビジュアル化で

容易なストレージの設計・管理を実現

HPでは、大量のデータを扱う大規模なデータセンターやミッションクリ

ティカル・システム向けに、HP最高峰のストレージとして可用性にフォ

ーカスしたHP StorageWorks XPファミリーと、運用効率の高さにフォ

ーカスしたミッドレンジのHP StorageWorks Enterprise Virtual Array

(EVA)という、2つのラインのストレージを提供しています。これらハイ

エンドなストレージ分野でも、HPは早くから仮想化への取り組みを進

めてきました。

ストレージの仮想化とは、基本的には、複数のストレージ・リソースを

論理的に統合し、あたかも単一のデバイスのように利用できるように

することです。その結果、サーバなどと同様、リソースの利用率の向

上や柔軟なリソース運用などが可能になります。こうした仮想化に共

通するメリットに加え、ストレージの仮想化はストレージ分野特有のメ

リットも生み出します。たとえば、容量の点では、従来のストレージの

場合、ストレージが大容量になればなるほど、容量に無駄が生じる可

能性が高くなります。一方で、容量の小さいストレージを数多く組み

合わせると、拡張性が乏しくなるうえ、管理も煩雑になってしまいま

す。しかし、ストレージを仮想化すれば、複数のストレージ全体を1つ

の巨大なストレージ・プールとして利用できるようになるとともに、複

数の物理ストレージにデータを分散配置することも可能になります。

この結果、ストレージの利用効率は向上します。さらに、複数のストレ

ージにデータを分散格納できることによりデータの読み/書き時間が

短くなるという性能の向上、システムを止めることなく設定変更や容

量拡張を自在に行えるという拡張性でのメリット、単一ストレージとし

て扱えることでデータのコピー(スナップショット)を効率良く管理で

きるという管理性の向上など、さまざまな利点が生れるのです。

そして、HPが今、進めようとしている取り組みは、サーバとストレージ

を一括して統合的に仮想化するというものです。これを実現するツー

ルとして、HP Systems Insight Managerと統合して機能するSAN管理

ソフトウェア、HP Storage Essentialsの提供を開始しました。これにより、

HP Systems Insight Managerという共通の管理ツール上で、サーバと

ストレージを一貫して管理することが可能になります。また、HP Storage

Essentialsの多くの管理機能をGUI化したことで、ストレージの設計や

管理といったこれまで煩雑だった作業も効率化が図れます。

動的ボリューム拡張を可能にした

StorageWorks EVA

単体のストレージを複数組み合わせて利用してきた従来のケースでは、

ストレージの構築に際し、データの容量や更新頻度などを考慮しての

論理設計、そしてディスク配置やRAIDの構成などを検討する物理設計

というように煩雑な手順を踏む必要がありました。しかも、こうした設

計は長年の経験とノウハウが不可欠な作業でもあります。また、実際に

ボリューム拡張を行う際には、ストレージをいったん止める必要もあり

ました。

HP StorageWorks EVAが提供する仮想化により、こうした管理上の負

担は大きく軽減できます。StorageWorks EVAでボリューム拡張を行

う場合、設計で検討すべき項目は、論理ディスクの大きさとRAIDの種

類だけです。その他の複雑な設計要素は、StorageWorks EVAのイン

テリジェントなコントローラが自動で設定を実施します。また、ディス

クの追加もストレージを稼働させながら動的に実施することが可能な

うえ、RAIDの再構成も不要。スピーディにボリューム拡張が実現できる

のです。

EVAのインテリジェント機能が

自律的負荷分散も実現

従来型のディスクアレイでは、蓄積するデータが増えるにつれて保

存されているデータに偏りが生じるため、特定のディスクにアクセ

スが集中するケースが発生してしまいます。こうなると入出力にボ

トルネックが生じてしまい、ストレージ全体の性能低下につながっ

てしまいます。

• オンラインでの動的な構成変更が可能�• ストレージプールの容量はディスク追加により拡張�• ディスク追加時は自動的にデータが再配置され分散�

• 動的な負荷分散により各ディスクが最適なI/Oを提供�• 即時に追加ストレージ空間が利用可能�

中冗長化ボリューム(Vraid 5)�

非冗長化ボリューム(Vraid 0)�

高冗長化ボリューム(Vraid 1)�

中冗長化ボリューム(Vraid 5)�利用可能なストレージ空間�

非冗長化ボリューム(Vraid 0)�高冗長化ボリューム(Vraid 1)�

動的なボリューム拡張による柔軟な容量管理

15

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を外部拡張ストレージとして接続することも可能なため、既存環境か

らの移行という面でも大きなメリットが生れます。

XPならパーティションによる

SLAが可能に

システム性能を大きく左右するキャッシュは、これまでアレイ・システ

ム全体の共有リソースでした。このため、特定のサーバから高い負荷

がかかるとキャッシュの大部分が占有されてしまい、アレイ・システム

を利用している他のサービスに悪影響が出てしまうことがありました。

XP12000では、仮想化のベースとなるパーティション技術を活用し、論

理パーティションを設定。サービス毎に必要なリソースを定義し、提供

することが可能になりました。キャッシュはもちろん、FCポート、コン

トローラ、ディスクの各リソースを複数の論理パーティションに分離で

きるため、1つのXPシステム上でサービス毎に複数の論理アレイとし

て管理することが可能になります。また、セキュリティ・レベル向上に

も貢献。全社規模のストレージ統合や各種ストレージ・サービスの提供

に最適な機能です。

これに対し、HP StorageWorks EVAでは、仮想化されたストレージ

全体の入出力をコントローラが常に監視。データの偏りが生じそう

になったときには、ディスクへのアクセス集中を回避するできるよ

う、自動的にデータを再配置します。StorageWorks EVAが自律的に

データ配置のチューニングをしているのです。これにより、管理の

ための人手をかけなくても、ストレージの性能を高く保っておくこ

とが可能になります。

低コストな外部ストレージも

仮想化するStorageWorks XP

オンライン・バックアップやデータ・アーカイブ、アプリケーション・テ

ストなど、ディスクアレイのデータ複製機能は、幅広くビジネスで活用

されています。しかし、ハイエンド機の場合、ストレージ容量単価が高

いという課題があります。主に2次的な用途で使用される複製データ

は、必ずしも高速性、高信頼性を要求されない場合が多く、ハイエンド

機のディスクの利用率をいかに向上させたとしても、根本的な解決に

はなりません。

そこでHPでは、ハイエンド・システムに低コストなストレージを連携し

て運用することを検討。新世代ディスクアレイXP12000では、外部拡張

ストレージとして低価格なディスクアレイMSA1000/1500のサポートを

実現し、XPと外部ストレージを仮想的な1つのストレージとして運用で

きるようにしました。これにより、実績のあるXPのデータ複製・管理機

能を低価格な2次ストレージでも一貫して利用することが可能になりま

した。また、歴代のXPシステムや他社ハイエンド・ストレージシステム

• EVAのインテリジェントなコントローラがすべてのディスクのI/O状況を監視し、� 動的にデータを再配置�

• コントローラが常に自動チューニング�• 全てのディスクを使用した負荷分散が可能�

Vraid 5Volume Vraid 0

VolumeVraid 1Volume

仮想ストレージプール�

Vraid 5 volume

Enterprise Virtual Array

Vraid 0 volume

Vraid 1 volume

自動的な負荷分散により運用中のチューニングが不要

hp BL20p hp BL25php BL20p hp BL25p hp BL20p hp BL25p hp BL25p hp BL25p

IntegrityServers

MSA他社�

ハイエンド�

9000Servers

ProLiantServers

HPStorageWorks

XP12000ディスクアレイ�

低コストアレイ(MSA)との連携が可能なのは唯一

HPのみ

エンタープライズ�ストレージの�

コスト構造を変える�ソリューション�

外部ストレージ仮想化による管理統合とコスト削減

HPシステム IBMシステム 検証/開発環境�

CHIP

Cache

CHIP

Cache

CHIP

Cache

CHIP

Cache

CHIP

Cache

CHIP CHIP

Cache

CHIP

Cache

CHIP

Cache

CHIP

Cache

CHIP CHIP

Cache

SAN Switch SAN Switch

パーティション機能で可能になるアプリケーション指向の統合

16

HP StorageWorks

運用管理�HP Systems Insight Manager

• HP Storage Essntials

• HP Storage Essntials

判断�

評価�

実行�

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モデルプロセッサ

SMP構成4プロセッサセルボード最小/最大メモリ12スロット I/Oカード・ケージnPartition

vPartition

最大内蔵ディスク容量I/Oスロット標準I/O機能

オペレーティング・システム

rx1620

インテル® Itanium® 2 プロセッサ1.30GHz/3MB Level 3 キャッシュ、1.60GHz/3MB Level 3 キャッシュ

最大2プロセッサ―512MB/16GB

―—

600GB(ディスクベイ2個)2(PCI-X)10/100/1000Base-T LANポート×2、Ultra320 SCSI、USB 2ポート、コンソールポート

HP-UX 11i v2/Red Hat Enterprise Linux ES/

Red Hat Enterprise Linux AS/

Windows® Server™ 2003, Enterprise Edition(64bit)

rx2620

インテル® Itanium® 2 プロセッサ1.30GHz/3MB Level 3 キャッシュ、1.60GHz/3MB Level 3 キャッシュ1.60GHz/6MB Level 3 キャッシュ最大2プロセッサ―1GB/24GB

―—

900GB(ディスクベイ3個)4(PCI-X)10/100/1000Base-T LANポート×2、Ultra320 SCSI、USB 4

ポート、コンソールポート

HP-UX 11i v2/Red Hat Enterprise Linux ES/

Red Hat Enterprise Linux AS/

Windows® Server™ 2003, Enterprise Edition(64bit)

rx4640

インテル® Itanium® 2 プロセッサ1.50GHz/4MB Level 3 キャッシュ、1.60GHz/6MB Level 3 キャッシュ1.60GHz/9MB Level 3 キャッシュ最大4プロセッサ―1GB/64GB

―—

600GB(ディスクベイ2個)6(PCI-X)1000Base-T LAN×2、管理用100Base-T LAN、Ultra320

SCSI×2、RS-232ポート3基(UPS、コンソール、リモートコンソール)、VGAポート、USB 2ポートHP-UX 11i v2/Red Hat Enterprise Linux AS/

Windows® Server™ 2003, Enterprise Edition(64bit)

エントリーレベル

トータルな仮想化をリーズナブルなコストで実現するためにHPのサーバ&ストレージは多彩な選択肢を提供

HP Integrityサーバ

Intel®プロセッサ搭載 HP BladeSystem

※1 Red Hat Enterprise Linux AS 4 Update 1以降が必要です。Update 1は2005年9月より販売開始しました。※2 Red Hat Enterprise Linux AS 3 Update 2以降が必要です。2005年9月現在、Update 3を販売しています。※ HP mx2プロセッサはLinuxはサポートしていません。

モデルプロセッサ

プロセッサ搭載数チップセットメモリメモリ最大容量ディスクコントローラハードディスクドライブベイネットワーク

省エネ法に基づくエネルギー消費効率※1

質量サービス&サポート

モデルプロセッサプロセッサ搭載数(物理数)チップセットメモリメモリ最大容量ディスクコントローラ

ハードディスクドライブベイネットワーク省エネ法に基づくエネルギー消費効率※1

質量サービス&サポート

BL20p

低電圧版 64ビットインテル® Xeon®プロセッサ64ビットインテル® Xeon®プロセッサデュアルコアインテル® Xeon®プロセッサ標準 1または2 最大 2

インテル® E7520

PC2-3200 ECC DDR2 SDRAM

8GB

デュアルチャネルUltra320 SCSI対応Smartアレイ 6i(オンボード)2(ホットプラグ対応)NC7781 PCI-X Gigabit NIC 10/100/1000 WOL×4(オンボード)、10Base-T/100Base-TX/1000Base-T(自動認識)3.20GHzモデルの場合 J区分 0.017

約8.2kg

3年間翌営業日オンサイトサービス、3年間パーツ保証

BL60p

インテル® Itanium® 2 プロセッサ 1.60GHz/3MB Level 3 キャッシュ標準1または2 最大2

HP zx1

PC2100 DDR SDRAM

8GB

シングルチャネルUltra320 SCSI(オンボード)、ファイバチャネル:2Gb/s FCポート×2(オンボード)2(ホットプラグ対応)Gigabit NIC 10/100/1000 x 4(オンボード)G区分 0.051

約9.5kg

3年間翌日営業日オンサイトサービス、3年間パーツ保障

※1 エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定された消費電力を省エネ法で定める複合理論性能で除したものです。※ HP ProLiant BL20p/BL25p/BL40p/BL45pを稼動させるには、サーバブレードエンクロージャ、パワーエンクロージャ、インターコネクト、電源供給装置が必要です。BL30p/BL35pを稼働させるには、さらにブレードスリーブが必要となります。

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rx7620

インテル® Itanium® 2 プロセッサ1.50GHz/4MB Level 3 キャッシュ、1.60GHz/6MB Level 3 キャッシュ

最大8プロセッサ最大2

2GB/128GB

最大2

最大16

1.2TB(ディスクベイ4個)15(PCI-X)1000Base-T LAN、管理用10Base-T LAN、Ultra160 SCSI、RS-232ポート3基(UPS、コンソール、リモートコンソール)

HP-UX 11i v2/Red Hat Enterprise Linux AS/

Windows® Server™ 2003, Enterprise Edition(64bit)/Windows® Server™ 2003, Datacenter Edition(64bit)

rx8620

インテル® Itanium® 2 プロセッサ1.50GHz/4MB Level 3 キャッシュ、1.60GHz/6MB Level 3 キャッシュ

最大16プロセッサ最大4

2GB/256GB

最大4

最大32

1.2TB(ディスクベイ4個)16(PCI-X)、SEU装着時32(PCI-X)1000Base-T LAN、管理用10Base-T LAN、Ultra160 SCSI、RS-232ポート3基(UPS、コンソール、リモートコンソール)

HP-UX 11i v2/Red Hat Enterprise Linux AS/

Windows® Server™ 2003, Enterprise Edition(64bit)/Windows® Server™ 2003, Datacenter Edition(64bit)

Superdome16/32プロセッサ インテル® Itanium®2 プロセッサ1.60GHz/9MB Level 3 キャッシュ

最大16プロセッサ最大4

2GB/256GB

最大4

最大4

最大32

最大48(PCI-X)—

HP-UX 11i v2/Red Hat Enterprise Linux AS/

Windows® Server™ 2003, Datacenter Edition(64bit)

ミッドレンジ ハイエンド

HP StorageWorks

モデルRAIDコントローラホスト・インタフェースホスト・ポートキャッシュ容量ドライブ・インタフェース最大ドライブ数最大搭載容量RAIDサポート省エネ法に基づくエネルギー消費効率※

サポートするオペレーティング・システム

モデル内部データ転送方式内部データ帯域キャッシュメモリ容量制御用帯域制御用共有メモリ容量冗長機構

クライアント・ホスト・インタフェース・プロセッサ(CHIP)ホスト・ポート

アレイ制御プロセッサ(ACP)ドライブ・インタフェースディスクドライブ

ドライブ搭載数

ストレージ容量(物理)

RAIDレベル

論理デバイス数

Enterprise Virtual Array 5000

HSV110×2

ファイバチャネル・スイッチファブリック2Gb/秒 FC×4(コントローラペアあたり)1GB×2(コントローラペアあたり)FC-AL(Copper)240(拡張キャビネット使用時)35TB

Vraid0, Vraid1, Vraid5

G区分 0.19(2C2D)、0.15(2C8D)、0.14(2C12D)

Windows NT、Windows® 2000 Server/Advanced Server、Windows Server™ 2003Standard Edition/EnterpriseEdition/Datacenter Edition、HP-UX、HPTru64 UNIX、HP OpenVMS、Sun Solaris、IBM-AIX、LinuxおよびNetWare

Enterprise Virtual Array 8000

HSV210×2

ファイバチャネル・スイッチファブリック2Gb/秒 FC×8(コントローラペアあたり)2GB×2(コントローラペアあたり)FC-AL(Copper)240(拡張キャビネット使用時)72TB

Vraid0, Vraid1, Vraid5

G区分 0.25(2C2D)、0.21(2C6D)、0.20(2C12D)

Windows® 2000 Server/Advanced Server、Windows Server™ 2003 StandardEdition/Enterprise Edition/DatacenterEdition、HP-UX、HP Tru64 UNIX、HPOpenVMS、Sun Solaris、IBM-AIX、LinuxおよびNetWare

XP12000

クロスバー・スイッチ17GB/秒、34GB/秒、68GB/秒(構成による)4~128GB(ライトキャッシュはミラー化)6.5GB/秒、13GB/秒(構成による)1~12GB(ミラー化)各モジュールのペア化およびクラスタ構成による完全二重化(SPOFなし)2~14(1~7ペア)、ただしCHIPとACP合計8ペア

8~224 Fibre Channel 100MB/秒または200MB/秒、16~112 ESCON 17MB/秒、8~112 FICON 100MB/

秒または200MB/秒(iSCSI、NAS今後サポート予定)2~8(1~4ペア)デュアル・ポート FC-AL 200MB/秒300GB 10,000rpm、146GB 15,000rpm、146GB

10,000rpm、73GB 15,000rpm

9~1,152(データ・ドライブ 8~1,148、スペア・ドライブ 1~40)576GB~332TB(物理容量)、288GB~290TB(論理容量)、外部拡張ストレージ使用で最大30PB(物理容量)RAID6(6D+2P)、RAID5(3D+1P、7D+1P)、RAID1(2D+2D、4D+4D)最大 16,384

※エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定された消費電力を省エネ法で定める複合論理性能で除したものです。

HPのサーバ&ストレージ

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JHS05653-02

インテル、Intel ロゴ、Intel Inside、Intel Inside ロゴ、インテル Xeon、Itanium、およびPentiumはアメリカ合衆国および他の国におけるインテルコーポレーションまたはその子会社の商標または登録商標です。Red HatならびにShadow Manロゴは米国およびその他の国でRed Hat,Inc.の登録商標若しくは商標です。LinuxはLinus Torvaldsの商標です。記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。記載事項は2006年1月現在のものです。本書に記載された内容は、予告なく変更されることがあります。© Copyright 2005, 2006 Hewlett-Packard Development Company,L.P.

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インテル® Itanium® 2プロセッサに関する情報は

http://www.intel.co.jp/jp/go/itanium2/インテル®ソフトウェア開発製品に関する情報は

http://www.intel.co.jp/jp/developer/software/products/

お問い合わせは日本ヒューレット・パッカード(株)カスタマー・インフォメーションセンターへ

03-6414-6512 月~金 9:00~19:00 土 10:00~18:00(日、祝祭日、年末年始および5/1を除く)

機器のお見積もりについては、代理店、または弊社営業にご相談ください。

HP Integrityサーバ製品に関する情報は

http://www.hp.com/jp/integrity

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