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USER’S MANUAL RS485インタフェース(NEC) 98RS485(2)-61K 4132 AZI- (第2版 1996.10) AZI-4132

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Page 1: USER’SMANUAL RS485インタフェース(NEC)3 AZI 4132 他の機器類と接続する場合出力信号を衝突させないようケーブルの配線には十分注意して

USER’S MANUAL

RS485インタフェース(NEC)

98RS485(2)-61K 4132AZI-

(第2版 1996.10)

AZI­4132

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目次

1.ご使用になる前に 2

1.3 このボードの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

■機能と特長 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

4.外部接続 3

4.1 等価回路 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

4.2 コネクタ仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

4.3 接続例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

■ 外部機器との一般的な接続例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

■ 複数の外部機器との一般的な接続例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

4.4 信号名互換表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

5.ハードウェア設定 7

5.1 各部名称 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

■上面(工場出荷時設定) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

5.2 各スイッチの機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

■I/Oポートアドレスの設定(RSW1,RSW2,RSW3) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

■割り込みレベルの設定(DSW1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

■転送モードの設定(DSW2,3) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

■転送ボーレートの設定(DSW2,3) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

■基準クロックの設定(JP20) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

■送受信クロックの設定(JP2,4) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

■CTS入力の設定(JP3,5) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

■C端子出力の設定(JP3,5) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

■終端抵抗の設定(JP6,7) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

■半二重通信の設定(JP14,15) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

■マルチドロップ通信の設定(JP40~47) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

6.内部機能の説明 17

6.1 回路構成図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

6.2 各機能の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

■シリアルコントローラ部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

■ボーレートクロック発生部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

■RS-485 I/F部 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

■割り込み機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

■転送速度 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

7.ボードの制御方法 20

7.1 I/Oポートの説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20

7.2 初期化方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

7.3 出力方法(CH1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

7.4 入力方法(CH1) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

9.仕様 23

9.1 ハードウェア仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23

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AZI­4132

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AZI­4132

1 3 このボードの概要.

AZI­4132 98RS485 2 ­61K NEC PC­9861K 2【 ( ) 】は、 製 と互換の チャンネル通信ボードで、汎用の通信

ボードとして使用することもできます。シリアルコントローラには、 相当品を 個搭載しています。8251 2

PC 9861K互換のBIOS ROMは搭載していません。BIOSを必要とするソフトウェアは動作しま­せん。

例) MS DOSのシリアルポートドライバ­RSDRV.SYS

■ 機能と特長

1 NEC) 互換

NEC PC­9861K製 (通信ボード)の互換として使用することができます。

2 DSW) によるボーレート設定

DSW により、各チャンネルごとにボーレートの設定が可能です。

(例)・1200,2400,4800,9600,19.2k,38.4kbps

(75bps×2 最大:76.8kbps)n

2 は分周値n

3)基準クロック切り替え可能

JP 28.8kbps 64kbpsにより基準クロックを切り替え可能です。これにより、 , に対応できます。

(例)・1800,3600,7200,14.4k,28.8kbps

(225bps×2 最大:57.6kbps)n

・2k,4k,8k,16k,32k,64kbps

(125bps×2 最大64kbps)n

2 は分周値n

4)送受信クロック切り替え可能

DSW, JP により送/受信クロックを、内部クロック/外部クロックに切り替えが可能です。

5)割り込み機能

パソコンに対して、送信割り込み/受信割り込みを発生させることが可能です。

6)マルチポイント通信可能

最大 台のターミナルによる、マルチポイント通信を行うことができます。32

7)半二重通信対応

ジャンパスイッチ設定により、マルチドロップ接続の半二重通信において、送/受信ドライバを自動

的に制御することができます。

8)同期/非同期通信可能

通信コントローラ( 相当品)の同期/非同期通信に対応することができます。また、通信クロッ8251クを内部/外部から供給することができます。

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AZI­4132

● 他の機器類と接続する場合出力信号を衝突させないようケーブルの配線には十分注意して

ください。故障や発熱の原因となります。

他の機器類の配線を近づけないでください。誤動作の原因となります。

ノイズなどが多い悪環境下で本ボードを使用する場合は、本ボードと外部機器との接続に、

ツイストペア線(シールド付)などの耐環境性の良いケーブルをご使用ください。

4 1 等価回路.

部品はすべて相当品を使用しています。

4 2 コネクタ仕様.

ピンアサインメント( , )CN1 CN2ピン番号 信号名 信号名称など

CN11 N C ---

2 T(A) 送信

3 C(A) 制御CN2

4 R(A) 受信

5 I(A) 表示

6 RT(A) 受信信号エレメント タイミング·7 ST(A) 送信信号エレメント タイミング·8 S G 信号用接地または共通帰線

9 T(B) 送信

10 C(B) 制御

11 R(B) 受信

12 I(B) 表示

13 RT(B) 受信信号エレメント タイミング·14 ST(B) 送信信号エレメント タイミング·15 N C ---

使用コネクタ

名 称:D SUB15ピンコネクタ NC:未使用­型 式:GMM C15RVGFDB相当品­

適合コネクタ

型 式:GM 15LKMV,GM 15LMV相当品­ ­

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AZI­4132

4 3 接続例.

ここで示す接続は、一般的なケーブルの接続例です。接続を行う装置にケーブルの接続方法の指示が

ある場合には、その指示にしたがってください。

■ 外部機器との一般的な接続例下の図は、本ボードと外部機器を全二重方式で接続する例です。

接続の前に、外部機器のコネクタピンアサインメントをご確認の上、接続してください。

【接続例】

ピン番号 信号名 信号名 ピン番号

2 T(A) T(A) 2

4 R(A) R(A) 4

6 RT(A) RT(A) 6

7 ST(A) ST(A) 7

8 SG SG 8

9 T(B) T(B) 9

11 R(B) R(B) 11

13 RT(B) RT(B) 13

14 ST(B) ST(B) 14

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AZI­4132

■ 複数の外部機器との一般的な接続例下の図は、本ボードと複数の外部機器を半二重方式のマルチドロップで接続する例です。

接続の前に、外部機器のコネクタピンアサインメントをご確認の上、接続してください。

半二重で通信する場合、複数の端末が同時にデータ転送を行わないよう、アプリケーショ

ン側で制御してください。

I(A),I(B),C(A),C(B)信号は、必要に応じて接続してください。

【接続例】

本ボード 外部機器 1ピン番号 信号名 信号名 ピン番号

2 T(A) T(A) 2

4 R(A) R(A) 4

8 SG SG 8

9 T(B) T(B) 9

11 R(B) R(B) 11

外部機器 2信号名 ピン番号

T(A) 2

R(A) 4

SG 8

T(B) 9

R(B) 11

外部機器 3信号名 ピン番号

T(A) 2

R(A) 4

SG 8

T(B) 9

R(B) 11

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AZI­4132

4 4. 信号名互換表RS­485 信号名 標準規格との互換表

ピンアサインメント 標 準 規 格 コントローラ

ピン JIS CCITT EIA 信 号 名 称 な ど 接 続信号名 C6366 V.24

番号 略 号 回路番号 回路符号 端子名

1 N C ­­­ ­­­ ­­ ­­­­­­ ­­2 T(A) T(A) 103(A) BA(A) 送 信 TxD

3 C(A) C(A) 105(A) CA(A) 制 御 RTS

4 R(A) R(A) 104(A) BB(A) 受 信 RxD

5 I(A) I(A) 106(A) CB(A) 表 示 CTS

6 RT(A) S(A) 115(A) DD(A) 受信信号エレメント タイミング· ­­7 ST(A) 114(A) DB(A) 送信信号エレメント タイミング­­­ · ­­8 S G G 102 AB 信号用接地 共通帰線または ­­9 T(B) T(B) 103(B) BA(B) 送 信 TxD

10 C(B) C(B) 105(B) CA(B) 制 御 RTS

11 R(B) R(B) 104(B) BB(B) 受 信 RxD

12 I(B) I(B) 106(B) CB(B) 表 示 CTS

13 RT(B) S(B) 115(B) DD(B) 受信信号エレメント タイミング· ­­14 ST(B) 114(B) DB(B) 送信信号エレメント タイミング­­­ · ­­15 N C ­­­ ­­­ ­­ ­­­­­­ ­­

NC : 未使用

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AZI­4132

5 1 各部名称.

■ 上面(工場出荷時設定)ボード上のロータリスイッチ( ),ジャンパスイッチ( )の位置および番号は次の通りです。RSW JP

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AZI­4132

名 称 内 容

RSW1 I/Oポートアドレスの設定(A15~A12)RSW2 I/Oポートアドレスの設定(A11~A8)RSW3 I/Oポートアドレスの設定(A7~A4)

DSW1 割り込みレベルの設定DSW2 CH1 転送モードの設定DSW3 CH2 転送モードの設定

JP 2 CH1 送受信クロックの設定JP 3 CH1 CTS入力,C端子出力の設定JP 4 CH2 送受信クロックの設定JP 5 CH2 CTS入力,C端子出力の設定JP 6 CH1 終端抵抗の設定JP 7 CH2 終端抵抗の設定JP14 CH1 半二重通信の設定JP15 CH2 半二重通信の設定JP20 基準クロックの設定JP40 CH1 マルチドロップ通信の設定JP41 CH1 マルチドロップ通信の設定JP42 CH1 マルチドロップ通信の設定JP43 CH1 マルチドロップ通信の設定JP44 CH2 マルチドロップ通信の設定JP45 CH2 マルチドロップ通信の設定JP46 CH2 マルチドロップ通信の設定JP47 CH2 マルチドロップ通信の設定

LED1 CH1 TxDモニタ用LED(8251のTxD出力が Low"で点灯)“LED2 CH1 RxDモニタ用LED(8251のRxD入力が Low"で点灯)“LED3 CH1 RTSモニタ用LED(8251のRTS出力が Low"(ON)で点灯)“LED4 CH1 CTSモニタ用LED(8251のCTS入力が Low"(ON)で点灯)“LED5 CH2 TxDモニタ用LED(8251のTxD出力が Low"で点灯)“LED6 CH2 RxDモニタ用LED(8251のRxD入力が Low"で点灯)“LED7 CH2 RTSモニタ用LED(8251のRTS出力が Low"(ON)で点灯)“LED8 CH2 CTSモニタ用LED(8251のCTS入力が Low"(ON)で点灯)“

5 2 各スイッチの機能.

■ I/Oポートアドレスの設定(RSW1,RSW2,RSW3)I/O RSW1 RSW2 RSW3ポートアドレスは、 , , により設定します。

■ ポートアドレスとは、本ボードを 命令, 命令にてコントロールするための基準となI/O IN OUTるベースアドレスです。

■ 設定方法

上位アドレス 下位アドレス

RSW1 RSW2 RSW3 (スイッチ名)

0固定

A15~A12 A11~A8 A7~A4 (アドレスバス)

I/O = 0 0 D 0 Hポート (出荷時設定)

アドレス

上図は ポートアドレスを 番地に設定した例です。I/O 00D0H本ボードは、 , , で設定した ポートアドレスから ポートアドレスを ポーRSW1 RSW2 RSW3 I/O I/O 16ト占有します。

占有ポート数

16ポート

上図の例では、 番地から 番地までの ポートを占有することになります。00D0H 00DFH 16

NEC製PC 9861Kの互換として使用する場合は、I/Oポートアドレスを00B0H番地に設定してく­ださい。

I/OポートアドレスはPC/FC-9801シリーズのユーザ解放エリアに設定してください。

占有ポートアドレスが、他のボードと重複しないように設定してください。

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AZI­4132

■ 割り込みレベルの設定(DSW1)本スイッチは、 つのチャンネルを制御する ( 相当品)からの本体への割り込みレベルを設2 USART 8251定するためのスイッチです。

使用割り込みレベルを設定する

チャンネル1 チャンネル2INTレベル INTレベル

1 2 3 4

INT0 OFF OFF INT0 OFF OFF

INT1 OFF ON INT4 OFF ON

INT2 ON OFF INT5 ON OFF

INT3 ON ON INT6 ON ON

出荷時の設定は に設定されています。 出荷時の設定は に設定されています。INT0 INT5

割り込みレベルの設定は、他のボードの割り込みレベルと競合しないように設定してくだ

さい。

本ボードを複数枚使用する場合は、割り込みレベルが他のボードと重複しないよう設定し

てください。

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AZI­4132

■ 転送モードの設定(DSW2,3)

本スイッチは、回線の転送モードを設定するためのものです。

DSW2····· 1チャンネル 用DSW3····· 2チャンネル 用

DSW2 DSW3,D S W 2 , 3

転送モード1 2

調歩同期 ON ON

未使用 ON OFF

デジタルPLL OFF ON

同期(ST) OFF OFF

出荷時は調歩同期モードに設定してあります。

同期(ST) 本ボード内のクロックを使用します。また、コネクタ端子“ST”に同期ク··········(TXC)ロックを出力します。

デジタルPLL 外部からのRD入力データに同期したクロックを生成し、動作します。····ただし、ボーレートは次ページの指定に従って設定する必要があります。

■ 転送ボーレートの設定(DSW2,3)

本スイッチは、転送ボーレートおよび転送モードを設定するためのスイッチです。

チャンネル の設定用に 、チャンネル の設定用に が使われます。1 DSW2 2 DSW3

①転送ボーレート選択スイッチ

DSW2····· 1チャンネル 用

DSW3····· 2チャンネル 用

DSW2 DSW3,

DSW2,3のスイッチ7,8は、未使用です。

基準クロック4.9152MHz 1.8432MHz 4.096MHz

スイッチの設定

3 4 5 6 n( ) 同期 同期 同期分周値 調歩同期またはデジタルPLL 調歩同期またはデジタルPLL 調歩同期またはデジタルPLL

ON OFF OFF OFF 2 57.6k

OFF ON OFF OFF 4 76.8k 28.8k 64k

ON ON OFF OFF 8 38.4k 14.4k 230.4k 32k

OFF OFF ON OFF 16 19.2k 7200 115.2k 16k

ON OFF ON OFF 32 9600 153.6k 3600 57.6k 8000 128k

OFF ON ON OFF 64 4800 76.8k 1800 28.8k 4000 64k

ON ON ON OFF 128 2400 38.4k 900 14.4k 2000 32k

OFF OFF OFF ON 256 1200 19.2k 450 7200 1000 16k

ON OFF OFF ON 512 600 9600 225 3600 500 8000

OFF ON OFF ON 1024 300 4800 1800 250 4000

ON ON OFF ON 2048 150 2400 900 125 2000

OFF OFF ON ON 4096 75 1200 450 1000

ON OFF ON ON 8192 600 225 500

PC 9861K互換モードのMAXボーレートは、調歩同期,同期通信とも9600bpsです。­

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AZI­4132

■ 基準クロックの設定(JP20)基準クロックを設定します。

説 明 J P 20

4.9152MHz

(転送速度を19.2kbpsの系列にする)

(出荷時設定)

1.8432MHz

(転送速度を28.8kbpsの系列にする)

4.096MHz

(転送速度を64kbpsの系列にする)

レセプタクルの設定は、一箇所のみとしてください。

■ 送受信クロックの設定(JP2,4)送受信クロックの設定を行います。

JP2···· 1チャンネル 用

JP4···· 2チャンネル 用

受信クロックの設定

説 明 JP2,4

受信クロックに内部ボーレートクロックまたは、PLLにより

生成されたクロックを使用します。

(出荷時設定)

受信クロックに、コネクタ端子“RT”より入力したクロックを

使用します。

転送モードの設定でデジタルPLLを選択している場合は、出荷時設定から変更しないでくだ

さい。

送信クロックの設定

説 明 JP2,4

内部ボーレートクロックを使用します(固定)

(出荷時設定)

上記以外のピン(1,2,5)には絶対にレセプタクルを設定しないでください。故障の原因

となります。

上記以外の設定を行わないでください。故障の原因となります。

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AZI­4132

■ CTS入力の設定(JP3,5)8251 CTS 8251 RTSの 端子への入力を、 の から入力するか、外部から入力するかを設定します。

CH1 CTS JP3入力の設定( )

説 明 J P 3

RTS信号を入力する(8251からのRTS信号を入力する)

外部から入力する(CN1のI端子からの信号を入力する)

(出荷時設定)

CH2 CTS JP5入力の設定( )

説 明 J P 5

RTS信号を入力する(8251からのRTS信号を入力する)

外部から入力する(CN2のI端子からの信号を入力する)

(出荷時設定)

■ C端子出力の設定(JP3,5)C 8251 RTS ON端子出力バッファを常に有効とするか、 の 端子を にしたときだけ有効にするかを設定

します。

CH1 C JP3端子出力設定( )

説 明 J P 3

常に有効とする(CN1のC端子出力バッファを常に有効にする)

RTS信号をONにした時だけ有効にする

(CN1のC端子出力バッファを8251のRTS端子によりコントロールする)

(出荷時設定)

CH2 C JP5端子出力設定( )

説 明 J P 5

常に有効とする(CN2のC端子出力バッファを常に有効にする)

RTS信号をONにした時だけ有効にする

(CN2のC端子出力バッファを8251のRTS端子によりコントロールする)

(出荷時設定)

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AZI­4132

■ 終端抵抗の設定(JP6,7)T R I C ST RT, , , , , それぞれについて、終端抵抗を挿入するかを設定します。

( ) 終端抵抗の設定( )1 CH1 JP6CH1 T 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 6

終端抵抗を挿入する

終端抵抗を挿入しない

(出荷時設定)

CH1 R 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 6

終端抵抗を挿入する

(出荷時設定)

終端抵抗を挿入しない

CH1 C 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 6

終端抵抗を挿入する

終端抵抗を挿入しない

(出荷時設定)

CH1 I 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 6

終端抵抗を挿入する

(出荷時設定)

終端抵抗を挿入しない

CH1 ST 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 6

終端抵抗を挿入する

終端抵抗を挿入しない

(出荷時設定)

CH1 RT 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 6

終端抵抗を挿入する

(出荷時設定)

終端抵抗を挿入しない

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14

AZI­4132

( ) 終端抵抗の設定( )2 CH2 JP7CH2 T 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 7

終端抵抗を挿入する

終端抵抗を挿入しない

(出荷時設定)

CH2 R 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 7

終端抵抗を挿入する

(出荷時設定)

終端抵抗を挿入しない

CH2 C 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 7

終端抵抗を挿入する

終端抵抗を挿入しない

(出荷時設定)

CH2 I 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 7

終端抵抗を挿入する

(出荷時設定)

終端抵抗を挿入しない

CH2 ST 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 7

終端抵抗を挿入する

終端抵抗を挿入しない

(出荷時設定)

CH2 RT 端子終端抵抗の設定

説 明 J P 7

終端抵抗を挿入する

(出荷時設定)

終端抵抗を挿入しない

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15

AZI­4132

■ 半二重通信の設定(JP14,15)半二重通信を行うかどうかを設定します。( 信号による受信データの制御)CTS

CH1 JP14半二重通信の設定( )

説 明 J P 14

半二重通信を行わない

(CTS信号にかかわらず常にデータを受信) (出荷時設定)

半二重通信を行う

(CTS信号ONの時受信データを禁止する)

CH2 JP15半二重通信の設定( )

説 明 J P 15

半二重通信を行わない

(CTS信号にかかわらず常にデータを受信) (出荷時設定)

半二重通信を行う

(CTS信号ONの時受信データを禁止する)

■ マルチドロップ通信の設定(JP40~47)RT ST T R端子と 端子, 端子と 端子を接続するかどうかを設定します。

CH1 RT ST JP40 JP41端子と 端子の接続設定( , )

説 明 JP40,JP41

RT端子とST端子を接続する

RT端子とST端子を接続しない

(出荷時設定)

JP40とJP41は、必ず同じ設定にしてください。

CH1 T R JP42 JP43端子と 端子の接続設定( , )

説 明 JP42,JP43

T端子とR端子を接続する

T端子とR端子を接続しない

(出荷時設定)

JP42とJP43は、必ず同じ設定にしてください。

CH2 RT ST JP44 JP45端子と 端子の接続設定( , )

説 明 JP44,JP45

RT端子とST端子を接続する

RT端子とST端子を接続しない

(出荷時設定)

JP44とJP45は、必ず同じ設定にしてください。

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16

AZI­4132

CH2 T R JP46 JP47端子と 端子の接続設定( , )

説 明 JP46,JP47

T端子とR端子を接続する

T端子とR端子を接続しない

(出荷時設定)

JP46とJP47は、必ず同じ設定にしてください。

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17

AZI­4132

6 1 回路構成図.

部品はすべて相当品を使用しています。

6 2 各機能の説明.

本ボードは、以下の つの機能から構成されています。6

No 機 能

1 シリアルコントローラ部

2 ボーレートクロック発生部

3 RS485 I/F部

4 割り込み機能

5 ソフトウェア制御

6 転送速度

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18

AZI­4132

■ シリアルコントローラ部シリアルコントローラには、 (μ 相当品)を使用しています。8251 PD71051

8251

システムクロック CLK TxD(7.3728MHz)

51CS CS RxDIOR RD DTRIOW WR DSR RS485

RESET RESET RTS I/F部へA1 C/D CTS

TxCD7 D7 RxC~ ~

D0 D0

割り込み RxRDY制御部へ TxRDY

TxEMP

■ ボーレートクロック発生部シリアルコントローラに供給するボーレートクロックは の 乗分周カウンタで発生します。また、2 n供給する基準クロックは 種類の基準クロックが で選択できます。3 JPn DSW2 3は , で設定します。

■ RS-485 I/F部

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■ 割り込み機能本ボードは、下記の要因によりパソコンに割り込みをかけることができます。

・CH1 8251のTxRDYからの入力

・CH1 8251のTxEMPからの入力

・CH1 8251のRxRDYからの入力

・CH2 8251のTxRDYからの入力

・CH2 8251のTxEMPからの入力

・CH2 8251のRxRDYからの入力

それぞれの割り込みの選択はソフトウェア、割り込みレベルはハードウェア( )にて制御するDSW1ことができます。

■ 転送速度

転送速度(bps)基準クロック

調歩同期(非同期)またはデジタルPLL 同期

4.9152MHz 75~76.8k 600~153.6k

4.096MHz 125~64k 500~128k

1.8432MHz 225~57.6k 225~230.4k

転送速度は、ハードウェア(通信コントローラ,周辺素子)仕様の限界値です。実際の使

用環境やケーブル長、接続相手により影響を受けます。

同様に、標準付属、別売ソフトウェアライブラリ使用時における転送速度は、各ソフトウ

ェアライブラリの仕様に準じます。それぞれ、対応するソフトウェアの仕様を参照してく

ださい。

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PC 9861K互換のBIOS ROMは搭載していません。BIOSを必要とするソフトウェアは動作しま­せん。

7 1. I/Oポートの説明

I/Oポートアドレス 入出力 内 容

CH1 リードシグナル/割り込みレベルセンス

bit 7 6 5 4 3 2 1 0

- CS - - - - IR1 IR2

IR1,IR2は割り込みレベル情報

入 力 レベルIR1 IR2 INT0 0 INT0

0 1 INT1

1 0 INT2

1 1 INT3ADR+ 0

CH1 割り込みマスクデータ

bit 7 6 5 4 3 2 1 0

- - - - - TxR TxE RxR

出 力 RxR:受信レディ

TxE:送信エンプティ

TxR:送信レディ

データ0:マスクON

1:マスクOFF

CH1 8251 データレジスタbit 7 6 5 4 3 2 1 0

ADR+ 1 入出力D15 D14 D13 D12 D11 D10 D9 D8

CH2 リードシグナル/割り込みレベルセンス

bit 7 6 5 4 3 2 1 0

- CS - - - - IR1 IR2

IR1,IR2は割り込みレベル情報

入 力 IR1 IR2 INTレベル

0 0 INT0

0 1 INT4

1 0 INT5

1 1 INT6ADR+ 2

CH2 割り込みマスクデータ

bit 7 6 5 4 3 2 1 0

- - - - - TxR TxE RxR出 力

RxR:受信レディ

TxE:送信エンプティ

TxR:送信レディ

データ0:マスクON

1:マスクOFF

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I/Oポートアドレス 入出力 内 容

CH1 8251 ステータスレジスタbit 7 6 5 4 3 2 1 0

入 力DSR SYNK FE OVE PE TxEM RxRD TxRD

/BRK P Y Y

ADR+ 3CH1 8251 コントロールレジスタ

調歩同期モードにするためのモードワードbit 7 6 5 4 3 2 1 0

ST1 ST0 P1 P0 L1 L0 B1 B0

出 力 同期モードにするためのモードワードbit 7 6 5 4 3 2 1 0

SSC EXSY P1 P0 L1 L0 0 0NC

コマンドワードbit 7 6 5 4 3 2 1 0

EH SRES RTS ECL SBRK RxEN DTR TxEN

ADR+ 4 入出力 未使用

ADR+ 5 入出力 未使用

ADR+ 6 入出力 未使用

ADR+ 7 入出力 未使用

ADR+ 8 入出力 未使用

CH2 8251 データレジスタbit 7 6 5 4 3 2 1 0

ADR+ 9 入出力D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0

ADR+10 入出力 未使用

CH2 8251 ステータスレジスタbit 7 6 5 4 3 2 1 0

入 力DSR SYNK FE OVE PE TxEM RxRD TxRD

/BRK P Y Y

ADR+11CH2 8251 コントロールレジスタ

調歩同期モードにするためのモードワードbit 7 6 5 4 3 2 1 0

ST1 ST0 P1 P0 L1 L0 B1 B0

出 力 同期モードにするためのモードワードbit 7 6 5 4 3 2 1 0

SSC EXSY P1 P0 L1 L0 0 0NC

コマンドワードbit 7 6 5 4 3 2 1 0

EH SRES RTS ECL SBRK RxEN DTR TxEN

ADR+12 入出力 未使用

ADR+13 入出力 未使用

ADR+14 入出力 未使用

ADR+15 入出力 未使用

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7 2 初期化方法.

8251 CH1( )

8251 CH1の が初期化され、送受信可能な状態になります。

7 3 出力方法. (CH1)

I/Oポート指定 unsigned int ADR=0x00D0; /*RSW1,RSW2,RSW3 */

/*で設定したI/O */

/*ポートアドレス */

while (1) /*TxRDYになるのを*/

TxRDY = 1 ? { /*待つ */

N if ((inp(ADR+3) & 0x01) != 0) break;

Y }

outp (ADR+1,0x00); /*データ出力 */

データ出力

8251 CH1 00H 1の から の バイトがデータとして、送信されます。

データ送信は、8251の初期化を行ったのち実行してください。

7 4 入力方法. (CH1)

I/Oポート指定 unsigned int ADR=0x00D0; /*RSW1,RSW2,RSW3 */

unsigned char Data=0; /*で設定したI/O */

/*ポートアドレス

while (1) /*RxRDYになるのを*/

RxRDY = 1 ? { /*待つ */

N if ((inp(ADR+3) & 0x02) != 0) break;

Y }

Data = inp(ADR+1); /*データ入力 */

データ入力

8251 CH1 1 Dataの から バイトの受信データが、変数 に格納されます。

データ送信は、8251の初期化を行ったのち実行してください。

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9 1 ハードウェア仕様.

項 目 仕 様

入出力チャンネル数 2チャンネルシ

入 出 力 形 式 RS-485(EIA規格)リ

転 送 速 度 参照『6.2 各機能の説明(転送速度)』

ア転 送 距 離 最大1000m

ル入 出 力 バ ッ フ ァ 出力 75174相当品 入力 75175相当品··· ···

通通信コントローラ 8251相当品

信基 準 ク ロ ッ ク 4.9152MHz,1.8432MHz,4.096MHz(JPにて設定)

部使 用 コ ネ ク タ D SUB15ピンコネクタ GMM C15RGVGFDB­ ­

16ビットフルデコード設定可能(RSWにて設定)I / O ホ ゚ ー ト ア ト ゙ レ ス

共 占有ポート数 : 16ポート

供 給 電 源 DC+ 5V(±5%)通

消 費 電 流 +5V 0.4A(TYP)部

使 用 条 件 温度:0~50℃、湿度:20~90%(非結露)