trimble sky controller 操作簡易マニュアル -...
TRANSCRIPT
Trimble SKY Controller
操作簡易マニュアル
作成 株式会社 フォーレスト
■ VRS観測方法
VRS観測方法
地球儀マークのTrimble SKY Controllerを
タップします。
観測プロジェクト画面新しくプロジェクト(現場)を作る場合は画面右下の「新規」マークをタップして下さい。
観測プロジェクト作成ではプロジェクト名(現場名)を入力して、座標系とジオイド補正を必ず確認してください。
「作成」マークをタップして下さい。
アプリ選択ではVRSをタップして下さい。
受信機接続ではお使いの受信機をタップして下さい。
アンテナ設定ではR10は、2mポールの場合は、受信機のアダプターが5㎝なのでアンテナ底面高①のところに2.050mといれて下さい。
R8Sは、ワンタッチアダプターを使う場合はアダプター高10cmをポール高に足して入力して下さい。
右下の「次へ」をタップして下さい。
観測スタイル選択で単点観測の場合は、単点観測を選択します。
直接/間接観測法:基線観測を主としている一般的な観測プログラム
準同時間接観測法:準同時観測を主としている基準点観測プログラム
単点観測:単点観測を主としている観測プログラム 2セット観測時の採用座標を選択できる。
座標観測:単点観測を主としている観測プログラム 但し座標登録のみ。
「観測」では、エポック数を変更することが可能です。
「制限」でも、各項目変更が可能です。
偏差は、値をミリ単位で変更可能です。偏差などを設定しますとその値以上になるとRECが出来ません。
「衛星」では、どの衛星を使うか選ぶことができます。
GALILEOはVRSでは、現時点で対応していません。スタティック観測とRTK観測で御使用できます。
直接/間接観測法の場合の画面
「較差」では、2セット観測の基線の制限値を設定できます。こちらで設定した値で2セット観測後の較差チェック画面に、合否(OK、NG)を表示します
基線較差チェックの横をタップすると、「なし」か「水平」か「水平/高さ」を選択できます。
※2セット目の値が採用されます。
単点観測の場合の画面
「較差」では、2セット観測の座標の制限値を設定できます。
座標較差チェックの横をタップすると、「なし」か「水平」か「水平/高さ」を選択できます。
採用座標は、2セット観測時の採用値を選択できます。
完了後右下の「次へ」をタッチしてください。
基準点選択画面に変わりますので登録されている基準点が無い場合は、右下の「新規」をタッチしてください。
※基準点はVRSの場合は仮想点です。
基準点作成画面に移ります。作成方法は通常は単独測位置を取得を選びます。基準点観測などで任意の場所に作成する場合は、座標一覧、座標入力を選んで下さい。
点番は、観測値との点番と離した方が分かりやすいです。
作成をタップすると観測画面に移行します。
観測画面
まず点名点番を入力しますので、観測点をタップして下さい。
こちらの画面で点名点番を入力します。
下にある番号カウントアップは、観測後、自動的に点番、点名を繰り上げます。
完了後右下の「確定」をタッチしてください。
ふたたびこの画面に戻ります。
VRS=FIXと確認出来たならば観測できます。下には受信機のバッテリー残量、受信機の高さ、衛星数が確認できます。「偏差」「XYH」「BLH」「気泡」「基準」を確認して頂きますが、特に、「偏差」:予測精度 「気泡」:電子気泡管 「基準」:基準点(仮想点)からの距離を確認してください。
宜しければ、右下の「REC」をタッチしてください。
設定したエポックが、カウントを始めます。エポックが、完了後次の画面になります。
※途中でやめたい場合は、画面下の戻るをタップして下さい。
自動的に2:T2になります。これはその後も3:T3→4:T4とカウントアップしていきます。
1回観測の説明は終わりです。
次に2セット観測の方法を説明いたします。
観測を終了する場合は、画面下の戻るで終了します。
2セット観測の方法
まず、先ほどの点名、点番を入れた要領同様に観測点2:T2のあたりをタップして下さい。
この画面になりますので名称T2の横にある「-」をタップして2セット目を観測する点番にします。
2セット目の観測の点番に戻しましたら、右下の「確定」をタップして下さい。
上部にある青い部分が2になったことを確認します。(この2は2セット目の観測の意味です。)※同じ点に対して何回も観測できますので、 観測した数だけ数値もアップしてきます。 それと複数回の観測を行った場合は、 最小較差の組み合わせを自動算出します。
次に上部にある黄色のTrimbleマークをタップして下さい。
こちらの画面に変わりますので「再初期化」をタップしてください。※2セット目の観測の場合は、再初期化が必要です。
再初期化を行いますか。と、出ますのでOKを、タップして下さい。
この画面に戻ったら2セット目の観測が可能です。
VRS=FIX、偏差、気泡を確認後宜しければ「REC」タップして下さい。
直接/間接観測法の場合の画面
基線較差を確認して頂き、宜しければ採用基線をタップして登録して下さい。
(OK)は「較差」で設定した制限値で判断しています。
基線較差チェックの小窓以外をタップします。
単点観測の場合の画面
座標較差を確認して頂き、宜しければ採用基線と採用座標をタップして登録して下さい。
(OK)は「較差」で設定した制限値で判断しています。
座標較差チェックの小窓以外をタップします。
観測画面に戻ります。
引き続き次の点を観測できます。
観測を終了する場合は、画面下の戻るで終了します。
※注意点観測プロジェクト選択画面に戻ってから、GNSS受信機の電源をOFFにして下さい。(BlueTooth接続の切断の為です)
■ VRS測設方法
VRS測設方法
地球儀マークのTrimble SKY Controllerを
タップします。
観測プロジェクト画面新しくプロジェクト(現場)を作る場合は画面右下の「新規」マークをタップして下さい。
観測プロジェクト作成ではプロジェクト名(現場名)を入力して、座標系とジオイド補正を必ず確認してください。
「作成」マークをタップして下さい。
アプリ選択ではVRSをタップして下さい。
受信機接続ではお使いの受信機をタップして下さい。
アンテナ設定ではR10は、2mポールの場合は、受信機のアダプターが5㎝なのでアンテナ底面高①のところに2.050mといれて下さい。
R8Sは、ワンタッチアダプターを使う場合はアダプター高10cmをポール高に足して入力して下さい。
右下の「次へ」をタップして下さい。
観測スタイル選択で測設を選択します。
「衛星」では、どの衛星を使うか選ぶことができます。
GALILEOはVRSでは、現時点で対応していません。スタティック観測とRTK観測で御使用できます。
「測設点」のメニューから、あらかじめ取り込んでいる測設したい点をタップします。
座標を確認後、宜しければOKをタップします。
「誘導」タブ
VRS-FIX確認後、コンパスと距離で誘導してくれます。
「詳細」タブ
VRS-FIX確認後、測設点を中心として自己位置から測設点までのΔX、ΔY方向で誘導してくれます。
測設点の位置が宜しければRECをタップします。
左の画面のように観測座標と測設座標との較差が確認できます。宜しければOKをタップしますと観測座標が「観測点」の所に記録されます。
測設した測設点にチェックが入って測設済みを確認できます。
画面のように「観測点」に先程の観測座標が登録されています。
※注意点画面のように観測座標が「観測点」に測設点と同じ点番で登録されます。元々同じ点番の観測点が有りましたら上書きされますので、御注意下さい。
測設を終了する場合は、画面下の戻るで終了します。
※注意点観測プロジェクト選択画面に戻ってから、GNSS受信機の電源をOFFにして下さい。(BlueTooth接続の切断の為です)
■ VRS観測・測設方法
(同じ現場内で観測と測設をする場合)
VRS観測・測設方法方法(同じ現場内で観測と測設をする場合)
まずVRS観測(単点観測、直接/間接観測法など)に入って頂きます。
測設に切り替えるには観測画面で、上部にある黄色のTrimbleマークをタップして下さい。
こちらのメニューで測設をタップしますと割り込みで測設が出来ます。
観測に戻る場合は、画面下の戻るをタップして下さい。
■ 測線誘導方法
測線誘導方法
観測スタイル選択で単点観測法を選択します。
観測スタイル編集をします。次へをクリックします。
予め基準点を作成している場合は一覧より選択します。新たに基準点を作成する場合は新規をクリックします。
基準点を一覧より選択した場合は、VRS単点観測の画面から操作します。
基準点を新規作成した場合、単独測位値の取得で基準点の作成を行います。
既値の座標一覧から選択して基準点を作成する事もできます。
作成方法をクリックして座標一覧から選択をクリックします。
基準点作成画面で作成をクリックします。
VRS単点観測の画面から右上のトリンブルマークをクリックします。
機能メニューの一番下の測線をクリックします。
測線設定で、側線が予め設定されている場合は、一覧より選択します。測線誘導画面が開きます。
測線設定がまだされていない場合は、新規をクリックします。
測線設定で、始終点設定をします。始点、終点の空欄をそれぞれクリックします。
予め取り込んでいたSIMAファイル 又は座標入力したファイルを 始点と終点の空欄に選択します。
開始ボタンをクリックします。
測線誘導が開始されます。
■ 制限項目の「水平偏差」「鉛直偏差」について
■Trimble SKY Controller FW最新バージョンにつきまして
この資料は、SKY Controllerをご使用のお客様へお送りしております。FW最新バージョンをご使用のお客様で、FW最新バージョンでは、精度確保のデータ取得のため、観測スタイル編集の制限項目に「水平偏差」「鉛直偏差」の項目が追加されました。しきい値の制限によりFIXに時間がかかる、建物の近くや樹木の近くではフロートしてFIXしない等は設定を変更して観測をして見て下さい。
観測スタイル
制限
水平偏差 デフォルト 25mm鉛直偏差 デフォルト 40mm
※前FWバージョンは、この制限がありません。
※この資料につきまして、メーカーが正式に出している情報ではありませんので、予めご了承いただきご参照下さい。
無効 又はスクロールダウンして数値を上げて下さい。
■ 座標データ入出力方法
座標データ入出力方法
アプリ選択で座標データをタップします。
観測点、測設点、整合既知点の座標の入出力を選択します。
観測点:主に仮想点の入力(基準点観測のため)と観測点の出力測設点:主に測設点の入力整合既知点:主に整合既知点機能の為の基準点の入力
測設時のRECで「観測点」に記録をしたくない場合は、「整合既知点」に測設点を入力して、測設時に「整合既知点」から 測設点を選び測設完了の際にRECをタップしないで、 戻るをタップして選択画面に戻ると良いです。 測設点にチェックは付かないですが、 「測設点」にコピーされた測設点で測設した点かは判断できます。
※注意点ですが、観測で記録された点と 測設時のRECをした時に記録される点番が同じ場合は 後の値に上書きされます。 (現時点で上書きの警告は出ません)
■ ジオイドファイルインストール方法
Panasonic FZ-X1
Trimble SKY Controller へ ジオイドファイルをインストールする方法
使用開始前にジオイドファイルを PDA へインストール必要があります。 必ず実施してご使用下さい。 ●国土地理院の基盤地図情報ダウンロードサービスよりジオイドファイルをダウンロードする。 ジオイド・モデル「日本のジオイド 2011」(Ver.2)をダウンロードします。 ※ダウンロードの際にはログインが必要です https://fgd.gsi.go.jp/download/geoid.php
上記サイトより、gsigeo2011_ver2_asc.zip をダウンロードして、zip ファイルを解凍します。 フォルダーの「gsigeo2011_ver2_asc」→「program」を開き、 「gsigeo2011_ver2.asc」ファイルを MicroSD カード等コピー又は USB 接続時 PDA フォルダーへ コピーします。
●ジオイドファイルをパソコンでダウンロードして、SD カードでコピーする方法。
① 先ほど「国土地理院 基盤地図情報ダウンロードサービス」でダウンロードして 解凍した「gsigeo2011_ver2.asc」を MicroSD カードへコピーします。 ② 本体の電池パックを取り出し、MicroSD カードを差します。電池パックを戻します。
③ FZ-X1 を起動。→アプリボタン→メニューフリップ(スライド)→OI ファイルマネージャー
④ Stotage → sdcard1 → 開いた場所へ gsigeo2011_ver2.asc を貼り付けします。
※MicroSD カードから gsigeo2011_ver2.asc をコピーする方法は、右上写真の SD カードタグを クリックして。gsigeo2011_ver2.asc を選択してメニューからコピーを選択します。
以上で、ジオイドファイルのインストールは完了です。
●ジオイドファイルをパソコンでダウンロードして、USB ケーブルでコピーする方法。 ①FZ-X1(PDA)とパソコンを付属の USB ケーブルで接続します。 「デバイスを開いてファイルを表示する」をクリックします。 ②「SD カード」をクリックします。
③開いた場所に、先ほど「国土地理院 基盤地図情報ダウンロードサービス」でダウンロードして 解凍した「gsigeo2011_ver2.asc」をコピーします。
以上で、ジオイドファイルのインストールは完了です。
■ VRS通信設定方法
●配信サービス会社からの情報を設定する方法。
① Trimble SKY Controller をクリックします。 ② 観測プロジェクトの選択又は新規をクリックします。 ③ アプリを選択します。(VRS を選択) ④ GNSS 受信機の電源を ON して、受信機に接続します。アンテナ設定で次へをクリックします。
⑤ 観測スタイル選択で、Trimble マークをクリックします。 ⑥ VRS 通信設定をクリックします。 ⑦ VRS 通信設定で、配信会社より提供された情報を入力します。
設定例)日本テラサット ポート:5001 データ VRS_RTCM3(GNSS) ユーザ ID XXXXXXXX パスワード XXXXXXX
※ユーザ ID・PW は、配信会社よりお客様のメールに情報が配信されます。
インターネット上でマウントポイント一覧を取得したところ
補正データの配信エリア 2016 年 6 月現在、下の日本地図を囲む赤エリア 及び 青エリア に対して、リアルタイム配信を行うこ
とが可能です。 赤エリアは「QZSS」及び「GPS L5 信号」がご利用できますが、青エリアはそれらがご利用できません。 尚、VRS 方式が不調の場合には Multi Station 方式をお試し下さい。 より詳細に配信エリアの確認が必要な場合には、ページ上段にあります「お問い合わせ」から位置情報を
お知らせ下さい。個別に対応させて頂きます。
会員様へ提供する GNSS 補正データについて
補正データ配信サービスの種類 リアルタイム配信は、VRS 方式と Multi Station 方式の 2 種類で配信サービスを行っています。両方式
とも同一の地殻変動方式を利用しておりますので、同じ測位結果を得ることができます。 VRS 方式全国の衛星捕捉状態の良い電子基準点を使用して補正データを生成します。 会員利用者様から送られてきた仮想点位置に、RTK の基地局を設置しているかのような補正データを生
成し配信します。 Multi Station 方式離島などの VRS のネットワークが利用できない場所や、電離層の暴れ等により観測
データの推定が困難な場合に、近くの電子基準点の観測データから補正データを生成し配信します。 (注)VRS 方式と同様の地殻変動処理を行いますので、電子基準点成果と異なる基地局座標が配信され
ます。
リアルタイム配信データのフォーマットの種類 GNSS 受信機のメーカー・型式を固定としないよう、複数のフォーマットでの配信サービスを行ってい
ます。
フォーマット
対応マウントポイント名
対象衛星
1 エポックの
データサイズ ※1
(配信システムにおける接続先)
VRS 方式 Multi Station 方式
RTCM2.3 VRS_RTCM23 RTK_RTCM23 GPS 500 バイト
RTCM3.1 VRS_RTCM3(GNSS) RTK_RTCM3(GNSS) GPS, GLONASS 210 バイト
RTCM3.2 VRS_RTCM32(GNSS) RTK_RTCM32(GNSS) GPS, GLONASS,
QZSS
215 バイト
CMRx VRS_CMRx(GNSS) RTK_CMRx(GNSS) GPS, GLONASS,
QZSS
130 バイト
CMR+ VRS_CMR_Plus(GNSS) RTK_CMR_Plus(GNSS) GPS, GLONASS 200 バイト
CMR VRS_CMR RTK_CMR GPS 200 バイト
※1 エポックのデータサイズ
ここでは、11 衛星の捕捉状況で、8 エポックごとに位置とアンテナ情報を送信すると仮定した場合に必要となる、1 エポ
ック(1 秒)あたりの平均データサイズを表します。
また上記のようにフォーマットの「CMRx」は、他フォーマットと比較してもデータ圧縮率が高いため、効率的にデータ
通信が行えます。そのため「CMRx」がご利用可能な受信機の場合には「CMRx」のご利用を推奨します。
■リビジョンアップデート方法
■無償対象アップデート方法
観測方法について
【単点観測法】
10
<通信設定> <観測条件の設定> <筆界点の座標値> <座標値の標準偏差>
② 整合性を確保するため作業範囲を囲むように既知の細部図根点等で観測(3点
以上)
③ 再初期化して、2 セット目の観測。(セット間較差の確認)
④ 単点観測法で得られた細部図根点等の座標値と既存成果値とを比較し、整合性を判断。
⑤ 1 セット目 筆界点で観測。
⑥ 再初期化して、2セット目の観測(セット間較差の確認)
① 最初に初期化
メーカが提供している衛星飛来予測情報を取得⇒衛星数・DOP値を確認
携帯電話等で配信事業者へアクセス(事前登録してログイン名・パスワー
ドを確保しておく)
初期化とは
FIX 解を求めるための作業で、初期化が終了すると
FIX 解が得られる⇒座標値が求まる
セット間較差20mm
⑦ ⑤~⑥を繰り返す
セット間較差20mm
準則第70条の5 運用基準第41条 4・5項
別表 30 の確認
注:農地等の平地であれば、往に初期化して1セット、復に再初期化して2セット目
の観測を行う方法等も勿論可能である。
図-6 単点観測法の作業手順
図-7 位置情報サービス事業者とのデータの送受信に使用される端末装置の操作画面の例
■単点観測法 簡易操作一覧表 (Trimble SKY Controller)
※単点観測
単点観測 単点観測法→較差→「水平、高さ」を選択→機能→「初期化」「初期化チェック」をONする。
点番 トリンブルマーク→仮想基準点→新規
測点名の入力 トリンブルマーク→再初期化
観測点○○○:○○○[1]→確定→REC
自動 「再初期化しますか」→OK→観測点○○○:○○○[2]→確定→REC
再初期化 座標較差を確認、「採用基線」「採用座標」をタップ→「登録」 ※OKは較差で設定した制限値で判断しています。
座標較差チェックの小窓以外をタップします。→観測画面に戻る→引き続き次の点を観測。
※セット間較差による精度管理する場合に必要な観測方法です。
1
【 直接観測法】
2
1. 直接観測法(単路線)1. 直接観測法(単路線)
平均図
既知点
仮想基準点新点
凡例
301 VRS1
501
VRS2
503 VRS3504
VRS4
505
VRS4
302
3
1. 直接観測法(単路線)1. 直接観測法(単路線)
観測図
301VRS1
501 VRS2
503 VRS3504
VRS4
505
VRS5
302
2つの環閉合の点検を行い、上図のまま仮定網平
均計算を実施し、破線の基線を無効として、実用網平均計算を実施することにより、閉じた形の多角網とする。
既知点
仮想基準点
新点
凡例
4
2. 直接観測法(結合多角)2. 直接観測法(結合多角)
302
301
303
304
305VRS1
VRS3
VRS2
VRS4
VRS5
501
503
504
506
505502
平均図 測量地域の外周に仮想基準点(節点)設置する方法
既知点
仮想基準点
新点
凡例
5
2. 直接観測法(結合多角)2. 直接観測法(結合多角)
302
301
303
304
305VRS1
VRS3
VRS2
VRS4
VRS5
501
503
504
506
505502
観測図
既知点
仮想基準点
新点
凡例
■4級基準点(VRS) 直接観測法 簡易操作一覧表 (Trimble SKY Controller)
※前準備 (予行練習用)
301作成
VRS1作成
VRS3作成
VRS2作成
302作成
※本観測
301観測 直接・間接観測法→次へ→基準点選択 703:VRS3→観測点301:301[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 701:VRS1→観測点301:301[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 703:VRS3→観測点301:301[2]→確定→再初期化→REC→較差→採用→完了
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 701:VRS1→観測点301:301[2]→確定→再初期化→REC→較差→採用→完了
101(T1)観測 トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 703:VRS3→観測点101:T1[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 701:VRS1→観測点101:T1[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 702:VRS2→観測点101:T1[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 703:VRS3→観測点101:T1[2]→確定→再初期化→REC→較差→採用→完了
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 701:VRS1→観測点101:T1[2]→確定→再初期化→REC→較差→採用→完了
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 702:VRS2→観測点101:T1[2]→確定→再初期化→REC→較差→採用→完了
102(T2)観測 トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 703:VRS3→観測点102:T2[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 702:VRS2→観測点102:T2[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 703:VRS3→観測点102:T2[2]→確定→再初期化→REC→較差→採用→完了
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 702:VRS2→観測点102:T2[2]→確定→再初期化→REC→較差→採用→完了
302観測 トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 703:VRS3→観測点302:302[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 702:VRS2→観測点302:302[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 703:VRS3→観測点302:302[2]→確定→再初期化→REC→較差→採用→完了
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 702:VRS2→観測点302:302[2]→確定→再初期化→REC→較差→採用→完了
※最後にきちんと取れているか地図で確認するとわかり易いです。※偏差の項目でXY値又はDOPが悪い場合は、観測を複数回行っても構いません。後で採用値を選択できます。(Trimble独自)※上記の観測では、本観測後に再初期化を行って点検観測を行っております。必要な点検基線を選定して、 不要な点検観測を省略可能です。
単点観測法→較差→水平高さを選択→機能→初期化チェック→新規→点番(番号) 3001 測点名(名称) 301 →作成 →REC
単点観測法→新規→点番(番号) 701 測点名(名称) VRS1 →作成 →REC
単点観測法→新規→点番(番号) 703 測点名(名称) VRS3 →作成 →REC
単点観測法→新規→点番(番号) 702 測点名(名称) VRS2 →作成 →REC
単点観測法→較差→水平高さを選択→機能→初期化チェック→新規→点番(番号) 3002 測点名(名称) 302 →作成 →REC
3001:301(既知点座標)301:301(観測座標)
3002:302(既知点座標)302:302(観測座標)
703:VRS3(仮想点:節点)
701:VRS1(仮想点:節点)
702:VRS2(仮想点:節点)
101:T1(新点)102:T2(新点)
■4級基準点(VRS) 直接観測法 簡易操作一覧表 (Trimble SKY Controller)
既知点 2点新点 2点仮想点 4点
※本観測
301:301観測 直接・間接観測法→次へ→基準点選択 501:501→観測点301:301[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 502:502→観測点301:301[1]→確定→REC
1:1観測 トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 502:502→観測点1:1[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 503:503→観測点1:1[1]→確定→REC
2:2観測 トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 503:503→観測点2:2[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 504:504→観測点2:2[1]→確定→REC
302:302観測 トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 504:504→観測点302:302[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 501:501→観測点302:302[1]→確定→REC
トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 504:504→観測点302:302[2]→確定→再初期化→REC→較差→採用→完了
※最後にきちんと取れているか地図で確認するとわかり易いです。
※偏差の項目でXY値又はDOPが悪い場合は、観測を複数回行っても構いません。後で採用値を選択できます。(Trimble独自)
前回、ご説明した観測方法は正式な観測方法といえます。上記の観測方法は、始点、終点、路線結合にて環閉合を行う方法です。路線結合による点検観測は、路線長の5%以上の規定がありますので、上記の路線では、「504~302」のみの点検観測となります。GNSS 4級基準点測量 動画マニュアルでは、上記の路線結合環閉合による説明内容となります。(TOWISE Data Editorの説明)比較的、観測が簡易になり観測時間の短縮になります。但し、公共作業規定有る場合、新点距離、路線長に制限がありますので、新点を取得する点数が制限されます。(点数が多い場合は前頁推奨)
301:301(既知点座標)
302:302(既知点座標)
503:503(仮想点:節点)
501:501(仮想点:節点)
502:502(仮想点:節点)
1:1(新点)
2:2(新点)504:504(仮想点:節点)
504~302点検観測
間接観測法
【1台準同時観測】
観測の考え方は2台同時観測の間接法に同じですが、1台の受信機で隣接する2点(間接ベクトルを構成)を短時間に移動しながら観測する方法。このため「同時」に対して「準同時」といいます。なお、往復観測を行い、各間接ベクトルのセット間較差による点検計算を行います。
既知点 間接基線ベクトル
親点 往観測ベクトル
往観測VRS点 復観測ベクトル
復観測VRS点
【特徴】・1台の受信機、作業者1人で作業が行えます。・同時観測に次ぎ2点間の間接ベクトルは独立して正確に求められます。
間接観測法
短時間に
移動する
平均図
往観測
復観測
【2台同時観測】
2台の受信機を使い、既知点(または交点)から既知点(または交点)までを隣接する2点ずつ順次同時観測。他方の既知点(または交点)に到着したら、既知点(または交点)~既知点(または交点)間で同時観測を行い、各観測値差(または観測ベクトル差)から求められる間接ベクトルを使った環閉合差により点検計算を行います。
既知点 間接基線ベクトル
親点 観測ベクトル(1回目)観測ベクトル(2回目)
往観測VRS点 観測ベクトル(3回目)観測ベクトル(4回目)
復観測VRS点
【特徴】・各間接基線ベクトルが正確に求められ成果が確実に得られます。・往復/2回観測は不要で片道観測で済みます。(環閉合で点検の場合)
間接観測法
平均図
■4級基準点(VRS) 間接観測法 簡易操作一覧表 (Trimble SKY Controller)
1台準同時観測既知点2点仮想点2点新点1点
※往観測
301観測 直接・間接観測法→次へ→基準点選択 701:VRS1→観測点301:301[1]→確定→REC→すばやく移動
101(T1)観測 トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 701:VRS1
トリンブルマーク→再初期化
観測点101:T1[1]→確定→REC→すばやく移動
302観測 トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 701:VRS1
トリンブルマーク→再初期化
観測点302:302[1]→確定→REC
※復観測
302観測 トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 702:VRS2
トリンブルマーク→再初期化
観測点302:302[2]→確定→REC→すばやく移動
101(T1)観測 トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 702:VRS2
トリンブルマーク→再初期化
観測点101:T1[2]→確定→REC→すばやく移動
301観測 トリンブルマーク→仮想基準点移動→基準点選択 702:VRS2
トリンブルマーク→再初期化
観測点301:301[2]→確定→REC
※最後にきちんと取れているか地図で確認するとわかり易いです。
3001:301(既知点座標)301:301(観測座標)3002:302(既知点座標)
302:302(観測座標)
702:VRS2(仮想点:節点)
701:VRS1(仮想点:節点)
101:T1(新点)
往観測
復観測
3級基準点不適切事例(抜粋)
後処理計算の流れ
GPS RTK 基準点 RTK 基準点観測用 帳票・各種計算アプリケーションソフトウェア
国土交通省国土地理院【RTK-GPS を利用する公共測量作業マニュアル】
および【ネットワーク型 RTK-GPS を利用する公共測量作業マニュアル(案)】
の基準点測量部分に準拠した帳票および各種計算ソフトです。
efit+ for RECON での観測ファイルだけでなく、
環閉合計算結果の取り込みも可能です。
GPS 網平均計算 仮定網・実用網平均計算用アプリケーションソフトウェア
公共測量の中の基準点測量で必要な三次元計算を行うためのソフトウェアです。
国土地理院の三次元平均計算の「世界測地系に基づく測量計算プログラムの例題と結果」
における数値入力も可能です。
GPS 地形・応用観測 RTK 地形・応用観測用 帳票・各種計算アプリケーションソフトウェア
国土交通省国土地理院【RTK-GPS を利用する公共測量作業マニュアル】
および【ネットワーク型 RTK-GPS を利用する公共測量作業マニュアル(案)】
の地形・応用測量部分に準拠した帳票および各種計算ソフトです。
efit+ for RECON での観測ファイルだけでなく、【RTK 座標変換登録】
で登録したパラメータの入出力が可能です。