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TM7 /TM9 タッチモニター

取扱説明書 V2.8

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1. はじめに

1.1. イントロダクション

この度はタッチモニターシリーズをご購入頂きありがとうございます。タッチモニターは今日のプロダクション、ポストプ

ロダクション、そして放送の世界で増加し続ける要求に対応することができます。タッチモニターは7インチまたは9イン

チのタッチスクリーンと使いやすいGUIを備えており、精度、性能、効率、そして柔軟性という点で新しいレベルのプロ

フェショナルなオーディオメーターを皆様に提供いたします。

シンプル&フレキシブル

タッチモニターシリーズで使用されているグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)は指やマウスで簡単にコンロト

ールすることができます。ユーザーは、表示したい結果(メーター表示/数値表示)をモニター内の任意の位置に配置

できるだけでなく、表示の大きさも自由に設定することができます。又、異なるタイプの測定結果を同じ画面上で表示

することも可能です。異なる入力チャンネル間の結果に対しても同様に表示可能です。タッチモニターシリーズは、ユ

ーザーが直感的に操作できるメニュー構成になっています。初めて操作するユーザーでも設定を作成したり、既存の

設定を変更することができるようになっています。

オーディオ 入力/出力 インターフェース

タッチモニターは放送業界で必要とされる規格や測定方法に準拠しており、スタジオ環境に容易に対応します。タッチ

モニターはさまざまフォーマットの入力信号(アナログ、AES3、AES3id)を扱うことができます。又、3G SDI 信号を扱うこ

とが出来るインターフェイスも用意しています。タッチモニターはこれらの信号をモノ、ステレオ、あるいはマルチチャン

ネル信号として自由に構成することが可能であり、各チャンネル信号を異なる測定機能で表示することができます。

ライセンス

ユーザーが使用できる機能はライセンス形式となっています。必要な機能をライセンスとして購入頂くことで、新たな機

能を使用することができる様になります。タッチモニターシリーズでは、下記機能の結果を表示することができます。

※リアルタイムアナライザ(RTA), EBU R128-, ITU BS.1770-3/1771-, ATSC-A/85-, ARIB 準拠ラウドネスメーター, レ

ーダーラウドネス(TC electronic®のラウドネスレーダーメータ)など

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1.2. 入っているもの

梱包を開封されましたら、以下の物品が全て含まれていることをご確認下さい。万が一、欠品がある場合には当社ま

でご連絡下さい。なお、以下では推奨するアクセサリやオプションソフトウェア(オプションライセンス)も記載していま

す。

タッチモニター TM7

タッチモニター TM9

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2. 設置 タッチモニターTM7及びTM9テーブルトップユニット(20700、20900)は、テーブルや机などに自由に配置することができ

るようにデザインされています。一方、OEMバージョンである「20700OEM、20900OEM」 は、ミキシング装置などにパ

ネルマウントできる様にデザインされています。また、TM7のOEMモデルは、「TM7-MA3U」オプションマウントアダプタ

を使用することで、通常の19インチ/Uラックに取り付けられる様になっています。同様に、「TM7-MAVID」オプションマ

ウントアダプタを使用することで、ビデオラック用の標準19インチラックマウントキャビネットに取り付けられる様になっ

ています。

電源については本体背面パネルの“+24 V DC - 1A”コネクタにDC電源を接続して下さい。 DC電源には同梱の専用

AC/DC電源アダプタ(モデル1168-R)をご使用下さい。ユニット本体には7インチ(TM7)又は9インチ(TM9) VGA16:9タッ

チスクリーン型モニターが装備されていますが、外部ディスプレイとして標準16:9VGAモニターをオプションとして外部

接続することが可能です。USBインターフェースにはマウスやWacom®社製グラフィックタブレットをオプションとして接

続することができます。ポートやインターフェースに機器を接続する際には、それぞれに対応した標準接続ケーブルを

ご使用下さい。

ご注意下さい – 設置前にお読みください

※ユニットを設置する前に安全説明項目、接続/ピンアサイン項目の内容をご確認下さい。

※DC電源には同梱の専用AC/DC電源アダプタ(モデル1168-R)をご使用下さい。それ以外のDC電源を使用される場

合には、過電流保護具(2A max)内蔵の24VDC電源をご使用下さい。

※AC/DC電源アダプタがタッチモニター本体に接続されていないことをご確認下さい。

※ユニット本体は安定した場所に設置して下さい。OEMバージョンの場合にはアクセサリのマウントキット等で安全に

設置して下さい。

※信号源に接続して下さい。他の機材も該当のコネクタに適切に接続して下さい。接続には各コンポーネント用の正

規の標準接続ケーブルをご使用下さい。ピンアサインにつきましてもご注意下さい。

※外部VGAモニターを接続する場合には、VGA出力ポートに標準16:9VGAモニターを接続して下さい。接続ケーブル

には、標準VGA接続ケーブル(最長:15mまで)をご使用下さい。

※最後に本体リアパネルの“+24 V DC - 1A”コネクタに、AC/DC電源アダプタからの電源ライン(ロック型4ピン低電圧

コネクタ)を接続して下さい。AC/DC電源アダプタをメイン電源(100Vコンセント)に接続して下さい。

※タッチモニターはスタートアップシーケンスを起動します。ブート完了後にユニットは使用可能になります。

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2.1. 接続

2.2. ピンアサイン

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3. はじめましょう 3.1. システムの起動

電源を投入する前に、必要に応じて以下の接続を確認して下さい。

・アナログ/デジタルオーディオ信号入力(ハードウェア構成によります)

・デジタルオーディオ信号出力

・外部 16:9 VGA ディスプレイ

・USB マウス

・LAN/イーサネット

・AC アダプタ

タッチモニターを電源へ接続すると、タッチモニターはシステム起動を開始します。起動が完了すればお使い頂けます。

オーディオシステムと適合させたタッチモニターのグローバル設定を作成するため、以降の手順で最初のプリセットを

作成して下さい。

ご注意下さい

本書に掲載されている内容は、導入しているライセンスにより、お使いのユニットでは利用できない場合がございま

す。

3.2. オーディオシステムへの適合

タッチモニターの全般的な設定を、オーディオシステムに適合させる方法を以下に記載します。ここで設定した項目は

新規プリセットをロードしても変更されません。

1. コントロールバーが見えていない場合、画面の何も表示されていない部分をタッチしてコントロールバーを表示しま

す。

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2. コントロールバー右側の Menu キーをタッチして Main Menu へアクセスします。

3. System キーをタッチして System Menu へアクセスします。この時は System Menu 内のサブメニューである General

が有効になっています。

4. 必要に応じて言語を選択します。Language キーをクリックすると画面向かって右側に選択可能な候補一覧が表示

されます。言語を変更した場合には、本体を再起動すると変更が反映されます。

5. コントロールバーの左側にある Audio キーを押します。System Menu 内のサブメニューである Audio サブメニュー

が開きます。

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6. 指定したリファレンスを使用しなければならない場合は、Sync Reference キーをタッチして右側に表示される候補

からリファレンスソースを選択します。なお、リファレンスソースのタイプやチャンネル数は、ご購入のモデルやオー

ディオインターフェースによって異なります。

7. タッチモニターの日時を設定したい場合は、Clock キーをタッチします。タッチモニターの内部クロックは、Set Time

キーが押された時点から動作を始めます。

8. Save キーを押すと Global settings を保存し、通常の画面へ戻ります。

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3.3. プリセットを作る

プリセットは、タッチモニターの設定をワークフローに適したフォーマットへ編集するために使用します。つまり、信号源

やそのドメインで使用する測定機能が定義されたオーディオグループを作ることができます。またクロックやハードウェ

アのステータスモニター、グローバルキーボード等、オーディオ信号とは関係が無い測定機能で構成されるグループ

も作成することができます。

プリセットの新規作成は下記手順に従って下さい。

1. コントロールバーが見えていない場合、画面の何も表示されていない部分をタッチしてコントロールバーを表示させ

て下さい。

2. コントロールバー右側の Menu キーをタッチして Main Menu へアクセスします。

3. reset Management キーをタッチして、Internal Presets メニューを表示させます。

4. 画面下部のツールバー左にある New キーをタッチします。すると、新しいプリセットが作成されます。

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5. 画面下部のツールバー左に表示されている New Audio キーをタッチします。New Audio キーをタッチすると Audio

Group が作成されます。なお、画面左上の Preset Name をタッチするとプリセットの名前を変更できます。

6. Domain キーが表示されます。右半分に表示されたリストから必要な信号源ドメインを選択して下さい。この状態で

画面左側のメニューに表示されている Name と Identifier Color キーをタッチすると Audio Group の名前、表示色を

変更できます。

その他の項目に対しても画面左のメニューで表示されているキーをタッチすると、そのパラメータ設定画面を開くこ

とができます。

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7. Domain を選択すると Mode 設定が表示されます。右半分のリストからチャンネルモードを選択して下さい。ここで選

択できるチャンネルモードはライセンスによって異なります。

8. Loudness and SPL display ライセンス(SW20002)をお持ちの場合は、ラウドネスモード選択メニューが表示されま

す。必要なラウドネスモードを右のリストから選択して下さい。

9. ラウドネスモードの設定が終わると Instruments 選択メニューが表示されます。右半分に使用可能な測定機能がリ

ストされています。ここで選択できる測定機能はライセンスによって異なります。

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10. 使用可能な測定機能のリストから使用したい測定機能アイコンをタッチします。タッチすると測定機能を表すアイコ

ンが画面左の Instruments フィールドへ移動します。

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11. 使用したい測定機能を全て選択したら Done キーをタッチします。Preset メニューへ戻ります。

上図の通り、この Preset メニュー上の Audio Group フィールドに赤色の三角形が表示されています。通常、一つの

Audio Group に所属する全ての測定機能に同じ三角形が表示されます。この固有の色を持つ三角形は、複数の

Audio Group を作成し同一画面へ表示させた場合に、それぞれの測定機能がどの Audio Group に所属するのかを

判別するのに役立ちます。

12. 画面下部ツールバーに表示されている View キーをタッチして、測定機能の配置メニューを表示させます。作成した

Audio Group で使用すると選択した Instruments がアイコンとして画面左に表示されます。

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View 画面はこのプリセットにおける測定機能の位置やサイズを定義するためのエディタです。表示させたい全ての

Audio Group の全ての測定機能はこのエディタの中に配置する必要があります。

13. 画面左にリストされている測定機器のアイコンをタッチします。タッチされたアイコンは画面右のレイアウト用スクリ

ーンの左上に現れます。

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14. Position キーと Size キーを使用して位置とサイズを設定します。一部の Instruments は画面左下部のツールバー

にある Rotate Selected キーをタッチして表示を 90°回転させることができます。

15. 他の測定機能も同様に配置します。

2 つ以上の測定機能が重なっている場合は警告が表示されます。その場合は Position キーと Size キーを使用して、

測定機能の枠が重複しないよう空いている領域へ移動して下さい。

16. 全ての測定機能のレイアウトが完了したら、画面下部ツールバーの Save キーをタッチします。

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17. Save キーが押されると自動的に通常の測定画面へ戻ります。新しいプリセットが作成され、編集内容が適用され

たレイアウトが表示されます。

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3.4. 測定機能とプリセットの働き

通常の表示モードでは、タッチモニターは現在使用中のプリセットに定義されているレイアウトに従って測定機能を表

示しています。また、画面下部に表示されているツールバーでは、選択された測定機能の固有機能の実行、別のプリ

セットのロードといった操作ができます。ツールバーが表示されていない場合は画面をタッチします。

各種測定機能の固有機能を使用したい場合は以下の手順で行います。

1. 固有機能を使用したい測定機能が表示されている領域をタッチします。その測定機能にフォーカスが合い、測定機

能の外枠が Audio Group 固有の色(前述の三角形と同じ色)で強調されます。コントロールバーの左側には現在フ

ォーカスが合っている測定機能の固有機能が表示されます。

2. 目的の固有機能に対応するツールバー上のキーをタッチします。

6 個以上の固有機能がある場合は、More キーをタッチしてツールバーの表示を切り替えることができます。また、

特定の固有機能をタッチすると次のメニューがツールバーに表示されます。この場合は Close キーをタッチすること

で前のメニューへ戻ることができます。

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別のプリセットをロードしたい場合は以下の手順で行います。

1. 画面下部ツールバー右側にある Load Preset キーをタッチします。有効なプリセットのリストが表示されます。

2. 使用したいプリセットをタッチします。

現在選択されているプリセットは active と表示されています。通常の画面では現在使用しているプリセットの名前

が画面右下に表示されています。

3. 選択されたプリセットがロードされ、自動的に通常の画面へ戻ります。

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上図では Loudness and SPL 機能が表示されています。この表示には Loudness and SPL display のライセンスが

必要です。

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4. ソフトウェアモジュール(ライセンス) タッチモニターシリーズの製品では本体にモジュール(ライセンス)を追加することで新たな測定/表示機能を使用でき

る様になっています。Licences メニューでは現在有効になっているライセンスの確認や、新しいライセンスを取得する

為に使用されます。既に有効になっているライセンスのステータスは Installed と表示されます。ライセンスを取得され

ていない項目ではorder キーが表示されます。なお、Licences メニューで表示されるライセンス項目は、ご使用のタッ

チモニターモデル(及びタッチモニターで使用されているファームウェアのバージョン)で利用できる機能分のみが表示

されます。

ご注意下さい

いくつかのライセンス機能ではさらに別のライセンス機能を必要とする項目もございます。ご購入前にカタログをご覧

頂くか、あるいは当社の担当者までその旨をご確認下さい。

ご注意下さい

下記手順内の図の中には、ご使用されているタッチモニターのモデル(TM7,TMR7,TM9)やハードウェア構成に依存

して、利用できないライセンスの情報などが表示されている場合があります。

新しいライセンスをご購入頂く場合には、以下の手順に従って下さい。

1. 本体リアパネルにあるUSBポートにUSBメモリスティックを差して下さい。

2. モニターにコントロールバーが表示されていない場合には、モニター内のいずれかの部分をタッチしてコントロール

バーを表示して下さい。

3. コントロールバー内のMenuキーにタッチし、Main Menu を表示して下さい。

4. Licences キーにタッチして下さい。 Licences メニューが表示されます。既に有効になっているライセンス項目には

Installedと表示されます。

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5. ご購入対象のライセンス項目に対して、order キーをタッチして下さい。

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6. 画面下部ツールバー左に表示されているExport Requestsキーをタッチしてください。タッチモニターはUSBメモリ

内に /rtw/licence というフォルダ階層、あるいは /rtw/tm7h(またはtm9h, tm7v, tm9v)/license というフォルダ

階層を構築します。このフォルダ内にハードウェアユニット固有のシリアル番号名がついた暗号化ライセンスリク

エストファイル(nnn_nn.lrf)が保存されます。

7. ライセンスリクエストファイルのエクスポートが完了するまでお待ち下さい。

8. 画面下部右に表示されているDoneキーをタッチしてください。メインメニューへ戻ります。メインメニュー内にはプ

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リセットに関するエクスポート機能キーとインポート機能キーがあります。これらはUSBスティックメモリが差された

状態で使用することができます。

9. タッチモニターからUSBスティックメモリを取り外してください。お手持ちのPCにUSBスティックメモリを接続し、ライセ

ンスリクエストファイルを当社までお送りください。

10. ご注文を頂いた後、新しいライセンスファイル(nnn_nn.lf)を当社よりお送りいたします。ライセンスファイルはライセ

ンスリクエストファイルが作成された固有のタッチモニターでのみ適用することができます。他のタッチモニター(S/N

の異なるモデル)ではご使用頂けません。

11. ライセンスファイル(nnn_nn.lf)をUSBスティックメモリ内のライセンスリクエストファイルと同じフォルダ内に保存して

ください。

12. ライセンスファイルを保存した後、USBスティックメモリをPCから取り外して下さい。保存が完了するまでの間は

USBメモリを取り外さないで下さい。

13. 取り外したUSBスティックメモリをタッチモニター背面のUSBポートに接続して下さい。

14. 再び2~4の操作を行い、Licences メニューへアクセスしてください。

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15. ライセンスファイルが認識されると、画面下部左側に Import Licencesキーが表示されます。

16. Import Licencesキーにタッチしてライセンスファイルをタッチモニターへインポートしてください。

17. インポート終了後にBackキーをタッチしてタッチモニターを再起動して下さい。

18. 再起動終了後に新規ライセンスファイルが有効となります。

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5. モジュール内容

SW20001: マルチチャンネルモード

信号ルーティングをモノ、3.1サラウンド、5.0サラウンド、5.1サラウンド、マルチチャンネル(1ブロックで2~8ch、

3G-SDIオプションでは4ブロックまで)に拡張します。

SW20002: ラウドネス&SPL(サウンドプレッシャレベル)表示

基本のステレオPPMにラウドネス機能(EBU R128, ITU-R BS.1770-3/1771-1, ATSC A/85, ARIB, OP-59,

AGCOM, CALM Act)、SPL機能、ラウドネスレンジ機能(LRA)を追加します。2chを超えるマルチチャンネルの表示

にはSW20001が必要です。また、Dialnorm機能が使用可能となります。

SW20003: RTA – リアルタイムアナライザ

単一チャンネル、チャンネルペア、チャンネルグループに対し、周波数レンジが31バンドあるいは 61バンドのス

ペクトラム表示を提供します。加えてHP、HFバンドが使用できます。2chを超えるマルチチャンネルの表示には

SW20001が必要です。

SW20004: SSA - サラウンド・サウンド・アナライザ

視聴の主観に相当する、すべてのサラウンドあるいはステレオサウンドパラメータの相互関係を視認化するため

のダイナミック表示です。2chを超えるマルチチャンネルの表示にはSW20001が必要です。

--- 前提条件として、SW20002が必須となります。 ---

SW20005: レーダ表示

TCエレクトロニクス社製髙分解能円形ラウドネスレーダメータ表示です。2chを超えるマルチチャンネル表示には

SW20001が必要です。

--- 前提条件として、SW20002が必須となります。 ---

SW20006: RTW プレミアムPPM + ベクトルスコープ

先進のスケール、ムービングコイル機能(PPM、VU、ラウドネス、BBCモード)、オーディオベクトルスコープ(デュ

アルモード)を持つ高分解能マルチスタンダードPPM表示です。SW20001が有効であればマルチコリレータ利用

可能です。ラウドネス表示にはSW20002が必要です。

SW20008: タイムコードリーダー

SDI エンベッデドあるいはLTCタイムコードをデコードします。タイムコード表示です。SW20002で、ラウドネス再計

算可能です。

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SW20013: BLITS

EBU 3304、GLITS、BLITS定義に従ったライン試験信号を発生するツールです。受信したBLITS5.1信号のチャン

ネルアロケーション、レベル、位相遅延、極性を自動でかつ明確に分析します。

--- 前提条件として、SW20001が必須となります。 ---

SW20014: ロギングデータサーバ

測定データをIP接続経由あるいはUSBフラッシュドライブへエクスポート(出力)します。2段階スレッシュホールド

を定義します。RTW社LQL PC ソフトウェアと通信し、先進のグラフィックが表示されます。

--- 前提条件として、SW20002が必須となります。 ---

PC Software: LQL - Loudness Quality Logger

このソフトウエアは、WindowsOS上で動作するロギング用のコンソールツールです。SW20014ライセンスが有効化

された複数台のTM7、TMR7、TM9に対して、IP接続経由もしくはUSBスティック経由で、タイムコードの収集や保

存、リアルタイムベースのラウドネス表示やトゥルーピークデータ表示が行えます。又、2段階のリミットを定義で

きるアラーム発生機能やステータスオーバービュー、レポート機能、データエクスポート機能などを備えています。

当社でユーザー登録されたお客様へは、無料でこのソフトウエアをご利用頂くことが可能です。ご希望の方は当

社担当者までご連絡下さい。

--- 前提条件として、接続されている各タッチモニターにSW20014がインストールされている必要があります。

---

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6. ソフトウェアアップデート 新しい測定機能を追加する場合、システムソフトウェアの定期的な保守が必要です。システムソフトウェアを更新する

場合は以下の手順で行います。

1. アップデートファイル(rtw-tm-fw-n-n.bin ※n-n はファームウェアのバージョン)を、USB メモリのルートディレクトリ

へコピーします。

2. アップデートファイルをコピーした USB メモリを PC から外します。

3. USB メモリをタッチモニター背面の USB ポートへ挿入します。

4. ツールバーが表示されていない場合は、画面をタッチしてツールバーを表示させます。

5. 画面右側の Menu キーをタッチして Main Menu を表示させ、System キーを押します。

6. Special キーをタッチします。Start Firmware Update:rtw-tm-fw-n-n キーが追加表示されます。

7. Start Firmware Update キーをタッチして下さい。アップデートには約 10 分かかります。

8. アップデートが完了すると、タッチモニターは自動的に再起動します。

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7. 付録 | 仕様

基本仕様

動作電圧 : +24 V DC (2 A 過電流保護装置付き)

電流 : 実効1A, 2.5 A power-up current (10 μsec.)

消費電力 : TM7: 約8.5 W/11 W(SDI付属の場合); TM9: 約12.5 W/15 W(SDI付属の場合)

ディスプレイ : 7“ (TM7) or 9“ (TM9) TFTタッチスクリーン 16 : 9

コネクタ : 1 x 15ピンSub-D-F, VGA出力, 800 x 480ピクセル(TM7)/1024 x 600ピクセル(TM9), 65,536色, 60

Hz, 16 : 9 VGAコネクタ, 内部セレクタ4 : 3モード

1 x 4ピン ロック型電源電圧コネクタタイプ710 (DC)

2 x USB A; USB 2.0フルスピードコネクタ:

• USBメモリによるライセンス, プリセットのインポート/エクスポート,

ソフトウェアップデート

• 外部マウス, Wacom®ペンタブレットサポート

1 x GPIO (RJ-11-6P6C, ユーザー定義によるリモートコントロール)

1 x LAN (RJ-45)

HW20711 : 2 x 25ピン Sub-D-F (アナログ及びデジタル)

HW20712 : 1 x 25ピン Sub-D-F (アナログ), 8 x BNC-F (デジタル)

HW20714 : 1 x 25ピン Sub-D-F (デジタル), 2 x BNC-F (3G-SDI)

HW20715 : 2 x 25ピン Sub-D-F (デジタル)

HW20911 : 2 x 25ピン Sub-D-F (アナログ及びデジタル)

HW20912 : 1 x 25ピン Sub-D-F (アナログ), 8 x BNC-F (デジタル)

HW20913 : 2 x 25ピン Sub-D-F (デジタル)

HW20914 : 16 x BNC-F (デジタル)

HW20915 : 2 x 25ピン Sub-D-F (アナログ)

寸法TM7 : • 20700: 198 x 163 x 46 mm (W x H x D)

• 20700OEM: 188 x 109 x 45 mm (W x H x D)

寸法TM9 : • 20900: 245 x 185.5 x 46.5 mm (W x H x D)

• 20900OEM: 235 x 135 x 45 mm (W x H x D)

重量 : 約2.7 kg (TM9卓上ユニットの場合:電源を含まない)

動作温度範囲 : 5℃~40℃

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機能 (全ライセンス有効時)

• タッチスクリーン : マウス, ペンタブレット, 手指による操作

• 測定機能の移動, サイズ変更

• マルチフォーマットサラウンドPPM (3.1, 5.0, 5.1, 7.1)

• 2チャンネル以上のピークメーター

• ラウドネスメーター : EBU R128, ITU-R BS.1770-3/1771,ATSC A/85, ARIB, SPLメーター

• ラウドネスレンジ(LRA)

• ロギングデータサーバー

• ムービングコイル(BR, VU, ラウドネス)

• サラウンドサウンドアナライザー

• 10-fold LFEモードマルチコリレータ―, ステレオコリレータ―

• 31, 61バンドスペクトル解析

• 2チャンネルオーディオベクトルスコープ

• BLITS, ゲイン調整機能

• AES3ステータスモニター, 複数表示, タイムコード

アナログ入力

HW20711: 8 アナログ入力, 25ピン Sub-D-F コネクタ

HW20712: 8 アナログ入力, 25ピン Sub-D-F コネクタ

HW20911: 8 アナログ入力, 25ピン Sub-D-F コネクタ

HW20912: 8 アナログ入力, 25ピン Sub-D-F コネクタ

HW20915: 16 アナログ入力, 2 x 25ピン Sub-D-F コネクタ

リファレンスレベル: 0 dBu から +10 dBu の範囲で調整可

最大入力レベル: +24 dBu

入力インピーダンス: > 10kオーム, 電子平衡

周波数レンジ: 20 Hz~22 kHz (48 kHzサンプリングの場合)

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デジタル入力

HW20711: 4 AES3入力(平衡, 110オーム), 25ピンSub-D-Fコネクタ(4入力及び4出力)

HW20712: 4 AES3id入力(不平衡, 75オーム), 8 BNC-Fコネクタ(4入力及び4出力)

HW20714: 4 AES3入力(平衡, 110オーム), 25ピンSub-D-Fコネクタ(4入力及び4出力), 3G-SDIインター

フェイス(BNC-FコネクタIn及びThrough)

HW20715: 8 AES3入力(平衡, 110オーム), 2 x 25ピンSub-D-Fコネクタ(4入力及び4出力)

HW20911: 4 AES3入力(平衡, 110オーム), 25ピンSub-D-Fコネクタ(4入力及び4出力)

HW20912: 4 AES3id入力(不平衡, 75オーム), 8 BNC-Fコネクタ(4入力及び4出力)

HW20913: 8 AES3入力(平衡, 110オーム), 2 x 25ピンSub-D-Fコネクタ(4入力及び4出力)

HW20914: 8 AES3id入力(不平衡, 75オーム), 16 BNC-Fコネクタ(8入力及び8出力)

HW20930: 3G-SDIインターフェイス(BNC-FコネクタIn及びThrough)

サンプリングレート: 44.1, 48, 96 kHz, デジタル入力信号に対して同期

デジタル出力

HW20711: 4 AES3出力, 25ピンSub-D-Fコネクタ(4入力, 4出力)

HW20712: 4 AES3id出力, 8 BNC-Fコネクタ(4入力, 4出力)

HW20714: 4 AES3出力, 25ピンSub-D-Fコネクタ(4入力, 4出力)及び3G-SDIインターフェイス(BNC-F

コネクタIn及びThrough)

HW20715: 8 AES3出力, 2 x 25ピンSub-D-Fコネクタ(4入力, 4出力)

HW20911: 4 AES3出力, 25ピンSub-D-Fコネクタ(4入力, 4出力)

HW20912: 4 AES3id出力, 8 BNC-Fコネクタ(4入力, 4出力)

HW20913: 8 AES3出力, 2 x 25ピンSub-D-Fコネクタ(4入力, 4出力)

HW20914: 8 AES3id出力, 16 BNC-Fコネクタ(8入力, 8出力)

サンプリングレート: デジタル入力又は内部クロックに依存

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Basic Stereo PPM (基本ソフトウェア)

基本仕様

入力ソース : アナログ, デジタル, 3G-SDI, (使用するオーディオインターフェイスに依存)

2チャンネルピークメーター : ステレオチャンネルペアL/R

表示 :

• ピークレベル

• ピークホールド

• ディスプレイによる数値表示

機能 :

• ゲイン (+20 dB, +40 dB 標準仕様)

• ピークホールドオン/オフ, メモリ機能, リセット機能

アナログピークメータ

アナログスケール:

• DIN5: +5 .. -50 dB,

• Nordic: +12 .. -42 dB,

• BR IIa: 7 .. 1 (British),

• BR IIb: +12 .. -12 dB (British),

積分時間: 各規格に依存、もしくは20 ms, 10 ms, 1 ms, 0.1ms

ピークホールド表示: 1 s, 2 s, 4 s, 10 s, 20 s, 30 s, マニュアルリセットもしくはオフ

デジタルピークメータ

文字スケール : 24 bit

ディジタルスケール • TP60 : +3 .. –60 dB

• Dig60 : 0 .. –60 dB

• DIN5 : +5 .. -50 dB,

• Nordic : +12 .. -42 dB,

• BR IIa : 7 .. 1 (British),

• BR IIb : +12 .. -12 dB (British),

ヘッドルーム/Headr. Ref : 0から–20dBまでの範囲で1dBステップ刻みで調整可

動作レンジ : 0から–20dBまでの範囲で1dBステップ刻みで調整可

時定数(Attack time): 各規格に依存、もしくは 20 ms, 10 ms, 1 ms, 0.1 ms から選択可能

Britishスケールでは150 msも選択可能

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ゲイン : +20 dB, +40 dB (選択した規格に依存)

ハイパスフィルタ : オフ, 5 Hz, 10 Hz, 20 Hz

ピークホールド表示 : 1s, 2s, 4s, 10s, 20s, 30s, マニュアルリセット, オフ

ディスプレイホールド時間 : 1秒またはマニュアル

PPMオーバースレッショルド : FS, -1LSB FS, -2LSB FS, –0.1 dBFS, –0.5 dBFS, –1 dBFS, –2 dBFS,

–3 dBFS

PPMオーバーアタック時間 : 1~15サンプル

PPMオーバーワード幅 : 16~24ビットから選択

トゥルーピークオーバースレッショルド : –1.0 dBTP, –2.0 dBTP, –3.0 dBTP, –4.0 dBTP

株式会社 東陽テクニカ EMCマイクロウェーブ計測部

〒103-8284 東京都中央区八重洲1-1-6