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1 EVS LSM -XT テクニカル リファレンス マニュアル Version 2. 株式会社フォトロン 2004/05/20

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1

EVS LSM-XT テクニカル リファレンス マニュアル

Version 2.6

株式会社フォトロン

2004/05/20

Page 2: Tech Ref LSM-XT 2.6 030825 j3Multicam 5.03.25 以降 ディスク レコーダの主な仕様 全ての EVS ディスク レコーダ システムは、ライブ動作記録中のサーチ機能、クリップ

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目次

概要 5 第 1 章:テクニカル仕様 7 1.1 開梱 7 1.2 寸法 7 1.3 インストレーション 9 1.4 動作環境 9 電源 9 グランド 9 場所 9 換気 & ラック マウント 10 規則 10

第 2 章:ケーブル接続 11 メインフレーム、Multicam モード 11 メインフレーム、Slave モード 12 GPI 接続 13 RS422 コネクタ(REMOTE コントロール パネル) 15 ディスク レコーダ ユニット ケーブル配線: 15 オーディオ構成: 16 CODA1 16 CODA2 16 CODA3 17 CODA3B 17 CODA4 18 CODA0 19 ADA コンバータ(SD): 20 SportNet 上の複数のLSM の接続: 21 EVS NETGUARD SDTI HUB なしでの接続ダイアグラム 21 EVS NETGUARD SDTI HUB での接続ダイアグラム 22 SPORTNET のセットアップと動作の必要条件 22

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SPORTNET の開始 23 SPORTNET のパフォーマンスとトラブルシューティング 24 NETGUARD(ネットガード) 24 NG-7:EVS SPORTNET ネットワーク用のSDTI ハブ

第 3 章:ビデオ ビットレートと記録容量 29 ビデオ ビットレート 29 ディスク ブロック サイズ 29 XT サーバーの記録容量 30

第 4 章:補間 31 2-ライン補間: 31 4-ライン補間: 32

第 5 章:ハードウェア解説 33 物理的仕様 33 EVS ボード: 33 ブロック ダイアグラム 35 マルチ-アクセス ? ドライブ 36 SD ビデオ ハードウェア構成 37 DIGITAL I/O E 38 VIDEO CODEC ボード 41 AUDIO CODEC ボード 43 HCTS ボード 44 PC ボード 46 HD(High Definition)ビデオ ハードウェアの提示 48 HDGL ボード 49 HD VIDEO CODEC(ビデオ コーデック) ボード 51

第 6 章:ADAコンバータ 53 SD(Standard Definition) 53 HD(High Definition) 54

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第 7 章:EVSソフトウェア 55 序章 55 1.EVS メイン メニュー: 55 1.1 EVS スクリーン レイアウト: 56 1.2 EVS ソフトウェアの中への移動の秘訣: 56 1.3 アプリケーションの開始 56 1.4 メイン メニューから使用可能なコマンド: 58

2. Maintenance(メンテナンス)メニュー: 59 2.1 VIDEO & AUDIO CHANNEL PARAMETERS 59

(ビデオとオーディオ チャンネル パラメータ) 2.2 ADVANCED PARAMETERS(高度なパラメータ): 66 2.3 CONFIGURATION(構成) 68 2.4 OPTIONS(オプション) 75 2.5 CLEAR VIDEO DISKS(ビデオ ディスクのクリア) 77 2.6 FORCE LOAD CLIPS(強制クリップ ロード) 78 2.7 PHASE DEFINITION(フェーズ定義) 78 2.8 DEFAULT APPLICATION 79

(デフォルト アプリケーション): 2.9 DEFAULT PARAMETERS(デフォルト パラメータ) 81 2.10 ADA ADJUSTMENT(ADA 調整) 82 2.11 DEFAULT TO VGA(VGA スクリーンのデフォルト) 82 2.12 TS CALIBRATION 83

(タッチ スクリーン キャリブレーション) 2.13 SET TIME(時間設定) 83 2.14 HARDWARE CHECK(ハードウェア チェック) 83

/RAID REBUILD(レイド再構築)

第 8 章:Bootwin&エラー メッセージ 86 1. 序章 86 2. ディスク初期化 86 3. 構成ファイルの読み込み 87 4. 構成ファイルのフォーマット 88 5. COLDFIRE microcode の初期化 89

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概要 EVS 製品群へようこそ、そして XT ディスク レコーダ システムに興味を持っていただきありがとうございます。私たちは、あなたのビデオ プロダクション ニーズを満足させるためにベストを尽くし、ともに仕事を続けることを期待しています。

このマニュアルは、EVS XT サーバー(以下のソフトウェア バージョンを持つ)に対応しています。

EVS 00.11.13 以降 Multicam 5.03.25 以降

ディスク レコーダの主な仕様 全ての EVS ディスク レコーダ システムは、ライブ動作記録中のサーチ機能、クリップ マネージメント、ノンリニア オンライン編集、インスタント再生機能を持つ、フル デジタルの PAL(625i)、NTSC(525i)、720p、1080i 標準規格です。内部 10-bit デジタル キーヤーミキサー ボードにより、2 つの同期クリップがスプリット スクリーンモードで同時に表示可能で、ターゲット トラッキングとペイント機能を記録済み素材に混ぜることができます。

ビデオ STANDARD DEFINITION(スタンダード ディフィニション) ● 4:2:2 SMPTE/CCIR 601 デジタル 10 - ビット(SDI) ● NTSC:525 ライン 59.94fps/ PAL: 625 ライン 50pfs ● 入力: 1 - 6 チャンネル - フル フレーム シンクロナイザ(各入力) ● 出力:1 - 6 チャンネル ● モニタリング:PAL / NTSC / SDI (オン スクリーン表示) ● ゲンロック:ブラックバースト ● 内部 10 - ビット デジタル キーヤー - ミキサー ボード

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HIGH DEFINITION(ハイ ディフィニション) ● 2x または 4x 1.485 Gb/s SMPTE 292 I/O(HD SDI) ● ライン レート:1080i、720p、50fps、59.94fps ● 8 - または 10 - ビット入力解像度(自動検出) ● 10 - ビット出力解像度 ● フル フレーム シンクロナイザー(全ての入力上) ● オンスクリーン ディスプレイ上での SD モニタリング用または同時放送用のきれいな SD PGM のためのダウン - コンバートされたビデオ出力(SDI または CVBS、ユーザ選択可能) ●オプション HDアナログモニタリング出力利用可能(外部1Uラック)

オーディオ ● 8 + 8 アナログ バランス入力 & 出力チャンネル ● 最大 16 + 16 (8 ペア + 8 ペア) AES/EBU または Dolby E 入力 & 出力チャンネル ● 最大 24 チャンネル エンベデッド オーディオ (2 ステレオ / ビデオ) ● 追加の 4 アナログ バランス出力チャンネル(モニタリング用) ● メインフレーム上に全てのオーディオ コネクタ ● 最大 4 オーディオ チャンネル(2 ステレオ)/ ビデオのサポート オーディオ プロセシング ● 非圧縮オーディオ ● 24 ビット 処理と保存 ● 25 - 55 kHz から 48KHz へのサンプル レート コンバータ ● オーディオ スクラブ ● オーディオ ミックス

容量 ユーザ選択可能な 8 - 100 Mbps のビデオ ビット レート(SD)、20 - 250 Mbps のビデオ ビット レート(HD) 内部ストレージ:最大 80 時間 @ 30Mbps

RAID(レイド)レベル:3 ビデオ レイドは 5 つのディスク ドライブ間でストライピング処理を使用します。ビデオとオーディオデータは最初の 4 ドライブにストライプされ、パリティ情報は 5 番目のディスクに保存されます。もし 1つのドライブが故障したら、ビデオ レイドは失われた情報を回復するためにパリティ情報を使用でき、オペレーションはバンド幅のロスなしにシームレスに継続できます。

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第 1 章: テクニカル

仕様

1.1 開梱 機材を受け取ったら、明らかな損傷の跡がないか梱包を調べて下さい。もし損傷していたら、開梱せずにすぐに運送屋に知らせて下さい。添付の梱包リストに従い、全てのアイテムがあるか、機械的に損傷していないかをチェックします。もしそうであれば、損傷または不足パーツを EVS または適切な担当者に報告します。

1.2 寸法 ビデオ ディスク レコーダ メイン フレーム 19 インチ ラックマウント 6U - 重さ:32.5 Kg/ 71.5 Lbs。

ADA コンバータ ラックマウント 1U (最大 6 ボード) - 重さ:5.3 Kg / 11.6 Lbs。

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ADA コンバータ ラックマウント 3U (最大 16 ボード) - 重さ:10.8 Kg / 23.9 Lbs。

リモート コントロール パネル 重さ:2.9 Kg / 6.3 Lbs。

10”タッチ スクリーン ビデオ モニタ 重さ:3.6 Kg / 7.8 Lbs。

18”タッチ スクリーン ビデオ モニタ 重さ:11.0 Kg / 23.9 Lbs。

キーボード - 重さ:0.4 Kg / 0.9 Lbs。 タブレット - 重さ:0.5 Kg / 1.2 Lbs、参考:Wacom GD0405R

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1.3 インストレーション

ディスク レコーダ ユニットが正しい電圧仕様かを確認します。 (リア パネルで選択可能 110/230 VAC) (電源の背面で 110/230VAC 選択可能、または自動切換、でインストールされている電源ユニットのタイプに依存します。) メイン電源スイッチは前面右下にあります。 電源を入れる前に、ビデオ ディスク レコーダ ユニットのフロント ドアを開き全てのボードがガイドに固定されているかをチェックします。もしボードがガイドから外れていたら、注意して取り外し、同じスロットに再度取り付けます。

1.4 動作環境

電源 EVS ディスク レコーダ システムは、220 VAC +/- 5% または 100 VAC +/- 15% (リア パネルでの選択)、47- 63Hz、最大 400W(マニュアル スイッチ 110/220VAC)または 510W(自動切換):インストールされている電源ユニットに依存で動作します。 EVS ディスク レコーダ ユニットは、PSU1 に接続されます。 ディスク レコーダ ユニット用の 2 番目の電源(コールド スワップ)は、オプションで使用可能です。(メイン電源が故障した場合)2 番目の電源に接続するには、背面の右上端のメタルプレートを外し、この区画内の大きい電気コネクタを切り替えます。

この追加電源は、使用しないときにはメインに接続してはいけません。 リモート パネル、タッチスクリーン、外部 ADA ラックは、自動切換電源が取り付けられています。

グランド ディスク レコーダ ユニットは、電気ショック危険を避けるためいつでも正しくグランドされていなければなりません。

場所 ディスク レコーダ ユニットの、高湿度(動作範囲:90% 以下、結露なし)、高温(動作範囲:+5℃ - +35℃/41°F ? 95°F)、または、過度のホコリのエリア内での使用は避けてください。

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換気 & ラック マウント 最適なパフォーマンスのためには、適切な換気が必要です。この考慮の結果、メインフレームの近くに他の機材を置いてはいけません。

オーバーヒートから守るため、装置を空冷用ファンが使用されていることを覚えておいて、動作中にファンの通気孔をふさいではいけません。 LSM-XT シャーシの重量を考慮すると、ラックマウントにはサポートガイドが必要です。LSM-XT ユニットのフロントの耳は、重さ全体を支えるように設計されていません。耳に全重量をかけるとメタル プレートが曲がってしまいます。

規則 EVS ディスク レコーダ システムは、FCC 規則の Class A 基準に従い、ヨーロッパ指令 89/336/EEC 特別基準 EN50081-1 と EN50082-2 の電磁気互換性基準に従うようにチェックされています。全ての EVS アプリケーションと製品は、Year 2000 対応です。

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第 2 章: ケーブル接続

メインフレーム、Multicam モード

PN:

SN:

MADE IN E.U.

LTCTimecodereference

EVS Remote #1

RS 422

RS 232

RS 422 RS 422

1 2 3

Tablet

Data Screen(VGA or B&W video

using adapter)

Default RS422 Config :#1 : EVS remote #1#2 : EVS remote #2#3 : EVS remote #3#4 : Sony BVW75 Protocol#5 : Sony BVW75 Protocol#6 : Touch Screen

Any of the followingRS422 protocols :- Sony BVW75- XtenDD35- Louth VDCP- EVS AVSP

AnalogGenlock

Reference

RS 422

4

OR

RS 422

5

RS 422

6

LTC OUTPGM 1

OR

=

OROR

Keyboard

TouchScreenEVS Rem. #2 EVS Rem. #3 RS422 Protocol RS422 Protocol

RS422 Protocols EVS Rem. #4 RS422 Protocol

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12

メインフレーム、Slave モード

PN:

SN:

MADE IN E.U.

LTCTimecodereference

RS 422

RS 232

RS 422 RS 422

1 2 3

Tablet

Controler #1

Data Screen(VGA or B&W video

using adapter)

Select one of the followingRS422 protocols for each port :- Sony BVW75- XtenDD35- Louth VDCP- EVS AVSP

AnalogGenlock

Reference

RS 422

4

RS 422

5

RS 422

6

LTC OUTPGM 1

Keyboard

Controler #2 Controler #3 Controler #4 Controler #5 Controler #6

重要:Genlock loop は使用しない場合、必ず終端して下さい。 HD システムの注意:ケーブル接続インストラクションとダイアグラムは、SDと HD システムで同様です。唯一の違いは、HSと HD/SD コンパチ システムは、最大 4 SDI/HD-SDI 入力と 4 SDI/HD-SDI 出力の制限があります。

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GPI 接続 XT サーバーでは、Multicam バージョン 5.03.25以降で GPI トリガが利用可能です。GPI 割り当てについては、Multicam または Air Box のユーザ マニュアルを参照して下さい。 リレー --> 光入力(XT サーバーへ)(GPI 入力 1, 2, 3, 4)

12345678910111213

141516171819202122232425

GPI

1

GPI

4G

PI 2

GPI

3

IN +

GPI

4

Gro

und

Gro

und

Gro

und

Gro

und

GPI

4IN

+ G

PI 3

IN +

GPI

2

IN +

GPI

1

V+

IN +

GPI

4IN

+ G

PI 3

IN +

GPI

2

IN +

GPI

1

リレー --> TTL 入力(XT サーバーへ)(GPI 入力 5, 6, 7, 8)

12345678910111213

141516171819202122232425

IN +

GPI

4G

roun

d

Gro

und

Gro

und

Gro

und

IN +

GPI

3

IN +

GPI

2

IN +

GPI

1

IN +

GPI

7

IN +

GPI

6

IN +

GPI

5

IN +

GPI

8

リレーは、DB25 条で、グランドと対応する TTL 入力間で接続されていなければなりません。 TTL --> TTL 入力(XT サーバー上)(GPI 入力 5, 6, 7, 8)

12345678910111213

141516171819202122232425

IN +

GPI

4

Gro

und

IN +

GPI

3

IN +

GPI

2

IN +

GPI

1

IN +

GPI

7

IN +

GPI

6

IN +

GPI

5

TTL 1TTL 2TTL 3TTL 4

Common Ground

IN +

GPI

8

DB25上の各TTL入力は、直接、GPIトリガをかけるデバイスのTTLコネクタのピンに接続されます。グランドは、XTの DB25 コネクタと外部デバイス間で同じでなければなりません。 MTPC GPIO コネクタ 15/10/02

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GPIO コネクタ r: SUB-D 25-ピン オス 1 Relay 3 14 Relay 3 2 Relay 2 15 Relay 2 3 Relay 1 16 Relay 1 4 Relay 0 17 Relay 0 5 IN+ opto 3 18 IN- opto 3 6 IN+ opto 2 19 IN- opto 2 7 IN+ opto 1 20 IN- opto 1 8 IN+ opto 0 21 IN- opto 0 9 I/O TTL 3 22 GND (Return I/O 3) 10 I/O TTL 2 23 GND (Return I/O 2) 11 I/O TTL 1 24 GND (Return I/O 1) 12 I/O TTL 0 25 GND (Return I/O 0) 13 + 5V 50mA max. GPIO ハードウェア仕様: 4 X リレー 分離出力:

● 通常オープン接続(電源オフ -> オープン) ● 最大 1A ● 最大 50 V ● 寿命:100.000.000 スイッチング

4 X 光分離入力:

● 入力は、470 オームレジスタのシリーズの光ダイオード(VF @ 1.1 V)で構成されています。 ● 典型的スイッチング ポイント @ 1.4 mA、安全なオペレーション:

i=0 - 0.5 mA -> 光 OFF i=2.5 - 30 mA -> 光 ON imax= 30 mA

● TTL/CMOS 信号への直接接続可能(ピン opto – と GND とピン opto + と TTL/CMOS 信号。 典型的スイッチング ポイント @ 1.6 V、安全なオペレーション: Vin< 0.8 V -> 光 OFF Vin> 2.2 V @ 2 mA -> 光 ON Vin max (外部レジスタなし) = 15 V

4 X CMOS 入力/出力:

● 各ピンは個別に入力または出力に構成 ● 内部 4K7 最大 +5V ● 低レベル Vi<1.5 V (U12=74HC245) ● 高レベル Vi>3.5 V (U12=74HC245) ● オプション TTL 互換レベル (U12=74HCT245)

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RS422 コネクタ(REMOTE コントロール パネル)

リモート コントロール パネルの RS422 ケーブルは、上記のダイアグラムに従い結線されなければなりません。長距離での電磁干渉をさけるためにシールド ケーブルを使用して下さい。

! 重要な注意: リモートからのリセット コマンドは、RS422 コネクタのピン5から送られます。この機能は、RS422#1のコントローラが EVS コントローラでない場合(このマニュアルのページ 55の PC ボード記述を参照下さい)には、不可能です。

ディスク レコーダ ユニット ケーブル配線: 以下のテーブルのオーディオ設定は、各オペレーティング モード用のデフォルト値です。オーディオ入力/出力パラメータをカスタマイズするには、このマニュアルの章 7-2.1 を参照下さい。

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オーディオ構成:

CODA1 内部オーディオ モジュール:内蔵 + アナログ バランス ● 内蔵オーディオ 12 ステレオ入力 + 12 ステレオ出力 ● アナログ バランス オーディオ 4 ステレオ入力 + 4 ステレオ出力(XLR) ● オーディオ モニタリング:4 アナログ バランス モノ出力(XLR)

CODA2 内部オーディオ モジュール:内蔵 + AES/EBU ● 内蔵オーディオ 12 ステレオ入力 + 12 ステレオ出力 ● AES/EBU オーディオ 8 ステレオ入力 + 8 ステレオ出力(110 Ohm バランス XLR) ● オーディオ モニタリング:4 アナログ バランス モノ出力(XLR)

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CODA3 内部オーディオ モジュール:内蔵 + AES/EBU + アナログ バランス ● 内蔵オーディオ 12 ステレオ入力 + 12 ステレオ出力 ● AES/EBU オーディオ 8 ステレオ入力 + 8 ステレオ出力(75 Ohm アンバランス BNC) ● アナログ バランス オーディオ 4 ステレオ入力 + 4 ステレオ出力(XLR) ● オーディオ モニタリング:4 アナログ バランス モノ出力(XLR)

CODA3B 内部オーディオ モジュール:内蔵 + AES/EBU + アナログ バランス ● 内蔵オーディオ 12 ステレオ入力 + 12 ステレオ出力 ● AES/EBU オーディオ 8 ステレオ入力 + 8 ステレオ出力(110 Ohm バランス SUB-DB15、ブレイクアウト ケーブル 4 XLR 入力/出力:オプション) ● アナログ バランス オーディオ 4 ステレオ入力 + 4 ステレオ出力(XLR) ● オーディオ モニタリング:4 アナログ バランス モノ出力(XLR)

SPECIFICATIONSPower consumption : 400WLine variations limits : 110/240V 47-63HzNO AUTO SWITCHFuse : 250V 3.15AmpOperating conditions : temp. 5°C to 40°C, max humidity 90% non condensingSize : 19” / 6RU

CAUTIONThis apparatus must be earthed. Slots and openings in the cabinet at the back and sides are provided for ventilation, and must not be blocked or covered.To prevent electric shocks, do not remove the back panel.Turn power off and disconnect mains before connecting peripheral equipment or circuit boards.

PN:

SN:

MADE IN BELGIUM

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● SUB- DB15 デジタル オーディオのピンアウト(AES/EBU 110 Ohm バランス):

Pin # Sub-DB15 #1

Inputs 1-8 (mono) Sub-DB15 #2

Inputs 9-16 (mono) Sub-DB15 #3

Outputs 1-8 (mono) Sub-DB15 #4

Outpu ts 9-16 (mono) 1 GND GND GND GND 2 AES input 1 /2 + AES input 9 /10 + AES output 1 /2 + AES output 9 /10 + 3 GND GND GND GND 4 AES input 3 /4 + AES input 11 /12 + AES output 3 /4 + AES output 11 /12 + 5 GND GND GND GND 6 AES input 5 /6 + AES input 13 /14 + AES output 5 /6 + AES output 13 /14 + 7 GND GND GND GND 8 AES input 7 /8 + AES input 15 /16 + AES output 7 /8 + AES output 15 /16 + 9 AES input 1 /2 - AES input 9 /10 - AES output 1 /2 - AES output 9 /10 -

10 GND GND GND GND 11 AES input 3 /4 - AES input 11/12 - AES output 3 /4 - AES output 11/12 - 12 GND GND GND GND 13 AES input 5 /6 - AES input 13/14 - AES output 5 /6 - AES output 13/14 - 14 GND GND GND GND 15 AES input 7 /8 - AES input 15/16 - AES output 7 /8 - AES output 15/16 -

CODA4 内部オーディオ モジュール:内蔵 + AES/EBU + アナログ バランス ● 内蔵オーディオ 12 ステレオ入力 + 12 ステレオ出力 ● AES/EBU オーディオ 8 ステレオ入力 + 8 ステレオ出力(110 Ohm バランス XLR) ● アナログ バランス オーディオ 4 ステレオ入力 + 4 ステレオ出力(XLR) ● オーディオ モニタリング:4 アナログ バランス モノ出力(XLR)

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CODA0 内部オーディオ モジュール:内蔵オーディオのみ ● 内蔵オーディオ 12 ステレオ入力 + 12 ステレオ出力 ● オーディオ モニタリング:4 アナログ バランス モノ出力(XLR)

注意: 内部オーディオ モジュールなしの構成も可能です。この場合、システム入力/出力はビデオのみになります。

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ADA コンバータ(SD): ADA コンバータ ボードは、スタンドアローン ユニット デバイスとして使用されます:ボードは1U高さのラックに水平または 3Uラックに垂直にマウントされ、各アプリケーションの要求に従い接続されます: Board Model converts To Single CD12-S Composite 4:2:2 serial digital Single CD 11-S Composite, Y/C, S-VHS 4:2:2 serial digital Single DC12-S 4:2:2 serial digital Composite Double CD30/CD31-DS10 RGB/YUV 4:2:2 serial digital Double DC 30 -SD10 4:2:2 serial digital RGB/YUV Double DC 32 4:2:2 serial digital RGB/YUV, Composite ADA コンバータとのビデオ ケーブル接続の例:

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SportNet 上の複数の LSM の接続: Sportnet ネットワークは、全てが 75Ω 同軸ケーブル(BNC)で接続されている複数の LSM-XT システムで構成されています。 システム間の交換は、270 または 540 Mbps での SDTI インターフェース経由で行われます。 Sportnet では、全ての LSM-XT 間で共有するデータベースの管理専用のネットワーク サーバーが必要です。これは、ネットワーク上の LSM-XT システムの 1 つに割り当てられます。ネットワーク サーバーとして動作するLSMはもちろん標準LSM/ビデオ サーバー オペレーション用に使用可能です。

EVS NETGUARD SDTI HUB なしでの接続ダイアグラム

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EVS NETGUARD SDTI HUB での接続ダイアグラム

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SPORTNET のセットアップと動作の必要条件 1. ネットワーク上の全てのシステムは、LSM XT でなければなりません。 2. options リスト内で、The SDTI basic (ネットワーク クライアント モード用) または SDTI advanced (ネットワーク マスターまたはサーバー モード用) option code が有効でなければなりません。 3. 全ての LSM XT は、互換ソフトウェア バージョン(5.03.25 または それ以上)で動作していなければなりません。ネットワーク サーバーと互換性のないソフトウェア バージョンで接続を試みると警告メッセージが表示されます。 4. 全てのシステム上で、以下のパラメータが同じでなければなりません: a. ディスク ブロック サイズ(512K、Advanced Parameters メニューから) b. SDTI 速度(通常 540Mbps、Hardware Configuration メニューから) c. ビデオ規格

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5. Network Type は、ネットワーク上の 1 台の(1 台のみ!) LSM 上で"Server"に設定されていなければなりません。他は、"Master" (クリップの共有と他のクリップの参照) または"Client" (クリップの共有のみ)に設定されていなければなりません。 6. ネットワークに接続したい各 XT システムに、異なるネットワーク番号が指定されなければなりません。もし、同じネットワーク番号が異なる2つのシステムに割り当てられたら、2番目のシステムは接続できず、警告メッセージが表示されます。 7. 全ての LSM は、閉じたループを形成するため、良い品質の BNC 75Ohm ケーブルで接続されなければなりません。最初の LSM の SDTI OUT コネクタを 2 番目の SDTI IN コネクタに、...、最後の LSM の SDTI OUT コネクタを最初の LSM の SDTI IN コネクタに繋ぎループを閉じるまでです。SDTI ループは、ネットワーク作業時にはいつでも閉じていなければなりません。もし、何らかの理由でループが開いたら、全てのネットワーク コミュニケーションは中断され、全てのシステムは自動的にスタンド アローン モードに切り替わります。再度ループが閉じると、ネットワーク オペレーションは自動的に回復します。この問題は、EVS NetGuard SDTI hub を使用することにより、避けるまたは制限することができます。詳細については、このマニュアルの 23 ページを参照下さい。 8. 下のテーブル内に示される距離は、SportNet SDTI ネットワーク上の 2 台のアクティブな EVS サーバーまたは、2 台の SDTI reclockers(再計時係)間の最大ケーブル長で、2 台のサーバーまたは 2 台の reclockers(再計時係)間を 1 本のケーブルで使用した場合です。中間コネクタ、パッチ パネル、その他、は、数値を下げます。ネットワークに接続されているサーバーの数、マスター サーバーの位置、 NetGuard SDTI ハブのある/なし、に依存し、実際の最大値は示されたものより大きくなります。もし、サーバー間でより長い距離が必要なら、SDTI-ファイバー コンバータを使用でき、必要なら 1000m を超えることができます。EVS は以下の SDI-ファイバー コンバータを承認しています: a. Telecast TX/RX292 (www.telecast-fiber.com)

Cable type @ 540 Mbps @ 270 Mbps RG59 100m / 300ft 200m / 600ft

RG11 250m / 750ft 400m / 1200ft Super HiQ 350m / 1050ft 550m / 1650ft 注意: reclockers(再計時係)を使用する場合、ネットワーク上の 2 台のアクティブ サーバー間のreclockers(再計時係)で行われるトータルのディレイは、15 μs を超えてはいけません。

SPORTNET の開始 1. 全ての環境が準備できたら、全ての"Masters"と"Clients" LSM の電源を入れ、Multicam アプリケーションが全て開始されていることを確認します。"Server" LSM を探すため、メッセージが現れます。 2. "Server" LSM の電源を入れ、Multicam アプリケーションを開始します。他の LSM は"Server"がネットワーク上に到着したのを見つけ、自動的に接続します。接続は、各 LSM 毎に数秒(通常 2 - 5 秒の間)かかります。

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SPORTNET のパフォーマンスとトラブルシューティング 1. デフォルト設定では、ネットワーク上で、通常は、SDで 10 リアルタイム転送が可能で、スーパー モーションでは 3 リアルタイム転送が可能です。ネットワーク上の 2つのサーバー間のクリップのコピーは、ネットワークの占有率に依存し、リアルタイムより最大5倍の速さです。 HD 画像では、3 ? 4 リアルタイム転送に減り、クリップのコピーはリアルタイムの 2倍です。 パフォーマンスは、また、クリップが保存されている LSM からの利用可能なディスク バンド幅によって制限されます。もし、そのクリップを"owning(持つ)" LSM が、ファストジョグ モードでサーチまたは、同時に複数の再生を行っていたら、そのクリップを使用しているリモート LSM 上でフリーズが起きます。最大ネットワークバンド幅効率に対し、プライオリティ レベルの設定を行います:PLAY(再生)リクエストは SEARCH/BROWSE リクエスト(COPY リクエストより高いプライオリティ)より高いプライオリティです。リモート レコード トレイン上の“Live(E2E)”モードは、SEARCH/BROWSE リクエストと同じプライオリティを持つことに注意して下さい。 2. 540Mbps で作業するとき、受身の SDI ルーティング機器のみが使用可能であることに注意して下さい。たとえネットワークが 270Mbps で動作するように設定されていても、追加のライン ディレイを引き起こし SportNet の適切なオペレーションを妨げるため、アクティブな SDI 機器の使用は避けるべきです。 3. もし 540Mbps でネットワークが開始され正しく動作せず、全てのマシンは明らかに正しく構成され、Multicam は全てのマシン上で開始されているなら、全ての LSM を一緒に接続している選択したケーブルが不適合か、長すぎてその速度ではオペレーションできないか、ということに原因があります。全ての LSM を 270Mbps で動作するように設定し、このモードで試してください。270Mbps では、可能な同時リアルタイム転送数は、もちろん減ります。 4. 一旦ネットワークが確立されると、もしネットワーク サーバーとして動作しているシステムが切断またはシャットダウンされると、別のシステムが自動的に新しいネットワーク サーバーとして割り当てられます。切り替えは自動的でシームレスです。新しいネットワーク サーバーとして自動的に割り当てられる次のマシンは、SDTI ネットワーク内の最も高いシリアル番号です。

NETGUARD(ネットガード) NG-7:EVS SPORTNET ネットワーク用のSDTI ハブ NetGuard は、SportNet 用の 7 - ポート SDTI ハブです。これは一般のネットワーク ステータスについての情報とネットワークの個々のブランチのステータスの提供を行い、不意の問題時に自動的に不良ブランチを切り離し、連続するオペレーションを保証するためにネットワークの他のセクションを保護します。 NetGuard は、 SportNet が、異なるトラック/スタジオに広がっているサーバーを含むとき、便利な管理ツールです。 複数の NetGuard ハブは、必要なだけ多くのポートを提供するためカスケードできます(簡単なトラブルシューティングのための推奨構成:最大 2 サーバー/ポート)。同じ SDTI ネットワーク上の最大サーバー数:31。

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仕様: ● 1RU 19" ラックマウント ● 110/220V 自動切換冗長電源 フロント パネル:

● 7 x SDTI IN + SDTI OUT (BNC connectors) 最大 7 台のネットワーク ブランチを接続します。複数のビデオ サーバーが各ブランチに接続できます。 ● 1 x パワー led ● オフ:NG-7 は動作していません ● 緑に点滅:NG-7 は動作しています ● 1 x 540Mbps led ● オフ:SportNet は 270Mbps で動作 ● 緑:SportNet は、 540Mbps で動作 ● 赤:ネットワークなし、または不正な信号 ● 7 x ネットワーク ブランチ ステータス led ● 緑に点滅:ブランチ ステータス OK、いくつかのシステムがブランチ上にあり SportNetに接続されています ● 緑:ブランチ ステータス OK、ブランチ上のネットワークに接続されているシステムはありません ● 赤に点滅:ブランチ ステータス 故障、ブランチの SDTI IN コネクタに不正な信号 ● 赤 : ブランチ ステータス 故障、ブランチの SDTI IN コネクタに信号が検出されません。これは、サーバーの SDTI IN コネクタ(SDTI OUT コネクタの替わりに)を、NetGuard ハブの SDTI IN コネクタに接続した場合です。

● 4 x ディップ スイッチ ● #1:第1ハブ モード(上位置) または第2ハブ モード(下位置)の選択 ● #2、3:未使用 ● #4:通常のオペレーションでは、常に上位置!

リア パネル:

90-2

50 V

AC

SN:

MADE IN BELGIUM

PN: NG7

PSU 1PSU 2

● 2 x Mains 入力(IEC コネクタ) ● 1 x programmable GPI relay 出力(使用しません)

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● 1 x DB25 コネクタ(全てのフロント パネル led のステータス用) ● 1 x RS232 と 1 x RS422 DB9 コネクタ(一度にどちらか一方しかアクティブになりません、内部ジャンパで選択します):外部モニタリング/構成アプリケーション用です(今は未使用)。 NG7 SDTI ハブの相互接続:

複数のハブが相互接続可能です。1 つのハブが第 1 ハブとして構成されなければなりません。他のハブ全ては第2ハブとして構成されなければなりません。第2ハブの 1 番目のブランチは、第1ハブのどこかのブランチに接続されなければなりません。

Primary Hub

Always connect to any SDTI branch of the primary hub !

SDTI branch #1 of the secondary hub

Secondary Hub #1 Secondary Hub #2

1 レベルのカスケードのみが許可されます(1台の第1ハブは最大7台の第2ハブに接続可能)。 機器ラック内に NetGuard をインストールする: (1)フロント サイド マウント: プロダクション エリアの全てのシステムからの全ての SDTI IN/OUT コネクタを、NetGuard hub に近いパッチ パネルに集めることを推奨します。これにより、異なるシステムとの接続と NetGuard ハブへの接続が簡単になります。 (2)リア サイド マウント: ネットワーク上の異なるシステムと NetGuard ハブは、パッチ パネル経由ではなく直接接続されます。このタイプのマウントはよりシンプルで、機器ラックのフロント サイドのスペースをセーブしますが、フレキシビリティが少ないです:エンジニアは接続の変更にラックのリア サイドにアクセスする必要があり、各ブランチ内のネットワーク接続を変更するのはより困難です。 (3)フロント サイド パッチ パネルでのリア サイド マウント: 全てのシステムからの SDTI IN/OUT 接続は、NetGuard ハブの全ての SDTI IN/OUT コネクタと同様に、フロントのパッチ パネル上に集められます。SDTI ループは、パッチ パネル上の全てのシ

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ステムとハブを正しく接続することにより、確立されます。

(1)フロント サイド (2)リア サイド (3)リア サイド マウント マウント マウント w/ パッチ パネル

LSM XT

Patch Panel

LSM XT

NG-7 SDTI HUB

LSM XT

LSM XT

NG-7 SDTI HUB

Optional LED panel

LSM XT

Patch Panel

LSM XT

NG-7 SDTI HUB

LSM XT

Patch Panels

LSM XT

NG-7 SDTI HUB

Optional LED panel

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NG-7 を使用した SportNet ネットワーク接続の例 下のダイアグラムは、LSM # 1、2、3が NG-7 の 1 番目のブランチに接続、LSM # 4、5が NG-7 の 2番目のブランチに接続、LSM # 6 が NG-7 の 3番目のブランチに接続、LSM # 7、8が NG-7 の 4番目のブランチに接続、LSM # 9、10 が NG-7 の 5 番目のブランチに接続されている、SDTI ネットワークを示しています。

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Status Speed

NG-7

Branch Status

2 3 4 5 6 7

SDTI OUT2 3 4 5 6 7

SDTI IN

PSU1 PSU2

Config

SDTI OUT

NetGuard(front view)

Bra

nch

1 :

LSM

1, 2

, 3

Bra

nch

2 :

LSM

4, 5

Bra

nch

3 :

LSM

6

Bra

nch

4 :

LSM

7, 8

Bra

nch

5 :

LSM

9, 1

0

LSM 1

LSM 2

LSM 3

LSM 4

LSM 5

SDTI OUT

SDTI OUT

SDTI OUT

SDTI OUT

SDTI IN

SDTI IN

SDTI IN

SDTI IN

SDTI IN

SDTI OUT

SDTI OUT

SDTI OUT

SDTI OUT

SDTI OUT

SDTI IN

SDTI IN

SDTI IN

SDTI IN

SDTI IN

LSM 10

LSM 9

LSM 8

LSM 7

LSM 6

Patch Panel(front view)

Patch Panel(rear view)

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第 3 章: ビデオ ビットレートと

記録容量

ビデオ ビットレート EVS XT-フレーム ビデオ エンコード技術を使用します。エンコード ビデオ ストリームの平均ビットレートは、許容範囲内でユーザ設定可能です。8-100Mbps(SD)、40-250Mbps(HD)です。デフォルト値は、30Mbps(SD)、100Mbps(HD)です。

ディスク ブロック サイズ ビデオとオーディオ データは、ビデオ レイド上の固定サイズ ブロック内に保存されます。ディスクのヘッドの移動を最小にするためにディスクのバンド幅を改善するため、広いブロックで作業することが推奨されます。しかし、広いブロックはロードに時間がかかるため、サーチ モードでは推奨されません。ディスク上の 512-KB ブロックが、良い妥協案です。

SportNet SDTI ネットワークに一緒に接続されている全てのサーバーは、同じディスク ブロック サイズを持つ必要があります!このパラメータは、Maintenance メニュー内の Advanced Parameters セクション内にあります。

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XT サーバーの記録容量 以下のテーブルは、異なるビデオ ビットレートで比較した、18GB、36GB、73GB、146GB のディスク トレーの 1 レコード チャンネルの記録時間(例えば、1 ビデオ + 2 ステレオ オーディオ トラック)を示しています。オペレーショナル ディスク サイズ パラメータは、100%に設定されます。

High Definition

30Mbps

Standard Definition

40Mbps

50Mbps

100Mbps

200Mbps

1 Recordchannel

5h1510h41

4h058h18

3h186h43

2h094h23

0h561h56

10h41

43h13

21h31

86h37

8h18

33h37

6h43

27h12

4h23

17h43

1h56

7h52

16h45

67h22

13h33

54h31

8h49

35h32

3h55

15h47

21h3143h13

16h4533h37

13h33 8h49417h43

3h557h5227h12

2tray

nd

18GB

2tray

nd

2tray

nd

36GB

146GB

2tray

nd

73GB

2つのディスク トレー(全部で 10ディスク)で作業するには、特別なトップ カバー プレートが必要です。これにより、メインフレームのトータル高さは7RUになります。

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第 4 章: 補間

スムーズなスロー モーション ピクチャーの再生は特定の問題があります:オペレータに要求された再生速度でビデオを供給するために、いくつかのフィールドは一定間隔で繰り返されなければならないため、出力ビデオ信号上に規則的にパリティ違反が現れます。この問題は、インターレス形式(525i、625i、1080i)で顕著で、プログレッシブ形式(720p)では関係ありません。 もし O と E がそれぞれ、標準ビデオ信号(50/60 Hz)のオッドとイブン フィールドを表わしているとしたら: オリジナル ビデオ信号: O E O E O E O E O E O E O E O E 出力ビデオ信号( 50% 速度): O O E E O O E E O O E E O O E E 出力ビデオ信号( 33% 速度): O O O E E E O O O E E E O O O E 出力ビデオ信号( 25% 速度): O O O O E E E E O O O O E E E E パリティ違反を持つフィールドは、太字、下線文字で表わされます。上記のテーブルで表わされるように、どの再生速度でも(通常の 100% の再生速度は例外です)、多くのフィールドが出力信号の通常のパリティに違反します。このパリティ違反はフィールドの 1 - ライン シフトを引き起こし、結果として画の垂直ジッタを起こします。ジッタの周波数は、選択した再生速度に依存します。 この現象を避け安定した出力画像を提供するため、EVS は 2 つのタイプのライン補間を開発しました:2 - ラインと 4 - ライン補間です。補間処理は、全ての EVS スロー モーション システム上でオペレータが可能/不可能にできます。

2-ライン補間: 2 - ライン補間は、オリジナル フィールドがパリティ違反のとき、実際に新しいフィールドを作成します。この新しいフィールドの各ラインは、2 つの隣り合わせのラインの重量平均で計算されます。この処理はパリティ違反と垂直ジッタの問題を解決しますが、欠点は補間フィールド上の垂直解像度の減少で、ぼけて現れます。他の副作用はオリジナル フィールド(完全に焦点が合っている)と補間されたフィールド(焦点が合っていない)の交替で、結果として"pumping(汲み上げたような)" ビデオ信号になります。

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4-ライン補間: 4 - ライン補間は、4 つの隣り合わせのラインに基づくより洗練された計算を使用します。結果計算内の各ラインの重さに対して適する係数を使用することにより、全てのフィールドにこの補間を適用します。最終結果は永久に、少しぼやけた画です。利点はジッタと"pumping(汲み上げたような)"のない安定した出力信号ですが、垂直バンド幅はより減少します。 補間はもちろん、パリティ違反がないため、100% の再生速度では常に不可です。 EVS は、スーパー スロー モーション カメラ(150/180 Hz)の全てのモデルで動作する、スーパー スローモーション ディスク レコーダで同じ技術を使用しています。スーパー モーションと通常のスキャン(50/60Hz)信号の処理間の違いは、スーパー モーション信号はこの特別な速度ではパリティ違反を起こさないため、補間は常に 33% の再生速度では不可であることのみです。 どちらを選択しても、結果の画は常に、安定と解像度間の妥協です。EVS システムでは、オペレータは常に上記の 3 つのテクニックから選択できます:補間なし、2 - ライン補間、4 - ライン補間。もしオペレータが補間の使用を選択しても、処理が必要でない場合には自動的に不可になります(100% 再生速度(50/60 Hz 信号)、33% と 100% 再生(150/180 Hz 信号)。 注意: 全てのプロフェッショナル VTR は、垂直ジッタを避けるため PlayVar モードではライン補間を使用します。

デフォルト値は、4 - ライン補間が可能な SuperLSM 構成を除き、全ての構成で補間オフです。

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第 5 章: ハードウェア解説

物理的仕様

EVS ディスク レコーダは、19 " (485 mm) ラック フレームに、拡張深さと 6 ラック ユニット(266 mm) 高さで収納されています。 これに全ての EVS 開発ボ-ドが入っています:名前は、デジタル ビデオ エンコード/デコード ボード、オーディオ プロセス ボード(CODEC)、ビデオ RAID ボード( 5 つの別々の標準 SCSI-2 バスで、ハードディスクへ/からデジタル ビデオとオーディオ データを保存/呼び出しする)、キーヤー / ミキサー / フレームバッファ ボード、デジタル I/OE ボード(CCIR601)。 ユニットは、内部にインストールされた IBM コンパチ PC マザーボード(独自のフロッピー、IDE ハード ドライブ、VGA グラフィック出力、キーボード)でコントロールされます。 ユーザ インターフェースはキーボードと VGA モニター上でスクロールするメニュー;1、2、3、4つの専用のリモート コントロール パネル(レバー付き)、ジョグ - ノブ、LCD ディスプレイ;特殊効果用のタブレットまたはタッチスクリーンで構成されています。

EVS ボード:

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EVS ディスク レコーダ ユニット内にインストールされているボードは: 1. I/OE ボード 4:2:2 CCIR601 10 - ビット入力(x 2)、出力(x 2)、4 オンボード モニタリング出力(PAL/NTSC/SDI):リアの BNC ビデオ モニタリング出力から T/C と他の情報読み出しを提供します。 2. VIDEO CODEC(ビデオ コーデック)ボード 最大 6 チャンネル提供するため最大 6 モジュールが取り付けられます - パラレル 601 入力/出力とソフトウェア設定の量子化品質。 3. AUDIO CODEC(オーディオ コーデック)ボード アナログ バランス、AES/EBU、内蔵オーディオを扱います。オーディオは、24 - ビット非圧縮で記録されます。 4. RAID controller(レイド コントローラ)ボード(HCTS) レイド 3冗長で、高容量と早いデータ転送レートを提供します。 5. Digital mixer/buffer(デジタル ミキサー/バッファ)ボード ターゲット トラッキング/ペイント オプション用のグラフィックとキーイング機能を提供します。 6. PC ボード ディスク レコーダ ユニットのオペレーションをコントロールします。PC モジュールは、1 つの PC ボード(シリアル ポート付)、1 つの LTC リーダー、1 つの LTC ジェネレータで構成され、マザーボードからコントロールされます。 全ての EVS 開発ボードは、96 ピン DIN ネクタでバス - ボード(背面)内に正しく水平に差されています。

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ブロック ダイアグラム

HCT-S

I/O #2

Mix/Buffer

Disks Array

SDI outputs

SDI inputs

Monitoring outputs CompositeSDI

Inte

rnal

Dat

a an

d C

ontro

l bus

ses

I/O #1

CompositeSDIMonitoring outputs

SDI outputs

SDI inputs

PC8x COM

I/O #3 SDI outputs

SDI inputs

Monitoring outputs CompositeSDI

LTC

REF

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マルチ-アクセス – ドライブ 基本 EVS ディスク レコーダは、1 つの記録チャンネルと 1 つの独立した再生またはサーチ チャンネルを持つ 2 チャンネル ユニットで、1 つの AUDIO CODEC ボード(オーディオ チャンネルのハンドリング用)と 1 つの VIDEO CODEC ボード(ビデオ エンコード/デコード処理用)で構成されています。 最大チャンネル構成は、6 チャンネルです。この構成では、LSM 構成で、最大 5 つの記録チャンネルと/または、最大 4 つの再生チャンネル、“Slave”構成(Sony BVW75、ExtenDD35、Louth VDCP、EVS AVSP のような RS422 プロトコル下)では最大6記録チャンネルと/または最大6再生チャンネルが利用可能です。 異なるドライブ構成は: モジュール(4 + 1) x 18.2 GB ドライブ(合計 73 GB 使用可能) モジュール(8 + 2) x 18.2 GB ドライブ(合計 146 GB 使用可能) モジュール(4 + 1) x 36.4 GB ドライブ(合計 146 GB 使用可能) モジュール(8 + 2) x 36.4 GB ドライブ(合計 292 GB 使用可能) モジュール(4 + 1) x 73 GB ドライブ(合計 292 GB 使用可能) モジュール(8 + 2) x 73 GB ドライブ(合計 584 GB 使用可能) モジュール(4 + 1) x 146 GB ドライブ(合計 584 GB 使用可能) モジュール(8 + 2) x 146 GB ドライブ(合計 1168 GB 使用可能) 正確な記録容量については、ページ27のテーブルを参照下さい。 コメント: T ビデオ レイドは、5 ディスク ドライブ間のストライピング処理を使用します。ビデオとオーディオ データは最初の 4 ドライブ(A、B、C、D)にストライプされ、一方パリティ情報は 5 番目のドライブ(E)に保存されます。もし、1 つのドライブ(A、B、C、D)が故障したら、ビデオ レイドは失われた情報を回復するためにパリティ情報を使用します。この処理は自動的に行われ、ディスク レコーダ ユニットのパフォーマンスを変えることはありません。故障したディスク ドライブのメンテナンスについては、章 7-2.14(ページ 81)を参照下さい。

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SD ビデオ ハードウェア構成 このダイアグラムは、EVS 開発のビデオ ディスク レコーダ用ボードの位置を記述しています。

! 重要な注意: 各ボードの位置は固定です。ボードを間違った位置に接続すると、正しいオペレーションを妨害し、電源を長く入れているとハードウェアの故障を起こす可能性があります。

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DIGITAL I/O E Digital I/O E ボードはビデオ入力/出力を管理し、VIDEO CODEC ボードへ/からビデオ情報を送る/受け取ります。また、内蔵オーディオ スタンダードが選択されたとき、ビデオとオーディオ データを複合/非複合することに使用されます。 1 つの digital I/O E ボードは 2 つのデジタル入力、2 つのデジタル出力、4 つのオンボード モニタリング PAL/NTSC/SDI 出力を持っています。最大 3 つの digital I/O E ボードが、(必要なビデオ入力と出力の数により)LSM-XT 筐体内にインストールできます。

LED の情報: Bus_A/C/D/E: ビデオ入力 A がバス A または C のどちらに、ビデオ入力 B がバス D または E のどちらに送られているかを表示します。 PVID_ A/B: ビデオ信号が入力 A/B 上にあることを示します。 USER:

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LOCK: ユニットが実際にリファレンス信号にロックしていることを示します。 PGLCK: リファレンス信号があることを示します。 -12V, +5V, +12V: 全ての電圧が OK であることを示します。 コネクタ: IN_A/B: シリアル デジタル ビデオ入力 LOOP_A/B: E/E モニタリング用のデジタル入力 A/B (CVBS または SDI)のループ スルー REF_OUT: ゲンロック出力 MON_A/B: オプション:シリアル デジタル モニタリング出力(チップ U79 と U77 が必要) OUT_A/B: シリアル デジタル ビデオ出力 ボード構成: 1. 2 番目と 3 番目の Digital i/O E board を追加する

! コンポーネントを移動/変更する前に、システムが電源オフされ、メインが非接続なのを確認して下さい! 2 番目と 3 番目の I/OE ボードを LSM-XT シャーシ内に追加する前に、2 番目と 3 番目の I/OE ボードから IRQ A 位置の INTG ジャンパ(ST2)を取り除きます。しかし、最初の I/OE ボードから INTG ジャンパを取り除いてはいけません。 そしてこの図を参照して、各 I/OE ボード上のジャンパ位置(ST3)を変更します。 3 つのデジタル I/O ボードは、メインフレーム内部の位置に依存し、異なるジャンパ構成を持っています。

2. デジタル/アナログ モニタリング: MON_A と MON_B ジャンパを移動させることにより、リア パネル上のモニタリング出力 BNC コネクタからアナログかデジタル モニタリングを選択できます。

MON A / B: リア パネルからの対応するモニタリング出力は、アナログです。 最初に U79 と U77 にチップを追加し、MON A /B ジャンパをこの位置に移動させます:

リア パネルからのモニタリング出力はデジタルです。

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3. デジタル/アナログ信号ループ: LOOP_A と LOOP_B ジャンパを移動させると、リア パネルの BNC コネクタからのアナログまたはデジタルの入力ループ(IN1, IN2, IN3, IN4, IN5, IN6)の選択が可能です:

LOOP A / B: リア パネルからの信号ループはアナログです。

LOOP A / B: リア パネルからの信号ループはデジタルです。 4. 75 オーム ターミネーション: ST10 ジャンパは HIZ 位置に設定されなければなりません。

! 重要な注意: 全ての構成内で、SPARE SIP レジスタは取り外さなければなりません。LSM-XT の最初のリリースではこのレジスタ付きで配送されています、次のリリースは SPARE SIP レジスタなしでリリースされます。

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41

VIDEO CODEC ボード (VIDEO RAID CODEC 6) VIDEO CODEC ボードは、I/O E ボードと HCTS ボード間のビデオ インターフェースです。これは圧縮と解凍処理を管理します。1 つの VIDEO CODEC ボードで同時に 2 ~ 6 ビデオ チャンネル(記録または再生チャンネルのどちらか)を扱うことができ、4:2:2 形式でビデオ圧縮と解凍処理を行います。VIDEO CODEC と AUDIO CODEC ボードは、前面の 1 つのバス コネクタで HCTS ボードに接続されています。

1 つの CODEC モジュールは、1つのビデオ チャンネルを供給します。最大 6 モジュールが VIDEO CODEC ボードに差すことができ、最大構成は 6 チャンネルです。

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42

下のテーブルは、CODEC6 ボード上の CODEC チャンネルの割り当てを要約しています。 A

COD0 C

COD4 B

COD2 E

COD3 F

COD5 D

COD1

2 Play + 0 Rec Play 1 Play 2 1 Play + 1 Rec Play 1 Rec 1 0 Play + 2 Rec Rec 2 Rec 1

3 Play + 0 Rec Play 1 Play 3 Play 2 2 Play + 1 Rec Play 1 Play 2 Rec 1 1 Play + 2 Rec Rec 2 Play 1 Rec 1 0 Play + 3 Rec Rec 2 Rec 3 Rec 1

4 Play + 0 Rec Play 1 Play 3 Play 2 Play 4 3 Play + 1 Rec Play 1 Play 3 Play 2 Rec 1 2 Play + 2 Rec Play 1 Rec 2 Play 2 Rec 1 1 Play + 3 Rec Play 1 Rec 2 Rec 3 Rec 1 0 Play + 4 Rec Rec 4 Rec 2 Rec 3 Rec 1

5 Play + 0 Rec Play 1 Play 3 Play 4 Play 5 Play 2 4 Play + 1 Rec Play 1 Play 2 Play 3 Play 4 Rec 1 3 Play + 2 Rec Play 1 Rec 2 Play 2 Play 3 Rec 1 2 Play + 3 Rec Play 1 Rec 2 Rec 3 Play 2 Rec 1 1 Play + 4 Rec Rec 4 Rec 2 Rec 3 Play 1 Rec 1 0 Play + 5 Rec Rec 4 Rec 2 Rec 3 Rec 5 Rec 1

6 Play + 0 Rec Play 1 Play 5 Play 3 Play 4 Play 6 Play 2 5 Play + 1 Rec Play 1 Play 4 Play 2 Play 3 Play 5 Rec 1 4 Play + 2 Rec Play 1 Play 3 Rec 2 Play 2 Play 4 Rec 1 3 Play + 3 Rec Play 1 Play 3 Rec 2 Rec 3 Play 2 Rec 1 2 Play + 4 Rec Play 1 Rec 4 Rec 2 Rec 3 Play 2 Rec 1 1 Play + 5 Rec Play 1 Rec 4 Rec 2 Rec 3 Rec 5 Rec 1 0 Play + 6 Rec Rec 6 Rec 4 Rec 2 Rec 3 Rec 5 Rec 1 LED 情報: LA: DSP プログラムが動作中に点滅します。 LB: チャンネルが使用中(記録または再生モード)時の点灯します。 TF: CODEC と HCTS ボード間のデータ転送が処理中に点滅します。 1 つの TF LED が、CODEC ボードの前面にあります。この LED は、各 CODEC モジュール上の全ての TF LED の動作状況を集約しています。 ボード構成: この特別なボードには変更は必要ありません。 ジャンパ位置を変更しないで下さい。

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43

AUDIO CODEC ボード (VIDEO RAID CODA) AUDIO CODEC ボードは、I/O E ボードと HCTS ボード間のオーディオ インターフェースです。VIDEO CODEC と AUDIO CODEC ボードは、前面の 1 つのバス コネクタで HCTS ボードと接続されています。AUDIO CODEC ボードでは異なるオーディオ構成が可能です。詳細については、第 2 章のオーディオ構成を参照下さい。

AES/EBU

ANALOG

LED 情報とコネクタ: 内部 EVS 情報のみ。

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44

HCTS ボード (VIDEO RAID HCTS) HCTS ボードは、記録モード時に CODEC ボードからデータを受け取り記録用に SCSI ディスクにデータを送るレイド コントローラです。 再生モードでは、HCTS は、ディスクからデータを呼び出し CODEC ボードに転送します。HCTS ボードは、VIDEO CODEC と AUDIO CODEC ボードの両方を管理します。

注意: RESET ボタンはボード自身をリセットし、RAM Video Buffer を初期化します。

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7-セグメント ディスプレイ: このディスプレイは、ステージとシステム ブート シーケンスのエラーを通知します。

Left Right 0 0 OK 0 1 Communication RAM error 0 2 SDRAM Error 0 3 Restarted by watchdog

もし、エラー 01、02 または 03 が起きたら、近くの LED が赤く点灯します。 注意: MODE ボタンは内部 EVS パラメータを変更します。変更してはいけません。 LED 情報: プログラムがロード中、LED の A、B、C、D は、RAM SIMM テスト処理についての以下の情報を提供します:

A B C D - - - - At start-up - - - ON Testing communication RAM - - ON - Clearing communication RAM - - ON ON Polling basic user commands - ON - - Testing the first 256KB SDRAM - ON - ON 256KB SDRAM is OK ON ON ON - Communication RAM error ON ON - ON SDRAM error

SDTI コネクタ: IN: SDTI 入力 OUT/LP: SDTI 出力 LSM-XT が SDTI ネットワークに接続されている時、もし L1 LED がオンならシステムは HARDWARE MASTER モード(EVS 構成メニューの“SERVER”)で、もし L1 LED がオフならシステムは HARDWARE SLAVE(EVS 構成メニューの“CLIENT” または “MASTER”) モードです。他の 2 つの LED は使用されていません。1 つ(1 つのみ)の LSM (SDTI ネットワーク上)は、Hardware Master モードで動作しなければなりません。詳細については、SDTI ネットワークの章を参照下さい。

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PC ボード PC ボードの機能は、主に、ソフトウェア経由のビデオ ハードウェアのコントロールと、ビデオ ハードウェアと周辺機器(例えば、リモート コントローラ)のインターフェースです。

FLOPPYDRIVE

IDEHDD

CPUBOARD

標準構成では、PC ハードウェアは以下で構成されます: ● シリアル ポート、LTC リーダーとジェネレータを持つ 1 つのマウンティング PC ボード、マザー ボードでコントロールされます。 ● IDE システム ハード ディスク: IDE ディスク ドライブは EVS ソフトウェアと DOS オペレーティング システムの保存に使用されます。オーディオとビデオはこのディスク上には保存されません。このドライブの容量は市場での入手可能性に依存し変化しますが、システム パーティションは常に1GBに設定されます。残りの容量は使用されません。

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47

● 8/32MB SDRAM 変更可能。使用する SDRAM は、システム要求に合うように変更できます。RAM アップグレードについては、EVS サポートに問い合わせ下さい。標準 PC RAM モジュールを使用してはいけません。

! 重要な注意: MTPC ボードには、3つの異なるリビジョンがあります:rev. A1、rev. A1/R、rev. A1/R2。メモリ マネージメントは、rev. A1 または A1/R と rev. A1/R2 間で互換性がありません。SDRAM とプログラマブル コンポーネントの 1つ内のコードは、A1または A1/R と A1/R2 間で異なります。MTPCボード rev. A1 または A1/R の SDRAM を A1/R2 で使用しないで下さい、逆も駄目です! Frame Buffer/Mixer ボード(FBM)のコンポーネントも同様に、MTPC ボード rev. A1/R2 の新しいメモリ マネージメントに従うように変更されています。MTPC rev. A1 または A1/R では、FBM rev. A3のみを使用して下さい。MTPC rev. A1/R2 では、FBM rev. A3/R2 のみを使用して下さい。 これらのボードは、フィールド アップグレードと工場アップグレードが可能です。詳細については、EVS に問い合わせして下さい。 LED 情報: 内部 EVS 情報。 ボード構成:

REMOTE RESET ジャンパは、RESET コマンドが送られたリモートを明示するために利用可能です。 このコマンドは、システム全体:PC とビデオ ハードウェアをリセットします。 標準構成では、リモート 1 のみ(RS422 ポート 1 上)が、システムのリセットを許可されます。

! 警告: このジャンパは、RS422 ポートに接続されているデバイスが EVS コントローラでない場合には、外さなければなりません。XT サーバーの RS422 ポートのピン 5 の最大電圧は、対応するジャンパが取り付けられた時 5V を越えてはいけません。対応するジャンパが取り付けられた時、ピン 5 により高い電圧が与えられると、ボードに永久的な電気的損傷を引き起こします。

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HD(High Definition)ビデオ ハードウェアの提示 HD XT サーバーは、1080i と 720p フォーマット、50.00 と 59.94Hz の互換です。ハードウェア オプションにより、SD (625i 50.00Hz と 525i 59.94Hz)と互換になります。これにより、サーバーは、“HD/SD 互換”になります。全てのシステム上で、ビデオ規格の選択は、ソフトウェアで行います。 以下のダイアグラムは、HD-LSM 用に EVS が開発した電子ボードの位置を記述しています。

! 重要なノート: 各ボードは位置が固定されています。間違った位置にボードを接続すると、正しいオペレーションを妨げ、もし長時間電源を供給するとハードウェアの障害を引き起こします。

HCTS、AUDIO CODEC、PC ボード(前に記載)は、両方のシステム(SD と HD)で共通です。HGDL と HD VIDEO CODEC ボードのみが、HD-LSM システムに特別です。

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HDGL ボード HDGL ボードは、HD LSM のビデオ リファレンスとモニタリング出力の管理を行います。 HD 出力信号は、モニタリング用に SDにダウンコンバートされ、HD/SD 同時送出または SDI/CVBS に切替え可能です。 2つのタイプのゲンロック リファレンスが利用可能です:SD BlackBurst (SD ブラックバースト)と HD Tri-level sync (HD トリ-レベル シンク)(ソフトウェアで構成可能、このマニュアルの EVS メニューの章を参照)。

LED 情報: -12V、+5V、+12V: 全ての電圧が OK であることを示します。 625i 50.00/525i 59.94、720p 50.00、720p 59.94、1080i 50.00、1080i 59.94: ビデオ規格が使用中であることを示します。

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50

625i 50.00 /

525i 59.94 Led 720p 50.00 Led 720p 59.94 Led 1080i 50.00 Led 1080i 59.94 Led

625i 50.00Hz ON ON ON 525i 59.94Hz ON ON ON 720p 50.00Hz ON 720p 59.94Hz ON 1080i 50.00Hz ON 1080i 59.94Hz ON

LOCK: ユニットが実際にリファレンス信号にロックしていることを示します。 PGLCK: リファレンス信号が存在することを示します。 TRI-SYNC: ユニットが tri-level sync(トリ-レベル シンク)にロックしていることを示します。 コネクタ: MON_A/B/C/D: SDI または CVBS モニタリング出力。ジャンパ位置を確認下さい。 ボード構成:

ST2 と ST3 ジャンパを移動させると、リアパネルの ”Outputs Monitoring”BNC コネクタ(PGM1 と PGM2/PRV のダウンコンバートされたモニタリング/クリーン出力) から、アナログまたはデジタルモニタリング出力を選択可能です。

ST4、ST5、ST6、ST7 ジャンパを移動させると、リア パネルの”E/E Monitoring”BNC コネクタ(入力 1、2、3、4 のダウンコンバートされたモニタリング)からアナログまたはデジタル モニタリングの選択が可能です。

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HD VIDEO CODEC(ビデオ コーデック) ボード HD Video Codec ボードは、エンコードとデコード処理と同様に HD ビデオ入力と出力を管理します。また、HCTS レイド コントローラ ボードとのビデオ インターフェースです。 HD Video Codec ボードは、メインフレーム内で最大 2 スロットを占め、2 HD ビデオ チャンネル(入力または出力)を扱います。これは HD/SD 互換システムでも同様です。

LED 情報: LD1、LD2: チャンネルが使用中、記録、または再生モード時に点灯します。 TFA: CODEC と HCTS ボード間でデータ転送処理中に点滅します。

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ボード構成: ジャンパ位置を変更してはいけません。サポートは EVS にコールして下さい。 チャンネル割り当て: 2-ch HD または HD/SD 互換 XT サーバー: 下部 HD Video Codec (#1)

CAM Bor

PGM 1

CAM Aor

PGM2/PRV

4-ch HD または HD/SD 互換 XT サーバー: 上部 HD Video Codec (#2)

CAM Bor

PGM 3

CAM Aor

PGM4

下部 HD Video Codec (#1)

CAM Dor

PGM 1

CAM Cor

PGM2

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第 6 章: ADA

コンバータ

SD(Standard Definition) メインフレームの背面の BNC コネクタのデジタル ビデオ入力と出力は、標準 CCIR601/656、10-ビット シリアル デジタル インターフェース、270 MHz です。モニタリング出力用に、I/O ボード上に別々のアナログ PAL/NTSC エンコーダがインストールされています。 EVS にはカードの種類があり、アナログ コンポジット PAL/NTSC(またはアナログ コンポーネント)と SDI シリアル デジタル コンポーネント間のコンバートを行います。これらは、1RU (最大 6 ボード)または 3RU(最大 16 ボード)フレームでマウントできます。カードは、ビデオ タイミング用の調整で固定されていて、TV 標準規格(625 ライン/50Hz PAL または 525 ライン/59.94Hz NTSC)は、押しボタンで設定されます。

ノート: Loop は、未使用時には、終端されなければなりません。 特定の構成では、2番目の信号出力が Genlock リファレンス出力として割り当てられます。ジャンパ設定については ADA マニュアルを参照して下さい。

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HD(High Definition) EVS の HD XT サーバーは、メインフレームの背面にインストールされている、モニタリング出力またはHD/SD同時送出用のダウンコンバートされた出力(SDI/CVBS切替可能)と、きれいなPGM HD-SDI出力を持っています。 HD モニタリング出力が必要な場合には、HDDA ボードの外部モジュールが必要です。各 HDDA ボードは、HD-SDI を提供し、それを HD RGB 信号(モニタリング用の OSD 信号あり/なし)にコンバートします。

90V - 250V50-60Hz

150W

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第 7 章: EVS ソフトウェア

序章 EVS ソフトウェアは構成とメンテナンス操作のために使用されます。また、どのアプリケーションを動かすかの選択に使用されます、これは EVS ディスク レコーダーは、いろいろな専門アプリケーション(ビデオサーバー、スローモーション、…)を実行する能力を持っているからです。 EVS メインフレームの電源を入れた時、最初のステップは PC ブート シーケンス、ビデオ I/O ボードのブートからで、最後に EVS ソフトウェアが開始されます。 もし以前に、デフォルト アプリケーションが選択されていたなら、キーを叩かなければ、数秒後にそのアプリケーションが自動的に開始されるでしょう。 もしデフォルト アプリケーションが定義されていない、または、スペース バーを叩いたら、システムは、EVS メイン メニュー(次ページのスナップショット参照) に留まり、オペレータの次のコマンドを待ちます。

1.EVS メイン メニュー:

アプリケーション ウィンドウ

メッセージ ウィンドウ

タスクバー

タイトル バー

構成 ウィンドウ

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1.1 EVS スクリーン レイアウト: Title bar(タイトル・バー): VGA スクリーンの最初のラインはタイトル バーです。これは、EVS ソフトウェア レビジョンと現在の日付と時間を含んでいます。 Task bar(タスク バー): VGA スクリーンの最後のラインはタスク バーです。これは使用可能なキーボード コントロールの要約を含んでいます。 Application window(アプリケーション ウィンドウ): このウィンドウは、システムにインストールされている全てのアプリケーションのリストを含んでいます。 Configuration window(構成ウィンドウ): このウィンドウはシステムのハードウェア構成を示します。 Message window(メッセージ ウィンドウ): メッセージがこのスペース内に表示され、現在の選択についてのより多くの情報を提供します。

1.2 EVS ソフトウェアの中への移動の秘訣: ● アクティブ ウインドウは、いつも 2重の枠で表示されます。 ● <↑>、<↓>と<TAB>キーを使用し、アクティブ ウインドウ内の選択を変更します。 ● <SPACE BAR>を使用し、定義済みの値をトグルします。 ● <ENTER>を使用し、アイテムを選択するか、入力を確定します。 ● <ESC>を使用し、前のメニューに戻るか、入力を取消します。

1.3 アプリケーションの開始 アプリケーション リストから適切なアプリケーションを選択し、ENTER を押し選択を確定します。

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SD システムで利用可能な構成:

CAM1 PGM1 (Cut) CAM1

BDR322BDR222

BDR322 BDR422 BDR544

BDR544

BDR544

BDR544

BDR544

BDR644

BDR644

BDR666

BDR666

BDR666

BDR666

BDR666

BDR666

BDR666

BDR644

BDR644

BDR644

BDR544

PGM1 (Mix)

PGM2/PRV

CAM1

CAM2

PGM1 (Cut) CAM1

CAM2

PGM1 (Mix)

PGM2/PRV

CAM1

CAM2

PGM1 (Mix)

PGM2/PRV

PGM3/PRV

CAM1

CAM2

CAM3

PGM1 (Mix)

PGM2/PRV

CAM1 CAM1 CAM1

CAM1

CAM2 CAM2 CAM2

CAM2

CAM3

CAM4

CAM3

CAM4

CAM3

CAM4

CAM3

CAM4

CAM5

PGM1 (Cut)

SuperMotion PGM1 (Mix)

PGM2/PRV

SuperMotion

CAM2

PGM1 (Cut)

CAM1 CAM1

CAM2 CAM2

CAM3 CAM3

PGM1 (Mix) PGM1 (Mix)

PGM2/PRV PGM2/PRV

PGM3/PRV PGM3/PRV

PGM1 (Mix) PGM1 (Mix)

PGM1 (Cut)

PGM2/PRV PGM2/PRV

SuperMotion SuperMotionPGM1 (Mix) PGM1 (Mix)

PGM2/PRV PGM2/PRV

PGM3/PRV PGM3/PRV

SuperMotion SuperMotion

CAM1 CAM1

CAM1

CAM2 CAM2

CAM2 CAM2

PGM1 (Mix) PGM1 (Mix)

PGM1 (Mix) PGM1 (Mix)

PGM1 (Mix)

PGM3 PGM3

PGM3

PGM2/PRV PGM2/PRV

PGM2/PRV1 PGM2/PRV1

PGM2/PRV1

PGM4 PGM4

PGM4

SuperMotion

CAM2

CAM3

PGM1 (Cut)

1 CAM

LSM 1CAM (Cut) LSM 1CAM (FX)

LSM 2CAM (Cut) LSM 2CAM (FX)

LSM 3CAM (FX)

LSM 4CAM (Cut)

Super LSM (FX)

Super + 1CAM (Cut)

LSM 4CAM (FX)

Super + 1CAM (FX)

LSM 4CAM (FX)

LSM 5CAM (Cut)

Super + 1CAM (FX)

Super + 2 CAM (Cut)

2-ChannelBDR222

3-ChannelBDR322

4-ChannelBDR422

5-ChannelBDR544

6-ChannelBDR644

6-ChannelBDR666

2 CAM

3 CAM

4 CAM

5 CAM

Super LSM

Super LSM+ 1 CAM

Super LSM+ 2 CAM

EVS XT LSM : ConfigurationsSD

CAM1 PGM1 (Cut) CAM1

BSS322BSS222

BSS222

BSS322 BSS422 BSS544BSS444

BSS544BSS444

BSS544BSS444

BSS644

BSS644

BSS644

BSS544BSS444

BSS444BSS666

BSS666

BSS666

BSS666

BSS666

BSS666

BSS666

PGM1 (Mix)

PGM1 (Mix)

PGM2/PRV

PGM2/PRV

CAM1

CAM2

PGM1 (Cut) CAM1

CAM2

PGM1 (Mix)

PGM2/PRV

CAM1CAM1

CAM2CAM2

PGM1 (Mix)PGM1 (Mix)

PGM2/PRVPGM2/PRV

PGM3/PRV

CAM1CAM1

CAM2CAM2

CAM3CAM3

PGM1 (Mix)

PGM2/PRV

CAM1CAM1 CAM1 CAM1

CAM1

CAM1

CAM2CAM2 CAM2 CAM2

CAM2

CAM2

CAM3CAM3

CAM4CAM4

CAM3

CAM4

CAM3

CAM4

CAM3

CAM3

CAM4

CAM4

CAM5

CAM5

PGM1 (Cut)

PGM1 (Cut) CAM1 CAM1

CAM2 CAM2

CAM3 CAM3

PGM1 (Mix) PGM1 (Mix)

PGM2/PRV PGM2/PRV

PGM3/PRV PGM3/PRV

PGM1 (Mix) PGM1 (Mix)

PGM1 (Cut)

PGM2/PRV PGM2/PRV

CAM1 CAM1

CAM1CAM1 CAM1

CAM2 CAM2

PGM1 (Mix) PGM1 (Mix)

PGM1 (Mix)PGM1 (Mix)

PGM1 (Mix)

PGM1 (Mix)

PGM1 (Mix)

PGM3

PGM3PGM3

PGM3

PGM3

PGM3

PGM2/PRV1 PGM2/PRV1

PGM2/PRV1PGM2/PRV1

PGM2/PRV1

PGM2/PRV1

PGM2/PRV1

PGM4 PGM4

PGM4

PGM4

PGM4

PGM4

1 REC

0 REC

2-ChannelBSS222

3-ChannelBSS322

4-ChannelBSS422

5-ChannelBSS544

4-ChannelBSS444

6-ChannelBSS644

6-ChannelBSS666

2 REC

3 REC

4 REC

5 REC

6 REC

EVS XT Servers : ConfigurationsSD

PGM5

PGM5PGM6

CAM6

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HD と HD/SD 互換システムで利用可能な構成:

CAM1 CAM1PGM1 (Cut) PGM1 (Cut)

HDX222

BSH222

BSH222

BSH222HDX444

HDX444

HDX444

BSH444

BSH444

BSH444

BSH444

BSH444

CAM1 CAM1CAM1

CAM2 CAM2CAM2

PGM1 (Mix) PGM1 (Mix)

PGM2/PRV PGM2/PRV

CAM1 CAM1

CAM2 CAM2

CAM3 CAM3

CAM3

PGM1 (Cut) PGM1 (Cut)

CAM1 CAM1PGM1 (Mix) PGM1 (Mix)

PGM1 (Mix)PGM1 (Mix)

PGM3 PGM3

PGM3

PGM2/PRV1 PGM2/PRV1

PGM2/PRV1PGM2/PRV1

1 CAM 1 REC

0 REC

2-ChannelHDX222

2-ChannelBSH222

4-ChannelHDX444

4-ChannelBSH444

2 CAM 2 REC

3 CAM 3 REC

4 REC

EVS XT LSM : ConfigurationsHD EVS XT Servers : ConfigurationsHD

PGM4

CAM4

CAM2CAM1

LSM 1CAM (Cut)

LSM 2CAM (FX)

LSM 3CAM (Cut)

クリップの互換性: クリップは、SuperLSM を含む全ての Multicam 構成間で互換です。 レコード トレインも、LSM モード内で記録チャンネル数(カメラ)が増えない限り互換です。 例: SuperLSM → 2CAM(Fx): レコード トレインは失われます。 4CAM(Fx) → 3CAM(Cut) : レコード トレインは互換です。 レコード トレインはいつも、Slave モード(LSMを除く全てのモード)内に保持されています、レコード トレインの数が増えても同じです。

1.4 メイン メニューから使用可能なコマンド: ● キーボードの<↑>と<↓>キーは、アプリケーションの選択に使用できます。紫色のラインは現在の選択を示します。黒色のラインはデフォルト アプリケーションを示します。 ● <ENTER>キーは、選択したアプリケーションの開始に使用されます。 ● <F7>を押し、現在選択しているアプリケーションを新しいデフォルト アプリケーションにします。EVS プログラムに入るたびに、デフォルト アプリケーションは自動的に開始されます。現在選択されているアプリケーションがすでにデフォルト アプリケーションである時には、<F7>を押すとデフォルト アプリケーションを不可にし、システムは、EVS ソフトウェアに入るたびに、EVS メイン メニューに留まります。 ● <F8>を押すとすぐに、選択されたアプリケーションに関連する Channel Parameters(チャンネル パラメータ)ウィンドウを開きます。<ALT + Q>を押し、メイン メニューに戻ります。 ● <F9>を押し、メンテナンス メニューに入ります。

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● EVS ソフトウェアを終了し DOS プロンプトに戻るには、<ALT + Q>を同時に押し、<ENTER>によって確定してください。DOS から EVS ソフトウェアを再起動するには、RUN と入力してください。

2. Maintenance(メンテナンス)メニュー: メンテナンス メニューは、システムを設定/チェックする様々なオプションを含んでいます。これらのオプションは、次の章で詳細に説明されます。

オプションを選ぶには、キーボードの<↑>と<↓>キーを使用し対応するラインをハイライトさせ、<ENTER>またはかっこ間の文字に対応するキーを押します。 アプリケーション ウィンドウに戻るには、キーボードの<ESC>を押します。 ノート: “ADA Adjustment” オプションは、rev. A3 (A3/R2 ではない)の frame buffer/mixer ボードがインストールされている場合のみ現れます。

2.1 VIDEO & AUDIO CHANNEL PARAMETERS(ビデオとオーディオ チャンネル パラメータ)

! 重要なノート: ほとんどのパラメータは工場プリセットであり、有資格の EVS スタッフのアドバイスなしで変更してはいけません。パラメータの不適切な値は、システムの適切な操作を妨げます。 正しい値用のパラメータのチャートを参照してください。 (3.9 デフォルト パラメータを参照下さい) 各アプリケーションは、独自のパラメータのセットを持っています。Parameters(パラメータ)を選ぶ時、最初にアプリケーション選択用のアプリケーション リストが現れ、そして、V/A Channels

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Parameters(V/A チャンネル パラメータ)ウィンドウが現れます。 Parameters(パラメータ)は、ビデオ&オーディオ チャンネル、レコーダ、オーディオ フォーマットとオーディオ-ビデオ同期パラメータのタイプと構成の定義に使用されます。

オーディオ & ビデオ パラメータ概要:

Audio & Video Channel Parameters 内のパラメータ値の変更: いつもパラメータ値の変更後 ENTER を押し、新しい選択を確定します! スクリーンの中心のチャンネル テーブルをチェックし、変更がそこに反映されているのを確認します。 Lock Video configuration(ビデオ構成のロック): Yes / No このアイテムは次の 3 つのアイテム:Video players(ビデオ プレーヤー)、Video recorders(ビデオ レコーダー)、Type of REC 1(REC 1 のタイプ)、の修正のアクセスを可能/不可能にします。 もしオプション リスト内でオプション コード 4(ビデオ構成変更の許可)が非アクティブであれば、ビデオ構成はロックされます。 Base configuration(基本構成): LSM / maXS 2-ch / maXS 4-ch / 2-ch VTR / EVS Slave / Sony Slave / XtenDD35 Slave / Odetics Slave / Video Delay. ライセンス コードにより可能な異なる構成が現れます。 Loop Rec(ループ記録): 常に YES にします。エンドレス ループ記録を可能/不可能にします。この機能は、全ての記録チャ

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ンネルに適用されます。 Clip Capacity(クリップ容量): Global / Per Channel このパラメータは記録モードを選択します。Global モードでは、クリップ容量は異なるレコードトレイン間で共有され、レコード トレイン間の記録容量の残は同じです。

(例:3 つのレコード トレインで、REC1 に 30 分のクリップを作成すると、各レコード トレインの記録容量の 10分を使います。) Per Channel モードでは、クリップ容量はそのレコード トレイン上のみに保存されます。 (例:3 つのレコード トレインで、REC1 に 30 分のクリップを作成すると 1 番目のレコード トレインの記録容量の 30分を使用しますが、他の 2つのレコード トレインの容量には影響しません。) デフォルト値は基本構成に依存します:

LSM maXS

(2/4-ch)

2-ch

VTR

EVS

Slave

Sony

Slave

XtenDD35

Slave

Louth

Slave

Odetics

Slave

Video

Delay

Global

(locked)

Global

(locked)

Per

Channel

Per

Channel

Per

Channel

Per

Channel

Per

Channel

Per

Channel

Global

(locked)

Video players(ビデオ プレーヤー): 範囲:[1...6] アプリケーションの PLAY(再生)チャンネルと関連するオーディオ チャンネルの数を選びます Video recorders(ビデオ レコーダー): 範囲:[1...6] アプリケーションの RECORD(記録)チャンネルの数を選択します。これらのチャンネル間のディスク ストレージのパーティション、と関連するオーディオのチャンネルは自動的にアップデートされます。 Type of REC 1(REC 1 のタイプ): 1 番目の記録チャンネル用のレコーダーのタイプを定義します。 3 タイプのレコードが利用可能です: ● 標準レート 50/60 Hz ● SLSM 交互パリティ - EVS モード ● SLSM 同一パリティ Audio format(オーディオ フォーマット): 範囲:[Analog または Digital または Dolby E または Embedded] オーディオ フォーマットを選びます。

ノート: オーディオ フォーマットが Digital (AES/EBU) または Embedded に設定されたとき、アナログ オーディオ出力(もしサーバーにインストールされているなら)は自動的にアクティブになり、追加のモニタリング用に使用できます。オーディオ フォーマットが Embedded に設定されたときは、デジタル オーディオ(AES/EBU)出力(もしサーバーにインストールされているなら)もアクチィブ

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になります。Embedded とデジタル オーディオ チャンネル番号間の一致については、このマニュアルのページ 13の接続テーブルを参照下さい。 Audio Type(オーディオ タイプ): Range: [Mono, Stereo, Dual Stereo] オーディオ タイプを選びます。 ノート: AES または Dolby E = ステレオまたはデュアル ステレオ Embedded = デュアル ステレオ Lipsync(リップシンク): 範囲:-22ms - +17ms Lipsync(リップシンク)パラメータは、ビデオとオーディオ信号間の(ms 内の)遅延です。正値は、ビデオがオーディオの前にあることを意味しています。負値は、オーディオがビデオの前にあることを意味しています。 このパラメータはまた、Multicam アプリケーションの開始時、リモートの SETUP(セットアップ)メニューからも利用可能です。SETUP(セットアップ)メニュー内でリップシンク値を変更すると、EVS メニュー内をアップデートし、逆も同様です。 CTRL+↑/↓ で値を 1 msec 単位で変更;SHIFT+↑/↓ で値を 10 msec 単位で変更します。また、キーボードから直接値を入力することができます。 デフォルト:0

ノート: この調整は RECORD(記録)プロセスの間に行われます。新しい Lipsync(リップシンク)値は、次の記録された映像のみに適用されます。 Use Audio of REC 1 for all REC(全ての REC に REC 1 のオーディオを使用する): 範囲:[Yes または No] REC1(CAM A)に関連する全てのオーディオ チャンネルは、自動的に全ての他の RECORD(記録)チャンネル用に使用されます。 Channels(チャンネル): チャンネル入力/出力と名前は、自動的に、フィールド内に入力されたパラメータに従い定義されます:Base configuration、Video Players、Video Recorders、Type of Rec。 再生チャンネルが最初に割り当てられ(OUT1 で開始)、そして、記録チャンネルが割り当てられます(IN1 で開始)。

ノート: "Channels’area"内に含まれるパラメータを変更するには、<F3> を押し、Advanced Configurationモードに入ります。 Type: Type(タイプ): 範囲:[Rec、Play、SLSM Rec、SLSM Rec. 1、SLSM Rec. 2、SLSM Rec. 3] このパラメータは前の設定に従い自動的に設定され、チャンネルのタイプを定義し、Video Players、Video Recorders、Type of REC1 の値に依存します。

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CTRL(コントロール): 範囲:[LSM、maXS、EVS Protocol、Sony、XtenDD35、Louth、Odetics] このパラメータは、どのシステムまたはプロトコルが現在のチャンネルをコントロールしているかを定義します。このパラメータは自動的に設定され、Base Configuration が LSM、maXS または Video Delay に設定されているときには編集不可能です。 Port(ポート): 範囲:[1...6] 1 - 6 は各チャンネルをコントロールする RS422 ポート番号をを定義します。このフィールドは、LSM、maXS と Video Delay 構成では、利用できません。 REC(記録): 再生チャンネルに対し、このパラメータはどのレコードトレインがデフォルトのソースかを定義します。 記録チャンネルに対して、2 つのパラメータが可能です: Recording Capacity(記録容量):(% Disk)各チャンネルに割り当てられているディスク スペースのパーセンテージです。全ての値の合計は 100% を超えてはいけません。 Loop/No Loop(ループ/ループなし):Loop Rec の値に依存します、前記済み。現在のバージョンでは、常に“Loop”です。 A1 - A2 - A3 - A4 IN(イン): 現在のチャンネルの 1st/2nd/3rd/4th モノ オーディオ入力。 A1 - A2 - A3 - A4 OUT(アウト): 現在のチャンネルの 1st/2nd/3rd/4th モノ オーディオ出力。 Audio format(オーディオ フォーマット): 範囲:[A、D、E] (Analog、Digital、Dolby E、Embedded) 利用可能な値は、EVS ハードウェア構成内で定義されるオーディオ コネクタのタイプに依存します:

None 16 XLR Analog 16 XLR Digital 16 XLR Analog + 8 XLR Digital

16 XLR Analog + 16 BNC Digital

16 XLR Analog + 4 DB15 Digital

E E - A E - D E - A – D

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Audio Channel(オーディオ チャンネル): 範囲:[1...24] このパラメータは、選択されたオーディオ フォーマットからオーディオ チャンネルを選択します。値は、オーディオ フォーマットと利用可能なコネクタに依存します:

Analog (A) Digital (D) Embedded (E)

Embedded only n/a n/a 1 – 24

16 XLR Analog 1 – 8 n/a 1 – 24

16 XLR Digital n/a 1 – 16 1 – 24

16 XLR Analog + 8 XLR Digital 1 – 8 1 – 8 1 – 24

16 XLR Analog + 16 BNC Digital or

16 XLR Analog + 4 DB15 Digital

1 – 8 1 – 16 1 – 24

ノート: AES/EBU または Dolby E 入力/出力は、embedded オーディオ入力/出力と同じ内部オーディオ チャンネルを共有します。 そのため、embedded 入力が記録チャンネルに割り当てられたとき、対応する AES/EBU 入力は使用できないことを意味します。逆の場合も同じです。 出力側では、embedded 出力が再生チャンネルに割り当てられたき、自動的に同じオーディオが対応する AES/EBU 出力上に現れることを意味します。 以下のテーブルは、AES/EBU または Dolby E と embedded オーディオ チャンネル間の対応を示しています。

Embedded Audio inputs/outputs 1-2 3-4 5-6 7-8 9-10 11-12 13-14 15-16 AES/EBU or Dolby E inputs/outputs 1-2 9-10 3-4 11-12 5-6 13-14 7-8 15-16

Audio gain(オーディオ ゲイン): 範囲:[ -90dB から +23.5dB] このパラメータでは、各オーディオ トラックのオーディオ ゲインの調整が可能です。調整は、CTRL+↓/↑(±0.75dB ステップ)または SHIFT+↓/↑ (±6dB ステップ)を押し行います。 Audio monitoring(オーディオ モニタリング): このパラメータは、オーディオ モニタリング出力を定義し、オーディオのタイプを選択し、各チャンネルのオーディオ ゲインの調整を可能にします。

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A/V チャンネル パラメータの変更方法: 1. <F9> を押し、Maintenance メニューを開きます。 2. ’Channel Parameters’アイテムを選択し <ENTER> を押します。 3. 構成するアプリケーションを選択し、<ENTER> を押します。 4. Audio Video Channel Parameters ウィンドウが現れます。<TAB>キーを使用し、1つのボックスから次に移動します。現在のパラメータの情報は、INFO(情報)エリアに表示されます。 5. <TAB> または矢印キー(←,→,↑,↓)を押し、ウィンドウ内の異なるパラメータ間を移動します。 6. 目的のボックスを選択したら、<SPACE BAR>でパラメータを新しい値に修正、または数値を入力し<ENTER>を押し確定します。 7. <F3> を押し、Advanced Parameters に入ります。 8. <F4> を押し現在の構成を保存します。名前を入力するダイアログ ボックスが現れます。 9. <F5> を押し、前に保存した構成リストをロードします。 10. <ALT + Q> を押し、A/V Channel parameters ウィンドウを終了します。 または: 1. ‘Application List’から、構成するアプリケーションを選択し <F8> を押します。 2. そして、ステップ 4 から続けます。

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2.2 ADVANCED PARAMETERS(高度なパラメータ):

! 重要なノート: ほとんどのパラメータは工場プリセットであり、有資格の E V S スタッフのアダバイスなしの変更してはいけません。パラメータの不適切な値は、システムの正しいオペレーションを妨げます。正しい値のパラメータ チャートを参照して下さい。(3.9 デフォルト パラメータ参照)

Teletext(テレテキスト): 範囲:[0 または 1] 625i PAL システムのみ対応。VBI 情報(teletext、VITC)の記録/再生を可能(1)または不可能(0)にします。許可される VBI ライン:15-22。 525i NTSC では、最初の記録ラインは、常に 16(偶数フィールド)、278(奇数フィールド)です。 Video Disk block size(ビデオ ディスク ブロック サイズ): 範囲:[64...1024] ディスクに記録、またはディスクから読み出しされるデータ ブロックのサイズ(KB)を定義します。

! 重要なノート: デフォルト値は 512kb で、変更してはいけません。EVS SportNet SDTI での作業中には、このパラメータは、ネットワークに接続されている全ての XT上で同じでなければなりません。このパラメータの値を変更したら、常に、EVS Maintenance Menu から“Clear Video Disks”を行う必要があります。 Operational disk size(オペレーション ディスク サイズ): 範囲:[0...100] 実際にデータの保存に使用されるディスクのパーセンテージです。ドライブの中心部へのアクセスを制限するとシステムのパフォーマンスを増加させますが、容量が減ります。 SD Video bitrate(SD ビデオ ビットレート): 範囲:[8...100 Mbps] SD でシステムが到達する圧縮ビデオ ストリームのビットレートです。 デフォルト値:30 Mbps

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HD Video bitrate(HD ビデオ ビットレート): 範囲:[20...250 Mbps] HD でシステムが到達する圧縮ビデオ ストリームのビットレートです。 デフォルト値:100 Mbps

ノート: ダイナミック圧縮マネージメント システムは、圧縮率を可能な限り目標に近づけるため、各記録フィールドに対し圧縮テーブルを変更します。より高いビットレートはより良い画質と少ないストレージ容量を意味しますが、高いバンド幅が要求されます。不適切な値は、ディスクパフォーマンスを超過させ、再生中の映像のフリーズを引き起こします。 Four lines interpolation(4 ライン補間): 範囲:[0 または 1] 2-ラインまたは 4-ライン補間処理を選択します。0 を選択すると 2-ライン、1 は 4-ラインです。詳細については、次のパラメータを参照下さい。 Interpolation validation(補間認証): 範囲:[0 または 1] 補間処理を可能/不可能にします。0 を選択すると補間処理を不可能にし、1 を選択すると‘Four lines interpolation(4 ライン補間)’パラメータで選択された補間処理を可能にします。補間処理は、スローモーション再生中に現れる映像の垂直ジッタの低減を目的にしています。 この垂直ジッタは実際、100% より小さい速度で再生する時、フレーム パリティの違反により引き起こされます。 処理は、より透明な結果を生み出すための新しいフレームの再構築に基づいています。フレームは補間されなければなりません - 例えば、隣接したラインの適切に増やされた平均を作成することにより計算されます。2 つの補間モードがあります:2-ライン補間と 4-ライン補間です。この方法の不利点は、垂直解像度を減少させることです。これは、4-ライン補間で特に当てはまります。 ユーザは 3 つのモードから選択できます: ● no interpolation(補間なし):画像の垂直バンド幅を最大にしますが、’SloMo(スローモーション)’では垂直ジッタが現れます。[’Interpolationvalidation(補間認証)’を 0 に、’Four lines interpolation(4 ライン補間)’の値は何でも、にセットします] ● 2-line interpolator(2-ライン補間):垂直ジッタを減らしますが、垂直バンド幅は減少します。[’Interpolation validation(補間認証)’を 1 に、’Four lines interpolation(4 ライン補間)’の値を 0、にセットします] ● 4-line interpolator(4-ライン補間):画像は完全に安定しますが、垂直バンド幅はより減少します。[’Interpolation validation(補間認証)’を 1 に、’Four lines interpolation(4 ライン補間)’の値を 1、にセットします]

全ての VTR は、PLAY VAR(可変再生)モードでは補間を使用します。 この補間処理についてのより詳細については、このマニュアルの 4章にあります。

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Horizontal filtering(水平フィルタリング)(HD LSM のみ): 値:[960、1024、1066、1152、1200、1280、1372、1440、1536] もし、’Video Standard(ビデオ規格)’が、SD 50 Hz PAL、SD 59.94 NTSC または SD 59.94 NTSC Jにセットされていれば、値は修正できません。’Not in Use = 960’が、高度なパラメータ ウィンドウ内の‘Horizontal filtering’に替わります。 もし、’Video Standard(ビデオ規格)’が、HD 1080i 59.94 または HD 1080i 59.94 J にセットされていれば、値は 960, 1152, 1200, 1280, 1372, 1440 です。 もし、’Video Standard(ビデオ規格)’が、HD 1080i 50Hz または HD 1080i 50 1250L にセットされていれば、可能な値は 960, 1152, 1200, 1280, 1372, 1440, 1536 です。 もし、’Video Standard(ビデオ規格)’が、HD 720p 59.94 または HD 720p 59.94 J にセットされていれば、可能な値は 780, 960, 1024 です。 ADVANCED PARAMETERS(高度なパラメータ)を変更するには: 1. <F9> を押し、Maintenance(メンテナンス)メニューを開きます。 2. ’Advanced Parameters(高度なパラメータ)’アイテムを選択し、<ENTER> を押します。 3. <↑> と <↓> キーを使用し変更するパラメータを選択し、<ENTER> を押します。 4. 値を入力し、 <ENTER> を押します。 5. 全てのパラメータをセットしたら、 <ESC> を押します。 6. 確認メッセージが表示されます、 <ENTER> を押します。

2.3 CONFIGURATION(構成) この機能は、システムのハードウェア構成(ボード リリース ナンバー、ポート設定他)の設定に使用します。

! 重要なノート: 構成は工場プリセットで、有資格の E V S スタッフのアドバイスなしに変更してはいけません。パラメータの不適当な値は、システムの適切なオペレーションを妨害します。

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configuration(構成)ウィンドウに入るには、 <F9> を押し Maintenance(メンテナンス)メニューを開き、’Configuration(構成)’を選択し <ENTER> を押します。Configuration(構成)ウィンドウ回りに、2重の枠が現れ、’HCT’ラベルの横にカーソルが点滅します。 CONFIGURATION(構成)ウィンドウ内のアイテムを変更するには: 1. <↑>, <↓> または <TAB> キーを使用し、目的のアイテムを選択します。 2. <SPACE BAR> を数回、正しい値が現れるまで押します。 3. 変更する他のアイテムを選択するか、<ESC> を押し Maintenance(メンテナンス)メニューに戻ります。 CONFIGURATION(構成)アイテム概要: Hardware Revisions(ハードウェア リビジョン)エリア

このリスト内のボードの順番は、メインフレーム内部の上から下と同じです。メインフレームの前面内に位置するボードのリビジョンは、ボードの左前面終わりの白いラベルに記載されています。

Rev : A1 SN : 307

Board revision Board serial number Board type

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HCT: HCTS ボード(ビデオ レイド コントローラ)のリビジョンです。HCT ボードは、ディスク トレイのすぐ下に位置し、全てのシステムにあります。 AUDIO CODEC(オーディオ コーデック): AUDIO CODEC(オーディオ コーデック)ボード(HCTS ボードのすぐ下)のリビジョンです。 AUDIO IN/OUT(オーディオ イン/アウト): リア パネルから利用可能なオーディオ入力/出力コネクタを定義します。定義済みアイテムが利用可能です: ● 16 XLR アナログ ● 16 XLR デジタル ● 16 XLR アナログ + 8 XLR デジタル ● 16 XLR アナログ + 16 BNC デジタル ● 16 XLR アナログ + 4 DB15 デジタル ● なし VIDEO CODEC(ビデオ コーデック): VIDEO CODEC(ビデオ コーデック)ボード(AUDIO CODEC(オーディオ コーデック)ボードの下に位置)のタイプ(SD、HD、HD/SD)とリビジョンです。このボードは全てのシステム上にあります。 #VIDEO CHANNELS(ビデオ チャンネル): 範囲: [1 ... 6] オペレーションするビデオ チャンネルの数を定義します。このパラメータは、もしオプション‘CODE 4’(ビデオ構成変更許可)がなければ、変更できません。 IO3: 三番目のデジタル I/OE ボードのリビジョンです。全てのシステム上にはありません。 IO2: 二番目のデジタル I/OE ボードのリビジョンです。全てのシステム上にはありません。 Frame Buffer(フレーム バッファ): Keyer(キーヤー) / Mixer(ミキサー)ボード(デジタル I/O2 とデジタル I/O1 の間に位置する)のリビジョンです。このボードはオプションで全てのシステム上にはありません。 IO Genlock(ゲンロック): 範囲:[I/O-E rev. A1 for SD 、HDGL rev. A1 for HD] デジタル I/OE ボードのリビジョンです。このボードは全てのシステム上にあります。I/O genlock(ゲンロック)ボードのタイプにより、ビデオ規格が利用可能です。 MTPC: マウント PC ボード(自動検出)のリビジョンです。このボードは全てのシステム上にあります。 Software releases(ソフトウェア リリース)エリア: LSM: インストールされている Multicam ソフトウェアのバージョン番号を表示します。

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HCT: インストールされている HCT microcode のバージョン番号とリリース日付を表示します。 DSP: インストールされている DSP microcode のバージョン番号とリリース日付を表示します。 CODEC(コーデック): インストールされている CODEC microcode のバージョン番号とリリース日付を表示します。 Network(ネットワーク)エリア: SDTI: (off / 270Mbps / 540Mbps) SDTI オプションを可能にし、ネットワークのバンド幅を選択します。

! ノート 1: バンド幅は、スポーツネットに接続されている全ての LSM-XT 上で同じでなければなりません。もし、異なるバンド幅で構成されるシステムがあれば、ネットワーク全体を塞いでしまいます。

! ノート 2: Disk Block Size(ディスク ブロック サイズ)パラメータとビデオ規格は、SportNet SDTI ネットワークに接続されている全ての LSM-XT 上で同じでなければなりません。 Net Name(ネット名): Net name(ネット名)は、ネットワーク上のマシン名を定義します。名前はユーザ定義できますが、8文字を超えてはなりません。サーバーは実際にはネットワーク番号で認識し名前では認識しないため、ネットワーク名の入力は義務ではありません、しかし、スポーツネットに接続されている全ての LSM を簡単に識別するために推奨されます。 Net Number(ネット番号): 範囲:[1...31] Net number(ネット番号)はネットワーク上のマシン番号を定義します。この番号は、ユーザ定義で、ネットワークに接続されている全てのサーバーと異なっていなければなりません。新しい番号を入力した時、もしこの番号が他のマシンに割り当てられていたら、エラー メッセージがユーザに注意します。 Type(タイプ): 範囲: [Client、Master、Server] SDTI ネットワーク上の XT サーバーの権限を定義します。ネットワーク上のただ 1 つの XT サーバーのみが、SERVER(サーバー)タイプにセットされなければなりません。もしサーバーが定義されなければ、スポーツネットはアクティブになりません。もし複数のサーバーが定義されたら、最初の 1 つのみが接続可能で、実際のサーバーになります。 ネットワーク上の他の XT サーバーは、もし他の LSM からクリップをアクセスする必要があれば MASTER(マスター)に、または、クリップはネットワーク上で利用可能でなければならないが他のLSM からクリップを呼び出す必要がないなら CLIENT(クライアント)に設定します。

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A l lowed to access the content o f a l l XT servers on the network

Can be accessed by o ther XT servers on the network

SERVER Yes Yes MASTER Yes Yes CLIENT No Yes

DB Size(DB サイズ): 範囲:[6000 クリップ、16000 クリップ] もし LSM が最新のリビジョンの MTPC (A1/R2)で構成されているなら、SportNet ネットワーク全体のクリップ データベースのサイズは、最大 16,000 クリップです。古いリビジョンの MTPC (A1 または A1/R)では、ネットワーク データベースは 6,000 クリップに制限されます。このパラメータは、ネットワーク上の全ての LSM で同じでなければなりません。もし、LSM が間違ったデータベース サイズで開始されたら、警告メッセージが表示され、このパラメータが変更されるまでシステムはネットワークに接続できません。

! ノート: このパラメータはネットワーク データベースのサイズ、すなわち、SDTI ネットワーク全体で作成可能な最大クリップ数、を定義します。サーバー上のローカルに保存できる最大クリップ数は、HCTSボードの CPU RAM のサイズにより決定されます:2048 クリップ(64MB CPU RAM)、4096 クリップ(128MB CPU RAM)。HCTS ボードの RAM サイズは、Multicam アプリケーションが開始されると、自動的に検出されます。 Video & Audio(ビデオ&オーディオ)エリア: Std(規格): ビデオ規格を選択します: ● 625i 50.00 PAL(SD 用のデフォルト) ● 525i 59.94 NTSC ● 525i 59.94 NTSC Japan

● 1080i 50.00 PAL ● 1080i 59.94 NTSC(HD 用デフォルト) ● 1080i 59.94 NTSC Japan ● 720p 50.00 PAL ● 720p 59.94 NTSC ● 720p 59.94 NTSC Japan Aspect Ratio(アスペクト比): HD で、HD-LSM のダウンコンバートされる出力用のイメージのフォーマットを選択します(SD LSM では使用しません)。 ● 4:3 L Box → letterbox (デフォルト)、16:9 オリジナルの映像の全幅が表示されますが、映像の上下水平の黒パネルがつきます。 ● 4:3 Crop → 16:9 の映像の端はカットされますが、4:3 フレームは一杯です。 ● 16:9 → アナモフィック、ワイドスクリーン モード。 SD では、Target Tracking と Painting モードで円を描くとき、グラフィックのアスペクト比を調整するため、入力ビデオのアスペクト比を定義します。

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HD/SD out(HD/SD 出力): HD システムのみ。SD ダウンコンバート出力の割り当てを定義します: ● Monitoring(モニタリング) (デフォルト) ● PGM + Monitoring(モニタリング):E/E モニタリング出力は再割り当てされ SD PGM 出力になります。 HD XT サーバーのリアパネルを見ると、6 つの SD 出力があります。4 つは左側、HD SDI 入力 1 から 4のすぐ下にあり、他の 2つは右側、HD SDI 出力 1と 2のすぐ下にあります。左から右に SD出力 1 – 6 です。 最初の注意点は、SD 出力 3と 6 は同じ、4 と 5 も同じです。システムは 4 つの内部 SD 出力のみを持っていますが、後の 2つはリアパネルで複製され、ほとんどの LSM 構成でより簡単に接続できるようになっています。

SD 出力割当:2-ch XT HD サーバー: Monitoring のみ:

SD Out 1 SD Out 2 SD Out 3 SD Out 4 SD Out 5 SD Out 6 0 REC + 2 PLAY n.a. n.a. PGM2+OSD PGM1+OSD PGM1+OSD PGM2+OSD 1 REC + 1 PLAY REC1 clean n.a. n.a. PGM1+OSD PGM1+OSD n.a. 2 REC + 0 PLAY REC1 clean REC2 clean n.a. n.a. n.a. n.a.

SD 出力割当:2-ch XT HD サーバー: PGM+Monitoring:

SD Out 1 SD Out 2 SD Out 3 SD Out 4 SD Out 5 SD Out 6 0 REC + 2 PLAY PGM1 clean PGM2 clean PGM2+OSD PGM1+OSD PGM1+OSD PGM2+OSD 1 REC + 1 PLAY PGM1 clean REC1 clean n.a. PGM1+OSD PGM1+OSD n.a. 2 REC + 0 PLAY REC1 clean REC2 clean n.a. n.a. n.a. n.a.

SD 出力割当:4-ch XT HD サーバー: Monitoring のみ:

SD Out 1 SD Out 2 SD Out 3 SD Out 4 SD Out 5 SD Out 6 0 REC + 4 PLAY PGM4+OSD PGM3+OSD PGM2+OSD PGM1+OSD PGM1+OSD PGM2+OSD 1 REC + 3 PLAY REC1 clean PGM3+OSD PGM2+OSD PGM1+OSD PGM1+OSD PGM2+OSD 2 REC + 2 PLAY REC1 clean REC2 clean PGM2+OSD PGM1+OSD PGM1+OSD PGM2+OSD 3 REC + 1 PLAY REC1 clean REC2 clean REC3 clean PGM1+OSD PGM1+OSD REC3 clean 4 REC + 0 PLAY REC1 clean REC2 clean REC3 clean REC4 clean REC4 clean REC3 clean SD 出力割当:4-ch XT HD サーバー: PGM+Monitoring:

SD Out 1 SD Out 2 SD Out 3 SD Out 4 SD Out 5 SD Out 6 0 REC + 4 PLAY PGM1 clean PGM2 clean PGM3 clean PGM4 clean PGM4 clean PGM3 clean 1 REC + 3 PLAY PGM1 clean PGM2 clean PGM3 clean PGM1+OSD PGM1+OSD PGM3 clean

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2 REC + 2 PLAY PGM1 clean PGM2 clean PGM2+OSD PGM1+OSD PGM1+OSD PGM2+OSD 3 REC + 1 PLAY PGM1 clean REC2 clean REC3 clean PGM1+OSD PGM1+OSD REC3 clean 4 REC + 0 PLAY REC1 clean REC2 clean REC3 clean REC4 clean REC4 clean REC3 clean

Audio(オーディオ): 範囲: [On または Off] オーディオを可能または不可能にします。 Ref & Phase (リファレンス&フェーズ)エリア: Ref Type(リファレンス タイプ): genlock reference(ゲンロック リファレンス)入力を選択します: ● SD Black Burst(ブラック バースト) (デフォルト) ● HD Tri-Level Sync(トリ-レベル シンク) (HD LSM のみ) Sync Mode(同期モード): frame synchronizer(フレーム シンクロナイザー)モードを選択します: ● Studio(スタジオ)モード: ビデオ入力信号が同期しているとき使用します。(デフォルト) ● Resync(再シンク)モード: ビデオ入力信号が同期していないときに使用します。この場合には、デジタル I/O ボード上で再同期されます。これは、変化するビデオ入力信号間で、最大 3 フィールドずれます。 Genlock(ゲンロック): 範囲: [OK または BAD] この情報は、自動的に表示されます。Genlock(ゲンロック)入力が正しいかをチェックします。 TC In(タイムコード イン): サーバーの LTC 入力のステータスと入力タイムコードに対応するビデオ形式を表示します。例:“TC in 12:24:45:09 PAL” または “TC in 12:24:45:09 NTSC”。もし正しいタイムコードが検出されなければ、“TC in --:--:--:-- Bad”が表示されます。 Phase(フェーズ): このパラメータは、デジタル ビデオ出力のメイン ビデオ フェーズ用の現在設定されている値を表示します。詳細については、’Phase Definition(フェーズ定義)’の章を参照下さい。

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2.4 OPTIONS(オプション) この機能は、全てのアプリケーション用のソフトウェア ライセンス コードの管理に使用されます。特別なアプリケーション ソフトウェアと(または)特別なソフトウェア オプションを走らせるには、ソフトウェア自身とシステム毎オプション毎にユニークなライセンス キーが必要です。 このライセンス キーは、デモ目的用の期限付きのテンポラリー、または期限なしのパーマネントです。 テンポラリー ラインセンスが期限切れになるとき、システムはオペレータに警告します。警告は、期限切れ日の 2 週間前から、EVS ソフトウェアが開始されるたびに表示されます。以下のメッセージが現れます:

Options(オプション)メニューに入るには、Maintenance(メンテナンス)メニューを開き、<↑> と <↓> キーを使用し、’Options(オプション)’ラインをハイライトさせ、<ENTER> を押します。以下の Options(オプション)ウィンドウが現れます:

ハイライトされたラインは、有効なオプションを示します。赤いラインは、現在のラインです。<↑> と <↓> キーを使用し、オプション リストの内部に移動します。 テンポラリ オプションがあると、期限が Options ウィンドウの下部分に示されます。 Maintenance(メンテナンス)メニューに戻るには、<ESC> を押します。

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PERMANENT(パーマネント)オプションのラインの例: TEMPORARY(テンポラリ)オプションのラインの例: 新しいライセンス コードを入力するには: ● EVS から xxxxx.COD ファイル(xxxxx=このファイルが計算されたサーバーのシリアル番号)を受け取ったら、COD ファイルを FDにコピーし、<ALT>+<F>キーを同時に押します。ライセンス コードは自動的に FDから読み取られ、システム内の更新されます。 または ● 手動で xxxxx.COD ファイルを C:¥ドライブにコピーし、EVS メニューを再スタートし、オプション ウィンドウに入り、同時に<ALT>+<U>キーを押します。コードは C:¥ドライブから読み取られシステムに更新されます。 または ● Options(オプション)ウィンドウの下部分の Option(オプション)ボックス内のカーソルが点滅していることを確認します。 ● オプションに対応するコード(ライセンス コードは EVS Technical Support Dpt から送られます)を入力し、<ENTER> を押します。 ● 次のライセンス コード用に、このオペレーションを繰り返します。 ● オプション リスト内をスクロールし、対応するオプションが可能になったかどうかをチェックします。 ライセンス コードを削除するには: ● <↑> と <↓> キーを使用しオプション リスト内部に移動し、削除するオプションを選択します。 ● オプションが選択された時(白文字)、キーボード上の <CTRL+ DEL> を同時に押します。 ● <ENTER> でオプションの削除を確定するか、<ESC> でキャンセルします。

104 PERM Multicam LSM Base 1 PLAY

109 DEMO Multicam LSM Base 6 PLAY

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ハードウェア キー(ドングル)情報をチェックするには: Options(オプション)ウィンドウが開いているとき、 <ALT + I> を同時に押します。新しいウィンドウ’Option Info(オプション情報)’が現れます:

以下の情報が利用可能です: System ID(システム ID):ハードウェア キーの ID コードです。この情報はライセンス コード計算に必要です。工場設定のみです。 User(ユーザ):ユーザ名。この情報はラベルで情報用のみです。工場設定のみです。 Serial #(シリアル):メインフレームのシリアル番号。S/N も、メインフレームの背面上に記載されています。工場設定のみです。 Frame Type(フレーム タイプ):メインフレームのタイプ(6U または 4U)を定義します。もしこの値が間違っていたら、システム内部のオーディオとビデオのルーティングが正しく動作しません。工場設定のみです。 Limit time(期限):テンポラリー ラインセンス コードの終了日&時間。パーマネント コードがインストールされているとき、このラインは現れません。 Key time(キー タイム):ハードウェア キーの現在の日付&時間。これは、テンポラリー ライセンス コードの期限に達しているかどうかの決定の日付に使用されます。工場設定のみです。 <ENTER> を押し、Options(オプション)ウィンドウに戻ります。

2.5 CLEAR VIDEO DISKS(ビデオ ディスクのクリア) この機能は、システム上にある全てのアプリケーション上の全てのクリップとプレイリストの削除に使用します。これは、確実に、保護されたクリップとレコード トレインを含む全てのビデオとオーディオ データを削除します。 ● <↑> と <↓> キーを使用し、’Clear Clips(クリップのクリア)’ラインを選択し、<ENTER> を押します。

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● コマンドを、確定 <ENTER> または、キャンセル <ESC> するかを尋ねられます。

2.6 FORCE LOAD CLIPS(強制クリップ ロード) この機能は、LSM 間でのディスク アレイのスワップ時に使用します。もし、クリップがディスクに保存されたら、このコマンドはシステムにクリップを再ロードさせます。

2.7 PHASE DEFINITION(フェーズ定義) このオプションは、メインフレームのデジタル フェーズの調整に使用します。 a. Standard Definition(SD): もし、REF TYPE(リファレンス タイプ:Configuration(構成)ウィンドウ参照)が’SD BlackBurst(ブラックバースト)’にセットされていれば、フェーズ定義ウィンドウは以下です:

SD 用のフェーズ値は、-12000 ns ~ +15000 ns 間で 37 ns ステップで調整可能です。 b. High Definition(HD): もし、REF TYPE(リファレンス タイプ)が’SD BlackBurst(ブラックバースト)’に設定され、システムが HD 用に構成されていれば、フェーズ定義ウィンドウは以下です:

SD 用のメイン フェーズ値は、-12000 ns ~ +15000 ns 間で 37 ns ステップで調整可能で、2 番目のフェーズ値(SD SDI 出力のフェーズと比較した HD SDI 出力の相対フェーズ)は、-1000 ns ~ +1000 ns 間で 13.5 ns ステップで調整可能です。 もし、REF TYPE(リファレンス タイプ)が’HD Tri-Level Sync(トリ-レベル シンク)’に設定されていれば、フェーズ定義ウィンドウは以下です:

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HD 用のメイン フェーズ値は、-30000 ns ~ +32000 ns 間で 13.5 ns ステップで、2 番目のフェーズ値(HD SDI 出力のフェーズと比較した SD SDI出力の相対フェーズ)は、-400 ns ~ +400 ns 間で 37ns ステップで調整可能です。 COMMANDS(コマンド): ● <←> と <→> キーを使用し、メイン フェーズ値をハーフ ピクセル間隔(例えば、SD: 37 ns または HD:13.5 ns)で調整、または’phase value(フェーズ値)’ボックスに値を入力します。 ● CTRL + <←> と <→> キーを使用し、フェーズ値を 1-ライン(例えば、1440 (SD) ; 2880 ハーフ ピクセル(HD 720p) ; 3840 ハーフ ピクセル(HD 1080i))間隔で調整します。 ● <TAB> キーを使用し、’Main Phase(メイン フェーズ)’と’Secondary Phase(セカンダリ フェーズ)’ボックス間をトグルします。 ● <←>と<→><↑>と<↓>キーを使用し、二番目のフェーズ値をハーフ ピクセル間隔で調整するか(例、SD:37ns、HD:13.5ns)、”phase value(フェーズ値)”ボックス内に入力します。 ● <ENTER> を押し新しい値を保存し Maintenance(メンテナンス)メニューに戻るか、<ESC> を押し変更を保存せずに Maintenance(メンテナンス)メニューに戻ります。

! ノート 1: SD フェーズは、常に、SDI 出力に応じて調整されています。内部 CVBS 出力は、対応する SDI 出力との比較で 48 x 37 nsec のディレイがあります。

! ノート 2: 内部 CVBS 出力は、クロマ サブキャリアのフェーズが内部で調整不可能なため、ビジョン ミキサーまたは他のビデオ エフェクトを行う装置への直接送出には使用できません。

2.8 DEFAULT APPLICATION(デフォルト アプリケーション): このオプションは、システムにより自動的に開始されるデフォルト アプリケーションの定義に使用されます。いつでも、E V S ソフトウェアが起動されると、数秒後にデフォルト アプリケ-ションが開始されます。EVS ソフトウェア起動時、すぐに <SPACE BAR> または <↑> と <↓> キーを押すと、自動起動を回避できます。もし、デフォルト アプリケーションが定義されていないと、システムは EVS ソフトウェア内に留まります。 デフォルト アプリケーションは、Application(アプリケーション)ウィンドウ内に黒背景で示されます。

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DEFAULT APPLICATION(デフォルト アプリケーション)の定義: ● ’Application window(アプリケーション ウィンドウ)’内で、 <↑> と <↓> キーを使用し <F7>を押し、新しいデフォルト アプリケーションを選択します。 または: ● <F9>で Maintenance(メンテナンス)メニューを呼び出し’Default Application(デフォルト アプリケーション)’を選択し、リストから定義済みアプリケーションを選択し、<ENTER> を押します。 → もし、デフォルト アプリケーションが既に定義されているなら、メッセージがオペレータに不可能であることを警告します。コマンドは、<ENTER> で確定、<ESC> でキャンセルされます。 → もし、コマンドが確定されると、他のメッセージでオペレータにデフォルト アプリケーションが定義されたことを伝えます。 DEFAULT APPLICATION(デフォルト アプリケーション)の削除: ● ’Application window(アプリケーション ウィンドウ)’内で <↑> と <↓> キーを使用し、現在のデフォルト アプリケーション(黒背景の青文字)を選択し、<F7> を押します。 または: ● <F9>で Maintenance(メンテナンス)メニューを呼び出し’Default Application’を選択し、リストから現在のデフォルト アプリケーションを選択し <ENTER> を押します。 → メッセージがオペレータに、現在のデフォルト アプリケーションが不可になることを警告します。コマンドは、<ENTER> で確定、または <ESC> でキャンセルされます。

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2.9 DEFAULT PARAMETERS(デフォルト パラメータ) このコマンドは、全てのアプリケーション用の、全ての現在のパラメータ設定を消去し、デフォルト工場設定を読み込みます。このオプションを選択したとき、コマンドを確定するか、キャンセルするかを尋ねられます。 全てのアプリケーション用の DEFAULT PARAMETERS(デフォルト パラメータ):

Line 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 Application LSM

Custom LSM

1CAM Cut

LSM 1CAM

FX

LSM 2CAM Cut

LSM 2CAM

FX

LSM 3CAM

Cut

LSM 3CAM

FX

Triple LSM

LSM 4CAM

Cut

LSM 4CAM

FX

Super LSM Cut

Super LSM FX

Super LSM

+ 1CAM

Super LSM

+ 2CAM

Video Players

1 1 2 1 2 1 2 3 1 2 1 2 2 1

Video Recorders

1 1 1 2 2 3 3 3 4 4 1 1 2 3

Type of REC 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 Audio Format Analog Analog Analog Analog Analog Analog Analog Analog Analog Analog Analog Analog Analog Analog Audio Type Stereo Stereo Stereo Stereo Stereo Stereo Stereo Stereo Stereo Stereo Stereo Stereo Stereo Stereo Recorders configuration (% Disk) *

100 100 100 50/50

50/50

33/33 /33

33/33 /33

33/33 /33

25/25 /25/25

25/25 /25/25

100 100 75/25

60/20 /20

Lipsync 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 Teletext 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 Disk Block Size

512 512 512 512 512 512 512 512 512 512 512 512 512 512

Operational Disk Size

90 90 90 90 90 90 90 90 90 90 90 90 90 90

Video Bitrate (SD) 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 30 Video Bitrate (HD) 100 100 100 100 100 100 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a 4-line interpolation

1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

Interpolation Validation

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1

*(% per channel(チャンネル毎)) 例:50/50 は 2 つの記録チャンネルを意味し、各チャンネル用に利用可能なストレージの 50%です。

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2.10 ADA ADJUSTMENT(ADA 調整) このオプションは、サーバーが frame buffer/mixer ボードの rev. A3 (A3/R2 ではありません)で構成されている場合のみ使用可能です。 このコマンドは、全ての出力上にカラー バー(75% と 100%)を表示します。ADA コンバータのルミナンスとクロミナンスの調整に便利です。

E2E モード(ライブ)は、PGM 出力上に、1つの入力を表示します。そのため、ビデオ信号はディスク レコーダ システムと ADA コンバータ内を通過します。 入力を切り替えるには、I/O INPUT SCANNING(I/O 入力スキャニング)ウィンドウ内で、<SPACE BAR> を押します:

ノート: 正しく ADA 調整を行うには、ADA ユーザ マニュアルを参照下さい。

2.11 DEFAULT TO VGA(VGA スクリーンのデフォルト) PC ブートと I/O ブート間で、ビデオ ドライバがロードされ、ディスプレイは以下に切り替ります: ● VGA モード または ● B&W video(白黒ビデオ)モード ユニット付属の VGA<->BNC アダプタを使用し、VGA スクリーンを標準コンポジット ビデオ モニター上に表示できます。

起動時、キーボードの < ALT > と <Backspace> キーの組み合わせで、モード間の切り替えができます。

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2.12 TS CALIBRATION(タッチ スクリーン キャリブレーション) Touch Screen(タッチ スクリーン)オプションがインストールされると、このコマンドでキャリブレーションできます。もし、Touch Screen(タッチ スクリーン)がインストールされていないと、警告メッセージが表示されます。

2.13 SET TIME(時間設定) Set Time(時間設定)コマンドでは、システム時間と日付の調整が可能です。 時間形式の例: 11:24:32a -> 11 時間 24 分 32 秒 (午前) 10:58:00p -> 10 時間 58 分 00 秒 (午後) 日付形式の例: 10-24-1999 -> 10 月 24 日, 1999 年 03-15-2001 -> 3 月 15 日, 2001 年

2.14 HARDWARE CHECK(ハードウェア チェック) / RAID REBUILD(レイド再構築) このツールの目的は、ハードウェアをチェックし、ビデオ ディスク アレイ上に記録されているデータの正当性を検証します。Maintenance(メンテナンス)メニューからこのコマンドを選択後、システムは自動的にテスト処理を開始します。 交互に、BOOT.HCTS ウィンドウ内に、異なるステージが表示されます。テスト処理は、HCTS ボードが初期化されたとき完了します。 ハードウェア チェックも同様に、不良ディスク交換後に、ビデオとオーディオ情報の再構築に使用されます。 ビデオ レイド アレイの 1 つのディスクがエラーを確認すると、Multicam は自動的にそのディスクを切断し、失われたデータの再構築にパリティ ディスクを使用し、アプリケーションにビデオとオーディオのデータ ブロックを供給します -> オペレータは普通に作業を続けられ、メッセージ’!Dsk’が全てのモニタリング出力上に現れます。 Multicam アプリケーションを終了するとき、警告が現れ、オペレータに 1 つのディスクが切断されたことを思い出させ、ビデオ レイドの修復のためハードウェア チェックを行うことを勧めます:

1 Video disk disconnected. Exit Multicam and

run Hardware Check to rebuild Video RAID. Enter : OK

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もし、Multicam が、RAID の再構築なしに再起動されると、ブートウィン中に以下のメッセージが点滅します:”SCSI Controller #C disconnected in operation !’。そして、Multicam に入るとき、他のメッセージが現れます:

1 Video disk disconnected. Exit Multicam and

run Hardware Check to rebuild Video RAID. ESC : Exit Enter : Continue

オペレータは <enter> を押し 4 つのディスク上で普通にオペレーションするか、ソフトウェアを終了し、ハードウェア チェックのために EVS メニューに戻ります。 EVS Maintenance(メンテナンス)メニューから、’Hardware Check(ハードウェア チェック)’オプションを選択します。これによりオペレータは、不良ディスクを識別できます。以下のメッセージが現れたら、システムの電源を落とし、不良ディスクを交換します:

REBUILD YOUR SYSTEM ?

SCSI Controller #C disconnected in operation ! Do you want to REBUILD your system on 5 disks ?

[Y]es [N]o [C]lear Clips

ディスク トレイ上の不良ディスクは、以下のダイアグラムを使用し識別できます:

そして、再度ハードウェア チェックを走らせ、このとき’Yes’と答えます。 再構築時間は、5x18GB ディスクで 1 時間、5x36GB ディスクで 2 時間、5x73GB ディスクで 4 時間程かかります。 プログレス バーが、再構築ステータスを表示します。

ノート: もし、再構築処理中にエラーが検出されると、メッセージは再構築の完了後に現れ、オペレータに警告し、レイドは正しく再構築されているとは考慮されません。この状態では、システムは 4 つのディスク上で動作維持します。もし、再度、5 つのディスク上で動作させたければ、ディスクを再度交換し再構築するか、全てのクリックをクリアして下さい。 もし、クリップを回復する必要がなければ、RAID を再構築する必要はありません。この場合には、ハードウェア チェック時にこのオプションのメッセージが現れたとき、’Clear All Clips’を回答します。

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もし、RAID アレイを再構築しない、またはクリップをクリアしないなら、LSM は 4 つのディスク上のみで動作を続け、オペレータは multicam アプリケーションを開始/終了するたびに警告メッセージが現れるのを見ることになります。通常のオペレーションは 4 つのディスク上で実行されますが、もしその他のディスクが故障すると、システムはハングアップし全てのビデオとオーディオ データは確実に失われます。

ノート: もし、オペレーション中のドライブ切断はディスク故障が原因でなく、多分ドライブを切断したサーバーが原因だと疑うなら、ディスクが切断されたセッションとハードウェア チェックを終了後すぐにハードウェア チェックを行います。RAID を再構築してはいけませんが、[ALT] と [L] キーを同時に押し、ログファイル C:¥SCSI.LOG を作成し、このファイルを EVS へ送り詳細分析してもらいます。この処理は、オペレーション中にドライブが切断された場合で、システムのブート時にドライブが切断されることではないことに注意して下さい。

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第 8 章: Bootwin

&エラー メッセージ

1. 序章 マニュアルのこの章は、システムの初期化のシーケンスとこの処理中に起きる可能性のあるエラーについて記述しています。異なるエラー メッセージにより、EVS エンジニアは、素早くハードウェアの問題の原因を識別し、オペレータに適切な解決方法を提供することができます。

2. ディスク初期化 システムは、SCSI ハード ディスクを初期化しようとします。 メッセージ”Waiting for disk information...(ディスク情報待ち)”が表示されます。ハードディスクを初期化する手続きが開始されます。 ステータス テーブルが表示されます:

DISK A DISK B DISK C DISK D DISK E Board #0 READY READY READY READY READY Board #x READY READY READY READY READY Primary defects XXX XXX XXX XXX XXX Grown defects YYY YYY YYY YYY YYY

各ボードの各ディスクのステータスを提供します。提供される異なるステータスは: NOT PRESENT(ノット プレゼント): ディスクが見つかりません。 PRESENT(プレゼント): ディスクが存在しますが、Test unit ready 機能が失敗します。 MAJOR ERROR(メジャー エラー): メジャー エラーが検出されました。ディスクが使用不可能。 READY(レディ): ディスク初期化が成功しました。 NOT_READY(ノット レディ): ディスク開始試み後のタイムアウト。 VERIFY_ERROR(ベリファイ エラー): ディスク上のセクタをベリファイ中にエラーが起きました

システムは多分しばらくは動作しますが、オペレーションから切り離すべきです。

LBA ERROR(LBA エラー): LBA サイズが 512 ではありません。システムが動作できません。 SYS ERROR(SYS エラー): 全ての他の可能なエラー。 初期と発達した欠陥に関する情報は、メンテナンス モードでのみ有効です( E V S メニュー内のスタートチェック プログラム)。XXX は、各ディスク上で発見された初期欠陥の数です。YYY は、各ディスク上で発見された欠陥の数です

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このテーブルの後に、システムは全てのボードのトータル容量を表示します。 メッセージ”Capacity of board #x : m.n GBytes or XXX blocs of YYY KBytes”が表示されます。 x:ボード番号 m.n:ベース内のボードのサイズ 1024*1024*1024 (Giga バイト) XXX:ディスク上の利用可能なブロックの数 YYY:各ブロックのサイズ もし、ディスク上の大きなエラーが検出されたら、切断されます。この場合、システムはメッセージを表示します”!!! SCSI CONTROLLER #X DISCONNECTED !!!”。X は、コントローラの番号です。このディスクを交換し、必要であればデータを再構築することを推奨します。再構築に EVS メニュー内のチェック プログラムを開始します。 もし、起動時に 2 つ以上のディスクが故障したら、システムはメッセージを表示します:

MORE THAN 2 CONTROLLERS IN ERROR SYSTEM CANNOT WORK PROPERLY.

この場合、不良ディスクを必ず交換しなければなりません。データ再構築は不可能です。 また、ボード上で大きなエラーが起きたり、ボードが正しく差されていなかったり、単純に間違ったりすることもあります。この場合、システムはメッセージを表示します: !!! ERROR : TIMED OUT -> SCSI BOARD #0 PROBABLY NOT PRESENT この場合、ボードのインストレーションをチェックして下さい。もし、エラーが継続するなら、新しいボードを差して下さい。

3. 構成ファイルの読み込み ディスク初期化シーケンス後、システムはディスク上に保存されている構成ファイルを読もうとします。このファイルは、セッションからセッションへのシステムのメイン パラメータの密着性を保証するいくつかのパラメータを含んでいます。パラメータは:diskBlockSize(ディスクブロックサイズ)と operationalDiskSize(オペレーショナルディスクサイズ)です。 システムは、メッセージを表示します: "Reading configuration file … please wait" ディスク上の構成ファイルが見つかったら: パラメータが表示されます: Configuration à of user on disks block size xxx kBytes yyy kBytes nbr of blocks aaa bbb このテーブルは、システム上に保存されているパラメータ('on disks'カラム)と EVS advanced parameters からのパラメータ('of user'カラム)を示します。 これらはシステムを正しく使用するため、同じでなければなりません。もし同じでなければ、システムは警告ウィンドウを表示します:”A parameter incoherence has been detected””Would you

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like to format the system”ディスク上の A/V データをフォーマットしたければ”Yes”と答えます。EVE メイン メニューに戻りたければ”No”と答えます。

! 警告: もし、”Y e s ”と答えシステムをフォーマットすることを決めたら、全てのクリップはクリアされます。このオペレーションは瞬時です。 もし構成ファイルが見つからなければ 警告メッセージが現れます:”Your system is not formatted””Would you like to format the system ?”ディスク上に保存されている A/V データをフォーマットしたければ”Yes”と答えます。EVS メイン メニューに戻りたければ”No”と答えます。 構成ファイルを読み込み中にエラー発生したら 以下のメッセージが現れます:”Error reading configuration file - status = [Err]” エラー(Err)のタイプは: 1. block error(ブロック エラー): 構成ファイルをディスクにロード中にディスク エラーが起きました。この場合、ディスクを新しいものに交換します。 2. cache overflow error(キャッシュ オーバーフロー エラー): メモリ キャッシュから利用可能なメモリ ブロックがありません。。 3. checksum error(チェックサム エラー): ディスクを交換しデータが再構築されていない場合に起きます。問題を解決するには、ディスク上のデータを再構築します。 4. signature error(サイン エラー): 構成ファイル内のサインが変わっています、またはファイル形式が変更されているため、ファイルは microcode と互換性がありません。この場合、Format コマンドを選択しエラーを訂正します。メッセージをクリアするためにシステムをフォーマットします。 もし、構成ファイルのロード時間が長すぎると、タイムアウト エラー メッセージが現れます:”READ CONFIGURATION ERROR:TIMED OUT - state = [ST]”この場合、システムをリセットし、アプリケーションを再度開始します。

4. 構成ファイルのフォーマット もしオペレータが、メッセージ”Would you like to format the system”に”Yes”と答えたら、システムはディスク上に新しい構成ファイルを作成します。以下のメッセージが表示されます: Format : creating a new configuration file. blk size = xxx kBytes number of blocs = aaa Formating … please wait. もしエラーが起きたら、メッセージ”FORMAT ERROR : TIMED OUT - state = [ST]”が表示されます。この場合、システムをリセットし再度アプリケーションを開始します。

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フォーマットが成功し完了したら、メッセージ”Format completed”が表示され、システムは全てが順番通りであることを確認するため構成ファイルを読みます。

! 警告: もし”Yes ”を選択しシステムのフォーマットを決めたら、全てのクリップはクリアされます。このオペレーションは瞬時です。

5. COLDFIRE microcode の初期化 最後のステップは、microcode の初期化です。 もしアプリケーションの最初のラインがメッセージ:"Disk #x has been disconnected in operation"で点滅していたら、システムはメッセージを表示します:"Disk to be disconnected : x"システムは、4 つのディスクで動作します。レイド機能はオフになります。 メッセージが表示されます: "Init board : nb blocks of size kBytes. Audio:aud DiskUse:use%" nb:システム上で使用されているブロックの数 size:ディスク上のブロックの KBytes サイズ aud:ON/OFF use:% のオペレーショナル ディスク サイズ もしシステムがテーブルをロードしなければならなければ、(EVS メイン メニュー内でクリップのクリアが行われていなければ)、メッセージが現れます: "Loading tables...” 初期化が完了すると、システムはメッセージ:”HCTS board initialized”を表示し、レディになります。もしエラーが起きたら、メッセージを表示します:”ERROR (0xErr):HCTS board not correctly initialized”エラー(Err)は: もしテーブルのロード中にエラーが検出されたら、以下のエラーが表示されます:”LOAD TABLE ERROR - state = [St]”ステート(St)は: 1. block error(ブロック エラー) ハードディスク上のテーブルをロード中にディスク エラー発生。たぶんディスクの故障です。ディスクを交換します。 2. cache overflow error(キャッシュ オーバーフロー エラー) キャッシュ内に利用可能なブロックがありません。アルゴリズムの問題です。 3. checksum error(チェックサム エラー) これはディスクを交換しデータが再構築されていないときに起きます。ディスク上のデータを再構築しメッセージを消します。 4. overflow error(オーバーフロー エラー) ディスク上に保存されているデータのサイズが、テーブルのサイズより大きいです。ソフトウェアのエラーです。すぐに EVS に連絡して下さい。

Page 90: Tech Ref LSM-XT 2.6 030825 j3Multicam 5.03.25 以降 ディスク レコーダの主な仕様 全ての EVS ディスク レコーダ システムは、ライブ動作記録中のサーチ機能、クリップ

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もしメッセージ:”INIT ERROR : TIMED OUT - state = [St]”が表示されたら、初期化が完了していないことを意味しています。St は、コード内の位置を参照しています。 ノート: multicam を開始するには、ブートウィンが microcode の初期化に成功しなければならないことを忘れないで下さい。この場合、メッセージ:”HCTS board initialized”が表示されます。全ての他のエラーの場合、ブートシーケンスまたは初期化フェーズはキャンセルされ、multicam は起動しません。