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Sr]RⅨVoLl7,pp53-67,l999 AJoumalofFieldOmithology◎WildBirdSocietyofJapan 高知県中南部の沿岸性湿地の鳥類相と生息環境 黒岩哲夫 〒780-8052高知市喝部1-1-26 はじめに 高知県中南部の高知市浦戸湾は,かつて多少の干潟と広大な自然の海岸線からなる湿地で あったと思われる.しかし,1961年度からの5年間で57haが埋め立てられるなどの開発と 同時に,ヘドロの堆禰も進んだ(高知新聞社1984).近隣の沿岸部の湿地でも,これ以降, 埋め立て開発が行なわれ,動植物の生息にとって良好な環境を有する湿地は失われていった. その結果,現在高知県中南部には干潟などの大きな湿地はほとんどなく,小規模な湿地が点 在するのみである. シギ・チドリ類については,渡りの主要な経路から四国の中南部は外れている可能性があ り,渡りの途上で休息に立ち寄る個体数は少ないと言われているが(田中1997),一方,こ の地域の湿地は日本列島の太平洋側を移動するその他の鳥類の,休息場所および越冬地とし ての価値は高い可能性もある.しかし,この地域の湿地においては,過去に鳥類の詳細な調 査などは行なわれていないか,あるいは行なわれていてもデータは公表されておらず,鳥類 の生息場所としての重要性を評価することができない. わが国では1993年に釧路で第5回ラムサール条約締約国会議が開催されたのを契機に,湿 地保護の気運が高まった.本条約に登録された湿地は北日本に多くが集中し,四国には1か 所もないが,高知県内の湿地に関してはこれまでに生物相に関する正確な記録が少ないこと もその一因と考えられる. 生物の生息環境としての湿地の重要性が見直されている中で,湿地環境における生物多様 性の現状を把握し,評価することは重要であると考えられ,これまでの調査例の少ない地域 である高知県中南部の湿地について,生物相を記録しておく必要性がある.そこで,今回4 年余りにわたり,高知県中南部の沿岸性湿地で鳥類の生息状況を調査した. 沿岸性の湿地として,止水性の低湿地と河川の河口部という異なる性質を持つ2か所の調 査地を設定した.これは,多くの鳥類が生息していると考えられる沿岸性湿地の代表的な環 境であるためである.止水性の低湿地として春野町小松沼,河口部として吉川村物部川河口 を調査地とした.小松沼は周囲に水田地帯が残されていて,沿岸性の止水湿地としては埋め 1998年12月21日受理 キーワード:沼ノ阜性湿地,高知県,鳥剰習

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Page 1: Sr]RⅨVoLl7,pp53-67,l999 · 2012-10-04 · Sr]RⅨVoLl7,pp53-67,l999 AJoumalofFieldOmithology WildBirdSocietyofJapan 高知県中南部の沿岸性湿地の鳥類相と生息環境

Sr]RⅨVoLl7,pp53-67,l999AJoumalofFieldOmithology◎WildBirdSocietyofJapan

高知県中南部の沿岸性湿地の鳥類相と生息環境

黒岩哲夫

〒780-8052高知市喝部1-1-26

はじめに

高知県中南部の高知市浦戸湾は,かつて多少の干潟と広大な自然の海岸線からなる湿地で

あったと思われる.しかし,1961年度からの5年間で57haが埋め立てられるなどの開発と

同時に,ヘドロの堆禰も進んだ(高知新聞社1984).近隣の沿岸部の湿地でも,これ以降,

埋め立て開発が行なわれ,動植物の生息にとって良好な環境を有する湿地は失われていった.

その結果,現在高知県中南部には干潟などの大きな湿地はほとんどなく,小規模な湿地が点

在するのみである.

シギ・チドリ類については,渡りの主要な経路から四国の中南部は外れている可能性があ

り,渡りの途上で休息に立ち寄る個体数は少ないと言われているが(田中1997),一方,こ

の地域の湿地は日本列島の太平洋側を移動するその他の鳥類の,休息場所および越冬地とし

ての価値は高い可能性もある.しかし,この地域の湿地においては,過去に鳥類の詳細な調

査などは行なわれていないか,あるいは行なわれていてもデータは公表されておらず,鳥類

の生息場所としての重要性を評価することができない.

わが国では1993年に釧路で第5回ラムサール条約締約国会議が開催されたのを契機に,湿

地保護の気運が高まった.本条約に登録された湿地は北日本に多くが集中し,四国には1か

所もないが,高知県内の湿地に関してはこれまでに生物相に関する正確な記録が少ないこと

もその一因と考えられる.

生物の生息環境としての湿地の重要性が見直されている中で,湿地環境における生物多様

性の現状を把握し,評価することは重要であると考えられ,これまでの調査例の少ない地域

である高知県中南部の湿地について,生物相を記録しておく必要性がある.そこで,今回4

年余りにわたり,高知県中南部の沿岸性湿地で鳥類の生息状況を調査した.

沿岸性の湿地として,止水性の低湿地と河川の河口部という異なる性質を持つ2か所の調

査地を設定した.これは,多くの鳥類が生息していると考えられる沿岸性湿地の代表的な環

境であるためである.止水性の低湿地として春野町小松沼,河口部として吉川村物部川河口

を調査地とした.小松沼は周囲に水田地帯が残されていて,沿岸性の止水湿地としては埋め

1998年12月21日受理

キーワード:沼ノ阜性湿地,高知県,鳥剰習

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立てなどの環境の大きな改変が見られず.人為の影響の少ない地域として典型的な場所であ

る.物部川は,四国中南部を流れて土佐湾に注ぐ2つの一級河川のうちの1つであり,その

河口部|、l・近にはまとまった而砿を持つ荒れ地があり,かつ,比較的容易に観察できる地形を

有している.このため,上記の2か所を洲在地とした.

野外における鳥類相の調査による群集榊造の解析について.わが国では森林性の鳥類に関

する比較法が提示され(淵111974),その群集構造の解析や群集構造におよぼす諸要因につ

いて検討が加えられている(たとえば由井・鈴木1987,村井・樋I-ll988).しかし,湿地環

境における鳥瓶群集に関する解析は,特定の裾節や種群を対象とする等,いくつか試みられ

ているものの(金井1991.嶋田1998など),鳥類群集全般の比較に関する研究制列は少な

い.

今側のi淵査では,異なる環境要素を有する2か所の湿地について,調衝を行なった.ここ

では,この2か所の調査地の鳥類相を記録し,それぞれの持つ環境の特徴をI川らかにし,ま

た,調奄地間で鳥類相の比絞をして鳥類イ11の差異に影響をおよぼす要因について検討したの

で報告する.

調査地および調査方法

調査地は,春野町仁ノの小松沼およびその周辺と,吉川村Ili原の物部川河口およびその周

54

凶1.調侮地の地図.K:小松沼M:物部川河口.破線はラインセンサスのコース,黒点は

定点観察の場所を示す.

Fig.1.Mapsofthestudysiles.K:Komatsupond.M:themouthoftheMonoberiver・Brokenlinesshowthecensuscourses、Solidcirclesshowthepointsoftheplotcensus.

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辺である(図1).

小松沼は,海岸沿いの水田地帯が1946年の南海大地震で一部陥没してできた約1.5haの塩

性湿地で,水門により水の出入りを調整されている.このため陥没した私有地の境界が複雑

で,また地域の遊水池としての機能も有し,現在まで大規模な開発を免れてきた.沼にはヨ

シPルァzZg"zi"SCO腕沈”isが繁り,水草が一部繁茂し,水深は深いところで1.5m前後である

と思われる.沼周辺は157haにわたり銃猟禁止区域に指定され,南側は県道をはさんで土佐

湾に面し,北側と東側は里山(1995年11月15日,休猟区解禁),西側は調査範囲外の農耕

地や道路を幅500m前後をはさんで,狩猟制限のない仁淀川河口につながっている.

物部川河口は,ほとんど干潟にはならず,ヨシ原を有する荒地と砂喋地であった.また,

高知県でも有数の銃猟地であったが,建設省が物部川改修計画に基づき,局部洗掘阻止と同

時に親水性の確保のため,部分的に遊歩道を整備した.それにともない,1994年11月15日

から,河口部を含む周辺地域114haが銃猟禁止区域に指定された.ただ,すぐ上流側を含む

周囲は,狩猟の規制がない.

調査期間は,1994年1月から1998年4月までで,毎月1~6回,小松沼は169回(ただ

し,1994年6~8月は調査なし),物部川河口は154回の調査を行なった.さらに,調査時

間外にも随時観察を行なって,補足資料とした.調査時間は,1回1~2時間をかけ,調査

時間帯は日の出時刻に対応し,日の出から3時間後までの5時から9時のあいだである.

小松沼周辺では,沼沿い,水田などの農耕地,荒地,林縁部を含む約2kmのラインセン

サスのコースを設定した.ラインセンサスは左右各50mの範囲内で出現した鳥類を記録し

た.シギ・チドリ類に関しては,調査コースから識別できるもの全てを記録した.また,沼

の開水面を見渡せる定点を設定して,定点観察を行なった.定点観察では,識別可能な鳥類

を全て記録した.

物部川河口では,河口内の遊歩道,砂浜,隣接する水田などの農耕地を通る約2kmのラ

インセンサスのコースを設定した.また,左岸堤防上に定点を設定して,河口部付近の定点

観察を行なった.ラインセンサス,定点観察とも,小松沼と同様の方法で,出現した鳥類の

種と個体数を記録した.

出現した鳥類は,種ごとにラインセンサスと定点観察の個体数を合計し,月ごとに調査1

回あたり平均出現個体数を求めた(付表1,2).

結果

1.季節区分

季節による鳥類相の変化を表すために,科ごとの優占度を1月から12月まで月別に算出

した.調査期間を通して,1月から12月までのそれぞれ上位4科の優占科を選び,それ以外

の科をその他として一括し,それらの推移を,小松沼について図2,物部川河口について図

3に示した.

小松沼では,5月から7月にかけてハタオリドリ科,ツバメ科,ムクドリ科,ウグイス科

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Month

100%

図2.小松沼における月ごとの鳥類各科の優占度.

Fig.2.DominanceoffamiliesofbirdsineachmonthatKomatsupond.

56

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.■カラス科Cowidae

・■ムクドリ科Stumidae

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■アトリ科FringilIidae

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が上位4種を占め,これらの合計で優占度が全体の約7割を占めて安定していた(図2).物

部川河口では,ハタオリドリ科,ツバメ科,ウグイス科が5月から7月まで上位4種以内に

入り,これらの合計で全体の約4割を占めた(図3).この期間内に上位4科には,サギ科,

カモメ科,シギ科も含まれたが,旅鳥がほとんどを占めるシギ科を除いて,これらの科は比

較的優占度が安定していた(図3).これらの結果から,5,6,7月を繁殖期とした.

小松沼では,12月から翌年2月にかけてガンカモ科が全体の約7割から8割を占め,ハタ

オリドリ科,ムクドリ科,カラス科などがそれぞれ5%以下を占めるという安定した構成を

示した(図2).物部川河口では,同じく12月から翌年2月にかけてガンカモ科が全体の約

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Month

図3.物部川河口における月ごとの鳥類各科の優占度.

Fig.3.DominanceofiamiliesofbirdsineachmonthatthemouthoftheMonoberiVer.

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l画カラス科Co,vid.。|ロムクドリ科Stumidao

lロハタオリドリ科PIoooid.。

'■アトリ科FringiIIidac

pウグイス科SyIv掴a。

■ツグミ科Turdidae

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;■ツバメ科Hirundinidae

lpカモメ科Laridae

口シギ科ScoIopacidae

1■ガンカモ科Anatidae

,画サギ科Ardeidae

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60

4割から5割,カモメ科が約1割から2割を占めて安定し,ツグミ科,アトリ科,ハタオリ

ドリ科,カラス科などが上位4種以内に入ったが,それぞれおおむね1割以下であった(図3).

これらの結果から,12月から翌年2月までを越冬期とした.

繁殖期と越冬期の間である3月と4月を春の渡り期,8月から11月を秋の渡り期とした.

以下の節では,1年をここで区分した4期に分けて,期ごとの鳥類相について検討した.

2.両調査地の鳥類相

1)小松沼

調査期間中,センサスで35科126種,それに加えてセンサス外の観察で4科5種,総計

36科131種の鳥類を確認した(付表1).

観察期間を通しての月ごとの鳥類の総個体数,ガンカモ科の個体数,総種数を図4に示し

た.総個体数は,その大部分を占めるガンカモ類と同じく,越冬期が多くなっているが,種

数は春と秋の渡り期に多かった.特に,4月は個体数の割に種数が最も多かった.

春の渡り期に観察された鳥類は30科96種,繁殖期に観察された鳥類は27科49種,秋の渡

り期に観察された鳥類は31科95種,そして越冬期に観察された鳥類は28科79種であった.

時期別に,種ごとの優占度と出現率を算出し,優占度の高い順に上位5種を優占種とみな

した.ただし,優占度が高くても出現率の低い種は除外した.春の渡り期の優占種とそれぞ

れの優占度は,マガモ47%,コガモ9%,カワラヒワ4%,カルガモ4%,スズメ4%であ

った.繁殖期の優占種とそれぞれの優占度は,スズメ26%,ツバメ16%,ムクドリ13%,

セッカ9%,ウグイス4%であった.秋の渡り期の優占種とそれぞれの優占度は,スズメ

33%,マガモ22%,ムクドリ7%,ヒヨドリ5%,カルガモ4%であった.越冬期の優占

種とそれぞれの優占度は,マガモ57%,コガモ8%,ヒドリガモ4%,スズメ4%,カルガ

モ3%であった.

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図4.小松沼の鳥類の月ごとの種数,総個体数.ガンカモ科の個体数.

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(A”#池e)ineachmonthatKomatsupond.

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2)物部川河口

調査期間中,センサスで37科138種の鳥類が確認された(付表2).ガンカモ類は,後述

するように銃猟規制が行なわれていなかった1994年1月から8月までのデータは,狩猟の影

響があると思われたので,平均個体数の算出からは除いた.

観察期間を通しての月ごとの鳥類の総個体数,ガンカモ科の個体数,総種数を図5に示し

た.春と秋の渡り期に,個体数,種数ともにピークを描いた.11月に個体数が飛びぬけた

が,これはカモメ類が一時的に入ったためである.

春の渡り期に観察された鳥類は31科101種,繁殖期に観察された鳥類は25科68種,秋

の渡り期に観察された鳥類は32科113種,そして越冬期に観察された鳥類は28科74種で

あった.

時期別に種ごとの優占度と出現率を算出し,優占度の高い順に上位5種を優占種と見なし

た.ただし,優占度が高くても出現率の低い種は除外した.春の渡り期の優占種とそれぞれ

の優占度は,コガモ25%,ヒドリガモ8%,カルガモ6%,スズメ5%,カワラヒワ5%で

あった.繁殖期の優占種とそれぞれの優占度は,スズメ17%,ツバメ10%,セッカ10%,

コアジサシ10%,トビ7%であった.秋の渡り期の優占種とそれぞれの優占度は,ウミネコ

13%,スズメ8%,コガモ7%,カルガモ5%,マガモ5%であった.ただし,ユリカモメは

優占度が15%であったが,出現率が9%であったので,優占種とはしなかった.越冬期の優

占種とそれぞれの優占度は,コガモ28%,カルガモ9%,ウミネコ8%,ユリカモメ6%,

スズメ6%であった.

この調査地は,高知県では比較的多くのシギ・チドリ類の観察される場所である(田中

58

Jan・Feb・Mar・Apr・MayJun、Jul,Aug、SepOct・Nov・Dec,

Month

図5.物部川河口の鳥類の月ごとの種数,総個体数,ガンカモ科の個体数.

Fig.5.′I11enumberofspecies,totalpopulationofbirds,andpopulationofwaterfbwl(A"α"血のineachmonthatthemouthoftheMonoberiver.

なお,この調査地は,水深の深いヨシ原が夏期のツバメの,水深の浅いあるいは陸上部の

ヨシ原が冬期のタヒバリの,ねぐらとして利用されていた.

40

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1997).しかし,種数,個体数とも安定したものではなかった.例として,1994年と1997年

の月別のシギ・チドリ類の種数と個体数をみると(図6),1994年は4月に種数,個体数と

もピークとなったが,ハマシギとチュウシャクシギの個体数が全体のうちに占める割合が高

かった.一方,この年は秋の渡り期にはシギ・チドリ類が多くなかった.1997年は春の渡り

期はシギ・チドリ類は少なく,9月に種数,個体数ともピークを示した.このうち,トウネ

ンの個体数が占める割合が高かった.

この調査地内には,水田や休耕田などの農地や河口部のごくわずかの干潟が含まれるが,

シギ・チドリ類の大部分は水の張ってある農地で観察され,水田などの水のある農地がシ

ギ・チドリ類のおもな休息,採食場所となっていた.シギ・チドリ類の生息数は,春と秋の

渡り期にそれぞれピークがあるが,その個体数は,水田などの農耕地に水が張ってあるかど

うかによって影響されている可能性がある.

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Jan,Feb・Mar,Apr、MayJun・JuI・AugSep,Oct-NovDec、

Month

図6.物部川河口における1994年と1997年のシギ・チドリ類の

種数,個体数.

Fig.6.Thenumberofspeciesandpopulationofwaders

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3.両調査地の鳥類相の比較

繁殖期に観察された鳥類は,小松沼周辺が27科49種,物部川河口周辺が25科68種であ

った.この調査地の周辺で繁殖していないことが確実と思われるサギ類,カモ類を除いて,

優占度を高い順に上位5種をみてみると,小松沼周辺は,スズメ,ツバメ,ムクドリ,セッ

カ,ウグイス,物部川河口周辺は,スズメ,ツバメ,セッカ,コアジサシ,トビであった.

物部川河口でコアジサシが認められるのが特徴的である.優占度はやや低いものの比較的出

現率が高い種としては,小松沼周辺は,ヒクイナ,コジュケイ,カワラヒワ,ホトトギス,

ホオジロがあげられ,水田や森林に生息する種が多いのが特徴的だった.一方,物部川河口

では,コチドリ,シロチドリ,イソシギなどのシギ・チドリ類が比較的多かった.

越冬期に観察された鳥類は,小松沼周辺が28科79種,物部川河口が28科74種であった.

両所ともカモ類が多数を占めるが,その中で最優占種は,小松沼はマガモ,物部川河口はコ

ガモであった.カモ類以外の優占種は,小松沼周辺は,カワウ,オオジュリン,タヒバリ,

ツグミ,アオジ,オオバン,ジョウビタキ,ヒヨドリ,メジロ,ツリスガラ,物部川河口周

辺は,ウミネコ,ユリカモメ,カワラヒワ,ツグミ,ホオジロ,オオジュリン,タヒバリ,

アオジ,ハマシギ,ヒヨドリなどであった.小松沼では開水面を利用するカワウ,オオバン

などが多いのに対し,物部川河口ではカモメ類が多いのが特徴的であった.

4.経年変化

各期とも,優占種の個体数の特徴的な経年変化は認められなかったが,物部川河口で越冬

期のコガモの個体数が1994年度から1997年度までの間に約9倍に増加した(図7).同じ期

間内にオカヨシガモの個体数は約2倍に増加した(図7).この期間内に減少した種は特に認

められず,カモ類の総個体数は増加していた.

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Year

図7.物部川河口における越冬期のカモ類主要種の個体数.

Fig.7.Populationofmajorspeciesofwaterfbwlい"α“αe)atthemouthoftheMonoberiverinwinter.

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この期間内にこの調査地の周辺では大きな環境の変化は認められず,カモ類の個体数に影

響を与える要因については不明であった.

5.狩猟の影響

狩猟の影響と考えられるガンカモ類の個体数変化が,物部川河口では認められた.物部川

河口では1993年度の猟期まで銃猟が行なわれていたが,1994年11月15日から銃猟禁止区

域に指定された.1993年度は1994年1月,2月にはほとんどガンカモ類は確認されなかった

が,2月15日の狩猟期間が終わった後の3月以降にカモ類が少数確認された(図8).それ

に対して,1994年度以降は多くのカモ類が観察された(図8).

小松沼の場合,10月からガンカモ類の個体数が増えはじめ,12月から2月でピークが安

定し,3月から次第に減った(図4).これに対し,物部川河口は,狩猟解禁の11月以降12

月から1月にかけてややカモ類の個体数が減少し,2月から3月にやや増加した(図5).

Theyearsta(ingSepl993・ObseⅣatiOnbeganinJan、1994

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61

TheyearstaRin9Sep、1994

Month

図8.銃猟禁止の前後における物部川河口のカモ類の極数,個

体数.

Fig.8.ThenumberofspeciesandpopulationofwaterfOwl

(A"αrj血e)atthemouthoftheMonoberiverinayearwithout

huntingrestrictionsandtheyearaftertheimpositionofrestrictions.

Sep・Oct・Nov・DeC・JanFeb・Mar・Apr・MayJun、JuI,Aug.

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考察

鳥類相全般にわたってみた場合,小松沼は調査地域に森林を含むので,森林性や林縁性の

鳥類がみられたと思われる.一方,物部川では砂喋地があったためにコアジサシやチドリ類

のように砂喋地で繁殖する種がみられたと考えられる.

越冬期の鳥相においては,小松沼ではカモ類が多いこと,物部川河口ではカモメ類が多い

ことがそれぞれの特徴としてあげられる.また,両者に共通した特徴として,ホオジロ科,

セキレイ科,ヒタキ科などをはじめとして小鳥類が多いことがあげられる.小鳥類はヨシ原

や潅木帯および周辺の農地などを生息環境とするものが多くみられ,それぞれの調査地にこ

のような環境要素が含まれていたためと考えられる.

春と秋の渡り期を中心として確認された旅鳥が物部川河口では多かったが,これは,おも

に渡りのシギ・チドリ類の個体数の差と,さらに少数ではあるが,小松沼周辺では越冬する

種が物部川河口では定着せず移動してしまうことによると思われる.

毎年,狩猟解禁日の11月15日の日の出時刻には,小松沼では西に隣接する仁淀川河口か

ら,物部川河口では銃猟禁止区域が切れる上流側から銃声が響き渡る.物部川河口では,上

空を飛びまわるカモがみられる.ガンカモ類の集団は,海上へ飛去するようで,直接小松沼

や河口には入ってはこない.両所は,狩猟規制の面では等しく銃猟規制を受けているが,小

松沼は三方を里山や海に囲まれた銃猟禁止区域であり,銃声による鳥類の動きもなく,西に

は500mくらいの幅を有する農耕地や道路が,隣接する仁淀川河口の銃猟の影響を和らげる

緩衝地としての役割を果たし,銃猟の影響は間接的である.物部川河口は,わずかな河口部

の範囲が銃猟禁止区域に指定されただけで,すぐ上流側を含め周囲が無規制地域であり,周

囲も開けた田園地帯である.上流の銃声は調査中にもよく聞こえ,銃猟の影響は大きいと考

えられる.

狩猟制限がなかったときは,ガンカモ類が物部川河口にほとんど生息しなかった(図8)

ことに比べると,狭い範囲でも独立的に狩猟制限を加えた効果がうかがわれるが,周辺部で

狩猟が行なわれる影響は避けられないと思われる.小松沼は,外部からは猟期外に少数の人

が猟犬を放すほか,地元の農作業,釣り,犬の散歩などのために少数の人が入る.しかし全

般的に,この調査地内へ立ち入る人は少ない.ただし,年々沼の周囲は砂利業者が沼を埋め

たてて敷地を拡張したり,廃材を埋めたり焼却したり,その他徐々に環境が人工物に変わっ

てきている.これに対して物部川河口は,整備された遊歩道には様々な人や地元の車が出入

りし,砂浜も漁やレジャーの人車が頻繁に出入りする.昨今のアウトドアブームで,今や年

中,人や車の入り込まないところはなくなり,今後,砂浜でのシロチドリやコアジサシの繁

殖は不可能と思われる.

今後,湿地の環境を保護していくうえで,人の進入による鳥類への負の影響も多大であ

り,鳥類の生息環境を維持するためには,地域としての湿地の保全と,鳥獣保護区等の適切

な拡大と,さらに人間の利用に対する規制が必要であると考えられる.

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謝 辞

佐藤重穂氏には,本論の執筆を献身的に指導していただいた.豊田陽一,田中正晴,浜田哲暁の

各氏には,高知県の湿地の鳥類に関する情報や知見を,随時ご教示いただいた.パソコン通信で知

りあった前川聡氏,橋本肇氏をはじめ多くの方々に,調査の親身な助言をいただいた.また.本論

を担当していただいたレフェリーには,論文のとりまとめの全般にわたって多くの有益な助言をい

ただいた.以上の方々に深く感謝申し上げる.

引用文献

金井裕.1991.東京都立光が丘公園バードサンクチュアリ造成後の越冬ガモ類生息状況変化.Strix

lO:127と139.

高知新聞社.1984.高知新聞報道写真全集ふるさとの残像.高知新聞社,高知.、

黒田長久.1974.森林鳥類群集の比較法試案.山階鳥研報7:268308.

村井英紀・樋口広芳.1988.森林性鳥類の多様性に影響する諸要因.Strb《7:83-100.

嶋田哲郎.1998.新浜における越冬期の水鳥群集の変化.Strixl6:37-45.

田中正晴.1997.高知平野のシギ・チドリたち.鳥と自然(86):1-7.

由井正敏・鈴木祥悟.1987.森林性鳥類の群集構造解析Ⅳ.山階鳥研報19:1327.

要約

高知県中南部の沿岸性湿地である小松沼と物部川河口の2か所の調査地について,4年間にわた

って鳥相調査を行なった.小松沼では131種,物部川河口では138種の鳥類が確認された.小松沼

は海岸に隣接した止水性の湿地であり,鳥類の総個体数の中に冬鳥のカモ類が占める割合が高いこ

と.沼の周辺で見られる森林性,水田性などの種類が多いことが鳥相の特徴としてあげられた.物

部川河口では種数,個体数ともに春と秋の渡りの時期にシギ・チドリ類を中心として多く確認され

ること,コアジサシやチドリ類などの砂喋地性の種類が繁殖することなどの特徴があった.湿地へ

の人の侵入や狩猟の影響の程度が2つの調査地間で異なった.

'Iheavifaunaofcoastalwetlandsinthecen廿alsouthemareaofKochiprefecture

TetsuoKuroiwa

l-1-26Kamombe、Kochi-shi・Kochi780L8052

T11eavifaunaofcoastalweUandswerEinvestigatedfOrfburyealもatKomatsupondandatthe

mouthoftheMonobeRiverinKochiprもfecture・OnehundredthiIty造onespecieswereobsewed

atKomatsupond(acoastalpond).Itischaracterizedbyducksaswintervisitors,andother

residentbirdsintheforestsandpaddyfields,AttheMonobeRiverl38specieswere

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observed・ManywadeIstransitedinsprmgandautumn,andtheLittleT℃mandsomeplovers

usedthegnttyareafOrtheirb1℃eding・Thedisturbanceofhumanintrusionandhuntingwere

differentbetweenthetwostudyareas.

K2y〃0砿:”加”α,Kbcjb幼峨”形,”。g庵,“彪加抑ノ,卸e地"。

付表1.小松沼周辺の鳥類リスト.数値は個体数で,1994年1月から1998年4月までの各月の平均値.

Appendixl・ThelistofobservedbirdsatKomatsupond、Numbe応arEavemgepopulationsfmmJanuaryl994toAprill998ineachmonth.*markshowsspedesObservedoutside唾nsuses.

JaPanesename

カイッブリ

カンムリカイツプリ

カワウ

サンカノゴイ

ヨシゴイ

ゴイサギ

アカガシラサギ

ア マサギ

ダイサギ

チュウサギ

コサギ

アオサギ

ヒシクイ

オシドリ

マガモ

カルガモ

コガモ

トモエガモ

ヨシガモ

オカヨシガモ

ヒドリガモ

オナガガモ

シマァジ

ハシピロガモ

ホシハジロ

キンクロハジロ

スズガモ

ホオジロガモ

ミコアイサ

ミサゴ

トビ

オオタカ

ツミ

ハイタカ

ノスリ

サシバ

ハイイロチュウヒ

チュウヒ

ハヤプサ

チゴハヤプサ

チョウゲンボウ

ウズラ

コジュケイ

キジ

アネハヅル

クイナ

ヒクイナ

シロハラクイナ

バン

オオバン

タマシギ

コチドリ

メダイチドリ

ムナグロ

ダイゼン

ケリ

タゲリ

トウネン

ウズラシギ

ハ マ シ ギ

学名ScicnlincnamcJan・FCb・Mar・APr・MayJun・juI・Aug・SCP,Oc8・Nov・Dec

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1.851.671.220.801.520.501.583.151.921.400.670.56

2.302.804.273.141.362.501.781.370.881.653.152.00

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2.150.200.080.047.13

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38.20 18.554.203.6710.4827.6162.75

9.759.952.450.030.201.588.0210.31

0.29

1.051.230.100.050.200.250.38

7.551500.656.2325.688.69

10.40 9 . 0 5 3 . 1 4 0 . 0 4 0 . 6 3 4 . 3 7 6 . 9 4

0 .280.19

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0.550.830.100.020.080.060.450.210.69

4.005.157.843.812.402.330.641.585.064.624.334.50

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0.08

0.350.320.050.250.06

0.850.430.270.170.58036

1 . 0 5 0 . 9 5

0.07

0.250.170.370.100.080.44

0.050.200.06

0.06

0.100.250.050.180.06

0.050.08

0.050,50.921.191.081.421.250.770.730.400.480.31

0.100.620.”2.442.402580.420.080.130.蚕

0.12

0.100.070.,0.080.05

0.150.170.151.262.641.420.610.980.290.230.370.25

0.05

0.351.150.871.120.881.081.483.462.671.330.44

4.454.353.431.900.440.252.374.184.75

0.13

0.401.881.640.320.830.170.500.10

0.20

0.070.93

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1.69

付表1.つづき

Appendixl・Continued

0.08

0.17

5.00

JaP唾nc$c岬nc Scにmincnm麓 Jan,Feb・Mar・AP『・MayJun・JuI.Aug SeD.Oc Nov. D⑤c

“““

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0.10

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0.13

0.100.04

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0.17

0.10

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0.03

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4.505.708.325.921.334.56

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1 . 50 0. 70

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4.574.600.130.05

15.608.5515.106.147.3619.0817.47“。9524.5024.6526.1724.13

2.202.372.471.941.642.333.172.602.3s2.832.592.00

17.8014.7713.2816.523.361.500.728.5222.7518.1726.4122.69Chwl趣macm巾wlchos17.8014.7713.2816.523.36

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66 ●

付表2.物部川河口周辺の鳥類リスト.数値は個体数で1994年1月から1998年4月までの各月の平均値.

ただし,ガンカモ科については1994年9月から1998年4月までの各月の平均値.

Appendix2・melistofObservedbixdsatthemouthoftheMonObeRiver・Numbersar宅avemgepopulationshom

Januaryl994toApIill998ineachmonth・Numbersofwaterfbwlsa定averagepopulationsfTomSepmberl994toAprill998ineachmonth.

弧名jnpnne5cnameカイツプリ

ハジロカイツブリ

カンムリカイッブリ

オオミズナギドリ

カワウ

ウミウ

ョシゴイ

ゴイサギ

ササゴイ

アマサギ

ダイサギ

チュウサギ

コサギ

アオサギ

オシドリ

マガモ

カルガモ

コガモ

トモエガモ

ョシガモ

オカヨシガモ

ヒドリガモ

アメリカヒドリ

オナガガモ

シマアジ

ハシピロガモ

ホシハジロ

キンクロハジロ

スズガモ

ミサゴ

トビ

オオタカ

ハイタカ

ノスリ

サシバ

ハヤプサ

コチョウゲンポウ

チョウゲンポウ

キジ

クイナ

ヒクイナ

バン

タマシギ

コチドリ

イカルチドリ

シロチドリ

メダイチドリ

ムナグロ

ダイゼン

タゲリ

キョウジョシギ

トウネン

オジロトウネン

ヒバリシギ

ウズラシギ

ハマシギ

コオバシギ

オバシギ

ミユピシギ

エリマキシギ

キリアイ

ッルシギ

ァカァシシギ

コアオアシシギ

アオアシシギ

クサシギ

タカプシギ

キアシシギ

ScienIificnameJan、FEb・Mar・APr・MnyJun・JU1・Aug・SCP、0ct・Nov・DCC.

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G、"伽ulmchlmqpus

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7万"g団、巴腕jI師a

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3.273.404.254.112.661.441.751.671.712.772.603.44

0.13

0.530.070.090.070.170.400.63

5.00

1.332.509341.430.460.五0.590.“0.“0.382S42.44

0.070.050.13●

0.130.08

1.002.500.550.836.098.697.533.544.087.920.830.25

0.170.440.13

2.233.003.1310.380.298.67

0.330.270.581.330.600.061.530.831.501.212.691.25

0 . 2 4 0 . 2 0 0 . 2 5

1.209.037.262.392.194.062.868.637.713.784.563.56

20.4714.7013.6211.395.402.698.708.468.925.3727.9622.19

0.44

1 9 . 7 512.5824.482.2115.2364.5622-m

46.お41.3343.459.382.110.750.500.391.5413.4067.3359.81

137.172Z8.58170.4039.423.000.1735.7376.SOI10.81

0.08

0.33 1.503.941.000.150.19

28.9222.0823.364.380.381.7511.38

18.336 .3849.5019.710.116.5316.0423.13

0.08

2.751.001.540.084.672.81

0 . 5 0 5 . 9 2 2 . 0 0 0 . 9 2

0.250.581.901.080.330.170.31

050

0.081.890.250.630.330.38

1.00 0 . 7 5 0 . 3 0 0 . 2 5 1 . 2 5 0 . 5 6

0.470.400.230.130.060.040.080.130.330.44

7.334.806.9111.249.929.317.606.464.675.287.965罰00

0.200.0M00.⑱↓0.130.060.06

0.050.210.06

0.050.13

0.10

0.0$0.100.130.06

0.130.07

0.13 0.120.080.570.190.31

0.14

0.06

0.470.050.250.330.06

0.070.300.17

0.06

0.530.380.911.422.001.722.001.210.210.69

0.130.130.19

0.670.474.273.222.550.062.504.712.750.650今150.63

0.103.871.510.130.132.541.00

0.230.170.06

0.400.070.230.080.210.270.060.13

0.230.100.291.310.06

3.352.580.080.040.290.48

0.274.250.081.8819.88

0.38

0.08

0.08

2.536.9311.667.200.320.751.582.251.56

0.25

0.08

0 .050.08

0.25

0.130.130.13

0.05

0.250.13

0.50

0 . 4 9 0 . 6 8 0 . 1 3 0 . 5 0 0 . 五 0 . 0 6

0.13

0 . 0 5 0 . 2 5 0 . 5 4

0.130.910.130.541.251.75 0.06

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付表2.つづき

Appendix2、Continued

● 67

Jap&neScnamc SciemincnamEJan・氏b、Mar、Apr、MayJun・Jul,Aug,Scp、0ct・Nov・DEC

イソシギ耐ngahypojeucUsソリハシシギXEnu$cj肺e1℃“

オグロシギLjmosaノjmosa

オオソリハシシギLjmosajqPpDw'j“

ダイシヤクシギMJmenj“arVUara

ホウロクシギM順正njusmadag““咋応jS

チユウシヤクシギN、記njUSphgecpUS

タシギG副伽agogm"jmgo

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アカエリヒレアシシギ蹄ajam仰』sノobafusツバメチドリGjarEDIama雌vamm

ユリカモメI麺,Er7d1b“血s

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オオセグロカモメ陸、$sごhjsrjs団g“カモメ些睡璽皿s

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ズグロカモメ哩冗』E麺”。e応j

ハジロクロハラアジサミSにmaノEUC。pに面クロハラアジサシ

アジサシ

セグロアジサシ

コアジサシ

キジバト

トラフズク

コミミズク

ヒメアマツバメ

アマツバメ

カワセミ

アリスイ

ヒバリ

ショウドウツバメ

ツバメ

コシアカツバメ

キセキレイ

ハクセキレイ

セグロセキレイ

ビンズイ

タヒバリ

ヒヨドリ

モズ

ジョウピタキ

ノピタキ

イソヒヨドリ

アカハラ

シ ロ ハラ

ツグミ

ウグイス

コヨシキリ

オオヨシキリ

エゾムシクイ

セッカ

ェゾピタ キ

コサメピタキ

ッリスガラ

シジュウカラ

メジロ

ホオジロ

ホオアカ

カシラダカ

アオジ

オオジュリン

カワラヒワ

マヒワ

シメ

ニュウナイスズメ

スズメ

コムクドリ

ムクドリ

ハシボソガラス

ハシプトガラス

SにmahybrjdaSmEwT画hjnmdo

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0.200.140.630.330.501.07I‘041.330.300.290.19

0.070.651082.21

0.“0.0K10.130.040.21

0.240.900.250.08

0.13

0.850.200.17

1.308.674.530.130.040.83

0.200.130.110.790.200.聾0.31

0.100.631.38

0.08

0.100.470.30

3.5374.474.53224.5816.88

2.930 .600.9s5.880.13

0.071.05036

0.Z0

79.8724.0720.097.550.540.880.880.21199.1036.06

0 . 0 5 0 . 0 8

0.630.13

0.880.750.17

0.072.35

0.噸

7.9115.3214.567.750.71

8.805.203.574313.302.384.888.295.175.335.356.13

0.200.600.300.250.13

0.05

0.08

0.18

0.530.230.0凶10.230.080.130.250.580.460.130.190.13

0.250.060.13

3.877.002.411.300.170.691.130830.423.185.833.50

4.38

1.204.984.648.208.8121.7425.9228.588.081.173.69

0.050.080.331.10

0.530.300. 100.070.131.540.430.880.56

1.731.170 . 8 5 0 . 0 7 0 . 1 3 2 . 1 2 0 . 7 1 1 . 5 0

1.000200.290.330.310.381.791.880.831.020.50

0.08

3.807.405.570.440.258.753.56

2.130.700.400.0739.3725.“5.75

3.332.431.670.720.270.750.760.882.795.935.904.56

2.931.670.460.735833.69

0.130.13

0.400.230.440.470.080.060.460.790.750.540.75

0.070.470.251.000.38

0.070.200.30

15.6724.6316.357.253.2910.31

3.873.337.477.5s5.782.751.700.131.292.804.6s6.13

0.05

0.574.134.812.171.002.170.10

0.21

0.130.401.6612.4216.2512.889.476.585.211.002.312.00

0.13

0.17

0.470.733.430.13

0.“0.19

1.470.200.0s4.75

9.275.233.630.450.170.250.580.604.026.75

0.730.730.820.280.080.卿0.38

0.230 . 0 8 0 . 0 5 0 . 1 3 0 . 1 9

4.404.173.974.510.170.922.88

6.936.638.161.210.i34.406.25

15.405.737.2731.7528.8621.5266.野

0 .103.00

0.200.120.070.130.56

1.932.ユ5

34.67お.1020.2719.“26.7519.1922.輿19.3823.%36.5548.4035.06

2.550.100.13

13.0711.933.804.893.986.蝿11.3011.139.0823.8624.7717.13

14.935.007.158.166.352.883.85Z・%3.215.185.295.00

16.2013.6010.0317.171.230.440.170.174.469.6011.6318.38