solaris11 osc tokyo2011_fall
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OracleSolaris11始めました 先日リリースされた、Solaris11の紹介TRANSCRIPT
OracleSolaris11始めました
みやざきさとる日本OpenSolarisユーザグループ
OSC 2011 Tokyo/Fall
OSC2010 Tokyo/Fall
どこのご家庭にもあるOpenSolarisを、ZFSで有効活用pg 2
自己紹介
とあるIT企業のSolaris使い
Twitter: s_miyaza
ストレージとかも触ってます
Solarisなのは趣味です
最近Solaris …のお仕事がありません
(´・ω・`)
Agenda
Solaris11新機能
Solaris10から削除された機能
Solaris10からの移行
Solaris10からSolaris11へ
Solaris10 Solaris11
OpenSolaris Solaris11Express
SolarisExpess
製品版
開発版
2011/112005/052005/03
2008/05 2010/11
Solaris11の主な特徴
ZFSをroot filesystemに使用インストーラの変更
新パッケージシステム(IPS)Network仮想化ZFSの強化Zoneの拡張デスクトップの変更
Solaris11で削除されたモノ(1)
32bit kernelのサポート– 古いPCは要注意– 初期のNetbook(ATOM N270とか)も要注意– X server&driver も32bitは未サポート
UltraSparc I〜IV+ のサポート– SPARCは、TとMシリーズのみ
xVM/Linux Container– xVM= Xenのポート– linux Container=Linuxバイナリが使用出来る
Zone
Solaris11で削除されたモノ(2)
NIS+OpenWindow
– s10 or s10 zoneで使用可能
SVM(Solaris Volum Manager) でのbootSMC(Solaris Management Console)LP
– CUPSに置き換え
/etc/hostname.*– dladm/ipadm を推奨
インストーラ(1)
ライブCDインストーラ– CD/USBによりOS起動– レスキューディスクとしても使用可能– GUIによるインストール– Gpartdによるパーティション設定– ハードウェアの確認– X86版のみ
インストーラ(2)
テキストインストーラ– CUIによるインストール
AI(Automated Install)– CD/USBによるブート– PXEブート・Networkブート– JumpStartの代替
Distribution Constructor– カスタム版インストールイメージの作成– AIでも使用可能
IPS(Image Packaging System)
SVR4パッケージから変更– 追加・削除・更新– 検索– パッチの概念が無くなる
レポジトリからパッケージをインストール– ネットワーク(http[s])経由でアクセス– レポジトリサーバを立てることも可能– ミラーサーバー使用可能– SVR4パッケージをレポジトリにインポート可能
IPSの導入によって変わること
Solaris Zone– Sparse Zoneの廃止– Zoneインストール時にIPSからパッケージ導入
Live UpgradeからBoot Environmentへ– ZFSと連携したブートシステムの更新
ブート環境(Boot Environment)
ブート可能な複数のOS環境– x86ではgrub menuから選択可能
更新をzfs cloneベースで行う– 安全・確実– 停止点の確保=失敗しても元に戻せる
Live Upgrade よりシンプル– パーティションの確保が不要– 高いディスク利用効率
高速ブートがデフォルト– BIOS画面・ハードウェアチェックをスキップ
Network仮想化(Project Crossbow)
NICの仮想化– 仮想NIC(VNIC)、仮想Switch
帯域制御– 帯域分割– リソース制御– リアルタイムの使用率・履歴
再設計されたネットワークスタック– IPoverIB などとの連携
NICの管理
データリンク層の管理– dladm によるデータリンク層の管理– VLAN, link-aggrigation(802.3ad), ip tunnel– 仮想NIC(VNIC)の作成– Vanity name=自由なNIC名の使用
IP層の管理– ipadm を使用して、IPの管理
– IPアドレス、Netmask, broadcast, gateway, IPv4/IPv6, …
– データリンクに対し、複数のIP設定
NICの仮想化
仮想NIC(VNIC)物理NICもしくは仮想switchと接続仮想switch(etherstub)仮想NIC同士を接続する、仮想的なswitch
Zone VNIC
Zone VNIC
etherstub
Global-Zone
VNIC NIC
VNIC
ZoneVNIC
Internet
帯域制御
帯域の分割– VNIC、サービス、プロトコル、接続毎に優先度や帯域制限を設定
– dladm で、VNICに帯域制限
– flowadm で、サービス、プロトコル、接続対象
リソース制御– NIC、VNICが使用するCPUを制限– pool設定との連携
リアルタイムに使用率・履歴の表示– dlstat, flowstat を使用
物理マシン
再設計化されたネットワークスタック
switch
VNICカーネルスレッド
仮想マシン/Zone
物理NIC
ハードウェアリング/DMA
ハードウェアリング/DMA
ハードウェアリング/DMA
VNICカーネルスレッド
VNICカーネルスレッド
仮想マシン/Zone
仮想マシン/Zone
ハードウェアレーン
クラシファイア
Crossbow ハードウェアレーン
ZFSの強化(1)
ZFS暗号化– データセット単位で暗号化– CPUの暗号化機能を使用
ZFS重複排除– ブロック単位の重複検知– 重複判定の即時実行
– 圧縮、暗号化と同時に使用可能
ZFS比較– Snapshot間の比較– ファイルの増減、変更などを表示
ZFSの強化(2)
COMSTARとの連携– COmmon Multiprotocol SCSI TARget– サーバをストレージに
• Ethernet(iSCSI)• Fibre Channel over Ethernet(FCoE)• InfiniBand(iSER, SRP)
CIFS server– カーネルレベルで高速に動作– ZFSとの連携– DFS(distributed File System)のサポート– smbstat による統計情報取得
Zoneの拡張(1)
ZFSブート環境とIPSの統合– IPSでパッケージインストール– ブート環境をZoneで利用可能– AIによるインストールが可能– cloneによる容易な複製
Zone単位での管理権限委譲– RBACを使用して、特定 Zoneの管理権限を特定ユーザに委譲可能
Solaris10 Zone– Solaris10が動作するZone
Zoneの拡張(2)
zonestatコマンドによる監視– メモリ・CPUの利用状況– Zone毎の総合的な利用状況
排他的IP(Exclusive-IP)がデフォルトに– Network仮想化によりVNICを作成、
多くのZoneで使用可能
Automatic VNIC– 自動的にVNICを作成
Sparse Zoneの廃止– 代わりに、 ZFSの重複排除でディスク使用率削減
Zoneの拡張(3)
ファイルシステムの使用– 使用出来るファイルシステムの指定– mount オプションの指定– 書き込み不可のファイルシステムが可能
デバイスの強化– 特定デバイスを割り振ることが可能– 音声デバイスの使用など
NFSをZoneで使用可能– Zoneをファイルサーバとして使用可能
デスクトップの変更
GNOME2.30.2を使用– Compizも使用可能
gnu バイナリがデフォルトPATHにデフォルトシェルがbashに変更OpenSoundSystem APIの採用
CUPSを印刷エンジンに採用
その他OpenSourceSoftwareの採用JavaSE6/7、 gcc4.5、 Python2.7、 Perl5.12、Ruby1.8.7、 PHP5.2.17、 Apache2.2.20
Solaris10からの移行
Solaris10以前からのアップグレードインストールは不可能
Solaris10 Zoneを使用して移行– 物理マシンからの移行– Zoneからの移行
Solaris10以前の環境からの移行は不可能– Solaris10のSolaris8/9 Zoneを使用– LDOMを使用すると、 Solari11とSolaris10が
共存可能
Oracle Solaris11始めました
ご静聴ありがとうございました。
参考資料
Oracle Solaris 11 Downloads– http://www.oracle.com/technetwork/server-
storage/solaris11/downloads/index.html
Oracle Solaris11 Documents– http://www.oracle.com/technetwork/server-
storage/solaris11/documentation/index.htm
クラウド世代を担う新世代OS Solaris11– http://www.oracle.co.jp/events/jpm110119/download.html
Oracle Enterprise Computing Summit in Autumn– http://www.oracle.co.jp/events/jpm111110/download.html