sc シリーズの live migrate および live volume シリーズのlive migrateおよびlive...
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場所を問わずクラウドソリューションを利用できることが当然となってきている今日、企業はインフラストラクチャのほぼあらゆる側面からクラウドのような可用性、柔軟性、および「すぐに実行可能」となる迅速な導入を求めています。今や、あらゆる種類の IT プラットフォームで、自動化、セルフプロビジョニング、強力なアプリケーション対応を実現する必要があります。
ストレージの要件には、動的割り当て、シームレスなデータ移動性(データセンター内部と地理的な場所間の両方)、とりわけ堅牢で強固なビジネスの継続性が新たに加わっています。ストレージは、エコシステムの変化、急速な成長、計画外停電や災害の場合にも最善のパフォーマンスを最低限の管理オーバーヘッドで保証しなければなりません。
SCシリーズの Live Migrateおよび Live Volumeの革新的な機能は、高まる需要の中でまさしくこのレベルのビジネスの敏捷性、停止のない可用性、クラウド対応の簡潔さを提供し、自社アプリケーションのオンライン保持やデータへのアクセスを可能にします。
仮想化された SC シリーズのアーキテクチャは、ホストを中断から保護
その他の特徴的な SC シリーズの強みと同じく、Live Migrate と Live Volume も、現代に合ったデルの完全仮想化ストレージセンターアーキテクチャを拡張したものです。SC シリーズアレイでは、データボリュームが物理的なドライブの場所や RAIDレベルから完全に独立しています。この重要な特長によって、高度な階層化、フラッシュの最適化、およびデータ削減機能が実現されています。通常、SCボリュームは、階層ごとに複数の RAIDレベルでさまざまな種類のメディアに展開され、ピークパフォーマンスの向上とコスト節約のために日常的に最適化を繰り返します。
さらに、SC オペレーティングシステムはマルチアレイ環境において仮想化の第 2層を提供しており、「ストレージハイパーバイザ」として機能します。これは、実際の物理的な位置から独立して複数の SC システム間のLUN マッピングを抽出し動的に管理します。
Live Migrate
すべての SC シリーズアレイ 1 に含まれている Live Migrate の新機能は、この仮想化層を活用しており、ローカル、キャンパス、都市間、または地理的な距離があっても、自由かつ透過的にデータを移動できるようになっています。ワークロードに割り込んだり、ホストを再構成することはありません。
SC シリーズの Live Migrate および Live Volumeお客様のデータセンター向けのデータモビリティおよびビジネスの継続性
いつでも使用可能なストレージ
• 計画した移行やメンテナンス時のワークロードのダウンタイムをゼロにする
• 計画外の停止や災害時のワークロードのダウンタイムをゼロにする
• 追加のハードウェアまたはホストベースのソフトウェアが不要
Live Migrate
• ローカル、都市間、または地理的に離れた場所での複数アレイのフェデレーション
• アレイ間での透過的なボリューム移動
• 事前対処的で、ポリシーに基づいたロードバランシングのアラートおよびウィザード
Live Volume
• アレイ間でのボリュームレベルの自動フェールオーバー
• HA環境の自動フェールバックおよび修復
• 同期と非同期の複製
• 第 3 の災害対策サイトでの複製
• アップタイムの SLAをその場で変更
• VMware Metro Storage Cluster(vMSC)認定済み
機能概要
データセンターレベルでのストレージ管理
Live Migrate では、異機種混在の SC アレイのフェデレーションクラスタ間で簡単にワークロードのバランスをとることができ、パフォーマンスやリソースの有用性を最大化します。仮想化層により、ストレージの変更はホストから隠されるため、ボリューム 2 の移行時にサーバー管理者が関わる必要はありません。スナップショットのデータ保護は常に維持され、クラスタ全体を 1 つのエンティティとして管理できます。
新しいアレイがフェデレーションに追加されると、即座にロードバランシングに利用できるようになります。もちろん、サーバー構成を修正することはなく 、 ワークロードのダウンタイムもありません。これにより、大規模なデータセンターの管理労力が劇的に削減され、お客様の環境を素早く簡単に拡張、再構成できます。
とりわけ、含まれているボリュームアドバイザー機能は、お客様のフェデレーションアレイを事前対処的にモニタリングし、パフォーマンスや容量をカスタマイズ可能というポリシーに基づいてデータの配置を最善にします。変更が必要な場合は、しきい値やアラートにより警告を出します。直感的で分かりやすいウィザードで、素早く問題に対処できるよう案内します。
Live Volume
また、ストレージハイパーバイザを活用すると、オプションの Live Volume機能 3 によりデータ保護やビジネスの継続性のレベルがさらに上がります。1回での移動を促進する Live Migrate とは異なり、Live Volume は、別々のアレイ上のデータを同期または非同期にライブコピーします。オンデマンドまたは計画外停止で対応し、主要なホストソースを透過的に維持したり置き換えたりします。ホストの観点からは、Live Volume は、その他の内部または SAN アタッチドライブと同様に表示されます。しかし裏側では、データは 2 か所の間で継続して複製されます。読み取りと書き込みを両方のパスで行えるため、ユーザーに影響を与えることなく、基盤のボリュームを移動するか、またはオフラインにすることができます。
オンデマンドのフェールオーバー
Live Volume では、アクティブなシステム上でメンテナンスを行うことができます。生産ワークロードへの影響、操作するたびに新たな書き込みを自動的に複製すること、主要なパスを必要に応じて手動で切り替えることはありません。「災害回避」の事前注意を即興で行い、ハリケーンなど停電の可能性にすばやく備えることができます。災害対策マッピングを事前定義する必要はありません。
完全自動のフェールオーバー
ローカルとリモートのアレイ間の自動フェールオーバーにより、自然災害、停電、ハードウェアまたはソフトウェアの障害、その他の不測の事象 3 でもフル稼働を維持できます。デフォルトでは、Live Volume はもっともアクティブなソースを主要なボリュームとして使用し、ワークロードパターンのシフトが検出されると役割を切り替えます。シームレスなフェールオーバーに管理者の介入は必要ありません。停止したアレイが復旧すると、高可用性環境は効率的かつ自動的に修復されます。ユーザーは、停止が発生したことをまったく認識しません。
自動フェールオーバー保護は、既存の Live Volume に対して 1回のクリック操作だけで実行できます。この機能は、必要に応じて簡単にオンとオフを切り替えることができます。Dell Storage Manager(DSM) 4 の「タイブレーカー」サービスにより管理がさらに簡単になります。他のアレイのステータスを各アレイが随時、自動的に把握し、復旧中は完全に同期するようにします。DSM タイブレーカーは、第 3 の場所のパブリッククラウドまたはプライベートクラウド内の VM で実行され、システム全体のフォールトトレランスを高めます。
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詳細については、Dell.com/SCSeries をご覧ください。
VMware Metro Stretch Cluster のサポート
Live Volume は、vMSC環境を補完するのに最適なストレージです。クラスタ化された VM テクノロジーを 2 つのデータセンターにある複数のアレイ全体で活用できます。VMware がホストレベルでフェールオーバーを自動化する一方、Live Volume はどちらのデータセンターからもストレージに対して中断なくアクセスできることを保証します。障害がローカルのアレイにも影響を及ぼした場合であっても、新しい物理サーバにリストアされた VM から、ボリュームマッピングが失われることはありません。管理は、DSM または SC シリーズのプラグインを持つ vSphere管理コンソールを通じて行います。
第 3 のノードへの管理された複製
Live Volume は、プライマリアレイのいずれかに障害が発生した場合にも、第 3 の災害対策サイトに対する中断のない複製を提供できます。第 3 のサイトへの複製の管理には、仮想化された Live Volume をソースとして使用し、現在の稼働状況に応じてどちらかの基盤のアレイを追跡します。同期モードと非同期モードがサポートされています。高可用性の SLA を「その場で」変更できます。こうした機能により Live Volume の価値が高まり、リッチな複製トポロジーが得られ、高度なビジネスの継続性というニーズに応えることができます。
ハードウェアやソフトウェアの追加の必要がないコスト効率の良い SC ソリューション
その他のストレージ仮想化手法では、インバンドのアプライアンスやソフトウェアが別途必要ですが、Live Volume と Live Migrate は、どちらもアレイ自体に対してネイティブであり、ハードウェアやホストベースのソフトウェアを追加する必要はありません。Live Migrate は、アレイの購入後ただちに使用できます。適用が容易なオプションの Live Volume ライセンスは単体で、またはその他の SC オプションとの便利な機能バンドルと共に購入できます。すべての SC シリーズソフトウェアと同様、ライセンスは永続的で(更新料が不要)、将来アレイをアップグレードする場合には移転することができます。
1Live Migrate は、ファームウェアのバージョンが 7.1以降の SC9000、SC8000 および SC4020 のアレイに含まれており、2016年第 3四半期以降ご利用になれます。現在のサポート契約を締結している既存の SC シリーズをお使いのお客様は、無料でアップグレードできます。Live Migrate は、Windows、Linux および、VMware® vSphere®、Microsoft® Hyper-V®、Citrix® XenServer® および Oracle® など、主要な仮想サーバー環境をサポートしています。
2 ストレージのファブリック接続は、ディスクの再スキャンや MPIO の接続性により妥当性が検証されていることを想定しています。
3Live Volume は SC9000、SC8000、SC4020 または S40 アレイで利用可能です。Windows、Linux の他、VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServer および Oracle を含む主要な仮想サーバー環境をサポートしています。自動フェールオーバー機能は VMware環境において、SCOS 6.7搭載の SC9000、SC8000、SC4020 および S40 アレイ上でサポートされています。Microsoft環境では、SCOS 7.1搭載の SC9000、SC8000 および SC4020 のアレイでサポートされます。2016年第 3四半期以降ご利用になれます。現在のサポート契約を締結している既存の Live Volume ユーザーは、無料でアップグレードできます。
4以前は Enterprise Manager。Enterprise Manager および Dell Storage Manager は、Live Volume機能にアクセスできます。