product master data management - oracle1 製品管理の概要...

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19d Product Master Data Management の使 目次 タイトルおよびコピーライト情報 はじめに 1 製品管理の概要 「製品情報管理」作業領域の使用方法 「製品情報管理」作業領域の概要 Oracle SCMおよびProcurement Cloudでのインフォレットの使用方法とパーソナライズ方 製品マスター・データ管理で実行可能な操作 2 製品の定義 品目の作成 公開品目 品目コピー 品目改訂 取引先品目の作成および編集 製品の定義に関するFAQ 品目とは何ですか。 複数の品目テンプレートを選択するとどうなりますか。 どのようにして新しい改訂を作成できますか。 取引先を削除できますか。 ソーシャル・ネットワーキングを使用して、複数の部門のメンバーに新しい品目 または製品についての意見やフィードバックを求めるには、どうすればよいです か。 1

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19d

Product Master Data Managementの使用

目次タイトルおよびコピーライト情報はじめに1 製品管理の概要

「製品情報管理」作業領域の使用方法「製品情報管理」作業領域の概要Oracle SCMおよびProcurement Cloudでのインフォレットの使用方法とパーソナライズ方法製品マスター・データ管理で実行可能な操作

2 製品の定義品目の作成公開品目品目コピー品目改訂取引先品目の作成および編集製品の定義に関するFAQ

品目とは何ですか。複数の品目テンプレートを選択するとどうなりますか。どのようにして新しい改訂を作成できますか。取引先を削除できますか。ソーシャル・ネットワーキングを使用して、複数の部門のメンバーに新しい品目または製品についての意見やフィードバックを求めるには、どうすればよいですか。

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3 製品仕様の管理品目仕様および属性

品目仕様および属性必須品目属性追加品目属性ユーザー定義品目属性と属性グループ

相互依存品目属性品目仕様参照

品目資産管理仕様品目原価計算仕様品目一般プランニング仕様品目在庫仕様品目請求仕様品目リード・タイム仕様品目メイン仕様品目MRPおよびMPSプランニング仕様品目オーダー管理仕様品目物理仕様品目プロセス製造仕様品目購買仕様品目受入仕様品目サービス・グループ仕様品目構成仕様品目Webストアー・オプション仕様品目WIP仕様

4 製品関連の管理品目関係性の管理品目関係性のタイプ製品関連に関するFAQ

品目関連とは何ですか。相互参照タイプはどのように作成しますか。

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どのようにすると独自の関係品目関係性タイプを作成できますか。どのようにするとグローバル取引識別番号(GTIN)を検証できますか。

5 製品バンドルおよび構成の管理構成および構成タイプ

構成タイプ有効なコンポーネント属性と構成タイプ構成およびコンポーネントの検証ルール品目連番と工程連番

構成の作成品目構成プライマリ構成とその他の構成共通構成

構成の管理製品構成の更新方法構成削除有効な親コンポーネント関係構成コンポーネントの更新の考慮事項

製品バンドルおよび構成に関するFAQ

構成添付とは何ですか。品目とコンポーネントの添付とはどのようなものですか。代替コンポーネントとはどのようなものですか。ライフサイクル検証を有効にすると、構成の作成はどうなりますか。参照指標とはどのようなものですか。構成ループとはどのようなものですか。どのようにすると品目構成を比較できますか。どのようにすると品目の開発構成を作成できますか。品目添付カテゴリを品目構成タイプに関連付けるとどうなりますか。「拡張にプライマリを使用」検証を有効にするとどうなりますか。追加の属性はどのようにして定義できますか。構成名の開始日と終了日の意味は何ですか。コンポーネントの「デフォルトWIP供給値」を選択するとどうなりますか。

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6 製品パックの管理梱包タイプ梱包階層の管理製品パックに関するFAQ

梱包情報の管理とは何ですか。ロールアップにはどの属性が加わりますか。品目梱包を作成するには、どうすればよいですか。

7 製品添付の管理品目添付の概要

8 製品セキュリティの管理品目にアクセスするためのデータ・セキュリティ権限品目を作成するためのデータ・セキュリティ権限品目を更新するためのデータ・セキュリティ権限品目を表示するためのデータ・セキュリティ権限取引先のデータ・セキュリティ

9 カタログとカテゴリの管理カタログの作成

カタログの連携方法カタログ詳細カタログのフォーマット

カタログの管理様々なカタログ階層の連携カテゴリとカタログの関係インポート・カテゴリの階層カタログ・カテゴリ関連カタログおよびカテゴリの日付使用可能カテゴリの作成カテゴリへの品目の割当カタログの編集ページで編集できる内容カテゴリ詳細カテゴリの編集

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カタログおよびカテゴリの添付カテゴリの移動カテゴリ共有デフォルト・カタログ割当: 説明

カタログに関するFAQ

どのようにするとカテゴリ階層を定義できますか。どのようにするとカテゴリを追加できますか。どのようにすると共有されたカテゴリを追加できますか。どのようにするとイメージをカタログまたはカテゴリに追加できますか。どのようにするとカテゴリを複製できますか。カタログ・マッピングとは何ですか。

10 製品マスター・データへのアクセスおよび検索品目属性トランザクション属性検索

作業領域の検索タスクベース品目検索のパラメータの選択クイック検索を使用した作業領域内の品目の検索

「製品情報管理」作業領域からのワークリストの管理アクセスおよび検索に関するFAQ

検索と参照の違いは何ですか「品目の管理」検索結果ページからエクスポートできる最大行数はいくつですか。

11 製品の一括更新の管理品目一括変更品目一括変更のコミット・オプション一括更新に関するFAQ

どのようにしてスプレッドシートを使用して品目属性を更新しますか。複数行拡張可能フレックスフィールド・グループ内の一意キー属性を更新できますか。共通品目構成の使用と品目構成のコピーにはどのような違いがありますか。どのようにするとスプレッドシートを使用して品目サプライヤ・サイト組織を更

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新できますか。12 新規製品の定義および承認の管理

新規品目要求の作成新規品目要求の管理

新規品目要求定義フェーズ新規品目要求通知新規品目要求承認フェーズ新規品目要求ワークフローのステータス未割当の新規品目要求自動前進と自動後退

新規品目要求に関するFAQ

どのようにして新規品目要求を促進しますか。新規品目要求は自動的に促進および後退できますか。新規品目要求のワークフロー・フェーズとはどのようなものですか。品目はどのようにすると新規品目要求に関連付けできますか。処理ログとはどのようなものですか。どのようにすると新規品目要求でコメントを投稿できますか。どのようにすると新規品目要求でコメントを要求できますか。どのようにすると新規品目要求から明細(品目)を移動できますか。どのようにすると新規品目要求を取消できますか。どのようにすると新規品目要求定義のステップを定義できますか。どのようにすると新規品目要求を削除できますか。どのようにすると新規品目要求を後退できますか。いつ品目は新規品目要求に追加できますか。品目の定義時または通知の表示時にどの定義が必須であるかはどのようにわかりますか。新しい品目要求で特定の属性またはビジネス・エンティティを、ユーザーに対して必須としてマークできますか。NIR定義通知に表示される一連の属性グループはどのように設定できますか。新規品目要求では、送信とクイック送信の違いは何ですか。

13 サプライヤ・コラボレーションの管理品目サプライヤ関連の管理

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サプライヤ・アクセスの管理方法サプライヤ・コラボレーションの管理に関するFAQ

品目サプライヤ関連と承認済サプライヤ・リストの違いは何ですか。14 市場への製品のリリースの管理

品目ステータス市場への製品のリリースに関するFAQ

どのようにして品目のステータスを変更しますか。どのようにすると品目組織割当を変更できますか。品目組織割当を変更し、変更オーダーを介して承認経路を指定できますか。

15 製品変更オーダーの管理変更オーダーの概要変更オーダーの変更内容タスクの作成と追跡変更オーダーの添付変更オーダーの伝播変更オーダーの伝播ルール簡易な変更管理インタフェース変更オーダーからの品目の編集変更オーダーの編集変更オーダー・ワークフロー変更オーダーの処理変更オーダーでの処理ログの使用方法変更オーダーの作成および管理方法変更オブジェクトの取消重複変更明細の移動変更オーダーの通知変更オーダー承認プロセス変更オーダーに関するFAQ

既存の変更オーダーに基づいて新しい変更オーダーをどのようにして作成しますか。変更オーダー添付の有効なオブジェクトとは何ですか。どのようにすると変更オーダーの品目に対する変更の詳細が見つかりますか。

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どうのようにすると変更オーダーの品目コンポーネントに対する変更の詳細が見つかりますか。どのようにすると変更オーダー明細を移動できますか。取下げと削除の違いは何ですか。「製品情報管理」作業領域で作成した変更オーダーを保護するには、どうすればよいですか。変更オーダーに品目を割り当てることができないのはなぜですか。変更オーダーの情報が、水平タブではなくサイド・タブに表示されるのはなぜですか。変更オーダーを編集できないのはなぜですか。承認済の変更オーダー内の変更明細を取り消すことはできますか。変更オーダーの取消処理と終了処理の違いは何ですか。変更オーダー承認でコメントとパスワードが要求されたのはなぜですか。承認で変更オーダーが失敗したのはなぜですか。品目ページから、または変更オーダーを使用せずに、複数行の拡張可能フレックスフィールド属性を編集できますか。スケジュール済変更オーダーが最終変更明細の取消で自動的に促進されるのはなぜですか。

16 製品データ・インポートの管理インポート管理の概要インポート・マップを使用した形式品目およびSKU品目のインポート

17 インポート・バッチの管理品目インポート・バッチの作成

品目バッチの概要品目バッチ品目バッチ・オプション品目バッチのデータ品質をチェックするために使用できるオプション品目バッチ・インポートとスケジューリングのオプション品目バッチの新規品目要求オプション品目バッチの変更オーダー・オプション品目バッチ変更オーダー・オプションの考慮事項品目バッチの構成および梱包オプション

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品目バッチ詳細の管理品目バッチの内部バッチ品目品目バッチ内の内部バッチ品目と相互参照品目バッチ内の未確認品目品目バッチ内の確認済品目品目バッチ内の関係性品目バッチ内のカテゴリ割当品目バッチ内のインポート済品目品目バッチ内の除外済品目品目バッチ内の相互参照品目バッチの拒否品目バッチの再割当品目バッチの完了

インポート・バッチに関するFAQ

バッチが自分に割り当てられていない場合、品目をバッチに追加できますか。影響分析はどのように実行しますか。

インポート・マップを使用した品目のインポートインポート・マップを使用した品目データのインポートの概要インポート・マップを使用した品目データのインポート製品データ管理インポート・マップ式の関数

品目添付のインポート品目添付のインポート

付加フレックスフィールドのインポート付加フレックスフィールドのインポート方法

品目インポートに関するFAQ

1つのインポート・マップで複数の品目区分の属性をマップできますか。インポート・マップを使用したインポート中に、品目の品目区分を変更できますか。バッチが自分に割り当てられていない場合、バッチを削除できますか。インポート・マップを使用してマルチバイト・キャラクタをインポートできますか。CSVファイルおよびインポート・マップを使用して二重引用符をインポートでき

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ますか。18 サプライヤ製品の管理

サプライヤ製品の管理の概要サプライヤ製品の作成の概要サプライヤ製品の作成サプライヤ製品アップロードスマート・スプレッドシートを使用した製品のアップロードサプライヤ・アップロードのレビュー製品ハブ・ポータルでのファイル・アップロードのスケジュール方法製品ハブ・ポータルのワークリストおよび通知

19 製品およびサービス・データのクレンジングデータ品質チェック

データ品質品目のデータ品質チェック

データ品質チェックに関するFAQ

データ品質チェックはいつ行われるのですか。どのようにするとデータ品質の管理に属性グループを使用できますか。品目の作成時にデータ品質チェックをバイパスできますか。複数品目のデータ品質結果から一部の品目を削除するとどうなりますか。新規品目のデータ品質結果が要件を満たしていないとどうなりますか。データ品質チェックの実行後に結果を受入れないとどうなりますか。品目照合時に「データ品質」ダイアログ・ボックスを表示できないのはなぜですか。

20 製品およびサービス・データの標準化番号、摘要およびルール番号生成方法ルールを使用した番号および摘要の生成更新プロセスに品目を送信するための様々な方法品目の一致方法製品およびサービス・データの標準化に関するFAQ

品目番号を変更できる場合、どうなりますか。21 外部システムへの製品データの公開

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品目オブジェクトの公開スポーク・システムの公開オプションの定義予定済プロセスのスケジュールおよびパラメータの定義項目を公開するためのプロファイル・オプションの定義公開予定済プロセスによって生成されたペイロードへのアクセス公開ペイロードで公開される内容品目の公開に関するFAQ

公開するスポーク・システムでオブジェクトを選択しないとどうなりますか。製品ハブ内のすべての品目が公開されますか。どの品目が公開されますか。特定の子組織から公開する品目を選択できますか。公開用にサポートされている品目エンティティはどれですか。どのようすると公開プロセスのデータをチャンクにできますか。どのようにするとプロファイル・オプションに値を追加できますか。

22 製品およびサービスの廃止製品およびサービスの廃止の概要品目、構成、新規品目要求および変更オーダーのグループ削除品目の代替

用語集

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© Oracle About Oracle Contact Us Products A-Z Terms of Use and Privacy Ad Choices

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Product Master Data Managementの使用

Oracle SCM CloudProduct Master Data Managementの使用19DF24681-01Copyright c 2011, 2019, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

原本著者: Lisa Brown、Mark Sawtelle、Venkat Karthik、Dhruba Jyoti Pokhrel

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使用と開示は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明示的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、手段に関係なく、いかなる部分も使用、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実行、公開または表示することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁止されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを見つけた場合は、オラクルまでご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、米国政府機関もしくは米国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適用されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS:Oracle programs, including any operating system, integrated software,any programs installed on the hardware, and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are"commercial computer software" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation and agency-

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specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of theprograms, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware,and/or documentation, shall be subject to license terms and license restrictions applicable to the programs.Noother rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、Oracle Corporationおよびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはオラクルおよびその関連会社の登録商標です。その他の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に別段の定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。適用されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。

このドキュメントで使用されている事業所名は架空のものであり、現在または過去に実在する実際の会社を特定するためのものではありません。

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Product Master Data Managementの使用

はじめにここでは、アプリケーションを使用する際に役立つ情報ソースについて説明します。

Oracle Applicationsの使用ヘルプヘルプ・アイコン を使用すると、アプリケーションのヘルプにアクセスできます。ページにヘルプ・アイコンが表示されていない場合は、グローバル・ヘッダーにある自分のユーザー・イメージまたは名前をクリックして「ヘルプ・アイコンの表示」を選択します。ヘルプ・アイコンがないページもあります。Oracle Help Centerにアクセスしてガイドおよびビデオを検索することもできます。

ビデオを見る: このビデオ・チュートリアルでは、ヘルプの検索方法と使用方法について説明しています。

かわりに、その説明を読むこともできます。

その他のリソースコミュニティ: Oracle Cloud Customer Connectを使用すると、オラクル社のエキスパート、パートナ・コミュニティおよびその他のユーザーから情報を得ることができます。

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トレーニング: Oracle Universityが提供するOracle Cloudのコースをご利用ください。

表記規則このガイドで使用されるテキスト表記規則を次の表に示します。

規則 意味

太字 太字は、ユーザー・インタフェース要素、ナビゲータ・パス、または入力する値や選択する値を示します。

固定幅フォント

固定幅フォントは、ファイル名、フォルダ名、ディレクトリ名、コードの例、コマンドおよびURLを示します。

→ 右矢印記号は、ナビゲータ・パスの要素を区切ります。

ドキュメントのアクセシビリティについてオラクルのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトを参照してください。

このガイドに含まれるビデオは、このガイドで使用可能なテキストベースのヘルプ・トピックの代替メディアとして提供するものです。

オラクル社へのお問合せOracle Supportへのアクセスサポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報はMy Oracle Supportか、聴覚に障害のあるお客様はOracle Supportのアクセシビリティを参照してください。

ご意見およびご提案Oracle Applicationsヘルプやガイドに関するフィードバックをお寄せください。[email protected]宛に電子メールをお送りください。

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Product Master Data Managementの使用

1 製品管理の概要この章の内容は次のとおりです。

「製品情報管理」作業領域の使用方法「製品情報管理」作業領域の概要Oracle SCMおよびProcurement Cloudでのインフォレットの使用方法とパーソナライズ方法製品マスター・データ管理で実行可能な操作

「製品情報管理」作業領域の使用方法ビデオを見る

「製品情報管理」作業領域で、インフォレットを使用して製品ワークフローのステータスをスキャンしたり、イベント通知を表示したりできます。「タスク」ペインを使用すると、インポート・マップを使用して外部データ・システムから品目、新規品目要求、品目バッチおよび品目のインポートを管理できます。

製品情報管理ランディング・ページ「製品情報管理」ランディング・ページには、製品情報を管理するためのインフォレットが含まれます。たとえば、「定義の品目」インフォレットでは、新規品目要求を表示できます。新規品目要求の「詳細」タブには、分析の詳細情報が含まれています。リクエストを分析した後、リクエストをすぐに処理することも、後で処理することもできます。

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インフォレット以外に、注意が必要なイベントおよびワークフローに関する通知も受け取ります。また、「製品情報管理」作業領域の「クイック検索」ペインから、品目やカタログなどを検索することもできます。「タスク」ペインには、製品データの管理に役立つすべてのタスクがあります。

品目の管理「品目の管理」タスクを使用して品目を検索します。「検索結果」表から目的の品目を開き、品目の属性を編集または表示します。

新規品目要求の管理「新規品目要求の管理」タスクを使用して、製品ワークフローで導入する新規品目を確認します。新規品目要求を開いて品目詳細および優先度を表示し、適切な処理を実行します。

品目バッチの管理「品目バッチの管理」タスクを使用して、他のデータ・システムからインポートされた品目のバッチを表示します。「検索結果」表には、品目バッチのステータスの概要が表示されます。バッチを分析してエラーを探すことができます。たとえば、バッチ内の使用可能な品目の数が、インポートされた品目の数と一致しない場合は、エラーが発生していることを示します。バッチ番号をクリックしてインポートの詳細を表示し、エラーを分析します。オフライン分析のために、品目バッチの結果をスプレッドシートにエクスポートすることもできます。

インポート・マップの管理「インポート・マップの管理」タスクを使用してインポート・マップを検索し、インポート・マップのマッピング詳細を確認します。品目のマッピングを作成する前に、ソース・ファイルの詳細を表示することをお薦めします。品目エントリをマップするには、ソース・データからマスター・データ内の対応する属性名に列ヘッダーをドラッグします。プレビュー表をリフレッシュして、外部データがマスター・データ属性にどのようにマップされているかを確認します。

「製品情報管理」作業領域の概要「製品情報管理」作業領域を使用して、製品情報に関連する広範囲の共通タスクを管理できます。

この作業領域には、(お気に入り、ウォッチリスト、通知などのグローバル・ツールに加えて)次のような特別なツール・セットが用意されています。

ツー

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ル 説明

インフォレット

インフォレットは、重要なデータが存在する作業領域ページ上のインタラクティブ・パネルであり、管理者がデータに基づいて処理を行う際に役立ちます。「製品情報管理」作業領域で、インフォレットは製品を使用するための詳細ページからデータを要約します。フィルタを設定して、インフォレットに表示される内容を変更したり、対応する詳細ページにドリルダウンできます。

例: 「インポート・バッチ」インフォレットでチャートのセグメントをクリックして、関連付けられたソース・システムからインポート・バッチを操作できます。

また、インフォレットを移動または非表示にして、独自の作業スタイル用にページをパーソナライズすることもできます。

タスク

パネル・ドロワーの「タスク」リストを使用して、現在の作業領域固有のタスクを実行します。タスク名をクリックすると、タスクの詳細ページに直接移動します。

検索 パネル・ドロワーで「検索」を使用して、特定のタスク・ページに移動せずに、作業領域から直接、多くのタイプの製品情報(品目、カタログ、カテゴリ、取引先品目、変更オーダー要求、新規品目要求、品目バッチなど)を検索します。検索対象に応じて、キーワード、名前、ID番号やその他の条件を使用して検索できます。

例: 特定の品目を検索する場合、特定の品目のIDがわかっていれば、そのIDを入力できます。また、摘要の中からいくつかの単語を入力することもできます。検索フィールドに赤と入力すると、「赤」という単語を品目データに含む品目が返されます。適切な権限を持つデータにのみアクセスできます。

レポートおよび分析

パネル・ドロワーで「レポートおよび分析」コントロールを使用して、既存のレポートおよび分析を実行します。新しいレポートを定義する必要がある場合は、ホーム・ページまたはナビゲータから「レポートおよび分析」作業領域自体に移動します。

Oracle SCMおよびProcurement Cloudでのインフォレットの使用方法とパーソナライズ方法Oracle Supply Chain Management (SCM)およびProcurement Cloudインフォレットは、特定のオブジェクトについての重要なデータをまとめた、視覚的で処理可能な、パーソナライズされた情報カードです。これらのインフォレット・カードをSCMまたはProcurementのホーム・エクスペリエンスまたは作業領域のホーム・ページと組み合せることで、キー・パフォーマンス・インジケータを簡単に表示、理解、処理できるようになります。

インフォレット・カードに対して、次のことができます。

カードを反転または展開して、インフォレット・カードで示されるオブジェクトに関する追加の詳細を表示します。インフォレット・ビューから関連する管理ページにナビゲートすることで、詳細にドリルダ

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ウンします。カードのコンテキストをページ・レベルまたはビュー・レベルで変更します。インフォレット・カードを非表示にします。インフォレット・カードの順序を変更します。

カードの反転と展開一部のインフォレット・カードには背面ビューまたは拡張ビューがあり、そこには、インフォレット・カードで示されるオブジェクトの、特定の側面に関する追加情報が示されます。インフォレット・カードの背面ビューおよび拡張ビューには、追加レベルの詳細が表示され、オブジェクトに関連する有益な情報が公開されます。インフォレットの構成方法に応じて、背面ビューまたは拡張ビューのいずれかにナビゲートできます。

インフォレット・カードの異なるビューを表示するには、次の手順を実行します。

インフォレット・カード上にある「背面ビュー」アイコンをクリックして、オブジェクトに関する追加情報を含む背面ビューを表示します。

前面ビューに戻るには、インフォレット・カード上にある「前面ビュー」アイコンをクリックします。

拡張ビューは、前面ビューと背面ビューのいずれからでも使用できます。「拡張ビュー」アイコンをクリックして、オブジェクトに関する有益な情報を表示します。「前面ビュー」または「背面ビュー」アイコンをクリックして、最初のビューに戻ります。

追加ページインフォレット・カードの円グラフで数値またはセグメントなどの要素をクリックして、追加のコンテキスト内情報を含む該当する管理ページにナビゲートします。ドリルダウンして、最新の重要なデータ・ポイントの処理に役立つ、関連オブジェクトに関する追加情報を表示します。たとえば、エラーのあるドラフト・オーダーを表示するインフォレット・カードがあるとします。各数値またはグラフィック要素のセグメントは、価格設定エラー、処理制約エラーなどの様々なエラー条件を表します。価格設定エラーのあるドラフト・オーダーを表すセグメントをクリックして、価格設定エラーのあるすべてのドラフト・オーダーの名前および追加詳細を表示します。

コンテキスト・セレクタ同じデータの異なる観点を表示するには、コンテキスト・セレクタを使用します。ページ・レベルおよびビュー・レベルの、2つのタイプのコンテキスト・セレクタを使用できます。ビュー・レベルのコンテキスト・セレクタは一部のインフォレット・カードでのみ使用できるのに対し、ページ・レベルのコンテキスト・セレクタはインフォレット・カードのある一部のページでのみ使用できます。コンテキスト・セレクタは、すべてのインフォレット・カードおよびページに存在するわけではありません。カードの任意のビューでカードのコンテキストを変更した場合、これらの変更

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がインフォレット・カードの代替ビューに反映されるとはかぎりません。

インフォレット・カードの各ビューには、カードのタイトルの後に、ビュー・レベルのコンテキスト・セレクタがある場合があります。使用可能なコンテキストのリストの中から選択すると、そのコンテキストに基づいてビューが更新されます。ビュー・レベルのコンテキストは、カードのビューごとに異なる場合があります。たとえば、異なる期間の履行済オーダーに関する情報を表示するインフォレット・カードがあるとします。コンテキスト・セレクタを使用して、過去3か月間に履行されたオーダーに関する情報を表示します。ページ・レベルのコンテキスト・セレクタは、ページのツールバーで使用できます。ページ・レベルのコンテキスト・セレクタは、ビュー・レベルのコンテキスト・セレクタと似ていますが、ページ上のすべてのカードに、ページ・レベルのコンテキスト・リストで設定されたフィルタに従ってデータが表示されることが異なります。ページのツールバーにある「表示基準」アイコンをクリックします。ページ・コンテキスト・ダイアログ・ボックスで使用可能な2つのリストから、コンテキストを選択します。たとえば、先週のデータのみまたは特定のビジネス・ユニットのデータのみが表示されるように、すべてのカードを更新します。

カードの非表示インフォレット・カード上にある「処理」アイコンをクリックし、「非表示」を選択します。選択したカードが非表示になります。ページ上にある「マイ・インフォレット」アイコンをクリックして、カードを非表示にすることもできます。インフォレット・カードのリストが表示されます。非表示にするインフォレット・カードのチェック・ボックスの選択を解除します。

カードの再配置インフォレット・カードは周囲に移動でき、必要に応じてページ上で再配置または順序変更できます。

製品マスター・データ管理で実行可能な操作「製品情報管理」作業領域でProduct Master Data Managementのタスクを実行します。

「製品情報管理」作業領域のタスク「製品情報管理」作業領域では、パネル・ドロワーで次のタスクのリストを提供します。

品目管理

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データ・ガバナンスデータ連結

これらのリストに関連するタスクについて、次の表で説明します。

品目管理タスクこれらのタスクを使用すると、品目および品目を使用して作成されたエンティティを作成および変更できます。品目は、製品情報データの基本単位です。

タスク このタスクでの操作

製品の定義

品目を作成し、迅速な使用開始に役立つすべての基本情報を提供する事前定義済テンプレートを適用します。

製品仕様の管理

製品標準運用属性の値を製品レベルおよび製品改訂レベルで指定し、ダウンストリーム・アプリケーションにおける品目の処理方法の管理を可能にします。

製品関連の管理

事前定義済関連タイプおよびユーザー定義関連タイプを使用して2つの内部品目を関連付けます。関連をさらに認定する属性を取得し、関連を段階的に導入/廃止する有効日を指定します。取引先品目を追跡および識別できる業界標準を使用して品目を関連付けるために、GTIN(Global Trade Identification Number)相互参照を定義および保持します。グローバル取引識別番号(GTIN)の相互参照を定義および保守し、業界標準を使用して品目を関連付け、取引先品目の追跡および識別を可能にします。品目を複数の組織に関連付け、品目の製造、在庫保有および配分元である事業所の観点から品目を管理します。

製品パックの管理

販売可能な品目の同機種間および異機種間梱包構成を作成し、製品パック情報を定義および管理します。

製品バンドルおよび構成の管理

様々な製品階層を表す製品構成を定義および管理します。コピー対象のコンポーネントをプレビューする機能を使用して、既存の構成から製品構成をコピーします。共通の製品構成をマスター製品構成に関連付けて、複数の組織間で単一定義を保守します。

製品添付の管理

非構成化コンテンツを添付として製品に関連付けます。事前定義済およびユーザー定義の各種カテゴリに添付をカテゴリ化して編成し、製品の重要な文書にすばやくアクセスできるようにします。

製品改訂の管理

品目改訂を管理し、品目の主な変更点を、形状、適合性または機能の観点から追跡します。新規品目改訂を正式な変更オーダー・フレームワークによって導入して、監査証跡を生成し、さらに新規改訂の実施を合理化します。

カタログの定義

カタログを定義および管理して、構造化階層の品目をカテゴリ化します。豊富なカタログ・コンテンツをすばやく作成できるように、イメージおよび添付ファイルをカタログおよびカテゴリに関連付けます。ソースまたはマスター・カタログのカテゴリおよび品目関連を複数のカタログで共有し、既存のデータを再利用して、カタログの管理を容易にします。

拡張カ 2つのカタログ階層間のカタログ・マッピングおよびカタログとカテゴリの属性を管理しま

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タログの定義

製品マスター・データへのアクセスおよび検索

1つのキーワードを使用して項目を簡単に検索できます。拡張検索を実行するには、各種パラメータおよび基準を指定する他に、製品をすばやく検索するための検索演算子を使用して、より複雑な検索を構築します。頻繁に実行する必要がある検索を再利用促進し、こうした検索へのクイック・アクセスを可能にするために、保存済検索を定義します。

製品の一括更新の管理

品目属性、品目サプライヤ関連、品目再分類および組織割当の変更を含む品目情報の一括更新を実行します。

製品セキュリティの管理

品目へのアクセスを管理するには、ロール・ベース・セキュリティを製品レベルで割り当てます。機密情報へのアクセスを詳細に管理するには、データ・レベル・セキュリティを個々の属性グループ・レベルで割り当てます。品目データを作成、編集および表示できるユーザーを管理するには、ユーザーまたはユーザーのグループに適切な機能および権限を割り当てます。

製品およびサービスの廃止

企業ですでに取引されていない製品やサービスのパージおよび廃止を処理するための削除グループを定義し、管理します。製品を参照するすべてのトランザクションとエンティティを識別し説明する削除制約を作成することで、製品をパージする前の整合性を保守します。

データ・ガバナンス・タスクこれらのタスクを使用すると、製品情報データの通貨および整合性を管理できます。

タスク このタスクでの操作

製品改訂の管理

品目改訂を管理し、品目の主な変更点を、形状、適合性または機能の観点から追跡します。新規品目改訂を正式な変更オーダー・フレームワークによって導入して、監査証跡を生成し、さらに新規改訂の実施を合理化します。

新規製品の定義および承認の管理

新規品目要求を定義および管理して、正式な定義および承認ワークフローを使用可能にします。定義ステップには、製品属性、製品構成、品目関連、品目添付および組織割当が含まれます。異なる品目区分に属する複数の品目定義を1つの新規品目要求で管理します。

製品変更オー

製品属性、ライフサイクル・フェーズ、品目ステータスおよび製品構成の変更を処理するための製品変更オーダーを作成します。変更オーダーが正常かつ検証済の状態で実施されるように、正式なレビューおよび承認ワークフローによる変更を発行します。個別の組織に基づいて

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ダーの管理

実施スケジュールを適応させる柔軟性を確保しながらも、変更オーダーを組織に伝播することで、複数の組織を通じて変更を実施します。処理および実施でのボトルネックを回避するために、変更オーダー明細を新規または既存の変更オーダーに移動または分割します。

製品ルールの定義

製品のルールを作成および編集します。ルールを使用すると、属性に値を割り当て、属性間の依存関係を検証し、属性更新の特定のタイプの変更オーダーを通じて承認を要求できます。

データ連結タスクこれらのタスクを使用すると、外部ソースの製品情報データを内部マスター・データと統合できます。

タスク このタスクでの操作

インポートの管理

実稼働スキーマにデータをすばやくインポートし、既存のアプリケーションからデータを移行できるようにする業界標準のオープン・インタフェース表を使用して、品目および関連エンティティのインポートを管理します。

インポート・バッチの管理

品目バッチを定義して、複数の製品ソース・システムから、製品構成と梱包階層を含む品目データのセットをインポートします。バッチ・ロードをスケジュールするための品目バッチのインポート・オプション、および新規品目の定義および承認と製品変更に使用する管理ポリシーおよびワークフロー・ポリシーを指定します。バッチ・インポート実行中に製品データを事前にクレンジングする品目バッチを照合および標準化するためのデータ品質オプションを指定します。

サプライヤ・コラボレーションの管理

品目属性、製品構成および梱包構成などの品目データについて、取引先と協力します。権限を割り当てることで取引先のアクセスを保護します。精度をレビュー、検証し、サプライヤ品目に関する変更を承認するための変更オーダー・ワークフローにより、クリティカルな変更をサプライヤに連絡します。サプライヤ品目などの外部品目を関連付け、サプライヤ品目の詳細を取得するためにサプライヤ品目属性を指定します。サプライヤ品目関連を拡張し、サプライヤ品目を供給および受入元の複数の組織に関連付けます。

取引パートナの製品の管理

顧客品目などの取引先品目を定義および管理し、これらの品目を内部品目に関連付けます。製造業者部品番号および関連属性を定義および管理することで、1つの内部品目に複数の製造業者部品を関連付けることができます。競合品目を定義および管理し、競合相手によって販売または製造される可能性のある類似品目を関連付けます。

製品およびサービス・デー

ユーザーが定義したルールおよび書式に基づいて製品番号および摘要を標準化することで、潜在的な重複を除去します。

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タの標準化

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19d

Product Master Data Managementの使用

2 製品の定義この章の内容は次のとおりです。

品目の作成公開品目品目コピー品目改訂取引先品目の作成および編集製品の定義に関するFAQ

品目の作成単一または複数の品目を作成し、事前定義済テンプレートを適用します。

単一品目の作成品目の作成は、UIの複数の場所から開始できます。最初に、マスター組織、品目数(この場合は1品目)、品目区分などの基本情報を指定します。その次に、品目に適用するテンプレートを選択します。テンプレートは順次的に適用され、前のテンプレートは後のテンプレートによって上書きされます。次に、必要な属性を指定します。品目区分で必須属性が定義されている場合は、その属性を指定する必要があります。

基本的な標準運用属性など、品目の別の側面を入力または表示するには、「仕様」タブのデータ・レベル属性を使用します。必要に応じて、「品目」または「品目改訂」レベルで「付加フレックス

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フィールド」を指定できます。Oracle Fusion Product Hubの使用ライセンスが供与されている場合は、拡張可能フレックスフィールドを指定して、「品目」、「品目改訂」および「品目仕入先サイト」のレベルで品目の属性を取得できます。

ユーザー・インタフェースで品目を作成しているときに、必要に応じて次のことを実行できます。

品目構成の定義組織への割当関係の作成カタログ・カテゴリの割当添付の追加

注意: 特定の属性値に基づいて品目を作成しているときには、品目カテゴリ割当の自動プロセスが実行される場合があります。機能領域カタログが定義されていない場合、その機能領域の品目割当はスキップされます。品目の作成時には、品目ルールが評価され、該当するメッセージが表示されます。データ品質チェックが有効化されている場合は、チェックの結果が表示されます。

複数品目の作成新規品目を作成する場合、複数の品目を同時に作成することもできます。いくつかの共通特性を共有する多数の品目を作成する必要がある状況では、この手順を使用するのが適しています。

複数品目の作成は、単一品目の作成とほぼ同じように開始します。単一品目のシナリオでは品目数に1と入力しますが、複数品目の場合は1より大きい数値を入力します。表に各品目の詳細を指定する必要がある「複数品目の作成」ページが表示されます。

関連トピック

品目テンプレートの管理

公開品目公開品目は、品目区分で作成した品目で、「公開」チェック・ボックスが事前に選択されています。データ・セキュリティは、ユーザー定義属性の場合を除き、公開品目には使用できません。属性グループへのアクセスを制御する場合は、ユーザー定義属性のデータ・セキュリティを定義する必要があります。

すべての内部ユーザーは、公開されている品目にアクセスできます。品目レベルで、公開品目区分の特定の品目へのアクセスを制御することもできます。たとえば、既存の製品ラインに新しい製品を導入する場合は、製品がリリースされるまで新しい製品へのアクセスを制限できます。新しい製

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品を品目として作成し、「品目セキュリティ」ダイアログ・ボックスで製品を品目レベルで非公開としてマークできます。「品目の編集」ページの「品目担当」タブは非表示になります。「品目セキュリティ」ダイアログ・ボックスを使用して、品目のデータ・セキュリティを設定します。

次のステップに従って、「品目セキュリティ」ダイアログ・ボックスを開き、データ付与を提供します。

1. 「製品情報管理」作業領域で、「タスク」パネル・ドロワーをクリックし、「品目の管理」を選択します。

2. 品目を検索し、「検索結果」表の品目番号リンクをクリックします。3. 「品目の編集」ページで、「処理」→「品目セキュリティの管理」をクリックします。「品目セキュリティ」ダイアログ・ボックスが開きます。これで、品目に対するデータ付与を提供できます。

新規品目ごとに、「公開」チェック・ボックスの選択を解除して品目を非公開品目にし、この品目のデータ・セキュリティをログイン・ユーザーに対して自動的に生成します。品目の所有者は、他のユーザーへのアクセスを制限するために、追加のデータ・セキュリティを追加できます。

品目コピー「品目の作成」アクションを使用すると、ユーザーは「コピーから作成」オプションを選択できるようになり、コピー元の品目を入力できるようになります。1つ以上の品目がコピーによって作成できます。

コピーによる品目の作成次のものを既存の品目からコピーできます。

属性関係構成組織割当添付サプライヤ組織割当カタログ・カテゴリ割当

属性属性をコピーしてからテンプレートを適用するか、テンプレートを適用してから属性をコピーする

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かを示します。「仕様」タブで、属性値のコピーに使用できる属性グループのリストを選択します。

関係「関係」タブで、新規品目にコピーする関係、組織割当および添付カテゴリを選択します。

構成「構成」タブで、新規品目にコピーする構成を選択します。構成をコピーするかわりに、共通の構成を作成することもできます。

添付添付を選択することもできます。

品目改訂品目を作成すると、デフォルトの改訂が自動的に作成されます。品目定義の変更に基づいて品目改訂を作成することもできます。通常、品目のフォーム、フィットおよび機能が変更された場合、新しい改訂が自動的に作成されます。組織は新しい品目または改訂を作成して、品目の形状、フィットおよび機能に影響する大規模な変更を取得することもできます。

改訂レベル属性を使用して改訂レベルの変更を取得できます。改訂レベル属性を使用するには、新しい改訂を作成する必要があります。

品目改訂は、品目が割り当てられている組織に固有です。したがって、同じ品目の組織Aには10の改訂、組織Bには5つの改訂のみを設定できます。製品ハブで改訂を作成する場合は、有効日を指定する必要があります。新しい改訂の有効日も前の改訂の終了日を示します。したがって、一度に有効にできる改訂は1つのみです。

品目-品目レベル属性は、異なる改訂に対して異なる値を持つことができます。ただし、品目構成は改訂固有ではありません。構成コンポーネントの開始日と終了日が品目改訂の開始日と終了日と一致する場合、品目構成は改訂有効構成として機能します。改訂有効構造とは、開始改訂から終了改訂まで有効な構造です。変更オーダーのコンテキストで品目改訂を作成することもできます。そのような場合は、変更オーダーを実装すると、新しい品目改訂が有効になります。

製品開発では、変更オーダーのコンテキストでのみ品目改訂を作成できます。

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取引先品目の作成および編集取引先品目は、Product Hubアプリケーションの外部にある品目です。取引先および取引先品目の管理タスクを使用すると、これらの取引先品目を取引先品目としてProduct Hubに追加し、必要に応じてProduct Hub品目と関連付けることができます。「製品情報管理」作業領域で使用可能な取引先および取引先品目の管理タスクを使用して、取引先品目を作成します。

取引先品目の検索リスト検索モデルを自動提示検索とともに使用して、取引先品目を検索します。「フィルタの表示」アクションによってパネルが開き、追加のフィルタを指定できます。自動提示結果では、次のリージョンに検索結果が表示されます。

取引先品目取引先関係品目

リスト検索からの検索結果は、表ビューとカード・ビューの2つの異なるビューに表示できます。表モードでは、表の各行に特定の取引先品目の情報が示されます。表ビューには次のフィールドが表示されます。

添付: この列から、取引先品目の添付に簡単にアクセスできます。青い点が表示されている場合は、取引先品目に添付があります。青い点をクリックすると、取引先品目の詳細が示されている右パネルが開き、「添付」リージョンが展開されます。この列にプラス記号が示されている場合は、取引先品目に添付は含まれていません。関係: この列から、行内の取引先品目と製品品目との間の関係に簡単にアクセスできます。青い点が表示されている場合は、取引先品目に関係があります。青い点をクリックすると、取引先品目の詳細が示されている右パネルが開き、「関係」リージョンが展開されます。この列にプラス記号が示されている場合は、取引先品目に関係は含まれていません。ソーシャル: この列は、品目にソーシャル会話があるかどうかを示します。ソーシャル会話が存在しない場合は、アイコンがグレー表示になります。取引先品目の行内のアイコンをクリックすると、「ソーシャル」ダイアログ・ウィンドウが開きます。取引先品目に対する会話が存在する場合は、その会話がリストされます。お気に入り: この列に黄色い星のアイコンが表示されている場合は、取引先品目がお気に入りとして指定されていることを示します。星がグレー表示されている場合は、アイコンをクリックして、取引先品目をお気に入りとしてマークできます。イメージ: 取引先品目にイメージが設定されている場合は、この行にそのイメージが縮小表示されます。イメージが設定されていない場合は、イメージを設定する必要があることを示すイメージが表示されます。取引先品目: 行の取引先品目番号。取引先: 取引先品目の取引先。

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タイプ: 取引先品目のタイプ。値は、「製造業者」、「顧客」、「競合」および「サプライヤ」です。開始日および終了日: 取引先品目が使用可能な日付。

取引先品目の作成ユーザーに「取引先品目の管理」に対する機能権限と、取引先品目に対する「表示」および「保守」権限のあるデータ付与がある場合(データ・セキュリティが有効な場合)、両方の検索結果ビューで、「追加」アイコンをクリックして新しい取引先品目を作成できます。ユーザーが追加処理をクリックすると、右側のパネルが展開され、「取引先品目の作成」コンテンツが示されます。取引先とタイプを選択します。「取引先タイプ」には、「製造業者」、「顧客」、「サプライヤ」および「競合」の4つの値があります。ユーザーが、その取引先品目または取引先のすべての取引先品目に対する「表示」データ権限のみを持っている場合、このフィールドは読取り専用になります。

関係: このセクションを使用して、この取引先品目を表示または編集したり、取引先品目に関連品目を追加します。添付: このセクションを使用して、この取引先品目に関連する添付を管理します。セキュリティ: セキュリティが有効な場合は、このセクションを使用してユーザーまたはユーザー・グループの権限を管理します。

注意: 取引先品目が公開としてマークされている場合、「セキュリティ」リージョンは非表示になります。

関連トピック

品目関係性の管理製造業者部品と製造業者の考慮事項

製品の定義に関するFAQ

品目とは何ですか。品目は、販売または取引する製品とサービス、および製品とサービスを構成するコンポーネントを表すために使用されます。

作成する各品目には、購買、在庫管理などの様々な機能に関して品目の動作を決定するいくつかの標準運用属性があります。これらの運用属性以外に、品目には品目区分で定義されるいくつかのユーザー定義属性があります。これらのユーザー定義属性は、品目仕様および製品定義に関連するその他の情報を取得します。

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複数の品目テンプレートを選択するとどうなりますか。複数の品目テンプレートが選択されると、それらのテンプレートは順次的に適用されます。そのため、複数のテンプレートで同じ属性が定義されていると、順序内で後続のテンプレートで設定されている属性の値が、その属性に対して前に設定されていた値をオーバーライドします。たとえば、テンプレート1でオーダー可能属性に「はい」が設定されていて、テンプレート2では同じ属性に「いいえ」が設定されていると、その属性値には「いいえ」が設定されます。

どのようにして新しい改訂を作成できますか。「改訂の管理」ダイアログ・ボックスから新しい改訂を作成します。変更オーダーによって改訂を作成することもできます。

取引先を削除できますか。取引先は、その取引先に取引先品目が割り当てられていない場合にのみ削除できます。削除できるのは、「製造業者」、「顧客」および「競合」の取引先のみです。

ソーシャル・ネットワーキングを使用して、複数の部門のメンバーに新しい品目または製品についての意見やフィードバックを求めるには、どうすればよいですか。新しい製品または品目を正常にローンチするには、顧客のニーズや要望が製品のブループリントに正確に反映されていることを確認する必要があります。そのレベルの信頼度を達成するために、営業からマーケティング、研究開発まで、企業全体の人々に意見やフィードバックを求めることができます。カタログ・カテゴリの詳細ページで、「ソーシャル」ボタンをクリックしてOracle SocialNetworkを開きます。カテゴリ内の品目に関する会話を1つ以上作成し、品目自体を編集するアクセス権がないユーザーを含め、会話に参加できるよう他のユーザーを招待します。これらの会話のやり取りは、将来参照できるようにそのカテゴリに永続的に関連付けられます。

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Product Master Data Managementの使用

3 製品仕様の管理この章の内容は次のとおりです。

品目仕様および属性相互依存品目属性品目仕様参照

品目仕様および属性品目仕様および属性品目仕様とは、品目原価やリード・タイムなど、品目の特性を決定する属性のグループです。品目を定義または更新するときに、これらの属性を設定します。

「品目の編集」ページまたは「品目の作成」ページの「仕様」タブから、属性グループに移動して品目属性にアクセスおよび変更できます。

「仕様」タブからアクセスできる属性のタイプには、次のものがあります。

運用属性: 次の仕様グループに編成されます。原価計算一般プランニング在庫請求

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リード・タイムMPSプランニングオーダー管理物理属性メイン概要プロセス製造購買受入サービス構成Webストアー

ユーザー定義属性: 「仕様」タブのリンクからアクセスできます。トランザクション属性: 特定の日付に表示できます。

一部の品目属性間に実行される特定の関連があります。これらの関連は2つのグループに分類されます。

必須属性: 一部の関連属性に値がある場合、特定の属性に値を入力する必要があります。相互依存属性: 属性値に応じて特定の値のみ入力できます。たとえば、「コンポーネントのピック」が「はい」に設定されている場合、「プランニング方法」は「計画なし」にする必要があります。これらの相互依存性は、同じ仕様グループ内の属性間、または異なる仕様グループの属性間に存在する可能性があります。

必須品目属性品目を定義するときに、関連属性に値が含まれている場合、特定の属性の値を入力する必要があります。次の表に、関連属性も定義されている場合に定義する必要がある属性を示します。

必須属性 関連属性

サービス期間 「契約品目タイプ」が「サービス」または「保証」に設定されている場合に必要です。

サービス期間年月 「契約品目タイプ」が「保証」に設定されている場合に必要です。

需要タイム・フェンス日数

「需要タイム・フェンス」が「ユーザー定義」に設定されている場合に必要です。

外注加工ユニット・タイプ

「外注加工品目」が「はい」に設定されている場合に必要です。

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プランニング・タイム・フェンス日数

「需要タイム・フェンス」が「ユーザー定義」に設定されている場合に必要です。

プランニング・タイム・フェンス日数

「プランニング・タイム・フェンス」が「ユーザー定義」に設定されている場合に必要です。

リリース・タイム・フェンス日数

「リリース・タイム・フェンス」が「ユーザー定義」に設定されている場合に必要です。

サービス期間 「サービス期間年月」が「Null」に設定されている場合に必要です。

保管期限日数 「ロット失効管理」(「保管期限管理」)が「品目保管期限日数」に設定されている場合に必要です。

ソース組織 「補充ソース・タイプ」が「在庫」または「保管場所」に設定されている場合に必要です。

開始ロット番号 「ロット管理」が「全体」ロット管理に設定され、かつ「ロット生成組織」パラメータが「品目レベル」に設定されている場合に必要です。

開始ロット・プリフィクス

「ロット管理」が「全体」ロット管理に設定され、かつ「ロット生成組織」パラメータが「品目レベル」に設定されている場合に必要です。

開始シリアル番号 「シリアル番号管理」が「事前定義」シリアル番号に設定されている場合に必要です。

開始シリアル・プリフィクス

「シリアル番号管理」が「事前定義」シリアル番号に設定されている場合に必要です。

代替ウィンドウ日数 「代替ウィンドウ」が「ユーザー定義」に設定されている場合に必要です。

追加品目属性追加品目属性は付加フレックスフィールドに基づき、ビジネス・プロセス情報とともに品目に関する詳細情報(特性や仕様など)を取得するために使用されます。

追加属性の付加フレックスフィールドには、属性の名前と属性値が含まれています。

追加属性は、品目または品目改訂に関連付けられていて、品目仕様タブの「追加属性」にリストされます。

関連トピック

付加フレックスフィールドの概要

ユーザー定義品目属性と属性グループユーザー定義属性は、拡張可能フレックスフィールドに基づいています。実行時に使用される属性

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を決定する属性グループを作成します。拡張可能フレックスフィールドとユーザー定義属性は、Product Modelのみのライセンスを供与されているお客様は使用できません。

ユーザー定義属性には、有効な値の静的リストや動的リスト、または値の範囲を設定できます。ユーザー定義属性の値は、品目の作成時に定義でき、値は品目のライフ・サイクルで同じままです。

ユーザー定義属性は、属性グループ内に保存できます。ユーザー定義属性を品目に関連付けるには、属性グループを品目区分に追加します。

たとえば、小型ガソリン・エンジン品目区分には、次の仕様が含まれます。

RPM出力オイルおよび燃料混合重量

これらの仕様ごとに属性を定義し、それらの属性を「エンジン・パフォーマンス」属性グループとしてグループ化できます。

属性グループは、「属性グループの管理」ページで作成します。

注意: それぞれのユーザー定義属性について、ユーザーがデータを入力するときに適用される検証ルールをオプションで定義できます。

属性グループは、単一行、複数行またはバリアントのいずれかになります。

複数行の属性グループでは、属性値の複数のセットを同一のオブジェクト・インスタンスに関連付けできます。これにより、品目、組織、属性グループおよび属性グループ内の固有の値に依存する複数の追加属性を保存できるようになります。

たとえば、品目が書籍の場合は「章」という属性グループを作成して、次に示す属性を含めます。

章番号名前ページ数

複数の「章」行を1つのブックに関連付けることができますが、「名前」ページと「ページ数」にはそれぞれ1行が必要です。属性「章番号」は、一意キーの部分として識別されます。

属性グループと属性を作成したら、次のタスクを実行して拡張可能フレックスフィールドの設定を完了します。

「品目区分の管理」タスクを使用して、属性を品目区分に関連付けます「品目拡張可能フレックスフィールドの配置」タスクを使用して、属性を配置します

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ヒント: ユーザー定義属性グループのセットは、単一のページで編成できます。編成したセットは、「仕様」タブからリンクできます。

関連トピック

拡張可能フレックスフィールドの概要拡張可能フレックスフィールドまたはユーザー定義属性の作成品目区分への属性グループおよびページの関連付け

相互依存品目属性一部の属性値は他の属性値に依存します。たとえば、「コンポーネントのピック」が「はい」に設定されている場合、「プランニング方法」は「計画なし」にする必要があります。品目属性の相互依存性は次のとおりです。

属性

指定する必要がある値 条件

アクティビティ・ソース

Null 「資産品目タイプ」が「資産アクティビティ」以外の値に設定されている

オーダー組立

いいえ 「コンポーネントのピック」が「はい」に設定されているか、「構成品目タイプ」が「プランニング」に設定されている

「オーダー組立」または「コンポーネントのピック」

はい 「構成品目タイプ」が「モデル」または「オプション区分」に設定されている

資産アクティビティ原因

Null 「資産品目タイプ」が「資産アクティビティ」以外の値に設定されている

資産アクティビティ通知

Null 「資産品目タイプ」が「資産アクティビティ」以外の値に設定されている

資産アクティビティ停止タイプ

Null 「資産品目タイプ」が「資産アクティビティ」以外の値に設定されている

資産アクティビ

Null 「資産品目タイプ」が「資産アクティビティ」以外の値に設定されている

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ティ・ソース

資産アクティビティ・タイプ

Null 「資産品目タイプ」が「資産アクティビティ」以外の値である

自動作成された構成

Null 「ベース・モデル」が「Null」である

ベース・モデル

Null 「構成品目タイプ」が「標準」でないか、「コンポーネントのピック」が「はい」に設定されている

ATPコンポーネント

なし 「コンポーネントのピック」が「いいえ」に設定され、「オーダー組立」が「いいえ」に設定され、「WIP供給タイプ」が「ファントム」以外の値に設定されている

請求タイプ Null 「契約品目タイプ」が「サブスクリプション」以外の値に設定されている

請求タイプ Nullでない

「サービス請求可能」が「はい」に設定されている

構成品目タイプ

標準 「有効性管理」が「モデル/ユニット番号」に設定されている

構成品目タイプ

モデル 「コンフィギュレータ・モデル・タイプ」が「コンテナ」に設定されている

構成モデル・タイプ

いいえ 組織がプロセス製造可能であり、「トラッキング」が「プライマリおよびセカンダリ」に設定されている。

製造品 いいえ 「在庫品目」が「いいえ」に設定されているか、「構成品目タイプ」が「標準」でない

ATPチェック

Null 「契約品目タイプ」が「サブスクリプション」以外の値に設定されている

資材不足チェック

いいえ 「トランザクション可能」が「いいえ」に設定されている

コンテナ・タイプ

Null 「コンテナ」が「いいえ」に設定されている

契約カバレージ可能テンプレート

Null 「契約品目タイプ」が「いいえ」に設定されている

契約期間 Null 「契約品目タイプ」が「いいえ」に設定されている

契約期間年月

Null 「契約品目タイプ」が「いいえ」に設定されている

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契約品目タイプ

「Null」または「サブスクリプション」

「在庫品目」が「はい」に設定されている

契約品目タイプ

サブスクリプション

サブスクリプション依存関係使用可能が「はい」に設定されている

「構成品目の作成」、「構成」

Null 品目がATOモデルでない。

固定資産の作成

はい Install Base内のトラッキングが「はい」に設定されている

原価計算可能

はい 在庫資産が「はい」に設定されている

顧客オーダー

いいえ 「構成品目タイプ」が「プランニング」または「製品ファミリ」に設定されている

顧客オーダー

いいえ 「契約品目タイプ」が「保証」である

顧客オーダー可能

はい 「コンフィギュレータ・モデル・タイプ」が「コンテナ」に設定されている

顧客オーダー可能

いいえ 「顧客オーダー」が「いいえ」に設定されている

顧客オーダー可能

はい 「顧客オーダー」が「はい」に設定されている

循環棚卸可能

いいえ 「契約品目タイプ」が「サブスクリプション」以外の値に設定されている

デフォルト設定

「固定」、「デフォルト」または「デフォルトなし」

「トラッキング」が「プライマリおよびセカンダリ」に設定されている

デフォルト設定

「デフォルト」または「デフォルトなし」

「トラッキング」が「プライマリ」に設定され、「価格設定」が「セカンダリ」に設定されている

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デフォルト・ロット・ステータス

Null 「ロット・ステータス可能」が「いいえ」に設定されている

デフォルト・シリアル・ステータス

Null 「シリアル・ステータス可能」が「いいえ」に設定されている

デフォルト出荷組織ソース・タイプ

内部 「出荷モデル完了」が「はい」に設定されている

需要タイム・フェンス日数

null 「需要タイム・フェンス」が「ユーザー定義」でない

超過偏差係数

Null 二重単位管理が「管理なし」に設定されている

不足偏差係数

Null 二重単位管理が「管理なし」に設定されている

有効性管理 モデル/ユニット番号

「資産品目タイプ」が「資産グループ」である

減価償却費勘定

はい 「在庫資産価額」が「いいえ」で、「在庫品目」が「はい」である

等級 N 「ロット管理」が「Null」である

高さ Null 寸法単位が「Null」である

検査要 いいえ 「受入経路」が「検査」以外の値に設定されている

InstallBaseトラッキング可能

はい サービス可能が「はい」に設定され、「契約品目タイプ」が「Null」または「サブスクリプション」に設定されている

インスタンス区分

Null 「契約品目タイプ」が「サブスクリプション」以外の値に設定されている

インスタンス区分

Null Install Baseトラッキング可能が「いいえ」に設定されている

社内オーダー

いいえ 「構成品目タイプ」が「標準」でない

社内オーダー可能

いいえ 「社内オーダー」が「いいえ」に設定されている

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内部容積 Null 「コンテナ」、「車両」または「重量単位」が「Null」に設定されている。

社内転送可 はい 「出荷可能」が「はい」に設定されている。

在庫品目 いいえ 「契約品目タイプ」が「Null」または「サブスクリプション」以外の値に設定されている

在庫品目 はい 「資産品目タイプ」、デフォルト受入保管場所、デフォルト移動オーダー保管場所、デフォルト出荷保管場所が「Null」以外の値に設定されているか、「構成品目タイプ」が「製品ファミリ」に設定されている

請求有効 いいえ 「請求可能品目」が「いいえ」に設定されている

リード・タイム・ロット・サイズ

1 「ライン型プランニング」が「はい」に設定されている

長さ Null 寸法単位が「Null」である

ロット・ステータス可能

いいえ 「ロット管理」が「管理なし」に設定されている

ロット分割可能

いいえ 「ロット管理」が「管理なし」に設定されている

ロット・マージ可能

いいえ 「ロット管理」が「管理なし」に設定されている

ロット置換可能

いいえ 「ロット管理」が「管理なし」に設定されている

ロット換算可能

いいえ 「ロット管理」が「管理なし」に設定されている

構成の照合 Null 品目がATOモデルでない

最大積載重量

Null 「コンテナ」、「車両」または「重量単位」が「Null」に設定されている

最小積載率 Null 「コンテナ」と「車両」の両方が「いいえ」に設定されている

移動オーダー受入保管場所

Null 「トランザクション可能」が「いいえ」に設定されている

Web上でオーダー可能

いいえ 「顧客オーダー可能」が「いいえ」に設定されている

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外注加工品目

N 「購買品目」が「いいえ」に設定されているか、ASLにVMIがある。

外注加工ユニット

Y 「外注加工品目」が「はい」である

コンポーネントのピック

いいえ 「オーダー組立」が「はい」に設定されているか、「構成品目タイプ」が「プランニング」に設定されているか、「プランニング方法」が「計画なし」でない

コンポーネントのピック

はい 「出荷モデル完了」が「はい」に設定されている

プランニング・タイム・フェンス日数

null 「プランニング・タイム・フェンス」が「ユーザー定義」でない

プランニング方法

計画なし 「コンポーネントのピック」が「はい」に設定されている

後処理リード・タイム

0 (ゼロ) 「製造/購買」が「製造」に設定されている

購買可能 いいえ 「購買品目」が「いいえ」に設定されているか、「契約品目タイプ」が「サブスクリプション」以外の値に設定されている

購買可能 はい デフォルト・ソース・タイプが「外部」に設定されている

購買税コード

Null 「課税」が「Null」に設定されている

回収済部品の処分

Null 「請求タイプ」が「作業」である

リリース・タイム・フェンス日数

Null 「リリース・タイム・フェンス」が「ユーザー定義」でない

補充ポイント

最小数量 「最大数量」属性または「固定数量」属性が有効である。

補充ポイント

供給の最小日数

「供給の最大日数」または「固定数量」が有効である。

保管棚制限 事前定義リストに制限されていない保管棚

「保管場所制限」が、事前定義リストに制限されていない保管場所に設定されているか、「在庫保管棚管理」が「動的入力保管棚管理」に設定されている

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保管場所制限

事前定義リストに制限されている保管場所

「保管棚制限」が事前定義リストに制限されている保管棚に設定されている

返品可能 いいえ 「契約品目タイプ」が「サブスクリプション」以外の値に設定されている

安全在庫計算方法

非MRP計画

MRPプランニング方法が「計画なし」に設定されている

セカンダリ単位

Null 二重単位管理が「管理なし」に設定されているか、「トラッキング」と「価格設定」の両方が「プライマリ」に設定されている

シリアル番号生成

「受入時」または「事前定義」

「機材」が「はい」に設定されているか、「有効性管理」が「モデル/ユニット番号」に設定されている

シリアル・ステータス可能

いいえ シリアル管理が「管理なし」に設定されている

サービス要求

Null「使用不可」または「非アクティブ」

「契約品目タイプ」が「サービス」、「保証」または「使用」である

サービス重要度レベル

Null 「契約品目タイプ」が「サービス」に設定されている

サービス可能製品

いいえ サポート・サービスが「はい」に設定されている

出荷可能 いいえ 「構成品目タイプ」が「プランニング」に設定されているか、「契約品目タイプ」が「サブスクリプション」以外の値に設定されている

ソース組織 Null 「在庫プランニング方法」が「ベンダー管理在庫」に設定されている

ソース・タイプ

Null 「在庫プランニング方法」が「ベンダー管理在庫」に設定されている

在庫保有可能

いいえ 「在庫品目」が「いいえ」に設定されている

在庫保有可能

いいえ 「請求タイプ」が「作業」または「費用」である

在庫保有可能

はい ASLがVMIである

在庫保管棚 「保管棚 「保管棚制限」が事前定義リストに制限されている保管棚に設定されてい

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管理 管理なし」または「事前設定保管棚管理」

サポート・サービス

いいえ サービス可能製品が「はい」に設定されている

課税 はい 「税コード」が「Null」以外の値に設定されている

トランザクション可能

いいえ 「在庫保有可能」が「いいえ」に設定されている

トランザクション可能

いいえ 「請求タイプ」が「作業」または「費用」である

トランザクション可能

はい ASLがVMIである

ユニット容積

Null 「容積単位」が「Null」である

ユニット重量

Null 「重量単位」が「Null」である

幅 Null 寸法単位が「Null」である

WIP過剰完了許容範囲値

Null 「過剰完了許容範囲タイプ」が「Null」に設定されている

WIP供給保管棚

Null 「組織パラメータ」ウィンドウで、「保管棚」が「なし」に設定されているか、「保管棚」管理が保管場所レベルであり、選択したWIP供給保管場所の「保管棚管理」が「なし」であるか、「保管棚」管理が保管場所レベルであり、選択したWIP供給保管場所の「保管棚管理」が「品目レベル」であり、品目保管棚管理が「なし」である

品目仕様参照品目資産管理仕様品目資産管理仕様の属性およびその使用可能な値を次に示します。品目を定義または更新するときに、これらの属性を設定します。

品目資産管理仕様の属性

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アクティビティ原因

これは、「資産品目タイプ」が「資産アクティビティ」に設定されている場合に関連します。作業が生成される原因になった状況を指定します。たとえば、「ブレークダウン」、「破壊行為」、「通常減耗」、「設定」などです。

アクティビティ通知要

これは、「資産品目タイプ」が「資産アクティビティ」に設定されている場合にのみ関連します。資産が移動可能かどうか、および修理のために店舗に持ち込む必要があるかどうかを示します。このフィールドは、情報提供のみを目的としています。

アクティビティ・ソース

アクティビティを実行する必要がある理由を示します。これは、資産品目タイプが資産活動に設定されている場合に関連します。

アクティビティ・タイプ

資産活動の保守のタイプを示します。

資産品目タイプ

品目が次のいずれかであるかどうかを示します。

資産グループ、資産アクティビティ、再作成可能品目

停止タイプ

これは、「資産品目タイプ」が「資産アクティビティ」に設定されている場合に関連します。保守活動に停止が必要かどうかを指定します。たとえば、「必須」、「不要」などを示します。

品目原価計算仕様品目原価計算仕様の属性とその有効な値を次に示します。これらの属性は、品目の定義時または更新時に設定します。

品目原価計算仕様

原価計算可能

品目原価についてレポート、評価および支出報告するかどうかを示します。

たとえば、参照品目の原価計算や、出荷または在庫として保有することのない請求書のみ(非在

47

庫)の品目の原価計算を無効にできます。

積上に含む

品目に原価積上を含めるかどうかを示します。

在庫資産価額

品目を在庫内の資産として評価するかどうかを示します。

このオプションをオフにすることで経費項目を示します。

標準ロット・サイズ

工場またはサプライヤからオーダーされた特定の品目の量、または生産プロセスに出庫される標準数量。

品目一般プランニング仕様品目一般プランニング仕様を構成する属性とその有効な値を次に示します。これらの属性は、品目の定義時または更新時に設定します。

品目一般プランニング仕様の属性ASNの自動失効

事前出荷通知が自動的に失効するかどうかを示します。

バケット日数

安全在庫数量を動的に計算するための日数を入力します。プランニング・プロセスでは、「安全在庫率」と平均総所要量を乗算したものを、ここに入力した日数で除算します。

保管%

年間保管費の計算に使用される比率を入力します。これは、1ユニットを1年間在庫するためにかかる社内経費を表すユニット原価の比率です。

預託

選択すると、品目は預託されます。これは、品目は社内にあり、所有権はサプライヤにあることを意味します

48

対象日数

安全在庫レベルを定義するために、平均需要に乗算する日数。

需要期間

平均日次需要の計算に使用する日数。

固定供給日数

計画オーダー数量のサイズとタイミングを変更するために使用する日数を入力します。プラニング・プロセスにより、この値で定義された期間の正味所要量を満たす計画オーダー数量が提示されます。プラニング・プロセスでは、期間ごとに1つの計画オーダーが提示されます。

たとえば、これを使用することで、ライン型品目のショップ型コンポーネントに対する計画オーダーの数を削減します。

固定ロット乗数

固定ロット乗数数量またはライン型レート(1日当たりのユニット数)を入力します。プランニング・アルゴリズム(再オーダー・ポイント、Min-Max、MPSおよびMRP)は、これを使用して、計画オーダー数量またはライン型日次レートのサイズを変更します。

正味所要量が固定ロット・サイズ乗数の数量を下回ると、プランニング・アルゴリズムによって、固定ロット・サイズ乗数の数量1回分の発注が提示されます。

固定オーダー数量

計画オーダー数量またはライン型日次レートのサイズの変更に使用する数量を入力します。正味所要数量が固定オーダー数量に満たないときに、プランニング・プロセスは固定オーダー数量を提示します。正味所要数量が固定オーダー数量を超えるときに、プランニング・プロセスは固定オーダー数量の倍数のオーダーを提示します。ショップ型品目の場合、この属性は固定生産数量または購買数量を定義するために使用します。ライン型品目の場合、この属性は固定生産レートを定義するために使用します。たとえば、トラック満載数量でのみ品目を提供できる場合は、そのトラック満載数量を固定オーダー数量として入力します。

固定数量

再オーダーの固定数量を示します。

予測タイプ

予測タイプを示します。これは、次のいずれかの値になります。

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オーダー予測

販売予測

履歴予測

在庫プランニング方法

組織レベルのプランニングのオプションを選択します

Min-Max

最小手持数量を定義します。この数量に達したときに、再オーダーします。最大手持数量を定義することもできます(超過しないようにする手持数量)。

計画なし

プランニング方法を使用しません。MRPまたはMPSの計画品目には、このオプションを選択します。

再オーダー・ポイント

再オーダー・ポイントは、この品目に定義しているプランニング情報に基づいて計算されます。

製造/購買

「在庫品目」が「はい」に設定されている品目に適用するオプションを選択します。PlannerWorkbenchでは、これを使用して、実装タイプに適した値を設定します。品目にオープン・オーダーが存在する場合は、この値を変更できません。

製造

通常は、製造されます。Planner Workbenchでは、実装タイプにショップ型製造オーダーが設定されます。プランニング・プロセスは、製造品目から下位レベルのコンポーネントに需要を渡します。

購買

通常は、購買されます。Planner Workbenchでは、実装タイプに購買依頼が設定されます。プラニング・プロセスは、購買品目から下位レベルのコンポーネントに需要を渡しません。

供給の最大日数

補充再オーダーに許容される供給の最大日数を示します。

最大Min-Max方式数量

「Min-Maxプランニング」で超過することを禁止する最大手持数量を示します。

50

最大オーダー

品目の最大オーダー数量またはライン型レート(1日当たりのユニット数)を入力します。プランニング・アルゴリズム(再オーダー・ポイント、Min-Max、MPSおよびMRP)は、これを使用して、計画オーダー数量またはライン型日次レートのサイズを変更します。ショップ型品目の場合、正味所要量が最大オーダー数量を超えたときに、プランニング・アルゴリズムは最大オーダー数量を提示します。ライン型品目の場合、ライン型プランニング期間の平均日次需要が最大オーダー数量を超えたときに、プランニング・アルゴリズムはライン型日次レートとして最大オーダー数量を提示します。たとえば、その数量を上回ると品目の製造能力が不足する発注数量を定義します。

最大オーダー数量

品目の最大オーダー数量またはライン型レート(1日当たりのユニット数)を入力します。プランニング・アルゴリズム(再オーダー・ポイント、Min-Max、MPSおよびMRP)は、これを使用して、計画オーダー数量またはライン型日次レートのサイズを変更します。ショップ型品目の場合、正味所要量が最大オーダー数量を超えたときに、プランニング・アルゴリズムは最大オーダー数量を提示します。ライン型品目の場合、ライン型プランニング期間の平均日次需要が最大オーダー数量を超えたときに、プランニング・アルゴリズムはライン型日次レートとして最大オーダー数量を提示します。たとえば、その数量を上回ると品目の製造能力が不足する発注数量を定義します。

供給の最小日数

補充が発生するまでに許容される供給の最小日数を示します。

最小Min-Max方式数量

「Min-Maxプランニング」で補充するまでの最小手持数量を示します。

最小オーダー

最小オーダー数量またはライン型レート(1日当たりのユニット数)を入力します。プランニング・アルゴリズム(再オーダー・ポイント、Min-Max、MPSおよびMRP)は、これを使用して、計画オーダー数量またはライン型日次レートのサイズを変更します。ショップ型品目の場合、正味所要量が最小オーダー数量に満たないときに、プランニング・アルゴリズムは最小オーダー数量を提示します。ライン型品目の場合、ライン型プランニング期間の平均日次需要が最小オーダー数量に満たないときに、プランニング・アルゴリズムはライン型日次レートとして最小オーダー数量を提示します。たとえば、その数量を下回ると製品を製造しても収益が出なくなるオーダー数量を定義します。

最小オーダー数量

51

最小オーダー数量またはライン型レート 日当たりのユニット数 を入力します。プランニング・アルゴリズム(再オーダー・ポイント、Min-Max、MPSおよびMRP)は、これを使用して、計画オーダー数量またはライン型日次レートのサイズを変更します。ショップ型品目の場合、正味所要量が最小オーダー数量に満たないときに、プランニング・アルゴリズムは最小オーダー数量を提示します。ライン型品目の場合、ライン型プランニング期間の平均日次需要が最小オーダー数量に満たないときに、プランニング・アルゴリズムはライン型日次レートとして最小オーダー数量を提示します。たとえば、その数量を下回ると製品を製造しても収益が出なくなるオーダー数量を定義します。

組織

社内購買依頼によって品目が出庫される組織をオプションで入力します。これは、在庫が補充ソース・タイプの場合にのみ適用されます

次の条件を満たす組織を選択できます。

品目がソース組織に割り当てられていることソース組織と現在の組織の間に有効な組織間関連が定義されていること

ソース組織は、品目がMRP計画であり、算入不可ソース保管場所を選択する場合、現在の組織であってもかまいません。

パーセント

品目の安全在庫数量を計算するための比率を入力します。プランニング・プロセスでは、この比率を平均総所要量に乗算します。

プランニング・プロセスは、「安全在庫」を「MRP計画比率」に設定する際に、この属性を使用します。

プランナ

この品目を計画するために割り当てる資材プランナを入力しますこの属性を更新する前に、組織のプランナ・コードを定義する必要があります。

ここで定義したプランナは、移動オーダーの承認が使用される場合に、品目を要求するすべての移動オーダー明細の承認を担当します。

品目がサプライヤ管理の場合は、品目のプランナを入力する必要があります。

リリース承認要

販売オーダーの作成前には、承認が必要になります。承認は、次に示すように設定できます。

(1 )

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顧客

顧客からリリース承認を取得する必要があります。

サプライヤ

仕入先からリリース承認を取得する必要があります。

なし

リリース承認不要

安全在庫プランニング方法

安全在庫レベルの計算に使用されるプランニング方法。

品目外注支給品

品目が有償支給で品目外注支給品として使用される場合は、この品目に関連付けられている品目外注タイプを示します。有効な選択肢は次のとおりです。

事前配置済

品目は、品目外注支給品とは無関係に製造取引先に販売される品目外注支給品です。

同期済:

品目は、製造取引先に販売される品目外注支給品であり特定のオーダーと同期しています。

保管場所

社内購買依頼によって品目を出庫するソース組織内の保管場所を入力します。これは、補充ソース・タイプが「在庫」または「保管場所」であり、ソース組織を指定した場合にのみ適用されます。MRP計画品目の場合、ソース組織と現在の組織が同じときには、算入不可ソース保管場所を入力する必要があります。

タイプ

要求が履行される方法を示します。

在庫

社内販売オーダー(既存の在庫から在庫保有を出庫するオーダー)になる社内購買依頼を作成することで要求を履行します。

サプライヤ

:

53

購買オーダー(サプライヤから品目を購入するオーダー)になる購買依頼を作成することで要求を履行します。

保管場所

移動オーダー(既存の保管場所から在庫保有を出庫するオーダー)になる移動オーダー依頼を作成することで要求を履行します。

注意: Supplier Schedulingを使用している場合は、通常、このフィールドを空白のままにすることをお薦めします。それ以外の場合は、ソース・ルールを上書きすることになります。

ウィンドウ日数

プランニング・エンジンによって考慮される予測の期間を入力します。

品目在庫仕様品目在庫仕様の属性とその有効な値を次に示します。これらの属性は、品目の定義時または更新時に設定します。

品目在庫仕様の属性

一括ピック

品目を一括でピックできるようになります。

資材不足チェック

品目の資材不足についてチェックすることを示します。

このオプションを有効にすると、品目のトランザクション時に資材不足アラートと資材不足通知がトリガーされます。

子ロット使用可能

親ロットがトランザクションの目的について指定されているときに、品目がトランザクションの目的についてロット管理の対象になるかどうかを示します。

子ロット管理を有効にすると、トランザクションの目的について親ロットと子ロットを指定できます。ロットのトランザクションは、トランザクションに親ロットを指定するかどうかに関係なく、アプリケーションによって処理されます。品目に対する在庫トランザクションまたは在庫予約がある場合、このフィールドは変更できません。この属性をマスター組織レベルで管理する場合は、マスター組織またはマスター組織に関連付けられた子組織にトランザクションまたは予約が存在しな

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いときにのみ、この属性を変更できます。

管理: ロット

資材トランザクション時に品目のバッチのトラッキングのためにロット番号を使用できるかどうかを示します

管理なし: 品目のロット管理を設定しません。完全管理: ロット番号で在庫残高をトラッキングします。出庫と受入のロット番号を指定する必要があります。

ロット番号管理は、手持数量がない品目に対してのみ設定できます。ロット管理をマスター品目レベルで管理している場合は、すべての子組織の手持数量がアプリケーションによってチェックされます。

管理: 保管期限

特定のロットの品目がいつまで使用可能であるかを示します。

保管期限日数

品目の保管期限を日数で指定します。アプリケーションは、ロットの入庫日から保管期限のカウントを開始します。指定した日数が経過すると、アプリケーションによって警告メッセージが送信されます。

管理なし

この品目に保存期限管理は設定されません。

ユーザー定義

それぞれのロットを受け入れるときに失効日を指定します。期限の経過後に警告の通知がありますが、そのロットは使用できます。

注意: 品目の手持数量が存在する場合、ロットの期限管理は変更できません。ロットの期限をマスター・レベルで管理している場合は、手持数量のチェックは、すべての子組織にある手持数量の合計に対して実行されます。

ロット属性のコピー

子ロットが親ロットのすべての仕様を継承するかどうかを示します。

新規の子ロットが親ロットのすべての属性を継承する場合は、このチェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスの選択を解除すると、子ロットは親ロットの属性を継承しなくなります。

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循環棚卸可能

品目の自動循環棚卸スケジューリングがオンになっているかどうかを示します。

デフォルト等級

品目のデフォルト等級を入力します。等級管理されているすべての品目にはデフォルト等級が必要です。品目のデフォルト等級を変更するには、等級変更トランザクションを使用できます。

注意: 品目のトランザクションを実行した場合でも、デフォルト等級を変更できます。

デフォルト・ロット・ステータス

品目のデフォルト・ロット・ステータスを示します。

デフォルト・シリアル・ステータス

品目のデフォルト・シリアル・ステータスを示します。

失効処理

この品目のデフォルト処理コードを入力します。この処理は、ロットの失効時、品質検査の失敗時、またはロットが測定誤差の結果範囲に該当する場合に、失効通知にリストされます。

失効処理間隔

ロットに対する処理を実行する前に、失効日にアプリケーションが追加する日数を入力します。

ロット失効日 + ロット失効処理間隔 = デフォルトの失効処理日

書式検証

組織または品目に定義した子ロット・パラメータに子ロット番号が適合していることを確認する場合は、このチェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスを選択すると、子ロット番号は、子ロット・プリフィクスと数値サフィクスが連結されたロット番号になっていることと、品目レベルでゼロ埋込みを有効にした場合はゼロが埋め込まれて正しい長さになっていることがアプリケーションによって検証されます。

生成

品目をトラッキングするために、品目のユニットごとにシリアル番号を作成して割り当てるタイミングを示します。

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在庫受入時動的入力: 品目の受入時にシリアル番号を作成して割り当てます。それ以降は、すべての資材トランザクションで、ユニットごとにシリアル番号を指定する必要があります。販売オーダー、転送オーダーまたは作業オーダー出庫時の入力: 販売オーダーまたは転送オーダーに対して品目を出庫(出荷)するときに、シリアル番号を作成して割り当てます。このオプションを選択すると、出荷確認時にシリアル番号が必要になります。RMA (返品承認)の品目を受け入れる場合は、販売オーダー出庫時に使用したものと同じシリアル番号を指定する必要があります。「仕掛資材出庫」トランザクションを使用して作業オーダーにコンポーネントを出庫するときにも、シリアル番号が必要です。「仕掛資材返品」トランザクションを使用して、在庫への返品を受け入れる場合は、コンポーネント品目が作業オーダーに出庫されたときに使用したものと同じシリアル番号を参照する必要があります。このシリアル生成オプションを使用する場合は、この品目の販売オーダー、転送オーダーまたは作業オーダー出庫以外の資材トランザクションでは、シリアル番号の入力は必要ありません。たとえば、品目の受入や保管場所転送では、シリアル番号を入力する必要はありません。シリアル番号管理なし: この品目にシリアル番号管理を設定しません。この品目が関連する資材トランザクションのすべてで、シリアル情報が省略されます。事前設定シリアル番号: 品目の受入時に、事前設定シリアル番号を割り当てます。それ以降は、すべての資材トランザクションで、ユニットごとにシリアル番号を指定する必要があります。在庫ピック時入力: 品目のピック確認時にシリアル番号を作成して割り当てます。このオプションを選択した場合は、販売オーダー・ピック、転送オーダー・ピック、転送オーダー返品ピックまたは移動要求出庫などの在庫トランザクションに対するピック確認において、シリアル番号を入力することが必要になります。

次の表に、特定のシリアル番号生成オプション間で相互に変更可能な条件を示します。

変更先または変更元 変更先または変更元 変更可能な条件

在庫受入時動的入力 事前設定シリアル番号 常時

事前設定シリアル番号 シリアル番号管理なし 常時

在庫受入時動的入力 シリアル番号管理なし 品目に手持数量がないとき

販売オーダー、転送オーダーまたは作業オーダー出庫時の入力

事前設定シリアル番号 品目に手持数量がないとき

事前設定シリアル番号 シリアル番号管理なし 品目に手持数量がないとき

在庫受入時動的入力 販売オーダー、転送オーダーまたは作業オーダー出庫時の入力

品目に手持数量がないとき

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シリアル生成が品目レベルで管理されている場合、手持数量のチェックは、すべての子組織の手持数量の合計に対して行われます。

注意: ロット置換機能は、シリアル管理されている品目、ロット・シリアルやロット改訂などの組合せ、またはLSRの組合せなどのある品目ではサポートされません

等級管理済

ロット管理に加えて品目が等級管理されているかどうかを示します。等級コードはロットの具体的な特性を表します。「等級管理済」チェック・ボックスを選択した場合は、品目のデフォルト等級の指定が必要になります。

注意: 品目のトランザクションが完了している場合は、このチェック・ボックスを変更できません。

保留日数

ロットのリリースが可能になるまでのロット作成日に加算する日数です。数値を入力しない場合、アプリケーションは、すぐにロットが使用できるようになるとみなします。

ロット作成日 + 保留日数 = デフォルトの保留リリース日。

在庫品目

この属性により、この品目の在庫保管とトランザクションが可能になります。このオプションは、次に示す品目属性を有効にする場合はオンにする必要があります。

在庫保有可能トランザクション可能製造品

これは、品目定義属性です。このオプションを有効にすると、品目は、在庫機能領域のデフォルト・カテゴリ・セットに自動的に割り当てられます。

在庫保管棚管理

保管場所で資材を保管する物理的な領域(段、通路、大箱、棚など)を示します。

動的入力

品目の受入時または出荷時に使用する保管棚を定義します。

管理なし

保管棚管理を設定しません。

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事前設定

使用前に保管棚を定義します。

ロット部分化可能

このチェック・ボックスは、部分的なロット数量の割当、予約または移動を可能にする場合に選択します。このチェック・ボックスを選択しないと、この品目は全ロット数量のトランザクションが必要になります。このフィールドは、品目にトランザクションが存在する場合は変更できません。

ロット・マージ可能

ロット管理品目の複数のロットが1つのロットにマージできるかどうかを示します。

ロット分割可能

ロット管理品目が複数のロットに分割できるかどうかを示します。

ロット・ステータス可能

品目がロット・レベルのステータス管理の対象になるかどうかを示します。たとえば、あるロットをテスト中にすることができます。会社は、テスト中のロットをプランニングと予約に使用できるようにして、出荷には使用できないようにするポリシーを設定できます。また、ロットを隔離中にすることもできます。たとえば、会社は隔離中のロットをプランニングに使用できないようにするポリシーを設定できます。

品目がロット管理されている場合は、「デフォルト・ロット・ステータス」を指定できます。たとえば、マイクロプロセッサのロットは、浸せき試験が完了するまで「隔離」ステータスすることができます。

ロット置換可能

トランザクション時にロットの置換が可能かどうかを示します。

注意: ロット置換機能は、シリアル管理されている品目、ロット・シリアルやロット改訂などの組合せ、またはLSRの組合せなどのある品目ではサポートされません。

ロット換算可能

ロット管理品目内でロットを換算できるようになります。

満期日数

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ロット満期日を決定するためにロット作成日に加算する日数です。数値を入力しないと、アプリケーションは、ロットが作成時に満期になるとみなします。

ロット作成日 + 満期日数 = デフォルトのロット満期日。

数量不足エラー

循環棚卸による調整トランザクションが発生するまでに、許容されるマイナス差異の比率を入力します。物理循環棚卸の数量が手持数量より少ない場合、この比率以下の差は許容されます。

たとえば、手持数量が100で、マイナス許容範囲が10%だとします。棚卸数量が許容範囲内の場合、Oracle Inventoryは承認を必要としません。実地棚卸が90ユニットを下回る場合、OracleInventoryは調整を作成し、手持数量が実地棚卸に変更されます。

このフィールドにより、アプリケーションが品目レベルで子ロット番号を生成する方法が決まります。子ロット番号の生成は、組織レベルまたは品目レベルで選択できます。有効な選択肢は次のとおりです。

親および子: 「親および子」に設定すると、親ロット番号がプリフィクスの役割を果たし、それに続けて使用可能なロット番号が追加されて子ロットになります。たとえば、親ロットがP1の場合、子ロットはP1-1になります。親: 「親」に設定すると、子ロット番号はロット番号と同じ順序に基づきます。たとえば、親ロットがP1の場合、子ロットはP2になります。

数量超過エラー

循環棚卸によって調整トランザクションが発生するまでに、許容されるプラス差異の比率を入力します。物理循環棚卸の数量が手持数量より多い場合、この比率以下の差は許容されます。

たとえば、手持数量が100で、プラス許容範囲が10%だとします。棚卸数量が許容範囲内の場合、Oracle Inventoryは承認を必要としません。実地棚卸が110ユニットを上回る場合、OracleInventoryは調整を作成し、手持数量が実地棚卸に変更されます。

プリフィクス

品目レベルで子ロットを生成する場合は、オプションで子ロット・プリフィクスを入力できます。

予約可能

この属性により、品目の資材予約を作成できるようになります。品目は、十分な在庫がある場合にのみ予約できます。

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注意: 予約が存在している場合は、予約管理を無効にできません。

保管棚制限

この品目のトランザクションを、保管場所情報ウィンドウで定義したリストに指定されている保管棚に制限するかどうかを示します。保管棚の制限は、保管場所も制限している場合にのみ有効です。

保管場所制限

この品目のトランザクションを、保管場所情報ウィンドウで定義したリストに指定されている保管場所に制限するかどうかを示します。保管棚を制限する場合は、このオプションをオンにする必要があります。

再テスト間隔

作成日からロットの再テストが必要になるまでの日数を入力します。アプリケーションは、この数値をロット作成日に加算してデフォルトの再テスト日を決定します。

ロット作成日 + 再テスト間隔 = デフォルトの再テスト日。

改訂管理

この属性により、品目改訂を作成できるようになります。このオプションを有効にした場合は、「改訂」タブで出庫および受入に既存の改訂番号を指定する必要があります。

シリアル・ステータス可能

品目がシリアル・レベルでステータス管理の対象になるかどうかを示します。たとえば、新しいシリアル番号には機能のすべてを許可するポリシーを設定し、再加工済品目を除く再加工済シリアル番号には予約を許可するポリシーを設定できます。

品目がシリアル管理されている場合は、「デフォルト・シリアル・ステータス」を指定できます。たとえば、分析装置のシリアル番号は浸せき試験が完了するまで「隔離」ステータスにすることができます。

保管期限日数

各ロットがアクティブな日数を入力します。受入時に、アプリケーションはアプリケーション日付に保管期限日数を加算して失効日を決定します。これは、「ロット失効管理」に「保管期限日数」を選択している場合にのみ使用されます。

開始番号: 子ロット

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各子ロットの開始番号を入力します。このフィールドは、品目の子ロットが有効化されている場合にのみ有効になります。

開始番号: ロット

品目の開始ロット番号を入力します。「組織パラメータ」ウィンドウで、「ロット番号生成」を「品目レベル」に設定すると、この番号が開始ロット番号としてアプリケーションによって使用されます。品目に追加のロットを作成すると、アプリケーションによって後続の各ロットが増分されます。

開始番号: シリアル

すべてのシリアル番号に設定する、この品目専用の開始数値サフィックスを入力します。「事前定義」を選択した場合と、組織パラメータのシリアル番号生成が「品目レベル」の場合は、値を入力する必要があります。この開始数値サフィックスは、シリアル管理されるユニットを定義したときに使用されます。それ以降、この数値は後続のシリアル番号ごとに増分されます。

開始プリフィクス: ロット

この品目に定義したすべてのロット番号に対する開始プリフィクスを入力します。「組織パラメータ」ウィンドウで「ロット番号生成」を「品目レベル」に設定している場合、このプリフィクスは品目のロット番号を定義する際にアプリケーションによって使用されます。

開始プリフィクス: シリアル

定義するすべてのシリアル番号に対する開始英文字プリフィクスを入力します。「事前定義」を選択している場合と、組織パラメータの「シリアル生成」が「品目レベル」の場合は、値を入力する必要があります。このプリフィクスは、シリアル管理されるユニットを定義するときに使用されます。

在庫

品目が在庫保有できるかどうかを示します。

この属性により、品目を在庫保有できるようになります。この属性は、「在庫品目」属性を有効にしている場合にのみ設定できます。品目を取引する場合は、この品目属性を有効にする必要があります。

トランザクション可能

品目にトランザクションを実行できるかどうかを示します。

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品目請求仕様品目請求仕様の属性とその有効な値を次に示します。これらの属性は、品目の定義時または更新時に設定します。

品目請求仕様の属性

会計基準

経時的な収益の認識など、特別な収益認識基準を識別するための会計基準を入力します。

この属性は、参照情報のみを目的としています。

請求有効

品目をアクティブ化するかどうかを示します。「請求可能品目」が有効な場合は、「請求有効」の選択を解除したままにして、一時的に品目を請求から除外できます。

この属性は、「品目ステータス」コードによってオプションで設定されます。

請求済

品目を請求書に記載するかどうかを示します。このオプションを選択した場合、「請求有効」の選択を解除すると、一時的に請求から除外できます。「請求有効」が選択されている場合は、このオプションを選択する必要があります。

請求ルール

経時的な収益を認識するときに、請求書を送信する期間を決定するための請求ルールを入力します。

仮受消費税分類コード

事業所と税コードに基づいて税を計算するときに使用する税コードを入力します。

支払条件

有効な支払条件コードを入力します。この属性は、参照情報のみを目的としています。

販売アカウント

顧客への請求書送付時に収益を記録するために使用する総勘定元帳勘定科目を入力します。自動会計が品目に基づいている場合は、その時点で会計仕訳が作成されます。

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品目リード・タイム仕様品目リード・タイム仕様の属性とその有効な値を次に示します。これらの属性は、品目の定義時または更新時に設定します。

品目リード・タイム仕様の属性

累計生産

組立品の製造リード・タイム(日数)に、そのコンポーネントの最大調整済製造累積リード・タイム(それぞれの工程リード・タイム・オフセットを減算して調整したもの)を加算して入力します。購買品目には、累積製造リード・タイムはありません。

累計合計

組立品の合計リード・タイムに、そのコンポーネントの最大調整済累計リード・タイム(それぞれの工程リード・タイム・オフセットを減算して調整したもの)を加算して入力します。

固定

オーダー数量に関係なく、組立品の製造に必要な日数(組立時間や分解時間)を入力します。

リード・タイム・ロット・サイズ

処理リード・タイム(および固定リード・タイムと可変リード・タイム)の計算に使用する数量を入力します。デフォルト値は品目の標準ロット・サイズです。

後処理日数

最初のサプライヤ受入から購買品目の在庫への受入までに必要な日数を入力します。

「製造/購買」属性が「製造」に設定されている場合は、値を入力できません。

前処理日数

オーダーするために購買リード・タイムまたは製造リード・タイムに加算する必要がある日数を入力します。

処理日数

品目の調達または製造に必要な日数を入力します。製造組立品の場合は、処理日数と製造リード・タイムが等しくなります。

64

変動

組立品の1つの追加ユニットを製造するためにかかる時間を入力します。合計リード・タイムは、変動リード・タイムをオーダー数量で乗算して、固定リード・タイムを加算したものになります。

品目メイン仕様品目メイン仕様の属性とその有効な値を次に示します。これらの属性は、品目の定義時または更新時に設定します。

品目メイン仕様の属性

承認ステータス

品目の承認ステータス。

製造済

品目が製品開発または製品情報管理で作成されたかどうかを示します。値が「はい」の場合、品目は製品開発で作成されました。値が「いいえ」の場合、品目は製品情報管理で作成されました。この属性の値は変更できません。ただし、製品情報管理で品目を作成する場合は、「製造済」オプションを「はい」に設定できません。

「製造済」オプションには、次の検証とルールが適用されます。

品目の「製造済」オプションが「はい」である場合は、製品情報管理の設計ライフサイクル・フェーズから他のフェーズに品目のライフサイクル・フェーズを変更できません。「ライフサイクル・フェーズの変更」処理は無効化され、UIで使用できなくなります。品目に対して「製造済」オプションが「はい」で、ライフサイクル・フェーズが「設計」の場合、新規品目改訂を作成することはできません。「改訂の管理」処理は無効になり、UIで使用できません。品目の「製造済」オプションが「はい」の場合は、設計ライフサイクル・フェーズで、次のオブジェクトが無効になり、UIで使用できなくなります。「構成」タブMPN(製造業者部品番号)

品目改訂の添付これらの制約は、UIの観点からのみ適用できます。Webサービスを使用して前のオブジェクトを作成、編集または問合せでき、製品開発からインポートできます。品目に対して「製造済」オプションが「はい」になっている場合、このような品目は他のモジュールには表示されません。コピー・フローによる品目の作成では、品目の「製造済」オプションが「はい」であり、品

65

目が「設計」ライフサイクル・フェーズにある場合は、値のソース・リストの品目を表示できません。

品目摘要

品目の摘要を入力します。

書式付き摘要

リッチ・テキスト・コンポーネントを使用した品目の摘要を示します。この摘要は、各種のダウンストリーム・アプリケーションで表示できます。

品目ステータス

品目ステータス・コードにより、ステータス管理の属性値を設定またはデフォルト設定します。ユーザー定義ステータス・コードでは、ステータス属性として指定された特定の品目属性を管理します。ステータス属性は、次のとおりです。

BOM許可

製造品

顧客オーダー可能

社内オーダー可能

請求有効

トランザクション可能

購買可能

在庫保有可能

レシピ使用可能

プロセス実行使用可能

これらの属性は、経時変化する品目の機能を管理します。

ライフサイクル・フェーズ

各フェーズは、品目ライフ・サイクル・フェーズの次のフェーズにオブジェクトを促進する前に必要になる、タスクと提出物のセットを表します。

たとえば、コンピュータ・コンポーネントのライフサイクルについてのライフ・サイクル・フェーズは、次のようになります。

66

コンセプト

設計

プロトタイプ

プリプロダクション

生産

除・売却

梱包タイプ

取引品目ユニット記述子(TIUD)とも呼ばれます。

グローバル取引品目番号(GTIN)階層レベルを表すために使用されます。階層は、製品(品目)の流通チェーンの異なるレベル間のリンクとして使用されます。

形式品目

形式は、複数の類似品目(SKU)をグループ化するために使用するシルエット品目またはモデル品目を表します。一般に、特定の形式品目に属する品目グループは、1つ以上の製品バリアント属性によって区別します。例として、衣料品の場合は色やサイズ、食料品の場合は風味やサイズがあげられます。

ユーザー品目タイプ

複数のタイプがインストール時にデフォルトで用意されます。これらのタイプは、同時に提供される品目テンプレートに対応します。次のいずれかの値を選択します。

ATOモデル

完成品

運送費

在庫タイプ

キット

モデル

オプション区分

外注加工モデル

PTOモデル

67

ファントム品目

プランニング

製品ファミリ

購買品目

参照品目

部分組立品

供給品目

換算

トランザクションの換算を示します。

品目固有

この品目に固有の単位換算のみを使用します。

標準

標準単位換算のみを使用します。標準換算のみを使用する場合は、品目固有の換算を作成しないでください。

デフォルト管理固定

アプリケーションは、プライマリ単位とセカンダリ単位の両方で在庫を保存します。品目数量を一方の単位で入力すると、その数量はアプリケーションによってセカンダリ単位に変換され、両方の数量が表示されます。

デフォルト

アプリケーションは、プライマリ単位とセカンダリ単位の両方で在庫を保存します。品目数量を一方の単位で入力すると、その数量はアプリケーションによって2番目の単位に変換され、両方の数量が表示されます。セカンダリ単位の数量は、プライマリ単位の数量を変更することなく変更できます。

デフォルトなし

アプリケーションは、プライマリ単位とセカンダリ単位の両方で在庫を保存します。このオプションは、2つの単位間のデフォルト換算が通常は同じにならない場合に使用します。プライマリ単位の数量を指定しても、アプリケーションで自動的にセカンダリ単位の数量が表示されることはありません。セカンダリ単位の数量は、トランザクションを処理する前に手動で入力します。セカンダ

68

リ数量は、「差異+」属性と「差異-」属性で指定した係数によって、デフォルト換算から変化することがあります。

不足偏差係数

許容偏差には10進値を入力できます。この属性は、組織レベルで割り当てられます。これにより、プラスまたはマイナスの許容範囲を生成します。たとえば、品目の許容可能なトランザクション数量偏差が、設定された換算よりも10パーセント低い場合は、このフィールドに10と入力します。

超過偏差係数

許容偏差には10進値を入力できます。この属性は、組織レベルで割り当てられます。これにより、プラスまたはマイナスの許容範囲を生成します。たとえば、品目の許容可能なトランザクション数量偏差が、設定された換算よりも10パーセント高い場合は、このフィールドに10と入力します。

プライマリ単位

これは、在庫保有および販売の単位です。必要になる換算は、この単位に基づきます。この属性は、更新できません。また、組織レベルで割り当てられます。

セカンダリ単位

この属性は、設定に応じてマスター・レベルまたは組織レベルで管理できます。

品目が二重単位管理されている場合や、セカンダリ単位で価格設定されている場合は、セカンダリ単位を指定できます。

トラッキング単位

この属性により、手持残高のトラッキング方法を制御します。この属性は、組織レベルで割り当てられます。有効な値は次のとおりです。

プライマリ

アプリケーションにより、手持残高がプライマリ単位でトラッキングされます。

プライマリおよびセカンダリ

アプリケーションにより、手持残高がプライマリ単位とセカンダリ単位の両方でトラッキングされます。

詳細摘要

この品目に関する詳細な摘要を示します。この詳細な摘要は、複数の言語でサポートされます。

69

価格設定

この属性は、組織レベルで割り当てられます。

価格設定が、プライマリ単位またはセカンダリ単位に基づくかどうかを示します。値をセカンダリに設定すると、出荷確認時にアプリケーションによってオーダー明細の価格が再設定されます。

品目MRPおよびMPSプランニング仕様品目MRPおよびMPS プランニング仕様の属性とその有効な値を次に示します。品目を定義または更新するときに、これらの属性を設定します。

品目MRPおよびMPSプランニング仕様の属性

許容前倒日数

プランニング・プロセスによりオーダーが再スケジュールされなくなるまでの日数を入力します。プランニング・プロセスは、次の場合にのみ再スケジュールを提示します。

新しく計算されたオーダー日が、元のオーダー期日に許容前倒日数を加算した日付より後の場合新しく計算されたオーダーが、現在のスケジュール受入のオーダーに違反しません。

たとえば、元のオーダー期日が6月10日であり、「許容前倒日数」が3だとすると、新しい期日が6月13日以前になる場合、プランニング・プロセスは再スケジュールを提示しません。再スケジュールが発生しない場合(「許容前倒日数」のため)、2番目のオーダー(最初の前の期日)は、最初のオーダー後に再スケジュールされません

これにより、プランの過敏性を緩和し、ささいな再スケジュール推奨を排除できます。特に、オーダーを再スケジュールするよりも、製造と短期の過剰在庫保管のほうが安価になるときに有効です。

これは、ショップ型品目にのみ適用されます。

ATPの計算

納期回答(ATP)を計算してプランニング詳細レポートに出力するかどうかを示します。この計算には、次の式を使用します。

ATP = 計画された生産 - コミットされた需要

説明:

計画された生産 = 計画オーダー、予定受入(購買オーダー、ジョブおよびライン型製造オーダー)、提示されたライン型製造オーダー、算入可能手持数量。

70

コミットされた需要 = 販売オーダー、コンポーネント需要(計画オーダー、ショップ型製造オーダー、提示されたライン型製造オーダーおよびロット失効)。コミット済需要には予測需要は含まれません。

注意: この属性は、製品ハブをOracle E-Business Suiteと統合した場合にのみ使用できます。この属性は、Oracle Fusionのみのシナリオでは無効です。このシナリオでは、製品ハブはOracle Fusionソース・システムとやり取りします。

供給の作成

この品目の供給をアプリケーションが提示できるようにするかどうかを示します。この品目を別の品目の需要を満たすための代替として使用する場合は、この属性によって、当初品目の需要に対応する一部として品目に新しい供給を作成できるかどうかを示します。

重要コンポーネント

選択すると、MPSおよびDRP計画の重要コンポーネントとしてのフラグが品目に設定されます。これにより、重要コンポーネントとその資材生産資源の制約のみに関してマスター予定品目を計画できます。デフォルトでは、非表示です。

需要タイム日数

需要タイム・フェンスは、ここに入力した値をプラン日(プラン日が稼働日でない場合は次の稼働日)に加算して計算します。

需要タイム・フェンス

オプションを選択することで、プランニング・プロセスでの総所要量の計算時に、予測需要を無視して、販売オーダー需要のみを考慮に入れる期間を決定します。これにより、過剰在庫発生の危険性が減少します。

需要タイム・フェンスは、ここで選択した値をプラン日(プラン日が稼働日でない場合は次の稼働日)に加算して計算します。

値 摘要

累積製造リード・タイム 品目の累計製造リード・タイム。

累積合計リード・タイム 品目の合計製造リード・タイム。

合計リード・タイム 品目の合計リード・タイム。

ユーザー定義 「需要タイム・フェンス日数」に入力した値。

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配分計画済

品目に使用されるプランニングの種類を示します。配分システムに含まれているキー・リソース(ソーシングや輸送など)のプランニングを支援するための、補充在庫計算のアプリケーションです。デフォルトでは、非表示です。

予算から除外

品目を予算から除外するかどうかを示します。デフォルトでは、非表示です。

予測管理

オプションを選択して、品目に実施する予測のタイプを決定します。これにより、2レベル・マスター・スケジュールの主な処理(需要予測展開、予測消込、プランニング、製造除却および出荷除却)をガイドします。このオプションは、品目が、モデル、オプション区分、オプション、またはモデルおよびオプション区分の必須コンポーネントである場合にのみ該当します。

予測の消込

需要予測を展開するのではなく、直接的に需要を予測します。この値は、Oracle E-Business SuiteSupply Chain Planning Applicationsでのみ使用できます。

予測の消込および発生

直接的な需要を予測するか、需要予測を展開します。または両方の方法の組合せを使用します。この値は、Oracle E-Business Suite Supply Chain Planning Applicationsでのみ使用できます。

消込後に展開

最初に直接的に需要を予測し、その後で需要予測を展開することで予測します。

展開後に消込

最初に需要予測を展開して、その後で直接的に需要を予測します。

なし

販売オーダー需要を実施しますが、需要予測は実施しません。

供給の最大在庫日数

目的のビジネス・メトリック(スループット・レート、費用、期日実績、在庫、供給日数など)を達成するために必要とされる、アプリケーション内の資材と供給の最大必要量を入力します。デフォルトでは、非表示です。

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最大在庫ウィンドウ

目的のビジネス・メトリック(スループット・レート、費用、期日実績、在庫、供給日数など)を達成するために必要とされる、アプリケーション内の資材と供給の最大必要量(数量)を入力します。デフォルトでは、非表示です。

ペギング

品目の最終組立を計算して出力する時期を決定するために使用するプランニング・プロセスを示します。デフォルトでは、非表示です。

ソフト・ペギング

このオプションは、MRPプラン・オプションで設定した予約レベル・オプションに基づいて、供給を需要に割り当てます。

最終組立ペギング

このオプションでは、部品構成表の最上位で品目がペグされる最終組立品をトレースします。最終組立ペギングを選択していない場合でも、最終組立品をオンラインで計算および表示できます。

最終組立/ソフト・ペギング

このオプションは、ソフト・ペギングと最終組立ペギングの両方に選択します。

ハード・ペギング

このオプションは、MRPプラン・オプションで設定した予約レベル・オプションに基づいて、供給を需要に割り当てます。部品構成表の全レベルでプロジェクト別に、供給から需要と、需要から供給をペギングします。これにより、供給を需要に割り当て、プラン・レベルのオプションに基づいた計画オーダーを生成できます。

最終組立/ハード・ペギング

このオプションは、ハード・ペギングと最終組立ペギングの両方に選択します。

なし

このオプションは、プロジェクト資材割当、最終組立ペギング、および全体ペギングを使用不可にします。

計画在庫ポイント

品目が在庫ポイント品目かどうかを示します。これは、資材または品質の特性を失わずに資材を品目レベルで保管できることを意味します。通常、在庫ポイントは、製造サイクル中の主要な在庫保有フェーズを指します。デフォルトでは、非表示です。

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プランニング方法

どの時点で品目をプランニングするかを決定するオプションを選択します。

計画なし

資材所要量の長期プランニングを必要としない品目です。このオプションは、MRPの間接管理費に見合わない大量または低コスト(あるいはその両方)に該当する(通常は依存需要の)品目に対して選択します。このオプションは、「コンポーネントのピック」属性が選択されていない場合は使用できません。

MRPプランニング

このオプションは、手動によるプランニング管理が不要な重要度の低い(通常は依存需要の)品目に対して選択します。

MPSプランニング

品目のマスター・スケジュールを作成し、手動でプランニング管理を実行します。このオプションは、独立需要の品目、業務上重要な品目または重要なリソースを管理する品目に対して選択します。

MRP/DRP計画済

このオプションは、MRPとDRPの両方のプランニングが必要な品目に対して選択します。

MPS/DRP計画済

このオプションは、MPSとDRPの両方のプランニングが必要な品目に対して選択します。

DRP計画済

このオプションは、品目に流通所要量プランニングを実施している複数の組織がある場合に選択します。

プランニング・タイム日数

プランニング・タイム・フェンスは、ここに入力した値をプラン日(プラン日が稼働日でない場合は次の稼働日)に加算して計算します。

プランニング・タイム・フェンス

次に示すオプションのいずれかを選択して、特定の制限をプラニング推奨に適用する期間を決定します。ショップ型品目の場合、プランニング・プロセスは、新しい計画オーダーを提示することや、既存のオーダーを前の日付に再スケジュールできません。ライン型品目の場合、プランニング・プロセスは、許容される境界の上下幅に収まる新しい日次レートのみを提示できます。

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タイム・フェンスにより、計画の手動管理が向上し、現場や購買スケジュールへの短期の混乱が最小化されます。

プランニング・タイム・フェンスは、ここで選択した値をプラン日(プラン日が稼働日でない場合は次の稼働日)に加算して計算します。

値 摘要

累積製造リード・タイム 品目の累計製造リード・タイム。

累積合計リード・タイム 品目の合計製造リード・タイム。

合計リード・タイム 品目の合計リード・タイム。

ユーザー定義 「需要タイム・フェンス日数」に入力した値。

事前配置ポイント

事前配置ポイントは取引先とのプッシュ・タイプの関係を表します。プランニングが品目の事前配置ポイントに達すると、既存のすべての供給ダウンストリームは、このポイントまでプッシュされます。

調達先が複数ある修理部品の場合は、品目修理部品サプライヤに対して事前配置ポイントを設定しないでください。調達先が複数の品目に対してこのチェック・ボックスを選択すると、プランニング・プロセスで検出された最初の取引先に対して在庫全体がアプリケーションによってプッシュされます。デフォルトでは、非表示です。

リリース・タイム日数

需要タイム・フェンスは、ここに入力した値をプラン日(プラン日が稼働日でない場合は次の稼働日)に加算して計算します。

リリース・タイム・フェンス

オプションを選択して、ショップ型計画済品目の計画オーダーがWIPジョブまたは購買依頼として自動的にリリースされる期間を決定します。計画オーダーは、次に示す自動リリース基準を満たす必要があります。

新規オーダー日が、オーダー・タイプ(製造または購買)の自動リリース・タイム・フェンス内であること。

オーダー日 = 開始日 - 前処理リード・タイム。たとえば、「オーダー日」が4月5日の場合、前処理リード・タイムが2日間のときに「開始日」は4月7日になります。オーダー日がリリース・タイム・フェンス内にある場合は、計画オーダーがリリースされます。

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リード・タイムが圧縮されていないこと標準品目に対するオーダーであること(モデル、オプション区分およびプランニング品目をリリースしない)

カンバン品目に対するオーダーでないことDRP計画内のDRP計画済品目、MPS計画内のMPS計画済品目、またはMRP計画内のMRP計画済品目のオーダーであること。リリース・タイム・フェンス・オプションが、「自動リリースしない」、「リリースしない(カンバン)」または「Null」以外のものとして定義されていないことメモリーベースのプランニング・エンジンでDRP、MPSおよびMRP計画が実行されること

ライン型製造オーダーの自動リリースはライン型の計画済品目には適用されません。WIPジョブをリリースする前に、資材可用性チェックは実行されません。

リリース・タイム・フェンスは、ここで選択した値をプラン日(プラン日が稼働日でない場合は次の稼働日)に加算して計算します。

値 摘要

累積製造リード・タイム

品目の累計製造リード・タイム。

累積合計リード・タイム

品目の合計製造リード・タイム。

合計リード・タイム 品目の合計リード・タイム。

ユーザー定義 「需要タイム・フェンス日数」に入力した値。

自動リリースしない 品目は自動リリースできません。

リリースしない(カンバン)

カンバン品目の場合は、計画オーダーの手動または自動リリースを防止します。

修理リード・タイム

サプライヤ・サイトで部品の修理にかかる時間。この定義は、製品の最終的な使用可能部品に関連付けられていて、障害部品には基づいていません。たとえば、障害品目Bから品目Aを修理できる場合、プランニングでは、障害品目Bの修理を計算するときに、品目Aからの修理リード・タイムを前提にします。修理組織では、障害部品を使用可能部品に変換するために、この修理リード・タイムと同じ時間が必要になります。修理リード・タイムは修理組織で定義します。デフォルトでは、非表示です。

修理プログラム

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品目の修理についてサプライヤとの関係を示します。デフォルトでは、非表示です。有効な選択肢は次のとおりです。

「障害品受入に関する事前交換」、「購買オーダー出庫に関する事前交換」、「修理返品」

修理歩留

障害部品をアップグレードまたは修理する際の歩留を示します。この修理歩留は、常に最終的な使用可能部品または製品に関連付けられていて、障害部品には基づきません。修理歩留は、修理処理の歩留を表します。修理歩留は、修理組織で定義します。デフォルトでは、非表示です。

オーダー数量端数処理

プランニング・プロセスで計画オーダー数量またはライン型レートを計算するときに、小数値と整数値のどちらを使用するかを指定します。このオプションをオンにすると、小数値は最も近い整数に切り上げられます(切り捨てられることはありません)。プランニング・プロセスでは、過剰数量と過剰レートを追加供給として後続の期間に繰り越します。

減損率

製造中または保管中に損失が予測される資材の平均量を表す係数を入力します。プランニング・プロセスでは、この予測される損失を補うために需要を増分します。たとえば、平均で全ユニットの20%が最終検査で不合格になる場合は、0.2と入力します。プランニング・プロセスでは、1.25(1/1 - 減損率)という係数に基づいて正味所要量が増分されます。

代替ウィンドウ日数

代替ウィンドウ・タイプが「ユーザー定義」の場合は、品目に対して代替が考慮される日数を入力します。デフォルトでは、非表示です。

代替ウィンドウ・コード

デフォルトでは、非表示です。品目に対して代替を考慮する時間を計算する値を入力します。

値 摘要

累積製造リード・タイム 品目の累計製造リード・タイム。

累積合計リード・タイム 品目の合計製造リード・タイム。

合計リード・タイム 品目の合計リード・タイム。

ユーザー定義 「需要タイム・フェンス日数」に入力した値。

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供給のターゲット在庫日数

プランニング・エンジンで達成するターゲット在庫(供給の日数単位)を入力します。デフォルトでは、非表示です。

ターゲット在庫ウィンドウ

プランニング・エンジンで達成するターゲット在庫(数量単位)を入力します。デフォルトでは、非表示です。

品目オーダー管理仕様品目オーダー管理仕様の属性とその有効な値を次に示します。品目を定義または更新するときに、これらの属性を設定します。

品目オーダー管理仕様の属性ATPコンポーネント

ATO品目とPTO品目の部品構成表の追加コンポーネントを、納期回答チェックに含めるかどうかを指定します。コンポーネントの「ATPチェック」が有効になっている場合は、該当するコンポーネントがATPチェックに含まれます。

ATPルール

ユーザー定義の納期回答のルールを入力します。ATPルールでは、供給と需要のソース、タイム・フェンスのパラメータ、納期回答の計算方法を定義します。ATPルールには、ATOのATPルールのように、わかりやすい名前を付けてください。品目に対するATPルールが存在しない場合は、組織のデフォルトATPルールが使用されます。

バック・トゥ・バック可能

ダウンストリームでの品目の処理方法を示します。値を「はい」に設定すると、一定のバックオーダーが可能になり、ダウンストリーム・アプリケーションは品目が在庫切れになる前に、自動的に品目をオーダーするようになります。

この属性を「はい」に設定する場合は、次に示す属性も「はい」に設定する必要があります。

在庫品目予約可能「顧客オーダー」、「顧客オーダー可能」(「自動作成された構成」が「いいえ」に設定されている場合)

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チャージ周期

この属性は、マスター組織レベルで管理されます。

継続的または反復的なサービスまたは製品の価格設定にアプリケーションが使用する時間です。このクラスの各単位は、周期値になります。1つの品目には、周期値を1つのみ設定できます。

Null

ATPチェック

需要を設定するときに、納期回答や生産可能数量の情報をチェックするかどうかを示します。

「資材のみチェック」、「資材およびリソースのチェック」、「リソースのみチェック」、「なし」

この属性では、WIPの資材所要量に関するコンポーネントATP情報を表示できるかどうかも決定します。

顧客オーダー

外部顧客による品目のオーダーを許可するかどうかを示します。この属性は、「構成品目タイプ」属性が「プランニング」に設定されている場合は、無効にする必要があります。

この属性を有効にした場合、「顧客オーダー可能」を無効にすることで、オーダーから品目を一時的に除外できます。

顧客オーダー可能

品目が現時点で顧客オーダー可能かどうかを示します。

品目の最初の定義では、「顧客オーダー品目」を有効にして、「顧客オーダー可能」を無効にします。これにより、品目に価格を定義できますが、その品目をオーダーすることはできなくなります。

この属性はオプションであり、品目ステータス・コードで設定します。

適格ルール

オファーを顧客が利用できるようにするために満たす必要がある制約または要件のセットを指定します。たとえば、顧客はロイヤルティ・プログラムのメンバーになることや、特定の州に住むこと、会社で高給を得ること、オファーに適格になるために既存の契約に縛られないことを望みます。

社内転送可

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社内購買依頼で品目のオーダーを許可するかどうか示します。

この属性を有効にした場合、「社内オーダー可能」を無効にすることで、社内購買依頼でのオーダーから品目を一時的に除外できます。

転送オーダー可能

現時点で品目を社内でオーダーできるかどうかを示します。この属性を有効にした場合、社内オーダー品目も有効にすると、社内購買依頼で品目を指定できます。

社内オーダー品目を有効にした場合、この属性を無効にすることで、社内購買依頼でのオーダーから品目を一時的に除外できます。

この属性はオプションであり、品目ステータス・コードで設定します。

オーダー管理トランザクション可能

品目を需要の対象にできるかどうか、および出荷トランザクションがインタフェースされるかどうかを示します。

超過出荷の許容範囲

出荷確認時に出荷可能な上限の出荷量を示します。

ピッキング・ルール

保管場所、保管棚、ロット、改訂のピッキング順序を定義するピッキング・ルールを入力します。

返品可能

顧客による品目の返品を許可するかどうかを示します。

RMA検査要

顧客から返品された品目の検査が必要かどうかを示します。その品目は、在庫に個別に転送する必要があります。

出荷モデル完了

このモデルから派生したすべての構成は、すべての構成コンポーネント(オプション品目または展開品目)の必須数量が使用可能になったときにのみ出荷できるかどうかを示します。

不足出荷の許容範囲

80

出荷確認時に不足出荷可能な出荷量を示します。

出荷可能

顧客に品目を出荷するかどうかを示します。未処理の販売オーダー明細があるときに、この属性の値を変更すると、警告が発行されます。

この属性は、「構成品目タイプ」属性が「プランニング」に設定されている場合は、無効にする必要があります。

販売製品タイプ

次の販売製品タイプを示します。

「商品」、「定期購買」、「単発サービス」、「研修」、「含まれる保証」、「延長保証」、「サービス・レベル契約」、「ソフトウェア保守」、「予防保守」、「導入」

品目物理仕様品目物理仕様の属性とその有効な値を次に示します。品目を定義または更新するときに、これらの属性を設定します。

品目物理仕様の属性

販促資料

品目が販促資料かどうかを示します。

コンテナ

品目が販売オーダーの出荷に使用するコンテナであることを識別します。

コンテナ・タイプ

コンテナとして識別されたクラスについて、コンテナのタイプを示します。

ダウンロード可能

品目がダウンロード可能かどうかを示します。

電子フォーマット

品目が電子フォーマットとしてのみ存在していて、物理的には存在していないことを示します。

81

イベント

品目がイベントかどうかを示します。

ディメンション: 高さ

品目の高さを入力します。

ディメンション: 長さ

品目の長さを入力します。

ディメンション: 幅

品目1ユニットの幅を入力します。

分割不可

品目を分割してオーダーできるかどうかを示します。

内部容積

「ユニット容積」と同じ単位でコンテナまたは車両の内部容積を入力します。この属性は、コンテナの容量制限を計算するために出荷で使用されます。

最大積載重量

コンテナまたは車両の最大積載重量を入力します。

最小積載率

コンテナまたは車両を使用するときの最小積載率を入力します。

ユニット

品目のディメンションの単位を示します。

ユニット容積

品目1ユニットの容積を入力します。

ユニット重量

品目1ユニットの重量を入力します。

82

車両

品目の出荷に車両を使用するかどうかを示します。

倉庫機材

品目が機材かどうかを示します。

品目プロセス製造仕様品目プロセス製造仕様の属性とその有効な値を次に示します。品目を定義または更新するときに、これらの属性を設定します。

注意: これらの属性は、製品ハブをOracle E-Business Suiteと統合した場合にのみ使用できます。これらの属性は、Oracle Fusionのみのシナリオでは無効です。このシナリオでは、製品ハブはOracle Fusionソース・システムとやり取りします。

品目プロセス製造仕様の属性CAS番号

ケミカル・アブストラクツ・サービス(CAS)登録番号を示します。CAS番号により、化学物質を一意に特定します。CAS登録データベースに物質が入力されると、CASの科学者がその物質にCAS登録番号を割り当てます。CASの科学者は、新しい物質を識別して、データベース内の連番を割り当てます。

危険物

品目が危険であるかどうかを示します。

プロセス原価計算可能

このチェック・ボックスは、この品目でプロセス原価計算モジュールを使用する場合に選択します。プロセス原価計算を有効にするには、在庫資産属性を有効化する必要があります。組織がプロセス製造使用可能の場合、マスター・レベルおよび組織レベルの管理は原価計算に適用されません。アプリケーションは組織ごとに原価を格納します。また、複数の組織で同じ原価を使用する必要がある場合は、プロセス原価計算で設定を実行する必要があります。

プロセス実行使用可能

このチェック・ボックスは、この品目を生産バッチで原料、製品または副産物として使用する場合に選択します。この属性は、「製造品」属性と相互排他ではありません。WIPおよびプロセス製造

83

の両方で品目を使用する場合は、両方の属性を「はい」に設定できます。

プロセス品質使用可能

このチェック・ボックスは、この品目でプロセス製造品質モジュールを使用する場合に選択します。この品目のサンプルおよび仕様を作成する場合は、このチェック・ボックスを選択する必要があります。

プロセス供給保管棚

プロセス製造で品目が原料として通常消費される保管棚を入力します。

プロセス供給保管場所

プロセス製造で品目が原料として通常消費される保管場所を入力します。この保管場所は、製品の製造現場またはステージング領域を表します。

プロセス歩留保管棚

生産バッチの結果を収める保管棚を入力します。

プロセス歩留保管場所

生産バッチの結果を収める保管場所を入力します。

レシピ使用可能

このチェック・ボックスは、この品目をプロセス製造のレシピまたは算式で使用できるようにする場合に選択します。この属性はいつでも変更できますが、チェック・ボックスの選択を解除すると、この品目は以降のレシピで使用できなくなります。

品目購買仕様品目購買仕様の属性とその有効な値を次に示します。品目を定義または更新するときに、これらの属性を設定します。

品目購買仕様の属性

購買文書摘要更新の許可

購買オーダーで品目摘要の更新を可能にします。

デフォルト・バイヤー

84

品目の購買に割り当てたバイヤーを入力します。

危険度区分

危険度区分は、国際取引で危険物のカテゴリを識別するために使用します。

仮払消費税分類コード

品目に該当する税コードを選択します。税コードにより、この品目に使用可能な税務当局と税率が示されます。このフィールドを有効にするには、課税属性を選択する必要があります。

検査要

サプライヤからの受入時に品目を検査してから、対応する請求書の支払いをするかどうかを示します。

請求書消込許容範囲%

購買オーダー出荷の自動消込に許容する比率を入力します

請求の消込は、ステータスの変更のみです。出荷に対する追加品目の請求書照合は後で実行できます。

請求書照合オプション

請求書照合を使用するかどうかを示します。有効な値は次のとおりです。

「オーダー」、「受入」

定価

購買オーダー、購買依頼、RFQまたは見積に対するデフォルトの価格として使用する値を入力します。

サプライヤ在庫補充を実行するときには、定価を指定して購買依頼が自動的に生成されるようにする必要があります。

市場価格

品目の市場価格を入力します。

照合承認レベル

照合認証のステータス。次のいずれかになります。

85

「Null」(空白)、「2方向」、「3方向」、「4方向」

ネゴシエーション要

ネゴシエーションが必要かどうかを示します。

外注加工

外注加工購買オーダー明細に品目を追加できるかどうかを示します。このオプションは、「購買品目」も選択している場合にのみ選択できます。

外注組立

これが外注組立品目であるかどうかを示します。このチェック・ボックスを選択することで、組立品目に品目外注支給品があることを示します。この属性は、課金ベースの有償支給が有効な場合にのみ選択できます。

価格許容範囲%

価格許容比率(品目の通常価格範囲を超える最大価格比率)を入力します。たとえば、許容比率が5の場合、購買オーダーの最大許容価格は購買依頼価格の5%増しになります。5%増しを超える購買オーダー価格は許容されず、その購買オーダーは承認できなくなります。

購買可能

購買オーダーで品目をオーダーするかどうかを示します。これは、「購買品目」が有効な場合にのみ設定できます。

「購買可能」チェック・ボックスの選択を解除すると、一時的に購買機能を制限できます。「購買可能」が「マスター・レベル」管理に設定されている場合は、「購買品目」を「マスター・レベル」管理に設定する必要があります。

この属性はオプションであり、品目ステータス・コードで設定します。

購買品目

品目の購買および受入をするかどうかを示します。このオプションを有効にすると、「購買可能」属性を設定できるようになります。

品目がベンダー管理の場合は、このオプションを選択する必要があります。

受入消込許容範囲%

86

購買オーダー出荷の自動消込に使用する許容比率を入力します。

出荷に対する追加品目の受入は後で実行できます。

受入要

請求書支払の前に、品目の受入が必要かどうかを示します。

端数処理ファクタ

0から1までの数値を入力します。この係数により、社内購買依頼の数量の端数処理方法が決まります。この数量は、購買依頼明細の単位と品目の出庫単位の間で換算した結果として得られます。この係数により、出庫単位は端数ではなく整数になります。

課税

サプライヤが課税するかどうかを示します。

国連番号

国連識別番号を入力します。UN番号は、国際取引で特定の資材(たとえば危険物など)を識別するために使用されます。

出庫ユニット

在庫からの品目の出庫に通常使用する単位を入力します。

出庫ユニットは、オーダー数量の端数処理、出荷の最小化、保管および原価処理に使用します。出庫ユニットは、プライマリ単位と同じ単位区分に属するすべての単位で同じであることが必要です。

ユニット・タイプ

外注処理のユニットのタイプを示します。

承認済サプライヤ使用

承認済のサプライヤのみを使用するかどうかを示します。

品目受入仕様品目受入仕様の属性とその有効な値を次に示します。品目を定義または更新するときに、これらの属性を設定します。

87

品目受入仕様の属性

処理

受入日が「受入数量許容範囲」で定義した範囲を超えるときに実行する処理を示します。

なし

許容範囲を超えても何も強制しません。

拒否

許容範囲を超えた数量の受入を拒否します。エラー・メッセージが表示され、「受入数量許容範囲」の割合を超えるオーダー数量の受入ができなくなります。

警告

超過受入数量管理許容範囲の割合で決定される数量を上回る受入を承諾すると、警告メッセージが表示されますが、受入は実行されます。

簡易トランザクションの許可

配送数量が購買オーダー明細残高と等しい場合に、この品目の搬送数量すべてを1回のデータ入力トランザクションで配送できるかどうかを示します。このオプションの選択を解除した場合は、個々の配分を個別に配送する必要があります。この品目に関連するトランザクションに対して「受入オプション」ウィンドウで定義した値を使用する場合は、このフィールドを空白にします。

代替受入の許可

この品目のかわりに、定義済代替品の受入を許可するかどうかを示します。有効な代替は、「品目関係性」ウィンドウで定義します。この品目に関連するトランザクションに対して「受入オプション」ウィンドウで定義した値を使用する場合は、このフィールドを空白にします。

未オーダー受入の許可

購買オーダーのない品目の受入を可能にするかどうかを示します。このオプションをオンにすると、受入後に適切な購買オーダーに対応付けできるようになります。このオプションをオフにした場合、品目に対するすべての受入には、対応する購買オーダーが必要になります。この品目に関連するトランザクションに対して「受入オプション」ウィンドウで定義した値を使用する場合は、このフィールドを空白にします。

前倒日数

警告や拒否なしで納期前の品目の受入を可能にする日数を入力します。たとえば、納期が金曜日の場合に3を入力すると、火曜日に品目の受入が可能になります。

88

遅延日数

警告や拒否なしで納期後の品目の受入を可能にする日数を入力します。

たとえば、納期が月曜日の場合に2を入力すると、水曜日に品目の受入が可能になります。

出荷先事業所の強制

購買オーダーで定義された出荷先事業所とは異なる事業所にサプライヤが配送できるようにするかどうかを管理するオプションを選択します。

なし

強制される出荷先はありません

拒否

購買オーダーの出荷先事業所に配送されない品目の受入が拒否されます

警告

購買オーダーの出荷先事業所とは異なる事業所に品目を受入れようとすると警告メッセージが表示されますが、受入は実行されます。

受入日処理

受入日が「納期前受入許容日数」または「納期後受入許容日数」で定義した範囲を超えたときに実行する処理を示します。選択肢は次のとおりです。

なし

強制される受入日の例外はありません。

拒否

受入日が「納期前受入許容日数」または「納期後受入許容日数」で定義した範囲を超えたときに受入を拒否します。

警告

「納期前受入許容日数」または「納期後受入許容日数」で定義した範囲を超えた品目を受け入れようとすると警告メッセージが表示されますが、受入は実行されます。

受入経路

受入時の品目の経路を示します。

89

直接

受入時に、品目を目的の事業所に直接配送します。

検査

品目を受け入れてから、検査して、配送します。

標準

品目を受け入れてから、検査なしで配送します。

許容範囲%

受入数量の許容範囲比率を入力します。これは、超過受入数量管理処理属性で使用される、超過受入の最大許容率です。たとえば、許容範囲比率が5の場合、受入トランザクションの許容数量は、購買オーダー明細でオーダーした数量の5%以内になります。オーダー数量の5%を超える数量は許容されません。

品目サービス・グループ仕様品目サービス・グループ仕様の属性とその有効な値を次に示します。品目を定義または更新するときに、これらの属性を設定します。

品目サービス・グループ仕様の属性

請求タイプ

ユーザー定義可能であることを示し、次の3つの請求カテゴリ・コードのいずれかでタグ付けする必要があります。

「資材」(M)、「労務」(L)、「費用」(E)、「消耗品」(C)

「請求タイプ」は、割引率を定義するために契約で使用します。

固定資産の作成

これは、Enterprise Install Baseで使用する減価償却在庫資産が品目によって作成されるかどうかを示します。値「はい」は、導入ベース・トラッキングを有効にした場合にのみ適用可能です。

期間

サービス期間を示す正の数値を入力します。「期間」と「継続期間」は、保証契約品目タイプおよびサービス契約品目タイプにのみ必要です。ここに入力した数値と継続期間により、サービスをオーダーしたときのデフォルトが設定されます。「時間」単位区分に関連付けられていない場合

90

は、任意の期間または単位を選択できます。

継続期間

サービス継続期間を示す数値を入力します。

「期間」と「継続期間」は、保証契約品目タイプおよびサービス契約品目タイプにのみ必要です。

契約カバレージ可能

品目がサービス契約によるカバー対象として適格かどうかを示します。契約カバレージに適格な品目は、「トラッキング」として定義することも必要です。このオプションを有効にすると、この品目のサービスをオーダーできます。

障害トラッキング可能

この品目の障害が追跡可能かどうかを示します。

IoTの有効化

資産品目がIoTに対して使用可能かどうかを示します。

プロビジョニング可能

このチェック・ボックスは、サービス履行マネージャによる電子履行に品目が適格になるようにする場合に選択します。サービス履行マネージャでの追加の設定が必要になります。

サービス請求可能

このチェック・ボックスは、「請求タイプ」フィールドを有効にする場合に選択します。

インスタンス区分

このチェック・ボックスは、構成済リンクを定義するためにTelecommunication Service Orderingで使用されます。有効なオプションは、「リンク」のみです。これは、導入ベース・トラッキングが有効な場合にのみ適用可能です。

回収済部品の処分

このフィールドは、将来の使用のために予約されています。現在、3つのすべての処分タイプは、部品が技術者のデフォルト保管場所または指定の保管場所に向けて取引されます。将来、このフィールドにより、障害部品または未使用部品を倉庫の合同ポイントに返品するプロセスを管理することになります。

91

サービス要求

品目に対するサービス要求を作成できるかどうかを選択します。有効な選択肢は次のとおりです。

使用可能:

品目に対するサービス要求を作成できます。

使用不可

: この品目に対してサービス要求は使用できません。

非アクティブ

この品目に対するサービス要求は非アクティブです。

Null

この品目に対するサービス要求は作成できません。

サービス開始遅延

出荷後に保証を開始する日数を示す正の数値を入力します。

標準カバレージ

「販売製品タイプ」が「含まれる保証」の場合にのみ、この品目に関連付ける関連カバレージを選択します。カバレージ・テンプレートは、適切な資格/権利タイプを使用して、Oracle ContractManagement Cloudで作成されます。

導入ベース内追跡

これにより、ライフサイクル・トラッキングが有効になります。この設定は、設定後に変更できません。このオプションは、マスター品目レベルで設定します。

品目構成仕様品目構成仕様の属性とその有効な値を次に示します。品目を定義または更新するときに、これらの属性を設定します。

品目構成仕様の属性

オーダー組立

通常、品目が販売オーダー需要に対して製造されるかどうかを示します。最終組み立て作業オー

92

ダーは、販売オーダー明細に基づいて作成されます。

自動作成された構成

品目が自動的に作成されるかどうかを示します。

ベース・モデルがNullの場合、この属性は選択できません。

ベース・モデル

この属性は、設定によってマスター・レベルまたは組織レベルで管理されます。

ATO構成の作成元になったモデルが表示されます。構成品目には、ベース・モデルとしてオーダー済モデル品目がリストされます。

構成品目の作成

この品目属性は、ATO品目にのみ使用できます。この属性により、次のオプションに基づいた構成品目の部品構成表を作成できます。

「ソーシング基準」、「モデル基準の品目、ソーシング基準の構成」、「モデル基準」

有効性管理

品目の構成が有効日構成であるか、有効モデルおよび有効ユニット構成であるかを示します。通常、有効モデル構成は、プロジェクト製造に関連付けられます。

注意: 有効モデルおよび有効ユニット管理属性は、製品ハブをOracle E-Business Suiteと統合した場合にのみ使用できます。これらの属性は、Oracle Fusionのみのシナリオでは無効です。このシナリオでは、製品ハブはOracle Fusionソース・システムとやり取りします。また、ATOおよびPTO品目を有効モデルまたは有効ユニットにすることはできません。

構成品目タイプ

品目に含めることができる部品構成表のタイプを示します(標準、モデル、プランニングなど)。

コンフィギュレータ・モデル・タイプ

次に示す既存のモデルの構成と一致する機能を示します。

標準コンテナNull

93

供給タイプ

構成コンポーネントが作成されると、親品目から供給タイプが継承されます。別の品目をコピーして品目を作成した場合、供給タイプもコピーされます。供給タイプは、必要に応じて変更できます。

品目Webストアー・オプション仕様品目Webオプション仕様の属性とその有効な値を次に示します。品目を定義または更新するときに、これらの属性を設定します。

品目Webストアー・オプション仕様の属性

バックオーダー可能

この品目がバックオーダー可能かどうかを示します(ATPが失敗した場合)。

最小ライセンス数量

ライセンスに基づいてオーダーおよび配布される製品に対して、顧客がオーダーする必要があるライセンスの最小数を示します。

Web上でオーダー可能

この品目がWebからオーダーできるかどうかを示します。

Webステータス

この品目のWebステータスを示します。

使用不可

この品目はWebに対応していません。

公開済

この品目はWebに対応していて、公開されています。

未公開

この品目はWebに対応していて、非公開です。

品目WIP仕様品目WIP仕様の属性とその有効な値を次に示します。品目を定義または更新するときに、これらの

94

属性を設定します。

品目WIP仕様の属性

製造品

ショップ型製造オーダーまたはライン型組立品を作成するかどうかを示します。

この属性は、「在庫品目」属性が無効な場合、または「構成品目タイプ」属性が「標準」に設定されていない場合は、無効にする必要があります。

この属性はオプションであり、品目ステータス・コードで設定します。

在庫保管ペナルティ

完了予定日までに完了していないジョブの在庫保管ペナルティを1日当たりのユニット数で指定します。たとえば、品目に対する未完了ジョブの在庫保管ペナルティを1日当たり10に設定します。

保管棚

品目をWIPに出庫(プッシュ)またはバックフラッシュ(プル)する供給保管棚を入力します。この品目を使用するすべての部品構成表に、WIP供給保管棚を定義することもできます。ここに定義する供給保管棚は、部品構成表の供給保管棚によって上書きされます。保管棚を入力する前に、WIP供給保管場所を入力する必要があります。

工程スラック

工程間に遅延時間がある品目の工程スラック・ペナルティを、1日当りのユニット数で示します。

供給保管場所

品目をWIPに出庫(プッシュ)またはバックフラッシュ(プル)するプライマリ保管場所を入力します。

許容範囲タイプ

「パーセント」または「金額」を選択するか、フィールドを空白のままにします。「過剰完了許容範囲タイプ」を選択しない場合、許容範囲のデフォルトは組織レベルで設定した許容範囲になります。組織レベルで許容範囲を設定していない場合、デフォルトは「Null」になり、過剰完了が許容されないことを意味します。

許容範囲値

この属性の値は、選択した「過剰完了許容範囲タイプ」の数値になります。これにより、過剰完了

95

を許可する組立品の許容率または数量が決定されます。たとえば、「過剰完了許容範囲タイプ」として「パーセント」を選択しているときに、「過剰完了許容範囲値」として「100」を入力すると、元のジョブ数量または予定数量の100パーセントまでの過剰完了を許容することになります。「過剰完了許容範囲タイプ」を選択していないと、このフィールドに値を入力できなくなります。

タイプ

コンポーネントの供給タイプを示します。選択肢は次のとおりです。「工程プル」、「バルク」、「組立プル」、「ファントム」、「プッシュ」、「サプライヤ」。

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96

19d

Product Master Data Managementの使用

4 製品関連の管理この章の内容は次のとおりです。

品目関係性の管理品目関係性のタイプ製品関連に関するFAQ

品目関係性の管理品目関連の管理には、品目関連の定義、編集および削除が含まれます。

次の2つのうちいずれかの方法で品目関連を作成、編集および削除できます。

「品目関係性の管理」ページで、「品目関係性の管理」タスクを選択します。このページは、多数の品目間の関係性を管理するために使用します。「品目詳細」ページで、「関係」タブを選択します。このページは、特定の品目の品目関係性を管理するために使用します。

品目関連を作成する次の2つの方法以外に、「取引先品目の作成または編集」ページから取引先品目関係性を作成することもできます。

関連には5つのタイプがあります。

関係品目取引先品目関連

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グローバル取引品目番号(GTIN)関連ソース・システム品目関連品目相互参照

品目関連の管理タスクを使用して、品目間の異なる関係を検索できます。品目の関連をすばやく検索するために、様々な基準を使用してキーワードおよびパラメータ検索を実行することもできます。

関係品目事前定義済の関係タイプを次の表に示します。

関係タイプ 定義

アクセサリ

この品目が、別の品目の付属品であることを示します。

販促資料

この関係性により、ある品目向けの販促資料(マーケティング・パンフレットなど)を示します。

無料 この関係性により、顧客がある品目を購入すると、別の品目を無料で受け取れることを示します。

矛盾 この関係性により、これらの品目は同時に使用されないことを示します。

クロスセル

この関係性により、ある品目が別の品目のかわりに販売されることを示します。

履行 品目が履行品目であるかどうかを示します。

影響 この関係性は、特別な条件の下でのみ品目を相互に関連付けるために使用されます。

必須手数料

この関係性により、顧客が両方の品目を購入した場合の必須手数料を示します。

マージ この関係性により、ルールは契約の連結に基づいて有効になります。連結には最早または最遅のターゲット終了日を使用できます。これにより、契約の連結方法を選択できます。

移行 契約の更改時に、新規ライセンスまたは旧ライセンスに基づいて契約を更改するオプションが用意されます。

オプションの手数料

この関係性により、顧客が両方の品目を購入した場合のオプションの手数料を示します。

前提条件

この関係性により、品目の1つを、他の品目を使用するための要件としてマークする必要があることを示します。

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販促アップグレード

この関係性により、顧客は追加の手数料なしである品目を別の品目または同等以上のものにアップグレードできます。

規制 このタイプは、規制品目をコンテキスト品目に関連付けます。

関連 特定ではない方法で関連付けられた品目です。

修理部品

スペア管理機能を使用するフィールド・サービス操作で修理部品品目関係性を使用します。部品が別の部品で代替済の場合、修理部品品目関連は交換部品を決定します。

サービス

この関係性により、修理可能な品目のサービス品目を設定します。

分割 この関係性により、品目のサポートを分割できるようになり、契約の更改時にサポートを手動で分割する必要がなくなります。

代替 ある品目は別の品目の代替品です。

代替済 この関係性により、ある品目が使用不可になった別の品目のかわりになっていることを示します。

アップセル

この関係性により、新しいバージョンの品目が存在し、古い品目のかわりに販売できることを示します。

保証 この関係性により、品目に保証品目を関連付けられるようになります。

関係品目関係性の有効日: 有効日を入力します。たとえば、開始日と(必要に応じて)終了日などです。

相互: 品目関係性が相互かどうかを示します。

プランニング可能: 品目関係タイプが代替の場合、代替品目に対してプランニングが有効かどうかを示します。

注意: システム管理者は、ビジネス・ニーズに基づいて追加の関係タイプを設定できます。

取引先品目関連4つの従属関連があります。

顧客品目関連は、内部品目を顧客品目の1つに関連付けるために使用されます。競合品目関連は、内部品目を競合品目の1つに関連付けるために使用されます。製造業者部品番号関連は、内部品目を製造業者部品番号に関連付けるために使用されます。サプライヤ品目関係性は、 内部品目をサプライヤ品目に関連付けるために使用します。

99

グローバル取引品目番号(GTIN)関連内部品目とグローバル取引識別番号(GTIN)の間の関連です。

GTIN関連を作成する場合、単位(UOM)を指定し、新しいGTINに追加するか、すでに存在するGTINに追加するかを指定する必要があります。

スポーク・システム品目関連内部品目とスポーク・システム品目の間に関連を設定します。この関連は、複数のソース・システムから1つのマスター・システムに統合された品目をマッピングおよび識別する際に役立ちます。

品目相互参照古い部品番号のようなものを使用して品目を相互参照します。相互参照関連を作成する場合、まず相互参照タイプを選択し、関連がすべての組織に適用可能か、または選択した組織に固有であるかを指定します。1つの組織に固有の場合は、その組織を選択します。

付加フレックスフィールド・コンテキストシステム管理者は、関係性に関する追加詳細を維持するために使用される品目関係性の付加フレックスフィールドを構成できます。

品目関係性の新しい付加フレックスフィールドを構成するときには、それぞれの関係性をわかりやすくするセグメントのための付加フレックスフィールド・コンテキスト・コードに、次に示すプリフィクスを使用する必要があります。

関係タイプ プリフィクス

関連 RELATED

品目相互参照 XREF

GTIN GTIN

ソース・システム SYS

顧客 CUST

製造業者部品番号 MFG

競合相手 COMP

100

たとえば、コンテキスト・コードRELATED_RELATIONSHIP_ATTRIBUTESを使用して付加フレックスフィールドを設定すると、このコンテキストのセグメントはトランザクション側の関係品目関係性に応じて表示されるようになります。

関連トピック

取引先品目の作成および編集FBDIで取引先品目を作成するにはどうすればよいですか製造業者部品と製造業者の考慮事項

品目関係性のタイプ品目関係性タイプを使用すると、ある品目を様々なコンテキストの別の品目に関連付けできるようになります。

次に示す品目関係性タイプがあります。

関係品目 : 2つの品目間の関連。取引先品目関連: 品目と取引先品目(顧客品目、競合相手品目、製造業者部品番号など)の間の関連。グローバル取引識別番号(GTIN)関連: 内部品目とグローバル取引識別番号の間の関連。ソース・システム品目関連: 複数のソース・システムから1つのマスター・システムに統合された品目をマッピングおよび識別できる、内部品目とソース・システム品目の間の関連。品目相互参照: 相互参照タイプは、品目とエンティティ(古い品目番号など)の間の関連を定義します。

製品関連に関するFAQ

品目関連とは何ですか。品目関連を使用すると、内部品目を別の品目に関連付けたり、グローバル取引識別番号(GTIN)、ソース・システム品目または相互参照を使用して品目を参照できます。

相互参照タイプはどのように作成しますか。管理者は「設定および保守」作業領域で「相互参照タイプの管理」タスクを使用して、相互参照タイプを作成できます。

101

どのようにすると独自の関係品目関係性タイプを作成できますか。シード済の複数の関係品目関係性タイプがあります。独自のタイプを作成する場合は、管理者は「設定および保守」作業領域で「関係品目サブタイプの管理」タスクを使用して、追加のタイプを作成できます。

どのようにするとグローバル取引識別番号(GTIN)を検証できますか。品目ルールを使用して、GTIN番号を検証できます。

属性グループ[GTIN].[GTIN Main]を使用することで、GTIN関係性の行の属性(GTIN、UOM、パーティ・タイプなど)にアクセスできます。この属性グループは、品目区分に関連付けられたルール・セットで使用できます。品目ルールの定義には、GTIN値の存在を検証する関数exists()およびisNull()を使用できます。品目ルールの定義には、GTIN値の構成を検証する関数substring()を使用できます。

関連トピック

品目ルールの論理関数と演算子品目ルールの文字列関数

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102

19d

Product Master Data Managementの使用

5 製品バンドルおよび構成の管理この章の内容は次のとおりです。

構成および構成タイプ構成の作成構成の管理製品バンドルおよび構成に関するFAQ

構成および構成タイプ構成タイプ構成(部品構成表(BOM)とも呼ばれる)は、親品目に関連付けられた品目、および各品目をその親に関連付ける方法に関する情報を格納するために使用されます。サポートされている構成には、標準、モデル、オプション区分およびプランニングがあります。品目に対して定義できる構成のタイプは、品目の品目構成タイプ属性に対して指定された値によって異なります。

標準構成

標準構成は最も一般的なタイプで、必須コンポーネント、各コンポーネントの所要数量、仕掛管理情報、資材プランニングおよびその他の製造機能を制御するための情報がリストされます。例には、組立品、オーダー・ピック構成表、キット構成表およびファントムを製造するための構成が含まれます。

103

モデル構成

モデル構成は、構成可能な製品を発注する際に選択できるオプションおよびオプション区分のリストを定義します。モデル構成は、必須コンポーネントまたはそのモデルの各構成に必要な包含品目も指定します。モデル自体を発注または作成するのではなく、モデルの構成を発注および作成します。モデル構成は、受注組立または受注ピックです。

オプション区分構成

オプション区分は、構成のオプションコンポーネントをグループ化する品目です。オプション区分は、モデル構成内の1つのレベルになる品目です。オプション区分には、すべてのオプションに適用される必須コンポーネントを指定することもできます。たとえば、コンピュータを発注する場合、モニターはオプション区分であり、発注するモニターの特定のタイプはそのオプション区分内のオプションです。オプション区分構成は、受注組立またはオーダー・ピックです。

オプション区分構成には、標準コンポーネントとオプション、およびその他のオプション区分を含めることができます。選択した階層を作成するために、オプション区分内に任意の数のオプション区分のレベルを作成できます。オプション区分(または下位レベルのオプション区分)からオプションを選択したときに自動的に含まれる階層構成のオプション区分で必須コンポーネントを指定することもできます。

プランニング構成

プランニング構成は、コンポーネントの割合配分を含む構成です。プランニング構成のコンポーネントに関連付けられた割合は、合計が100パーセントになる必要はありません。代替および共通のプランニング構成を定義できます。その場合、共通として参照する構成は、別のプランニング構成である必要があります。

プランニング品目は、相互に何回でもネストできます。プランニング品目をネストする場合、スケジューリング・アプリケーションはレベルごとに予測を展開し、各レベルでプランニングの割合を適用できます。

ファントム構成

ファントム組立品は、部分組立品の生産に必要な資材をまとめることができる、非在庫組立品です。親品目の構成を作成するときに、コンポーネントがファントムかどうかを指定できます。ある構成は、ある親品目のファントム部分組立品、および別の親品目の在庫部分組立品を表すことができます。

WIPアプリケーションは、コンポーネントが親組立品に直接関連付けられているかのように、ファントム部分組立品を通じてコンポーネントに展開されます。ユーザーがジョブまたはライン型プランニングを定義している場合、WIPアプリケーションはファントム組立品工順を無視します。

104

工順を持つファントム組立品の製造および累積リード・タイムを計算できます。プランニング・プロセスでファントム組立品のコンポーネントをオフセットしない場合は、リード・タイム計算からファントム品目を展開します。

通常、ファントム品目は、マスター・スケジュールを作成する場合やショップ型製造オーダーを使用して製造する場合など、上位レベル組立品を表す場合は通常の組立品のように動作します。ただし、部分組立品としては、明確な組立品としてのアイデンティティを失い、コンポーネントの集合を表します。ファントム組立品のコンポーネントは、ファントム自体ではなくジョブおよびジョブのピック・リストに含まれます。

有効なコンポーネント属性と構成タイプ各構成には、多数のコンポーネントが含まれていることがあります。コンポーネントごとに、工程連番、品目連番、使用数量、歩留、供給タイプ、供給保管場所と保管棚などの属性を指定します。

次の表に、コンポーネント属性と各構成タイプに対する有効性を示します。

コンポーネント属性標準親品目

モデル親品目

オプション区分親品目

プランニング親品目

品目 はい はい はい はい

品目連番 はい はい はい はい

工程連番 はい はい はい いいえ

有効日付範囲 はい はい はい はい

プランニング率 いいえ はい はい はい

歩留 はい はい はい いいえ

整数所要量の強制 はい はい はい はい

原価積上に含む はい はい はい いいえ

供給タイプ はい はい はい いいえ

供給保管場所 はい はい はい いいえ

供給保管棚 はい はい はい いいえ

相互排他オプション いいえ はい はい いいえ

オプション いいえ はい はい いいえ

ATPチェック はい はい はい いいえ

105

最小数量 いいえ はい はい いいえ

最大数量 いいえ はい はい いいえ

基準 いいえ はい はい いいえ

出荷文書に含める はい はい はい いいえ

出荷対象 はい はい はい いいえ

出荷後請求 はい はい はい いいえ

数量 はい はい はい いいえ

逆数量 はい はい はい いいえ

付加フレックスフィールド

はい はい はい はい

コメント はい はい はい はい

構成およびコンポーネントの検証ルール構成の作成、コピーまたは変更ができるかどうかは、多数の検証ルール(シード済のルールとユーザー定義のルール)の影響を受けます。

構成とコンポーネントの検証方法

構成を作成、コピーまたは変更するときには、次に示す検証ルールが適用されます。

コンポーネントは、そのコンポーネント品目が親と同じ場合、構成に追加できません。コンポーネントは、同じ行程連番と有効性を持つ同一のコンポーネントが構成にすでに存在している場合、構成に追加できません。ライフサイクル検証ルールが有効化されているときには、同じライフサイクル・フェーズまたは親品目よりも上位のライフサイクル・フェーズのコンポーネントのみを追加できることを確認します。廃止ライフサイクル・フェーズは唯一の例外になります。このライフサイクル・フェールのコンポーネントは、有効な構成に追加できません。コンポーネントは、そのコンポーネントが別の組織に存在していない場合、もう一方の組織から共通構成として参照されている構成に追加できません。コンポーネントは、共通構成には追加できません。変更は参照先の構成でのみ実行する必要があります。オーダー組立(ATO)、オーダー・ピック(PTO)および親品目の有効在庫数量(ATP)コンポーネントが「いいえ」に設定されているファントム構成の場合、品目属性の「ATPチェック」が

106

「はい」に設定されているコンポーネントまたは「ATPコンポーネント」が「はい」に設定されているコンポーネントを追加すると警告が表示されます。この警告は「親品目のオーダー詳細はATPコンポーネントに「いいえ」を指定します」というようなものですが、コンポーネントの追加は可能です。オプション・コンポーネントは、モデルでもオプション区分でもない構成には追加できません。プランニング率が100ではないコンポーネントは、標準構成に追加できません。プランニング率が100でなく、「予測管理」属性が「消込」または「なし」に設定されている必須コンポーネントは、モデル構成またはオプション区分構成に追加できません。コンポーネント数量が0以下の場合、コンポーネントを構成に追加すると、「ATPチェック」属性は「いいえ」に設定されます。

注意: 工順ベースの検証はサポートされていません。行程連番が整数値であることを確認するチェックのみが実行されます。

各種の表値のガイドは次のとおりです。

あり: この構成タイプに、このコンポーネント・タイプを追加できます。なし: この構成タイプに、このコンポーネントを追加できません。*: 該当するコンポーネントは必ずオプションになります。**: 該当するコンポーネントは標準組立部品として扱われます。

次の表に、コンポーネントを各種構成タイプに追加する際に使用される検証ルールを示します。

摘要

プランニング

PTOモデル

PTOオプション区分

PTOオプション(キット)

ATOモデル

ATOオプション区分

ATO品目

標準品目

プランニング構成

はい はい はい はい はい はい はい はい

PTOモデル構成

いいえ

はい はい はい はい いいえ はい* はい

ATO品目 いいえ

いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ はい** はい

ATOモデル構成

いいえ

いいえ いいえ いいえ はい はい はい はい

ATOオプション区分構成

いいえ

いいえ いいえ いいえ はい はい はい はい

ATO品目構 いい いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ はい** は

107

成 え い

標準品目構成

いいえ

いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ はい はい

品目連番と工程連番品目連番は、構成での品目の連番を示します。

品目連番

品目連番は、構成での品目の連番を示します。レポートでコンポーネントをソートする際や、Oracle Order Managementのモデル部品表からオプションを選択するときに使用できます。デフォルトの品目連番値は、既存のコンポーネント品目連番の最高値に、「BOM: コンポーネント品目連番増分」プロファイル・オプションの値を加算したものになります。このプロファイル・オプションが設定されていない場合、デフォルトは10です。この数値はオーバーライドまたは変更できます。

工程連番

「工順」フォームを使用すると、工順に工程を割当てできます。各工程には、「工程連番」と呼ばれる連番を付ける必要があります。

構成では、工程連番により、工順での工程の実行順序を示します。ユーザー定義の増分係数を使用して、「工程連番」が自動的に生成されるように構成できます。新しい工程が生成されるたびに「工程連番」を増分する量を指定できる、プロファイルを作成する必要があります。生成された値は、必要に応じて「工順」フォームで変更できます。有効な値の範囲は、1から9999999までです。

任意のコンポーネントを工順の任意の工程に割当てできます。これには、すべてのコンポーネントの同一工程(たとえば、最初の工程)への割当も含まれます。プランニング・プロセスにより、資材所要日は、各コンポーネントを割り当てた工程に基づいて割り当てられます。

工順を含む品目または工順を含まない品目の構成を定義できます。工順を使用する場合、構成を先に定義することも、工順を先に定義することもできます。

コンポーネントの工程への割当により、正確な所要日にコンポーネントを必要とする工程に、コンポーネント資材をスケジュールおよび出庫できます。また、構成の同一のコンポーネントを割当ごとに使用数量の異なる工順の別々の工程に割り当てることもできます。

品目に工順が存在しない場合は、すべてのコンポーネントに工程連番1がデフォルトで設定されます。この値は、品目に工順を定義するまで変更できません。特定のコンポーネントの工程への割当が必要な場合は、工順の定義後に、工順工程で構成を更新できます。

108

構成の定義前に工順を定義する場合は、コンポーネントを有効な工順工程に割り当てるか、構成を定義するときに工程連番1に割り当てます。代替工順を定義してから、代替構成を定義する場合は、コンポーネントを代替工順工程に割当てできます。代替構成を定義するときに代替工順が存在しない場合は、コンポーネントをプライマリ工順工程に割当てできます。

構成の作成品目構成構成には、親品目、コンポーネント、添付および付加フレックスフィールドを使用する付加要素に関する情報が含まれます。構成の各標準コンポーネントには、複数の参照指標および代替コンポーネントを指定できます。また、コンポーネントごとに異なる単位を指定することもできます。

通常、製品マネージャまたは製品データ・スチュワードは、製品(品目)構成の定義および管理を担当します。製品と品目という用語は区別せずに使用されることに注意してください。

製品構成の作成

製品構成は、様々な方法で作成できます。新しい構成が既存の構成に似ている場合、この構成をコピーして変更できます。新しい構成が別の構成の完全なコピーであり、組立品の詳細を個別に保持する必要がない場合、「共通化」オプションを使用して新しい構成を既存の構成にリンクできます。必須コンポーネントおよびその情報を追加することで、新しい構成を作成することもできます。製品構成は、次の3つのいずれかの方法で作成できます。

新規として作成コピーから作成共通化から作成

新規として作成

品目を選択し、新規構成の作成を選択します。構成名、摘要および有効性管理を指定します。「構成詳細」ページで、必須コンポーネントを選択して追加します。

品目構成は、作成された組織にのみ存在します。別の組織で構成を使用するには、構成をコピーするか、または共通として参照する必要があります。

コピーから作成

品目およびその共通構成を選択します。最初またはすべての構成レベルを共通レベルとして設定でき、共通構成のコンポーネントをプレビューすることもできます。

109

次の表に、コピーできる構成および制限付きの有効日を示します。

ソース ターゲット コピー許可

日付 日付 はい

日付 シリアル はい

日付 ユニット はい

シリアル 日付 いいえ

シリアル シリアル はい

シリアル ユニット いいえ

ユニット/ロット 日付 いいえ

ユニット/ロット シリアル いいえ

ユニット/ロット ユニット はい

共通化から作成

共通の品目および構成を選択し、共通構成のコンポーネントをプレビューします。ただし、構成のコピーと異なり、共通構成には同じコンポーネントが使用されます。個別のコンポーネントを選択することはできません。

共通または参照先の構成を作成する場合、ソース構成と同じ有効性を使用してターゲット構成が作成されます。

プライマリ構成とその他の構成プライマリ構成は、製品の作成に最も頻繁に使用するコンポーネントのリストです。プライマリ以外の構成は、同じ基本組立品のコンポーネントの別のリストです。

プライマリ構成は、原価の積上、ジョブの定義および累積品目リード・タイムの計算のデフォルトです。

プログラムのスケジューリングでは、プライマリ構成を使用して資材を計画します。オーダー管理プログラムでは、モデルおよびオプション区分の製品のプライマリ構成を使用して、使用可能なオプションをリストします。

品目の作成、原価の積上、および構成を使用するその他の機能の実行時には、プライマリ構成(デフォルト)を使用するか代替構成を使用するかを指定できます。変更オーダーを使用して、プライ

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マリ構成やその他の構成に対する変更を制御することもできます。

構成を作成するときに親品目番号および代替名を指定することで、代替体系を使用して同じ組立品を作成する製造上のバリエーションを考慮します。

代替を使用して、エンジニアリング構成または工順を定義できます。代替は、基本的に同じ組立品を作成する、プライマリ製造構成からのプロトタイプのバリエーションとして使用されます。

共通構成共通構成は、コンポーネント階層(コンポーネントに定義した代替コンポーネントと参照指標を含む)を共有する参照先構成です。

共通構成の作成

ここでは、共通構成の作成について理解しておく必要がある事項について説明します。

複数の組織が同一の品目構成を使用する場合は、1つの組織で構成を定義して(共通構成または参照先構成と呼ばれるものを作成して)、その構成を別の組織から参照できます。共通構成の情報は更新できません。コンポーネントの削除や追加、コンポーネント属性値の変更などのメンテナンスは、ソース(参照元)構成に対して実施する必要があります。共通構成を参照している構成は、別の構成から共通として参照することはできません。参照先構成に同じ構成名が付いている場合にのみ、別の構成を共通として参照できます。共通構成は、同一の組織内にも、複数の組織全体にも作成できます。複数の組織全体で構成を共有することで、品目構成の保守が最小化されます。構成の参照は、現在の組織と同じ品目マスター組織を持つ組織からのみ可能になります。ターゲット組織にコンポーネント品目を作成するには、その組織のルート品目にアクセスできるだけです。コンポーネント品目の明示的な権限を持っている必要はありません。

注意: 共通構成は変更できません。

共通レベル数

最初のレベルを共通として設定することも、最初のレベルから始まる共通レベルの数を指定することもできます。

構成の管理製品構成の更新方法

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製品構成の管理には、構成でのコンポーネントの追加または削除による構成の更新、第1レベルのコンポーネント属性の変更、第1レベルのコンポーネントの代替および参照指標情報の保持が含まれます。製品構成の管理には、使用しなくなった製品構成の削除も含まれます。

構成詳細

構成情報は、品目詳細の一部として使用できます。品目詳細にナビゲートし、「構成」タブを選択することで構成詳細を表示できます。品目に対して作成されたすべての構成が、「品目構成」サブタブ内の構成表にリストされます。変更管理列は、構成変更が許可されるかどうかを示します。変更管理権限は、構成名に対して作成されたビジネス・ルールに基づきます。変更オーダー列は、構成に対して待ち状態されている変更オーダーの数を表します。ヘッダー添付および構成済属性を含む構成の詳細は、詳細リージョンに表示されます。構成名をクリックすると、「構成詳細」ページにドリルダウンしてコンポーネント情報を表示できます。

「構成詳細」ページには、マルチレベルのコンポーネントが階層表で表示され、構成のコンポーネントと組立品をすべて表示できます。日付フィルタを使用すると、特定の日付時点のコンポーネントを表示できます。構成に含まれるコンポーネントごとに、コンポーネント品目およびコンポーネント情報が詳細リージョンに表示されます。このリージョンには次のセクションがあります。

代替: コンポーネントのかわりに使用できる品目をリストします。参照指標: 組立中のコンポーネントの配置をリストします。使用場所: この品目が別の構成で使用されているレベルに基づいて品目をリストします。

構成レベルの表示:第1レベル: 品目が使用される構成の第1レベルを表示します。最上位レベル: 品目が使用される部品構成表全体の最上位レベルを表示します。すべてのレベル: 品目からその品目が使用されている最上位レベルまでのすべてのレベルを表示します。

品目の表示: 変更オーダーの承認ステータスに基づいて品目をフィルタします。実施済: すでに有効な品目を表示します。すべて: 有効な品目およびまだ変更オーダー承認を経由していない品目を表示します。

変更オーダー: コンポーネント(品目)の待ち状態の変更をリストします。追加属性: 構成タイプおよび名前に対して構成されている追加属性とその値をリストします。

注意: 「構成詳細」ページから管理できるのは、第1レベルのコンポーネントのみです。

「構成詳細」表には、一部のコンポーネントおよび品目属性のデフォルト・ビューが表示されます。「表示」メニューの列オプションを使用して、品目またはコンポーネントの追加属性を表示できます。異なるレベルのコンポーネント・データを表示するには、品目の運用属性およびコンポー

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ネント属性を表の列として追加します。

「構成詳細」表では、品目ページに移動してから「構成」タブにナビゲートしなくても、構成リスト表に直接アクセスできます。品目を右クリックして、「構成リスト」を選択します。

構成をフラット表示するには、「サマリーの表示」をクリックします。要約表の合計数量は、歩留ファクタに対する数量の比率として計算されます。

特定の改訂の品目を表示するには、「処理」→「別改訂のオープン」を使用します。構成は参照日に基づいて表示されます。この表は、デフォルト参照日が選択された改訂によってどのように異なるかを示しています。

注意: 参照日が7/18/19であるとします。7/18/19のような構造になります。

選択された品目改訂 デフォルト参照日

過去の有効期間 改訂終了日

現在有効 現在の日付

保留中 現在の日付

将来有効 将来の有効日

構成コンポーネント

コンポーネントの更新には、コンポーネントの追加、削除または無効化とコンポーネント属性の更新が含まれます。品目を検索し、第1レベルのコンポーネントとして構成に追加できます。

コンポーネント行を選択し、その属性を更新できます。同じ属性変更を持つ複数のコンポーネントを、1回の処理で更新できます。使用不可処理により、コンポーネントをすばやく期限切れにできます。削除処理により、コンポーネントを構成から完全に削除し、削除グループに統合できます。コンポーネントの削除要求を削除グループに追加する必要があります。

代替コンポーネント情報

任意の数の代替品目を各コンポーネントに割り当て、同じ代替品目を複数のコンポーネントに割り当てることができます。代替品目数量は、コンポーネント数量全体を置換するのに必要な数量です。数量は、コンポーネントの使用数量によって異なる可能性があります。

プランニング構成表とモデル、オプション区分およびプランニング・コンポーネントに代替コンポーネントを使用することはできません。

コンポーネント参照指標

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参照指標は、コンポーネントに関連する一連のコメントおよび指示です。たとえば、特定のコンポーネントの組立プロセスを明確にする図面や、大量の同じコンポーネントを使用するための指示などがあります。すべてのコンポーネントの使用に1つの参照指標を割り当てるか、複数の参照指標をコンポーネントに割り当てるかを指定できます。

参照指標をコンポーネント数量に関連付けるかどうかを指定できます。

プランニング構成表とモデル、オプション区分およびプランニング・コンポーネントに参照指標を使用することはできません。

コンポーネント品目使用

「使用場所」タブを使用すると、他の構成のコンポーネント品目使用を表示できます。

構成削除品目構成または品目構成内の特定のコンポーネントは、削除グループを使用することで削除できます。構成または構成からのコンポーネントの削除により、以前の使用や存在への参照なしにレコードが削除されます。構成全体を削除するときには、組立品のすべてのコンポーネントをその参照指標および代替品目とともに削除します。

構成またはコンポーネントを削除すると、その削除処理は構成に定義されている複数の削除制約と削除文を通過します。さらに、独自の削除制約と削除文を定義することもできます。

削除制約と削除文の定義

独自の削除制約と削除文を定義できます。削除制約を通過しない場合は、削除されません。たとえば、品目のステータスがアクティブの組立品に対する構成は削除できないようにする制約を定義できます。

有効な親コンポーネント関係構成は、定義する構成のタイプに基づいて、コンポーネントとして割り当てることができる品目のタイプを制限します。

この表は、コンポーネントを様々な構成タイプに追加する際に使用される検証ルールを示しています。

親構成品目タイプ コンポーネント構成品目タイプ

標準品目 標準品目

モデル品目 標準品目、モデル品目、オプション区分品目

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オプション区分品目 標準品目、モデル品目、オプション区分品目

プランニング品目 標準品目、モデル品目、オプション区分、プランニング品目

構成コンポーネントの更新の考慮事項次の表に、構成タイプの編集基準を示します。

品目の作成元の作業領域 構成タイプ 組織 編集の可否

製品開発 プライマリ構成 マスター組織

次の属性グループのみを編集できます。

コンポーネント資材管理。コンポーネント・オーダー管理。コンポーネント出荷詳細。

製品開発 代替構成 マスター組織

はい

製品開発 プライマリ構成および代替構成

子組織 はい

製品ハブ プライマリ構成および代替構成

マスター組織

はい

製品ハブ プライマリ構成および代替構成

子組織 はい

製品バンドルおよび構成に関するFAQ

構成添付とは何ですか。構成を作成するときに、図面や参考資料など、その品目構成に関連する様々な文書を添付できます。これらの添付は、構成ヘッダー詳細の一部として表示できます。

品目とコンポーネントの添付とはどのようなものですか。品目とコンポーネントの添付とは、構成詳細ビューの一部として品目レベルで表示できる添付のことです。構成名に関連付けられているカテゴリを持つ添付のみが使用可能になります。

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代替コンポーネントとはどのようなものですか。代替コンポーネントとは、コンポーネントのかわりに使用できる品目のことです。任意の数の代替品目を各構成コンポーネントに関連付けて、同一の代替品目を複数のコンポーネントに関連付けることができます。代替品目数量は、コンポーネント数量全体を置換するのに必要な数量です。数量は、コンポーネント数量によって異なる可能性があります。プランニング構成表とモデル、オプション区分およびプランニング・コンポーネントに代替コンポーネントを使用することはできません。

ライフサイクル検証を有効にすると、構成の作成はどうなりますか。ライフサイクル検証ルールが有効化されていると、同一のライフサイクル・フェーズまたは親品目のライフサイクル・フェーズよりも上位のコンポーネントのみが追加できるようになります。廃止ライフサイクル・フェーズが唯一の例外です。このライフサイクル・フェールのコンポーネントは、有効な構成に追加できません。たとえば、親品目のライフサイクル・フェーズに、「コンセプト」、「設計」、「プロトタイプ」、「生産」および「廃止」があるとします。現時点のライフルサイクル・フェーズは、「プロトタイプ」ライフサイクル・フェーズです。この品目の構成にコンポーネントを追加する場合、そのコンポーネントのライフサイクルは、「プロトタイプ」(親品目と同じ)または「生産」(親品目よりも上位のライフサイクル)であることが必要です。

参照指標とはどのようなものですか。参照指標は、コンポーネントに関連する順序付けされたコメントおよび指示です。たとえば、特定のコンポーネントの組立プロセスを明確にする図面や、大量の同じコンポーネントを使用するための指示などがあります。すべてのコンポーネントの使用に1つの参照指標を割り当てるか、任意の数の参照指標をコンポーネントに割り当てるかを指定できます。プランニング構成表とモデル、オプション区分およびプランニング・コンポーネントに参照指標を使用することはできません。また、参照指標ごとにコメントを指定することもできます。

構成ループとはどのようなものですか。構成ループとは、定義済品目の複数レベル構成のどこかで、構成がそれ自体のコンポーネントとして割り当てられている場合に発生します。デフォルトでは、構成の作成時または編集時に構成ループのチェックが実行されます。

どのようにすると品目構成を比較できますか。比較対象の2つの構成を選択して構成リスト表から構成の比較を開始してから、コンポーネント属性を選択します。

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構成の比較結果は、選択した構成コンポーネントの詳細による階層表で示されます。比較している属性または構成は、「処理」メニューを使用すると簡単に変更できます。

どのようにすると品目の開発構成を作成できますか。開発構成は、Oracle Fusion Product Developmentで作成できます。

作成した開発構成は、「品目」作業領域の「品目の編集」ページにある「構成」タブから、製品開発作業領域で表示できます。ただし、ここでは開発構成の作成、編集または削除はできません。

品目添付カテゴリを品目構成タイプに関連付けるとどうなりますか。品目添付カテゴリを品目構成タイプに関連付けると、品目構成を表示または管理するときに、関連品目添付のみを表示するようにビューをフィルタ処理できます。品目構成を表示または管理するときに、品目またはコンポーネント品目レベルで使用可能な添付のうち、指定した添付カテゴリの添付のみが表示されます。

「拡張にプライマリを使用」検証を有効にするとどうなりますか。同じ名前の代替構成が定義されていない部分組立品の代替構成に対して「拡張にプライマリを使用」を有効にすると、複数レベルの品目構成を表示する際、使用可能な場合はそのプライマリ構成が使用されます。

追加の属性はどのようにして定義できますか。付加フレックスフィールドを使用して、品目構成ヘッダーまたはコンポーネント・レベルで追加属性を定義できます。製品マネージャは、品目構成を管理する際にこれらの属性の必要な情報を取得できます。

関連トピック

品目属性

構成名の開始日と終了日の意味は何ですか。開始日と終了日は、構成名の使用を示します。その日付範囲内は品目に対してその名前の構成を作成できますが、その日付範囲外には作成できません。

注意: プライマリ構成には終了日を指定できません。

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コンポーネントの「デフォルトWIP供給値」を選択するとどうなりますか。「デフォルトWIP供給値」を選択し、コンポーネント・レベルで供給値が指定されていない場合、コンポーネントには品目レベルのデフォルト仕掛(WIP)供給値が使用されます。

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Product Master Data Managementの使用

6 製品パックの管理この章の内容は次のとおりです。

梱包タイプ梱包階層の管理製品パックに関するFAQ

梱包タイプ梱包タイプ(取引品目ユニット記述子とも呼ばれる)は、グローバル取引識別番号(GTIN)階層レベルを表すために使用されます。階層は、品目のサプライ・チェーンの異なるレベル間に関連を設定するために使用されます。取引品目ユニット記述子の詳細は、『GDSN Trade Item ImplementationGuidance』を参照してください。

関連トピック

GDSN Trade Item Implementation Guidance

梱包階層の管理基本品目を梱包できる様々な梱包構成を定義するには、梱包階層を作成します。

たとえば、小売店でフラッシュ・メモリー・スティック(基本品目VI11416)を3個入りで販売

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し、1個のケースに3個パックを20個入れて店舗に出荷するとします。梱包階層は次のようになります。

ケース: 品目 = Case1_VI11416内箱または内部梱包: 品目 = Pack1_VI11416、数量 = 各20

基準単位または個包装: 品目 = VI11416、数量 = 各3

梱包階層には任意の数のレベルを指定できます。梱包タイプは、階層内の各レベルを定義します。前述の例で使用される梱包タイプは、ケース、内箱または内部梱包、および基準単位または個包装です。基準単位または各レベルの上にある任意の品目の梱包タイプは、梱包品目の主属性取引品目ユニット記述子(TIUD)として格納されます。基本品目は、梱包階層内の最下位レベルを定義します。基本品目は、複数の梱包階層に属することができます。

次の梱包タイプ検証が適用されます。

梱包タイプ(TIUD) 摘要 親

親インスタンス 子

子インスタンス

輸送積載(TL)

取引品目の輸送に使用するパレット・レベルの上の取引品目。このレベルは、トラック積荷、搬送容器、鉄道車両、船舶などを定義するために使用できます。たとえば、製品が海外で製造されているときに、製造業者は標準構成としてGTINが割り当て

TL、なし 単一

TL、PL、MX、CS、DS、PK、EA 単一または複数

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られているコンテナに10,000ユニットが収まることを伝えます。

混合モジュール(MX)

売り場に直接搬入することを目的とした単一のGTINまたは複数の固有GTINを格納できる陳列対応パレットである単位積荷。たとえば、春期清掃用品展示のように複数の関連製品(ほうき、モップ、ブラシ、洗剤)で編成された構成。

TL、MX、なし NA CS、PK、セットパック、マルチパック、EA

単一または複数

パレット(PL)

単一または複数のGTINを格納する陳列対応でない単位積荷。ボックス・パレットを含む。たとえば、パレット当たり標準パレット数量100ケースの粉石鹸。

TL、PL、なし NA DS、CS、PK、セットパック、マルチパック、EA

単一または複数

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陳列用段ボールケース(DS)

GTINの単一インスタンスまたはGTINの複数一意インスタンスを格納できる陳列用段ボール。たとえば、カウンタ上の口紅と爪磨きの陳列。

TL、DS、PL、なし 単一

CS、PK、セットパック、マルチパック、EA

単一または複数

ケース(CS)

標準取引品目出荷単位。1/2または1/4パレットおよび1/2または1/4ボックス・パレットを含む。たとえば、1リットルのオレンジ・ジュース・ボトルは、段ボールケースに標準24パック構成でパッケージングされます。

TL、PL、MX、陳列用段ボールケース、CS

複数

CS、PK、セットパック、マルチパック、EA

単一または複数

セットパック

下位レベルGTIN(通常はバーコード)の複数インスタンスを格納する消費単位。

PL、MX、DS、CS 複数

PK、EA 単一または複数

マルチ 店頭で単 PL、MX、DS、CS 複 PK、EA 単

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パック 一の消費単位として販売される取引品目(同一または異なる品目)のグループ。たとえば、3パックの紳士用ホワイトTシャツや12個セットのガラス製品。

数 一または複数

内箱または内部梱包(PK)

ケースと個包装の間の論理単位または消費単位。このレベルには、単一のGTINまたは複数のGTINを格納できます。たとえば、3パックを表す一意のバーコードが付いた、3つの円筒缶ポテト・チップで構成される1つのパック。バンドル・パックのコンポーネントである円筒缶には、単一の円筒缶を表すGTINの物理的なバーコードが付け

TL、PL、MX、DS、CS 複数

EA 単一または複数

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られます。

基準単位または個包装(EA)

ばら売り目的またはばら売りラベルの付いた品目階層の最下位レベル。シリアルの個包装箱など。

TL、PL、MX、DS、CS、PK、セットパック、マルチパック

複数

NA NA

梱包階層の作成品目のマスター組織では、梱包階層の作成および更新のみ実行できます。マスター組織で梱包階層を作成した後、子組織に割り当てます。

梱包階層を作成する手順は、次のとおりです。

「梱包の作成」を選択します。「梱包の作成」ポップアップで、組織を選択して、品目を選択または検索します。「OK」を選択します。梱包の作成: 「梱包タイプの選択」ポップアップで、梱包タイプを選択し、「OK」をクリックします。「品目の編集」ページの「構成」タブの「梱包」サブタブで、梱包をレビューして保存します。

製品パックに関するFAQ

梱包情報の管理とは何ですか。品目梱包情報の管理は、オーダーおよび在庫追跡を容易にするために重要です。製品梱包のニーズの論理構成を表す品目の階層表示を使用して、梱包情報を管理します。各梱包レベルは品目としてモデル化されるため、各レベルに対する在庫およびオーダーを簡単に追跡できます。

ロールアップにはどの属性が加わりますか。品目属性は、基準品目から上位の梱包品目に向けてロールアップできます。これにより、下位の梱

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包品目から上位の梱包品目の寸法を計算できます。

ロールアップの実行対象になる属性は次のとおりです。

数量重量重量単位

品目梱包を作成するには、どうすればよいですか。「梱包の作成」タスクを使用して、リージョン・タスク・ペインから品目の梱包の作成を開始します。マスター組織内の品目を選択し、品目の梱包タイプが定義されていない場合は指定します。「品目詳細」 ページの「梱包」タブを選択して、選択した品目の梱包タイプに基づいて梱包品目を指定します。子または親梱包品目を関連付けることができます。

検索結果表から「梱包の作成」処理を選択します。「処理」メニューには、「ベース・ユニットまたは個包装」タイプの選択した品目すべてについて複数の梱包を単一フローで作成できる機能が用意されています。これにより、選択したすべての品目に複製され、品目ごとに個々の梱包構成を作成する代表的な梱包構成を作成できます。

「梱包の作成」ページには、次の3つのメイン・リージョンがあります。

品目: 検索結果表で選択した品目が表に表示されます。この表に対して品目を追加したり、品目を削除できます。品目区分: 梱包テンプレートに基づいて作成された新しい梱包品目の品目区分を指定できます。梱包テンプレート: 選択したすべての品目に複製される代表的な構成を定義できます。定義された各レベルは梱包品目を表します。定義されたレベルおよび選択した品目数に基づいて、新しい梱包品目が作成されます。

梱包を保存したら、「次」をクリックし、梱包を組織に割り当てます。選択した行のすべての子梱包品目が、指定した組織に割り当てられます。

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Product Master Data Managementの使用

7 製品添付の管理この章の内容は次のとおりです。

品目添付の概要

品目添付の概要品目添付は、品目に関連する非構成化情報です。品目添付の例には、CAD図面、テスト結果、仕様シート、URLがあります。

添付は、次のような任意のタイプのファイルにできます。

デスクトップまたは構成済リポジトリからのファイルおよびフォルダ。添付プロセス中に生成されたテキスト・ファイル。

添付は、特定の品目または品目の改訂、マスター組織のすべての品目、または特定の組織のすべての品目に対して管理できます。

品目添付の管理次の手順を使用して、個別の品目の添付を管理します。

1. 添付を管理する品目を検索してアクセスします。2. 「品目の編集」ページで、「添付」タブにアクセスして、「品目」または「品目改訂」を選択します。

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3. 「処理」メニューから、品目または改訂への新しい添付の関連付け、添付の削除、または既存の添付の変更を実行できます。品目を追加する場合は、添付のファイル・タイプおよび添付カテゴリを選択し、タイトルおよび摘要を指定します。

注意: 品目の品目区分に関連付けられた添付カテゴリのみがリストされます。

品目添付は、特定の組織の品目のすべての改訂に使用できます。

品目添付のチェック・アウト既存の添付を変更するには、まずファイル・リポジトリから添付をチェック・アウトする必要があります。

ファイルをチェック・アウトできるのは1人のユーザーのみです。ファイルの最新バージョンのみチェック・アウトできます。チェック・アウト中に、最新バージョンのファイルをダウンロードすることもできます。ファイルをチェックインする場合、デスクトップから変更されたコンテンツをアップロードする必要があります。変更が行われず、デスクトップからファイルをアップロードする必要がない場合、チェック・アウトを取り消すことができます。アプリケーションではバージョン履歴が保持され、以前のすべてのバージョンのファイルのリスト、および添付バージョンが表示されます。以前のバージョンを開いて、破棄された情報にアクセスすることも、新しいバージョンを作成するための基準として以前のバージョンを使用することもできます。該当する添付を強調表示し、「チェック・アウト」アイコンをクリックします。メッセージが表示され、チェック・アウトするバージョンおよびファイルが通知されます。

関連トピック

品目の作成添付添付エンティティと添付カテゴリの連携方法添付エンティティ添付カテゴリとはどのようなものですか

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Product Master Data Managementの使用

8 製品セキュリティの管理この章の内容は次のとおりです。

品目にアクセスするためのデータ・セキュリティ権限品目を作成するためのデータ・セキュリティ権限品目を更新するためのデータ・セキュリティ権限品目を表示するためのデータ・セキュリティ権限取引先のデータ・セキュリティ

品目にアクセスするためのデータ・セキュリティ権限品目に使用できるデータ・セキュリティ権限を使用すると、品目詳細を作成、表示および編集する権限をユーザーに付与できます。

通常、製品データ・スチュワードまたは製品マネージャは、品目のデータ付与を入力することで品目データ・セキュリティの管理を担当します。品目およびその詳細へのアクセスは、品目区分または品目レベルで制御されます。

データ・セキュリティと機能セキュリティ品目情報は、機能セキュリティおよびデータ・セキュリティを通じて制御されます。

機能セキュリティとは、ユーザーがページで実行できるタスクおよび処理を記述したもので

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す。データ・セキュリティとは、ユーザーがどのデータに対してどの処理を実行できるかを記述したものです。Oracle Fusion Product Hubでは、データ・セキュリティによって、特定の品目に対して操作を実行するための品目データ付与をユーザーに提供します。

機能セキュリティ、データ・セキュリティおよび関連する権限の詳細は、『Oracle SCM CloudProduct Managementセキュリティ・リファレンス』ガイドおよび『Oracle Applications Cloud共通機能のセキュリティ・リファレンス』ガイドを参照してください。

ジョブ・ロール、職務ロールおよびセキュリティ機能権限は様々な職務ロールおよびジョブに関連付けられ、これらの権限によってタスクへのアクセスが制御されます。機能権限を保持している場合は、他のユーザーにデータ・セキュリティを付与できます。

「品目区分の管理」権限を使用すると、ユーザーは品目区分レベルでデータ付与を追加できます。「品目担当の管理」権限を使用すると、ユーザーは品目レベルでデータ付与を追加できます。

これらの権限は、製品データ・スチュワード・ジョブ・ロールおよび製品マネージャ・ジョブ・ロールに割り当てられます。

<term id="F339265"keyref="JOB_ROLE_0000">ジョブ・ロール</term>、職務ロールおよび関連する権限の詳細は、『Oracle SCM Cloud Product Managementセキュリティ・リファレンス』ガイドおよび『Oracle Applications Cloud共通機能のセキュリティ・リファレンス』ガイドを参照してください。

品目拡張可能属性データ・セキュリティの管理「ITセキュリティ・マネージャ」ジョブ・ロールは、セキュリティを管理するOracle AuthorizationPolicy Managerアプリケーションへのアクセス権を提供します。このジョブ・ロールを使用して、必要な品目EFF表に対するデータ・セキュリティ権限を作成できます。

アプリケーション・データ・セキュリティ管理職務ロールは、承認ポリシー・マネージャでデータベース・リソースを編集するためのアクセス権を提供します。必要な品目EFF表に対してデータ・セキュリティ権限を作成できます。アプリケーション付加フレックスフィールド管理職務ロールは、品目EFF属性グループを管理するためのアクセス権を提供します。必要な属性グループを作成し、セキュリティ条件を定義できます。APMで作成したデータ権限は、EFF属性グループに関連付けることができます。「品目区分の管理」機能権限を使用して、「品目区分の管理」タスクにアクセスできます。

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このタスクは、品目区分レベルのデータ・セキュリティを管理します。「品目担当の管理」機能権限を使用して、「品目セキュリティの管理」タスクにアクセスできます。このタスクは品目レベルのデータ・セキュリティを管理し、「品目の編集」ページの「処理」メニューからタスクにアクセスできます。

品目データ・セキュリティ権限に関する注意事項次のリストに、重要な品目データ・セキュリティ権限および品目の権限の付与に関する重要な情報を示します。

品目区分品目データの作成権限は品目区分レベルで付与され、品目区分内に品目を作成するためのアクセス権を付与します。品目基本データの表示は、品目を検索してアクセスするために必要な基本権限です。関係、添付、関連などの品目詳細を管理するためには、必要な機能権限に加えて品目基本データの表示および品目基本データの保持権限が必要です。EFF権限はユーザー定義で、品目EFF属性グループへのアクセスを制御します。すべての運用属性には、グループ内の属性を編集するための特定の属性グループ・レベルの権限が必要です。品目基本データの表示権限は、すべての運用属性を表示するためのアクセス権を提供します。

注意: 拡張可能な属性グループへのアクセスを制御するには、Oracleセキュリティ・コンソールを使用して独立した固有のビューを作成し、権限を編集できます。

品目構成データの表示および品目構成データの保持権限は、品目構成を表示および管理するために必要です。また、ユーザーには、品目にアクセスするために品目基本データの表示権限が必要です。品目梱包データの表示および品目梱包データの保持権限は、品目梱包を表示および管理するために必要です。また、ユーザーには、品目にアクセスするために品目基本データの表示権限が必要です。品目担当データの保持権限を使用すると、個別の品目レベルで品目データ・セキュリティを表示および管理できます。また、ユーザーには、品目にアクセスするために品目基本データの表示権限が必要です。

注意: 運用属性グループの場合、保守権限には表示アクセスは含まれません。ユーザーが必要な更新を表示して実行できるように、対応する表示権限をユーザーに明示的に付与する必要があります。

品目区分レベルでのデータ・セキュリティ権限の管理品目区分レベルで品目アクセスを管理できます。品目区分レベルで品目区分内に作成されたすべての品目に対するアクセスを、ユーザーまたはユーザー・グループに提供できます。品目区分レベル

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の「公開」チェック・ボックスは、品目区分内で作成された品目のデータ・セキュリティの状態を示します。品目区分の「公開」チェック・ボックスを選択すると、すべてのユーザーおよびグループは、品目区分内で作成された品目にアクセスできます。拡張可能属性グループにアクセスする場合は、拡張可能属性グループに対してデータ付与を設定する必要があります。

品目区分の「公開」チェック・ボックスの選択が解除されている場合は、その品目区分内で作成された品目へのアクセスを制御するすべてのユーザーおよびグループに対してデータ・セキュリティを設定する必要があります。

1. 「品目区分の編集」ページの「セキュリティ」タブにナビゲートし、ユーザーを追加してセキュリティ権限を指定します。

2. ユーザーまたはユーザー・グループごとに、関連情報にのみアクセスできる特定の品目セキュリティ権限を付与します。

品目データ付与の対象となる組織を指定する必要があります。データ付与により、その組織内の品目に対するアクセス権がユーザーおよびユーザー・グループに付与されます。これにより、複数のユーザーおよびユーザー・グループが異なる組織内の同じ品目にアクセスできるようになります。

親品目区分で付与した権限は、子品目区分によって継承されます。継承された権限付与を子品目区分レベルで変更することはできません。ただし、子品目区分レベルで追加の付与を管理できます。

品目レベルでのデータ・セキュリティ権限の管理個々の品目レベルで品目アクセスを管理することもできます。

1. 「処理」ドロップダウン・リストから「品目セキュリティ」をクリックします。「品目セキュリティ」ダイアログ・ボックスが開きます。

注意: 「公開」チェック・ボックスが選択されている場合は、品目が公式にアクセス可能であることを示します。「公開」チェック・ボックスの選択を解除すると、特定の品目のデータ・セキュリティを有効にできます。品目は非公開となり、ログインしているユーザーに対して所有者データ付与が作成されます。この時点では、所有者のみが品目にアクセスできます。

2. 品目が非公開の場合は、ユーザーまたはユーザー・グループごとに特定の品目セキュリティ権限を付与し、ユーザーまたはユーザー・グループが関連情報のみにアクセスできるようにします。

3. 品目が公開の場合は、ユーザーまたはユーザー・グループごとに特定の品目セキュリティ権限を付与し、ユーザーまたはユーザー・グループが拡張可能属性にアクセスできるようにします。

品目区分レベルで付与された権限はすべての品目が継承し、品目レベルでは編集できません。ただし、品目レベルで追加の権限付与を管理できます。

注意: 品目レベルで組織ストリッピングを使用することはできません。これは、常に組織

133

のコンテキスト内にある個別の品目レベルで権限を管理しているためです。

製品ハブ・ポータルのセキュリティ権限の管理製品ハブ・ポータルの「サプライヤ」ジョブ・ロールは、サプライヤ製品管理と呼ばれます。製品データ・スチュワードは、製品ハブ・ポータルにアクセスする必要があるサプライヤ・ユーザーにこのジョブ・ロールを割り当てます。

サプライヤへのジョブ・ロールの割当は、次の方法で実行できます。

Oracle Fusion Procurementのサプライヤ・ポータルから、サプライヤとそのユーザーを設定する際に割り当てます。このフローはサプライヤ・ポータルに固有となり、製品ハブによって制御されません。「セキュリティ・コンソール」から、サプライヤ・ユーザーを検索し、サプライヤ製品管理ジョブ・ロールをユーザーに割り当てます。このジョブ・ロールは、Oracle Fusionのすべてのアプリケーションに共通です。

サプライヤ製品管理ジョブ・ロールのサプライヤ・ユーザーに、品目区分レベルでデータ・セキュリティ権限を提供する必要もあります。ユーザーにデータ・セキュリティ権限を割り当てる方法の詳細は、前述の「品目区分レベルでのデータ・セキュリティ権限の管理」の項を参照してください。

関連トピック

データ・セキュリティOracle SCM Cloud製品管理のセキュリティ・リファレンスOracle Applications Cloud共通機能のセキュリティ・リファレンス

品目を作成するためのデータ・セキュリティ権限品目を作成する場合、必要な基本データを入力するか、または品目情報を充実させるデータを追加できます。品目の作成時に様々な品目詳細を追加するには、次のデータ・セキュリティ権限が必要です。品目の作成時に次のパラグラフに示す品目詳細の組合せを入力する必要がある場合、対応するデータ・セキュリティ権限の組合せが必要です。

最低限必要なデータを入力することで品目を作成するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。

品目区分品目データの作成品目が作成される品目区分に必要です。品目基本情報データの表示

134

品目詳細ページの表示に必要です。品目プライマリ・データの保持「品目名」、「摘要」、「プライマリ単位」など、「メイン」属性グループで必要な属性を作成するために必要です。

追加の標準運用属性を入力することで品目を作成するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。

品目区分品目データの作成品目基本データの表示品目プライマリ・データの保持標準運用属性グループ・データ標準運用属性グループは、標準運用属性グループ名です。

注意: それぞれの標準運用属性グループには個別の保守権限があります

ユーザー定義属性を入力することで品目を作成するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。

品目区分品目データの作成品目基本データの表示品目プライマリ・データの保持追加属性グループ・データの表示追加属性グループは、ユーザー定義属性グループの名前です。追加属性グループ・データの保持追加属性グループは、ユーザー定義属性グループの名前です。

注意: ユーザー定義属性グループの権限は、構成済属性の設定の一部としてエンド・ユーザーによって作成され、エンド・ユーザーのユーザー・セキュリティ要件に基づきます

注意: 各ユーザー定義属性グループには、個別のデータ保守権限およびデータ表示権限を使用できます

品目構成を入力することで品目を作成するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。

品目区分品目データの作成品目基本データの表示品目プライマリ・データの保持品目構成データの表示品目構成データの保持

梱包を入力して品目を作成するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。品目区分品目データの作成品目基本データの表示

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品目プライマリ・データの保持品目梱包の表示品目梱包の保守

品目担当(データ・セキュリティ権限)を入力して品目を作成するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。

品目区分品目データの作成品目基本データの表示品目プライマリ・データの保持品目プライマリ・データの保持

次のいずれか、またはすべてを入力して品目を作成するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。添付、関係、関連およびカテゴリ割当

品目区分品目データの作成品目基本データの表示品目プライマリ・データの保持品目基本情報データの保持

注意: サプライヤ関連は、ユーザー定義属性をサポートします。品目の作成時にこれらの属性を入力するには、ユーザーにはユーザー定義属性グループの対応する権限が必要です。

関連トピック

データ・セキュリティ機能セキュリティとデータ・セキュリティの相違点にはどのような違いがありますか

品目を更新するためのデータ・セキュリティ権限様々な品目詳細を更新するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。品目の更新時に次に示す品目詳細の組合せを更新する必要がある場合、対応するデータ・セキュリティ権限の組合せが必要です。

品目の運用属性を更新するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。品目基本データの表示品目詳細ページの表示に必要です。標準運用属性グループ・データ標準運用属性グループは、標準運用属性グループ名です。

注意: それぞれの事前定義済属性グループには個別の保守権限があります。

136

品目のユーザー定義属性を更新するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。

品目基本データの表示追加属性グループ・データの表示追加属性グループは、ユーザー定義属性グループの名前です。追加属性グループ・データの保持追加属性グループは、ユーザー定義属性グループの名前です。

注意: それぞれのユーザー定義属性グループには、個別の表示および保守権限を使用できます。

品目の品目構成を更新するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。品目基本データの表示品目構成データの表示品目構成データの保持

品目の梱包を更新するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。品目基本データの表示品目梱包の表示品目梱包の保守

品目の品目担当(データ・セキュリティ権限)を更新するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。

品目基本データの表示品目プライマリ・データの保持

品目の次のいずれかまたはすべてを更新するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。添付、関係、関連およびカテゴリ割当

品目基本データの表示品目基本情報データの保持

注意: サプライヤ関連は、ユーザー定義属性をサポートします。これらの属性を更新するには、ユーザーにはユーザー定義属性グループの対応する権限が必要です。

関連トピック

データ・セキュリティ機能セキュリティとデータ・セキュリティの相違点にはどのような違いがありますか

品目を表示するためのデータ・セキュリティ権限137

様々な品目詳細を表示するには、次のデータ・セキュリティ権限が必要です。次に示す品目詳細の組合せを表示する必要がある場合、対応するデータ・セキュリティ権限の組合せが必要です。

品目基本データを検索および表示するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。

品目基本データの表示品目基本情報データ詳細には、標準運用属性、品目担当、添付、関連、関連付けおよびカテゴリ割当が含まれます。

ユーザー定義属性を表示するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。品目基本データの表示追加属性グループ・データの表示追加属性グループは、ユーザー定義属性グループの名前です。

注意: それぞれのユーザー定義属性グループには、個別のデータ保守権限とデータ表示権限があります

品目構成を表示するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。品目基本データの表示品目構成データの表示

梱包を表示するには、次のデータ・セキュリティ権限のセットが必要です。品目基本データの表示品目梱包の表示

注意: サプライヤ関連は、ユーザー定義属性をサポートします。これらの属性を表示するには、ユーザーにはユーザー定義属性グループの対応するデータ表示権限が必要です。

関連トピック

機能セキュリティとデータ・セキュリティの相違点にはどのような違いがありますか

取引先のデータ・セキュリティ取引先品目データ・セキュリティを使用して、取引先品目データ・セットに対するアクセスを制御できます。取引先品目の権限は、「製品情報管理」作業領域にある取引先および取引先品目の管理タスクを使用して管理します。

デフォルトでは、取引先は公開に設定されています。データ・セキュリティを有効にするには、「非公開」チェック・ボックスを選択し、「セキュリティ」セクションを使用して権限を入力します。取引先レベルで適用されたデータ・セキュリティは、その取引先のすべての取引先品目に適用されます。取引先品目タイプの所有者または管理者、またはデータの表示および管理権限を持つ個

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人が、コンテンツにアクセスできます。特定の取引先品目について、取引先品目のデータ・セキュリティが有効になっている場合は、作成されるすべての取引先品目が取引先レベルからデータ権限を継承します。

非公開取引先品目は、オブジェクトを表示するためのデータ権限を付与されている特定のユーザーまたはグループのセットのみが表示できます。一度非公開としてマークされた取引先品目を、再度公開にすることはできません。取引先レベルでデータ・セキュリティをマークまたは有効にした場合は、その取引先の既存のすべての取引先品目が、所有者としてログインした個人に対して作成されたデータ権限を継承します。

注意: 「取引先の編集」ページの「セキュリティ」サブセクションは、取引先品目に対してデータ・セキュリティが有効になっている場合に、その取引先品目に対してのみ表示されます。

権限取引先レベルで使用可能な権限は、次のとおりです。

表示: この権限を持つユーザーは、この取引先の取引先品目を表示できます。保守: この権限を持つユーザーは、取引先品目を編集できます。ユーザーは「表示」も持っている必要があります。管理: この権限を持つユーザーは、取引先レベルで追加のデータ権限を作成し、所有者を追加できます。

注意: 「管理者」権限を持つ個人またはグループは、「管理」権限を持つ別のユーザーを追加したり、2番目の所有者を追加することができます。その後、元の所有者のデータ権限を削除できます。取引先品目には、常に1人の所有者が存在する必要があります。

取引先品目レベルで使用可能な権限は、次のとおりです。

表示: この権限を持つユーザーは、取引先品目を表示できます。保守: この権限を持つユーザーは、取引先品目を編集できます。ユーザーは「表示」も持っている必要があります。

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139

19d

Product Master Data Managementの使用

9 カタログとカテゴリの管理この章の内容は次のとおりです。

カタログの作成カタログの管理カタログに関するFAQ

カタログの作成カタログの連携方法カタログとは、品目の分類に使用するカテゴリの集合です。カテゴリは、タクソノミを表す階層に編成できます。新しいカテゴリは、カタログのコンテキストでのみ作成します。別のカタログから、またはソース・カタログからの共有カテゴリとして、既存のカテゴリを1つ以上のカタログに追加できます。カタログ内の品目とカテゴリの割当は、カタログ・コンテンツを管理することで管理できます。たとえば、「カタログの編集」ページで、「カタログ・コンテンツ」フィールドの値を「すべてのレベルの品目」に設定すると、品目はリーフ・レベルに限定されることなく、カテゴリ階層内の任意のレベルに割当できるようになります。

この図は、カタログ・コンポーネント間の関係を示しています。

141

カタログ

カタログは、品目の分類を定義するために編成されるカテゴリの集合です。カタログの最上位レベルはカタログ・ルートです。カテゴリ階層内の第1レベルのカテゴリはすべて、カタログ・カテゴリ関連コンポーネントを通じてカタログ・ルートに関連付けられます。

カテゴリ

カテゴリとは、品目のセットを表すカタログのコンポーネントのことです。カタログ・カテゴリ関連を通じてカテゴリをカタログに関連付けることができます。共有カテゴリとネイティブ・カテゴリはどちらも、カタログ・カテゴリ関連を通じて関連付けられます。

カタログ・カテゴリ関連

カタログ・カテゴリ関連は、カタログとカテゴリ、または親カテゴリと子カテゴリの間の関係を表します。各カタログ・カテゴリ関連は、カタログとカテゴリの間の関係、または親カテゴリと子カテゴリの間の関係を表します。

142

品目カテゴリ割当

品目カテゴリ割当は、カタログ内のカテゴリへの品目の割当を表します。各品目カテゴリ割当は、カタログと品目の間の関係を表します。

品目

品目は、製品、サービス、テンプレートなどのオブジェクトを表します。品目は、品目カテゴリ割当コンポーネントを通じて割り当てられます。

添付またはイメージ

情報は、添付フレームワークを通じてカタログやカテゴリに関連付けられます。複数の添付がサポートされますが、UIに表示するために1つのカタログまたはカテゴリに関連付けられるのは、1つの添付または添付タイプ・イメージのみです。

カタログ詳細カタログは、適切な権限が付与されているときに、「カタログの編集」ページで表示および編集できます。

次に示す「カタログの編集」ページの各部分には、カタログの管理および編集のための重要な機能が備わっています。

カタログ・ヘッダー・リージョンカタログ詳細タブ「カテゴリ階層」タブ

カタログ・ヘッダー・リージョン

「カタログの編集」ページのヘッダー・リージョンには、カタログの名前と説明、デフォルト・カテゴリの選択内容およびカタログの開始日と終了日が表示されます。

カタログのデフォルト・カテゴリは、そのカテゴリが品目の作成プロセスで使用されるように、品目の属性値に基づいて変更できます。デフォルト・カテゴリの選択は、その他のOracle Fusionアプリケーションでカテゴリに品目を割り当てる際にも使用できます。

カテゴリの開始日と終了日は、カタログを更新する際にカテゴリが使用される期間を管理するために変更できます。

カテゴリは、カテゴリ階層内で推移する関係を反映するように改訂または再分類できます。

カタログ詳細タブ

143

「詳細」タブの内容は次のとおりです。

カタログの構成属性。これにより、実行時のカタログの動作を制御します。カタログの共有属性。これにより、共有に使用されるソース・カタログと共有できるコンテンツを制御します。カタログの追加情報。これには、カタログ・メタデータをサポートする付加フレックスフィールドが含まれています。

「カテゴリ階層」タブ

「カテゴリ階層」タブには、カテゴリ階層を作成および保守できるカテゴリ階層リージョンが含まれています。さらに、品目の割当、別のカタログでのカテゴリの使用、およびカテゴリの属性とカタログ・カテゴリ関連の編集を実行できます。

関連トピック

カテゴリ付加フレックスフィールド

カタログのフォーマットカタログのフォーマットは、カタログの作成時に定義され、実行時のカタログの動作を制御します。

カタログをフォーマットするときに、レイアウトで3つのメイン・エリアを制御します。これには、次のタスクが含まれます。

カタログ構成日付使用可能カテゴリ共有

一部のフィールドは必須ですが、その他のフィールドはオプションです。

カタログ構成

カタログは構成可能です。この構成は、コンテンツの動作に影響を与えます。カタログ構成には、カタログ構成を定義する属性のセットが含まれています。これらの属性は、カタログの実行時の動作を定義する際に作用します。

構成の機能は次のとおりです。

カタログ・コード: 使用される一意の識別子。管理レベル: 品目をカテゴリに割り当てる方法を制御します。これには、2つの値があります。最初の値はマスター・レベルです。これにより、マスター組織に関連付けられたすべて

144

の子組織への品目の自動割当が可能になります(現在のコンテキストがマスター組織の場合)。2番目の数値は組織レベルです。これにより、品目を現在のコンテキストの組織にのみ割り当てます。デフォルト・カテゴリ: 新しく作成した品目は自動的にデフォルト・カテゴリに割り当てられます(特定の標準運用属性の値が、新しい品目に入力された場合)。自動割当は、機能領域によって管理されます。それぞれの管理領域には、標準運用属性の値が自動割当処理をトリガーするために使用される特定のルールがあります。たとえば、購買仕様がオンにされている場合や社内オーダー品目仕様が有効になっている場合、品目は「購買」と呼ばれる機能領域に割り当てられているカタログに割り当てられます。リーフ・レベル・カテゴリのみへの品目の割当: 品目は、階層内で最下位のカテゴリにのみ割当可能になります。カタログ・コンテンツ: カタログに追加可能なコンテンツと、コンテンツを追加可能な場所を管理します。複数品目カテゴリ割当の許可: このオプションが選択されていると、品目をカタログ内の1つ以上のカテゴリに割当てできるようになります。デフォルトでは選択が解除されているため、各品目はカタログ内の1つのカテゴリにのみ割当てできます。公開カタログ: 選択すると、このカタログが公開としてマークされます。カタログを表示するアクセス権を持つすべてのユーザーは、このカタログにアクセスできます。

注意: 機能領域カタログのカタログ動作は、ページ内のフィールドとシードされた機能領域ルールの組合せによって定義されます。

カタログ日付使用可能

日付使用可能機能では、開始日属性と終了日属性を使用することで、カタログがアクティブ状態または非アクティブ状態になる時期を管理します。

カテゴリ共有

カテゴリ共有機能により、指定のソース・カタログのカテゴリを共有できます。

共有機能には、次の3つの属性があります。

参照により共有: 参照によって共有される、ターゲット・カタログ内の読取り専用のカタログ要素。このタイプの共有には、複数のソース・カタログを使用できます。コピー: 別のカタログのコンテンツは、そのコンテンツのコピーを作成することで現在のカタログに追加できます。コピーしたコンテンツは、現在のカタログ内で編集できます。

子カテゴリを含める: カテゴリのコピーの際に子カテゴリをコピーするかどうかを示します。品目カテゴリ割当のコピー: カテゴリに割り当てられた品目をカタログにコピーするかどうかを示します。

145

関連トピック

自動割当カタログ

カタログの管理様々なカタログ階層の連携カテゴリをカタログに関連付けて品目の集合を整理および分類するには、カタログを使用します。分類を形成し、品目をカテゴリに割り当てるには、カテゴリを編成します。カテゴリをカタログに関連付けると、関連付けの関連を指定するカタログ・カテゴリ関連が作成されます。カタログ・カテゴリ関連は、2つのカテゴリ間の関係、たとえば親カテゴリと子カテゴリの間の関係を表すこともできます。

次の図は、カテゴリ階層コンポーネントの関係を示しています。

146

コンポーネント

カテゴリ階層のコンポーネントは次のとおりです。

カタログ・ルート: カタログと呼ばれるオブジェクトを表すカテゴリ階層内の最上位ノード。カテゴリ: 分類構成を表すために使用されるカタログ・コンポーネント。カタログ・カテゴリ関連: 図の線は、カタログとカテゴリの間、または親カテゴリと子カテゴリの間の関係を表します。品目カテゴリ割当: 図の点線は、カテゴリと品目の間の関係を表します。参照カテゴリ: この図のカテゴリC5は、ソース・カタログからの参照カテゴリとして共有されます。リーフ・レベル・カテゴリ: カテゴリ階層内の最下位または下位レベルのカテゴリ。これを

147

サポートするようにカタログを構成する場合、カテゴリ階層内のすべてのレベルに品目を割り当てることができます。参照カテゴリ: この図のカテゴリC2は参照カテゴリです。参照カテゴリは、分類のためにカテゴリ階層に追加するカテゴリであり、品目は割り当てられません。

カテゴリ階層には、表示可能なレベル数の制限はありません。カテゴリ階層は、1つのカテゴリ階層内に複数の階層を持つことができます。

カテゴリとカタログの関係カタログは、カテゴリをカタログに関連付けることで、品目の集合を整理および分類するために使用します。カテゴリは、タクソノミを形成するために編成され、品目はカテゴリに割り当てられます。カテゴリをカタログに関連付けると、関連の関係性を指定するカタログ・カテゴリ関連が作成されます。カタログ・カテゴリ関連は、2つのカテゴリ間の関係性、たとえば親カテゴリと子カテゴリの間の関係性を表すこともできます。

カタログ・カテゴリ関連

日付対応の属性値は、カタログ・カテゴリ関連にとって重要です。カタログ・カテゴリ関連は日付対応であり、カタログ・カテゴリ関連がカタログでアクティブになる時期と、カタログ・カテゴリ関連が非アクティブになる時期を管理します。カタログ・カテゴリ関連には、日付の有効化をサポートする2つの属性である開始日と終了日があります。開始日は、カタログ・カテゴリ関連がユーザーに対して使用可能(アクティブ)になる最初の日付の値です。終了日は、カタログ・カテゴリ関連が使用できる最後の日付であり、この日付を経過するとカタログ・カテゴリ関連は非アクティブになります。日付対応の属性値は、カタログ内のコンテンツの表示/非表示とカテゴリの動作の管理にも使用できます。カテゴリ関連が非アクティブの場合(終了日属性の値が現在の日付よりも前で終了日が過ぎている場合)は、カテゴリに品目を割り当てることができなくなります。

カタログ・カテゴリ関連は、カタログ・カテゴリ関連が参照するカテゴリが自動的に非アクティブ状態に設定されたときに非アクティブ状態になりますが、表示は自動的にはリフレッシュされません。

インポート・カテゴリの階層カテゴリ階層はスプレッドシート・インタフェースで作成および保守できます。これにより、カタログの作成と保守にかかる時間を短縮できます。既存のカタログ・コンテンツはエクスポートすることで、カタログ・カテゴリ階層の別のカタログで使用できます。

カタログで使用するカテゴリ階層のインポートに関して重要な側面は次のとおりです。

スプレッドシート・インタフェースカテゴリ階層のエクスポート

148

スプレッドシート・インタフェース

スプレッドシートでコンテンツをダウンロードおよび変更してから、カタログにコンテンツをアップロードし直すことで、カタログ・カテゴリ階層を管理できます。

スプレッドシート内で、新規カテゴリの定義、カタログ階層の編集および直接または参照カテゴリのいずれかとしてのカタログへのカテゴリの追加を行うことができます。カタログのカテゴリ階層は、スプレッドシートでカテゴリの作成や追加を実行して定義できます。定義した階層は、カタログの作成時にアップロードします。既存の階層がある場合は、フラット化した階層を切り取って、スプレッドシートに貼り付けできます。

カテゴリ階層のエクスポート

カテゴリ階層は、その構成を製品パートナなどと共有する必要があるときにエクスポートできます。パートナは、スプレッドシートを使用してカタログ・ファイルをインポートできます。

カテゴリ階層は、パートナが使用できるようにするために、カタログからをエクスポートできます。「製品情報管理」作業領域で、パートナはカテゴリ階層をパートナのカタログに直接インポートできます。

関連トピック

Excelのデスクトップ統合の設定デスクトップ統合Excelワークブックの使用に関するガイドラインExcelデスクトップ統合のトラブルシューティング

カタログ・カテゴリ関連カタログ・カテゴリ関連によって、カテゴリをカタログまたは親カテゴリに割り当てます。この関連を使用することで、カテゴリをカタログに割り当てる時期を管理できます。そのためには、関連の開始日と終了日を設定します。カタログ・カテゴリ関連は、「カタログの編集」ページ(カテゴリ階層タブ)でのみ編集できます。カタログ・カテゴリ関連の開始日属性と終了日属性は、詳細リージョンで編集できます。関連は、終了日をすぎるまで削除できません。

カテゴリ・カタログ関連

編集するカタログ・カテゴリ関連のカテゴリ階層表でカテゴリを選択すると、カテゴリ詳細が右側のパネルに表示されます。編集可能なフィールドは、関連の開始日と終了日のみです。

変更後に、「保存」ボタンをクリックすると変更内容がデータベースに保存されますが、「カタログの編集」ページは閉じられません。「保存してクローズ」ボタンをクリックすると、変更内容がデータベースに保存され、「カタログの編集」ページが閉じられます。

149

カタログおよびカテゴリの日付使用可能カタログ、カテゴリおよびカタログ・カテゴリ関連では、日付使用可能を使用して、開始日と終了日に基づいて指定したオブジェクトがアクティブか非アクティブかを決定します。日付使用可能の定義は次のとおりです。

アクティブ:: 現在の日付が開始日の値以降であり、終了日の値以前の場合、オブジェクトはアクティブです。非アクティブ:: 現在の日付が終了日の値よりも後の場合、オブジェクトは非アクティブです。先日付:: 現在の日付が開始日の値よりも前の場合、オブジェクトは将来の日付が設定されます。

設定した日付使用可能属性は、カタログ、カテゴリまたはカタログ・カテゴリ関連が使用される時期または表示される時期を決定するために使用します。

「カタログの管理」ページの表フィルタにより、どのカタログを表示するかを決定します。選択リストのデフォルト値は「アクティブ」です。これは、アクティブなカタログのみが表示されることを示します。値「すべて」を選択すると、アクティブと非アクティブの両方のカタログを表示できます。カテゴリ階層タブの「カタログの編集」ページには、どのカテゴリとカタログ・カテゴリ関連を表示するかを決定する2つの表フィルタがあります。この2つの選択リストのデフォルト値は「アクティブ」です。これは、アクティブなカテゴリとアクティブなカタログ・カテゴリ関連のみが表示されることを示します。値「すべて」を選択すると、アクティブと非アクティブの両方のカテゴリとカタログ・カテゴリ関連を表示できます。その他のアプリケーションでも、日付使用可能属性を使用して、カタログのアプリケーション・プログラミング・インタフェースまたはサービスによって取得した情報にフィルタを適用できます。

次の図では、これらのオブジェクトの日付使用可能属性を示します。カタログ、カテゴリまたはカタログ・カテゴリ関連には、アクティブまたは非アクティブの内部状態があります。

150

カタログおよびカテゴリの日付使用可能に関しては、次の側面が重要です。

開始日終了日カタログおよびカテゴリのオブジェクトカタログ・カテゴリ関連カタログおよびカテゴリのルール

開始日

開始日は、オブジェクトをアクティブ化できる最初の日付として定義されます。開始日は、現在の日付よりも後の日付に値を設定することで、将来の日付に設定できます。カタログまたはカテゴリ

151

の作成時に日付を入力していない場合、開始日の値はシステム日付がデフォルトで設定されます。

終了日

終了日は、オブジェクトをアクティブ化できる最後の日付として定義されます。オブジェクトは、「終了日」の値で指定した日付の1秒後(つまり、翌日の午前12:00:01)に終了日を経過します。過去の終了日は設定できません。また、終了日の条件は、オブジェクトの終了が設定された時点から、システム日付以降の新しい日付に変更できます。このように変更すると、オブジェクトは非アクティブからアクティブになります。終了日の値は、カタログまたはカテゴリの作成時にオプションで指定します。

カタログおよびカテゴリのオブジェクト

カタログおよびカタログ・カテゴリ関連には、開始日と終了日が追加されました。カテゴリの非アクティブ日は、終了日という名前に変更され、開始日が追加されました。

カタログ・カテゴリ関連

カタログ・カテゴリ関連は、カタログとカテゴリの間の親と子の関係性と、カテゴリからカテゴリへの関係性を指定するために使用します。カタログ・カテゴリ関連の日付使用可能は、カテゴリの日付使用可能とは関係ありません。ただし、カテゴリの終了日を過ぎている場合を除きます(この場合、関連も自動的に終了されます)。カタログ・カテゴリ関連の日付は、カテゴリが関連付けられているカタログのカテゴリの状態を表します。

カタログおよびカテゴリのルール

カタログが非アクティブの場合は、次に示すルールが適用されます。

カタログに対する操作はすべて使用不可になり、カタログは編集できます。カタログは、別のプロセスで使用できなくなります。カタログは、「カタログの管理」ページでフィルタの値を「すべて」に設定した場合にのみ表示できます(この設定では、アクティブと非アクティブのカタログが表示可能になります)。

カテゴリが非アクティブの場合は、次に示すルールが適用されます。

カテゴリに対する操作はすべて使用不可になり、カテゴリは編集できなくなります。カテゴリは別のカタログに追加できなくなります。カテゴリは、「カタログの編集」ページでフィルタの値を「すべて」に設定した場合にのみ表示できます(この設定では、アクティブと非アクティブのカタログが表示可能になります)。アプリケーションは、非アクティブ・カテゴリのカタログ・カテゴリ関連を非アクティブに

152

設定します。

カタログ・カテゴリ関連が非アクティブの場合は、次に示すルールが適用されます。

カテゴリは、非アクティブまたはアクティブのどちらかになり、カテゴリがアクティブな場合は編集できます。カタログ・カテゴリ関連および関連カテゴリは、「カタログの編集」ページで関連フィルタの値を「すべて」に設定した場合にのみ表示できます(この設定では、アクティブと非アクティブのカタログが表示可能になります)。

カタログが将来の日付に設定されている場合は、次に示すルールが適用されます。

カタログの操作はすべて使用可能であり、カタログは編集できます。カタログは別のプロセスで使用できます(許可されている場合)。カタログは、「カタログの管理」ページでフィルタの値を「すべて」に設定した場合にのみ表示できます。

カテゴリの作成カテゴリは、「カタログの編集」ページの「カテゴリ階層」タブで、カタログのコンテキスト内で作成できます。カテゴリ階層表の「作成」アイコンを選択すると、「カテゴリの作成」ダイアログが表示されます。

「カテゴリの作成」ダイアログ

名前を入力してフィールドから移動すると、カテゴリ・コードが自動的に入力されます。この値は、必要に応じて更新できます。カテゴリのわかりやすい摘要を入力します。オプションで、このカテゴリにイメージと添付を追加できます。

日付使用可能により、オブジェクトがアクティブと非アクティブのどちらであるかが開始日と終了日に基づいて決定されます。カテゴリの作成時、デフォルトの開始日の値は現在の日付になります。カテゴリの開始日は、カテゴリ内で現在の日付から将来の日付に移動できます。終了日の値はオプションです。

「カテゴリを品目割当のみに制限」チェック・ボックスは、カテゴリに品目のみを追加する場合に選択します。

カタログの必須フィールドへの入力後、「OK」をクリックすると、データベースにカテゴリが作成され、そのカテゴリがカテゴリ階層の選択ポイントに追加され、ダイアログが閉じられます。

カテゴリへの品目の割当品目は、「カタログの編集」ページ(カテゴリ詳細品目タブのカテゴリ階層タブ)でカテゴリに割当

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てできます品目は、アクティブなカテゴリにのみ割当てできます。さらに、「カタログの作成」ページの「複数品目カテゴリ割当の許可」チェック・ボックスを選択することで、カタログ内でのカテゴリへの品目割当を制御するようにカタログを構成できます。この設定により、品目はカテゴリ階層のすべてのレベルに追加できるようになります。

開始するには、品目区分を選択し、「品目ID」、「品目摘要」または「キーワード」のいずれかのフィールドに検索情報を入力して、「検索」ボタンをクリックします。選択リストから品目を選択して、カテゴリに追加します。

品目割当の管理

「カタログの編集」ページで「管理レベル」チェック・ボックスの値を選択することで、品目割当も管理します。「マスター・レベル」値を選択したときに、組織コンテキストがマスター組織の場合、割当品目は、マスター組織に関連付けられたすべての子組織に自動的に割り当てられます。追加された品目も、マスター組織の下に作成されるすべての子組織に割り当てられます。これは、品目がマスター管理カタログに割り当てられた後であっても行われます。

カタログの編集ページで編集できる内容「カタログの編集」ページは、表示と更新の2つのモードがある共有ページです。表示モードでは、選択したカタログが読取り専用ファイルで表示されます。更新モードでは、選択したカタログが編集可能ファイルで表示されます。更新モードでカタログにアクセスするには、カタログ編集の権限が必要になります。編集可能なカタログは、アクティブなカタログまたは将来の日付が設定されたカタログのみです。

カタログ内の次のフィールドを編集できます。

カタログ名摘要開始日終了日デフォルト・カテゴリ複数品目カテゴリ割当の許可追加情報カテゴリ階層カテゴリ詳細カテゴリに割り当てられた品目

デフォルト・カテゴリ

このフィールドは、品目作成の際のデフォルト・カテゴリとして別のカテゴリを選択する際に編集

154

できます。デフォルト・カテゴリの指定が必要な機能領域にカタログが割り当てられている場合は、デフォルト・カテゴリを削除できません。

複数品目カテゴリ割当の許可

このチェック・ボックスは、カタログのカテゴリに品目を割り当てるまでは編集可能です。

追加情報

付加フレックスフィールドの値は編集可能です。

変更後に、「保存」ボタンをクリックすると変更内容がデータベースに保存されますが、「カタログの編集」ページは閉じられません。「保存してクローズ」ボタンをクリックすると、変更内容がデータベースに保存され、「カタログの編集」ページが閉じられます。

カテゴリ詳細カテゴリ詳細は、「カタログの編集」ページのカテゴリ階層表でカテゴリの行を選択すると確認できます。カテゴリ詳細は、右側のパネルに表示されます。ネイティブ・カテゴリの詳細を編集できます。カテゴリ詳細リージョンには、カタログに関連付けられたカテゴリに関する情報が示されます。また、関連の開始日と終了日も示されます。

カタログは、カタログを管理する権限があるときに、カテゴリ詳細タブで表示および編集できます。

「カテゴリ階層」タブの次の各部分には、カテゴリ詳細の管理と編集のための重要な機能が備わっています。

「詳細」サブタブ「品目」サブタブ「添付」サブタブ

「詳細」サブタブ

詳細タブには、カタログに関連付けられているカテゴリに関する情報が示されます。カテゴリは1つ以上のカタログに関連付けできるため、この情報はすべてのカタログで表示されます。詳細タブには、カテゴリの構成、カテゴリの日付使用可能、関連の日付使用可能およびカテゴリの追加属性が含まれています。

詳細タブには、カテゴリを定義する属性が含まれています。非構造化情報は、添付によって追加されます。カテゴリに追加されているイメージは、カテゴリ詳細タブに表示されます。

「品目」サブタブ

155

「品目」サブタブには、カテゴリが関連付けられたカタログにローカルな品目割当が示されます。品目割当は追加および削除できます。

「添付」サブタブ

「添付」サブタブには、カテゴリが関連付けられている添付のリストが示されます。

カテゴリの編集カテゴリは、「カタログの編集」ページ内の「カテゴリ階層」タブでのみ編集できます。カテゴリを編集するには、カタログに関連付けられたカテゴリのツリーを展開または検索して、カテゴリ階層表でカテゴリの行を選択し、カテゴリの「詳細」パネルでカテゴリの属性を編集します。カテゴリは、そのカテゴリがアクティブであり、そのカテゴリに関連するカタログがアクティブまたは将来の日付が設定されている場合にのみ編集できます。カテゴリが直接共有される場合、複数のカタログで同じカテゴリの編集が可能になります。ただし、編集中のカタログにローカルな品目割当を除きます。

カテゴリ情報は、「詳細」サブタブと「品目」サブタブの両方で編集できます。

「詳細」タブと「品目」タブ

カテゴリで編集可能なフィールドは次のとおりです。

カテゴリ名摘要添付カテゴリ開始日カテゴリ終了日カテゴリに割り当てられた品目

変更の実行後、「保存」ボタンにより、「カタログの編集」ページを閉じずに、変更内容を保存します。「保存してクローズ」ボタンにより、変更内容を保存して、「カタログの編集」ページを閉じます。

カタログおよびカテゴリの添付カタログとカテゴリは、添付をサポートしていて、添付コンテンツの管理に共通のコンポーネントを使用します。添付は、「カタログの作成」ページと「カタログの編集」ページのどちらでも追加できます。

添付コンポーネントには、プラス記号アイコンが表示されます。このアイコンは、オブジェクトに使用可能な添付がないことを表します。このプラス記号アイコンをクリックすると、「添付」ダイ

156

アログが表示されます。添付を定義するには、添付タイプ、ファイル名またはURL (UniformResource Locator)、タイトル、摘要を選択して、その添付が他のオブジェクトと共有できるかどうかを指定します。添付を定義して「OK」ボタンをクリックすると、その添付のタイトルがXアイコンとともにページの添付コンポーネント・リージョンに表示されます。このアイコンをクリックすると、添付を削除できます。

添付ファイルのタイプは次のとおりです。

ファイルリポジトリ・ファイルまたはフォルダテキストURL

ファイル

ファイルにタイトルを指定して、添付の摘要を作成する必要があります。アップロードするファイルをデスクトップから選択します。

リポジトリ・ファイルまたはフォルダ

「参照」ボタンをクリックして、ドキュメント・リポジトリのリポジトリ・ファイルまたはフォルダをカタログに添付します。添付リポジトリには、既存の添付が含まれていてます。このリポジトリは、フォルダのセットとして編成されています。「参照」ボタンで添付リポジトリ・ダイアログを開くことで、添付を選択できます。リポジトリ・ファイルまたはフォルダにタイトルを指定して、添付の摘要を作成する必要があります。

テキスト

添付として表示されるテキスト文字列をフィールドに入力します。テキストにタイトルを指定して、テキスト添付の摘要を作成する必要があります

URL

カタログに添付するWebページへのURLアドレスを入力します。URL添付にタイトルを指定して、その摘要を作成する必要があります。

「共有」チェック・ボックスにより、添付を追加したことと、タスクを実行した日付についてのアラートをユーザーに送信します。

カテゴリの移動カテゴリの移動機能は、「カタログの編集」ページのカテゴリ・ツリー表リージョンで使用しま

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す。これは、表の行の処理です。カタログ内でアクティブまたは将来の日付に設定されたカテゴリを選択してから、この処理を選択すると、ダイアログが表示されます。

新しい親の識別

ダイアログには、現在のカテゴリの親が示されます。このダイアログでは、新しいカテゴリの親を選択できます。正当なカテゴリの親のみが、選択リストに表示されます。

「新規の親」選択リスト内のカテゴリ・リストには、次に示すルールのセットに基づいたフィルタが適用されます。

新しい親カテゴリは、アクティブまたは将来の日付に設定されたカテゴリであることが必要です(カテゴリの終了日が現在のシステム日付よりも後になっている必要があります)。新しい親カテゴリのカテゴリ・コンテンツの値は、選択したカテゴリに追加できる必要があります(正当な値は、品目とカテゴリおよびカテゴリのみです)。選択したカテゴリがルート・カテゴリのカテゴリより低いレベルのカタログに関連付けられている場合、そのカテゴリはカタログのルートに移動できます。新しい親カテゴリのカタログ・カテゴリ関連は、アクティブであることが必要です(カタログ・カテゴリ関連の終了日の値が現在のシステム日付よりも後になっている必要があります)。

カテゴリ共有カテゴリの共有により、カテゴリまたはカタログ全体のカテゴリ階層の再使用が可能になります。たとえば、春期および秋期の製品カタログを作成した場合、製品の多くは両方のカタログに表示されると考えられます。両方のカタログに存在する製品は、カタログ間で共有される1つ以上のカテゴリに割り当てられることになります。複数のカタログでカテゴリが共有できることで、カタログ・コンテンツを再利用できるようになり、カテゴリの複数のコピーを保守するために必要な手間を省けます。参照によるカテゴリ共有の場合、ソース・カタログ内のカテゴリ構成はネイティブ・カタログの構成とは異なる可能性があります。

カテゴリは2つの方法を使用して共有できます

直接共有参照による共有

直接共有

直接共有とは、カテゴリをカタログに直接的に関連付けることです。直接共有により、カテゴリは複数のカタログ内に複数のインスタンスを保持できます。カテゴリ属性の多くは、カテゴリが共有されているすべてのカタログで編集できます。また、カテゴリへの品目割当は、カテゴリが追加されたカタログに対して一意になります。直接共有されたカテゴリはカタログに追加され、そのカタ

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ログまたはカテゴリが関連付けられたカタログで編集できます。カテゴリに割り当てられた品目は共有されませんが、その品目はカテゴリが関連付けられたカタログのコンテキストでカテゴリに割り当てられます。たとえば、あるカタログでカテゴリ名または摘要が変更された場合、その変更はカテゴリが関連付けられたすべてのカタログに反映されますが、品目がカテゴリに割り当てられる場合、割当はその1つのカタログにのみ対応します。たとえば、あるカタログでカテゴリ名または摘要が変更された場合、その変更はカテゴリが関連付けられたすべてのカタログに反映されます。品目がカテゴリに割り当てられる場合、割当はその1つのカタログにのみ対応します。直接共有は、常にカタログに対して有効化されています。

参照による共有

参照による共有とは、参照によってカテゴリをカタログに追加することです。参照による共有では、カテゴリとそのカテゴリに割り当てられた品目を1つ以上のカタログに追加できます。カテゴリが親カテゴリの場合、そのカテゴリの完全な階層が共有されます。共有されるカテゴリと割り当てられた品目は、それらが追加されたカタログ内で読取り専用になります。カタログの作成時に、参照による共有に使用する1つのソース・カタログを指定し、ソース・カタログから共有するコンテンツを制御するように共有コンテンツの値を設定することで、共有を有効にできます。参照による共有を使用する利点は、ソース・カタログ・コンテンツを複数のカタログで共有し、1箇所(ソース・カタログ)で保持できることです。さらに、参照されるコンテンツは複数のカテゴリで構成できます。たとえば、完全なカテゴリ階層と共有コンテンツのカテゴリに割り当てられた品目は、カタログ内でも参照できます。

カタログの「カテゴリ階層」タブでは、階層内の各カテゴリが、折りたたみ可能な表内の行で表されます。カテゴリの名前の横にあるアイコンの形状は、どのようにカテゴリが共有されているかを示します。直接共有されたカテゴリには、フォルダ・アイコンのマークが付きます。参照によって共有されたカテゴリには、「カテゴリの共有」コントロールに使用されるアイコンのマークが付きます。参照によって共有されているカテゴリは、ソース・カタログでのみ編集可能です。また、カテゴリと品目は、それらが共有されているターゲット・カタログ内では読取り専用になります。カテゴリまたは完全なカテゴリ階層(品目割当を含む)は、参照によって共有できます。

デフォルト・カタログ割当: 説明カタログは、「購買」などの機能領域に割当てできます。カタログが機能領域に割り当てられていると、カタログは、その機能領域に対して定義したルールに基づいて動作します。機能領域に割当てできるデフォルト・カタログは1つのみです。品目の作成時に、特定の標準運用属性に特定の値が設定されていると、作成される品目は機能領域に割り当てたカタログに割り当てられてから、カタログのデフォルト・カテゴリに割り当てられます。

デフォルト・カタログをマップするには:

1. 機能領域のルールに基づいてカタログを作成します。2. カテゴリを作成して、このカタログのデフォルト・カテゴリとして割り当てます。

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3. 選択した機能領域にカタログを割り当てます。「設定および保守」作業領域で、「デフォルト・カタログの管理」タスクを選択してから、カタログ名を選択します。

それぞれの機能領域には、カタログが準拠する必要のある特定のルールが設定されているため、その機能領域のルールをカタログが満たしていないと、割当プロセスが失敗することがあります。一部の機能領域では、その領域に割り当てたカタログを変更できなくなります。一部の機能領域では、カタログ内のカテゴリに割り当てられた品目がない場合のみ、カタログを変更できるようになります。

たとえば、標準運用属性の「購買」と「社内転送可」の値が「はい」に設定されている場合、作成される品目は、「購買」機能領域に関連付けられたカタログのデフォルト・カテゴリに割り当てられます。

カタログに関するFAQ

どのようにするとカテゴリ階層を定義できますか。カテゴリは、分類タクソノミを表すように編成できます。カテゴリの階層組織には、ツリー構造を形成する親子関係があります。カテゴリ階層は、「カタログの編集」ページ内(カテゴリ階層タブ)で作成および保守できます。カテゴリ階層は、その階層が定義されたとおりの正確な関係で示されます。

カテゴリ階層は、2つの方法を使用して作成できます。1つは、参照されるカテゴリの追加、カテゴリの複製、またはカタログのカテゴリの作成による手動での階層の作成です。

もう1つの階層作成の方法では、スプレッドシート・インタフェースによってカテゴリ階層をインポートします。カテゴリ階層は、別のカタログや別のソースからエクスポートして、編集してから新しいカタログにインポートできます。階層は、手動でスプレッドシートに追加することもできます。

「カテゴリ階層」タブのツールバーで、「カテゴリの作成」ボタンを使用すると、新しいカテゴリを作成できます。カテゴリ(共有されたカテゴリを含む)は、「カテゴリの追加」ボタンを使用することで追加できます。カタログにカテゴリ階層がある場合は、「カテゴリの移動」ボタンを使用すると開くダイアログ・ボックスで、その階層を編集できます。ドラッグ・アンド・ドロップを使用して、階層を変更することもできます。カタログ・カテゴリ関連は削除できませんが、カタログ・カテゴリ関連を非アクティブにする終了日を設定することはできます。カテゴリ階層表には、選択リストのフィルタがあり、日付使用可能に基づいて、表示されるカタログ・カテゴリ関連とカテゴリ領域を制御できます。

160

どのようにするとカテゴリを追加できますか。カテゴリとは、品目を分類するためにカタログに関連付けられるカタログ・コンポーネントです。既存のカテゴリを選択したポイント(階層内のカテゴリやカタログのルート)に追加できます。カテゴリが選択されていない場合、カタログのルートがデフォルトになります。

カテゴリを追加するには、「カテゴリの追加」を選択し、「カテゴリの追加」を選択します。その後、既存のカテゴリはカタログのカタログ構成の値に基づいて検索できます。既存のカテゴリの検索は、ダイアログ内の「拡張検索」リージョンを使用して絞り込むことができます。選択した各カテゴリを追加するには、「適用」ボタンを選択します。この場合、カテゴリの追加リージョンは開いたままになります。カテゴリが選択されている場合、「OK」ボタンをクリックするとカテゴリが追加され、ダイアログが閉じます。

どのようにすると共有されたカテゴリを追加できますか。共有されたカテゴリの追加は、既存のカテゴリの追加と同様ですが、カテゴリはソース・カタログとして指定されているカタログから選択します。共有するコンテンツ属性の値により、ソース・カタログから共有するコンテンツが決定されます。ネイティブ・カタログに追加されているソース・カタログ内のカテゴリは、参照カテゴリとも呼ばれます。「カテゴリの追加」メニューから値のリストを使用します。カタログがカテゴリ共有用に構成されていない場合には、「共有カテゴリ」オプションが表示されます。

どのようにするとイメージをカタログまたはカテゴリに追加できますか。デスクトップまたは構成済リポジトリからのイメージをカタログまたはカテゴリ(またはその両方)に添付できます。イメージは、カタログ・ページのカタログ詳細とカテゴリ詳細のセクションに表示されます。1つのカタログまたはカテゴリに関連付けできるイメージは1つのみです。イメージを添付するには、「添付」コントロールを選択して、「添付の管理」ダイアログを開きます。イメージ添付に指定したタイトルは、カタログ内に表示されたイメージの後に表示されます。指定した摘要は表示されません。「参照」ボタンをクリックすると、カタログまたはカテゴリのイメージとして使用するファイルを選択できます。ダイアログに情報を入力したら、「OK」ボタンをクリックして、イメージをロードします。初期状態では(カタログを保存するまで)、イメージは表示されません。イメージを別のイメージに置き換えるには、Xを選択して既存のイメージを削除してから、新しいイメージを追加します。

どのようにするとカテゴリを複製できますか。同様のカテゴリ構成を簡単に作成する方法として、そのカテゴリを選択して複製できます。「複製」アイコンを選択すると、「カテゴリの作成」ダイアログが開きます。このダイアログには、属性フィールドがあり、選択したカテゴリの属性値に基づいて値が設定されています。カテゴリ名の

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先頭にはCopy_が追加され、その後に選択したカテゴリの名前が続きます。必須フィールドに、キー・フレックスフィールド・セグメントの値の情報を入力します。カテゴリの属性を更新して、キー・フレックスフィールド・セグメントの値を入力したら、「OK」ボタンをクリックして、新しく作成したカテゴリを選択したカテゴリ(構成したもの)のカテゴリ階層に追加します。

カタログ・マッピングとは何ですか。「設定および保守」作業領域で「カタログ・マッピングの管理」タスクを使用して、異なるカタログのカテゴリを別のカタログのレポート・カテゴリにマップできます。1つのカタログ内の1つ以上のカテゴリを、2番目のカタログのカテゴリにマップできます。たとえば、カタログ内のカテゴリのセットに割り当てられたすべての品目に関連付けられている原価をロールアップするとします。カタログ・マッピングを使用すると、カタログ内のカテゴリを選択し、セット内のすべてのカテゴリをそのカテゴリにマップできます。

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© Oracle About Oracle Contact Us Products A-Z Terms of Use and Privacy Ad Choices

162

19d

Product Master Data Managementの使用

10 製品マスター・データへのアクセスおよび検索この章の内容は次のとおりです。

品目属性トランザクション属性検索「製品情報管理」作業領域からのワークリストの管理アクセスおよび検索に関するFAQ

品目属性属性とは、値が製品品目の様々な品質を表す名前付きエンティティです。

次のタイプの属性を使用できます。

メイン属性運用属性ユーザー定義属性グループおよび属性追加情報属性トランザクション属性

メイン属性

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メイン属性はすべての品目に共通であり、品目のデータ・モデルの一部です。メイン属性は、品目の本質的な側面を表します。メイン属性は、「品目の作成」ページと「品目の編集」ページの「概要」タブに表示されます。

メイン属性の例は次のとおりです。

品目番号摘要詳細摘要ステータスライフサイクル・フェーズユーザー品目タイプ承認ステータス改訂梱包タイプ品目区分単位(8個の属性を含むグループ)

運用属性運用属性は、品目のデータ・モデルの一部です。Oracle Fusion PurchasingやOracle Fusion InventoryManagementなど、Oracle Fusion Product Hub以外の様々なアプリケーションに関して品目の動作を決定します。「Manage Operational Attributes Control」ページで、運用属性の管理レベルを選択します。リストされた運用属性グループごとに、各グループの属性の管理レベルを選択します。マスター組織レベルまたは組織レベルで運用属性を制御できます。新規品目要求の一部として運用属性を定義できます。

運用属性の例および運用属性が属する属性グループを次の表に示します。

標準運用属性グループ 属性の例

在庫 保管期限日数

オーダー管理 出荷可能

購買 ネゴシエーション要

受入 代替受入の許可

ユーザー定義属性グループおよび属性

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品目仕様、および品目のデータ・モデルに追加する製品の定義に関連するその他の情報を取得するために、属性グループと属性を定義できます。このようなユーザー定義属性の値は、品目の作成時に定義しますが、品目のライフ・サイクルを通して変更できます。

Oracle Fusionは、拡張可能フレックスフィールドの構造を使用して、(フレックスフィールド・コンテキストを使用して)属性グループと属性(フレックスフィールド・セグメントを使用する)をサポートします。

「属性グループの作成」ページで属性グループおよび属性を作成します。このページでは、1つ以上の属性のセットの属性グループを作成した後、その属性グループのコンテキストで属性を作成します。

属性グループの動作を複数行または単一行として選択します。これは、このトピックの他の場所で説明するように、その後の属性の表示および使用に影響します。属性グループに対して選択した動作が複数行の場合、属性には列がコンテキストベースのセグメント(属性)である表の行で表される複数の値が使用されます。

属性ごとに、データ型および関連する検証オプションと表示オプションを選択します。次に、「品目の編集」ページの「仕様」タブにリストされたセクションとして属性グループにアクセスします。属性を、専用のデータベース表内の列にマップします。

属性グループおよび属性を作成した後、「品目区分の編集」ページのと「ページおよび属性グループ」タブで属性グループを品目区分に追加することで、ユーザー定義属性を品目に関連付けます。品目を作成すると、品目の基になった品目区分に関連付けられた属性グループから属性が継承されます。

複数行属性グループ属性グループは、単一行と複数行のいずれかになります。選択した動作によって、ユーザー・インタフェースでの属性の表示方法および属性の使用方法が決まります。「属性グループの管理」ページで属性グループを作成する場合、「動作」を「複数行」または「単一行」として選択します。

単一行属性グループには、属性グループに由来するリージョンに個別のフィールドとして表示される属性の集合が含まれます。たとえば、自宅住所という名前の単一行属性グループには、自宅住所に適した属性が含まれます。勤務先住所という名前の別の単一行属性グループには、勤務先住所に適した同様の属性が含まれます。これらの属性グループがユーザー・インタフェースに表示される場合、各グループの属性フィールドは、属性グループの名前のタイトルが付いたリージョン内にコンパクトに配置されます。

次の図は、自宅住所および勤務先住所という名前の単一行属性グループのコンパクトなユーザー・インタフェース・レイアウトを示しています。

165

複数行属性グループでは、属性は属性グループを表す表内の列として表示されます。表の各行は、属性グループ内の属性であるとみなされます。1つの行に含まれる値の集合セットは、属性の意味とみなされます。表は、属性グループ名のタイトルが付いたリージョン内のユーザー・インタフェースに表示されます。他のフィールドは表には表示されません。たとえば、支払という名前の複数行属性グループには、属性の日付、請求書番号および金額が含まれます。表の各行は支払を表し、支払属性グループの値です。

次の図は、支払という名前の複数行属性グループの表形式のユーザー・インタフェース・レイアウトを示しています。

追加情報属性追加情報属性を作成できます。この属性は、拡張可能フレックスフィールドではなく付加フレックスフィールドに基づきます。付加フレックスフィールドでは1回に1つのコンテキストのみ使用できますが、拡張可能フレックスフィールドでは複数のコンテキストを使用できます。単一カテゴリおよび使用が必要な場合のみ、付加フレックスフィールドで十分です。「設定および保守」作業領域のタスクを使用して、付加フレックスフィールドを作成します。たとえば、カタログの付加フレックスフィールドを定義するには、カタログの付加フレックスフィールドの管理タスクを使用します。その後、「品目の編集」の「仕様」タブの「追加情報」リージョンに、コンテキストの現在の値に基づいたフレックスフィールド・コンテキスト・セグメントが表示されます。

166

トランザクション属性トランザクション属性は、品目の作成時ではなく、品目を含むトランザクション・フロー中に生成される値を取得します。「品目区分の編集」ページの「トランザクション属性」タブでトランザクション属性を作成します。属性ごとに、その有効日を指定します。これらの有効日に基づいて、属性が有効な下位アプリケーションを選択し、その属性を許容値の事前定義済セットに関連付け、オプションのデフォルト値および単位を指定します。有効期間中に属性を非アクティブ、必須、読取り専用または非表示に設定することもできます。品目区分のトランザクション属性は、品目区分の子孫によって継承されます。子区分に含まれるトランザクション属性のメタデータを上書きできますが、その場合は継承が破棄されます。トランザクション属性は、すべてのタイプの品目で定義できます。

関連トピック

品目メイン仕様品目とは何ですか品目の作成品目仕様および属性

トランザクション属性品目のインスタンスごとに存在する属性と属性の値は異なる場合があります。

次に例を示します。

デジタル・サブスクライバ・ライン・アカウントのEメール・ストレージのメガバイト(MB)数やギガバイト(GB)数。シャツ・ポケットのモノグラム・テキスト。シャツのサイズ。

これらの属性は品目区分で定義され、それらの属性値は、ダウンストリーム・アプリケーションによってトランザクション時に取得されます。これらの属性のメタデータ値は品目区分で管理されます。ダウンストリームでの使用の例としては、オーダー・オーケストレーション・システムとオーダー獲得システムの2つがあります。トランザクション属性はすべて、値セットに関連付けられている必要があります。

属性について次のメタデータ値を定義できます。

必須: トランザクションで属性値が必要であるかどうかを示します。デフォルト値: 属性のデフォルト値を示します。

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値セット: 属性に関連付けられた値セットを示します。読取り専用: 属性値が読取り専用であるかどうかを示します。非表示: 属性値が表示されないかどうかを示します。アクティブ: 属性がアクティブであるか非アクティブであるかを示します。

トランザクション属性は、品目区分階層全体に継承されます。メタデータでは日付が有効です。メタデータ内の変更は、品目レベルでただちに反映されます。次に例を示します。

特定のドメインに属するトランザクション品目属性のメタデータのいずれかが子品目区分で変更された場合は、継承が破棄されます。このトランザクション品目属性について親品目区分で行われた変更は、継承されなくなります。異なるドメインに属している場合、同じ日付範囲の複数のレコードが存在できます。たとえば、トランザクション品目属性「メモリー」は「ドメイン」とオーダー獲得に関連付けられます。各ドメインでは、独自の目的で異なるメタデータ・セットを使用できます。したがって、同じ日付範囲について、2つの異なるレコードが存在できます。トランザクション品目属性の開始日のみがユーザーによって入力されます。終了日は、次の有効日レコードに基づいて自動的に計算されます。ユーザーは、将来有効なレコードの開始日やメタデータを変更できます。開始日が過去のレコードを変更したり、編集することはできません。開始日のみを、ユーザーによる更新を許可するように設定でき、レコードの終了日は次のレコードから自動的にプルされます。親品目区分で行われた変更は、子品目区分によって継承されます。対応するレコードが子で変更された場合、それらの変更は継承されません。

品目ページには、ユーザー・インタフェースを構成するためのメカニズムが用意されています。

ページと属性グループページと属性グループを使用して、データを構成できます。

次のような利点があります。

属性グループをページに結合して順序付けできます。ページに関連付けられる属性グループの数に制限はありませんページは品目区分で作成でき、品目区分階層の下位に継承されます。属性グループをページに順次追加でき、その順序に基づいて、それらの属性グループが品目に表示されます子品目区分の継承されたページに属性グループを追加できます。

機能品目ページは別のタイプの特殊なページであり、アプリケーションで使用するためにすでに作成されているページを関連付けるために使用されます。アプリケーション・スコープは、これらのページを使用するアプリケーションを示し、使用方法は、構成済ページの具体的な用途を示します。

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データ品質品目の作成時に実行される標準化および照合のために属性を関連付けることができます。標準化または照合、あるいはその両方について処理される属性を制限します。「標準」を選択すると、データ品質エンジンはそれらの属性の標準値を返します。「一致」を選択すると、データ品質エンジンはそれらの属性の値と一致する、重複する可能性がある既存の品目を返します。

ライフサイクル・フェーズ順次ライフサイクル・フェーズを使用すると、品目のライフサイクル・フェーズを追跡および管理できます。各フェーズは、品目を次のフェーズに進める前に必要な一連のタスクおよび成果物を表します。他の場所で作成された品目区分にライフサイクル・フェーズを関連付けることができます。ライフサイクル・フェーズは品目区分階層の下位に継承され、新しいライフサイクル・フェーズを子品目区分に追加できます。たとえば、コンピュータ・コンポーネント品目区分のライフサイクル・フェーズは、「コンセプト」、「プロトタイプ」、「生産」および「除・売却」です。

テンプレートテンプレートは、品目の作成時に使用される属性値の定義済セットです。テンプレートを品目に適用すると、属性値のセットが品目定義にオーバーレイまたはデフォルト設定されます。たとえば、特定の組織のユーザーが新しい品目を作成するたびに、組織によって定義され、承認された属性が適切なフィールドに表示されます。ユーザーが推測する必要はなく、同様の形状、適合性および機能を持つ品目を作成する際の時間を節約できます。テンプレートは品目区分ごとに作成されます。テンプレートは組織に固有です。テンプレートは、品目区分階層の下位に継承されます。各テンプレートに標準運用属性とユーザー定義属性の両方を定義できます。

検索フォーマットと表示書式検索フォーマットは、頻繁に使用される検索基準を保存するのに便利です。品目区分で作成された検索フォーマットはすべてのユーザーが使用できます。検索フォーマットは、常に品目区分のコンテキストで作成されます。表示書式を使用すると、検索の表示ビューを事前に定義できます。これらのビューを使用して、検索によって返される品目属性の異なるセットを確認できます。品目区分で作成された表示書式はすべてのユーザーが使用できます。表示書式は、常に品目区分のコンテキストで作成されます。

インポート・フォーマットインポート・フォーマットにより、スプレッドシート使用してアプリケーションにインポートする品目区分のベース属性とユーザー定義属性が特定されます。したがって、スプレッドシートから品目ビジネス・エンティティをインポートすると、その品目はすべて、インポート・フォーマットで

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定義された特定の品目区分にインポートされます。インポートされたこれらの品目ビジネス・エンティティは、特定の品目区分について定義されているすべての属性グループを継承します。作成後にインポート・フォーマットのレイアウトを編集することはできません。

検索作業領域の検索「製品情報管理」作業領域で、製品情報の管理で重要なエンティティを検索できます。

検索可能な製品情報エンティティは次のとおりです。

品目取引先品目品目関係性カタログカテゴリ新規品目要求変更オーダー品目バッチ

これらのエンティティは、次の2つの方法で検索できます。

タスク・ベースの検索クイック検索

タスク・ベースの検索

各製品情報エンティティを管理するページでは、一連の包括的な基準を使用してこれらのエンティティを検索できます。

1. 「製品情報管理」作業領域のパネル・ドロワーにある「タスク」アイコンをクリックし、「品目の管理」、「変更オーダーの管理」などの必要なエンティティの管理タスクを選択します。

2. 表示されたフィールドに、管理しているエンティティに応じた検索語を入力します。一部の管理ページでは、「拡張検索」リージョンが提供されます。デフォルトでは存在しないフィールドを検索する必要がある場合は、「フィールドの追加」をクリックし、必要な追加検索フィールドを選択します。追加する検索フィールドが多数ある場合(製品品目の属性リストなど)、それらのフィールドを検索、選択および追加するため

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のダイアログ・ボックスがオープンします。「検索」をクリックすると、検索結果のリストが表示され、管理できます。追加した検索フィールドを結果に表示する必要がある場合は、リストの「ビュー」メニューから「列の追加」を選択します。追加したフィールドを削除するには、その横の削除コントロールをクリックします。追加したすべてのフィールドを削除するには、「リセット」をクリックします。一部の管理ページでは、1つの検索フィールドが提供されます。3文字以上を入力すると、一致するエンティティのリストが表示されます。詳細を表示するものを1つ選択します。「フィルタの表示」をクリックして、管理しているエンティティにあわせて検索フィルタのリストを開くこともできます。デフォルトでは存在しないフィールドを検索する必要がある場合は、「追加」をクリックし、必要な追加の検索フィールドを選択します。「順序変更」をクリックしてフィルタの順序を変更することもできます。

クイック検索

「製品情報管理」作業領域のどこからでも、最初に管理ページに移動しなくても製品情報エンティティをすばやく検索できます。

1. 「製品情報管理」作業領域のパネル・ドロワーにある「検索」アイコンをクリックし、「品目」や「カタログ」などの検索リストで検索する製品情報エンティティを選択します。

2. 「品目」を選択した場合は、検索フィールドに検索語を直接入力できます。索引付きキーワードに一致する場合は、一致する品目のリストが生成され、選択すると、その品目の詳細ページが開きます。他の製品情報エンティティの1つを選択した場合は、検索パネルに検索フィールドの簡易セットが表示されます。

3. 選択したエンティティのタスクベースの検索に直接移動する場合は、「拡張」リンクまたはボタンをクリックします。

4. 結果リストから目的の検索品目を選択します。

絞込みの検索

検索語の絞込みに関するヒントについては、特に品目の検索について説明している関連トピックを参照してください。

タスクベース品目検索のパラメータの選択「製品情報管理」作業領域の「品目の管理」ページでのタスクベースの検索には、キーワード検索やパラメータ検索などの一般的に使用できるモードが用意されています。

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品目検索範囲

品目区分

品目を検索する品目区分を選択します。デフォルトは「ルート品目区分」です。

改訂

検索で返された品目に使用する品目改訂を選択します。

最新リリース:返される品目は、品目の最新リリースの改訂に属します。この改訂は、検索時に現在有効でない可能性があります。現在有効: 返された品目は、検索時に現在有効な改訂に属します。この有効な改訂は、品目の最近リリースされた改訂でない場合があります。

品目検索パラメータ

「品目の管理」ページの検索リージョンで、1つ以上の必須またはオプションの検索フィールドを使用して品目を検索できます。「フィールドの追加」をクリックして、追加属性を検索します。

「品目の管理」検索リージョンには事前定義された保存済検索があり、これにより、「品目の管理」ページを最初に開いたときに表示される検索フィールドが定義されます。「保存」をクリックし、現在表示されている検索フィールドを個人保存済検索として保存します。「保存済検索」リストから、事前定義済検索または個人の保存済検索を選択します。

ワイルドカード

複数文字のワイルドカード: %および*は、空白および特殊文字を含む任意の文字列と一致するワイルドカードとして解釈する必要があります。

単一文字のワイルドカード: _は、任意の1文字に一致するワイルドカードとして解釈する必要があります。

リテラル: リテラル_、%および*の文字の前に、エスケープ文字\を付ける必要があります。

注意: %などのワイルドカードは値の先頭に使用できず、品目検索の品目番号には使用できません(パフォーマンス上の理由から)。

検索基準の条件

検索条件を選択すると、ドロップダウン・リストには検索の範囲に適した値のみが表示されます。

必須フィールド

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一部の検索フィールドは必須です。アスタリスク(*)は、必須フィールドであることを示します。2つのアスタリスク(**)は、少なくとも1つの検索フィールドが必須である検索フィールドのセットを示します。

キーワード検索フィールド

「キーワード検索」フィールドでは、SQLを使用してもキーワード検索を使用しても検索できます。キーワード検索フィールドでは、自動提示機能を使用できないことを除いて、地域領域検索と同じ機能が使用されます。ユーザーがキーワード検索フィールドとその他の検索フィールドの両方に値を入力すると、キーワード検索とSQL検索が別々に実行されます。両方の結果は検索結果表に表示されます。

クイック検索を使用した作業領域内の品目の検索「製品情報管理」作業領域のパネル・ドロワーでクイック検索を使用して品目を検索すると、これらの手法を使用して検索を絞り込むことができます。

品目の検索

アプリケーションが品目を検索する方法には、次のようなものがあります。

先行入力検索

「製品情報管理」作業領域の検索パネルでは、先行入力検索が有効になっています。テキスト・ボックスに文字を入力すると、提示値がリストに表示されます。リストから値を選択します。

キーワード検索

Oracle Textテクノロジによって、品目表の値から抽出され、索引付けされたファイルに設定されるデータを使用する、キーワード検索機能を利用できるようになっています。索引付けされたデータは、管理者が設定します。管理者は必要に応じて、索引を追加できます。デフォルトでは、索引の次の品目属性が検索で使用されます。

品目番号摘要品目区分詳細摘要組織コード製造業者

管理者は、次のような機能をサポートするようにOracle Text検索エンジンを構成できます。

単語のステミング

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ワイルドカードシノニム一致あいまい検索辞書との照合Soundex検索

Oracle Textでは、大文字と小文字が区別されます。

注意: ユーザーが「製品情報管理」作業領域で検索を使用するには、その前に、管理者が索引を構築しておく必要があります。索引付けプロセスで使用する属性を選択するには、「設定および保守」作業領域で「品目キーワード検索属性の管理」タスクを使用します。次に、「ツール」作業領域で使用可能な「品目キーワード検索」スケジュール済プロセスを「作成」処理とともに実行します。管理者によって新しい属性または言語が索引に追加された場合は、「品目キーワード検索」予定済プロセスを同期化処理とともに実行する必要があります。

演算子

次の表に示す演算子を検索式で使用できます。

演算子 演算子 演算子

演算子の優先順位 ABOUT ACCUMulate (,)

AND (&) Broader Term EQUIValence (=)

Fuzzy HASPATH INPATH

MDATA MINUS (-) Narrower Term

NEAR (;) NOT (~) OR (|)

Preferred Term Related Term (RT) soundex (!)

stem (s) ストアド・クエリ式 SYNonym (SYN)

threshold (>) Translation Term (TR) Translation Term Synonym (TRSYN)

Top Term weight (*) ワイルドカード(%_)

WITHIN

ワイルドカード

Oracle Text検索の機能である次のワイルドカードを使用して、検索を拡張できます。

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パーセント記号(%)は、0個以上の文字に一致しますアンダースコア(_)は、0または1個の文字に一致しますバックスラッシュ(\)は、ワイルドカード文字をエスケープします(%_または\)

単語のステミング

単語のステミングを使用すると、runなどの語幹を、ran、runningおよびrunsなどの他の品詞と照合できます。単語のステミングを使用するには、管理者によって辞書がインストールされ、かつ、単語のステミングが検索で有効になっている必要があります。検索基準でステミングを指定するには、演算子stem ($)を使用します。ここで、$はステミングを使用して検索する単語です。

Fuzzy演算子

fuzzy演算子を使用すると、検索基準に入力された単語とスペルが似ている単語を含めるように問合せを拡張できます。fuzzy演算子は、スペルの間違いが多い場合に正確な結果を検出するために役立ちます。

Synonym演算子

synonym演算子(SYN)を使用すると、指定された単語のシノニムとしてシソーラスに定義されている単語を含めるように問合せを拡張できます。

Soundex演算子

soundex演算子(!)を使用すると、発音の似ている単語を含めるように問合せを拡張できます。この機能では、スペルは異なるが発音が似ている、英語または7ビット文字セットの単語を比較できます。たとえば、!Smytheを検索すると、Smithが返されます。

Oracle Textでは、1つの検索基準内でANDやORなどのキーワードを組み合せて使用できます。また、引用符を使用して、引用符で囲まれている文字を指定したとおりの順序で検索するように指定することもできます。

Within演算子

within演算子を使用すると、問合せをドキュメントのセクションに絞り込むことができます。ドキュメントのセクションは次のいずれかです。

ゾーン・セクションフィールド・セクション属性セクション特殊セクション(文または段落)

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ABOUT演算子

ABOUT演算子を使用すると、問合せ語句に関連するドキュメントを返すことができます。英語とフランス語では、ABOUTを使用することで、概念が実際に問合せに含まれていなくても、概念を問い合せることができます。たとえば、heat (熱)に対するABOUT問合せでは、temperature (温度)という語が問合せに含まれていなくても、温度に関連するドキュメントが返されます。

ANDおよびOR演算子

AND演算子では、問合せ語がそれぞれ1つ以上存在するところを検索できます。OR演算子では、いずれかの問合せ語が1つ以上存在するところを検索できます。

辞書との照合

検索語の辞書との照合を有効にできます。検索用に辞書を設定する必要があります。入力フィールドの単語のスペルが辞書に照らしてチェックされ、単語のスペルの間違いが修正されます。

「製品情報管理」作業領域からのワークリストの管理「製品情報管理」作業領域で「ワークリストの管理」タスクを使用して、BPMワークリストのページにアクセスします。「製品情報管理」作業領域内の新しいタブにBPMワークリストのページが開きます。または、「通知」ボタンをクリックしてBPMワークリストのページを開くこともできます。

「ワークリスト」タブからタスクに適用できるステータスを次に示します。

ステータス 摘要

承認 承認のためにタスクを送信すると、承認者は承認処理を使用してタスクを続行できます。

拒否 タスク割当先は、さらに承認されないようにタスクを拒否できます。

詳細情報の要求

タスク割当先が要求者からの明確な説明を必要とする場合は、タスクを要求者に再度送信できます。ユーザーは、情報の要求者を指定することもできます。この段階では、タスクは拒否されません。必要な情報が指定されると、承認フローが再度開始されます。

再割当

タスク割当先は、承認のために別のユーザーにタスクを送信できます。承認には新しいユーザーの階層が使用されます。たとえば、タスクが別の部門に関連しているとユーザーが判断した場合、ユーザーはそのタスクを再割当てできます。

176

委任 ユーザーは、タスクを別のユーザーに委任できます。委任による承認の後、承認には初期ユーザーの階層が使用されます。委任ではタスク失効後もタスクを処理できます。

取下げ

タスク開始者は、承認が開始された後にタスクを取り下げることができます。

エスカレート

ユーザーは、現在の割当先から監督者にタスクをエスカレートできます。

要求 グループまたは複数のユーザーに割り当てられているタスクが最初に要求されます。要求は、グループまたは複数のユーザー割当用のタスク処理リストで使用可能な唯一の処理です。タスクが要求されると、適用可能なすべての処理がリストされます。要求は、自動要求が無効になっており、「次からの応答要」が「1」に設定されている場合にのみ使用できます。

却下 (タスクを処理する)ユーザーが受領を確認する必要があるタスクに使用されます。これはFYI通知に似ていますが、処理は含まれていません。

再開 「一時停止」処理によって停止したタスクを再開できます。

リリース

要求されたタスクをリリースすると、他の割当先が使用できるようになります。グループまたは複数のユーザーに割り当てられたタスクは、他の割当先が要求できるようになります。

一時停止

タスクが再開されるまで、失効日は一時停止されます。一時停止後は、タスクを更新するオプションが無効になります。

注意: 「一時停止」タスクおよび「再開」タスクは、BPMWorkflowSuspendロールを持つユーザーのみが使用できます。

アクセスおよび検索に関するFAQ

検索と参照の違いは何ですか問合せベースの検索では、検索に使用される文字列を入力します。問合せ検索は、検索されるオブジェクトに保存するメタデータに依存します。問合せベースの検索では、カタログ、品目区分、構成などのツリー・オブジェクトを検索する場合、構成の問合せベースの検索が指定されているオブジェクト・ページにナビゲートしないと、上位オブジェクト・メタデータのみが検索されます。

参照ベースの検索では、オブジェクトを視覚的に検索します。オブジェクトの構成をドリルダウンできます。構成化されたオブジェクトの場合、構成内の各層をクリックするだけで済むため、参照ベースの検索は問合せベースの検索よりも簡単に使用できます。

177

「品目の管理」検索結果ページからエクスポートできる最大行数はいくつですか。「Excelにエクスポート」処理を使用して、「品目の管理」ページから最大500行をエクスポートできます。このため、結果が500行に制限される方法で検索を実行します。500を超える行をエクスポートする場合は、OTBIレポートを使用することをお薦めします。

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178

19d

Product Master Data Managementの使用

11 製品の一括更新の管理この章の内容は次のとおりです。

品目一括変更品目一括変更のコミット・オプション一括更新に関するFAQ

品目一括変更品目を検索して選択した後で、「品目の管理」検索結果表の「処理」メニューの「品目大量変更の管理」サブメニューにアクセスして、複数の品目の情報を同時に更新できます。

「品目大量変更の管理」サブメニューでは、次の処理を実行できます。

品目を組織に割り当てます。品目をサプライヤ・サイト組織に割り当てます。品目をカタログ・カテゴリに割当、再割当または割当解除します。品目属性を更新します。選択した品目の品目区分を変更します。スプレッドシートで品目を編集します。

変更する品目を選択する前に、変更するフィールドを検索に含める必要があります。たとえば、品目カテゴリの割当を変更するには、カタログとカテゴリを検索結果表の列および検索のフィールドとして含める必要があります。

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組織への品目の割当品目は、組織と呼ばれる実際の施設で設計、製造および配布されます。組織は、店舗などの販売センターになることもできます。組織が品目に対してこれらの機能を実行できるようにするには、まず品目をその組織に割り当てる必要があります。

選択した品目に関連付けられた梱包または構成がある場合、次のオプションも指定できます。

梱包の割当: マスター組織品目に使用できる梱包は、選択した子組織で使用できるようになります。品目構成の割当: 1つ以上の構成を選択した後、構成をコピーまたは共通化するように指定します。

コミット・オプションを使用すると、これらの割当をデータベースに直接適用したり、さらにレビューまたは変更を行うためにデータをスプレッドシートにエクスポートできます。

カタログ・カテゴリへの品目の割当と再割当各カタログ内で選択した品目に割り当てる1つ以上のカタログおよびカテゴリを選択できます。

カタログ・レベルで設定されたルールは、1つまたは複数のどちらのカタログ・カテゴリを品目に割り当てられるかを決定します。カタログに複数の有効な割当がある場合、同じ品目をカタログに関連付けられた複数のカテゴリに割り当てることができます。

カタログ・カテゴリの再割当の場合、選択した品目のカタログ・カテゴリ割当が削除され、新規に選択されたカタログ・カテゴリに対して割当が行われます。

カタログ・カテゴリの割当解除選択したカタログ・カテゴリの割当が削除されます。

変更内容の保存すると、その変更内容はデータベースにすぐに適用されます。コミット・オプションは使用できません。この一括変更処理にはコミット・オプションが使用できないため、アプリケーションは、変更を確認するためのダイアログを開きます。

サプライヤ・サイト組織への品目の割当品目サプライヤ・サイト組織は、品目をサプライヤ・サイトと組織に関連付けます。これは、指定された組織では品目は特定のサプライヤ・サイトから供給されていることを示します。この一括フローにより、選択した組織とサプライヤ・サイトのすべての組合せを作成します。たとえば、3つの組織(org1、org2およびorg3)と3つのサプライヤ・サイト(Sup1、Sup2およびSup3)を選択した場合、それらの選択の組合せorg1Sup1、org2Sup1、org3Sup1、org1Sup2、org2Sup2、org3Sup2、org1Sup3、org2Sup3およ

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びorg3Sup3が使用されます。

選択した品目に関連する梱包(品目の梱包階層で定義されている梱包品目)がある場合、その梱包を仕入先サイト組織に関連付けることができます。

最初に、ユーザーはサプライヤを選択して、組織を選択します。その次に、選択した品目が梱包品目かどうかを選択して、梱包階層の品目サプライヤ組織関連付けを作成します。

コミット・オプションを使用すると、これらの割当をデータベースに直接適用したり、さらにレビューまたは変更を行うためにデータをスプレッドシートにエクスポートできます。

品目区分の変更複数の品目の品目区分を変更する場合は、品目を検索して選択します。「品目区分の変更」ダイアログで、選択した品目に適用する新しい品目区分を選択して、変更した品目を製品ハブにインポートして戻す際に使用するインポート・フォーマットを選択します。「ダウンロード」をクリックして、スプレッドシートを生成します。このスプレッドシートには、既存の品目区分の属性と値が含まれていますが、新しい品目区分にマップされています。スプレッドシートの属性値を必要に応じて編集します。その後で、品目バッチを使用してスプレッドシートをインポートします。

品目属性の更新属性の変更が必要な品目を検索して選択し、ダイアログ・ボックスで編集するか、または編集のためにスプレッドシートにエクスポートします。編集のためにエクスポートする場合、スプレッドシートから「アップロード」を選択して変更を適用できます。

ダイアログ・ボックスで編集するには、「品目の管理」ページに移動し、品目を検索します。品目が表示されたら、該当する行を選択します。「処理」メニューから、「スプレッドシートの品目属性の編集」を選択します。

セカンダリ・ウィンドウでは、選択した品目の1つ以上の属性を編集できます。この方法は、多数の品目間で同じ値を品目属性に設定する必要がある場合に便利です。たとえば、100個の品目の「オーダー可能」属性を「はい」に更新する場合などです。

このフローを使用して、品目属性と品目サプライヤ・サイト組織属性の両方を変更できます。

ヒント: 検索結果表に含まれる属性のみが、スプレッドシートにエクスポートされます。検索結果表内の品目属性の追加や削除には、「表示」メニューで使用できるオプションを使用します。

「アップロード」をクリックする場合、スケジューリング情報を含むバッチ・オプションを指定する必要があります。また、ビジネス・ルールで変更の承認の必要な場合は、変更オーダー詳細も指定します。

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スプレッドシートでの品目の編集スプレッドシートで品目を編集すると、品目の更新をオフラインで作業して、アプリケーションにアップロードして戻せます。ダウンロードしたスプレッドシートで品目をレビューしたうえで、さらに変更を加えることができます。その後で、スプレッドシート内から「アップロード」を選択すると、データベースに変更を適用します。

「アップロード」をクリックする場合、スケジューリング情報を含むバッチ・オプションを指定する必要があります。また、ビジネス・ルールで変更の承認の必要な場合は、変更オーダー詳細も指定します。

注意: この機能を使用するには、Microsoft Excel 2007以降のStandard Editionライセンスが必要です。

品目一括変更のコミット・オプションコミット・オプションを使用すると、変更をデータベースに直接適用するか、さらにレビューまたは変更を行うためにデータをスプレッドシートにエクスポートするかを指定できます。データベースに適用するデータは、データベースに保存する前に必ず検証します。品目を選択して変更内容を指定してから、コミット操作を選択します。スプレッドシートに変更を加えた場合、データは品目バッチにアップロードされ、予定済プロセスによって、検証およびデータベースへの保存が実行されます。

コミット・オプションは、次の品目一括変更アクティビティに使用できます。

組織への品目の割当サプライヤ・サイト組織への品目の割当カタログ・カテゴリへの品目の割当カタログ・カテゴリへの品目の再割当

データベースへの変更の適用変更は、変更の整合性を確認するための検証の実行後にデータベースに適用されます。

品目バッチのオプションを指定します。ビジネス・ルールで変更内容に対する承認を必要とする場合、このオプションには、スケジューリングと変更オーダー詳細も含まれます。

注意: 品目バッチを後で処理するようにスケジュールすると、そのバッチは、「品目バッチの管理」ユーザー・インタフェースから内部品目バッチとして使用できるようになります。

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スプレッドシートでの管理ダウンロードしたスプレッドシートで品目をレビューしたうえで、さらに変更を加えることができます。その後で、スプレッドシート内から「アップロード」を選択すると、データベースに変更を適用できます。

「アップロード」をクリックする場合、スケジューリング情報を含むバッチ・オプションを指定する必要があります。また、ビジネス・ルールで変更の承認の必要な場合は、変更オーダー詳細も指定します。

注意: この機能を使用するには、Microsoft Excel 2007以降のStandard Editionライセンスが必要です。

関連トピック

変更オーダーの変更内容品目バッチ・インポートとスケジューリングのオプション

一括更新に関するFAQ

どのようにしてスプレッドシートを使用して品目属性を更新しますか。「品目の管理」検索結果表にある「処理」メニューの「品目大量変更の管理」サブメニューから、「スプレッドシートの品目属性の編集」を選択します。スプレッドシートで属性を編集した後、スプレッドシートの「アップロード」ボタンを使用して、変更をデータベースに適用します。変更のために品目属性をスプレッドシートにエクスポートするために、適切な属性を検索結果表に含める必要があることに注意してください。

関連トピック

品目仕様および属性

複数行拡張可能フレックスフィールド・グループ内の一意キー属性を更新できますか。いいえ。複数行拡張可能フレックスフィールド・グループ内の一意キー属性は更新できません。したがって、既存の一意キー属性に新しい値を提供すると、拡張可能フレックスフィールド・グループは更新された値を新しい行とみなします。

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共通品目構成の使用と品目構成のコピーにはどのような違いがありますか。既存の構成とほとんど同じ品目構成を作成する必要がある場合は、品目構成をコピーしてから必要な変更を加えるほうが、新しい構成を作成するより簡単です。

既存の構成と完全に同じでコンポーネントの変更を必要としない品目構成を作成する必要がある場合は、品目構成を共通にすることで保守の手間とエラーのリスクを低減します。

関連トピック

品目構成

どのようにするとスプレッドシートを使用して品目サプライヤ・サイト組織を更新できますか。「品目の管理」検索結果表にある「処理」メニューの「品目大量変更の管理」サブメニューから、「スプレッドシートの品目属性の編集」を選択します。スプレッドシートでサプライヤ・サイト組織の属性を編集してから、変更をデータベースに適用します。変更用のスプレッドシートにサプライヤ・サイト組織の属性をエクスポートするには、該当するサプライヤ・サイト組織の属性を検索結果表に含める必要がある点に注意してください。

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19d

Product Master Data Managementの使用

12 新規製品の定義および承認の管理この章の内容は次のとおりです。

新規品目要求の作成新規品目要求の管理新規品目要求に関するFAQ

新規品目要求の作成新規品目要求(NIR)は、仕様、構成と梱包、関連など、品目情報とそのエンティティを定義するために作成されます。定義する以外に、新規品目要求を承認のためにルーティングすることもできます。

新規品目要求を作成する前に、必ず新規品目要求の品目区分を有効にしてください。品目区分を変更するには、「品目区分の管理」タスクを使用します。

次のいずれかを使用して、新規品目要求を作成します。

クイック送信: 事前入力された品目データを使用して新規品目要求をすばやく作成します。ここでは、新規品目は既存の新規品目要求に追加できません。送信: 既存の新規品目要求に品目を送信するか、新規品目要求を作成します。品目インポート・プロセスです。または、変更オーダーによって品目ライフサイクル・フェーズがプリプロダクションまたは

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生産に変更されると、新規品目要求が自動的に作成されます。これは、「製品開発」作業領域で作成された品目に対し、番号生成方法が「生成済順序」である場合にのみ適用されます。

クイック送信の使用方法は次のとおりです。

1. 「品目管理」で、「品目の作成」をクリックします。2. 「品目の作成」ダイアログで、次の手順を実行します。

「新規作成」を選択します。新規品目要求に対して使用可能な品目区分を必ず選択してください。品目詳細と「OK」を入力します。

3. 「品目の作成」ページで、追加の品目詳細を入力します。4. 「クイック送信」をクリックします。新規品目要求は「オープン」ステータスで作成されます。

5. 追加情報があれば入力します。「保存」をクリックします。

「発行」の使用方法は次のとおりです。

1. 「品目管理」で、「品目の作成」をクリックします。2. 「品目の作成」ダイアログで、次の手順を実行します。

「新規作成」を選択します。新規品目要求に対して使用可能な品目区分を必ず選択してください。品目詳細と「OK」を入力します。

3. 「品目の作成」ページで、追加の品目詳細を入力します。4. 「新規品目要求の作成」を選択して、「次」をクリックします。5. 新規品目要求の詳細を入力します。「保存して編集」をクリックします。新規品目要求は「下書き」ステータスで作成されます。

6. 追加情報があれば入力します。「送信」をクリックします。

次に、新規品目要求の作成ページに表示されるフィールドについて説明します。

追加情報新しい品目要求の追加属性として、付加フレックスフィールドを追加できます。

希望入手日NIRを承認する必要がある日付を入力します。これは、期限を守れなかったNIRの追跡に役立ちます。

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添付の追加新規品目要求の作成時に添付を追加できます。添付の詳細を編集し、オープンな新規品目要求から添付を削除することもできます。

添付ファイルには、次のファイル・タイプがあります。

デスクトップまたは構成済リポジトリからのファイルおよびフォルダ。添付プロセス中に生成されたテキスト・ファイル。URLリンク。

注意: 新規品目要求は、品目区分が異なる複数の品目をサポートします。定義ステップは品目区分レベルで定義されるため、各品目を定義のために異なる割当先にルーティングできます。

新規品目要求を送信した後、通常は要求コメント通知がシード済担当者に送信されますが、「要求コメントのスキップ」が選択されている場合は、要求コメント通知は送信されません。

新規品目要求の管理新規品目要求定義フェーズ定義フェーズ中に、品目の定義タスクを完了するために定義通知が参加者にルーティングされます。NIRの割当先としてロール(ユーザーのリストが含まれます)を追加できます。ロールがカンマ区切りリストに展開されたときに、リストの文字数は2000文字以下である必要があります。

品目の定義

「新規品目要求の管理」ページから、新規品目要求を検索します。

新規品目要求リンクをクリックして、「検索結果」表から新規品目要求を呼び出します。「新規品目要求」ページが表示されます。

「詳細」サブタブをクリックし、定義行を選択します。「定義ワークフロー詳細」表で、「処理」メニューから「すべて展開」を選択します。

定義を必要とするエンティティの「タスクに進む」アイコンをクリックします。品目情報を入力する品目ページが表示されます。品目定義ページは参加者ごとに動的にレンダリングされます。このページでは、担当する属性または品目エンティティのみ入力できます。

注意: 新規品目要求定義の通知から品目詳細ページに直接移動して、ドリルダウンするこ

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ともできます。読取り専用品目ページは、個別のブラウザ・ウィンドウで開きます。

様々な品目詳細を各ステップで必須として指定できます。これにより、下位ステップに必要な品目情報が定義され、使用できるようになります。

新規品目要求を使用して定義に設定できる品目定義は、品目区分の定義ステップを実行するときに必須として指定できます。

運用拡張可能フレックスフィールド属性構成梱包サプライヤ関連組織割当添付カタログ・カテゴリ割当関係

新規品目要求通知新規品目の要求中に、いくつかのタイプの通知が送信されます。新規品目要求が発行されると、割当先、承認者および要求者に通知が送信されます。各タスクの割当先には、統合された通知も送信されます。

次の表に通知を示します。

通知タイプ ドラフト オープン 定義 承認 完了

コメントの要求 いいえ はい いいえ いいえ いいえ

承認 いいえ いいえ いいえ はい いいえ

定義 いいえ いいえ はい いいえ いいえ

処理ログからコメントへの要求 はい はい はい はい はい

FYI新規品目要求の作成および割当 はい はい いいえ いいえ いいえ

注意: ここに示す通知の表はサマリーです。通知の詳細な表は、My Oracle Supportで、ワークフロー管理の変更オーダーおよび新規品目要求のホワイト・ペーパー(文書ID1960108.1)を参照してください。

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FYI通知は、その通知が「スケジュール済」ステータスまたは「完了済」ステータスに移行したときに、新規品目要求の明細とヘッダーの作成者、割当先、要求者および承認者に送信されます。

新規品目要求が承認または否認されると、作成者、要求者および割当先に通知が送信されます。

承認経路ワークフローは、「ワークフローの終了」コマンドを使用することで、完了を除く任意のポイントで終了できます。関連する通知は、割当先のワーク・リストから削除されます。ワークフローの終了は、たとえば、ワークフローが目的どおりに完了できなくなる不測の事態の際に必要になることがあります。

事前定義済の要求コメント通知は、「オープン」ステータスに関連付けられます。新規品目要求は、この通知に応答するまで、その次のステータスに進めません。その後、通知は割当先および要求者に自動的に送信されます。この自動通知は、新規品目要求タイプのワークフロー設定の定義時に、「オープン」ステータスに対する「要求コメントのスキップ」を選択することでバイパスできます。通知がバイパスされ、要求が自動的に促進するように構成されている場合、新規品目要求は自動的に次のステータスに移行します。それ以外の場合は、新規品目要求を手動で次のステータスに移行させる必要があります。

注意: オープン・ステータスに対する「要求コメントのスキップ」が有効化されている場合、新規品目要求がオープン・ステータスに発行されるときには、要求コメント通知が送信されません。

新規品目要求定義および承認通知から、品目詳細ページに直接移動してドリルダウンすることもできます。品目ページは、別の読取り専用ブラウザ・ウィンドウを開きます。詳細は、ユーザーの権限に応じて異なります。

変更明細の否認

承認者によって明細が拒否されると、別の承認者への承認通知の拒否明細が読取り専用として表示されます。

通知でのタスクの要求

「要求」処理を有効化する場合、「次からの応答要」フィールドを「1」に設定する必要があります。その後で、承認者が通知の「要求」処理を選択すると、その通知は別の承認者による変更がロックされます。ただし、最初の承認者が未要求処理を選択すると、そのロックが解除されます。「要求」処理は、タスク構成の管理設定タスクで自動要求が有効化されていない場合にのみ使用できます。自動要求は、デフォルトで有効化されています。

新規品目要求承認フェーズ新規品目要求の承認フェーズ中に、承認通知は関係者にルーティングされます。

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新規品目要求タイプは、ユーザー・グループの単一のメンバーによる承認のみが必要になるように設定できます。「設定および保守」作業領域で、次の設定を使用します。

オファリング: 製品管理機能領域: 新規品目要求タスク: 新規品目要求タイプ詳細の管理

「ワークフロー」タブで「承認」ステップを選択します。そのステップのステータス詳細の承認アクティビティについて、「次からの応答要」を「1」に設定します。グループの1メンバーが要求を承認すると、グループ内の別の承認者への通知は取り下げられます。

承認者としてロール(ユーザーのリストが含まれます)を追加することもできます。ロールがカンマ区切りリストに展開されたときに、リストの文字数は2000文字以下である必要があります。

承認通知は、個別のユーザー宛にすることも、定義済ユーザー・グループ内の複数のユーザー宛にすることもできます。ユーザーは、通知から新規品目要求を承認または拒否できます。

新規品目要求ヘッダーごとに、ルール・ベースまたはユーザー定義として、「ヘッダー」承認の「承認」ステータス詳細で割当方法を選択できます。ユーザー定義割当を選択する場合は、「割当先」コントロールを使用して承認者を選択します。

オプション承認者として承認者を割り当てることもできます。単一のオプション承認者は、変更オーダーを拒否できますが、オプション承認者からの承認は無視されます。オプション承認者を割り当てるには、「承認」ステータス詳細の「オプションの承認」行にある「割当先」コントロールを使用して承認者を選択します。

承認が許可されると、新規品目要求は変更できなくなります。新規品目要求が承認されると、ステータスがスケジュール済プロセスを通じて「スケジュール済」に変更され、その要求の有効日に達するとスケジュール済プロセスを通じてステータスが「完了済」に変更されます。

新規品目認証ルールは、認証管理エンジンで定義および管理されます。承認ルールの定義方法と管理方法の詳細は、『Oracle Cloud Oracle SOA SuiteでのSOAアプリケーションの開発』ガイドを参照してください。

注意: 承認ルールが使用されるようにするには、割当方法はルール・ベースにする必要があります。

関連トピック

変更オーダー承認プロセス

新規品目要求ワークフローのステータス事前定義済の新規品目要求(NIR)ワークフロー・ステータスを使用して、新規品目要求が作成され

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たときに、様々なタスクを実行できます。新しいステータスの作成やステータスの削除はできません。

ステータスは次のとおりです。

オープン定義承認スケジュール済完了

オープン

新規品目要求の属性と品目は、ワークフロー・ステータスが「オープン」のときに定義および更新されます。シード済の要求コメント通知は、このステータスに関連付けられ、新規品目要求は、この通知への応答があるまで、次のステータスに移行できません。この通知は、新規品目要求の割当先と要求者に送信されます。ただし、通知をバイパスするために、管理者は新規品目要求タイプで、この通知のスキップを選択できます。割当先は、新規品目要求を手動で次のステータスに促進するか、新規品目タイプで促進する必要があります。

定義

定義ワークフロー・ステータスでは、品目情報(仕様、構成、梱包など)を定義します。このワークフロー・ステータスでは、別の品目を追加できません。定義ワークフローのステップは、品目区分レベルで定義します。この定義ステップに基づいて、品目を定義する担当者に通知が送信されます。品目の定義後に、新規品目要求は手動で承認ステータスに促進するか、BPELプロセスで自動的に承認されます。

承認

承認が許可されると、新規品目要求は変更できなくなります。承認通知は、承認管理拡張機能(AMX)で設定したルールに基づいて承認者に送信されます(割当方法がルール・ベースの場合)。または事前定義済の承認者のセットに送信されます(割当方法がユーザー定義の場合)。必要とされる承認のすべてが受信され、ステータスが「スケジュール済」になると、ジョブがトリガーされ、ステータスが自動的に「完了済」に変更されます。

「スケジュール済」ステータス

承認後、NIRは自動的に「スケジュール済」ステータスに促進されます。自動前進と自動後退は新規品目要求タイプで設定します。設定していない場合、前進は手動になります。

完了

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必要とされる承認のすべてが受信されて、ステータスが「スケジュール済」になると、ジョブがトリガーされ、ステータスが自動的に「完了済」に変更されます。これは変更できません。

未割当の新規品目要求新規品目要求のユーザー定義ワークフローに承認者が割り当てられていない場合、実行時には、新規品目要求のステータスが「承認」に変更されますが、通知は誰にも送信されません。その結果、ワークフローが「承認」ステータスにはまって動かなくなります。

はまった新規品目要求を解決するには、新規品目明細または新規品目要求全体を取り消します。「完了済」以外のすべてのステータスの新規品目要求を取り消すことができます。取り消した品目明細は、新規品目要求通知に表示されなくなります。

次の操作後に新規品目要求を削除できます。

別の新規品目要求への新規品目明細の移動。すべての新規品目明細の取消。

注意: 「定義」、「スケジュール済」、「スケジュール済(失敗)」および「承認(却下済)」ステータスの新規品目要求は後退させることができますが、「完了済」または「取消済」ステータスの場合はできません。「定義」または「承認」ステータスの新規品目要求は自動的に終了され、処理ログで更新されます。

関連トピック

NIRの品目および構成の作成

自動前進と自動後退新規品目要求は、別のステータスに明示的に促進または後退できます。また、新規品目要求は、特定のステータスでのワークフローの完了後に、自動的に促進または後退することもできます。

次の表に、自動前進および自動後退のステータスを示します。

自動前進と自動後退 オープン 定義 承認 完了

設定時に自動前進のユーザー構成が必要 はい はい いいえ いいえ

デフォルト自動促進 いいえ いいえ はい いいえ

自動後退の有効化が可能な新規品目要求のステータス いいえ いいえ はい いいえ

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新規品目要求に関するFAQ

どのようにして新規品目要求を促進しますか。新規品目要求を促進するには、まず、通知をレビューする必要があります。通知で、「新規品目要求の管理」タブに移動して、新規品目要求を含む行を選択します。「処理」メニューから「促進」を選択します。「促進」ダイアログ・ボックスで、新規品目要求を促進するために使用可能なフェーズから選択できます。新規品目要求を次のフェーズに促進するときには、コメントを入力する必要があります。

新規品目要求は自動的に促進および後退できますか。はい。シードされた新規品目要求タイプには、促進および後退構成が用意されています。これにより、新規品目要求タイプ・レベルで自動促進および後退ルールを設定できます。

新規品目要求のワークフロー・フェーズとはどのようなものですか。新規品目要求は、次のワークフロー・フェーズをたどります。

オープン: 新規品目要求が作成され、品目が追加されます。定義: 関係者が品目属性と品目エンティティ(構成、梱包、組織など)を定義します。承認: 関係者が品目を承認または拒否します。スケジュール済: 承認後、要求は自動的に「スケジュール済」ステータスに促進されます。完了済: 品目に関連付けられた有効日に達すると、NIRは「完了済」ステータスに促進されます。

品目はどのようにすると新規品目要求に関連付けできますか。品目は、次のいずれかの方法で新規品目要求に関連付けます。

新規品目要求から: 「品目」表で品目を検索して選択します。品目から: 既存の新規品目要求に品目を追加するか、新規要求を作成します。品目インポートから: インポートした品目を既存の新規品目要求に追加するか、新規要求を作成します。

処理ログとはどのようなものですか。処理ログは、新規品目要求に実行されたすべての処理の監査証跡を提供します。最初のエントリには、新規品目要求の作成日時と作成者が示されます。後続の処理は、新規品目要求の進捗を示すた

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めにリストされます。たとえば、定義のために発行および促進されます。

「処理ログ」から、新しいコメントを投稿および割当することでディスカッションを開始して、要求されたコメントに応答したり、特定のコメントに返信できます。それにより、新規品目要求のコンテキスト内でスレッド型のディスカッションを作成できます。

どのようにすると新規品目要求でコメントを投稿できますか。コメントは、新規品目要求のコンテキスト・ペインで使用可能な「コメント」セクションで投稿します。このセクションは、すべての「新規品目要求」ページで使用できます。

また、「コメントの投稿」リンクを選択することで、「処理ログ」からコメントを投稿することもできます。

どのようにすると新規品目要求でコメントを要求できますか。「処理ログ」でコメントを要求するには、「コメントの要求」ボタンをクリックします。「コメントの要求」ダイアログ・ボックスが表示されます。このダイアログ・ボックスで、要求を割り当てて入力します。

どのようにすると新規品目要求から明細(品目)を移動できますか。「新規品目要求の管理」ページで、検索結果を開いて、同じ組織内の1つ以上の新規品目要求から明細を選択して、「新規品目明細の移動」を選択します。選択した明細は、新しい新規品目要求に移動することも、既存の新規品目要求に追加することもできます。

どのようにすると新規品目要求を取消できますか。「新規品目要求の管理」ページで、新規品目要求を選択してから「取消」を選択します。新規品目要求ステータスは、取消済に設定され、新規品目要求の品目に定義された変更は破棄されます。「承認」、「スケジュール済」または「完了済」ステータスの新規品目要求は取消できません。

どのようにすると新規品目要求定義のステップを定義できますか。要求された新規品目の品目情報(仕様、構成、梱包など)は、「定義」ワークフロー・ステータスで定義します。「定義」ワークフロー・ステータスでは、新規品目要求に別の品目を追加できません。定義ワークフローのステップは、要求された新規品目の品目区分の「品目管理」タブで定義されています。新規品目要求を使用するには、「新規品目要求可能」チェック・ボックスを選択する必要があります。

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関連トピック

どのようにすると品目区分を作成できますか

どのようにすると新規品目要求を削除できますか。「新規品目要求の管理」ページで、削除する新規品目要求を選択して、「削除」処理を選択します。新規品目要求は、削除グループに追加されます。新規品目要求が削除グループに追加されると、その要求は使用できなくなり、削除を元に戻すことはできなくなります。

どのようにすると新規品目要求を後退できますか。通知のレビュー時に、「新規品目要求の管理」タブに移動して、新規品目要求を含んでいる行を選択します。「処理」メニューから、「後退」を選択します。「後退」ダイアログ・ボックスで、新規品目要求の後退に使用可能なフェーズから選択できます。また、別のフェーズに後退するときには、コメントを入力する必要があります。

いつ品目は新規品目要求に追加できますか。品目は、新規品目要求がドラフト・ステータスでオープン・フェーズのときにのみ追加できます。

品目の定義時または通知の表示時にどの定義が必須であるかはどのようにわかりますか。必須定義を表示するには、次のようにします。

品目を定義しているときには、「必須定義の表示」リンクを使用します。

通知および新規品目要求の詳細ページからは、「詳細」をクリックします。

新しい品目要求で特定の属性またはビジネス・エンティティを、ユーザーに対して必須としてマークできますか。はい。品目区分で新規品目要求の定義ステップを設定するときは、各ステップで様々な品目詳細を必須としてマークできます。これにより、下位ステップに必要な品目情報が定義され、使用できるようになります。

NIR定義通知に表示される一連の属性グループはどのように設定できますか。「品目区分の管理」タスクを使用して、「品目管理」の「定義ワークフロー詳細」に移動します。順序は、ユーザー定義属性グループに対してのみ設定できます。

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新規品目要求では、送信とクイック送信の違いは何ですか。「クイック送信」では、新規品目要求の名前、番号および摘要のフィールドが自動的に入力されます。「送信」の場合のように、複数のウィンドウにわたって、新規品目要求名、番号および追加詳細を入力します。

クイック送信を使用する場合は、1つの項目のみを追加できます。ただし、「発行」を使用する場合は、複数の項目を追加できます。

この表は、番号生成方法に基づいて自動的に入力されるフィールドを示しています。

ルールまたは生成済連番 使用済-定義済数値

NIR番号は自動的に生成NIR名が品目番号と同じNIR摘要は品目摘要に類似

NIR番号と名前は品目番号と同じNIR摘要は品目摘要に類似

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Product Master Data Managementの使用

13 サプライヤ・コラボレーションの管理この章の内容は次のとおりです。

品目サプライヤ関連の管理サプライヤ・アクセスの管理方法サプライヤ・コラボレーションの管理に関するFAQ

品目サプライヤ関連の管理品目サプライヤ関連の管理には、品目組織の品目とサプライヤ住所の間の関連の作成、そうした関連の更新、および関連の削除が含まれます。

品目サプライヤ関連は、組織の品目の作成時または編集時に作成します。

組織へのサプライヤ関連の割当「品目の管理」ページで、特定の組織に属している品目を検索して編集します。「品目の編集」ページから、「関連」タブを選択して、「サプライヤ組織」サブタブを選択します。「サプライヤ組織関連」表で、「処理」メニューから「選択して追加」を選択するか、「選択して追加」アイコンをクリックします。その結果のサプライヤ組織関連を選択して追加ダイアログを使用して、サプライヤを検索し、選択して追加します

選択したサプライヤが追加されたら、品目を保存することで関連を保存します。

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サプライヤ関連の一時停止サプライヤ関連はデフォルトでアクティブですが、「サプライヤ組織関連」表を使用して一時停止できます。単一の関連を非アクティブに設定するには、「ステータス」列で値「非アクティブ」を選択します。値「アクティブ」を選択することで、いつでもアクティブ・ステータスに戻すことができます。複数の関連のステータスを同時に変更するには、「サプライヤ組織関連」表の複数の行を選択し、値の「ステータスの編集」リストからステータスを選択して、「変更」ボタンをクリックします。

品目組織のプライマリ・サプライヤの指定品目のプライマリ・サプライヤを指定できます。1つの品目組織関連には、1つのプライマリ・サプライヤのみ存在できます。

プライマリ・サプライヤを指定するには、「サプライヤ組織関連」表でサプライヤの「プライマリ」チェック・ボックスを選択します。その後で、更新内容を保存します。

品目サプライヤ関連の削除品目からサプライヤ関連を削除するには、「サプライヤ組織関連」表からサプライヤを選択し、「処理」メニューから「削除」を選択するか、「削除」アイコンをクリックします。品目サプライヤ関連の削除ダイアログ・ボックスで、既存の削除グループに関連を追加するか、新規削除グループを作成します。「削除グループの管理」タスクを選択して、削除グループを処理します。削除グループの処理が完了すると、関連は完全に削除されます。

関連トピック

品目、構成、新規品目要求および変更オーダーのグループ削除

サプライヤ・アクセスの管理方法品目へのサプライヤ・アクセスを提供するには、「品目の管理」ページに移動し、品目を選択して「品目の編集」ページを開きます。その後で、「品目担当」タブを選択します。このタブでは、品目に対して処理を実行できるグループおよび担当者と、各グループまたは担当者が使用できる処理を追加、削除および変更できます。

サプライヤ・ユーザーへの品目権限は、品目レベルで管理できます。これにより、サプライヤ・ユーザーにアドホックで1つ以上の品目へのアクセス権を提供するという、より細かい制御が可能になります。

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サプライヤ・ユーザーへの権限付与は、サプライヤ・ユーザーが品目区分内のすべての品目へのアクセス権を必要とする場合、品目区分レベルで(インスタンス・セット・レベル権限として)保守することもできます。

注意: 品目区分に定義されたセキュリティ処理は品目区分内の品目によって継承されるため、それらの処理は品目レベルでは変更できません。品目区分に定義されたセキュリティ処理は、「品目区分の管理」タスクを使用して「設定および保守」作業領域で定義されます。ここにある品目区分の「セキュリティ」タブで品目区分担当と処理を選択します。

関連トピック

データ・セキュリティ品目にアクセスするためのデータ・セキュリティ権限品目を表示するためのデータ・セキュリティ権限品目を作成するためのデータ・セキュリティ権限品目を更新するためのデータ・セキュリティ権限

サプライヤ・コラボレーションの管理に関するFAQ

品目サプライヤ関連と承認済サプライヤ・リストの違いは何ですか。品目サプライヤ関連は、品目が出荷されるサプライヤと住所、および品目が供給される品目組織を示します。

承認済サプライヤ・リストで、承認済サプライヤ、サイトおよび品目を設定します。承認済サプライヤリストは、「購買」作業領域で管理します。

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Product Master Data Managementの使用

14 市場への製品のリリースの管理この章の内容は次のとおりです。

品目ステータス市場への製品のリリースに関するFAQ

品目ステータス「品目ステータス」表で、関連する属性グループと属性、および制御情報を表示するためのステータス・コードを選択します。

品目ステータスは、品目の状態を定義するために使用され、品目標準運用属性のデフォルト値である状態に基づきます。

品目ステータスはシード済であり、その値は「アクティブ」および「非アクティブ」です。品目ステータスは、「品目ステータスの管理」ページで作成、編集または削除できます。

選択した品目ステータスに対応する標準運用属性グループと属性が「詳細」セクションに表示されます。

ステータスが品目に適用される場合、属性の値が変更される可能性があります。品目ステータス値に基づいて、属性値がどのように変化するかに対応する使用目的を選択します

デフォルト設定: 品目のインポート時および更新時に、値をオーバーライドできます。

201

継承: ステータス値の変更時に品目ステータス属性の値を設定します。この値はオーバーライドできません。なし: 品目ステータス属性値は変更されません。

品目ステータスに対する変更は、既存の品目に自動的に適用されません。変更は、品目の編集時に品目ステータス値が変更されたときに適用されます。

各品目ステータスのステータス値により、品目に対して実行できる処理を制御します。ステータス属性には、「製造品」、「顧客オーダー可能」、「社内オーダー可能」などがあります。

「管理レベル」フィールドは編集できません。このフィールドには、「属性グループの管理」ページで設定した値が移入されます。

市場への製品のリリースに関するFAQ

どのようにして品目のステータスを変更しますか。品目のステータスは、「品目の編集」ページで該当する品目ステータスを選択すると変更できます。ステータスの設定に基づいて、ステータス属性が継承されるか、デフォルト設定されます。

ステータスは、ルールで変更することもできます。たとえば、属性のライフサイクル・フェーズが「生産」の場合に品目ステータスをアクティブに変更できるルールを作成できます。

どのようにすると品目組織割当を変更できますか。組織割当により、マスター組織に作成された品目が別の組織で使用できるようになり、組織の品目の表示/非表示を制御できるようになります。たとえば、特定の品目は、特定の組織では組立、販売または購買できないことがあります。品目の表示/非表示は、その品目を特定の組織に割り当てることで制御します。

同様に、特定の属性は組織レベルで制御できます。たとえば、ある品目は特定の組織(地域)で販売できますが、別の地域では販売が許可されていないとします。これは、この属性を組織レベルで制御することで実施できます。

品目組織割当を変更し、変更オーダーを介して承認経路を指定できますか。はい。変更オーダーを介して、子組織の品目を有効化できます。割当の有効日を指定することで、指定した日付以降のみ子組織内のトランザクションに品目を使用できるようになります。これは、商業化変更オーダーでのみサポートされていることに注意してください。

202

変更オーダーの承認経路が有効化されている場合は、子組織の品目を有効化する前に、品目組織割当の承認を依頼できます。

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Product Master Data Managementの使用

15 製品変更オーダーの管理この章の内容は次のとおりです。

変更オーダーの概要変更オーダーの変更内容タスクの作成と追跡変更オーダーの添付変更オーダーの伝播変更オーダーの伝播ルール簡易な変更管理インタフェース変更オーダーからの品目の編集変更オーダーの編集変更オーダー・ワークフロー変更オーダーの処理変更オーダーでの処理ログの使用方法変更オーダーの作成および管理方法変更オブジェクトの取消重複変更明細の移動変更オーダーの通知変更オーダー承認プロセス変更オーダーに関するFAQ

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変更オーダーの概要変更オーダーを使用すると、ユーザー定義品目属性、構成、梱包、関連付けおよび品目改訂に対する変更を処理できます。

製品データ・スチュワードおよび製品マネージャは、製品変更オーダーを管理できます。事前定義済変更オーダー・タイプ内での変更オーダーの作成、製品変更の作成、製品変更の表示、レビューおよび承認のための変更の発行、変更ステータスの追跡、および予定日の変更の実装を実行できます。

変更は、変更オーダーが正常かつ検証済の状態で完了するように、正式なレビューおよび承認ワークフローを通じて送信されます。

注意: 「製品開発」作業領域では、明細レベルでの変更オーダーの承認はサポートされません。

個々の組織に基づいて実装スケジュールを適応させる柔軟性を確保しながらも、事前定義された伝播ルールを使用して変更オーダーを複数の組織に伝播することで、品目構成に対する変更を他の組織で実装できます。

処理および実装でのボトルネックを回避するために、変更オーダーの個別の明細を既存または新規の変更オーダーに移動できます。

注意: 製品ハブ・ユーザーは、水平タブまたはサイド・タブから変更オーダーにアクセスできます。ヘルプ・トピックで示されているナビゲーションとユーザー・インタフェースのナビゲーションが異なる場合は、管理者が簡易な変更管理インタフェースを有効にしている可能性があります。異なるインタフェースを使用するには、管理者に連絡してください。

変更オーダーの変更内容変更オーダーは、事前定義済の変更オーダー・タイプ内で作成し、品目情報を変更して、その情報をレビューと承認のためにルーティングします。

変更オーダーにより、次のことが変更されます。

品目仕様: 標準運用品目属性およびユーザー定義品目属性を変更します。品目構成: 品目構成を追加、更新および削除します。

注意: コンポーネントは、変更オーダーによってのみ無効化できます。

梱包: 梱包および梱包属性を追加、更新および削除します。

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関連: 品目サプライヤ・サイト組織関連を追加し、既存の関連を削除し、既存の品目サプライヤ属性を変更します。改訂: 品目情報の変更時に品目の新規改訂を作成します。

品目構成への変更は、変更オーダー・タイプに関連付けられたルールを通じて別の組織に伝播できます。

変更オーダーの作成場所次に示すいずれかの方法で、「変更オーダーの作成」プロセスにアクセスします。

「タスク」パネル・タブで「変更オーダーの管理」リンクを選択します。「変更オーダーの管理」ページで「作成」アイコンをクリックします。「変更オーダーの管理」ページの「処理」メニューから「作成」をクリックします。

変更オーダーにより、選択した組織に固有の品目が変更されます。ただし、選択した変更オーダー・タイプに伝播ルールが関連付けられている場合は、変更される品目が有効化されている別の組織に品目構成に加えた変更をプッシュできます。

変更オーダー・タイプにより、変更オーダーが生成される数、変更内容が別の組織に伝播される方法、および変更オーダーの完了に必要なワークフローのステップの内容が決まります。

変更オーダーのヘッダー詳細には、優先度、事由、伝播ルールおよびユーザー構成の属性が含まれています。

「概要」タブでは、次に示す情報を指定します。

変更オーダーの完了に必要なタスク追加情報を提供する添付伝播情報

「明細』タブで、属性、構成、梱包および関連を変更する個別の品目を追加してアクセスします。

注意: 変更オーダーで変更可能な品目詳細のみが表示されます。たとえば、変更オーダーによるカタログ割当はサポートされていないため、それに該当するタブは品目詳細ページに表示されません。また、変更オーダーでは変更できない属性に対する「仕様」タブのリンクも表示されません。

承認のために変更オーダーを送信すると、変更オーダーの明細ごとの承認または拒否をトラッキングできます。

関連トピック

変更オーダー・タイプ

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タスクの作成と追跡変更オーダー(または変更要求)に関連するタスクのチェックリストを作成し、作業を個人に割り当てます。特定のタスクの完了をユーザーに対して必須に設定して、そのタスクを完了するまで、変更オーダー(または変更要求)が指定したステータスに進めないようにすることができます。

タスクの例には、次のものがあります。

機能仕様ドキュメントの準備。影響を受けるオブジェクトの原価属性のレビューおよび更新。規制属性を定義します。マーケティングおよび販売への情報の公開。

「タスク」表には、タスクの詳細の指定に使用できる次のフィールドが含まれています。

順序: タスクの実行順序を決定します。デフォルトでは、これは10ずつ増加します。必須: タスクが変更オーダーの進行に必須であることを示します。タスクが必須の場合は、「完了前ステータス」を指定する必要があります。割当先: タスクを割り当てる個人を指定します。開始以前ステータスおよび完了前ステータス: タスクを開始する必要があるステータスと、その前にタスクが完了している必要があるステータスです。希望入手日: タスクを完了する必要がある日付を示します。

変更オーダー・タスクの作成変更オーダー・タスクを作成するには、変更オーダーの定義または編集時に「タスク」表に明細を追加します。タスクを完了としてマークするか、タスクを取り消すには、「タスク・ステータス」列でステータスを変更します。既存の変更オーダー・タスクは、そのタスクのステータスが「オープン」の場合に変更できます。

関連トピック

変更オーダー・ステータス

変更オーダーの添付変更オーダー添付は、変更オーダーに関連する非構造化データです。変更オーダー添付の例として、CAD図面、テスト結果、仕様シート、URLが挙げられます。

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添付は、次のような任意のタイプのファイルにできます。

デスクトップまたは構成済リポジトリからのファイルおよびフォルダ。添付プロセス中に生成されたテキスト・ファイル。

URLリンクを添付として指定することもできます。

変更オーダー添付の管理添付は、変更オーダーの作成時に追加できます。添付の詳細を変更することも、オープン変更オーダーから添付を削除することもできます。

変更オーダーの伝播伝播ルールを使用すると、組織に変更オーダー伝播することで品目構成の変更を複数の組織で実施できるようになります(選択した組織ごとに変更オーダーを作成する必要がなくなります)が、個々の組織に基づいて実施スケジュールを適応させる柔軟性は維持されます。複数の組織に変更内容を伝播するために、組織階層を使用することもできます。

別の組織に変更内容を伝播する方法は、伝播ルールによって決まります。使用可能な伝播ルールは、変更オーダーに選択した組織と変更オーダーによって決まります。

変更オーダー・タイプで伝播ルールが構成されている場合、伝播組織が変更オーダー・ヘッダー、組織のデフォルト・リスト、または変更オーダー・タイプによって特定される組織階層に表示されます。変更オーダー・タイプで特定される別の組織や組織階層を選択できます。選択した伝播組織または階層に関連付けられた組織のリストは、「伝播組織」リージョンに表示されます。

変更オーダー・タイプで識別される特定の組織の伝播を有効にすることも、それらすべての組織の伝播を有効にすることもできます。

注意: 伝播は商業化変更オーダーにのみ適用可能で、構成変更のみを伝播できます。

品目の伝播の有効化変更オーダーで指定された品目が伝播組織に割り当てられていることを確認して、変更内容が反映されるようにする必要があります。

「品目」列には、この変更オーダーに含まれている品目の合計数と、それらのうち特定の組織の伝播が有効化されている品目の数が示されます。

注意: 品目と組織の伝播は、「変更オーダーの編集」ページでのみ有効化できます。「変

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更オーダーの管理」ページから保存済の変更オーダーを編集するには、検索結果表で変更オーダー選択して、「編集」を選択します。

変更オーダーは、表示モードで伝播できます。保存済の変更オーダーに「変更オーダーの管理」ページからアクセスするには、検索結果表で変更オーダー名をクリックします。

品目の伝播を有効にするには、「伝播詳細」ページの「品目」表で、その組織の行にある「伝播詳細」アイコンをクリックし、該当する品目を選択して、それらの品目の伝播を有効にするために「組織に割当」をクリックします。

品目構成コンポーネントの伝播からの除外品目構成のローカライゼーションの一環として、個別の組織が、変更オーダー発信元のマスターまたはソース組織からの品目構成に含まれるコンポーネントを使用することがあります。コンポーネントが存在しない場合、そのコンポーネントに対して作成された変更は伝播できなくなり、品目伝播でエラーが発生します。そうした伝播エラーを回避するために、コンポーネントに伝播する前に、変更オーダーからコンポーネントを除外できます。

品目構成コンポーネントを伝播から除外するには、組織の行にある「伝播詳細」アイコンをクリックします。「伝播詳細」ページの「品目」表で品目を選択して、その品目に関連付けられた構成と、その構成のコンポーネントを表示します。伝播の対象にしないコンポーネントの横にある「除外」を選択します。

他の組織に変更を伝播する方法変更オーダー・タイプに関連付けられた伝播ルールにより、特定のステータスでのワークフローの完了後に、変更オーダーで別の組織または組織階層に自動的に変更内容を伝播できることがあります。

ただし、変更オーダーを明示的に伝播するには、次のようにします。

「変更オーダーの管理」ページの検索結果表で変更オーダーを強調表示して、その変更オーダー内で選択したすべての組織に変更オーダーを伝播するために「伝播」を選択します。

注意: 予定済プロセスの出力ログ・ファイルを表示するには、「伝播組織」表の「伝播詳細」アイコンをクリックして、「伝播詳細」ダイアログ・ボックスを開きます。その後で、スケジュール済プロセス・アイコンをクリックします。

関連トピック

変更オーダー・タイプ変更オーダー・ステータス

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変更オーダーの伝播ルール変更オーダーの伝播ルールにより、1つの組織から1つ以上の別の組織に変更内容が伝播される方法が決まります。

これにより、組織に変更オーダーを伝播することで(選択した組織ごとに変更オーダーを作成する必要がなくなります)、個々の組織に基づいて実装スケジュールを適応させる柔軟性を確保しながら、複数の組織で変更を実装できます。複数の組織に変更内容を伝播するために、組織階層を使用することもできます。

伝播ルールの変更オーダー・タイプへの関連付け伝播ルールは、新規変更オーダーに選択した変更オーダー・タイプに関連付けられます。伝播ルールは、変更オーダー・タイプを作成するとき、または「伝播ルール」タブで既存のルールを編集するときに定義します。

変更オーダーの伝播元になる組織を指定します。指定したソース組織ごとに、変更オーダーの伝播が可能になる1つ以上のターゲット組織または組織階層を選択します。

各変更オーダー・タイプは、異なる組織からの伝播と異なる組織や組織階層への伝播をサポートするように構成できます。

変更オーダー・ステータスを使用した伝播の制御変更オーダー・ステータスは、変更オーダーが別の組織に伝播されるようにするタイミングを決定するために使用されます。

伝播ルールは、組織または組織階層ごとに追加します。

伝播対象の変更オーダー・ステータスを選択します。「自動伝播」を選択すると、変更オーダーが指定したステータスに移行したときに伝播ルールが自動的に実行されるようになります。伝播対象に選択した組織で伝播される変更のステータスを選択します。選択した組織内で伝播された変更は、このステータスに設定されます。指定した組織または組織階層のいずれかを伝播する組織の伝播のデフォルトとして設定します。

関連トピック

変更オーダー・タイプ変更オーダー・ステータス

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簡易な変更管理インタフェース簡易な変更管理インタフェースを使用すると、製品ハブ・ユーザーは水平タブのかわりにサイド・タブから変更オーダーにアクセスできます。簡易なインタフェースは、製品開発の変更オーダー・インタフェースと同様です。

簡易な変更管理インタフェースから、ユーザーは次の操作を行うことができます。

マスター組織および子組織から商業化変更オーダーを作成する。ユーザーは他の変更オーダー・タイプのみを表示できます。影響を受けるオブジェクトにレッドラインを引き、レッドライン・サマリーを表示する。ワークフローを使用して変更オーダーを促進または後退し、承認のための通知を開始する。変更オーダーが作成された組織に属する、影響を受けるオブジェクトを追加する。製品開発または製品ハブで作成された、影響を受けるオブジェクトを追加する。品目が製品開発で作成された場合、プロトタイプまたはプリプロダクションおよび生産ライフサイクル・フェーズにある品目のみを追加できます。商業化変更オーダーの品目構成でコンポーネント属性グループを編集する。予定済変更オーダーの有効日を変更する。変更後の日付は、品目構成内の更新されたコンポーネントの開始日から終了日までの日付である必要があります。商業化変更オーダーのワークフローを終了して再開する。変更オーダーが完了した場合以外に、変更明細を取り消す。

簡易な変更管理インタフェースの使用に関する考慮事項簡易な変更管理インタフェースで、次の操作を行います。

ユーザーは、コメントの投稿や割当によって、変更に関するディスカッションを開始できません。ユーザーは、EFFで改訂固有の変更を参照できず、サプライヤ・ユーザーからEFFは参照できません。

影響を受けるオブジェクトと変更明細との差異簡易な変更管理インタフェースと「製品開発」作業領域では、変更オーダーの影響を受けるオブジェクトを示す場合に「影響を受けるオブジェクト」を使用しますが、製品ハブでは「変更明細」を使用します。

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変更オーダーからの品目の編集品目の追加と品目変更の作成は、変更オーダーの作成時または編集時に実行できます。新規品目組織割当を作成することも、既存の品目組織割当を変更することもできます。「明細」タブで品目のリンクをクリックして、「品目の編集」ページにアクセスします。このページでは、品目詳細を管理できます。

注意: 「品目の編集」ページにアクセスするには、品目の有効日を指定して保存しておく必要があります。

「品目の編集」ページでは、次に示す品目詳細を編集できます。

仕様: 「仕様」タブでは、事前設定済の属性とユーザー構成された属性を変更できます。構成および梱包: 「構成」タブでは、新規コンポーネントの追加、既存のコンポーネントの削除およびコンポーネント属性の変更によって、新規構成の追加、構成のコピーおよび構成の変更を行うことができます。新規梱包の追加や梱包属性の変更によって、梱包を変更することもできます。

注意: 変更オーダーによって参照(共通)構成を変更することはできません。

関連: 「変更オーダーの編集」ページにアクセスして、変更オーダーの設定とコンテンツを変更します

変更オーダーによって、子組織に品目を割当てできます。このような割当ては、常に、マスター組織変更オーダーのコンテキストでのみ発生します。マスター組織から、子組織に品目を割り当てて、変更オーダーに変更を追加して、その変更オーダーを承認に向けてルーティングします。その後、品目は指定した日付に子組織で有効化できます。マスター組織からは、変更オーダーの作成、改訂した品目の追加、および変更オーダーのコンテキストでの品目組織割当の作成も可能です。適切なバッチ・レベルの変更オーダー・オプションを選択すると、バッチで品目組織割当を作成して、その割当を変更オーダーに追加することもできますただし、変更オーダーが必要とするルールが、そのような割当の際にトリガーされるときには、バッチ・オプションを明示的に設定していない場合でも、変更オーダーによって割当が伝達されます。変更サービスを使用して、変更オーダーに品目組織割当を追加することもできます

変更オーダーを管理する場合:

子組織の品目は変更オーダーで有効化できます。その品目は指定した日付にトランザクションで使用できるようになります。

変更オーダーの承認経路が有効化されている場合は、子組織の品目を有効化する前に、品目組織割当の承認を依頼できます。

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「要求コメントのスキップ」が選択されている場合、「オープン」ステータスへの変更オーダーの発行時に要求コメント通知はシード済割当先に送信されません。

注意: 要求コメントのスキップは、変更オーダー・タイプ別であり、すべての変更オーダー・タイプに及ぶことはありません。

変更オーダー詳細ページから品目詳細にアクセスするには、「明細」タブで品目のリンクをクリックして品目詳細ページにアクセスします。

変更オーダーの編集「変更オーダーの編集」ページから、変更オーダー定義のすべての側面をモニターおよび変更できます。

次の方法で「変更オーダーの編集」ページにアクセスできます。

新しい変更オーダーを作成するとき。「変更オーダーの管理」ページの検索結果から変更オーダーを選択し、「処理」メニューから「編集」を選択したとき。「変更オーダーの管理」ページの検索結果で変更オーダー・リンクをクリックして表示モードで変更オーダーにアクセスし、変更オーダー詳細ページから「編集」を選択したとき。

「変更オーダーの編集」ページから、変更オーダーのステータスに応じて、次に示すタスクを実行できます。

次の表に、変更オーダーのステータスに応じて実行できるタスクを示します。

ステータス 実行可能なタスク

ドラフト、オープン 優先度や事由などのヘッダー詳細を変更し、添付を追加または削除します。

ドラフト、オープン 変更オーダー・タスクの現在のステータスの変更します。

すべてのステータス 変更オーダー・タスクの現在のステータスをモニターします

ドラフト、オープン 明細詳細を変更し、将来の変更のために品目ページにアクセスします。

すべてのステータス ワークフロー内の変更オーダーの現在のステータスをモニターします。

すべてのステータス 変更で実行された処理をレビューします。

変更オーダーでは、そのステータスに応じたタスク(変更、モニターまたはレビュー)を実行できま

213

す。

関連トピック

変更オーダー・ステータス

変更オーダー・ワークフロー各変更オーダーは、変更オーダー・タイプに関連付けられた事前定義済のステータスとユーザー定義のステータスに基づいたプロセスに従います。ステータスの順序によって、変更オーダーのワークフローが定義されます。

変更オーダーのライフ・サイクルの各ステータスで、変更オーダーが次のステータスに促進される前に、指定の変更オーダー・タスクが完了している必要があります。

各変更オーダー・ワークフロー定義は、変更オーダー・タイプに関連付けられます。この定義により、ワークフローのステータスの順序が決まります。

事前定義済ステータスの「オープン」、「予定済」および「完了」は、どの変更オーダー・タイプにも必要です。変更オーダー・タイプは、ユーザー定義のステータスを含む追加ステータスを保持するように構成できます。最後のステータスの順序は、承認ステータスの後に「予定済」ステータスが続き、「予定済」ステータスの後に「完了」ステータスが続く必要があります。変更オーダーは、ステータスが自動的に促進されるように承認前に設定できます。承認後、変更オーダーは常に自動的に促進されるようになります。変更オーダーが「完了」ステータスになる前に、変更明細を取り消すことができます。

関連トピック

変更オーダー・ステータス

変更オーダーの処理変更の伝播、変更オーダー間での明細の移動および変更オーダーのライフサイクル管理は、「変更オーダーの管理」の「処理」メニューで使用可能な変更オーダーの処理を使用して実行できます。

「製品情報管理」作業領域での処理変更オーダーを選択して、次に示すいずれかの処理を実行します。

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「促進」および「後退」: 変更オーダーをその変更オーダー・タイプのワークフローにおける次のステータスに手動で促進または後退します。変更オーダー・タイプに関連付けられたワークフローにより、変更オーダーは、特定のステータスでのワークフローの完了後に、次のステータスに自動的に促進または後退されるようになります。保留: 変更オーダーを保留状態にします。この変更オーダーに、その先の処理を実行できなくなります。保留解除: 変更オーダーの保留状態を解除して、その先の処理を実行できるようにします。取消: 変更オーダーのステータスを取消済に設定します。変更オーダーの品目に定義した変更は破棄されます。伝播: 選択した変更オーダーを選択した子組織に伝播します。変更明細の移動: 選択した変更明細を同じ組織内の新しい変更オーダーに移動します。明細は、「下書き」、「オープン」、「取消済」または「否認済」のステータスで移動できます。変更明細の再スケジュール: 予定済変更オーダーの有効日を変更します。変更後の日付は、品目構成内の更新または無効化されたコンポーネントの開始日から終了日までの日付である必要があります。開始日と終了日が手動で指定された、品目構成内の新規品目コンポーネントを含む変更明細を再スケジュールした場合、再スケジュールは開始日にのみ影響し、終了日は変更されません。レポートの生成: 選択した変更オーダーに関する詳細レポートを生成します。

関連トピック

変更オーダー・タイプ変更オーダー・ステータス

変更オーダーでの処理ログの使用方法処理ログは、「変更オーダーの編集」ページのタブで使用できます。処理ログには、変更オーダーに対して実行または投稿されたすべてのアクション(および関連するコメント)が表示されます。処理ログには、アプリケーションにより生成されるメッセージも含まれています。

処理ログからは、新規コメントの投稿と割当によるディスカッションの開始、要求されたコメントへの応答、または特定のコメントへの返信を実行できます。これにより、変更オーダーのコンテキストでスレッド型のディスカッションを作成します。

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変更オーダーの作成および管理方法「変更オーダーの管理」ページからは、新規変更オーダーのコピーまたは作成、既存の変更オーダーの変更、レビューまたは削除を実行できます。

変更オーダー管理タスクのセットは次のとおりです。

新規変更オーダーの追加、または既存の変更オーダーの複製。「変更オーダーの編集」ページにアクセスして、変更オーダーの設定とコンテンツを変更します。

変更オーダーによって、子組織に品目を割当てできます。このような割当ては、常に、マスター組織変更オーダーのコンテキストでのみ発生します。マスター組織から、子組織に品目を割り当てて、変更オーダーに変更を追加して、その変更オーダーを承認に向けてルーティングします。その後、品目は指定した日付に子組織で有効化できます。マスター組織からは、変更オーダーの作成、改訂した品目の追加、および変更オーダーのコンテキストでの品目組織割当の作成も可能です。適切なバッチ・レベルの変更オーダー・オプションを選択すると、バッチで品目組織割当を作成して、その割当を変更オーダーに追加することもできますただし、変更オーダーが必要とするルールが、そのような割当の際にトリガーされるときには、バッチ・オプションを明示的に設定していない場合でも、変更オーダーによって割当が伝達されます。変更サービスを使用して、変更オーダーに品目組織割当を追加することもできます

レビューのために変更オーダー詳細にアクセスします。変更オーダーは、削除グループに追加することで削除します。変更オーダーのライフ・サイクルを管理するには、変更オーダーの処理の「促進」、「後退」、「保留」、「保留解除」および「取消」を使用します。変更オーダー・タイプに定義された伝播ルールに基づいて、変更オーダーを別の組織または組織階層に手動で伝播します。ある変更オーダーから新規または既存の変更オーダーに明細を移動します。変更オーダー詳細レポートを生成します。

変更オーダー詳細の表示変更オーダー詳細ページにアクセスするには、「変更オーダーの管理」ページの検索結果表で変更オーダーの名前をクリックします。

変更オーダー詳細ページでは、次に示すタスクを実行できます。

伝播情報を変更します。変更オーダーの現在のワークフロー ・ステータスをモニターします。

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変更オーダー・タスクの現在のステータスをモニターします変更オーダーで実行された処理をレビューします。

関連トピック

変更オーダー・ステータス

変更オブジェクトの取消変更オーダーが予期しない理由でスタックしている場合は、「履歴」タブと「ワークフロー」タブで詳細を確認してください。ワークフローに応じて、変更オーダーまたは変更明細(影響を受けるオブジェクト)を取り消すことができます。

変更オーダーおよび変更明細を取り消す前に知っておく必要がある事項がいくつかあります。

変更オーダーを手動で取り消します。「変更オーダーの取消」処理を使用します。次に、完了以外のすべての変更明細が取り消され、変更オーダー・ステータスが「取消済」に設定されます。

注意:暫定承認または承認ステータスの変更オーダーを取り消すには、変更オーダーの再スケジュール権限が必要です。

変更明細を手動で取り消します。「取消」処理を使用します。

変更明細の自動取消:

変更明細の実装またはアクティブ化時にアプリケーションでエラーが発生した場合、変更明細は自動的に取り消されます。この場合は次のようになります。

どの変更明細が自動的に取り消されたかを示すエントリが、「履歴」タブに表示されます。変更明細ステータスは「取消済」として表示されます。

変更明細を続行するには、別の変更オーダーに移動できます。

重複変更明細の移動変更明細(または影響を受けるオブジェクト)を移動する前に知っておく必要があることを次に示します。

有効日が異なる場合は、重複する変更明細を移動できます。2つ以上の重複する変更明細を1つの変更オーダーから別の変更オーダーに移動する必要があ

217

る場合は、すべての明細を選択して1つの処理で移動する必要があります。ターゲット変更オーダーで変更明細が取り消された場合、変更明細と同じ品目をターゲット変更オーダーに再度移動することはできません。ターゲット変更オーダーに同じ品目を移動する前に、取り消された変更明細を削除するか、別の変更オーダーに移動する必要があります。

変更オーダーの通知変更オーダーのライフ・サイクルを通して割当先に通知が送信されます。

次の表に、各ステータス・タイプに使用できる様々なタイプの通知を示します。

ステータス・タイプ

FYI変更オーダーの作成と割当

コメントの要求

FYIタスク通知

処理ログ表からのコメントの要求

承認通知

ドラフト はい いいえ いいえ はい いいえ

オープン はい はい はい はい いいえ

暫定承認 いいえ いいえ はい はい はい

承認 いいえ いいえ いいえ はい はい

予定済 いいえ いいえ いいえ はい いいえ

完了 いいえ いいえ いいえ はい いいえ

変更オーダーが発行されると、割当先、承認者および要求者に通知が送信されます。通知は、ステップの開始時にステップの各担当者に送信されます。

各タスクの割当先には、統合された通知も送信されます。

FYI通知は、その通知が「スケジュール済」ステータスまたは「完了済」ステータスに移行したときに、変更オーダーの明細とヘッダーの作成者、割当先、要求者および承認者に送信されます。

変更オーダーが承認または否認されると、作成者、要求者および割当先に通知が送信されます。承認ルーティング・ワークフローが中断された場合、ステップ内の割当済ワークフロー・プロセスに関する通知を以前に受信した承認ルーティング内のすべての担当者に通知が送信されます。

承認経路ワークフローは、「ワークフローの終了」コマンドを使用することで、完了を除く任意の

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ポイントで終了できます。関連する通知は、割当先のワーク・リストから削除されます。ワークフローの終了は、たとえば、ワークフローが目的どおりに完了できなくなる不測の事態の際に必要になることがあります。

注意: 事前定義済の要求コメント通知は、「オープン」ステータスに関連付けられます。この通知に応答が設定されるまで、変更オーダーを次のステータスに移動することはできません。その後、通知は割当先および要求者に自動的に送信されます。

この自動通知は、担当者を削除することでバイパスできます。通知がバイパスされ、BPELプロセスが自動的に促進するように設定されている場合、変更オーダーは自動的に次のステータスに移動します。それ以外の場合は、変更オーダーを手動で次のステータスに移動する必要があります。

関連トピック

変更オーダー・ステータス

変更オーダー承認プロセス変更オーダーは、承認経路の正常な完了によってのみ承認できます。変更オーダーの作成時に、承認経路は承認ルールに基づいて自動的に作成されます。または、「品目変更オーダー管理職務」権限を付与されたユーザーが手動で作成します。

承認経路は、1つ以上の承認ステージで構成されます。各承認ステージでは、ワークフロー・プロセスと担当者を指定します。たとえば、承認または要求コメントを要求するステージを作成できます。また、「暫定承認」ステータスを持つステージを作成することもできます。

「要求コメントのスキップ」は、オープン・ステータスで使用できます。これを選択すると、要求コメント通知はシードされた担当者に送信されなくなります。

「要求コメントのスキップ」が有効化されていて、オープン・ステータスに自動前進が定義されている場合、ドラフトからの変更オーダーの送信時に、変更オーダーは自動前進に設定したステータスにプッシュされます。

各品目に対する変更の作成後、変更オーダーは承認ワークフローに向けて送信されます。

変更オーダーが送信されるときに、担当者に通知が送信されます。統合された通知は、承認プロセスのステージごとに該当する各担当者に送信されます。各承認者は、AMXで承認タスクに指定されている有効期限日より前に応答するようにリクエストされます。必要とされる日付までに応答していない承認者が、指定の間隔で通知を受信するようにリマインダー通知を設定できます。

変更オーダーの承認ステータスにより、承認の進行状況をレポートします。承認者のリストと各承

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認者が実行した処理は、履歴の一部として取得され、承認の通知に表示されます。

承認者は、変更オーダーの各明細を承認することも、変更を拒否することもできます。

注意: 「製品開発」作業領域では、明細レベルでの変更オーダーの承認はサポートされません。

タスクは、変更オーダーが承認または否認されたときに、作成者、要求者および割当先にEメール通知が送信されるように設定できます。承認経路ワークフローが停止されたときには、承認ステージで割り当てられたワークフロー・プロセスについて以前に通知されていた通知経路内のすべての関係者に電子メール通知が送信されるように設定できます。

変更オーダー・タイプは、ユーザー・グループの単一のメンバーによって要求が承認されるように設定できます。「設定および保守」領域の「変更オーダー・タイプの管理」タスクから、「ワークフロー」タブで変更オーダー・タイプを編集して承認ステップを選択します。そのステップのステータス詳細の承認アクティビティについて、「次からの応答要」を「1」に設定します。グループの1人のメンバーが変更を承認したときに、その承認ステップに対するグループ内の別の承認者への通知が取り下げられ、その次のステップの承認者に通知が送信されます。

変更オーダー明細の承認者の割当は、ルールによって管理されます。変更オーダーのヘッダーについては、ヘッダー承認ステージの暫定承認ステップまたは承認ステップのステータス詳細で割当方法(ルール・ベースまたはユーザー定義)を選択できます。ユーザー定義割当を選択する場合は、「割当先」コントロールを使用して承認者を選択します。

オプションとして承認者を割り当てることができます。単一のオプション承認者は、変更オーダーを拒否できますが、オプション承認者からの承認は無視されます。オプションの承認者を割り当てるには、暫定承認ステップまたは承認ステップのステータス詳細の「オプションの承認」行にある「割当先」コントロールを使用して承認者を選択します。

注意: 「ドラフト」または「オープン」の変更オーダーの場合、それらの明細は新規変更オーダーまたは別の既存の変更オーダーに移動できます(該当する明細が承認ワークフローを妨げない場合)。

「次からの応答要」が「1」に設定されている場合、承認者が通知の「要求」処理を選択すると、その通知は別の承認者による変更がロックされます。ただし、最初の承認者が未要求処理を選択すると、そのロックが解除されます。

変更オーダーの暫定承認通知または承認通知では、「品目」表の「梱包タイプ」列がデフォルトで非表示になっています。変更オーダーの品目に関連付けられている梱包タイプを表示するには、「表示」メニューから「梱包タイプ」を選択します。

変更オーダー承認通知で品目リンクを使用すると品目に移動できます。その結果の読取り専用の品目ページは、別のウィンドウで表示されます。通知から品目のドリルダウンしたときの最初の表示は、品目全体のコンテキストでの変更を表示する品目表示です(変更オーダーでサポートされてい

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る場合)。その後で、変更を表示する品目表示に切り替えできます。

承認者は、その承認者がアクセス可能な品目の側面のみを確認できます。変更オーダーに対する次のタスクも実行できます。

詳細情報の要求再割当エスカレート一時停止

関連トピック

変更オーダー・タイプ

変更オーダーに関するFAQ

既存の変更オーダーに基づいて新しい変更オーダーをどのようにして作成しますか。「別名保存」処理を使用して、新しい変更オーダーを作成できます。ダイアログ・ボックスで、次のようにします。

新しい変更オーダーの変更タイプを選択します。影響を受けるオブジェクト、添付および関連を新しい変更オーダーにコピーするように選択します。コピーできるオブジェクトは、作業領域によって異なります。

変更オーダー添付の有効なオブジェクトとは何ですか。変更オーダー添付は、任意のタイプのローカル・ファイル、リポジトリ・ファイルまたはフォルダ、URLリンクまたはテキストになります。これらのオブジェクトは、変更オーダーのヘッダーと個別の明細の両方に添付できます。添付されたコンテンツは検索できません。

どのようにすると変更オーダーの品目に対する変更の詳細が見つかりますか。変更オーダー承認通知の品目には、品目の番号で提示されたリンクを使用して移動できます。その結果の読取り専用の品目詳細ページは、別のウィンドウで表示されます。品目詳細から、「変更オーダー明細の表示」リンクを使用すると、レッドライン・モードで品目に対してスケジュールされた変更を表示できます。

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「変更オーダーの管理」ページで、変更オーダーのリンクをクリックします。「明細」タブで、品目に対応する「品目の変更」をクリックして「品目の変更」ページにアクセスします。

通知からのドリルダウンによる最初の表示は、変更オーダーのコンテキストでの品目ビューです。その後で、レッドライン・モードでの品目変更のみの表示に切り替えることができます。

注意: 「品目の変更」ページには、この変更オーダーによって品目に加えられた変更のみが表示されます。承認者は、その承認者がアクセス可能な品目の側面のみを確認します。

どうのようにすると変更オーダーの品目コンポーネントに対する変更の詳細が見つかりますか。「変更オーダーの管理」ページで、変更オーダーのリンクをクリックします。「明細」タブで、品目の「品目変更」アイコンをクリックして「品目変更」ページにアクセスし、「構成変更」テーブルの「コンポーネントの変更」アイコンをクリックして特定の品目コンポーネントに関する変更情報にアクセスします。

どのようにすると変更オーダー明細を移動できますか。「変更オーダーの管理」ページで、検索結果を開いて、同一の組織内の1つ以上の変更オーダーから明細を選択して、「変更明細の移動」を選択します。「変更明細の移動」ダイアログ・ボックスでは、選択した変更明細の移動先になる既存の変更オーダーを選択することも、「変更オーダーの作成」を選択して新規変更オーダーに変更明細を移動することもできます。変更明細を移動するための新規変更オーダーを作成する場合は、その変更オーダーにヘッダー情報を入力する必要があります。

移動できるのは、商業化変更オーダーの変更明細のみであることに注意してください。

取下げと削除の違いは何ですか。「取下げ」は、品目が変更オーダーに割り当てられる前に追加されたコンポーネントを削除するために使用します。

「削除」は、品目が変更オーダーに割り当てられた後に追加されたコンポーネントを削除するために使用します。

「製品情報管理」作業領域で作成した変更オーダーを保護するには、どうすればよいですか。「製品開発」作業領域から変更オーダーにアクセスします。「セキュリティ」サイド・タブを使用してアクセスを制限します。変更オーダーのレビューおよび承認を担当するユーザーを選択できま

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す。ロールを選択し、それを使用して変更オーダーの可用性を制限することもできます。それ以外に、変更オーダーのデータ・セキュリティ権限も提供する必要があります。

変更オーダーに品目を割り当てることができないのはなぜですか。製品ハブで作成された品目を製品開発の変更オーダーに割り当てることはできません。

また、次のことに該当する品目は、製品ハブで商業化変更オーダーに割り当てることはできません。

製品開発で作成され、かつ設計ライフサイクル・フェーズにあります。

変更オーダーの情報が、水平タブではなくサイド・タブに表示されるのはなぜですか。管理者が「製品ハブ」作業領域で簡易な変更管理インタフェースを有効にしています。

変更オーダーを編集できないのはなぜですか。変更オーダーが製品ハブで作成された場合、製品開発で変更オーダーを編集することはできません。反対に、製品開発で作成された変更オーダーを製品ハブで編集することはできません。

承認済の変更オーダー内の変更明細を取り消すことはできますか。はい。変更明細を取り消すと、変更オーダーで品目について定義した変更は破棄されます。たとえば、承認済の変更オーダーに障害品目があることがわかり、その品目が予定済状態にあるとします。障害を解決するには、変更明細を取り消し、別の変更オーダーを使用してその品目を再度処理します。

変更オーダーの取消処理と終了処理の違いは何ですか。取消を使用して、変更オーダーの処理をさらに停止します。変更明細は新規変更オーダーに移動でき、レッドラインを保持できます。

「終了」を使用して、ワークフローを一時的に停止し、同じ変更オーダーで再開します。

関連トピック

ワークフローの終了と再起動

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変更オーダー承認でコメントとパスワードが要求されたのはなぜですか。管理者が監査目的でコメントとパスワードのフィールドを必須として構成しているためです。ログイン・パスワードを入力してください。

承認で変更オーダーが失敗したのはなぜですか。変更オーダーの「履歴」タブを開いて、その変更オーダーの処理の順序をレビューします。実行されたアクションに応じて、コメントが表示されます。たとえば、2つの変更オーダーを同時に促進しようとして、有効日が30分以内の場合、30分を超える時間差を維持するようにコメントが表示されます。

「ワークフロー」タブを表示して、変更オーダー・ステータスを確認することもできます。

品目ページから、または変更オーダーを使用せずに、複数行の拡張可能フレックスフィールド属性を編集できますか。はい。ただし、属性の編集について設定された制限は、管理者が変更オーダー・ページからのみ削除する必要があります。

関連トピック

品目および変更オーダー・コンテキストでの属性の構成

スケジュール済変更オーダーが最終変更明細の取消で自動的に促進されるのはなぜですか。管理者が、変更オーダー・タイプに対して「取消のオートコンプリート」オプションを有効にしています。

最初の3つの変更明細が完了し、最後の変更明細がスケジュール済状態でスタックしたとします。そのため、スケジュール済変更明細を取り消します。この場合、変更オーダーは完了状態に自動的に促進されます。

関連トピック

変更オーダー・タイプ

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19d

Product Master Data Managementの使用

16 製品データ・インポートの管理この章の内容は次のとおりです。

インポート管理の概要インポート・マップを使用した形式品目およびSKU品目のインポート

インポート管理の概要FBDIによりインタフェース表を使用して、品目および品目関連情報をインポートできます。

ファイルベース・データ・インポート機能を使用してサード・パーティのアプリケーションや他のOracleアプリケーションから大量のデータをインポートするか、Oracle Supply Chain ManagementCloudで新しいデータを作成します。たとえば、製品データ・スチュワードは、ItemImportTemplate.xlsmテンプレートを使用して、新しい品目をOracle Fusion Product Hubにインポートできます。取引先品目、品目関連、顧客品目および顧客品目相互参照をインポートすることもできます。

次のオブジェクトをインポートに使用できます。

品目運用属性拡張可能フレックスフィールド属性添付

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品目関連付け組織割当サプライヤ・サイト組織関連

取引先品目顧客品目製造業者部品番号競合品目

品目関係性取引先品目関連関係品目相互参照GTIN

関連トピック

品目バッチ品目バッチの構成および梱包オプション品目バッチ・インポートとスケジューリングのオプション

インポート・マップを使用した形式品目およびSKU品目のインポート形式品目およびSKU品目をインポートするには、インポート・マップ・データ・ファイルで、形式品目およびバリアント属性の正しい値を指定する必要があります。

バリアント属性の単一の値セットを含む形式品目をインポートするには、「メイン」ノードにある「形式品目」フィールドにマップして、このフィールドにマッピングされるデータ・ファイル列の値を「はい」に設定します。

SKU品目をインポートするには、SKU品目に表示されるバリアント属性にマップし、「メイン」ノードにある「形式品目番号」属性にマッピングすることで形式品目番号を指定します。

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19d

Product Master Data Managementの使用

17 インポート・バッチの管理この章の内容は次のとおりです。

品目インポート・バッチの作成品目バッチ詳細の管理インポート・バッチに関するFAQインポート・マップを使用した品目のインポート品目添付のインポート付加フレックスフィールドのインポート品目インポートに関するFAQ

品目インポート・バッチの作成品目バッチの概要製品データ・スチュワードは、品目バッチを使用して、品目と関連エンティティ(構成、梱包、カテゴリ割当および複数の製品ソース・システムから参照する取引先品目など)をインポートできます。

品目バッチには次のオプションを使用できます。

インポート・オプションを使用すると、バッチ・ロードのスケジュール、ガバナンス、新規品目要求および製品変更のポリシーの指定が可能になります。バッチ・インポート中にデータが一貫性のあるクリーンなものになるように、品目バッチの

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データ品質オプションを使用して、品目を分類し、属性データを標準化して、品目データを照合します。

品目データのバッチへの追加および変更には、スプレッドシート、XML、CSVなどの区切りファイル、または業界標準のオープン・インタフェース表を使用できます。

関連トピック

インポート管理の概要

品目バッチ品目バッチを作成して、複数のソース・システムから、製品構成と梱包階層を含む品目データのセットをインポートします。

品目バッチ定義

新しい品目バッチ定義を作成するときには、ターゲット組織を指定して、製品ソース・システムとデータ品質オプションを指定します。指定されたスポーク・システムに基づいて、ソース・システムの管理時に定義されたオプションが設定されます。特定の品目バッチについて、これらのオプションをオーバーライドできます。また、インポート・バッチ・オプション設定を変更することもできます。

データ品質オプションにより、バッチ・インポート時に製品データをクレンジングするための品目バッチの照合ルールと標準化ルールが決まります。

品目バッチ・オプションを使用すると、バッチ・ロードのスケジュール、製品構成と梱包階層、および新規品目要求と変更オーダーのポリシーの指定が可能になります。

品目バッチへの品目の追加SQLやCSVなどの区切りファイルまたはFBDIを使用して、定義の保存後に品目を品目バッチに追加できます。

品目データは、次のようにインポートできます。

Microsoft Excelスプレッドシート: ダウンロードしたテンプレートに品目情報を入力してアップロードします。インタフェース表: インタフェース表に品目情報を入力してインポートします。インポート・テンプレートを使用する必要があります。インポート・マップ: 「品目バッチの管理」ページで品目バッチを作成し、「処理」→「バッチへの品目の追加」→「ファイルからアップロード」を選択します。「ファイルからアップロード」ダイアログ・ボックスで、インポート・マップ、ソース・データ・ファイルおよび添付する.zipファイル(添付をアップロードする場合)を指定して、「ファイル

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のアップロード」を選択します。

Microsoft Excelスプレッドシートを使用して、品目を追加できます。そのためには、「品目バッチの管理」または「品目の編集」ページに移動して、「処理」メニューから「バッチへの品目の追加」を選択します。

次のオブジェクトをインポートに使用できます。

品目構成および梱包取引先品目関連カテゴリ割当GTIN関係品目相互参照関係品目取引先品目

注意: インポートするオブジェクトとして「品目」を指定した場合は、指定した品目区分によって使用可能なインポート・フォーマットが決まります。

インポート・フォーマットにより、スプレッドシート使用してアプリケーションにインポートする品目区分のベース属性とユーザー定義属性が特定されます。指定したインポート・フォーマットにより、ダウンロードされるスプレッドシートと含まれる列が決まります。

関連トピック

製品スポーク・システム

品目バッチ・オプション品目バッチ・オプションは、インポートのスケジュールの設定、デフォルトの構成オプションと梱包オプションの定義およびインポートされる品目の新規品目要求と変更オーダーの作成管理に使用します。

品目バッチ・オプションは、製品ソース・システム定義に対して定義および関連付けられます。品目バッチ定義でソース・システムを指定するときに、ソース・システムに関連付けられたインポート・オプションがデフォルト設定として新規品目バッチ定義に含まれます。

これらの設定は、新規品目バッチの作成時または既存の定義の編集時に変更できます。

インポートする品目のタイプに応じて、次に示す1つ以上の領域で品目バッチ・オプションを指定できます。

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インポートおよびスケジューリング構成および梱包変更オーダー新規品目要求データ品質

外部バッチの場合、データ品質オプションは、製品ソース・システムが内部ソース・システムであるかどうかによって決まります。内部バッチの場合、データ品質オプションは、製品ソース・システムによって決まります。

関連トピック

製品スポーク・システム

品目バッチのデータ品質をチェックするために使用できるオプションデータ品質オプションは、ソース・システムの定義時に指定することも、「アップロード時にデータ品質をチェック」を選択することで、インポート・バッチ定義で指定することもできます。Oracle Fusion Product Hubで作成される品目は、自動的にデータ品質チェックを通過しますが、バッチを使用して更新した品目は手動でデータ品質チェックを開始する必要があります。クレンジング・プロセスにより品目を分類し、属性を標準化して、製品ハブに存在する可能性のある一致または重複を特定します。

データ品質のチェック・オプション

「アップロード時にデータ品質をチェック」オプションの選択時に使用可能になるオプションは、データ・ソースによって決まります。

サード・パーティのソース・システムから品目が作成または更新される場合は、次に示すオプションが使用可能になります。

単一一致を確認不一致を新規品目として確認

Oracle Fusion Product Hubで品目が作成または更新される場合は、次に示すオプションが使用可能になります。

不一致を新規品目として確認

「単一一致を確認」オプション

「単一一致を確認」データ品質オプションの動作は、データ・ソースによって決まります。

品目がサード・パーティのソース・システムから作成される場合や手動でインポートされる

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場合、動作の結果は次のようになります。単一一致は「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「確認」になります。複数一致または一致なしは「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「未確認」になります。「単一一致を確認」が選択されていない場合は、すべての品目が「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「未確認」になります。

品目がサード・パーティのソース・システムから作成される場合やデータ・ロード時にインポートされる場合、動作の結果は次のようになります。

「インポート済」タブに単一一致が表示されます。複数一致または一致なしは「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「未確認」になります。「単一一致を確認」が選択されていない場合は、すべての品目が「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「未確認」になります。

品目がサード・パーティのソース・システムから更新される場合や手動でインポートされる場合、動作の結果は次のようになります。

相互参照が存在する場合、データ品質チェックは実行されず、「進行中」タブに品目が表示され、「照合処理の編集」の値は「確認」になります。「単一一致を確認」が選択されておらず、相互参照が存在し、データ品質チェックが実行されない場合は、「進行中」タブに品目が表示され、「照合処理の編集」の値は「確認」になります。

品目がサード・パーティのソース・システムから更新される場合やデータ・ロード時にインポートされる場合、動作の結果は次のようになります。

相互参照が存在する場合、データ品質チェックは実行されず、「完了」タブに品目が表示されます。「単一一致を確認」が選択されておらず、相互参照が存在し、データ品質チェックが実行されない場合は、「完了」タブに品目が表示されます。

不一致を新規品目として確認

「不一致を新規品目として確認」データ品質オプションの動作は、データ・ソースによって決まります。

品目がサード・パーティのソース・システムから作成される場合や手動でインポートされる場合、動作の結果は次のようになります。

一致のない品目は「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「確認」になります。単一一致または複数一致がある品目は「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「未確認」になります。

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「不一致を新規品目として確認」が選択されていない場合は、すべての品目が「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「未確認」になります。

品目がサード・パーティのソース・システムから作成される場合やデータ・ロード時にインポートされる場合、動作の結果は次のようになります。

一致のない品目は「完了」タブに表示されます単一一致または複数一致がある品目は「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「未確認」になります。「不一致を新規品目として確認」が選択されていない場合は、すべての品目が「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「未確認」になります。

品目がサード・パーティのソース・システムから更新される場合や手動でインポートされる場合、動作の結果は次のようになります。

相互参照が存在する場合、データ品質チェックは実行されず、「進行中」タブに品目が表示され、「照合処理の編集」の値は「確認」になります。「不一致を新規品目として確認」が選択されておらず、相互参照が存在する場合、データ品質チェックは実行されず、「進行中」タブに品目が表示され、「照合処理の編集」の値は「確認」になります。

品目がサード・パーティのソース・システムから更新される場合やデータ・ロード時にインポートされる場合、動作の結果は次のようになります。

相互参照が存在する場合、データ品質チェックは実行されず、品目は「インポート」タブに表示されます。「不一致を新規品目として確認」が選択されていない場合に相互参照が存在すると、データ品質チェックは実行されず、品目は「インポート」タブに表示されます。

品目が製品データ・ハブから作成または更新される場合やデータ・ロード時にインポートされる場合、動作の結果は次のようになります。

一致のない品目は「インポート」タブに表示されます。単一一致または複数一致がある品目は「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「未確認」になります。「不一致を新規品目として確認」が選択されていない場合は、すべての品目が「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「未確認」になります。

品目が製品データ・ハブから作成または更新される場合や手動でインポートされる場合、動作の結果は次のようになります。

一致のない品目、あるいは単一一致または複数一致がある品目は「進行中」タブに表示され、「照合処理の編集」の値は「未確認」になります。

関連トピック

データ品質

品目バッチ・インポートとスケジューリングのオプション

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品目バッチのインポートとスケジューリングのオプションを使用すると、インポートのスケジュール設定および品目相互参照インポートの指定が可能になります。

相互参照のみ

「品目バッチの作成」ダイアログで「相互参照のみ」を選択すると、ソース・システムのデータはインポートされません。ソース・システム品目の相互参照は、Oracle Fusion Product Hubの照合済品目、新規品目または相互参照品目で作成されます。

注意: 「相互参照のみ」オプションは、品目バッチの作成時にのみ選択できます。品目バッチ定義で指定したソース・システムが、「製品情報管理データ・ハブ」の場合、「相互参照のみ」オプションは選択できません。

「相互参照のみ」を選択すると、新規品目要求および変更オーダーの品目バッチ・オプションは使用できません。ただし、構成と梱包にはオプションを設定できます。

スケジュール

品目バッチで指定されたデータがインポートされるタイミングを決定します。

データ・ロード時: インポート・プロセスは、データのアップロード時にすぐに実行されます。手動(デフォルト): データのインポートを後で実行できます。日付および時間の指定: 品目バッチで確認済の品目または構成をインポートする日付と時間を指定できます。

品目処理

「品目処理」オプションによって、品目を個別にインポートするか、またはバンドルとしてインポートするかを指定します。バンドル・オプションを選択した場合は、バンドルに含まれる品目の1つでもインポートの検証に失敗した場合、バンドルに含まれるすべての品目がインポートされません。このオプションは通常、GDSNデータ・プールからデータをインポートするときに使用します。

関連トピック

品目改訂

品目バッチの新規品目要求オプション品目バッチの新規品目要求のオプションを使用すると、品目または構成のインポート時に、新規品目リクエストの作成または既存の新規品目要求への追加が可能になります。

235

基本的な新規品目要求オプションは次のとおりです。

品目当たり1つ品目区分当たり1つ品目バッチ当たり1つ品目バンドル当たり1つ

「品目バンドル当たり1つ」を選択すると、結果の新規品目要求には、同一のバンドル(通常は梱包を示します)で特定される品目のみが含まれます。その結果として、梱包に属するすべての品目が1つの新規品目要求に含まれるようになります。

「すべての品目を追加」チェック・ボックスは、インポート・バッチ内のすべての品目をインポートして、それらの品目を新規品目要求にルーティングする(その品目に定義されている品目区分の要件をオーバーライドする)場合に選択できます。

すべての新規品目要求のオプションについて、変更の承認を必要とするルールに関連付けられた品目は、新規品目要求に追加されます。必要な場合は、インポートされるすべての品目を新規品目要求に追加するように指定できます。

「品目区分当たり1つ」を選択する場合は、新規品目要求を作成するか、既存の品目要求に追加するかを指定します。

新規品目要求の一部としてインポートされる品目が後で拒否された場合は、別の新規品目要求を作成して拒否された品目詳細を1つずつ移動するのではなく、その品目を品目バッチの一部として再送信しできます。インポート・バッチで品目を再送信すると、その品目の「承認ステータス」フィールドには、そのインポートで作成された新規品目要求へのリンクが含まれます。

注意: 品目バッチの作成時に「相互参照のみ」オプションを選択すると、新規品目要求のオプションは使用できなくなります。

関連トピック

新規品目要求ワークフローのステータス

品目バッチの変更オーダー・オプション品目バッチの変更オーダーのオプションを使用すると、変更オーダーの作成または既存の変更オーダーへの追加が可能になります。

「変更オーダー」オプションを使用すると、バッチ・インポートで生成する新規変更オーダーの数を制御できます。

品目当たり1つ品目区分当たり1つ

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品目バッチ当たり1つ品目バンドル当たり1つ

「品目バンドル当たり1つ」を選択すると、結果の変更オーダーには、同一のバンドル(通常は梱包を示します)で特定される品目のみが含まれます。その結果として、梱包に属するすべての品目が1つのへ校オーダーに含まれるようになります。

品目バッチの作成時に「相互参照のみ」オプションを選択すると、変更オーダーのオプションは使用できなくなります。

「すべての品目を追加」チェック・ボックスは、インポート・バッチ内のすべての品目をインポートして、それらの品目を変更オーダーにルーティングする(品目に定義された承認ルールをオーバーライドする)場合に選択できます。

すべての変更オーダーのオプションについて、変更の承認を必要とするルールに関連付けられた品目は、変更オーダーに追加されます。必要な場合は、インポートされるすべての品目を変更オーダーに追加するように指定できます。

「品目バッチ当たり1つ」を選択する場合は、新規変更オーダーを作成するか、既存の変更オーダーに追加するかを指定します。

関連トピック

変更オーダーの変更内容変更オーダー・ワークフロー

品目バッチ変更オーダー・オプションの考慮事項次の表に、新規または既存の変更オーダーに品目または構成をインポートする際に適用される条件を示します。

変更オーダー・タイプ(新規または既存の変更オーダー) 追加可能 追加不可

商業化変更オーダー 製品ハブで作成された品目。製品開発で作成され、プリプロダクションまたはプロトタイプおよび生産ライフサイクル・フェーズにある品目。

NIRに存在する品目。未承認品目。設計ライフサイクル・フェーズにある品目。

設計変更オーダーおよび改訂管理のない変更オーダー

製品開発で作成された品目。設計ライフサイクル・フェーズにある品目。

NIRに存在する品目。

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未承認品目。

品目バッチの構成および梱包オプション品目バッチ構成オプションを使用すると、定義済の品目構成、構成の有効性の制御方法、および更新する構成コンポーネントを指定できます。品目バッチの梱包オプションを使用すると、更新する梱包コンポーネントを指定できます。

構成有効性管理

次に示すコントロールにより、製品構成コンポーネントが有効に変更される時期を決定します。

日付: 有効性は指定した日付に基づきますモデル・ユニット番号: 有効性はユニット番号に基づきますシリアル: 有効性は品目の各ユニットに割り当てたシリアル番号に基づきます

更新オプション

変更された梱包コンポーネントまたは構成コンポーネントのみの更新を選択することも、すべてを更新することもできます。

関連トピック

製品構成の更新方法品目構成

品目バッチ詳細の管理品目バッチの内部バッチ品目データ品質チェック・プロセスの一部として、ソース品目からアップロードされている重複品目が識別されます。これらの重複品目は、類似のソース・システム品目のグループに編成された「内部バッチ」ページに表示されます。

各グループの品目を比較し、次のいずれかの処理を実行します。

含む: 品目をOracle Fusion Product Hubに含めます。除く: 品目をこのインポートおよび後続のすべてのインポートから除外します。次にバッチ内の同じ品目データをアップロードするときに、そのバッチの「除外」タブに表

238

示されます。相互参照: ソース・システム品目の間に相互参照を設定します。このソース品目は「相互参照」タブに表示されます。切替: ソース・システム品目の最上位ノードを選択した子ノードに置換します。

品目バッチ内の内部バッチ品目と相互参照この例では、内部バッチ品目として識別されるインポート対象の品目間の関係性、それらの品目と新しく作成される品目が相互に参照される方法を示します。

シナリオ

品目A、品目Bおよび品目Cという3つの新規品目が、スポーク・システムから品目バッチにアップロードされます。今回、このスポーク・システムから初めて品目がアップロードされます。

データ品質チェック・プロセスの一部として、ソース品目からアップロードされている重複品目が識別されます。これらの重複品目は、類似のソース・システム品目のグループに表示されるため、品目A、品目Bおよび品目Cは1つにグループ化されます。

バッチの送信前に、品目Aを含めて、品目Bを相互参照し、品目Cを除外するように処理を実行できます。

バッチが処理されると、一致が検出されなくなります。品目がインポートされる前の「進行中」タブには、次の情報が含まれています。

品目Aには「確認済」と表示されます。これは、一致なしを「新規」として確認するようにバッチ・オプションが設定されているためです。

品目Bには、データ品質チェックの結果として、品目Bから品目Aへの相互参照が表示されます

品目Cは除外されます。

インポート時に、品目Aソース・システム品目のために品目Dという名前でOracle Fusion ProductHubに新規品目が作成され、相互参照が設定されます。

「相互参照」タブには、品目Dから品目Aへの相互参照と、品目Dから品目Bへの相互参照が示されます。

品目Bから品目Aへの内部バッチ相互参照は、製品ハブの新規品目Dに対して再計算されます。

品目バッチ内の未確認品目バッチ内の品目に実行されるデータ品質チェックと品目照合チェックの結果を管理し、適切な処理を実行します。

239

データ品質チェックの結果

各品目のデータ品質チェックの結果は次のようになります。

分類: 品目を分類すると同時にカタログ・カテゴリに割り当てます。標準: 品目の属性値を標準化します。一致: Oracle Fusion Product Hub内の重複をチェックします。

照合結果

次に示す3つの一致結果タイプがあります。

複数一致: Oracle Fusion Product Hub内にソース品目に対して検出された一致が複数あります。単一一致: Oracle Fusion Product Hub内にソース品目に対して検出された一致が1つのみあります。一致なし: Oracle Fusion Product Hub内にソース品目に対して検出された一致はありません。

照合処理

未確認品目ごとに、照合処理をレビューおよび指定できます。

確認: Oracle Fusion Product Hub内の既存の品目とソース品目を照合します。除く: 品目をこのインポートおよび後続のすべてのインポートから除外します。次に同じ品目データがバッチ内でアップロードされると、その品目データは「進行中」タブに表示され、「照合処理」の値は「除外」に変更されます。無視: この品目を一時的にインポートから除外します。次に同じ品目データがバッチ内でアップロードされると、その品目データは「進行中」タブに表示され、「照合処理」の値は「含む」に変更されます。新規品目: Oracle Fusion Product Hub内のこのソース品目のインポート時に、新規品目を作成する必要があることを確認します。

未確認品目の管理

「進行中」タブでは、次に示すタスクも実行できます。

「進行中」タブに表示されている品目情報を変更することも、品目をさらに追加することもできます。そのためには、「処理」メニューから「スプレッドシートでの管理」を選択するか、「スプレッドシートでの管理」アイコンをクリックして、品目情報スプレッドシートをダウンロードします。未確認品目が構成または梱包に関連付けられている場合は、「構成」または「梱包」列のア

240

イコンをクリックして構成およびバッチ詳細を表示できます。構成または梱包を変更するには、「スプレッドシートでの管理」をクリックして、ダウンロードする適切なテンプレートを選択します。

スプレッドシートを更新してからアップロードして、変更を実施します。

未確認品目に変更を加えたら、「データ品質のチェック」をクリックして、追加のデータ品質チェックを実行します。

関連トピック

データ品質

品目バッチ内の確認済品目「進行中」タブでは、照合ルールを使用して照合および確認した品目をバッチ内の新規品目とともに管理します。

一致タイプ

一致タイプは次のとおりです。

単一一致: ソース品目に対して検出された一致が1つのみあります。複数一致: ソース品目に対して検出された一致が複数あります。一致なし: ソース品目に対して検出された一致はありません。

照合処理

確認済品目ごとに新規照合処理をレビューおよび指定できます。

未確認: さらに更新するために品目を「未確認」としてマークします。

注意: 相互参照を未確認にすることもできます。未確認品目に対する新しい一致を検出すると、その照合済品目のステータスは単一一致になります。インポート時に、既存の相互参照は期限切れにされ、新規相互参照がインポート日と同じ有効開始日で作成されます。

確認: 製品ハブ内の既存のソース品目と照合します。除く: 品目をこのインポートおよび後続のすべてのインポートから除外します。次にバッチ内の同じ品目データをアップロードするときに、そのバッチの「除外」タブに表示されます。無視: この品目を一時的にインポートから除外します。次に同じ品目データがバッチ内でアップロードされると、「進行中」タブに表示され、そのバッチについては「照合処理」の値が「除外」になります。

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確認済品目の詳細

強調表示された確認済品目について、次に示す詳細な情報が表示されます。

構成梱包カテゴリ割当関係

確認済品目のインポート

「インポート」を選択すると、すべての品目が製品ハブにインポートされます。

品目バッチ内の関係性「関係」タブで、「進行中」タブの各品目について、インポートされる関係性をレビューします(該当する場合)。

データに応じて、確認済品目の関係性は、最大4つの領域に編成されます。

関係品目取引先品目グローバル取引識別番号相互参照相互参照

関係品目

確認済の関係性は、代替品目、代替、優待品目などの事前定義済関係タイプとユーザー定義関係タイプに基づいてレビューできます。追加の品目属性によって関係性をさらに限定し、それらの関係性を段階的に導入または廃止する時期を有効日によって示します。

取引先品目

確認済品目の取引先品目との関係性をレビューできます。

GTIN相互参照

GTIN相互参照は、業界標準を使用して確認済品目を関連付けて、取引先品目のトラッキングと識別を可能にします。

相互参照

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相互参照により、複数のソース・システムから単一のマスター品目に統合された品目を識別します。

関連トピック

品目関係性の管理

品目バッチ内のカテゴリ割当「カテゴリ割当」タブでは、「進行中」タブの各品目に対するカタログ・カテゴリ割当をレビューできます。

このタブに表示された品目のカテゴリ割当は、2つの方法のいずれかで導出されます。

データ品質により品目を分類し、その品目は代替カタログ・カテゴリに割り当てることもできます。カテゴリ割当は、品目をバッチに追加するときに、「品目カテゴリ割当」を選択することで、品目に応じてインポートされます。

品目バッチ内のインポート済品目「完了」タブには、Oracle Fusion Product Hubにインポートされた品目がすべて表示されます。

インポート済品目の詳細

インポート済品目の各明細について表示される詳細とともに、品目コンポーネントについて次に示す別の詳細にもアクセスできます。

新規品目要求: 新規品目要求の名前をクリックして、「新規品目要求」サマリー・ページに移動します。変更オーダー: 変更オーダーの名前をクリックして、「変更オーダー」サマリー・ページに移動します。

品目インポート・ステータス

インポート済品目ごとに、次に示すインポート・ステータスのいずれかが設定されています。

成功: 品目とそれに関連するすべてのエンティティは正常にインポートされています。部分: 品目は正常にインポートされていますが、インポート中にそのエンティティの一部にエラーが発生しました。エラー: インポート中に、品目自体にエラーが発生しました。これらの品目は「エラー」タブに表示されます。

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インポート・ステータスが「部分」または「エラー」の品目を強調表示して、詳細を表示します。

エラーが発生したインポート済品目の更新

「エラー」タブに表示されている品目を変更するには、「処理」メニューから「エクスポート」を選択するか、「スプレッドシートでの管理」アイコンをクリックします。データを修正し、スプレッドシートの「アップロード」をクリックして変更内容を適用します。

品目バッチ内の除外済品目バッチ内の品目に対して実行されたデータ品質チェックと品目照合チェックの結果として、OracleFusion Product Hubにインポートされていない品目を管理できます。

除外ステータスは将来のバッチ・インポートでも品目に対して維持され、その品目は自動的に「進行中」タブに配置されます。「照合処理」の値は「除外」に変更されます。「無視」のマークが付いた品目は、そのバッチでのみ製品ハブにインポートされません。「除外」および「無視」のステータスは、「未確認」または「確認」に変更できます。「進行中」タブでステータスや照合処理を編集できます。

品目バッチ内の相互参照「関係」タブでは、ソース・システムおよび内部バッチ品目の相互参照をレビューできます。

このタブに表示される品目の相互参照は、次に示すいずれかの方法で特定されます。

品目バッチのインポートとスケジューリングのオプションを使用すると、品目相互参照のインポートの指定が可能になります「相互参照のみ」を選択すると、ソース・システムのデータはインポートされません。ソース・システム品目の相互参照は、Oracle Fusion Product Hubの照合済品目、新規品目または相互参照品目で作成されます。アップロードするソース品目の重複に関するデータ品質チェック。これらの重複品目は、類似のソース・システム品目のグループに編成された「内部バッチ」ページに表示されます。このページで選択した品目とソース・システムの品目の間に相互参照を設定できます。バッチが処理されるときに、内部バッチ相互参照は、Oracle Fusion Product Hubの新規品目に対する通常の相互参照に変換され、「相互参照」タブに表示されます。これは、そうした品目が別の品目バッチに含まれている場合、その品目は更新とみなされ、「品目バッチの編集」ページの「進行中」タブに配置されて、照合処理は「確認」になることを意味します。

注意: 相互参照を未確認にすることもできます。このようにすると、その品目は「進行中」タブに移動し、照合処理は「未確認」になります。未確認品目に対する新しい一致を検出すると、その照合済品目のステータスは単一一致になります。インポート時に、

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既存の相互参照は期限切れにされ、新規相互参照がインポート日と同じ有効開始日で作成されます。

品目バッチの拒否品目バッチは、次に示すいずれかの方法で拒否できます。

「品目バッチの管理」ページの検索結果表で品目バッチを強調表示して、検索結果表の「処理」メニューから「拒否」を選択します。「品目バッチの編集」ページにアクセスして、「処理」メニューから「拒否」を選択します。

注意: ステータスが「完了」の品目バッチは拒否できません。

品目バッチの再割当品目バッチは、次に示すいずれかの方法で別のユーザーに再割当できます。

「品目バッチの管理」ページの検索結果表で品目バッチを強調表示して、検索結果表の「処理」メニューから「再割当」を選択します。「品目バッチの編集」ページにアクセスして、「処理」メニューから「再割当」を選択します。

注意: ステータスが「完了」の品目バッチは再割当できません。

注意: 品目は、自分に割り当てられた品目バッチにのみ追加できます。

品目バッチの完了品目バッチは、次に示すいずれかのページに移動して、「処理」メニューから「完了」を選択することで完了できます。

「品目バッチの管理」ページ: 完了する品目バッチを検索して、強調表示します。「品目バッチの編集」ページ: 品目バッチを検索して、編集用にアクセスします。

注意: ステータスが「完了」の品目バッチを再割当したり、拒否することはできません。

インポート・バッチに関するFAQ

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バッチが自分に割り当てられていない場合、品目をバッチに追加できますか。いいえ。品目は、自分に割り当てられた品目バッチにのみ追加できます。

影響分析はどのように実行しますか。分析を実行するには、「ドラフト」ステータスのものも含めて、すべてのルールを適用することで条件をシミュレートします。「製品情報管理」作業領域で、「品目ルール・セットの管理」タスクを選択します。

関連トピック

ルール影響の分析

インポート・マップを使用した品目のインポートインポート・マップを使用した品目データのインポートの概要小売業者はスプレッドシートを使用してデータをアップロードする必要がある場合があります。サプライヤは、製品およびカタログ・データをカンマ区切り値(CSV)またはExtensible MarkupLanguage (XML)ファイルとして送信できます。サプライヤは、BMECat、eClassなどの業界標準の形式を使用できます。ユーザーはサプライヤが提供するデータをOracle Fusion Product Hubに提供またはアップロードする必要があります。

インポート・マップを使用して品目をインポートするときに実行できる機能の概要を次に示します。

データを再フォーマットせずに、インポート・バッチを通じて直接XML形式で取り込みます。

品目データをXML形式で直接インポート・バッチにアップロードします。データはOracleFusion Product Hubへのインポートに備えて処理され、インタフェース表に配置されます。XMLファイルをアップロードする場合、インタフェース表へのデータの移動が容易になるように、XMLファイルの要素をProduct Hubデータ列にマップします。XML要素をProduct Hubデータ列にマップした後、XMLファイルからデータをプレビューします。後で別のデータ・アップロードに再利用するために、マップされたデータ列を保存します。必要に応じて、関連するマップのみがサプライヤで使用されるように、保存されたマップをサプライヤにリンクします。データ・マップは親の品目区分から継承できます。

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インポート・マップは、任意のソース・システムの品目バッチにデータをアップロードする際に使用できます。XMLファイルのアップロード中にデータ・エラーが発生した場合は、データはアップロードされません。データ・エラーはエラーのタイプとともに識別され、ユーザーにレポートで表示されます。ユーザーがバッチ詳細にナビゲートしてインタフェース表のデータを参照できるように、XMLファイルのアップロードではすべてのデータ・レコードも前処理されます。

データを再フォーマットせずに、インポート・バッチを通じてネストされたXMLファイル形式で直接取り込みます。

品目データをネストされたXML形式でインポート・バッチに直接アップロードします。データはOracle Fusion Product Hubへのインポートに備えて処理され、インタフェース表に配置されます。ネストされたXMLファイルは、再帰的な繰返しXMLノードと属性のマッピングをサポートしています。ネストされたXMLファイルをアップロードして梱包および構成データをインポートする場合は、次のように操作します。

品目情報を含む親ノードをインポート・マップの「マスター・データ」リージョンの「品目」ノードにマップします。子品目の梱包および構成情報を含む再帰的親ノードを「マスター・データ」リージョンの「梱包」→「構成」ノードにマップします。たとえば、GDSNの場合、データ・スチュワードは、catalogueItem XMLノードを「マスター・データ」リージョンの「品目」ノードにマップし、catalogueItemChildItemLink XMLノードを「マスター・データ」リージョンの「梱包」ノードにマップします

ネストされたXMLデータ・ファイルの繰返しノードは、インポート・マップの「ソース・データ」リージョンに表示されます。繰返しノードがマップされている場合、対応する他の繰返しノードをマップすることはできません。再帰的なネストされたXMLは、構成または梱包階層がトップダウンで構築されているネストされたXMLを参照します。次に例を示します。

Parent Item

Child Item 1

Child Item 1A

XML属性は、XML要素の属性を参照します。たとえば、languageCodeは、<descriptionShort languageCode="en">ShortDescription</descriptionShort>のXML属性です。XML属性を次のようにマップできます。

XML属性は、インポート・マップの「ソース・データ」リージョンのそのXML要素の

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下に表示されます。「ソース・データ」リージョンのXML属性をインポート・マップの「マスター・データ」リージョンの品目属性にマップします。XML属性の値に基づいて、「ソース・データ」リージョンのXMLノードを「マスター・データ」リージョンの品目属性にマップします。そのために、製品データ・スチュワードはデコード関数を使用して式を作成できます。たとえば、<descriptionShort languageCode="en">ShortDescription</descriptionShort>など、様々な言語の摘要を含むXMLノードについて考えてみましょう。XML属性で指定された言語に基づいて、Item.Main.DESCRIPTION.US=decode([languageCode],'en',[descriptionShort],'')というデコード関数を使用してXMLノードをマップできます。languageCodeはXML属性、descriptionShortはXMLノードです。

製品データを再フォーマットせずに、インポート・バッチを通じてCSVファイル形式で直接取り込みます。

品目データをCSV形式で直接インポート・バッチにアップロードします。データはOracleFusion Product Hubにインポートされる前にインタフェース表で処理され、表に配置されます。CSVファイルをアップロードする場合、インタフェース表へのデータのプッシュが容易になるように、CSVファイルのメタデータ(列)をProduct Hubのデータ列にマップします。CSVの列を製品ハブのデータ列にマッピングした後で、CSVファイルからのデータをプレビューします。後で別のデータ・アップロードに再利用するために、マップされたデータ列を保存します。必要に応じて、関連するマップのみがサプライヤで使用されるように、保存されたマップをサプライヤにリンクします。インポート・マップは、任意のソース・システムの品目バッチにデータをアップロードする際に使用できます。CSVファイルのアップロード中にデータ・エラーが発生した場合は、データはアップロードされません。データ・エラーはエラーのタイプとともに識別され、ユーザーにサンプル・データ行とともに表示されます。これを使用して、データ・エラーを修正し、CSVを再びアップロードします。ユーザーがバッチ詳細にナビゲートしてインタフェース表のデータを参照できるように、CSVファイルのアップロードではすべてのデータ・レコードも前処理されます。

品目バッチを管理します。

「品目バッチの管理」ページからソース・ファイル・データを品目バッチにインポートするときに、インポート・マップを作成します。また、「インポート・マップの管理」ページからインポート・マップを作成します。「インポート・マップの管理」ページからインポート・マップを編集および削除します。

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品目、梱包および構成のソース・データをマップします。

「ソース・ファイル」リージョン内のコントロールを使用して、CSVファイル、XMLファイルまたはネストされたXMLファイルをアップロードします。CSV列またはXML要素を「マスター・データ」表のエンティティにマップします。

データ・ソースは、「ソース・データ」表からドラッグして、「マスター・データ」表の対応するエンティティにドロップすることでマップします。「ソース・データ」表の「処理」メニューから「ソース列のマップ」を選択し、「マスター列の選択」ダイアログで「マスター・データ」表の対応するエンティティを選択して、データ・ソースをマップします。

「マスター・データ」表の「梱包」ノードと「構成」ノードを開いて、梱包と構成の属性を公開します。これらの属性にマッピングすることで、梱包と構成の階層をインポートできます。ソース・データを「マスター・データ」表の品目属性にマップして、品目が梱包または構成とともにインポートされるようにします。インポート・マップでは、品目、品目関係性、添付、付加フレックスフィールドおよび取引先品目で使用可能なすべての属性のマッピングおよびインポートがサポートされます。複数の言語で値を格納しているソース・データの列は、複数の言語をサポートする属性にマップできます。ソース列の言語は、その行の言語コード列の値によって特定されます。

インポート・バッチを通じてインポートする前に、複雑な式を使用してソース・データを変換します。

ソース・データをインポートする前に、SplitやConcat (連結)のような関数を使用した基本的な変換式を作成します。データのアップロードに使用されるファイル・タイプとは無関係の関数を作成します。入力として1つのソース・データ値を受け取るSplit関数と、値を分割するデリミタを使用して式を作成します。Split関数は、分割する値、デリミタおよび返される部品番号を受け取ります。Split関数は、部品に指定されたデリミタに従って入力値を分割し、指定された部品番号に関する入力値の一部を返します。複数のソース・データ値を入力として受け取り、1つの値に統合するConcat関数を作成します。「ソース・データ」表で行を選択します。式の評価された値がアップロードされる「マスター・データ列」を選択します。目的の関数を選択します。「ソース・データ」列を選択して式を作成します。必要に応じて、式を検証します。

複数のサプライヤをインポート・マップに関連付けます。

「外部」チェック・ボックスを選択して、すべてのサプライヤがOracle Fusion Product

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Hubポータルでテンプレートとしてインポート・マップにアクセスできるようにします。外部サプライヤを有効にすると、どのサプライがインポート・マップにアクセスできるかを指定できます。「サプライヤの管理」ボタンをクリックし、「サプライヤの管理」ダイアログを使用して目的のサプライヤのみを追加します。

品目を複数の組織にインポートします。

品目の組織を特定するソース・データ列を、マスター・データ属性Item.Main.Organizationにマップします。インポート時に、ソース品目がソース・データで特定される組織に割り当てられます。

インポート・マップを使用した品目データのインポートインポート・マップを使用して、品目データをOracle Fusion Product Hubにアップロードできます。

カンマ区切り値(CSV)およびExtensible Markup Language (XML)ファイルからマスター・データにソース・データをマップできます。

「インポート・マップの管理」ページでのインポート・マップの作成時または編集時にCSV、XMLまたはネストされたXMLソース・データ・ファイルを指定した場合、ファイル・データは製品情報管理にアップロードされません。ソース・データは、インポート・マップを使用して「品目バッチの管理」ページからアップロードできます。

次の手順を使用して、インポート・マップを作成するか、既存のインポート・マップを編集できます。

インポート・マップの作成

次のようにしてインポート・マップを作成します。

1. 「製品情報管理」作業領域で、パネル・ドロワーから「インポート・マップの管理」タスクを選択します。

2. ツールバーで「作成」アイコンをクリックするか、メニューから「処理」→「作成」を選択します。「インポート・マップの作成」ページが表示されます。

注意: または、既存のマップを編集する場合は、マップを検索して選択し、ツールバーで「編集」アイコンをクリックするか、メニューから「処理」→「編集」を選択します。「インポート・マップの編集」ページが表示されます。

3. 次の表に示すインポート・マップ情報を指定します。

UI要素 摘要

インポー

インポート・マップの名前を入力します。このフィールドは必須です。

250

ト・マップ

摘要 インポート・マップの摘要を入力します。

品目区分

インポート・マップの品目区分を選択します。インポートのために品目バッチにアップロードされるデータ・ファイルで品目区分が指定されていない場合、この品目区分が品目に設定されます。「外部」チェック・ボックスを選択している場合は、Oracle Fusion Product Hubポータルでこのインポート・マップを表示するためにも、この品目区分が使用されます。

ソース・マップ

インポート・マップ詳細の継承元とするソース・マップを選択します。「データ・マップ」セクションに、継承された品目マッピング情報が入力されます。追加のソース・データをマップすることはできますが、継承された品目マッピング詳細を編集または削除することはできません。

外部 サード・パーティの外部サプライヤに対してマッピングを使用できることを指定する場合に選択します。

サプライヤ

このオプションは、「外部」を選択している場合に表示されます。「サプライヤの管理」アイコンをクリックして「サプライヤの管理」ダイアログ・ボックスを表示し、インポート・マップを定義するサプライヤおよびインポート・マップを表示できるサプライヤを選択します。複数のサプライヤを指定できます。サプライヤを指定しない場合、インポート・マップはすべてのサプライヤに表示されます。

アクティブ

インポート・マップを使用可能にする場合に選択します。

ソース・ファイル情報の指定

次の表に示す情報を「ソース・ファイル」セクションに指定します。

UI要素 摘要

ファイル・タイプ

データをアップロードするために使用するソース・ファイル・タイプを指定します。オプションは、「テキスト」、「XML」、「ネストされたXML」です。

デリミタ ソース・データ・ファイルで使用するデリミタのタイプを指定します。オプションは、「カンマ」、「タブ」、「コロン」、「セミコロン」、「パイプ」、「スペース」、「その他」です。

日付書式 日付の書式を選択します。

タイム・スタンプ書式

タイムスタンプの書式を選択します。

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エンコーディング・タイプ

ファイル・エンコーディング形式を指定するオプションを選択します。オプションは、US-ASCII、ISO-8859-1、UTF-8、UTF-16BE、UTF-16LE、UTF-16となります。

アップロード元

ソース・データのアップロード元として、「デスクトップ」、「URL」または「ネットワーク」を選択します。

ソース・データ・ファイルの場所を指定します。

デスクトップ: 「参照」をクリックして、ソース・データ・ファイルを選択します。URL: ソース・データのURLを入力します。ネットワーク: ファイルが最新ファイルまたは特定のファイルのいずれなのかを指定します。ソース・データ・ファイルのパスを入力します。

テンプレート

インポート・マップに対して生成されるMicrosoft Excelテンプレートを表示します。

ソース・データおよびマスター・データ属性のマップ

ソース・ファイルのデータ列が「ソース・データ」表に表示されます。「マスター・データ」表には、Oracle Fusion Product Hubで使用可能な品目属性が表示されます。単一のインポート・マップで、複数の異なる品目区分からの属性をマップできます。1つのソース・マップ属性を複数のマスター・データ属性にマップすることはできますが、逆はできません。ソース・データ属性に対して、複数のソース・データ属性を組み合せるための式を作成して、その式をマスター・データ属性にマップできます。

1. 「マスター・データ」表で、「品目区分」フィールドのオプションを選択して、マスター・データ属性を表示およびマップする品目区分を指定します。定義しない場合、デフォルトの品目区分として「ルート品目区分」が設定されます。

2. 「ソース・データ」表のデータ列を「マスター・データ」表の属性にドラッグ・アンド・ドロップして、これらをマップします。または、「ソース・データ」表のデータ列を選択し、「処理」→「ソース列のマップ」を選択して、「マスター列の選択」ダイアログ・ボックスでマスター・データ属性を選択し、「OK」をクリックします。

3. ソース・データ列を選択し、ツールバーで「式の作成」をクリックします。「式の作成」ページが表示されます。

4. 「選択」をクリックして、式をマップするマスター・データ列を指定します。「マスター列の選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。

5. マスター・データ列を検索して選択し、「OK」をクリックします。6. 「関数」タブで関数を選択し、「挿入」をクリックします。「式の作成」ページの下部にあるペインに、式の書式が表示されます。

7. 式の書式で、属性を追加する位置にカーソルを置き、「ソース列」タブでソース属性を選択して、「挿入」をクリックします。列が式に追加されます。

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8. 式の書式に必要な列を挿入して、必要な式を作成します。式の書式からプレースホルダ・テキストを削除できます。

9. 「OK」をクリックして式を作成し、マスター・データ属性にマップします。「式の作成」ページが閉じ、作成した式が「インポート・マップの作成」ページの「ソース・データ」表の「式」列に表示されます。

注意: または、式を保存し、同じソース・データ列で別の式を作成するには、「式の作成」ページで「適用して別の作成」をクリックします。

10. 「データのプレビュー」セクションで、「リフレッシュ」アイコンをクリックするか、メニューから「処理」→「リフレッシュ」を選択します。マップされたデータが表に移入されます。マッピングの結果をプレビューし、必要に応じて変更できます。

11. インポート・マップのMicrosoft Excelテンプレート(スマート・スプレッドシートとも呼ばれます)を作成する場合は、「テンプレートの生成」をクリックします。

12. 「保存」をクリックします。

スマート・スプレッドシートの生成

製品データ・スチュワードは、インポート・マップのスマート・スプレッドシートを生成できます。このスプレッドシートによって、製品ハブにデータをインポートするために使用されるデータ・ファイル作成時のデータ入力エラーを削減できます。このスプレッドシートには、インポート・マップにマップされる属性と、それぞれの有効な値のリストおよびメタデータ情報(データ型、最大長および精度など)が含まれます。スプレッドシートに入力されたデータは、属性メタデータに対して検証されます。次に、データ・ファイルは、移入されたスプレッドシートから生成できます。これらのスプレッドシートを使用して、製品ハブにデータをインポートできます。生成されたスマート・スプレッドシートは、生成時に使用可能な属性メタデータのみを取得します。そのため、Smart Excelの生成後に属性メタデータが編集された場合は、スマート・スプレッドシートを再度生成する必要があります。

スマート・スプレッドシート・テンプレートの作成

スマート・スプレッドシートを作成するには、製品ハブでの「製品データ・スチュワード」ジョブ・ロールが必要です。製品ハブでスマート・スプレッドシートを作成する方法を次に示します。

1. インポート・マップの「ソース・データ」リージョンで「テンプレートの生成」ボタンをクリックします。

2. 「テンプレートの生成」ダイアログ・ボックスで、スプレッドシートを生成する言語を選択します。

3. 「生成」をクリックします。言語固有のスマート・スプレッドシートが生成され、インポート・マップに添付されます。マップの「ソース・ファイル」リージョンの「テンプレート」フィールドのリンクを使用してテンプレートをダウンロードします。

次の点に注意してください。

253

256列を超えるスマート・スプレッドシート・テンプレートは作成しないことを強くお薦めします。テンプレートに256を超える列が存在する場合は、スプレッドシートをオープンするときに.xlsmファイルとして保存するように求められます。大きな値リストを含む列が複数ある場合、スマート・スプレッドシートを開くのに時間がかかります。

スマート・スプレッドシート・テンプレートの再生成

次のいずれかの方法でスマート・スプレッドシートを再生成できます。

「インポート・マップの編集」ページの「生成」ボタンをクリックして、インポート・マップを保存する「インポート・マップ・テンプレートの再生成」スケジュール済プロセスを実行します。このプロセスをスケジュールするときは、次のオプションを選択します:

品目区分:空白の場合、テンプレートは、「インポート・マップ 」および「言語」フィールドの選択内容に応じて生成されます。品目区分を選択すると、その品目区分のインポート・マップおよび子品目区分のテンプレートが生成されます。デフォルトでは品目クラスは選択されません。インポート・マップ: デフォルトは「テンプレートあり」です。

「テンプレートあり」を選択してテンプレートを含むインポート・マップの場合のみテンプレートを再生成します。すべてのインポート・マップのテンプレートを再生成する場合は、「すべて」を選択します。

言語:スプレッドシートを再生成する言語、またはインストールされているすべての言語を選択します。選択しない場合、テンプレートは「インポート・マップ」フィールドの影響を受けるインポート・マップに存在する言語に対してのみ生成されます。デフォルトでは、言語は選択されません。

これらのプロセス・オプションの選択は、テンプレートを生成するかどうかに関する一連の基準(つまり、品目区分とインポート・マップおよび言語)とみなされます。

関連トピック

スマート・スプレッドシートを使用した製品のアップロード

製品データ管理インポート・マップ式の関数1つ以上のソース・データ列を使用して式を作成し、その式をマスター・データ属性にマップできます。たとえば、マスター・データの「詳細摘要」属性には、ソース・データの「品目および摘要」列からの情報を含めることができます。

式の作成に使用する関数は、文字列、数学、汎用およびカレンダのいずれかのタイプになります。

254

文字列関数

式の作成に使用できる文字列関数を次の表に示します。

名前 摘要 式 例

toDate 文字列値を、コンテキスト内の日付書式と一致する日付書式の日付値に変換します。

toDate(expression) Attribute1 = 10-31-1997、書式= MM-dd-yyyyの場合

ロケールに応じて、toDate([Attribute1]) =10-31-1997または1997-10-31

toDateTime 文字列値を、インポート・マップのタイムスタンプ書式と一致するタイムスタンプ書式のタイムスタンプ値に変換します。

toDateTime(expression) Attribute1 = 2000.01.31 12:01:01、書式=yyyy.MM.dd hh:mm:ssの場合

ロケールに応じて、toDateTime([Attribute1]) = 2000.01.31PSTまたは12:01:01 PM

concat 指定された文字列を連結します。

concat(expression1,expression2,.....expression30)

Attribute1 = Item、Attribute2 =Descriptionの場合

concat([Attribute1],[Attribute2]) =ItemDescription

length 指定された文字列の長さを文字数で返し

length(expression) Attribute1 = Itemの場合

length([Attribute1]) = 4

255

ます。長さには空白文字は含まれません。

split 指定されたデリミタで文字列を分割し、文字列の指定された部分を返します。デリミタには、任意の正規表現または特殊文字を使用できます。

split(expression, delimiter, partNumber)

Attribute1 = Item#Descriptionの場合

split([Attribute1],#,2) =Description

substring 元の文字列の指定された文字数から始まる、指定された長さの新規文字列を作成します。

substring(expression,startPosition, length)

Attribute1 = ItemDescriptionの場合

substring([Attribute1],0,4) =Item

insert 指定された文字列を、別の文字列の指定された場所に挿入します。

insert(expression1, integer1, expression2)

Attribute1 =ItemDescription、Attribute2 =Longの場合

insert([Attribute1],5,[Attribute2]) =ItemLongDescription

256

newLine 指定された文字列の末尾に改行文字を挿入します。

newLine() Attribute1 = Item、Attribute2 =Descriptionの場合

concat([Attribute1],newLine(),[Attribute2]) =

Item

Description

uppercase 文字列を大文字に変換します。

uppercase(expression) Attribute1 = itemの場合

uppercase([Attribute1]) = ITEM

lowercase 文字列を小文字に変換します。

lowercase(expression) Attribute1 = ITEMの場合

lowercase([Attribute1]) = item

数学関数

式の作成に使用できる数学関数を次の表に示します。

名前 摘要 式 例

random 0から1までの疑似乱数を返します。

random() Attribute1 = 25の場合

random()*([Attribute1]) =random number

round 数式をn桁の精度に端数処理します。

round(expression,integer)

Attribute1 = 10.45の場合

round([Attribute1],0) = 10

汎用関数

式の作成に使用できる汎用関数を次の表に示します。

名前 摘要 式 例

nvl expression1の値が空白の場合はexpression2の値を返し、そうでない場合はexpression1の値を返しま

nvl(expression1,expression2)

Attribute1 =空白、Attribute2 = Item、Attribute3 = Descriptionの場合

nvl([Attribute1],concat([Attribute2],[Attribute3])) = ItemDescription

257

す。

decode expression1の値がexpression2の値と等しい場合はexpression3の値を返し、そうでない場合はexpression4の値を返します。

decode(expression1,expression2,expression3,expressiosn4)

Attribute1 = Item、Attribute2 = Item、Attribute3 = Match、Attribute4 = No Matchの場合

decode([Attribute1],[Attribute2],[Attribute3],[Attribute4]) = Match

toString オブジェクトを文字列表示に変換します。

toString(expression) Attribute1 = 4の場合

toString([Attribute1]) = 4

getCustomObjectValue

指定されたカスタム・オブジェクト属性および式に対応するカスタム・オブジェクト属性の値を返します。

getCustomObjectValue(customObjectApiName,customObjectReturnAttributeApiName,customObjectQueryAttributeApiName1,expression1,...customObjectQueryAttributeApiNameN,expressionN)

CustomObject = ManufacturerDetails、CustomObjectAttribute1= Media Inc.、CustomObjectAttribute2 = MI、CSV Column1 = MIの場合

getCustomObjectValue("CustomObject","CustomObjectAttribute1","CustomObjectAttribute2",[CSV Column1]) = Media Inc.

getCategory 特定のカタログ・マッピングの指定された自カテゴリに対応するカテゴリを返します。

getCategory(catalogMappingName,fromCategoryCode)

Attribute1 = Spoke Mapping、Attribute2 =Ceramic_Faucetsの場合

getCategory([Attribute1],[Attribute2]) = Faucets

Faucetsは、カタログ・マッピングSpoke Mappingの自カテゴリCeramic_Faucetsに対応する至カテゴリ・セットです。

getItemClass 特定のカタログ・マッピングの指定された自カテゴリに対応する品目区分を返します。

getItemClass(catalogMappingName,fromCategoryCode)

Attribute1 = Supplier Mapping、Attribute2 = Peripheral_Devices 、および

getItemClass([Attribute1],[Attribute2]) = Electronicsの場合

Electronicsは、カタログ・マッピングSupplier Mappingの自カテゴリPeripheral_Devicesに対応する品目区分セットです。

258

カレンダ関数

式の作成に使用できるカレンダ関数を次の表に示します。

名前 摘要 式 例

currentDate 現在の日付を返します。

currentDate() 01/17/2017

currentTime 現在の日付と時刻を返します。

currentTime() 01/17/2017 10:30:45 AM

dayName 指定された日付の曜日の名前を返します。

dayName(expression) Attribute1 = 01/17/2000の場合

dayName([Attribute1]) =Monday

dayOfMonth 指定された日付の月初からの日数を返します。

dayOfMonth(expression)

Attribute1 = 01/17/2017の場合

dayOfMonth([Attribute1])= 17

dayOfWeek 指定された日付の週の始まりからの日数を返します。

dayOfWeek(expression)

Attribute1 = 01/17/2017の場合

dayOfWeek([Attribute1])= 2

dayOfYear 指定された日付の年初からの日数を返します。

dayOfYear(expression)

Attribute1 = 01/17/2017の場合

dayOfYear([Attribute1])= 17

month 指定された日付の月を数値で返します。

month(expression) Attribute1 = 01/17/2017の場合

month([Attribute1]) = 1

year 指定された日付の年を返します。

year(expression) Attribute1 = 01/17/2017の場合

Year([Attribute 1]) =2017

品目添付のインポート品目添付のインポート品目に加えて、品目に関連する添付も「製品情報管理」にインポートおよびアップロードできます。品目添付は、ソース・データ・ファイルのアップロード・プロセスの一環としてアップロード

259

されます。添付には、イメージ、PDFファイルおよびビデオなどのデジタル資産を含めることができます。

次の方法により、品目添付を圧縮ファイルでインポートできます。

CSVファイルを使用した添付のインポートインポート・マップを使用した添付のインポートMicrosoft Excelファイルを使用した添付のインポートWebサービスを使用した添付のインポート

品目添付をアップロードするには、まずソース・データ・ファイル添付属性をマスター・データ添付属性に関連付ける必要があります。

次の表に、インポートできる添付のタイプを示します。

添付エンティティ CSVファイル インポート・マップ

MicrosoftExcelファイル

Webサービス

品目イメージ

「カテゴリ」列に「イメージ」と入力します。

「カテゴリ」列に「イメージ」と入力します。

「カテゴリ」列に「イメージ」と入力します。

サポートされる

改訂 「改訂」列に「品目改訂」と入力し、「エンティティ・タイプ」列でITEM_REVISIONを指定します。

ソースの「改訂」列をマスター・データの「品目改訂」→「改訂」列にマップします。ソースの「添付エンティティ」列をマスターの「添付」→「添付エンティティ」列にマップします。ソースの「ITEM_REVISION」列をマスターの「添付」→「添付エンティティ」属性にマップします。

サポートされない

サポートされる

リポジトリ・ファイル/フォルダ

「ファイル・タイプ名」列でリポジトリ・ファイルまたはフォルダを指定し、「ファイルURLテキスト」列でファイルまたはフォルダのソースの場所をフルパスで指定します。

ソースのリポジトリ・ファイルまたはフォルダをマスターの「添付」→「ファイル・タイプ」属性にマップします。ファイルまたはフォルダのソースの場所のフルパスをマスターの「添付」→「ファイル名」にマップします。

サポートされない

サポートされる

取引先品目

「取引先品目番号」列および「取引先番号」列に取引先品目データを入力し、「エンティティ・タイプ」列でCUSTOMER_ITEM、COMPETITOR_ITEM、SUPPLIER_ITEMまたはMANUFACTURER_PART_

ソースの「TPI」列をマスターの「取引先品目」→「TPI」属性にマップします。ソースの「添付エンティティ」列をマスターの「添付」→「添付エンティティ」列にマップします。ソース列で、マスターの「添付」→「添付エンティティ」属性にマップする

サポートされない

サポートされる

260

NUMBERを指定します。 CUSTOMER_ITEM、COMPETITOR_ITEM、SUPPLIER_ITEMまたはMANUFACTURER_PART_NUMBERを指定します。

付加フレックスフィールド

添付の「付加フレックスフィールド」列に付加フレックスフィールド値を入力します。

ソースの「付加フレックスフィールド」列を、「添付」→「追加属性」のマスターの「付加フレックスフィールド」属性にマップします。

サポートされない

サポートされる

CSVファイルを使用した添付のインポートCSVファイルを使用して、次のように添付をインポートできます。

Microsoft ExcelテンプレートのEGP_ITEM_ATTACHMENTS_INTFシートで、品目添付データを指定します。テンプレートから.csvファイルを生成します。パネル・ドロワーで「ファイル・インポートおよびエクスポート」をクリックして、「ファイル・インポートおよびエクスポート」ページを開きます。添付を含む.csvファイルおよび圧縮ファイルをscm/item/importにアップロードします。「スケジュール済プロセス」ページで、「インポートのためのインタフェース・ファイルのロード」をクリックしてから「品目インポート」をクリックして、添付をインポートします。

インポート・マップを使用した添付のインポート

インポート・マップを使用して、次のように添付をインポートできます。

インポート・マップを作成し、インポート・マップの「マスター・データ」リージョンで「添付」ノードにある添付属性にソース・データ・ファイルの列をマップします。品目バッチを作成し、「ファイルからアップロード」処理を選択します。インポートする品目添付を含む品目データ・ファイルおよび圧縮ファイルをアップロードします。「品目添付のインポート」にバッチを送信します。

Microsoft Excelファイルを使用した添付のインポート

スプレッドシートを使用して、次のように添付をインポートできます。

品目バッチを作成し、「バッチへの品目の追加」「スプレッドシートからアップロード」をクリックします。インポート・エンティティとして「添付」を選択します。

261

「ダウンロード」をクリックして、「添付」スプレッドシートをダウンロードして開きます。スプレッドシートで「添付ファイルの選択」をクリックして、圧縮された品目添付ファイルを選択してアップロードします。品目および添付情報を入力し、インポートするデータを送信します。

Webサービスを使用した添付のインポート

「品目バッチ保守」Webサービスで使用可能なprocessAttachmentInterface操作を使用して、添付をアップロードできます。この操作を使用して、添付インタフェース・レコードに対する一括作成操作および一括削除操作を実行することもできます。

次の方法で、品目、改訂および取引先品目添付をインポートできます。

圧縮した添付ファイルを再構成済Oracle WebCenter Contentの場所scm/item/importにアップロードします。この場所は、CSVデータ・ファイルのアップロード用にも定義されています。「品目バッチ保守」Webサービスを使用して、インタフェース表に品目および添付データを移入します。圧縮された添付ファイルの名前が、添付インタフェース表のバッチ文書名列に移入されます。添付をOracle WebCenter Contentに直接アップロードし、添付インタフェースの「ファイルURLテキスト」列に場所をフルパスで指定します。新しい操作は、添付インタフェースの「ファイルURLテキスト」列にOracle WebCenterパスを移入する場合に使用します。

付加フレックスフィールドのインポート付加フレックスフィールドのインポート方法インポート・マップを使用して、ソース・ファイルから付加フレックスフィールドをインポートできます。記述フィールドの詳細を含むソース・ファイルをインポート・マップに追加してから、マスター・データを使用したマッピングを作成します。

フレックスフィールドのマッピングは、「インポート・マップの作成」ページまたは「インポート・マップの編集」ページの「ソース・データ」表で定義します。このページには、「製品情報管理」作業領域の「インポート・マップの管理」タスクからアクセスできます。

これらのエンティティに関連する付加フレックスフィールド・データをインポートできます。

品目品目改訂品目関係性

262

取引先品目添付構成

これらの各エンティティには、付加フレックスフィールド・データを保持する「追加属性」という名前の属性グループがあります。これらの付加フレックスフィールドをソース・ファイルとマッピングしてインポート・マップを作成してから、データをインポートできます。

品目関係性、取引先品目および構成マスター属性の追加情報を次に示します。

品目関係性エンティティについては、追加属性グループの記述フィールドを定義できます。追加属性内でエンティティ属性があり、ここで関連品目、GTIN、相互参照など、どの関係タイプにどの付加フレックスフィールドが属するかを指定します。取引先品目エンティティについては、「追加属性」属性グループでTPIおよびTPI関係の付加フレックスフィールドを定義できます。「追加属性」内に「エンティティ」属性があり、この属性を使用して、「MPN」、「サプライヤ品目」、「顧客品目」、「競合品目」など、付加フレックスフィールドがどのTPIまたはTPI関係タイプに属するかを指定します。TPI関係をインポートするには、品目エンティティで品目属性をマップし、取引先品目エンティティでTPI属性をマッピングします。追加属性で付加フレックスフィールドもマップする場合、付加フレックスフィールドはTPI関係付加フレックスフィールドとしてインポートされます(TPI付加フレックスフィールドとしてではありません)。また、取引先品目エンティティのTPI属性のみをマッピングすることにより、TPIをインポートします。追加属性で付加フレックスフィールドをマップする場合、付加フレックスフィールドはTPI付加フレックスフィールドとしてインポートされます(TPI関係付加フレックスフィールドとしてではありません)。構成エンティティについては、「追加属性」グループで、「構成ヘッダー」、「コンポーネント」、「代替」および「参照指定」の付加フレックスフィールドを定義できます。追加属性内で、付加フレックスフィールドがどの構成エンティティ(品目構成、コンポーネント、代替または参照指示)に属するかを指定する「エンティティ」属性を持ちます。

品目インポートに関するFAQ

1つのインポート・マップで複数の品目区分の属性をマップできますか。はい。「インポート・マップの作成」ページまたは「インポート・マップの編集」ページで属性をマップするときに、「マスター・データ」リージョンの「品目区分」フィールドから品目区分を選択して、品目区分固有の属性をマップできます。続けて、「品目区分」フィールドで別の品目区分を選択し、その属性をマップできます。

263

インポート・マップを使用したインポート中に、品目の品目区分を変更できますか。はい。インポート・マップの作成または編集時に、ソース・データ・ファイル列で品目区分の新しい名前を指定し、「マスター・データ」リージョンの「品目」ノードの下にある「メイン」属性グループの「新規品目区分名」属性にソース列をマップできます。

バッチが自分に割り当てられていない場合、バッチを削除できますか。いいえ。自分に割り当てられている品目バッチのみを削除できます。

また、ステータスが「アクティブ」の品目バッチは削除できません。

インポート・マップを使用してマルチバイト・キャラクタをインポートできますか。はい。インポート・マップを使用してマルチバイト・キャラクタをインポートできます。そのためには、「インポート・マップの作成」ページで「エンコーディング・タイプ」属性を「UTF-16」に設定し、UTF-16にエンコードされたデータ・ファイルをアップロードします。

CSVファイルおよびインポート・マップを使用して二重引用符をインポートできますか。はい。二重引用符はCSVファイルを使用してインポートでき、マップは二重引用符をエスケープしてインポートできます。二重引用符をエスケープするには、他の二重引用符で囲みます。

次に、二重引用符をインポートするいくつかの例を示します。次の値をCSVファイルに入力した場合:

1. """15インチ表示のラップトップ"""2. """15インチ""表示のラップトップ"3. "15インチ""表示""のラップトップ"4. """15インチ""表示の""ラップトップ"""5. """15インチ""表示のラップトップ"""

インポート・マップでは、次の値がインポートされます。

1. "15インチ表示のラップトップ"2. "15インチ"表示のラップトップ3. 15インチ"表示のラップトップ

264

4. ""15インチ"表示のラップトップ"5. "15インチ"表示のラップトップ"

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© Oracle About Oracle Contact Us Products A-Z Terms of Use and Privacy Ad Choices

265

19d

Product Master Data Managementの使用

18 サプライヤ製品の管理この章の内容は次のとおりです。

サプライヤ製品の管理の概要サプライヤ製品の作成の概要サプライヤ製品の作成サプライヤ製品アップロードスマート・スプレッドシートを使用した製品のアップロードサプライヤ・アップロードのレビュー製品ハブ・ポータルでのファイル・アップロードのスケジュール方法製品ハブ・ポータルのワークリストおよび通知

サプライヤ製品の管理の概要サプライヤ製品管理ロールを持つユーザーは、製品ハブ・ポータルで製品を作成し、その製品がレビューのために製品ハブに送信されます。

266

ユーザーは、スマート・スプレッドシートまたはスケジュール済のアップロードを使用して、製品ハブ・ポータルUIでサプライヤ製品を作成できます。製品データ・スチュワードは製品をレビューし、詳細情報を要求するか、製品を否認または承認します。詳細情報が必要な製品または否認された製品は、サプライヤに送り返されます。サプライヤは、「製品の管理」ページで製品のステータスを確認できます。承認された製品は品目バッチに追加されます。品目バッチが完成すると、製品には「インポート済」ステータスが付けられ、製品ハブで使用できるようになります。

サプライヤ製品の作成の概要サプライヤ製品は、Oracle Fusion Product Hubポータルで、次の3通りの方法で作成できます。

267

1. 製品ハブ・ポータルで「製品の作成」タスクを使用します。2. ファイルをアップロードします。3. スケジュール済の製品アップロードを使用します。

サプライヤ製品の作成サプライヤは、製品ハブ・ポータルで独自の製品を管理できます。製品の作成、編集および一括アップロードや、製品のステータスのモニターを行うことができます。製品をアップロードすると、製品はステージング領域に格納されます。

製品を作成および編集するとき、様々な製品属性のデータを提供したり、製品固有の添付をアップロードできます。製品を作成する手順は、次のとおりです。

1. 作成する製品のカテゴリを選択します。2. 「製品名」や「摘要」などの必須属性を入力します。3. オプションで、製品に添付を添付します。4. 製品を保存または発行します。

製品を作成する際は、次の点について考慮します。

保存した製品は、送信するまで「ドラフト」ステータスのままです。製品が発行されると、製品データ・スチュワードは、製品ハブにインポートする前に、発行された製品をレビューできます。製品データ・スチュワードが製品を製品ハブにインポートすると、製品ハブに品目が自動的に作成され、品目に対してスポーク品目関係が作成されます。製品ハブ・ポータルのサプライヤによって品目がアップロードされる際、スポーク・システムがサプライヤのスポーク・システムに設定され、スポーク品目番号が製品として設定されます。製品データ・スチュワードは、インポート・マップを使用して製品を製品ハブ・ポータルにアップロードするようサプライヤに依頼することで、製品をサプライヤ品目関係またはMPN関係としてインポートすることもできます。インポート・マップには、これらの取引先品目関係性用のマッピングが必要です。サプライヤは、製品ハブ・ポータルで製品を作成する際に、「製品の作成」ページでMPN関係を指定することもできます。

サプライヤ製品アップロードサプライヤは、Oracle Fusion Product Hubポータルから、ファイルを使用して製品データをアップ

268

ロードできます。

アップロード・フロー次の表では、サプライヤが製品ハブ・ポータルを使用する場合の基本的な製品アップロード・フローについて説明しています。このフローでは、あなたが製品表へのデータのインポートを管理する担当者であり、製品データ・サプライヤ向けのスポーク・システムを設定していることを前提としています。

実施者(ユーザー) 場所(位置)

対象(オブジェクト) 方法(処理)

自分 「インポート・マップの編集」ページ

インポート・マップ

「外部」オプションを選択して、データをアップロードするサプライヤを選択します。

ソース・データ・ファイルを選択して、ソース・データの列をマスター・データの属性にマップします。

自分 「インポート・マップの編集」ページ

インポート・マップ・ソース・データ・ファイル

「テンプレートの生成」処理を使用して、サプライヤが製品ハブ・ポータルにダウンロードできるテンプレートを生成します。

サプライヤ

製品ハブ・ポータルの「製品アップロード」ページ

インポート・マップ・ソース・データ・ファイル

「テンプレートのダウンロード」をクリックして、対応するインポート・マップの名前が付けられたソース・データ・テンプレート・ファイルをダウンロードします。

サプライヤ

ダウンロードされたテンプレート

スマート・スプレッドシート

製品データを入力し、製品ハブ・ポータルにアップロードするデータ・ファイルを生成します。

サプライヤ

「製品アップロード」ページ

生成されたデータ・ファイル

「ファイルのアップロード」をクリックし、カテゴリおよびデータ・ファイルを指定します。アップロードのデフォルト名が提示されます。「アップロード」をクリックして、インタフェース表へのソース・データ・ファイルのアップロードを開始します。

自分 「サプライヤ・アップロードのレビュー」

製品情報 サプライヤによってアップロードされた製品をレビューし、承認または否認して、品目バッチを作成します。

269

ページ

自分 「品目バッチの管理」ページ

データ・アップロードを含む品目バッチ

新規品目バッチおよびサプライヤのスポーク・システム定義のインポート・オプションをレビューします。

自分 「品目バッチの管理」ページ

データ・アップロードを含む品目バッチ

品目バッチ・ページには、インポート・プロセスの結果に関する詳細が含まれています。

自分

サプライヤ

「製品情報管理」作業領域

「サプライヤ・ポータル」作業領域

ワークリスト通知

Eメール・メッセージ

フロー内のイベントによって、あなたおよびサプライヤに対して必要な処理の実行を求める情報メッセージまたはEメールが生成されます。

サプライヤ

「スケジュール」ページ

スケジュール

スケジュールのステータスを検証します。必要に応じて、スケジュールを停止します。スケジュールが完了していない場合、将来のスケジュールの実行を編集します。

関連トピック

品目バッチインポート・マップを使用した品目データのインポートの概要

スマート・スプレッドシートを使用した製品のアップロードサプライヤは、製品データ・スチュワードによって自分に公開されたスマート・スプレッドシートをダウンロードできます。このスプレッドシートを使用して製品データを入力し、データ・ファイルを生成して、そのファイルを製品ハブ・ポータルにアップロードできます。スマート・スプレッドシートには、そのスプレッドシートが属するインポート・マップにマップされている品目属性のメタデータ情報が含まれています。サプライヤはこの情報を使用して、自分の製品データを正確に入力できます。メタデータ情報には、品目属性に対して入力できる有効な値、品目属性に対して入力できる最大文字数、品目属性のデータ型などがあります。

270

スマート・スプレッドシートを使用したデータのアップロード製品ハブ・ポータルで、「サプライヤ製品管理者」ジョブ・ロールを持つサプライヤは、製品データ・スチュワードが公開したスマート・スプレッドシートをダウンロードして、データを入力したり、データ・ファイルを作成してアップロードすることができます。

スマート・スプレッドシートを使用して製品ハブ・ポータルにデータをアップロードするには、次のようにします。

1. 次のようにして、スマート・スプレッドシート・テンプレートをダウンロードします。a. 「サプライヤ・ポータル」作業領域で、「製品の管理」タスクをクリックします。b. 「製品の管理」ページで、「製品アップロード」インフォレットを選択します。c. 「テンプレートのダウンロード」をクリックして、スマート・スプレッドシート・テンプレートをダウンロードして保存します。

2. スマート・スプレッドシートにデータを入力します。3. スマート・スプレッドシートのデータを検証します。「検証」ボタンをクリックして、スマート・スプレッドシートに入力されたデータを属性メタデータに照らしてチェックします。検証に失敗した行は、「ステータス」列で強調表示されます。「ステータス」列は、生成されるデータ・ファイルには含まれません。

エラーは、「品目番号」および「スポーク品目番号」必須属性の無効な値または欠落値を示します。値が文字数制限を超えている場合や許可されている形式に従っていない場合にも、エラーが表示されます。警告は、データを更新する場合はオプションである、必須属性の欠落値を示します。行にエラーと警告の両方が含まれている場合は、より重大度が高いステータスであるエラーで強調表示されます。すべてのエラーと警告を解決し、「検証」をクリックして確認します。

4. スマート・スプレッドシートからデータ・ファイルを生成します。データ・ファイルの生成ボタンをクリックします。検証済のスプレッドシートからデータ・ファイルが生成されます。このデータ・ファイルを使用して、製品ハブにデータをインポートします。

5. 次のようにして、製品ハブ・ポータルにデータ・ファイルをアップロードします。a. 「製品の管理」ページで、「製品アップロード」インフォレットを選択します。b. 「ファイルのアップロード」をクリックします。「ファイルのアップロード」ダイアログ・ボックスが表示されます。

c. 「カテゴリ」ドロップダウン・リストから、製品を作成する製品カテゴリを選択します。

d. 「テンプレート」フィールドでテンプレートを選択して、製品データをアップロードします。製品データを入力するためにダウンロードしたものと同じテンプレートを選択してください。

e.

271

「ファイル」フィールドでデータ・ファイルをアップロードします。オプションで、「添付」フィールドを使用して、製品添付を含むZIPファイルをアップロードすることもできます。

f. 「アップロード名」フィールドに名前を入力します。g. 「アップロード」をクリックして、データ・ファイルをアップロードします。

新規作成された製品または更新された製品が、レビューのために製品データ・スチュワードに発行されます。インポートが成功すると、製品ハブで製品が作成または更新されます。

ソース・データ・ファイルソース・データ・ファイルには、製品ハブ・ステージング表にアップロードする製品データが含まれています。サプライヤがファイルにデータを入力するには、その前に、ファイルをインポート・マップに関連付け、その列をインポート・マップの品目マスター・データ表の属性にマップする必要があります。ソース・データ・ファイルは、テキスト形式またはXML形式で作成できます。サプライヤは、「製品アップロード」ページから、インポート・マップと同じ名前のソース・データ・ファイル・テンプレートをダウンロードします。

次の例は、テキスト形式の製品データを示しています。

Item_number,Org,Item Class,Primary UOM,LifeCycle Phase,Status

IMB_SP_121610000_Item_1,V1,Root Item Class,Each,Design,Active,

IMB_SP_121610000_Item_2,V1,Root Item Class,Each,Design,Active

IMB_SP_121610000_Item_3,V1,Root Item Class,Each,Design,Active

次の例は、XML形式の製品データを示しています。

<?xml version="1.0"?>

<ItemData>

<Item>

<ItemNumber>IMB_SP_121610000_Item_1</ItemNumber>

<Org>V1</Org>

<UOM>Each</UOM>

<Phase>Design</Phase>

<Status>Active</Status>

</Item>

<Item>

<ItemNumber>IMB_SP_121610000_Item_2</ItemNumber>

272

<Org>V1</Org>

<UOM>Each</UOM>

<Phase>Design</Phase>

<Status>Active</Status>

</Item>

<Item>

<ItemNumber>IMB_SP_121610000_Item_3</ItemNumber>

<Org>V1</Org>

<UOM>Each</UOM>

<Phase>Design</Phase>

<Status>Active</Status>

</Item>

</ItemData>

サプライヤ・アップロードのレビュー製品データ・スチュワードは、すべてのサプライヤが送信した、アクセス権を持つ製品を製品ハブでレビューできます。

製品データ・スチュワードによる製品の管理その後、品目バッチに製品を追加して、製品を製品ハブに選択的にインポートできます。品目を品目バッチに追加すると、品目はサプライヤのステージング領域から製品ハブにインポートする場所の品目バッチにコピーされます。製品データ・スチュワードによってブレンド・ルールが設定されている場合、複数のサプライヤの製品データは、製品ハブにインポートされる前にブレンドされます。データ・スチュワードは、送信された製品のサプライヤに詳細情報を要求することも、製品を否認することもできます。

サプライヤ・アップロードのレビュー製品データ・スチュワードは、「サプライヤ・アップロードのレビュー」ページから、製品ハブですべてのサプライヤが送信した製品アップロードおよび製品を表示できます。その後、製品ハブでの製品のインポート、送信された製品の詳細情報の要求および製品の否認など、必要な処理を実行できます。

「サプライヤ・アップロードのレビュー」ページから、製品データ・スチュワードは製品ハブですべてのサプライヤが発行した製品アップロードおよび製品をレビューできます。

273

製品ハブへのサプライヤ製品のインポート製品データ・スチュワードは、送信された製品を品目バッチに追加することにより、製品ハブに選択してインポートできます。

製品を品目バッチに追加するときに、サプライヤ・ステージング領域から品目バッチにコピーされます。これにより、サプライヤ・ステージング領域で製品データのコピーが保持されます。品目バッチに追加された製品は、製品ハブにインポートできます。製品ハブの製品を変更しても、製品ハブ・ポータルのサプライヤには表示されません。

サプライヤ製品の否認製品データ・スチュワードは、製品ハブにインポートしない製品を否認できます。その後、サプライヤは製品ハブ・ポータルで否認された製品を表示できます。

製品ハブ・ポータルでのファイル・アップロードのスケジュール方法サプライヤは、Oracle WebCenterコンテンツに製品データを配置して、そのデータの自動アップロードを定義された間隔でスケジュールできます。自動アップロードにはマニフェスト・ファイルが必要です。このファイルでは、アップロードする1つ以上のソース・データ・ファイルと、それに対応するオプションの添付ファイルを指定します。

自動アップロードをスケジュールするには、サプライヤは次の作業が必要になります。

1. Oracle WebCenterコンテンツで、コントリビューション・フォルダに1つ以上のソース・データ・ファイルを配置します。

2. CSV形式のマニフェスト・ファイルを用意します。マニフェストにより、指定したスケジュールのソース・データ・ファイルにアップロード・プロセスを誘導します。個別の製品アップロードがソース・データ・ファイルごとに実行されます。マニフェストには、次に示す列を含める必要があります。

テンプレート: マニフェストに含まれる各データ・ソース・ファイルに関連付けられた品目マップ・テンプレートの名前。ファイル・パス: アップロードする各データ・ソース・ファイルへのOracleWebCenterコンテンツの相対パス。添付ファイル・パス: アップロードするオプションの各参照ファイルへのOracleWebCenterコンテンツの相対パス。

3. Oracle WebCenterコンテンツで、コントリビューション・フォルダにマニフェスト・ファイルを配置します。

274

4. 製品ハブ・ポータルの「スケジュール」ページで、スケジュールを作成します。5. スケジュールの名前と、Oracle WebCenterコンテンツのマニフェスト・ファイルへのパス(/Contribution Folders/SPManifest.csvなど)を入力します。

6. スケジュールしたアップロードの頻度と開始日を指定します。頻度は、サプライヤのアップロード・プランと一致する必要があります。

注意: データが重複してアップロードされないように、マニフェスト・ファイルには実行のたびに処理済のマークが付けられ、未処理のファイルが検出された場合を除き、スケジュールが再度実行されることはありません。

7. スケジュールには複数のアップロードが含まれていることがあるため、それぞれに番号が割り当てられています。開始番号と番号の増分を指定します。オプションで、それぞれのアップロード名にテキストのプリフィクスを指定できます。

製品ハブ・ポータルのワークリストおよび通知自分とサプライヤが製品のアップロードおよびインポートのプロセスを進める際、プロセスの進行状況とステータスが、ワークフロー通知によって自分とサプライヤの両方に伝えられます。これらのメッセージは、次に実行する必要のある処理を示しています。

ワークリスト通知は、サプライヤと自分の両方に送信されます。ワークリストに通知が表示されます。ワークフロー通知には、次の情報が含まれています。

アップロード・ジョブに関する詳細(担当者、開始者、タスク番号、サプライヤ名など)。ワークフロー・イベントのステータスに関連して推奨される処理。それぞれのイベントごとに異なる処理。アップロードに含まれる製品データに関する詳細(品目区分、インポート・マップ名、データ・テンプレート・ファイル名など)。アップロードで使用されるファイル(データ・テンプレート・ファイルなど)へのリンク。Universal Content Managementを指すリンク。成功したアップロードによって作成された品目バッチの名前と番号。

1. ファイルのアップロードが失敗した場合、自分とサプライヤが通知を受け取ります。推奨される処理は、エラーを修正して、ファイルを再度アップロードすることです。製品ハブ・ポータルでは、サプライヤは「製品アップロード」ダイアログの「エラーのダウンロード」ボタンをクリックしてエラー・ファイルをダウンロードできます。

2. ファイルのアップロードが成功し、品目バッチのスケジュールが「データ・ロード時」に設定されている場合、自分とサプライヤが通知を受け取ります。推奨される処理は、スケジュール済インポートが進行中であることを自分に知らせることです。アップロードの結果

275

としての品目バッチが特定されます。3. ファイルのアップロードが成功し、品目バッチのスケジュールが「手動」に設定されている場合、自分とサプライヤが通知を受け取ります。推奨される処理は、品目バッチのインポートを開始することです。アップロードの結果としての品目バッチが特定されます。リンクが「品目バッチの管理」ページに提示されます。

4. サプライヤが製品ハブ・ポータルの「作成」ページまたは「編集」ページから製品を作成または更新して製品を発行した場合、あなたが通知を受け取ります。あなたが「サプライヤ・アップロードのレビュー」ページで発行された製品のレビュー中に、その製品の詳細情報を要求した場合、サプライヤが通知を受け取ります。あなたが「データ・プール・サブスクリプションの管理」ページからサプライヤ製品のサブスクリプション要求を行った場合、サプライヤが通知を受け取ります。

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© Oracle About Oracle Contact Us Products A-Z Terms of Use and Privacy Ad Choices

276

19d

Product Master Data Managementの使用

19 製品およびサービス・データのクレンジングこの章の内容は次のとおりです。

データ品質チェックデータ品質チェックに関するFAQ

データ品質チェックデータ品質製品データの品質は、分類、標準化および品目データの絞込みと品目データの重複回避のための照合の基礎となるデータ品質によって向上します。品目データは、特に外部ソースからインポートする場合、矛盾している可能性があります。

データ品質には、次のものが含まれます。

データ品質チェックデータ品質属性分類標準化照合

277

データ品質チェック

データ品質をチェックする場合、データ品質はユーザーが作成、編集またはインポートする品目に分類、標準化および照合を適用した後、その受入の結果を提示します。

製品データの品質をチェックできます。

1つの品目を対話形式で作成する場合複数の品目を対話形式で作成する場合品目を対話形式で編集する場合品目区分で品目をチェックする定期的な予定済プロセスの実行品目をバッチでインポートする場合

データ品質属性

データ品質は、主に指定された属性の値によって異なります。これらのデータ品質属性間の関係の詳細なルールを定義します。これは、標準化または照合のいずれにも使用されます。続けて、これらの属性を品目区分レベルで指定します。

分類

分類には、1つ以上のカタログおよびそのカタログ内のカテゴリへの、提示される品目の割当が含まれます。たとえば、電力属性が10ワット、キャパシティ属性が300オーム、静電容量属性が10マイクロファラッドの場合、品目はコンデンサ・カテゴリに属します。分類ルールは、「品目ルール・セットの管理」タスクを使用して定義します。

標準化

指定された品目属性の値と目的の規則の間に一貫性を持たせるルールを定義できます。たとえば、華氏値をすべて摂氏に変換したり、英語の単位をすべてメートル法に変換できます。標準化を使用して、単位値のin.およびINをインチに変更するなど、属性値の異なる形式を1つの一貫した形式にマージすることもできます。標準化ルールは、「品目ルール・セットの管理」タスクを使用して定義します。

照合

作成またはインポートされる品目が、Oracle Fusion Product Hubリポジトリにすでに存在する品目と一致する場合に、それを検出するためのルールを定義できます。たとえば、電力供給品目の枠の最終形式のみが異なる場合、既存の品目と一致するとみなされます。この結果を得るために、照合ルール属性として仮想の枠スタイル属性は使用しません。

関連トピック

278

品目バッチのデータ品質をチェックするために使用できるオプション製品ルールの概要

品目のデータ品質チェック次に示す各シナリオでは、品目にかかわる作業中にデータ品質のチェックが可能になる方法について説明しています。

単一品目の作成複数品目の作成品目の編集品目バッチのインポート

単一品目の作成

単一品目の作成時に対話形式でデータ品質をチェックするには:

1. 「品目の作成」ページで、「処理」→「データ品質のチェック」を選択します。2. 分類、標準化および一致の値を表示する「品目のデータ品質結果のチェックおよび適用」ウィンドウを調べます。

3. データ品質の結果が要件を満たしている場合は、「適用」をクリックして「品目の作成」ページに新しい値を適用します。

4. データ品質チェックは、「保存」、「保存してクローズ」または「発行」をクリックしたときにも実行されます。品目の発行は、新規品目要求に対して品目区分が有効化されているときにのみ可能になる点に注意してください。

複数品目の作成

複数目の作成時に対話形式でデータ品質をチェックするには:

1. 「複数品目の作成」ページで、「処理」→「データ品質のチェック」を選択します。2. セット内の品目ごとに、分類、標準化および一致の値に関して表示される「品目のデータ品質結果のチェックおよび適用」ウィンドウを調べます。

3. イテレータ・コントロールを使用して、セット内で異なる品目を調べます。セット内から削除する品目の「品目の削除」をクリックします。

4. データ品質の結果が要件を満たしている場合は、「OK」をクリックして「複数品目の作成」ページに新しい値を適用します。

5. データ品質チェックは、「保存してクローズ」または「発行」をクリックしたときにも実行されます。

注意: 品目の発行は、新規品目要求に対して品目区分が有効化されているときのみ

279

可能になります。データ品質の結果に、有効化されている品目と有効化されていない品目が混在している場合、「発行」処理は、次に示す処理に置き換えられます。

品目区分が有効化されているかどうかにかかわらず、すべての品目を新規品目要求に追加します。有効化されている品目のみを新規品目要求に追加します。

品目の編集

品目の編集時に対話形式でデータ品質をチェックするには:

1. 「品目の編集」ページで、「処理」→「データ品質のチェック」を選択します。2. 分類、標準化および一致の値を表示する「品目のデータ品質結果のチェックおよび適用」ウィンドウを調べます。

3. データ品質結果が要件を満たしている場合は、「適用」をクリックして「品目の編集」ページに新しい値を適用します。

4. データ品質チェックは、「保存」、「保存してクローズ」または「発行」をクリックしたときには実行されません。

注意: 品目の更新時には、自動的なデータ品質チェックは実行されません。既存の品目のデータ品質を確保するには、定期的にスケジュールされた「セマンティック・キー更新」プロセスを実行します。

品目バッチのインポート

データ品質のオプションは、ソース・システムまたはバッチ定義の「データ品質」セクションで「データ品質のチェック」を選択することで、ソース・システムの定義時またはインポート・バッチ定義で指定できます。Oracle Fusion Product Hubで作成される品目は、自動的にデータ品質チェックを通過しますが、バッチを使用して更新した品目は手動でデータ品質チェックを開始する必要があります。

関連トピック

品目バッチ品目バッチのデータ品質をチェックするために使用できるオプション品目バッチ内の未確認品目品目バッチの内部バッチ品目

データ品質チェックに関するFAQ

280

データ品質チェックはいつ行われるのですか。データ品質は、新しく作成された品目を保存するときに自動的にチェックされますが、更新した既存の品目を保存するときに明示的にデータ品質をチェックする必要があります。データ品質を定期的にチェックするために、予定済プロセスを実行できます。

新しい品目または複数の品目を作成する場合は、「処理」→「データ品質のチェック」を選択できます。データ品質チェックは、「保存」、「保存してクローズ」または「発行」を選択したときにも自動的に実行されます。

既存の品目を編集する場合は、「処理」→「データ品質のチェック」を選択する必要があります。データ品質は自動的にチェックされません。

品目をバッチでインポートする場合、自動または手動でデータ品質をチェックできます。データ・アップロード中に自動チェックを有効にするには、「品目バッチの作成」ページの「データ品質オプション」セクションで「データ品質のチェック」を選択します。自動チェックが有効になっていない場合は、「品目バッチの管理」ページでバッチを選択して、「処理」→「データ品質のチェック」を選択できます。

関連トピック

品目バッチのデータ品質をチェックするために使用できるオプション品目バッチ内の未確認品目

どのようにするとデータ品質の管理に属性グループを使用できますか。品目区分を定義するときに、データ品質の対象にする属性を適用する順序で選択します。選択したすべての属性が、分類および標準化に使用されます。重複品目の照合に使用する属性も選択できます。属性に照合対象のマークが付けられていない場合、その属性は分類にのみ使用され、重複の識別には使用されません。

データ品質の管理のために属性グループを使用するには:

1. 「品目区分の編集」ページで、属性グループおよびページ・タブに移動します。2. 「データ品質」サブタブを選択します。3. 「処理」→「選択して追加」を選択します。4. 選択して追加: 「データ品質属性」ウィンドウで、1つ以上の目的の属性グループを検索します。

5. 属性グループから、データ品質のチェック時に使用する属性を選択します。データ品質のチェックに使用するその他の属性に対して繰り返します。

注意: 属性を選択した順序により、データ品質チェックで属性が使用される順序が

281

決まります。6. 「一致」チェック・ボックスを選択して、その属性を照合に使用します。

関連トピック

品目属性

品目の作成時にデータ品質チェックをバイパスできますか。できません。データ品質チェックが実施されている場合、そのチェックは「処理」メニューから「保存」、「保存してクローズ」または「発行」を選択すると自動的に実行されます。「発行」処理は、新規品目要求にのみ適用されます。

複数品目のデータ品質結果から一部の品目を削除するとどうなりますか。複数品目のデータ品質結果から削除した品目は作成されません。

新規品目のデータ品質結果が要件を満たしていないとどうなりますか。作成中の品目に対するデータ品質の結果が正しくないと考えられる場合、当面の選択肢は作成を取り消すことです。ただし、設定を担当する管理者に連絡して、そのモデルを必要に応じて変更できるようにするために、問題について話し合うことも必要です。

データ品質チェックの実行後に結果を受入れないとどうなりますか。分類と標準化の結果をすべて受け入れるか、対象品目を作成しないことを選択するかのどちらかが必要です。ただし、新規品目が照合のチェックによる影響を受ける場合は、重複を無視して品目の作成を続行できます。

品目照合時に「データ品質」ダイアログ・ボックスを表示できないのはなぜですか。データ品質チェック中に、一致する品目が見つからない場合は、製品ハブによって品目が自動的に保存されます。項目を保存するための処理を実行する必要はありません。

282

19d

Product Master Data Managementの使用

20 製品およびサービス・データの標準化この章の内容は次のとおりです。

番号、摘要およびルール番号生成方法ルールを使用した番号および摘要の生成更新プロセスに品目を送信するための様々な方法品目の一致方法製品およびサービス・データの標準化に関するFAQ

番号、摘要およびルール品目、変更オーダーおよび新規品目要求の作成時に、複数のタイプのオブジェクトの識別番号を生成するルールを作成できます。品目の摘要を生成するルールを作成することもできます。

ルールを使用した番号および摘要の生成には、次の処理が必要です。

ルール・セットの作成ルールの作成関連付けの完了

ルール・セットの作成

284

番号生成ルールを含むルール・セットを、品目区分、変更オーダー・タイプまたはそのオブジェクトの新規品目要求タイプに関連付ける必要があります。

オブジェクトの番号(または摘要)に新しい値を割り当てるため、ルール・セットについて「割当」タイプを選択する必要があります。ルール・セットでは、関連タイプは次の表に従ってオブジェクトに対応する必要があります。

採番されるオブジェクト ルール・セットの関連タイプ

品目 品目区分

変更オーダー 変更タイプ

新規品目要求 新規品目要求

注意: ルール・セットを属性グループに関連付けることもできますが、属性グループの番号を生成することはできません。

ルール・セットは、品目マスター・ルール・セットに追加することでアクティブ化します。

ルールの作成番号または摘要を生成するルールは、適切な値を生成する必要があります。

ルールの戻りタイプは、次の表に従って採番されるオブジェクトに対応する必要があります。

採番されるオブジェクト ルールの戻りタイプ

品目(番号) 品目番号

品目(摘要) 品目摘要

変更オーダー 変更オーダー番号

新規品目要求 新規品目要求番号

ルールの定義は、戻り値として番号(または摘要)を生成する必要があります。

関連付けの完了オブジェクトを、番号または摘要を生成するルールのルール・セットに関連付ける必要があります。

285

ルール・セットはすでに存在し、有効なルールを含む必要があります。オブジェクトの番号生成方法(または摘要生成方法)を「生成済ルール」に設定する必要があります。生成方法を設定する場所は、オブジェクトによって異なります。番号生成方法を「生成済ルール」に設定した後、関連付けられたルール・セットの名前を、作成した生成ルールを含むルール・セットに設定する必要があります。

注意: 品目区分内で、品目番号の生成に1つのルール・セットを使用し、品目摘要の生成に別のルール・セットを使用できます。

関連トピック

ルールとルール・セット

番号生成方法品目、新規品目要求および変更オーダーの番号を自動的に生成する方法を定義できます。

次のオブジェクトを定義する際に番号生成方法を指定できます。

品目区分: 指定された品目区分から品目が作成されると、生成された品目番号が品目に適用されます。この方法は、「品目区分の編集」ページの「品目管理」タブにある「品目番号生成方法」フィールドで指定します。新規品目要求: 新規品目要求が作成されると、生成された新規品目要求番号がすべての新規品目要求に適用されます。この方法は、「新規品目要求タイプ詳細の管理」ページの「番号生成」タブにある「番号生成方法」フィールドで指定します。変更オーダー: 指定された変更オーダー・タイプから変更オーダーが作成されると、生成された変更オーダー番号が変更オーダーに適用されます。この方法は、「変更オーダー・タイプの編集」ページの「番号生成」タブにある「番号生成方法」フィールドで指定します。

番号生成方法を変更しても、既存の番号は変更されません。

番号生成方法は次のとおりです。

親からの継承生成済ルール生成済順序ユーザー定義

親からの継承品目区分の親品目区分で定義されているものと同じ番号生成方法を使用して品目の番号を生成する

286

には、この方法を選択します。品目区分の他の側面と同様に、番号生成方法も継承できます。この方法は、品目区分についてのみ使用できます。

生成済ルールルール・セットを使用して品目、新規品目要求または変更オーダーの番号を生成するには、この方法を選択します。選択するルール・セットが品目区分、新規品目要求タイプまたは変更オーダー・タイプにすでに関連付けられている必要があります。

生成済順序英数字の連番を使用して品目、新規品目要求または変更オーダーの番号を生成するには、この方法を選択します。番号付けを決定するための開始番号と増分値を入力します。オプションで、生成される番号のテキスト・プリフィクスまたはサフィクスを定義できます。

構成品目を定義する品目区分については、Oracle Fusion Configuratorで使用される別の連番を定義することもできます。「構成品目番号生成方法」フィールドから「連番」を選択します。開始番号と増分値を指定します。オプションのプリフィクスまたはサフィクスについては、「モデル品目番号」(「ベース・モデル」属性に指定された値を使用する)または「ユーザー定義」(手動で入力されたテキストを必要とする)を選択できます。生成された番号の要素を区切る、オプションの「デリミタ」文字を選択できます。

ユーザー定義品目、新規品目要求または変更オーダーを作成するときに番号を手動で入力できるようにするには、この方法を選択します。

関連トピック

ルールとルール・セット

ルールを使用した番号および摘要の生成次のシナリオは、ルールを使用して、新規に作成された品目、変更オーダー、新規品目要求、および新規に作成された品目の摘要の番号を生成する方法を示しています。

新規品目の番号を生成するためのルール作成新規品目の摘要を生成するためのルール作成変更オーダーの番号を生成するためのルール作成新規品目要求の番号を生成するためのルール作成

287

新規品目の番号を生成するためのルール作成このシナリオは、ルールを使用して新規に作成された品目の番号を生成する方法を示しています。

1. ルールの設定タスクを選択します。2. 「ルール・セットの管理」ページで、次の表に示すフィールド値を含むルール・セットを作成して保存します。

フィールド(ルール・セット) 値

表示名 例: MyItemNumGenRuleSet1

タイプ 割当

関連タイプ 品目区分

関連名 例: MyItemClass1

ビジネス・エンティティ

1つ以上の品目データ・レベル、品目改訂データ・レベルまたは品目仕入先データ・レベル

3. 「ルール・セットの編集」ページで、次の表に示すフィールド値を含むルールを作成して保存します。

フィールド(ルール) 値

名前 例: MyItemNumGenRule1

戻りタイプ 品目番号

プライマリIf式 true

セカンダリIf式 true

戻り値 例

[Item].[Physical Attributes].[Unit Length]

4. 「品目区分の管理」タスクを選択します。5. 「品目区分の管理」ページで、ルール・セットの関連名として選択した品目区分を編集します。

6. 「品目区分の編集」ページの「品目管理」タブで、次の表に示すフィールド値を選択し、品目区分を保存します。

288

フィールド(品目区分) 値

名前 例: MyItemClass1

品目番号生成方法(「番号生成」セクション)

生成済ルール

関連付けられたルール・セット

例: MyItemNumGenRuleSet1

注意: 対応する関連タイプ(このシナリオでは「品目区分」)を持つルール・セットのみを使用できます。また、有効なルールがルール・セット内に作成されていない場合、ルール・セットは「関連付けられたルール・セット」値リストに表示されません。

7. この品目区分から新しい品目を作成する場合、品目番号フィールドには最初は番号がルール生成されるというメッセージが含まれます。品目を保存(または発行)すると、ルールによって番号が生成されます。

注意: サイト・レベルで「品目番号の更新」(EGP_UPDATEABLE_ITEM)プロファイル・オプションが「はい」に設定されていない場合、品目の保存後、生成されたか手動で入力されたかに関係なく、品目番号を変更することはできません。そのプロファイル・オプションが「はい」に設定されている場合、番号生成ルールで使用される属性が更新されると、それに応じて品目番号が再生成されます。

新規品目の摘要を生成するためのルールの作成このシナリオでは、ルールを使用して新規に作成された品目の摘要を生成する方法を示します。シナリオは、新規品目の番号を生成するためのものと同じですが、次に示すような違いがあります。

「ルール・セットの編集」ページの「詳細」セクションで、ルールの違いを次の表に示します。

フィールド(ルール) 値

名前 例: MyItemDescGenRule1

戻りタイプ 品目摘要

戻り値 例[Item].[Main].[Item_Type] + [Item].[Main].[Long_Description]

「品目管理」タブでの、品目区分の違いを次の表に示します。

289

フィールド(品目区分) 値

品目摘要生成方法(「摘要生成」セクション) 生成済ルール

関連付けられたルール・セット 例: MyItemDescGenRule1

この品目区分から新しい品目を作成する場合、品目の「摘要」フィールドには最初は摘要がルール生成されるというメッセージが含まれます。品目を保存(または発行)すると、ルールによって読取り専用の摘要が生成されます。摘要生成ルールで使用される属性が更新されると、品目を表示するときにそれに応じて品目摘要が再生成されます。

注意: 同じルール・セットに品目番号生成と品目摘要生成の両方のルールを含めることができます。

変更オーダーの番号を生成するためのルールの作成このシナリオは、ルールを使用して新規に作成された変更オーダーの変更オーダー番号を生成する方法を示しています。シナリオは新規品目の番号を生成するためのものと同じですが、次に示すような違いがあります。

「ルール・セットの編集」ページでの、ルール・セットの違いを次の表に示します。

フィールド(ルール・セット) 値

表示名 例: MyCONumGenRuleSet1

関連タイプ 変更タイプ

関連名 例: MyCOType1

「ルール・セットの編集」ページの「詳細」セクションで、ルールの違いを次の表に示します。

フィールド(ルール) 値

名前 例: MyCONumGenRule1

戻りタイプ 変更オーダー番号

戻り値 例

Flexfield[CM_Global_Segment1]

290

「変更オーダー・タイプの編集」ページの「番号生成」タブでの、変更オーダーの違いを次の表に示します。

フィールド(変更オーダー・タイプ) 値

番号生成方法(「番号生成」セクション) 生成済ルール

関連付けられたルール・セット 例: MyCONumGenRuleSet1

新しい変更オーダーを作成すると、ルールでは発行後に変更オーダー番号が生成されます。

新規品目要求の番号を生成するためのルールの作成このシナリオは、ルールを使用して新規に作成された新規品目要求の品目要求番号を生成する方法を示しています。シナリオは新規品目の番号を生成するためのものと同じですが、次に示すような違いがあります。

「ルール・セットの編集」ページでの、ルール・セットの違いを次の表に示します。

フィールド(ルール・セット) 値

表示名 例: MyNIRNumGenRuleSet1

関連タイプ 新規品目要求

関連名 例: MyNIRType1

「ルール・セットの編集」ページの「詳細」セクションで、ルールの違いを次の表に示します。

フィールド(ルール) 値

名前 例: MyNIRNumGenRule1

戻りタイプ 新規品目要求番号

戻り値 例

Flexfield[CM_Global_Segment1]

「新規品目要求タイプ詳細の管理」ページの「番号生成」タブで、新規品目要求タイプの違いを次の表に示します。

注意: 複数の品目区分および変更オーダー・タイプが存在しますが、新規品目要求

291

のタイプは1つのみです。したがって、新規品目要求はすべて同じルール・セットを使用します。

フィールド(新規品目要求タイプ) 値

番号生成方法(「番号生成」セクション) 生成済ルール

関連付けられたルール・セット 例: MyNIRNumGenRuleSet1

新規品目要求を作成すると、ルールによって新しい品目要求番号が生成されます。

関連トピック

ルールとルール・セット

更新プロセスに品目を送信するための様々な方法製品更新に品目を発行するために使用する方法を決定します。次のいずれかのオプションを選択します。

エラーのない品目この処理を選択した場合、エラーがないすべての品目がバッチに追加されます。バッチを実行すると、ルールが強制的に適用され、品目が更新されます。

エラーのある品目影響分析を実行すると、特定の品目がエラーになる可能性があります。この場合、品目を品目バッチに追加した後、更新された品目がルールと一致するように、品目バッチを検索および処理できます。

品目の手動更新品目をバッチに追加する前にエラーを修正する場合、バッチを実行した後、各品目ページに個別にナビゲートし、これらの品目が更新プロセス中にエラーにならないように、必要なデータを更新します。

スプレッドシートへの品目のアップロードスプレッドシート内の品目は、バッチに追加する前に更新できます。これらの品目が更新プロセス中にエラーにならないように、必要な前処理更新を指定できます。この場合、品目を品目バッチに

292

追加した後、更新された品目がルールと一致するように、品目バッチを検索および処理できます。

品目の一致方法インポート中に、またはアプリケーションを通じて作成された品目には、データ品質チェックの一部としての属性照合に加えて、グローバル取引品目番号(GTIN)および取引先品目(TPI)照合も実行されます。

GTIN/TPI照合の処理方法まず、データ品質チェックはスポーク・システム品目番号に基づいて品目の照合を試行します。既存の相互参照が見つからない場合、データ品質チェックは次の順に照合を実行します。

GTINサプライヤ製造業者顧客競合相手

一致が見つかると、照合プログラムは停止し、次の照合タイプに進みません。次に、データ品質は品目区分で定義されている一致をチェックします。スポーク・システム相互参照が作成され、更新の場合に使用されます。

GTIN照合の場合、受入品目のGTINが内部品目にGTIN相互参照として存在し、受入品目の梱包タイプが内部品目と同じであれば、内部品目は一致として識別されます。GTIN相互参照を使用して品目を作成する場合、参照は既存の品目とGTIN相互参照を照合するために使用されます。照合を受け入れて品目を既存のデータを更新するか、照合を無視して新規品目として作成します。

TPI照合の場合、サプライヤ、製造業者、顧客または競合相手品目は、内部品目に関連付けられた取引先および取引先品目が受入品目と同じ場合にのみ一致とみなされます。TPI関連を使用して品目を作成する場合は、既存の品目とTPI関連の照合に使用されます。照合を受け入れて品目を既存のデータを更新するか、照合を無視して新規品目として作成します。

製品およびサービス・データの標準化に関するFAQ

品目番号を変更できる場合、どうなりますか。通常、品目番号を入力(または製品ルールによって生成)し、品目を保存した後に品目番号を変更す

293

ることはできません。この動作は、「品目番号の更新」プロファイル・オプション(EGP_UPDATEABLE_ITEM)によって生成されます。デフォルト設定は「いいえ」です。このプロファイル・オプションを「はい」に設定した場合、番号生成ルールに関与する属性が変更されると、品目番号が再生成されます。

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294

19d

Product Master Data Managementの使用

21 外部システムへの製品データの公開この章の内容は次のとおりです。

品目オブジェクトの公開スポーク・システムの公開オプションの定義予定済プロセスのスケジュールおよびパラメータの定義項目を公開するためのプロファイル・オプションの定義公開予定済プロセスによって生成されたペイロードへのアクセス公開ペイロードで公開される内容品目の公開に関するFAQ

品目オブジェクトの公開公開は、各スポーク・システムに品目オブジェクトを自動的にスケジュールおよび公開するのに役立ちます。

Oracle Fusion Product Hubからスポーク・システムに品目オブジェクトを公開するには、次の手順を実行します。

1. スポーク・システムの公開オプションを定義します。2. 予定済プロセスのスケジュールおよびパラメータを定義します。3. 品目を公開するためのプロファイル・オプションを定義します。

295

4. 公開予定済プロセスによって生成されたペイロードにアクセスします。

ここで、これらの手順について詳しく説明します。

スポーク・システムの公開オプションの定義「スポーク・システムの管理」タスクを使用して品目オブジェクトを公開できます。

1. 「設定および保守」作業領域から、このナビゲーションを使用して「スポーク・システムの管理」タスクをオープンします。

オファリング: 製品管理機能領域: 製品スポーク・システムタスク: スポーク・システムの管理

2. 「検索結果」表からスポーク・システムを選択し、「スポーク・システムの編集」ページを開きます。

3. 「公開オプション」タブをクリックします。4. 「品目公開基準」領域で、「品目関係性: スポーク・システム参照」エンティティを選択します。

5. ページを保存します。

スポーク・システムを公開すると、公開コンテンツには、品目カテゴリ割当の完全なカテゴリ分類パスが含まれます。カテゴリと分類パスは、品目とカテゴリ割当ての一部として公開ペイロードにも公開されます。

予定済プロセスのスケジュールおよびパラメータの定義「製品ハブ公開ジョブ」予定済プロセスを使用して、品目オブジェクトを公開します。

1. 「予定済プロセス」作業領域から、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。2. 「製品ハブ公開ジョブ」予定済プロセスを開きます。3. 「品目の公開」パラメータを「はい」に定義して品目を公開します。「プロセス詳細」ダイアログ・ボックスで、すべてのパラメータを構成する必要があります。パラメータとその摘要の一部を次に示します。

予定済プロセス・パラメータ 摘要

296

スポーク・システム

品目、品目区分またはカタログ情報を公開する外部スポーク・システムの名前。

公開日: 自 オブジェクトのレコードを開始日から公開します。開始日を指定します。

公開日: 至 オブジェクトのレコードを終了日に公開します。終了日を指定します。このパラメータは、「公開日: 自」パラメータとともに使用します。

フォルダの場所

出力XMLファイルを保存するOracle WebCenterコンテンツ・フォルダの場所を指定します。

順次処理 複数のジョブがある場合に順次実行する公開ジョブを指定します。それ以外の場合、ジョブは互いに並行して実行されます。

4. (オプション)「詳細設定」ボタンをクリックし、プロセスを後で実行するようにスケジュールします。

5. 予定済プロセスを発行します。予定済プロセスは、各スポーク・システムのオブジェクトを公開します。

公開プロセスは、繰返しイベントまたは一時イベンにできます。Oracle Fusion Product Hubで作成した新規品目を公開するレガシー・アプリケーションへの統合を設定するとします。毎晩実行するようにスケジュールされた公開ジョブを設定します。

スケジュールの頻度は、統合の要件と、データを受け取って処理する製品ハブと統合するアプリケーションの可用性に基づきます。たとえば、Oracle Fusion Product Hubで新しい品目情報をERPアプリケーションに挿入している状況があるとします。このアプリケーションは、フィードを受け入れる短期間のみ使用できます。そのため、それに応じてスケジュール・プロセスを計画する必要があります。

項目を公開するためのプロファイル・オプションの定義1000を超える品目またはレコードを公開する場合、公開プロファイル・オプションの値の変更を検討できます。

1. 「設定および保守」作業領域から、詳細プロファイル・オプションの管理タスクを開きます。

オファリング: 製品管理機能領域: 品目タスク: 拡張品目プロファイル・オプションの管理

2. 次の表に示されているように、プロファイル・オプションを更新します。

297

プロファイル・オプション・コード

プロファイル・オプション名 目的

EGI_PUBLICATION_ITEMS_PER_PAYLOAD 公開用のペイロード当たりの品目数

各XMLファイル内の品目数。このプロファイル・オプションは、公開プロセスでペイロードごとに使用される品目の数を決定します。事前定義済の値は500MBです。

EGI_PUBLICATION_NUMBER_OF_PAYLOADS 公開用のパラレル・ペイロード数

抽出プロセスで開始される予定済サブプロセスの数。このプロファイル・オプションは、公開プロセスで使用されるパラレル・ペイロードの数を決定します。事前定義済の値は100です。

EGP_PUBLICATION_SIZE_OF_ZIP_FILE 公開ペイロード・ファイルのMB単位のサイズ

このプロファイル・オプションにより、ペイロードZipファイルの全体のサイズが制御されます。ペイロードZipファイルには、品目オブジェクトの複数のXMLファイルを含めることができます。このプロファイル・オプションを使用すると、大きい公開ジョブを複数のXMLファイルにチャンク化できます。このプロファイル・オプションにより、ペイロードZipファイルの全体のサイズが制御されます。

これらのプロファイル・オプションには次の利点があります。

公開ペイロード・サイズの構成: システムおよびプロセス要件と一致するように公開ペイロードのサイズを制御できます。公開ペイロードのデフォルトのサイズは、すべての公開ペイロードで500 MBです。EGI_PUBLICATION_ITEMS_PER_PAYLOADプロファイル・オプションを使用すると、すべての公開ペイロードのサイズを減らすために500 MB未満の新しい値を設定できます。追加詳細のエラー・ログの確認: 公開中に識別されたエラーは、予定済プロセスのログ・ファイルから参照できます。公開に失敗した品目レコードがある場合、公開プロセスは失敗したレコードを公開しませんが、残りの品目レコードは公開します。公開プロセスは、公開失敗に関する追加情報(品目番号、ルール名、ルール定義に構成したエラー・メッセージなど)でログ・ファイルを更新します。この情報を使用すると、すべての公開エラーを簡単に追跡して修正できます。公開ログ・ファイルには公開例外を明確にするための追加情報も含まれます。ルール定義中に作成したルール例外メッセージが公開ログ・ファイルに表示されます。公開中、例外タイ

298

プに基づいてこれらのメッセージが公開ログ・ファイルに表示されます。公開サブジョブの例外も公開ログ・ファイルに含まれます。

公開予定済プロセスによって生成されたペイロードへのアクセスXMLペイロードには、Oracle WebCenterコンテンツのContribution Foldersからアクセスできます。

製品ハブ公開ジョブ予定済プロセスでのデフォルトの公開フォルダは、/ContributionFolders/です。デフォルトのフォルダ・パスまたはフォルダ名は編集できません。この制限事項は、Oracle WebCenter Contentに必要な変更によるものです。

公開ペイロードで公開される内容この表には、スポーク・システムに公開されるペイロードがリストされます。「公開基準」列ではスポーク・システムで定義した内容を指定し、「オプション」列では公開済コンテンツを指定します。

公開基準 オプション

オブジェクト 品目品目区分品目カタログ取引先品目

品目エンティティ

属性属性はデフォルトで選択されており、次のものが含まれます。

品目メイン属性運用属性

URLタイプの添付サプライヤ・サイト組織関連品目カテゴリ割当梱包階層品目関係性:

グローバル取引品目番号(GTIN)関係品目相互参照

構成:

299

すべてプライマリ

すべての梱包品目1つの梱包タイプの品目のすべて(階層内のメンバーシップに関係なく)は、梱包への変更があるかどうかにかかわらず公開されます。品目選択ルール特定の品目を選択するルールを追加します。品目検証ルール既存の検証ルール・セットを選択します。

品目区分エンティティ

品目区分添付カテゴリ品目区分属性グループ品目区分付加フレックスフィールドデータ品質属性製品ハブ・ポータル属性グループ品目区分ページ品目区分ライフサイクル・フェーズ品目区分ページ属性グループ品目区分翻訳コンテンツ品目概要属性グループサプライヤ属性グループトランザクション属性トランザクション属性翻訳コンテンツ

品目カタログ・エンティティ

カタログ翻訳コンテンツカタログ添付カタログ付加フレックスフィールドカテゴリカテゴリ翻訳コンテンツカテゴリ添付カテゴリ付加フレックスフィールドカテゴリ品目割当

取引先品目エンティティ

顧客の取引先品目サプライヤの取引先品目製造業者の取引先品目競合相手の取引先品目関係品目の品目関係性取引先品目添付取引先品目付加フレックスフィールド

品目の公開に関するFAQ

300

公開するスポーク・システムでオブジェクトを選択しないとどうなりますか。スポーク・システムでオブジェクトを選択しないと、公開オプションを定義できなくなり、スポーク・システムにデータは公開されません。

製品ハブ内のすべての品目が公開されますか。最終公開日または基準日以降に更新され、スポーク・システムの公開基準を満たす品目のみが公開されます。これには、公開基準を満たす新規に作成された品目も含まれます。

どの品目が公開されますか。公開される品目は、前回の公開日以降に変更された内容に基づいて、「スポーク・システムの管理」タスクの「公開オプション」タブに示される構成情報の選択ルールによってフィルタ処理されます。選択ルールは、組織、組織階層、カタログおよび品目区分に基づきます。

特定の子組織から公開する品目を選択できますか。いいえ。特定の子組織に基づいた公開はできません。公開は、マスター組織レベルでのみ可能になります。マスター組織内のすべての子組織が公開されます。

公開用にサポートされている品目エンティティはどれですか。サポートされる品目エンティティは次のとおりです。

属性添付サプライヤ・サイト関連品目カテゴリ割当梱包品目関係性構成

どのようすると公開プロセスのデータをチャンクにできますか。公開プロセス用のプロファイル・オプションを使用します。

EGI_PUBLICATION_ITEMS_PER_PAYLOAD: 公開予定済プロセスのペイロードごとの品目の数を定義するために使用されます。シード済の値は、100です。

301

EGI_PUBLICATION_NUMBER_OF_PAYLOADS: 公開予定済プロセスで使用されるパラレル・ペイロードの数を定義するために使用されます。シード済の値は、10です。

これらのプロファイル・オプションの値を決定するときには、次に示す事項について考慮してください。

公開先のアプリケーションの能力。公開を実行する場所と公開先アプリケーションの設備仕様。公開ジョブの実行頻度。

どのようにするとプロファイル・オプションに値を追加できますか。プロファイル・オプションの値は、「設定および保守」作業領域の拡張プロファイル値の管理タスクを使用して定義します。

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302

19d

Product Master Data Managementの使用

22 製品およびサービスの廃止この章の内容は次のとおりです。

製品およびサービスの廃止の概要品目、構成、新規品目要求および変更オーダーのグループ削除品目の代替

製品およびサービスの廃止の概要製品マネージャは、ライフサイクルが終了してパージする必要がある製品およびサービスを識別する削除グループを定義および保持することで、製品およびサービスを廃止できます。

待ち状態のトランザクションがパージ中に影響を受けないように、制約によりデータの整合性を維持します。事前定義済制約とともに、カスタム制約を定義してパージが完了する前にチェックできます。

注意: 品目関係性を使用すると、既存の品目を代替できます。そのような場合、代替品目はアプリケーションに存在し続ける必要があります。代替品目がアプリケーションから削除されると、すべての相互参照、品目関係性などが失われます。

次のオブジェクトを削除グループに追加できます。

品目品目組織品目サプライヤ・サイト組織

303

変更オーダー新規品目要求品目構成およびコンポーネント

削除グループは、「タスク」メニューの「品目」にある「削除グループの管理」リンクを使用して作成および保守できます。

このリンクを使用して、オブジェクトを削除グループに直接追加できます。

別のオブジェクトをそれぞれの管理ページから削除グループに追加することもできます。品目、品目組織、新規品目要求、変更オーダーなどのオブジェクトを検索します。オブジェクトを強調表示し、「処理」メニューから「削除」を選択します。既存のグループにオブジェクトを追加するか、新しいグループを作成するように要求されます。

品目、構成、新規品目要求および変更オーダーのグループ削除品目、構成、新規品目要求および変更オーダーの削除は、削除グループ・タスクを通じて制御されます。削除グループは、「製品情報管理」作業領域の「タスク」メニューの「品目」の下にある「削除グループの管理」リンクを使用して作成および保守できます。

注意: 品目を削除すると、その品目はアプリケーションから削除されます。相互参照と品目関係性(品目組織、品目サプライヤ・サイト組織、構成、コンポーネントなど)はすべて失われます。

「削除グループの管理」ページでは、既存の削除グループを検索してアクセスできます。このページからは、正常に発行して完了した削除グループを削除することもできます。

「削除グループの編集」ページで、削除対象としてオブジェクトを追加および削除し、制約をチェックして、処理対象として削除グループを発行できます。

注意: オブジェクト(品目、新規品目要求、変更オーダーなど)を該当する管理ページから削除するときには、そのオブジェクトを既存の削除グループに追加するか、新しいグループを作成するように要求されます。

制約のチェック待ち状態のトランザクションがパージ中に影響を受けないように、制約によりデータの整合性を維持します。

削除グループを保存した後、「削除グループの編集」ページで「制約のチェック」を選択して、オ

304

ブジェクトを発行対象として安全に発行できるようにします。

事前定義済制約とともに、パージが完了する前にチェックされる顧客制約を定義できます。制約は、サービス指向アーキテクチャ(SOA)ビジネス・プロセス実行言語(BPEL)を使用して定義されます。

制約がチェックされる製品は次のとおりです。

製品情報管理調達在庫出荷受入製造販売予測販売カタログ商談管理オーダー獲得リード管理市場応答

品目が削除グループにある場合、その品目に関係するオープン・トランザクションがあるかどうかは制約チェックによって決定されます。制約チェックは、各製品によって提供されるWebサービスを問い合せることで実行されます。オープン・トランザクションがある品目は削除できません。

削除グループの品目「削除グループの編集」ページの「品目」タブで、「処理」メニューから「選択および追加」を選択した後、「選択および追加」ページで「エンティティ」ドロップダウン・リストから選択することで、次のオブジェクトを削除対象として指定できます。

品目品目組織品目サプライヤ・サイト組織

ヒント: 品目を削除グループに追加するときに、品目の行を強調表示して、該当する割当を選択することで、オブジェクトの組織、サプライヤおよびサプライヤ・サイト割当を変更できます。 組織、サプライヤおよびサプライヤ・サイト割当が異なる同様の多数のオブジェクトを追加するときには、この機能を「処理」メニューの「複製」処理と組み合せて使用できます。「複製」機能を使用すると、前のレコードをコピーして、別の値に変更できるため、クリック数を減らせます。

305

削除グループの品目構成「削除グループの編集」ページの「品目構成」タブで、「処理」メニューから「選択および追加」を選択した後、「選択および追加」ページで「エンティティ」ドロップダウン・リストから選択することで、次のオブジェクトを削除対象として指定できます。

構成コンポーネント

ヒント: 構成およびコンポーネントを削除グループに追加するときに、構成またはコンポーネントの行を強調表示して、該当する割当を変更することで、組織、構成およびコンポーネント割当を変更できます。 組織、構成およびコンポーネント割当が異なる同様の多数のオブジェクトを追加するときには、この機能を「処理」メニューの「複製」処理と組み合せて使用できます。

変更オーダーと削除グループ「削除グループの編集」ページの「変更オーダー」タブで、「処理」メニューから「選択および追加」を選択することで、変更オーダーを削除対象として指定できます。

ヒント: 変更オーダーを削除グループに追加するときに、変更オーダーの行を強調表示して、組織割当を変更することで、組織割当を変更できます。 組織が異なる同様の多数の変更オーダーを追加するときには、この機能を「処理」メニューの「複製」処理と組み合せて使用できます。

新規品目要求と削除グループ「削除グループの編集」ページの「新規品目要求」タブで、「処理」メニューから「選択および追加」を選択することで、新規品目要求を削除対象として指定できます。

削除グループの発行オブジェクトをアプリケーションからパージするために発行するには、「削除グループの編集」ページで「発行」をクリックします。

関連トピック

『Oracle Cloud Oracle SOA SuiteでのSOAアプリケーションの開発』ガイド

306

品目の代替代替品目、代替、優待品目など、事前定義済関係性タイプを使用して、2つの内部品目間の品目関係性を定義することで、品目を代替できます。

ユーザー定義関連を使用して2つの内部品目間の品目関連を定義することもできます。

関連を定義するときに、関連をさらに適格化する属性および関連が有効な日付範囲を指定できます。

関連トピック

品目関係性のタイプ品目関係性の管理

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19d

Product Master Data Managementの使用

用語集A | B | C | D | E | F | G | I | M | N | O | P | R | S | T | U | W

A

処理表示や編集などのアクセスの種類。セキュリティ・ポリシーで名前を指定します。

AMX

承認管理拡張機能(Approval Management extensions)の略。

ATO

オーダー組立(Assemble to Order)の略。製品の注文時に製品を作成するコンポーネントをユーザーが定義する能力を表します。

ATP

有効在庫数量(available to promise)の略。

属性値が製品品目を表す名前付きエンティティ。属性は属性グループに編成できます。拡張検索を使用するときに属性フィールドを追加することで、属性値に基づいて品目を検索できます(ただし、トランザクション属性を検索することはできません)。品目検索によって返された、選択した品目の属性値を比較できます。

属性グループ品目区分に関連付けられた、関連する製品品目属性の名前付きセット。品目区分の子階層を通じて継承されます。属性グループを選択した後、特定の操作に含まれるメンバー属性を選択しま

308

す。

B

BPEL

ビジネス・プロセス実行言語。リモート・サービスへのXMLメッセージの送信、XMLデータ構成の操作、リモート・サービスからのXMLメッセージの非同期受信、イベントと例外の管理、実行の並列シーケンスの定義、例外発生時のプロセスの一部の取消しの方法を定義するための標準言語です。

ブラウジング・カテゴリカタログ階層の他のカテゴリに関連付けられ、割当品目がない親または中間カテゴリ。

C

CAS

ケミカル・アブストラクツ・サービス(Chemical Abstracts Service)の略。米国化学会のケミカル・アブストラクツ・サービス登録番号により、化学物質や分子構造を識別します。

カタログ分類を表す階層に編成できる品目の分類に使用されるカテゴリの集合。

カタログ・カテゴリカタログとカテゴリの間の関連付け。カテゴリはカタログ・カテゴリと呼ばれます。この関連付けには開始日と終了日が含まれます。

カテゴリ品目を分類するためにカタログに関連付けられるカタログ構成部品。

分類品目を品目区分とカタログ内の1つ以上のカテゴリに割り当てる、Oracle Product Data Qualityのプロセス。割当は、品目に指定した属性グループのデータ品質属性の値に基づきます。

コンテキスト関連情報を格納するフレックスフィールド・セグメントのグループ化。

D

データ・セキュリティユーザーがアクセスおよび処理できるデータの制御。

309

付加フレックスフィールド追加の摘要情報や、顧客ケースのようなエンティティに関する属性の取得に使用される拡張可能なフィールド。コンテキストに基づいて、情報のコレクションと記憶域を構成できます。

DRP

物流所要量計画(Distribution Resource Planning)の略。配分システムに含まれているキー・リソース(ソーシングや輸送など)のプランニングを支援するための、補充在庫計算のアプリケーション。DRPは、物流所要量計画の拡張機能であり、MRPロジックをブランチ倉庫での在庫補充に適用します。

E

有効性履歴値を維持しながら、品目属性を時間経過によって変更できます。

拡張可能フレックスフィールド1つのコンテキストまたは複数のコンテキスト内の複数の情報のセットを取得するために使用できる拡張可能なフィールド。一部の拡張可能フレックスフィールドでは、コンテキストをカテゴリにグループ化できます。

F

フレックスフィールド・セグメント属性を表し、データベース内の事前定義済の単一の拡張列に対応する値を取得する拡張可能データ・フィールド。セグメントはグローバルに、または取得された他の情報のコンテキストに基づいて表示されます。

G

GTIN

グローバル取引識別番号(Global Trade Identification Number)の略称。

I

品目組織在庫残高が格納されず、在庫の移動がアプリケーションで追跡されない品目定義。財務および会

310

計情報を伝達する品目属性は非表示です。

M

照合指定された属性の値に従って、品目が可能性のある重複と照合されるデータ品質プロセス。照合のルールは、Oracle Enterprise Data Quality Productで定義されます。

MPS

マスター生産スケジュール(Master Production Schedule)の略。レートまたはショップ型数量、および日付の観点からの予想作成スケジュール。

MRP

製造資源計画(Manufacturing Resource Planning)の略。製造環境での資材、労力および機会の要件を決定するためのプロセス。MRPII (製造資源計画)は、資材所要量計画(MRP)、能力所要量計画(MRP)およびマスター生産スケジュール(MPS)を統合した略称です。MRPは、本来資材計画のみを目的としていました。労力と機械(リソース)計画が包含されたときに、MRPIIと呼ばれるようになりました。今日では、通常、MRPIIの定義はMRPシステムに関連付けられています。

N

ネイティブ・カタログユーザーが管理しているカタログ。

O

組織エンタープライズを構成する単位。これにより、法務、経営および財務管理と財務報告を実行する枠組みを提供します。組織は、それぞれの目的を定義するために、部門、部署、法的エンティティなどに分類できます。また、プロジェクトおよびタスクの所有、またはプロジェクト経費の負担が可能です。

P

梱包製品梱包のニーズの論理構成を表す品目の階層を使用して管理される梱包情報。各梱包レベルは品目としてモデル化されるため、各レベルに対する在庫およびオーダーを簡単に追跡できます。

311

R

参照カテゴリ指定したソース・カタログから共有されているネイティブ・カタログ内のカテゴリ。参照カテゴリは編集できません。

RMA

返品承認(return material authorization)の略。

S

共有カテゴリ参照カテゴリとしてネイティブ・カタログに追加されているソース・カタログ内のカテゴリ。このカテゴリは、1つ以上のカタログで共有できます。

SKU

在庫保管単位(Stock Keeping Unit)の略。在庫の最下位レベルで品目定義する一意の識別子。

SOA

サービス指向アーキテクチャの略称。

ソース・システム販売オーダーが作成されたシステム。Order Management Cloudおよびオーダー獲得システムは、どちらもソース・システムの例です。ソース・システムは、ビジネス・アプリケーション情報をOracleアプリケーションに提供します。Oracleは、この情報を使用して履行データとプランニング・データをデータ・ファイルに抽出します。

標準化Oracle Product Data Qualityに定義されたルールに従って、品目の指定された属性の値が目的の規則と一貫性を持つデータ品質プロセス。

構成部品構成表。構成には、親品目、コンポーネント、添付および付加要素に関する情報が含まれます。

T

TIUD

取引品目ユニット記述子(Trade Item Unit Descriptor)の略。

312

U

UOM

単位(unit of measure)の略。測定の基準として採用される数量の1区分。

W

WIP

仕掛(Work in Process)の略。完了の各種ステージにある1つまたは複数の製品。これには、最初の処理のためにリリースされた原材料から最終検査と完成品としての受入を待機する完全に処理された資材までのすべての資材が含まれます。

ワークフローあるユーザー(またはユーザーのグループ)から別のユーザーに確認または処理のためにタスクを渡す自動化されたプロセス。タスクは、最終結果に到達するまでの論理的な順序でルーティングされます。

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