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ごあいさつ 活動報告 千葉大学がんプロ紹介 ・高度実践看護学コース ・口腔ケアインテンシブコース 関東国際がんプロ新講座 ・臨床腫瘍学(千葉大学) ・病態腫瘍薬理学(群馬大学) がんプロ全国e-learningクラウド ・コンテンツの国際化 晩秋の候、朝夕寒冷を覚える季節となりました。 さて、本がんプロの活動も11月で8か月目となり、ようやく本格的 な連携体制、活動基盤が整いつつあります。 今回はその中から、各大学(コース)のセミナー等の実施状況のご 報告と千葉大学からがんプロ教育コースの紹介、千葉大学と群馬大学 に新設された講座の紹介をさせていただきます。 e-learning クラウドについては、今秋新たに機能を追加した e-learningクラウドの国際化」についてご説明いたします。国際的 視野を持ったがん専門医療人養成のため、また、日本在住の留学生を 対象とした講義コンテンツの国際化を推進しています。まずは英語の 字幕入りコンテンツを一つでも多く作成することを目標としており、 今後ますます増やしていく予定です。 今後も本がんプロの活動にご期待ください。 22012/11 発行 手術手技合同ビデオカンファレンス 国際協力型腫瘍外科学指導者コース 日時:平成241117日(土)13:00-17:00 場所:筑波大学東京キャンパス 各大学の手術手技のオリジナリティーに触れ、そのコツやピット ホールを共有・交流する場を企画。初回は、消化器外科分野、特 に食道と膵臓に焦点を当てた。学会のビデオシンポよりは少しく だけた形で、ざっくばらんに質問やコメントがしあえる雰囲気に、 活発なディスカッションが行われた。 2012 ASCO Feedback for NSCLC 国際協力型集学的臨床腫瘍学指導者コース 日時:平成24622日(金)19:00-20:30 場所:東京ステーションコンファレンス プログラム1:基調講演『ASCO2012 Feedback for Lung Cancer演者:Joseph A Treat M.D. Eli Lilly and Company Oncology Clinical Plansプログラム2:座談会 『進行NSCLC治療の課題』 ☆この講演は、「がんプロe-learningクラウド」で聴講できます!

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ごあいさつ 活動報告 千葉大学がんプロ紹介 ・高度実践看護学コース ・口腔ケアインテンシブコース 関東国際がんプロ新講座 ・臨床腫瘍学(千葉大学) ・病態腫瘍薬理学(群馬大学) がんプロ全国e-learningクラウド ・コンテンツの国際化

晩秋の候、朝夕寒冷を覚える季節となりました。 さて、本がんプロの活動も11月で8か月目となり、ようやく本格的な連携体制、活動基盤が整いつつあります。 今回はその中から、各大学(コース)のセミナー等の実施状況のご報告と千葉大学からがんプロ教育コースの紹介、千葉大学と群馬大学に新設された講座の紹介をさせていただきます。 e-learningクラウドについては、今秋新たに機能を追加した 「e-learningクラウドの国際化」についてご説明いたします。国際的視野を持ったがん専門医療人養成のため、また、日本在住の留学生を対象とした講義コンテンツの国際化を推進しています。まずは英語の字幕入りコンテンツを一つでも多く作成することを目標としており、今後ますます増やしていく予定です。 今後も本がんプロの活動にご期待ください。

第2号 2012/11 発行

手術手技合同ビデオカンファレンス 国際協力型腫瘍外科学指導者コース

日時:平成24年11月17日(土)13:00-17:00 場所:筑波大学東京キャンパス 各大学の手術手技のオリジナリティーに触れ、そのコツやピットホールを共有・交流する場を企画。初回は、消化器外科分野、特に食道と膵臓に焦点を当てた。学会のビデオシンポよりは少しくだけた形で、ざっくばらんに質問やコメントがしあえる雰囲気に、活発なディスカッションが行われた。

2012 ASCO Feedback for NSCLC 国際協力型集学的臨床腫瘍学指導者コース 日時:平成24年6月22日(金)19:00-20:30 場所:東京ステーションコンファレンス プログラム1:基調講演『ASCO2012 Feedback for Lung Cancer』 演者:Joseph A Treat M.D. (Eli Lilly and Company Oncology Clinical Plans) プログラム2:座談会 『進行NSCLC治療の課題』 ☆この講演は、「がんプロe-learningクラウド」で聴講できます!

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今年度、高度実践看護学(がん看護学)コースにおいて懸命に取り組んでいる活動の一つは、がん看護専門看護師教育のカリキュラムに活用可能なe-learning科目の構築です。その背景には、平成24年度より新たに申請される専門看護師教育課程の履修単位数が26単位から38単位へと増加し、専門看護師をはじめとした大学院における高度実践看護教育の質の維持・向上のためには、まさに大学の枠を超えた協働が急務となっている現状があります。 私たちは、筑波大学、群馬大学、埼玉医科大学のがんプロ看護系教員とともに、兵庫県立大学の内布敦子教授(全国がんプロ協議会理事)や慶応義塾大学の小松浩子教授のご協力を得ながら、専門看護師教育課程(38単位)に活用可能なe-learning科目の検討を重ね、これまでの看護系のe-learning科目を大幅に刷新しました。12月1日(土)に東京で開催される日本看護科学学会学術集会の交流集会では、がんプロ参加大学を含む専門看護師教育課程の関係者に向けて、がんプロ全国e-learningクラウドに関する情報提供と新たなe-learning科目への収録を呼びかけていきます。 また、看護学研究科では、がんプロ履修生の国際交流を積極的に行っています。5月には講義の一貫としてSkypeを用いた米国のがん看護専門看護師との討議、8月はソウル国立大学、北京大学、ガジャマダ大学からの短期留学生(看護学生)に対しがんプロ履修生が日本の専門看護師の制度と現状についてプレゼンを行い、各国の専門看護師制度の現状や課題が議論されました。また、11月には「脳腫瘍の治験と多職種のコラボレーション」と題して米国の医師による特別講義を予定しています。 (看護学研究科:眞嶋、増島、長坂、白熊) 米国のがん看護専門看護師との討議の場面 韓国・中国・インドネシアの看護学生との交流場面

口腔ケアインテンシブコース(千葉大学)のご紹介 癌治療における口腔ケアの重要性が認識されるようになり、多くの病院などで口腔ケアが実践されております。千葉大学医学部附属病院においても同院歯科・顎・口腔外科を中心として口腔ケアを行い、癌の治療に貢献してきました。その臨床研究の成果の一部をご紹介いたします。口腔ケアを行うことによってさまざまな癌治療において著明な在院日数の短縮効果を示しました(右図)。 の「再生医療による口腔ケア」という新領域の確立を進めていきます。 また、当コースは獨協医大、筑波大、群馬大と連携しておりますので、これらの大学のご協力をいただき、柔軟な相互乗り入れによってコース内容を充実させていきたいと考えております。多くの方に口腔ケアインテンシブコース履修していただき、口腔ケアの立場から癌治療に積極的に貢献していただくことを願っております。

口腔ケアインテンシブコース(千葉大学)担当 椎葉正史

0% 25% 50% 75% 100%

消化器外科

小児科

心臓血管外科

歯科口腔外科

放射線科

血液内科

口腔ケアによる在院期間の短縮 このように口腔ケアが癌治療において有意義であることは明らかですが、現時点では口腔ケアが単なる臨床技術という領域に留まっているのが実情です。口腔ケアインテンシブコース(千葉大学)では限られたスタッフと時間の中で効果的な口腔ケアを実現するために学問領域として発展させ、「治療」としての口腔ケアを目指しております。そのために、この度、千葉大学大学院医学研究院に包括的臨床腫瘍学講座を設置して口腔ケア担当専任教員を配置し、学問的裏付けのある『科学的口腔ケア』を推進する体制を整備いたしました。今後は、細菌学的、血液学的アプローチを進めるとともに現在進行中

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新設講座「臨床腫瘍学」 多領域の教員ががん専門家教育に特化した

教育と研究を目指して 平成24年4月の医学研究院の改組に伴い、「先端がん治療学研究講座」が再編設置されました。ここには「先端化学療法学」研究領域が配置され、また7月には「臨床腫瘍学」研究領域が新設・編入されるに至りました。「先端化学療法学」は腫瘍内科学の教育、研究、診療を専門とし、2007年度から5年間取り組まれたがんプロフェッショナル養成プランの本学における推進役として機能して参りました。この度、がんプロフェッショナル養成基盤推進プランの採択により「臨床腫瘍学」を計画通り新設することができたのは、この計画を強力にご支援下さった連携大学、および文部科学省関係者のお陰であり、改めて皆様に深く感謝申し上げます。 表に教員構成を示しましたように「臨床腫瘍学」は、化学療法、緩和療法、放射線療法、外科療法、口腔ケアの専門家が配置されており、多領域横断的腫瘍学の研究と教育に特化した講座です。「先端化学療法学」とは車の両輪のように機能することにより、高度ながんチーム医療専門家養成が可能になると期待しております。まだできたての組織で、これからの頑張りが重要だと心しております。連携大学、千葉大の関係者の皆様、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

臨床腫瘍学講座の教員構成 (括弧内は専門と就任日)

病態腫瘍薬理学講座について 葉大学大学院医学研究院先端研究部門先端がん治療学研究講座臨床腫瘍学研究領域とともに、国際協力型がん臨床指導者養成拠点(関東国際がんプロ)の事業の一環として設置されたものであります。スタッフ構成は、教授1、准教授1、講師2、助教1とし、分野設置とともに教員(教授)公募を開始し、9月1日には、教授(西山正彦)が着任いたしました。 現在、そのミッションの実現を目指し、活動基盤の整備とともに、国際協力、共同研究に重点を置いた様々な教育・研究プロジェクトの計画が進められております。新規がん薬物療法の開発研究に関しては、プランに明記されているごとく、基礎腫瘍学のレベルを向上させ、新たな画期的なシーズを同定するとともに、これを医療展開するトランスレーショナルリサーチを開始し、これを支える人材の養成に一刻も早くとりかかろうとしております。また、多職種が真に有機的に協働し、がんの専門的な教育・研究を展開する、その起点として機能するために、臨床開発研究の実施、マネージメント体制などに関しても、より効率的で緊密な臨床各科、病院内センター、医工、医保連携体制の構築をはかるとともに、旧病態薬理学の業務を引き継いでの薬理学教育を通じて学部生のがん薬物療法教育のさらなる充実にも貢献できるよう準備を整えております。 国際協力というキーワードに対しては、現在、日本、中国(CSCO)、韓国(KACO)の癌治療学会、臨床腫瘍学会が共同してプロジェクトオリエンテッドに開発研究を促進する新たな統合的支援組織アジア癌治療協議会(FACO)を設立し、実働を開始しようとしております。この開発研究プロジェクトに積極的に参画し、教育・研究のグローバル化を進めていく計画です。群馬大学には、2012年5月1日現在、留学生が258名おりますが、アジアからの学生がその大半を占めます。がんは世界疾患ですが、なかでもアジアのがん死亡者数は世界全体の50%強を占めております。がんが国民病となった本邦とともにその対策は危急的課題であり、アジアに重点を置いた国際協力は必須です。しかもゲノム医学の進歩とともに治療応答に人種差、民族差、地域差があり、その重要な要因としてゲノムの共通性と異質性があることが明らかとなってきました。アジア人にとって真に有効ながん医療を創生、展開する、そうした国際的な視点を持って活動するがん医療開発領域のリーダーの養成を目指していきたいと考えております。 新講座の設置が、将来へ向けて継続的安定的に高度専門的人材を輩出することを目的としたものであることを常に反芻しつつ、関東国際がんプロの参加諸大学、施設と共同し、がん医療の進歩に実質的な貢献ができるよう着実に歩を進めていく、それが病態腫瘍薬理学分野の使命と考えております。

群馬大学大学院医学系研究科では、平成24年4月1日付けをもって医科学専攻病態腫瘍制御学講座病態腫瘍薬理学分野を新設いたしました。いうまでもなく同分野は、がん薬物療法学に関する教育・研究を行い、がん薬物療法を行うがん専門医療人・指導者の養成を目的とし、千

専 任 兼 務

教 授 滝口 裕一 (腫瘍内科学)

(H24.7.1)

准教授

田口 奈津子 (緩和医療学)

(H24.8.1) 椎葉 正史 (口腔外科学) (H24.10.1)

関根 郁夫 (腫瘍内科学) (H24.9.1)

講 師 本折 健

(放射線診断学) (H24.7.1)

助 教 根本 未歩

(放射線治療学) (H24.7.1)

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☆字幕入りコンテンツの作成

今後の予定 ・11/20(火)(千葉) 特別講演「 脳腫瘍の治験と多職種 とのコラボレーション」 ・11/25(日) 外部評価シンポジウム ・11/29(木)(群馬) 集学的臨床腫瘍学指導者コース 特別セミナー ・12/11(火)(千葉) オンコロジーカンファレンス ・01/30(水) がんプロ合同フォーラム

次号は? ・関東国際がんプロ連携大学 紹介(群馬大学) ・活動報告 ・今後の予定 ・e-learning機能紹介 等々(予定) 記事募集中!

編集後記 10月に産声を上げたこのニュースレターですが、連携大学の先生方にご協力をいただきながらこの度、第2号を発行することが出来ました。 第3号、第4号と興味を持っていただけるように、新しい企画を考え中です。こうご期待♡

(森田)

筑波大学 がんプロ事務局 E-mail: [email protected] URL: http://kanto-kokusai-ganpro.md.tsukuba.ac.jp/newsletter

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☆GLOBALタブの追加

拠点タブに加えてGLOBALタブを追加し、ASCO・ESMO等海外の講義コンテンツもアップ可能に

☆拠点毎にGLOBAL枠の設置 講師を海外から招聘した場合、自大学のコンテンツとして登録します。そのような講義をアップする枠を設置