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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University - 16 - PDプログラムシラバス 毎年度(2 回) 夏学期(2 回) 教育能力開発プログラム E101 必修 1 年目 18 小林直人(Naoto Kobayashi / 中井俊樹(Toshiki Nakai / 仲道雅輝(Masaki Nakamichi / 村田晋也(Shinya Murata / 清水栄子(Eiko Shimizu / 小林忠資(Tadashi Kobayashi / 加地真弥(Maya Kaji 授業デザインワークショップ(Course design and Teaching Workshop アイスブレーキング(icebreaking) 、シラバス(syllabus) 、到達目標(objectives) 、成績評価(learning assessment) 、クラス設計(class design) 、コース設計(course design) 学習成果(learning outcome) 、双方向型授業(interactive lecture) 、深い学び・浅い学び(deep learningsurface learning) 、マイクロ・ティーチング(microteaching) 、ワー クショップ(workshop) 研修の目的 初めて授業を担当する教員もしくは授業を担当してまもない教員を対象として、授業を担当するにあたって必要となる基礎的な知識と技術を学ぶことを目 的とする。具体的には,授業の構想・設計・実施・評価に関わる一連の過程をグループ作業として体験し,参加者相互の話し合いを経てそれに関する 能力を身につけることを目的とする。 (1)適切な目的・目標設定ができるようになる。 (2)わかりやすいシラバスを書けるようになる。 (3)様々な授業方法を知り,目的・目標にあった方法を選択できるようになる。 (4)様々な成績評価方法を知り,目的・目標にあった方法を選択できるように なる。 (5)学生参加型のグループ作業を,自らの授業で導入することができるように なる。 授業を設計するための一連の流れについて,ミニ講義とグループ作業を繰り返しながら学びます(次項目【学習項目】を参照)。授業はワークショップ形式です すめられ、最後にはグループで作成したシラバスの一部分( 10 分程度)について実際に講義を行い、受講生を含めフロア参観者とともに共同で討論を行う。 異なる学部の教員が,普段着で肩書きなしの対等な意見交換をすることで,学習効果をさらに高める。研修自体がグループ学習形式であり,学生参加型授業 を体験することができる。7 月開催研修は、2 日間(外部施設において 1 2 日の宿泊を伴う研修)、9 月開催研修は、3 日間(愛媛大学内で宿泊を伴わない研 修)で実施される。 1.オリエンテーション 2.アイスブレーキング 3.ミニ講義Ⅰ「何が学生の学びを促進するのか?」 4.ミニ講義Ⅱ「シラバスの書き方」 5.ミニ講義Ⅲ「コース設計&クラス設計の考え方」 6.グループワークⅠ「共通教育科目の開発Ⅰ」 7.グループワークⅡ「共通教育科目の開発Ⅱ」 8.ミニ講義Ⅳ「様々な授業方法」 9.グループワークⅢ「共通教育科目の開発Ⅲ」 10.ミニ講義Ⅴ「学習評価の基本」 11.中間発表 12.ミニ講義Ⅳ「クラス設計」 13.グループワークⅣ「共通教育科目の開発Ⅳ」 14.グループワークⅤ「共通教育科目の開発Ⅴ」 14.模擬授業 15.閉会式 ワークショップの事前事後に研修効果を高めるためのアンケートを実施します。 『愛媛大学FD ハンドブック もっと!! 授業を良くするために』第一巻 『大学教員のための授業方法とデザイン』(佐藤浩章編、小林直人、野本ひさ、山本久雄、玉川大学出版、2010 年) 教育企画室 [email protected] 教育企画室ホームページ http://web.opar.ehime-u.ac.jp/

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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

- 16 -

A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

PDプログラムシラバス

開�年度 毎年度(2回) 開�学期 夏学期(2回) プログラム�� 教育能力開発プログラム

����� E101 必修��� 必修 ����年度 1年目 ��� 18

���� 小林直人(Naoto Kobayashi)/中井俊樹(Toshiki Nakai)/仲道雅輝(Masaki Nakamichi)/村田晋也(Shinya Murata)/

清水栄子(Eiko Shimizu)/小林忠資(Tadashi Kobayashi)/加地真弥(Maya Kaji)

研修�目

授業デザインワークショップ(Course design and Teaching Workshop)

研修の�����

アイスブレーキング(icebreaking)、シラバス(syllabus)、到達目標(objectives)、成績評価(learning assessment)、クラス設計(class design)、コース設計(course design)、

学習成果(learning outcome)、双方向型授業(interactive lecture)、深い学び・浅い学び(deep learning・surface learning)、マイクロ・ティーチング(microteaching)、ワー

クショップ(workshop)

研修の目的

初めて授業を担当する教員もしくは授業を担当してまもない教員を対象として、授業を担当するにあたって必要となる基礎的な知識と技術を学ぶことを目

的とする。具体的には,授業の構想・設計・実施・評価に関わる一連の過程をグループ作業として体験し,参加者相互の話し合いを経てそれに関する

能力を身につけることを目的とする。 研修の��目�

(1)適切な目的・目標設定ができるようになる。

(2)わかりやすいシラバスを書けるようになる。

(3)様々な授業方法を知り,目的・目標にあった方法を選択できるようになる。

(4)様々な成績評価方法を知り,目的・目標にあった方法を選択できるように

なる。

(5)学生参加型のグループ作業を,自らの授業で導入することができるように

なる。

研修の��

授業を設計するための一連の流れについて,ミニ講義とグループ作業を繰り返しながら学びます(次項目【学習項目】を参照)。授業はワークショップ形式です

すめられ、最後にはグループで作成したシラバスの一部分(10 分程度)について実際に講義を行い、受講生を含めフロア参観者とともに共同で討論を行う。

異なる学部の教員が,普段着で肩書きなしの対等な意見交換をすることで,学習効果をさらに高める。研修自体がグループ学習形式であり,学生参加型授業

を体験することができる。7月開催研修は、2日間(外部施設において 1泊2日の宿泊を伴う研修)、9月開催研修は、3日間(愛媛大学内で宿泊を伴わない研

修)で実施される。

学��目

1.オリエンテーション

2.アイスブレーキング

3.ミニ講義Ⅰ「何が学生の学びを促進するのか?」

4.ミニ講義Ⅱ「シラバスの書き方」

5.ミニ講義Ⅲ「コース設計&クラス設計の考え方」

6.グループワークⅠ「共通教育科目の開発Ⅰ」

7.グループワークⅡ「共通教育科目の開発Ⅱ」

8.ミニ講義Ⅳ「様々な授業方法」

9.グループワークⅢ「共通教育科目の開発Ⅲ」

10.ミニ講義Ⅴ「学習評価の基本」

11.中間発表

12.ミニ講義Ⅳ「クラス設計」

13.グループワークⅣ「共通教育科目の開発Ⅳ」

14.グループワークⅤ「共通教育科目の開発Ⅴ」

14.模擬授業

15.閉会式

研修�����������������

ワークショップの事前事後に研修効果を高めるためのアンケートを実施します。

���(����必������������)

『愛媛大学FDハンドブック もっと!!授業を良くするために』第一巻

『大学教員のための授業方法とデザイン』(佐藤浩章編、小林直人、野本ひさ、山本久雄、玉川大学出版、2010年)

��� 教育企画室 [email protected]

����ム��� 教育企画室ホームページ

http://web.opar.ehime-u.ac.jp/

�の�

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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

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教育能力開発プログラム

開�年度 毎年度 開��� 随時 プログラム�� 教育能力開発プログラム

時���� E103 必修��� 必修 ����年度 1~3年目 時�� 6(3×2回)

���� なし

�修�目

授業参観 (classroom observation )

�修������

授業参観 (classroom observation) 、授業改善 (instructional development)

�修�目�

他の教員の授業を参観することにより、様々なタイプの授業に触れ、参観者各自が自分の授業をよりよくするためのヒントを得て、教授力を高めること

を目指す。

�修���目�

(1)同僚教員の授業を参観することで、自身の授業へのヒントや改善策を得る

ことができる。

(2)同僚教員の授業を参観することで、授業の良い点、改善点を客観的に説

明することができる。

(3)同僚教員を効果的に支援することができる。

�修���

他の教員の授業を参観し、授業参観記録シートに沿って「授業の良い点」「授業の改善点」等を記入する。授業終了後に授業担当者と事前打ち合わせを行

う。その際、授業内容や授業の特徴について聞き出しておく。その後、双方が都合のよい時間帯に授業参観を実施する。授業参観中は、授業参観記録シート

を記入する。授業終了後に、授業担当者と事後面談を行い、記録内容を伝える。事後面談の内容も踏まえた上で、授業参観記録シートを書き上げ、講師に提

出する。2名の教員の授業を参観する必要があるが、その際、専門を同じくする教員と専門が異なる教員の授業をそれぞれ参観することが望ましい。授業担当

者については、原則、各自で探すことになるが、他学部等の教員の授業参観を希望する場合、相手が見つからない場合は、教育企画室に相談していただき

たい

���目

1.授業担当者との事前面談(想定時間:30分)

2.授業参観の実施(授業参観記録シートの記入)(想定時間:100分)

3.授業担当者との事後面談(想定時間:30分)

4.授業参観記録シートの校正・提出(想定時間:20分)

�修時����������������

授業参観記録シートの提出先 教育企画室 [email protected]

各種様式ダウンロード http://ts.adm.ehime-u.ac.jp/pd/2013/07/post-1.html

���(����必��な���������)

愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室(2008)『FD担当者必携マニュアル第1巻 FDプログラムの開発・実施・評価』

http://web.opar.ehime-u.ac.jp/publishment_hikkei.htm

��� 教育企画室 [email protected]

����ム��� 教育企画室ホームページ

http://web.opar.ehime-u.ac.jp/

��� 同一教員による異なる授業科目を2回に分けて参観することを希望する場合は,テニュア・トラック教員メンター(統括メ

ンターを含む)と相談してから行ってください。この場合,講義と演習・実習など,授業形態が異なる授業であることが望

まれます。

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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

- 18 -

A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

開�年� 毎学期 開�学期 随時 プログラム�� 教育能力開発プログラム

時���� E104 必修・�� 必修 ����年� 1~3年目 時�� 4

���� 同僚教員(同じ学部・学科もしくは授業デザインワークショップの参加者)

�修�目

同僚による授業参観(ピア・オブザベーション)(Peer Observation)

�修の�ーワー�

同僚による授業参観(ピア・オブザベーション)(peer observation)、授業改善 (instructional development)

�修の目�

同僚教員がテニュア・トラック教員(授業実施者)の行う授業を参観し、そこでの参観記録を基に授業実施者とやり取りをしながら、共同で授業改善に取組む。

�修の��目�

(1)同僚からのコメントを客観的に読み取ることができる

(2)同僚と共同で有効な授業の改善策を見出すことができる

�修の��

同僚による授業参観(ピア・オブザベーション)では、同じ学部・学科の同僚、もしくは授業デザインワークショップの参加者が、授業実施者の授業を参観

し、参観者による授業参観記録シートをもとに共同で授業改善策を模索する。授業実施者は参観者と、授業実施前と実施後に面談を行う。そこでのやり取りを

もとに、授業実施者は授業自己分析記録シートを書き、提出する。

授業実施者の都合の良い時期に、実施が可能であるが、授業デザインワークショップ終了後が望ましい。申し込みは、各自参観者を見つけて、日程を調整

する。授業を担当していない教員については、模擬授業で代替する。参観者は、授業参観記録シートを授業実施者に提出する。授業実施者は、授業参観記

録シート,授業自己分析記録シートをそれぞれ、教育企画室に提出する。各シートについては、テニュア・トラックのホームページ

(http://ts.adm.ehime-u.ac.jp/pd/2013/07/post-1.html)からダウンロードできる。

同僚���授業参�の��

1.参観者と事前面談 (想定時間:30分)

2. 授業実施/参観者による記録(想定時間:120分)

3.参観者と事後面談 (想定時間:30分)

4. 授業自己分析記録シートの執筆・提出 (想定時間:60分)

�修時����������������

参��(����必�は����������)

��� 教育企画室 [email protected]

参��ーム�ー� 教育企画室ホームページ

http://web.opar.ehime-u.ac.jp/

�の� ここで言う「同僚」教員には、他のテニュア・トラック教員も含まれる。詳細はQ&A(P13)を参照のこと。

選択の基準:

〇「授業コン�ルテーション」

セメスター(クォーター)を通じて開講される講義形式の授業科目における授業スキル向上を主な目的としている。

〇「同僚による授業参観」

講義形式の授業で、授業スキルだけではなく授業内容も含んだ改善を目的としている。

〇「メンターによる授業参観」

実習・実験やゼミ形式の授業で、授業スキルだけではなく授業内容も含んだ改善を目的としている。

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- 19 -

教育能力開発プログラム

開講年� 毎学期 開講学期 随時 プログラム�� 教育能力開発プログラム

時���� E201 必修�選択 選択必修 ���講年� 1~3年目 時�� 4

��講師 中井俊樹(Toshiki Nakai)/仲道雅輝(Masaki Nakamichi)/村田晋也(Shinya Murata)/清水栄子(Eiko Shimizu)/丸山智子

(Tomoko Maruyama)/小林忠資(Tadashi Kobayashi)/加地真弥(Maya Kaji)

※上記講師のうち一名が授業コンサルタントとして個別に対応します

�修�目

授業コンサルテーション(Teaching Consultation)

�修の�����

MSF(Midterm Student Feedback)、授業改善(instructional development)、共同探求型コンサルテーション(collaborative consultation)

�修の目�

ミッドターム・スチューデント・フィードバック(MSF)の手法を利用して当該授業の受講学生から授業に対するコメントを収集し、そのコメントを基にコンサルタン

トとクライアント教員が一対一でやり取りをしながら、共同して授業改善策を模索することを目的とする。

�修の��目�

(1)学生コメントを客観的に読み取ることができる

(2)学生のコメントを活用にして、コンサルタントと共同で有効な授業の改善策

を提案することができる

(3)事後面談における検討結果や今後の授業方針について、受講学生に

対して適切にフィードバックをすることができる。

�修の��

授業コンサルテーションでは、アメリカワシントン大学で開発されたMSF という手法を使い、クライアント教員が担当している授業の中間時期(5回目頃)に、

コンサルタントが教室に入り、学生から当該授業に対するコメントを聞き出す。この際、クライアント教員は教室の外で待機して、聞き取りが終了次第、授業を開

始する。その後、学生からのコメントの内容を基に、教員とコンサルタントが共同で改善策を模索する。 学生への効用として、「授業に対して関心を持つように

なる」「教員に意見を述べることで双方の理解が促進したと考えるようになる」ことが期待できる。

随時実施は可能であるが、授業デザインワークショップ実施後が望ましい(特に授業経験のない教員の場合)。教育企画室のホームページから申し込みを

行い(学内BBS メールでも募集の告知がある)、日程調整を行う。授業を担当していない教員の場合は、模擬授業で代替する。

授業コンサル����ンの��

1.コンサルタントと事前面談 (想定時間:30 分)

2. 授業実施(想定時間:120 分)

3.コンサルタントと事後面談 (想定時間:30 分)

4. 学生へのフィードバック (想定時間:30 分)

5.授業自己分析シートの執筆・提出 (想定時間:30 分)

�修時��に�������に�す���

MSFを実施した授業の次の回の授業で、学生コメントの検討結果及び今後の授業方針についてフィードバックを行う

���(��す�必����が���す���)

愛媛大学教育・学生支援機構教育企画室(2008)『FD担当者必携マニュアル第3巻 授業コンサルテーション』

http://web.opar.ehime-u.ac.jp/publishment_hikkei.htm

��� 教育企画室 [email protected]/

����ム��� 教育企画室ホームページ

http://web.opar.ehime-u.ac.jp/

�の�

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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

- 20 -

A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

開�年� 毎学期 開�学期 随時 プログラム�� 教育能力開発プログラム

時���� E202 必修・選択 選択必修 ����年� 1~3年目 時�� 4

���� テニュア・トラック教員メンター(同じ学部/研究科/センター等の所属の教員で、メンターとして任命されている者)

研修�目

メンターによる授業参観(Observation by senior mentor(s))

研修の�ー�ー�

先輩教員/シニア教員による授業参観(class observation)、授業改善 (instructional development)

研修の目�

テニュア・トラック教員メンターが授業を参観し、そこでの参観記録を基に授業実施者とやり取りをしながらシニア教員としての助言を行い、共同で授業改善に

取組む。

研修の��目�

(1)メンターをつとめるシニア教員や受講した学生からのコメントを客観的に読

み取ることができる

(2)シニア教員と共同で有効な授業の改善策を見出すことができる

研修の��

メンターによる授業参観では、同じ学部・学科のテニュア・トラック教員メンターが、テニュア・トラック教員である授業実施者の授業を参観し、さらに受講した

学生からの意見や指摘を整理した上で共同で授業改善策を模索する。授業実施者は参観者(メンター)と、授業実施前と実施後に面談を行う。そこでのやり取

りをもとに、授業実施者は授業振返り記録シートを書き、提出する。

授業実施者の都合の良い時期に、実施が可能であるが、授業デザインワークショップ終了後が望ましい。各自がテニュア・トラック教員メンターを指名して、

両者で日程を調整する。対象となる授業は、講義の他、演習や実験・実習であっても良いが、他の教員の授業を手伝うのではなくテニュア・トラック教員自らが

実習の手順を説明するなど、当該クラスにおいて主たる担当者として授業を行うことが必要である。参観者は、授業参観記録シートを授業実施者に提出する。

授業実施者は、授業参観記録シート,授業振返り記録シートをそれぞれ、教育企画室に提出する。各シートについては、テニュア・トラックのホームページ

(http://ts.adm.ehime-u.ac.jp/pd/2015/01/post-2.html)からダウンロードできる。

同���る����の��

1.参観者と事前面談 (想定時間:30分)

2. 授業実施/参観者による記録(想定時間:120分)

3.参観者と事後面談 (想定時間:30分)

4. 授業自己分析記録の執筆・提出 (想定時間:60分)

研修時������れる�����る��

���(���る必���い�、���る��)

��� 教育企画室 [email protected]

���ーム�ー� 教育企画室ホームページ http://web.opar.ehime-u.ac.jp/

�の� ・所属部局のテニュア・トラック教員メンターについては、部局の総務課ないしテニュア・トラック制度事務局に照会されたい。 所属部局の長によってテニュア・トラック教員に割り当てられたテニュア・トラック教員メンターが担当することが前提であるが、相談

の上他のテニュア・トラック教員メンターに依頼しても良い。 �メンターによる授業参観�の�� ●事前指導 メンターはテニュア・トラック教員との事前面談を実施する。 テニュア・トラック教員は���授業���記録シート(テニュア・トラック教員�)�メンターによ

る授業参観�に記録する。 ↓ ●授業参観 メンターは授業を参観後,���授業参観記録シート(テニュア・トラック教員メンター�)�メンターに

よる授業参観�を記入する。 ↓

学生への メンターは学生から当該授業に関するコメント(アンケート可)を 意見聴取 聞き出し(その際,テニュア・トラック教員は教室の外で待機。)結果を���授業参観記録シート(テ

ニュア・トラック教員メンター�)�メンターによる授業参観�に記入し,事後面談においてテニュア・トラック教員にフィードバックする。

↓ ●事後指導 テニュア・トラック教員は事後面談後,メンターが作成した���授業参観記録シート(テニュア・ト

ラック教員メンター�)�メンターによる授業参観�を基に,���授業���記録(テニュア・トラック教員�)�メンターによる授業参観�を作成し,教育企画室に提出する。

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教育能力開発プログラム

開�年度 毎年度 開�学期 夏学期 プログラム�� 教育能力開発プログラム

時間��� E105 必修・�� 必修 ����年度 1~3年目 時間� 18時間

���� 小林直人(Naoto Kobayashi)/清水栄子(Eiko Shimizu) 他

�修�目

ティーチング・ポートフォリオ作成ワークショップ (Teaching Portfolio Workshop)

�修������

ティーチング・ポートフォリオ (Teaching Portfolio)、教育理念 (Teaching Philosophy)、教育の責任 (Teaching Responsibilities)、教育目的・戦略・方法 (Teaching

Objectives、Strategies、 Methodologies)、教育改善 (Teaching Improvement)、教育目標 (Teaching Goals)、エビデンス (Evidences)、メンタリング (Mentoring)、

メンター (Mentor)、メンティー (Mentee)

�修�目�

授業改善あるいは教育業績評価のための有効なツールとして、近年ティーチング・ポートフォリオが注目されている。ティーチング・ポートフォリオは「自らの

教育活動について振り返り(自己省察:Reflection)、自らの言葉で記し、多様なエビデンスによってこれらの記述を裏付けた教育業績について厳選された記

録」である。

本ワークショップは、メンターによるメンタリングや参加者との交流を通して、教育の質向上及び問題解決や日常的な教育改善のためにティーチング・ポート

フォリオを作成する。

�修���目�

(1)個人の教育活動を振り返り、教育理念を再考することができる。

(2)個人の教育活動を振り返り、教育の責任を整理することができる。

(3)個人の教育活動を振り返り、教育の目的・戦略・方法を整理することができ

る。

(4)個人の教育活動を振り返り、その成果を整理することができる。

(5)個人の教育活動を振り返り、教育改善の努力を整理することができる

(6)個人の教育活動を振り返り、具体的な課題を明確にすることができる。

(7)個人の教育活動を振り返り、教育の短期・長期目標を設定することができ

(8)自身の教育目的・戦略・方法や教育成果、教育改善の努力を根拠付ける

有効なエビデンスを付すことができる。

(9)メンターとの協力体制のもと、ティーチング・ポートフォリオを作成すること

ができる。

(10)参加者との交流を深め、意見交換をすることができる

�修���

本ワークショップでは、メンターのサポートのもと、個人の教育活動を振り返り、自身の教育理念、教育目的、戦略、方法、成果や課題を整理するとともに、将

来の教育目標やキャリアについても記述していただきます。なお、これまでの教育活動についてエビデンスによる裏付けをしていきます。作成の過程では、メ

ンターが寄り添い、話し合いを重ねながら自身のティーチング・ポートフォリオを作成してきます。また参加者同士の交流を行いながら、自身の教育活動を振り

返る作業を行います。本研修は、大学評価・学位授与機構のTPワークショップ規準に準じて実施しています。

学��目

1.ティーチング・ポートフォリオの意義、活用方法

2.メンタリング(約30分を3回程度実施)

3.ティーチング・ポートフォリオ作成作業

4.ワークショップ参加者との意見交換

5.ティーチング・ポートフォリオ披露

<ティーチング・ポートフォリオの構成要素>

教育理念、教育の責任(担当授業科目等)、教育の目的・戦略・方法、教育

の成果(授業評価、学習成果など)、教育改善の努力、教育課題、教育の

短期・長期目標、エビデンス等

�修時間���������������

・事前課題として、スタートアップシートの提出を課している。

���(����必������������)

栗田佳代子(2007)『大学教育を変える教育業績記録』玉川大学出版部

皆本晃弥(2012)『ティーチング・ポートフォリオ-導入・活用ガイド』近代科学社

��� 小林直人[email protected] 清水栄子 [email protected]

����ム��� 教育企画室ホームページ

http://web.opar.ehime-u.ac.jp/

��他

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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

- 22 -

A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

開�年度 毎年度 開�学期 冬学期 プログラム�� 教育能力開発プログラム

����� E301 ���選択 選択 ����年度 1~3年目 ��� 2

���� 小林直人(Naoto Kobaashi)

���目

大人数講義法の基本 (Teaching large-scale class)

��������

板書 (blackboard)、プリント・資料 (print)、ペアワーク/グループワー ク (pair/group work)、クリッカー (clicker)、小テスト (mini test)、コミュニケーション・カ

ード (communication cards)、発問 (asking a question)

���目�

本研修は、講義を受け持つようになって間もない教員を対象としており、大規模クラスの教え方のコツについて、「“良い”授業とは」「わかりやす

い授業とは」「知的な緊張感のある授業とは」「学生が参加する(した気にさせる)授業とは」という問いかけのもと、大人数講義法における基本的

な知識とスキルを学ぶことを目的とする。

�����目�

(1)「学生中心の大学」の実現のために“よい”授業ができるようになる。

(2)自分の授業で応用可能なコツを1つ以上、持ち帰る。

(3)様々な授業スキルを実際の体験を通して習得し,習得したことを自分の

授業に生かすことが出来る。

�����

大人数講義法の基本となる、「板書」「プリント」「コミュニケーション(学生との双方向のやりとり)」等の基本的テクニックや効果的なツールについて学びます。ま

た、大人数講義担当者からの悩みとして多くあげられる、「私語」「睡眠」「内職」「遅刻・中抜け」等の防止策について、実践で活かせる具体的な手法について

学びます。

学��目

<授業の流れ>

1.はじめに 敵を知り己を知る

2.「授業スキル」のいろいろ

3.参加/体験型授業の例:グループワークを経験する

4.「キーワード」を明示する

5.休憩とストレッチ

6.「板書」の基本テクニック

7.「プリント」の基本テクニック

8.「コミュニケーション」の基本テクニック

9.まとめとセルフアセスメント:あらためて,「よい」授業とは?

10.質疑応答

�������������������

���(�����������������)

佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業デザインと方法』(玉川大学出版部)

池田ら著(2001)『成長するティップス先生』(玉川大学出版部)

橋本公秀・鈴木淳聖(1972)『おおぜいの前での話し方』(文教書院)

バーバラ・グロス・ディビス(2002)香取草之助監訳『授業の道具箱』(東海大学出版会)

ダグ・マルーフ(2003)吉田新一郎訳『最高のプレゼンテーション』(PHP研究所)

��� 小林直人[email protected]

����ム��� 教育企画室ホームページ

http://web.opar.ehime-u.ac.jp/

��� 【形態】対面及びeラーニングによる開講とする。

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- 23 -

教育能力開発プログラム

開�年度 毎年度 開�学期 春学期 プログラム�� 教育能力開発プログラム

����� E312 ���選択 選択 ����年度 1~3年目 ��� 2

���� 中井俊樹(Toshiki Nakai)/小林忠資(Tadashi Kobayashi)

���目

アクティブラーニング入門セミナー (Introduction to the teaching methods for students’ active learning)

��������

アクティブラーニング(active learning)、双方向性のある授業(interactive class)、深い学び(deep learning)、発問の技法(questioning techniques)

���目�

学生の能動的な学修を促すために、アクティブラーニングの基本的な考え方について体験を通して学び、自らの授業に活かすことができる。

�����目�

(1)アクティブラーニングが必要な理由を述べることができる。

(2)アクティブラーニングの教育手法のメリット・デメリットを具体的に説明できる。

(3)自ら担当する授業で活用できそうなアクティブラーニングの教育手法

を列挙することができる。

(4)アクティブラーニングの教育手法を実践することができる。

�����

アクティブラーニングの基本的な考え方について学び、学生が授業に能動的に参加できるような様々な教授法の紹介を通して、ご自身の授業に取り込める

アイディアを考えることを目的としています。教員・学生間の双方向性を高める教育手法について学び、ご自身の授業で導入できるアクティブラーニングにつ

いて一緒に考えていきます。このセミナーの構成自体も、アクティブラーニングの考え方に基づいています。

学��目

1.意義ある学習とは

2.アクティブラーニングとは

3.期待される効果

4.説明、発問、指示

5.さまざまなアクティブラーニングの技法

6.学習課題の組み立て方

7.アクティブラーニングの課題

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���(�����������������)

中井俊樹編(2015)『アクティブラーニング』(玉川大学出版部)

��� 中井俊樹 [email protected]

����ム��� 教育企画室(http://web.opar.ehime-u.ac.jp/)

���

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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

開�年度 毎年度 開�学期 春学期 プログラム�� 教育能力開発プログラム

����� E302 ���選択 選択 ����年度 1~3年目 ��� 2

���� 中井 俊樹(Toshiki Nakai)

���目

学習評価の基本 (Learning assessment and feedback)

��������

学習評価(learning assessment)、形成的評価(formative assessment)、総括的評価(summative assessment)、絶対評価(absolute evaluation)、相対評価(relative

evaluation)、フィードバック(Feedback)

���目�

大学教員として、公正で厳密に、かつ効率的に学習評価を行うために必要な事柄を学ぶ。

�����目�

(1)学習評価の意義と目的を説明することができる。

(2)到達目標にあわせた評価の方法・基準を選択・設定できる。

(3)適切で効果的なフィードバックを行うことができる。

(4)公正で厳密な成績評価を行うことができる。

�����

学生の学習において評価の持つ役割は非常に大きいと言えます。本研修では、学習評価に関わる基本的な内容について学習します。

形成的評価、総括的評価、絶対評価、相対評価といった基本的な評価方法だけではなく、ルーブリック評価、自己評価、ピア評価といった新たな評価方法

についても、それぞれの特徴を学習します。学習目標に応じて、それらの評価方法を選択し、基準を明確に設定する方法も学びます。また、学問的不誠実な

学習行為を未然に防ぐために、教員が知っておくべきことについても学習します。

学��目

1.学習評価の目的

2.学習評価の主体

3.学習評価の対象

4.学習評価の基準

5.学習評価の方法

6.優れた評価の条件

7.評価のさまざまな側面

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夏目達也、近田政博、中井俊樹、齋藤芳子(2010)『大学教員準備講座』(玉川大学出版部)

��� 中井俊樹 [email protected]

����ム��� 教育企画室(http://web.opar.ehime-u.ac.jp/)

���

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教育能力開発プログラム

開�年度 毎年度 開�学期 春学期 プログラム�� 教育能力開発プログラム

����� E303 ���選択 選択 ����年度 1~3年目 ��� 2

���� 小林直人(Naoto Kobaashi)

���目

効果的なグループワークの進め方(Small Group Teaching)

��������

グループワーク (group work)、役割分担 (role Sharing)、アイスブレイキング (icebreaking)、ファシリテーター (facilitator)、振り返り (reflection)

���目�

近年注目を集めているアクティブ・ラーニングの手法の一つにグループワークがあげられる。能動的な学習を促す教育手法としてグループワークは有効な手

法の一つであるが、活用方法を間違えると学生の学ぶ意欲を低下させてします可能性がある。そのため本研修では、学生がグループワークをスムーズに進

め、メンバーとの円滑な協同作業によって学習目標が達成されるようなグループワークを実践するための手法やコツについての基本的な知識とスキルを身に

つけることを目的とする。

�����目�

(1)学生がいきいきとグループワークに参加できる仕組みについて説明する

ことができる。

(2)現状よりも活発なグループワークをしかけることができるようになる。

�����

教員が円滑なグループワークを進めるために必要な知識や手法について、講義と実際のグループワークの体験を通して学びます。「学生が積極的にグルー

プワークに参加してくれないときにどうしたらよいのか?」などの疑問に対して、具体的な改善スキルや必須アイテムを明示します。

学��目

<授業の流れ>

1.アイスブレイキング

2.グループワークとは

3.成功するグループワークのカギ

4.グループワークの進め方

5.グループワークの必須アイテム

6.振り返りと質疑応答

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���(�����������������)

『愛媛大学FDハンドブック もっと!!授業を良くするために』第一巻

佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業方法とデザイン』玉川大学出版部

中野民夫(2001)『ワークショップ~新しい学びと創造の場』(岩波新書)

中野民夫(2003)『ファシリテーション革命~参加型の場づくりの技法』(岩波アクティブ新書)

フラン・リース(2002)『ファシリテーター型リーダーの時代』(プレジデント社)

堀公俊(2004)『ファシリテーションの技術』(PHP研究所)

ジョンソン,D.W他(1998)『学習の輪~アメリカの協同学習入門』(二瓶社)

��� 小林直人[email protected]

����ム��� 教育企画室ホームページ

http://web.opar.ehime-u.ac.jp/

���

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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

開�年度 毎年度 開�学期 夏学期 プログラム�� 教育能力開発プログラム

����� E305 ���選択 選択 ����年度 1~3年目 ��� 2

���� 佐々木隆志 ( Takashi Sasaki )/仲道雅輝 ( Masaki Nakamichi )

���目

eラーニング入門~Moodleソフトを活用してきめ細やかな学習支援を実現しよう~ ( Introduction to e-Learning )

��������

eラーニング ( e-learning )、学習管理システム ( learning management system )、ムードル( Moodle )

���目�

学生に対してきめ細やかな学習支援をするために、eラーニングで何ができるのかを知り、Moodleを活用するスキルを身につける。

�����目�

(1) eラーニングソフトMoodleを操作できるようになる。

(2) eラーニングでの学習方法やLMS機能について説明ができる。

(3) eラーニングのコースを作成できる。

�����

eラーニングを効果的に利用することにより、学生の自発的な学習を促し、きめ細やかな学習支援を実現することができます。本研修では、愛媛大学で導入

している学習管理システムMoodleの利用方法について学習します。

Moodleには、ファイルの閲覧、フォーラム、課題提出、小テスト、アンケートなど様々な機能があります。これらの機能の利用方法を学ぶとともに、実際の活用

事例なども紹介します。

学��目

1.Moodleとは

2.コースへのログイン

3.コンテンツ(文書&動画)のアップロード

4.フォーラム(掲示板)によるディスカッション

5.レポート課題の提出

6.小テストの作成と実施

7.アンケート機能

8.採点と成績(評定)の管理

9.メールの送信(クイックメール)

10.受講ログの確認

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William H. Rice IV(2009)『Moodleによるeラーニングシステムの構築と運用』(福原明浩・喜多敏博訳)(技術評論社)

鈴木克明(2002)『教材設計マニュアル-独学を支援するために-』(北大路書房)

大学℮ラーニング協議会・日本リメディアル教育学会(2015)『大学における℮ラーニング活用実践集―大学における学習支援への挑戦 2-』(ナカニシヤ出

版)

��� 佐々木隆志 [email protected] /仲道雅輝 [email protected]

����ム��� 総合情報メディアセンターホームページ

http://www.cite.ehime-u.ac.jp/index.php

総合情報メディアセンター教育デザイン室ホームページ

http://idoffice.cite.ehime-u.ac.jp/

���

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教育能力開発プログラム

開�年度 毎年度 開�学期 夏学期 プログラム�� 教育能力開発プログラム

����� E306 ���選択 選択 ����年度 1~3年目 ��� 4

���� ルース バージン(Ruth Vergin)ダビド ボグダン(David Bogdan) 田中寿郎(Tanaka Toshiro)

���目

Teaching in English

����ー�ード

English, interactive teaching, blended learning

���目�

Learn strategies for teaching in English.

�����目�

(1) Will know techniques for teaching in English to non-native speakers.

(2) Will be able to organize discussions.

(3) Will be able to blend classroom teaching with e-learning

�����

The demand for English in the classroom is increasing and at Ehime University several graduate school programs are already offered in English. This is session is not

designed to teach English, but to teach strategies when using English to teach native as well as non-native English speakers. Effective usage of a Learning

Management System (ex. Moodle) will be explained as a helpful tool for classroom activities.

学��目

There are two sections:

1.Workshop Section (90 minutes)

A. Basic techniques for teaching in English

B. Demonstration

C. How to organize a successful discussion

D. Blended classes using Moodle

2.Practice Teaching Section (90 min. class+ prep and feedback time)

A. Teach one 90-minute session of the Issues in Research Today

Class (共通教育科目:地域と世界) during the 4th quarter.

B. Help with English is provided before the class if

requested. (For example, checking the English in power

point slides, and the class prep sheet.)

C. Feedback and evaluation of the practice session. �������������������

Prepare a 90-minute class session in English.

���(�����������������)

英語で教える秘決:大学教員のための教室英語ハンドブック、名古屋大学高等教育研修センター編、アルク株式会社

��� Ruth Vergin: [email protected]

���ーム�ージ

���

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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

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A Guidebook for the Tenure Track System at Ehime University

開�年� 隔年 開�学期 冬学期 プログラム�� 教育能力開発プログラム

����� E307 ���選択 選択 推���年� 1~3年目 ��� 2

���� 平尾智隆(Tomotaka Hirao)/バリアフリー推進室職員(Staff of the Disability Services Office)

���目

障がい学生支援(Student Support for Challenged Student)

����ー�ー�

障がい学生(challenged student),バリアフリー(barrier free),合理的配慮(Reasonable Accommodation)

���目�

障がい学生の教育と学生支援について,配慮する必要のある事柄を学ぶ。

�����目�

(1)障がいとは何かを理解できる。

(2)合理的配慮が行える。

(3)個々の障がい学生に配慮した教育ができる。

(4)個々の障がい学生に配慮した学生支援ができる。

�����

身体的な障がいだけでなく,学習・発達障がいを含めて,配慮の必要のある多くの者が現在高等教育機関に在籍している。自身が担当する講義だけでな

く,所属する学部・学科・コースに障がいのある学生が在籍する確率は,この先大学教員としてのキャリアを歩み続ける中で決してゼロではない。この研修で

は,高等教育機関に在籍する障がい学生にどのような「合理的配慮」が必要なのか,その方法の一端を学ぶ。

学��目

1.障がいとは何か

2.合理的配慮とは何か

3.障がい学生にへの配慮の方法

4.障がい学生への教育・学生支援

�������������������

���������������推������

文部科学省「障がいのある学生の修学支援に関する検討会報告」

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/12/__icsFiles/afieldfile/2012/12/26/1329295_2_1_1.pdf

��� 平尾智隆[email protected] /バリアフリー推進室[email protected]

���ーム�ー� 愛媛大学バリアフリー推進室 http://www.ehime-u.ac.jp/section/bfree/

��� 【形態】eラーニングによる開講とする。

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教育能力開発プログラム

開講年度 毎年度 開講学期 冬学期 プログラム�� 教育能力開発プログラム

時間��� E320 ��・選択 選択 ��受講年度 1~3年目 時間� 2

��講� 仲道雅輝(Masaki Nakamichi)

���目

学生の授業時間外学習を促すシラバス作成法 (Syllabus preparation method to encourage Lesson duration outside the learning of students)

��のキーワード

シラバス(syllabus),目的(Purpose),目標(objectives),授業時間外学習(Lesson duration outside learning),学習評価(learning assessment)

��の目的

適切で、深く、豊かなシラバスを書くことによって、学生の学習を今よりも、もっと促進することができるようになるために、適切なシラバスを書くためのス

キルを身に付ける。

��の��目標

(1)シラバスの役割を説明することができる。

(2)授業の「目的」と「到達目標」との違いを説明することができる。

(3)適切な「目的」「到達目標」を書くことができる。

(4)学習者が自学自習に励むようなシラバスを書くことができる。

��の概要

学生の多様化が進む現在、限られた授業時間を意義あるものにするためには授業時間外学習をいかに促すかが肝要です。学生が主体的に学べる状況

を準備し、学習効果が最大になるようにはたらきかける必要があります。

本研修では、シラバスの役割と「授業をデザインする」という考え方を学んだ上で、シラバスの具体的な書き方について学びます。また、授業時間

外学習を促すシラバスの作成に有効な ID(インストラクショナル・デザイン)理論を交えながら、「明日からすぐにでも自分の授業に活かせる」実践

的な方略を学びます。

学習�目

1.授業デザインの考え方

2.シラバスとは何か?

3.授業科目名・キーワードの書き方

4.目的の書き方

5.目標の書き方

6.授業概要・スケジュールの書き方

7.授業時間外での学習を促す戦略

8.受講条件の書き方

9.受講ルールの書き方

10.教材に関わる情報の書き方

11.評価方法の書き方

��時間外に����る��に関する情報

シラバスの作成にあたって、改善したい事柄や疑問点などを考えておいてください。

�考書(��する�要はない�、��する�書)

『FDハンドブック第1巻』『FDハンドブック第2巻』(愛媛大学教育企画室作成) ,鈴木克明編(2007)『教材設計マニュアル-独学を支援するためにー』(北

大路書房),佐藤浩章編(2010)『大学教員のための授業デザインと方法』(玉川大学出版部),

��� 仲道雅輝 ([email protected]

���ーム�ージ 教育企画室ホームページ http://web.opar.ehime-u.ac.jp/

総合情報メディアセンター教育デザイン室ホームページ http://idoffice.cite.ehime-u.ac.jp/

�の�