pd(0) 金属のd電子数 10 配位子からの電子 18電子 …...18を超えない 18電子則...
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18電子則18を超えない(18になると安定)(例外あり)
Pd(0) 金属のd電子数
10
配位子からの電子
2X4=818電子
金属のd電子数と配位子からの電子数の和
配位子置換反応
Ni(0)
18電子
16電子
18電子
Cl
Pt
Cl
PR3R3P
PR3
Cl
Pt Cl
PR3
R3P
PR3 Cl
Pt
Cl
PR3R3PR3P
Cl
Pt
PR3
PR3R3P
Cl
PtCl
PR3R3P
R3P
PR3
Cl
配位子置換反応 Pt(II)
16電子
18電子
18電子
平面正方形錯体
16電子
16電子
遷移金属触媒2
素反応編
遷移金属錯体が関与する基本的素反応
1.酸化的付加2.還元的脱離3.挿入4.β脱離5.トランスメタル化6.配位子への反応
酸化的付加
酸化数 n n + 2
(注)中性配位子の存在は省略している。
Pd(0) Pd(II)
Mg(0) Mg(II)
Pd(0)
Pd(II)
還元的脱離
酸化数 n n – 2
(注)中性配位子の存在は省略している。
Pd(II) Pd(0)
Pd Pd+
練習問題 下の各反応は酸化的付加か還元的脱離か?また、金属の酸化数はどう変わるか?
Rh(I) Rh(III)
Ni(II) Ni(0)
挿入
挿入の前後で酸化数は変わらない。
(注)中性配位子の存在は省略している。
Pd(II) Pd(II) Pd(II)
Pd Br
H2C CH2
Pd Br
H2C CH2
C C Pd Br
H
H+
H
H
いろいろな挿入
Pd(II) Pd(II)
アルキン
一酸化炭素
β脱離
Pd(II) Pd(II) Pd(II)
β水素脱離
トランスメタル化
Pd(II) Pd(II)
Pd Br
+
Mg Br
Pd
Br
Mg Br
‡
Pd
+
Br Mg Br
練習問題 π-アリル錯体Aは下に示した反応で合成できる。この反応は、基本的素反応のうちどれに相当するか?
Pd(0) Pd(II)
酸化的付加
2
配位子への反応(例)
Pd(II) Pd(0) π-アリル錯体
水素化反応
水素化反応 触媒反応機構
配位子の解離酸化的付加
配位
挿入還元的脱離
Rh(I) Rh(I) Rh(III)
Rh(III) Rh(III) Rh(I)