p6 4 消防基金186 全国研修会概要 1221平成24年度...

1
平成 24 年度  消防団員等公務災害補償等全国研修会 平成 24 年度 消防団員等公務災害補償等全国研修会 6 広報 消防基金 平成 25 年 1 月 No.186 平成 24 年 10 月 25 日(木)、東京都千代田区において、関係団体職員 131 名の出席をいただき標記研 修会を開催いたしました。 はじめに、当消防基金吉﨑常務理事のあいさつと平成 24 年 10 月 25 日現在の「東日本大震災に係る 消防団員等の公務災害補償等の状況について」の報告があり、その後、3名の方々のご講演をいただき ました。 講演は、最初に岩手県大船渡市消防団団長の今野武義氏による「東日本大震災の教訓から」で始まり ました。今野団長は、この震災で壮絶な経験をされた中で消防団を陣頭指揮するなど住民のためにご活 躍されました。その貴重な体験談や後から感じた消防防災の必要な対策などなど盛りだくさんの内容で ご講演していただきました。 次に、消防基金 S–KYT 指導員の岡松弘明氏による「公務災害防止研修の必要性について」で、 “ なぜ、 公務災害をゼロ災にしなければならないのか、” なぜ、 “ 公務災害防止の研修が必要か ” を中心にご講 演いただきました。 最後に医学的な面からのサポートということで、東邦大学医療センター大橋病院院長循環器内科部長、 消防基金相談医の杉薫先生から、「心筋梗塞の予防について」を演題に参加者にわかりやすく予防や症 状の前触れなどについてご講演をいただきました。 今号では、大変に好評を博した講演の内容を掲載いたします。

Upload: others

Post on 15-Feb-2021

3 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

  • 平成24年度 消防団員等公務災害補償等全国研修会

    平成24年度 消防団員等公務災害補償等全国研修会

    6 広報 消防基金 平成25年1月 No.186

     平成 24 年 10 月 25 日(木)、東京都千代田区において、関係団体職員 131 名の出席をいただき標記研修会を開催いたしました。 はじめに、当消防基金吉﨑常務理事のあいさつと平成 24 年 10 月 25 日現在の「東日本大震災に係る消防団員等の公務災害補償等の状況について」の報告があり、その後、3名の方々のご講演をいただきました。

     

     講演は、最初に岩手県大船渡市消防団団長の今野武義氏による「東日本大震災の教訓から」で始まりました。今野団長は、この震災で壮絶な経験をされた中で消防団を陣頭指揮するなど住民のためにご活躍されました。その貴重な体験談や後から感じた消防防災の必要な対策などなど盛りだくさんの内容でご講演していただきました。 次に、消防基金 S–KYT指導員の岡松弘明氏による「公務災害防止研修の必要性について」で、“なぜ、公務災害をゼロ災にしなければならないのか、”なぜ、 “ 公務災害防止の研修が必要か ”を中心にご講演いただきました。 最後に医学的な面からのサポートということで、東邦大学医療センター大橋病院院長循環器内科部長、消防基金相談医の杉薫先生から、「心筋梗塞の予防について」を演題に参加者にわかりやすく予防や症状の前触れなどについてご講演をいただきました。 今号では、大変に好評を博した講演の内容を掲載いたします。