Ｖｏｌ.８６

２０１６．４．２０

ライオンズクラブ国際協会３３１－A地区

第２Ｒ・第２Ｚ

札幌羊ヶ丘ライオンズクラブ

楽しく社会奉仕の輪を咲かせましょう

今年は雪が少なかった割には春の到来の遅い札幌、この日も冷たい風

に吹かれての例会となった。

テーマは次期役員選出であるが、それを上回る議案が用意されてい

た。配布された資料のページ数は３７、前例会に続いての大ボリュー

ム、毎度のことではあるが事務局の見角さんには面倒をかけている。

一番目は当クラブへのお客様、宮崎哲（みやざき さとる）さんの紹

介。彼は、リオデジャネイロ・パラリンピック水泳２００ｍ自由形の代

表推薦選手である。

まだ正式には代表になっていなく、7月中旬には決まるとの事。

競技団体内部での各種の約束事があるのだろう、このあたりはオリン

ピック選手選考と似た部分があるのかも知れない。

一見すると障害があるようには見えないが、自閉症・発達遅滞がある

とのこと。

挨拶は実に堂々としたもので障害克服のために見えざる努力を重ねて

きたことが感じられた。

夢は「パラリンピックに出場して金メダルをもらうこと」と明言して

いる。実現させてこその夢、当クラブでは叶うように応援をしていきた

い。

次は新入会員入会式。昨年のチャーターナイトでチェンバロの演奏を

して頂いた明楽みゆき（あけら みゆき）さんが当クラブへ入会する。

おそらくは、スポンサー堀岡会長の笑顔アタックに笑顔で首を縦に振っ

たと思われる。大歓迎の証しは、参加者の拍手の大きさで充分に分か

る。

また明楽さんは「現代版北前船プロジェクト実行委員会」の代表でも

あり、北前船の歴史にまつわる秘話も聞けるかも知れない。

当例会のメインテーマについての報告をする。次期役員選挙は、投票

箱もないし立会人もいない、当然のことのように投票用紙もない。

満場一致の拍手で役員が決まった。全くもって当クラブは平和。

決まった役員は次の通り。クラブ躍進の牽引車として活躍を大いに期

待する。

会長：L千葉 明彦 幹事：L宮 崎紘一 会計：L山田 稔

ライオンテーマー：L鎌田 徳一 テールツイスター：L大国 秀夫

来期は結成30年を迎える、イベントも目白押しとなると思われる。新

役員ともども、「これぞ羊ヶ丘」と自他ともに誇れるクラブ運営をして

行きたい。

２

宮崎哲選手とお母さんの挨拶 ライオンズバッチ贈呈 紅二点の記念撮影

次期役員選挙例会 2016.4.12

楽しく社会奉仕の輪を咲かせましょう

3

3 月の第 2 例会がパークホテルで行われた。第 1 例会はいつ、どこで行

われたのか。誰もが抱く疑問、春の淡雪とともに消えて行ったとだけ記し

ておく。誰にも分からない。それが答え。

今例会の主な議題は４つある。順に

①平和ポスター優秀賞紹介

②新入会員入会式

③地区年次大会

④第 99 回ライオンズクラブ国際大会となる。

例会の進行にあたっては、

③の地区年次大会は、毎年の事であるので資料一読で終了。

④の国際大会は、当クラブからの参加者はいない、とのことで省略。

参加目標人数の 7割程度しか登録人数が達していないそうである。

私見ではあるが、国内の大会でありながら諸費用が高すぎるのではないだ

ろうか、お祭りにも限度があることを知るべきと考えるが。

と言うことで、主たるテーマは①と②になる。

①の平和ポスターコンテストは、はまなす少年団札苗スターズ所属の木

村紘知郎（きむら こうしろう）君が、小学生で唯一優秀賞に輝いた。作品

は右上に掲載した。お母さん共々の出席である。

ご本人の挨拶では、緊張を隠すテレ隠しの笑顔が出席者に和みを与えて

くれた。この 4 月からは、小学校 後の年となる。野球に勉強に大いに励

んで欲しい。長じてはライオンズクラブに入会されることを希望する。

次いで②新入会員入会式、当日のメインテーマである。堀岡会長がスポ

ンサーした渡辺明雄（わたなべ あきお）さん。献血例会の時にゲストとし

てお越し頂いた方である。温和な顔立ちながら、柔道 3 段・柳心甲冑流初

等伝授とある。仕事は柔道整復師で整骨院の院長である。

さて、柔道は分かるが柳心甲冑流（りゅうしんかっちゅうりゅう）とは

何だろうか。ネット検索をしてみると伊達亘藩が北海道伊達地域に入植し

た際に小熊良語という人物がこの古武術を伊達地

域に根付かせたと言う。

その名の通り、鎧兜をつけて組み合っている。

他の格闘技には見られないものだ。剣道よりも難

しそうだ。是非一度拝見したいものだが、興味本

位では断られるのだろうな。

渡辺ライオン、古武道の極意をライオンズ活動

の中にも見出して活躍して頂きたい。そして、時

折腰痛に悩まされる筆者の養生もお願いしたい。

開会前の国歌斉唱 お客様：木村紘知郎君とお母さん ライオンズバッチ贈呈

３月第２例会 2016.3.22

楽しく社会奉仕の輪を咲かせましょう

4

例会での食事風景：札幌ドームホテル ライオニズム実践：美田ＺＣの報告

献血例会 2016.2.9

寒い中献血呼びかけ：会長Ｌ堀岡

恒例の札幌雪まつり会場での献血呼びかけが行われた。何と言っても

真冬の札幌、暖冬気味の気象ではあっても、長時間の屋外での奉仕活動

は身体にこたえる。

特に当クラブ、近年高齢化が激しい。まさに「老骨に鞭って」の表現

がふさわし活動になりつつある。それに備えるために、活動前に札幌

ドームホテルで栄養補給する。そこには美田ＺＣも同席せられ、山田實

紘国際会長が公式訪問した際のライオニズム高揚についての報告が行

われた。

会場は幸いにも好天、献血呼びかけ会場に当日参加の会員が地歩を固

める。年々、海外からのお客様が増えてきている。誰しもが思うように

中国からの観光客が多い。

意外なことと思われるかも知れないが、不作法な人たちは少ない。大

声で話すこともないようだ、寒さで口の動きも重くなっているのかも知

れない。 近の中国からの観光客は、来日前に「知日」と

言う中国で発行されている雑誌を購入して日本を研究し

ているらしい。

その中では、日本人の礼儀の深さや他者に対する思いや

りの素晴らしさを紹介している。少しづつ、「日本に学べ」

の精神が浸透しているようだ。受け入れる我々も、中傷す

るばかりでなく歓迎の気持ちを涵養すべきであろう。爆買

いだって、日本経済に貢献してくれているのだから。

献血呼びかけでは、ただ-、献血お願いします」だけでは効果が得られ

ないことも分かった。積極的に声をかけ、アピールしていた会員が希望

者を献血バスに導いて行く。テッシュペーパーを配るだけでは、「あり

がとう」と受け取って行くだけで効果は殆んどでてこない。

雪像に向かう人の流れの方が、献血協力者が多いことも観察していて

分かった。誰しも、

帰りを急ぐときに

は煩わしい事には

手を貸さない。奉

仕活動にも戦略が

必要であると実感

した一日でもあっ

た。終わってみれ

ばやはり「寒い」

楽しく社会奉仕の輪を咲かせましょう

5

プロジェクションマッピング

Ｌ河西弘謙結婚披露宴 2016.3.16

それは突然の宣言であった。今年の３３１－Ａ地区在札新年交礼会での出

来事。

「実は,近々結婚します。日程も決まっています」と、Ｌ河西から言われた。

周囲の参加者からは、驚嘆の声と「おめでとう」の響き。離れて席につい

ていた会員は、普通の新年の挨拶に聞こえただけであった。

しかしながら、それは新年の挨拶に留まらなかった。すぐにメンバーに広

まり、結婚披露宴にはぜひ参加しようと有志の間で衆議一決した。

そして、結婚披露宴の当日、１１名の会員が出席した。もしかすると、例会

の出席率に並ぶかもしれない。

当クラブの歴史の中でメンバーの結婚披露宴に参加する事は初めてで

ある。まだ、数名の独身者がいる。刺激されることを望む。

披露宴が開始する。今どきの結婚披露宴はこんな演出なのかと驚く。新

郎新婦の入場前に、会場はプロジェクションマッピングで彩られる。暗く

なった会場の中を二人が静かに歩いて席に着く。

我々の時代は、相合傘が主流だったと同席のメンバーと話していた。

新婦は祐子さん、Ｌ河西より９歳下、昨年の６月にパーティで知り合って

意気投合し、トントン拍子に話が進み今日の日を迎えたと言う。

はにかみながら彼の後ろを歩く様は、気品がありこれからの人生に喜び

が漲っているかに見える。

と同時に、高砂の席に着いたときに正面をみすえる姿は新生活を切り盛

りして行く覚悟が感じられる。

参加した私たちを充分楽しませてくれた素晴らしい祝賀の式典であっ

た。

美しく、しっかり者

の伴侶を得られたＬ

河西、改めて「結婚

おめでとう」と申し

上げる。良い家庭を

築かれて頂きたい。

次は二世の誕生

を私たちに知らせ

て貰いたいもので

ある。

「河西弘孝謙」バン

ザイ。

新郎新婦入場 関に月緊張気味の二人

楽しく社会奉仕の輪を咲かせましょう

5

● 熊本地震

周知のとおり、４月１４日と４月１６日の２回にわたり熊本地方を襲っ

た地震は甚大な被害をもたらした。

当クラブのＬ二村が経営する「トータル運輸」の熊本営業所も被害に遭

われた。従業員の方も被災し、自宅半壊の方もおられるとうかがった。

現時点では何も出来ないもどかしさを感じるが、心からお見舞い申し上

げたい。

被害が明らかになるにつれて、被災者に対する支援のあり方に疑問が

数々上がってきている。

その たるものは、救援物資が集積所には溢れんばかりとなっているの

に、被災者の手元には届いていない現実。通信インフラが整っていると

言われているのに被災者救援に役立っていない状況は一体何故なのだろう。

ＳＮＳではデマや流言飛語が飛び交うが、被災者救済に関する動き少ない。所詮は個人的なタワゴトを喋りあう

電子版井戸端会議に過ぎないのでは思ってしまう。

一方で不思議な動きも。米軍の新型輸送機オスプレイが被災地への物

資輸送を開始、自衛隊にも６０人乗りの大型輸送ヘリＣＨ47が約７０

機ある。長距離輸送向けのオスプレイが今、なぜ必要なのか。政治的

意図が見え見えと感じるのは俺だけか。

そもそも、安部首相は当初「直ちに必要な状況ではない」と言ってい

た。それが、急転してオスプレイでの輸送支援とは。「チョット変だ

ぜ」と感じた方は大勢いるはず。

米軍に頼むなら、崩落した阿蘇大橋の代替として仮設橋の建設を打診

するくらいの根性が必要。「戦場にかける橋」の日本版として後世の

記憶にも残ると思うのだが。

● ＡＩ囲碁

グーグルが開発した「AlphaGo」が現代 高の囲碁棋士と言われるイ・セドル九

段との対局が終了し４対１で「AlpahGo]の勝利となった。

既にチェスや将棋ではコンピュータが人間に勝ってはいるが、囲碁は局面の数

が１０の３６０乗あるとされ、ＡＩがそのすべてを分析して対局するのは困難

と言われていた。

今回は、「ディープラーニング」と言う自ら学習する機能により勝利を収め

た。実は、その考え方は 近のものではない。

第２次世界大戦でナチスドイツで使われていた暗号装置「エニグマ」で作成さ

れた機密文書の解読に使われた理論が、「ディープラーニング」の基礎といわ

れている。

英国諜報部（ＭＩ６：ジェームズ・ボンドも所属していた）の暗号解読チーム

が「エニグマ」の解読に挑むべく解読機を開発し、パターン分析を開始した

が、組み合わせが毎日１京（１０の１６乗）発生し、行き詰っていた。

そこで、注目したのが「文章の定型性」。気象情報は「毎日午前６時」に送られ、最初の文字は「wetter（天気）」とい

う文字で始まる。そこで「wetter」と暗号解読装置に入力し、暗号が出力されるまで総当たりで調べると、その日の暗号パ

ターンが判明する。この解読によって、ナチスドイツの機密文書は通常電報と変わらぬものになった。 ヨーロッパ戦線の終わりを決定づけた「ノルマンディー上陸作戦」に関わる情報戦の裏にもこの暗号解読機の隠

れた活躍があった。

この暗号解読機は後に「Ｃｏｍｐｕｔｅｒ」と言われるようになった。。

再々再登場。今年もＰＲ委員長だぜ ＰＲ情報委員長 L 井上 定幸

楽しく社会奉仕の輪を咲かせましょう

7

● カシオペア

３月２０日で運行を終

了した寝台特急「カシ

オペア」のラストラン

には多くの鉄道フアン

が上野や札幌の駅に殺

到した。

これで札幌を起点とす

る寝台列車は全てなくなったことになる。

全客室が２名用Ａ寝台の豪華列車で、発売と同時に

チケットが完売する人気であった。

運行を停止の理由は青函トンネルの電圧。架線電圧

が在来線用の交流２万ボルトから新幹線用の交流２

万５千ボルトへ変更されるため、今までの機関車は

使用できない。

６月以降ツアー列車として運行する時はＪＲ貨物か

ら機関車を借りて動かす。それなら、同タイプの機

関車を造るなり、今までの機関車を改造すればと思

う。

赤字垂れ流しが分かっている北海道新幹線より、よ

ほど経済効果が高いと思うが。

● 国産ステルス機

国産ステルス機

の開発が進んで

いる。地上走行

テスト段階まで

きた。写真でみ

る通り、戦闘機

とは思えないカラーリング、先にテスト飛行した国

産ジェット旅客機ＭＲＪを思わせる。それも当然、

開発は同じ三菱重工名古屋製作所で行われている。

それにしても何故、

国産戦闘機なのか。

やはり米国との関

係。日本が導入を希

望する 先端の戦闘

機は先端技術の流出

に神経をとがらす米

国が供与を拒否して

いる。

それではと独自開発を決めて、２００９年に試作を

始めようやく実証実験の段階まで来た。

問題は開発費用、既に４００億円が費やされてい

る。実用機の段階まで進むには５０００億から８０

００億の費用がかかる。航空機開発には、当初想定

していた金額の何倍もかかる。 終的には１０兆円

でも済まないかも知れない。

太平洋戦争で米軍を苦しめた「零戦」復活を意図し

ているのではないかと不気味な不安がよぎってく

る。

● フェアレディＺ

３月末に、警視庁に新型パ

トカーが納入された。

フェアレディＺ＃ＮＩＳＭＯで

ある。今回納入されたのは

３台。主に高速隊で使われ

る。

高性能スポーツカーがパト

カーとして使われるのは今

回が初めてではない。

ポルシェ９１２。１９６７年式

神奈川県警・京都府警・愛知県警

に配備された。

既にクラシックカーの域に入って

いる。懐かしさが込み上げる。

フォードマスタング マッハ１

ＪＡ共済連栃木が、栃木県高速隊

に寄贈した車。１９７３年から１９８４

年まで、主に東北道で使用。

フェアレディＳ３０型２４０ＺＧ

１９７２年から１９８０年まで神奈川

県警高速隊で使用。東名高速で

よく見かけた。

これらのパトカーは、警察では購入していない。メーカーか

らの寄贈がほとんど。

カッコ良いパトカーに捕まるよりは安全運転を。

● クルーズ船

三菱重工業は３月14日、ド

イツのアイーダ・クルーズ

向け大型客船の１番船を

当初より１年遅れで引き渡

した。もう１隻を受注して

いるが、こちらも遅れが

見込まれている。

２隻合計で1800億円超の

損失を計上した。受注金額の約２倍の損失を出しても平気で

いられるのは、さすが大三菱。

１番船「アイーダ・プリマ」は全長300メートルで客室数が

1643室の大型客船。約3300人が乗り込める。内部には多目

的シアターやサウナ、アイススケートリンク、ディスコ、カジノ

などを備える。世界最先端を誇る省エネ技術も採用。

規模が大きすぎて、想像すらできない。一度で良いから乗っ

てみたいが、多分常に財布の中身を気にしながらの旅にな

るだろう。

「津軽海峡フェリー」で青森へ渡る程度が自分にとってのク

ルーズ旅行なのかも知れない。

楽しく社会奉仕の輪を咲かせましょう

会報 羊ヶ丘 Vol.86 札幌羊ヶ丘ライオンズクラブ 発行責任者 会 長 Ｌ堀岡 咲枝

編集責任者 ＰＲ情報委員長 Ｌ井上 定幸

発行日 2016年4月20日

〒064-0804 札幌市中央区南4条西13丁目2-25

札幌グレースビル３F

TEL:011-520-2227 FAX:011-520-2228

PR 委員長、まだまだ元気 L 井上 定幸

桜前線の到着を待ちわびている間に

九州からとんでもないニュースがとび

こんできました。

熊本で立て続けに発生した二つの大

地震です。まさに５年前の再来かと思

いました。

余震が続き、被災した方々は避難所

を転々とする有様が報道されていま

す。私たちは、このような場合何がで

きるのでしょうか。切歯扼腕の思いで

います。

今回の会報は、そのような思いも

あって与太話の 初に熊本地震をとり

あげました。少しでも思いを共有でき

たら有難いと思っています。

また嬉しい話題もありました。Ｌ河

西の結婚披露宴です。次に続く会員が

出ることを期待しています。

今期３号目の会報となりましたが、

毎回のことながら記事作成に苦しんで

います。

切羽詰って、異例ではありますが与

太話を２ページ拡大版としました。

終ページ乗り物に関するエピソードは

全く自分の関心事を列挙したにすぎま

せん。勝手な編集長をお許し願いたい

と思います。

第２９期も残り２か月と少しになり

ました。その中で、堀岡会長による新

入会員の獲得を連月なされたこと驚嘆

の限りです。ありがとうございます。

編集長としての任期もあと少し、も

う少し頑張ります。今期 終号に向け

て準備中です。どなたか話題をお願い

します。何処へでも取材に行きます。