「コロナ時代のがん検診」「コロナ時代のがん検診」 (栃木県の状況)...
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「コロナ時代のがん検診」(栃木県の状況)
公益財団法人 栃木県保健衛生事業団
集団健診部長 永井 充洋
公益財団法人栃木県保健衛生事業団 概要
昭和51年3月29日
栃木県宇都宮市駒生町3337-1 とちぎ健康の森3F
常勤職員数約240名
集団健診(住民健診、事業所健診、学域健診)/人間ドック/食品環境検査
17市町(栃木県市町数:25市町)
● 設立
● 所在地
● 職員数
● 事業内容
● 受託市町数(R2年度)
栃木県における集団健診開始時期(25市町の状況)
健診開始時期 当初計画 変更後
4月から開始 5市町 -
5月から開始 11市町 -
6月から開始 7市町 5市町
7月から開始 2市町 15市町
8月から開始 - 3市町
9月から開始 - 1町
10月から開始 - 1市
検診日数比較(住民胃がん検診)
0
20
40
60
80
100
120
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
当初計画 変更後
2020/07/31現在 事業団17市町
検診日数
当事業団における感染予防対策
①健診スタッフ:マスク・ゴーグル着用、従事前検温・体調確認
②受診者:マスク着用、検温・体調確認表を予約者へ事前配布
③検診会場:換気、受診者間の距離(会場等での人数制限)、各検査機器の消毒
①尿検査を事前採尿へ変更
②胃X線検査後にペットボトル飲料水を配付
③時間帯受付(受付時間の指定)
■ その他の感染防止策
■ 日本対がん協会他7団体作成「健康診断実施時における新型コロナウイルス感染症対策について(令和2年5月14日改正)」準拠
受診者間の共有使用を変更
2020年7月26日(日) 下野新聞掲載
【1面】
【3面】
0%
5%
10%
15%
20%
25%
30%
35%
1 2 3 4 5 6 7
2019年度 2020年度
■ 昨年までは受付前半で半数以上の受診者が来場
■ 検診申込者を5-7区分に分割し受付時間指定
■ 受付時間は約30分長く設定
*区分作業は市町担当者→今後システム対応検討
時間帯別受付について
受診者来場数(イメージ図)
検診会場での「3密」を避ける
【受付時間の指定】
受付時間を分割して受付
【検温+体調確認等】
【受診時のお願い】
健診会場での感染防止
健康状態確認票 検診予約者へ問診票、器材と併せて事前配布
時間帯別項目別待ち人数
6-8月実施 36健診の平均値
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
3.5
1 2 3 4 5 6 7
問診 診察 採血 胃X線
各項目の待ち人数
月別受診者数前年比率
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
4月 5月 6月 7月 8月
栃木県保健衛生事業団住民健診前年度比率
7-8月の検診受診者前年比内訳
【対象市町数:4市町】・受診者数:約3,000人減
【対象市町数:3市町】・受診者数:約2,400人減・平均受診者数:約80人減
検診中止市町
受診者数制限市町
その他
【対象市町数:9市町】・受診者数:約1,000人減・平均受診者数:約10人減
【対象市町数:2市町】・受診者数:約700人減
【対象市町数:3市町】・受診者数:約1,000人減・平均受診者数:約40人減
【対象市町数:12市町】・受診者数:約600人増・平均受診者数:約10人増
7月(約6,000人減) 8月(約1,000人減)
検診Web予約システムの提供
・市町担当者負担の軽減(電話受付、予約人数管理)
・新規受診者の掘り起こし
・複雑化する検診受診対象に対応(子宮HPV併用検診、肝炎検査等)
● システム作成の目的・利点
● システム利用市町数
・H25年度モデル事業開始 H27年度:3市町→R2年度:10市町
● システムベンダー(受診券印刷含む)
・小林クリエイト株式会社
*栃木県内の住民健診は約90%が総合健診で実施しており、以前から事前申込みが原則
検診Web予約利用状況
2019年度S市の状況
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
70.0%
80.0%
20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60~69歳 70~79歳 80歳以上 全体
男性 女性
*Webの予約時間帯:開庁時間帯:35.1%/閉庁時間帯:64.9%
コロナ時代のがん検診について
■ 感染対策を周知
■ 検診の事前予約
■ 時間帯受付
検診会場での感染不安の払しょく(安心感)
感染対策+効率的検診の実施
3密の回避+受診満足度の向上(受診率の向上)
ご清聴ありがとうございました。