三つのがん患者会から学ぶ、 がんとの上手なつき合い方 ·...

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第 100 回 記念ホリスティックフォーラム HOLISTIC KANSAI 主催 NPO 法人 日本ホリスティック医学協会 関西支部 お陰をもちまして日本ホリスティック医学協会関西支部も、 今回で 100 回目のホリスティックフォー ラムを迎えることになりました。 この記念すべき節目のフォーラムに、 日本で多くのがんサバイバー を生み出している三つの有名な患者会、 すなわち 「いずみの会」 「e- クリニック」 「生きがい療法 実践会」 の代表の方々をお招きし、 各々にお話をしていただこうと思っております。 またその後の パネルディスカッションを通して、 お互いをよりよく知り、 各々の優れた点を学びあえる場が提供で きたらと思っております。 この三つの患者会はそれぞれ特徴がありますが、 その根底には 「心の大切さ」 を強調している という共通項があります。 この点をしっかりと押さえた上で、 お互いがより発展していくためのネット ワーク作りも視野に置きつつ、 今後のがん医療のあり方についても語り合えたらと思っております。 三つのがん患者会から学ぶ、 がん の上手なつき合い方 自らも胃がんを克服された中山会長が設立した「いずみの会」では、①心を改善すること、②体質を変える食事をすること、③運動などで 血流をよくすることを中心とした実践を行うことで、多くの患者さんががんを克服しています。また、このようによくなっている人を 目の当たりにすれば、そこには希望も生まれます。一人ひとりが、がんは治る病気だということを自覚し、希望を持って自らが実践し ていくことが大切なのです。 1932 年東京生まれ。(株)マルデン代表取締役。90 年にがん患者の会「いずみの会」を発足。92 年に会長になる。99 年、NPO 法人化 にともない理事長に就任。日本ホリスティック医学協会運営委員。著書に「論より証拠のガン克服術」「ガン 絶望から復活した15人」「ガ ンがゆっくり消えていく」(いずれも草思社)がある。 NPO 法人「いずみの会」代表 中山 武 癌は心の動きと併う自律神経・その他に影響されます。治療には急を要する緊急処置としての、モグラ叩きの様な外部からの力まかせ の治療も時として必要ですが、底辺に横たわる心の問題の処置をしないと免疫力、生命力は復活しません。今回深層心理の動きと最近 の西洋医学的知見を交えつつ、ベストな治療を考え、また本当にストレスをなくすとは?心の安寧とは?を一緒に考えてみたいと思い ます。 昭和 52 年奈良県立医大卒業後、外科修行。昭和 59 年に大阪大学癌免疫研究所にて基礎研究を行い、その後湯川胃腸病院にて外科医と して働く。平成 3 年旭区はしもとクリニックを開設するも平成 10 年に悪性リンパ腫となり悪戦苦闘、平成 12 年終わり頃から落ち着き 始めて色々な代替療法をしつつ現在に至る。 e- クリニック医師  橋本 豪 笑いや生き甲斐、イメージ訓練など、心理的治療がガン治癒力を高め、再発率・生存率に好ましい効果をもたらすことが、精神腫瘍学 の研究によって明らかとなっています。私はこうした考え方にもとづいて「生きがい療法」と称するセルフサービスで可能な心理・生 活療法を提唱し、多くのガン難病闘病中の人々に実践していただいています。一方で、現在のがん診療拠点病院などでは、早々にサジ を投げる、人命軽視・人権侵害の医療が行われています。今後、闘病中の人々が生き甲斐をもって力の限り生き抜くことを支えるガン 医療を求め、社会運動に取り組むことも必要となっています。 1937年生まれ。岡山大学医学部卒。現在、すばるクリニックにて腫瘍内科・心療内科の診療にあたる。ルイ・パストゥール医学研究センター 客員研究員。生きがい療法を主宰。1987 年、7 人の闘病者とモンブラン登山。 生きがい療法実践会主宰 すばるクリニック院長 伊丹 仁朗 『生き甲斐支えるガン医療を』 『がんは治せる病気』 『癌と心と西洋医学』

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Page 1: 三つのがん患者会から学ぶ、 がんとの上手なつき合い方 · 今回は心理療法のひとつである催眠療法(ヒプノセラピー)についてお話させていただきます。ストレス耐

第 100 回 記念ホリスティックフォーラムHOLISTIC KANSAI

主催 NPO 法人 日本ホリスティック医学協会 関西支部

 お陰をもちまして日本ホリスティック医学協会関西支部も、 今回で 100 回目のホリスティックフォー

ラムを迎えることになりました。 この記念すべき節目のフォーラムに、 日本で多くのがんサバイバー

を生み出している三つの有名な患者会、 すなわち 「いずみの会」 「e- クリニック」 「生きがい療法

実践会」 の代表の方々をお招きし、 各々にお話をしていただこうと思っております。 またその後の

パネルディスカッションを通して、 お互いをよりよく知り、 各々の優れた点を学びあえる場が提供で

きたらと思っております。

 この三つの患者会はそれぞれ特徴がありますが、 その根底には 「心の大切さ」 を強調している

という共通項があります。 この点をしっかりと押さえた上で、 お互いがより発展していくためのネット

ワーク作りも視野に置きつつ、 今後のがん医療のあり方についても語り合えたらと思っております。

三つのがん患者会から学ぶ、

がんとの上手なつき合い方

自らも胃がんを克服された中山会長が設立した「いずみの会」では、①心を改善すること、②体質を変える食事をすること、③運動などで血流をよくすることを中心とした実践を行うことで、多くの患者さんががんを克服しています。また、このようによくなっている人を目の当たりにすれば、そこには希望も生まれます。一人ひとりが、がんは治る病気だということを自覚し、希望を持って自らが実践していくことが大切なのです。

1932 年東京生まれ。(株)マルデン代表取締役。90 年にがん患者の会「いずみの会」を発足。92 年に会長になる。99 年、NPO 法人化にともない理事長に就任。日本ホリスティック医学協会運営委員。著書に「論より証拠のガン克服術」「ガン 絶望から復活した 15 人」「ガンがゆっくり消えていく」(いずれも草思社)がある。

NPO法人「いずみの会」代表 中山 武

癌は心の動きと併う自律神経・その他に影響されます。治療には急を要する緊急処置としての、モグラ叩きの様な外部からの力まかせの治療も時として必要ですが、底辺に横たわる心の問題の処置をしないと免疫力、生命力は復活しません。今回深層心理の動きと最近の西洋医学的知見を交えつつ、ベストな治療を考え、また本当にストレスをなくすとは?心の安寧とは?を一緒に考えてみたいと思います。

昭和 52 年奈良県立医大卒業後、外科修行。昭和 59 年に大阪大学癌免疫研究所にて基礎研究を行い、その後湯川胃腸病院にて外科医として働く。平成 3 年旭区はしもとクリニックを開設するも平成 10 年に悪性リンパ腫となり悪戦苦闘、平成 12 年終わり頃から落ち着き始めて色々な代替療法をしつつ現在に至る。

e- クリニック医師  橋本 豪

笑いや生き甲斐、イメージ訓練など、心理的治療がガン治癒力を高め、再発率・生存率に好ましい効果をもたらすことが、精神腫瘍学の研究によって明らかとなっています。私はこうした考え方にもとづいて「生きがい療法」と称するセルフサービスで可能な心理・生活療法を提唱し、多くのガン難病闘病中の人々に実践していただいています。一方で、現在のがん診療拠点病院などでは、早々にサジを投げる、人命軽視・人権侵害の医療が行われています。今後、闘病中の人々が生き甲斐をもって力の限り生き抜くことを支えるガン医療を求め、社会運動に取り組むことも必要となっています。

1937年生まれ。岡山大学医学部卒。現在、すばるクリニックにて腫瘍内科・心療内科の診療にあたる。ルイ・パストゥール医学研究センター客員研究員。生きがい療法を主宰。1987 年、7人の闘病者とモンブラン登山。

生きがい療法実践会主宰 すばるクリニック院長 伊丹 仁朗

『生き甲斐支えるガン医療を』

『がんは治せる病気』

『癌と心と西洋医学』

Page 2: 三つのがん患者会から学ぶ、 がんとの上手なつき合い方 · 今回は心理療法のひとつである催眠療法(ヒプノセラピー)についてお話させていただきます。ストレス耐

TEL:075-771-6051(代)地下鉄東西線「東山」駅 」下車       2号出入口より北へ徒歩約8分

TEL/FAX. 06-6993-7501  〒570-0075 大阪府守口市紅屋町 5-2 松田ビル 2 階

http://www.holistic-kansai.com/

●会員前売 2,500 円 / 一般前売 3,000 円    ●会員当日 3,000 円 / 一般当日 3,500 円  

NPO 法人 日本ホリスティック医学協会 関西支部

開 場:12 時   開演:13 時

講演 ①:13:00 ~ 13:40(中山 武)

講演 ②:13:40 ~ 14:20(橋本 豪)

休 憩:14:20 ~ 14:30

講演 ③:14:30 ~ 15:10(伊丹 仁朗)

休 憩:15:10 ~ 15:25

パネルディスカッション:15:25 ~ 16:25

 ●パネラー:中山 武、橋本 豪、伊丹 仁朗

 ●コメンテーター:愛場 庸雅 ( 協会理事 )

 ●コーディネーター:黒丸 尊治(協会関西支部長)

終了:16:30

TIME TABLE (タイムテーブル) 京都会館 (アクセス)

参加費 (会員とは「ホリスティック医学協会」「いずみの会」「e- クリニック」「生きがい療法実践会」の各会員です )

前売り券をご希望の方は、郵便番号・住所・氏名・電話番号・ホリスティック医学協会の会員の方は会員番号・購入枚数をご記入の上、 郵便振替でお申し込みください。(締切は 5月 14 日です )

http://www.kyoto-ongeibun.jp/kyotokaikan/map.php

郵便振替口座 00970-9-243506 口座名義:日本ホリスティック医学協会関西支部

注 ) 振込用紙の控えが当日の入場券となります。当日ご持参の上、受付でご提

示ください。紛失しないように保管してください。(入場券は発送いたしません)

日時:平成 22 年 5 月 23 日(日)時間:13 時~ 16 時 30 分

場所:京都会館(京都市左京区岡崎最勝寺町 13 番地)

主催:日本ホリスティック医学協会 関西支部

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第 101 回ホリスティックフォーラム 7 月 25 日 ( 日 ) 13:30 ~ 16:00 講師 : 清流 いつき ( セルジュ ・ フォレスト ) 

ストレス耐性と意識の関係 ( 仮題 )  ~催眠療法 ( 願望実現ヒプノ ) の体験~ ◆今回は心理療法のひとつである催眠療法 ( ヒプノセラピー ) についてお話させていただきます。ストレス耐

性度に影響を及ぼす「思い込み」や「価値観」の形成と意識のしくみとの関係のレクチャーと、無理なく実践

できるダイエットや禁煙に応用可能な願望実現ヒプノを実際に体験していただきます。

恐れ入りますが振込手数料はご負担ください。

三つのがん患者会から学ぶ、がんとの上手なつき合い方

定員300名 ( 予約で定員に達した場合は、当日券の販売はございません。予約状況はホームページでご確認ください。)