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ユニファイドコントローラ nvシリーズ type1 light コントローラユニット 取扱説明書 6E8C5475

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Page 1: 和文取説 表 6E8C5475 - Toshiba...ユニファイドコントローラnvシリーズtype1 light コントローラユニット取扱説明書 i 製品および取扱説明書には、お使いになる方や他の人への危害と財産の損害を未然に防ぎ、製品を安全に

ユニファイドコントローラ

nvシリーズ type1 light

コントローラユニット

取扱説明書

6E8C5475

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ご注意

(1) 本書に掲載してある技術情報は、製品の代表的動作・応用を説明するためのもので、その使用に際しての当社

および第三者の知的財産権その他の権利に対する保証または実施権の許諾を行うものではありません。

(2) 本書の内容の一部または全部を無断で転載することは禁止されています。

(3) 本書の内容については、お断りなく変更することがあります。

(4) 本書の内容については万全を期しておりますが、万一不可解な点や、誤り、お気づきの点がございましたら、

ご一報くださいますようお願いいたします。

PROSEC, TOSLINE, TC-netは、株式会社 東芝の登録商標または商標です。

Microsoft, Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国および他の国における登録商標または商標です。

Ethernet、イーサネットは、富士ゼロックス株式会社の登録商標または商標です。

DeviceNetは、ODVA(Open DeviceNet Vender Association Inc.) の登録商標または商標です。

PROFIBUSは、PROFIBUS User Organizationの登録商標または商標です。

MODBUSは、Schneider automation Inc.の登録商標または商標です。

MELSECNETは、三菱電機株式会社の登録商標または商標です。

UNI-WIRE、ユニワイヤは、黒田精工株式会社の登録商標または商標です。

Temposonics、テンポソニックは、米国MTS Systems Corporationの登録商標または商標です。

アブソコーダは、株式会社エスジーの登録商標または商標です。

© Toshiba Infrastructure Systems & Solutions Corporation. 2013-2017 All Rights Reserved.

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 i

製品および取扱説明書には、お使いになる方や他の人への危害と財産の損害を未然に防ぎ、製品を安全に

正しくお使いいただくために、重要な内容を記載しています。

次の内容(表示・図記号)をよく理解してから本文をお読みになり、記載事項をお守りください。

表示の説明

表 示 表示の意味

“回避しないと、死亡または重傷*1を招く差し迫った危険な状況になること”を示しま

す。

“回避しないと、死亡または重傷*1を招く恐れがある危険な状況になること”を示し

ます。

“回避しないと、軽傷または中程度の傷害*2を招く恐れがある危険な状況および物

的損害*3のみの発生を招く恐れがあること”を示します。

*1: 重傷とは、失明、けが、やけど(高温・低温)、感電、骨折、中毒などで後遺症が残るもの、および治療に

入院や長期の通院を要するものを指します。

*2: 傷害とは、治療に入院や長期の通院を要さない、けが、やけど、感電などを指します。

*3: 物的損害とは、財産・資材の破損にかかわる拡大損害を指します。

図記号の説明

図記号 図記号の意味

禁止(してはいけないこと)を示します。

具体的な禁止内容は、 の中や近くに絵や文章で示します。

指示

指示(必ずすること)を示します。

具体的な指示内容は、 の中や近くに絵や文章で示します。

警告

警告を示します。

具体的な警告内容は、 の中や近くに絵や文章で示します。

(注)本体表示に合わせて、禁止、指示、警告の説明内容が変わります。

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1. 設置時における安全上のご注意

装置を接地する

感電・火災の原因になります。

次の環境で設置・保管・使用をしない

・ じんあいの多い場所

・ 腐食性ガス(SO2、H2S)、可燃性ガスの発

生する場所

・ 許容値を超える振動、衝撃のある場所

・ 急激な温度変化により結露するような場

・ 設置条件から外れる低温または高温

・ 設置条件から外れる高湿度

・ 直射日光の当たる場所

・ 強い電波や磁界を発生する機器の近く

事故の原因になります。

装置は、保守・点検が容易にできる場

所に設置する

事故の原因になります。

通風口、吸排気口はふさがない

過熱などによって、火災や故障の原因にな

ります。

システムの据付け・配線は、本書に記

載している設置条件、取付方法を守る

落下、火災、故障、誤動作の原因になりま

す。

リレー出力モジュールは、次の条件

での設置および保管はしない

・ シリコンガスのある場所

・ シリコン製品が使用されている場所接点

不要の原因となります。

モジュールやユニットに電線くずなどの

異物を入れない

火災、故障、誤動作の原因になります。

電源モジュール、コントローラモジュー

ル、ステーションバスモジュール、G2I/

Oアダプタモジュールは、ベースユニッ

トに取り付ける。

感電・けが・故障の原因になります。

単独での使用および他の用途への使用は

しないでください。

TC-net I/O モジュールは nv シリーズ用

ベースユニットに取り付ける

感電・けが・故障の原因になります。

単独での使用および他の用途への使用は

しないでください。

モジュール、ベースユニット、端子台の

着脱は、電源を切った状態で行う

感電・誤動作・故障の原因になります。

コネクタ、ケーブルの接続、およびモジ

ュールのベースユニットへの装着は、カ

チッと音がするまで押し込み、ネジで確

実に固定する

ネジ止めが不十分だと、振動などによる故

障、誤動作の原因になります。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 iii

2. 配線時における安全上のご注意

ケーブルの配線は電源を切った状態で

行う

感電・故障の原因になります。

モジュールの配線は、サヤ付きの圧着

端子を使用するか、テープで被覆する

導電部分が露出して、感電の原因になりま

す。

端子台カバーは端子台に確実に取り付

ける

導電部が露出していると感電の原因になり

ます。

非常停止回路、インターロック回路など

はコントローラの外部で構成する

nv シリーズに故障、誤動作が生じた場合、

人身事故・機械破損の原因になります。

定格に合った外部電源を接続する

爆発、火災の原因になります。

配線作業は、資格のある専門家が行う

配線を誤ると火災、感電、故障の原因にな

ります。

リレー出力モジュールには過負荷保護

のため、電流容量に合ったヒューズを

外部回路に取り付ける

負荷短絡などにより事故・機械破損の原因

になります。

リレー出力に使用の有接点リレーは、

接点寿命を確認して使用する

リレーの接点寿命を超えると、接点の接触

不良などで出力異常が発生し、事故・機械

破損の原因になります。

有接点リレーは、接点の摩耗による寿命が

あります。寿命を超える場合は代品に交換

してください。

バッテリの実装

バッテリがないまま RAM 運転実行すると、

メモリのデータやプログラムの消失の

ため、誤動作による事故・機械破損の原因

になります。

バッテリは、バッテリ交換時期の目安に従

って交換してください。

バッテリ交換時間

無通電時のバッテリ交換時は3分以内

でお願いします。

バッテリが接続されていないまま長時間放

置されますと、メモリのデータやプログラム

の消失のため、誤動作による事故・機械破

損の原因になります。

バッテリは梱包箱に添付されていま

す。type1 light の使用前には、本体に

取付ください。

type1 light のバッテリは、工場出荷時に

は、梱包箱に添付された状態で出荷されま

す。type1 light ご使用の直前にバッテリを

取りつけてください。

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外部大容量バッテリは、DIN レールな

どに固定してください。

外部大容量バッテリをご使用の場合

は、外部大容量バッテリを nv type1

light 本体近くに設置してください。

また、このとき、振動や衝撃によって外

部大容量バッテリが外れないように

DIN レールなどに固定してください。

外部大容量バッテリのバッテリケーブ

ルの養生をしてください。

外部大容量バッテリをご使用の場合、

バッテリケーブルを nv type1 light の

本体のバッテリコネクタに接続してくだ

さい。その上でバッテリケーブルがひっ

かけ等で外れないように DIN レールな

どに固定してください。

3. 日常使用時における安全上のご注意

通電中はモジュール、ユニットの端子

には触れない

感電の原因になります。

装置やモジュール、ボードの改造・修

理・分解・調整はしない

感電・火災・けが・故障の原因になります。

動作不良・故障時は、支社店またはサービ

ス代理店に連絡してください。

電源容量、周波数、電圧および変動率

が、装置の仕様に適合するか確認して

から使用する

適合しない場合は、装置本来の性能が得

られないだけでなく、装置を破損したり、過

熱により、火災などの原因になります。

通電中はモジュール、ユニットの端子

には、触れない

感電の原因になります。

この電源モジュールは、nv シリーズ専用の

電源です。単独で他の用途には使用しな

いでください。

装置の周囲温度や内部温度が異常に

上昇したり、装置に故障が生じた場合

は、使用しない

そのままの状態で使用すると、過熱により

火災などの原因になります。

装置の電源を OFF にし、最寄りの当社サ

ービスステーションに連絡してください。

運転中のプログラム変更、強制出力、

RUN(運転)、HALT(停止)などの操作は

十分安全を確認して行う

操作ミスや安全確認の怠りにより、事故・

機械破損の原因になります。

煙が出ていたり、異臭がするときは、

電源を OFF にする

火災や感電の原因になります。

支社店またはサービス代理店に連絡してく

ださい。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 v

モジュール内のカードの部品、端子、

コネクタ、はんだ面に手を触れない

部品のリード線の末端でけがや IC、LSI な

どが静電破壊し、故障の原因になります。

電源コードやケーブルは無理に折り曲

げたり、引っ張ったり、ねじったりしない

断線や発熱の原因になります。

装置本体などのすきまから金属類を

差し込んだり、クリップなどを落とさな

火災などの原因になります。

電源は次の順序で投入する

type1 light の実装されている基幹部電

源の投入後、I/O モジュール供給外部電源

と外部負荷電源投入 この投入順序が守られていない場合、誤動

作により事故・機械破損の原因になりま

す。

電源は次の順序で投入する

nv type1 light シリーズの基本ユニットお

よび拡張ユニットの電源投入→TC-net I/O

Loop に接続されている アダプタ機器の

電源投入→I/O モジュール供給外部電源と

外部負荷電源投入 この投入順序が守られていない場合、誤動

作により事故・機械破損の原因になりま

す。

システムの安全上、負荷電源を nv シ

リーズの電源よりも先に OFF させる

これらが守られていない場合、事故・機械

の破損の原因になります。

I/O モジュールへ供給する外部電源は、で

きるだけ負荷電源と共用にしてください。こ

れができない場合は、外部電源と負荷電

源が同時に OFF にするようシステムを構

成してください。

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4. 保守点検時における安全上のご注意

モジュール、ユニット、端子台、配線ケ

ーブルを着脱するときは、外部電源が

切れていることを確認する

モジュールの外部端子台裏面にも電極が

現れ、感電の原因になります。

バッテリの+、-の逆接続、充電、分

解、過熱、火中投下、ショートはしない

爆発、発火の原因になります。

装置の電源ヒューズや警報ヒューズ交

換するときは、装置のスイッチを OFF

にする

感電・火災の原因になります。

ヒューズ、バッテリは、指定品と交換す

指定品以外を使用すると、火災・故障の原

因になります。

点検時にモジュールの電源端子部で電

源電圧を測定する場合は、十分注意し

て作業する

感電の恐れがあります。

装置やモジュールを落としたり、ぶつけ

たり、またこれらに強いショックを与え

ないでください。

故障の原因になります。

装置、モジュールに触れる前には、接

地された金属に触れて人体に帯電して

いる静電気を放電さえてください。

静電気により、装置の誤動作や故障の

原因となります。

装置、モジュールの汚れは、柔らかい

布で拭いてください。

汚れがひどい場合は、水でぬらした布

をかたく絞って拭いてください。汚れた

ままにしておくと、誤った判断や誤操作

の原因になります。

装置やモジュールの汚れを落とす場

合、ベンジンやシンナーなどは使用し

ないでください、

装置のパネルやモジュールの変形や

変色の原因となります。

PUM11,PUM12,PUM14のバッテリ正常

LED(BAT) が 点 灯 し て い て も 、

年間平均周囲温度30C 以下の場合は

5年(要確認)ごと、年間平均周囲温度

30C 以上の場合は2年(要確認)ごとに

バッテリを交換する

アプリケーションにもよりますが、バッテリの

消耗によって、PUM11,PUM12,PUM14に保

存してあるデータやプログラムが消失し、誤

動作によって事故・機械破損の原因になり

ます。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 vii

5. 廃棄時における安全上のご注意

リチウム電池は、火中へ投入しない

爆発などの危険があります。

リチウム電池、Ni-Cd 電池を破棄する

場合は、地方自治体の条例または規

則に従う

環境被害を発生させる原因になります。

ユニットおよびモジュールは、産業廃

棄物として処理する

環境被害を発生させる原因になります。

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6. 本体警告表示ラベルの確認

本体警告表示ラベルが張り付けられていることを確認してください。

もし、ラベルが紛失していたり、汚損により見にくいときは、当社サービス部門へ連絡してください。

【本体の警告マークについて】

このマークは危険箇所の警告マークです。本体で感電の恐れのある場所や、誤配線などによっ

て本体を破壊する恐れのある場所に張り付けてあります。

このマークのある場所には、次のことに注意してください。

● 電源が入った状態で電源モジュールの電源入力端子に触れると感電し、たいへん危険です。

電源入力端子には触れないでください。

● 安全のため、配線時や保守・点検のときには必ず電源を切ってください。

● 故障や破壊の原因になるので、電源入力端子には正しく配線し、規定電圧範囲を超えた電圧を印加

しないでください。

● nV-Tool ポートのコネクタ接続は、nV-Tool(パソコンなど)側の電源を切った状態で行ってください。

接続後、nV-Tool 側の電源を投入してください。

また、コネクタのピン間をコネクタカバーなどでショートさせないようにしてください。

【警告シールについて】

nv type-1 light シリーズの電源モジュールには、左図の警告

シールが添付されています。シールを台紙からはがして、

nv type1 light シリーズ本体または nv type1 light シリーズ

近くの見やすい場所に張ってください。

シールには和文と英文がありますので、必要に応じて使い

分けてください。

なお、配線時にはシール台紙を取り除いてください。

万一、シールの破損などがありましたら、販売店まで連絡

してください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 ix

用途制限

■ この製品は、人の生命に直接関わる装置など(注1)を含むシステムに使用できるよう開発・製作された

ものではないので、それらの用途に使用しないでください。

■ この製品を、人の安全に関与し、公共の機能維持に重大な影響を及ぼす装置などを含むシステム(注2)

に使用する場合は、システムの運用、維持、管理に関して、特別な配慮(注3)が必要となるので、

当社営業窓口に相談してください。

(注1) 人の生命に直接関わる装置などとは、以下のものをいいます。

・ 生命維持装置や手術室用機器などの医療用機器

(注2) 人の安全に関与し、公共の機能維持に重大な影響を及ぼす装置などを含むシステムとは、

以下のようなものをいいます。

・ 原子力発電所の主機制御システム、原子力施設の安全保護系システム、

その他安全上重要な系統およびシステム

・ 集団輸送システムの運転制御システムおよび航空管制制御システム

(注3) 特別な配慮とは、当社技術者と十分な協議を行い、安全なシステム(フールプルーフ設計、

フェールセーフ設計、冗長設計するなど)を構築することをいいます。

免責事項

■ 地震・雷風・水害および当社の責任以外の火災、第三者による行為、その他の事故、お客様の故意

または過失、誤用、その他異常な条件下での使用により生じた損害に関して、当社は一切責任を

負いません。

■ この製品の使用または使用不能から生ずる付随的な損害(事業利益の損失、事業の中断、記憶内容の

変化・消失など)に関して、当社は一切責任を負いません。

■ 取扱説明書に記載された内容を守らずに生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。

■ 接続機器との組合せによる誤動作などから生じた損害に関して、当社は一切責任を負いません。

■ お客様作成のアプリケーションプログラムとの組合せによる誤動作などから生じた損害に関して、

当社は一切責任を負いません。

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使用上のご注意

● 設置について

・ 携帯電話や PHS は、運転中の製品本体および各種伝送ケーブル、I/O ケーブルなどから1m 以上

離れたところで使用してください。システムが誤動作する恐れがあります。

・ コネクタ、ケーブルの接続、およびモジュールのベースユニットへの装着は、ネジ止めして確実に

固定してください。

ネジ止めが不十分だと、振動などによる故障、誤動作の原因になります。

・ 装置やモジュールを落としたり、ぶつけたり、また、これらに強いショックを与えないでください。

故障の原因になります。

● 電源配線について

・ ケーブルは他の電線と極力離してください。特に動力線などとは200mm 以上離してください。

・ 端子ネジサイズは M3.5です。適合圧着端子としては、M3.5ネジ用幅7mm 以下のものを使用してくださ

い。

・ NC 部には何も接続しないでください。

● サンプルプログラムなどの使用について

・ 取扱説明書に記載のサンプルプログラムは、お客様で動作確認をした後、使用してください。

誤動作による事故を防ぐために、運用前に十分確認してください。

● バッテリ交換について

・ バッテリ交換は、通電中、無通電時のいずれでもかまいませんが、無通電時に交換する場合は、

3分以内に行ってください。バッテリを抜いたまま長時間放置すると、RAM メモリの内容が消えて

しまいます。

・ バッテリ取外し時に、バッテリ正常 LED(BAT)が点灯することがありますが異常ではありません。

バッテリ実装状態で電圧が低下すれば、正しく検出され消灯します。

・ マンガン乾電池、アルカリ電池、Li 二次電池とは電圧の互換性がありません。使用しないでください。

・ 製造年月より3年以上経過したものは、使用しないでください。

● SD メモリカードについて

・ SD メモリカードはファームウェアバージョンが V01.60以降で SD カードスロットにシールが貼り付けられ

てない PUM11,PUM12,PUM14で使用可能です。

・SD カードスロットにシールが貼り付けられている PUM11,PUM12,PUM14は SD メモリカードを使えません。

SD カードスロットに貼り付けられたシールは剥がさないでください。

・ SD メモリカード取り付け、取り外し時は帯電した静電気を放電してください。耐電したまま作業すると故

障・動作不良が発生する可能性があります。

・ SD メモリカード使用時は SD カードスロットの奥まで差し込み、メンテナンス用カバーを確実に閉めてく

ださい。差し込み不足やメンテナンスカバー閉め忘れは、動作不良が発生する可能性があります。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 xi

● 保守について

・ ユニットから取り外したモジュールは、接地された机の上に導電性マットまたは導電袋(予備ボードなど

の入った袋)を敷きその上に置いてください。

静電気などによって部品を壊す原因になります。

・ 装置やモジュールに触れる前に、接地された金属に触れて、人体に帯電している静電気を放電させて

ください。静電気は、装置の誤動作や故障の原因になります。

・ 装置やモジュールの汚れは、柔らかい布でふいてください。

汚れがひどい場合は、水でぬらした布を固くしぼってふいてください。

汚れたままにしておくと、誤った判断や誤操作の原因になります。

・ 装置やモジュールの汚れを落とす場合、ベンジンやシンナーなどは使用しないでください。

装置のパネルやモジュールの変形や変色の原因になります。

・ システムを正常に保ち、不要なトラブルを未然に防ぐために、日常点検、定期点検、清掃を実施して

ください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 xiii

●必ず守ってください 装置をご使用いただく上で、操作者の安全を守り、装置の正常な動作を保つために、次の事項を守って

ください。

1. 取付け、運転、保守、点検の前に本取扱説明書と関連取扱説明書を全て熟読し、機器の知識、安全

情報、そして留意事項について習熟された上で使用してください。取扱説明書を熟読された上で使用

してください。

2. 下記の環境での設置および保管は避けてください。

(1) じんあいの多い場所。

(2) 腐食性ガス(SO2、H2S など)の発生する場所。

(3) 振動,衝撃のある場所。

(4) この説明書の設置条件から外れる低温および高温環境。

(5) 湿度の高い場所。

3. 装置の周囲温度および内部温度が異常に上昇した場合や装置に故障が生じた場合は、使用をやめて

装置の電源を切り、最寄りの当社サービス担当窓口まで連絡してください。

4. 運転中など、スイッチの設定以外で装置のケースを開けないでください。

5. 装置の改造はしないでください。

6. 輸送時など、製品を落下させないでください。

7. 装置は、取付け・配線・使用・保守について、制御機器の取扱いの一般知識のある方を対象にして

います。取扱いを誤った場合には、感電・火災・故障・誤動作の恐れがありますので、制御機器取扱い

知識および電気的知識が不十分な方は、取付け・配線・使用・保守は避けて、専門知識のある方に

依頼して作業してください。

8. 本書および別冊の関連資料は、制御機器の取扱いの一般知識がある方を対象に記載しています。

記載内容に不明な点がありましたらご質問ください。

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6E8C5475 xiv

この説明書は、ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラについて、その概要、設置や

操作の方法、保守点検などについて解説しています。type1 light シリーズでは、お客様がアプリケーション

に最適なコントローラを選定し、コストパフォーマンスの良いシステムを構築できるように、下記の3機種を用

意しております。

・type1 light S(標準モジュール) プログラム容量:32k-step 基本命令実行速度:80ns

・type1 light H(高機能モジュール) プログラム容量:64k-step 基本命令実行速度:40ns

・type1 light D(二重化可能モジュール) プログラム容量:128k-step 基本命令実行速度:40ns

はじめに、装置を正しく使用するため、ご使用前に必ず「安全上のご注意」を読んでください。なお、本製品

は保障期間中であっても、消耗や摩擦による修理交換は有償になります。

本書は、次の内容で構成されています。

・ 第1章 type1 light コントローラの導入にあたって

type1 light コントローラユニットの各部名称と機能と特長を説明しています。

・ 第2章 システム構成

ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light を導入したシステム構成を説明しています。

・ 第3章 据付・配線

type1 light コントローラユニットを構成する各モジュールの取付、取外方法と、各種ケーブル

の接続方法を説明しています。

・ 第4章 起動と停止

コントローラユニットを起動したり、停止したりする方法を説明しています。

・ 第5章 プログラムのダウンロード

nV-Tool からコントローラユニットへプログラムをダウンロードする方法を説明しています。

・ 第6章 運 転

コントローラを運転し、運転中に表示される内容について説明しています。

・ 第7章 トラブルシューティング

故障かなと思ったときの対処のしかたなどのトラブルシューティングについて説明しています。

・ 第8章 保守点検

日常点検および、定期点検の内容と点検のしかた、バッテリなどの部品の交換方法について

説明しています。

補足 type1 light コントローラの種類と名称について

標準モジュール 高機能モジュール 二重化可能モジュール

製品名 type1 light S type1 light H type1 light D

ペットネーム PUM11 PUM12 PUM14

別称 S2US S2UH S2UD

type1 light コントローラ全体の別称:S2U

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 xv

●nv シリーズ type1 light 説明書

なお、本書のほかに nv シリーズの説明書として次のものがあります。

・ ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light 本体取扱能説明書 (6E8C5475)

type1 light (PUM11/PUM12/PUM14)が持っている機能とその使用方法を説明し、ユーザプログラム

を作成するために必要な情報について説明しています。

・ ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light 機能説明書 (6E8C5476)

type1 light(PUM11/PUM12/PUM14)が持っている機能とその使用方法を説明し、ユーザプログラムを

作成するために必要な情報について説明しています。

・ ユニファイドコントローラ nv シリーズ/統合コントローラ V シリーズ命令語説明書 (6E8C4826)

nv シリーズおよび V シリーズがサポートするプログラム言語(LD,FBD,SFC、ST)について、各命令語の仕

様詳細を説明しています。

・ ユニファイドコントローラ nv シリーズ/統合コントローラ V シリーズエンジニアリングツール4

(基本編)取扱説明書 (6E8C4890)

nV-Tool を使用して、プログラムを作成、デバッグ、印刷および保存するための操作方法について

説明しています。

・ ユニファイドコントローラ nv シリーズ/統合コントローラ V シリーズエンジニアリングツール4

(セットアップ編)取扱説明書 (6E8C4891)

nV-Tool をセットアップする方法について説明しています。

・ G2 I/O モジュール取扱説明書 (6E8C5477)

ユニファイドコントローラ nv Series/V series model 2000でサポートする G2 I/O モジュールの仕様、

取扱方法、保守、保全方法について説明しています。

・ 高速シリアル I/O システム TC-net I/O 取扱説明書 (6E8C5098)

nv シリーズの I/O、TC-net I/O システムに関する仕様、取扱方法、保守、保全方法について説明

しています。

・ ユニファイドコントローラ nv シリーズ G2 I/O アダプタモジュール(GA922)取扱説明書 (6E8C5485)

G2I/O アダプタ(GA922)の仕様、取扱方法、保守、保全方法について説明しています。

・ ユニファイドコントローラ nv シリーズ G3 I/O アダプタモジュール(IA931)取扱説明書 (6E8C5318)

G3 I/O アダプタ(IA931)の仕様、取扱方法、保守、保全方法について説明しています。

・ Ethernet モジュール(EN651A)取扱説明書 (6E8C3850)

Ethernet モジュール(EN651A)に関する仕様、取扱方法について説明しています。

・ TC-net 100LP モジュール(TN623)取扱説明書 (6E8C5501)

TC-net 100LP モジュールに関する仕様、取扱方法について説明しています。

・ G2 I/O アダプタ(GA922)モジュール 取扱説明書 (6E8C5485)

G2 I/O アダプタモジュール GA922の仕様、取扱方法について説明しています。

・ T シリーズマイグレーション G3 I/O アダプタモジュール GA932 取扱説明書 (6E8C5606)

T シリーズマイグレーション G3 I/O アダプタモジュール GA932の仕様、取扱方法について説明しています。

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6E8C5475 xvi

●表記上の約束 次の記号による、本書を理解するための約束事項について説明しています。

◆重要: 製品を正しく取り扱うために、特に注意していただきたいことを説明しています。

補足: 補足説明をしています。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 xvii

第1章

type1light コントローラの 導入にあたって

…1

第2章

システム構成

…23

1.1 type1 light コントローラの機能と特長 ··········································· 2

1.2 type1 light コントローラ各部の名称と機能 ·································· 4

2.1 標準システム ····················································································· 24

2.2 I/O 拡張システム ············································································· 28

2.3 二重化システム ················································································ 33

2.4 I/O 構成 ······························································································ 37

2.5 ネットワーク構成 ··············································································· 41

2.6 電源容量計算 ··················································································· 42

2.7 電源モジュール運転信号出力(RUN 接点)の取り扱い ··········· 42

第3章

据付・配線

…43

3.1 設置条件 ···························································································· 45

3.2 作業の前に ························································································ 47

3.3 筐体への実装 ···················································································· 48

3.4 コントローラユニット、I/O ユニットの設置 ··································· 49

3.5 ベースユニット取り付け ·································································· 53

3.6 電源配線 ···························································································· 55

3.7 モジュールの取付け/取外し ······················································· 59

3.8 G2-I/O 拡張ユニットの接続 ··························································· 63

3.9 入出力配線 ························································································ 65

3.10 TC-net I/O ループ配線 ··································································· 68

3.11 コントローラ内蔵 Ethernet 配線 ···················································· 70

3.12 TOOL ポートのケーブル接続 ························································· 72

3.13 RS485通信ポートの配線 ································································ 74

3.14 SD メモリカード ·················································································· 76

第4章

起動と停止

…77

4.1 安全回路. ·························································································· 78

4.2 起動前のスイッチの確認 ································································ 79

4.3 コントローラモジュールへのバッテリの取付け ·························· 80

4.4 起動のしかた ····················································································· 81

4.4 起動時の LED の状態 ····································································· 82

4.6 停止のしかた ····················································································· 83

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6E8C5475 xviii

第5章

プログラムの

ダウンロード

…85

第6章

運 転

…91

第7章

トラブル シューティング

…97

7.1 故障かなと思ったとき ······································································ 98

7.2 故障内容の確認 ············································································ 104

第8章

保守・点検

…113

8.1 日常点検 ························································································· 116

8.2 定期点検 ························································································· 117

8.3 保守部品 ························································································· 118

8.4 バッテリの交換 ··············································································· 119

8.5 モジュール交換時の注意 ···························································· 123

8.6 モジュールの廃棄 ········································································· 123

付録 A

仕 様

…123

A.1 一般仕様 ························································································· 126

A.2 電源モジュール仕様 ····································································· 128

A.3 コントローラモジュール仕様 ························································ 129

A.4 寿命部品 ························································································· 132

A.5 TC-net I/O ループ仕様 ······························································· 133

A.6 PUM11/12/14内蔵 Ethernet ポート仕様 ································ 134

A.7 PUM11/12/14内蔵 TOOL ポート仕様 ····································· 134

A.8 PUM11 RS485通信ポート仕様 ··················································· 135

A.9 ネットワーク伝送モジュールのサポート数一覧 ······················ 136

A.10 システムごとの実装可能なモジュール一覧 ··························· 138

A.11 各モジュールの消費電流/質量一覧 ········································ 145

付録 B

外形図

…145

B.1 ベースユニット ················································································ 152

B.2 電源モジュール ·············································································· 155

B.4 コントローラモジュール ································································ 156

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 xix

付録 C

USB ドライバ インストール上の 注意事項

…153

C.1 USB ドライバソフトのインストール ············································· 160

C.2 エンジニアリングツールでの設定 ············································· 163

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1

第 1 章 type1 light コントローラの導入に あたって

ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light には、標準モジュール、高機能モジュール、

二重化可能モジュールの 3 つのタイプがあります。

type1 light コントローラは、統合コントローラ V シリーズ model2000 S2 モデルの後継機/互換機

で、高速なシーケンス制御の実現可能です。

高機能タイプ及び二重化タイプは、TC-net I/O Loop(光)を本体に標準で内蔵します。TC-net I/O

Loop を用いることでより規模の大きいシステムへの適用が可能になります。

1.1 type1 light コントローラの機能と特長 ·············2

1.2 type1 light コントローラ各部の名称と機能 ···········4

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第 1 章 type1 light コントローラの導入にあたって

6E8C5475 2

1.1 type1 light コントローラの機能と特長

ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light シリーズは、従来の統合コントローラ V シリ

ーズ model2000 S2 モデルの機能を継承しつつ、機器冗長化による高信頼性、演算処理性能を

大幅に向上させました。本機器の特徴は、TC-net I/O Loop を機器内蔵としている点です(PUM12,

PUM14)。

TC-net I/O Loop に接続できるI/Oは従来機種のS2 の小型I/Oだけでなく、機能にすぐれたG3

I/Oや TC-net I/O も適用することができます。

■ IEC 言語のハードウェア直接実行により演算性能をアップ

国際標準言語 IEC 61131-3 命令を直接ハードウェアで実行できるよう設計されているため、

シーケンス命令語の実行時間は 速で 40ns を実現、また制御周期は 小 1.0ms から設定でき

ます。

■ モジュールの冗長化構成により高信頼性を実現

電源、CPU、伝送モジュールを 2 セット用意した二重化システムを構築できます。さらに、基幹

モジュールであるCPUの内部メモリに対してはソフトウェアによるエラー検出及び修正機能をも

ちました。このため、単なるエラーの検出だけでなく、エラーが発生した部位を正しい値に訂正す

ることができます。また、複雑な回路は ASIC による高集積化によって、部品点数を削減し故障

率の低減を図っています。

■ 高速シリアル I/O システム「TC-net I/O Loop(光)」を装備

伝送速度が 100Mbps で、伝送路が通常で二重(送信・受信)ループ構成となるフィールド I/O

システムです。高速なI/Oデータ収集でき、収集周期の 小設定時間は100μsです。伝送路の

物理層を光ファイバとしているため、リモート局側で発生するモータ機器等のフィールド機器が発

する誘電ノイズや伝送路に重畳する誘電ノイズなどがコントローラ機器へ影響を与えないだけで

なく、伝送距離が長いシステム構成が構築できます。このため広範囲に点在するリモート局を接

続することで大規模なシステムを 1 コントローラで制御することができます。

■ G2 I/O、G3 I/O と豊富な種類の I/O をサポート

上記の TC-net I/O の他、従来機種 S2 と同じ G2 I/O モジュールを使用できます。また、従来

機種 S3 の I/O モジュールである G3 I/O モジュールを使用することができます。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 3

■ 監視・制御システムの三つの基本要素で継承性を確保

・nV-Tool : 従来機種S2 から採用している国際規格 IEC 61131-3 に

準拠しています。さらに使い勝手の向上のため、ユーザの好み

に合わせて、シンボルのカスタマイズができます。

・コントローラ : 従来機種S2 と同じG2I/Oバスおよびステーションバスを採用し

ました。このため、既存機器 S2 をご使用のシステムを type1

light に更新していただく時に便利です。

・監視・制御ネットワーク : オープンネットワーク Ethernet を標準装備しております。伝送速

度は 100Mpbs です。また従来機種のコントローラ間ネットワーク

の TOSLINE-S20/S20LP をサポートしつつ、後継ネットワークの

TC-net100LP も使用できます。

補足 type1 light コントローラの種類と名称について

標準モジュール 高機能モジュール 二重化可能モジュール

製品名 type1 light S type1 light H type1 light D

ペットネーム PUM11 PUM12 PUM14

別称 S2US S2UH S2UD

type1 light コントローラ全体の別称:S2U

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第 1 章 type1 light コントローラの導入にあたって

6E8C5475 4

1.2 type1 light コントローラ各部の名称と機能

ユニファイドコントローラ nv シリーズのコントローラモジュール type1 light(PUM11/12/14)お

よび電源モジュール PS693、PS632 の各部の名称と機能について説明します。

■ コントローラモジュール PUM11

図 1-1 コントローラモジュール PUM11 正面パネル

①イジェクタ

⑤Ethernet コネクタ

②コントローラ 状態表示 LED

⑥メンテナンス用カバー

⑩リンク用 RS485 通信ポート

⑪バッテリ格納カバー

③運転モード スイッチ

④SDカード 取出しスイッチ

⑨SDカードスロット

⑦動作モード 設定スイッチ

⑧ツール接続用 USBポート

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 5

通電中はメンテナンス用カバーおよびバッテリカバーを閉じ

た状態で使用する。

バッテリは実装してから使用する。

バッテリは、添付された状態で工場出荷されています。

バッテリが無いまま RAM 運転実行すると、メモリのデータや

プログラムの消失のため、誤動作による事故・機械破損の原因にな

ります。

バッテリはバッテリ交換時期の目安に従って交換してください。

① イジェクタ

コントローラモジュールをベースユニットから着脱時に使用します。

② コントローラ状態表示 LED

コントローラモジュールの動作状態を表示します。表 1-1 を参照してください。

表 1-1 コントローラ状態表示 LED

LED レイアウト 名称 色 表示 状 態

RUN 緑 点灯 正常運転状態(RUN モード)

点滅 HOLD モードまたはシミュレーションモード(開発

中)

消灯 停止状態(HALT モードまたは DL-WAIT モード)

またはエラー状態(ERR モード)

FLT 赤 点灯 エラー状態(ERR モード)…コントローラモジュー

ルが異常または I/O が異常です。

エラー要因は、コントローラの特殊レジスタ(S レ

ジスタ)やエラーログで確認してください。

点滅 ERR モードまたは HOLD モード

点滅の仕方で意味が異なります。

7.2 故障内容の確認を参照してください。

消灯 エラー状態以外

BAT 緑 点灯 バッテリ装着かつバッテリ電圧正常

消灯 バッテリ電圧低下またはバッテリ未装着

ACC 緑 点灯 SDカードを認識中。

SDカードの取り外しをしないでください。

点滅 SD カードにアクセス中。

SD カードの取り外しをしないでください。

消灯 SD カード未実装 または

SDカードの取り外し可能な状態。

RUN FLT BAT ACC

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第 1 章 type1 light コントローラの導入にあたって

6E8C5475 6

③ 運転モードスイッチ(トグルスイッチ)

type1 light コントローラのモジュール正面に配置されているトグルスイッチにより、

コントローラの運転モードの制御ができます。表 1-2 を参照してください。

表 1-2 運転モードスイッチ

スイッチ位置 運転モード

HALT

運転モードスイッチをRUNからHALTへ切り替えると、本体運転モードはHALT

モードになります。また運転モードスイッチをHALTにして電源を投入すると、

HALTモードで起動します。

nV-Toolからの運転モード変更は、運転モードスイッチがHALT位置の

場合は受付けません。

RUN

運転モードスイッチをHALTからRUNに切り替えると、本体運転モードはRUNモ

ードになります。

nV-Toolからの運転モード変更は、運転モードスイッチがRUN位置の場合に受

付けます。

通常のプログラミングは HALT モードで実施すること。

運転モードスイッチは、出荷時は HALT 側になっています。

RUN モード中に、ユーザプログラムの上書きを禁止したい場合は、プ

ロテクト RUN モード(P-RUN モード)を設定してください。動作モード設

定スイッチ DSW-4 を ON することで、P-RUN モードになります。

動作モード設定スイッチは、メンテナンス用カバーを開けると設置され

ています。

プロテクト機能 ON/OFF は RUN モード中に変更可能です。

④ SD カード取出しスイッチ

type1 light コントローラ内蔵の SD カードスロットから、SD カードを取り出す時に使います。

この取り出しスイッチを押すことで、コントローラから SD カードへのアクセスが停止します。

SD カードへのアクセス停止は、コントローラ状態表示 LED の”ACC”が消灯したことで確認

してください。SD メモリカードはファームウェアバージョン V01.60 以降で使用可能です。

HALT

RUN

ユーザプログラム実行停止(HALT モード)

ユーザプログラム実行開始(RUN モード)

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 7

⑤ Ethernet コネクタ(RJ-45 プラグ)

Ethernet 通信機能をサポートします。nV-Tool によるエンジニアリングが可能です。

コンピュータリンク、ソケット通信、PCリンクをサポートします。使用するケーブルは、ツイス

ト・ペア・ケーブル(Twisted Pair Cable)カテゴリ 5:100BASE-TX です。

⑥ メンテナンス用カバー

メンテナンス用カバーtype1light コントローラのフロント方向側に開閉します。

カバーを開けると、動作モード設定スイッチ、ツール用 USB ポート、SD カードスロットなどメ

ンテナンス時に必要なインタフェースが使用できます。

通常動作時はカバーを閉じてご使用ください。

⑦ 動作モード設定スイッチ

コントローラ正面のメンテナンス用カバーを開けると配置されているスイッチです。

本スイッチによりコントローラの各種動作を設定します。動作モード設定スイッチの名称は表

1-3、詳細は 6 章で説明します。

表 1-3 動作モード設定スイッチ

設定

位置 名称

スイッチ設定

読み込みタイミング 工場出荷設定

DSW-1 ROM/RAM 切替え 電源投入時、RUN 起動時 ON

(RAM 内容で起動)

DSW-2 RUN/スタンバイ設定 電源投入時のみ OFF

(自動 RUN)

DSW-3 予約(OFF 固定) - OFF

DSW-4 プロテクト運転設定 運転中随時変更可能 OFF

(プロテクトしない)

・ コントローラの運転モードを実行停止状態(HALT モード)から実行開始(RUN モード)へ移

行する時に、イニシャルロード(内蔵 Flash ROM から内蔵 RAM へユーザプログラムを転

送する)を実行したい場合は、動作モード設定スイッチ DSW の 1 番と 4 番を共に OFF に

してください。

・ 内蔵 Flash ROM に書かれたユーザプログラムは、バッテリが未装着の状態でも電源 OFF

時に情報は保持されます。このためイニシャルロードを実行すると、内蔵 RAM 上のユー

ザプログラムは、内蔵 Flash ROM のプログラム情報に上書きされます。

◆重要

特殊使用(メモリクリア)・・・DSW-1 と DSW-3 を両方 ON にして 10 秒間電源投入すると、

コントローラ内部のプログラムおよび制御データが初期化されます。

イニシャルロードを実施すると、内蔵 RAM 上のユーザプログラム

を、内蔵 Flash-ROM のプログラムで上書きします。

電源投入時のグローバル変数の初期値は、内蔵 RAM の値もしくは

内蔵 Flash-ROM の値を選択可能です。

選択は nV-Tool で実施してください。

4

3

2

1

OFF

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第 1 章 type1 light コントローラの導入にあたって

6E8C5475 8

⑧ ツール用 USB ポート(B タイプ)

nV-Tool によるエンジニアリングが可能です。コントローラ側は B タイプコネクタです。

⑨ SDカードスロット

SD メモリカードを取り付ける SD カード用のコネクタです。

ファームウェアバージョン V01.60 以降の PUM11 でメモリカードが使用できます。

SD カードスロットにシールが貼り付けられた PUM11 は SD メモリカードを使えません。

使用できる SD メモリカードの詳細は『type1 light 機能説明書 (6E8C5476)』を参照くださ

い。

⑩ リンク用 RS485 通信ポート(PUM11 のみ)

本リンクポートでは、下記の通信機能をサポートしております。

・コンピュータリンク

・PCリンク

⑪バッテリ格納カバー

カバー内にバッテリが格納されています。

コントローラ購入時、バッテリはコントローラ本体に添付されています。お客様がバッテリを

コントローラ本体に装着してください。また、コントローラ本体のメンテナンス用カバー正面に

貼り付けられているバッテリ装着シートに、バッテリ取り付け日を記載して下さい。

2回目以降のバッテリ交換後は、BTM12 に添付しているバッテリ装着シートにバッテリ交換

日を記入し、メンテナンス用カバー正面上の古いバッテリ装着シートと交換してください。

ファームウェアバージョンV01.60以降のPUM11でメモリカー

ドが使用できます。

SD カードスロットにシールが貼り付けられた PUM11 は SD メ

モリカードを使えません。SD カードスロットに貼り付けられた

シールを剥がさないでください。

エンジニアリングツール接続用の USB ケーブルには、

3m 未満のものを使用すること。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 9

■ コントローラモジュール PUM12

図 1-2 コントローラモジュール PUM12 正面パネル

通電中はメンテナンス用カバーおよびバッテリカバーを

閉じた状態で使用する。

バッテリは実装してから使用する。

バッテリは、添付された状態で工場出荷されています。

バッテリが無いまま RAM 運転実行すると、メモリのデータや

プログラムの消失のため、誤動作による事故・機械破損の原因にな

ります。

バッテリはバッテリ交換時期の目安に従って交換してください。

⑪バッテリ格納カバー

⑩TC-net I/O ループ(光) 接続コネクタ

⑤Ethernet コネクタ

⑨SDカードスロット

⑥メンテナンス用カバー

①イジェクタ

②コントローラ 状態表示 LED

④SDカード 取出しスイッチ

③運転モード スイッチ

⑦動作モード 設定スイッチ

⑧ツール接続用 USBポート

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第 1 章 type1 light コントローラの導入にあたって

6E8C5475 10

① イジェクタ

コントローラモジュールをベースユニットから着脱時に使用します。

② コントローラ状態表示 LED

コントローラモジュールの動作状態を表示します。表 1-1 を参照してください。

③ 運転モードスイッチ(トグルスイッチ)

type1 light コントローラのモジュール正面に配置されているトグルスイッチにより、

コントローラの運転モードの制御ができます。表 1-2 を参照してください。

通常のプログラミングは HALT モードで実施すること。

運転モードスイッチは、出荷時は HALT 側になっています。

RUN モード中に、ユーザプログラムの上書きを禁止したい場合は、プ

ロテクト RUN モード(P-RUN モード)を設定してください。動作モード設

定スイッチ DSW-4 を ON することで、P-RUN モードになります。

動作モード設定スイッチは、メンテナンス用カバーを開けると設置され

ています。

プロテクト機能 ON/OFF は RUN モード中に変更可能です。

④ SD カード取出しスイッチ

type1 light コントローラ内蔵のSDカードスロットから、SDカードを取り出す時に使います。

この取り出しスイッチを押すことで、コントローラからSDカードへのアクセスが停止します。

SD カードへのアクセス停止は、コントローラ状態表示 LED の”ACC”が消灯したことで確認

してください。SD メモリカードはファームウェアバージョン V01.60 以降で使用可能です。

⑤ Ethernet コネクタ(RJ-45 プラグ)

Ethernet 通信機能をサポートします。nV-Tool によるエンジニアリングが可能です。

コンピュータリンク、ソケット通信、PCリンクをサポートします。使用するケーブルは、

ツイステッド・ペア・ケーブル(Twisted Pair Cable)カテゴリ 5:100BASE-TX です。

⑥ メンテナンス用カバー

メンテナンス用カバーtype1light コントローラのフロント方向側に開閉します。

カバーを開けると、動作モード設定スイッチ、ツール用 USB ポート、SD カードスロット

などメンテナンス時に必要なインタフェースが使用できます。

通常動作時はカバーを閉じてご使用ください。

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.

ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 11

⑦ 動作モード設定スイッチ

コントローラ正面のメンテナンス用カバーを開けると配置されているスイッチです。

本スイッチによりコントローラの各種動作を設定します。動作モード設定スイッチの名称は

表 1-3、詳細は 6 章で説明します。

イニシャルロードを実施すると、内蔵 RAM 上のユーザプログラム

を、内蔵 Flash-ROM のプログラムで上書きします。

電源投入時のグローバル変数の初期値は、内蔵 RAM の値もしくは

内蔵 Flash-ROM の値を選択可能です。

選択は nV-Tool で実施してください。

⑧ ツール用 USB ポート(B タイプ)

nV-Tool によるエンジニアリングが可能です。コントローラ側は B タイプコネクタです。

⑨ SDカードスロット

SD メモリカードを取り付ける SD カード用のコネクタです。

ファームウェアバージョン V01.60 以降の PUM12 でメモリカードが使用できます。

SD カードスロットにシールが貼り付けられた PUM12 は SD メモリカードを使えません。

使用できるSDメモリカードの詳細は『type1 light機能説明書 (6E8C5476)』を参照ください。

⑩ TC-net I/O ループ(光)コネクタ

TC-net I/O ループ光ケーブルを接続します。

コネクタ上部にある 6 個の LED は TC-net I/O ループの状態を示しています。

表 1-4 TC-net I/O ループ状態表示 LED

名称 色 表示 状 態

1: LOOP 緑 点灯 TC-net I/O ループ正常

消灯 TC-net I/O ループ切断箇所あり

2: SCAN 緑 点灯 TC-net I/O ループ スキャン送信正常実行中

点滅 TC-net I/O ループ スキャンブロック重複あり

消灯 TC-net I/O ループ スキャン送信停止

3: ACT1 緑 点滅 LP1 送受信中(正常)

消灯 LP1 送受信無し(異常)

4: LNK1 緑 点灯 LP1 リンク確立(正常)

消灯 LP1 リンク未(異常)

5: ACT2 緑 点滅 LP2 送受信中(正常)

消灯 LP2 送受信無し(異常)

6: LNK2 緑 点灯 LP2 リンク確立(正常)

消灯 LP2 リンク未(異常)

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第 1 章 type1 light コントローラの導入にあたって

6E8C5475 12

⑪バッテリ格納カバー

カバー内にバッテリが格納されています。

コントローラ購入時、バッテリはコントローラ本体に添付されています。お客様がバッテリを

コントローラ本体に装着してください。また、コントローラ本体のメンテナンス用カバー正面に

貼り付けられているバッテリ装着シートに、バッテリ取り付け日を記載して下さい。

2回目以降のバッテリ交換後は、BTM12 に添付しているバッテリ装着シートにバッテリ交換

日を記入し、メンテナンス用カバー正面上の古いバッテリ装着シートと交換してください。

ファームウェアバージョンV01.60以降のPUM12でメモリカー

ドが使用できます。

SD カードスロットにシールが貼り付けられた PUM12 は SD メ

モリカードを使えません。SD カードスロットに貼り付けられた

シールを剥がさないでください。

エンジニアリングツール接続用の USB ケーブルには、

3m 未満のものを使用すること。

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■ コントローラモジュール PUM14

図 1-3 コントローラモジュール PUM14 正面パネル

通電中はメンテナンス用カバーおよびバッテリカバーを

閉じた状態で使用する。

バッテリは実装してから使用する。

バッテリは、添付された状態で工場出荷されています。

バッテリが無いまま RAM 運転実行すると、メモリのデータや

プログラムの消失のため、誤動作による事故・機械破損の原因に

なります。

バッテリはバッテリ交換時期の目安に従って交換してください。

⑮トラッキング ステータスコネクタ

⑭トラッキング データコネクタ

⑬プライマリ/セカンダリ設定スイッチ

⑫二重化状態表示 LED

⑪バッテリ格納 カバー

⑩TC-net I/O ループ(光) 接続コネクタ

⑤Ethernet コネクタ

⑦動作モード 設定スイッチ

⑨SDカードスロット

⑥メンテナンス用カバー

⑧ツール用 USBポート

①イジェクタ

②コントローラ 状態表示 LED

④SDカード 取出しスイッチ

③運転モード スイッチ

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第 1 章 type1 light コントローラの導入にあたって

6E8C5475 14

① イジェクタ

コントローラモジュールをベースユニットから着脱時に使用します。

② コントローラ状態表示 LED

コントローラモジュールの動作状態を表示します。表 1-1 を参照してください。

③ 運転モードスイッチ(トグルスイッチ)

type1 light コントローラのモジュール正面に配置されているトグルスイッチにより

コントローラの運転モードの制御ができます。表 1-2 を参照してください。

通常のプログラミングは HALT モードで実施すること。

運転モードスイッチは、出荷時は HALT 側になっています。

RUN モード中に、ユーザプログラムの上書きを禁止したい場合は、プ

ロテクト RUN モード(P-RUN モード)を設定してください。動作モード設

定スイッチ DSW-4 を ON することで、P-RUN モードになります。

動作モード設定スイッチは、メンテナンス用カバーを開けると設置され

ています。

プロテクト機能 ON/OFF は RUN モード中に変更可能です。

④ SD カード取出しスイッチ

type1 light コントローラ内蔵のSDカードスロットから、SDカードを取り出す時に使います。

この取り出しスイッチを押すことで、コントローラからSDカードへのアクセスが停止します。

SD カードへのアクセス停止は、コントローラ状態表示 LED の”ACC”が消灯したことで確認

してください。SD メモリカードはファームウェアバージョン V01.60 以降で使用可能です。

⑤ Ethernet コネクタ(RJ-45 プラグ)

Ethernet 通信機能をサポートします。nV-Tool によるエンジニアリングが可能です。

コンピュータリンク、ソケット通信、PCリンクをサポートします。使用するケーブルは、

ツイステッド・ペア・ケーブル(Twisted Pair Cable)カテゴリ 5:100BASE-TX です。

⑥ メンテナンス用カバー

メンテナンス用カバーtype1light コントローラのフロント方向側に開閉します。

カバーを開けると、動作モード設定スイッチ、ツール用 USB ポート、SD カードスロット

などメンテナンス時に必要なインタフェースが使用できます。

通常動作時はカバーを閉じてご使用ください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 15

⑦ 動作モード設定スイッチ

コントローラ正面のメンテナンス用カバーを開けると配置されているスイッチです。

本スイッチによりコントローラの各種動作を設定します。動作モード設定スイッチの名称は表

1-3、詳細は 6 章で説明します。

イニシャルロードを実施すると、内蔵 RAM 上のユーザプログラム

を、内蔵 Flash-ROM のプログラムで上書きします。

電源投入時のグローバル変数の初期値は、内蔵 RAM の値もしくは

内蔵 Flash-ROM の値を選択可能です。

選択は nV-Tool で実施してください。

⑧ ツール用 USB ポート(B タイプ)

nV-Tool によるエンジニアリングが可能です。コントローラ側は B タイプコネクタです。

⑨ SDカードスロット

SD メモリカードを取り付ける SD カード用のコネクタです。

ファームウェアバージョン V01.60 以降の PUM14 でメモリカードが使用できます。

SD カードスロットにシールが貼り付けられた PUM14 は SD メモリカードを使えません。

使用できるSDメモリカードの詳細は『type1 light機能説明書 (6E8C5476)』を参照ください。

⑩ TC-net I/O ループ(光)接続コネクタ

TC-net I/O ループ光ケーブルを接続します。コネクタ上部にある 6 個の LED は TC-net I/O

ループの状態を示しています。表 1-4 をご覧ください。

⑪ バッテリ格納カバー

カバー内にバッテリが格納されています。

コントローラ購入時、バッテリはコントローラ本体に添付されています。お客様がバッテリをコ

ントローラ本体に装着してください。また、コントローラ本体のメンテナンス用カバー正面に

貼り付けられているバッテリ装着シートに、バッテリ取り付け日を記載して下さい。

2回目以降のバッテリ交換後は、BTM12 に添付しているバッテリ装着シートにバッテリ交換

日を記入し、メンテナンス用カバー正面上の古いバッテリ装着シートと交換してください。

ファームウェアバージョンV01.60以降のPUM14でメモリカー

ドが使用できます。

SD カードスロットにシールが貼り付けられた PUM14 は SD メ

モリカードを使えません。SD カードスロットに貼り付けられた

シールを剥がさないでください。

エンジニアリングツール接続用の USB ケーブルには、

3m 未満のものを使用すること。

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第 1 章 type1 light コントローラの導入にあたって

6E8C5475 16

⑫ 二重化状態表示 LED

二重化運転時の状態を表示します。

表 1-5 二重化状態表示 LED

⑬ プライマリ/セカンダリ設定スイッチ(PRI/SEC)

プライマリ側として動作させるのか、スタンバイ側として動作させるのかを設定します。

表 1-6 プライマリ/セカンダリ設定スイッチ

⑭ トラッキングデータコネクタ(TD)

トラッキングデータケーブル(CZ70x)を接続するコネクタです。

⑮ トラッキングステータスコネクタ(TS)

トラッキングステータスケーブル(CX70x)を接続するコネクタです。

名称 色 表示 状 態

ONL/STBY 緑 ONL:点灯/STBY:消灯 オンライン側、通常

ONL:点滅/STBY:消灯 オンライン側、イコライズ中

ONL:消灯/STBY:点灯 スタンバイ側、通常

ONL:点灯/STBY:点滅 スタンバイ側、イコライズ中

ONL:消灯/STBY:消灯 片系単独

TX 緑 点灯 データ送信時

RX 緑 点灯 データ受信時

ACT-TD 緑 点滅 トラッキングデータ 送受信中

消灯 トラッキングデータ 送受信無し

LNK-TD 緑 点灯 トラッキングデータ リンク確立(正常)

消灯 トラッキングデータ リンク未(異常)

設定 内容

PRI 二重化構成時に両系とも同時に起動した際にオンライン系として動作します。

SEC 二重化構成時に両系とも同時に起動した際にスタンバイ系として動作します。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 17

■ 電源モジュール PS693

通電中は端子台カバーをつけた状態で使用し、端子には

絶対に触らない。

感電の恐れがあります。

電源モジュール使用上の注意

・ この電源モジュールは、ユニファイドコントローラ nv type1 light シリ

ーズおよび type2 light シリーズ用の電源です。単独で他の用途に

は使用しないでください。

・ 入力を切断してから再投入するまでの時間は、1秒以上の間隔を

あけてください。再投入までの時間が短いと、正常に起動しないお

それ、誤動作するおそれがあります。

・ 出力の異常(過電流、等)によって電源が OFF した場合は、一度入

力を OFF して異常の原因を取り除いたあとに、電源を再投入してく

ださい。その際は、入力再投入までは 40 秒以上の間隔をあけてく

ださい。再投入までの時間が短いと、正常に起動しないおそれがあ

ります。

図 1-4 電源モジュール PS693 正面パネル(端子台カバーを取り外した状態)

型式 定格入力電圧 出力定格

質量(約)内部制御電源 外部供給電源 大電力

PS693 AC100-240V

(AC85~264V)

5V-7.0A

3.3V-1.0A

DC24V(±10%)

0.8A

35W 以下 600g

POWER LED

外部供給電源端子(DC24V)

RUN 接点

電源端子(AC100-240V)

フレームグランド端子

ラインフィルタグランド端子

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第 1 章 type1 light コントローラの導入にあたって

6E8C5475 18

① POWER LED(緑)

内部 5V 電源が正常に出力供給されているときに点灯します。

② 外部24V 供給端子

センサー等の外部機器やリレー出力モジュールやアナログ入出力モジュール等に

DC24V を供給するための端子です。

③ 運転信号出力端子(RUN 出力)

コントローラモジュールが正常運転動作をしていることを外部に伝える出力端子

(1a 接点)で、正常運転時に接点は ON しています。

④ AC 電源入力端子

AC 電源を接続します。

⑤ ラインフィルタグランド端子(LG)

電源 1 次側ラインフィルタの中性点です(接地用端子)。

⑥ フレームグランド端子(FG)

フレームに接続されています(接地用端子)。

内部回路 SG(シグナルグランド)とは、コンデンサを介して接続されています。

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.

ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 19

■ 電源モジュール PS632

通電中は端子台カバーを付けた状態で使用し、端子には

絶対に触らない。

感電の恐れがあります。

電源モジュール使用上の注意

・ この電源モジュールは、ユニファイドコントローラ nv type1 light シリ

ーズおよび type2 light シリーズ用の電源です。単独で他の用途に

は使用しないでください。

・ 入力を切断してから再投入するまでの時間は、1秒以上の間隔を

あけてください。再投入までの時間が短いと、正常に起動しないお

それ、誤動作する恐れがあります。

・ 出力の異常(過電流など)によって電源が OFF した場合は、一度入

力を OFF して異常の原因を取り除いたあとに、電源を再投入してく

ださい。その際は、入力再投入までは 40 秒以上の間隔をあけてく

ださい。再投入までの時間が短いと、正常に起動しない恐れがあり

ます。

図 1-5 電源モジュール PS632 正面パネル(端子台カバーを取り外した状態)

型式 定格入力電圧 出力定格

質量(約)内部制御電源 外部供給電源 大電力

PS632 DC24V

(DC20.4~28.8V)

5V-7.0A

3.3V-1.0A

無し 35W 以下 600g

POWER LED

RUN 接点

電源端子(DC24V)

フレームグランド端子

ラインフィルタグランド端子

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第 1 章 type1 light コントローラの導入にあたって

6E8C5475 20

① POWER LED(緑)

内部 5V 電源が正常に出力供給されているときに点灯します。

② 運転信号出力端子(RUN 出力)

コントローラモジュールが正常運転動作をしていることを外部に伝える出力端子

(1a 接点)で、正常運転時に接点は ON しています。

③ DC 電源入力端子

DC 電源を接続します。

④ ラインフィルタグランド端子(LG)

電源 1 次側ラインフィルタの中性点です(接地用端子)。

⑤ フレームグランド端子(FG)

フレームに接続されています(接地用端子)。

内部回路 SG(シグナルグランド)とは、コンデンサを介して接続されています。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 21

■ 電源モジュール PS652

通電中は端子台カバーを付けた状態で使用し、端子には

絶対に触らない。

感電の恐れがあります。

電源モジュール使用上の注意

・ この電源モジュールは、ユニファイドコントローラ nv type1 light シリ

ーズおよび type2 light シリーズ用の電源です。単独で他の用途に

は使用しないでください。

・ 入力を切断してから再投入するまでの時間は、1秒以上の間隔を

あけてください。再投入までの時間が短いと、正常に起動しないお

それ、誤動作する恐れがあります。

・ 出力の異常(過電流など)によって電源が OFF した場合は、一度入

力を OFF して異常の原因を取り除いたあとに、電源を再投入してく

ださい。その際は、入力再投入までは 40 秒以上の間隔をあけてく

ださい。再投入までの時間が短いと、正常に起動しない恐れがあり

ます。

図 1-6 電源モジュール PS652 正面パネル(端子台カバーを取り外した状態)

型式 定格入力電圧 出力定格

質量(約)内部制御電源 外部供給電源 大電力

PS652 DC100/110V

(DC85~132V)

5V-7.0A

3.3V-1.0A

無し 35W 以下 600g

POWER LED

RUN 接点

電源端子(DC100/110V)

フレームグランド端子

ラインフィルタグランド端子

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第 1 章 type1 light コントローラの導入にあたって

6E8C5475 22

① POWER LED(緑)

内部 5V 電源が正常に出力供給されているときに点灯します。

② 運転信号出力端子(RUN 出力)

コントローラモジュールが正常運転動作をしていることを外部に伝える出力端子

(1a 接点)で、正常運転時に接点は ON しています。

③ DC 電源入力端子

DC 電源を接続します。

④ ラインフィルタグランド端子(LG)

電源 1 次側ラインフィルタの中性点です(接地用端子)。

⑤ フレームグランド端子(FG)

フレームに接続されています(接地用端子)。

内部回路 SG(シグナルグランド)とは、コンデンサを介して接続されています。

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23

第 2 章 システム構成

ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニットの構成および I/O を接続した

システム構成を説明します。

2.1 標準システム ······················ 24

2.2 I/O 拡張システム ···················· 28

2.3 二重化システム ····················· 32

2.4 I/O 構成 ························ 36

2.5 ネットワーク構成 ···················· 40

2.6 電源容量計算 ····················· 41

2.7 電源モジュールの運転信号出力(RUN 接点)の取り扱い ···· 41

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第 2 章 システム構成

6E8C5475 24

2.1 標準システム

■ 基本構成

標準システムは、type1 light S(PUM11)または type1 light H(PUM12)または type1 light D

(PUM14)と G2-I/O モジュールを使用して、基本ユニットのみ、または基本ユニット+拡張ユニッ

トにより構成します。

基本ユニットは、電源モジュールと PUM11/PUM12/PUM14 と G2-I/O モジュールで構成されま

す。基本ユニットに実装できる数より G2-I/O モジュールを多く使う場合は、拡張ユニットを追加し

ます。拡張ユニットを追加するときは、拡張インタフェースを取り付けます。

拡張ユニットは、電源モジュール/G2-I/O モジュール/拡張インタフェースで構成されます。

各々の拡張インタフェースは、拡張ケーブルで接続されます。 大ユニット構成は 4 台です。

図 2-1 標準システム例(PUM11 を使用した場合)

補足

標準システム構築に PUM12 または PUM14 を使用する場合は、「2.2 I/O 拡張システム構成」の

構成から、TC-net I/O ループを除外したシステム構成になります。

電源モジュール

BU648E、BU643D、

BU668、BU666、

BU664 を使用可能

type1 light S(PUM11)

拡張

インタフェース

基本ユニット

拡張ユニット

G2-I/O モジュール

電源モジュール

基本/拡張兼用

ベース

空きスロットカバー

拡張

インタフェース

G2-I/O モジュール

拡張ケーブル

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 25

■ 標準システムのユニット構成 (PUM11 を使用する場合)

本タイプの 小/ 大構成例を示します。

基本/拡張兼用ベースが、標準システム用基本ユニットおよび拡張ユニットとして使用できま

す。必要なスロット数に応じて下記のベースから選択して下さい。

BU666/664 を基本ユニットとして使用する場合、左端スロット S0 は PUM11 に占有されるので、

拡張ユニットとして使用する場合とは I/O モジュールの実装数が異なります。

表 2-1 基本ユニット/拡張ユニット兼用ベース

ベース型式 用途 空スロット数 I/O モジュール

実装可能枚数 備考

BU668 基本ユニット 0 8 S0 にはコントローラ実装

拡張ユニット 1 8 S0 は空スロット

BU666 基本ユニット 0 5 S0 にはコントローラ実装

拡張ユニット 0 6

BU664 基本ユニット 0 3 S0 にはコントローラ実装

拡張ユニット 0 4

表 2-2 基本ベース モジュール実装可否 (○:実装可能、×:実装不可、-:スロット無)

ベース型式 モジュール分類 スロット番号

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

BU668 コントローラ ○ × × × × × × × ×

I/O モジュール × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

BU666 コントローラ ○ × × × × × - - -

I/O モジュール × ○ ○ ○ ○ ○ - - -

BU664 コントローラ ○ × × × - - - - -

I/O モジュール × ○ ○ ○ - - - - -

表 2-3 拡張ベース モジュール実装可否 (○:実装可能、×:実装不可、-:スロット無)

ベース型式 モジュール分類 スロット番号

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

BU668 I/O モジュール × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

BU666 I/O モジュール ○ ○ ○ ○ ○ ○ - - -

BU664 I/O モジュール ○ ○ ○ ○ - - - - -

また、基本ユニットとして、基本専用ベースも使用できます。スロット S0 には必ずコントローラ

モジュールを実装します。必要な I/O モジュールはそれ以降(S1~)のスロットに実装します。表

2-4 をご覧ください。ステーションモジュール用スロットには、デジタル/アナログおよびオープン

伝送の各 I/O モジュールを実装することが可能です。その他の伝送モジュール、通信モジュール、

高機能モジュールは実装できませんので注意して下さい。

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第 2 章 システム構成

6E8C5475 26

表 2-4 基本ベース モジュール実装可否(○:実装可能、×:実装不可、-:スロット無)

ベース

型式 モジュール分類

スロット番号

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

BU648E PUM11 ○ × × × × × × × ×

デジタル/アナログ/オープン伝送モジュール × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

SN621,SN622,UN611,UN612,PI632,PI672,CF611 × × × × × ○ ○ ○ ○

BU643D PUM11 ○ × × × - - - - -

デジタル/アナログ/オープン伝送モジュール × ○ ○ ○ - - - - -

SN621,SN622,UN611,UN612,PI632,PI672,CF611 × × × × - - - - -

(1) 小構成(PUM11 を使用する場合)

静電気等からの保護の為、ユニット左端の拡張インタフェース

用スロットにはユニットカバー(SP601)を取付けて下さい。

また、I/O モジュールを実装しないスロットには、安全上および

静電気等からの機器保護のため、必ず空きモジュール

(SP600)を取り付けて下さい。

補足

・上図において、上側の Sn(n=0~8)をスロット番号、下側の m(m=0~7)を I/O モジュール

アドレスと呼びます。

P U M

P U M

P U M

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 27

(2) 大構成

BU668を拡張ユニットとして使用する場合、S0は使用できませ

んので、必ず空きモジュール(SP600)を実装して下さい。

その他の構成におきましても、非実装スロットがある場合、安

全上の観点から空きモジュールを実装して下さい。

補足

・各ユニットには、拡張インタフェースIF661が必要です。

拡張ケーブル接続用コネクタが2個ついていますが、上側が上段ユニットからの入力、

下側が下段ユニットへの出力となります。

・拡張ユニットは、 大3台まで実装可能です。

・ユニットサイズによる組立上の制約はありません。

I F

電 源

P U M 11

I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O

0 1 2 3 4 5 6 7

基本ユニット BU668

I F

電 源

S P

I/O

I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

0 1 2 3 4 5 6 7

拡張ユニット#1 BU668

I F

電 源

S P

I/O

I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/OS0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

0 1 2 3 4 5 6 7

拡張ユニット#2 BU668

I F

電 源

S P

I/O

I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/OS0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

0 1 2 3 4 5 6 7

拡張ユニット#3 BU668

I/O 点数 (64 点 I/O 使用時)

512 点

1024 点

1,536 点

2,048 点

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第 2 章 システム構成

6E8C5475 28

2.2 I/O 拡張システム

■ 基本構成

I/O 拡張システムは、コントローラ(type1 light H(PUM12)または type1 light D(PUM14))、

G2-I/O モジュールおよび TC-net I/O モジュールを使用して構成します。

基本ユニットは、電源モジュール/type1 light H コントローラまたは type1 light D コントローラ

/G2-I/Oモジュールで構成されます。G2-I/O モジュールを多く使う場合は、拡張ユニットを追加し

ます。拡張ユニットを追加するときは、拡張インタフェースを取り付けます。

拡張ユニットは、電源モジュール/G2-I/O モジュール/拡張インタフェースで構成されます。

各々の拡張インタフェースは拡張ケーブルで接続されます。 大ユニット構成は 4 台です。

I/O 拡張システムでは、TC-net I/O ループ(光)を 1 ループサポートしており、TC-net I/O ループ

経由で TC-net I/O モジュールを使用できます。TC-net I/O ループ上でサポートするアダプタ数

(SA912、など)は 大12ノードです。

図 2-2 I/O 拡張システム例(PUM12 を使用した場合)

G2-I/O モジュール

・GA922 配下の I/O モジュールが 16 台までの場合、GA922 はノード

番号を「1台分」使用する。

・GA922 配下の I/O モジュールが 17 以上 32 台までの場合、GA922

はノード番号を「2 台分」使用する。

TC-net I/O ループ

SA912

Node: 7

SA912

Node: 8

SA912

Node:14

IO-1 IO-1 IO-1

IO

-1

IO-2 IO-2 IO-2

IO

-2

IO-16 IO-16 IO-16

IO

-8

IO

-1

IO

-2

IO

-8

IO

-9

IO

-10

IO

-16

IO

-9

IO

-10

IO

-16

IO

-1

IO

-2

IO

-8

IO

-9

IO

-10

IO

-16

TC-net I/O モジュール

電源モジュール

基本専用ベース

本図は BU648E、

BU643D も使用可能

type1 light H (PUM12) または type1 light D (PUM14)

拡張インタフェース

IF661

基本ユニット

拡張ユニット

G2-I/O モジュール実装可能

PUM14 は 2 スロット幅のため、

実装可能台数は減少

電源モジュール

基本/拡張兼用

ベース

空きスロットカバー

拡張インタフェース

IF661

拡張ケーブル

ステーションバスモジュールを実装可能

PUM14 は 2 スロット幅のため実装可能台数は減少

G2-I/O モジュール

IO

-17

IO

-18

IO

-24

IO

-17

IO

-18

IO

-24

GA922

Node: 3

GA922

Node: 4

GA922

Node: 5

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 29

■ I/O 拡張システムのユニット構成

本タイプの 小/ 大構成例を示します。基本ユニットとして、基本専用ベースを使用します。

ステーションモジュール用左スロットの S0 には必ずコントローラモジュールを実装します。その他

必要なステーションモジュールはそれ以降(S1~、PUM14 を使用する場合は S2~)のスロットに

実装します。

ステーションモジュール用スロットには、デジタル/アナログおよびオープン伝送の各 I/O モジ

ュールを実装することも可能です。その他の伝送モジュール、通信モジュール、高機能モジュー

ルは実装できませんので注意して下さい。

この場合、必ずステーションモジュールの右側に I/O モジュールを実装して下さい。

表 2-5 基本ユニット専用ベース

ベース

型式

コントローラ

実装位置

ステーションモジュール実装可能枚数 I/O モジュール実装可能枚数

PUM12 使用時 PUM14 使用時 PUM12 使用時 PUM14 使用時

BU648E S0 4 3 4 4

S0 3 2 5 5

S0 2 1 6 6

S0 1 0 7 7

S0 0 0 8 7

BU643D S0 3 2 0 0

S0 2 1 1 1

S0 1 0 2 2

S0 0 0 3 2

BU647E S0 - 4 - 3

S0 - 3 - 4

S0 - 2 - 5

S0 - 1 - 6

S0 - 0 - 7

(-:組合せ無)

補足

・BU647E は type1 light D(PUM14)専用の基本ユニット専用ベースです。type1 light H

(PUM12)は使用できません。

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第 2 章 システム構成

6E8C5475 30

表 2-6 基本ベース モジュール実装可否(○:実装可能、×:実装不可、-:スロット無)

ベース

型式 モジュール分類

スロット番号

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

BU648E PUM12 または PUM14 ○ × × × × × × × ×

PUM12

使用時

ステーションモジュール × ○ ○ ○ ○ × × × ×

デジタル/アナログ/オープン伝送

モジュール × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

PUM14

使用時

ステーションモジュール × × ○ ○ ○ × × × ×

デジタル/アナログ/オープン伝送

モジュール × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

SN621,SN622,UN611,UN612,PI632,PI672,CF611 × × × × × ○ ○ ○ ○

BU643D PUM12 または PUM14 ○ × × × - - - - -

PUM12

使用時

ステーションモジュール × ○ ○ ○ - - - - -

デジタル/アナログ/オープン伝送

モジュール × ○ ○ ○ - - - - -

PUM14

使用時

ステーションモジュール × × ○ ○ - - - - -

デジタル/アナログ/オープン伝送

モジュール × × ○ ○ - - - - -

SN621,SN622,UN611,UN612,PI632,PI672,CF611 × × × × - - - - -

BU647E PUM14 ○ - × × × × × × ×

ステーションモジュール × - ○ ○ ○ ○ × × ×

デジタル/アナログ/オープン伝送モジュール × - ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

SN621,SN622,UN611,UN612,PI632,PI672,CF611 × - × × × × ○ ○ ○

表 2-7 拡張ベース モジュール実装可否 (○:実装可能、×:実装不可、-:スロット無)

ベース

型式 モジュール分類

スロット番号

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

BU668 I/O モジュール × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

BU666 I/O モジュール ○ ○ ○ ○ ○ ○ - - -

BU664 I/O モジュール ○ ○ ○ ○ - - - - -

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 31

(1) 小構成

静電気等からの保護の為、ユニット左端の拡張インタフェース

用スロットにはユニットカバー(SP601)を取付けて下さい。

また、I/O モジュールを実装しないスロットには、安全上および

静電気等からの機器保護のため、必ず空きモジュール

(SP600)を取り付けて下さい。

補足

・上図において、上側の Sn(n=0~8)をスロット番号、下側の m(m=0~7)を I/O モジュール

アドレスと呼びます。

・ステーションモジュール用スロットには、デジタル/アナログ/オープン伝送の I/O モジュール

を実装することが可能ですが、必ずステーションモジュールの右側に I/O モジュールを実装

して下さい。

P U M

EN

EN

PUM

EN

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第 2 章 システム構成

6E8C5475 32

(2) 大構成

BU668を拡張ユニットとして使用する場合、S0は使用できませ

んので、必ず空きモジュール(SP600)を実装して下さい。

その他の構成におきましても、非実装スロットがある場合、安

全上の観点から空きモジュールを実装して下さい。

補足

・各ユニットには、拡張インタフェースIF661が必要です。

拡張ケーブル接続用コネクタが2個ついていますが、上側が上段ユニットからの入力、

下側が下段ユニットへの出力となります。

・拡張ユニットは、 大3台まで実装可能です。

・ユニットサイズによる組立上の制約はありません。

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8I F

電 源

P U M 12

E N

I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/O

0 1 2 3 4 5 6 7

基本ユニット BU648E

I F

電 源

S P

I/O

I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/OS0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

0 1 2 3 4 5 6 7

拡張ユニット#1 BU668

I F

電 源

S P

I/O

I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/OS0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

0 1 2 3 4 5 6 7

拡張ユニット#2 BU668

I F

電 源

S P

I/O

I/O I/O I/O I/O I/O I/O I/OS0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

0 1 2 3 4 5 6 7

拡張ユニット#3 BU668

TC-net I/O ループ

I/O 点数 (64 点 I/O 使用時)

384 点

896 点

1,408 点

1,920 点

14,208 点 TC-net I/O 使用時

(64 点×16 モジュール×12 ノード)

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 33

2.3 二重化システム

type1 light の二重化システムは、基幹部(基本ユニット)を二重化した待機切替システム

(Duplex System)です。待機切替システムとは、同一構成の基幹部コントローラ群に異常が発生

した場合、もう一つのコントローラ群に制御を引き継ぐ方式です。

二重化システムでは、稼動系(制御を実行している系)をオンライン、待機系(待機状態で診断

を実行している系)をスタンバイ、稼動系および待機系以外をオフラインといいます。また、同時

に立ち上げた場合に、優先的にオンラインへ立ち上がる系をプライマリ、スタンバイへ立ち上が

る系をセカンダリといいます。

■ 基本構成

二重化システムは、2台の基本ユニット+1 台以上の拡張ユニット+TC-net I/O システムによ

り構成されます。

基本ユニットは、電源モジュール/PUM14 コントローラ/ステーションモジュール/拡張インタフ

ェース(IF661)により構成されます。二重化用コントローラとしては PUM14 を使用します。

基本ユニットには G2 I/O モジュールは実装できません。

拡張ユニット 1 段目は、電源モジュール/二重化用拡張インタフェース(IF658)/G2-I/O モジュ

ールで構成され、拡張ユニット 2 段目以降は、電源モジュール/拡張インタフェース

(IF661)/G2-I/O モジュールにで構成されます。各々の拡張インタフェースは拡張ケーブルで接

続され、拡張ユニットは 大 3 台まで接続できます。

また、二重化システムでは、TC-net I/O ループ(光)を 1 ループサポートしており、TC-net I/O

ループ経由でTC-net I/Oモジュールを使用できます。TC-net I/Oループ上でサポートするアダプ

タ数(SA912、など)は 大12ノードです。

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第 2 章 システム構成

6E8C5475 34

図 2-3 二重化システム例

G2-I/O モジュール

・GA922 配下の I/O モジュールが 16 台までの場合、GA922 は

ノード番号を「1台分」使用する。

・GA922 配下の I/O モジュールが 17 以上 32 台までの場合、

GA922 はノード番号を「2 台分」使用する。

TC-net I/O ループ

SA912

Node: 7

SA912

Node: 8

SA912

Node:14

IO-1 IO-1 IO-1

IO

-1

IO-2 IO-2 IO-2

IO

-2

IO-16 IO-16 IO-16

IO

-8

IO

-1

IO

-2

IO

-8

IO

-9

IO

-10

IO

-16

IO

-9

IO

-10

IO

-16

IO

-1

IO

-2

IO

-8

IO

-9

IO

-10

IO

-16

TC-net I/O モジュール

GA922

Node: 3

GA922

Node: 4

GA922

Node: 5

IO

-17

IO

-18

IO

-24

IO

-25

IO

-26

IO

-32

電源モジュール

基本専用ベース

本図は BU643D

BU648E、BU647E も

使用可能

type1 light D(PUM14)のみ

拡張

インタフェース

プライマリ系基本ユニット

拡張ユニット#1

電源モジュール

基本/拡張兼用ベース

空きスロットカバー

ユニットカバー

G2-I/O モジュール

拡張

ケーブル

ステーションモジュール専用

セカンダリ系基本ユニット

二重化用拡張

インタフェース:IF658

拡張ユニット#2

基本/拡張兼用ベース

空きスロットカバー

拡張インタフェース

IF661

G2-I/O モジュール

拡張ケーブル

拡張ケーブル

トラッキングデータ

トラッキングステータス

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 35

■ 二重化システムのユニット構成

基本ユニットとして、基本専用ベースを使用します。二重化用コントローラモジュールは、必ず

ステーションモジュール用スロットの左端 S0 に実装して下さい。その他必要なステーションモジ

ュールは、それ以降のステーションバススロット(S2~S4)に実装します。

拡張インタフェーススロットには、拡張インタフェース(IF661)を実装します。なお二重化システ

ムにおいては、基本ユニットには G2 I/O モジュールは実装できませんので、ステーションモジュ

ール不使用スロットや BU648E および BU647E の I/O バスモジュールスロットには必ず空きモジ

ュール(SP600)を実装して下さい。

表 2-8 基本ユニット専用ベース

ベース

型式

コントローラ

実装位置

ステーションモジュール

実装可能枚数

I/O モジュール

実装可能枚数備考

BU648E S0 3 0 1) スロット S0 には、必ず

コントローラモジュールを

実装して下さい。

2) I/O モジュールは実装

できません。

S0 2 0

S0 1 0

S0 0 0

BU643D S0 3 0

S0 2 0

S0 1 0

S0 0 0

BU647E S0 4 0

S0 3 0

S0 2 0

S0 1 0

S0 0 0

表 2-9 基本ベース モジュール実装可否 (○:実装可能、×:実装不可、-:スロット無)

ベース

型式 モジュール分類

スロット番号

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

BU648E コントローラ ○ × × × × × × × ×

ステーションモジュール(伝送)(*1) × × ○ ○ ○ × × × ×

I/O モジュール × × × × × × × × ×

BU643D コントローラ ○ × × × - - - - -

ステーションモジュール(伝送)(*1) × × ○ ○ - - - - -

I/O モジュール × × × × - - - - -

BU647E コントローラ ○ - × × × × × × ×

ステーションモジュール(伝送)(*1) × - ○ ○ ○ ○ × × ×

I/O モジュール × - × × × × × × ×

(*1) EN651A のみ実装可能。SN625/SN626/SN627/CF612 は実装不可。

表 2-10 拡張ベース モジュール実装可否 (○:実装可能、×:実装不可、-:スロット無)

ベース

型式 モジュール分類

スロット番号

S0 S1 S2 S3 S4 S5 S6 S7 S8

BU668 二重化用拡張インタフェース IF658 × ○ × × × × × × ×

I/O モジュール × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

BU666 二重化用拡張インタフェース IF658 ○ × × × × × - - -

I/O モジュール ○ ○ ○ ○ ○ ○ - - -

BU664 二重化用拡張インタフェース IF658 ○ × × × - - - - -

I/O モジュール ○ ○ ○ ○ - - - - -

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第 2 章 システム構成

6E8C5475 36

<基本ユニット制約事項>

(1) 基本ユニットに実装するモジュールは、プライマリ系(P 系)とセカンダリ系(S 系)で同じ構成に

して下さい。

(2) PUM14 はスロット S0 に実装して下さい。

(3) 拡張インタフェース(IF661) は左端の拡張インタフェース専用スロットに実装し、ユニットアド

レスは「0」に設定して下さい。

(4) 基本ユニットには、I/O モジュールは実装できません。

<拡張ユニット制約事項>

(1) 二重化用拡張インタフェース(IF658)は、拡張ユニット#1(1 段目の拡張ユニット)に実装して

下さい。実装スロットは、表 2-9 の通りです。

(2) 拡張ユニット#1 (1 段目の拡張ユニット)には、拡張インタフェース(IF661)を実装しないで下さ

い(ユニットアドレスは、「1」に固定されます)。左端の拡張インタフェース専用スロットには、

ユニットカバー(SP601)を実装して下さい。

(3) 拡張ユニット#2、#3(2、3 段目の拡張ユニット)には、拡張インタフェース(IF661)を実装し、そ

れぞれユニットアドレスを「2」、「3」に設定して下さい。

基本専用ベース BU648E のスロット S5~S8/BU647E のスロ

ット S6~S8、および拡張ベース BU668 のスロット S0 は使用で

きませんので、必ず空きモジュール(SP600)を実装して下さ

い。

その他のベースにおきましても、非実装スロットがある場合に

は、必ず空きモジュールを実装して下さい。

静電気等からの保護の為、ユニット左端の拡張インタフェース

用スロットにはユニットカバー(SP601)または拡張インタフェー

ス(IF661)を取付けて下さい。

また、I/O モジュールを実装しないスロットには、安全上および

静電気等からの機器保護のため、必ず空きモジュール

(SP600)を取り付けて下さい。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 37

2.4 I/O 構成

I/O は、既存の G2 I/O モジュールおよび、リモート I/O 方式を採用した高速シリアル TC-net I/O

モジュールを接続します。また、既存の G3 I/O モジュールを、G3 I/O アダプタで接続することが

できます。

2.4.1 パラレル G2 I/O モジュール構成

■ 標準システム構成 または I/O 拡張システム構成

コントローラが標準システム構成 または I/O 拡張システム構成の場合は、次図のように接続

します。I/O 拡張システム構成は、G2 I/O モジュールに応じて、基本ユニットのみ、または基本ユ

ニット+拡張ユニットにより構成されます。

基本ユニットは、電源モジュール、コントローラを含むステーションモジュール、I/O モジュール

で構成されます。ユニットを拡張する場合は、拡張インタフェースを取付けます。

コントローラとしては、PUM11, PUM12 または PUM14 を使用することができます。

拡張ユニットは、電源モジュール、I/O モジュール、拡張インタフェースで構成されます。

各々拡張インタフェースは、拡張ケーブルで接続されます。

大ユニット構成は 4 台です。

G2 I/O モジュールを制御するバスを G2 I/O バスと呼びます。

システム構成ごとに実装可能な G2 I/O モジュールを、付録 A.10 システムごとの実装可能モ

ジュール一覧 に記載しています。

図 2-4 標準システム構成 または I/O 拡張システム構成(例)

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第 2 章 システム構成

6E8C5475 38

■ 二重化システム構成

コントローラが二重化システム構成の場合は、次図のように接続します。

図 2-5 二重化システム構成(例)

表 2-11 パラレル G2 I/O サポート仕様

I/O 拡張システム構成 二重化システム構成

系統 1系統 1系統

1 系統当たりのユニット数 4ユニット 3ユニット

(拡張ユニットのみ)

1 ユニット当たりの I/O モジュール

実装数

大 8 モジュール 大 8 モジュール

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 39

2.4.2 高速シリアル TC-net I/O ループ構成

■ I/O 拡張システムでの I/O 構成

コントローラが I/O 拡張システム構成の場合は、次図のように高速シリアル TC-net I/O ループ

構成は、1ループ構成で接続します。

TC-net I/O ループには、G2 I/O モジュールを接続するための GA922、TC-net I/O モジュール

を接続するための SA912、G3 I/O モジュールを接続するための SA912+IA931、もしくは、

GA932 を接続することができます。SA912+IA931 と GA932 は、どちらか一方をコントローラ 1

台当り 1 ノード使用することができます。

図 2-6 I/O 拡張システム構成(例)

GA922-1、GA922-2: G2 I/O アダプタ

SA912-1、SA912-2: TC-net I/O アダプタ

SA912+IA931 : G3 I/O アダプタ

GA932 : G3 I/O アダプタ

PUM12 or PUM14

コントローラ

高速シリアル TC-net I/O ループ

G2 I/Oアダプタ

LP1

Node 14Node: 3 Node 7 Node 8Node 4

SA912-1

TC-net I/Oモジュール

SA912 + IA931

G3 I/O モジュール

GA922-2 GA922-1

G2 I/O モジュール

LP2

G2 I/O モジュール

TC-netI/O アダプタ

LP2SA912-2

TC-net I/Oモジュール

LP2 LP2 LP1LP1 LP1 LP1 LP2

・GA922 配下の I/O モジュールが 16 台までの場合、GA922 は

ノード番号を「1台分」使用する。

・GA922 配下の I/O モジュールが 17 以上 32 台までの場合、

GA922 はノード番号を「2 台分」使用する。

GA932

G3 I/O モジュール

もしくは

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第 2 章 システム構成

6E8C5475 40

■ 二重化システム構成

コントローラが二重化システム構成の場合は、次図のように高速シリアルTC-net I/Oループ構

成は、1ループ構成で接続します。

図 2-7 二重化システム構成(例)

表 2-12 高速シリアル TC-net I/O ループ構成仕様

I/O 拡張システム構成 二重化システム構成

PUM12 PUM14

ループ構成 1 ループ

ノード数(アダプタ数) 大 12 ノード…GA922、SA912、GA932 の合計が 大 12

ノード番号 3~14

GA922 1 ノード当たりのユニット数 大 4 ユニット

1 ユニット当たりの G2 I/O モジュール数 大 8 モジュール

1 コントローラ当たり

G2 I/O モジュール 大実装数 64 モジュール 192 モジュール 192 モジュール

特殊 I/O モジュール 大実装数 無し 無し 無し

SA912 1 ノード当たりの I/O モジュール数 大 16 モジュール

1 コントローラ当たり

TC-net I/O モジュール 大実装数 64 モジュール 192 モジュール 192 モジュール

特殊 I/O モジュール 大実装数(注 1) 大 16 モジュール/コントローラ

SA912+IA931 or GA932 1ノードあたりのユニット数 大 7 ユニット

1 ユニット当たりの G3 I/O モジュール数 大 11 モジュール

1 コントローラ当たり

G3 I/O モジュール 大実装数

SA912

+IA931 77 モジュール 77 モジュール 77 モジュール

GA932 76 モジュール 76 モジュール 76 モジュール

特殊 I/O モジュール 大実装数 無し 無し 無し

(注 1) 特殊 I/O モジュールとは、FL-net、 MODBUS、 Ethernet など。

詳細は、高速シリアル I/O システム TC-net I/O 取扱説明書(6E8C5098)を参照してください。

PUM14

コントローラ

高速シリアル TC-net I/O ループ

G2 I/O アダプタ

GA922-1、GA922-2: G2 I/O アダプタ

SA912-1、SA912-2: TC-net I/O アダプタ

SA912+IA931 : G3 I/O アダプタ

GA932 : G3 I/O アダプタ

LP1

Node 14Node: 3 Node 7 Node 8 Node 4

SA912-1

TC-net I/Oモジュール

SA912 + IA931

G3 I/O

モジュール

GA922-2 GA922-1

G2I/O

モジュール

LP2

G2I/O

モジュール

TC-netI/O アダプタ

LP2SA912-2

TC-net I/O モジュール

LP2 LP2 LP1LP1 LP1 LP1 LP2

・GA922 配下の I/O モジュールが 16 台までの場合、GA922 は

ノード番号を「1台分」使用する。

・GA922 配下の I/O モジュールが 17 以上 32 台までの場合、

GA922 はノード番号を「2 台分」使用する。

PUM14

コントローラ

GA932

G3 I/O モジュール

もしくは

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 41

2.5 ネットワーク構成

ユニファイドコントローラ nv シリーズは、デファクトスタンダードのネットワークをサポートしてい

るため、システム規模に応じたシステムを構築することができます。システム構成を下図に示し

ます。

図 2-8 システムのネットワーク構成図

表 2-13 type1 light コントローラでサポートするネットワーク

標準システム構成 I/O 拡張システム構成 二重化システム構成

マルチベンダネットワーク

Ethernet サポート有 サポート有 サポート有

FL-net(注 1) サポート有 サポート有 サポート有

PROFIBUS-DP サポート有 サポート有 サポート有

DeviceNet サポート有 サポート有 サポート有

MODBUS-RTU 無し サポート有 サポート有

東芝独自ネットワーク

TC-net 100 LP サポート有 サポート有 サポート有

TOSLINE-S20/S20LP(注 2) サポート有 サポート有 サポート有

TOSLINE-F10/F10M サポート有 サポート有 サポート有

(注 1)PUM11/PUM12/PUM14 は FL654/754 をサポートしています。組合せは、PUM1*ファームウェア V01.61~、

FL654/754 ファームウェア V01.40~、エンジニアリングツール V4.13.0~です。

FL622 は V01.02 から IP アドレス 192.168.250.1~192.168.250.254 以外のクラス C である 192.168.□.1

~192.168.□.254 にも対応しています。(□は 0~255 です。)

(注 2)TOSLINE-S20 および TOSLINE-S20LP は 2012 年 9 月末をもって予備品供給を終了しています。

ネットワーク伝送モジュールをサポートする台数は、付録 A.9 ネットワーク伝送モジュールの

サポート数一覧 に詳しく説明しています。

上位情報系ネットワーク

監視・制御系ネットワーク100Mbps-Ethernet

ユニファイドコントローラ nv type1 light

・ FL-net

・ Modbus

・ PROFIBUS

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第 2 章 システム構成

6E8C5475 42

2.6 電源容量計算

1つのベースに実装するモジュールの消費電力の合計が、必ず電源の 大出力定格以下とな

るように使用して下さい。付録Aのモジュール消費電流一覧表を参考に、次式を満足するように

構成して下さい。

電源モジュール 大電力 > 5V×内部 5V 消費電流合計

+ 3.3V×内部 3.3V 消費電流合計

+ 24V×外部供給電流

2.7 電源モジュールの運転信号出力(RUN 接点)の取り扱い

type1 light コントローラでは、電源モジュールの運転信号出力(RUN 接点)は、各構成で以下の

ような動作をします。システム構築の際は、本動作を十分ご理解の上、RUN 接点を使用してくだ

さい。

電源モジュールの位置 運転信号出力(RUN 接点)=ON 条件

基本ユニット 基本ユニットのスロット 0(SO)コントローラ=RUN 状態

拡張ユニット 基本ユニットのスロット 0(SO)コントローラ=RUN 状態

二重化構成の拡張ユニットの場合、プライマリ系基本ユニットとセ

カンダリ系基本ユニットの RUN 状態の論理和

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43

第 3 章 据付・配線

コントローラユニットを構成するベースユニットに各モジュールを取り付けます。またコントローラ

ユニットを筐体に実装します。さらに電源配線、入出力配線、その他配線の方法を説明します。

3.1 設置条件 ······················· 45

3.2 作業の前に······················· 47

3.3 筐体への実装 ····················· 48

3.4 コントローラユニット、I/O ユニットの接地 ··········· 49

3.5 ベースユニット取り付け ·················· 53

3.6 電源配線 ······················· 55

3.7 モジュールの取り付け/取り外し ·············· 59

3.8 G2-I/O 拡張ユニットの接続 ················ 63

3.9 入出力配線 ······················ 65

3.10 TC-net I/O ループ配線 ·················· 68

3.11 コントローラ内蔵 Ethernet 配線 ·············· 70

3.12 TOOL ポートのケーブル配線 ··············· 72

3.13 RS485 通信ポートの配線 ················· 74

3.14 SD メモリカード ····················· 76

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 44

電源モジュール、コントローラモジュール、ステーションバス

モジュール、TC-net I/O モジュールは、ベースユニットに

取り付ける

感電・けが・故障の原因になります。

単独での使用および他の用途への使用はしないでください。

モジュール、ベースユニット、端子台の着脱は、電源を切っ

た状態で行う

感電・誤動作・故障の原因になります。

モジュールやユニットに電線くずなどの異物を入れない

火災、故障、誤動作の原因になります。

コネクタ、ケーブルの接続、およびモジュールのベースユニ

ットへの装着は、カチッと音がするまで押し込み、ネジで確

実に固定する

ネジ止めが不十分だと、振動などによる故障、誤動作の原因にな

ります。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 45

3.1 設置条件

type1 lightコントローラおよびTC-net I/Oは、管理者が開閉できる屋内制御盤に、それぞれの

一般仕様の範囲で設置してください。type1 lightコントローラ の設置環境は、下表の条件を満た

すようにしてください。

TC-net I/O については TC-net I/O の取扱説明書(6E8C5098)をご確認ください。

次の環境で設置・保管・使用をしない

・じんあいの多い場所

・腐食性ガス(SO2、H2S)、可燃性ガスの発生する場所

・許容値を超える振動、衝撃のある場所

・急激な温度変化により結露するような場所

・設置条件から外れる低温または高温

・設置条件から外れる高湿度

直射日光の当たる場所

・強い電波や磁界を発生する機器の近く事故の原因になります。

表 3-1 設置環境

項 目 仕 様 備 考

動作周囲温度 0~55℃ 24 時間の平均温度 40℃以下 (注 1)

保存温度 -40~70℃ (注 2)

動作周囲相対湿度 10~95%RH レベル RH2(結露なし) (注 2)

塵埃 塵埃 0.3mg/m3(導電性塵埃がないこと)

汚染度 2(通常、導電性の汚染がない状態)以下 IEC 61131-2

腐食性ガス 腐食性ガスの無いこと

シリコンを含む物質がないこと

(注 3)

使用高度 標高 2000m 以下

耐振動

(振動イミュニティ)

IEC 60068-2-6、test Fc 準拠 X、Y、Z

各 10 サイクル

(注 4)

耐衝撃

(衝撃イミュニティ)

IEC 60068-2-27、test Ea 準拠 147m/S2

(直交する3軸方向-各3回)

耐ノイズ

ファースト

トランジェント

AC 電源:2kV

DC 電源:2kV(10m 以下は不要)

I/O 電源 DC:1kV(10m 以下は不要)

AC-I/O:2kV(非シールドケーブル)

DC-I/O:1kV(非シールドケーブル)

アナログ I/O:1kV(シールドケーブル)

静電気放電 4kV(接触放電) レベル ESD-3

放射電磁界 10V/m

インパルスノイズ 電源線 ノイズ電圧:1500V パルス幅:1μs/100ns

EMC ゾーン ゾーンB(ゾーンAを含む)

接地 D 種接地 (注 5)

構造 開放型機器

設置場所 屋内制御盤内

冷却方式 自然空冷

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 46

(注1) 基準温度測定位置は、ベースユニット底面下部 50mm です。

(注2) 長期保存の場合、予備品等は高温・多湿を避け暗所で保管してください。

製品の長期保存時の温湿度は 0~40℃、20~80%RH(結露しないこと)および

温度変化率 10℃/h 以下にしてください。

特にバッテリや電源は周囲温度が高いと使用可能期間に影響するので、常温(25℃)以下で

保管してください。

(注3) 次の成分を含まないこと

硫化水素、亜硫酸ガス、塩素ガス、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、アンモニア、シリコンガス

など

(注4) ・5≦f<8.4Hz :片振幅 3.1mm

・8.4≦f<150Hz :定加速度 9.8m/sec2

・(10≦f<57Hz :片振幅 0.075mm)

・(57≦f<150Hz :定加速度 9.8m/sec2)

(注5) メッシュ接地など D 種接地以外の方法での接地は、D 種接地と同等の効果が得られる条件下で

システムに適用できます。D 種接地以外の場合、ユーザで接地の効果を確認ください。

注記

ユニファイドコントローラ nv シリーズの設置にあたっては、次のような場所は避けてください。

・ 周囲温度が 0~55℃の範囲を超える場所(盤収納時には盤内温度が周囲温度になります)

・ 相対湿度が 10~95%の範囲を超える場所

・ 急激な温度変化により結露するような場所

・ 許容値を超える振動が加わるような場所

・ 許容値を超える衝撃が加わるような場所

・ 腐食性ガス、可燃性のガスのある場所(SO2、H2S など)

・ 塵埃、塩分、鉄粉が多い場所

・ 直射日光の当る場所

また、コントローラユニットを収納した盤の設置にあたっては、次の事項に注意してください。

・ 高圧盤や動力盤とは、できるだけ離して設置してください。

・ 高周波機器や設備があるときには、収納盤を確実に設置してください。

・ 他の盤とチャネルベースを共用するときには、他の盤や機器からの漏えい電流がないことを確認して

ください。

(1)本書に記載の環境で使用してください。

高温、多湿、塵埃、腐食性ガス、振動、衝撃がある環境で使用

すると感電、火災、故障、誤動作の原因となることがあります。

(2)本書に記載の取り付け方法に従って取り付けてください。

指定方向以外の取り付け、または取り付けに不備があると、

落下、火災、故障、誤動作の原因になることがあります。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 47

3.2 作業の前に

作業の前に、下記の作業条件および作業方法を必ず確認してください。

■ 作業条件

・ 湿気や埃が少なく、直射日光の当たらない場所で作業をしてください。

・ 結露するような急激な温度変化を与えないでください。

・ 必ずtype1 light の電源をOFF にしてから作業をしてください。

・ 作業時に機器の角などで指を傷つけないよう、作業用手袋の使用をお勧めします。

・ 静電気が原因で電子部品が故障することがありますので、接地された金属性のものに触れて、

人体の静電気を除去してから作業をしてください。

■ 作業方法

・ 作業上必要な部分以外には、手を触れないでください。

・ 取り外したネジは紛失しないように注意してください。また、type1 light のモジュールや

ユニット内部や収納ケース内部に落とさないでください。

・ 異常や故障が発生したら、当社サービス担当窓口に相談してください。

・ プリント基板には鋭い突起があります。手を傷つけないように注意してください。

・ コネクタの接続、モジュールやユニットの取り付けなどで、ドライバを使用する場合は、

必ずネジに合ったものを使用してください。ネジに合わないドライバは、十字穴に隙間が

できて安定しません。ネジに合わないドライバを無理に使用すると力がうまく伝わらず、

十字穴をつぶす原因になります。

図 3-1 ドライバの使用上の注意

(1) type1 light は絶対に分解しないでください。故障する恐れ

があります。

(2) 必ず type1 light の電源を切った状態で作業をしてくださ

い。焼損や感電の危険があります。

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 48

3.3 筐体への実装

コントローラユニットの実装例を図 2-5 に示します。本図には、コントローラユニット、受電分電

ユニット、端子台ユニットなどが実装されています。

ファンユニット

コント ローラ

ユニット

受電分電

ユニット

Ether net

中継コネクタ

Ether net

中継パネル

ファンユニット

端子台ユニット

TC- net I/ O

モジュール

通信ベース

ユニット

通信モジュール

I/ Oシステム電源ユニット

外部電源ユニット

図 3-2 コントローラユニットに筐体実装例

筐体内温度は、コントローラユニット周辺で 55℃以下にしてください。また、製品寿命は機器周辺

温度が 40℃で規定します。40℃を超える場合は、寿命短縮を考慮して保守交換の時間を設定し

てください。

注記

・ TC-net I/O ベースの取り付け位置は、ケーブルの長さを考慮して決定してください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 49

3.4 コントローラユニット、I/O ユニットの接地

コントローラユニットの接地は、動力系と分離された専用接地にして、かつ 2 台以上のコントロ

ーラユニットは 1 点接地するのが理想です。ユニファイドコントローラ nv シリーズでは、実際の適

用を考慮した耐ノイズ設計になっており、装置自身は十分な耐ノイズ性があります。しかし、シス

テムの安全性を保ち、またシステムの安定動作を確保するためにも、接地は非常に重要です。

次の項目を十分考慮の上、正しく接地してください。

■ 接地のポイント

接地をする場合には、次のポイントに注意してください。

(1) コントローラユニットが他の機器の接地電流の通り道にならないこと

特に高周波電流には注意してください。

(2) コントローラユニットおよび I/O ユニットの接地電位を等しくすること

1 点接地を実施してください。

(3) 動力系の接地とは接続しない

高周波分離が必要です。

(4) 不安定な接地には接続しない

ネジ止め塗装部など、インピーダンスの不安定な部分や、振動の影響を受ける部分には、

接続しないでください。

装置を接地する

感電・火災の原因になります。

ケーブルの配線は電源を切った状態で行う

感電・故障の原因になります。

モジュールの配線は、サヤ付きの圧着端子を使用

するか、テープで被覆する

導電部分が露出して、感電の原因になります。

配線作業は、資格のある専門家が行う

配線を誤ると火災、感電、故障の原因になります。

◆重要

・ 必要な配線・結線を行ってください。

ケーブルによる配線の場合、必ずサヤ付きの圧着端子を使用してください。

・ 配線・結線が誤りなく、しっかりとされていることを確認後、モジュールの端子台カバーを

閉じてください。

注記

・ NC 部には何も接続しないでください。

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 50

■ 接地方法

(1) 制御盤据付け

対策対策

nv シリーズ

コントローラ動力盤

専用接地

コント ローラユニット 収納盤を絶

縁体で浮かせ、 専用接地配線を

します。

動力盤

専用接地

コント ローラユニット を絶縁板

に取り付け、専用接地配線をし

ます( 同一盤内に高周波機器

がある場合も同様) 。

nv シリーズ

コント ローラ動力盤 連結盤の場合、 高周波機器や動力盤から流れ

る接地電流が、 コント ローラユニット 収納盤を

通して流れる場合があります。

nv シリーズ

コント ローラ

図 3-3 制御盤据付け

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 51

(2) ベース間接地配線

図 3-4 ベース間接地配線

・ 電源モジュールの FG 端子とベース取付ネジを接続し、盤内接地ブスまで 2mm2 以上の

電線で、最短距離で配線しください。

・ 接地は制御装置専用として、強電回路の接地線と分離し、D 種接地としてください。

電源

FG

基本ユニット

盤内接地ブス

制御装置専用 D 種接地

電源

FG

拡張ユニット

コントローラユニット

電源

FG

拡張ユニット

FG

I/O ユニット

電源

FG

FG

I/O ユニット

FG

I/O ユニット

基本ユニット

盤内接地ブス

制御装置専用 D 種接地

コントローラユニット

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 52

(3) ラインフィルタグランド(LG)端子

LG 端子は電源 1 次側ラインフィルタの中性点です。LG 端子を接地することによって、電源

ラインに乗ってくるコモンモードノイズによる影響を低減する効果があります。

したがって、通常は LG 端子を 1mm2 以上の電線で盤内接地ブスに接続してください。

ただし、電源が片側接地系である場合には、LG からアースに漏れ電流が流れ、問題になる

ことがあります。このような場合には、電源に絶縁トランスを入れるか、または LG 端子を開

放してください。

また、コントローラユニットを絶縁取り付けにした場合も、LG 端子を開放してください。

なお、LG と FG を接地せずに、LG-FG 間を接続することは避けてください。

(4) フレームグランド(FG)端子

コントローラユニットの接地端子です。ベースユニット金属部も、FG 端子と同電位です。

静電気等による帯電対策や保安上、安全上の問題から、必ず 1 点設置をしてください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 53

3.5 ベースユニット取り付け

ベースユニットを取り付けるときは、次の項目に注意してください。なお、TC-net I/O のベース

ユニット取り付けについては、TC-net I/O の取扱説明書(6E8C5098)をご確認ください。

■ type1 light コントローラのベースユニット取り付け時の注意事項 (1) コントローラユニットは防塵構造ではありません。できるだけ防塵を考慮した制御盤に収納

してください。

(2) 発熱量の大きい機器(ヒータ、トランス、大容量の抵抗など)の真上に取り付けることは避け

てください。

(3) 高圧機器と同一の盤内には、取り付けないでください。

(4) 高圧線、動力線からは 200mm 以上離してください。

(5) ベースユニットの周囲には通風のため、70mm 以上の空間を空けてください。

(6) 高圧機器、動力機器からは、保守、操作の安全性を考え、type1 light コントローラをできる

かぎり離すか、または鉄板などでしゃへい分離してください。

(7) 拡張ベースユニットの取り付けは、できるだけ短い拡張ケーブルを使用できる位置に配置

してください。拡張ケーブルの総延長が 3.6m 以下になるように、複数台の拡張ベースユニ

ットを接続してください。

(8) 拡張ベースユニットを取り付ける場合は、基本、拡張の各ベースが同電位になるように、金

属性の取付フレームに十分接触させて固定してください。

(9) 特に高圧機器、動力機器の付近では、D 種接地を専用接地に接続するなどの接地につい

ても考慮してください。

(10) ベースユニットは垂直なパネル面に取り付けてください。

(11) ベースユニットの取り付けは、M4 ネジ 4 本を使用し、確実に取り付けてください。

(締付トルク目安:1.47N・m=15kgf・cm)

ベースユニット取付寸法を次図に示します。

*1:BU648E/BU647E/668/666/664の場合、*1の取り付け穴は不要です。

*2:BU634D の場合、*2 の取り付け穴は不要です

図 3-5 ベースユニット取付寸法

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 54

表 3-2 ベースユニット取付穴寸法

形 格 a [mm] b [mm] c [mm] 質量 [g]

BU648E 402.5 95 - 900

BU643D 224.5 95 203 500

BU647E 402.5 95 - 900

BU668 402.5 95 - 900

BU666 295.5 95 - 600

BU664 224.5 95 - 450

- : 該当なし

表 3-3 ベース外形と取付穴位置の関係

形 格 A [mm] B [mm] C [mm] D [mm] E [mm]

BU648E

BU647E

BU668 6 8 25 15 -

BU666

BU664

BU643D 6 8 25 15 29.5

- : 該当なし

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 55

3.6 電源配線

type1 light は次の点に注意して電源配線をしてください。なお、TC-net I/O の電源配線につい

ては TC-net I/O の取扱説明書(6E8C5098)をご確認ください。

装置を接地する

感電・火災の原因になります。

ケーブルの配線は電源を切った状態で行う

感電・故障の原因になります。

モジュールの配線は、サヤ付きの圧着端子を使用

するか、テープで被覆する

導電部分が露出して、感電の原因になります。

定格に合った外部電源を接続する

爆発、火災の原因になります。

配線作業は、資格のある専門家が行う

配線を誤ると火災、感電、故障の原因になります。

◆重要

・ 必要な配線・結線を行ってください。

ケーブルによる配線の場合、必ずサヤ付きの圧着端子を使用してください。

・ 配線・結線が誤りなく、しっかりとされていることを確認後、モジュールの端子台カバーを

閉じてください。

注記

・ NC 部には何も接続しないでください。

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 56

■ type1 light の電源配線注意事項

(1)電源条件

電源モジュールの定格に見合った電圧、周波数、歪み率等の仕様を満足する電源を

接続してください。(電源モジュールの定格は「付録 A 電源仕様」参照してください)

〔例〕電源電圧: AC85~264V、50/60Hz(PS693)

所要電力: 120VA 以下(PS693)

許容瞬停: 10ms

電源事情が悪い場合には定電圧トランスを入れて、電圧を安定させてください。

(2) シールドトランスやノイズフィルタを入れてください(下図参照)。さらにフェライトコアを電源

モジュールの近傍に2ターンで適用することを推奨します。

CE マーキングに適合した EMC 対策を実施する場合は、フェライトコアを電源モジュールの

近傍に2ターンで適用してください。

(3) 電源線としては、1.25mm2 以上のツイストペアケーブルを使用してください。

また、電源線および接地線は、入出力線とはできるだけ分離してください。

(4) 基本ユニットと拡張ユニットの電源は同一系統とし、同時に(または拡張ユニット→基本ユ

ニットの順で)電源投入するようにしてください。

type1 light に接続する TC-net I/O ノード電源は、基本ユニットと同一系統にする必要はあ

りませんが、基本ユニットより先または同時に電源を投入してください。

補足

・ 二重化構成の場合、基本部内のモジュールが故障した場合の交換に備え、プライマリとセカンダリ

のユニット電源は別電源系統にしてください。

(5) CVCF や UPS から給電する場合は、電源波形に注意し、電圧波高値は AC100V 系で 130V

以上、AC200V 系で 260V 以上あることを確認してください。

図 3-6 AC 電源の推奨配線例

フェライトコア 2 ターン

フェライトコア 2 ターン

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 57

■ type1 light の電源モジュール配線

図 3-7 電源モジュール PS693 への配線

図 3-8 電源モジュール PS632/PS652 への配線

フェライトコア

2 ターン

フェライトコア

2 ターン

入力電源

PS632 DC24V

PS652 DC100/110V

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 58

※1:ラインフィルタ用接地(LG)

通常は LG,FG 端子をショートして接地しますが、

周囲接地条件(リーク電流の問題がある場合、

電源系接地が別にある場合など)によっては、

LG 端子を開放あるいは、専用接地配線します。

※2:フレームグランド用接地(FG)

ユニットシャーシと接続されています。

詳細は「3.4 コントローラユニット、I/O ユニットの接地」を

参照してください。

注記

・端子ネジサイズは M3.5 です。適合圧着端子としては 3.5M ネジ用幅 7mm 以下のものを

使用してください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 59

3.7 モジュールの取り付け/取り外し

type1 light モジュールは、1 スロット幅タイプ、2スロット幅タイプと狭幅タイプの3つの幅タイプ

があります。1 スロット幅タイプは、コントローラモジュールの PUM11 と PUM12、ステーションモジ

ュールおよび I/O モジュールです。2スロット幅タイプは、コントローラモジュールの PUM14 と電源

モジュールで、拡張インタフェースが狭幅タイプです。いずれのモジュールも同じ構造で、基本的

な取扱い方法は同じですが、一部モジュール特有の取扱いもあります。

モジュールは、モジュール上下のロックレバーと上部のネジ止めの併用で固定します。モジュ

ールを着脱する場合必ず電源を切った状態で行ってください。

TC-net I/O モジュールの取り付けと取り外しについてはTC-net I/O の取扱説明書(6E8C5098)

をご確認ください。

◆重要

(1) 電源モジュール、コントローラモジュール、ステーションモジュール、I/O モジュール、インタ

フェースモジュールは必ずベースユニットに取り付けて使用してください。

単独での使用及び他の用途への使用はおやめください。

感電、ケガの恐れがあり、また故障の原因となります。

(2) モジュール、ベースユニット、I/O 端子台、I/O コネクタの着脱は、必ず電源を切った状態で

行ってください。

感電、誤動作、故障の原因となります。

(3) モジュールやベースユニットに電線くずなどの異物が入ることのないようにしてください。

火災、故障、誤動作の原因となることがあります。

(4) コネクタ、ケーブルの接続、およびモジュールのベースユニットへの装着は、ネジ止め等の

固定方法で確実に接続および固定されて、抜けやぐらつきがないことを確認してください。

ネジ止め等の固定が不十分ですと、振動などによる故障、誤動作の原因となります。

■ type1 light モジュールの取り付け手順

(1)type1 light に供給されている電源を切ります。

I/O モジュールに供給する外部電源も切ってください。

(2)ベースユニットを制御盤の垂直なパネルに取り付けてください。

(「2.5 ベースユニットの取り付け」を参照ください)

(3) 各モジュールのベースユニット取り付けスロットを確認してください。

・拡張インタフェースモジュール(IF661) :ベースユニットの左端

・電源モジュール :拡張インタフェースの右側

・type1 light コントローラモジュール :指定位置(基本ユニットの電源モジュールの右側)

・ステーションモジュール :指定位置(ステーションバスコネクタがあるスロット)

・I/O モジュール :指定位置(電源モジュール、コントローラモジュール、

ステーションモジュール以外の場所)

・空モジュール(SP600) :モジュールが実装されていないすべてのスロット

・ユニットカバー(SP601) :拡張インタフェースを使用しない場合ユニットの左端

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 60

(4)ベースユニットの上下のスロットガイドに沿って、

モジュールのリードを合わせます。

(5)モジュールの上下を支え、ゆっくりベースユニットに

垂直に押し込みます。

上下のロックレバーがベースに取り付けられ、

「カチッ」と音がすることを確認してください。

(6)モジュール上部の穴に M4 の固定ネジを通し、

ベースユニットとモジュールをネジで確実に取り

付けてください。

(締付けトルク目安:1.47N・m=15kgf・cm)

(7)モジュールのカバーの取り外し、および端子台カバーの開放をしてください。

各モジュールでカバーの取扱いが異なりますので、「■モジュールカバー取り付け/取り

外しの基本手順」を参照してください。

(8)必要な配線・結線を行ってください。

ケーブルによる配線の場合、必ずサヤ付きの圧着端子を使用してください。

(9)配線・結線が誤りなく、しっかりとされていることを確認後、モジュールのカバーの取り付

け、

および端子台カバーを閉じてください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 61

■ type1 light モジュールの取り外し手順

(1)type1 light に供給されている電源を切ります。

I/O モジュールに供給する外部電源も切ってください。

(2)モジュールのカバーを取り外してください。

(3)モジュールからケーブルを取り外してください。

拡張インタフェースモジュール(IF661) :拡張ケーブルの取り外し

電源モジュール :端子台から配線の取り外し

コントローラモジュール :ケーブル等の取り外し

ステーションモジュール :ケーブル等の取り外し

I/O モジュール :着脱端子台の場合は端子台の取り外し

またはケーブルの取り外し

コネクタの場合は、コネクタケーブルの取り外し

(4)モジュール上部のネジを取り外してください。

(5)モジュール上部のロックレバーを押し、異なる手で

モジュール下部の凸部(取り外し指位置マーク)を

押さえます。

(6)上記の状態でモジュール

下部の凸部を軽く押しな

がら、モジュール全体をベ

ースに対して垂直に引き

上げるようにしてモジュー

ルを取り外します。

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 62

補足

(1) ネジによる確実なモジュール実装後は輸送中も含め、垂直に取り付けられるようベースを

固定しておいてください。

(2) ベース側コネクタ、モジュール側コネクタ共、出荷時にはコネクタカバーが取り付けられて

います。モジュールを取り付ける際にはコネクタカバーを外してください。

■ モジュールカバー取り付け/取り外しの基本手順 (1)拡張インタフェース

(a)モジュールカバー上部の凸部(取り外し指位置マーク)

を軽く押します。

(b)上記の凸部を軽く押しながら、モジュール下部を支点に

して、上部を下側に引き下げるようにして、モジュール

カバーを取り外します。

(注) 取り付け時は、上記と逆にモジュールカバーの下部を

モジュールに掛け、上部の突起を取り付けます。

(2)電源モジュール

(a)モジュールカバー下部の凸部(取り外し指位置マーク)

を軽く押します。

(b)上記の凸部を軽く押しながら、カバー上部を支点に

して下部を上側に引き下げるようにして、カバーを

取り外します。

(注) 取り付けは、上記と逆に上部の突起を先に掛けて

下部をモジュールに取り付けます。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 63

3.8 G2-I/O 拡張ユニットの接続

type1 light は G2-I/O 拡張ユニットを最大 3 台まで接続可能です。基本ユニット、拡張ユニット

に拡張インタフェースモジュール(IF661)を実装し、拡張ケーブルにより接続します。拡張ユニッ

トの接続は下記の手順で行います。

なお、TC-net I/O のベースユニットの接続については、TC-net I/O の取扱説明書(6E8C5098)

をご確認ください。

■type1 light のベースユニット接続方法

(1) type1 light に供給されている電源を切ります。

I/O モジュールに供給する外部電源も切ってください。

(2) 拡張インタフェースモジュール(IF661)を各ベースユニットに実装します。

(3) 拡張インタフェースモジュール(IF661)のモジュールカバーを取り外してください。

(4) ユニットアドレスを拡張インタフェースモジュール(IF661)のロータリスイッチで設定します。

このユニットアドレスは基本ベースユニットを“0”、拡張ベースユニットを基本ユニットから

拡張ケーブルで接続する順に“1”、“2”、“3”と設定します。

(5) 拡張ケーブルを拡張インタフェースモジュール(IF661)のコネクタに接続します。拡張ケー

ブルは上段のベースユニットの拡張インタフェースモジュール(IF661)の下部コネクタから、

下段のベースユニットの拡張インタフェースモジュール(IF661)の上部コネクタに接続しま

す。

(6) 拡張インタフェースモジュール(IF661)のモジュールカバーを取り付けてください。

図 3-9 拡張ベースユニットの接続例

上部コネクタ

下部コネクタ

モジュールカバ

基本ユニット

拡張ユニット

ロータリスイッチ

拡張ケーブル

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 64

補足

(1)拡張ケーブルは他の電線とは極力分離してください。特に動力線などとは 200mm 以

離してください。

(2)拡張ケーブルは、0.3m,0.5m,0.7m,1.2m の 4 種類が準備されています。ベースの配置

により選択してください。

(3)コントローラ二重化構成時は、拡張ユニット側に、二重化用インタフェースモジュール

(IF658)を適用して、2台の基本ユニット-IF661 から IF658 に拡張ケーブルを接続して、

拡張ユニットを接続します。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 65

3.9 入出力配線

type1 light コントローラでは、次の点に注意して I/O モジュールを実装、配線してください。

なお、TC-net I/O の I/O モジュールの実装、配線については TC-net I/O の取扱説明書

(6E8C5098)をご確認ください。

装置を接地する

感電・火災の原因になります。

ケーブルの配線は電源を切った状態で行う

感電・故障の原因になります。

モジュールの配線は、サヤ付きの圧着端子を使用

するか、テープで被覆する

導電部分が露出して、感電の原因になります。

定格に合った外部電源を接続する

爆発、火災の原因になります。

配線作業は、資格のある専門家が行う

配線を誤ると火災、感電、故障の原因になります。

◆重要

・ 必要な配線・結線を行ってください。

ケーブルによる配線の場合、必ずサヤ付きの圧着端子を使用してください。

・ 配線・結線が誤りなく、しっかりとされていることを確認後、モジュールの端子台カバーを

閉じてください。

注記

・ NC 部には何も接続しないでください。

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 66

■type1 light の I/O モジュール実装、配線の注意事項

図 3-10 I/O モジュール実装、配線例

(1) I/O モジュールの配置は、弱電系 I/O を左側に、強電系 I/O を右側に配置し、配線も分離す

るようにしてください。

(2) 各ユニットの間隔は、保守、通風のため 70mm 以上にとってください。

(3) 動力線、動力機器とは 200mm 以上離すか、または鉄板でしゃへいしてください(鉄板は接

地すること)。また、盤内照明に蛍光燈を使用する場合は、入出力信号線と照明用配線を同

様に分離してください。

(4) 入出力線のサイズは次表を参考にしてください。

ただし、コモン線としては電流容量を検討の上、太めのサイズを使用してください。また盤外

ケーブルとしては、インピーダンスを低く抑えるため 1.25 mm2 のケーブルの使用をお勧めし

ます。

表 3-4 ベースユニット外形と取り付け穴位置の関係

I/O モジュールの点数 使用電線サイズ

16 点モジュール 0.5~1.25mm2

32/64 点モジュール 0.1~0.3mm2

弱電系 I/O モジュール 強電系 I/O モジュール

DCV 入力モジュール

アナログ入力モジュール

アナログ出力モジュール

パルス入力モジュール

伝送モジュール

AC 入力モジュール

DC 出力モジュール

AC 出力モジュール

接点出力モジュール

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 67

(5) 端子ネジは M3.5 です。適合圧着端子としては、M3.5 ネジ用幅 7mm 以下の物を使用して

ください。

(6) 盤内外とも、入出力信号線と高圧線、動力線との束線、接近、平行配線は絶対に避けてく

ださい。分離が難しいときには、入出力信号の種類別に一括シールドケーブルを使用し、シ

ールドは盤引き込み口で一点接地してください(デジタル I/O の場合)。

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 68

3.10 TC-net I/O ループ配線

type1lightコントローラモジュール(PUM12、PUM14)のTC-net I/O ループ伝送コネクタ(LP1、

LP2)に TC-net I/O ループケーブルを接続し、TC-net I/O の I/O データの入出力をします。

なお、詳細は TC-net I/O の取扱説明書(6E8C5098)をご確認ください。コントローラモジュー

ルの TC-net I/O ループ仕様は付録 A をご確認ください。

■TC-net I/O ループケーブルの注意点

・ TC-net I/O ループケーブルには、2 連 LC コネクタ付き GI 光ファイバケーブル(コア径/クラッ

ド径:50/125 または 62.5/125)を使用してください。

・ TC-net I/O ループのノード間の最大長は 2km、TC-net I/O ループの総延長は 4km です。

・ コントローラモジュールの TC-net I/O ループコネクタ(LP1、LP2)の方向に注意して、2 連 LC

コネクタ付き GI 光ファイバケーブルを取り付けてください。

・ TC-net I/O ループに電気-光リピータ(RP913)を適用して、TC-net I/O ループケーブルをイ

ーサネットケーブルに変換することもできます。

・ 光ファイバケーブルの最小曲げ半径は光ケーブル外径の 10 倍です。それ以下の曲げ半径と

ならないように配線してください。

■TC-net I/O ループケーブルの接続

・ コントローラモジュール(PUM12、PUM14)と TC-net I/O ノード間をノード番号の小さいノードか

ら LP2 と LP1 の組合せで順次 TC-net I/O ループケーブルを接続してください。

図 3-11 TC-net I/O ループ伝送ケーブルの接続

◆重要

・光ファイバケーブルの最小曲げ半径はケーブル外径の10倍です。それ以下の曲げ半径と

ならないように配線してください。光ファイバケーブルの断線や故障の原因となります。

PUM12

LP1

LP2

1

SA912

LP1

LP2

3

SA912

LP1

LP2

4

SA912

LP1

LP2

14 ノード番号

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 69

補足

(1) 2 連 LC コネクタ付き GI 光ファイバケーブルを TC-net I/O ループコネクタへ差し込む

ときは、コネクタの挿入方向を確認し、「カチッ」と音が鳴るまでTC-net I/Oループコネ

クタに差し込んでください。

(2) 2 連 LC コネクタ付き GI 光ファイバケーブルをコネクタから引き抜くときは、ケーブルを

持って抜かないでください。断線の恐れがあります。必ず 2 連 LC コネクタ付き光ファ

イバケーブルのコネクタ部分を持ち、ツメを押さえながら引き抜いてください。

(3) 2 連 LC コネクタ付き光ファイバケーブルを抜き差しするときは、誤って光ファイバケー

ブルのコネクタのツメを逆に曲げたりしないでください。ツメが折れて、確実に接続で

きなくなります。

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 70

3.11 コントローラ内蔵 Ethernet 配線

コ ン ト ロ ー ラ モ ジ ュ ー ル ( PUM11 、 PUM12 、 PUM14 ) は 、 汎 用 の Ethernet ポ ー ト

(100Base-TX/10Base-T)を持ち、Ethernet-HUB を経由して、Ethernet 機器と接続できます。

以下に Ethernet 通信ケーブルの配線注意点と Ethernet ポート接続例を示します。内蔵

Ethernet ポートの仕様は、付録 A をご確認ください。

■Ethernet 通信ケーブルの注意点

(1) コントローラモジュールの Ethernet ポートのコネクタには Cat.5e 以上の UTP ケーブルを使

用してください。

(2) コントローラモジュールに接続する UTP ケーブル長は最大 100m です。

(3) コントローラモジュールの Ethernet ポートのコネクタ方向に注意して UTP ケーブルを取り

付けてください。

(4) コントローラモジュールのEthernetポートにUTPケーブルを常時接続して通信するときは、

通信ケーブルに対するノイズの影響を抑えてください。

具体的には、フェライトコア内蔵の UTP ケーブルを使用する などの対策をしてください。

CE マーキングに適合した EMC 対策を実施する場合は、Ethernet 通信ケーブルのコネク

タ近傍にフェライトコアを2ターンで適用してください。

■Ethernet 通信ケーブルの接続

・ コントローラモジュールは、Ethernet-HUB 経由で Ethernet 機器と接続してください。

図 3-12 Ethernet 通信ケーブルの接続

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 71

補足

(1) Ethernet 通信ケーブルをコネクタへ差し込むときは、コネクタの挿入方向を確認し、

「カチッ」と音が鳴るまでコントローラモジュールおよびパソコン側のコネクタに差し込ん

でください。

(2) Ethernet 通信ケーブルをコネクタから引き抜くときは、ケーブルを持って抜かないで

ください。断線の恐れがあります。必ず Ethernet 通信ケーブルのコネクタ部分を持ち、

ツメを押さえながら引き抜いてください。

(3) Ethernet 通信ケーブルを抜き差しするときは、誤って Ethernet 通信ケーブルのコネクタ

のツメを逆に曲げたりしないでください。ツメが折れて、確実に接続できなくなります。

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 72

3.12 TOOL ポートのケーブル配線

type1 light コントローラモジュール(PUM11、PUM12、PUM14)は、nV エンジニアリングツール

専用インタフェースとして TOOL ポートがあり、USB ケーブルでパソコンと直接接続できます。以

下に USB ケーブルの接続注意点と TOOL ポート接続例を示します。内蔵 TOOL ポート(USB)の

仕様は、付録 A をご確認ください。

■nV エンジニアリングツール使用時の注意点

・ はじめてUSB 接続でnVエンジニアリングツールを使用する場合は、nVエンジニアリングツー

ル用パソコンに USB ドライバをインストールする必要があります。詳細は、本説明書「付録 C

USB ドライバのインストール」を参照してください。

補足

(1) イーサネット接続と USB 接続を同時に使用しないでください。

(2) nV エンジニアリングツールを使用中に、画面表示が更新しないなど異常が発生した

場合は、次の順番で対応してください。

① 画面表示の更新を再要求してください。

② USB ケーブルを抜き差ししてください。

③ nv エンジニアリングツールを終了し、再起動してください。

④ パソコンを再起動してください。

(3) 複数画面を同時にモニタし、パソコンの性能によってモニタ更新が停止する場合は、

同時にモニタする画面数を減らしてください。

もしくは、CPU 性能の高いパソコン(例:Pentium4 2.8GHz 以上)を使用してください。

■USB ケーブルの注意点

・ パソコンとコントローラモジュールの Tool ポート間はフェライトコア付きの AB タイプの USB2.0

ケーブルで接続してください。

・ USB2.0 ケーブル長は 3m 未満で、延長ケーブルは使用しないでください。

(写真:ELECOM 製:U2C-BF20BK)

図 3-13 フェライトコア付き USB2.0 ケーブルの例

コントローラ側

パソコン側

フェライトコア

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 73

■USB ケーブルの接続

・ nV エンジニアリングツール用パソコンの USB 通信ポートとコントローラモジュールの Tool ポ

ートを AB タイプの USB2.0 ケーブルで直接接続してください。

図 3-14 Tool ポートへの USB ケーブル接続

補足

(1) USB ケーブルをコントローラモジュールの Tool ポートのコネクタに差し込むときは、

必ず type1 light のベースユニット取り付け部に USB ケーブルのコネクタの先を

一度接触し、USB ケーブルのコネクタを挿入してください。不要な静電気ノイズを除去

するためです。

(2) コントローラ側およびパソコン側の USB コネクタの形状が異なります。コネクタの

形状を確認してから USB ケーブルを接続してください。

■USB ケーブルの取外し

・ USB 通信ケーブルを取外すときは、nV エンジニアリングツールを終了し、コントローラモジュ

ール側の Tool ポートから USB 通信ケーブルを引き抜いてください。次に nV エンジニアリング

ツール用パソコンの USB 通信ポートから USB ケーブルを引き抜いてください。

補足

(1) USB ケーブルを Tool ポートのコネクタから引き抜くときは、USB ケーブルのケーブル

部分を持って抜かないでください。断線の恐れがあります。

必ず USB ケーブルのコネクタ部分を持って引き抜いてください。

(2) nV エンジニアリングツールを使用中に USB ケーブルを抜かないで下さい。

使用中の画面更新が停止するなど異常が発生することがあります。

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 74

3.13 RS485 通信ポートの配線

コントローラモジュール(PUM11)はリンク用 RS485 通信ポートがあり、コンピュータリンクでデ

ータの読み出しと書き込みができます。以下に RS485 伝送ケーブル配線注意点と RS485 通信

ポート接続例を示します。なお、接続例は RS-232C/RS-485 変換アダプタ(ADP-6237B)を使用

した場合のケーブル接続を示しています。RS485 ポートの仕様は、付録 A をご確認ください。

■RS485 伝送ケーブルの配線注意点

・ 耐ノイズ性向上のため、伝送ケーブルにはツイストペア一括シールドケーブルを使用してくだ

さい。

・ 伝送ケーブルのシールドは必ず 1 点接地してください。

補足

コンピュータリンク(RS-485)接続推奨ケーブル…

CPEV-CU1.2mmφ(昭和電線電纜株式会社製)相当

■1対1伝送での接続配線

図 3-15 RS485 通信ポートケーブル配線(1対1伝送)

・ コントローラモジュール(PUM11)のリンクポートは、着脱式端子台です。

・ コントローラモジュール(PUM11)と ADP-6237B の RXA 端子と TERM 端子を短絡し、

PUM11 と ADP-6237B の RXA 端子と RXB 端子間を内蔵終端抵抗で接続します。

・ ホストコンピュータの RS-485(または RS-422)インタフェースと CPU をダイレクトに接続する場

合は、ホストの RXA-RXB 間に 1/2W-120Ωの終端抵抗を接続します。

PUM11

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 75

■1対 N 伝送での接続配線

図 3-16 RS485 通信ポートケーブル配線(1対 N 伝送)

・ コントローラモジュール(PUM11)のリンクポートは、着脱式端子台です。

・ 終端局の TXA-TXB 間、RXA-RXB 間を終端抵抗 1/2W-220Ωで接続します。

・ ホストコンピュータの RS-485(または RS-422)インタフェースと CPU をダイレクトに接続する場

合は、ホストの RXA-RXB 間に 1/2W-120Ωの終端抵抗を接続します。

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第 3 章 据付・配線

6E8C5475 76

3.14 SD メモリカード

type1 light コントローラモジュール(PUM11、PUM12、PUM14)は、ファームウェアバージョン

V01.60 以降で SD メモリカードをサポートしています。使用可能なメモリカードおよびサポート機

能は、『type1 light 機能説明書 (6E8C5476)』を参照ください。

SD メモリカードは次の手順に従い使用してください。

■SD メモリカードの取り付け

・ コントローラモジュール正面のメンテナンス用カバーを開ける。

・ SD メモリカードの方向に注意して、SD カードスロットに指して、クリック感があるまで指で奥ま

でゆっくり差し込む。

図 3-17 SD メモリカード取り付け方向

・ コントローラモジュール正面のメンテナンス用カバーをカチッと音がするまで閉める。

・ コントローラ状態表示 LED の”ACC”の点灯または点滅を確認する。

■SD メモリカードの取り外し

・ コントローラモジュール正面の SD カード取出しスイッチ(EJT)を押す。

・ コントローラ状態表示 LED の”ACC”の消灯を確認する。

・ コントローラモジュール正面のメンテナンス用カバーを開ける。

・ SD カードスロットに差し込まれている SD メモリカードを指で奥へ押し込んで指を SD メモリカー

ドから離す。

・ 少し前面に出てきた SD メモリカードをゆっくり引き抜く。

・ コントローラモジュール正面のメンテナンス用カバーを閉める。

注意

・SD メモリカード取り付け、取り外し時は帯電した静電気を放電してください。耐電したまま

作業すると故障・動作不良が発生する可能性があります。

・SD メモリカード使用時は SD カードスロットの奥まで差し込み、メンテナンス用カバーを確

実に閉めてください。差し込み不足やメンテナンスカバー閉め忘れにより、動作不良が発

生する可能性があります。

SD メモリカードの欠けをモジュール上側にする

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77

第 4 章 起動と停止

コントローラモジュールのスイッチの設定を確認し、コントローラユニットを起動します。また、コン

トローラユニットの運転を停止します。

4.1 安全回路 ······················· 78

4.2 起動前のスイッチの確認 ················· 79

4.3 コントローラモジュールへのバッテリの取付け ········· 80

4.4 起動のしかた ······················ 81

4.5 起動時の LED の状態 ·················· 82

4.6 停止のしかた ······················ 83

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第 4 章 起動と停止

6E8C5475 78

4.1 安全回路

type1 light コントローラモジュールは、通常のリレーシーケンスでのリレーの持つ本質的な特

性である「停電時、断線時には接点が開放になる」考え方から、停止時、電源断線時、エラーダ

ウン時は出力を全て OFF とするフェイルセーフの考えをとっております。

しかし、CPU や I/O モジュールの万一の故障や I/O 配線ケーブルの断線などを考えた場合、

type1 light コントローラのプログラムに全ての機能を含めることは 適とはいえません。

以下の安全回路は、type1 light コントローラの故障や配線の断線を十分考慮の上、type1

light コントローラの外部で回路を組むようにしてください。

(1) 非常停止回路

(2) 相互インタロック回路(正転と逆転等)

非常停止回路、インターロック回路などは type1 light コントロ

ーラの外部で構成してください

type1 light コントローラに故障、誤動作が生じた場合、人身事故に

到る危険性があります。また、機械の破損をまねく恐れがあります。

図 4-1 安全回路の例

コント

ローラ

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 79

4.2 起動前のスイッチの確認

コントローラモジュールには、運転モードスイッチ、動作モード設定スイッチがあります。これら

のスイッチが正しく設定されているかを確認します。

■ 動作モード設定スイッチ

表 4-1 動作モード設定スイッチ

設定

位置 名称

スイッチ設定

読み込みタイミング 工場出荷設定

DSW-1 ROM/RAM 切替え 電源投入時、RUN 起動時 ON

(RAM 内容で起動)

DSW-2 RUN/スタンバイ設定 電源投入時のみ OFF

(自動 RUN)

DSW-3 予約(OFF 固定) - OFF

DSW-4 プロテクト運転設定 運転中随時変更可能 OFF

(プロテクトしない)

◆重要

特殊使用(メモリクリア)・・・DSW-1 と DSW-3 を両方 ON にして 10 秒間電源投入すると、

コントローラ内部のプログラムおよび制御データが初期化されます。

■ 運転モードスイッチ

表 4-2 運転モードスイッチ

スイッチ位置 運転モード

HALT

運転モードスイッチをRUNからHALTへ切り替えると、本体運転モードは

HALTモードになります。また運転モードスイッチをHALTにして電源を投入す

ると、HALTモードで起動します。

nV-Toolからの運転モード変更は、運転モードスイッチがHALT位置の

場合は受付けません。

RUN

運転モードスイッチをHALTからRUNに切り替えると、本体運転モードはRUN

モードになります。

nV-Toolからの運転モード変更は、運転モードスイッチがRUN位置の場合に

受付けます。

4

3

2

1

OFF

HALT

RUN

ユーザプログラム実行停止(HALT モード)

ユーザプログラム実行開始(RUN モード)

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第 4 章 起動と停止

6E8C5475 80

4.3 コントローラモジュールへのバッテリの取付け

コントローラモジュールには、バッテリが内蔵されておらず、添付された状態で工場出荷されて

います。使用する前に、バッテリを取り付けてください。

取付手順は、「8.4 バッテリの交換」を参照してください。

バッテリは実装してから使用する

バッテリがないまま RAM 運転実行すると、メモリのデータやプログラ

ムの消失のため、誤動作による事故・機械破損の原因になります。

バッテリは、バッテリ交換時期の目安に従って交換してください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 81

4.4 起動のしかた

type1 light コントローラをより安全にご使用いただくために、起動(電源の投入)および停止(電

源の切断)は以下の順序で行うように、コントローラ外部で順序を構成してください。

コントローラ電源および I/O 制御電源を投入する

G2-I/O 拡張ユニットを使用している場合、コントローラおよび拡張ユニットを同一電源系統と

し、電源投入は同時(または拡張ユニット→コントローラの順)に行うようにしてください。

TC-net I/O を使用している場合、コントローラおよび TC-net I/O 制御電源を同一電源系統と

し、電源投入は同時(または TC-net I/O→コントローラの順)に行うようにしてください。

補足

・ 二重化構成の場合、電源投入は拡張ユニットまたは TC-net I/O 制御電源→コントローラ(プライマ

リ)→コントローラ(セカンダリ)の順番で行うようにしてください。

G2-I/O モジュール供給外部電源と負荷電源を投入する。

この外部電源と負荷電源は、なるべく共用します。

これができない場合は、外部電源と負荷電源が同時に投入(または外部電源→負荷電源の

順)されるようにしてください。

TC-net I/O ユニット供給外部電源と負荷電源を投入する

この外部電源と負荷電源は、なるべく共用します。

これができない場合は、外部電源と負荷電源が同時に投入(または、外部電源→負荷電源

の順)されるようにしてください。

電源は次の順序で投入する

コントローラの電源投入→ I/O モジュール供給外部

電源と外部負荷電源投入

この投入順序が守られていない場合、誤動作により事故や機械破損

の原因になります。

システムの安全上、負荷電源を nv シリーズの電源よりも先に

OFF させる

これらが守られていない場合、事故や機械破損の原因になります。

I/O モジュールへ供給する外部電源は、できるだけ負荷電源と共用

にしてください。これができない場合は、外部電源と負荷電源が同時

に OFF にするようシステムを構成してください。

コントローラモジュールの運転モードスイッチを「RUN」に切り替える

補足

・ 二重化構成の場合、コントローラ(プライマリ)→コントローラ(セカンダリ)の順番で運転モードを

「RUN」に切り替えます。

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第 4 章 起動と停止

6E8C5475 82

4.5 起動時の LED の状態

コントローラユニットが起動すると、コントローラモジュールのコントローラ状態表示 LED が、次

のように表示します。

表 4-3 コントローラ状態表示 LED

LED レイアウト 名称 色 表示 状 態

RUN 緑 点灯 正常運転状態(RUN モード)

点滅 HOLD モードまたはシミュレーションモード(開発中)

消灯 停止状態(HALT モードまたは DL-WAIT モード)

またはエラー状態(ERR モード)

FLT 赤 点灯 エラー状態(ERR モード)…コントローラモジュールが

異常または I/O が異常です。

エラー要因は、コントローラの特殊レジスタ(S レジス

タ)やエラーログで確認してください。

点滅 ERR モードまたは HOLD モード

点滅の仕方で意味が異なります。

7.2 故障内容の確認を参照してください。

消灯 エラー状態以外

BAT 緑 点灯 バッテリ装着かつバッテリ電圧正常

消灯 バッテリ電圧低下またはバッテリ未装着

ACC 緑 点滅 SD カードへのアクセス中。

SDカードの抜き取りは行わないでください。

SD カード取出しスイッチを押すことで、ACC は消灯し

ます。

消灯 SD カードへアクセスしていない。

SDカードの抜き取りが可能な状態です。

(注) ERR は、特殊レジスタ(S レジスタ)やエラーログで確認してください。

RUN FLT BAT ACC

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 83

4.6 停止のしかた

type1 light コントローラをより安全にご使用いただくために、起動(電源の投入)および停止(電

源の切断)は以下の順序で行うように、コントローラ外部で順序を構成してください。

コントローラモジュールの運転モードスイッチを「HALT」に切り替える

補足

・ 二重化構成の場合、コントローラ(セカンダリ)→コントローラ(プライマリ)の順番で運転モードを

「HALT」に切り替えます。

G2-I/O モジュール供給外部電源と負荷電源を OFF にする。

この外部電源と負荷電源が共用できない場合は、同時に OFF(または負荷電源→外部電源

の順)にされるようにしてください。

TC-net I/O ユニット供給外部電源と負荷電源を OFF にする

この外部電源と負荷電源が共用できない場合は、同時に OFF(または負荷電源→外部電源

の順)にされるようにしてください。

コントローラ電源および I/O 制御電源を OFF にする。

システムの安全上、負荷電源をコントローラ電源よりも先に

OFF させる

これらが守られていない場合、事故や機械破損の原因になります。

I/O モジュールへ供給する外部電源は、できるだけ負荷電源と共用に

してください。これができない場合は、外部電源と負荷電源が同時に

OFF にするようシステムを構成してください。

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第 4 章 起動と停止

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第 5 章 プログラムのダウンロード

nV-Tool で作成したプログラムなどを、コントローラユニットへダウンロードします。

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第 5 章 プログラムのダウンロード

6E8C5475 86

type1 light を扱う場合、nV-Tool は V4.10.x以降のバー

ジョンのものを使用してください。

V4.10.x より前のバージョンでは type1 light をサポート

していません。

次の手順でプログラムをコントローラユニットへダウンロードします。

コントローラユニットに nV-Tool を接続する

コントローラモジュールに直接接続するか制御 LAN 経由で接続します。

nV-Tool で、コントローラユニットとの通信設定をする

コントローラユニットの動作モードを HALT(一時休止状態)にする

nV-Tool の[プロダクトツリー]で該当ステーションをマウスでクリックし、メニューの

<ファイル><ダウンロード>をクリックする

ダウンロード開始画面が表示されます。

「一括ダウンロード/分割ダウンロード」を選択する

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light ハードウェア取扱説明書 87

次へ ボタンをクリックする

ダウンロード単位選択画面が表示されます。

ダウンロード単位を選択する

・ 一括ダウンロード

コントローラのメモリ内容を消去して、「コンフィグレーション」、「プログラム」、「グローバ

ル変数」をすべてダウンロードします。

・ 分割ダウンロード

コントローラのメモリ内容を消去しないで、「コンフィグレーション」、「プログラム」、「グロ

ーバル変数」を指定してダウンロードします。

次へ ボタンをクリックする

ダウンロード先設定画面が表示されます。

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第 5 章 プログラムのダウンロード

6E8C5475 88

ダウンロード先のコントローラをチェックする

このとき、 で分割ダウンロードを選択していると、ダウンロード対象確認ダイアログが表

示されます。必要な項目をチェックします。

次へ ボタンをクリックする

ダウンロード実行確認画面が表示されます。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light ハードウェア取扱説明書 89

はい ボタンをクリックする

ダウンロードが開始され、「コンフィグレーション」「プログラム」「グローバル変数」を、次々

にコントローラへ転送開始します。

[いいえ]でダウンロードはすべてキャンセルされます。

ダウンロードが完了すると、ダウンロード完了画面が表示されます。

閉じ る ボタンをクリックする

コントローラを RUN(運転状態)にする

コントローラは運転を開始します。

補足

・ 一括ダウンロードが完了しても、コントローラの動作モードは DL-WAIT のまま変化しません。

DL-WAIT から遷移できるのは、RUN だけです。

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第 5 章 プログラムのダウンロード

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第 6 章 運 転

コントローラに電源が投入され、プログラムのダウンロードが完了すると、コントローラの運転準備

が完了し、運転を開始することができます。

コントローラの運転中は、コントローラ状態表示 LED の表示を見ながら、運転モードスイッチの切

替えなどを行います。

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第 6 章 運転

6E8C5475 92

■ コントローラ状態表示 LED での状態監視

コントローラ状態表示 LED で、コントローラの運転状態を監視します。

表 6-1 コントローラ状態表示 LED

名称 色 意 味

RUN 緑 自動制御を実行しているかどうかを示します。

点灯 正常運転状態(RUN モード)

点滅 制御しているが特殊状態

HOLD モードまたはシミュレーションモード(開発中)

消灯 制御していない

停止状態(HALT モード/DL-WAIT モード)

またはエラー状態(ERR モード))

FLT 赤 エラーが発生していることを示します。

点灯 エラー状態で停止している(異常が継続している)

…コントローラモジュールが異常または I/O が異常

エラー要因はコントローラの特殊レジスタ(S レジスタ)やエラーログで確認

してください。

点滅 エラー状態(ERR モード)または特殊状態(HOLD モード)

点滅の仕方で意味が異なります。7.2 故障内容の確認を参照してください。

消灯 エラー状態以外

BAT 緑 バッテリの状態を示します。

点灯 バッテリ装着かつバッテリ電圧正常

消灯 バッテリ電圧低下またはバッテリ未装着

ACC 緑 SD カードへのアクセス状態を示します(将来機能)

点滅 SDカードへのアクセス中。

SDカードの抜き取りは行わないでください。

SDカード取出しスイッチを押すことで、“ACC“は消灯します。

消灯 SDカードへアクセスしていない。

SDカードの抜き取りが可能な状態です。

原則として、緑点灯は正常状態、赤点灯は異常状態を示します。消灯はそれぞれが該当しないこ

とを示します。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 93

■ 運転モードスイッチでの運転モード切替え

type1 light コントローラモジュールの正面に配置されているトグルスイッチにより、コントロー

ラの運転モードの制御ができます。

表 6-2 運転モードスイッチ

スイッチ位置 運転モード

HALT

運転モードスイッチをRUNからHALTへ切り替えると、本体運転モードは

HALTモードになります。また運転モードスイッチをHALTにして電源を投入

すると、HALTモードで起動します。

nV-Toolからの運転モード変更は、運転モードスイッチがHALT位置の場合

は受付けません。

RUN

運転モードスイッチをHALTからRUNに切り替えると、本体運転モードはRUN

モードになります。

nV-Toolからの運転モード変更は、運転モードスイッチがRUN位置の場合に

受付けます。

運転モードスイッチは、出荷時は HALT 側になっています。

通常のプログラミングは、HALT モードで実施してください。

■ 運転モードスイッチと動作モード設定スイッチの組合せによるコントローラ動作の設定

表 6-3 動作モード設定スイッチ

設定

位置 名称

スイッチ設定

読み込みタイミング 工場出荷設定

DSW-1 ROM/RAM 切替え 電源投入時、RUN 起動時 ON

(RAM 内容で起動)

DSW-2 RUN/スタンバイ設定 電源投入時のみ OFF

(自動 RUN)

DSW-3 予約(OFF 固定) - OFF

DSW-4 プロテクト運転設定 運転中随時変更可能 OFF

(プロテクトしない)

HALT

RUN

ユーザプログラム実行停止(HALT モード)

ユーザプログラム実行開始(RUN モード)

4

3

2

1

OFF

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第 6 章 運転

6E8C5475 94

表 6-4 DSW-1 ROM/RAM 切替えスイッチ

設定位置

DSW-1 選択機能

コントローラの動作

(内蔵 RAM へのプログラム転送の有無など)

OFF ROM

電源投入時および RUN 起動時に、FlashROM の内容を RAM に転送してから立ち

上がります。(イニシャルロード有)

ただし、電源投入時に動作モードスイッチが RUN で、DSW-4=ON の場合、RAM の

内容で立ち上がります。(イニシャルロード無)

ON RAM 電源投入時および RUN 起動時に、RAM の内容で立ち上がります。

(イニシャルロード無)

表 6-5 DSW-2 RUN/スタンバイ設定スイッチ

設定位置

DSW-2 選択機能

運転モード

スイッチ

電源投入後

のモード 備 考

OFF RUN

(自動 RUN)

HALT HALT

RUN RUN 自動 RUN スタートになります。

ON スタンバイ

(HALT 待機)

HALT HALT

RUN HALT

HALT モードで立上がり、エンジニアリングツールから

の運転コマンド、または、動作モードスイッチの切替え

(RUN→HALT→RUN)による起動待ちになります。

表 6-6 DSW-4 プロテクト運転設定スイッチ

設定位置

DSW-4 選択機能 動作説明

OFF プロテクト無 動作モードスイッチが RUN の時、ユーザプログラムの書き込み可能

ON プロテクト有 動作モードスイッチが RUN の時、ユーザプログラムの書き込み禁止(プロテクト状

態)

表 6-7 運転モードスイッチと動作モード設定スイッチ(DSW-1,4)の組合せによるコントローラ動作

運転モード

スイッチ切替

え後

動作モード設定

スイッチの設定

イニシャル

ロード

ユーザ

プログラム

プロテクト

遷移後の

運転モード

エンジニアリング

ツールによる

運転モード変更

HALT

DSW-4

=OFF

DSW-1=OFF

無し 無し HALT

モード 無効

DSW-1=ON

DSW-4

=ON

DSW-1=OFF

DSW-1=ON

RUN

DSW-4

=OFF

DSW-1=OFF 有り 無し

RUN

モード 有効

DSW-1=ON

無し DSW-4

=ON

DSW-1=OFF 有り

P-RUN

モード DSW-1=ON

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 95

・ コントローラの運転モードを実行停止状態(HALT モード)から実行開始(RUN モード)へ移行す

る時に、イニシャルロード(内蔵 Flash ROM から内蔵 RAM へユーザプログラムを転送する)を

実行したい場合は、動作モード設定スイッチ DSW の 1 番と 4 番を共に OFF にしてください。

・ 内蔵Flash ROMに書かれたユーザプログラムは、バッテリが未装着の状態でも電源OFF時に

情報は保持されます。このためイニシャルロードを実行すると、内蔵 RAM 上のユーザプログ

ラムは、内蔵 Flash ROM のプログラム情報に上書きされます。

・ type1 light コントローラにバッテリを装着しないで使用する場合は、必ず、DSW-4 を OFF にし

てください。

◆重要

特殊使用(メモリクリア)・・・DSW-1 と DSW-3 を両方 ON にして 10 秒間電源投入すると、

コントローラ内部のプログラムおよび制御データが初期化されます。

動作モードの詳細は、「ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light 機能説明書

(6E8C5476)」をご覧ください。

RUN モード時にユーザプログラムの上書きを禁止したい場合

は、プロテクト RUN モード(P-RUN モード)を選択してください。

動作モード設定スイッチ DSW-4 を ON することで、P-RUN モー

ドになります。

動作モード設定スイッチは、メンテナンス用カバーを開けると

設置されています。

RUN モード中にプロテクト機能 ON/OFF は可能です。

バッテリによる RAM のバックアップ電圧が低下し、停電保持

領域のデータが保持できないとコントローラが判断した時は、

コントローラはエラーになります。

また、コントローラメモリの BCC エラー発生時もコントローラは

エラーになります。

イニシャルロードを実施すると、内蔵RAM上のユーザプログラ

ムを、内蔵 Flash-ROM のプログラムで上書きします。

電源投入時のグローバル変数の初期値は、内蔵 RAM の値

もしくは内蔵 Flash-ROM の値を選択可能です。

nV-Tool で選択は設定ください。

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第 6 章 運転

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97

第 7 章 トラブルシューティング

コントローラに異常が発生すると、コントローラモジュールなどの状態表示 LED が異常を知らせま

す。コントローラやシステムが故障かなと思ったときは、エラー内容を確認し、復旧のための対策を

とります。

7.1 故障かなと思ったとき ·················· 98

7.2 故障内容の確認 ··················· 104

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第 7 章 トラブルシューティング

6E8C5475 98

7.1 故障かなと思ったとき

システムに異常が発生した場合には、まず異常内容を十分に把握した上で、その原因が制御

対象側にあるのか、それともコントローラ側なのかを見極めることが大切です。

また、1 つの異常原因が 2 次的な異常を引き起こしている場合も多くあるので、異常原因の究

明には、システムとして総合的に判断することが必要です。

コントローラユニットあるいはTC-net I/Oユニットの入出力に異常があると考えられる場合には、

まず次の項目について確認してください。

図 7-1 異常発生時の確認手順

モジュール、端子台、配線ケーブルの着脱は、必ず電源を

切った状態で行う。

誤動作、故障の原因となります。

注記

・ コントローラが正常に動作しない場合は、「故障内容の確認」を参考に確認してください。

・故障発生時は、支店社(販売店)またはサービス代理店に連絡し、返却及び修理依頼をして下さい。

・ 当社または指定サービス店以外での修理は、動作及び安全の保障は致しかねます。

電源モジュールの“POWER”LED は点灯 しているか

コントローラモジュールの“RUN”LED は点灯しているか

コントローラモジュールの“FLT”LED は点灯 しているか

入力信号が正常に読み込めない

出力機器が異常動作をする

異常現象が一過性で、かつシステム/機能

の動作と同期しているか

点灯

消灯

点灯

消灯

消灯

点灯

NO

YES

YES

NO

YES

サービス窓口に相談

「●電源系統のチェック」へ

「●コントローラモジュールのチェック」へ

シーケンス動作が異常と考えられるので、

「●制御プログラムなどのチェック」へ

入力モジュール異常と考えられるので、

「●入力信号のチェック」へ

出力モジュール異常と考えられるので、

「●出力信号のチェック」へ

外部環境の影響と考えられるので、

「●外部要因のチェック」

NO

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 99

■ 電源系統のチェック

電源を投入しても、電源モジュール正面パネルの“POWER”LEDが点灯しない場合や、一定時

間後に電源不良となる場合には、次の項目を確認してください。

図 7-2 電源系統のチェック手順

補足

・ ケーブルおよびモジュールの着脱は、電源を切った状態で行ってください。

供給電源電圧は規定値以内か

電源以外のモジュールをすべて

取り外した状態(ベースユニット

と電源モジュールのみ)で

POWER LED は点灯するか

内部 5V、外部 24V の消費電流

が許容値以内か再チェックする

モジュールを 1 枚ずつ装着して

いき、POWER LED 消灯になる

状態を特定する。

規定値

点灯

消灯

許容値内

許容範囲外

電源モジュール PS693: AC85~264V

電源モジュール PS632: DC20.4~28.8V

電源モジュールまたはベースユニットの

異常です。

構成するモジュールおよびユニットの

総消費電流が許容範囲内になるように

してください。

消灯になる直前に装着したモジュールが異常です。

電源モジュール PS652: DC85~132V

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第 7 章 トラブルシューティング

6E8C5475 100

■ コントローラモジュールのチェック

電源モジュールの"POWER"LEDは点灯しているが、コントローラモジュールの“RUN”LEDが点

灯しない場合には、次の項目を確認してください。

図 7-3 コントローラモジュールのチェック手順

■ プログラムなどのチェック

プログラムは実行しているが、シーケンスが思いどおりに動作しない場合には、次の項目を確

認してください。

・ 1 スキャン中に 2 ケ所以上で同一のコイルまたはレジスタに出力していないか、また、コイル

命令とファンクション命令のデバイスが重なっていないか。

・ スキャン周期よりも早く変化する信号を、入力しようとしていないか。

・ 同じタイマレジスタやカウンタレジスタを、複数のタイマ命令やカウンタ命令で使用していない

か。

・ 割込みを使用している場合、割込ルーチンの中でメインプログラムの動作に影響のあるデバ

イス/レジスタを操作していないか。

・ Flash ROM の書込エラーが発生してないか。

この場合は、プログラマでもう一度 Flash 書込コマンドを実行してください。

コントローラモジュールの運転モードスイッチは RUN になっているか

RUN LED は点滅状態か

動作設定ディップスイッチ の設定は正しいか

消灯

YES

NO

消灯

点滅

RUN に切り替えてください。

点滅はシミュレーションモードになっています。シミュレーションモードの設定を ON にして いないか確認してください。

動作設定ディップスイッチの初期設定は、 DSW-1:ON、他はすべて OFF です。 DSW-1,DSW-2 の ON で電源を立ち上げると、 メモリクリアをします。マスタプログラムが メディアにバックアップされていることを 確認の上、メモリクリアを実施してください。

FLT の LED が点滅または 点灯しているか

電源を再投入しても点滅または点灯している場合は、モジュールの故障です。

コントローラモジュールを交換してください。

点滅/点灯

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 101

■ 入力信号のチェック

プログラムは実行しているが、入力信号が正常に読み込めない場合には、次の項目を確認し

てください。

図 7-4 入力信号のチェック手順

実際の I/O モジュール実装状態と エンジニアリングツールでモニタ した I/O 割付情報が一致しているか

エンジニアリングツールで正しくモジュール登録を行う

特定の入力モジュールだけ割付が異常になるのか

YES

NO

YES

LED の状態が異常なときは、ON/OFF 時 の入力電圧および端子台の緩みを確認してください。

入力モジュールの取付けを確認します。入力モジュールの異常も考えられます。

NO

TC-net I/O ユニットの I/O全てが異常になるのか

ケーブルの接続を確認してください。 ケーブルの異常または TC-net I/O インタフェースの異常も考えられます。

NO

YES

YES

外部機器を ON/OFF したとき、入力モジュール上の LED は ON/OFF するか

一致しているときは機能的には正常です。ノイズなどによる誤入力の疑いがあります。

G2 I/O ユニットの拡張ユニット 上の I/O 全てが割付異常になるのか

拡張ケーブルの接続を確認してください。 拡張ケーブル、拡張インタフェースおよび 拡張ベースユニットの異常も考えられます。

YES

基本ユニット上の I/O も全て割付異常になるのか

CPU モジュールまたは基本ベースユニットの異常です。

YES

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第 7 章 トラブルシューティング

6E8C5475 102

■ 出力信号のチェック

プログラム上では、レジスタやデバイスに正しく出力されているのに、実際の出力機器の動作

が異常となる場合には、確認の準備として次のことを行ってください。

① プログラムを保存する(USB メモリ、Flash ROM など)。

② コントローラモジュールのメモリをクリアする。

以上の準備を行ってから、次の順序で確認してください。

図 7-5 出力信号のチェック手順

補足

・ ヒューズ溶断の場合は必ず溶断の原因を調査、排除してください。原因を排除しないで

ヒューズ交換、電源の再投入をすると、モジュールの破壊が進行する恐れがあります。

溶断の原因が特定できない場合は、そのままの状態で当社へ相談してください。

電源を立上げ、I/O 割付を実行する

I/O 出力への MOVE 命令だけを書き込み、RUN させる

MOVE 命令入力により I/O 出力をON/OFF した時、出力モジュールの LED が ON/OFF するか

出力モジュールの外部電源電圧は正常か

YES

YES

NO 出力モジュールの異常です。交換してください。

外部電源電圧を各々の出力モジュールの規定電圧に調整してください。

ヒューズの溶断はないか (ヒューズがない場合は下へ)

溶断の原因を排除してからモジュールを交換してください。

正常

異常

溶断あり

溶断なし 出力素子の異常です。 出力モジュールを交換してください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 103

■ 外部要因のチェック

コントローラの異常が、次のような現象として発生する場合には、外部要因を疑ってみる必要

があります。

・ 入出力機器の動作と同期して発生する場合

この場合は、出力機器の ON/OFF 時に発生するノイズが原因である可能性があります。I/O

モジュール適用上の注意にあるノイズ対策を施してください。

・ 周辺の動力機器、高周波機器の動作と同期して発生する場合

この場合は、入出力信号線に誘導されるノイズの影響が考えられます。また電源系統、接地

系統によっては、電源のサージ、電圧変動および接地電位の変動が原因である場合もありま

す。据付け・配線で説明した注意事項を確認してください。場合によっては、接地を外して様

子をみるのも一方法です。

・ 機械の動作と同期して発生する場合

振動による影響も考えられます。ユニット/モジュールの取付状態を確認すると共に、振動対

策(防振ゴムの使用など)を検討してください。

・ 故障モジュールを交換しても再び類似故障が発生する場合

金属くずの混入や水滴の落下などの恐れがないか十分確認してください。

以上の他にも、例えば、周囲温度が仕様範囲を超えるような場合には、システムの安定動作

は保証されません。環境条件にも十分注意してください。

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第 7 章 トラブルシューティング

6E8C5475 104

7.2 故障内容の確認

コントローラに発生した故障をコントローラモジュールのコントローラ状態表示 LED および

nV-Tool のログ情報で確認します。

■ コントローラモジュールのコントローラ状態表示 LED による確認

コントローラの正面パネルの RUN/FLT LED が、次表の表示で止まっているときは、コントロー

ラでエラーが発生しています。RUN/FLT LED の表示から、エラー内容が分かります。

表 7-1 LED 表示とエラー内容一覧

RUN, FLT LED エラー内容 対策方法

毎回 RUN/FLT LED が点滅 CPU 演算異常 コントローラユニットの電源を再投

入しても状態が変わらない場合に

は、コントローラモジュールを交換

してください。

FLT LED が 1 回点滅→

RUN/FLT LED が 1 回点滅を繰返し

ブートエリア異常

FLT LED が 2 回点滅→

RUN/FLT LED が 1 回点滅を繰返し

OS プログラム RAM 異常

FLT LED が 3 回点滅→

RUN/FLT LED が 1 回点滅を繰返し

OS ワーク RAM 異常

FLT LED が 4 回点滅→

RUN/FLT LED が 1 回点滅を繰返し

FROM ID 異常

FLT LED が 5 回点滅→

RUN/FLT LED が 1 回点滅を繰返し

OS プログラム BCC 異常

FLT LED が点灯 エラーダウン nV-Tool で異常状態を確認してく

ださい。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 105

■ nV-Tool のエラーログによる確認

次の手順でエラーログを表示します。なお、ここでは運転中に I/O モジュールの無応答が発生

した場合を想定しています。

コントローラと nV-Tool を Ethernet ケーブルで接続する

nV-Tool を立ち上げる

nV-Tool のプロダクトツリーから、表示させたいシステム、ステーションを指定する

図 7-6 プロダクトツリー

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第 7 章 トラブルシューティング

6E8C5475 106

nV-Tool のプロダクトツリーのメニュー<ファイル><システムビュー>を実行し、

[システムビュー]を起動する

図 7-7 システムビュー

[システムビュー]に表示された、該当するコントローラのメインスロット No. を選択し、

メニュー<nV-Tool><システムログ>を実行する

[システムログ]が表示されます。

[システムログ]にはエラーログ、イベントログ、伝送ログが表示されます。

ログの更新 : 新ログを表示したい場合は、<ログの読み出し>アイコンをクリ

ックするか、メニュー<ファイル><ログの読み出し>を実行しま

す。

表示ログ指定 : 指定したログのみ表示したい場合は、[システムログ]の上部にある

ログのチェックボックスを指定します。

コントローラ指定 : 二重化構成のコントローラの場合は、[システムログ]の上部にある

「Primary」「Secondary」のチェックボックスで、コントローラを指定し

ます。

ログ情報の保存 : 画面に表示されているログ情報は、メニュー<ファイル>

<ファイルの保存>で、cab 形式によってファイルに保存できます。

重故障

重故障

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 107

図 7-8 システムログ

図 7-8 のエラーログから、「I/O 異常検出」が発生していることを確認する

ログの詳細内容を確認したいときは、ログの表示上でダブルクリックするか、ログを選択した

状態でメニュー<表示><詳細>を実行します。

[ログの詳細]が表示されます。

図 7-9 エラーログの詳細

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第 7 章 トラブルシューティング

6E8C5475 108

[ログの詳細]で「原因」「対策」を確認する

これらの詳細情報に従って処置をしてください。

また、プログラム実行でエラーになったときは、プログラム修正などの操作をします。しかし、

エラーダウン状態ではそれらの操作は受け付けられないので、nV-Tool から「エラーリセット」

をする必要があります。

「エラーリセット」の操作手順を次に示します。

nV-Tool のプロダクトツリーから、メニュー<ファイル><システムビュー>を

起動する

エラーリセットしたいコントローラの、スロット No.を選択し、メニュー

<表示><コントローラ操作><「運転モード設定>を選択する

[運転モード設定]が表示されます。

図 7-10 運転モード設定

「エラーリセット」をクリックする

確認画面が表示されます。ここで「はい」を選択します。すると、エラーリセットが完了し、

コントローラは HALT モードになります。この状態で、プログラムの修正などをしてください。

その後、再度 RUN を起動させる。

コントローラの動作モードスイッチを一度 HALT にしてから RUN に切り替えます。

または、nV-Tool の[運転モード設定]で、RUN コマンドを実行してください。

補足

・ カレンダー異常後の場合でもエラーログは登録されますが、日付,時刻の表示は“*****-

*****”になります。

・ [ログ読み出し]で「伝送サービスエラー」と表示されたときには,nV-Tool とコントローラ本体の

更新が確立していません。システム、ステーションの選択内容および接続ケーブルの接続状態

を確認してください。ここでも問題がない場合には、コントローラ本体または nV-Tool の通信回

路の異常も考えられます。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 109

■ nV-Tool のモジュール状態による確認

次の手順でモジュール状態を確認します。なお、ここでは運転中に、G2 I/O モジュールと

TC-net I/O モジュールの無応答が発生した場合を想定しています。

コントローラと nV-Tool を Ethernet ケーブルで接続する。

nV-Tool を立ち上げる

nV-Tool のプロダクトツリーから、表示させたいシステム、ステーションを指定する

図 7-11 プロダクトツリー

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第 7 章 トラブルシューティング

6E8C5475 110

[G2 I/O モジュールで異常発生]

nV-Tool のプロダクトツリーのメニュー<ファイル><システムビュー>を実行し

[システムビュー]を起動する

4(1) [システムビュー]でコントローラのアラーム状態、プログラム縮退状態、

運転モード、I/O ループ状態、I/O 状態を確認する

二重化構成の場合、プライマリ、セカンダリの順で両方の状態が表示されます。図 7-12 から

パラレル I/O バスが異常になっていることが確認できます。

図 7-12 システムビュー

4(2) I/O 状態の詳細内容を確認する

[システムビュー]の I/O バス種別:パラレルの[重故障]セルをダブルクリックすると、

[システムビュー(I/O バス状態)]が表示されます。

図 7-13 から、G2 I/O バスの拡張ユニットで異常が発生していることが確認できます。

図 7-13 システムビュー(I/O バス状態)

重故障

重故障

重故障

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 111

4(3) I/O 状態の詳細内容を確認する

[システムビュー(I/O バス状態)]の重故障表示をダブルクリックすると、

[システムビュー(I/O ユニット状態)]が表示されます。

図 7-14 から、拡張ユニット1で異常が発生していることが確認できます。

図 7-14 システムビュー(I/O ユニット状態)

4(4) I/O 状態の詳細内容を確認する

[システムビュー(I/O ユニット状態)]の重故障表示をダブルクリックすると、

[システムビュー(I/O モジュール状態)]が表示されます。

図 7-15 から、スロット 6 の DO633 が異常になっていることが確認できます。

図 7-14 システムビュー(I/O モジュール状態)

重故障

重故障

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第 7 章 トラブルシューティング

6E8C5475 112

[TC-net I/O モジュールで異常発生]

nV-Tool のプロダクトツリーのメニュー<ファイル><システムビュー>を実行し

[システムビュー]を起動する

5(1) [システムビュー]でコントローラのアラーム状態、プログラム縮退状態、

運転モード、I/O ループ状態、I/O 状態を確認する

二重化構成の場合、プライマリ、セカンダリの順で両方の状態が表示されます。図 7-15 から

I/O 状態が異常になっていることが確認できます。

図 7-15 システムビュー

5(2) I/O 状態の詳細内容を確認する

[システムビュー]の該当するコントローラのメインスロット No. を選択します。

ここで[I/O ノード状態]ボタンをクリックするか、該当するコントローラの[I/O 状態]セルを

ダブルクリックすると、[I/O ノード状態]が表示されます。

図 7-16 から、I/O ノード No.3 の I/O 状態が異常になっていることが確認できます。

図 7-16 I/O ノード状態

重故障

重故障重故障

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 113

5(3) I/O 状態の詳細内容を確認する

[I/O ノード状態]の該当する I/O ノード No. を選択します。

ここで[I/O モジュール状態]ボタンをクリックするか、該当する I/O ノード No.の[I/O 状態]

セルをダブルクリックすると、[I/O モジュール状態]が表示されます。

図 7-17 から I/O ノード No.3、スロット No.2 の I/O モジュール(FL911)が異常になっている

ことが確認できます。

図 7-17 I/O モジュール状態

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第 7 章 トラブルシューティング

6E8C5475 114

5(4) I/O モジュールの詳細アラームを確認する

[I/O モジュール状態]の該当するスロット No. を選択します。

ここでメニュー<表示><I/O モジュール詳細アラーム>を実行するか、該当するスロット

No.の[アラーム状態]セルをダブルクリックすると、[I/O モジュール詳細アラーム]が表示さ

れます。

図 7-18 から I/O ノード No.3、スロット No.2 の I/O モジュール(FL911)の SCN(PIO スキャン送

信異常)と HLT(PIO ヘルシカウンタ未更新)発生していることが確認できます。個別のアラー

ムについては、各 I/O モジュールの取扱説明書を参照してください。

図 7-18 I/O モジュール詳細アラーム

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115

第 8 章 保守・点検

コントローラの正常な運転を保つために、日常の点検と定期点検をします。また、バッテリなどの

消耗品を交換します。

8.1 日常点検 ······················ 116

8.2 定期点検 ······················ 117

8.3 保守部品 ······················ 118

8.4 バッテリの交換 ···················· 119

8.5 モジュール交換時の注意 ················ 123

8.6 モジュールの廃棄 ··················· 123

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第 8 章 保守・点検

6E8C5475 116

8.1 日常点検

コントローラを運転中、毎日次の項目を確認してください。

煙が出ていたり、異臭がするときは、電源を OFF にする

火災や感電の原因になります。

補足

・ システムを正常に保ち、不要なトラブルを未然に防ぐために、日常点検、定期点検、清掃をしてくだ

さい。

表 8-1 日常点検項目

項 目 点検内容 異常時の対策

電源モジュールおよび

コントローラモジュールの

正面パネル LED 確認

POWER(緑):5V 電源正常時点灯 LED の状態が異常な時には、

「7章 トラブルシューティング」

の手順に従ってください。

RUN(緑):正常運転時点灯

FLT(赤):CPU 正常時消灯

BAT(緑):バッテリ電圧正常時点灯

I/O ユニットの入力モジュール

の LED 表示の確認

(ディジタル入力)

外部入力信号が ON のとき、

対応する LED が点灯すること

・入力電圧が規定値内か確認

する。

・入力端子台の緩みはないか

確認する。

・モジュールはしっかり装着

されているか確認する。

I/O ユニットの出力モジュール

の LED 表示の確認

(ディジタル出力)

出力が ON のとき、対応する LED が

点灯し、対応する外部負荷が動作

すること

・外部負荷電圧が規定値内か

確認する。

・内蔵ヒューズを確認する。

・出力端子台の緩みはないか

確認する。

・モジュールはしっかり装着

されているか確認する。

コントローラモジュールの

スイッチ位置の確認

運転モードスイッチ(HALT/RUN)

および動作モード設定スイッチ

(運転モードスイッチが RUN のとき

に運転を実行します)

スイッチを、本取扱説明書に

記載している所定の位置に

します。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 117

8.2 定期点検

次の項目を定期的(6 ヶ月に 1 度程度)に確認してください。また周囲の状況・環境が変わった

場合にも、確認してください。

点検時にモジュールの電源端子部で電源電圧を測定する

場合は、十分注意して作業する。

感電の恐れがあります。

装置やモジュール、ボードの改造・修理・分解・調整はしない。

感電・火災・けが・故障の原因になります。

動作不良・故障時は、支社店またはサービス代理店へ連絡

してください。

表 8-2 定期点検項目

項 目 点検内容 判定基準

電源関係 電源電圧(モジュールの電源端子台で測定する) PS693: AC85~264V

PS632: DC20.4~28.8V

PS652: DC85~132V

電源端子ネジの緩みはないか 緩みがないこと

配線ケーブルの損傷はないか 損傷がないこと

取付状態 コントローラユニットのベースユニットはしっかり固定されているか 緩み、ガタがないこと

TC-net I/O ユニットの I/O ベースユニットはしっかり固定されて

いるか

緩み、ガタがないこと

コントローラユニットの各モジュールはしっかり固定されているか 緩み、ガタがないこと

ケーブルのコネクタのゆるみ、ケーブルの損傷がないか 緩み損傷がないこと

nV-Tool 関係 nV-Tool の機能は問題ないか 簡単な操作を実施する

接続コネクタの緩み、ケーブルの損傷はないか確認する 緩み、損傷がないこと

I/O モジュール

関係

各 I/O モジュールの I/O 端子台で電圧測定 規定値内であること

入力状態表示 LED の確認 正常に点灯すること

出力状態表示 LED の確認 正常に点灯すること

I/O 端子台はしっかり固定されているか 緩み、ガタがないこと

端子ネジの緩みはないか、また隣と接触の恐れはないか 緩みおよび接触の恐れがないこと

配線ケーブルに損傷はないか 損傷がないこと

周囲環境 温度、湿度、振動、ほこりなどが規定値内か確認する 一般仕様内であること

プログラム関係 コントローラモジュールのプログラムと nV-Tool のマスタープログ

ラムの内容が一致しているか確認する

比較チェックをして内容が一致して

いること

バッテリ関係 バッテリ交換の必要はないか

(バッテリ装着シートに交換年月を記入し、コントローラモジュール

のメンテナンス用カバーに貼り付けます)

5 年経過していたら交換することを

推奨します。

バッテリコネクタはしっかり接続されているか 緩みがないこと

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第 8 章 保守・点検

6E8C5475 118

8.3 保守部品

故障発生時に早期復旧を図るために、最低限次の保守部品を準備されることをお勧めしま

す。

ヒューズ、バッテリは、指定品と交換する

指定品以外を使用すると、火災・故障の原因になります。

表 8-3 保守部品

品 名 数量 備 考

ステーションバスモジュール

および I/O モジュール

使用種別

各 1 枚

リレー接点出力については、接点寿命について考

慮してください。

バッテリモジュール 1 個 緊急対応用

コントローラモジュール 1 枚 システムダウンを最小限に食い止めるために、最

低 1 枚予備としてください。 電源モジュール 1 枚

nV-Tool 1 セット 異常時の原因究明に有効です。

マスタープログラム 必要数 USB メモリ、MO、CD-ROM などに保存します。

◆重要

・ 予備品の保管にあたっては、高温、多湿の場所は避けてください。

特にバッテリは周囲温度が高いと自己放電が大きくなるので、常温(25℃)以下で保管してください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 119

8.4 バッテリの交換

コントローラモジュールでは、停電記憶指定されたレジスタやカレンダデータをバッテリ

(BTM12)によって保持しています。バッテリは自己放電が少なく、使用温度範囲の広いリチウム

電池を使用していますので、使用期間中、特に無通電期間が長い場合でも使用できます。

バッテリ装着年月は、コントローラモジュール正面のメンテナンス用カバー表面に貼り付けて

あるバッテリ装着シートに記入されています。

通常の使用環境では、5 年ごとの交換を推奨しますので、装着年月を確認の上、次の手順で

交換してください。

また、バッテリ電圧正常を示す LED(BAT)がコントローラモジュール正面にあり、正常時は点灯

していますが、この LED が点滅や消灯したときは、バッテリの寿命です。本 LED が点滅または消

灯したら、それから 7 日以内に交換してください(プログラム保護のため、交換実施までは電源を

OFF にしないことをお勧めします)。

■ バッテリ(BTM12)の交換手順

バッテリの交換作業は、3 分以内で行ってください。

コントローラモジュール正面のバッテリ格納カバーを開ける

図 8-1 古いバッテリの取り外し1

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第 8 章 保守・点検

6E8C5475 120

折畳んであるバッテリのケーブルを伸ばし(図 8-1)、伸ばしたケーブルを持ってバッテ

リ本体を垂直に手前に引いて抜く(図 8-2)。

図 8-2 古いバッテリの取り外し2

同じく、バッテリの基板接続コネクタ(茶色)を垂直に手前に引いて抜く(図 8-3)

図 8-3 古いバッテリの取り外し3

引き抜く

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 121

新しい BTM12 の基板接続コネクタ(茶色)をコントローラ側のコネクタに接続する

(図 8-4、図 8-5)。

図 8-4 BTM12

図 8-5 新しいバッテリの取り付け1

バッテリ本体を、マイナス極(ケーブルが 2 本接続)を奥にして、バッテリ格納穴に垂直

に差し込む(図 8-6)。

図 8-6 新しいバッテリの取り付け2

基板接続コネクタ

差し込む

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第 8 章 保守・点検

6E8C5475 122

バッテリ格納カバーに挟まらないように、ケーブルを折畳む(図 8-7)。

図 8-7 新しいバッテリの取り付け2

バッテリ格納カバーを閉め、BTM12 に添付しているバッテリ装着シートにバッテリ交換

日を記入し、メンテナンス用カバー正面の古いバッテリ装着シートと交換する。

■ バッテリ交換時期の目安

バッテリ格納カバー表面に記載されているバッテリ装着シートの日付を確認の上、バッテリを

交換してください。

コントローラが稼動している期間はバッテリの消費はほとんどありませんが、5 年ごとにバッテ

リを交換してください。ただし指定期間以下場合でも、バッテリアラーム LED が点灯した場合は、

バッテリを交換してください。

バッテリ交換後は、BTM12 に添付しているバッテリ装着シートにバッテリ交換日を記入し、メン

テナンス用カバー正面上の古いバッテリ装着シートと交換してください。

バッテリの+、-の逆接続、充電、分解、過熱、

火中投下、ショートはしない

爆発、発火の原因になります。

バッテリは指定期間以内で交換する

バッテリの消耗によって、コントローラモジュールに保

存してあるデータやプログラムが消失し、誤動作によ

って事故・機械破損の原因になります。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 123

補足

・ バッテリ交換は通電中、無通電時のいずれでもかまいません。ただし無通電時に交換する場合

は3分以内に行ってください。バッテリを抜いたまま長時間放置するとRAMメモリの内容が消え

てしまいます。

・ バッテリ取り外し時に、バッテリ正常LED(BAT)が点灯することがありますが異常ではありません

(バッテリ実装状態で電圧が低下すれば正しく検出され消灯します)。

・ マンガン乾電池、アルカリ電池とは電圧の互換性がありませんので代用として使用しないでくだ

さい。

・ お買い上げ日より 3 年以上経過したものは使用しないでください。

■ バッテリの廃棄

バッテリを廃棄する場合は地方自治体の規則に従い廃棄願います。

分解したり焼却したりすると爆発の恐れがあり、たいへん危険です。

分解、焼却などはおこなわずそのまま廃棄してください。

リチウムバッテリーは+、-をショートすると発煙、発火に到ります。

リード線などは切断、分解せず+、-がショートしないよう廃棄してください。

8.5 モジュール交換時の注意

コントローラモジュールを交換する場合は、次のことに注意してください。

・使用開始前に、コントローラのメモリクリアを実施してください。メモリクリアの方法は、

「4.2 起動前のスイッチ確認 特殊使用(メモリクリア)」をご覧ください。

8.6 モジュールの廃棄

モジュールを廃棄する場合は、地方自治体の規則に従い廃棄してください。

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第 8 章 保守・点検

6E8C5475 124

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125

付録 A 仕 様

A.1 一般仕様 ······················ 126

A.2 電源モジュール仕様 ·················· 128

A.3 コントローラモジュール仕様 ··············· 129

A.4 寿命部品 ······················ 132

A.5 TC-net I/O ループ仕様 ················· 133

A.6 PUM11/12/14 内蔵 Ethernet ポート仕様 ········· 134

A.7 PUM11/12/14 内蔵 TOOL ポート仕様 ··········· 134

A.8 PUM11 RS485 通信ポート仕様 ············· 135

A.9 ネットワーク伝送モジュールのサポート数一覧 ······· 136

A.10 システムごとの実装可能モジュール一覧 ········· 138

A.11 各モジュールの消費電流/質量一覧 ··········· 145

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付録 A 仕様

6E8C5475 126

A.1 一般仕様

表 A.1-1 一般仕様

項 目 仕 様 備 考

動作周囲温度 0~55℃ 24 時間の平均温度 40℃以下 (注 1)

保存温度 -40~70℃ (注 2)

動作周囲相対湿度 10~95%RH レベル RH2(結露なし) (注 2)

塵埃(じんあい) 塵埃 0.3mg/m3 (導電性塵埃がないこと)

汚染度 2(通常、導電性の汚染がない状態)以下 IEC 61131-2

腐食性ガス 腐食性ガスの無いこと

シリコンを含む物質がないこと

(注 3)

使用高度 標高 2000m 以下

耐振動

(振動イミュニティ)

IEC 60068-2-6、test Fc 準拠

X、Y、Z 方向 各 10 サイクル

(注 4)

耐衝撃

(衝撃イミュニティ)

IEC 60068-2-27、test Ea 準拠 147m/S2

(直交する3軸方向-各3回)

絶縁抵抗 DC500V メガ 10MΩ以上 電源端子-GND 端子間

I/O モジュール:個別仕様参照

絶縁耐力 AC2000V 1分間 電源端子-GND 端子間

I/O モジュール:個別仕様参照

自然落下 出荷梱包状態:1,000mm

製品梱包状態:300mm

耐ノイズ

ファースト

トランジェント

AC 電源:2kV

DC 電源:2kV(10m 以下は不要)

I/O 電源 DC:1kV (10m 以下は不要)

AC-I/O:2kV(非シールドケーブル)

DC-I/O:1kV(非シールドケーブル)

アナログ I/O:1kV(シールドケーブル)

静電気放電 4kV(接触放電) レベル ESD-3

放射電磁界 10V/m

インパルスノイズ 電源線 ノイズ電圧:1500V

パルス幅:1μs/100ns

EMC ゾーン ゾーンB(ゾーンAを含む)

接地 D 種接地 (注 5)

構造 開放型機器

設置場所 屋内制御盤内

冷却方式 自然空冷

質量 約 10kg (BU648E に全スロット実装)

外形寸法 基本ベース

417mm(W)×135mm(H)×115mm(D)

拡張ベース

417mm(W)×135mm(H)×115mm(D)

基本ベース:BU648E 使用時

拡張ベース:BU668 使用時

準拠規格 IEC61131-2、JIS B 3502

CE マーキング

UL508

目標耐用年数 10 年:コントローラ、ベースユニット、伝送装置

(動作周囲温度:40℃)

メンテナンス部品交換必要

(注 6)

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 127

(注1) 基準温度測定位置はベースユニット底面下部 50mm

(注2) 長期保存の場合、予備品等は高温・多湿を避け暗所で保管ください。

製品の長期保存時の温湿度は0~40℃、20~80%RH(結露しないこと)および温度変化率10℃/h以下に

してください。

特にバッテリや電源は、周囲温度が高いと使用可能期間に影響します。常温(25℃)以下で保管してください。

(注3) 次の成分を含まないこと

硫化水素、亜硫酸ガス、塩素ガス、窒素酸化物(NOx)、硫黄酸化物(SOx)、アンモニア、シリコンガスなど。

(注4) 5 ≦ f < 8.4Hz :片振幅 3.5mm

8.4 ≦ f < 150Hz :定加速度 9.8m/sec2

(10 ≦ f < 57Hz :片振幅 0.075mm)

(57 ≦ f < 150Hz :定加速度 9.8m/sec2)

(注5) メッシュ接地など、D 種接地以外の方法での接地は、D 種接地と同等の効果が得られる条件下でシステムに

適用できます。D 種接地以外の場合、ユーザが接地の効果を確認してください。

(注6) 一般仕様での「目標耐用年数」とは「設計寿命」(目標値)であり保証されるものではありません。

また、一般的に製品の偶発故障期間を耐用年数または耐用寿命といいます。経年変化や使用頻度によって、

その機能が設計寿命を下回る構成部品を有寿命部品とします。

主な有寿命部品は、「メモリバックアップバッテリ、アルミ電解コンデンサ、リレー、ヒューズ、フォトカプラ、FAN」

などです。

なお、平均動作周囲温度 40℃、標準設置状態(自然空冷)の条件で、有寿命部品であるアルミ電解コンデンサを

適用している電源モジュールは、モジュールごと交換してください。推奨交換周期は 5 年です。また、有寿命部品

であるアルミ電解コンデンサを適用している、ベースユニット、オプションを除くモジュールも、モジュールごと交

換してください。推奨交換周期は 10 年です。

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付録 A 仕様

6E8C5475 128

A.2 電源モジュール仕様

表 A.2-1 電源モジュールの仕様

項 目 仕 様 備 考

型式 PS693 PS632 PS652

定格電圧 AC100~240V DC24V DC100/110V

電圧許容範囲 AC85~264V DC20.4~28.8V DC85~132V

定格周波数 50/60Hz DC DC

周波数許容範囲 47-53/57-63Hz - -

許容瞬時停電時間 10ms 以下 10ms 以下 10ms 以下

許容波形歪み率 10%以下 - - 定格入力電圧時

許容リップル - 3Vp-p 以下 - 定格入力電圧時

最大消費電力 120VA(50W)以下 50W 以下 50W 以下

定格電流 1.2A 2A 0.5A

漏れ電流 1.5mA 以下 - -

突入電流 AC220V-30A ピーク以下

(5 秒以上停止後)

6.5A/10ms 以下

(定格入出力時)

25A 以下

(定格入出力時)

出力定格 5V-7A(内部ロジック用)

3.3V-1A(内部ロジック用)

24V-0.8A

合計 35W 以内

5V-7A(内部ロジック用)

3.3V-1A(内部ロジック用)

合計 35W 以内

絶縁抵抗 DC500V にて 10MΩ以上 (入力一括と各絶縁部間)

絶縁耐圧 AC2500V/1分間 (入力-出力間、入力-FG 間)

接地 D 種接地(専用)

保護回路 過電圧保護、過電流保護

電源出力二重化 無し

付属機能

状態表示 LED POWER(緑)

RUN 接点 ドライ 1a 接点 (AC240V/DC24V-0.2A max.)

スイッチ 無し

スロット幅 2スロット占有(70mm)

質量 約 600g

外形寸法 70mm(W)×135mm(H)×115mm(D)(突起部含まず)

外線端子台 9 端子-M3.5 ビス(固定式)

オーバホール モジュールごと交換:推奨交換周期 5 年、

条件:平均周囲温度 40℃、自然空冷時

目標値

通電中は端子台カバーを付けた状態で使用し、端子には絶対に触らない。

感電の恐れがあります。

電源モジュール使用上の注意

・ この電源モジュールは、ユニファイドコントローラ nv type1 light シリーズおよび

type2 light シリーズ用の電源です。単独で他の用途には使用しないでください。

・ 入力を切断してから再投入するまでの時間は、1秒以上の間隔をあけてください。

再投入までの時間が短いと、正常に起動しない恐れ、誤動作する恐れがあります。

・ 出力の異常(過電流など)によって電源が OFF した場合は、一度入力を OFF して

異常の原因を取り除いたあとに、電源を再投入してください。その際は、電源再投入

までは 40 秒以上の間隔をあけてください。再投入までの時間が短いと、正常に

起動しない恐れがあります。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 129

A.3 コントローラモジュール仕様

表 A.3-1 コントローラモジュール仕様(ハードウェア その1)

項 目 仕 様 備 考

型式 PUM11 PUM12 PUM14

制御方式 ストアードプログラム・サイクリックスキャン方式

シングル構成 ○ ○ ○

二重化構成 × × ○

MPU 汎用マイクロプロセッサ

バス幅 32bit

動作周波数 66MHz

演算プロセッサ 専用プロセッサ

バス幅 32bit

実行方式

スキャン方式

超高速スキャン 定刻スキャン 1~500ms (1ms 単位設定)

高速スキャン 定刻スキャン 1~500ms (1ms 単位設定)

メインスキャン 定刻スキャン 1~1000ms (1ms 単位設定可能)と

フローティングスキャン選択可能

入出力方式

一括入出力 あり(メインタスク同期のみ)

直接入出力 あり

割込

I/O 割込本数 8 本

多重割込機能 I/O 多重割込不可

割込応答性 900μs 以下

プログラム容量(注1) 32k ステップ 64k ステップ 128k ステップ

プログラム種類 EV/SS/IP/HS/MS

タスク/プログラム数

イベントタスク(EV) 8 タスク/1 プログラム

超高速タスク(SS) 1 タスク/1 プログラム

割込タスク(IP) 8 タスク/1 プログラム

高速タスク(HS) 1 タスク/128 プログラム

メインタスク(MS) 1 タスク/256 プログラム

ユーザデータ容量

ローカル/グローバル変数 64k ワード 96k ワード 128k ワード

特殊レジスタ(S) 1k ワード

データレジスタ(D) 8k ワード

ステーショングローバル変数 無し

I/O 変数(IQ レジスタ) 3k ワード 8k ワード

インデックスレジスタ 8 種類

タイマ本数 ユーザデータエリアに任意設定可能

プログラム言語 LD(ラダー図), FBD(ファンクションブロック図),

SFC(シーケンシャルファンクションチャート), ST(構造化テキスト)

実行速度

ビット 接点 0.08μS 0.04μS 0.04μS

コイル 0.16μS 0.08μS 0.08μS

整数 転送 0.08μS 0.04μS 0.04μS

加減算 0.08μS 0.04μS 0.04μS

乗算 0.24μS 0.12μS 0.12μS

フローティング 加算 0.40μS 0.20μS 0.20μS

減算 0.24μS 0.12μS 0.12μS

乗算 0.40μS 0.20μS 0.20μS

(注1) プログラム格納メモリ容量で、ユーザプログラム作成最大ステップ数ではありません。このプログラム格納メモリには、

ユーザプログラムの他にユーザプログラムを動作させるための管理情報も含まれます。

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付録 A 仕様

6E8C5475 130

表 A.3-2 コントローラモジュール仕様(ハードウェア その2)

項 目 仕 様 備 考

型式 PUM11 PUM12 PUM14

状態表示 LED RUN, FLT, BAT, ACC PUM11 の LED 表示

+TC-net I/O loop LED

PUM12 の LED 表示

+Tracking LED

運転モードスイッチ HALT/RUN

動作設定ディップスイッチ 4極ディップスイッチ(正面パネル)

二重化設定スイッチ プライマリ/セカンダリ設定スイッチ(PRI/SEC)

バスインタフェース

G2 I/O バス 1ch 1ch 1ch

ステーションバス 無し C-PCI 準拠 C-PCI 準拠

TC-net I/O ループ 無し 1ch 1ch

トラッキングバス 無し 無し 光接続

I/O[G2 I/O]

実装数 系統 1 系統

最大ユニット数 4 (基本+拡張3ユニット)

最大スロット数 32 32 31(シングル構成)

24(二重化構成)

I/O[TC-net I/O ループ]

系統数 無し 1 系統(1ループ)

接続ノード数/系統 無し 最大 12 ノード(TC-net I/O アダプタ、

G3-I/O アダプタ、G2-I/O アダプタの総数)

TC-net I/O アダプタ経由 無し 最大ノード(アダプタ)数:12

最大 I/O スロット数:

64 スロット

最大 I/O スロット数:

192 スロット

G2 I/O アダプタ経由 無し 最大ノード(アダプタ)数:12

最大 I/O スロット数:

64 スロット

最大 I/O スロット数:

192 スロット

G3 I/O アダプタ経由 無し 最大ノード(アダプタ)数:1

最大 I/O スロット数:

77 スロット

最大 I/O スロット数:

77 スロット

入出力性能

一括

入出力

I/O 更新時間 20μS/ワード以下(64 点 I/O を 4 枚連続アクセス時)

ステーションバス

更新時間

22μS/ワード以下(64 ワード連続アクセス時)

直接

入出力

命令処理時間 10μS/アクセス以下

ステーションバス

更新時間

15μS/アクセス以下

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 131

表 A.3-3 コントローラモジュール仕様(ハードウェア その3)

項 目 仕 様 備 考

型式 PUM11 PUM12 PUM14

伝送ポート

Ethernet

内蔵

外付け

チャネル 内蔵 1ch 内蔵 1ch、外付けイーサネットモジュール経由

ツール接続 可能 可能(内蔵、EN651A 経由)

コンピュータリンク 可能 可能(内蔵、EN651A 経由)

ソケット通信 可能 可能(内蔵、EN651A、EN911 経由)

PC リンク 可能 可能(内蔵、EN651A 経由)

RS485 チャネル 内蔵 1ch

300~38.4kbps

無し ツール接続 不可

コンピュータリンク 可能

フリーポート 不可

USB チャネル 内蔵 1ch、USB(コントローラ側 B タイプコネクタ)

ツール接続 可能

コンピュータリンク 不可

フリーポート 不可

サポート

ネットワーク

ステーション

バス経由 無し Ethernet、TOSLINE-S20、TOSLINE-S20LP

モ ジ ュ ー ル

台数などの

詳細は、A.9

を参照

G2 I/O バス

経由

マルチベンダネットワーク:Ethernet、FL-net、PROFIBUS-DP、DeviceNet

東芝独自ネットワーク:TC-net 100LP、TOSLINE-S20、TOSLINE-F10

TC-net I/O

Loop 経由

マルチベンダネットワーク:Ethernet、FL-net、PROFIBUS-DP、MODBUS RTU

東芝独自ネットワーク:TC-net 100LP

RAS 機能 診断 パワーフェイルチェック、バッテリチェック、I/O 無応答、I/O パリティチェック、

I/O 実装チェック、言語プロセッサ機能チェック、不正命令検出、

ウォッチドッグタイマ、周辺 LSI チェック

監視 ログ(エラー・イベント・伝送)、プログラム実行時間計測、

プログラム実行渋滞検出

デバッグ、メンテナンス nV-Tool のプログラムモニタおよびデータモニタ

時刻精度 時刻取得後の精度は月差 80 秒以内

カレンダ有効範囲 2001 年1月1日~2089 年 12 月 31 日

占有スロット幅 1スロット 2スロット

質量 300g 350g 700g

外形寸法

突起部含まず 35mm(W)×135mm(H)×145mm(D)

70mm(W)×135mm(H)

×145mm(D)

消費電流(DC5V) 1000mA 1500mA 2000mA

データバックアップ バッテリ

バッテリ 3.0V-1200mAh

バックアップ時間 2 年 70 日

最大交換周期 5 年(年間平均気温 30℃以下)

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付録 A 仕様

6E8C5475 132

A.4 寿命部品

■ メモリバックアップバッテリ

バックアップデータおよびカレンダデータの保持ができなくなるため、停電合計時間が

2 年(PUM11)以内、70 日(PUM12 および PUM14)以内に新品と交換してください。

また、コントローラを連続稼動している場合でも、年間平均周囲温度 30・C 以下の場合は 5 年

以内に、年間平均周囲温度 30・C 以上の場合は 2 年以内に新品と交換してください。

対象:BTM12(バッテリモジュール)

■ アルミ電解コンデンサ

周囲温度が高い場所では、コンデンサの静電容量の低下が大きいため、推奨交換周期を下

回りシステムダウンに至ることがあります。

モジュールには、電源の安定化を図るためにアルミ電解コンデンサを適用しています。このた

め、推奨交換周期ごとにモジュール交換を実施してください。

推奨交換周期 5 年 :PS693(AC 電源モジュール)

PS632/PS652(DC 電源モジュール)

推奨交換周期 10 年 :上記およびベースユニット、オプションを除くモジュール

■ リレー

開閉電流・開閉頻度・負荷条件によって接点寿命が異なります。

開閉可能回数をリレー負荷寿命曲線(I/O 取扱説明書)で提示しますので、モジュール交換を

実施してください。

対象:RO966(TC-net I/O:16 点リレー出力)

RO662S(G2 I/O:8 点リレー出力)、RO663(G2 I/O:16 点リレー出力)

■ ヒューズ

ヒューズは短絡・過電流だけでなく、突入電流による疲労溶断もあります。推奨交換周期10年

でモジュール交換またはオーバホールをしてください。

対象: DI937(16 点 DC 接点入力)、DO934(32 点 DC 出力)、DO935(64 点 DC 出力)、

AC963(16 点 AC 出力)

■ フォトカプラ・光素子

目標耐用年数の 10 年(動作周囲温度:40℃、自然空冷)を目処に設計していますが、有寿命

部品であるため、予想外の経年変化によって特性劣化の可能性があります。

長期間ご使用時は、定期的な動作確認によって状況監視してください。動作に変化がある場

合は、ご相談ください。

対象:ベースユニット、オプションを除くモジュール

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 133

A.5 TC-net I/O ループ仕様

表 A.5-1 TC-net I/O ループ仕様

項目 仕様

コントローラ型式 PUM11 PUM12 PUM14

トポロジ - 光ループ

伝送速度 - 100Mbps

冗長化 - 一重ループ

接続ノード数 - 最大 12 ノード(G2-I/O アダプタ、TC-net I/O アダプタ、

G3-I/O アダプタの総数)

接続コネクタ - LC コネクタ

伝送ケーブル - 2 連 LC コネクタ付き光ファイバーケーブル

(コア径/クラッド径 50/125 または 62.5/125)

最大ノード間距離 - 2km

総延長距離 - 4km

通信サービス - スキャン伝送/メッセージ伝送

スキャン周期 - 高速スキャン:100μs~

中速スキャン:1ms~

スキャン伝送容量 - 64kW/システム、最大送信容量 32kW/ノード

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付録 A 仕様

6E8C5475 134

A.6 PUM11/12/14 内蔵 Ethernet ポート仕様

表 A.6-1 内蔵 Ethernet 仕様

項目 仕様

伝送路仕様 機能 nV エンジニアリングツール接続、

コンピュータリンク接続、PC リンク、ソケット通信(注1)

ソケット数 最大 4

規格名 10BASE-T/100BASE-TX

トポロジ スター型(HUB 接続)

伝送速度 10Mbps/100Mbps

伝送路長 ノードと HUB 間 最大 100m

絶縁 パルストランス

接続コネクタ RJ45 モジュラコネクタ

通信ケーブル UTP ケーブル(Cat5e 以上)

(注1) コンピュータリンク接続、PC リンク、ソケット通信のいずれかひとつ使用可

A.7 PUM11/12/14 内蔵 TOOL ポート仕様

表 A.7-1 USB 仕様

項目 仕様

伝送路仕様 機能 nV エンジニアリングツール接続

規格名 USB2.0(フルスピード)

トポロジ 1:1

接続コネクタ パソコン側 :USB A 端子(オス)

PUM1*側 :USB B 端子(オス)

ケーブル AB タイプの USB2.0 ケーブル(フェライトコア付き)

3m 未満(延長ケーブル使用不可)

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 135

A.8 PUM11 RS485 通信ポート仕様

表 A.8-1 RS485 通信ポート仕様

項目 仕様

伝送路仕様 機能 コントローラモジュールのデータ読み出し

コントローラモジュールへのデータ書き込み

カレンダ・時計読み出し

カレンダ・時計書き込み

規格名 RS485 準拠

トポロジ バス型

プロトコル Tシリーズコンピュータリンク手順(ASCII),

伝送速度 300/1200/2400/4800/9600/19200/38400(bps)

伝送フォーマット

(注1)

スタートビット 1 ビット(固定)

データビット長 7/8 ビット

パリティ 偶数/奇数/なし

ストップビット 1/2 ビット

伝送路長 最大 1km

接続方式 6 ピン端子台

ステーション数 最大 32 台

絶縁 なし

通信方式 4 線式

伝送方式 半二重方式

同期方式 調歩同期式(非同期)

伝送ケーブル ツイストペア一括シールドケーブル

(注1) 伝送フォーマットの設定組合せあり

表 A.8-2 RS485 通信ポートの組合せ可能伝送フォーマット

スタートビット データ長 パリティ ストップビット

1 7 なし 2

1 7 あり 1

1 7 あり 2

1 8 なし 1

1 8 なし 2

1 8 あり 1

上記の伝送フォーマット組合せが RS485 通信ポートで設定可能です。

表 A.8-3 RS485 通信ポートの端子台配列

ピン番号 信号名 略号 信号の方向

1 送信データ A TXA PUM11→ホスト

2 送信データ B TXB PUM11→ホスト

3 受信データ A RXA ホスト→PUM11

5 受信データ B RXB ホスト→PUM11

4 終端抵抗 TERM -

6 信号用グランド SG -

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付録 A 仕様

6E8C5475 136

A.9 ネットワーク伝送モジュールのサポート数一覧

表 A.9-1 ネットワーク伝送モジュールのサポート数一覧(1)

コントローラのモジュール接続

ネットワーク ステーションバス経由 G2 I/O バス経由

Ethernet モジュール:EN651A モジュール:EN655

台数制限:4 台

注 1、注 5

台数制限:4 台

注 1、注 5

FL-net モジュール:無し モジュール:FL622、FL612、FL611

台数制限:4 台

注 3

PROFIBUS-DP モジュール:無し モジュール:PF611、PF612

台数制限:無し

DeviceNet モジュール:無し モジュール:DN611A

台数制限:32 台

MODBUS RTU モジュール:無し モジュール:無し

TC-net 100 LP モジュール:無し モジュール:TN623

台数制限:16 台

TOSLINE-S20 TOSLINE-S20LP

モジュール:SN625、SN626、SN627 モジュール:SN621、SN622

台数制限:4 台

注 2

台数制限:16 台

注 2

TOSLINE-F10 モジュール:無し モジュール:UN611、UN612

台数制限:8 台

汎用通信 モジュール:CF612 モジュール:CF611

台数制限:1台

台数制限:無し

(注 1) Ethernet の場合、接続台数の制限の他に、コントローラ別に使用可能なソケットインタフェース数の制限がある。

PUM11…4、PUM12…24、PUM14…48

(注 2) TOSLINE-S20/S20LP のモジュール実装可能数は、ステーションバス経由と G2-I/O バス経由の合算数で 16 モジュール

に制限される。

(注 3) FL-net モジュール実装可能数は、G2 I/O バス経由と TC-net I/O Loop 経由の合算数で 4 モジュールまでに制限される。

(注 4) TC-net I/O 経由の Ethernet/TC-net 100LP/FL-net/MODBUS RTU の 4 種類の通信モジュールの実装可能数は、4 種類

の合算数で 12 モジュール以内に制限される。また SA911/SA912 あたりの実装可能数も制限があるので、各モジュール

の取扱説明書を確認してください。

(注 5) PUM11 に EN655 を実装する場合は EN655 を 4 台まで実装できる。PUM12 および PUM14 に EN651A/EN655/EN911

を実装する場合は、3 種類のモジュール合計で 4 台まで実装できる。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 137

表 A.9-1 ネットワーク伝送モジュールのサポート数一覧(2)

コントローラのモジュール接続

ネットワーク TC-net I/O Loop 経由 TC-net I/O Loop

+IA931 経由

TC-net I/O Loop

+GA932 経由

Ethernet モジュール:EN911 モジュール:EN311 モジュール:EN311

台数制限:16 台

注 1、注 4、注 5

非サポート 非サポート

FL-net モジュール:FL911 モジュール:FL311、FL312 モジュール:FL311、FL312

台数制限:4 台

注 3、注 4

非サポート 非サポート

PROFIBUS-DP モジュール:PA912 モジュール:PF311、PF312 モジュール:PF311、PF312

台数制限:12 台

非サポート 非サポート

DeviceNet モジュール:無し モジュール:DN311 モジュール:DN311

非サポート 非サポート

MODBUS RTU モジュール:MD911 モジュール:ML311 モジュール:ML311

台数制限:12 台

注 4

非サポート 非サポート

TC-net 100 LP モジュール:TN923 モジュール:無し モジュール:無し

台数制限:12 台

注 4

TOSLINE-S20 TOSLINE-S20LP

モジュール:無し モジュール:SN325 モジュール:SN325

台数制限:8 台

台数制限:8 台

TOSLINE-F10 モジュール:無し モジュール:MS311,MS321,MS331 モジュール:MS311

台数制限:8 台 台数制限:8 台

汎用通信 モジュール:無し モジュール:AS311、BS311 モジュール:AS311、BS311

台数制限:無し 台数制限:無し

(注 1) Ethernet の場合、接続台数の制限の他に、コントローラ別に使用可能なソケットインタフェース数の制限がある。

PUM11…4、PUM12…24、PUM14…48

(注 2) TOSLINE-S20/S20LP のモジュール実装可能数は、ステーションバス経由と G2-I/O バス経由の合算数で 16 モジュール

に制限される。

(注 3) FL-net モジュール実装可能数は、G2 I/O バス経由と TC-net I/O Loop 経由の合算数で 4 モジュールまでに制限される。

(注 4) TC-net I/O 経由の Ethernet/TC-net 100LP/FL-net/MODBUS RTU の 4 種類の通信モジュールの実装可能数は、4 種類

の合算数で 12 モジュール以内に制限される。また SA911/SA912 あたりの実装可能数も制限があるので、各モジュール

の取扱説明書を確認してください。

(注 5) PUM11 に EN655 を実装する場合は EN655 を 4 台まで実装できる。PUM12 および PUM14 に EN651A/EN655/EN911

を実装する場合は、3 種類のモジュール合計で 4 台まで実装できる。

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付録 A 仕様

6E8C5475 138

A.10 システムごとの実装可能モジュール一覧

表 A.10-1 システムごとの実装可能モジュール(その1:基幹部)

モジュール種別 製品名 標準

システム

I/O 拡張

システム

二重化

システム

ベース 基本専用ベース BU648E ○ ○ ○

BU643D ○ ○ ○

BU647E × ○ ○

拡張ベース

PUM11 では基本ベースに使用可

BU668 ○ ○ ○

BU666 ○ ○ ○

BU664 ○ ○ ○

電源モジュール AC100-240V 入力 PS693 ○ ○ ○

DC24V 入力 PS632 ○ ○ ○

DC100/110V 入力 PS652 ○ ○ ○

インタフェース

モジュール

二重化用拡張インタフェース IF658 × × ○

拡張インタフェース IF661 ○ ○ ○

カバー 空きモジュール SP600 ○ ○ ○

ユニットカバー SP901 ○ ○ ○

拡張ケーブル 0.3m CS6R3 ○ ○ ○

0.5m CS6R5 ○ ○ ○

0.7m CS6R7 ○ ○ ○

1.2m CS6*1 ○ ○ ○

二重化

トラッキング

ケーブル

ステータスケーブル(1m)

(2m)

(3m)

(4m)

(5m)

(6m)

CX701

CX702

CX703

CX704

CX705

CX706

× × ○

データケーブル(1m:光)

(2m:光)

(3m:光)

(4m:光)

(5m:光)

(6m:光)

CZ701

CZ702

CZ703

CZ704

CZ705

CZ706

× × ○

バッテリ BTM12 ○ ○ ○

コントローラ type1 light S PUM11 ○ × ×

type1 light H PUM12 × ○ ×

type1 light D PUM14 × ○ ○

ステーション

モジュール

(伝送)

Ethernet EN651A × ○ ○

TOSLINE-S20(電気) *1 SN625 × ○ ×

TOSLINE-S20(光) *1 SN626 × ○ ×

TOSLINE-S20LP(光ループ) *1 SN627 × ○ ×

汎用通信(通信機能のみ) CF612 × ○ ×

凡例 ○:使用可能、×:使用不可 *1 TOSLINE-S20、TOSLINE-S20LP は、2012 年 9 月末をもって予備品供給を終了しています。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 139

表 A.10-2 システムごとの実装可能モジュール(その2:G2 I/O モジュール)

モジュール種別 製品名 標準

システム

I/O 拡張

システム

二重化

システム

G2 I/O

モジュール

デジタル入力モジュール(DC 電源) DI632D ○ ○ ○

DI633 ○ ○ ○

DI634 ○ ○ ○

DI635 ○ ○ ○

DI635H ○ ○ ○

DI653 ○ ○ ○

デジタル入力モジュール(AC 電源) IN653 ○ ○ ○

IN663 ○ ○ ○

デジタル出力モジュール(DC 電源) DO633 ○ ○ ○

DO634 ○ ○ ○

DO635 ○ ○ ○

DO633P ○ ○ ○

トライアック出力モジュール AC663 ○ ○ ○

リレー出力モジュール RO662S ○ ○ ○

RO663 ○ ○ ○

状態変化検出機能付き DC24V 入力モジュール CD633 △*2 △*2 △*2

アナログ入力モジュール AD624L ○ ○ ○

AD634L ○ ○ ○

AD624 ○ ○ ○

AD674 ○ ○ ○

AD628S ○ ○ ○

AD638S ○ ○ ○

AD668 ○ ○ ○

TC618 ○ ○ ○

RT614 ○ ○ ○

アナログ出力モジュール DA622L ○ ○ ○

DA622 ○ ○ ○

DA672 ○ ○ ○

DA624S ○ ○ ○

DA664 ○ ○ ○

パルス入力モジュール PI632 △*2 △*2 △*2

PI672 △*2 △*2 △*2

2 軸位置決めモジュール MC612 × × ×

4 軸位置決めモジュール MC614 × × ×

汎用通信 CF611 ○ ○ ○

TOSLINE-S20(電気) *1 SN621 ○ ○ ○

TOSLINE-S20(光) *1 SN622 ○ ○ ○

TOSLINE-F10 マスタ UN611 ○ ○ ○

TOSLINE-F10 リモート UN612 ○ ○ ○

デバイスネットマスタ DN611A ○ ○ ○

FL-net(プロトコル Ver1.00) 10BASE5/10BASE-T FL611 ○ ○ ○

FL-net(プロトコル Ver2.00) 10BASE5/10BASE-T FL612 ○ ○ ○

FL-net(プロトコル Ver2.00) 10BASE-T/100BASE-TX FL622 ○ ○ ○

PROFIBUS-DP マスタ PF611 ○ ○ ○

PROFIBUS-DP スレーブ PF612 ○ ○ ○

TC-net 100LP ステーション(光ループ) TN623 ○ ○ ○

Ethernet EN655 ○ ○ ○

凡例 ○:使用可能、×:使用不可、△*2:このモジュールを基本ユニットに実装した場合はこのモジュールの割込機能を使

用できます。拡張ユニットに実装した場合は割込機能を使用できません。 *1 TOSLINE-S20、TOSLINE-S20LP は、2012 年 9 月末をもって予備品供給を終了しています。

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付録 A 仕様

6E8C5475 140

表 A.10-3 システムごとの実装可能モジュール(その3:TC-net I/O Loop モジュール)

モジュール種別 製品名 標準

システム

I/O 拡張

システム

二重化

システム

TC-net I/O Loop

モジュール

TC-net I/O アダプタ(光) SA912 × ○ ○

G2 I/O アダプタ GA922 × ○ ○

G3 I/O アダプタ(nV シリーズ) IA931 × ○ ○

G3 I/O アダプタ

(T シリーズマイグレーション) GA932 × ○ ○

凡例 ○:使用可能、×:使用不可

表 A.10-4 システムごとの実装可能モジュール(その4:TC-net I/O モジュール)

モジュール種別 製品名 標準

システム

I/O 拡張

システム

二重化

システム

TC-net I/O

モジュール

デジタル入力モジュール(DC 電源) DI934 × ○ ○

DI944 × ○ ○

DI934S × ○ ○

DI935 × ○ ○

DI936 × ○ ○

DI937 × ○ ○

デジタル入力モジュール(AC 電源) IN956 × ○ ○

IN966 × ○ ○

トライアック出力モジュール AC963 × ○ ○

デジタル出力モジュール(DC 電源) DO934 × ○ ○

DO935 × ○ ○

DO936 × ○ ○

リレー出力モジュール RO966 × ○ ○

アナログ入力モジュール AI914 × ○ ○

AI918 × ○ ○

AI918F × ○ ○

AI919 × ○ ○

AI928 × ○ ○

AI929D × ○ ○

熱電対入力モジュール TC919 × ○ ○

測温抵抗体入力モジュール RT918C × ○ ○

RT918 × ○ ○

アナログ出力モジュール AO928 × ○ ○

AO928F × ○ ○

パルス入力モジュール PI918 × ○ ○

PI924 × ○ ○

Ethernet モジュール EN911 × ○ ○

FL-net モジュール FL911 × ○ ○

MODBUS-RTU モジュール MD911 × ○ ○

PROFIBUS-DP マスタモジュール PA912 × ○ ○

TC-net 100 LP モジュール TN923 × ○ ○

SYSMAC/MELSEC シリアル通信 IS911 × ○ ○

凡例 ○:使用可能、×:使用不可

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 141

表 A.10-5 システムごとの実装可能モジュール(その5:G3 I/O モジュール_IA931 用)

モジュール種別 製品名 標準

システム

I/O 拡張

システム

二重化

システム

G3 I/O

モジュール

アブソコーダ変換器モジュール AB32N × × ×

AB33N × × ×

AB34N × × ×

トライアック出力モジュール AC354 × ○ ○

AC363 × ○ ○

AC364 × ○ ○

アナログ入力モジュール AD314S × ○ ○

AD318 × ○ ○

AD324S × ○ ○

AD328 × ○ ○

AD334S × ○ ○

AD338 × ○ ○

AD368 × ○ ○

ASCII インタフェースモジュール AS311 × ○ ○

状態変化検知モジュール CD332 × ○ *1 ○ *1

CD333 × ○ *1 ○ *1

アナログ出力モジュール DA314S × ○ ○

DA324S × ○ ○

DA334S × ○ ○

DA364 × ○ ○

DA364S × ○ ○

DA374 × ○ ○

DA374S × ○ ○

DA384S × ○ ○

デジタル入力モジュール(DC 電源) DI324S × ○ ○

DI333D × ○ ○

DI334 × ○ ○

DI334H × ○ ○

DI334S × ○ ○

DI335 × ○ ○

DI335H × ○ ○

DI344 × ○ ○

DI353D × ○ ○

TMX1000 手順通信モジュール DL311 × × ×

デバイスネットマスタモジュール DN311A × × ×

デジタル出力モジュール(DC 電源) DO333 × ○ ○

DO334 × ○ ○

DO334P × ○ ○

DO335 × ○ ○

DO344 × ○ ○

イーサネットモジュール EN311 × × ×

FL-net モジュール FL311 × × ×

FL312 × × ×

FL322 × × ×

デジタル入力モジュール(AC 電源) IN354 × ○ ○

IN364 × ○ ○

凡例 ○:使用可能、×:使用不可

*1 割込み機能は使用不可 *2 スキャン伝送のみ

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付録 A 仕様

6E8C5475 142

表 A.10-6 システムごとの実装可能モジュール(その6:G3 I/O モジュール_IA931 用)

モジュール種別 製品名 標準

システム

I/O 拡張

システム

二重化

システム

G3 I/O

モジュール

2 軸位置決めモジュール MC352 × × ×

OLB 用 2 軸位置決めモジュール MC392 × × ×

MELSECNET/10 用モジュール MF313 × × ×

MODBUS 通信モジュール ML311 × × ×

TOSLINE-F10 マスタモジュール MS311 × ○ *3*4 ○ *3*4

TOSLINE-F10M マスタモジュール MS321 × ○ *3*4 ○ *3*4

TOSLINE-F10L マスタモジュール MS331 × ○ *3*4 ○ *3*4

PROFIBUS-DP モジュール PF311 × × ×

PF312 × × ×

パルス入力モジュール PI312 × ○ *1 ○ *1

PI314 × ○ *1 ○ *1

PI318 × × ×

PI324 × ○ *1 ○ *1

アブソリュート位置検出モジュール RD32T × × ×

リレー出力モジュール RO363S × ○ ○

RO364 × ○ ○

TOSLINE-F10 スレーブモジュール RS311 × × ×

測温抵抗体入力モジュール RT318 × ○ ○

S/D 変換モジュール SD32T × × ×

TOSLINE-S20 モジュール SN321 × × ×

SN322A × × ×

SN323 × × ×

SN324 × × ×

TOSLINE-S20LP モジュール SN325 × ○ *2 ○ *2

サーボ通信インタフェースモジュール SV31N × × ×

テレメータ通信モジュール TM311 × ○ ○

テンポソニックセンサインタフェース TP312 × × ×

ユニワイヤモジュール UW311 × × ×

凡例 ○:使用可能、×:使用不可

*1割込み機能は使用不可 *2 スキャン伝送のみ *3非同期スキャン伝送のみ *4 SWレジスタによるモジュール操作なし

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 143

表 A.10-7 システムごとの実装可能モジュール(その7:G3 I/O モジュール_GA932 用)

モジュール種別 製品名 標準

システム

I/O 拡張

システム

二重化

システム

G3 I/O

モジュール

アブソコーダ変換器モジュール AB32N × × ×

AB33N × × ×

AB34N × × ×

トライアック出力モジュール AC354 × ○ ○

AC363 × ○ ○

AC364 × ○ ○

アナログ入力モジュール AD314S × ○ ○

AD318 × ○ ○

AD324S × ○ ○

AD328 × ○ ○

AD334S × ○ ○

AD338 × ○ ○

AD368 × ○ ○

ASCII インタフェースモジュール AS311 × ○ ○

状態変化検知モジュール CD332 × ○ *1 ○ *1

CD333 × ○ *1 ○ *1

アナログ出力モジュール DA314S × ○ ○

DA324S × ○ ○

DA334S × ○ ○

DA364 × ○ ○

DA364S × ○ ○

DA374 × ○ ○

DA374S × ○ ○

DA384S × ○ ○

デジタル入力モジュール(DC 電源) DI324S × ○ ○

DI333D × ○ ○

DI334 × ○ ○

DI334H × ○ ○

DI334S × ○ ○

DI335 × ○ ○

DI335H × ○ ○

DI344 × ○ ○

DI353D × ○ ○

TMX1000 手順通信モジュール DL311 × × ×

デバイスネットマスタモジュール DN311A × × ×

デジタル出力モジュール(DC 電源) DO333 × ○ ○

DO334 × ○ ○

DO334P × ○ ○

DO335 × ○ ○

DO344 × ○ ○

イーサネットモジュール EN311 × × ×

FL-net モジュール FL311 × × ×

FL312 × × ×

FL322 × × ×

デジタル入力モジュール(AC 電源) IN354 × ○ ○

IN364 × ○ ○

凡例 ○:使用可能、×:使用不可

*1 割込み機能は使用不可 *2 スキャン伝送のみ

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付録 A 仕様

6E8C5475 144

表 A.10-8 システムごとの実装可能モジュール(その8:G3 I/O モジュール_GA932 用)

モジュール種別 製品名 標準

システム

I/O 拡張

システム

二重化

システム

G3 I/O

モジュール

2 軸位置決めモジュール MC352 × × ×

OLB 用 2 軸位置決めモジュール MC392 × × ×

MELSECNET/10 用モジュール MF313 × × ×

MODBUS 通信モジュール ML311 × × ×

TOSLINE-F10 マスタモジュール MS311 × ○ *3 *4 ○ *3 *4

TOSLINE-F10M マスタモジュール MS321 × × ×

TOSLINE-F10L マスタモジュール MS331 × × ×

PROFIBUS-DP モジュール PF311 × × ×

PF312 × × ×

パルス入力モジュール PI312 × ○ *1 ○ *1

PI314 × ○ *1 ○ *1

PI318 × ○ *1 ○ *1

PI324 × ○ *1 ○ *1

アブソリュート位置検出モジュール RD32T × × ×

リレー出力モジュール RO363S × ○ ○

RO364 × ○ ○

TOSLINE-F10 スレーブモジュール RS311 × × ×

測温抵抗体入力モジュール RT318 × ○ ○

S/D 変換モジュール SD32T × × ×

TOSLINE-S20 モジュール SN321 × ○ *2 ○ *2

SN322A × ○ *2 ○ *2

SN323 × ○ *2 ○ *2

SN324 × ○ *2 ○ *2

TOSLINE-S20LP モジュール SN325 × ○ *2 ○ *2

サーボ通信インタフェースモジュール SV31N × × ×

テレメータ通信モジュール TM311 × × ×

テンポソニックセンサインタフェース TP312 × × ×

ユニワイヤモジュール UW311 × × ×

凡例 ○:使用可能、×:使用不可

*1割込み機能は使用不可 *2 スキャン伝送のみ *3非同期スキャン伝送のみ *4 SWレジスタによるモジュール操作なし

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A.6 各モジュールの消費電流/質量一覧

ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 145

A.11 各モジュールの消費電流、質量一覧

表 A.11-1 コントローラモジュール、ステーションモジュール

型式 概 要 内部 5V

消費電流(最大)

内部 3.3V

消費電流(最大) 質量(約)

PUM11 type1 light S 300g

PUM12 type1 light H 350g

PUM14 type1 light D 700g

EN651A 汎用 100MB(電気シングル) 1000mA - 200g

SN625 TOSLINE-S20(電気) 800mA - 350g

SN626 TOSLINE-S20(光) 800mA - 350g

SN627 TOSLINE-S20(光ループ) 800mA - 350g

CF612 汎用通信 700mA 200mA 300g

表 A.11-2 コントローラおよび G2 I/O 電源モジュール

型式 定格入力電圧(許容範囲) 出力定格 質量(約)

PS693 AC100-240V(AC85~264V) 内部:5V-7.0A, 3.3V-1.0A/外部:24V-0.8A

最大電力 35W 以下 600g

PS632 DC24V(DC20.4~28.8V) 内部:5V-7.0A, 3.3V-1.0A

最大電力 35W 以下 600g

PS652 DC100/110V(DC85~132V) 内部:5V-7.0A, 3.3V-1.0A

最大電力 35W 以下 600g

表 A.11-3 コントローラおよび G2 I/O ベースユニット

型式 概 要 内部 DC5V

消費電流(最大) 質量(約)

BU648E 基本ベース専用、ステーションバス×4 100mA 900g

BU643D 基本ベース専用、ステーションバス×3 100mA 500g

BU647E PUM14 基本ベース専用、ステーションバス×4 100mA 900g

BU668 PUM11 基本ベース、拡張ベース兼用 無し 900g

BU666 拡張ベース 無し 600g

BU664 拡張ベース 無し 450g

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付録 A 仕様

6E8C5475 146

表 A.11-4 G2 I/O モジュール

型式 概 要 内部 DC5V

消費電流(最大)

外部 DC24V

供給電流(最大) 質量(約)

IF661 拡張インタフェース 150mA(基本)

500mA(拡張)- 150g

IF658 二重化用拡張インタフェース 500mA - 300g

DI632D 8 点独立 DC/AC12~24V 入力 100mA - 200g

DI633 16 点 DC12~24V 入力 15mA - 250g

DI634 32 点 DC24V 入力 70mA - 200g

DI635 64 点 DC24V 入力 100mA - 250g

DI635H 64 点 DC24V 高速入力 100mA - 250g

DI653 16 点 DC100~110V 入力 100mA - 250g

IN653 16 点 AC100~120V 入力 15mA - 300g

IN663 16 点 AC200~240V 入力 15mA - 300g

DO633 16 点 DC5~24V トランジスタ出力 60mA 35mA 300g

DO634 32 点 DC5~24V トランジスタ出力 150mA 120mA 200g

DO635 64 点 DC5~24V トランジスタ出力 250mA 240mA 300g

DO633P 16 点 DC12~24V トランジスタ出力(PNP) 60mA 35mA 300g

AC663 12 点 AC100~240V トライアック出力 300mA - 300g

RO662S 8 点リレー独立出力 40mA 100mA 250g

RO663 16 点リレー出力 80mA 90mA 300g

AD624L 4ch アナログ入力(8bit) 1~5V 50mA 70mA 250g

AD634L 4ch アナログ入力(8bit) 0~10V 50mA 50mA 300g

AD624 4ch アナログ入力(12bit) 1~5V 50mA 90mA 300g

AD674 4ch アナログ入力(12bit) ±10V 50mA 90mA 250g

AD628S 8ch 独立アナログ入力(12bit) 0-5V/0-20mA 600mA - 350g

AD638S 8ch 独立アナログ入力(12bit) ±10V 600mA - 350g

AD668 8ch アナログ入力(16bit)

±5V/±10V/0-5V/1-5V/0-10V/4-20mA/0-20mA) 300mA 120mA 300g

TC618 7ch 熱電対入力

(-200~+1200℃/-200~+800℃/-200~+600℃) 300mA 120mA 300g

RT614 4ch RTD 入力 Pt100,-50~+270℃ 500mA - 300g

DA622L 2ch アナログ出力(8bit) 4-20mA/1-5V 70mA 90mA 250g

DA622 2ch アナログ出力(12bit) 4-20mA/1-5V 170mA 90mA 250g

DA672 2ch アナログ出力(12bit) ±10V 170mA 90mA 250g

DA624S 4ch 独立アナログ出力(16bit) 220mA 250mA 400g

DA664 4chアナログ出力(16bit)

(±5V/±10V/0-5V/1-5V/0-10V/4-20mA/0-20mA) 230mA 240mA 300g

PI632 2ch パルス入力(DC 入力) 500mA - 250g

PI672 2ch パルス入力(差動入力) 650mA - 250g

MC612 2 軸位置決めモジュール 700mA 200mA 250g

MC614 4 軸位置決めモジュール 700mA 200mA 300g

CF611 汎用通信インタフェース 550mA - 300g

SN621 TOSLINE-S20(電気) 600mA - 350g

SN622 TOSLINE-S20(光) 700mA - 350g

UN611 TOSLINE-F10 マスタステーション 600mA - 350g

UN612 TOSLINE-F10 リモートステーション 600mA - 350g

DN611A DeviceNet マスタモジュール 500mA - 500g

FL611 FL-net(プロトコル Ver1.00) 10BASE5/10BASE-T 650mA - 500g

FL612 FL-net(プロトコル Ver2.00) 10BASE5/10BASE-T 650mA - 500g

FL622 FL-net(プロトコル Ver2.00) 10BASE-T/100BASE-TX 650mA - 500g

PF611 PROFIBUS-DP マスタ 1200mA - 600g

PF612 PROFIBUS-DP スレーブ 1000mA - 600g

TN623 TC-net 100LP ステーション(光ループ) 1300mA - 300g

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A.6 各モジュールの消費電流/質量一覧

ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 147

表 A.11-5 TC-net I/O Loop モジュール

型式 概 要 内部

消費電流(最大)

外部 DC24V

供給電流(最大) 質量(約)

GA922 G2 I/O アダプタ 1500mA

(DC5V)

- 500g

SA912 TC-net I/O アダプタ(光) 400mA

(DC24V)

- 250g

IA931 G3 I/O アダプタ(nV シリーズ) 400mA

(DC24V)

- 350g

GA932 G3 I/O アダプタ(T シリーズマイグレーション) 1500mA

(DC5V)

- 450g

表 A.11-6 TC-net I/O モジュール

型式 概 要 内部 DC24V

消費電流(最大)

外部 DC24V

供給電流(最大) 質量(約)

DI934 32 点 DC24V 入力 40mA - 200g

DI944 32 点 DC48V 入力 40mA - 200g

DI934S 32 点 DC24V 入力 ストローブ付 80mA 210g

DI935 64 点 DC24V 入力 70mA - 400g

DI936 16 点 DC24V 独立入力 40mA - 200g

DI937 16 点 DC24V 接点入力 40mA - 200g

IN956 16 点 AC(DC)100/120V 独立入力 50mA - 400g

IN966 16 点 AC(DC)200/240V 独立入力 50mA - 400g

AC963 16 点 AC100~240V トライアック出力 80mA - 360g

DO934 32 点 DC24V シンク出力 60mA - 200g

DO935 64 点 DC24V シンク出力 100mA - 400g

RO966 16 点リレー独立出力 50mA 145mA 400g

AI914 4ch アナログ独立入力 0~5V 70mA - 200g

AI918F 8ch アナログ独立入力 16bit 50mA - 240g

AI919 16ch アナログ入力 0~5V 70mA - 200g

AI928 8ch 独立アナログ入力 0~5V 高速 50mA - 240g

AI929D 16ch アナログ入力 0~5V 70mA - 400g

TC919 16chTC 独立入力 100mA - 350g

RT918C 8chRTD 入力 Pt100、JPt100 80mA - 250g

RT918 8ch 独立 RTD 入力 Pt100、JPt100 120mA - 250g

AO928 8ch アナログ独立出力 0~20mA 70mA 220mA 400g

AO928F 8ch アナログ独立出力 0~20mA 70mA 220mA 400g

PI918 8ch パルス入力 100mA - 200g

EN911 Ethernet モジュール 500mA - 250g

FL911 FL-net モジュール 500mA - 250g

MD911 MODBUS-RTU モジュール 500mA - 280g

PA912 PROFIBUS-DP マスタモジュール 500mA - 500g

TN923 TC-net 100 LP モジュール 400mA - 250g

表 A.11-7 TC-net I/O ベースユニット

型式 概 要 質量(約)

BU901 SA911 専用ベースユニット 250g

BU902 ディジタルフィルタ端子台ベースユニット 450g

BU903 アナログモジュール用端子台ベースユニット 450g

BU904 熱電対入力専用端子台ベースユニット 450g

BU905 コネクタ型ベースユニット 250g

BU906 パワーモジュール用端子台型ベースユニット 500g

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付録 A 仕様

6E8C5475 148

表 A.11-8 G3 I/O モジュール

型式 概 要 内部 DC5V

消費電流(最大)

外部 DC24V

供給電流(最大) 質量(約)

AC354 16 点 AC100V 0.5A/点

AC363 16 点 AC100-240V 8 点コモン 2.0A/点、5A/コモン 530mA - 500g

AC364 32 点 AC100-240V 16 点コモン 0.5A/点、3.2A/コモン 800mA - 540g

AD314S 4ch 電圧入力(0-5V) ch 間絶縁

AD318 8ch 電圧入力(0-5V) ch 間絶縁 600mA - 500g

AD324S 4ch 電流入力(0-20mA) ch 間絶縁

AD328 8ch 電流入力(0-20mA) ch 間絶縁 600mA - 500g

AD334S 4ch 電圧入力(±10V) ch 間絶縁

AD338 8ch 電圧入力(±10V) ch 間絶縁 600mA - 500g

AD368 8ch 電圧/電流入力 ch 間非絶縁 450mA - 500g

AS311 ASCII インタフェースモジュール 2ch 1000mA - 500g

BS311 BSC インタフェースモジュール

CD332 状態変化検知 8 点 DC12-24V 300mA - 500g

CD333 状態変化検知 16 点

DA314S 4ch 各点独立 電圧出力 0-5V 350mA 300mA 500g

DA324S 4ch 各点独立 電流出力 0-20mA 350mA 300mA 500g

DA334S 4ch 各点独立 電圧出力±10V

DA364 4ch 電圧出力(±5V、±10V、0-5V、0-10V) 180mA 200mA 500g

DA364S 4ch 各点独立 電圧出力±10V 350mA 300mA 500g

DA374 4ch 電流出力(4-20mA、0-20mA) 180mA 200mA 500g

DA374S 4ch 各点独立 電流出力±20mA 350mA 300mA 500g

DA384S 4ch 各点独立 電流出力±10mA

DI324S 32 点 8 点コモン 10mA/点

DI333D 16 点 DC12~24V 入力 1 点コモン 11mA/点 100mA - 400g

DI334 32 点 DC12~24V 入力 8 点コモン 10mA/点 100mA - 420g

DI334H 32 点 DC12~24V 入力 8 点コモン 10mA/点 高速応答 100mA - 420g

DI334S ストローブ付 32 点 DC12~24V 入力 7mA/点 220mA - 450g

DI335 64 点 DC24V 入力 8 点コモン 5mA/点 170mA - 600g

DI335H 64 点 DC24V 入力 8 点コモン 5mA/点 高速応答 170mA - 600g

DI344 32 点 DC48V 入力 8 点コモン 5mA/点 100mA - 420g

DI353D 16 点 DC100V/AC100V 1 点コモン 2.6mA(DC) 150mA - 500g

DO333 16 点 DC12-24V 8 点コモン 2A/点、5A/コモン 320mA - 410g

DO334 32 点 DC12-24V 16 点コモン 0.5A/点、5A/コモン 210mA - 530g

DO334P 32 点 DC24V ソース出力

DO335 64 点 DC5-24V 8 点コモン 100mA/点 400mA - 550g

DO344 32 点 DC48V 16 点コモン 0.5A/点、5A/コモン 210mA - 530g

IN354 32 点 AC100~120V 入力 8 点コモン 10mA/点 120mA - 480g

IN364 32 点 AC200~240V 入力 8 点コモン 10mA/点 120mA - 480g

MS311 TOSLINE-F10 マスタ 600mA -

MS321 TOSLINE-F10M マスタ -

MS331 TOSLINE-F10L マスタ -

PI312 2ch 50kpps DC5/12V 800mA - 500g

PI314 4ch バイパルス入力 50kpps DC12/24V

PI324 4ch RS485 差動入力 2.6Mpps

RO363S 16 点 AC240V/DC24V 各点独立 2A/点 100mA 145mA 450g

RO364 32 点 AC240V/DC24V 8 点コモン 2A/点 5A/コモン 170mA 300mA 510g

RT318 測温抵抗体 8ch Pt100 600mA - 500g

SN325 TOSLINE-S20LP 800mA - 450g

TM311 テレメータ通信モジュール

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A.6 各モジュールの消費電流/質量一覧

ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 149

表 A.11-9 G3 I/O ベースユニット

型式 概 要 質量(約)

BU356 I/O バス 6 スロット

BU35B I/O バス 11 スロット

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付録 A 仕様

6E8C5475 150

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151

付録 B 外形図

B.1 ベースユニット ···················· 152

B.2 電源モジュール ···················· 155

B.3 コントローラモジュール ················· 156

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付録 B 外形図

6E8C5475 152

B.1 ベースユニット

(幅:416.5mm、高さ:135mm、奥行:29mm)

図 B.1-1 ベースユニット BU648E 外形寸法

(幅:238.5mm、高さ:135mm、奥行:29mm)

図 B.1-2 ベースユニット BU643D 外形寸法

402.5

416.5

13

95

29

224

238.5

9513

203

95

29

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 153

(幅:416.5mm、高さ:135mm、奥行:29mm)

図 B.1-3 ベースユニット BU647E 外形寸法

(幅:416.5mm、高さ:135mm、奥行:29mm)

図 B.1-4 ベースユニット BU668 外形寸法

402.5

416.5

9513

29

402.5

416.5

13

95

29

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付録 B 外形図

6E8C5475 154

(幅:309.5mm、高さ:135mm、奥行:29mm)

図 B.1-5 ベースユニット BU666 外形寸法

(幅:239mm、高さ:135mm)

図 B.1-6 ベースユニット BU664 外形寸法

224.5

238.5

9513

29

295.5

309.5

9513

29

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 155

B.2 電源モジュール

70.5

130

104.5

図 B.2-1 電源モジュール PS693, PS632, PS652 外形寸法

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付録 B 外形図

6E8C5475 156

B.3 コントローラモジュール

図 B.3-1 コントローラモジュール PUM11 外形寸法

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 157

図 B.3-2 コントローラモジュール PUM12 外形寸法

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付録 B 外形図

6E8C5475 158

図 B.3-3 コントローラモジュール PUM14 外形寸法

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159 159

159

付録 C USB ドライバインストール上の 注意事項

C.1 USB ドライバソフトのインストール ············· 160

C.2 エンジニアリングツールでの設定 ············· 163

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付録 C USB ドライバインストール上の注意事項

6E8C5475 160

C.1 USB ドライバソフトのインストール

小型コントローラのエンジニアリングツール接続用 USB ポートのドライバソフトを、パソコンに

インストールする方法を説明します。

■ USB ドライバソフトの入手

エンジニアリングツール 4(Ver.4.10.x以降)をインストールしたフォルダに、USB ポートドライ

バソフトのファイル(CP210x_VCP_Windows.zip)が格納されています。

■ USBドライバソフトのインストール

以下の手順でお手持ちのPCへインストールしてください。

(1) USB ポートドライバソフトのファイル(CP210x_VCP_Windows.zip)を適切なフォルダ

(例:デスクトップ上の Temp フォルダ)にコピーし、そのフォルダで解凍してください。

(2) お客様のパソコンで動作しているオペレーティングシステム により、インストーラの実行

ファイルが異なります。注意してインストーラを起動してください。

32bit オペレーティングシステム CP210xVCPInstaller_x86.exe

64bit オペレーティングシステム CP210xVCPInstaller_x64.exe

次へ を押して、License Agreement 画面に移ります。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 161

“I accept this agreement”にチェックを入れて、次へ を押すと、ドライバインストールが

始まります。

PC画面にて、ドライバのインストールが完了したことを確認してください。

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付録 C USB ドライバインストール上の注意事項

6E8C5475 162

■ パソコン側シリアルポート設定

(1) type1 light コントローラのメンテナンスカバーを開け、ツール接続用のUSBポートと

パソコンを USB ケーブルで接続してください。

(2) type1 light コントローラの電源を入れてください。パソコンの COM ポートに USB シリアル

ポートドライバが割りつきます。

(3) COM ポートの割付状態(COM 番号)は、Windows システムのデバイスマネージャで確認

することができます。パソコンのコントロールパネル/システムパネル/ハードウェアか

らデバイスマネージャを開いてください。デバイスマネージャ中のポート(COMとLPT)を展

開すると、USB ポートと接続したポート名が表示されます。

下図に参考例を示します。この参考例では、COM3 に USB ポートが接続されています。

(4) 再接続する際に接続場所を変えて接続すると、新たにシリアル名が割り当たります(例

えば、COM4)ので、エンジニアリングツールを使用する前に、デバイスマネージャにより

割り当てられているポート名を確認してください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書 163

C.2 エンジニアリングツールでの設定

エンジニアリングツールを USB 経由で使用する場合は、あらかじめ、エンジニアリングツールの

伝送パラメータの RS-232C のポートに、USB ポート接続した COM 番号を設定します。

(1) エンジニアリングツールを起動します。

(2) ツール(T)のタブにて伝送パラメータの設定を選択してください。

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付録 C USB ドライバインストール上の注意事項

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(3) 伝送パラメータの設定ウィンドウにて、type1 light コントローラのUSBポートと接続するパ

ソコン側ポート番号を選択後、OKボタンを押してください。

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ユニファイドコントローラ nv シリーズ type1 light コントローラユニット取扱説明書

2017年 10月 7版 発行

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