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東京工業大学附属科学技術高等学校 Tokyo Tech High School Web News News Letter No. Nov. 2018 シンガポール NUS ハイスクールとの国際交流 STEM 課題研究・SGH 課題研究発表見学会 韓国 KSA 校長・アメリカ IMSA 理事長学校訪問 平成28 年度指定スーパーサイエンスハイスクール研究開発中間報告会開催 Japan Super Science Fair 2018 参加 科学部 相模原市立博物館主催「学びの収穫祭」参加 学校説明会報告 サマーレクチャーレポート発表会 シンガポール BUKIT PANJANG GOVT High School 教員学校訪問 グローバルリーダー育成講演会 アメリカンスクールインジャパン VEX Robotics Competition 2018 参加 科学部,天文雑誌に掲載 159

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Page 1: Nov. 20185.時 程 8:30 集合 BKC エポック立命21 1 階ロビー 8:35~ 9:00 オリエンテーション,バディとの顔合わせ 9:20~10:50 Poster Exhibition ROHM

東京工業大学附属科学技術高等学校

Tokyo Tech High School Web News

News Letter

No.

Nov. 2018 □ シンガポール NUSハイスクールとの国際交流 □ STEM課題研究・SGH課題研究発表見学会 □ 韓国 KSA校長・アメリカ IMSA理事長学校訪問 □ 平成28年度指定スーパーサイエンスハイスクール研究開発中間報告会開催 □ Japan Super Science Fair 2018 参加 □ 科学部 相模原市立博物館主催「学びの収穫祭」参加 □ 学校説明会報告 □ サマーレクチャーレポート発表会 □ シンガポール BUKIT PANJANG GOVT High School教員学校訪問 □ グローバルリーダー育成講演会 □ アメリカンスクールインジャパン VEX Robotics Competition 2018 参加 □ 科学部,天文雑誌に掲載

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シンガポール NUSハイスクールとの国際交流 平成 30 年 11 月 6 日(火)午後,シンガポール共和国国立シンガポール大学数学科学高等学校(National University of Singapore High School of Mathematics & Science,以下NUS ハイスクール)の生徒 21 名と 2 名の引率の先生が, NUS ハイスクールの交流先である石川県七尾高校との交流の機会を利用して,本校にも来校しました。過去にも同様のケ

ースでの受け入れをしており,平成 25年度以来 5年ぶりとなる本校への訪問となります。 さて,本校と NUS ハイスクールとの交流は,平成 17 年にシンガポール共和国教育大臣一行が本校を視察した際に,NUS ハイスクールの校長も同行していたことが縁で始まり,平成 22年 8月に本校が NUSハイスクールを訪問したことをきっかけに,平成 24年 5月に行われた Singapore International Mathematics Challenge 2012 (SIMC2012) への招待を受けました。以降,隔年で行われる同大会には,これまで毎大会招待を受け,参加してい

ます。 当日のスケジュールは以下の通りです。

14:15 Mr.Yamaguchi, and Mr.Hayasaka will meet you at the gate 14:20 Welcome from Principal Dr. Saeki 14:30 Making a Mirror in an Applied Chemistry Course ~15:30 Making “Origami Architectural Structures” in an Architecture Course Making an Acrylic Goods (Key Holder) by Laser Cutter Machine in a Mechanical Systems Engineering Course 15:40 Campus tour and observing our students' project studies ~16:50 16:55〜 Meeting with Tea 18:00 Closing remarks

交流会は,佐伯校長先生のWelcome Speech ではじまり,23名の訪問者は,3つのグループに分かれて,体験学習を行いました。内容は,材料科学・環境科学・バイオ技術分野で

は「鏡の製作」,立体造形・ディジタルデザイン分野では,飛び出す絵本のような折り紙模

型,システムデザイン・ロボット分野では,2DCADを使用して作成した図柄をレーザー加工機でアクリル板に彫刻して製作するキーホルダーの作成,を準備しました。どのグループ

も大変熱心に取り組んでおり,作品が完成したときは,たいへん喜んでいました。 その後の,課題研究の英語でのポスター発表では,各分野からの代表が,ポスターや成果と

なる作品を前にして,研究成果を理解してもらおうと言葉と共にボディーランゲージも活用

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しながら,説明していたのが印象的でした。NUS ハイスクールの生徒も,本校生の説明を一生懸命に聞いてくれました。懇親会では,本校生徒が司会を務め,高校生ならではの共通

点を題材にして会話が進んでいたようです。 3時間ほどの短い時間ではありましたが,NUS ハイスクールと本校との交流は,さらに深いものとなったと思われます。 本交流会実施にあたり,専門分野,事務部にご支援とご協力をいただきました。この場を

お借りして御礼を申し上げます。

鏡の製作 折り紙模型 レーザー加工(2DCAD)

課題研究ポスター発表の様子

懇親会の様子 佐伯校長(右)と NUSの先生

(SSH研究開発委員会幹事 山口 正勝)

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STEM課題研究・SGH課題研究発表見学会 11月 7日(水)午後に,1年生全員と1年生保護者を対象に STEM 課題研究・SGH 課題研究発表見学会を実施しました。これは,3 年生でおこなう科目「STEM 課題研究」,「SGH課題研究」の紹介することや,各分野の代表生徒に自身の研究の内容を発表してもらうことなどで,1年生の

みなさんの 2 年次進級の際における分野選択の参考となることを意図しています。 3年生の代表生徒は1年間の研究の集大成としての発表となり,1年生はその発表を真剣な眼差しで聴いていました

(教務部分野振り分け係) 韓国 KSA(Korea Science Academy of Kaist)校長・アメリカIMSA(Illinois Mathematics and Science Academy)理事長学校訪問 去る 11 月 12 日(月)に韓国 KSA から校長を含む 2 名,アメリカ IMSAから理事長と駐日代表の2名が来校しました。KSA 高校および IMSA 高校は ISSF(International Student Science Fair )2017および 2018で交流もあり, 本校もお世話になった学校になります。今回の来日は京都の立命館高校で

実施される JSSF(Japan Super Science Fair )2018に参加をすることを目的としていましたが,本校との国際交流の関わ

りから今回の学校訪問が実現しました。本校の見学後には,

校長も理事長も大変興味を持って下さり,活発的な質疑応答

が交わされました。協力して頂いた先生方や生徒にこの場を

お借りしてお礼申し上げます。 (実施内容) 16:00頃 Welcome Remarks,Overview of Tokyo Tech High School 16:30頃 学校設備の見学(各分野) 16:45頃 生徒発表練習の見学(応用化学分野 1-219) 17:00頃 部活動の見学(マイコン制御部・科学部・体育館)

(SSH研究開発委員会幹事 東 隼人)

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Nov. 2018 平成 28年度指定スーパーサイエンスハイスクール研究開発 中間報告会開催 平成28年度に指定されましたスーパーサイエンスハイスクール(SSH)研究開発は,

今年で中間年となる第3年次を迎えました。それに伴い,11月14日(水)に,中間報告

会を開催いたしました。全国のSSH指定校,工業高等学校,教育庁などの学校関係者の方々

が約 20名参加してくださいました。 開会式では,千葉副校長の開会宣言から始まり,佐伯校長による主催者挨拶,東京工業大

学から井村副学長にお越しいただき管理機関を代表して挨拶をしていただきました。 午前の部の全体会として,SSH研究開発委員会幹事の山口教諭から,本校のSSHの概

要説明と公開授業の概要説明を行いました。 その後,開発科目「科学技術基礎実験」の公開授業を専門5分野すべてで行いました。昼休みも利用して 14時まで,展示会場を2カ所設け,3年生による課題研究成果のポスター発表と,海外研修参加生徒の英語によるポスタ

ー発表を行いました。その後の全体会午後の部では,研究第3年次までの進捗状況報告を各

研究会・部門の幹事よりしてもらい,質疑を行いました。最後に,国立研究開発法人科学技

術振興機構の宮﨑主任研究員,本校SSH運営指導委員を代表して辛坊先生のおふたりに,

講評をしていただきました。 閉会式では,管理機関を代表して井村副学長,主催者として佐伯校長のご挨拶をいただき,

千葉副校長の閉会宣言により,無事,中間報告を実施することができました。 開催に向け,事務担当部署の方々をはじめとする全教職員の皆さまに,ご協力をいただき

ました。また,本校のSSHに興味を持ち,お忙しい中,ご参加してくださいました皆さま

に,御礼を申し上げます。

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(SSH研究開発委員会幹事 山口 正勝)

Japan Super Science Fair 2018 参加 立命館高等学校主催の Japan Super Science Fair 2018 (JSSF)に,応用化学分野 3年の生徒 2名と参加した。 1.日 時 平成 30年 11月 17日(土) 2.場 所 立命館大学びわこ・くさつキャンパス (BKC)

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3.参加者 3A21 髙橋ゆりあ,3A22 髙橋 理友 4.発表テーマ “Synthesis of pH Responsive Hydrogel Using N-isopropylacrylamide and Acrylic Acid, N,N-dimethylallylamine” 5.時 程 8:30 集合 BKCエポック立命 21 1階ロビー 8:35~ 9:00 オリエンテーション,バディとの顔合わせ 9:20~10:50 Poster Exhibition ROHM Plaza 11:00~13:00 Science Showdown 科学アクティビティ 13:00~14:00 Lunch 14:00~16:00 Science Talk 6会場に分かれて 16:30~18:00 Cultural Performance プリズムホール 今年の JSSFは,11/14(水)~18(日)のうち 17(土)の 1日だけの参加となった。海外 27校(18カ国),国内 11校の参加であった。また,ポスターの内訳は,Mathematics 2本,Physics 20本,Biology 29本,Chemistry 15本, Earth Science 9本, The Environment 9本, Others 8本,Robotics 6本の計 98本だった。合成したゲル水溶液を使って演示をしながらの説明は大変好評で,生徒達だけでなく引率の先生方も興味深く話を聞いてくれた。ポスタ

ーセッション後の科学アクティビティでは,5~6人ずつのチームで,すだれを使った橋の作製,A4の紙を使ってコースを作り音楽に合わせてピンポン球を落とす 2つのチャレンジに取り組んだ。環境に恵まれた KBCで,色づき始めたカエデの葉とたくさんの英語が飛び交う中,生徒と共に有意義な一日を過ごすことができた。

(材料科学・環境科学・バイオ技術分野 森安 勝)

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科学部 相模原市立博物館主催「学びの収穫祭」参加 2018 年 11 月 17,18 日,科学部は,相模原市立博物館で行われた「学びの収穫祭*1」に参

加し,この一年間をかけて科学部が取り組んできた,小惑星探査機はやぶさ2のスゴロク「ス

ゴはや2」について,ブースをいただいてのポスター展示,口頭発表の他,ワークショップ

を行いました.

「学びの収穫祭」は,相模原市立博物館をハブとして集ったユーザー団体や地元の市民団

体,学校,個人が,自然科学に限らず考古学や民族学等についての研究を発表できる機会で

す.科学部は,博物館のお向かいにある JAXA 相模原キャンパス生まれの「はやぶさ2」の

スゴロクがご縁で,参加の機会をいただきました.

口頭発表では,スゴはや2の紹介に加え,今回,「ただの遊び道具ではなく,はやぶさ2

の科学と技術をわかりやすく伝えるツールでもある」というこだわりについてもお話しでき

ました.そして,ワークショップでは,主に小学生を対象として,37 名の参加者を迎え,

はやぶさ2のパドル展開のパラパラマンガを作り,太陽電池パネルの展開に詰め込まれた工

夫を発見していただきました.

日頃の科学技術一辺倒の発表会と異なり,参加者がお互いに未知の分野の展示を持ち寄っ

て,お互いに教え学びあう楽しみがあり,暖かな雰囲気の中,のびのびと出展者・見学者の

両方の立場を楽しみました.また,コンテスト等とは異なり,「知らない方にも関心を持っ

ていただく」ところからのスタートで,普段と異なるプレゼンテーション・スキルを鍛える

よい機会となりました.

活動の様子は,「相模原市立博物館の職員ブログ*2」にもご紹介いただきました.博物館

の先生方,そして,出展者の皆様にも親身なアドバイス・サポートをいただき,ご来場の皆

様とともに実り多い時間を過ごすことができました.

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科学部 「スゴはや2プロジェクト*3」 (東京工業大学基金事業-ものつくり人材の裾野拡大支援 2017後援) http://www1.hst.titech.ac.jp/club/sci_club/sugo-haya2.html *本文中のリンク先 URLは次の通りです. *1 学びの収穫祭 相模原市立博物館 平成 30年度学びの収穫祭 http://sagamiharacitymuseum.jp/blog/event/9232/ *2 相模原市立博物館の職員ブログ http://www.sagami-portal.com/city/scmblog/archives/19260 *3 スゴはや2プロジェクト http://www1.hst.titech.ac.jp/club/sci_club/sugo-haya2.html

(科学部顧問 成田 彰・小菅 京) 学校説明会報告 今年度は下記の様に4回の学校説明会を開催致しました。 開催日時 参加人数 夏期第1回 8月 7日(火)午前 520人 夏期第2回 8月21日(火)午前 449人 秋期第1回 10月27日(土)午後 596人 秋期第2回 11月17日(土)午後 593人 学校説明会は 1.全体説明 ・本校の概要説明 ・入試について ・進路について ・各分野についての説明 2.各分野に分かれての分野の説明

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のプログラムで行われました。 合計約2100名の方々にご参加頂いたこととなります。 多くの皆様のご参加ありがとうございました。

(教務部入試係) サマーレクチャーレポート発表会 去る 11 月 21 日,本校体育館において「東京工業大学サマーレクチャー研究室見学レポート発表会」が開催されました。この発表会は高大連携教育の一環として,9月4日に東工

大大岡山キャンパスで実施した「東京工業大学サマーレクチャー」に関連する行事です。 サマーレクチャーにおいて生徒には,東工大の2つの研究室を見学し,その研究内容につ

いてレポートを作成するという課題が出されました。発表会では,全員が提出したレポート

の中から,各分野 1名ずつ優秀なものを選び,それを書いた生徒5名が2年生全員と来賓の大学の先生方の前で PPによるプレゼンテーションを行いました。全体での練習は3回行いましたが、回を重ねるごとに PP の画像が整理され、説明のしかたも上達していきました。発表時間は6分という短い時間でしたが,各発表者は研究室見学を通して学び,調べた最先

端の科学技術について,簡潔かつ分かりやすく説明していました。また,発表後に分野を超

えて多くの質問が投げかけられ,活発な質疑応答となりました。中には質問に対する説明用

の PPまで用意した生徒もいました。 最後に聴講者による投票が行われ,2年 B組の生徒の発表が最優秀賞を獲得しました。

(高大連携特別委員 砂岡 康宏)

シンガポール BUKIT PANJANG GOVT High School教員学校訪問 11月 21日(水)にシンガポール共和国 BUKIT PANJANG GOVT High School(武吉班让政府中学)の教員 3名が,日本の SSH 指定校における教育内容の視察を目的として来校しました。午前は SSH 科目「科学技術基礎実験」の各分野と理科(物理)の実験・実習の様子をご覧になり,実験・実習の内容

について生徒に積極的に質問されました。その後,第 2学年の「国語」「英語」「数学 II」の授業を各教室で参観しました。

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午後は第 2学年対象の学校行事「サマーレクチャーレポート発表会」を参観し,本校生徒のプレゼンテーションの様子をご覧いただきました。最後に BUKIT PANJANG GOVT High Schoolの先進的な教育内容についてご紹介いただき,特に STEM教育について積極的な意見交換をすることができました。 BUKIT PANJANG GOVT High Schoolの先生方,遠くシンガポールから本校にお越しいただき誠にありがとうございました。またご協力いただいた先生方,生徒のみなさん,事務

の方々,ありがとうございました。

副校長補佐(研究担当)

グローバルリーダー育成講演会 「グローバル社会と技術・応用」の授業の一環として、2学年対象のグローバルリーダー育成講演会を平成 30年 11月 27日(火)5,6限に 3号館大講義室にて実施しました。 スタジオ 4℃に所属するCGIクリエイター・アニメ監督の佐野雄太氏に「CGI クリエイターが考えるグローバルリーダー」をテーマに講演をいただきました。 講演では、佐野氏のこれまでの経歴から JICA時代のパプアニューギニアでの青年海外協力隊での経験や、CG技術習得のためのカナダ留学経験、国際映画祭への出展経験など幅広い内容を生徒に伝えていただきました。これからのクリエイターには国際的な視野が欠かせ

ないことや、自分らしい視点を作るためにはこれまでの自己を見つめることが重要であると

いった、科学・技術分野においても普遍的な魅力あふれる講演となりました。20 分程度の質疑応答の時間も取ることができ、「スターウォーズの魅力について」や「アニメ業界をよ

り良くするために必要なこと」など、専門的な知識が必要な質問が飛び交い、活発な質疑応

答を行うことができました。講演が終了した後も複数の生徒が残り、個人的な質問を投げか

けていました。終了後の生徒の言葉からも本授業に見合った充実した講演になったと確信し

ています。 (グローバル社会と技術・応用研究会幹事)

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アメリカンスクールインジャパン VEX Robotics Competition 2018 参加 11 月 30 日(金)~12 月1日(土) の2日間にわたり,アメリカンスクールインジャパンで実施された VEX Robotics Competitionに生徒 11名,引率教員3名(山口教諭,成田教諭,東)で参加をしました。この大会には,世界 4カ国から 14の学校が集まり,生徒の参加人数は約 150 人を超える大会で,中学生から高校生まで幅広い生徒が出場しました。昨年同様に会場内では,英語によるプログラムが実施され,他チームとの共同作業や場内アナウン

スを聞き取り,異文化との交流に試行錯誤しながら競技にチャレンジをしていました。今年は本校から2チームが参加を果たし,うち1チームが決勝トーナメントで準々決勝まで残る

ことができました。生徒はこのプログラムを通じ,英語に対する積極性を習得しようと努力

する姿が見られました。ASIJのスタッフにも大変お世話になり,生徒にとっても非常に良い経験になったと思います。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

(SSH研究開発委員会幹事 東 隼人)

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科学部,天文雑誌に掲載 このたび,月刊「天文ガイド」(誠文堂新光社刊)2018年 12月号に,連載「マサが行く!」の特別編として,科学部が製作した,小惑星探査機「はやぶさ2」を題材としたスゴロク「ス

ゴはや2」について,2ページにわたって掲載いただきました.天文ガイドは,天文専門誌

として歴史と定評がある月刊誌で,本校の図書館にも入っています.また,国内誌唯一のモ

デルロケットの連載があり,探査機等の宇宙関連技術も学べる科学部必携の書の一つです. 今回取り上げていただいたスゴはや2は,誰でもできるスゴロクで,遊びながら,はやぶ

さ2の旅の全貌やそのミッションを学べるものとして製作しました.難解に思われがちな科

学技術のビッグ・プロジェクトを身近にし,その科学と技術のおもしろさを伝えることを意

図したものです.この娯楽と専門性の境界に立ち位置を持つ「スゴはや2」を,対局レポー

トの形で,軽妙洒脱な筆致で,内容紹介に加えて楽しさをも伝える記事にまとめていただき

ました.お正月を目前に控えた格好の時期に掲載され,部員たちが魅了された「はやぶさ2

の科学&技術のすごさとおもしろさ」を,なるべく大勢の皆さんに,楽しくわかりやすくお

伝えしたい,という念願に近づけたものと喜んでいます. スゴはや2は,一年がかりで改訂を重ね,小学生にも遊んでいただけるようになりました.

スゴはや2でお家の方やお友達と遊んで,2019 年1月下旬からいよいよ本格化する探査機はやぶさ2のミッションの見どころをチェックしていただいて,今現在,3億キロの彼方で,

着々と進行中の挑戦的な科学技術プロジェクトを,ご一緒にワクワクしながら楽しめれば,

と,願っています. 科学部主催・スゴはや2プロジェクト http://www1.hst.titech.ac.jp/club/sci_club/sugo-haya2.html

(科学部顧問 成田 彰・小菅 京)

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東京工業大学附属科学技術高等学校ニューズレター No.159 2019年 2月 7日

東京工業大学附属科学技術高等学校ネットワーク運営委員会発行

企画:副校長,教務・図書グループ

編集:ネットワーク運営委員会Web担当