necが考える sdsと最新ストレージソリューション ·...
TRANSCRIPT
NECが考えるSDSと最新ストレージソリューション
Japan Storage Vision 2016
2016年 2月10日日本電気株式会社 ITプラットフォーム事業部
シニアマネージャー 長江 俊英
目次
1. ビジネス環境の変化
2. NECが考えるSDS
3. 最新ストレージソリューション
4 © NEC Corporation 2016
1.ビジネス環境の変化
5 © NEC Corporation 2016
IoT時代の到来:進化したデバイスがインターネットに繋がる
320億台
つながるデバイス数(個)(※1)
IoT:(Internet of things)の世界需要見通し1兆7000億ドル(2020年)
※2 出典:Worldwide Internet of Things Forecast, 2015-2020(IDC #256397, May 2015)
社会
産業 ホーム
ウェアラブル個の
内面
(2020年)
(※2)
※1 出典:IDC White Paper「The Digital Universe of Opportunities: Rich Data and the Increasing Value of the Internet of Things」Sponsored by EMC, April 2014
6 © NEC Corporation 2016
IoTがワークロードにもたらす変化
IOP
S
トランザクション処理
データウェアハウス
センサーデータ
カメラ映像(ストリーミング)
I/Oサイズ大きい 小さい
技術計算・画像処理
トランザクション処理
データウェアハウス
技術計算・画像処理
▌センサーデータ、カメラ映像など、新しいワークロードが出現
▌トランザクション処理などの既存業務の処理量も増大
高い
低い
7 © NEC Corporation 2016
ICTシステムの進化
IoT時代
パソコン
メインフレーム
クライアントサーバ(オンプレミス)
クラウド(仮想化基盤)
クラウド
クラウド時代クライアントサーバ 時代
メインフレーム時代
集中処理
分散処理
集中処理
分散協調型処理
第1の波
第2の波
第3の波
第4の波
CPU
I/O
エッジコンピューティング
ACOS
Express 5800NX7700i
NEC Cloud IaaS
ダム端末
スマートフォンタブレット センサ/デバイス
構造化データ構造化データ
非構造化データ
構造+非構造化データ
▌様々な機器によりデータ量は爆発的に増加し、さらに多様化
データ量
8 © NEC Corporation 2016
IoT時代のストレージ活用方法
今後は多様なワークロードに、様々なタイプのストレージを組み合わせて活用する時代
多様なワークロード 様々なストレージ
×
Software-Defined Storage(SDS)で管理
トランザクション処理
データウェアハウス
技術計算・画像処理
センサーデータ
カメラ映像(ストリ-ミング)
フラッシュストレージ
SAN/NASストレージ
オブジェクトストレージ
バックアップストレージ
F
9 © NEC Corporation 2016
2.NECが考えるSDS
10 © NEC Corporation 2016
NECが考えるSDS
▌サーバ、ストレージ、ネットワーク全体の仮想化を実現
オーケストレータ
SDC SDS SDN
Compute Storage Network
仮想ネットワーク仮想ストレージ仮想サーバ
仮想リソース
物理リソース
サブデータセンター
スケーラビリティ
SDC: Software-Defined Computing SDS: Software-Defined Storage SDN: Software-Defined Networking
メインデータセンター
パブリッククラウド
自動化
抽象化
11 © NEC Corporation 2016
優先度の低い業務の負荷が、DBなどの重要業務に影響
業務ごとに設計・構築のため、提供までに2~3ヶ月
機器が多種多様で運用が複雑 運用の一元化で、シンプルな運用
▐サービスレベルが保証されたプライベートクラウド基盤を実現
▐運用の効率化によりサービス提供の迅速化とコスト削減を実現
リソースのプール化により、数分でサービス提供
ストレージの性能制御により、安定した業務性能を実現
運用
サービス提供
性能
SDSの効果例
AfterBefore
12 © NEC Corporation 2016
①運用コストの削減サーバとストレージをSigmaSystemCenter(SSC)
またはOpenStack等で一元管理
②サービス提供の迅速化サーバ仮想化とiStorageのリソースをプール化
サーバとストレージをプロファイル化して
最重要・重要・普通等のパターンを用意。
サービス要求時にSSCより即時に割り当て
③性能の安定化CPU管理に加え、データアクセス負荷を
iStorage IO Load Managerでコントロール
松プール
VMVM VM
竹プール 梅プール
VM
重要
ストレージプール
仮想環境
重要
NEC SDSのポイント
▌サーバ、ストレージを合わせて仮想化システム全体を一元管理
13 © NEC Corporation 2016
①運用コストの削減:SigmaSystemCenterによる運用
▌仮想マシンとストレージのリソース関連付けにより、システムの運用管理が簡単に
サーバ ストレージ
リソースプール
松
竹
App
OS
App
OS
テナントA
App
OS
テナントB
構成管理仮想マシンとストレージを紐づけて管理
容量管理ストレージリソースの利用状況を確認、必要に応じ容量拡張
障害管理仮想マシンが影響を受けるストレージの障害を容易に把握
性能監視ストレージが原因の仮想マシンの性能問題を簡単に分析可能
一元管理
14 © NEC Corporation 2016
①運用コストの削減:運用の自動化
▌各種ミドルウェアやグローバルに標準化されたOpenStackに対応する APIで運用を自動化
ミドルウェア OpenStack
RESTful API OpenStack API
自動化
抽象化
ブロック ファイル オブジェクト
松 竹 梅
IOPS保証
仮想ストレージ
物理ストレージ
15 © NEC Corporation 2016
②サービス提供の迅速化
▌プロファイルの選択で仮想マシンを簡単作成
▌数か月かかっていたサービス提供を数分で実現
①プロファイルの選択
迅速で確実なサービス提供の実現各々の機器に対して設計・構築が必要
ストレージプール
①ストレージのリソース調査・構築
ストレージプール
②サーバのリソース調査③仮想マシンの作成・構成変更④アプリケーションインストール
仮想マシン
ハイパーバイザ
ストレージ管理ソフト
仮想マシン管理ソフト
仮想マシン
ハイパーバイザ
プロファイル
AfterBefore
16 © NEC Corporation 2016
通常業務の高負荷により、重要業務の性能低下
A:下限値を設定重要(A)
通常1(B)
通常2(C) B:上限値を設定
ストレージ
通常1 通常2
サーバ
重要業務レベル
高負荷性能低下
A B C
ストレージ
重要 通常1 通常2業務レベル
サーバ
性能安定 高負荷
負荷抑止
性能(IOPS)
▌性能の安定化により、サービスレベルを維持
通常業務には上限を設定して高負荷を抑止、重要業務には下限を設定し最低性能を保証
時間
性能(IOPS)
時間
高負荷
A B C
③性能の安定化
通常2(C)
通常1(B)
重要(A)
iStorage IO Load Manager
AfterBefore
17 © NEC Corporation 2016
▌ストレージ筐体を仮想化することで、距離を意識しない運用を実現し、負荷分散や災害対策を容易化負荷に応じて最適なストレージへデータ配置、災害対策強化
業務無停止での構成変更・世代交代
運用中のストレージから新機種へのデータ移行
ストレージ筐体間仮想化
最適配置
災害対策
構成変更・世代交代
ストレージ筐体の仮想化
新機種
旧機種
18 © NEC Corporation 2016
3.最新ストレージソリューション
19 © NEC Corporation 2016
企業内 クラウド
・高速分析・高速DB処理・ビッグデータ
高速処理
・アーカイブ・ビッグデータ
保管
オブジェクトストレージ
▌多様なワークロードに応えられる様々なストレージのラインナップをご用意(NEC iStorageシリーズ)
M11e/110/310
M5000
M510/M710Mシリーズ
HS3
M310F
オールフラッシュストレージ
HS6
NECのストレージラインナップ
プライマリストレージ
HS8
Tシリーズ
HSシリーズ
・基幹業務・DB・ファイルサーバ・メール・Web
・バックアップ
NEC Cloud IaaS
M710F
複雑シンプル
コスト
性能
バックアップストレージ
Nh
20 © NEC Corporation 2016
【課題】
・業務量増大により、夜間バッチの長時間化。日次で処理が完了しなくなるリスク
【適用効果】
・日次処理をキープ。
将来の業務量増大にも余裕で対応可能
・お客様環境のiStorage Mシリーズの運用・構築ノウハウをそのまま活用
iStorageオールフラッシュ
オールフラッシュストレージ活用例
▌上位アプリケーションの修正・チューニング無しに性能を向上
7時間かかっていた夜間バッチ時間を約1/4に短縮
操作性は既存装置から変更不要
高速処理
iStorage
管理者
同じ操作性運用管理/
夜間バッチ時間
導入後導入前
1/4に!
21 © NEC Corporation 2016
勘定系システムでのフラッシュ積極活用
▌NECのフラッシュストレージ、勘定系システムで安定稼働中 HDDで培った訂正コード(CRC)技術※1)や定期的なパトロール技術※2)に加え
他社に先駆け寿命監視機能を搭載
HDD SSD
10~20倍
回転待ちおよび シーク時間削減で、ランダムアクセス時間 が大幅短縮・応答時間 1ms以下・IOPS 10倍以上・スループット 約4倍
IOPS
FLASH
物理的な記憶機構削減で耐故障性の向上
磁気ヘッドモーターアクチュエータ
http://jpn.nec.com/press/201505/20150511_03.html
メガバンクの勘定系システム構築を広報(2015年5月)
高性能なSSDを全面採用
フラッシュの特徴
※1)データに訂正コードを付加し、書き込み/読み込み時にチェックしてデータ不正などを検知する技術※2)稀にしか読み書きされない領域の正常性を保証するため、定期的に全面をリードチェックする技術
22 © NEC Corporation 2016
仮想マシンの運用効率化(VVOL)
▌iStorageはVMware社の新技術「VVOL(Virtual Volumes)」をリリースと同時に認証取得
▌VVOLにより、従来LD単位でしか行えなかった性能監視・障害監視が仮想マシン単位で把握可能
データストア
プール
LD
vmdk
VMVM
プール
vmdk
VMVM
LD
vmdk
LD
vmdk
性能監視・障害監視の単位
VVOL認証取得
NEC VMware
データストア
仮想マシン単位での監視
AfterBefore
23 © NEC Corporation 2016
VVOLのメリット
VVOL 複製
バックアップ
リストア
▌VVOLとの連携でストレージ管理を効率化
(1)VM単位のバックアップ・リストア (2) VM単位のQoS制御
(3) VDI環境のOS容量削減・負荷軽減 (4) ポリシーベースのプロビジョニング
- 仮想マシン単位に迅速なリストア- ストレージへオフロードし業務影響軽減
- 仮想マシン単位でI/O流量制御
時間
IOPS
重要VM
高負荷VM高負荷VM上限
重要VM下限
高負荷VMの上限値を制限
重要VMの下限値を維持VVOL 差分
スナップショット
マスタVM
- VDI/シンクラ環境で仮想OS容量の削減- アクセス集中時のホットスポット解消
クローンVM1
VM2
各VMの容量は差分のみ
HDDSSD
SSDでホット
スポット解消
HDDSSD
GOLD SILVER
VM VM
GOLD SILVER
- 業務のSLAに応じてストレージを選択
ポリシーに適合したストレージ
を選択
vSphere Client
作成ポリシー
24 © NEC Corporation 2016
▌異なる特性のストレージを直結し、ハードウェア構成を意識しない自動バックアップシステム
▌構成がシンプルになり、設定簡易化、コスト削減
サーバ経由 NEC+VVOL
VM
VMFS
複製
VM
Virtual Volumes
VVOL
複製
iStorage M iStorage M
iStorage HS
バックアップサーバ
バックアップサーバ
Storage
BackupSW
BackupServer
コスト
バックアップサーバ/ソフトが必要 簡単運用、低コスト
Storage
バックアップの自動化
DirectDataShadow
vSphere 6.0
vSphere
iStorage HS
削減
25 © NEC Corporation 2016
統合バックアップソリューション
▌プライベートクラウドで多地点バックアップを実現
▌通信量を大幅削減し、安価な回線でもバックアップ集約可能
バックアップサーバ
支社A重複排除
圧縮
バックアップサーバ
支社B重複排除
圧縮
暗号化
暗号化
iStorage HS
High Speed Data Transfer
Option
WAN
企業内DC等
重複排除後のiStorage HSに格納されていないデータのみを、
圧縮/暗号化して転送
バックアップサーバで重複排除・圧縮し、転送時間の短縮・コスト削減が可能
26 © NEC Corporation 2016
プロビジョニング
お客様
個別システム
統合運用管理
プライベートクラウド
(オンプレミス)
セルフサービスポータル
他社クラウド(AWS、Azure他)
ハウジングサービス
NEC Cloud IaaS(スタンダード:STD)高いコストパフォーマンス例:Webサーバを並列配置
NEC Cloud IaaS(ハイアベイラビリティ:HA)
高性能・高信頼例:基幹DBを配置
NEC Cloud System
MCシステムで実績あるiStorage M5000、Nh
コストパフォーマンスに優れたiStorage M300/310、Nh
▌NECCIのサービスをiStorageで提供中
NECのクラウドサービス:NEC Cloud IaaS(NECCI)
必要な性能・容量に応じ柔軟に拡張できるiStorage HS8-40
27 © NEC Corporation 2016
▌多数のカメラ映像記録・保管の重要性が増大
▌情報漏えい対策・内部統制に、高精細なビデオ監視データの安全な長期保管を実現
1. 機密性、2. 完全性、3. 可用性+スケーラビリティ
長期保管に最適なiStorage HSシリーズ
適用業種 金融、製造、食品、衣料、政府、エネルギー、交通機関、学校など
適用用途 情報漏えい対策、内部犯行対策、状況監視、マイナンバー対策、テロ対策、防災、マーケティング、技術伝承、トレーサビリティなど
ビデオ監視ソフトウェア(VMS) 監視カメラ
iStorage HS6
VMSサーバアーカイブサーバ
Client View
IoTソリューション:ビデオ/画像監視
Panasonic BOSCH
VMS: Video Management System
28 © NEC Corporation 2016
Online Shopping
Carts
Social Media
Clickstream
WebServices
Databases
Applications
Networking
Servers
RFID
GPS/Cellular
開発&Appsグラフ&ダッシュボード
多様なデータソース
時間ベースの独自のデータベース“時間”を切り口に、高速な検索が可能
検索 アラート レポート& 分析
▌あらゆるテキストログを収集/蓄積し、検索、分析、可視化するプラットフォームを提供
①時系列データベースアスキーテキスト
②カスタムアダプター不要
③高速+リアルタイムサーチ
IoTソリューション:データ分析プラットフォーム
ログ分析基盤
高圧縮・重複排除
iStorage HS・性能、容量・セキュリティ
iStorage M
29 © NEC Corporation 2016
まとめ
30 © NEC Corporation 2016
まとめ
IoT時代に出現した新しいワークロードにも対応するストレージを今後もご提供していきます
IOP
S
トランザクション処理
データウェアハウス
I/Oサイズ
技術計算・画像処理
バックアップストレージ
オブジェクトストレージ
M11e/110/310
M5000
M510/M710Mシリーズ
HS3
M310F
オールフラッシュストレージ
HS6
プライマリストレージ
HS8
Tシリーズ
HSシリーズ
M710F
複雑
性能
シンプル
Nh
31 © NEC Corporation 2016
NECはICT技術で社会ソリューションに貢献してまいります
流通・物流 防災・セキュリティエネルギー・気象 交通農業 医療製造
社会価値の創造
・・・
人が生きる、豊かに生きるための社会を実現し、未来につなげる
卓越したICT技術とインテグレーション力でグローバルな社会課題を解決
32 © NEC Corporation 2016
ご清聴ありがとうございました