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Title 各種着色板の付着生物の季節的消長
Author(s) 横屋, 猷; 梶原, 武; 安部, 昇; 倉迫, 俊仁
Citation 長崎大学水産学部研究報告, v.11, pp.65-82; 1961
Issue Date 1961-08-31
URL http://hdl.handle.net/10069/31689
Right
NAOSITE: Nagasaki University's Academic Output SITE
http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp
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各種着色板の付着生物の季節的消長
横屋 猷 ・梶原 武 ・安部 昇 ・倉迫俊仁
Seasonal Variations of Fouling Animals on
Various Coulor-Painted Plates
Yu YOKOYA, Takesi KAZIHARA, Noboru ABE and Tosizi KURASAKO
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緒 言
付着生物の生態を明 らかにする 目的で,佐 世保湾 内の崎辺 浦において1956年4月 よ り1957年12月 の間に各
種 の着 色試験板 の浸漬 による実験を行 なった.
崎辺浦の地形や海況について は梶原,飯 塚が報告 してい る1)2).本 実験の水域 は浦 の 奥部にあた り水深 は
9~ユ0筋の所で,こ の浦で の諸種 の実験 や観測が行われている場所 と同一水域である.実 験期問 は台風 その他
の影響で'56年 には5~7月 及び9~12月,'57年 は4~12月 で,周 年の状態を観察 していない.然 し今後 の
かか る研 究の基礎資料と して とりまとめた.
本研究に御援助を下 された田村教授,高,右 田両助教授な らびに 筏 の使用を 許された立石 教授 に感謝す
る。.
1着 色板及び実験方法
付着板には1辺20c那 の正方形の杉板(厚 さ工.5cの,ス レー ト板(5吻,Polyethylene板(2㎜)の3種
を使用 した.板 の材質 の差 と同時に色の差 による観察を行 うために,杉 板では滑面に して 各種の塗 料を上下
面にぬ っ た も の を 用意 した.'56年 に は 杉 板 の4種 の着色板,'57年 は8種 の 着 色 杉 板 と ス レー ト,
Polyethylene板 の各 々 工種,計10種 の板を使用 した.板 の種類 と実験 の期間 はTaも.1に 示 してある.
Tab.1各 月 の 試 験 板 の 種 類
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板は一枚つつ筏よりロープで吊し,コンクリートまたは煉瓦を重錘にして板を水平に保持した.浸漬水深
は工.5mにした.期間はエカ月で原則として月のはじめに浸漬し月末にとりあげた.
生物の種類は肉眼で認められるもののみにとどめ,顕微鏡的なものには及ばなかった.計測は個体計数を
行なったが,群体を形成するBryozoa, Ascidiansでは1群体を1個体として算えた.また海藻(主に
Ectocarpaceae)の付着は有無を+一で表した.さらに数量が多くて算定の困難な場合にはNの記号で表わ
した(例えばSerupulidae,群体ボヤの数種).またゴカイ類中では定着性でないものは除外した.これら
はTab.2にまとめて示す.
1[各 月 の 概要
ノ57年の結果により各月の状態の概要をのべる.
4月 付着種類は他の月に比して少なく,響板の平均で板の上面4.8種,下面6.8種であった.この月の板
は4種で少なかったが,このために付着種類が少なかったとは思えない.例えば白エナメル板では上下面
共に2種類しか付着しておらず,これは5月目響板付着種類のi/4・vl/sである.実験期間中の基本的出現種
である,カンザシゴカイ,フサコケムシ,ナギサコケムシ,Bal anus, Amphipodaの付着はみられた
が,Amphipodaを除いては少数であった.この.月に最もおおかったのは群体ボヤ (特にウスイタボヤ,
イタボヤ)で各板の下面のほぼ全面に付着した.色では黒エナメル板への付着が大きい.
5月 4月よりも種類数は増加した,この主なものはBryozoaの諸種であった.基本的な種類では
Amphipodaを除いては付着数が増加した.特にカサネカンザシの増加は著るしく各回で最卓越種であっ
た.板別ではスレート板に最もおおく,船舶白色塗板に最小の付着であった.カサネに次いだ,フサコケ,
ナギサコケムシでは,前者は船白塗板に・後者は粗板(未塗装)・スレート板に少なく,他の板にはほぼ
同数の付着であった.前月に比して群体ボヤとMytilusは減少した. Bryozoaの数種(トゲヒラコケム
シ,チゴコケムシ,ヨツトゲ,ウスコケムシ)は各板共に少数の付着であ?た・
6月 シロボヤ,イソギンチャク類・石灰海綿の付着で前月よりも種類は増した・この月の種類数は上下
面共に調査期間中で最も多い月であった・
基本種ではカサネカンザシ,ナギサコケムシは先月よりも増加し・特に後者のこの月の付着は調査期間
中で最高であった.カサネは船引塗板にやや少なく(5月と同程度)・ナギサコケムシは粗・スレート・
黒エナメル板が他に比して多かった・またAmphipodaは前月よりやや増加したが・Bal anus・フサコケ
ムジは減少している.シロボヤは滑・粗・スレート・Polyethyleneの4板(いずれも下面)に付着した
が,粗板で156個体と最も大であった.
前月よりも群体ボヤは減じ・また付着した板も少なくなり半数となった・これに反してBryozoaの各種
(フサコケ,ナギサを除く)は付着数を増し・付着した板も多くなった・
7月 付着種類数は前月よりも減少した・上面ではMytilus・群体ボヤと付着数の少ないBryozoaの種
類がなくなり,前月の1/2の種数となる・下面ではMytilusと群体ボヤの2種目ウスイタボヤ・イタボヤ)
がみられなくなり,またBryozoaの付着数も減少した・最卓越種はカサネカンザシであるが・前月より
も各板共に減少した.また’ Amph ipoda ・ナギサコケムシも減少した・Bal anus・フサコケムシは増加して
いる.シロボヤは皿板(下面)に付着したが・船白塗板には少なく2個体しかみられなかった.他の板で
は20’》30個の付着である・
8月 Bryozoaではヨットゲコケムシ・ウスコケムシがみられなかった・シロボヤ・群体ボヤは減少し
た.二三の平均回数は前月よりも減少し・4月に次いで低い月となる・基本種ではAmphioda・ナギサコ
ケムシを除いては付着数は増加している・カサネカンザシに次いでBal anusが多く・これは7月の約4倍
となり上下面とも全山の平均ではほぼ同数となっている・フナクイムシはこの月より出現がみられたが,
白エナメル,青エナメル,三白塗板には付着していない・フナクイムシが実験期間を通じて・白エナメル・
船白塗板に工個体の付着もなく,青エナメル板で10月~12月に!《’4個体の少数しかみられなかったこと
は特徴的であった。
9月 平均種類数は7月並となる.基本種ではAmphipodaが前月と変わらず・カサネカンザシは減少
し,他は増加した。Balanusは実験期間中最高の付着で,全板の平均で上面が700個・下面が570個であっ
た.板別には粗,黒エナメル,船白板が他に比して少なかった.シロボヤは前月よりも付着数が減少し・
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(・。<日口く山)ミ題リミ心8.頗①H
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傘偏心二一心§
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⊃やむUb却○%
の図。蜜口物ミ心曳惹。』織唱ミ“h、ミのQo
⊃やむU勺周
(湧⇒β識)ミq、ミ9ミも唱転。魯象ミ蛙」隊卜
Dや急U一一や
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翰起始浮上\Oミ惹噂野口、へ自寸
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-
77
白色系統の板には付着しなかった.
10,月 前月よりも数種増したが,消失種もあり平均回数は変らない.A卑phip9偽Bal anqp・カサネカンザ
シは減少し,フサコケ,ナギサコケムシが増加した.またフナクイムシも増加した.Balanusの減少は
Polyethylene,船白板で著るしい.フナクイムシは滑,黒エナメル板が他よりも多かった. ’x
ll月.前月と変らない付着種である. Balanus,フサコケムシ夙外はほぼ増加した.フナクイムシでは最:多
月となP・全板の平均で上面がl13・下面が2エ7個を箏荏た・.カンザシゴカイ (主にカサネカンザシ)・シ
ロボヤは秋期の山をみせた.減少したフサコケムシでは白色系統板以外には付着数は小さかった.
12月 前月よりもBryozoaの数種が減少した. Amphipoda,群体ボヤ, トゲヒラコケムシの付着数は増
蝕したが,他の種では減少した.トゲヒラはPolyethlene板に最もおおく,船黒,スレート板にはみら
れなかった.Balanusは前月よりも上面で1/lo,下面では1/sに減少し,特に白エナメル,青エナメル板には
少なかった.フナクイムシも大巾に減じたが,他の月と比較して寸寸とも上面が下面よりも多くみられた
のが特徴的であった.
皿各種類の付着期
立地的にも内湾性のものを主体としておる.これらの種類の付着状況を板別に,また上面別に2力年の結
果を示したのがTab.2である.これでみると各種の出現の大要が判明する. Amphipoda,カンザシゴカイ
(主にカサネカンザシ),Balanus,フサコケムシ,ナギサコケムシ,トゲヒラコケムシ等は実験;期間中,各
板の上下面にほぼ付着している.また海藻のシオミドuは各回の上面にのみみられた.またホヤ類の多くが
かなりの期間付着する.特にカンザシゴカイはおおくの月め最:卓越種であった.
板の種類別,上下面別のH着状態については後述するが,Tab.2からも分ることは全般に上面よりも下面
が付着種がおおいことである.また特徴的なのは,フナクイムシが白色エナメル板及び船白塗板にみられな
かった.
野板の付着種や数量には差があるが,各種の季節消長をみる.なお水域の環境値として表面水温をとり,
,57年10’》’58年9月までの資料から年間を4期に区分した(Tab.3).
’rab.5.各季節の表面水温範囲(崎辺浦)
(ノ57.工0月~ノ58.9月)
水水水水
温
温 上
温
温 下
低昇高徳
三期三期
月
1 ~ 3 月
4 ’》 6 月
7 《’ 9 月
10’》 12月
最 低 水 温 oC
8.0
Z2.8
23.9
11.2
最 高 水 温 oC
1595
24.1
29.2
24.2
水温高期に付着盛期があるのはBal・anus及びトゲヒラコケムシである.後者は水温即断にも小さな山があ
るようにもみられる.低期から水温上昇期に付着するものはMytilus,下降期に出現するのはフナクイムシ
である.これら以外の種は上昇,下降の両期に付着がみられる.この中で上昇期により多く付着するものは,
Amphipoda,キクイタボヤ・ウスイタボヤ,イタボヤ (Cれらの群体ボヤは低期に山があるものとみられ
る),カンザシゴカイ,チゴコケムシ,ヨツトゲコケムシ,ウスコケムシ,シロボヤ,コボンイタボや及び
石灰海綿である.また下降期により多いものは,フサコケムシ,ナギサコケムシ,ユウレイボヤ (低期に山
があるとみられる)とイソギンチャクである.以上を概観すると群体ボヤ,Mytilus, Balanusを除いては
多くの付着生物は年2回の付着盛期があるようである。そうしてこれらは一般に水温上昇期に最大の付着数
があるが,カンザシゴカイ,シロボヤは下降期にも多数付着している.Bryozoaの中で付着数ゐ少ない種で
は上昇期にのみ出現し,下降期にはみられない年もある.
-
78
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各月の群別平均個体数(1957)Fig, 1
-
79
IV 付 着 量
各種の板の上下面では種類組成も数量も下面が大きいので,上下面を別々に全板の各月の平均値でみると,
上面で個体数の大きいものから順に示すと,カサネカンザシ,Balanus,フナクイムシ, Amphipoda,
Bryozoa(特にフサコケムシ,ナギサコケムシ),ホヤ類となる.また下面でもほぼこの順となるが,群体
ボヤの量が大きくなりカサネをしのぐ月がある.
さらに生物をMytilus,フナクイムシ(Teredo),Amphipoda, Balanus, Serpulidae, Bryozoa-1
(フサコケムシ,ナギサコケムシ),Bryozoa一皿(1以外の種類),Ascidiacea一 1 (シロボヤ,ユウレ
イボヤ),Asc i di ace a一 ll(1以外の種類),その他の10群に分けて,’57年の資料に基いて各月の平均付着
数を上下面一に図示したのがFig.1である.各月の卓越種は上面では,4~5月はAmphipoda,6~7月
はSerupulidae,8~9月はSerupulidae, Balanus,10~ll月はSerupulidae, Bal anus,.Teredo,12
月はSerupulidae, Amphipodaとなる.下面では4月は群体ボヤ,5~7月はSerupulidae, Bryozoa-
1,8’》9月はSerupulidae, Balanus, Bryozoa-1,10-ll月はSer., Balanus, Bry.一1, Teredo,
i2月はSer.,Bry.一1,Amphipodaとなる.これらを通覧すると上下面ではやや異なるが, Serupulidae
を最卓越種とし,Bryozoa-1,Balanus, Amphipoda, Ascidiacea-1[(群体ボヤ),Te redoが基本種
である.
’56年とノ57年の比較では種類組成は差はほとんどないが,付着個体数ではかなりの差がみられる.’57年に
個体数の減少しているのはAmphipoda,フサコケムシ,チゴコケムシ,ウスコケムシ,ユウレイボヤ,イ
ソギンチャク,海綿であるが,その他は増加している.基本種の増加で’57年が前年に比して総体に付着量が
大きかった.
V 板の上下面及び板の種類による差
.1 上下面の差
上下面の種類組成はTab.2からも明らかな如く差がかなりある. Tab.2から各板別に種類数の年間平均
値を示したのがTab.4である.また各月の全板の種類数をこみにして計算した各月の平均値はTab.5に示
した.
Ta b.4板別の年平均付着種類数 (’56. V~’57.Xt)
粗滑白黒青赤黒白スポ
駆引エエ船船
リ
レ
メメメメ塗塗
面面
ナナナナ舶舶
エ チ
ノレ
ノレ
ノレ
ノレ
料
料
ト
レ ン
板板馬副板三板板板材
平 均
上 面
7. 6
8.0
6.2
8.2
7.0
7.5
6.9
6.6
7. 4
7.6
7.3
下 面
ll. 6
12.4
10. 3
工1.4
10.6
10.8
10. 0
8. 8
10.I
U.1
10.8
Tab・5月別の平均付着種類数 (’56V・V ’57. M)
一一黶~xsx(EL
上下
面面
V
4.8
6.8
7.6i
ll.9P1
8.6
12.7
6.4
]ユ.3
6.5
9.1
7.2
11. 2
X
8. I
ll.5
8.7
U.1
6.3
ユ0.5
平 均
7.3
10.8
-
80
全期間の平均では上面は7.3種,下面は10.8種で,前者は後者の67%である.各月では上面は下面よりも2
種(4月)から4.9種(7月)少なくなっている.またこの差は組成種類が小さい月ほど差も小さく,大きい
月ほど大きくなる.この現象は,種類数の小さい月は前述の基本種が主に出現し,これらは上下面であまり
差がないが,種類が大きい月には基本種とともに,Bryozoaやホヤ類の種類があらわれ,これらは主に下面
に付着しておるので,上下面の差が大きくなる.すなわち上下面の種類数の差は基本種以外の種の付着状態
のちがいによるといえる.
板別の上下面の種類数は,どの板も下面におおい.しかも出現種数の大きい板程上下の差が大きい傾向が
ある.なおここでも,この差は基本種以外の種によっている.これらのことから,少数個体がみられる種類
では,かかる種の幼生の付着しやすい板は種類組成の大きい板であり,またそれらが生育に好都合なのは板
の上面よりも下面であるといえる.
時期的には種類がおおくなるのは水温上昇期で,下降期,高温;期の順に少なくなっている.
三士には上下面とも種類組成の大きいものからならべると,滑,粗,黒エナメル,Polyethylene,赤工,
青工,白工,スレート,船黒,船白板となる(Tab.4).
各種の付着数を上下面別にみると(Tab.2, Fig.1),全般的に下面への付着数が上面よりも大きい.この
差の大きい種類はSerupulidae,フサコケムシ,ナギサコケムシ,シロボヤ,ウスイタボヤ,イタボヤであ
る.ただし前三者は全期間を通じ差が大であるが,後の二者は4~5月以外は差は小さい.これらに次いで
上下の差の大きいのは,Te redo,トゲヒラコケムシ,コバンイタボヤである.また差の小さいのはBal anus,
Amphipoda,ユウレイボヤ,ウスコケムシ,ヨツトゲコケムシ(海綿)である.反対に上面にややおおいの
は,Mytilus,(イソギンチャク)である.また海藻は上面にのみみられた.
1[板別の比較 個体計測による資料では,各付着生物種の大きさが異なるので,量的な比較は出来難い.このため各種別
に順位指数をつくり,これによる各論の状態を示して板別の比較をする.面板別に全期間の種類別の平均個
体数を求め,この数値で衰躯を大きい順にならべる.例えばBal・anusについては平均H里数の最大の板を1
とし次いで2,3,4……等と付着数の小さい板へと順番を付し,またAmphipodaについても同様に画板
に順番を付す等々で,これによって各種について各板の順位を示すことになる.またこの順位数を同一板に
ついて生物種別に配列することもできる.このように板別に順位数を配列し,板別に順位数の合計値を求め,
この合計値を種類の数で割った算術平均値を,仮に付着指数と呼ぶことにする.この付着指数は算出の過程
で同一種においては面立の比較を行ない,同一板では生物の種類別に比較の同一基塗をあたえたことになる,
しかも当別に付着指数を比較すると,この指数の小さい板ほど,多くの付着生物種の付着個体数が大であっ
たことを表わしている.
板の上下面別に,また板画に付着指数の小さい順にならべるとTab.6の如くになる.この表では什着個体
)~弓削(位下着面
付の上
板各β二丁
付着の多い
4 種
順 位
付着指数
i板の種類
全種 類(エ9種類)
順 位
付着指数
板の種類
1 2 3 3 4 5 6 7 8 9
3. 00
黒工
1
2. 42
鯛網
3. 50
スレート
2
3.2工
粗
4.25
粗
3
3.26
滑
4. 251 4. 50
黒船 滑
4 4
3. 42
スレート
3. 42
四賀
4. 75
赤工
5. 00
ポリエ
5 6
4. IO
ポリエ
4. 26
青工
6. 00
白工
6
4. 26
黒船
6. 50
青工
7
5. 00
白工
8. 25
白船
8
5.53
白船
下 面
付着の多い
(9 種)
1順位付着指数
板の種類
1 2 3 4 4 5 6 6 7 8
全 種 類
(19種類)
2. 56
黒工
学 位
付着指数
板の種類
1
3.16
粗
3. 22
重工
2
3. 36
黒工
3.56
粗
3
3. 74
滑
3. 78
青工
4
3, 78
白工
3. 78
赤工
4
3. 78
赤工
4. 001 4. 44
滑 白船
4. 44
スレート
4. 561 5. 34
黒船 ポリエ
5 1 6 1 7 1 8 4. 471 4. ssl 4. 7sl 4 gs
スレ州青工黒船ポリエ
9
5.59
白船
-
81
の年平均数が50個以上の種(上面では,フナクイムシ,Amphipoda, Balanus, Serupulidaeの4種,下
面にはさらに,ナギサコケムシ,フサコケムシ,ウスイタボヤ,イタボヤの5種を加えた9種)及び全種類
についての計算の二つを示した.
これでみると,上面では付着指数の小さいものは,年平均値が50個体以上の4種の場合も全種類の場合も
黒門,粗,滑,スレーートが上位を占め,青工,白色系統板が下位となる.また下面では上面とかなり似た傾
向を示すが,白エナメル板が上位グル・一一一プに入ってくる.
この告別の付着順位は大体の傾向を示すものと考えるが,板に付いているCommunityの量を問題とする
場合には,個体数の計測資料はあまり有効ではない.付着指数がより有効な指標となるためには重量や景観
の測定が必要である.その際には指数の数値に意義がもたされるようになると考える.
VI考 察
1) 本実験では板状の付着器を使用したが,付着器の性状によっても付着生物の種や量は異なる.同一水域
にある筏やこの碇綱への付着物,また板を吊下げたロープへの付着物は板への付着物とはやや異っていた,
特にロープ類ではシロボヤは大きな量を占めており,この点では板と異っている.
また板を使用する場合;水中での板の状態も問題となる.馬渡4)はTeredoの付着実験で,この蝕害試
験を行うには板を水平におくのが良いとしている.然し水平におく場合には本結果からも明らかな如く,
上下面で付着する種類数も個体数もかなり差がある.この点の考慮が必要である.
浸漬期間もCommunityの様相に大きく関与する. Coe 5)はBalanusが成艮するにつれて,一定面積
内で密度の減少することを示しておる.本実験は!カ月間の浸漬による方法によったが,より長期間の浸
漬実験の結果との比較も必要であろう.
’56年の結果と’57年のそれとは多少異なり,’57年が種類や量が増していた.これは年による環境条件の
差もあるとみられるが,それよりも実験に使用した筏やこの碇綱の生物が’57年たは前年より大であったこ
との方がより問題のように考える.’56年は筏を新設した年であり,この年にはこれらに付着している生物
が実験板にあたえる影響は小さかったとみられる.然し’57年には,筏や綱は1年間の浸漬により,その付
着生物は’56年とは比較にならぬ程増加しており,これが板に及ぼする影響は大であったといえよう.付着
実験においては附近の浸漬物の調査もあわせて行なう必要があると考える.
生物の測定法は本実験では個体数計測のみであったが,今後は重量や景観の測定も必要であると考えら
れた.浸漬期間が1カ月以上になると,付着個体数よりも現在量,生長量の方が重要であり後者の計測は
不可欠となる.
2)本水域の環境測定結果からみると,この水域は佐世保湾内では外野水のやや弱いところである.
三宅等6)が行なった佐世保湾外の相ノ浦発電所附近の水域での調査や,馬渡7)8)の英虞湾での調査結果と
は,本実験結果はやや異っている.いずれも実験方法が異るので三者の比較は簡単には出来難いが,三水
域の環境条件の僅少の差が付着生物の差となっているとも考えられる.
各種の付着期では・英虞湾7)8)では多くの種類で6~7月と9~10月の2期に付着の増加がみられてい
る,また本邦旧軍港の調査によると9),小港を除いては7月中旬より9月中旬に至る約2カ月に最:盛期が
あるとしている.また弘lo)の綜述によると北米大陸の中緯度の沿岸域では6’》ll月に多くの種類の盛期が
あることが伺われる,本実験の結果もかかる中緯度の沿岸水域の一般的傾向を示すものといえる.
3)板の材質や色に関しては,Coe 5)は周年木材に多いのは藻類,カキ, Hydroidaでその他はセメントにお
おく,特にBalanusは後者に多く,早く成長するとしている.色については,斉藤9)は白色板が最も少な
く,次いで黄緑青の順に増加し,黒褐赤の下面に最多であるとしている.本実験の結果でも板の上面では
これとよく一致しているが,下面では白エナメル板にも付着数が大であった.また未塗料板では上下面い
ずれでも滑面より粗面への付着量が大である.
板の上下面の着生数の差に関しては,馬渡4)はTeredoの付着は下面に多く,これは付着期幼生の陰性
三光によるよりも幼生の垂直上昇運動の結果であるように思われるとしている,本実験では浸漬水深が1.5
mであり,また板の大きさも20cm正方形であるから,板の上下面で照度が大きくちがうとはみられないこ
とから,上下面の照度よりも各種生物の幼生の運動様式の方がより大きく影響するものとおもわれる.ま
た付着後の生育条件も上下面では異なるものとおもわれる.水平な浸漬物上に堆積する微細物3)11)は生育
-
佐世保湾 内の崎辺浦で'56年 と'57年 の4~12月 の間に,各 種塗料 の杉板及びス レー ト板,Polyethlene板
の浸漬(水 平に,1カ 月間)に よ り付着生 物の調査を行 なった.
1付 着生物 の種類数及 び付着量が大 きいのは水温上昇期(特 に5~7月)と 下降期(9~ll月)で あ った.
特 に前期 が後期 よ りも大 きい.ま たこの水域の卓 越種 はカサ ネカ ンザ シ,フ サ コケム シ,ナ ギサ コケ ムシ,
Balanus(サ ラサ,サ ンカ クフジツボ),Amphipodaで あ った.
2板 の上下面では,下 面が上面 よ りも種類組 成及 び付着数 も大 であった.
3各 種の板で は,上 面への付着は黒 エナメル,未 塗料板 に多 く,こ れ らに次いでス レー ト,赤 エナメル,
Polyethleneと な り,青,船 舶塗板,白 エナメル板には少 な くな る.然 し下面では,白 エナメル板が付着
のやや多い板 とな り,未 塗料板,黒 エナメル板,赤エ,白エ,ス レー ト,青エ,船 舶塗,Polyethlene板
の順に少な くなる.
82
にかな りの関係があるであ ろ う.
4)付 着生物は産 業的見地か らも古 くよ り研 究対象 となっているが,産 業の発達 につれますます研 究分野 は
広 くなるもの と考え られ る.例 えば三宅等6)は 海水利用の工場調査か ら,暗 渠め付着生物研 究の重要性を
強調 してい る.ま た汚染度 の測定,沿 岸域の環境指標 等にも利用 される面 はおおい と考える.
要 約
文 献
1)梶 原 武 ・飯 塚 昭 二 ・田 中 稔:長 大 水 産 研 究 報 告,No.6,ll3・vl20,(1958)
2)飯 塚 昭二 ・梶 原 武 ・清 水千 秋:長 大 水 産 研 究 報 告,No.8,6~ 工5,(1959)
3)梶 原 武 ・飯 塚 昭 二 ・入 江春 彦:長 大 水 産 研 究 報 告,No.9,64~69,(1960)
4)馬 渡静 夫:資 源科 学 研 究 所 業 績,No.891,
5)CoE,W.R.:Bul.o!theScripPslnst.ofOce・,Tech.Ser・,3(3),37~86,(1932)
6)三 宅 貞 祥 ・道 津 喜 衛 ・浦 上 喜 七郎 ・三 浦 三 郎:九 電 研 究 期 報,No.9,156~169,(1958)
7)S.MAwATARIandS.KoBAYAsl:Misc..Rep・oftheRes・1nst・for,Nat・Res・,35,37・v47,(ユ954)
8)S.MAwATARIandS。KoBAYAsl:Misc・Rep・oftheRes・Inst・forNat・Res・,36,1・v8,(1954)
9)i斉 藤 定 蔵:造 船 協会 会 報,47,(1931)
lO)弘 富 士夫:植 物 及 び動 物,4(5),75~87,(1936)
ll)CuRTIsL.NEwcoMBE:Eco.,31(2),204~215(1950)