n2リフローktc-bh.co.jp/info/pdf/exp0905.pdfn2リフロー...

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2009年 5月 1日 発 行 (通 巻 第 170号 ) 社長の一言 5月を迎え若葉が目にしみる季節となりましたが、世の中は相変わらず目まぐる しい変化を続けています。4月の後半には追い討ちを掛けるように、米国クライ スラー社の破産申請や、メキシコからの新型インフルエンザの流行。この影響は 今後の経済に非常に大きなダメージを与えるのではないかと心配する限りです。 これから先もどの様に変化していくのか…? 4月は新年度を迎えて、大手企業等においては一般的に事業計画なり予算取りな ど色々な面で切り替えを行ない、「よし、やってやるぞ」というような雰囲気も 少なからずあった様な気もするけど・・・ !? 同時世界不況の環境の中、めまぐる しく変わる市場、先行き不透明感がかなり影響し、予測(数字)を出せない状況 になっているのが現実かと思います。 いかに自分たちの活路を見出していくか? 国の政策も絡んでくるとは思いま すが、すべてにおいて更に不透明な時期にさしかかっているのを実感します。先 行き不安感の中で、現状から脱皮しなければならない状況に入っているようにも 感じますが、今までのように物を作れば売れるということはあり得ず、必要性の ある会社・物で落ち着く事になるのでしょう。 ところで、我が社はこの環境の中にあっても本当にぬるま湯状態としか言えない。 本当に危機感を持つには、直接自分に何かの影響が起きないとなかなか感じない ものかな? 身近なお取引様でも、給与カットや一時帰休、解雇であったり、営 業所や工場の閉鎖であったり、色々なことが発生しています。こんな状況の中で まだ仕事を頂けていることに感謝をしなければならないし、お客様が喜んで頂け る製品を作るのが当たり前の事だと思う。自分たちの役割の中で、いかに自分の 気持ちをその製品やそれぞれの作業に入れられるか?で必然的に製品の価値が変 わるものです。深く考えてごらん・・・。 先月、品質面でお客様に大変なご迷惑を掛けた内容がありました。不具合の原因 については、結局「ポカミス」の要素が大きいけれど、ミスが起こらない為の資 料であったり、コミュニケーションであったり、設備も含めて事前の準備や途中 でのチェックなど、作業者がミスを起こさない為の工夫がまだまだ足りないので はなかろうか? 100 %に近づける為の努力が足りない。満足しきっているのが現 状じゃなかろうか? それぞれの役割の中から考えてみてください。これからも お客様からの要求事項はさらに厳しくなっていきます。 ① 品質&技術力・コスト・対応力、まず基本のこの三つを社内的に見直しを 掛けること。 ② 部門・課・グループ・個人として日々の中で工夫・改善・努力を惜しまな いこと。 ③ 個人としても今の自分に足りないものを日々の中で開拓していくこと。 それがお客様の満足度を上げ、何よりも信用・信頼関係を築き上げていく事では ないだろうか? この様な時期だからこそ、皆一丸となってやれること、やらな ければいけないこと、沢山あると思う。皆がその考えを理解して自ら行動に移し てほしい。 それから、4月下旬に表面実装ラインでリフロー炉を 1台入れ替えを行ないまし た。今回はN2(窒素)対応になる為使い方にも工夫が必要です。使用において も、何もかもという事でなく、今までの実績の中で、お客様、基板ごとの品質状 況、基板及び半田・部品の種類等で区別して対応する事も必要です。 また、リフローだけのことじゃない、いろんなことに対して、それぞれの職場の 中で、役割の中で、とにもかくにも考えること。そして、まずは考えた事に対し て最善の結果が出るように行動すること。失敗してもいいじゃないか、次に活か せれば。何も行動しないのが一番どうしようもない事。 N2リフロー を導入しました。GW前の4月の最後の日 曜日、我社では1号機だった古河電工社製のリフロー装置と入れ替 えに、タムラ製作所製N2リフロー装置 TNP50-578EMS 導入設置しました。鉛フリーハンダが主流になってきている中で、 表面実装においてハンダ付けの更なる品質向上を図ります。 朝礼でも話しましたように、他部門の従業員の方も是非一度は現 場へ足を運んで自分の目で見てみてください。自分の会社にどのよ うな装置や設備が入って、それで何ができるのか、これまでと比べ て何がどう変わるのか、関心を持って欲しいと思います。 Kumamoto-Techno Corp.

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Page 1: N2リフローktc-bh.co.jp/info/pdf/exp0905.pdfN2リフロー を導入しました。GW前の4月の最後の日 曜日、我社では1号機だった古河電工社製のリフロー装置と入れ替

2009年 5月 1日 発 行 (通 巻 第 170号 )

社長の一言

5月を迎え若葉が目にしみる季節となりましたが、世の中は相変わらず目まぐる

しい変化を続けています。4月の後半には追い討ちを掛けるように、米国クライ

スラー社の破産申請や、メキシコからの新型インフルエンザの流行。この影響は

今後の経済に非常に大きなダメージを与えるのではないかと心配する限りです。

これから先もどの様に変化していくのか…?

4月は新年度を迎えて、大手企業等においては一般的に事業計画なり予算取りな

ど色々な面で切り替えを行ない、「よし、やってやるぞ」というような雰囲気も

少なからずあった様な気もするけど・・・!? 同時世界不況の環境の中、めまぐる

しく変わる市場、先行き不透明感がかなり影響し、予測(数字)を出せない状況

になっているのが現実かと思います。

いかに自分たちの活路を見出していくか? 国の政策も絡んでくるとは思いま

すが、すべてにおいて更に不透明な時期にさしかかっているのを実感します。先

行き不安感の中で、現状から脱皮しなければならない状況に入っているようにも

感じますが、今までのように物を作れば売れるということはあり得ず、必要性の

ある会社・物で落ち着く事になるのでしょう。

ところで、我が社はこの環境の中にあっても本当にぬるま湯状態としか言えない。

本当に危機感を持つには、直接自分に何かの影響が起きないとなかなか感じない

ものかな? 身近なお取引様でも、給与カットや一時帰休、解雇であったり、営

業所や工場の閉鎖であったり、色々なことが発生しています。こんな状況の中で

まだ仕事を頂けていることに感謝をしなければならないし、お客様が喜んで頂け

る製品を作るのが当たり前の事だと思う。自分たちの役割の中で、いかに自分の

気持ちをその製品やそれぞれの作業に入れられるか?で必然的に製品の価値が変

わるものです。深く考えてごらん・・・。

先月、品質面でお客様に大変なご迷惑を掛けた内容がありました。不具合の原因

については、結局「ポカミス」の要素が大きいけれど、ミスが起こらない為の資

料であったり、コミュニケーションであったり、設備も含めて事前の準備や途中

でのチェックなど、作業者がミスを起こさない為の工夫がまだまだ足りないので

はなかろうか? 100%に近づける為の努力が足りない。満足しきっているのが現

状じゃなかろうか? それぞれの役割の中から考えてみてください。これからも

お客様からの要求事項はさらに厳しくなっていきます。

① 品質&技術力・コスト・対応力、まず基本のこの三つを社内的に見直しを

掛けること。

② 部門・課・グループ・個人として日々の中で工夫・改善・努力を惜しまな

いこと。

③ 個人としても今の自分に足りないものを日々の中で開拓していくこと。

それがお客様の満足度を上げ、何よりも信用・信頼関係を築き上げていく事では

ないだろうか? この様な時期だからこそ、皆一丸となってやれること、やらな

ければいけないこと、沢山あると思う。皆がその考えを理解して自ら行動に移し

てほしい。

それから、4月下旬に表面実装ラインでリフロー炉を1台入れ替えを行ないまし

た。今回はN2(窒素)対応になる為使い方にも工夫が必要です。使用において

も、何もかもという事でなく、今までの実績の中で、お客様、基板ごとの品質状

況、基板及び半田・部品の種類等で区別して対応する事も必要です。

また、リフローだけのことじゃない、いろんなことに対して、それぞれの職場の

中で、役割の中で、とにもかくにも考えること。そして、まずは考えた事に対し

て最善の結果が出るように行動すること。失敗してもいいじゃないか、次に活か

せれば。何も行動しないのが一番どうしようもない事。

N2リフロー を導入しました。GW前の4月の最後の日

曜日、我社では1号機だった古河電工社製のリフロー装置と入れ替

えに、タムラ製作所製N2リフロー装置 TNP50-578EMS を

導入設置しました。鉛フリーハンダが主流になってきている中で、

表面実装においてハンダ付けの更なる品質向上を図ります。

朝礼でも話しましたように、他部門の従業員の方も是非一度は現

場へ足を運んで自分の目で見てみてください。自分の会社にどのよ

うな装置や設備が入って、それで何ができるのか、これまでと比べ

て何がどう変わるのか、関心を持って欲しいと思います。

Kumamoto-Techno Corp.

Page 2: N2リフローktc-bh.co.jp/info/pdf/exp0905.pdfN2リフロー を導入しました。GW前の4月の最後の日 曜日、我社では1号機だった古河電工社製のリフロー装置と入れ替

2009年 5月 1日 発 行 (通 巻 第 170号 )

管理職の つぶやき 技術部設計一課課長 上 村 正 孝

先日、県立劇場であった黒柳徹子さんのチャリティ

講演を拝聴しに行きました。

まず熊本市内の中学生、高校生たちの活動報告があ

り、軽く千人を超えると思われる聴衆の前で堂々と発

表する彼、彼女たちに驚かされると同時に、頼もしく

さえ思えました。

黒柳さんはテレビで拝見するとおりの方のようで、

話のテンポは早く、そして話題がしょっちゅう切り替

わります。でもちゃんと元の話に戻って締めくくられ

ます。また、話の速度も速いものですから、隣で手話

通訳されていらっしゃる方が着いていくのが大変だ

ろうなと思いました。多分お疲れになるんでしょうね、

二人で30分おきくらいに交代しながらの通訳でした。

講演では色々なエピソードを聞かせていただきま

したが、特に印象に残っているのは、死に面した子供

たちは何も言わずにいるそうです。泣いたりできずに

死んでいくんだそうです。ある一人の子供は、治療も

できないからただ死を待つだけなのに、その子に「頑

張ってね」と声をかけたら、「貴方のそばに神がいらっ

しゃいますように」と返事を返したそうです。また別

な子供には、「大きくなったら何になりたい?」と訊く

と、「生きていたい」と答えたそうです。

皆さん、身の周りのちょっとした不平不満など些細

なことなんだと思いませんか・・・。

E.N

お疲れ様です。今年も誕生日休暇を頂きまして有難うございます。今回は4月3

日に取らせて頂きまして、金融機関への用事と、4月6日より京三製作所様への

出張がありますので私物発送分(生活用品など)の準備を済ませる事が出来まし

た。準備後は若干部屋が散乱致しましたので整頓を行って、残りの荷物にとりか

かろうと思います。準備期間が余りないこともあり、休暇を頂けなければ十分対

応出来なかったかと思います。貴重な時間を誕生日休暇として頂きまして有難う

ございます。

K.S

今回の誕生日休暇は20日に頂きました。午前中に病院や買い物などの用事を済

ませ、午後からは先輩と松橋まで釣りに出かけました。雨の影響もあったせいか

活性が悪く、期待していたほど釣ることが出来ませんでした。残念でしたが、シ

ーズンが始まったばかりなので今後の楽しみが出来ました。貴重な時間ありがと

うございました。

H.O

今回の誕生日休暇は、毎年恒例の農作業。外で働く機会は休みの時ぐらいしかな

く、日頃は部屋の中でしか働いていないので、気分転換も兼ねてやっています。

毎年の事ですが、我が家では少しばかり米ともち米を作っています。準備から刈

り取りまでの期間は約8ヶ月程掛かります。日本人の主食として作られていた米

も、今ではパン食などに変わり、米を食す機会が減少していると良く耳にします。

現実的に近所の方も作るのをやめておられる所が何軒かあるようです。理由とし

ては、「割が合わない」の一言。確かに、一反の田から収穫出来る量は約九俵

(540Kg)で、約13万円前後の金額にしかならず、農機具や肥料代、労賃等を考

えると「割が合わない」との一言になってしまうようです。このような状況でも、

米作りを頑張っておられる所もあります。この状況を我が社に置き換えて考える

と、作業環境も含めかなり恵まれた中で業務を進めていると言えるのではないで

しょうか? いろんな意味で今後を考えさせられた一日でした。

今月の誕生日 中 村 功 二 さん(工場長)

今 井 健 人 さん(設1課)

梅木勲一郎 さん(福岡営)

西 村 由 美 さん(製1課)

髙 宗 恭 圭 さん(設1課)

お誕生日おめでとうございます

人の動き 退職 4/20 山 北 正 輝 さん(設計2課)