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2014年 6 月 10 日 株式会社 サトー Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

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2014年 6 月 10 日

株式会社 サトー

Multi LABELIST OCX

リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

1

この度は、「Multi LABELIST OCX」(以下 MLOCX)をお求めいただきありがとうございます。

MLOCX は、弊社製汎用ラベル/タグ発行システム「Multi LABELIST V4」(以下 MLV4)の資産

を利用し、よりお客様のカスタマイズを実現するため開発いたしました。

MLV4 で登録したレイアウトファイルをもとに自由度の高いラベル/タグ発行システムを構築して

いただくために MLV4 の一部の機能は省かせていただきましたが、LAN、シリアルポート、パラ

レルポート、および弊社製プリンタドライバと、出力デバイスを問わない設計が可能です。また、標

準のプロトコルとしてステータス監視機能をサポートしており、プリンタがどのような状態になって

いるか取得することができます。

MLOCXの優れた機能がプログラマの皆さまのお役に立つことを開発者一同心より願っております。

・ 本マニュアルの一部または全部を弊社の許可なく複製などすることを禁じます。

・ 本マニュアルの内容は、訂正・改善のため予告なく変更することがあります。

・ 本マニュアルを運用した結果の影響については責任を負いかねますのでご了承ください。

・ 本マニュアルの内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点やお気づきの点がござ

いましたら、弊社までご連絡ください。

・ 本マニュアルでは例などの部分において開発言語に Visual Basic 6.0、Visual Basic 2010 を

使って説明しています。

・ SATO、Multi LABELIST は、サトーホールディングス株式会社の登録商標または商標です。

・ Microsoft、Windows、ActiveX コントロールは、米国マイクロソフト社の登録商標です。

・ その他記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

Copyright (C) 1997-2014 株式会社サトー

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

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MLOCX をご使用いただくには、次のハードウェアとソフトウェアが必要です。

◆ ハードウェア

下記対応 OS が動作する環境

5MB 以上の空き容量を持つハードディスク

弊社ラベルプリンタ

◆ ソフトウェア

対応 OS(32bit)Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Vista 、Windows XP

Widows Server 2008、Windows Server 2003

対応 OS(64bit)Windows 8.1、Windows 8、Windows 7

Widows Server 2012 R2、Widows Server 2012、Widows Server 2008 R2

※32bit アプリケーションから利用します。詳細は注意事項「64bit 版 OS での

利用に関して」をご確認ください。

稼動確認済 Visual Basic 2012、Visual C# 2012、Visual Basic 2010、Visual C# 2010、

開発ツール Visual Basic 2008、Visual Basic 2005、Visual Basic .NET2003

Visual Basic 6.0、Visual C++ 6.0

Access 2010、Access2002、Access2000

<補足説明>Windows2000 について

Multi LABELIST me 販売終了に伴い、Ver.4.10.0.1 で Windows2000 のサポートを終了しまし

た。

<補足説明>プリンタドライバの利用

プリンタドライバの対応 OS をご確認下さい。汎用プリンタドライバは Pr 毎に対応 OS に違いがあ

ります。また専用プリンタドライバは MLme の対応 OS に準拠します。

<補足説明>開発ツール

MLOCX は ActiveX コントロール(COM コンポーネント)をサポートする開発言語であれば使用可

能ですが、開発言語によって ActiveX コントロールの利用に制限があるため、注意が必要です。

<注意>マルチスレッドでの利用

MLOCX は.NET 環境で利用できるマルチスレッドには対応しておりません。発行処理を複数同時に

行う場合は、実行プログラムを複数起動するマルチタスクで利用してください。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

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◆ レイアウト作成ソフトウェア

MLOCX で利用するレイアウトファイルを新規作成するには、弊社汎用ラベル/タグ発行システム

Multi LABELIST V4 が必要です。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

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概要・特長 ··············

開発環境のセットアップ ·············

インストール

プロジェクトへ組込む

アンインストール

開発アプリケーションの配布 ···········

配布するファイル

配布方法

インストーラの作成

複数バージョンの混在

バージョンアップ方法 ··············

開発環境

配布アプリケーション

プロパティ・メソッド一覧 ············

Multi LABELIST OCX

プロパティ一覧

メソッド一覧

イベント一覧

プロパティウィンドウでの設定 ··········

環境設定

動作設定

通信設定

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Multi LABELIST OCX

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◆ 概要・特長

MLOCXは MLV4 のレイアウトファイルを利用してラベル/タグ印字を行うメインモジュールです。

● カスタマイズできるフォームオーバーレイ機能

「Multi LABELIST V4」の機能のひとつにフォームオーバーレイ機能があります。これは、大

量に発行を行うフォーマットの固定部をプリンタに登録し、後に可変部のみ送信することで印字

パフォーマンスを向上することができる機能です.

「Multi LABELIST V4」では固定部のフォーマットを自動で識別してプリンタに登録していま

すが、MLOCX ではプリンタに登録できる固定フォーマットを設計者によってカスタマイズでき

ます。

「より効率良く」。現場の声を反映した機能です。

● 独立した動作設定

印字濃度、印字速度、印字位置の補正といった「Multi LABELIST V4」で設定できる機能を

MLOCX でも設定できます。その場に応じて最適な環境で使用することができます。

● 出力デバイスを問わない設計

MLOCX では標準で COM、LPT および TCP/IP から出力することができます。また、弊社製

プリンタドライバ(汎用・専用)をインストールすることによって、プリンタドライバからの出

力も可能です。業務の規模に応じて多彩なシステム構成が構築できます。

● ステータス取得機能

MLOCX ではプリンタとの通信プロトコルとしてステータス3、ステータス4、およびラパン用

ステータスを標準でサポートしております。これは弊社独自の通信プロトコルで、現在のプリン

タの状態を取得することができます。また発行指示毎にステータスIDやジョブ名を付加するこ

とによって、どの発行指示でエラーが発生したか監視することも可能です。

● 同期モード・非同期モードの切り替え

MLOCX では通信方式として同期モードと非同期モードをサポートしています。

通信メソッドを同期モードで使用した場合はそのメソッドの戻り値で、非同期モードで使用した

場合は対応するイベントで正常終了、通信エラーを通知します。

アプリケーションを容易に作成出来るため、通常は同期モードでの使用を推奨します。

非同期モードは発行中に他のオペレーションを行うことが出来るため、運用効率を良くする場合

もありますが、イベント処理に秀でたエキスパートプログラマ向けであり、思わぬバグが発生す

る危険性があります。十分注意してご使用下さい。

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◆ 開発環境での利用方法

Visual Studio など開発ツールがセットアップされた開発環境(PC)に MLOCX をインストールし、

フォームに配置して利用します。MLV4 と共に利用する場合は、バージョンにより対応プリンタや

各種機能に違いがあるため、必ず MLOCX と MLV4 は共通のバージョンにして下さい。

● インストール

セットアップを実行することで、特定のディレクトリに MLmeControl.OCX、MLEdit32.DLL、

MLmeControl.LIC、PrinterFiles フォルダをインストールします。

<ファイル名> <概要> <インストール先>

MLmeControl.OCX MLOCX 本体モジュール ①

MLmeControl.LIC ライセンスファイル ①

MLEdit32.DLL 特殊編集用 DLL ①

PrinterFiles(フォルダ) プリンタ情報ファイル ②

① ウィザードで指定したフォルダ(デフォルト「C:\Program Files\MLmeControl」)

② OS により異なります。

<Windows 2000/XP/2003 の場合>

C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\(C)SATO\MLV4\PrinterFiles

<Windows Vista 以降の場合>

C:\ProgramData\(C)SATO\MLV4\PrinterFiles

<注意>プリンタ情報ファイルの格納先

MLOCX Ver.4.2.0.2 で Windows Vista 対応に伴い、MLOCX インストール時のプリンタ情報ファ

イル(PrinterFiles フォルダ以下)の格納場所を変更しています。

この変更に併せて、Ver.4.2.0.3 で本プロパティの初期値をプリンタ情報ファイルがインストールさ

れるパスに変更しております。

Ver.4.2.0.2 より前のバージョンの格納先 C:\Program Files\MLmeControl\PrinterFiles

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● フォームに配置する

プロジェクトで利用するために、フォーム(Windows フォーム)に MLOCX を配置します。

<Visual Basic 6.0 の場合>

① 「プロジェクト(P)」メニューから「コンポーネント(O)…」を選択します。

② 「コントロール」タブから「Multi LABELIST ActiveX Control module」を選択して、<OK>

ボタンをクリックします。

③ ツールボックス追加された MLOCX のアイコンを選択しフォームに配置します。

<Visual Basic 2010 の場合>

① プロジェクトのメニューで「ツール」-「ツールボックス アイテムの選択」を選択します。

② 「COM コンポーネント」タブの「Multi LABELIST ActiveX Control module」を選択

して、「OK」ボタンをクリックします。

③ツールボックスウィンドウに追加された MLOCX のアイコンを選択しフォームに配置します。

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● アンインストール

インストール時に指定されたフォルダ(デフォルト「C:\Program Files\MLmeControl」)か

ら MLmeControl.OCX、MLEdit32.DLL、MLmeControl.LIC を削除します。MLV4 と共用し

ているため、プリンタ情報ファイル(PrinterFiles フォルダ)は削除しません。

<手順>

① コントロールパネルを開き「プログラムの変更と削除」を選択します。

② 「Multi LABELIST OCX」を選択し、「削除」をクリックします。

③ 「選択したアプリケーション、およびすべてのコンポーネントを完全に削除しますか?」と

いうダイアログが表示されたら、「OK」ボタンをクリックします。

④ アンインストールが開始されます。

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◆ 開発アプリケーションの配布

MLOCX を使用したアプリケーションを配布する場合、アプリケーション(実行ファイル)と共に

MLmeControl.ocx、プリンタ情報ファイル、レイアウトファイルを配布する必要があります。これ

は、Visual Basic の実行環境をアプリケーションと共に配布するのと同様の考え方です。

また、必要に応じて MLEdit32.DLL も配布してください。

● 配布するファイルについて

<ファイル名> <概要> <配布の可否>

MLmeControl.OCX MLOCX 本体モジュール ○

MLmeControl.LIC ライセンスファイル ×

MLEdit32.DLL 特殊編集用 DLL ○

PrinterFiles(フォルダ) プリンタ情報ファイル ○

*****.mllay レイアウトファイル ○

○:弊社との特別な契約なしに自由に配布することができます。

×:アプリケーションといっしょに配布してはいけません。

レイアウトファイルおよびプリンタ情報ファイルの詳細については3章の LayoutFile プロパティ、

PrnPath プロパティおよび6章の注意事項を参照してください。

● 配布方法

MLmeControl.ocx は、配布先にコピーするだけでは動作しません。レジストリに登録する必要

があります。Windows 付属の regsvr32 を利用する方法もありますが、配布が簡単なインスト

ーラを作成する方法をおすすめします。

● インストーラの作成

Visual Studio 付属のディストリビューションウィザードやセットアッププロジェクトを利用す

ることで作成可能です。詳細は「Multi LABELIST OCX 練習マニュアル」、「Multi LABELIST

OCX 練習マニュアル(VS2005 版)」をご参照ください。

● 複数バージョンの混在

MLOCX のバージョンが開発時と異なる場合に、アプリケーションの実行時に致命的なエラー

(実行時エラー)が発生する可能性があります。WindowsXP 以降の場合、旧バージョンの

MLOCX が存在する環境にインストールする可能性がある場合は、MicroSoft の「Reg-Free

COM サポート機能」を利用することで、問題を回避出来ます。「Reg-Free COM サポート機能」

の詳細は Microsoft や Visual Studio の技術情報をご確認ください。MLOCX での利用方法は

「Multi LABELIST OCX 練習マニュアル(VS2005 版)」をご参照ください。

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◆ バージョンアップ方法

● 開発環境のバージョンアップ

① 古いバージョンの MLOCX をアンインストールします。

② 新しいバージョンの MLOCX をインストールします。

● 開発アプリケーションのバージョンアップ

① アプリケーションの開発環境にて、MLOCX をバージョンアップします。

② プロジェクトを開き、アプリケーション(実行ファイル)をリビルドします。

③ 配布するプリンタ情報ファイルを更新します。

④ インストーラを更新します。

<注意>バージョンアップ時のアンインストール

古いバージョンの MLOCX をアンインストールしないで、新しいバージョンの MLOCX をインスト

ールすると、その後アンインストールが正常にできなくなる可能性がありますので注意してください。

<注意>プリンタ情報ファイルの格納先

MLOCX Ver.4.2.0.2 より前のバージョンから MLOCX Ver.4.2.0.2以降へバージョンアップする場

合、プリンタ情報ファイルの格納先が変更されたため、プリンタ情報ファイルの配布やプリンタ情報

プロパティ(PrnPath プロパティ)の設定を確認してください。

<注意>開発アプリケーション

OCX ファイルを置き換えるだけでは不正なプロパティがセットされる、実行時エラーとなるなどが

正常に動作しません。必ずアプリケーションをリビルドしてください。

<注意>プリンタ情報ファイル

プリンタ情報ファイルは発行時に、プリンタの情報を読込むための重要なファイルです。更新されな

い場合、新しいプリンタが使用出来ないなど正常動作しない恐れがあります。

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◆ プロパティ・メソッド一覧

● Multi LABELIST OCX プロパティ一覧(用途別)

プロパティ名 概要 初期値 ページ

通信設定

Setting 通信パラメータの設定 COM1:9600,n,8,1 17

Protocol 通信プロトコルの設定 0(ステータス 3) 19

Timeout 通信タイムアウト値の設定 3 20

ExOutputAckCheck ACK/NAK確認の設定 True 21

StatusID ステータスIDの設定 0 22

JobName ジョブ名の設定 “”(空文字) 24

OutBufferCount 送信データ数の取得 0 25

基本設定

LayoutFile レイアウトファイルの設定 Default.mllay 26

PrnData 印字データの設定 “”(空文字) 27

PrnPath プリンタ情報ファイルの設定 (OS により異なる) 28

プリンタ動作設定

Darkness 印字濃度の設定 S(レイアウト依存) 29

Speed 印字速度の設定 S(レイアウト依存) 30

Offset 印字補正値の設定 0.0000,0.0000 31

MultiCut カット枚数指定の設定 0 32

OutCut 発行終了時カットの設定 0(カットしない) 33

Siwake 仕分けマーク印字の設定 False 34

特殊設定

Formoverlay フォームオーバーレイの設定 0(使用しない) 35

MemoryCard メモリーカード登録グラフィックの設定 False 36

LayoutNameCaption 「レイアウト名称」の設定 “”(空文字) 37

TotalQtyCaption 「総発行枚数」の設定 0 38

TaxRate 税率の設定 (環境により異なる) 39

互換

COMMode COM動作の設定 0(RS-232C 41

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● Multi LABELIST OCX プロパティ一覧(アルファベット順)

プロパティ名 概要 初期値 ページ

COMMode COM動作の設定 0(RS-232C 41

Darkness 印字濃度の設定 S(レイアウト依存) 29

ExOutputAckCheck ACK/NAK確認の設定 True 21

Formoverlay フォームオーバーレイの設定 0(使用しない) 35

JobName ジョブ名の設定 “”(空文字) 24

LayoutFile レイアウトファイルの設定 Default.mllay 26

LayoutNameCaption 「レイアウト名称」の設定 “”(空文字) 37

MemoryCard メモリーカード登録グラフィックの設定 False 36

MultiCut カット枚数指定の設定 0 32

Offset 印字補正値の設定 0.0000,0.0000 31

OutBufferCount 送信データ数の取得 0 25

OutCut 発行終了時カットの設定 0(カットしない) 33

PrnData 印字データの設定 “”(空文字) 27

PrnPath プリンタ情報ファイルの設定 (OS により異なる) 28

Protocol 通信プロトコルの設定 0(ステータス 3) 19

Setting 通信パラメータの設定 COM1:9600,n,8,1 17

Siwake 仕分けマーク印字の設定 False 34

Speed 印字速度の設定 S(レイアウト依存) 30

StatusID ステータスIDの設定 0 22

TaxRate 税率の設定 (環境により異なる) 39

Timeout 通信タイムアウト値の設定 3 20

TotalQtyCaption 「総発行枚数」の設定 0 38

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● Multi LABELIST OCX メソッド一覧

メソッド名 概要 ページ

通信

OpenPort 通信ポートのオープン 43

ClosePort 通信ポートのクローズ 44

発行

Output ラベル発行 45

ExOutput プリンタコマンドの送信 48

ExOutputB プリンタコマンド(バイナリ)の送信 50

ExInput 受信データの取得 53

ExInputCount 返信データバイト数の取得 54

プリンタ制御

GetStatus プリンタの状態確認 55

Cut 発行中のカット 57

SendCancel 発行のキャンセル 59

レイアウト情報取得

GetPrinter プリンタ情報の取得 61

GetHeaderLayoutFile ヘッダ札レイアウトの取得 63

GetTailLayoutFile テール札レイアウトの取得 64

印字データ指定

GetInputFields 入力情報の取得 65

SetPrnDataField 入力項目の印字データ設定 67

バージョン情報

AboutBox バージョン情報の表示 69

● Multi LABELIST OCX イベント一覧(非同期モードのみ)

イベント名 概要 ページ

発行

OutputStatus ラベル発行終了 71

ExOutputStatus プリンタコマンドの送信終了 74

プリンタ制御

RecvStatus プリンタの状態確認終了 76

CutStatus 発行中のカット終了 77

CancelStatus 発行のキャンセル終了 78

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◆ プロパティウィンドウでの設定

Visual Basic ではフォーム上の MLOCX を選択し、右クリックメニューの「プロパティ」からプロ

パティウィンドウを利用することでプロパティ値の設定が可能です。

● 動作環境(Environment)

<項目名> <対応するプロパティ>

プリンタ情報パス(Printer Information Directory) PrnPath プロパティ

レイアウトファイル(Layout File) LayoutFile プロパティ

税率(TaxRate) TaxRate プロパティ

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● 動作設定(Control)

<項目名> <対応するプロパティ>

印字濃度(Darkness) Darkness プロパティ

印字速度(Speed) Speed プロパティ

印字補正(Offset Collection Distancd) Offset プロパティ

フォームオーバーレイ(Form overlay) Formoverlay プロパティ

排出カット(Ejection cut) OutCut プロパティ

指定カット枚数(Multi cut) MultiCut プロパティ

仕分け(Sort mark) Siwake プロパティ

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● 通信設定(Communication)

<項目名> <対応するプロパティ>

通信設定(COM,LAN,Genaral driver,LPT,ML driver) Setting プロパティ

通信プロトコル(Protocol settings) Protocol プロパティ

ステータスID(Status ID) StatusID プロパティ

ジョブ名(Job name) JobName プロパティ

タイムアウト値(Timeout) Timeout プロパティ

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通信設定 ··············

Setting

Protocol

Timeout

ExOutputAckCheck

StatusID

JobName

OutBufferCount

基本設定 ··············

LayoutFile

PrnData

PrnPath

プリンタ動作設定 ··············

Darkness

Speed

Offset

MultiCut

OutCut

Siwake

特殊設定 ··············

Formoverlay

MemoryCard

LayoutNameCaption

TotalQtyCaption

TaxRate

互換 ··············

COMMode

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【通信】

◆ 機能 通信パラメータを設定、取得します。

◆ 書式 MLmeControl.Setting[=Setting$]

◆ 設定値

Setting (初期値 COM1:9600,n,8,1)

COMn:bbbbb,p,d,s シリアルポート(COM ポート)を指定します。

n(1~9) COMポート番号

bbbb(4800~57600) ボーレート

p(n、e、o のいずれか) パリティビット(「n」なし、「e」偶数、「o」奇数)

d(7、8 のいずれか) データビット

s(1、1.5、2 のいずれか) ストップビット

LAN:aaa.aaa.aaa.aaa,ppppp LAN を指定します。

aaa.aaa.aaa.aaa IPアドレス

ppppp ポート番号

DRV:Drivername 汎用プリンタドライバを指定します。

Drivername プリンタドライバ名称

ODV:Drivername MLme 専用プリンタドライバを指定します。

Drivername プリンタドライバ名称

FILE:Filename,m ファイルを指定します。

Filename ファイル名称

m(0、1 のいずれか) 出力モード(「0」上書き、「1」追加

「2」ヘッダ付 ※使用禁止)

LPTn: パラレルポートを指定します。(推奨しません。)

n(システムに依存) LPTポート番号

◆ ポイント

● LAN指定のポート番号は Protocol プロパティによって設定してください。

<ステータス3の場合>「1024」を指定します。

<ステータス4の場合>本設定値は使用されません。「1024」など適当な数値を指定します。

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● パラレルポート指定は、汎用・専用プリンタドライバ経由での出力を推奨しております。直接L

PT設定で出力した場合、プリンタやPCの機種などハードウェア環境によって、プリンタの状

態取得やラベル発行ができない場合があります。

● シリアルポート・パラレルポート・LAN指定は、出力メソッド(Output、ExOutput、

ExOutputB)を実行する前に GetStatus メソッドで必ずプリンタの状態をご確認下さい。

GetStatus メソッドでプリンタ状態の確認を行わずに出力メソッドを実行した場合、プリンタ

の状態によっては送信した印字データが消失したり、プリンタの印字が停止する恐れがあります。

● USB 接続のプリンタを利用する場合は、汎用プリンタドライバを指定してください。

● ファイル指定の出力モード「2」は、弊社の「Multi LABELIST i-server」で使用するためのパ

ラメータです。MLOCX では使用しないでください。

● 1台のプリンタに対してインターフェース制御(COM、LPT、LAN)とプリンタドライバ

(汎用、専用)を切換えて接続することは行わないでください。2 重接続が発生し、エラーとな

る可能性があります。

● Setting プロパティのサポート情報については、付録の「Setting プロパティ通信パラメーター

機種別一覧」を参照してください。

◆ エラー処理

ポートオープン中に Setting プロパティを変更することは出来ません。出力先を変更するには

一旦、ポートをクローズしてください。

◆ 例 COMポート1に通信設定 9600,n,8,1 の場合

IPアドレス 128.12.28.128、ポート番号 1000 の場合

汎用プリンタドライバ名称「SATO TR400e」の場合

ファイル「C:\My Documents\Printout.dat」に上書きモードで出力する場合

◆ 関連項目

● プロパティ Protocol、Timeout

● メソッド OpenPort、Output、GetStatus

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1"

The communication parameter cannot be changed when the port is opened.

MLmeControl.Setting = "FILE:C:¥My Documents¥Printout.dat,0"

MLmeControl.Setting = "DRV:SATO TR400e"

MLmeControl.Setting = "LAN:128.12.28.128,1000"

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【通信】

◆ 機能 通信プロトコルを設定、取得します。

◆ 書式 MLmeControl. Protocol[=Protocol%]

◆ 設定値

Protocol 0 – Status3(初期値) ステータス3プロトコル

ステータス L プロトコル(LR 専用)

1 – Status4 ステータス4プロトコル(ドライバ専用プロトコル)

2 – LapinCOM ラパン用 RS-232C プロトコル

3 – LapinIrDA ラパン用 IrDA プロトコル

4 – LapinCOM_CRC ラパン用 Bluetooth プロトコル

5 – ReadyBusy Ready/Busy プロトコル

◆ ポイント

● 通信ポートがCOM、LPT、またはLANの場合に使用します。プリンタドライバ、ファイル

では、本プロパティは使用されません。

● プリンタ本体の通信設定を該当するプロトコルにする必要があります。必ずプリンタ本体の設定

値を確認してください。

● LPT接続以外の場合は、ステータス3(ステータス L)のご使用を推奨します。

● 通信ポートのオープン中に Protocol プロパティを変更するとエラーとなります。

● 通信プロトコルのステータス5には対応しておりません。

● プリンタ本体の通信プロトコルの設定については、付録の「プリンタ本体の通信プロトコルの設

定方法」を参照してください。

◆ エラー処理

ポートオープン中に Protocol プロパティを変更することは出来ません。通信プロトコルを変更する

には一旦ポートをクローズしてください。

範囲外の設定値です。0~5の値を設定してください。

◆ 例 ステータス4プロトコルを設定します。

現在の通信プロトコルを取得します。

MLmeControl.Protocol = Status4

The value of Protocol property is invalid.

The value of Protocol property cannot be changed when the port is opened.

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

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◆ 関連項目

● プロパティ Setting、Timeout

● メソッド OpenPort、Output、GetStatus、Cut、SendCancel、Exoutput、

ExoutputB

Protocol = MLmeControl.Protocol

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【通信】

◆ 機能 通信タイムアウト値を設定、取得します。

◆ 書式 MLmeControl.Timeout[=Timeout&]

◆ 設定値

Timeout 任意数値 送信・受信時の通信タイムアウトを秒単位(1~60)で指定します。

(初期値:3)

◆ ポイント

● Setting プロパティがシリアルポート・パラレルポート・LAN指定の場合に使用します。プリ

ンタドライバ・ファイル指定では、本設定値は使用されません。

● OpenPort メソッド成功後(通信ポートがオープンしている状態)で、本設定値を変更するとエ

ラーとなります。

● GetStatus メソッド使用時に適用します。これはプリンタに対してステータスの要求を行った

後に返送されるステータスの受信を監視するためで、一定秒数ステータスの返送がない場合に受

信タイムアウトとなります。

● Protocol プロパティがステータス3の場合、Output メソッド使用時にも適用されます。一定

秒数 ACK/NAK 返送がない場合に受信タイムアウトとなります。

◆ エラー処理

ポートオープン中に Timeout プロパティを変更することは出来ません。通信タイムアウトを変更す

るには一旦ポートをクローズしてください。

範囲外の設定値です。1~60 の値を設定してください。

◆ 例 通信タイムアウトの設定例を示します。

<VB6 の場合>

The value of Timeout property is invalid. This property must be within the range from 1 to 60.

The value of Timeout property cannot be changed when the port is opened.

Dim Result As Long

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" ‘ 通信設定のイニシャル

MLmeControl.Timeout = 5 ‘ タイムアウト値を5秒に設定

Result = MLmeControl.OpenPort(1) ‘ ポートオープン

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

End If

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

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<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Setting、Protocol

● メソッド OpenPort、Output、GetStatus

Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" '通信設定のイニシャル

MLmeControl.Timeout = 5 'タイムアウト値を5秒に設定

Result = MLmeControl.OpenPort(1) 'ポートオープン

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

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【通信】

◆ 機能 ExOutput、ExOutputB 使用時にプリンタより返信される ACK/NAK を確認するか

を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl. ExOutputAckCheck[= ExOutputAckCheck]

◆ 設定値

ExOutputAckCheck True(初期値) ACK/NAK を確認する。

False ACK/NAK を確認しない。

◆ ポイント

● Protocol プロパティが「0」(ステータス 3)、「1」(ステータス 4)の場合のみ使用します。そ

れ以外の場合は ACK/NAK が返送されないため、「False」に設定してください。

● ACK/NAK が返送されない場合、または ACK/NAK 以外のデータを受信する場合は、「False」

に設定してください。「True」で ACK/NAK が返送されない場合、ExOutput、ExOutputB

で戻り値「10」(受信タイムアウト)になります。

◆ 例 ExOutput メソッド、ExInput メソッドを使ってプリンタのステータスを取得します。

<VB6 の場合>

Dim Length As Long

Dim Status As String

Dim Result As Long

MLmeControl.Protocol = Status3

MLmeControl.ExOutputAckCheck = False ‘ ACK/NAK を確認しない

Result = MLmeControl.ExOutput(Chr(5)) ‘ ENQ 送信(ステータス要求)

If Result <> 0 Then

‘エラー処理

End If

Length = MLmeControl.ExInputCount ‘ 受信バッファのバイト数取得

If Length > 0 Then

Status = MLmeControl.ExInput(0, Length) ‘ テキストで受信

End If

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

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<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Protocol、Timeout

● メソッド ExOutput、ExOutputB

Dim Length As Long = Nothing

Dim Status As String = Nothing

Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.Protocol = MLMECONTROLLib.Protocols.Status3

MLmeControl.ExOutputAckCheck = False 'ACK/NAKを確認しない

Result = MLmeControl.ExOutput(Chr(5)) 'ENQ送信Mステータス要求

If Result > 0 Then

'エラー処理

End If

Length = MLmeControl.ExInputCount '受信バッファのバイト数取得

If Length > 0 Then

Status = MLmeControl.ExInput(0, Length) 'テキストで受信

End If

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26

【通信】

◆ 機能 ステータス ID を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.Status[=StatusID&]

◆ 設定値

StatusID 任意数値 ステータス ID に設定する数値(0~99)を指定します。

空文字(初期値)

◆ ポイント

● Protocol プロパティでステータス3、ステータス4を選択した時に使用します。ラパン用ステ

ータス使用時は、本設定値は使用されません。

◆ エラー処理

範囲外の設定値です。0~99 の値を設定してください。

◆ 例 ステータスIDの運用例を示します。

<VB6 の場合>

Dim Result As Long

Dim Status As String

MLmeControl.StatusID = 36 ‘ ステータスIDに 36 をセット

Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

Result = MLmeControl.GetStatus(Status) ‘ ステータス取得

If Left$(Status, 2) = "36" Then

‘ ステータスIDが 36 の場合

End If

End Sub

The value of StatusID property is invalid. This property must be within the range from 0 to 99.

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27

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Protocol

● メソッド Output、GetStatus

Dim Result As Long = Nothing

Dim Status As String = Nothing

MLmeControl.StatusID = 36 'ステータスIDに36をセット

Result = MLmeControl.Output() '発行処理

Result = MLmeControl.GetStatus(Status) 'ステータス取得

If Status.Substring(0, 2) = "36" Then

'ステータスIDが36の場合

End If

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28

【通信】

◆ 機能 ジョブ名を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.JobName[=JobName$]

◆ 設定値

JobName 任意文字列 ジョブ名に設定する文字列(16 桁以内)を指定します。

空文字(初期値)

◆ ポイント

● Protcol で「1」(ステータス 4)の場合に使用します。「1」以外の場合、本設定は使用されませ

ん。

◆ エラー処理

範囲外の設定値です。16 桁以内の値を設定してください。

◆ 例 ジョブ名の運用例を示します。

<VB6 の場合>

Dim Result As Long

Dim Status As String

Dim JobName As String

MLmeControl.JobName = "SATO Print" ‘ ジョブ名をセット

Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

Result = MLmeControl.GetStatus(Status)

JobName = Mid(Status,8,16)

If rtrim(JobName) = "SATO Print" Then

‘ ジョブ名が SATO Print の場合

End If

The value of JobName property is invalid. The length of this property must be within 16 bytes.

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29

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Protocol、StatuaID

● メソッド Output、GetSatus

Dim Result As Long = Nothing

Dim Status As String = Nothing

Dim JobName As String = Nothing

MLmeControl.JobName = "SATO Print" 'ジョブ名をセット

Result = MLmeControl.Output() '発行処理

Result = MLmeControl.GetStatus(Status)

JobName = Status.Substring(8, 16)

If RTrim(JobName) = "SATO Print" Then

'ジョブ名がSATO Printの場合

End If

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30

【通信】

◆ 機能 送信データ数を取得します。設定はできません。

◆ 書式 [OutBufferCount&=]MLmeControl.OutBufferCount

◆ 設定値

OutBufferCount 正数値 未完了の出力メソッドの個数です。

0 ポートがオープンされていない

ポートを同期モードでオープンしている

◆ ポイント

● OpenPort メソッドの「0」(非同期モード)を利用した場合のみ有効です。

● 出力メソッドは Output、ExOutput、ExOutputB、GetStatus、Cut の5種類です。

◆ 例 送信データがなくなるまで待機します。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Setting

● メソッド OpenPort、Output、ExOutput、ExOutputB、GetStatus、Cut

Do While MLmeControl.OutBufferCount > 0

Application.DoEvents()

Loop

Do While MLmeControl.OutBufferCount > 0

DoEvents

Loop

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31

【基本】

◆ 機能 MLV4 で作成したレイアウトファイルを設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.LayoutFile[=LayoutFile$]

◆ 設定値

LayoutFile レイアウトファイルのローカル ファイル パスを指定します。

◆ 例 レイアウト情報ファイルパスを設定します。

現在のレイアウト情報ファイルパスを取得します。

◆ エラー処理

ファイル名が不正です。拡張子 mllay のレイアウトファイルを指定してください。

◆ 関連項目

● プロパティ PrnData、PrnPath、Darkness、Speed、Formoverlay、MemoryCard

● メソッド Output、GetInputFields、SetPrnDataField、GetPrinter、

GetHeaderLayoutFile、GetTailLayoutFile

MLmeControl.LayoutFile = "C:¥SATO¥ABC.mllay"

The value of LayoutFile property is invalid.

LayoutFile = MLmeControl.LayoutFile

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32

【基本】

◆ 機能 印字データを設定、取得します。

◆ 書式 MLmeControl.PrnData[=PrnData$]

◆ 設定値

PrnData 任意文字列 各項目をタブ(&H9)区切りで指定します。

項目の文字フォーマットは MLV4 準拠で英数字、漢字・かな(シ

フト JIS コード)となります。

◆ ポイント

● バーコードにチェックデジットを含めたデータを指定する際は、チェックデジットが正しいかお

客様のアプリケーションで必ずチェックした上で指定してください。チェックが出来ない場合は、

チェックデジットを含まないデータに変更するか、変数の設定でチェックデジット部分を取り除

くようにレイアウトファイルを変更してください。

● LayoutFileプロパティにレイアウトファイル名をセットした時点でPrnDataプロパティが初期

化されます。

● SetPrnDataField メソッドは本プロパティの値を変更するメソッドです。混乱を防止するため

SetPrnDataField メソッド使用時は本プロパティを使用しないでください。

● PrnData プロパティの詳細についてはワンポイントテクニックの「印字データを設定する」を

参照してください。

● タブ(&H9)を印字データとして含めることはできません。

◆ 例 印字データを設定します。

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile

● メソッド Output、GetPrnDataField、SetPrnDataField

MLmeControl.PrnData = "1000" & Chr$(9) & "2000" & Chr$(9) & "1"

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33

【基本】

◆ 機能 プリンタ情報ファイル格納パス(ローカル パス)を設定、取得します。

◆ 書式 MLmeControl.PrnPath[=PrnPath$]

◆ 設定値

PrnPath 任意文字列 プリンタ情報ファイルの格納パス(ローカルパス)を指定します。

◆ ポイント

● プリンタ情報ファイルとは、MLOCX でラベルやタグを発行する際に必要なファイルです。

● MLOCX をインストールすると、デフォルトの場合、以下のフォルダの下に“PrinterFiles”と

いう名称のフォルダが作成され、各プリンタの情報ファイルが格納されます。

<MLOCX Ver.4.2.0.2 より前のバージョン>

C:\Program Files\MLmeControl\PrinterFiles

<MLOCX Ver.4.2.0.2 以降のバージョン>

Windows 2000/XP/2003 の場合

C:\Documents and Settings\All Users\

Application Data\(C)SATO\MLV4\PrinterFiles

Windows Vista の場合

C:\ProgramData\(C)SATO\MLV4\PrinterFiles

● MLOCX を使用する場合、プリンタ情報ファイルを実行ファイルと共に配布し、本プロパティを

必ず設定してください。

以下の2種類のファイルで構成されています。

PrnObject.mlprn プリンタ一覧ファイル

PrnCommand*.mlprn プリンタ詳細ファイル(*はプリンタNo)

◆ エラー処理

パス名が不正です。ディレクトリを示す文字列として正しいか確認してください。

◆ 例 プリンタ情報パスに「C:\SATO\PrinterFiles\」を設定します。

現在のプリンタ情報パスを取得します。

MLmeControl.PrnPath = "C:¥SATO¥PrinterFiles¥"

The value of PrnPath property is invalid.

PrnPath = MLmeControl.PrnPath

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34

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile

● メソッド Output、Cut

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35

【動作】

◆ 機能 印字濃度を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.Darkness[=Darkness$]

◆ 設定値

Darkness 空文字列 プリンタ本体に登録された設定値が有効になります。

S(初期値) レイアウト情報の印字濃度が有効になります。

任意文字列 本設定値をプリンタに送信します。

1桁目:印字濃度レベル、2 桁目:印字濃度レンジ(省略可)

◆ ポイント

● 「S」でレイアウトに設定がない場合、プリンタに登録された設定値が有効になります。

● 「任意文字列」の範囲は、付録「サポートプリンタについて」をご参照ください。範囲外の値を

設定した場合はエラーとなります。

● 印字濃度レンジは通常設定する必要はございません。2 色サーマル用紙など特殊な用紙を使用す

る際に弊社の担当販売員よりご説明致します。

● 印字濃度未サポートのプリンタでは、本設定は使用されません。

◆ エラー処理

範囲外の設定値です。2 桁以内の値を設定してください。

不正な設定値です。任意文字列は半角英数字で指定してください。

◆ 例 印字濃度に 3 を設定します。

レイアウト情報の印字濃度を使用します。

現在の印字濃度プロパティの設定値を取得します。

Dark = MLmeControl.Darkness

MLmeControl.Darkness = "S"

MLmeControl.Darkness = "3"

The value of Darkness property is invalid. This property must be alphanumeric.

The value of Darkness property is invalid. The length of this property must be within 2 bytes.

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36

◆ 関連項目

● プロパティ Speed、Offset

● メソッド Output

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37

【動作】

◆ 機能 印字速度を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.Speed[=Speed$]

◆ 設定値

Speed 空文字列 プリンタ本体に登録された設定値が有効になります。

S(初期値) レイアウト情報の印字速度が有効になります。

任意文字列 本設定値をプリンタに送信します。

◆ ポイント

● 「S」でレイアウトに設定がない場合、プリンタに登録された設定値が有効になります。

● 「任意文字列」の範囲は、付録「サポートプリンタについて」をご参照ください。範囲外の値を

設定した場合はエラーとなります。

● 印字速度未サポートのプリンタでは、本設定は使用されません。

◆ エラー処理

範囲外の設定値です。2 桁以内の値を設定してください。

不正な設定値です。任意文字列は半角英数字で指定してください。

◆ 例 印字速度に 5 を設定します。

レイアウトファイルの印字速度を使用します。

現在の印字速度プロパティの設定値を取得します。

◆ 関連項目

● プロパティ Darkness、Offset

● メソッド Output

MLmeControl.Speed = "5"

The value of Speed property is invalid. This property must be alphanumeric.

The value of Speed property is invalid. The length of this property must be within 2 bytes.

Speed = MLmeControl.Speed

MLmeControl.Speed = "S"

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38

【動作】

◆ 機能 印字補正を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl. Offset[=Offset$]

◆ 設定値

Offset 横補正値,縦補正値 横・縦の補正値をカンマ区切りで指定します。mm 単位で

(初期値:0,0 範囲: -99.9~99.9) 小数点以下4桁まで有効です。

S,S レイアウト情報の印字補正値を使用します。

◆ ポイント

● 「S,S」でレイアウトに設定がない場合、プリンタに登録された設定値が有効になります。

● 正常に印字できるレイアウトに対して印字補正を行うと、プリンタの印字領域をオーバーする、

ラベルから文字がはみ出すなどの可能性があります。また Output メソッドでは以下のエラーが

発生する可能性があり注意が必要です。

610 用紙に印字できない項目が存在します。

611 計算できない無効な項目が存在します。

◆ エラー処理

範囲外の設定値です。-99.9~99.9 の値を設定してください。

◆ 例 印字位置を横に 3mm、縦に 2mm 補正して発行します。

レイアウト情報の印字補正値を使用します。

◆ 関連項目

● プロパティ Darkness、Speed

● メソッド Output

MLmeControl.Offset = "3.0,2.0" ‘ 印字補正値セット

The value of Offset property is invalid. This property must be within the range from -99.9 to 99.9.

MLmeControl.Offset = "S,S" ‘ 印字補正値セット

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39

【動作】

◆ 機能 カット単位枚数を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.MultiCut[=MultiCut&]

◆ 設定値

MultiCut 0(初期値) 本設定値は使用されません。

任意数値 発行枚数に対してカットを行う枚数(0~9999)を指定します。

◆ ポイント

● カウンタ変数または小ラベルモードを利用している場合は、本プロパティは利用できません。

OutCut プロパティまたは Cut メソッドをご利用ください。

● 枚数が設定値に満たない場合、発行終了時にカットします。

(例)MultiCut プロパティが「5」、発行枚数が「3」 ⇒ 3 枚目でカット

MuitiCut プロパティが「5」、発行枚数が「7」 ⇒ 5 枚目と 7 枚目でカット

● 「1」以上を設定したの場合、OutCut は使用されません。

● カット動作未サポートのプリンタでは、本設定は使用されません。サポート情報は、付録「サポ

ートプリンタについて」をご参照ください。

◆ エラー処理

範囲外の設定値です。0~9999 の値を設定してください。

◆ 例 発行時に 3 枚単位でカットします。

<VB6 の場合>

Dim Result As Long

MLmeControl.MultiCut = 3 ‘ 3 枚単位でカット

Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

End If

The value of MultiCut property is invalid. This property must be within the range from 0 to 9999.

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40

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ OutCut、LayoutFile

● メソッド Output、Cut

Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.MultiCut = 3 '3枚単位でカット

Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

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41

【動作】

◆ 機能 発行終了時のカットを設定、取得します。

◆ 書式 MLmeControl.OutCut[=OutCut%]

◆ 設定値

OutCut 0 – ocOff(初期値) 発行終了時のカットは行いません。

1 – ocOn 発行終了時のカットを行います。

2 – ocNone プリンタ本体の動作モードに従います。

◆ ポイント

● レイアウト情報のカット動作設定は使用されません。

● MultiCut プロパティで「1」以上を設定した場合、本設定値は使用されません。

● カット動作未サポートのプリンタでは、本設定は使用されません。サポート情報は、付録「サポ

ートプリンタについて」をご参照ください。

◆ エラー処理

範囲外の設定値です。0~2の値を設定してください。

◆ 例 発行終了時にカットを行います。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.OutCut = MLMECONTROLLib.OutCuts.ocOn '発行終了時のカットをONにします

Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

The value of OutCut property is invalid.

Dim Result As Long

MLmeControl.OutCut = ocOn ‘ 発行終了時のカットをONにします

Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

End If

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42

◆ 関連項目

● プロパティ MultiCut

● メソッド Output、Cut

印字方向

OutCut プロパティで「1」を設定すると一発行単位の末尾でカットします。

「0」を設定するとカットされません。

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43

【動作】

◆ 機能 仕分けマークの印字を設定、取得します。

◆ 書式 MLmeControl.Siwake[=Siwake$]

◆ 設定値

Siwake True 仕分けマークを印字します。

False(初期値) 仕分けマークを印字しません。

◆ ポイント

● レイアウト情報の仕分けマーク印字設定は使用されません。

● 仕分けマーク印字未サポートのプリンタでは、本設定は使用されません。サポート情報は、付録

「サポートプリンタについて」をご参照ください。

◆ 例 仕分けマークを印字します。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.Siwake = True '仕分けマーク ON

Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

Dim Result As Long

MLmeControl.Siwake = True ‘ 仕分けマークON

Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

End If

印字方向

仕分けマーク 一発行単位の先頭のタグに印をつけます

スタッカをセットするとより効果的な運用が可能です。

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44

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile

● メソッド Output

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45

【特殊】

◆ 機能 フォームオーバーレイを設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.Formoverlay[=Formoverlay%]

◆ 設定値

Formoverlay 0 – folNone(初期値) フォームオーバーレイを使用しません。

1 – folSave フォームオーバーレイを登録します。

2 – folLoad フォームオーバーレイを使用します。

◆ ポイント

● 「1」で登録する対象は、Output で出力される全てのデータです。また登録可能数は 1 つです。

2 つ以上登録しても、最後に登録したデータが有効になります。

● レイアウト情報のフォームオーバーレイは使用されません。

● フォームオーバーレイ未サポートのプリンタで「0」以外を設定した場合、発行時にエラーとな

ります。サポート情報は付録「サポートプリンタについて」を参照してください。

◆ エラー処理

範囲外の設定値です。0~2の値を設定してください。

◆ 例 フォームオーバーレイ登録後、フォームオーバーレイを呼び出します。

<VB6 の場合>

Dim Result As Long

MLmeControl.LayoutFile = "A.mllay" ‘ レイアウト"A.mllay"をセット

MLmeControl.Formoverlay = 1 ‘ フォームオーバーレイを登録します

Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理(フォームオーバーレイの登録)

MLmeControl.LayoutFile = "B.mllay" ‘ レイアウト"B.mllay"をセット

MLmeControl.PrnData = "1980" & Chr$(9) & "1" ‘ 印字データをセット

MLmeControl.Formoverlay = 2 ‘ フォームオーバーレイを呼び出します

Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理(フォームオーバーレイの呼出)

The value of Formoverlay property is invalid.

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46

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● メソッド Output

Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.LayoutFile = "A.mllay" 'レイアウト"A.mllay"をセット

'フォームオーバーレイを登録します

MLmeControl.Formoverlay = MLMECONTROLLib.Formoverlays.folSave

Result = MLmeControl.Output() '発行処理(フォームオーバーレイの登録)

MLmeControl.LayoutFile = "B.mllay" 'レイアウト"B.mllay"をセット

MLmeControl.PrnData = "1980" & Chr(9) & "1" '印字データをセット

'フォームオーバーレイを呼び出します

MLmeControl.Formoverlay = MLMECONTROLLib.Formoverlays.folLoad

Result = MLmeControl.Output() '発行処理(フォームオーバーレイの呼出)

SATO ¥1,980

4901234567894

¥1,980

4901234567894

SATO

レイアウト A.mllay レイアウト B.mllay 合成されたレイアウト

(フォームオーバーレイ登録) (フォームオーバーレイ呼出し)

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47

【特殊】

◆ 機能 MLV4のメモリカードマネージャで登録したグラフィックの使用を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl. MemoryCard[= MemoryCard ]

◆ 設定値

MemoryCard True メモリーカード登録グラフィックを使用します。

False(初期値) メモリーカード登録グラフィックを使用しません。

◆ ポイント

● メモリーカードにグラフィックデータを登録するためには、MLV4 の保守メニューの「メモリ

ーカードマネージャー」の機能を使用して登録する必要があります。登録方法の詳細につきまし

ては、MLV4 のマニュアルを参照してください。

● メモリーカードに登録されたフォームオーバーレイデータの利用はできません。

● メモリーカードのサポート情報は、付録「サポートプリンタについて」をご参照ください。

◆ 例 メモリーカードに登録されているグラフィック情報を使用して発行します。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile

● メソッド Output

Dim Result As Long

MLmeControl.MemoryCard = True 'メモリーカード登録情報を使用

Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

Dim Result As Long

MLmeControl.MemoryCard = True ‘ メモリーカード登録情報を使用

Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

End If

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48

【特殊】

◆ 機能 「レイアウト名称」を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.LayoutNameCaption[=LayoutNameCaption$]

◆ 設定値

LayoutNameCaption レイアウトファイルの「レイアウト名称」に設定する任意文字列かローカル

ファイル パスを指定します。

◆ ポイント

● 「ローカル ファイル パス」指定の場合、ファイル名のみが「レイアウト名称」になります。

● MLV4 のレイアウト管理画面で「レイアウト名称」を設定してある場合に、本設定値を使用し

ます。

◆ 例 「レイアウト名称」を設定します。

「レイアウト名称」を取得します。

「レイアウト名称」の印字結果は”ABC”となります。

◆ 関連項目

● プロパティ TotalQtyCaption

● メソッド Output

MLmeControl.LayoutNameCaption = "C:¥SATO¥ABC.mllay"

LayoutNameCaption = MLmeControl.LayoutNameCaption

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49

【特殊】

◆ 機能 「総発行枚数」を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.TotalQtyCaption[=TotalQtyCaption&]

◆ 設定値

TotalQtyCaption 任意数値(0 以上) レイアウトファイルの「総発行枚数」を指定します。

◆ ポイント

● MLV4 のレイアウト管理画面で「総発行枚数」を設定してある場合に、本設定値を使用します。

◆ エラー処理

範囲外の設定値です。0以上の値を設定してください。

◆ 例 総発行枚数キャプションを設定します。

現在の総発行枚数キャプションを取得します。

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile

● メソッド Output

MLmeControl.TotalQtyCaption = 13

The value of TotalQtyCaption property is invalid.

TotalQtyCaption = MLmeControl.TotalQtyCaption

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50

【特殊】

◆ 機能 税率を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.TaxRate[=TaxRate#]

◆ 設定値

TaxRate 任意数値 税率に本設定値が使用されます。

(初期値:環境により異なる 範囲:0~99.9)

◆ ポイント

● 本設定値は、レイアウトファイルで変数の編集パラメータで設定した税編集の「税率 1」「税率

2」に使用されます。

● 初期値はレジストリの「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\(C)SATO\」以下に設定

されているレジストリキーによって異なります。

①MLV4\Settings\TaxValue1

⇒②MLV4\Settings\TaxValue2

⇒③MLme\Settings\TaxValue1

⇒④MLme\Settings\TaxValue2

①から④まで順番に、レジストリキーに値があれば初期値に設定し、なければ次のレジストリキ

ーを参照します。全てのレジストリキーが設定されていない場合は「8.0」となります。

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51

● 本設定値は「条件印字(税率)」の対象として使用されます。

◆ エラー処理

範囲外の設定値です。0~99.9の値を設定してください。

◆ 例 税率を設定します。

現在の税率を取得します。

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile

● メソッド Output

MLmeControl.TaxRate = 8.0

The value of TaxRate property is invalid. This property must be within the range from 0 to 99.9.

TaxRate = MLmeControl.TaxRate

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52

【互換】

◆ 機能 COM 動作を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.COMMode[=ComMode]

◆ ポイント 互換用のプロパティです。

プロパティを設定しても動作に影響はありません。

◆ エラー処理

ポートオープン中に COMMode プロパティを変更することは出来ません。設定を変更するには

一旦、ポートをクローズしてください。

範囲外の設定値です。

The value of COMMode property is invalid.

The value of COMMode property cannot be changed when the port is opened.

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53

通信 ··············

OpenPort

ClosePort

発行 ··············

Output

ExOutput

ExOutputB

ExInput

ExInputCount

プリンタ制御 ··············

GetStatus

Cut

SendCancel

レイアウト情報取得 ··············

GetPrinter

GetHeaderLayoutFile

GetTailLayoutFile

印字データ指定 ··············

GetInputFields

SetPrnDataField

バージョン情報 ···············

AboutBox

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54

【通信】

◆ 機能 通信ポートをオープンします。

◆ 書式 MLmeControl.OpenPort(ByVal SyncMode As Long) As Long

◆ 引数

SyncMode 0 非同期モード

1 同期モード

◆ 戻り値

0 正常終了。

1 Setting プロパティの値が不正です。

3 既にオープンされています。

4 ポートオープン時にエラーが発生しました。

12 通信設定と通信プロトコルの組み合わせが未サポートです。

◆ ポイント

● 同期モード・非同期モードについては「MLOCX 概要・特長 同期モード・非同期モードの切り替

え」を参照してください。

● Setting プロパティで設定されたデバイスをオープンします。

● 戻り値「4」は、Setting プロパティの存在しないポート番号・IPアドレス・プリンタドライ

バ名を指定している場合や、デバイスが他のプログラムで使用されている場合に発生します。

◆ 例 通信ポートのオープンからクローズまでのプログラム例を示します。

<VB6 の場合>

Dim Result As Long

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" ' 通信設定のイニシャル

Result = MLmeControl.OpenPort(1) ' 同期モードでポートオープン

If Result = 0 Then

' 一連の出力処理

Result = MLmeControl.ClosePort() ' ポートのクローズ

End If

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55

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Setting、Protocol、Timeout

● メソッド Output、GetStatus、Cut、SendCancel、ExOutput、ExOutputB

Dim Result As Long

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" '通信設定のイニシャル

Result = MLmeControl.OpenPort(1) '同期モードでポートオープン

If Result = 0 Then

'一連の出力処理

Result = MLmeControl.ClosePort() 'ポートのクローズ

End If

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56

【通信】

◆ 機能 通信ポートをクローズします。

◆ 書式 MLmeControl.ClosePort() As Long

◆ 戻り値

0 正常終了。

5 ポートがオープンされていません。

6 ポートクローズ時にエラーが発生しました。

◆ 例 通信ポートのオープンからクローズまでのプログラム例を示します。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

Dim Result As Long

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" '通信設定のイニシャル

Result = MLmeControl.OpenPort(1) '同期モードでポートオープン

If Result = 0 Then

'一連の出力処理

Result = MLmeControl.ClosePort() 'ポートのクローズ

End If

Dim Result As Long

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" ‘ 通信設定のイニシャル

Result = MLmeControl.OpenPort(1) ‘ 同期モードでポートオープン

If Result = 0 Then

‘ 一連の出力処理

Result = MLmeControl.ClosePort() ‘ ポートのクローズ

End If

<注意>ClosePort 実行時の注意

Setting プロパティで LAN を指定している場合に Output メソッド実行直後に ClosePort メソッド

を実行すると、OS や Pr など環境によって送信データが途切れる恐れがあります。そのため、

ClosePort メソッドを実行する前に、GetStatus メソッドでプリンタとの通信状態を確認してくださ

い。

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Multi LABELIST OCX

57

◆ 関連項目

● プロパティ Setting

● メソッド OpenPort

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58

【発行】

◆ 機能 ラベル・タグを発行します。

◆ 書式 MLmeControl.Output() As Long

◆ 戻り値

● 同期モード

0 正常終了。

5 ポートがオープンされていません。

7 コマンド送信中にエラーが発生しました。

8 コマンド送信中にタイムアウトが発生しました。

9 応答受信中にエラーが発生しました。

10 応答受信中にタイムアウトが発生しました。

11 応答受信中に NAK を受信しました。

51 以降は発行エラーです。付録「発行エラーの戻り値と詳細について」をご参照ください。

● 非同期モード

0 正常終了。発行終了後に OutputStatus イベントが発生します。

5 ポートがオープンされていません。

◆ ポイント

● 非同期モードの場合は、必ず OutputStatus イベントで正常に発行出来たか確認してください。

● 戻り値の詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」「発行エラーの戻り値と詳細につ

いて」を参照してください。

◆ 例 連番印字を行います。

<VB6 の場合>

Dim Result As Long

Const EndCount = 10

For n = 1 To EndCount ' 連番終了値までループ

MLmeControl.PrnData = Format$(n) & vbTab & "1" ' 印字データに連番をセット

Result = MLmeControl.Output() ' 発行処理

If Result <> 0 Then

' エラー処理

End If

Next n

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59

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Setting、Protocol、Timeout

● メソッド GetStatus、Cut、SendCancel

● イベント OutputStatus

Dim Result As Long

Dim n As Integer

Const EndCount = 10

For n = 1 To EndCount '連番終了値までループ

MLmeControl.PrnData = Format$(n) & vbTab & "1" '印字データに連番をセット

Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

Next n

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60

【発行】

◆ 機能 サトー製プリンタ用の制御コマンド(SBPL)を送信します。

◆ 書式 MLmeControl.ExOutput(ByVal Command As String) As Long

◆ 設定値

Command 任意文字列 プリンタコマンドを指定します。

◆ 戻り値

● 同期モード

0 正常終了。

5 ポートがオープンされていません。

7 コマンド送信中にエラーが発生しました。

8 コマンド送信中にタイムアウトが発生しました。

9 応答受信中にエラーが発生しました。

10 応答受信中にタイムアウトが発生しました。

11 応答受信中に NAK を受信しました。

54 コマンド文字列が空です。

710 IrDA プロトコルのプリンタとの接続が失敗しました。

(ラパン用プロトコル第 1 段階-接続応答)

730 IrDA プロトコルのヘッダ送信が失敗しました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

731 IRDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからシーケンスエラーが

返されました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

732 IrDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからデータ異常が返されま

した。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

733 IrDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからプリンタ ID エラー/

サイズオーバーが返されました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

740 IrDA プロトコルのデータ送信が失敗しました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

741 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからシーケンスエラーが返されま

した。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

742 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからデータ異常が返されました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

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61

743 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからプリンタ ID エラー/サイズ

オーバーが返されました。(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

● 非同期モード

0 正常終了。発行終了後に OutputStatus イベントが発生します。

5 ポートがオープンされていません。

◆ ポイント

● 非同期モードの場合は、必ず OutputStatus イベントで正常に発行出来たか確認してください。

● 戻り値の詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」を参照してください。

● 正常に送信できた場合エラーとはなりませんが、プリンタがどのような動作を行うかは送信した

プリンタコマンドに依存します。不正なコマンドを送信した場合の動作については責任を負いか

ねますのでご了承ください。

● 印字コマンドを送信する場合、1 アイテムとしてください。1 度の ExOutput メソッドで複数

アイテムを送信した場合、2 つ目以降のアイテムに関してはデータ送信の保証ができません。

◆ 例 プリンタに発行中断のコマンドを送信します。

<VB6 の場合>

Dim Result As Long

Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

End If

‘ 中略

Result = MLmeControl.ExOutput(Chr$(&H18)) ‘ 発行中断コマンド送信

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

End If

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62

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ ExOutputAckCheck

● メソッド ExOutputB

● イベント ExOutputStatus

Dim Result As Long

Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

'中略

Result = MLmeControl.ExOutput(Chr(&H18)) '発行中断コマンド送信

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

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63

【発行】

◆ 機能 サトー製プリンタ用の制御コマンド(SBPL)をバイナリ形式で送信します。

◆ 書式 MLmeControl.ExOutputB(ByVal Command As String) As Long

◆ 設定値

Command 任意バイナリデータ バイナリ形式のプリンタコマンドを指定します。

◆ 戻り値

● 同期モード

0 正常終了。

5 ポートがオープンされていません。

7 コマンド送信中にエラーが発生しました。

8 コマンド送信中にタイムアウトが発生しました。

9 応答受信中にエラーが発生しました。

10 応答受信中にタイムアウトが発生しました。

11 応答受信中に NAK を受信しました。

54 コマンド文字列が空です。

710 IrDA プロトコルのプリンタとの接続が失敗しました。

(ラパン用プロトコル第 1 段階-接続応答)

730 IrDA プロトコルのヘッダ送信が失敗しました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

731 IRDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからシーケンスエラーが

返されました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

732 IrDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからデータ異常が返されま

した。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

733 IrDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからプリンタ ID エラー/

サイズオーバーが返されました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

740 IrDA プロトコルのデータ送信が失敗しました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

741 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからシーケンスエラーが返されま

した。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

742 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからデータ異常が返されました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

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64

743 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからプリンタ ID エラー/サイズ

オーバーが返されました。(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

● 非同期モード

0 正常終了。発行終了後に OutputStatus イベントが発生します。

5 ポートがオープンされていません。

◆ ポイント

● 非同期モードの場合は、必ず OutputStatus イベントで正常に発行出来たか確認してください。

● 戻り値の詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」を参照してください。

● 正常に送信できた場合エラーとはなりませんが、プリンタがどのような動作を行うかは送信した

プリンタコマンドに依存します。不正なコマンドを送信した場合の動作については責任を負いか

ねますのでご了承ください。

● 印字コマンドを送信する場合、1 アイテムとしてください。1 度の ExOutputB メソッドで複数

アイテムを送信した場合、2 つ目以降のアイテムに関してはデータ送信の保証ができません。

● ExOutput メソッドとの相違点として、バイト配列を直接使用することができます。そのため文

字列として使用することができない制御コード(&H0)も送信することができます。

◆ 例 プリンタにカットコマンドを送信します。

<VB6 の場合>

Dim cutCommand() As Byte

Dim Result As Long

ReDim cutCommand(0 To 8) ‘ 配列の再割り当て

cutCommand(0) = 2

cutCommand(1) = &H1B

cutCommand(2) = Asc("A")

cutCommand(3) = &H1B

cutCommand(4) = Asc("N")

cutCommand(5) = Asc("C")

cutCommand(6) = &H1B

cutCommand(7) = Asc("Z")

cutCommand(8) = 3

Result = MLmeControl.ExOutputB(cutCommand) ‘ カットコマンド送信

If Result <> 0 Then

' エラー処理

End If

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65

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ ExOutputAckCheck

● メソッド ExOutput

● イベント ExOutputStatus

Dim cutCommand() As Byte

Dim Result As Long

ReDim cutCommand(0 To 8) '配列の再割り当て

cutCommand(0) = 2

cutCommand(1) = &H1B

cutCommand(2) = Asc("A")

cutCommand(3) = &H1B

cutCommand(4) = Asc("N")

cutCommand(5) = Asc("C")

cutCommand(6) = &H1B

cutCommand(7) = Asc("Z")

cutCommand(8) = 3

Result = MLmeControl.ExOutputB(cutCommand) 'カットコマンド送信

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

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66

【発行】

◆ 機能 受信バッファからデータの取得を行います。

◆ 書式 MLmeControl.ExInput

(ByVal Type As Long, ByVal Length As Long) As Variant

◆ 設定値

Type 0 データをテキスト(String 型)で取得します。

1 データをバイト配列で取得します。

Length 任意数値 取得するデータのバイト数を指定します。

0 現在受信しているすべてのデータを取得します。

◆ 戻り値

取得データ 設定値に応じたデータを返します。

空文字 ポートがオープンされていません。

指定したバイト数が、受信バッファのバイト数をこえています。

◆ ポイント

● ExOutputAckCheck プロパティ・ExOutput メソッド(ExOutputB メソッド)と併用します。

● Setting プロパティが汎用プリンタドライバ・専用プリンタドライバ・ファイル指定の場合は、

本メソッドは使用できません。

◆ 例 受信バッファのバイト数を取得し、受信します。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

Dim Length As Long

Dim Status As String

Length = MLmeControl.ExInputCount '受信バッファのバイト数取得

If Length > 0 Then

Status = MLmeControl.ExInput(0, Length) 'テキストで受信

End If

Dim Length As Long

Dim Status As String

Length = MLmeControl.ExInputCount ‘ 受信バッファのバイト数取得

If Length > 0 Then

Status = MLmeControl.ExInput(0, Length) ‘ テキストで受信

End If

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67

◆ 関連項目

● プロパティ ExOutputAckCheck

● メソッド ExInputCount、ExOutput、ExOutputB

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68

【発行】

◆ 機能 受信バッファに格納されたデータのバイト数を取得します。

◆ 書式 MLmeControl.ExInputCount() As Long

◆ 戻り値

正数値 取得したバイト数です。

-1 ポートがオープンされていません。

バイト数を取得できません。

◆ ポイント

● 取得したバイト数を ExInput メソッドの Length で使用します。

● Setting プロパティが汎用プリンタドライバ・専用プリンタドライバ・ファイル指定の場合は、

本メソッドは使用できません。

◆ 例 受信バッファのバイト数を取得し、受信します。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ ExOutputAckCheck

● メソッド ExInput、ExOutput、ExOutputB

Dim Length As Long

Dim Status As String

Length = MLmeControl.ExInputCount '受信バッファのバイト数取得

If Length > 0 Then

Status = MLmeControl.ExInput(0, Length) 'テキストで受信

End If

Dim Length As Long

Dim Status As String

Length = MLmeControl.ExInputCount ‘ 受信バッファのバイト数取得

If Length > 0 Then

Status = MLmeControl.ExInput(0, Length) ‘ テキストで受信

End If

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69

【制御】

◆ 機能 プリンタの状態確認を行います。

書式 MLmeControl.GetStatus(ByRef Status As String) As Long

◆ 引数

Status ステータス文字列 プリンタの状態を表すステータス文字列です。

空文字 状態確認に失敗しました。

非同期モードでオープンしている。

◆ 戻り値

● 同期モード

0 正常終了。

5 ポートがオープンされていません。

7 ステータス要求送信中にエラーが発生しました。

8 ステータス要求送信中にタイムアウトが発生しました。

9 ステータス受信中にエラーが発生しました。

10 ステータス受信中にタイムアウトが発生しました。

55 未サポートです。(汎用プリンタドライバ、およびファイル出力の場合)

● 非同期モード

0 正常終了。ステータス要求送信終了後に RecvStatus イベントが発生します。

5 ポートがオープンされていません。

◆ ポイント

● 非同期モードの場合は、必ず RecvStatus イベントでプリンタの状態を確認してください。

● エラーコードの詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」を参照してください。

● 有効なプロパティ設定

Protocol プロパティ ステータス3、ステータス4、ReadyBusy

Setting プロパティ シリアルポート、LAN、専用プリンタドライバ、(パラレルポート)

その他の設定値では使用できません。

● Setting プロパティの専用プリンタドライバ指定の場合、専用プリンタドライバが現在保持して

いるプリンタのステータス文字列を返します。そのため、専用プリンタドライバが一時停止中の

場合は、リアルタイムにプリンタの状態を取得できませんので、ご注意下さい。

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70

◆ 例 プリンタのステータスを取得します。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Setting、Protocol、Timeout

● メソッド OpenPort

● イベント ResvStatus

Dim Result1, Result2 As Long

Dim Status As String

Result1 = MLmeControl.GetStatus(Status) ‘ ステータス取得

If Result1 = 0 Then ‘ 取得OK?

If Mid$(Status, 3, 1) = "A" Then ‘ ステータスは受信待ち?

Result2 = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

If Result2 <> 0 Then

' エラー処理

End If

End If

End If

Dim Result1, Result2 As Long

Dim Status As String = Nothing

Result1 = MLmeControl.GetStatus(Status) 'ステータス取得

If Result1 = 0 Then '取得OK?

If Mid$(Status, 3, 1) = "A" Then 'ステータスは受信待ち?

Result2 = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result2 <> 0 Then

'エラー処理

End If

End If

End If

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71

【制御】

◆ 機能 用紙の排出カットを行います。

◆ 書式 MLmeControl.Cut() As Long

◆ 戻り値

● 同期モード

0 正常終了。

5 ポートがオープンされていません。

7 カットコマンド送信中にエラーが発生しました。

8 カットコマンド送信中にタイムアウトが発生しました。

9 応答受信中にエラーが発生しました。

10 応答受信中にタイムアウトが発生しました。

11 応答受信中に NAK を受信しました。

53 カットコマンドがサポートされていません。

● 非同期モード

0 正常終了。カットコマンド送信終了後に CutStatus イベントが発生します。

5 ポートがオープンされていません。

◆ ポイント

● 非同期モードの場合は、必ず CutStatus イベントで送信終了を確認してください。

● 印字動作終了後、用紙がカットされずに停止している状態の時に有効です。

● 戻り値の詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」を参照してください。

● カット動作未サポートのプリンタではカットされません。サポート情報は、付録「サポートプリ

ンタについて」をご参照ください。

● LayoutFile プロパティの指定後に本メソッドを実行すると、サポートプリンタにも関らず 53

が返る場合は、GetPrinter メソッドでレイアウトファイルからプリンタ情報を取得してから本

メソッドを再実行してください。

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72

◆ 例 発行毎にカットを行います。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile、Prnpath

● メソッド Output

● イベント CutStatus

Dim Result As Long

Dim n As Integer

For n = 0 To 5

Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then

Exit For '発行エラー

End If

Result = MLmeControl.Cut() 'カット処理

If Result <> 0 Then

Exit For 'カットエラー

End If

Next n

Dim Result As Long

For n = 0 To 5

Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

If Result <> 0 Then

Exit For ‘ 発行エラー

End If

Result = MLmeControl.Cut() ‘ カット処理

If Result <> 0 Then

Exit For ‘ カットエラー

End If

Next n

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73

【制御】

◆ 機能 発行のキャンセルを行います。

◆ 書式 MLmeControl.SendCancel() As Long

◆ 戻り値

● 同期モード

0 正常終了。

5 ポートがオープンされていません。

7 キャンセルコマンド送信中にエラーが発生しました。

8 キャンセルコマンド送信中にタイムアウトが発生しました。

9 応答受信中にエラーが発生しました。

10 応答受信中にタイムアウトが発生しました。

11 応答受信中に NAK を受信しました。

53 キャンセルコマンドがサポートされていません。(ファイル出力の場合のみ)

● 非同期モード

0 正常終了。キャンセルコマンド送信終了後に CancelStatus イベントが発生します。

5 ポートがオープンされていません。

◆ ポイント

● 発行動作を終了させ、プリンタが受信しているデータをすべてクリアします。

● 戻り値の詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」を参照してください。

● 非同期モードの場合は、必ず CancelStatus イベントで送信終了を確認してください。

● 非同期モードで本メソッドを使用すると、その前後で使用した出力メソッド(Output、

ExOutput、ExOutputB、GetStatus、Cut)をクリアしますので、それらのイベントが発生

しません。注意して使用してください。

◆ 例 発行エラーが発生した場合にキャンセルするか促します。

<VB6 の場合>

Dim Result1, Result2 As Long

Result1 = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

If Result1 <> 0 Then ‘ 発行エラー?

If MsgBox("発行時にエラーが発生しました。キャンセルしますか?", vbOKCancel) = vbOK Then

Result2 = MLmeControl.SendCancel() ‘ 発行のキャンセル

End If

End If

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74

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Setting

● メソッド Output、Cut

● イベント CutStatus

Dim Result1, Result2 As Long

Result1 = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result1 <> 0 Then '発行エラー?

If MsgBox("発行時にエラーが発生しました。キャンセルしますか?", vbOKCancel) = vbOK Then

Result2 = MLmeControl.SendCancel() '発行のキャンセル

End If

End If

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Multi LABELIST OCX

75

【レイアウト】

◆ 機能 レイアウトファイルからプリンタ情報を取得します。

◆ 書式 MLmeControl.GetPrinter() As Long

◆ 戻り値

レイアウトファイルに設定されているプリンタに応じたプリンタ No.を返します。

0 取得に失敗しました。

1 TR400 2 TR410 3 TR410BT

4 MR400 5 MR410 6 MR600

7 MR610 8 M-4800RV 9 MT400

10 MT410

11 レスプリ T8/R8 12 レスプリ T12/R12 14 MR400e

15 MR410e 16 MR600e 17 MR610e

18 M-4800RVe 19 MT/MR110w

21 MR400SV 22 MR410SV 23 MR420SV

31 DR300 32 DR310 41 Barlabe300

51 Petit lapin 52 lapin

53 PT200m/e/j 54 PT408e 55 PT412e

63 TR400e 64 TR410e 65 MT400e

66 MT410e 67 KY408

71 M-48Pro8 72 M-48Pro12 73 M-48Pro24

74 SR408 75 SR412 76 SR424

77 レスプリ 408v 78 レスプリ 412v 81 RT308R

83 ST308R 84 ST312R

85 EV208R 86 EV212R

87 EV208R(SATOC) 88 EV212R(SATOC)

89 BF408R 90 BF412R

91 SG408R 92 SG412R 93 SG424R

94 LR4080SR-T 95 LR4120SR-T

96 HA212R 97 HA224R 98 GN412T

99 SG608R 100 SG612R 101 SG112R/T

102 CF408T

103 SG408R-ex 104 SG412R-ex 105 SG424R-ex

211 CT400 212 CT410 214 CL408e

215 CL412e 216 CL608e 217 CL612e

253 MB200i 254 MB400i 255 MB410i

263 XL400e 264 XL410e 265 M-5900RVe

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76

271 M-84Pro-2 272 M-84Pro-3 273 M-84Pro-6

274 GT408e 275 GT412e 276 GT424e

◆ ポイント

● LayoutFile プロパティで設定されたレイアウトファイルから取得します。

● Ver.4.10.0.1 で「Multi LABELIST me」でサポートされているプリンタのサポートを終了し

ました。詳細は付録のサポートプリンタをご確認ください。

◆ 例 レイアウトファイル”C:\SATO\ABC.mlmay”のプリンタNoを取得します。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile

● メソッド Cut

Dim PrinterNo As Long

MLmeControl.LayoutFile = "C:¥SATO¥ABC.mlmay" 'レイアウトファイル名をセット

PrinterNo = MLmeControl.GetPrinter 'プリンタNo取得

If PrinterNo > 0 Then

'正常に取得

Else

'取得エラー

End If

Dim PrinterNo As Long

MLmeControl.LayoutFile = "C:¥SATO¥ABC.mlmay" ‘ レイアウトファイル名をセット

PrinterNo = MLmeControl.GetPrinter ‘ リンタNo取得

If PrinterNo > 0 Then

‘ 正常に取得

Else

‘ 取得エラー

End If

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Multi LABELIST OCX

77

【レイアウト】

◆ 機能 ヘッダ札レイアウトファイルを取得します。

◆ 書式 MLmeControl.GetHeaderLayoutFile(ByRef HeadLayout As String) As Long

◆ 引数

HeadLayout 文字列(パス名) ヘッダ札レイアウトファイルのローカル ファイル パス名です。

空文字 取得に失敗しました。

レイアウトファイルにヘッダ札が設定されていません。

◆ 戻り値

0 正常終了。

0 以外 取得失敗

◆ ポイント

● LayoutFile プロパティで設定されたレイアウトファイルから取得します。

◆ 例 ヘッダ札を取得します。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

Dim Result As Long

Dim HeadLayout As String = Nothing

Result = MLmeControl.GetHeaderLayoutFile(HeadLayout) 'ヘッダ札レイアウト取得

If Result = 0 Then '取得OK?

Debug.Print("HeadLayout = " & HeadLayout) 'ヘッダ札表示

Else

Debug.Print("GetHeaderLayoutFile Error !! ") 'エラーメッセージ表示

End If

Dim Result As Long

Dim HeadLayout As String

Result = MLmeControl.GetHeaderLayoutFile(HeadLayout) ‘ ヘッダ札レイアウト取得

If Result = 0 Then ‘ 取得OK?

Debug.Print "HeadLayout = " & HeadLayout ‘ ヘッダ札表示

Else

Debug.Print "GetHeaderLayoutFile Error !! " ‘ エラーメッセージ表示

End If

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78

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile

● メソッド GetTailLayoutFile

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79

【レイアウト】

◆ 機能 テール札レイアウトファイルを取得します。

◆ 書式 MLmeControl.GetTailLayoutFile(ByRef TailLayout As String) As Long

◆ 引数

TailLayout 文字列(パス名) テール札レイアウトファイルのローカル ファイル パス名です。

空文字 取得に失敗しました。

レイアウトファイルにテール札が設定されていません。

◆ 戻り値

0 正常終了。

0 以外 取得失敗

◆ ポイント

● LayoutFile プロパティで設定されたレイアウトファイルから取得します。

◆ 例 テール札を取得します。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

Dim Result As Long

Dim TailLayout As String = Nothing

Result = MLmeControl.GetTailLayoutFile(TailLayout) 'テール札レイアウト取得

If Result = 0 Then '取得OK?

Debug.Print("TailLayout = " & TailLayout) 'テール札表示

Else

Debug.Print("GetTailLayoutFile Error !! ") 'エラーメッセージ表示

End If

Dim Result As Long

Dim TailLayout As String

Result = MLmeControl.GetTailLayoutFile(TailLayout) ‘ テール札レイアウト取得

If Result = 0 Then ‘ 取得OK?

Debug.Print "TailLayout = " & TailLayout ‘ テール札表示

Else

Debug.Print "GetTailLayoutFile Error !! " ‘ エラーメッセージ表示

End If

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80

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile

● メソッド GetHeaderLayoutFile

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81

【データ】

◆ 機能 レイアウトファイルの入力情報を取得します。

◆ 書式 MLmeControl.GetInputFields

(ByVal InputCount As Long, ByRef InputStatus As Variant) As Long

◆ 引数

InputCount 入力項目数を返します。

InputStatus 入力情報を2次元配列で返します。

<入力情報のフォーマット>

入力情報の各要素(レコード)はカンマ区切りの文字列で返します。

①項目名 入力項目名称

②ヘッダ・行 「0」ヘッダ、「1」行

③表示位置 Y(縦)X(横)H(高さ)W(幅) 単位:ピクセル

※行項目の場合、Y および X は 0 になります。

④桁数 入力桁数

⑤入力許可 「0」入力可、「1」入力不可,「2」非表示

⑥発行後削除 「0」OFF、「1」ON

⑦漢字入力 「0」OFF、「1」ON

⑧仕分・カット 「0」OFF、「1」ON

⑨入力チェック 「0」なし、「1」数値、「2」英字、「3」英数字、「4」半角、

「5」全角、「6」必須、「7」CD、「8」テーブル、「9」丸め、

「10」日時、「11」16 進、「12」全桁、「13」CODE39、

「14」NW7、「15」特殊

⑩文字種 P(ポイント数)N(フェイス名)

◆ 戻り値

0 正常終了。

1 取得に失敗しました。

・指定されたレイアウトファイルが存在しません。

・指定されたレイアウトファイルが開けません。

・プリンタ機種がサポートされていません。

◆ ポイント

● LayoutFile プロパティで設定されたレイアウトファイルから取得します。

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Multi LABELIST OCX

82

◆ 例 入力情報を取得します。

<VB6 の場合>

<VB2010 の場合>

● 出力結果(イメージ)

品番,0,Y100X150H10W70,7,0,0,0,0,6,P12NMS Pゴシック

商品コード,1,Y0X0H10W80,8,0,0,0,0,6,P12NMS Pゴシック

発行枚数,1,Y0X0H10W50,6,0,0,0,0,0,P12NMS Pゴシック

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile

● メソッド SetPrnDataField

Dim vInputStatus As Object = Nothing

Dim nInputCount As Long

Dim n As Long

Dim Result As Long

Result = MLmeControl.GetInputFields(nInputCount, vInputStatus) '入力情報取得

If Result <> 0 Then

Debug.Print("GetInputFields Error !! ") 'エラーメッセージ表示

Else

For n = 0 To nInputCount - 1

Debug.Print(vInputStatus(n)) '入力情報表示

Next n

End If

Dim vInputStatus As Variant

Dim nInputCount As Long

Dim n As Long

Dim Result As Long

Result = MLmeControl.GetInputFields(nInputCount, vInputStatus) ‘ 入力情報取得

If Result <> 0 Then

Debug.Print "GetInputFields Error !! " ‘ エラーメッセージ表示

Else

For n = 0 To nInputCount - 1

Debug.Print vInputStatus(n) ‘ 入力情報表示

Next n

End If

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83

【データ】

◆ 機能 指定した入力項目の印字データを設定します。

◆ 書式 MLmeControl.SetPrnDataField

(ByVal Name As String, ByVal Data As String) As Long

◆ 設定値

Name 任意文字列 入力項目の名称を指定します。

Data 任意文字列 設定する印字データを指定します。文字フォーマットは MLV4 準

拠で英数字、漢字・かな(シフト JIS コード)となります。

◆ 戻り値

0 設定完了。

1 LayoutFile プロパティの値が間違っています。

レイアウトファイルにアクセス出来ません。

上記以外 該当する入力名が存在しません。

◆ ポイント

● 同一名称が複数存在する場合は、入力順で最初の入力項目のみに印字データを設定します。

● 入力順についての詳細はワンポイントテクニックの「印字データを設定する」を参照してくださ

い。

● LayoutFile プロパティを設定した時点で、印字データはすべてクリアされます。

● バーコードにチェックデジットを含めたデータを指定する際は、チェックデジットが正しいかお

客様のアプリケーションで必ずチェックした上で指定してください。チェックが出来ない場合は、

チェックデジットを含まないデータに変更するか、変数の設定でチェックデジット部分を取り除

くようにレイアウトファイルを変更してください。

● 混乱防止のため、PrnData プロパティによる印字データの設定と併用しないでください。

◆ 例 各入力名の位置に、印字データをセットします。

<VB6 の場合>

Dim Result As Long

Result = MLmeControl.SetPrnDataField("品番", "12-34") ‘ 品番セット

If Result <> 0 Then

‘設定エラー

End If

Result = MLmeControl.SetPrnDataField("商品 No", "012345") ‘ 商品 No セット

If Result <> 0 Then

‘設定エラー

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84

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ PrnData

● メソッド Output、GetInputFields

Dim Result As Long

Result = MLmeControl.SetPrnDataField("品番", "12-34") '品番セット

If Result <> 0 Then

'設定エラー

End If

Result = MLmeControl.SetPrnDataField("商品No", "012345") '商品Nセット

If Result <> 0 Then

'設定エラー

End If

Result = MLmeControl.SetPrnDataField("取引先名", "サトー") '取引先名セット

If Result <> 0 Then

'設定エラー

End If

Result = MLmeControl.SetPrnDataField("発行枚数", "1") '発行枚数セット

If Result <> 0 Then

'設定エラー

End If

End If

Result = MLmeControl.SetPrnDataField("取引先名", "サトー") ‘ 取引先名セット

If Result <> 0 Then

‘設定エラー

End If

Result = MLmeControl.SetPrnDataField("発行枚数", "1") ‘ 発行枚数セット

If Result <> 0 Then

‘設定エラー

End If

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Multi LABELIST OCX

85

【バージョン】

◆ 機能 バージョン情報を表示します。

◆ 書式 MLmeControl.AboutBox

◆ ポイント

● 現在利用している MLOCX のバージョン情報をメッセージボックスで表示します。

● プロパティ ウィンドウの「バージョン情報」をクリックすることと同じです。

バージョン情報

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86

発行 ··············

OutputStatus

ExOutputStatus

プリンタ制御 ··············

RecvStatus

CutStatus

CancelStatus

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87

【発行】

◆ 機能 ラベル発行終了を示します。

◆ 条件 非同期モードで接続している場合、Output メソッド実行後に発生します。

◆ 書式 Private Sub MLmeControl_OutputStatus

(ByVal StatusID As Long,ByVal JobName As String,ByVal Result As Long)

◆ 引数

StatusID、JobName Output メソッド実行時に指定したプロパティ値です。

Result 0 正常終了。

7 コマンド送信中にエラーが発生しました。

8 コマンド送信中にタイムアウトが発生しました。

9 応答受信中にエラーが発生しました。

10 応答受信中にタイムアウトが発生しました。

11 応答受信中に NAK を受信しました。

51 以降は発行エラーです。付録「発行エラーの戻り値と詳細について」をご参照ください。

◆ ポイント

● 戻り値の詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」「発行エラーの戻り値と詳細につ

いて」を参照してください。

◆ 関連項目

● プロパティ Setting、Protocol、Timeout

● メソッド Output

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88

【発行】

◆ 機能 プリンタコマンド送信終了を示します。

◆ 書式 Private Sub MLmeControl_ExOutputStatus(ByVal Result As Long)

◆ 条件 非同期モードで接続している場合、ExOutput メソッド・ExOutputB メソッド実行

後に発生します。

◆ 戻り値

Result 0 正常終了。

7 コマンド送信中にエラーが発生しました。

8 コマンド送信中にタイムアウトが発生しました。

9 応答受信中にエラーが発生しました。

10 応答受信中にタイムアウトが発生しました。

11 応答受信中に NAK を受信しました。

54 コマンド文字列が空です。

710 IrDA プロトコルのプリンタとの接続が失敗しました。

(ラパン用プロトコル第 1 段階-接続応答)

730 IrDA プロトコルのヘッダ送信が失敗しました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

731 IRDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからシーケンス

エラーが返されました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

732 IrDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからデータ異常が

返されました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

733 IrDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからプリンタ ID

エラー/サイズオーバーが返されました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データヘッダ応答)

740 IrDA プロトコルのデータ送信が失敗しました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

741 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからシーケンスエラーが

返されました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

742 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからデータ異常が返され

ました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

743 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからプリンタ ID エラー

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Multi LABELIST OCX

89

/サイズオーバーが返されました。

(ラパン用プロトコル第 3 段階-データ応答)

◆ ポイント

● 戻り値の詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」を参照してください。

◆ 関連項目

● プロパティ ExOutputAckCheck

● メソッド ExOutputB、ExOutputB

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90

【制御】

◆ 機能 プリンタの状態確認終了を示します。

◆ 書式 Private Sub MLmeControl_RecvStatus

(ByVal Status As String,ByVal Result As Long)

◆ 条件 非同期モードで接続している場合、GetStatus メソッド実行後に発生します。

◆ 引数

Status ステータス文字列 プリンタの状態を表すステータス文字列です。

空文字 状態確認に失敗しました。

Result 0 正常終了。

7 ステータス要求送信中にエラーが発生しました。

8 ステータス要求送信中にタイムアウトが発生しました。

9 ステータス受信中にエラーが発生しました。

10 ステータス受信中にタイムアウトが発生しました。

55 未サポートです。(汎用プリンタドライバ、およびファイル出力の場合)

◆ ポイント

● エラーコードの詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」を参照してください。

● 有効なプロパティ設定

Protocol プロパティ ステータス3、ステータス4、ReadyBusy

Setting プロパティ シリアルポート、LAN、専用プリンタドライバ、(パラレルポート)

その他の設定値では使用できません。

● Setting プロパティの専用プリンタドライバ指定の場合、専用プリンタドライバが現在保持して

いるプリンタのステータス文字列を返します。そのため、専用プリンタドライバが一時停止中の

場合は、リアルタイムにプリンタの状態を取得できませんので、ご注意下さい。

● Setting プロパティが LAN 指定、プリンタの通信プロトコルが「ステータス4」の「周期応答

モード」の場合、GetStatus メソッドに関係なく本イベントが発生します。通信プロトコルの

「ステータス4」を使用する場合は、「ENQ 応答モード」に設定してください。

◆ 関連項目

● プロパティ Setting、Protocol、Timeout

● メソッド GetStatus

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91

【制御】

◆ 機能 発行中のカット終了を示します。

◆ 条件 非同期モードで接続している場合、Cut メソッド実行後に発生します。

◆ 書式 Private Sub MLmeControl_CutStatus(ByVal Result As Long)

◆ 引数

Result 0 正常終了。

7 カットコマンド送信中にエラーが発生しました。

8 カットコマンド送信中にタイムアウトが発生しました。

9 応答受信中にエラーが発生しました。

10 応答受信中にタイムアウトが発生しました。

11 応答受信中に NAK を受信しました。

53 カットコマンドがサポートされていません。

◆ ポイント

● 戻り値の詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」を参照してください。

● カット動作未サポートのプリンタではカットされません。サポート情報は、付録「サポートプリ

ンタについて」をご参照ください。

● LayoutFile プロパティの指定後に本メソッドを実行すると、サポートプリンタにも関らず 53

が返る場合は、GetPrinter メソッドでレイアウトファイルからプリンタ情報を取得してから本

メソッドを再実行してください。

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile、PrnPath

● メソッド Cut

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92

【制御】

◆ 機能 発行のキャンセル終了を示します。

◆ 条件 非同期モードで接続している場合、SendCancel メソッド実行後に発生します。

◆ 書式 Private Sub MLmeControl_CancelStatus(ByVal Result As Long)

◆ 引数

Result 0 正常終了。

7 キャンセルコマンド送信中にエラーが発生しました。

8 キャンセルコマンド送信中にタイムアウトが発生しました。

9 応答受信中にエラーが発生しました。

10 応答受信中にタイムアウトが発生しました。

11 応答受信中に NAK を受信しました。

53 キャンセルコマンドがサポートされていません。(ファイル出力の場合のみ)

◆ ポイント

● 戻り値の詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」を参照してください。

◆ 関連項目

● プロパティ Setting

● メソッド SendCancel

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93

印字データを設定する ··············

レイアウトファイルの入力情報の確認

PrnData プロパティによる印字データの設定

SetPrnDataField メソッドによる印字データの設定

注意事項

カット動作を制御する ··············

プリンタの確認

カット動作と設定値

カット動作イメージ

ヘッダ札・テール札を利用する ··········

プリンタ状態を確認する ·············

プロパティの設定

多面取りラベルを使用する ············

小ラベルモードの使用

1 シート分のレイアウトの使用

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Multi LABELIST OCX

94

◆ 印字データを設定する

MLOCX に印字データを設定するには、レイアウトファイルの入力情報を確認し、「PrnData プロ

パティ」または「SetPrnDataField メソッド」を使用して行います。

● レイアウトファイルの入力情報の確認

1. Multi LABELIST V4 のレイアウト管理でデザイン設計画面から「入力画面」アイコンをクリ

ックし、「レイアウト入力定義」画面を表示します。

2. 以下のいずれかの方法で入力情報の確認ができます。

①メニューから「表示(V)」の「入力順位表示(N)」を選択します。

②「簡易発行」アイコンをクリックする。

①「レイアウト入力定義」画面 ②「簡易発行」画面

項目名 入力項目の名称。

項目数 入力項目の数。「発行枚数」も1項目として含みます。

入力順位 入力項目の順番。印字データを設定する順番になります。

● PrnData プロパティによる印字データの設定

「入力順位」に沿ってタブ区切りで、「項目数」分のデータを設定します。

● SetPrnDataField メソッドによる印字データの設定

「項目名」を指定して、「項目数」分のデータを設定します。

Dim Result As Long

Result = MLmeControl.SetPrnDataField("項目 1", "1234")

MLmeControl.PrnData = [項目 1] & vbTab & [項目 2] & vbTab & [項目 3] _

& vbTab & [項目 4] & _vbTab &[項目 5] & vbTab & [発行枚数]

項目名

入力順位

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95

● 注意事項

<桁数における注意事項>

MLV4 のレイアウト発行では印字データを入力する際に必要な桁数のみ入力できますが、

PrnData プロパティで設定する印字データでは事前に各入力項目の桁数チェックはできません。

したがって、PrnData プロパティを設定する際は各項目の桁数をきちんと合わせてください。

MLOCX では、その項目の桁数が長い場合は切り捨て、短い場合はスペースを補填します。

<項目数における注意事項>

MLOCX では、PrnData の値をタブ(&H9)毎に切り分けて各入力項目に設定します。この

項目数がレイアウト定義情報と異なる場合、正常に印字しない可能性があります。とくに発行枚

数項目に誤った値が設定されてしまうとその枚数分発行してしまいます。

<文字種における注意事項>

弊社のラベルプリンタで使用できるそのほとんどのフォントおよびバーコードは半角のみ、全角

のみでしか印字できません。印字する項目の文字種には十分注意してください。

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96

◆ カット動作を制御する

MLOCX でプリンタのカット動作を制御するためには、MultiCut プロパティ、OutCut プロパティ、

Cut メソッドを利用します。各設定を場面に応じて使い分けることで、思い通りにラベルをカット

することが可能です。

● プリンタの確認

カッタ動作のサポートプリンタか付録「サポートプリンタについて」でご確認ください。

プリンタにカッタユニットが取付けられていること、動作モードが「カッタ」に設定されている

ことを確認してください。LINE ボタンでオフラインにし、FEED(紙送り)ボタンを押して、

用紙がカットされればカッタモードに正しく設定されています。

● カット動作と設定値

カット動作 MultiCut OutCut Cut

カットしない(初期設定) 0 0 -

1 枚毎にカットする 1 - -

0 2 -

1 回の発行指示(Output メソッド)毎に

カットする

0 1 -

0 0 Output 直後に実行

指定枚数毎にカットする 指定枚数 - -

任意のタイミングでカットする 0 0 任意のタイミングで実行

● カット動作イメージ

・1 回の発行指示(Output メソッド)毎にカットする

例)発行される枚数が 3 枚だった場合

・指定枚数毎にカットする

例)発行される枚数が 7 枚、指定枚数が 3 の場合

1 回の発行指示毎に、すべてのラベルが

発行された後にカットします。

指定枚数毎にカットし、端数は末尾でカットします。

SATO SATO SATO

SATO SATO SATO SATO SATO SATO SATO

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

97

・任意のタイミングでカットする

Cut メソッドを任意のタイミングで実行することで、ラベル発行とカット動作を別々のタイミング

で実行することが出来ます。

・パーシャルカットで最後のラベルを全カットする(レスプリ V の場合)

パーシャルカットモードに設定し、最後のラベルを全カットする場合は、OutCut プロパティを

「1」に設定してください。

例)MultiCut のみの場合(パーシャルカット)

例)OutCut を利用した場合(パーシャルカット、全カット)

SATO SATO SATO SATO SATO SATO

SATO SATO MLV4 MLV4 SATO DCS

例えば、事前に出荷用ラベルをまとめて発行しておき、出荷作

業でラベルが必要な時にカットするといった運用が可能です

SATO SATO MLV4 MLV4 SATO DCS

SATO SATO SATO SATO SATO SATO

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98

◆ ヘッダ札・テール札を利用する

MLOCX ではレイアウトファイルにヘッダ札・テール札が設定されていても、MLV4 のレイアウト

発行の様なヘッダ札・テール札の発行が出来ません。

レイアウトファイルから GetHeaderLayoutFile メソッド、GetTailLayoutFile メソッドでヘッダ

札・テール札の情報を取得して発行します。ヘッダ札・テール札に良く用いられる変数「レイアウト

名称」「総発行枚数」も LayoutNameCaption プロパティ、TotalQtyCaption プロパティで利用す

ることが出来ます。

● 例

<VB6 の場合>

Dim LayoutPath As String

Dim Result As long

Dim HeadLayout,TailLayout As String

LayoutPath = “C:¥sato¥Layout¥サトー百貨店.mllay”

‘ヘッダ札を発行します。

Result = MLmeControl.GetHeaderLayoutFile(HeadLayout)

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

End If

MLmeControl.LayoutFile = HeadLayout

MLmeControl.LayoutNameCaption = LayoutPath

MLmeControl.PrnData = “1”

Result = MLmeControl.Output()

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

End If

‘プロパー札を発行します。

MLmeControl.LayoutFile = LayoutPath

MLmeControl.PrnData = “Y シャツ” & vbTab & “4901234567894” & vbTab & “4980” & vbTab & “2”

Result = MLmeControl.Output

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

サトー百貨店

発行枚数

2 枚

2009.04.01

Y シャツ

¥4,980

4901234567894

Y シャツ

¥4,980

4901234567894

ヘッダ札 プロパー札 テール札

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

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99

<VB2010 の場合>

Dim LayoutPath As String

Dim Result As Long

Dim HeadLayout As String = Nothing

Dim TailLayout As String = Nothing

LayoutPath = "C:¥sato¥Layout¥サトー百貨店.mllay"

'ヘッダ札を発行します。

Result = MLmeControl.GetHeaderLayoutFile(HeadLayout)

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

MLmeControl.LayoutFile = HeadLayout

MLmeControl.LayoutNameCaption = LayoutPath

MLmeControl.PrnData = "1"

Result = MLmeControl.Output()

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

'プロパー札を発行します。

MLmeControl.LayoutFile = LayoutPath

MLmeControl.PrnData = "Yシャツ" & vbTab & "4901234567894" & vbTab & "4980" & vbTab & "2"

Result = MLmeControl.Output

End If

‘テール札を発行します。

Result = MLmeControl.GetTailLayoutFile(TailLayout)

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

End If

MLmeControl.LayoutFile = TailLayout

MLmeControl.TotalQtyCaption = “2”

MLmeControl.PrnData = “1”

Result = MLmeControl.Output

If Result <> 0 Then

‘ エラー処理

End If

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

100

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

'テール札を発行します。

Result = MLmeControl.GetTailLayoutFile(TailLayout)

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

MLmeControl.LayoutFile = TailLayout

MLmeControl.TotalQtyCaption = "2"

MLmeControl.PrnData = "1"

Result = MLmeControl.Output

If Result <> 0 Then

'エラー処理

End If

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

101

プリンタの状態を確認する

シリアルポートや LAN などインターフェース制御の場合、プリンタの状態を確認し、状況に応じた

処理を作成してください。プリンタがエラー状態で発行指示をかけた場合、ラベルデータが正しく発

行されずに消えてしまう可能性があり、保証されません。

● プロパティ設定

Protocol プロパティ プリンタ本体の通信プロトコルと合わせる必要があります。

通常は初期値「0」(ステータス3)を利用します。

Timeout プロパティ LAN の場合、ネットワーク環境によって通信速度が異なります。

初期値 3 秒で不定期に受信タイムアウトが発生する場合に調整します。

● 例

<VB6 の場合>

Dim Result As Integer

Dim PrinterStatus,Status As String

MLmeControl.Protocol = 0

MLmeControl.Timeout = 5

‘プリンタの状態を確認します。

Result = MLmeControl.GetStatus(PrinterStatus)

Status = Mid(PrinterStatus,3,1)

If (Result = 0) Then

‘プリンタの状態から送信可否を判断する。

If (Status = "A") Then

‘オンライン 受信待ち エラー無しの発行処理

Else If (Status = "G") Then

‘オンライン 印字中 エラー無しの発行処理

//中略

Else

‘送信不可のエラー処理(リトライ処理、ウエイト処理など)

End If

Else

‘取得失敗のエラー処理

End If

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

102

<VB2010 の場合>

Dim Result As Integer

Dim PrinterStatus As String = Nothing

Dim Status As String

MLmeControl.Protocol = MLMECONTROLLib.Protocols.Status3

MLmeControl.Timeout = 5

'プリンタの状態を確認します。

Result = MLmeControl.GetStatus(PrinterStatus)

Status = Mid(PrinterStatus, 3, 1)

If (Result = 0) Then

'プリンタの状態から送信可否を判断する。

If (Status = "A") Then

'オンライン 受信待ち エラー無しの発行処理

ElseIf (Status = "G") Then

'オンライン 印字中 エラー無しの発行処理

//中略

Else

'送信不可のエラー処理(リトライ処理、ウエイト処理など)

End If

Else

'取得失敗のエラー処理

End If

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Multi LABELIST OCX

103

◆ 多面取りラベルを使用する

1つのシート(台紙、セパ)に複数のラベルが配置された「多面取りラベル」を使用するには、MLV4

の小ラベルモードを使用する方法と、1 シートで設計したレイアウトを使用する方法があります。

例:横 3 面取りラベル

● 小ラベルモードの使用

MLV4 では多面取りラベルを簡単に設計できる「小ラベルモード」があります。

小ラベルモードで設計したレイアウトを MLOCX で利用する場合は、Seting プロパティでプリ

ンタドライバ指定を利用してください。シリアルポートや LAN などインターフェース制御の場

合、1シート毎にプリンタの状態確認が出来ず、データ抜けが発生する可能性があります。

また、異なる複数の印字データを小ラベル発行することは出来ないため、発行枚数により空ラベ

ルが発行される場合があります。

● 1 シート分のレイアウトの使用

異なる複数の印字データで発行する場合、シリアルポートや LAN などインターフェース制御の

場合は、1 シート分を 1 ラベルとして設計したレイアウトを使用してください。

4901234567894

1 シートに横並びに 3 枚のラベルが

配置されている。

4901234567894

4901234567894

4901234567894 4901234567894

横 3 面取りラベルの場合、発行枚数を「4」

とすると、2 シート目の 2 枚分が空ラベ

ルとなります。

1 シートのラベル 3 枚分を 1 つのラベルとして、レイアウトファイルを作成します。1 シート毎

に印字データを指定するため、異なる複数の印字データの指定や、空ラベルの削減が可能です。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

104

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

105

Multi LABELIST OCX と

Multi LABELIST V4 ··

使用しない登録情報(レイアウト管理)

使用しない登録情報(その他)

機能しない項目

全般 ··············

レイアウト情報およびプリンタ情報

プログラミングに関して ·············

COM、LPT、LANからの出力

LPTからの出力

LANからの出力

ステータス4の使用

税編集について

レイアウト情報に関して ·············

連番印字機能、小ラベル印字機能、関連レイアウト印字機能

グラフィックの使用

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106

◆ Multi LABELIST OCX と Multi LABELIST V4

MLOCX は MLV4 のレイアウト発行機能のみを部品化しています。MLV4 の振分発行やプリセッ

ト発行の機能・登録情報は使用できません。

MLV4 のレイアウト管理でレイアウトを作成すると、拡張子が“mllay”となるファイルを生成しま

す。mllay ファイルにはレイアウト発行に必要な諸情報は存在しますが、その他の振分発行やプリセ

ット発行のための情報は含んでいません。また、mllay ファイルの情報であっても MLOCX では使

用できない情報も含まれています。

● 使用しない登録情報(レイアウト管理)

振分情報(mlden ファイル)

入力チェックテーブルおよび入力チェックテーブルファイル(mlchk ファイル) ※

その他レイアウト発行で使用しない登録情報

※オブジェクト印字有無の制御機能でのみ使用します。

● 使用しない登録情報(その他)

プリセットデータ登録

その他保守ツール

● レイアウトファイルで管理している情報のなかで、MLOCX では機能しない項目

レイアウト登録

ヘッダ札印字機能

テール札印字機能

発行枚数演算(発行組数)機能

印字位置補正機能 ※

仕分け/カット機能 ※

フォームオーバーレイ機能 ※

排出カット機能 ※

その他、レイアウト発行画面設定時に使用される項目や入力時に使用される項目を含みます。

※ MLV4 の登録情報は使用されませんが、MLOCX で設定可能もしくは異なった仕様で運用

可能な項目です。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

107

◆ 全般

● サポート OS、サポートプリンタに関して

Multi LABELIST me 販売終了に伴い、Ver.4.10.0.1 で Windows2000 と旧プリンタのサポート

を終了しました。旧プリンタについては付録「サポートプリンタについて」をご参照ください。

● 64bit 版 OS での利用に関して

MLOCX は 32bit 版 ActiveX コントロールです。64bit 版 OS 上で動作させるには、アプリケーシ

ョンを 32bit 版アプリケーションとして開発してください。Visual Basic 2008 の場合は、プロジ

ェクトのプロパティで「コンパイル」の「詳細コンパイル オプション」をクリックして、「ターゲ

ット CPU」を「x86」に設定することで 32bit 版アプリケーションがコンパイル出来ます。

● コンテナアプリケーションの開発環境

ActiveX コントロールを使用するプログラムをコンテナアプリケーションといいますが、コンテナ

アプリケーションを開発するツールに Visual Basic があります。

本リファレンスでは Visual Basic 6.0 での使用例を取り上げましたが、他にもコンテナアプリケー

ションを開発できるツールには以下のようなものがあります。

Visual Studio 6.0、Visual Studio .NET2003、Visual Studio 2005、Access 2002・・・

● Visual Studio .NET(2003、2005、2008、2010、2012)環境での使用

.NET 環境では ActiveX コントロールをフォームに配置せず利用する方法がありますが、MLOCX

はフォームに配置して利用してください。MLOCX はフォームに配置することを前提に開発してお

ります。フォームに配置せず利用した場合、印字位置が崩れる、文字が化けるなどの現象が発生する

可能性があります。

● マルチスレッドでの利用

MLOCX は.NET 環境で利用できるマルチスレッドには対応しておりません。発行処理を複数同時に

行う場合は、実行プログラムを複数起動するマルチタスクで利用してください。

● ASP.NET での使用

MLOCX は Web アプリケーションの開発可能な ASP.NET では利用出来ません。Windows アプリ

ケーションの開発支援ツールとしてご利用下さい。

● ClickOnce による MLOCX の配布

MLOCX を ClickOnce で配布する場合は、MicroSoft の「Reg-Free COM サポート機能」を利用

します。「Reg-Free COM サポート機能」の詳細は Microsoft や Visual Studio の技術情報をご確

認ください。MLOCX での利用方法は「Multi LABELIST OCX 練習マニュアル(VS2005 版)」

をご参照ください。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

108

● レイアウト情報およびプリンタ情報

MLOCXは MLV4 のレイアウト情報やプリンタ定義情報をもとにラベルやタグを印字するオブジェ

クトです。

レイアウト情報は MLV4 のレイアウト管理機能を使用して作成します。MLOCX を使用してアプリ

ケーションを開発される場合は MLV4 の導入をお勧めいたします。プリンタ情報ファイルにおいて

は MLV4 のコンポーネントの一部です。

MLOCX を使用したアプリケーションを配布する場合は、レイアウト情報およびプリンタ情報も忘

れずに配布してください。また、アプリケーションの MLOCX をバージョンアップする際は、必ず

プリンタ情報ファイルも更新して下さい。新しいプリンタが使用出来ないなど正常動作しない恐れが

あります。

◆ プログラミングに関して

● COM、LANからの出力

COM、LANを指定する場合、出力メソッド(Output、ExOutput、ExOutputB)を実行する

前に GetStatus メソッドで必ずプリンタの状態をご確認下さい。GetStatus メソッドでプリンタ状

態の確認を行わずに出力メソッドを実行した場合、プリンタの状態によっては送信した印字データが

消失したり、プリンタの印字が停止する恐れがあります。

● LPTからの出力

LPTは汎用・専用プリンタドライバ経由での出力を推奨しております。直接LPTを指定して出力

した場合、プリンタやPCの機種などハードウェア環境によって、正常にラベル発行ができない場合

があります。

● LANからの出力

LANの場合、他のアプリケーションがプリンタを使用している時、Openport メソッドは成功し

ますが、出力メソッド(GetStatus、Output、ExOutput、ExOutputB、Cut、SendCancel)

でエラー(戻り値7,9,10)が発生します。接続後すぐに上記メソッドでエラーが発生する場合

は、ClosePort メソッドを実行し、ウェイト処理を入れるなどして再接続して下さい。

また Output メソッド実行直後に ClosePort メソッドを実行すると、OS や Pr など環境によって送

信データが途切れる恐れがあります。そのため、ClosePort メソッドを実行する前に、GetStatus

メソッドでプリンタとの通信状態を確認してください。

● 汎用プリンタドライバの設定

汎用プリンタドライバの「詳細設定」で「プリンタに直接印刷データを送る」に設定している場合、

OpenPort に失敗し正常に動作しません。「印刷ドキュメントをスプールし、プログラムの印刷処理

を高速に行う」に設定を変更するか、COM や LAN などのインターフェース制御をご利用ください。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

109

● ステータス4の使用

ステータス4は、プリンタドライバ専用プロトコルとして用意されています。通常はサポートされて

いる全プリンタで使用できるステータス3をご使用ください。

● 税編集について

MLOCX では、Ver.4.0.1.5 以前のバージョンでは、クライアント PC にレジストリキーを作成する

ことによって税率の変更に対処していました。Ver.4.3.1.1 では消費税率プロパティ(TaxRate プロ

パティ)を追加しており、TaxRate プロパティで消費税率を設定することになります。詳細は

TaxRate プロパティをご参照ください。

● カット動作に関して

MLOCX は初期設定でカットを行いません。カット動作が正常に行われない場合は、下記をご確認

ください。また、レイアウトファイルでカウンタ変数または小ラベルモードを利用している場合は、

MultiCut プロパティは利用できません。OutCut プロパティまたは Cut メソッドでカット動作の制

御を行ってください。

・印字データに発行枚数が指定されていますか?

発行枚数が指定されていない場合、ラベルは 1 枚だけ発行されますがカット動作は行われませ

ん。ワンポイントテクニック「印字データを設定する」を参考に正しくデータが設定されているか

ご確認ください。

・カットするためのプロパティやメソッドを設定していますか?

ワンポイントテクニック「カット動作を制御する」を参考にプロパティ・メソッドを設定してく

ださい。

<注意>プリンタ機種変更に関して

TR400、TR410 のみ初期設定でカット動作を行っていました。レイアウトのプリンタ機種を

TR400、TR410 から変更する場合は、カット動作が指定されているかご確認願います。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

110

◆ レイアウト情報に関して

● 連番印字機能、小ラベル印字機能、関連レイアウト印字機能

連番印字機能(内部カウンタ変数、任意文字カウンタ変数)、小ラベル印字機能、関連レイアウト印

字機能を使う場合は、プリンタドライバを使ってラベル発行を行うようにしてください。インターフ

ェース制御を行った場合は、アイテム毎にプリンタの状態を取得することができませんので、アイテ

ム抜けなどが発生する可能性があります。

また、小ラベル印字機能を利用して異なる複数の印字データを小ラベル発行することは出来ません。

簡単な連番を印字する場合は機能が限定されますが、コマンドカウンタ変数で代替利用も可能です。

● グラフィックの使用

グラフィックを「直接グラフィック」で使用する場合は「レイアウトにグラフィックを取り込む」を、

「変数グラフィック」で使用する場合は、変数の設定で「グラフィック指定」を使用してください。

「直接グラフィック」の「パス名を保存する」を使用した場合や「変数グラフィック」の変数で「パ

ス指定」を使用した場合、PCの機種やOSの種類によって不定期にグラフィック化けが発生する可

能性があります。

<直接グラフィック> <変数グラフィック>(変数の設定画面)

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

111

● 特殊機能

MLV4 の変数登録には、特殊編集・特殊計算を行う機能が存在します。これらの機能は標準でサポ

ートされている変数では対応できない特殊な編集を行う拡張機能です。本機能は DLL で提供されて

おり、MLOCX をインストールした際にインストール先フォルダに格納されます。

MLEdit32.DLL MLV4 特殊編集用 DLL

レイアウトの変数登録で特殊機能を使用している場合、プロジェクトと同じフォルダ、またはシステ

ムフォルダに MLEdit32.DLL をコピーすることで使用できます。変数登録で以下のように特殊機能

の設定をされていない場合は必要ありません。

下記画面で、何も設定されていない場合は、

本 DLL の必要はありません。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

112

サポートプリンタについて ············

ステータス一覧表 ··············

プリンタ本体での通信プロトコル設定方法 ·····

Setting プロパティ通信パラメーター機種別一覧 ··

通信エラーの戻り値と詳細について ········

発行エラーと戻り値と詳細について ········

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

113

◆ サポートプリンタについて

MLOCX でサポートされているプリンタですべてのプロパティやメソッドが使用できるわけではあ

りません。プロパティやメソッドのなかには一部のプリンタでしか動作しないものもあります。

ここでは、そのようなプロパティ・メソッドとプリンタを一覧に示します。

分類表記:

「P」 Protocol プロパティ 「D」 Darkness プロパティ

「Spd」 Speed プロパティ 「MCt」 MultiCut プロパティ

「OCt」 OutCut プロパティ 「Swk」 Siwake プロパティ

「F」 Formoverlay プロパティ 「MCd」 MemoryCard プロパティ

「Cut」 Cut メソッド

● レスプリシリーズ

以下は同一機種です。

レスプリ T408/R408 ⇒ レスプリ T8/R8

レスプリ T412/R412 ⇒ レスプリ T12/R12

No. 機種名 P D Spd MCt OCt Swk F MCd Cut

11 レスプリ T8/R8 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ × ○

12 レスプリ T12/R12 3,4,RB 1~5 2~4 ○ ○ × ○ × ○

77 レスプリ 408v 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ × ○

78 レスプリ 412v 3,4,RB 1~5 2~4 ○ ○ × ○ × ○

<補足説明>印字濃度と速度のパラメータ

パラメータの数値が大きいほど、Darkness プロパティは印字濃度、Speed プロパティは印字速度が

上がります

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

114

● スキャントロニクスシリーズ

● SATOC シリーズ、エヴィシリーズ、バートロニクスシリーズ

No. 機種名 P D Spd MCt OCt Swk F MCd Cut

63 TR400e 3,4,RB 1~3 5~8 ○ ○ ○ ○ ○ ○

64 TR410e 3,4,RB 1~3 4~6 ○ ○ ○ ○ ○ ○

81 RT308R 3,4,RB 1~5 2~5 ○ ○ × ○ ○ ○

83 ST308R 3,4,RB 1~3 2~10 ○ ○ ○ ○ ○ ○

84 ST312R 3,4,RB 1~3 2~10 ○ ○ ○ ○ ○ ○

No. 機種名 P D Spd MCt OCt Swk F MCd Cut

16 MR600e 3,4,RB 1~3 4,6,8 ○ ○ × ○ ○ ○

17 MR610e 3,4,RB 1~3 4,6,8 ○ ○ × ○ ○ ○

18 M-4800RVe 3,4,RB 1~3 4,6,8,10 ○ ○ × ○ ○ ○

19 MT/MR110w 3,4,RB 1~5 3~5 ○ ○ × ○ × ○

65 MT400e 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ ○ ○

66 MT410e 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ ○ ○

67 KY408 3,4,RB 1~5 × ○ ○ × ○ ○ ×

71 M-48Pro8 3,4,RB 1~3 2,4,6,8,10 ○ ○ × ○ ○ ○

72 M-48Pro12 3,4,RB 1~3 2,4,6,8 ○ ○ × ○ ○ ○

73 M-48Pro24 3,4,RB 1~3 2~6 ○ ○ × ○ ○ ○

74 SR408 3,4,RB 1~5 2~12 ○ ○ × ○ ○ ○

75 SR412 3,4,RB 1~5 2~12 ○ ○ × ○ ○ ○

76 SR424 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ ○ ○

89 BF408R 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ ○ ○

90 BF412R 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ ○ ○

92 SG408R 3,4,RB 1~5 2~10 ○ ○ × ○ ○ ○

92 SG412R 3,4,RB 1~5 2~10 ○ ○ × ○ ○ ○

93 SG424R 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ ○ ○

96 HA212R 3,4,RB 1~5 1~4 × × × ○ ○ ×

97 HA224R 3,4,RB 1~5 1~4 × × × ○ ○ ×

98 GN412T 3,4,RB 1~5 3~10 ○ ○ × ○ ○ ○

99 SG608R 3,4,RB 1~10 2~10 ○ ○ × ○ ○ ○

100 SG612R 3,4,RB 1~10 2~8 ○ ○ × ○ ○ ○

101 SG112R/T 3.,4,RB 1~10 3~6 ○ ○ × ○ ○ ○

103 SG408R-ex 3,4,RB 1~10 2~14 ○ ○ × ○ ○ ○

104 SG412R-ex 3,4,RB 1~10 2~14 ○ ○ × ○ ○ ○

105 SG424R-ex 3.,4,RB 1~10 2~6 ○ ○ × ○ ○ ○

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

115

85 EV208R 3,4,RB 1~5 2~5 ○ ○ × ○ ○ ○

86 EV212R 3,4,RB 1~5 2~4 ○ ○ × ○ ○ ○

87 EV208R(SATOC) 3,4,RB 1~5 2~5 ○ ○ × ○ ○ ○

88 EV212R(SATOC) 3,4,RB 1~5 2~4 ○ ○ × ○ ○ ○

102 CF408T 3,4 1~10 2~6 〇 〇 × 〇 〇 〇

● ラパンシリーズ

No. 機種名 P D Spd MCt OCt Swk F MCd Cut

53 PT200m/e/j 3 1~5 3~4 × × × × × ×

54 PT408e 3 1~5 3~4 × × × × × ×

55 PT412e 3 1~5 1~2 × × × × × ×

● タフアームシリーズ

No. 機種名 P D Spd MCt OCt Swk F MCd Cut

94 LR4080SR-T 3,4,RB 1~5 2~12 ○ ○ × ○ ○ ○

95 LR4120SR-T 3,4,RB 1~5 2~12 ○ ○ × ○ ○ ○

● 海外プリンタ

No. 機種名 P D Spd MCt OCt Swk F MCd Cut

211 CT400 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ × ○

212 CT410 3,4,RB 1~5 2~4 ○ ○ × ○ × ○

214 CL408e 3,4,RB 1~5 1~5 ○ ○ × ○ ○ ○

215 CL412e 3,4,RB 1~5 1~5 ○ ○ × ○ ○ ○

216 CL608e 3,4,RB 1~3 4,6,8 ○ ○ × ○ ○ ○

217 CL612e 3,4,RB 1~3 4,6,8 ○ ○ × ○ ○ ○

253 MB200i 3 1~5 1~2 × × × × × ×

254 MB400i 3 1~5 3~4 × × × × × ×

255 MB410i 3 1~5 3~4 × × × × × ×

263 XL400e 3,4,RB 1~5 5~8 ○ ○ ○ ○ ○ ○

264 XL410e 3,4,RB 1~5 4~6 ○ ○ ○ ○ ○ ○

265 M-5900RVe 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ ○ ○

271 M-84Pro-2 3,4,RB 1~5 1~5 ○ ○ × ○ ○ ○

272 M-84Pro-3 3,4,RB 1~5 1~4 ○ ○ × ○ ○ ○

273 M-84Pro-6 3,4,RB 1~5 1~5 ○ ○ × ○ ○ ○

274 GT408e 3,4,RB 1~5 1~11 ○ ○ × ○ ○ ○

275 GT412e 3,4,RB 1~5 1~11 ○ ○ × ○ ○ ○

276 GT424e 3,4,RB 1~5 1~5 ○ ○ × ○ ○ ○

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

116

● 旧プリンタ(※Ver.4.10.0.1 でサポート終了)

Cut メソッドの「●」は、プリンタのファームバージョンが古い場合、対応していないことがあ

ります。

No. 機種名 P D Spd MCt OCt Swk F MCd Cut

1 TR400 3,RB 1~3 5~8 × ○ ○ ○ ○ ●

2 TR410 3,RB 1~3 4~6 × ○ ○ ○ ○ ●

3 TR410BT 3,RB 1~5 2~6 × × × ○ ○ ×

4 MR400 3,RB 1~5 2~6 × ○ × ○ ○ ●

5 MR410 3,RB 1~5 2~6 × ○ × ○ ○ ●

6 MR600 3,RB 1~3 4,6,8 × ○ × ○ ○ ●

7 MR610 3,RB 1~3 4,6,8 × ○ × ○ ○ ●

8 M-4800RV 3,RB 1~3 4,6,8,10 × ○ × ○ ○ ●

9 MT400 3,RB 1~5 2~5 × ○ × ○ ○ ●

10 MT410 3,RB 1~5 2~5 × ○ × ○ ○ ●

14 MR400e 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ ○ ○

15 MR410e 3,4,RB 1~5 2~6 ○ ○ × ○ ○ ○

21 MR400SV 3,RB 1~8 2~10 ○ ○ × ○ × ○

22 MR410SV 3,RB 1~8 2~8 ○ ○ × ○ × ○

23 MR420SV 3,RB 1~8 2~4 ○ ○ × ○ × ○

31 DR300 3,RB × × × ○ × × × ×

32 DR310 3,RB × × × ○ × × × ×

41 Barlabe300 RB × × × × × × × ×

51 Petit lapin ラパン用 1~4 1~5 × × × × × ×

52 lapin ラパン用 1~3 1~5 × × × × × ×

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

117

◆ ステータス一覧表

MLOCX では通信プロトコルにステータス 3(ステータス 4)、ステータス 4、ラパン用および

ReadyBusy ステータスを使用します。

GetStatus メソッドが返すステータス文字列は、本プロトコルによってプリンタから受信したステ

ータスの前後(STX および ETX)を省いた文字列です。

ReadyBusy を使用する場合は、RS-232C の CS 信号および DR 信号の状態をセットします。

● ステータス 3、ステータス4

・ステータス文字列

<ステータス 3、ステータス L>(9 バイト)

<ステータス 4>(24 バイト)

①ステータス ID(2 バイト) Output メソッド使用時に設定した StatusID プロパティの値です。

②ステータス(1 バイト) プリンタの状態です。(一覧参照)

③残りの印字枚数(6 バイト) 1回の発行指示に対する残りの印字枚数です。

④ジョブ名(15 バイト) Output メソッド使用時に設定した JobName プロパティの値です。

① ② ③ S

T

X

① ② ③ S

T

X

E

T

X

④ E

T

X

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

118

・ステータス一覧(ステータス 3、ステータス 4)

内 容 ASCII 16進 送信可否 復旧可否

オフライン状態

エラー無し 0 30 ○ ○

リボンニアエンド 1 31 ○ ○

バッファニアフル 2 32 × ○

リボンニアエンド&バッファニアフル 3 33 × ○

オンライン状態

受信待ち

エラー無し A 41 ○ ○

リボンニアエンド B 42 ○ ○

バッファニアフル C 43 × ○

リボンニアエンド&バッファニアフル D 44 × ○

印字中

エラー無し G 47 ○ ○

リボンニアエンド H 48 ○ ○

バッファニアフル I 49 × ○

リボンニアエンド&バッファニアフル J 4A × ○

待機中

(ハクリ・

カット待ち)

エラー無し M 4D ○ ○

リボンニアエンド N 4E ○ ○

バッファニアフル O 4F × ○

リボンニアエンド&バッファニアフル P 50 × ○

解析・編集中

エラー無し S 53 ○ ○

リボンニアエンド T 54 ○ ○

バッファニアフル U 55 × ○

リボンニアエンド&バッファニアフル V 56 × ○

エラー検出

(オフライン状態)

受信バッファフル a 61 × ×

ヘッドオープン b 62 × ○

ペーパーエンド c 63 × ○

リボンエンド d 64 × ○

メディアエラー e 65 × ○

センサーエラー f 66 × ○

ヘッドエラー g 67 × ×

カバーオープン h 68 × ○

カードエラー i 69 × ×

カッタエラー j 6A × ×

その他のエラー k 6B × ×

カッタセンサーエラー l 6C × ○

スタッカフル&リファインダフル m 6D × ○

ICタグエラー o 6F × ○

・ステータス一覧(レスプリ V シリーズ追加分)

内 容 ASCII 16進 送信可否 復旧可否

オフライン状態

バッテリニアエンド 5 35 △ ○

バッテリニアエンド&リボンニアエンド 6 36 △ ○

バッテリニアエンド&バッファニアフル 7 37 × ○

バ ッテリニアエンド &リボ ンニアエンド &バ ッファニアフル 8 38 × ○

オンライン状態

受信待ち

バッテリニアエンド ! 21 △ ○

バッテリニアエンド&リボンニアエンド “ 22 △ ○

バッテリニアエンド&バッファニアフル ‘# 23 × ○

バ ッテリニアエンド &リボ ンニアエンド &バ ッファニアフル $ 24 × ○

印字中

バッテリニアエンド % 25 △ ○

バッテリニアエンド&リボンニアエンド & 26 △ ○

バッテリニアエンド&バッファニアフル ‘ 27 × ○

バ ッテリニアエンド &リボ ンニアエンド &バ ッファニアフル ( 28 × ○

待機中

(ハクリ・

カット待ち)

バッテリニアエンド ) 29 △ ○

バッテリニアエンド&リボンニアエンド * 2A △ ○

バッテリニアエンド&バッファニアフル + 2B × ○

バ ッテリニアエンド &リボ ンニアエンド &バ ッファニアフル , 2C × ○

解析・編集中

バッテリニアエンド - 2D △ ○

バッテリニアエンド&リボンニアエンド . 2E △ ○

バッテリニアエンド&バッファニアフル / 2F × ○

バ ッテリニアエンド &リボ ンニアエンド &バ ッファニアフル @ 40 × ○

エラー検出 バッテリエラー q 71 × ×

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

119

・ステータス一覧(ステータス L 追加分)

内 容 ASCII 16進 送信可否 復旧可否

オンライン状態

印字待ち

(通過待ち)

エラー無し M 4D ○ ○

ラベル・リボンニアエンド N 4E ○ ○

バッファニアフル O 4F × ○

ラベル・リボンニアエンド&バッファニアフル P 50 × ○

印字吸着

起動信号待

ち/貼付中

エラー無し o 6F ○ ○

ラベル・リボンニアエンド p 70 ○ ○

バッファニアフル q 71 × ○

ラベル・リボンニアエンド&バッファニアフル r 72 × ○

通過中

エラー無し s 73 ○ ○

ラベル・リボンニアエンド t 74 ○ ○

バッファニアフル u 75 × ○

ラベル・リボンニアエンド&バッファニアフル v 76 × ○

エラー検出 ラベル接続エラー(ペーパーエンド) c 63 × ×

ラベル貼付エラー l 6C × ×

ラベル吸着ミス # 23 × ×

能力オーバー $ 24 × ×

シリンダ動作不良 % 25 × ×

タイマーエラー & 26 × ×

ユーザー専用のエラー + 2B × ×

・ステータス一覧(PT408e、PT412e、PT200m/e/j 用ステータス 3)

内 容 ASCII 16進 送信可否 復旧可否

オフライン状態

エラー無し 0 30 ○ ○

バッテリニアエンド 1 31 △ ○

バッファニアフル 2 32 × ○

バッテリニアエンド&バッファニアフル 3 33 × ○

オンライン状態

受信待ち

エラー無し A 41 ○ ○

バッテリニアエンド B 42 △ ○

バッファニアフル C 43 × ○

バッテリニアエンド&バッファニアフル D 44 × ○

印字中

エラー無し G 47 ○ ○

バッテリニアエンド H 48 △ ○

バッファニアフル I 49 × ○

バッテリニアエンド&バッファニアフル J 4A × ○

剥離待ち

エラー無し M 4D ○ ○

バッテリニアエンド N 4E △ ○

バッファニアフル O 4F × ○

バッテリニアエンド&バッファニアフル P 50 × ○

解析・編集中

エラー無し S 53 ○ ○

バッテリニアエンド T 54 △ ○

バッファニアフル U 55 × ○

バッテリニアエンド&バッファニアフル V 56 × ○

エラー検出

(オフライン状態)

受信バッファオーバー a 61 × ×

ペーパーエンド c 63 × ○

バッテリエラー d 64 × ○

センサーエラー f 66 × ○

ヘッドエラー g 67 × ×

カバーオープン h 68 × ○

その他のエラー k 6B × ×

・ポイント

※ GetStatus メソッドコール時、返送されたステータス部のパラメータ(3バイト目)が[送

信可否]×の場合、[送信可否]○のステータスが返送されるまで、印字データの送信

(Output,ExOutput,ExOutputB)メソッドは実行しないでください。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

120

※ GetStatus メソッドコール時、返送されたステータス部のパラメータ(3バイト目)が[送

信可否]が△の場合、印字データの送信は可能ですが、バッテリ残量と印字データ(印字濃

度や発行枚数など)の関係によって、ラベル・タグ発行が正常に完了出来ない場合がありま

す。ご注意下さい。

※ GetStatus メソッドコール時、返送されたステータス部のパラメータ(3バイト目)が[復

旧可否]○の場合、プリンタがエラー検出状態であってもプリンタ側のエラー状態を解除

(例:ラベルの交換等)する事によりプリンタ本体で印字のリカバリが可能になります。[復

旧可否]×の場合、プリンタ本体の電源再投入が必要なエラーの為、既に送信済みの印字デ

ータについては破棄されます。

※ スキャントロニクス SR400 シリーズ、スキャントロニクス SG400R シリーズでは、プリ

ンタの状態にラベルニアエンドが追加されています。プリンタがラベルニアエンドになって

いる場合、プリンタはリボンニアエンドと同じステータスを返送します。

● ラパン用プロトコル(Lapin、Petit Lapin 用プロトコル)

・ステータス文字列(4 バイト)

①プリンタID番号(2 バイト) 固定(00H+00H)

②プリンタステータス(1 バイト) プリンタの状態です。(一覧参照)

③バッテリステータス(1 バイト) バッテリの状態です。(一覧参照)

・ステータス一覧

項目 16進(H) 内 容

プリンタステータス 00 正常終了、受信待ち

01 解析・編集中、ハクリ待ち

02 オフライン

03 カバーオープン

04 ペーパーエンド

05 予備

06 センサエラー

07 ヘッドエラー

08 バッファオーバー

09 通信エラー

10 バッテリエラー

11 その他のエラー

バッテリステータス 00 プチラパン(7.1V以下)、ラパン(13.0V以下)

01 プチラパン(7.2~7.4V)、ラパン(13.1~13.9V)

02 プチラパン(7.5~7.9V)、ラパン(14.0~14.9V)

03 プチラパン(8.0V以上)、ラパン(15.0V以上)

・注意事項

① ② ③

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

121

ラパン用ステータス(LapinCOM/LapinIrDA)は前述一覧の通りバイナリコード(16 進 0H~

11H)を使用しますが、MLOCX では開発を容易にするため ASCII コードに変換した文字列を取得

します。したがって、4 桁のステータスコードは 8 桁の ASCII 文字列になります。

(例)プリンタ ID 番号(00H+00H)、プリンタステータス(04H)、バッテリステータス(03H)

00H+00H+04H+03H(4 桁)

⇒ “0000”+”04”+”03” ⇒ “00000403”(8 桁)

● Ready/Busy

①CS 信号(1 バイト) High の場合‘H’、Low の場合’L’

②DR 信号(1 バイト) High の場合‘H’、Low の場合’L’

CS 信号 DR 信号 状態 内容

H H Ready プリンタがデータ受信可能

L L Busy 各種エラー、オフライン、印字中

H(L) L(H) - ケーブル断線

信号のタイミングは、アクセサリ CD の SBPL プログラミングガイドをご参照ください。

① ②

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Multi LABELIST OCX

122

プリンタ本体での通信プロトコル設定方法

主要なプリンタに関しまして、プリンタ本体での通信プロトコルの設定方法を記載します。詳細はプ

リンタに同梱されています取扱い説明書、セットアップガイドやアクセサリ CD の SBPL プログラ

ミングガイドをご参照ください。

プリンタ機種 通信プロトコル

インターフェース

ステータス 3 ステータス 4 Ready/Bu

sy

①レスプリシリーズ、レスプリVシリーズ

T8/R8/T12/R12、

T408/R408/T412/R412

T408v/R408v/T412v/R412v

RS-232C ①-R

IEEE1284 - ①-I -

LAN(無線 LAN) ①-L -

USB - ①-U -

②EtVie シリーズ

EV208R/EV212R

RS-232C ②-R

LAN ②-L -

USB - ②-U -

③スキャントロニクス、TR400e/TR410e

BF408R/BF412R 、 MR400e/MR410e 、

MR600e/MR610e 、 MT400e/MT410e 、

M-48Pro8/M-48Pro12/M-48Pro24 、

M-4800Rve 、 MR110w/MT110w 、

TR400e/TR410e

RS-232C ③-R

IEEE1284 - ③-I -

LAN(無線 LAN) ③-L -

USB - ③-I -

④ SR400 シ リ ー ズ 、 SG400R シ リ ー ズ 、

SG400R-ex シリーズ、SG600R シリーズ、

SG112R/T、HA200R シリーズ、

LR4000SR-T シリーズ

SR408/SR412/SR424、

SG408R/SG412R/SG424R

SG408R-ex/SG412R-ex/SG424R-ex

SG608R、SG612R、SG112R、SG112T

HA212R/HA242R

LR4080SR-T/LR4120SR-T

RS-232C ④-R

IEEE1284 - ④-I -

LAN(無線 LAN) ④-L -

USB - ④-U -

⑤SATOC ST308R/ST312R RS-232C ⑤-R

IEEE1284 - ⑤-I -

LAN(無線 LAN) ⑤-L -

USB - ⑤-U -

⑥バートロニクス RT308R RS-232C ⑥-R

IEEE1284 - ⑥-I -

LAN ⑥-L —

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Multi LABELIST OCX

123

USB - ⑥-U -

⑦ラパンシリーズ

PT200m/e/j、PT408e、PT412e

(SBPL モードのみ)

RS-232C ⑦-R - ⑦-R

IrDA ⑦-D - -

無線 LAN ⑦-L -

USB ⑦-U - -

Bluetooth ⑦-B - -

⑧スキャントロニクス GN412T RS-232C ⑧-R - LAN ⑧-L - USB - ⑧-U -

⑨バートロニクス CF408T 無線 LAN ⑨-L - ⑨-L

USB - ⑨-U -

● レスプリシリーズ

レスプリプリンタ設定ツールで設定します。

①-R 設定ツールを起動し、メニューの[デバイス]-[プリンタの設定]-[シリアルの設定]の[制御]

で設定します。ステータス 3 は「ステータス 3」、ステータス 4 は「ドライバ専用プロトコ

ル」、Ready/Busy は「ER 制御(マルチ受信、または 1 アイテム受信)」に設定します。

①-I 設定ツールを起動し、メニューの[デバイス]-[プリンタの設定]-[IEEE1284 の設定]の[受信

モード]を「マルチ受信」に設定します。

①-L 設定ツールを起動し、メニューの[デバイス]-[プリンタの設定]-[LAN の設定]の[LAN モー

ド]で設定します。ステータス 3 は「ステータス 3 モード」、ステータス 4 は「ENQ 応答モ

ード」に設定します。

①-U 特に設定の必要はありません。

● エヴィシリーズ

EtVie プリンタ設定ツールで設定します。

②-R 設定ツールを起動し、メニューの[デバイス]-[プリンタの設定]-[シリアルの設定]の[制御]

で設定します。ステータス 3 は「ステータス 3」、ステータス 4 は「ドライバ専用プロトコ

ル」、Ready/Busy は「ER 制御(マルチ受信、または 1 アイテム受信)」に設定します。

②-L 設定ツールを起動し、メニューの[デバイス]-[プリンタの設定]-[LAN の設定]の[LAN モー

ド]で設定します。ステータス 3 は「ステータス 3 モード」、ステータス 4 は「ENQ 応答モ

ード」に設定します。

②-U 特に設定の必要はありません。

● スキャントロニクスシリーズ、TR400e/TR410e

③-R RS-232C ボードの DSW1 とプリンタ本体の DSW2 で設定します。ステータス 3 は

DSW1-7 ON、DSW1-8 OFF、DSW2-8 ON、ステータス 4 は DSW1-7 ON、DSW1-8

OFF、DSW2-8 OFF、Ready/Busy は DSW1-7 OFF、DSW1-8 OFF に設定します。

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Multi LABELIST OCX

124

③-I プリンタ本体の DSW2-5 を OFF に設定します。

③-L プリンタ本体の DSW2 で設定します。ステータス 3 は DSW2-5 ON、DSW2-8 ON、ス

テータス 4 は DSW2-5 ON、DSW2-8 OFF に設定します。

● スキャントロニクス SR400 シリーズ、SG400R シリーズ、SG400R-exシリーズ、SG600R

シリーズ、SG112R/T、HA200R シリーズ、LR4000SR-T シリーズ(ステータス L も選

択可)

④-R LCD で[通信設定]-[通信プロトコル]をステータス 3 は「ステータス 3」、ステータス 4 は

「ドライバ専用」、Ready/Busy は「Ready/Busy」に設定します。

④-I LCD で[通信設定]-[通信プロトコル]を「ドライバ専用」、[受信バッファ]を「マルチ受信」

に設定します。

④-L LCD で[通信設定]-[通信プロトコル]をステータス 3 は「ステータス 3」、ステータス 4 は

「ドライバ専用」で[プリンタステータス返送タイミング]を「ENQ」に設定します。

④-U LCD で[通信設定]-[通信プロトコル]を「STATUS5」に設定します。

● SATOC ST308R/ST312R

ST308R/ST312R の LCD でボタンを使って設定します。

⑤-R LCD で[通信設定]-[通信プロトコル]をステータス 3 は「STATUS3」、ステータス 4 は

「STATUS4」、Ready/Busy は「Ready/Busy」に設定します。

⑤-I LCD で[通信設定]-[通信プロトコル]を「STATUS4」、[受信バッファ]を「マルチ」に設定

します。

⑤-L LCD で[通信設定]-[通信プロトコル]をステータス 3 は「STATUS3」、ステータス 4 は

「STATUS4」で[プリンタステータス返送タイミング]を「ENQ」に設定します。

⑤-U LCD で[通信設定]-[通信プロトコル]を「STATUS4」に設定します。

● バートロニクス RT308R

RT308R の LCD でボタンを使って設定します。

⑥-R LCD で[INTERFACE MODE]-[PROTOCOL]をステータス 3 は「STATUS3」、ステータ

ス 4 は「STATUS4」、Ready/Busy は「RDY/BSY」に設定します。

⑥-I LCD で[INTERFACE MODE]-[RECEIVE BUFFER]を「MULTI」に設定します。

⑥-L LCD で[INTERFACE MODE]-[PROTOCOL]をステータス 3 は「STATUS3」、ステータ

ス 4 は「STATUS4」で[STATUS REPLY]を「ENQ」に設定します。

⑥-U 特に設定の必要ありません。

● ラパンシリーズ

プリンタ本体の DSW1 で設定します。

⑦-R DSW1-1 OFF、DSW1-2 OFF、DSW1-3 OFF、DSW1-4 OFF に設定します。さらに

プリンタ設定ツールを起動し、メニューの[プリンタ設定]-[RS-232C]の[フロー制御]で設

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

125

定します。ステータス 3 は「NONE」、Ready/Busy は「HARD(RTS/CTS)」に設定しま

す。

⑦-D DSW1-1 ON、DSW1-2 OFF、DSW1-3 OFF、DSW1-4 OFF に設定します。さらに

プリンタ設定ツールを起動し、メニューの[プリンタ設定]-[IrDA]の[通信プロトコル]を

「IrCOMM」、[フロー制御]を「NONE」に設定します。

⑦-L DSW1-1 OFF、DSW1-2 ON、DSW1-3 OFF、DSW1-4 OFF に設定します。プリン

タが無線 LAN 仕様である必要があります。

⑦-U DSW1-1 ON、DSW1-2 ON、DSW1-3 OFF、DSW1-4 OFF に設定します。

PT408e/412e のみ対応します。

⑦-B DSW1-1 OFF、DSW1-2 ON、DSW1-3 OFF、DSW1-4 OFF に設定します。プリン

タが Bluetooth 仕様である必要があります。

● スキャントロニクス GN412T

GN412T の LCD でボタンを使って設定します。

⑧-R LCD で[通信設定]-[通信プロトコル]をステータス 3 は「STATUS3」、ステータス 4 は

「STATUS4」に設定します。

⑧-L LCD で[通信設定]-[通信プロトコル]をステータス 3 は「STATUS3」、ステータス 4 は

「STATUS4」で[プリンタステータス返送タイミング]を「ENQ」に設定します。

⑧-U LCD で[通信設定]-[通信プロトコル]を「STATUS4」に設定します。

● バートロにクス CF408T

CF408T 設定ツールで設定します。

⑨-L 設定ツールを起動し、[LAN の設定]タブの[LAN モード]で設定します。ステータス 3 は「ス

テータス 3 モード」、ステータス 4 は「ENQ 応答モード」に設定します。

⑨-U 特に設定の必要はありません。

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126

◆ Setting プロパティ通信パラメーター機種別一覧

No. COMn: LPTn: LAN: DRV: ODV: FILE:

1 TR400 ○ △※1 △※2 - ○ ○

2 TR410 ○ △※1 △※2 - ○ ○

3 TR410BT ○ △※1 △※2 - ○ ○

4 MR400 ○ △※1 △※2 - ○ ○

5 MR410 ○ △※1 △※2 - ○ ○

6 MR600 ○ △※1 △※2 - ○ ○

7 MR610 ○ △※1 △※2 - ○ ○

8 M-4800RV ○ △※1 △※2 - ○ ○

9 MT400 ○ △※1 △※2 - ○ ○

10 MT410 ○ △※1 △※2 - ○ ○

11 レスプリ T8/R8 ※4 ○ △※1 ○ ○ ○ ○

12 レスプリ T12/R12 ※4 ○ △※1 ○ ○ ○ ○

14 MR400e ○ △※1 ○ ○ ○ ○

15 MR410e ○ △※1 ○ ○ ○ ○

16 MR600e ○ △※1 ○ ○ ○ ○

17 MR610e ○ △※1 ○ ○ ○ ○

18 M-4800RVe ○ △※1 ○ △※3 ○ ○

19 MT/MR110w ○ △※1 ○ ○ ○ ○

21 MR400SV ○ △※1 ○ - ○ ○

22 MR410SV ○ △※1 ○ - ○ ○

23 MR420SV ○ △※1 ○ - ○ ○

31 DR300 ○ - △※2 - ○ ○

32 DR310 ○ - △※2 - ○ ○

41 Barlabe300 ○ - - - ○ ○

51 Petit lapin ○ - - - × ○

52 lapin ○ - ○ - × ○

53 PT200m/e/j ○ - ○ ○ ○ ○

54 PT408e ○ - ○ ○ ○ ○

55 PT412e ○ - ○ ○ ○ ○

63 TR400e ○ △※1 ○ ○ ○ ○

64 TR410e ○ △※1 ○ ○ ○ ○

65 MT400e ○ △※1 ○ ○ ○ ○

66 MT410e ○ △※1 ○ ○ ○ ○

67 KY408 ○ △※1 ○ ○ ○ ○

71 M-48Pro8 ○ △※1 ○ ○ ○ ○

72 M-48Pro12 ○ △※1 ○ ○ ○ ○

73 M-48Pro24 ○ △※1 ○ ○ ○ ○

74 SR408 ○ △※1 ○ ○ ○ ○

75 SR412 ○ △※1 ○ ○ ○ ○

76 SR424 ○ △※1 ○ ○ ○ ○

77 レスプリ 408v ○ △※1 ○ ○ - ○

78 レスプリ 412v ○ △※1 ○ ○ - ○

81 RT308R ○ △※1 ○ ○ - ○

83 ST308R ○ △※1 ○ ○ - ○

84 ST312R ○ △※1 ○ ○ - ○

85 EV208R ○ - ○ ○ - ○

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

127

86 EV212R ○ - ○ ○ - ○

87 EV208R(SATOC) ○ - ○ ○ - ○

88 EV212R(SATOC) ○ - ○ ○ - ○

89 BF408R ○ △※1 ○ ○ - ○

90 BF412R ○ △※1 ○ ○ - ○

91 SG408R ○ △※1 ○ ○ - ○

92 SG412R ○ △※1 ○ ○ - ○

93 SG424R ○ △※1 ○ ○ - ○

94 LR4080SR-T ○ △※1 ○ ○ - ○

95 LR4120SR-T ○ △※1 ○ ○ - ○

96 HA212R ○ △※1 ○ ○ - ○

97 HA224R ○ △※1 ○ ○ - ○

98 GN412T ○ △※1 ○ ○ - ○

99 SG608R ○ △※1 ○ ○ - ○

100 SG612R ○ △※1 ○ ○ - ○

101 SG112R/T ○ △※1 ○ ○ - ○

102 CF408T — — 〇 〇 — 〇

103 SG408R-ex ○ △※1 ○ ○ - ○

104 SG412R-ex ○ △※1 ○ ○ - ○

105 SG424R-ex ○ △※1 ○ ○ - ○

211 CT400 ○ △※1 ○ ○ - ○

212 CT410 ○ △※1 ○ ○ - ○

214 CL408e ○ △※1 ○ ○ - ○

215 CL412e ○ △※1 ○ ○ - ○

216 CL608e ○ △※1 ○ ○ - ○

217 CL612e ○ △※1 ○ ○ - ○

253 MB200i ○ △※1 ○ ○ - ○

254 MB400i ○ △※1 ○ ○ - ○

255 MB410i ○ △※1 ○ ○ - ○

263 XL400e ○ △※1 ○ ○ - ○

264 XL410e ○ △※1 ○ ○ - ○

265 M-5900RVe ○ △※1 ○ ○ - ○

271 M-84Pro-2 ○ △※1 ○ ○ - ○

272 M-84Pro-3 ○ △※1 ○ ○ - ○

273 M-84Pro-6 ○ △※1 ○ ○ - ○

274 GT408e ○ △※1 ○ ○ - ○

275 GT412e ○ △※1 ○ ○ - ○

276 GT424e ○ △※1 ○ ○ - ○

※1 LPTは汎用・専用プリンタドライバ経由での出力を推奨しております。直接LPT設定で出

力した場合、プリンタやPCの機種などハードウェア環境によって、プリンタの状態取得やラベ

ル発行ができない場合があります。

※2 弊社製品の LANDAPTER が必要となります。

※3 プリンタドライバのサポートが終了しております。

※4 レスプリ T408/R408 はレスプリ T8/R8、レスプリ T412/R412 はレスプリ T12/R12 と同機種です。

※ ×の項目については動作保証外となりますのでご注意下さい。

※ 汎用・専用プリンタドライバを利用する場合は、プリンタドライバの対応 OS もご確認下さい。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

128

汎用プリンタドライバは Pr 毎に対応 OS に違いがあります。また専用プリンタドライバは

MLme の対応 OS に準拠します。

※ Ver.4.10.0.1 でプリンタ No.1~10、21~52 はサポート終了しました。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

129

◆ 通信エラーの戻り値と詳細について

出力メソッド(GetStatus、Output、ExOutput、ExOutputB、Cut、SendCancel)の主要な

通信エラーの戻り値と詳細を記載します。通信エラー発生時は ClosePort メソッドで切断し、下記

対策を行った上で再度 OpenPort メソッドを実行してください。

戻り値 原因

7 コマンド送信中(ステータス要求中)にエラーが発生しました。 ①②③④

8 コマンド送信中(ステータス要求中)にタイムアウトが発生しました。 ⑤

9 応答受信中(ステータス受信中)にエラーが発生しました。 ① ② ③ ④

⑥⑦⑧ 10 応答受信中(ステータス受信中)にタイムアウトが発生しました。

11 応答受信中に NAK を受信しました。 ⑨

原因① プリンタの電源が入っていない。

⇒プリンタの電源を確認してください。

原因② ケーブルが差さっていない。

⇒PC とプリンタがしっかりとケーブルで接続されているか、ケーブルが断線していないか確認

してください。

原因③ プリンタが既に使用されている。(LAN の場合のみ)

⇒他の PC やソフト、プリンタドライバ等がプリンタを使用していないか確認してください。

原因④ 専用プリンタドライバが起動していない。

⇒専用プリンタドライバを起動してください。

原因⑤ ボーレートが異なる。(RS-232C の場合のみ)

⇒プリンタのボーレートと Setting プロパティの設定を合わせてください。

原因⑥ 通信プロトコルが異なる。

⇒プリンタの通信プロトコルと Protocol プロパティの設定を合わせてください。

LAN、ステータス4の場合は、必ず ENQ 応答モードに設定してください。

原因⑦ Darkness プロパティや Speed プロパティを設定している。Output メソッドの直後に

GetStatus メソッドを実行している。(不定期に発生する)

⇒TimeOutプロパティを変更するか、GetStatusメソッドの前にウエイトをいれてください。

原因⑧ ネットワーク環境によって、通信の遅延が発生している。(LAN の場合のみ)

⇒TimeOut プロパティの値を調整する。(初期値 3 秒)

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

130

原因⑨ プリンタでエラーが発生している。

⇒GetStatus メソッドでステータスを取得し、エラー内容を確認してください。

エラーの解除方法は、プリンタ付属の取扱説明書をご参照願います。

プリンタの電源を切らずに復旧可能なエラーは、データを再送する必要はありません。エラー

解除後にプリンタをオンラインにすることで送信済みデータは再発行されます。

エラー解除時にプリンタの電源を切る場合は、送信済みのデータが消えてしまうため、データ

を再送してください。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

131

◆ 発行エラーと戻り値と詳細について

出力メソッド(Output)で通信エラー以外で発生する発行エラーの戻り値と詳細を記載します。発

行エラーはレイアウトファイルやプリンタ情報ファイルなど発行に必要な情報がない場合に発生し

ます。エラー発生時はエラーの内容に応じた対処を行ってください。

戻り値 内容

詳細

ファイルロードエラー:必要なファイルを用意してください。

51 レイアウト情報ファイルのロード時にエラーが発生しました。

レイアウトファイルが見つかりません。LayoutFile プロパティに設定したファイルパスにフ

ァイルが存在するかご確認ください。

52 プリンタ情報ファイルロード時にエラーが発生しました。

プリンタ情報ファイルが見つかりません。PrnData プロパティに設定したディレクトリにプ

リンタ情報ファイルが存在するかご確認ください。

100 グローバルファイルのロード時にエラーが発生しました。

レイアウトに設定されているグローバル情報ファイル(.mlgle)が存在しません。レイアウ

トに設定されているファイルパスをご確認ください。

201 予期しないエラーが発生しました。

致命的なエラーです。発行時に利用しているメモリー領域への書き込みが失敗しました。シ

ステムの状態を確認してください。

202 予期しないエラーが発生しました。

致命的なエラーです。発行時に利用しているメモリー領域への書き込みが失敗しました。シ

ステムの状態を確認してください。

対象変数エラー:対象となる変数を再度設定し直してください。

300 日時変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。

日時変数の経過値に設定した変数がレイアウトに存在しません。

301 編集前複写変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。

編集前複写変数の複写対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。

302 入力日時変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。

入力日時変数の経過値か位上対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。

303 テーブル変換の他変数検索時にエラーが発生しました。

テーブル変換の変換対象キーに設定した変数がレイアウトに存在しません。

304 プライス丸め変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。

計算変数のプライス丸めで丸め対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。

305 四則演算変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。

計算変数の四則演算で演算データに設定した変数がレイアウトに存在しません。

306 プライスチェックCD変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。

計算変数のプライスチェックCDで計算対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

132

307 クロスチェック変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。

分割変数のクロスチェックで比較対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。

308

編集後複写変数の対象変数検索時にエラーが発生しました。

編集後複写変数の複写対象に設定した変数がレイアウトに存在しません。

309

結合変数の結合子変数検索時にエラーが発生しました。

結合変数の子項目に設定した変数がレイアウトに存在しません。

310 分割項目の親変数検索時にエラーが発生しました。

分割変数の親項目となる変数がレイアウトに存在しません。

311 分割項目の子変数検索時にエラーが発生しました。

分割変数の子項目に設定した変数がレイアウトに存在しません。

320 レイアウトに割り付いたローカル変数検索時にエラーが発生しました。

デザインオブジェクトで設定したローカル変数がレイアウトに存在しません。

321 レイアウトに割り付いたグローバル変数検索時にエラーが発生しました。

デザインオブジェクトで設定したグローバル変数がレイアウトに存在しません。

編集エラー:動作設定でエラー処理を有効にした場合に発生します。

330 該当するビットマップファイルがありません。

グラフィックのパス指定で設定したパスにファイルが存在しません。

331 グラフィック一覧取得時にエラーが発生しました。

通常発生しません。レイアウトファイルにグラフィック一覧が存在しません。ファイルが壊

れている可能性があります。

332 グラフィック一覧検索時にエラーが発生しました。

登録グラフィック、変数グラフィックで読込むグラフィックが一覧に存在しません。

333 グラフィック変換時にエラーが発生しました。

致命的なエラーです。グラフィック変換時に使用する GDI の取得に失敗しました。システム

の状態を確認してください。

334 WindowsFont 変換時にエラーが発生しました。

致命的なエラーです。Windows フォント変換時に使用する GDI の取得に失敗しました。シ

ステムの状態を確認してください。

335 図形変換時にエラーが発生しました。

致命的なエラーです。図形オブジェクト変換時に使用する GDI の取得に失敗しました。シス

テムの状態を確認してください。

336 外字一覧取得時にエラーが発生しました。

通常発生しません。レイアウトファイルに外字一覧が存在しません。ファイルが壊れている

可能性があります。

337 外字一覧検索時にエラーが発生しました。

外字オブジェクト、入力外字変数で読込む外字が一覧に存在しません。

338 外字変換時にエラーが発生しました。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

133

通常発生しません。外字のサイズが 16、24 以外で利用されています。ファイルが壊れてい

る可能性があります。

339 相対位置印字の対象項目検索時にエラーが発生しました。

オブジェクトの属性設定で相対位置の対象項目がレイアウトに存在しません。

340 相対位置印字の対象項目の高さがわかりません。

オブジェクトの属性設定で相対位置の対象項目がありません。対象項目が条件印字や変数な

ど入力値によって表示されない場合はエラーとなります。

描画エラー:リソース(メモリや GDI オブジェクトなど)が不足している状況で発生します。リーク

しているアプリケーションがないかご確認ください。

341 Windows フォントイメージ生成時にエラーが発生しました。

Windows フォントを利用するためのリソースがありません。

342 グラフィックイメージ生成時にエラーが発生しました。

グラフィックイメージを利用するためのリソースがありません。

編集エラー:動作設定でエラー処理を有効にした場合に発生します。

400 日時変数編集時にエラーが発生しました。

日時の計算が出来ません。経過値を確認してください。

401 入力日時変数編集時にエラーが発生しました。

日時の計算が出来ません。入力値や経過値を確認してください。

402 テーブルデータのロード時にエラーが発生しました。

変数で参照しているテーブルがありません。テーブルを再度設定してください。

403 テーブル変換時にエラーが発生しました。

テーブル一覧に入力値に合致する値がありません。

404 ODBCテーブル変換時にエラーが発生しました。

テーブル一覧(ODBC)に入力値に合致する値がありません。

405 プライス丸め計算時にエラーが発生しました。

プライス丸め計算が出来ません。丸め対象変数の入力値を確認してください。

406 四則演算計算時にエラーが発生しました。

四則演算が出来ません。入力値を確認してください。

407 プライスチェックCD計算時にエラーが発生しました。

プライスチェック CD 計算が出来ません。対象変数の入力値を確認してください。

408 ¥・カンマ編集時にエラーが発生しました。

テーブル変換や計算などで\・カンマを付加するための桁数が足りません。入力値や変数の

桁数を確認してください。

409 1文字補填編集時にエラーが発生しました。

テーブル変換や計算などで 1 文字補填するための桁数が足りません。入力値や変数の桁数を

確認してください。

410 CD計算時にエラーが発生しました。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

134

モジュラス 11 で CD 置換をエラー判定にした場合、置換できない CD 値の場合にエラーが

発生します。入力値を確認してください。

411 特殊編集時にエラーが発生しました。

特殊編集で利用する DLL や関数が存在しないなど編集情報が足りません。再度設定し直して

ください。

412 特殊計算時にエラーが発生しました。

特殊編集で利用する DLL や関数が存在しないなど編集情報が足りません。再度設定し直して

ください。

413 税編集時にエラーが発生しました。

通常発生しません。

プリンタ情報エラー:プリンタ情報ファイルが不足している場合に発生します。レイアウトで設定して

いる機種のプリンタ別情報ファイル(PrnCommand*.mlprn)が存在しているかご確認ください。

500 フォント一覧のロード時にエラーが発生しました。

501 バーコード一覧のロード時にエラーが発生しました。

502 プリンタコマンド一覧のロード時にエラーが発生しました。

600 フォント一覧の検索時にエラーが発生しました。

601 バーコード一覧の検索時にエラーが発生しました。

602 プリンタコマンド一覧の検索時にエラーが発生しました。

編集エラー:動作設定でエラー処理を有効にした場合に発生します。

610 用紙に印字できない項目が存在します。

611 計算できない無効な項目が存在します。

直接制御通信エラー

700 出力ポート送信時にエラーが発生しました。

致命的なエラーです。Output メソッド実行前に必ず GetStatus メソッドでプリンタの状態

を確認してください。RS-232C や IEEE1284 の場合はケーブルが弊社純正品をご利用く

ださい。

ラパン通信エラー:Protocol プロパティでラパン用プロトコルを指定した場合に発生します。

710 IrDA プロトコルのプリンタとの接続が失敗しました。(第 1 段階-接続応答)

730 IrDA プロトコルのヘッダ送信が失敗しました。(第 3 段階-データヘッダ応答)

731 IrDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからシーケンスエラーが返されま

した。(第 3 段階-データヘッダ応答)

732 IrDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからデータ異常が返されました。

(第 3 段階-データヘッダ応答)

733 IrDA プロトコルのデータヘッダ応答パケットで、プリンタからプリンタ ID エラー/サイズ

オーバーが返されました。(第 3 段階-データヘッダ応答)

740 IrDA プロトコルのデータ送信が失敗しました。(第 3 段階-データ応答)

741 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからシーケンスエラーが返されました。

Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

135

(第 3 段階-データ応答)

742 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからデータ異常が返されました。(第 3 段

階-データ応答)

743 IrDA プロトコルのデータ応答パケットで、プリンタからプリンタ ID エラー/サイズオーバ

ーが返されました。(第 3 段階-データ応答)