m-tech 草川雅史camソフト「esprit」の活用...
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ITソリューションを活用したものづくり
M-Tech 草川雅史
本日の内容Ⅰ. 自己紹介
Ⅱ. 製造現場の問題点
Ⅲ. ITソリューションを活用したものづくり
Ⅳ. 設備紹介
Ⅴ. まとめ
Ⅵ. 当社が目指すものづくり
Ⅰ. 自己紹介◆京都久御山町で精密部品加工業を営む
◆2013年11月に独立(今年で5年目)
◆ITソリューションを活用したものづくりに特化
◆全国200社以上のお客様にご紹介してきました。
Ⅱ. 前職の製造現場の問題点
◆ 人が主役の生産方式
図面受領
工程プランニング
CAD
/CAM
工具段取り
ジグ段取り
PG
手打ち修正
加工
検査
お客様
ケアレスミスプリセッタ待ちの行列
工具を毎回探す スケジュール不明
作業者によるばらつき(時間、品質)
機械干渉
加工漏れ
現場担当者が自分の経験と勘だけでCAMオペにデ-タを作らせているだけのこと
実際は
こんな製造現場はイヤだ!・工具が行方不明になっている。
・同じような工具が山ほどある。
・工具棚に使ってない工具が何年もある。
・工具の段取り時間が掛かりすぎている。
・加工方法は個人によりバラバラ。
・理屈関係なしに現場の権力者がMAXの技術だ。
・説明できる明確な技術がない
・個人の能力次第で品質がきまる。
・責任のなすりあい。
・技能継承ができない。
改善したいけど、問題が多くて、何からやればわからない…
まだまだある
それは…製造現場の主なトラブル原因はこの2つに仕訳できる。
①工具が管理できていないことで起こるトラブル
②加工方法やプログラミングの標準化(社内ルール)
できていないことで起こるトラブル
これを管理、運営する仕組みがない!
だから!
ITソリューションの機能を使い仕組みをつくる!
Ⅲ.ITソリューションを活用した生産方式
図面受領
工程プランニング
CAD
/CAM
工具準備
ジグ段取り
手打ちプログラム
加工
検査
お客様
CAD/CAM側と現場側の情報を、ITソリューションへ蓄積しそのデ-タを利用しないと仕事ができない仕組みにする
IT
ソリューション
加工プロセスの蓄積
CAMの仕事
工具情報の蓄積
現場の仕事
ITソリューションが主役の生産方式
重要!
現場でのPG編集はご法度!
加工プロセスと工具情報について補足
①工具管理とは
工具の所在はもちろん、工具の持つ様々な
情報を一元管理すること
②加工プロセスの蓄積とは
加工に必要な情報をCAMに登録する機能
のちに詳しくご紹介
Ⅳ 設備紹介
ITソリューションを活用したモノづくりのための
設備のご紹介
工具管理のためのソフトウェア◆工具管理ソフト「Factory Manager」(BIG製)
• 「Factory Manager」とは工場内の工具情報を一括管理するソフト。工具一本ごとの所在、寿命、補正などの情報を管理。工作機械とデータを共有し、不足工具の所在や組み合わせが一目でわかる
工具の組み合わせ台帳のようなもの
プリセッタとも連携
機械マガジン外の工具もマガジン内のように信頼性のある工具状態に管理できる。
現場での工具管理の手法 その①
◆ テプラやバーコード、刻印などで、ツーリングに表示する管理方法
工具に背番号をつけて情報をパソコンで管理言わば
“外だしパーマネント工具”
ATCマガジン本数が無限に広がるイメージ
現場での工具管理の手法 その②
◆ICチップによる管理
工具の立ち寄る場所にある読み取り装置。工具に付けた情報を読み取ることで所在を随時DBに更新、「所在管理」が出来る。
直接、工作機械へ補正デ-タも入れることができる。
ICチップで管理することにより、工具を探す時間短縮や費用削減など
より高いレベルの管理もできる
加工プロセス管理のためのCAD/CAM
◆ CAMソフト「ESPRIT」の活用CAD/CAMはプログラムするだけのソフトではない
◆選定理由は・・・• シンプルで操作が簡単
• 加工プロセスの登録と呼び出しが便利でCAMオペレ-ションが早い
• フュ-チャにオペレ-ションすることで、加工の為の補助図形の作成が必要ない
・G-Naviとの連携ができる。などなど・・
ノウハウの詰まった加工プロセスを管理・再利用する
加工プロセスの登録
加工プロセスの適用
サイズや深さ別にプロセスを登録JIS規格などの標準寸法も有効
プロセス活用の“肝”は工具種管理との連携
• 現場で実績を積んだ工具を登録して加工プロセスを作成
CAM工具ライブラリ 工具データベース
加工に必要な3大要素(工法、工具、条件)が約束された状態でNCデ-タへ
ITソリューションを活用するための機械設備
工具管理ありきの設備選定
工具種類番号で工具呼び出し可能補正デ-タや寿命管理も記憶 NVX5100Ⅱ(DMG森精機)
工具種類番号に対応している制御装置が便利
まとめ①問題は加工プロセスと工具管理の2つに仕訳けができる
②ITソリューションを活用することで、問題点が集約される
◆ 工具が行方不明になっている →工具管理で解決
◆ 同じような工具が沢山ある →工具管理で解決
◆ 工具棚に使ってない工具が何年もある →工具管理で解決
◆ 工具の段取り時間がかかりすぎる →工具管理で解決
◆ 加工方法は個人によりバラバラ →加工プロセスで解決
◆ 現場の権力者がMAXの技術 →加工プロセス+工具管理で解決
◆ 説明できる明確な技術がない →加工プロセスで解決
◆ 個人の能力で品質が決まる →加工プロセス+工具管理で解決
◆ 責任のなすりあい →加工プロセス+工具管理で解決
◆ 技能継承できない →加工プロセス+工具管理で解決
⚫ 社内標準化できる。
⚫ 責任の所在が明確になる。
⚫ 企業ノウハウの蓄積ができる。
などなど
Ⅴ.当社が目指すものづくり
目指す未来は…
「工作機械をプリンタ-のように使う」
その為には、
実績を積み重ね厳選された加工プロセスと
工具で出力された完璧なNCデ-タが必要不可欠!
なので、最高の商品を作るための最高のデータを作る。
その信念とは…
企業が日々培っている技術やノウハウを
無駄にすることなく蓄積し、その企業で働く誰もが、
常に最高の条件でものづくりを実現でき、企業が成長すること。
出力されたNCデ-タは、経験と技術の結晶
ご清聴ありがとうございました。
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