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M.U.S.T. Mini Open Surgical Technique
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メダクタインターナショナルは以下各位のM.U.S.T. Mini Openにおけるシステムおよび手術手技の開発における多大なる貢献に対し、謝意を表します。
ZSOLT FEKETE, MDNeuro und Wirbelsäulenzentrum Zentralschweiz, Hirslanden Klinik St. Anna, Luzern, Switzerland
STEPHAN JOUBERT,MDNectar Umhlanga HospitalUmhlanga, South Africa
RICHARD E. MANOS, MDSpine Institute of IdahoMeridian, USA
HUGH MCPHERSON, MDPEAK Orthopedics & SpineLone Tree, USA
FRÉDÉRIC SCHILS, MDClinique Générale-BeaulieuClinique La CollineGeneva, Switzerland
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1 はじめに 4
2 手術手技 5
3 MINI OPEN手技 5 3.1 ペディクルの前処理 5 3.2 ダイレーターの挿入 5 3.3 レトラクターの設置 6 3.4 レトラクターシステムのロック 7 3.5 フレームの拡張 8 3.6 レトラクターの追加 8
4 ペディクルスクリュー挿入 10 4.1 スクリューの挿入 10 4.2 パラレルディストラクション 10
5 ペディクルスクリューとブレードの接続 12 5.1 ペディクルの前処理 12 5.2 ペディクルスクリューとブレードの接続 12 5.3 パーキュタネアスタワーの抜去 13
6 椎体間固定ケージの手術手技 14
7 ロッドの設置および調整 15 7.1 ロッドの挿入 15 7.2 コンプレッションおよびディストラクション 15
8 器械 17
目 次
M.U.S.T. Mini Open Surgical Technique
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The Medacta MINI OPEN Retractorは最小侵襲アプローチで除圧、固定をおこなうことができ、OPEN手技と同様の汎用性を併せ持つシステムです。
The Medacta MINI OPEN Retractorは出血量の低減、入院期間の短縮および患者の早期社会復帰に貢献することができます。
Features
Cranial / Caudal ブレードラジオルーセント(アルミニウム製)
左右別デザインアナトミカルブレード 60-100mm(10mm刻み)MISブレード 50-120mm(10mm刻み)
アナトミカルブレード
MISブレード
Medial / Lateral ブレード ラジオルーセント(アルミニウム製) 凸状デザイン 50-120mm(10mm刻み) 15/20mm幅
1 INTRODUCTION はじめに
メインフレーム Cranial/Caudalブレードとの組み合わせ 30°のブレード可動域ラテラルフレーム
MISラテラルフレーム メインフレームとの組み合わせ 30°のブレード可動域 ラチェットタイプとピボットタイプのラインアップ
ブレードホルダー 内外側へのブレード追加に
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正中より2-4cm外側に皮切を加え、多裂筋、最長筋を展開します。
3.1 ペディクルの前処理
キャニュレ イテッドオウルで 手 前 皮 質 骨 に 孔 を開けます。
WARNINGペディクルスクリューの刺入点や角度をご確認ください。
キャニュレイテッドオウルからインナーピンを外してKワイヤーを挿入します。
WARNING一連のステップでKワイヤーが抜けないようご注意ください。
SURGICAL TECHNIQUE: Anterior Cervical Discectomy and Fusion (ACDF)
SURGICAL TECHNIQUE: Anterior Cervical Discectomy and Fusion (ACDF)
手術手技
MINI OPEN手技3.2 ダイレーターの挿入
マルチステップダイレーター#1をKワイヤー越しに挿入します。同様にダイレーター#2、#3を重ねて挿入します。
NOTICE: ダイレーターの表示がブレード長の目安となります。ダイレーター#3の径22mmはレトラクターの幅と合致します。
シングルステップアナトミカルダイレーターを回しながら筋繊維をスプリットさせて挿入します。
NOTICE: ダイレーターの目盛りはブレード長を示します。
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M.U.S.T. Mini Open Surgical Technique
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3.3 レトラクターの設置
ダイレーター上の表示からブレードを選択します。ダイレーター越しにブレードをスライドさせ、下まで挿入します(図1)。
メインフレームにブレードを接続し、ダイレーター越しに挿入することもできます。
図1
メインフレームにブレードを接続する前に、Tハンドルでフレームを「アンロック」の状態にしてください
(図2)。
図2
NOTICE: フレームを「アンロック」にすることでアームが自由にスライドし、ブレードとの接続が容易になります。
ブレード接続後、Tハンドルを使ってメインフレームを「ロック」ポジションにします(図3)。
図3
NOTICE: 「ロック」ポジションでノブを回すとフレームがスライドします。
図4
OPTIONフレームのアーム角度はTハンドルで固定できます
(図4)。
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3.4 レトラクターシステムのロック
システムの組立と設置が完了したらインストゥルメントホルダーで固定します。
アームコネクターとメインフレーム端をTハンドルで接続し、さらにインストゥルメントホルダーと連結します。最後に中央の黒いノブでシステムを固定します。
NOTICE: アームコネクターM6とフレームは3種類の角度で組み合わせることができます(図A、B、C)。
ABC
OPTIONアームコネクターM4はM6とは反対側のフレームに接続できます。
フレーム設置後はダイレーターおよびKワイヤーを外してください。
OPTIONKワイヤーはそのままキャニュレイテッドスクリューのガイドとして使用することもできます。
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3.5 フレームの拡張
レトラクターを拡張する際はフレーム上の青いノブを反時計回りに回してください。
Tハンドルを使用してブレードを傾けることによってさらにレトラクターを拡張することができます。ブレードは30°まで傾けることができ、術野の確保に有効です(下図参照)。
3.6 レトラクターの追加
Medial / Lateralブレードを追加することが可能です。
内側へのブレード追加メディアルアームをMISフレームに接続します。必要に応じてTハンドルでブレード角度を調整します。
メディアルアームではプロキシマルピン(A)で拡張し、ブレード角度の調整はディスタルピン(B)を使います。
図5
A
B
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メディアルアーム ピボットをご使用の際は、図6を参照に以下のピンを締結してください。 メインフレームとの固定 C 術野の拡張とアーム角度の調整 D ブレード角度の調整 E
図6
C
E
D
内側および外側へのブレード追加ラテラルフレームをメインフレームに重ねてご使用ください。
メディアルアームに加え、ブレードホルダーで外側にレトラクトすることで内外側の拡張をすることもできます。
メインフレ ームによる頭 尾 側 の 拡 張とブレ ードホ ルダーによる外 側 の 拡 張という組 み 合わ せも可能です。
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4.1 スクリューの挿入
ペ ディク ル ス クリュ ー の 挿 入 に 当 た っ て は 、M.U.S.T.手技書をご覧ください。
4.2 パラレルディストラクション
本システムとM.U.S.T.を組み合わせることによってパラレルディストラクションをかけることが可能です。
コネクターホルダーをブレード/インプラントコネクターに接続し、ブレードの溝に沿ってポリアキシャルスクリューに落とし込みます(図7、8)。
INTRODUCTION ペディクルスクリューの挿入
OPTIONキャニュレイテッドスクリュー使用の場合、ブレード/インプラントコネクターとはKワイヤー越しに接続できます。
WARNINGブレード/インプラントコネクターを下へスライドさせる際は、ブレードの溝とコネクターを合わせてください(図9)。
NOTICE: 本ステップではフレームを「アンロック」状態にするとブレード/インプラントコネクターを接続しやすくなります。接続後はフレームを「ロック」状態に戻してください。
図8
図9
図7
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テンポラリーセットスクリューを使ってコネクターとスクリューヘッドをロックしてください。
フレームのラチェットノブを回してディストラクションをかけます。
ブレ ード を 傾 けることによって ロ ード ティックディストラクションを か けることがで きます( 下図 参 照)。
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経皮的アプローチでは、キャニュレイテッドスクリューとブレードコネクターをあらかじめ接続したまま挿入することができます。スクリューとパーキュタネアスタワー(以下タワー)の使用方法についてはM.U.S.T. PERCUTANEOUS手技書をご覧ください。
5.1 ペディクルの前処理
ステップ3.1で紹介しましたキャニュレイテッドオウルを使って下孔を作成します。キャニュレイテッドスクリューにタワーを接続してください。
タワーのスロットからハイブリッドコネクターを挿入し、スクリュードライバーをタワー、コネクターを通してスクリューに接続します。
INTRODUCTION ペディクルスクリューとブレードの接合
5.2 ペディクルスクリューとブレードの接続
M.U.S.T.セットよりキャニュレイテッドハンドルをスクリュードライバーに接続し、Kワイヤー越しにスクリューを挿入します。
ハイブリッドコネクターをスクリューに接続したままにスクリュードライバーを抜き去ります。次にテンポラリーセットスクリューを挿入し、仮固定してください。
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ブレードをコネクターに沿って挿入してください。タワーがダイレーターの役割を果たします。
NOTICE: タワーにある目盛りがブレード長の目安となります。
5.3 パーキュタネアスタワーの抜去
リリースボタンを押してタワーを抜去します。その後Kワイヤーも抜去してください。
もう一方のタワーも抜去します。
フレームを組み立てます。組立に当たってはフレームは「アンロック」の状態にしてください(ステップ3.3参照)。
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椎体間固定ケージを挿入します(図10)。
椎間板の掻把および終板の処理を行います。
MectaLIFケージをご使用の際は、MectaLIF手技書をご覧ください。
MectaLIF Oblique、PosteriorおよびTransforaminalは本システムと併せてご使用いただけます。
特に30°の挿入角を必要とするMectaLIF Obliqueには本システムとの併用が適しています。
図10
INTRODUCTION6 椎体間固定ケージの手術手技MectaLIF ObliqueおよびPosteriorにはオフセットハンドルがラインアップされています。オフセットハンドルの使用によりケージ挿入中も良好な術野を確保できます(図11)。
ケージはハンドルおよびインナーシャフトに真っ直ぐ取り付け、強固に締結してください。 図12 Obliqueケージの接続 図13 Posteriorケージの接続
図11
図12
図13
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7.1 ロッドの挿入
テンポラリー セットスクリュー およびブレ ード /インプラントコネクターを抜去します。
ロッドフォーセプスを使ってロッドを挿入します(図14)。
ロッドリダクションも可能です。詳しくはM.U.S.T.手技書をご確認ください。
図14
SURGICAL TECHNIQUE: Anterior Cervical Discectomy and Fusion (ACDF)7 ロッドの設置および調整7.2 コンプレッション/ディストラクション
コンプレッションやディストラクションをかける際、一方のセットスクリューは締結し、もう一方は緩めた状態にしてください。緩めているスクリューにカウンタートルクとセットスクリュードライバーを設置します。コンプレッションレバーは締結されたスクリューに接続し、コンプレッションをかけます(図15参照)。
図15
M.U.S.T. Mini Open Surgical Technique
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同様に締結されたスクリューにディストラクションレバーを接続してディストラクションをかけます
(図16)。
図16
必要なコンプレッションもしくはディストラクションをかけ終えたら最終締結を行ってください。最 終 締 結 に つ いては M . U . S . T . 手 技 書 をご 確 認ください。
最後にMISフレームおよびブレードを取り外し、手技を終了します。
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8 器械製品番号 製品名03.52.10.0015 キャニュレイテッドオウル
03.52.10.0051 キャニュレイテッドオウル テーパードティップ
03.52.10.0023 ピン ウィズ ハンドホイール
03.52.10.0031 ダイレーター #1 (8mm) 03.52.10.0032 ダイレーター #2 (16mm)
03.52.10.0033 ダイレーター #3 (22mm)
03.52.10.0034 ダイレーター アナトミカル (11x22mm)
03.52.10.0201 MISメインフレーム
03.52.10.0211 MISフレーム エンハンスド
03.52.10.0202 MISラテラルフレーム
03.52.10.0203 MISメディアルアーム
03.52.10.0208 MISメディアルアーム ピボット
03.52.10.0204 ブレードホルダー
03.52.10.0205 ブレード/インプラントコネクター
03.52.10.0210 ブレード/インプラントコネクターホルダー
03.52.10.021203.52.10.020603.22.10.0067
テンポラリーセットスクリュー
M.U.S.T. Mini Open Surgical Technique
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03.52.10.0215 キャ ニュレ イテッド スクリュード ラ イ バ ー
03.52.10.0207 Tハンドル
BV399 ブレードフォーセプス
03.52.10.0213 MISコンプレッションレバー
03.52.10.0214 MISディストラクションレバー
3828.65 インストゥルメントホルダー 280mm
3840.65 インストゥルメントホルダー 400mm
3855.66 インストゥルメントホルダー 550mm
03.52.10.0506 アームコネクター M6
03.52.10.0507 アームコネクター M4
03.22.10.0061 MectaLIF ポステリアオフセットハンドル
03.22.10.0062 MectaLIF オブリークオフセット
ハンドル
03.22.10.0060 MectaLIF オフセットインサーターインナーシャフト
03.22.10.0063 MectaLIF オフセットインサーターインナーシャフト エクステンド
03.52.10.0001 パーキュタネアスタワー
03.52.10.0216 スクリュードライバーハイブリッド
03.52.10.0217 コネクターハイブリッド
03.52.10.0304 M.U.S.T. Mini Open インストゥルメントトレイ03.52.10.0305 M.U.S.T. Mini Open テーブルアームインストゥルメントトレイ03.51s.021 M.U.S.T. Mini Open インストゥルメントセット
製品番号 製品名
19
03.52.10.0111 MIS ブレード 50mm
03.52.10.0112 MIS ブレード 60mm
03.52.10.0113 MIS ブレード 70mm
03.52.10.0114 MIS ブレード 80mm
03.52.10.0115 MIS ブレード 90mm
03.52.10.0116 MIS ブレード 100mm
03.52.10.0117 MIS ブレード 110mm
03.52.10.0118 MIS ブレード 120mm
03.52.10.0122 MIS ブレードアナトミカル左 60mm
03.52.10.0123 MIS ブレードアナトミカル左 70mm
03.52.10.0124 MIS ブレードアナトミカル左 80mm
03.52.10.0125 MIS ブレードアナトミカル左 90mm
03.52.10.0126 MIS ブレードアナトミカル左 100mm
03.52.10.0132 MIS ブレードアナトミカル右 60mm
03.52.10.0133 MIS ブレードアナトミカル右 70mm
03.52.10.0134 MIS ブレードアナトミカル右 80mm
03.52.10.0135 MIS ブレードアナトミカル右 90mm
03.52.10.0136 MIS ブレードアナトミカル右 100mm
03.52.10.0321 M-L ブレード凸 20x50mm
03.52.10.0322 M-L ブレード凸 20x60mm
03.52.10.0323 M-L ブレード凸 20x70mm
03.52.10.0324 M-L ブレード凸 20x80mm
03.52.10.0325 M-L ブレード凸 20x90mm
03.52.10.0326 M-L ブレード凸 20x100mm
03.52.10.0327 M-L ブレード凸 20x110mm
03.52.10.0328 M-L ブレード凸 20x120mm
03.52.10.0331 M-L ブレード凸 15x50mm
03.52.10.0332 M-L ブレード凸 15x60mm
03.52.10.0333 M-L ブレード凸 15x70mm
03.52.10.0334 M-L ブレード凸 15x80mm
03.52.10.0335 M-L ブレード凸 15x90mm
03.52.10.0336 M-L ブレード凸 15x100mm
03.52.10.0337 M-L ブレード凸 15x110mm
03.52.10.0338 M-L ブレード凸 15x120mm
製品番号 製品名
M.U.S.T. Mini Open Surgical Technique
20
03.52.10.0221 M-L ブレードストレート 20x50mm
03.52.10.0222 M-L ブレードストレート 20x60mm
03.52.10.0223 M-L ブレードストレート 20x70mm
03.52.10.0224 M-L ブレードストレート 20x80mm
03.52.10.0225 M-L ブレードストレート 20x90mm
03.52.10.0226 M-L ブレードストレート 20x100mm
03.52.10.0227 M-L ブレードストレート 20x110mm
03.52.10.0228 M-L ブレードストレート 20x120mm
03.52.10.0231 M-L ブレードストレート 15x50mm
03.52.10.0232 M-L ブレードストレート 15x60mm
03.52.10.0233 M-L ブレードストレート 15x70mm
03.52.10.0234 M-L ブレードストレート 15x80mm
03.52.10.0235 M-L ブレードストレート 15x90mm
03.52.10.0236 M-L ブレードストレート 15x100mm
03.52.10.0237 M-L ブレードストレート 15x110mm
03.52.10.0238 M-L ブレードストレート 15x120mm
製品番号 製品名
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滅菌処理について: 納入時、器械は滅菌状態ではありません。使用前に必ず洗浄し、オートクレーブに入れて滅菌処理を行ってください。その際、国内規制及びEU指令(該当時)を順守し、オートクレーブメーカー発行の取扱説明書に従ってください。詳細な要領については、Recommendations for cleaning, decontamination and sterilisation of Medacta International reusable orthopedic devices(Medacta International社製の再使用可能整形外科器具の洗浄、除染、及び滅菌処理に関する推奨事項)というタイトルでwww.medacta.comにて配布している文書を参照してください。
本文書記載の商標及び登録商標は、各所有権者に帰属します。
滅 菌 処 理 に つ い て
品番は、変更される場合があります。
M.U.S.T. Mini Open 手術手技
参照番号: 99.mini46.82 改訂01
最終更新日: 2019年05月 0546
Medacta International SA Strada Regina - 6874 Castel San Pietro - SwitzerlandPhone +41 91 696 60 60 - Fax +41 91 696 60 [email protected]
製造販売業 [許可番号:13B1X10060] メダクタジャパン株式会社 〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-5 麹町中田ビルTEL 03-6272-8797 FAX 03-6272-8798
販売名:MEDACTA 脊椎手術用開創器届出番号:13B1X10060S50001販売名:MEDACTA 脊椎内固定器具用手術器械届出番号:13B1X10060S58003販売名:M.U.S.T. スパイナルシステム医療機器承認番号:22400BZX00470000販売名:MectaLIF Posteriorケージ医療機器承認番号:22400BZX00468000販売名:MectaLIF Obliqueケージ医療機器承認番号:22500BZX00020000
商標および登録商標の権利はすべての所有者の財産です。