Jersey: 1st

Floor, 17 Esplanade, St, Helier, Jersey JE1 1WT, Channel Islands

Japan: Crescend Building B-1F, 2-3-4, Shinyokohamam Kouhoku-ku, Yokohama-city, Kanagawa, Japan

Tel.: +81(0)45-548-3926; Fax: +81(0)45-548-3906; www.microenergy.co.jp

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スマートコミュニティー：これまでの地域社会はエネルギーの供給を外部に頼る一方で自身はそれを消費するだけの

受動的な役割でした。このことは地域内の富 (金 )の多くが域外に流出している現実にほかなりません。

これからは小規模な都市や町や村といった地域社会が、その地域の再生可能な資源を利用してみずからが必要とする

エネルギーを電気や熱、石油に代わる液体燃料を創出することでエネルギー需給の自立を実現し、さらには地域同士

がエネルギーを融通し合うことで、石油や原子力のエネルギー消費を大幅に削減して行くことが重要な役割になりつ

つあります。 そして、富(金)が地域内で循環するようになるのと同時に雇用の創出が起こり、地域経済が活性化し

て税収も増加し、地域が自立することが可能となります。 このように地域規模の少量バイオマスを熱や電気、さら

には石油代替の液体燃料にまで変換することを現実化する技術が、有機物の“ガス化技術”であり、その利用分野は

世界規模で広がっています。

ガス化技術は、そのままでは価値の低い様々な未利用資源を高付加価値のエネルギー製品に変換することが出来ます。

熱・電気や液体燃料といった使い易い形態の代替エネルギーを提供することで、化石燃料や原子力エネルギーに対す

る地域社会の依存度を減らすと同時に地域経済を活性化することが可能な、持続性が高く、柔軟で、クリーンで安全

なエネルギー創造技術です。

マイクロ・エナジーは 10 年以上の歳月をかけて、小規模であっても熱・電気そして液体燃料を効率的に生産できる

ようなバイオマスエネルギー変換技術とノウハウを培ってきました。そしてユニークなタールフリーで高カロリーの

バイオマスガス化システムを完成しました。当社は日本及びアジアの豊富なバイオマス市場を背景に設立されて、こ

れまで多くの国内外の潜在市場や研究機関と接触してきました。我々の豊富な知識を持ったエンジニア達は多くの困

難を技術的に解決し、豊富なアイデアによって多数の効果的なアプリケーションを開発してきました。

マイクロ・エナジーはそのユニークで高度なガス化技術を駆使して、地域の再生可能なバイオマス資源から熱・電

気・液体燃料を作り出すことによって、地域社会とその経済構造を高価な石油エネルギー消費の呪縛から解放しよう

としています。

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ガス化とは、バイオマス資源や他の有機物資源を可燃性の合成ガスに変換する為に熱と化学反応を組み合わせたプロ

セス技術です。これは天然ガス（LNG,LPG）から熱・電気・液体燃料を製造するのと同様なプロセス技術です。 この

熱・化学テクノロジーは 1 世紀以上も前に開発されましたが、近年の石油価格の高騰や地球温暖化防止目的での二酸

化炭素の排出削減対策でふたたび国際的な関心の高まりをみせています。

当社のガス化ユニットは、電気加熱による外熱式ロータリーキルン型で、内部温度が 1050℃という超高温で安定し

て連続的に運転されます。ガスが外部に漏れることを防ぐためにプロセス全体を若干の負圧で運転します。ガス化剤

として超高温の過熱水蒸気を添加することで、タールフリー(14mg/Nm3 以下)のクリーンな合成ガスを生成します。

最大の特徴はそのガス組成が、液体燃料を触媒合成する技術である FT（フィッシャートロプッシュ）合成法のプロセス

に最適な比率（H2/CO=2）に制御できるだけでなく、水素ガス(H2)濃度が常に 50%以上で一酸化炭素（CO）ガス濃

度がその約半分という、合成に有効なガス成分が７５％以上もあるという高効率なガス組成で生成することが可能な

ガス化法であることです。

（２n+1）H2＋ｎCO → CnH(2n+2)＋ｎH2O

このタールフリーで高品質な合成ガスは、更なる水素添加を必要とせず、合成ガスに含まれるカーボンを効率良く転

換するので追加的なプロセスやエネルギーを必要としません。このガス化システムは電気を熱源としていますが、そ

の冷ガス効率は実に 85%超を達成しています。この低濃度のメタン及びタールのおかげでガス改質工程は不要とな

り、ベンチュリースクラバーを主体とする単純なガスクリーニングでガス精製が可能となっています。必要な場合は

活性炭ユニット(脱硫、重金属その他除去)や酸素除去ユニットを組み込みます。

SY

NG

AS

BIOMASS

HO

T S

YN

GA

S

ELECTRICAL HEATING

ROTATING @ 1 rpm GASIFIER T 10500C

ELECTRICAL HEATING

ASH

ASH

HANDLING

STEAM

HEAT

RECOVERY

GAS

PURIFICATION

SYNGAS CLEAN SYNGAS

LIQUID

FUELS

FISCHER-

TROPSCH

SYNTHESIS

OFF GAS

POWER

GENERATION

POWER

GENERATION

OPTION 1: SYNGAS FOR ELECTRICITY GENERATION AND HEAT

OPTION 2: SYNGAS FOR LIQUID FUELS AND COGENERATION OF ELECTRICITY AND HEAT

MICROENERGY BIOMASS GASIFICATION AND SYNGAS PRODUCTION SYSTEM COMPLIMENTARY PROCESSES

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マイクロ・エナジーガス化システムの特徴と優位性

1. その性能は、1 日に 2.5 トンの木質系バイオマスを原料とした場合に、ガス化システムは毎時 150m3 の合成ガス

を生成します。 このガス量は、1 日に 3.6MWh の電力及び 7Gcal の熱、又は 1.4MWh の電力と同時に 450ℓのデ

ィーゼル燃料及び 1.9Gcal の熱を供給することが可能です。

2. マイクロ・エナジーのガス化システムに対する考え方は、これまでの装置産業としての大型なガス化設備とは基

本的に違います。小規模な都市や町や村といった地域社会や中小企業が、身の回りにあってそのままでは無価値

な様々な有機物をマイクロ・エナジーのガス化システムの原料にして、電気や熱さらには液体燃料といった使い

易くて高付加価値なエネルギーに転換することで、これまで化石燃料(石炭・石油)や原子力へ依存してきた地域

の経済体質や環境体質を大きく変革しようというものです。このことは併せて廃棄性のバイオマスや有機物系の

都市ごみ・産業廃棄物の処理問題も同時に解決することになります。

3. 他社と比較してみると、マイクロ・エナジーのガス化システムが生成する合成ガスは卓越したガス組成である事

が分かります。特に FT 合成を前提とした場合水素(H2)と一酸化炭素(CO)の比率が 2:1 であることが重要ですが、

このようなガス組成を生み出せるシステムは世界的にみてもまだ無いといわれています。更には H2 濃度が 50%

以上、CO 濃度が 25%以上で合計 75%以上が有効なガス成分なのでシステムの小型化と効率化を実現しています。

4. タール発生量が最も低いのはダウンドラフト型のガス化炉で 100-200mg/Nm3 と言われていますが、マイクロ・エ

ナジー社のタール濃度はさらに一桁低く、13-14mg/Nm3 を達成しています。

Gasifier Gasifier heating

Oxidant H2:CO ratio

H2 CO CO2 CH4 N2

%

Micro Energy*

Indirect Superheated Steam

2.10 52.7 25.2 16.8 0.38 4.3

CHOREN Direct O2 1.02 37.2 36.4 18.9 0.06 0.1

Enerkem Direct Air 0.80 12.0 15.0 17.0 4.0 58.0

Solena Direct None 0.94 42.5 45.3 4.3 no data 5.2

Source: E4tech Review of technology for the gasification of biomass and wastes, June 2009

* Micro Energy data from Tokushima plant, March 2012

マイクロ・エナジーのガス化システムには以下のような効果が見込めます:

森林系木質残余物、農業残渣、地域の固形廃棄物、下水スラッジや廃プラスチックをエネルギー創出のため

に有効利用することが出来て、更には処分費をカットすることが可能です;

小規模ながら高効率なシステムです;

高い柔軟性－様々に異なる原料や混合物及びエネルギー生産条件（電気・熱・燃料の生産比率）に応じるよ

うに構成することができます;

モジュラー設計により、2.5～10tpd のバイオマス処理能力範囲を低コストで構成することが可能です。設備

能力の増減を計画する場合は、容易に単位モジュラーユニットを追加削除することが出来ます。 メインテナ

ンスまたは修理を行う場合でも個々のユニット単位で実施出来るので、他のモジュラーユニッは運転するこ

とが可能です;

全く性状の異なる原料を扱う場合は、ユニットごとに最適化することができます;

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デザインパッケージ:

原料の特性と各エネルギー生産条件に基づいて特別にデザインされた設計書類を製造者に提供します。

バイオマス処理量が 1 日あたり 2.5ton～10ton に対応するガス化システムの構成:

原料搬送装置及び定量供給装置

ガス化装置

ガス精製装置：ベンチュリースクラバー、活性炭吸着装置, 酸素除去装置、水分除去装置 、他

灰貯槽

低圧コンプレッサー及び生成ガス貯蔵タンク

過熱水蒸気発生装置

全システム自動制御システム

運転&保守点検マニュアル

さらなるオプション器材とサービス:

前処理装置：乾燥装置、炭素化装置 、他

運転データ収集システム

建屋及び付帯設備

輸出入手続及び輸送

据付、試運転調整、運転指導

操作者教育訓練

提起保守点検

組合せ推奨システム:

フィッシャートロプッシュ(FT)液体燃料合成システム (ディーゼル燃料)

125 kw - 1Mw 混焼ディーゼル発電システム及び 自社開発 ガス・液体燃料混焼制御システム

250 kw - 1Mw ガスエンジン式発電システム

30kw ロータリーエンジン式発電システム

燃料電池システム

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私たちマイクロ・エナジー社が 10 年の歳月をかけて開発してきたユニークなガス化システムを皆様にご紹

介できることを嬉しく思います。

私たちが独自に設計した 1 日当り 2.5 トンの木質バイオマスをガス化するシステムは、四国の徳島県那賀

町で 3 年にわたり実証運転を実施してきました。自社開発のバイオガスと液体燃料を最適に混焼させる制

御システムを搭載した安価な”ディーゼルエンジン式発電システム”と生成ガスから液体燃料を触媒合成

する”FT 合成プロセス”を併せ持った最先端の”ＢＴＬシステム”です。電気・熱及び軽油相当の液体燃

料を同時に創出することに成功しています。実証運転時間も累積で 1700 時間を超えて順調に推移していま

す。このことは私たちのガスシステムがいかにタールフリーで安定したガス組成を後段のプロセスに供給

出来ているかを明確に証明しています。

私たちマイクロ・エナジー社はこの卓越したガス化技術を駆使した“創エネシステム“を広く普及させる

ことで、石油や原子力に過度に依存した世界のエネルギー事情を変革できると確信しています。特にバイ

オマスや廃棄物を電気・熱さらには液体燃料に変えることを目指します。

今すぐに私たちに相談してください。あなた方の会社や地域がスマートコミュニティーに変わる為の最適

で質の高い解決方法をご提案させて頂きます。

敬具

代表取締役 橋本芳郎

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