ja津南町有機センターの概要 - web002.sakura.ne.jp · エコアクション21認証・...

5
エコアクション21認証・ 登録証 2009年には、JA津南 町全体の認証・登録を 目指しています。 1.有機センター概要 2.堆肥が出来るまで 環境配慮した農業に取り組んでいきます。 エコアクション21(環境マネジメントシステム)取組の経過 ◎総延べ面積 6,201㎡ ○原料及び製品置き場(3,720 ㎡) 長さ 120m 31m 1次発酵槽 960㎡ 製品置場 ○発酵処理施設(2,481 ㎡) 長さ 84m 28m 発酵処理槽(4レーン) 1,656 処理能力 28.8t /日 10,500t /年 地球温暖化による異常気象は農業に深刻な打撃を与えてい ます。JA津南町としても地域農業のリーダーとして環境保 全型農業に取り組み、当地域が環境を考慮した農業生産地で あることは今後の農業の担い手として必要なことでありエコ アクション21を通し、地域農業に浸透させていきたいと考 えています。また、良質堆肥投入による土壌の団粒構造化を 図り、異常気象に負けない生育環境を作り上げることが第一 と考えています。 JA津南町 有機センターの概要 センター所有の大型ダンプ 食品循環資源 牛糞、きのこ廃菌床 混合したものは含水率 牛糞を県内各地から搬入 (野菜くず) 循環資源を混合 65 %に調整 発酵槽で1次発酵 発酵処理施設で2次 製品置き場で養生・ 完成品 発酵温度40~50度 発酵処理発酵温度60~70度 切返しで完熟堆肥 ◎有機センター全景

Upload: dobao

Post on 24-Jan-2019

226 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

エコアクション21認証・

登録証

2009年には、JA津南

町全体の認証・登録を

目指しています。

1.有機センター概要

2.堆肥が出来るまで

環境に配慮した農業に取り組んでいきます。

●エコアクション21(環境マネジメントシステム)取組の経過

◎総延べ面積 6,201㎡

○原料及び製品置き場(3,720 ㎡)

長さ 120m

幅 31m

1次発酵槽 960㎡

製品置場

○発酵処理施設(2,481 ㎡)

長さ 84m

幅 28m

発酵処理槽(4レーン) 1,656 ㎡

処理能力 28.8t /日

10,500t /年

地球温暖化による異常気象は農業に深刻な打撃を与えてい

ます。JA津南町としても地域農業のリーダーとして環境保

全型農業に取り組み、当地域が環境を考慮した農業生産地で

あることは今後の農業の担い手として必要なことでありエコ

アクション21を通し、地域農業に浸透させていきたいと考

えています。また、良質堆肥投入による土壌の団粒構造化を

図り、異常気象に負けない生育環境を作り上げることが第一

と考えています。

JA津南町 有機センターの概要

センター所有の大型ダンプ 食品循環資源 牛糞、きのこ廃菌床 混合したものは含水率

牛糞を県内各地から搬入 (野菜くず) 循環資源を混合 65 %に調整

発酵槽で1次発酵 発酵処理施設で2次 製品置き場で養生・ 完成品

発酵温度40~50度 発酵処理発酵温度60~70度 切返しで完熟堆肥

◎有機センター全景

3.JA津南町が進める環境保全型農業

【1】基本理念

JA津南町では環境保全型農業に取り組み、化学農業から環境保全型農業への転換を図り、環境負荷の

少ない生活・生産様式を追求すると共に地域のリーダーとして環境と調和のとれた農業生産活動はJA

の組合運動の使命として捉え、食料生産基地として農業生産全体的に事業展開を図る。

また、JA津南町の事業活動にあたり、省資源・省エネルギー・廃棄物の排出抑制、適正処理による温

室効果ガスの排出抑制を進め、環境負荷の少ない農業経営の見本となるよう環境保全型農業の推進に努

めていきます。

【2】基本方針

JA津南町は、「安全・安心」の農産物の供給を目的とし「安全・安心」な生活環境や自然環境を守るために

地域農業のリーダーとしての農業経営指導、推進を行い、化学肥料、農薬の軽減を図り土壌汚染の防止、農

業廃棄物の軽減の推進活動を進めていきます。

JA津南町職員一人一人が資源の有効利用・省エネルギー・省資源に努め、経営基盤強化を図り、組合員

に信頼される農協経営を進めていきます。

1.環境と調和のとれた農業生産活動による「安全・安心」な農産物の供給。

2.案強を考慮した農業生産地の地域リーダーとして積極的に活動を行う。

3.事業活動にあたり、省資源・省エネルギーを積極的に推進する。

4.環境負荷の少ない農業経営のための指導、推進、研究を進める。

5.環境関連法規を遵守し、地域農業との共生を図る。

【3】事業活動フロー

1.農林水産大臣・環境大臣認定再生利用事業計画

スーパーから野菜くずを

回収 牛ふん、きのこ廃菌床、野菜くず(食品

循環資源)を運搬し、有機センターで堆

肥を作ります。

JA津南町組合員の野菜生産者が

堆肥を利用して出来た野菜を国が

認定した特定農産物として販売。

スーパー、市場、契約栽培等に販

1.農業用廃棄物(町役場と連携)

3.ボランティア活動(エコキャップ運動参加)

〇 ゴミを削減し、焼却の際に出るCO2の排出量を削減します。

〇 エコキャップはリサイクルされ苗箱に生まれ変わります。

〇 エコキャップをリサイクル業者に売却、その収益で世界の子供達にワクチンを!!

農家から出された肥料袋

や苗箱等の廃プラスチッ

クはJA津南町一時保管

施設に集積、後日

リサイクル工場へ持ち込

まれます。リサイクル工場でそれぞれ

別の製品へと生まれ変わり

ます。

肥料等を積んで運ぶ

パレットに生まれ変わります。

古い苗箱とエコキャップは新し

い苗箱に生まれ変わります。

リサイクル業者に売却

収益をワクチン寄贈団

体へ

ペットボトルキャップ

を回収

世界の子供たちにワク

チンを届ける

4.堆肥利用及び使用作目

○魚沼産コシヒカリ圃場堆肥散布

☆水田への堆肥散布の効果☆

・土壌の団粒構造化による肥料の吸収率のアップ(化学肥料の施用量軽減)

・健康な稲を作ることにより農薬の量を減らす(減農薬)

・稲の倒伏を軽減、米の食味向上等

・3 ha 圃場堆肥散布

★生産者・JAが連携し、おいしい野菜、安全・安心の農産物を消費者にお届けします。

5.堆肥を利用した野菜の紹介

・残雪がまだ多く残る春一番の雪下にんじん出荷作業

マニアスプレッダー(堆肥散布機) 稲刈り後の圃場への堆肥散布 堆肥散布圃場の魚沼産コシヒカリ

への積み込み 稲わらと一緒に耕転

バックホーで2mの雪を片付け 残った雪をどけてにんじんを収穫 雪の下から掘り出したにんじん

は甘みがありとてもおいしいです。

アスパラガス 夏秋にんじん スイートコーン

キャベツ 大型収穫機による加工トマトの収穫 JA津南トマトジュース

平成17年度大雪のときの有機センター

有機センター側道 撮影日/平成18年3月5日

平成17年の豪雪により有機センター側道には

6mの雪が積もりました。

しかし、有機センターは年間を通し稼働してい

ました。