ir sekiguchi
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ピンホールカメラとは針穴(
ピンホール)
を通して写真を撮るカメラのことです。
物に当たり、反射された光はピンホールという光のふるいにかけられること
によって一つの方向の光だけが届くことになります。
それをフィルムや印画紙などの感光材料に反応させるのがこのカメラです。
1
長い露光時間
レンズのカメラでシャッターを押すと「カシャッ!」っと一瞬で撮影するこ
とができます。それはレンズで屈折した強い光がフィルムに届くためです。
ピンホールカメラは、小さな穴をようやく通過したわずかな光しか届かないので、
フィルムに光を反応させるためには長い時間が必要です。
2
ピンホールには焦点がない
まず、レンズの焦点について説明します。レンズの焦点は被写体とレンズの
距離に応じた反対側の位置に焦点を結びます。つまりピント合わせたものより
近いものや遠いものは焦点が合わずボケます。
一方、ピンホールは小さな穴を通過した光による撮影、すなわち焦点がない
のでどの距離のものもボケない画像になります。
3
ぼんやりと柔らかい画像
2ではボケない画像になるといいましたが、ピン
ホールではレンズのような鮮明な画像できません。
レンズは光を強制的に曲げて焦点という「点」に集
めることができますが、ピンホールは穴を通過した
光が点ではなく小さな「円」になります。これにより、
ぼんやりと淡い画像を結びます。
どんな写真が撮れるの?
4 月 27 日 ( 日 )、サッポロファクトリー内札幌写真ライブラリーでピンホールカメラのワークショップが開かれました。実はこの日「世界ピンホール写真デー」であり、世界で一緒にピンホールを楽しもう!という日です。
今日の先生
浅野 久男先生
高橋さん