居室:26棟201号室内線:42114 森田寿郎 准教授超冗長マニピュレータ...

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超冗長マニピュレータ 空気で動く劣駆動*超冗長マニピュレータ. 巻き付き把持を実現します. * 劣駆動 : アクチュエータ数 より高い自由度での動作 双腕作業機の操作系を評価し,操作 しやすいコントローラを開発します. [日立建機()との共同研究] 双腕作業機の操作性評価 日本の伝統芸能の基盤と なる身体技法を熟達者か ら抽出したうえで,筋骨 格構造で再現しました. 熟達者の身体技法 風に強い全翼機.簡単に折り畳めて, 可搬性も高い優れモノ. 火山観測用MUAV (Micro Unmanned Aerial Vehicle) 自重補償機構(MGC) (Mechanical Gravity Canceller) ばねの力で自重を補償するマニピュレータ. 重い物でも軽々と持ち上げられます. (特許取得済) ロボット 関節に機械的な柔軟性 を持たせた機構. 受動的に関節の柔らか さやばねの平衡点を変 更できるので,人間と の協調作業ができます. 受動柔軟関節(MIA) (Mechanical Impedance Adjuster) 折り紙的可変構造 折り紙工学で不明であった 底面を有する筒状構造の 折り畳み方法を解明. 回転軸切替機構(JARM) (Joint Axis Relocation Mechanism) ヒンジの連結を受動的に 切り替えられることで, 多様な形に変形できます. MGC を水平テーブルの垂直上下運動機構 に応用.任意の荷重に対して受動的に調整 されて補償可能となる機構も追加しました. PAMGC (Passively Adjustable MGC) 可変構造型水中ロボット 水中を自在に移動します. 厳正直線運動機構により フレーム部が畳めるため, 可搬性にも優れています. 人は歩行時に骨盤を水平回転させ ています.そこで,振動を特定の 回転に変換する特徴的な底面形状 を有するラトルバックを,左右対 称に2 つ連結すると歩行させること ができます.それがこのラトル ウォーカーです. 受動歩行 茶運び人形の加工・組立誤差 伝統芸能やからくり機構の巧みな技を, 機械設計,人間らしい動きや協調操作など に応用します.例えば,茶運び人形における 加工・組立誤差の影響を調査しました. [実習室・小野電機()と共同開発] 段差踏破ロボット 回転入力のみで段差踏破が可能な 非円形車輪 “TFW” を用いた低コス トなロボット.車輪半径の 1.8 倍も ある段差でも上ることができます. 森田 寿郎 准教授 森田研究室では,機構,制御,技能,そしてそれらの統合の観点で,研究開発を進めています.その中で, 既存のシステムにおける問題を解決する新たな機構のアイデアを生み出し,アイデアの合理性を確かめるた めの理論を構築し,ものづくりを通してその理論の実証を行います.私たちと一緒にものづくりを通した 研究を展開していきましょう. 居室:26201号室 内線 :42114 E-mail: [email protected] HP: http://www.super-robot-morita.jp 研究内容Keywords 1機械力学 3インタフェース 4移動ロボット 5自重補償装置 2機械設計 6動作・技能分析

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Page 1: 居室:26棟201号室内線:42114 森田寿郎 准教授超冗長マニピュレータ 空気で動く劣駆動*の 超冗長マニピュレータ. 巻き付き把持を実現します.

超冗長マニピュレータ

空気で動く劣駆動*の超冗長マニピュレータ.巻き付き把持を実現します.*劣駆動:アクチュエータ数より高い自由度での動作

双腕作業機の操作系を評価し,操作しやすいコントローラを開発します.[日立建機(株)との共同研究]

双腕作業機の操作性評価

日本の伝統芸能の基盤となる身体技法を熟達者から抽出したうえで,筋骨格構造で再現しました.

熟達者の身体技法

風に強い全翼機.簡単に折り畳めて,可搬性も高い優れモノ.

火山観測用MUAV(Micro Unmanned Aerial Vehicle)

自重補償機構(MGC)(Mechanical Gravity Canceller)

ばねの力で自重を補償するマニピュレータ.重い物でも軽々と持ち上げられます.(特許取得済)

ロボット 関節に機械的な柔軟性を持たせた機構.

受動的に関節の柔らかさやばねの平衡点を変更できるので,人間との協調作業ができます.

受動柔軟関節(MIA)(Mechanical Impedance Adjuster)

折り紙的可変構造

折り紙工学で不明であった底面を有する筒状構造の折り畳み方法を解明.

回転軸切替機構(JARM)(Joint Axis Relocation Mechanism)

ヒンジの連結を受動的に切り替えられることで,多様な形に変形できます.

MGCを水平テーブルの垂直上下運動機構

に応用.任意の荷重に対して受動的に調整されて補償可能となる機構も追加しました.

PAMGC(Passively Adjustable MGC)

可変構造型水中ロボット

水中を自在に移動します.厳正直線運動機構によりフレーム部が畳めるため,可搬性にも優れています.

人は歩行時に骨盤を水平回転させています.そこで,振動を特定の回転に変換する特徴的な底面形状を有するラトルバックを,左右対称に2つ連結すると歩行させること

ができます.それがこのラトルウォーカーです.

受動歩行

茶運び人形の加工・組立誤差伝統芸能やからくり機構の巧みな技を,機械設計,人間らしい動きや協調操作などに応用します.例えば,茶運び人形における加工・組立誤差の影響を調査しました.

[実習室・小野電機(株)と共同開発]

段差踏破ロボット

回転入力のみで段差踏破が可能な非円形車輪“TFW”を用いた低コストなロボット.車輪半径の1.8倍もある段差でも上ることができます.

森田寿郎 准教授

森田研究室では,機構,制御,技能,そしてそれらの統合の観点で,研究開発を進めています.その中で,既存のシステムにおける問題を解決する新たな機構のアイデアを生み出し,アイデアの合理性を確かめるための理論を構築し,ものづくりを通してその理論の実証を行います.私たちと一緒に「ものづくりを通した研究」を展開していきましょう.

居室:26棟201号室 内線 :42114E-mail: [email protected]: http://www.super-robot-morita.jp

研究内容Keywords

1. 機械力学 3. インタフェース 4. 移動ロボット 5. 自重補償装置2. 機械設計 6. 動作・技能分析