(2002年4月1日~2003年3月31日) resorttrust …した「エクシブ鳴門サン...

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2 INVESTORS’ REPORT April 2002-March 2003 RESORTTRUST 株主通信 《第9号》 第30期事業報告書 (2002年4月1日~2003年3月31日)

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2

INVESTORS’ REPORTApril 2002-March 2003

RESORTTRUST

株主通信 《第9号》

第30期事業報告書(2002年4月1日~2003年3月31日)

Page 2: (2002年4月1日~2003年3月31日) RESORTTRUST …した「エクシブ鳴門サン クチュアリ・ヴィラ」等の会員権 販売が予想を上回るペースで順調に推移したこ

CONTENTSごあいさつ ……………………………………………1伊藤勝康社長に聞く …………………………………2数字で見るリゾートトラスト …………………………8創立30周年記念特別企画……………………………9連結財務諸表第30期 連結貸借対照表 ………………………10第30期 連結損益計算書 ………………………11第30期 連結剰余金計算書 ……………………11第30期 連結キャッシュ・フロー計算書 ………12財務諸表(単体)第30期 貸借対照表 ……………………………13第30期 損益計算書 ……………………………14VOICE ………………………………………………15

売上高 656億円

営業利益 70億円

当期純利益 35億円

連結決算ハイライトリゾートトラストグループは、「夢と感動、そしてや

すらぎのある人生。私たちはライフスタイルの新

しいスタンダードになります」を、創業以来の企業

理念に掲げ、日本人の余暇ニーズに対応した真に

価値あるリゾート商品やサービスを開発・提供し

ております。

当社はおかげさまで今年4月に創立30周年を迎

えることができましたが、これからも日本最大の

総合リゾート企業としての誇りと使命感をもって、

常に新しいリゾートライフを提案し、皆様のご期

待にそうべく、真に豊かな社会の実現に貢献して

まいります。

P R O F I L E

■売上高 ■当期純利益

INVESTORS’ REPORT

RESORTTRUST

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

6,000

7,000

0

3,502

’00/3’99/3 ’01/3 ’02/3

’03/3 ’00/3’99/3 ’01/3 ’02/3

’03/3

65,689

(単位:百万円)(単位:百万円)

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1

創 立 30 周 年 を 迎 え て

1973年4月に設立したリゾートトラスト株式会社は、今年4月に創立30周年を迎え

ることができました。これもひとえに株主様をはじめとする、多くの皆様の暖かい

ご支援のたまものと感謝いたしております。

当社はこれまで会員制リゾート事業を中心に多角的なビジネス展開に取り組んで

まいりました。1987年からは独自のタイムシェア方式を採用した会員制リゾートホテル

「エクシブ」シリーズを展開し、創立20周年を迎えた1993年には「日本一の総合リゾ

ート会社になる」「事業を多角化する」「株式上場する」という三つの大きな目標を掲

げ、そのすべてを計画通りに実現してまいりました。

現在、当社は会員数・売上高におきまして同業他社の追随を許さないトップの地

位を揺るぎないものにしておりますが、より確かな“リゾートトラスト・ブランド”を構築し、

さらなる飛躍を図るため、今年4月から新中期5ヵ年経営計画「パワー・ブランド計画」

をスタートしております。

「夢と感動、そしてやすらぎのある人生。私たちは、ライフスタイルの新しいスタンダ

ードになります」創業時からの企業理念を再確認す

る意味も込めて策定したこのミッション・ステートメントを

私たちの礎にし、世界に誇れるようなブランド企業を

目指し、株主の皆様のご支援に報いる所存です。

今後一層のご支援を、何卒よろしくお願い申し上

げます。

2003年6月吉日

ごあいさつ

代表取締役会長 伊藤與朗CEO(最高経営責任者)

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INTERVIEW

2

――早速ですが、当連結会計年度の業績についてお

聞かせください。

まず昨年度を振り返ると、当社にとって重要な節目

にあたる年であり、また結果として次期に繋がる好成績

をあげることができた1年であったといえます。

02年4月に販売を開始した「グランドエクシブゴルフ&

スパ リゾート エクシブ浜名湖」と併設するゴルフ場

「グランディ浜名湖ゴルフクラブ」、さらに03年3月に開業

した「エクシブ鳴門サンクチュアリ・ヴィラ」等の会員権

販売が予想を上回るペースで順調に推移したことが売

上増に大きく貢献し、全体として前年同期比7.0%増に

あたる656億8,900万円の連結売上高を、連結純利益

35億200万円(同比20.9%増)を達成できました。

――上期、ゴルフ事業やメディカル事業も好調でした

が、セグメント別にはいかがでしたか?

会員権事業は、会員権販売の好調さに加え、「エ

クシブ鳴門サンクチュアリ・ヴィラ」で前期より繰り延べ

となっていた不動産部分の売上が計上されたことも

あり、売上高202億3,500万円(同比16.5%増)となりま

した。

またホテルレストラン事業では、物価下落や消費性

向の衰退を受けて、施設ごとの稼働率は若干の落ち

伊藤勝康社長に聞く

代表取締役社長 伊藤勝康COO(最高執行責任者)

新規物件の会員権販売が好調で計画通りの増収増益を達成

今期業績好調。これを布石に新中期5ヵ年

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3

――2003年は創立30周年という記念すべき年であり、

4月には新中期5ヵ年経営計画「パワー・ブランド計画」

がスタートしました。まず、同計画を支える企業理念、

ミッションステートメントとして掲げられたのが「夢と感

動、そしてやすらぎのある人生。私たちはライフスタ

イルの新しいスタンダードになります」この言葉に込

められた意味をぜひ教えてください。

「パワー・ブランド計画」はその名の通り、リゾート業

界における当社のブランド価値を高め、それによって

いっそう高い競争力や収益力を維持しながら、長期的

な企業価値の向上を狙うことに軸足を置いています。

1993年にスタートした中期5ヵ年経営計画「ECHO

Plan 21」、1998年に始動した「VALUE Plan 21」に次

ぐ第3弾の中期5ヵ年経営計画となるわけですが、当

社としては今回、施設・サービス・経営の「質」を重視す

る中で、単に利益追求のみならず、これまで以上にお

客様に「夢」と「感動」「やすらぎ」を与えられる事業・サ

ービスを展開していこうと考えたのです。まさにこれが、

“リゾートトラストらしさ”であり、当社のブランドを定着させ

ることに繋がるのだと確信しています。

――具体的にどんな戦略や事業をお考えですか?

基本戦略は大まかに、次の通りです。

込みを見せたものの、会員数増に伴う運営管理費収

入や保証金償却収入の増加が寄与し、売上高で344

億1,500万円(同比0.7%増)、営業利益で21億8,100万

円(同比0.2%増)を実現しました。

ゴルフ事業でも「グランディ浜名湖ゴルフクラブ」会

員権の新規募集が好評で、売上高68億9,000万円(同

比28.4%増)、営業利益6億2,200万円となっています。

メディカル事業では、02年10月に設備を増強し、既

存の「ハイメディック山中湖倶楽部」会員権900口の追

加募集を行った結果、販売が順調に推移し、また会

員数増に伴う年会費収入や保証金償却収入も増加し

たことで、売上高29億6,400万円(同比13.4%増)、営

業利益11億9,900万円(同比71.5%増)となりました。

――日本経済は依然としてデフレ傾向にあり、厳しい状

況が続いていますが、次期の見通しはいかがでしょうか。

第31期(2004年3月期)においても、会員権事業で

「エクシブ浜名湖」会員権の登録料収入の増加や、03

年4月から販売開始となった「エクシブ軽井沢サンクチ

ュアリ・ヴィラ」(2004年12月開業予定)会員権の新規登

録料収入の計上が見込まれるほか、ホテルレストラン事

業で「エクシブ鳴門サンクチュアリ・ヴィラ」及び「ホテルト

ラスティ名古屋栄」の通期稼働に伴う増益等も期待で

きます。世界経済を含めて先が見えにくい状況ではあ

りますが、昨年度の成果をひとつの自信にして、次期も

着実に業績をあげたいと考えています。

新中期5ヵ年経営計画で企業価値を向上。

年 経営計画「パワー・ブランド計画」を推進!

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4

既存エクシブの強化と新たなビジネスモデル構築

前中期計画で推進した複合型総合リゾート「グラ

ンドエクシブ」やワンランク上のスーパースウィート棟

「サンクチュアリ・ヴィラ」の成功モデルを成長させて

いくとともに、都心におけるリゾート需要の高まりに

応えるため、「東京アーバンリゾート」(2007年春、東

京臨海副都心[通称お台場]にて開業予定)にて、

アーバンリゾート事業を展開します。

メディカル事業の展開

山中湖で成功を収めた会員制健康診断サービス事

業(ハイメディック)を大阪、東京の二大都市でも展

開する一方、今後成長が期待されるヘルスケア市場

をにらみながら新たなサービスの拡充を図ります。

オペレーション受託事業の構築

ホテル、ゴルフ場事業において資金効率が良く収益

力のあるオペレーションを実現し、資産を保有しない

運営受託事業に進出します。

組織機能の強化、マネジメント・システム改革

コーポレート機能の強化や、CSとESに軸足をおい

た経営品質改革を推進し、「質」重視の経営でさら

なる飛躍を目指します。

――今伺った中で「東京アーバンリゾート」は誰もが興

味をひかれる話題です。なぜ都心でアーバンリゾート

を展開するのか、また、なぜこの時期なのか。そのあた

りを詳しくお聞かせください。

この件については02年2月に開発計画を発表して以

来、株主の皆様からも多くの質問が寄せられました。

郊外型リゾートによって業界トップの布石を打った当社

が都心の立地に着目したのはいくつか理由があります

が、まずご理解いただきたいのは、我々が狙ったのは

「都心」ではなく、「都心に限りなく近く、リゾート性のあ

るロケーション」だということです。その意味で、お台場

は現在の日本において最も魅力と可能性が感じられ

る立地であると考えました。

また当社が都心部で展開するにあたって、今は絶好

のチャンスとなっており、さらに我々が培ってきたサービ

スの質と施設の機能をもって、世界に類を見ない都市

型リゾートモデルを東京から発信することで、従来のニ

ーズとは違う新しい顧客、新しい需要を開拓できると

確信しています。

ひいてはそれが収益基盤の拡大につながり、「パワ

「質」重視の経営でさらなる飛躍へ

株式公開

東証一部上場

分譲型会員制の特性を活かし

ハード面で高い競争力を獲得

ソフト競争力を高めブランド力を強化

ビジネスをさらに革新させる

NO.1ポジションの確立

NO.1ポジション基盤強化

経営品質重視

1993年

1998年

2003年

2008年

ECHO Plan21

VALUE Plan21

Power Brand Plan

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5

ー・ブランド計画」の中核をなすコーポレートブランドの

浸透においても抜群の効果を発揮してくれるものと考

えております。

その実現のためには、これまで以上にソフト競争力

を高める必要はありますが、世界トップクラスのホテル

やレストランが林立する東京においても、当社は十分

に太刀打ちできるだけのノウハウを培っていると自負し

ています。むしろこの新しいビジネスモデルをフラッグ

シップにして、従来のノウハウにいっそう磨きをかけ、世

界標準の品質まで高めたいと思っています。

――アーバンリゾートにおける運営方法はどのように

お考えですか?

新しいスタイルの会員制のタイムシェア方式の採用を

予定しています。都心の利便性からして週末利用はも

ちろん平日利用やビジネス利用も期待でき、稼働率は

必然的に高まるでしょう。ヒアリング等の手ごたえから

も、東京ベイサイドにおいては運用方法によって、かな

り高い年間平均稼働率を実現できると捉えています。

――会員専用の施設は設けられるのですか?

会員制である以上、もちろん非会員との共有空間は

ごく一部で、ホテル及びレストラン、エステ、健康関連施

設など諸施設のほとんどは会員の方(または会員指名

のゲスト)のみのご利用となります。一般のお客様の宿

泊利用については、「トラスティ」シリーズのようなスタイ

ルでの展開を予定しています。

――「トラスティ」のお話が出たところでお聞きしたい

のですが、「ホテルトラスティ 名古屋」(伏見)「ホテ

ルトラスティ 名古屋 栄」に次ぐ同シリーズの展開

はどのようにお考えですか?

「トラスティ」シリーズは都心部において“温かいおもて

なしの心を”感じられる空間として誕生したニューコンセ

プトホテルです。「夢と感動とやすらぎ」を軸にした上質

なホスピタリティとともに、ビジネスホテルクラスの低価格を

実現した戦略が見事にあたり、今ではホテル業界でもト

ップクラスの集客力と年間平均稼働率を誇っています。

現在は名古屋のみの展開ですが、大阪・神戸・東

京など主要都市で複数件の開発計画が進んでおり、

状況を見極めつつ向こう5年間で10ヵ所をグランドオ

ープンさせる予定です。宿泊部門だけで安定的な収

益をあげられる点も強みで、このビジネスモデルは今後、

様々なバリエーションで活用できると思います。

“ブランド”を常に意識して事業展開、新規事業の開拓を

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ホテルレストラン事業やゴルフ事業でも行う

予定です。当社が蓄積する施設運営ノウ

ハウを活用して、自社開発以外の施設で運

営受託を担うことは、新たなビジネスの可能

性を生むことになり、当社のソフト競争力

の強化や安定した収益確保はもちろん、ソ

フト力を介して当社のブランド価値を向上

させることにもつながると考えるからです。

また自社開発のホテル、ゴルフ施設で

も、有効な資産保全と効率的運営の両方

が実現できる方法を研究しており、ゴルフ事業に

関しては、「株式会員制」を採用して財務体質を強化

した効果も、数字としていっそう明らかに提示できるか

と考えております。

――先ほどから『ブランド』という言葉が出ています

が、リゾートトラストが目指すコーポレートブランドの

イメージは、どのようなものなのでしょうか。

まずは「夢と感動とやすらぎ」をお客様に感じてもら

える企業であること。そして長期安定的な収益利益を

確保できる企業であること。

ブランド力を活用して短期に収益をあげる経営手法

もありますが、当社は長期にわたって皆様に施設や

サービスをご利用いただける企業であり続けるととも

に、社会に貢献できる企業でありたいと考えています。

ですから新規事業を展開するにしても、お客様に夢と

感動とやすらぎを与えられるビジネスでなければ行う

つもりはありません。逆に社会に既に浸透しているサ

ービス業種でも、当社として皆様に夢と感動とやすら

6

――「パワー・ブランド計画」では、メディカル事業の展

開にも力を入れられるとのことですが……。

リゾートライフを満喫しながら生活習慣病の検査が受

けられる、日本で唯一の会員制メディカルクラブ「ハイ

メディック山中湖倶楽部」は当社ならではのフロンティ

ア精神を象徴したものといえます。この需要は追加募

集の人気ぶりでも明らかで、今後は東京、大阪の二大

都市でハイメディックを展開し、山中湖倶楽部を含めた

三拠点体制を構築することで会員の利便性を高め、会

員数の増大を図るつもりです。

また疾病のリスク回避を目指した一次予防検診メニ

ューの開発や病気に対する不安を解消するメディカル

コンサルテーションサービスの拡充、さらに美容や若返

り等を追及したアンチエージングサービス事業の展開も

検討しています。

――これからの5ヵ年は新しい事業形態にも積極的に

挑戦なさるのですね。

とりわけオペレーション受託事業の開発については、

パワー・ブランド計画における当社事業の方向性

グランドエクシブ

エクシブ

エクシブ ゴルフ メディカル メディカル レジデンス

トラスティ

トラスティ

会員制都市型 ホテル

これからの ビジネスモデル変革

過去の ビジネスモデル変革

VALUE Plan21 ビジネスモデル変革

VALUE Plan21 ビジネスモデル変革 サンメンバーズ

アーバンリゾート

リゾート

複合化展開

単体開発

アーバン

パワー・ブランド計画ビジネスモデル変革

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ぎをご提供できる手法が創造できれば、積極的に打

って出ることはあると思います。

そうした中で日本中の人 に々「リゾートトラスト」の名が

知れ渡り、より多くのお客様から「リゾートトラストの施

設・サービスは素晴らしいな」「リゾートトラストなら安心

だ、どんなサービスでも信頼できる」といったふうに評価

していただけるようになってはじめて、本当の意味で当

社のブランドが社会に定着したといえるのだと思います。

――ブランドが定着することで、新しい商品に対する

訴求度が高まるといった効果も期待できますね。

より安定的なマーケティング、より計画的な開発も実

現できるでしょう。会員制という当社の強みをそのまま

に、ノウハウの一部を切り取った形で非会員に提供す

ることも考えられます。そうなれば株主の皆様にも、今

以上のいっそうご満足いただける結果が出せると思っ

ています。

――経営品質向上という点では、どのような取り組

みをなさるのですか。

前述の通り「パワー・ブランド計画」では、お客様に

提供する「施設の質」「サービスの質」を支える「経営

の質」自体の向上を狙っています。当社の既存ビジ

ネスモデルでは分譲共有型による開発を行っており、

設備投資負担が少なく資金効率も良いことが強みと

なっていた一方、装置産業でもあることから固定資産

7

ROAを最重要指標に、より効率的で健全な経営を目指す

も多く、ROA(総資産当期純利益率)は1%台にとど

まっているのが現状でした。

新中期5ヵ年経営計画ではこの点に着目し、最重

要経営指標をROAに据え、資産効率性を重視して効

率的投資と経営資源配分の選択と集中を進めていき

ます。具体的数値として、5年後にあたる2008年3月期

においてROAを4.3%まで向上させることを目標として

います(P8参照)。

――資産効率、財務の健全性はいかがですか?

リゾートホテルの預り保証金は「定率償却型」への

切り替えが進み、エクシブ全体の預り保証金に占め

る割合は当期末時点で27.9%を達成しました。またゴ

ルフ預託金の優先株式への転換も約90%が終了し

ています。引き続きこれらの方策を推進し、皆様によ

りリーズナブルで質の高いリゾートライフを楽しんでい

ただけるよう努めてまいります。

――今後の飛躍にあたって課題とするところは?

創立30周年、おかげさまでグループ全体で2,833名

の従業員を抱える大所帯になったわけですが、より

お客様に満足していただける企業になるために、従

業員一人ひとりの意識向上を図っていくつもりです。

それとともに全社員が各自の業務にやりがいを持て

るような環境作りと全職種のスタッフが一丸となれる

協力体制の確立、さらにES(従業員満足度)の向上

が社長である私の責務と考えております。

そうした中、株主の皆様をはじめ会員の皆様にお

かれましては長い目で当社を見守っていただきたく、

より一層のご理解とご支援をお願いいたします。

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8

数字で見るリゾートトラスト

ROA(総資産当期純利益率)

「総資産利益率」または「総資本利益率」と呼

ばれるROA(Return on Assets)は、企業に

おける事業活動全体の総合的な収益分析を

図る代表的な指標です。企業の税引き後利

益(当期純利益)を総資産で割ることで求め

られ、この数値が高いほど、総資産を効率的

に活用して利益に結びつけているといえます。

効率より規模や絶対額を重視してきた日本企

業ではROAによる経営分析が立ち遅れがち

ですが、当社では2003年度より、投資政策に

おける資産効率性をいっそう重視し、効率的

投資と経営資源配分の選択と集中を進めま

す。その際、ROAを最重要経営指標とし、投

下資本利益率を尺度とした投資ポリシーを導

入することで企業価値の向上を図ります。

5年後の2008年3月期には、ROAを現在の3

倍にあたる4.3%まで高めていく予定です。

4.3

Return on Assets

ROA(総資産利益率)

上図のようにROAは、売上高利益率×総資産回転率という算式に分解できます。

「売上高利益率」は企業における収益性の代表指標として、「総資産回転率」は効率性の代表

指標として用いられています。

※分子の利益は、一般的に当期純利益が用いられますが、営業利益や経常利益を使用する場合もあります。

当期純利益 ※

総資産利益売上高

売上高総資産

売上高利益率 総資産回転率

= ×=

当社は、ROAを最重要経営指標とし、5年後の2008年3月期において4.3%を目指します。

%

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当社の運営する施設において、レストラン飲食、宿泊室料を優待割引(3割引・5割引)にてご利用いただけます。

■発行対象および発行枚数平成15年3月31日現在の株主名簿及び実質株主名簿に記載された株主様のうち当社株式100株以上保有の株主様に、所有株式数に準じて発行いたします。

■割引対象施設1.レストラン飲食エクシブ(12ヵ所)またはサンメンバーズ(10ヵ所)またはサロン(4ヵ所)2.宿泊室料ホテルトラスティ名古屋・ホテルトラスティ名古屋栄

■ご利用期間2004年6月30日まで

■ご利用にあたっての注意事項・1枚の優待券で5名様までご利用になれます。・エクシブ・サンメンバーズホテルは会員制ホテルのため宿泊利用については当社会員であることが必要です。

9

100株以上の株主様に、2つのご優待特典!「株主様ご優待券」「株主様平日ご体験宿泊券」を贈呈いたします。毎年100株以上の株主様に「株主様ご優待券」を発行しておりますが、今年は創立30周年を記念して、ホテルの宿泊をご体験いただける「株主様平日ご体験宿泊券」も併せて発行いたします。この機会に2つのご優待特典を、どうぞご活用ください。

ご優待特典1 株主様ご優待券 ご優待特典2

創立30周年記念株主様平日ご体験宿泊券

株主様平日ご体験宿泊券1枚で、1ルーム(定員内)1泊分のご宿泊代(ルームチャージ料または利用実費)を無料とさせていただきます。

■発行対象および発行枚数平成15年3月31日現在の株主名簿及び実質株主名簿に記載された株主様のうち当社株式100株以上保有の株主様に、所有株式数に準じて発行いたします。

■宿泊対象施設エクシブまたはサンメンバーズ

■ご利用期間2004年3月31日のチェックインまで(2003年7月25日~8月20日、2003年12月30日~2004年1月5日および休祝前日を除く)

■ご利用にあたっての注意点・季節営業となっておりますサンメンバーズ赤倉・奥志摩は、営業日全日をご利用の対象とさせていただきます。

創立30周年記念特別企画あたたかいご支援ありがとうございます。

所有株式数    発行枚数 

100株以上 500株未満  1枚(3割引券)

500株以上 1,000株未満  1枚(5割引券)

1,000株以上 2,000株未満  2枚(5割引券)

2,000株以上 3,000株未満  3枚(5割引券)

3,000株以上 5,000株未満  4枚(5割引券)

5,000株以上 10,000株未満  5枚(5割引券)

10,000株以上 10枚(5割引券)

★当社株式100株以上1,000株未満保有の株主様には1枚贈呈。

★当社株式1,000株以上保有の株主様には2枚贈呈。

※ご利用にあたっての詳細は、チケットに同封される説明書をご参照ください。

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■ホテルレストラン事業(株)ジェス(株)サンホテルエージェントアール・シー・アイ・ジャパン(株)(株)コンプレックス・ビズ・インターナショナル

流動負債支払手形及び買掛金短期借入金1年以内返済予定の長期借入金1年以内償還社債未払法人税等その他

固定負債社債転換社債長期借入金再評価に係る繰延税金負債退職給付引当金役員退職慰労引当金預り保証金更生担保権一般更生債権その他

負債合計少数株主持分

資本の部資本金資本剰余金利益剰余金土地再評価差額金資本準備金再評価差額金連結剰余金その他有価証券評価差額金自己株式資本合計負債、少数株主持分及び資本合計

流動資産

現金及び預金

受取手形及び売掛金

営業貸付金

有価証券

たな卸資産

その他

貸倒引当金

固定資産

有形固定資産

建物及び構築物

コース勘定

土地

その他

無形固定資産

連結調整勘定

その他

投資その他の資産

投資有価証券

その他

貸倒引当金

資産合計

10

■第30期 連結貸借対照表

当期末(単位:百万円)

資産の部科 目 2003年3月31日 2002年3月31日 科 目 2003年3月31日 2002年3月31日

前期末

78,641

28,570

4,334

12,175

2,297

26,081

5,476

△293

143,181

126,228

48,534

38,146

27,453

12,094

3,788

984

2,804

13,164

7,385

5,824

△45

221,823

73,922

25,905

4,093

11,390

10,839

18,312

3,702

△321

135,197

121,875

48,305

32,535

24,632

16,402

3,695

1,161

2,533

9,626

4,010

5,671

△55

209,120

25,776554

5,2505,265

4001,711

12,595124,404

―3,405

13,619428447844

103,348138

2,15022

150,18138,207

3,315―――

2,933598

13,86816△0

20,731209,120

当期末(単位:百万円)

負債の部 前期末

連結子会社一覧

29,888557

4,5278,3351,9501,651

12,866129,546

1,0503,405

14,658414357891

107,08592

1,477113

159,43539,725

3,3292,948

16,333612───

△95△467

22,662221,823

記載金額は百万円未満を切り捨て表示しております。

連結財務諸表

('03年3月末現在)

■ゴルフ事業岡崎クラシック(株)多治見クラシック(株)(株)オークモントゴルフクラブ ジャパンクラシック(株)リゾートトラスト鳴門(株)(株)セントクリークゴルフクラブリゾートトラスト那須白河(株)アール・ティー開発 那須白河(株)

■メディカル事業(株)ハイメディック

■その他事業アール・ティー開発(株)ジャストファイナンス(株)

■関係会社における経理業務アール・エフ・エス(株)

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11

第30期 連結損益計算書 第30期 連結剰余金計算書

連結剰余金期首残高

連結剰余金増加高

連結子会社増加に伴う剰余金増加高

連結剰余金減少高

配当金

役員賞与

当期純利益

連結剰余金期末残高

資本剰余金期首残高

資本剰余金増加高

増資による新株式の発行

資本剰余金減少高

資本剰余金期末残高

利益剰余金期首残高

連結剰余金期首残高

利益剰余金増加高

当期純利益

利益剰余金減少高

配当金

役員賞与

利益剰余金期末残高

当期(単位:百万円)

科 目自2002年4月1日至2003年3月31日

自2001年4月1日至2002年3月31日

自2002年4月1日至2003年3月31日

前期

65,68920,23534,4156,8902,9641,183

13,9285,8317,177

403516

51,76044,7057,055

669635

7,08965

1956,9593,447

111

3,502

61,41217,37134,1885,3672,6151,868

10,5391,8057,282

3331,117

50,87244,7576,1151,281

6566,7402,9453,7355,9503,938△880

32,896

12,022

3

3

1,053

915

138

2,896

13,868

当期(単位:百万円)

前期

2,933

15

15

2,948

13,868

13,868

3,502

3,502

1,036

914

122

16,333

売上高ホテル会員権売上高ホテルレストラン等売上高ゴルフ売上高メディカル売上高その他売上高売上原価ホテル会員権売上原価ホテルレストラン等売上原価ゴルフ売上原価その他売上原価売上総利益販売費及び一般管理費営業利益営業外収益営業外費用経常利益特別利益特別損失税金等調整前純利益法人税、住民税及び事業税法人税等調整額少数株主損失当期純利益

記載金額は百万円未満を切り捨て表示しております。※当連結会計年度から、マンション事業の売上高及び費用を「その他事業」区分に変更。前年同期比較も前連結会計期間分を変更後の区分に組み替えています。

科 目自2001年4月1日至2002年3月31日

当連結会計年度の現状は、先行き不透明な経済状況下にありながら健闘し、連結売上高656億8,900万円(対前年同期比7.0%増)、経常利益70億8,900万円(同5.2%増)、純利益35億200万円(同20.9%増)と増収増益を達成しました。これは「グランドエクシブゴルフ&スパ リゾート エクシブ浜名湖」及び併設のゴルフ場「グランディ浜名湖ゴルフクラブ」の会員権販売が好調に推移したことが大きく貢献しており、

当期の業績などの概要

ホテルレストラン事業における保証金償却収入の増加、会員数増に伴う運営管理費収入の増加等も好成績の要因となっております。なお当連結会計年度から事業の種類別セグメントを変更し、前年同期比較は前連結会計年度分を変更後の区分に組み替えて行っております。

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定期預金の預入による支出定期預金の払戻による収入有価証券・投資有価証券の取得による支出有価証券・投資有価証券の売却等による収入有形固定資産の取得による支出貸付による支出貸付金の返済による収入更生会社支援による支出連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入その他投資活動によるキャッシュ・フロー

短期借入金の純増減額長期借入れによる収入長期借入金の返済による支出転換社債の発行による収入社債の償還による支出株式の発行による収入少数株主からの払込による収入株式転換に伴う預り保証金返還による支出配当金の支払額その他財務活動によるキャッシュ・フロー現金及び現金同等物に係る換算差額現金及び現金同等物の増減額現金及び現金同等物の期首残高新規連結子会社の現金及び現金同等物の期首残高現金及び現金同等物の期末残高

12

第30期 連結キャッシュ・フロー計算書

当期(単位:百万円)

科 目自2002年4月1日至2003年3月31日

自2001年4月1日至2002年3月31日

前期

6,959

4,046

518

△89

46

△78

234

12

△1,017

△7,747

2

△1,310

4,686

△1,148

△122

1,329

6,322

123

△236

△3,526

2,683

5,950

4,414

423

△108

29

△112

278

△2,945

3,065

△1,205

△857

△673

△26

△1,037

996

△138

3,284

11,338

149

△279

△4,100

7,107

税金等調整前当期純利益

減価償却費

連結調整勘定の償却額

退職給付引当金の減少額

役員退職慰労引当金の増加額

受取利息及び受取配当金

支払利息

匿名組合清算益

固定資産評価損

売上債権の増加額

棚卸資産の増加額

仕入債務の増減額

未払金の減少額

預り保証金の増減額

未払消費税等の増減額

役員賞与の支払額

その他

小計

利息及び配当金の受取額

利息の支払額

法人税等の支払額

営業活動によるキャッシュ・フロー

当期(単位:百万円)

科 目自2002年4月1日至2003年3月31日

自2001年4月1日至2002年3月31日

前期

△1,0342,153△9,59013,017△6,649△1,880

186△718

151△738△5,102

△7228,800△4,691

2,927△400

211,505△1,070△914△4664,989△36

2,53424,563

─27,097

△1,8943,281△8,202

3,529△3,701△69143△715─

797△6,832

△2,7607,280△5,108

3,331―

14619,979△18,584△915△0

3,36736

3,67820,612

27124,563

営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー

記載金額は百万円未満を切り捨て表示しております。

連結キャッシュ・フロー計算書

財務活動によるキャッシュ・フロー

●営業活動によるキャッシュ・フロー:新規物件の開業をにら

んだ先行投資等により棚卸資産が増加しましたが、「エクシブ

浜名湖」の販売による預り保証金、及び前受金が増加したこと

から26億8,300万円の増加となりました。

●投資活動によるキャッシュ・フロー:「ザ・トラディションゴル

フクラブ」の建設費支払い等、有形固定資産の取得による支出

により、投資活動による資金は51億200万円減少しました。

●財務活動によるキャッシュ・フロー:財務活動におきまして

は、今後予定される投資に備えるため長期借入を行った結果、

49億8,900万円の増加となりました

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13

第30期 貸借対照表(単体)

■株主資本比率(単体) ■株主資本当期純利益率(単体) ■売上高経常利益率(単体)記載金額は百万円未満を切り捨て表示しております。

流動負債買掛金短期借入金1年以内返済予定の長期借入金1年以内償還社債未払金その他

固定負債社債転換社債長期借入金退職給付引当金役員退職慰労引当金長期預り金預り保証金その他

負債合計資本の部

資本金資本剰余金利益剰余金資本準備金利益準備金その他の剰余金その他有価証券評価差額金自己株式資本合計負債資本合計

流動資産

現金及び預金

受取手形

売掛金

有価証券

棚卸資産

その他

貸倒引当金

固定資産

有形固定資産

建物

構築物

土地

建設仮勘定

その他

無形固定資産

投資その他の資産

資産合計

当期末(単位:百万円)

資産の部科 目 2003年3月31日 2002年3月31日 科 目 2003年3月31日 2002年3月31日

前期末

58,281

21,776

2,095

1,551

2,297

25,879

4,795

△114

72,371

46,199

28,214

2,079

12,286

1,330

2,289

2,080

24,090

130,653

54,433

18,204

2,130

1,240

10,589

18,143

4,294

△168

65,502

45,939

28,962

2,237

10,912

1,107

2,720

1,808

17,754

119,935

20,883540

5,2502,358

400 3,643 8,691

79,2553,0003,405 3,914

181844

12,488 55,400

21100,139

3,315――

2,933371

13,16016△0

19,796119,935

当期末(単位:百万円)

負債の部 前期末

22,339543

4,5103,1921,9503,8078,337

86,8524,0503,4054,388

78891

13,51660,508

14109,192

3,3292,948

15,744───

△95△467

21,461130,653

財務諸表(単体)

(単位:%) (単位:%) (単位:%)

’99/3 ’00/3 ’01/3 ’02/3 ’03/3’99/3 ’00/3 ’01/3 ’02/3’99/3

10.6

13.7

18.4

25.2 24.3

16.7 15.7 9.312.0

13.511.6

10.6

15.6

’00/3 ’01/3 ’02/3 ’03/3 ’03/3

16.416.5

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14

第30期 損益計算書(単体)

■1株当たり当期純利益

当社は郊外型リゾート開発及び運営を中心とした事業展

開によって成長し、日本のリゾート業界において売上高

No.1の地位を確立、その基盤を強化しております。これ

は当社が日本人の余暇の過ごし方に対する価値観の変化

を的確に捉え、会員制システムによるリゾート商品やサ

ービスをタイムリーかつ適切に開発・提供してきたため

と自負しています。

この現状に満足することなく、今年4月には新中期5ヵ

年経営計画「パワー・ブランド計画」を策定しました。こ

れまで追求してきた「リゾートトラスト・ブランド」の価

値は、当社がその施設やサービスを通じて提供するライ

フスタイル提案と、それをお客様に体験していただくこ

とによって生まれる「お客様と当社の価値共有感」にあ

ると考えます。この価値をさらに向上させるべく、経営

者及び従業員一同が同じ夢を共有し、商品やサービスの

質を世界レベルにまで向上させ、お客様からより評価・

共感される企業を目指す所存です。

当期(単位:百万円)

科 目自2002年4月1日至2003年3月31日

自2001年4月1日至2002年3月31日

前期

57,319

12,775

44,544

38,095

6,448

498

899

6,047

79

157

5,970

2,670

55

3,244

737

455

3,527

54,579

10,271

44,308

37,963

6,344

798

819

6,324

3,117

3,680

5,761

2,985

465

△785

3,097

666

458

3,306

売上高

売上原価

売上総利益

販売費及び一般管理費

営業利益

営業外収益

営業外費用

経常利益

特別利益

特別損失

税引前当期純利益

法人税、住民税及び事業税

過年度法人税、住民税及び事業税

法人税等調整額

当期純利益

前期繰越利益

中間配当額

当期未処分利益

財務諸表(単体)

経営の基本方針について

エクシブ客室稼働率の推移

記載金額は百万円未満を切り捨て表示しております。

’99/3

146

135

’00/3 ’01/3 ’02/3

175

’99/3

146

’00/3 ’01/3 ’02/3 ’03/3

175

’03/3

86

137

’99/3 ’00/3 ’01/3 ’02/3 ’03/3

55.4 58.8 59.2 60.7 59.6

(%)

0

20

40

60

80(単位:円)

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ホテルトラスティ名古屋栄http://www.trusty.jp/nagoyasakae/

ホテルトラスティ名古屋http://www.trusty.jp/trustyn/

このコーナーでは毎回、株主の皆様からお寄せいただいた声の中でとりわけ関心の高かったものを特集いたします。

今回は、1.「トラスティ」シリーズの展開について

2.開業予定の「サンクチュアリ・ヴィラ」の概要

3.「グランディ那須白河ゴルフクラブ36」の進捗状況

について、当社の最新情報をお知らせいたします。

15

株主の皆様の声にお答えします

株 主 の 皆 様 の 声

リーズナブルな宿泊料金で、一般のシティホテルを上回るハイセンス・ハイクオリティなサービスを提供している「トラスティ」シリーズ。1997年に開業した「ホテルトラスティ名古屋」(伏見)では予想をはるかに超える好評を博し、毎年80%以上の年間平均稼働率を実現しています。2003年4月6日(日)には、その第2弾となる「ホテルトラスティ名古屋 栄」が、ファッションの中心・名古屋市中区栄にグランドオープン。“イタリアンモダン”をコンセプトにした12階建ての館内に、デラックスシングルを中心と

1 2003年4月、トラスティシリーズ第2弾「ホテルトラスティ名古屋 栄」が開業

する204室を設け、エクゼクティブビジネスマン&ウーマンのビジネスシーンをサポートするゆとりの空間を演出しました。クラシカルテイストのライムストーンを用いた高級感あふれるファサードと、広く開放感のあるエントランス&ラウンジゾーン。リラクセーションをテーマにした広

めの室内には、ワイドなベットスペースとバスルームを確保。さらに室内での快適なビジネス環境を想定し、広めのライティングデスクをご用意、照明も自然光に近い白色照明を取り入れ、高速インターネット通信回線やズボンプレッサーを全室に完備するなど、随所に細やかな設計を施しています。禁煙フロアはもちろん、女性のお客様にも心地良くお泊りいただけるようレディースルームも設定。ラウンジでのオーガニック野菜ジュースのご提供や、周辺の飲食店や観光をご案内するコンシェルジュサービ

スなど、ホスピタリティ面においても、エグゼクティブなビジネスシーンにふさわしい上質のサービスを追求いたしました。当社では今後5年以内に、全国主要都市において皆様に快適かつ便利にご利用いただける好立地に、トラスティシリーズ10箇所の展開を予定しています。まずは「ホテルトラスティ名古屋」(伏見)と「ホテルトラスティ名古屋 栄」で、同シリーズの魅力をご満喫ください。

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井沢 サンクチュアリ・ヴィラ」も今年5月に建設着工いたしました。日本有数のリゾート地として名高い軽井沢に立地する「エクシブ軽井沢 サンクチュアリ・ヴィラ」は、約67000平方メートルの広大な森の中に「エクシブ軽井沢」と隣接した形で、全40室Sタイプのみからなるスーパースウィート棟。『水と緑、光と風』をテーマに、森の迎賓館をイメージした設計で、至福の高原リゾートを実現いたします。さらに館内にはサロンやバトラ-デスクをはじめ、エステルーム、露天ジャクジーを設けた宿泊者専用のスパゾーンも完備。シニアの方やお子様にも安心してご利用いただけるバリアフリー対応のオーナーズルームもご用意しております。なお、「エクシブ軽井沢 サンクチュアリ・ヴィラ」は2004年12月に開業の予定です。最上級のエグゼクティブ・リゾートを実現するサンクチュアリ・ヴィラシリーズの今後の展開にぜひご注目ください。

瀬戸内海を見下ろす高台に建つ総合リゾート「グランド エクシブ ゴルフ&スパリゾート」に、新設された全22室のスーパースウィート棟は、プライベート重視型のSタイプを望まれるお客様からの強い要望によって実現したものです。ハードとソフトの両面において、滞

在中のお客様のご要望にパーフェクトにお応えできるサービスを追求。ご宿泊のお客様のためだけに、従来のルームサービスの概念を超えた「プライベートダイニングサービス」をご用意(フルコースのご夕食をお部屋の中でくつろぎながらお召し上がりいただけるサービス。できたてのお料理をお

2 「エクシブ鳴門 サンクチュアリ・ヴィラ」がオープン。「エクシブ軽井沢 サンクチュアリ・ヴィラ」販売開始!

2004年12月開業予定の「エクシブ軽井沢サンクチュアリ・ヴィラ」

スーパースウィート棟「エクシブ鳴門サンクチュアリ・ヴィラ」

部屋にお運びします)するなど、最上級のリゾートライフを満喫していただくための“ゆとり”と“くつろぎ”を、ハイグレードに演出しています。

シリーズ第2弾となる「エクシブ軽

「エクシブ鳴門 サンクチュアリ・ヴィラ」2003年3月、グランドオープン

シリーズ第2弾「エクシブ軽井沢 サンクチュアリ・ヴィラ」今年5月に建設着工

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お知らせ

17

今春、雄大な那須連山に抱かれた白河の地に位置する「グランディ那須白河ゴルフクラブ36」(所在地:福島県西白河郡西郷村)は、当社の北関東・東北エリアにおける新たな拠点として位置付けられる会員制ゴルフクラブとしてスタートしました。不世出の設計家、ロバート・トレン

ト・ジョーンズ・シニアが創り上げた戦

略的な「36ホール」は、オールベントグリーンの上質なゴルフコース。今後は同敷地内に「エクシブ那須白河」の併設を計画しており、ゴルフ場と一体化した総合リゾート「グランドエクシブ ゴルフ&スパ リゾート」として開発を進めていきます。

6月6・7・8日には2002年秋に誕生したばかりの「ザ・トラディションゴルフク

創立30周年を記念して100株以上の株主様に、エク

シブまたはサンメンバーズに無料でお泊りいただける

「株主様平日ご体験宿泊券(有効期限2004年3月

末)」を発行いたしました。「株主様ご優待券」との併

用も可能です。なお「株主様ご優待券」は2004年6

月末まで有効となります。詳細はP9をご参照ください。

当連結会計年度より、当社決算公告は、定

款紙による決算公告に代えて貸借対照表お

よび損益計算書を、リゾートトラストオフィシ

ャルサイト http://www.resorttrust.co.jp/に

掲載いたします。

ラブ」(愛知県岡崎市)にて、当社がスポンサードする公認女子プロゴルフトーナメント「リゾートトラストレディス」が開催されました。11回目を迎えた今年のトーナメントでも、女子ゴルフ界のトッププレイヤーたちが白熱のドラマを展開。不動裕理さんがみごと優勝を飾り、全国のゴルフファンに大いなる感動を与えてくれました。

ゴルフ事業もますます充実。「グランディ那須白河ゴルフクラブ36」をスタート

3

雄大な那須連山に抱かれた「グランディ那須白河ゴルフクラブ36」

1 2

「グランディ那須白河ゴルフクラブ36」をスタート

「第11回リゾートトラストレディス」盛況のうちに幕を閉じました

不動裕理プロ、圧勝で本大会2度目のヒロインに。

1万人をこえるギャラリーの皆様、大勢のボランティアの方 、々ご声援とご協力ありがとうございました。

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株式の状況

株主メモ

■会社が発行する株式の総数 54,000,000株

■発行済株式の総数 22,947,633株

■株主数 4,868名

(株)宝塚コーポレーション伊藤與朗(有)ケー・アイ・コーポレーション日本トラスティ・サービス信託銀行(株)[信託口]日本マスタートラスト信託銀行(株)[信託口](株)りそな銀行(株)新生銀行リゾートトラスト社員持株会

■決算期■株主確定基準日

■定時株主総会■名義書換代理人

■同事務取扱所

■各種お問い合わせ■手続き用紙のご請求

■同取次所

3月31日定時株主総会 3月31日利益配当金支払 3月31日中間配当金支払 9月30日その他あらかじめ公告する日6月中大阪市中央区北浜二丁目4番6号株式会社だいこう証券ビジネス〒541-8583大阪市中央区北浜二丁目4番6号株式会社だいこう証券ビジネス本社証券代行部

0120-255-100(無料)下記の電話及びインターネットで24時間承っております。

0120-351-465(無料)インターネットホームページ

http://www.daiko-sb.co.jp株式会社だいこう証券ビジネス各支社

株式の概況

大株主

株式分布状況

3,883,0002,343,077 1,000,000 984,100 859,300720,000 600,000513,850

16.9 10.24.44.33.73.12.62.2

株主名 所有株式数   比率%株

個人その他 4,608名(94.66%)

個人その他 10,077,159株 (43.91%)

証券会社18名(0.37%)

外国人31名(0.64%)

証券会社 38,500株(0.17%)

外国人 404,400株(1.76%)

金融機関 47名(0.96%)

金融機関 5,660,600株 (24.67%)

その他の法人 6,526,600株 (28.44%)

自己株式 240,374株(1.05%)

■所有者別の株式数

■所有者別の株主数 その他の法人 163名(3.35%)

自己株式 (0.02%)

URL http://www.resorttrust.co.jp/

本  社 〒460-8490 名古屋市中区東桜二丁目18番31号 TEL(052)933-6000(代)

東京本社 〒163-1346 東京都新宿区西新宿六丁目5番1号新宿アイランドタワー 7F TEL(03)5323-8111(代)

大阪支社 〒530-0047 大阪市北区西天満四丁目15番18号 プラザ梅新 TEL(06)6315-8686(代)

(1単元の株式数は100株)(2003年3月31日現在)

※決算公告は、リゾートトラストオフィシャルサイトhttp://www.resorttrust.co.jp/に掲載いたします。