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第三者機関が行った布団クリーナー2機種のハウスダスト除去効果に関する調査レポート
01 02
布団は表面的にはキレイにみえていたとしても、実は内部にはアレルゲンとなるダニ類やカビ類などが数多く潜んでいる。これらは総称として「ハウスダスト」と呼ばれ、一般的に知られている室内塵性ダニ類だけでなく、ダニのフン、死骸や破片、カビ、落屑(皮膚片)、小形昆虫類などが含まれる。
人間が快適に過ごすための布団は、実はダニの生育などにとっても非常に快適な場所だからこそ、改めて見直す必要がある。
毎日寝ている寝具にはダニ類やカビ類などアレルギー疾患の要因が数多く潜んでいる
ZZ
Z
落屑(人の皮膚片)は当然のことながら寝具内に多く存在。生活している限り、人から数多く出るものだが、それ自体がダニやカビの格好の栄養源になり、増殖の手助けをするものと考えられている
落屑(人の皮膚片)
ハウスダストアレルギーの主な原因であるヒョウヒダニ類は、布団、ソファー、絨毯などの布製品に多く棲息。主にコナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニの2種類がアレルギーの原因として知られる。(約250㎛~500㎛)
室内塵性ダニ類あまり知られていないが、住環境に普通に発生するクロカビや、耐乾性コウジカビ(アスペルギルス)など、アレルゲン性を持つカビがハウスダストの中に多く見られる(約2㎛~10㎛)
カビ
昆虫自体や死骸、破片などの微細塵からなるハウスダスト。中でもダニやカビとは異なる新規アレルゲンとして判明したヒラタチャタテは、全世界に分布し、ほぼ全ての住宅に棲息していることが確認されている(約75㎛~120㎛)
小形昆虫類ダニは生きている時だけでなく、死骸や破片となり、人間がそれらを呼吸と共に吸い込んでしまうことで、アレルギーの原因になると考えられている
ダニの死骸や破片
布団の内部環境に関する実態
1匹のダニは生涯で400~500ものフンをするとされている。そのフン自体もダニが増えることで増大し、アレルギーの原因となると考えられる(約10㎛
前後)
ダニのフン
03 04
第三者機関が効果検証に用いた布団クリーナーはこの2台
・ ダイソン デジタルモーター V6でふとん内部までパワフルに吸引
・ 2 Tier Radial™(ティアーラジアル)サイクロンで微細なゴミやハウスダストを捕らえる
・ ポストモーターフィルターなどで0.3㎛の極小粒子までも99.97% 補集
・ ミニモーターヘッドでベッドやふとんの繊維奥に入り込んだハウスダストを補集
・ ダイソンV6 フラフィと本体の性能自体は同等
・ 子供がさわっても、不意に作動しない安心のロック機能
・ ダストボックスや標準フィルターをつけ忘れるとボタンを押しても作動しない安全機能
・ ヒーターとモーターの異常な過熱を感知して自動的に停止する安全機能
・ 手入れの際に水洗いできるのでハウスダストが飛び散りにくく、いつでも清潔
・ UVランプ(紫外線)が正常に作動するとライトが青く点灯
・ 衛生面には徹底的にこだわり、ふとんに触れる底面を抗菌加工
・ HEPAフィルター搭載で0.3㎛の粒子を99.9% 集塵
・ 約70°Cにあたためられた空気でふとんの内部の湿度を上げる原因となる水分を除去
・ 取りにくい髪の毛やペットの毛まで、しっかりからめ取る
・ 除菌に使用される波長 253.7NMのUVランプ(紫外線)をふとんに照射
・ 4つのパッドが毎分3600回振動し、ふとんのハウスダストを叩き出す
・ ふとんを感知し、UVランプ(紫外線)が自動的に点灯・消灯する安全機能
布団専用クリーナーA
製品の特徴 製品の特徴
05 06
年齢:45歳
住所:東京都
住居形態:木造一戸建て
年齢:33歳
住所:東京都
住居形態:軽量鉄骨 集合住宅
メゾネットタイプ
年齢:31歳
住所:神奈川県
住居形態:木造一戸建て
年齢:32歳
住所:神奈川県
住居形態:鉄筋集合住宅
年齢:44歳
住所:東京都
住居形態:木造一戸建て
年齢:46歳
住所:東京都
住居形態:木造一戸建て
ダイソンV6 マットレス
※なお、今回、モニターを最終決定するにあたり、検証データの信憑性や公平性を担保するため、以下、○1 ~○5 の条件にあてはまる方を選んだ。○1 自身にハウスダストアレルギーの兆候が見られる(診断されたことはないが、自覚症状があるも可)○2 就寝時に横 90cm×縦180cm以上のベッドを使用している○3 就寝時のベッド上にベッドパットとシーツを両方敷いている○4 ペットは飼っていない○5 自身や家族に、家電メーカーや量販店、流通関係に勤務している方がいない
布団専用クリーナーA
モニター情報
布団クリーナー2機種を使った寝具の継続清掃による【ハウスダストの量】
【ダニアレルゲン量】の計測テスト
計測テストは平成 27年(2015年)3月22日~4月19日まで実施。第三者機関が東京近郊の一般住宅 6 軒にモニター用の試験機(新品)を配布。3 軒(モニター No.1~
No.3)にはダイソン V6 マットレス、3 軒(モニター No.4~ No.6)には布団専用クリーナーAを使用。
集 塵
1
2
3
4
それぞれ日常使っている寝具(敷き布団のシーツ上)に90cm×180cmをマーキングしてもらい、掃除指定エリアを2分間掃除。
掃除終了後、直ちに同封のチャック付きポリ袋に、集めたハウスダストを入れ、第三者機関へ郵送。
これを1週間に1度繰り返し、計5回(3/22、3/29、4/5、4/12、4/19)実施。なお、検証期間中には寝具(敷き布団のシーツ)は一度も洗濯、交換しなかった。
最終日4/19のサンプリング後に、6 軒すべて寝具(敷き布団のシーツ)を外し、下に敷いてあるベッドパッド上の同エリアを、ダイソン V6 マットレスにて3分間掃除した。それをこれまで同様に、同封のチャック付きポリ袋に入れて、ダストを郵送。その後、すべての試験機を第三者機関が回収した。
モニターへの試験機を配布
試験機による清掃手順
※なお、清掃手順および検証方法に関しては、第三者機関が定める方法に準じて実施した
No.1モニター
No.2モニター
No.3モニター
No.4モニター
No.5モニター
No.6モニター
07 08
布団専用クリーナーA
ダイソンV6 マットレス
No.1
No.2
No.3
ダスト量(0.33)
ダスト量(0.55)
ダスト量(0.36)
No.4
No.5
No.6
ダスト量(0.06)
ダスト量(0.01)
ダスト量(0.14)
集塵されたハウスダストの量 (単位:g) 集塵されたハウスダストの量 全5回平均値の比較
モニター 3/22 3/29 4/5 4/12 4/19
No.1 0.39 0.5 0.3 0.27 0.21 0.33 0.27
No.2 1.04 0.64 0.3 0.4 0.37 0.55 0.2
No.3 0.58 0.42 0.3 0.24 0.26 0.36 0.93
モニター 3/22 3/29 4/5 4/12 4/19
No.4 0.16 0.03 0.02 0.01 0.07 0.06 0.17
No.5 0.03 0.01 0.02 0.01 0.21
No.6 0.12 0.11 0.03 0.24 0.19 0.14 0.74
4/19*
(ダイソンV6 マットレスを
使って)
4/19*
(ダイソンV6 マットレスを
使って)
全5回平均値
全5回平均値
*4/19 の最後に、ダイソンV6 マットレスを使って全員が集塵した時のみ掃除時間を3分とする
*4/19 の最後に、ダイソンV6 マットレスを使って全員が集塵した時のみ掃除時間を3分とする
0.01以下
0.01以下
集 塵
検証結果01ハウスダストの量
= 0.1g = 0.01g
09 10
ダイソンV6 マットレス 布団専用クリーナーA
1.0
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
03/22
3/29
4/5
4/12
4/19
3/22
3/29
4/5
4/12
4/19
ハウスダスト量の平均値(
)
ヨンクヒール =タプストラ検定
P < 0.01
ヨンクヒール =タプストラ検定
P > 0.1
ハウスダストの量に関しては、全5週の推移を見る限り、各週ともダイ
ソンV6 マットレス(モニター No.1、No.2、No.3)の集塵量が多い傾向
が見られた。最終日4/19に限って、それぞれ 5週目の規程のサンプリ
ング終了後に、6軒全てでダイソンV6 マットレスを用いて、2度目のサ
ンプリングを実施した。これは前4週までで、布団専用クリーナーAを
使用したモニター No.4、No.5、No.6の集塵量が著しく少ない傾向が
見られ、元々の環境にハウスダストが少なかったということも懸念され
たため、モニター No.1、No.2、No.3とモニター No.4、No.5、No.6
の集塵環境に著しい差がないかどうかを見るために、あえて実施した。
その結果は、No.3>No.6>No.1>No.5>No.2>No.4 の順に集 塵
量が多く、全5週のサンプリング結果の傾向とは一致しなかった。これ
は、モニター No.1、No.2、No.3の集塵環境に偶発的にダストが多かっ
たという可能性を否定するものであり、同時に試験機の集塵能力に差
があることを示唆している。
また、右のグラフにはダイソンV6 マットレスと布団専用クリーナーA各
試験機3軒の平均値を示す。ダイソンV6 マットレスは週が経過するご
とに、集塵できるハウスダストの量が減少する傾向が統計的に確認さ
れた。布団専用クリーナーAにはこのような傾向は確認できなかった。
集 塵
ハウスダストの量結果に関する第三者機関による考察
ハウスダスト量の推移 (3軒の平均)
g
11 12
布団専用クリーナーA
ダイソンV6 マットレス
= 10ng = 1ng = 0.1ng
ダニアレルゲン(286.2)
ダニアレルゲン(1401.8)
ダニアレルゲン(10156.6)
No.1
No.2
No.3
ダニアレルゲン(10.1)
ダニアレルゲン(検出されず)
ダニアレルゲン(55.5)
No.4
No.5
No.6
集められたダニアレルゲン(Der 1)量*1 (単位:ng/dust 全量) 集められたダニアレルゲン(Der 1)量の全5回平均値の比較
モニター 3/22 3/29 4/5 4/12 4/19
No.1 331.5 320.0 306.0 240.3 233.1 286.2 1922.4
No.2 1435.2 1478.4 825.0 1472.0 1798.2 1401.8 850.0
No.3 4970.6 3654.0 2796.0 35712.0 3650.4 10156.6 2966.7
モニター 3/22 3/29 4/5 4/12 4/19
No.4 38.4 1.8 2.0 0.7 7.7 10.1 35.7
No.5 検出されず
検出されず
検出されず
検出されず
検出されず
検出されず
検出されず
No.6 110.4 48.4 13.2 50.4 55.1 55.5 4181.0
4/19*
(ダイソンV6 マットレスを
使って)
4/19*
(ダイソンV6 マットレスを
使って)
全5回平均値
全5回平均値
*4/19 の最後に、ダイソンV6 マットレスを使って全員が集塵した時のみ掃除時間を3分とする
*4/19 の最後に、ダイソンV6 マットレスを使って全員が集塵した時のみ掃除時間を3分とする
集 塵
検証結果02ダニアレルゲン量
※モニター No.4、モニター No.5は元々、寝具のダニアレルゲンの汚染が少なかった可能性がある
*1 ダニアレルゲン:Der 1 = Der f1(コナヒョウヒダニ抗原)+Der p1(ヤケヒョウヒダニ抗原)
= 10000ng = 1000ng = 100ng
13 14
ダイソンV6 マットレス 布団専用クリーナーA
ダニアレルゲン(Der 1)量に関しては、全5週の推移を見る限り、各週と
もダイソンV6 マットレス(モニターNo.1、、No.2、、No.3)の量が多い傾
向が見られた。最終日4/19に限って、それぞれ5週目の規程のサンプリ
ング終了後に、6軒全てでダイソンV6 マットレスを用いて、2度目のサン
プリングを実施した。これは前4週までで、布団専用クリーナーAを使用
したモニター No.4、、、No.5、、No.6の量が著しく少ない傾向が見られ、
元々の環境にダニアレルゲン(Der 1)が少なかったということも懸念さ
れたため、モニターNo.1、、No.2、、No.3とモニターNo.4、、No.5、、No.6
の集塵環境に著しい差がないかどうかを見るために、あえて実施した。
その結果は、No.6>No.3>No.1>No.2>No.4>No.5の順に量が多
く、全5週のサンプリング結果の傾向とは一致しなかった。モニター
No.6は布団専用クリーナーAよりもダイソンV6 マットレスを用いるこ
とで多くのダニアレルゲン(Der 1)が回収された。一方、モニターNo.4
とモニターNo.5は布団専用クリーナーA、ダイソン V6 マットレスいず
れを用いてもダニアレルゲン(Der 1)の回収量が小さく、元々、寝具のダ
ニアレルゲン(Der 1)の汚染が少なかった可能性がある。
また、右のグラフにはダイソンV6 マットレスと布団専用クリーナーA各
試験機3軒の平均値を示す。ダイソンV6 マットレスと布団専用クリー
ナーA それぞれに、ハウスダスト量のように特徴的な増減傾向は確認で
きなかった。
集 塵
ダニアレルゲン(Der 1)量結果に関する第三者機関による考察
ダニアレルゲン(Der 1)量(ng/dust 全量)の推移
100000
10000
1000
100
10
03/22
3/29
4/5
4/12
4/19
3/22
3/29
4/5
4/12
4/19
ダニアレルゲン(D
er 1
)量の平均値(ng/dust
全量)
15 16
布団クリーナー2機種を使った排気に含まれる
【PM2.5】の計測テスト
掃除機の排気に含まれるPM2.5の量を検証
排 気
1
2
3
4
粒子は JIS Z 8901試 験 用粉体1の11種「関東ローム」(日本 粉体工業技術協会製)をPM2.5に見立てて用意した。
ダイソン V6 フラフィのクリアビン、布団専用クリーナーA のダストボックスに、それぞれ関東ローム2gを入れる。なお、両製品とも新品を使用した。
排気口に45L ポリエチレン袋を接続し、ポリ袋の中にデジタル粉じん計 LD-5(柴田科学)を入れた。
掃除機を ONにすると同時に、デジタル粉じん計もONにし、排気口から排出される関東ローム(PM2.5)を測定した。
調査の概要 PM2.5の検証手順
※今回の実験では関東ロームを用いて排出量を測定しましたが、対象機器から排出される粒子のサイズや吸引した粒子の数に対する割合は未確認となります
粒子径 2.5㎛以下の微小粒子 (PM2.5) が、
運転中の試験用掃除機 2 機種の排気からどれだけ排出されるかを測定。
・ 試験日 :平成27年(2015年)
4月17日~4月30日
・ 試験場所 :第三者機関内実験室
・ 検証担当 :第三者機関の担当者
・ 検証モデル :ダイソンV6 フラフィ 布団専用クリーナーA
ダイソン V6 フラフィと集塵テストで使用したダイソンV6 マットレスの本体性能は同様である。
17 18
稼働時間(秒)
1000
100
1
10 20 30 40 50 60
cpm 10
ダイソンV6 フラフィ
布団専用クリーナーA
排気中の関東ローム(PM2.5)の測定値(cpm:散乱光量)を各機種とも
行った。ダイソンV6 フラフィは、排気中に全く粒子が含まれていなかっ
たが、布団専用クリーナーA は運転開始とともに、多くの関東ローム
(PM2.5)が排出されていた。つまり、ダイソンV6 フラフィのフィルター
は、ほとんど完璧に関東ローム(PM2.5)の排出を抑えていたのに対し、
布団専用クリーナーAのフィルターは多くの関東ローム(PM2.5)を捕集
しきれない傾向が見られた。
排 気
PM2.5の排出量結果に関する第三者機関による考察
検証結果PM2.5の排出量
排気中のPM2.5の推移(単位:cpm:散乱光量)