「graph arpeggiator3とmaxの関係」igda sig audio#2

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Graph Arpeggiator 3Maxの関係」 IGDA SIG-Audio #2 勉強会編 株式会社ブレインストーム 中村隆之 2013119土曜日

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Page 1: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

「Graph Arpeggiator 3とMaxの関係」IGDA SIG-Audio #2 勉強会編

株式会社ブレインストーム中村隆之

2013年 1月 19日 土曜日

Page 2: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

中村隆之 自己紹介

• 1967年生まれ

• 東京都出身

• ビデオゲーム向けの音楽 効果音制作会社経営。

• 作曲、サウンドプログラムなどが職業

• 株式会社ブレインストームを経営

2013年 1月 19日 土曜日

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• 1990年 セガ入社• 1991年 「F1エキゾーストノート」• 1992年 「アウトランナーズ」• 1993年 「バーチャファイター」• 1994年 「バーチャファイター2」• 1996年 セガ退社、ドリームファクトリー入社• 1996年 「トバル2」• 1998年 「エアガイツ」• 1999年 独立、ブレインストーム設立• 2000年 「剣豪」• 2002年 「WWF RAW」• 2004年 「ルミネス」• 2005年 「メテオス」• 2006年 「NINETY-NINE NIGHTS」• 2007年 「ルミネス2」• 2009年 「スティッチDS オハナとリズムで大冒険」• 2011年 「アナグラのうた」• 201?年 「イージーダイバー」「天空の機士ロデア」、ゲームサウンド制作 多数

仕事略歴

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Page 4: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

私のプログラム経験

• 大学時代、ポケコンでBASIC自作プログラム

• セガに入社後サウンドプログラムを教わる

• Z80,68000アセンブラを習得

• SMFをゲーム機で再生する様なサウンドプログラムを制作

• C言語などを使って,ツールを制作

音楽を作っていますが、サウンドプログラミングもできます。

2013年 1月 19日 土曜日

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• ロゴはカッコイイですが,あくまで実用的なスタンドアローンのアプリケーションを作って見ました。

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アルペジェーターとは

分散和音のこと。シンセを自分で演奏せずに、鍵盤をおさえるだけで、設定した発音方法で音が鳴る機能。いくつかの鍵盤をおさえた場合には、さまざまな設定が可能。

2013年 1月 19日 土曜日

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一般的なアルペジェーター例

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一般的なアルペジェーターは、

• パラメータを決めて、短いフレーズを繰り返す。

• 直感的では無い。

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GraphArpeggiator3は

• 音楽的な知識が無くても,音楽的なフレーズや、ジングル,効果音を手軽に作れるソフト

• ソフトウェアシンセ音源を使用するので、多種多様な音をアサインすることができます。

• プラグインではありません。

2013年 1月 19日 土曜日

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GraphArpeggiator3デモ1

起動

音源プラグイン選択

発音

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GraphArpeggiator3なぜ必要か?

バックストーリー

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リーチ

• ゲーム毎にオリジナルのシステム音が必要

• 決定音,キャンセル音,選択音など電子音の効果音をもっと簡単に作れないか?

• インパクトのある効果音を作りたい。

• 誰も思いつかない様な効果音は?

STORY1

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• 2000年頃 携帯電話向けのアプリ(ゲーム)の仕事が増えました。

• 小さなメモリーと内蔵GM音源をつかって、MIDIの効果音を制作する必要があった。

• ゲーム効果音を12音階を使って作らなくてはならない・・・・昔はそうやって使られていた。

STORY 2

2013年 1月 19日 土曜日

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DAWを使ってやると?

• MIDIシーケンサーでは、

• 細かく高速のフレーズを、何度も打ち込むのは面倒

• 個人の発想には限界がある。

• もっと簡単にできないだろうか?

2013年 1月 19日 土曜日

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そこで考えました。

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• 2006年頃

• 社内専用ツールとして開発を開始

• 2007年

• 大量の効果音データの制作が可能に

• 無料効果音データベースを公開「SOUNDICONS」

• 2011年

• Maxを利用したツールに移行

• 2012年

• 新たに「SOUNDICONS」にデータを加え、現在2800種類公開中

• 2013年2月

• ツールを一般販売へ

2013年 1月 19日 土曜日

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なぜGraphArpeggiatorが必要なのか?

• 通常のDAW(MIDIシーケンサー)ではできないようなパラメータが設定できる。

• 人が考えつかないようなフレーズを作れる。

• 少ない操作,短い時間でオーディオデータを制作できる。

2013年 1月 19日 土曜日

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GraphArpeggiator3デモ2

発音

Waveファイル保存

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VSTプラグインの選択 VSTプラグインを開く ボリューム

再生

音程グラフ

音程グラフ

ベロシティグラフ

音量メーター

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Page 21: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

テンポグラフの分割数

演奏音符の設定

演奏する小節数 無限ループの設定

スケールの設定

音程の上下

ハーモニーの追加

音符の長さ倍率最高音符

最低音符

2013年 1月 19日 土曜日

Page 22: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

演奏音符の設定

音のトータルの長さ

音符の間隔を不均等にする

WAVEファイルに保存

発音後のブランク時間

同じ音符が続いた際に、発音を省略するか。

音符の長さの調整

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Page 23: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

ベロシティ(音量)のグラフ

スケール生成

パニックボタンランダムボタン

グラフのクリア

スケールクリア

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GraphArpeggiator3デモ3

フレーズ制作

効果音制作

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Page 25: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

App Storeにて発売予定2013年2月

価格未定

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Page 26: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

Maxを使ったプログラミング

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Maxとは

• Max (マックス)は、サンフランシスコのソフトウェア企業Cycling '74が開発・保守している音楽とマルチメディア向けのグラフィカルな統合開発環境(ビジュアルプログラミング言語)である。作曲家やメディアアーティストらに20年以上使われ続けている。

• モジュール化したパッチをケーブルで結線するだけでプログラムが作成できる、コードを書く必要がない。

ウィキペディア(Max)より

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Page 28: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

Maxはメディアアート向けのツールか?

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Page 29: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

NO!

MIDI,Audio向けのアプリケーションが簡単に作れます。

パッチ(ライブラリー)が充実していて、コードを書く必要がありません。

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Maxを使ったプログラム例

「Nagi」

「アナグラのうた」、サウンドシステム「Perfume Global site Music remixer」

「Graph Arpeggiator 3」

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「Nagi」2013年 1月 19日 土曜日

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アナグラのうた

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Perfume Global site Music Remixer

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Page 34: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

Max デモ

• MIDIを使った

• タイミングを使った• Audioを使った

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Page 35: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

Pure Dataとは

• Pure Data(Pd)は1990年代にミラー・パケット(Miller Puckette) が開発したデスクトップミュージックとマルチメディア作成用のビジュアルプログラミング言語である。Puckette が主に開発したが、Pd はオープンソースプロジェクトであり、多数の開発者が参加している。BSD License に似たライセンス条件でリリースされている。

ウィキペディア(Max)より

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Page 36: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

Game Sound engineにPure Data

• Spore(ELECTRONIC ARTS)

• RjDj(Reality Jockey Ltd.)

• Dimensions

• Dark Night Rises

• Inception

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Page 37: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

データフロープログラミング言語を使うメリット

• 音の流れを視覚的に追いやすい• トライアンドエラーが容易

• より映像とよりシンクロした音を作れる。• 映像側のパラメータをサウンドに反映• サウンドのパラメータを映像に反映可能に

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音の情報をもっと映像に反映できないか?

• 波の音から、波の揺らぎを生成

• インパクト音から,映像エフェクトを生成

• 音楽(ビート)からキャラクターの鼓動、呼吸を生成

• 等々、アイディアはつきません。

2013年 1月 19日 土曜日

Page 39: 「Graph Arpeggiator3とMaxの関係」Igda sig audio#2

以上、ありがとうございました。

中村隆之www.facebook.com/nakatakawww.twitter.com/nakatakanakataka.mewww.nakataka.net

2013年 1月 19日 土曜日