gill instruments社maximet編 · 2018-09-11 · デジタルセンサ設定説明書 gill...
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デジタルセンサ
設定説明書
Gill Instruments社MaxiMet編
第1版
平成30年9月
デジタルセンサ設定説明書 Gill Instruments社MaxiMet編
はじめに
本書は、デジタルセンサ対応ロガー FT2-DigitalおよびFTJr-Digital(以下、デジタルセンサ対応ロガー)
とRS232C/RS485/SDI-12インターフェースに対応したタイプのデジタルセンサを組み合わせて使用する
際に必要なデジタルセンサ側の設定や「ロガーソフト for FTシリーズ」によるデジタル対応ロガーの設定
についての説明書です。
デジタルセンサ側の設定方法はセンサ毎に異なるため、本書では設定内容だけを説明します。
設定を行う際の詳しい手順については、各センサの取扱説明書などを参照ください。
本書で記載するデジタルセンサは、デジタルセンサ対応ロガーとの組み合わせで動作の検証が済んだもの
を対象としていますが、記載のないデジタルセンサにおいても、デジタルセンサ対応ロガーや通信コンバ
ータ、デジタルセンサ本体の通信条件やデータ要素などを設定することで接続可能な場合がありますので、
接続の可否を確認したいセンサがありましたら、センサの型式などの情報をご準備のうえ、当社までお問
い合わせください。
なお、本書と合わせ、ご利用のデジタルセンサの取扱説明書や「ロガーソフト for FTシリーズ 操作説明書」、
「ロガーソフト for FTシリーズ 補足説明書〔FT2-Digital編〕」や「ロガーソフト for FTシリーズ 補足説
明書〔FTJr-Digital編〕」をご覧ください。
デジタルセンサ設定説明書 Gill Instruments社MaxiMet編
目 次
1. 設定に際しての確認事項 ........................................................ 2
2. 各インターフェースにおける接続方法 .............................................. 3
2.1 RS232C インターフェースでの接続...............................................................................................................................................3
2.1.1 センサ本体の設定...............................................................................................................................................................3
2.1.2 データロガーの設定 ...........................................................................................................................................................4
2.2 RS485 インターフェースでの接続..................................................................................................................................................5
2.2.1 センサ本体の設定...............................................................................................................................................................5
2.2.2 データロガーの設定 ...........................................................................................................................................................6
2.3 SDI-12 インターフェースでの接続...............................................................................................................................................7
2.3.1 センサ本体の設定...............................................................................................................................................................7
2.3.2 データロガーの設定 ...........................................................................................................................................................8
■ サポートのご案内................................................................... 9
デジタルセンサ設定説明書 Gill Instruments社MaxiMet編
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1. 設定に際しての確認事項
デジタルセンサに対応するデータロガーでは、センサが出力するデータを単純に記録する機能のものが多
く、センサ側の設定もその機能に合わせ、予め設定された時間間隔で連続的にデータを出力するような形
態の利用が多い状況です。
当社のデジタルセンサ対応ロガーは、デジタルセンサが出力する電文データをそのまま記録するわけでは
なく、データを要素データとして抜き出して処理するため、データ取得のタイミングはデジタルセンサ対
応ロガーが内蔵している時計を基準にした動作になりますので、デジタルセンサが予め設定された時間間
隔でデータを連続的に出力するモード(以下、連続モード)と、データロガーから測定コマンドを受けて
データを出力するモード(以下、ポーリングモード)を、設定によって切り替えることができる場合には、
ポーリングモードでの利用を推奨しています。
これは、デジタルセンサが内蔵する時計とデジタルセンサ対応ロガーが内蔵する時計の誤差により、デジ
タルセンサがデータを出力するタイミングとデジタルセンサ対応ロガーがデータを取り込むタイミング
がずれることによるデータの取りこぼしの発生を避けるためです。
デジタルセンサ対応ロガーは、連続モード、ポーリングモードどちらの出力モードにも対応可能ですが、
両方の出力モードを備えたセンサにおいては、ポーリングモードでの設定を推奨設定として説明します。
1つのデジタルセンサで複数のインターフェースに対応するセンサについては、インターフェース別に説
明していますので、利用するインターフェースの接続の項をご覧ください。
なお、RS485およびSDI-12インターフェースでの接続に対応するデジタル対応データロガーは
FTJr-DigitalタイプCおよびFT2-DigitalタイプCのRS485対応品またはSDI-12対応品のみです。
それ以外の製品では、RS232Cインターフェースでの接続のみの対応となりますこと、ご注意ください。
デジタルセンサ設定説明書 Gill Instruments社MaxiMet編
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2. 各インターフェースにおける接続方法
2.1 RS232Cインターフェースでの接続
Gill Instrument社の複合気象センサMaxiMetシリーズをRS232Cインターフェースにて接続する場合の設定
について説明します
設定内容や変更方法の詳細については、MaxiMetシリーズの取扱説明書を合わせてご覧ください。
2.1.1 センサ本体の設定
MaxiMetシリーズは、予め設定された時間間隔でデータを出力する自動モード(CONT)と、コマンドを受
信したときにデータを返すポーリングモード(POLL)の両方に対応していますので、ポーリングモード
へ変更してください。
MaxiMetシリーズはタイプにより装備されているセンサが異なり、出力できるデータも変わりますが、
ここではGMX600を設定例として扱います。
以下に、センサ定義ファイルの初期設定に基づいてデジタルセンサ対応ロガーと通信する場合の設定
内容を、MaxiMetの設定用ソフトウェアである「MetSet」の設定画面の設定ページ、設定項目と関連付
けて説明します。
なお、記載のない項目につきましては、適宜お使いの環境や運用条件に合わせて設定してください。
※「MetSet」の使用方法につきましては、MetSetの説明書などでご確認ください。
【Comms設定】
設定項目 選択項目 備 考
Protocol GILL
Interface RS232
BaudRate 19200
Node ID Q
Output date 1HZ
Message Mode POLL
【ASCII_Setup設定】
設定項目 選択項目 備 考
Termination CRLF
Echo ON
【Wind設定】
設定項目 選択項目 備 考
North Alignment 0
Sensor Windspeed ON
Wind speed Units MS
【Temparature設定】
設定項目 選択項目 備 考
Temparature Sensor ON
Temparature Units C
Dew point Sensor ON
Dew point units C
【Pressure設定】
設定項目 選択項目 備 考
Pressure Sensor ON
Pressure Units HPA
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【Humidity設定】
設定項目 選択項目 備 考
Humidity Sensor ON
Humidity Units %
【Reporting設定】
Reporting設定は、ReportFormatは[USERDEF]、Select Parameters to Reportは
NODE,DIR,SPEED,CDIR,PRESS,RM,TEMP,DEWPOINT,PRECIPT,PRECIPI,VOLT,STATUS の順に選択します。
「ロガーソフト for FTシリーズ」のセンサ定義ファイルの初期設定では、MaxiMet GMX600の測定デー
タを以下のように出力する設定を前提にしていますので、出力データを変更する場合には下記の設定
を参考に、センサ定義データの内容を実際の出力データに合わせて変更してください。
データ列 データ名 単位 備 考
2 風向 ゚
3 風速 M/s
4 補正風向 ゚ 内蔵のコンパスを基に補正した風向
5 気圧 hPa
6 湿度 %
7 温度 ゚C
8 露点温度 ゚C
9 日積算雨量 mm 0時からの積算雨量
10 分積算雨量 mm 毎1分毎の雨量
2.1.2 データロガーの設定
RS232Cインターフェースでの接続時のデータロガー側の設定について、「ロガーソフト for FTシリー
ズ」に添付しているMaxiMetシリーズGMX600用のセンサ定義ファイルの設定画面で示します。
① Gill_MaxiMetGMX600_232.tcg
設定の留意点としては、電文区切り種別は「CR+LF」、データ種別は「可変長」、データ区切り文
字は「,」(カンマ)、データ検索文字は空白に設定する点です。
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2.2 RS485インターフェースでの接続
Gill Instruments社の複合気象センサMaxiMetシリーズをRS485インターフェースにて接続する場合の設定
について説明します
設定内容や変更方法の詳細については、MaxiMetシリーズの取扱説明書を合わせてご覧ください。
2.2.1 センサ本体の設定
MaxiMetシリーズは、予め設定された時間間隔でデータを出力する自動モード(CONT)と、コマンドを受
信したときにデータを返すポーリングモード(POLL)の両方に対応していますので、ポーリングモード
へ変更してください。
MaxiMetシリーズはタイプにより装備されているセンサが異なり、出力できるデータも変わりますが、
ここではGMX600を設定例として扱います。
以下に、センサ定義ファイルの初期設定に基づいてデジタルセンサ対応ロガーと通信する場合の設定
内容を、MaxiMetの設定用ソフトウェアである「MetSet」の設定画面の設定ページ、設定項目と関連付
けて説明します。
なお、記載のない項目につきましては、適宜お使いの環境や運用条件に合わせて設定してください。
※「MetSet」の使用方法につきましては、MetSetの説明書などでご確認ください。
【Comms設定】
設定項目 選択項目 備 考
Protocol GILL
Interface RS485P2W
BaudRate 19200
Node ID Q
Output date 1HZ
Message Mode POLL
【ASCII_Setup設定】
設定項目 選択項目 備 考
Termination CRLF
Echo ON
【Wind設定】
設定項目 選択項目 備 考
North Alignment 0
Sensor Windspeed ON
Wind speed Units MS
【Temparature設定】
設定項目 選択項目 備 考
Temparature Sensor ON
Temparature Units C
Dew point Sensor ON
Dew point units C
【Pressure設定】
設定項目 選択項目 備 考
Pressure Sensor ON
Pressure Units HPA
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【Humidity設定】
設定項目 選択項目 備 考
Humidity Sensor ON
Humidity Units %
【Reporting設定】
Reporting設定は、ReportFormatは[USERDEF]、Select Parameters to Reportは
NODE,DIR,SPEED,CDIR,PRESS,RM,TEMP,DEWPOINT,PRECIPT,PRECIPI,VOLT,STATUS の順に選択します。
「ロガーソフト for FTシリーズ」のセンサ定義ファイルの初期設定では、MaxiMet GMX600の測定デー
タを以下のように出力する設定を前提にしていますので、出力データを変更する場合には下記の設定
を参考に、センサ定義データの内容を実際の出力データに合わせて変更してください。
データ列 データ名 単位 備 考
2 風向 ゚
3 風速 M/s
4 補正風向 ゚ 内蔵のコンパスを基に補正した風向
5 気圧 hPa
6 湿度 %
7 温度 ゚C
8 露点温度 ゚C
9 日積算雨量 mm 0時からの積算雨量
10 分積算雨量 mm 毎1分毎の雨量
2.2.2 データロガーの設定
RS485インターフェースでの接続時のデータロガー側の設定について、「ロガーソフト for FTシリー
ズ」に添付しているMaxiMetシリーズGMX600用のセンサ定義ファイルの設定画面で示します。
① Gill_MaxiMetGMX600_485.tcg
設定の留意点としては、電文区切り種別は「CR+LF」、データ種別は「可変長」、データ区切り文
字は「,」(カンマ)、データ検索文字は空白に設定する点です。
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2.3 SDI-12インターフェースでの接続
Gill Instruments社の複合気象センサMaxiMetシリーズをSDI-12インターフェースにて接続する場合の設
定について説明します。
設定内容や変更方法の詳細については、MaxiMetシリーズの取扱説明書を合わせてご覧ください。
2.3.1 センサ本体の設定
MaxiMetシリーズは、予め設定された時間間隔でデータを出力する自動モード(CONT)と、コマンドを受
信したときにデータを返すポーリングモード(POLL)の両方に対応していますので、ポーリングモード
へ変更してください。
MaxiMetシリーズはタイプにより装備されているセンサが異なり、出力できるデータも変わりますが、
ここではGMX600を設定例として扱います。
以下に、センサ定義ファイルの初期設定に基づいてデジタルセンサ対応ロガーと通信する場合の設定
内容を、MaxiMetの設定用ソフトウェアである「MetSet」の設定画面の設定ページ、設定項目と関連付
けて説明します。
なお、記載のない項目につきましては、適宜お使いの環境や運用条件に合わせて設定してください。
※「MetSet」の使用方法につきましては、MetSetの説明書などでご確認ください。
【Comms設定】
設定項目 選択項目 備 考
Protocol SDI12
Interface SDI12
【ASCII_Setup設定】
設定項目 選択項目 備 考
Termination CRLF
Echo ON
【Wind設定】
設定項目 選択項目 備 考
North Alignment 0
Sensor Windspeed ON
Wind speed Units MS
【Temparature設定】
設定項目 選択項目 備 考
Temparature Sensor ON
Temparature Units C
Dew point Sensor ON
Dew point units C
【Pressure設定】
設定項目 選択項目 備 考
Pressure Sensor ON
Pressure Units HPA
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【Humidity設定】
設定項目 選択項目 備 考
Humidity Sensor ON
Humidity Units %
【Reporting設定】
Reporting設定は、ReportFormatは[USERDEF]、Select Parameters to Reportは
NODE,DIR,SPEED,CDIR,PRESS,RM,TEMP,DEWPOINT,PRECIPT,PRECIPI,VOLT,STATUS の順に選択します。
「ロガーソフト for FTシリーズ」のセンサ定義ファイルの初期設定では、MaxiMet GMX600の測定デー
タを以下のように出力する設定を前提にしていますので、出力データを変更する場合には下記の設定
を参考に、センサ定義データの内容を実際の出力データに合わせて変更してください。
データ列 データ名 単位 備 考
2 風向 ゚
3 風速 M/s
4 補正風向 ゚ 内蔵のコンパスを基に補正した風向
5 気圧 hPa
6 湿度 %
7 温度 ゚C
8 露点温度 ゚C
9 日積算雨量 mm 0時からの積算雨量
10 分積算雨量 mm 毎1分毎の雨量
2.3.2 データロガーの設定
SDI-12インターフェース接続時のデータロガー側の設定について、「ロガーソフト for FTシリーズ」
に添付しているMaxiMetシリーズGMX600用のセンサ定義ファイルの設定画面で示します。
① Gill_MaxiMetGMX600_SDI.tcg
設定の留意点としては、電文区切り種別は「CR+LF」、データ種別は「可変長」、データ区切り文
字は「+」(プラス)、データ検索文字は空白に設定する点です。
デジタルセンサ設定説明書 Gill Instruments社MaxiMet編
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■ サポートのご案内
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