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Fukuyama University SYLLABUS 2014 専門教育科目 授業科目 アセンブラ 英文名 Assembler 担当教員 新谷 敏朗 単位数 2 対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ パソコンの頭脳であるCPU の機械語とアセンブラ言語を学ぶ。マイクロソフト社の統合 開発環境に備えられている「インラインアセンブラ」の機能を用いて、ソースコードの デバッグを演習形式で行いながら、ハードウェアに依存する処理に関する理解を深 める。 ■授業(学習)の到達目標■ 現在のWindows パソコンで使用されているアセンブラ言語におけるレジスタや基本 的な命令の機能に関する質問に答えられるようになること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ コンピュータ・アーキテクチャ、プログラミング入門、プログラミング入門演習、プログ ラミング応用、プログラミング応用演習、データ構造とアルゴリズムⅠ ■準備学習等の指示■ コンピュータ・アーキテクチャで学んだ内容をよく復習しておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 機械語とは 第2回 テキストファイルの16 進ダンプ 第3回 実行可能プログラムのダンプ 第4回 パソコン・ハードウェアに関する復習 第5回 パソコン用CPU の歴史 第6回 レジスタ 第7回 デバッガによるステップ実行 第8回 データ転送命令 第9回 算術演算命令 10 分岐命令 11 繰り返し処理 12 サブルーティン 13 論理演算命令 14 ローテート、シフト命令 15 C 言語とアセンブラ言語の関係 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 定期試験の結果により評価する ■使用テキスト■ 『はじめて読むPentium - マシン語入門編 -蒲池輝尚・水越康晴 ASCI 2004 9784756144669 ■参考書■ 専門教育科目 授業科目 アプリデザイン演習 英文名 担当教員 宮崎 光二・片桐 重和 単位数 2 対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ Android iOS 上での基本的なソフトウェア(アプリ)開発や関連知識の習得と、デバイ ス端末実機への実装を目標にして、アプリの総括的な開発方法を学ぶ。また、数人 でチームを組み、複数人で協力してアプリの作成に取り組む。 ■授業(学習)の到達目標■ アプリ開発に関する基礎知識を学び、開発環境を利用できるようになる。さらに複数 人で協力して簡単なオリジナルのアプリを企画し、作成できるようになる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ C 言語と Java 言語を一通り習得しておくこと。また、真面目に取り組む意思があるこ と。 ■準備学習等の指示■ 前回の授業の復習をしておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 アプリ開発の基本と授業の概要 第2回 開発環境の構築(1) 第3回 開発環境の構築(2) 第4回 初歩的なアプリの作成(設計) 第5回 初歩的なアプリの作成(コーディング) 第6回 初歩的なアプリの作成(テスト・デバッグ) 第7回 初歩的なアプリの作成(最終工程) 第8回 中間報告 第9回 オリジナルアプリの調査 10 オリジナルアプリの企画・画面設計 11 オリジナルアプリの開発(クラス設計) 12 オリジナルアプリの開発(画面デザイン、部品作成) 13 オリジナルアプリの開発(遷移、アクション処理) 14 オリジナルアプリの動作確認・調整 15 最終報告、総括 ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 前回の授業の復習をしておくこと。 ■使用テキスト■ 『基礎からの Android プログラミング』 金田浩明 ソフトバンククリエイティブ ISBN978-4-7973-6948-9 ■参考書■ 65

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Fukuyama University SYLLABUS 2014

専門教育科目

授業科目 アセンブラ

英 文 名 Assembler

担当教員 新谷 敏朗

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ パソコンの頭脳であるCPUの機械語とアセンブラ言語を学ぶ。マイクロソフト社の統合開発環境に備えられている「インラインアセンブラ」の機能を用いて、ソースコードのデバッグを演習形式で行いながら、ハードウェアに依存する処理に関する理解を深める。 ■授業(学習)の到達目標■ 現在のWindowsパソコンで使用されているアセンブラ言語におけるレジスタや基本的な命令の機能に関する質問に答えられるようになること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ コンピュータ・アーキテクチャ、プログラミング入門、プログラミング入門演習、プログラミング応用、プログラミング応用演習、データ構造とアルゴリズムⅠ ■準備学習等の指示■ コンピュータ・アーキテクチャで学んだ内容をよく復習しておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 機械語とは 第2回 テキストファイルの16進ダンプ 第3回 実行可能プログラムのダンプ 第4回 パソコン・ハードウェアに関する復習 第5回 パソコン用CPUの歴史 第6回 レジスタ 第7回 デバッガによるステップ実行 第8回 データ転送命令 第9回 算術演算命令 第10回 分岐命令 第11回 繰り返し処理 第12回 サブルーティン 第13回 論理演算命令 第14回 ローテート、シフト命令 第15回 C言語とアセンブラ言語の関係 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 定期試験の結果により評価する ■使用テキスト■ 『はじめて読むPentium -マシン語入門編-』 蒲池輝尚・水越康晴 ASCII 2004 9784756144669 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 アプリデザイン演習

英 文 名

担当教員 宮崎 光二・片桐 重和

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ Androidや iOS上での基本的なソフトウェア(アプリ)開発や関連知識の習得と、デバイス端末実機への実装を目標にして、アプリの総括的な開発方法を学ぶ。また、数人でチームを組み、複数人で協力してアプリの作成に取り組む。 ■授業(学習)の到達目標■ アプリ開発に関する基礎知識を学び、開発環境を利用できるようになる。さらに複数人で協力して簡単なオリジナルのアプリを企画し、作成できるようになる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ C言語とJava言語を一通り習得しておくこと。また、真面目に取り組む意思があること。 ■準備学習等の指示■ 前回の授業の復習をしておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 アプリ開発の基本と授業の概要 第2回 開発環境の構築(1) 第3回 開発環境の構築(2) 第4回 初歩的なアプリの作成(設計) 第5回 初歩的なアプリの作成(コーディング) 第6回 初歩的なアプリの作成(テスト・デバッグ) 第7回 初歩的なアプリの作成(最終工程) 第8回 中間報告 第9回 オリジナルアプリの調査 第10回 オリジナルアプリの企画・画面設計 第11回 オリジナルアプリの開発(クラス設計) 第12回 オリジナルアプリの開発(画面デザイン、部品作成) 第13回 オリジナルアプリの開発(遷移、アクション処理) 第14回 オリジナルアプリの動作確認・調整 第15回 最終報告、総括 ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 前回の授業の復習をしておくこと。 ■使用テキスト■ 『基礎からのAndroidプログラミング』 金田浩明 ソフトバンククリエイティブ ISBN978-4-7973-6948-9 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 暗号とセキュリティ

英 文 名 Cryptography and Security

担当教員 服部 進

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ セキュリティはデータの秘密保護、ネットワークの回線制御、電子商取引の保護に欠くことのできない技術である。セキュリティの中心は暗号技術であるが,講義では暗号の基本を説明するとともに,ネットワークとデータベースに対する脅威の内容とその対策全体を概観する。ITパスポートおよび基本情報技術者試験の問題を随時解きながら進める。理解を確認するため,毎回前回の内容を小試験する。 ■授業(学習)の到達目標■ 情報システムとくにネットワークに対する脅威とそのセキュリティ対策を理解し説明できる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ コンピュータネットワーク、データベースシステム,情報システム。とくにコンピュータネットワークの知識は既知とするので、忘れていれば復習しておくこと。 ■準備学習等の指示■ 小試験のための復習が必要である。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 セキュリティの考え方 第2回 侵入の手順,ポートスキャン 第3回 盗聴,コンピュータウィルス 第4回 暗号化の方法 第5回 共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式 第6回 ハッシュ関数,電子署名 第7回 SSL、S/MIME、PGP 第8回 ファイアウォールの機能と構成 第9回 サーバの要塞化 第10回 認証の強化 第11回 VPN 第12回 RASの脆弱性 第13回 セキュリティポリシーの概念 第14回 リスク評価 第15回 情報セキュリティの国際標準 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 期末試験、授業態度、小試験で評価して単位を与える。 ■使用テキスト■ 『図解入門 よくわかる最新情報セキュリティの基本と仕組み―基礎から学ぶセキュリティリテラシー、対策の基礎第3版』 相戸 浩志 秀和システム 2010 978-4798025582 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 Webデザイン

英 文 名 Web design

担当教員 中嶋 健明・片桐 重和

単 位 数 B/(2)

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ インターネットをはじめとする、多様化したメディアの中にあって、直感的に内容を伝える手段として、CGをはじめとするグラフィックスは欠かすことのできない存在です。 ■授業(学習)の到達目標■ 課題の制作を通して、デザイン能力を習得し、作品の発表を合評方式とすることで、客観的判断力、プレゼンテーション能力をも併せて習得します。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 実用情報処理演習Ⅲ ■準備学習等の指示■ 多くのWebページに触れておくことが望ましい。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 オリエンテーション (全回,中嶋・片桐で担当) 第2回 物の形の認識 第3回 スケッチによる形態の観察、表現 第4回 プレゼンテーションツールを使ったアニメーション表現 (絵コンテ制

作) 第5回 プレゼンテーションツールを使ったアニメーション表現 (絵コンテ制

作2) 第6回 プレゼンテーションツールを使ったアニメーション表現 (アニメーシ

ョン制作) 第7回 プレゼンテーションツールを使ったアニメーション表現 (アニメーシ

ョン制作2) 第8回 プレゼンテーションツールを使ったアニメーション表現 (作品発表) 第9回 グラフィックソフトによるデザイン制作(色彩) 第10回 グラフィックソフトによるデザイン制作(色彩2) 第11回 グラフィックソフトによるデザイン制作(タイポグラフィー) 第12回 グラフィックソフトによるデザイン制作(タイポグラフィー2) 第13回 グラフィックソフトによるデザイン制作(画面レイアウト) 第14回 グラフィックソフトによるデザイン制作(画面レイアウト2) 第15回 作品発表 ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 授業内において作成された、課題作品による評価 ■使用テキスト■ ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 Webプログラミング

英 文 名 Web Programming

担当教員 片桐 重和

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ WWW(World Wide Web)は、今やインターネットには欠かせない基盤技術であり、これを利用したアプリケーションが広く使われている。この授業では、Webを使った簡単なアプリケーションの構築技術について学習する。 ■授業(学習)の到達目標■ Webを使った簡単なアプリケーションを構築できるようになることを目的とする。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ データベースシステム ■準備学習等の指示■ HTML言語を理解していることが望ましい。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 Webプログラミング概要と基礎知識の復習 第2回 HTML・CSS(基礎) 第3回 HTML・CSS(応用) 第4回 SQL言語(応用) 第5回 PHP言語(基礎) 第6回 PHP言語(応用) 第7回 掲示板の作成(基礎) 第8回 掲示板の作成(応用) 第9回 Flash・ActionScriptとの連携(基礎) 第10回 Flash・ActionScriptとの連携(応用) 第11回 Apache・PHP・SQL言語によるWebデータベース構築(基礎) 第12回 Apache・PHP・SQL言語によるWebデータベース構築(応用) 第13回 セキュリティとユーザー認証(応用) 第14回 テーマに沿ったWebアプリケーションの作成演習(基礎編) 第15回 テーマに沿ったWebアプリケーションの作成演習(応用編) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ テーマごとのレポート及び期末試験により評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

専門教育科目

授業科目 オートマトンとコンパイラ

英 文 名 Automaton and Compiler

担当教員 新谷 敏朗

単 位 数 2

対象学生 3TI(H22~) ■授業のねらい・概要■ プログラミング言語処理系に関する理解を深め,そのための基礎的な概念であるオートマトンと具体的な例であるコンパイラについて学ぶ ■授業(学習)の到達目標■ オートマトンとコンパイラに関する基本的な質問に答えられるようになること ■履修しておくことが望ましい科目等■ プログラミングとオペレーティングシステムに関する講義 ■準備学習等の指示■ 教科書の内容をできるだけ予習しておくこと ■回数ごとの授業内容■ 第1回 計算機と言語処理系の歴史 第2回 T図式 第3回 プログラミング言語と文法 第4回 正規言語と正規文法 第5回 有限オートマトン 第6回 文脈自由文法とプッシュダウンオートマトン 第7回 字句解析 第8回 文法モデル 第9回 構文解析 第10回 意味解析 第11回 中間コード生成 第12回 最適化 第13回 目的コード作成 第14回 構文解析生成システムyacc 第15回 字句解析生成システム lex ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 定期試験の結果により評価する ■使用テキスト■ 『コンパイラ』 大川知,鈴木太郎 近代科学社 2008 978-4-7649-0359-3 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 応用数学

英 文 名 Applied Mathmatics

担当教員 占部 逸正

単 位 数 2

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ 情報工学と関連の深い応用数学のひとつの分野である確率統計および与えられた問題を数値的に取り扱う数値解析法の基礎およびアルゴリズムを理解する。 ■授業(学習)の到達目標■ ①確率計算ができる。②主要な確率分布を応用できる。③簡単な関数の数値解を計算することができる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 基礎数学Ⅰ、基礎数学Ⅱ、論理回路 ■準備学習等の指示■ 各回の授業内容に合わせた事前学習および復習を行うこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 序論(講義の目標、学習法、評価法、位置づけ、統計的方法の意

味) 第2回 確率の基本定理(確率の計算ができる) 第3回 条件付確率とベイズの定理(条件付確率の計算ができる) 第4回 確率変数、確率分布(平均、分散(標準偏差)の取り扱いができる) 第5回 期待値(期待値の計算ができる) 第6回 2項分布(2項確率の計算ができる) 第7回 正規分布(標準確率分布を導出し統計に利用できる) 第8回 標本抽出(無作為抽出による平均値の取り扱いを統計に利用できる) 第9回 数値的方法の一般論(数値的方法の各ステップを説明できる) 第10回 不動小数点形式(2進数の浮動小数点表示ができる) 第11回 丸めと誤差(丸め誤差の上限の意味を説明できる) 第12回 アルゴリズムと収束(級数の擬似コードが書ける) 第13回 方程式の反復法(不動点反復法と収束条件を理解し擬似コードが書

ける) 第14回 ニュートン法とセカント法(簡単な方程式をニュートン法とセカント法で

解ける) 第15回 連立方程式の解法(Gaussの消去法で連立方程式が解ける) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 中間試験および期末試験の結果の総合評価により判定する。 ■使用テキスト■ 『初等統計学』 ホーエル著、浅井晃他訳 倍風館 ISBN978-4-563-00839-0 『数値解析』 E.クライツイグ 田村訳 倍風館 ISBN4-563-01119-3 ■参考書■ 『数値解析入門』 横田 壽 開成出版

専門教育科目

授業科目 オペレーションズリサーチ

英 文 名 Operatons Research

担当教員 服部 進

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ オペレーションズリサーチ(OR)は、本来「軍事作戦研究」を意味していたが、現在では情報システムの設計に広く用いられている最適化法である。ORの内容は多岐に渡るが、在庫管理,データと予測,日程管理,待ち行列理論,ゲーム理論,線型計画の基礎を扱う。2回に1回前回の内容の理解を確認するために小試験を実施する。 ■授業(学習)の到達目標■ オペレーションズリサーチの基本的な方法を理解して説明できる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ コンピュータネットワーク、離散数学、応用数学、情報システム、データベースシステム ■準備学習等の指示■ 小試験を行うので、復習が必要である。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 はじめに 第2回 在庫管理-効率の良い保管方法 第3回 在庫管理-定期発注と定量発注 第4回 データと予測-将来を考えて在庫を管理する 第5回 データと予測―ABC分析 第6回 日程計画-仕事をスマートに実行する 第7回 日程計画法―PERT 第8回 待ち行列-「待つ」と「行列」を解決する 第9回 待ち行列-稼働率と行列の長さ 第10回 ゲーム理論-ライバルとの駆け引きに勝つ 第11回 ゲーム理論-マックスミニ戦略 第12回 線型計画法―仕事の効率を高める 第13回 線型計画法―図式解法 第14回 ネットワーク計画―最適な回り道を見つける 第15回 ネットワーク計画-ダイクストラの方法 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 期末試験,授業の態度,小試験の成績で評価する ■使用テキスト■ 『入門オペレーションズ・リサーチ』 松井泰子、根本俊男、宇野毅明 東海大学出版会 2008 978-4486017448 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 オペレーティングシステム

英 文 名 Operating System

担当教員 尾関 孝史

単 位 数 ②

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ オペレーティングシステム(OS)は、コンピュータのハードウェアとソフトウエアを管理して、ユーザに対しては使いやすい環境を提供する、最も基本的かつ重要なソフトウエアである。情報処理技術者としては、OSの基本的な内部構成や動作原理を正しく理解して、コンピュータシステムの機能を有効に活用することが要求される。本講義では、OSの基本概念や原理について学ぶ。 ■授業(学習)の到達目標■ オペレーティングシステムの基本的な内部構成や動作原理を正しく理解して説明できること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ UNIX入門及びプログラミング入門 ■準備学習等の指示■ 教科書の該当部分を事前に読んでおくこと ■回数ごとの授業内容■ 第1回 オペレーティングシステム序論 第2回 CPUの仮想化:プロセス 第3回 CPUの仮想化:スケジューリング 第4回 並列プロセス:排他制御基礎 第5回 並列プロセス:セマフォア 第6回 並列プロセス:モニタ 第7回 主記憶管理:主記憶管理基礎 第8回 主記憶管理:主記憶割り当て 第9回 主記憶管理:ページング 第10回 主記憶管理:セグメンテーション、ページ化セグメンテーション 第11回 主記憶管理:仮想記憶 第12回 主記憶管理:ページ置き換え方式 第13回 ファイル:ファイル基礎 第14回 ファイル:より進んだファイルシステム 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 期末試験により評価する ■使用テキスト■ 『オペレーティングシステム』 松尾啓志 森北出版 2005 978-4-627-81011-2 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 画像処理

英 文 名 Image Processing

担当教員 服部 進

単 位 数 2

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ ディジタル画像処理はハード・ソフトの進歩とともに急速に進み、ハイビジョンや携帯端末などに広く使われている。画像処理が扱う領域は、信号処理、狭い意味の画像処理、画像計測、認識、動画像処理と幅広い。この授業では技術の基礎事項を体系的に講義し,画像処理エンジニア検定(ベーシック)の準備になるよう配慮する。とくに現在ではテレビジョンがすべて画像処理で行われるようになったので、それに関連する技術の解説に重点を置く。できるだけスライドを使って直感的に理解できるようにして、フーリエ変換以外の格別の予備知識は必要としないように組み立てる。毎回小試験を行って理解度をチェックする。 ■授業(学習)の到達目標■ ディジタル画像の生成、表現、基本的な画像処理技術が理解できること。とくにテレビジョンはアナログ画像のAD変換、符号化、ディジタルコサイン変換、フィルタリング、画像の圧縮と展開技術、色の取り扱いが本質的に重要であり、これらを理解し、説明できるのが到達目標である。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 情報工学入門 ■準備学習等の指示■ 毎回行う小試験のための復習が必要である。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 デジタル画像処理とは 第2回 デジタルカメラと画像のディジタル化 第3回 カラー画像のしくみ 第4回 デジタル画像の雑音除去フィルタ 第5回 デジタル画像のエッジ抽出フィルタ 第6回 画像の明るさを変える処理 第7回 印刷のための画像処理 第8回 フーリエ変換 第9回 離散コサイン変換 第10回 静止画と圧縮のしくみ 第11回 動画像のしくみ 第12回 MPEG2のしくみ 第13回 テレビ放送と画像処理 第14回 コンピュータビジョンとロボットビジョン 第15回 自動車のための画像処理 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 期末試験、小試験,授業態度で評価したうえで単位を与える。 ■使用テキスト■ 『図解でわかるはじめてのデジタル画像処理』 山田宏尚 技術評論社 2008 978-4-7741-3494-9 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 基礎数学Ⅰ

英 文 名 Fundamentals of Mathematics Ⅰ

担当教員 占部 逸正

単 位 数 2

対象学生 1TI ■授業のねらい・概要■ 情報工学の基礎になる数学の基礎的事項を学習し、演習により計算力の向上を図りながら基本的な関数の取扱いや論理的な思考方法を身につける。 ■授業(学習)の到達目標■ ①整式の計算ができる。②基本的な関数の性質を応用できる。③集合と場合の数を計算することができる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 高校数学ⅠA ■準備学習等の指示■ 各回の授業の目標に合わせた事項(式の計算、関数、集合と場合の数など)の予習を行っておくこと。また、各授業で行った演習の復習を行うこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 整式の計算(整式の計算ができる) 第2回 因数分解(整式の因数分解ができる) 第3回 分数式(分数式の計算ができる) 第4回 無理式(無理式や累乗根の計算ができる) 第5回 関数関係とは(関数関係の表現に使用される様々 な表現方法を説

明できる) 第6回 2次関数(平方完成してグラフ表現ができる。関数の最大と最小を求

めることができる) 第7回 指数関数(指数関数のグラフ表現ができる。指数法則を使うことがで

きる) 第8回 対数関数(対数関数のグラフ表現ができる。対数法則を使うことがで

きる) 第9回 三角関数(角度の一般角表示ができ、三角関数の値を求めることが

できる) 第10回 加法定理(三角関数の加法定理を半角や倍角の定理に応用ができ

る) 第11回 関数関係の表現法(自然や社会現象を簡単な数式で表現できる) 第12回 集合と部分集合(共通部分、和集合、全体集合と補集合の関係を説

明することができる) 第13回 集合と要素(集合の関係と要素の個数を求めることができる) 第14回 順列(順序を考えて並べる場合や同じものを使う場合の順列の計算

ができる) 第15回 組合せ(順序を考えないでものを選ぶ場合や重複を許してとる組合

せの計算ができる) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ ①整式の計算、②基本的な関数の性質の理解度、③集合と場合の数の計算について中間試験および期末試験の結果を総合評価する。 ■使用テキスト■ 『数理科学へのアプローチ』 占部逸正 大学教育出版 2012 ISBN978-4-86429-153-8 C3041 ■参考書■ 『教養の数学』 教養の数学編集委員会 学術図書出版社 ISBN978-4-7806-0065-0 C3401

専門教育科目

授業科目 基礎数学Ⅱ

英 文 名 Fundamentals of Mathematics Ⅱ)

担当教員 占部 逸正

単 位 数 2

対象学生 1TI ■授業のねらい・概要■ 基礎数学Ⅰに続いて、数学の基礎的事項を学習する。基礎数学Ⅰと同様に計算力の向上を図りながら、個数の処理と確率、ベクトル、行列の計算法などを身につける。 ■授業(学習)の到達目標■ ①様々 な条件下の確率の計算ができる、②ベクトルの演算と空間図形表現への応用ができる、③行列の計算ができ変換等に応用できること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 基礎数学Ⅰ ■準備学習等の指示■ 各回の授業の目標に合わせた(確率の基本性質、ベクトル、行列の演算など)予習を行っておくこと。また、各授業で行った演習の復習を行うこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 事象と確率(場合の数の比として確率を計算できる) 第2回 確率の基本性質(加法定理、余事象の確率の応用ができる) 第3回 独立試行の確率(独立な事象の確率を計算できる) 第4回 独立な反復試行の確率(起こる確率が決まった事象の反復事象の

確率計算ができる) 第5回 積事象の確率(条件付確率の計算ができる) 第6回 ベクトルの演算(和と差、スカラー倍、位置ベクトル表示ができる) 第7回 平面ベクトルの内積(成分表示と内積の計算ができる) 第8回 空間ベクトルの内積(方向ベクトルを用いた成分表示と内積の計算

ができる) 第9回 空間図形とベクトル方程式(直線とその位置関係を空間ベクトルで表

現できる) 第10回 平面と空間ベクトル(面の方程式を求めることができる) 第11回 行列とは(数の集まりとしての行列の和と差、定数倍の演算ができる) 第12回 行列の積(単位行列、零行列の説明ができ、行列の積の計算ができ

る) 第13回 逆行列(逆行列の計算ができ、連立方程式の解法に応用できる) 第14回 一次変換(一次変換に行列を応用できる) 第15回 行列式(行列式の計算ができ、連立方程式の解法に応用できる) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 確率の計算、ベクトルの演算と空間図形表現への応用、行列の計算などについて中間試験および期末試験の結果を総合的に評価する。 ■使用テキスト■ 『数理科学へのアプローチ』 占部逸正 大学教育出版 2012 ISBN978-4-86429-153-8 C3041 ■参考書■ 『教養の数学』 教養の数学編集委員会 学術図書出版社

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専門教育科目

授業科目 機械工学概論

英 文 名 Fluid Mechanics

担当教員 真鍋 圭司・中東 潤

単 位 数 2

対象学生 4TI ■授業のねらい・概要■ 本授業は幅広い機械工学の知識を身につける。また、これから習う機械工学の数々の科目の学修意欲を向上することがねらいである。具体的には、機械工学諸分野の基本的な内容について学び、機械のメカニズムや機械に対する理解が得られるようにする。内容的には、広く浅く機械工学の勉強内容を見渡せる程度に難易度をとどめておく予定である。 ■授業(学習)の到達目標■ 機械工学の各分野における入門的な事項について理解する.機械工学の各分野における基礎的諸量を説明でき,算出できる.機械の構造や仕組みを理解し,説明できる.機械工学の全体概要を捉え,理解し,説明できる. ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし。 ■準備学習等の指示■ 機械工学のいろいろな専門用語に慣れるため、教科書をよく読むこと。特に予習を兼ねて、教科書に目を通してから授業を受けるのが望ましい。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 はじめに 機械の始まり、単位について(真鍋) 第2回 工業力学(真鍋) 第3回 材料力学(1) 応力、ひずみ(真鍋) 第4回 材料力学(2) はり、曲げ(真鍋) 第5回 流体力学(1)静水力学(真鍋) 第6回 流体力学(2)動水力学(真鍋) 第7回 機械工作法(真鍋) 第8回 熱力学(内田) 第9回 これまでの復習問題(真鍋、内田) 第10回 機械要素・設計(内田) 第11回 計測・制御(1)計測(内田) 第12回 計測・制御(2)制御(内田) 第13回 メカトロニクス(1)機械と電気(内田) 第14回 メカトロニクス(2)自動化(内田) 第15回 まとめ(内田) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 授業に対する真面目な取り組みと、真剣さを重視する。また、レポート、期末テストなどを考慮して総合的に評価する。 ■使用テキスト■ 『機械工学概論』 木本恭司編 コロナ社 2002 978-4339044515 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 キャリアデザインⅡ

英 文 名 Career design Ⅱ

担当教員 前田 吉広

単 位 数 ②

対象学生 2T(~H22) ■授業のねらい・概要■ この授業では、大学生活を積極的かつ有意義に過ごすために、将来自分が社会のなかでどのように働き、どのように生きていくのかについて主体的に考える。また、その中で生じてきた様々な課題に取り組むことで、キャリア設計の基礎作りをおこなうことを目的としています。 ■授業(学習)の到達目標■ 自らの主体性を磨き、社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)を高めることを目標とします。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ キャリアデザインⅠ ■準備学習等の指示■ 授業で出された課題を必ず提出し、授業の内容を十分に復習すること。社会との接触、学内外の課外活動を積極的におこなうこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 はじめに、1年次を振り返る 第2回 自身を知る (興味を知る、ライフラインを描く) 第3回 個性の傾向を見つける 第4回 今について考える 第5回 キャリアの目的を明確にする 第6回 パーソナルビジネスモデルをつくる、計画を立てる 第7回 自身の価値を理解する 第8回 課題解決力、論理的思考力を身につけよう 第9回 PDCAを意識する 第10回 課題解決のケーススタディ1(前編)調査・研究の計画立案

(Plan-Do) 第11回 課題解決のケーススタディ1(後編)調査・研究の計画立案

(Check-Action) 第12回 課題解決のケーススタディ2(前編)イベント運営の計画立案

(Plan-Do) 第13回 課題解決のケーススタディ2(後編)イベント運営の計画立案

(Check-Action) 第14回 振り返り、目標と行動計画の設定 第15回 発表、まとめ ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 授業への取り組み、提出する課題により総合的に評価します。また、出席状況も考慮します。 ■使用テキスト■ 『ビジネスモデルYOU』 ティム・クラーク 翔泳社 2012 978-4798128146 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 キャリアデザインⅢ

英 文 名 Career design Ⅲ

担当教員 磯﨑 紀夫・葛馬 加奈

単 位 数 2

対象学生 3TA(H23)・3TI(H23)・3TG(H23) ■授業のねらい・概要■ 本講座は、企業の実態、エンジニアの実態、求められるエンジニア像について講義を行うと同時に、講義を通じて受講学生のキャリアデザイン構築を図ることを目的としている。グループワーク・グループ討議・発表を取り入れた双方向の講義を実施する。 ■授業(学習)の到達目標■ 自己の考えを持って受講し、他者の意見を取り入れつつ、自己の意見をまとめ、発表できるレベルを目指す。講義を受講する中で、より高い次元のエンジニアを目指すという目標設定の構築を図る。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ なし ■準備学習等の指示■ 新聞等でキャリア構築に役立つ記事を読んで考えをまとめておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 オリエンテーション(講義スケジュール説明)、受講目標設定(磯﨑

紀夫) 第2回 技術系企業調査ワークシート作成(磯﨑紀夫) 第3回 エンジニア人脈構築の方策を考える(磯﨑紀夫) 第4回 製造業における正規雇用と非正規雇用の問題点(磯﨑紀夫) 第5回 日本市場が求める技術者人材とは(磯﨑紀夫) 第6回 技術者に求められるコミュニケーション能力を身につける:基礎編

(葛馬加奈) 第7回 技術者に求められるコミュニケーション能力を身につける:実践編

(葛馬加奈) 第8回 企業が求める技術者像(葛馬加奈) 第9回 エンジニアのためのキャリアデザインSWOT分析(磯﨑紀夫) 第10回 長所・短所・価値観からキャリアデザインを考える(磯﨑紀夫) 第11回 エンジニアに必要な社会人基礎力(磯﨑紀夫) 第12回 技術系企業が選考で重視する点(磯﨑紀夫) 第13回 幸福感を味わえる仕事と巡り合うために(磯﨑紀夫) 第14回 グループ討議(磯﨑紀夫) 第15回 レポート作成(磯﨑紀夫) ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 出席(20%)、講義中の発表(20%)、キャリアデザインシートの提出(20%)、企業調査ワークシートの提出(10%)、最終回レポート(30%) ■使用テキスト■ ■参考書■

専門教育科目

授業科目 キャリアデザインエンジニアリング入門

英 文 名 Career design Engineering

担当教員 磯﨑 紀夫・葛馬 加奈

単 位 数 2

対象学生 3TI(~H22,H24~)・3TA(H24)・2TG(H24~) ■授業のねらい・概要■ 本講座は、企業の実態、エンジニアの実態、求められるエンジニア像について講義を行うと同時に、講義を通じて受講学生のキャリアデザイン構築を図ることを目的としている。グループワーク・グループ討議・発表を取り入れた双方向の講義を実施する。 ■授業(学習)の到達目標■ 自己の考えを持って受講し、他者の意見を取り入れつつ、自己の意見をまとめ、発表できるレベルを目指す。講義を受講する中で、より高い次元のエンジニアを目指すという目標設定の構築を図る。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ なし ■準備学習等の指示■ 新聞等でキャリア構築に役立つ記事を読んで考えをまとめておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 オリエンテーション(講義スケジュール説明)、受講目標設定(磯﨑

紀夫) 第2回 技術系企業調査ワークシート作成(磯﨑紀夫) 第3回 エンジニア人脈構築の方策を考える(磯﨑紀夫) 第4回 製造業における正規雇用と非正規雇用の問題点(磯﨑紀夫) 第5回 日本市場が求める技術者人材とは(磯﨑紀夫) 第6回 技術者に求められるコミュニケーション能力を身につける:基礎編

(葛馬加奈) 第7回 技術者に求められるコミュニケーション能力を身につける:実践編

(葛馬加奈) 第8回 企業が求める技術者像(葛馬加奈) 第9回 エンジニアのためのキャリアデザインSWOT分析(磯﨑紀夫) 第10回 長所・短所・価値観からキャリアデザインを考える(磯﨑紀夫) 第11回 エンジニアに必要な社会人基礎力(磯﨑紀夫) 第12回 技術系企業が選考で重視する点(磯﨑紀夫) 第13回 幸福感を味わえる仕事と巡り合うために(磯﨑紀夫) 第14回 グループ討議(磯﨑紀夫) 第15回 レポート作成(磯﨑紀夫) ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 出席(20%)、講義中の発表(20%)、キャリアデザインシートの提出(20%)、企業調査ワークシートの提出(10%)、最終回レポート(30%) ■使用テキスト■ ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 ゲームプログラミング

英 文 名 Game Programming

担当教員 新谷 敏朗

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ Windows上で動作するコンピュータゲームを作成する方法を学ぶ。具体的には、まず1) Windows APIを用いてビットマップを表示すること、2) ビットマップを移動させること、3) マルチメディア表現を学び、次に典型的なゲームで使用されるデータ構造とアルゴリズムを学び、最後に2D・3Dグラフィックス環境においてゲームエンジンを使用してゲームを作成する方法を学ぶ。 ■授業(学習)の到達目標■ 1) Windows APIに関する用語を理解すること、2) C言語で書かれたサンプルコードの動作を説明できること、3) 与えられた仕様を満たすゲームのプロトタイプをゲームエンジンを用いて作成できるようになることを目標とする。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ プログラミング入門、プログラミング入門演習、プログラミング応用、プログラミング応用演習、情報工学演習Ⅰ、コンピュータグラフィックス、コンピュータグラフィックス演習、データ構造とアルゴリズムⅠ・Ⅱ、数学Ⅰ・Ⅱ ■準備学習等の指示■ C言語の文法を復習しておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 Windows統合開発環境 第2回 Windows API 第3回 グラフィックス関数とビットマップ表示 第4回 アニメーションとマルチメディア 第5回 地雷掃討ゲーム(1) データ構造 第6回 地雷掃討ゲーム(2) アルゴリズム 第7回 地雷掃討ゲーム(3) グラフィックス 第8回 落ちものパズル(1) データ構造 第9回 落ちものパズル(2)アルゴリズム 第10回 トランプの一人遊び 第11回 ゲームエンジンの使用 第12回 舞台 第13回 台本 第14回 AI 第15回 GUI ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 定期試験の結果と授業中に作成したプログラムの内容をあわせて評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■ 『Unityで始めるゲームづくり』 ミシェル・メナード ソフトバンククリエイティブ 2011 978-4-7973-6772-0

専門教育科目

授業科目 交通情報システム

英 文 名 Traffic Information Systems

担当教員 清水 光

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ 交通は、人や物が意図を持って空間的に移動することと定義されている。本授業では、近年、自動車交通の発展に伴って問題となっている交通渋滞や交通事故の有効な対策の一つである信号制御システムの開発について述べる。主な内容は、信号制御システム、自動制御、システム開発、そして、動的経路誘導システムである。本授業の受講を通して、道路交通流の主な制御法について理解する。 ■授業(学習)の到達目標■ 受講生の理解度をチェックするために小テストや中間試験を実施する。小テストや中間試験を通して、信号制御システムや動的経路誘導システムの構成や機能について理解することを目標にしている。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 情報システム ■準備学習等の指示■ 授業内容について予習しておく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 自動車交通の発展 第2回 自動車交通の課題と対策 第3回 道路設計 第4回 交通流ダイナミクスと渋滞のメカニズム 第5回 交通規制 第6回 信号制御システム 第7回 自動制御 第8回 信号制御パラメータの最適化 第9回 信号制御システムの開発 第10回 リンク旅行時間の推定 第11回 動的経路誘導システムの開発 第12回 統合的交通流制御システムの構成 第13回 交通情報システムの構成 第14回 信号制御システムのまとめ 第15回 動的経路誘導システムのまとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ レポートや中間試験、定期試験の成績に基づいて評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 コンパイラ

英 文 名 Compiler

担当教員 新谷 敏朗

単 位 数 2

対象学生 4TI(~H21) ■授業のねらい・概要■ プログラミング言語処理系に関する理解を深め,そのための基礎的な概念であるオートマトンと具体的な例であるコンパイラについて学ぶ ■授業(学習)の到達目標■ オートマトンとコンパイラに関する基本的な質問に答えられるようになること ■履修しておくことが望ましい科目等■ プログラミングとオペレーティングシステムに関する講義 ■準備学習等の指示■ 教科書の内容をできるだけ予習しておくこと ■回数ごとの授業内容■ 第1回 計算機と言語処理系の歴史 第2回 T図式 第3回 プログラミング言語と文法 第4回 正規言語と正規文法 第5回 有限オートマトン 第6回 文脈自由文法とプッシュダウンオートマトン 第7回 字句解析 第8回 文法モデル 第9回 構文解析 第10回 意味解析 第11回 中間コード生成 第12回 最適化 第13回 目的コード作成 第14回 構文解析生成システムyacc 第15回 字句解析生成システム lex ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 定期試験の結果により評価する ■使用テキスト■ 『コンパイラ』 大川知,鈴木太郎 近代科学社 2008 978-4-7649-0359-3 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 コンピュータアーキテクチャ

英 文 名 Computer Architecture

担当教員 服部 進

単 位 数 ②

対象学生 1TI(H22~) ■授業のねらい・概要■ コンピュータアーキテクチャはコンピュータとくにハードウェアの論理的構造を意味する。具体的にはプロセッサが機械語命令を解読し実行する機能、メモリが命令やデータを保持する機能、および入出力装置とそのインタフェースの構成である。命令やデータの制御はわかりにくいので,講義にはスライドを使って視覚的に理解できるように配慮する。しかし2進数の演算やプロセッサの動作などは直感的な理解では限界があるので、鉛筆で計算と図示をおこなう習慣をつけてほしい。黒板での説明も併用する。内容は順次積み上げになっているので、前回の知識が次回に必要である。理解度を確認するために毎回前回の内容を小試験する。 ■授業(学習)の到達目標■ 基数変換やアドレス指定などのプロセッサの処理が理解できる。さらにプロセッサ、メモリ、補助記憶装置の構造とデータの制御方法が理解でき説明できる。最終的には基本情報技術者試験の関連する問題を解くことができる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 情報工学入門 ■準備学習等の指示■ 小試験のために復習が必要である。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 データ表現(1) 数値変換 第2回 データ表現(2) 数値表現 第3回 データ表現(3) 演算と精度 第4回 データ表現(4) 非数値表現 第5回 情報素子 第6回 プロセッサアーキテクチャ(1) プロセッサの構造と動作原理 第7回 プロセッサアーキテクチャ(2) 演算のしくみ 第8回 プロセッサアーキテクチャ(3) プロセッサの性能 第9回 メモリーアーキテクチャ メモリの種類,容量,性能 第10回 メモリーアーキテクチャ メモリの構成,主記憶の高速化 第11回 キャッシュメモリアーキテクチャ 第12回 補助記憶装置 磁気ディスク、DVD装置、BD装置 第13回 入出力アーキテクチャと装置(1) 入出力制御方式 第14回 入出力アーキテクチャと装置(2) 入出力装置の種類・特徴 第15回 コンピュータの種類とアーキテクチャの特徴 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 期末試験、小試験の成績、授業態度で評価する ■使用テキスト■ 『基本情報技術者テキストNo.1 コンピュータシステム』 日本情報処理開発協会 増進堂 2011 978-4424531067 ■参考書■ 『図解コンピュータアーキテクチャ入門第2版』 堀桂太郎 森北出版 2011 978-4-627-82902-2

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専門教育科目

授業科目 コンピュータグラフィックス

英 文 名 Computer Graphics

担当教員 樽谷 昭彦

単 位 数 2

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ コンピュータグラフィックスは、情報を可視化して伝達する手段として、マルチメディアの中でも極めて重要なものである。 ■授業(学習)の到達目標■ コンピュータグラフィックスの数学的な基礎概念について理解する。 隠面消去等画像の生成方法やレンダリングの基礎や技法について理解する。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 実用情報処理演習III ■準備学習等の指示■ 次回授業の補助テキストを読み概念を理解するよう務める。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 CGの歴史と3次元技術の概要 第2回 人間の目とカメラの比較、デジタルカメラモデルとベクタ表現とラス

タ表現。 第3回 CGシミュレーションの表現方法について透視図法や2次元画像で奥

行を感じる技法 第4回 デジタル画像の基礎:アナログ画像との違いや標本化、量子化 第5回 色の概念、表色系とディスプレーで表示可能な色 第6回 画像解像度とファイルフォーマット形式の種類的特徴と圧縮 第7回 形状モデルの種類と特徴 第8回 アニメーション1:アニメーションの概念と種類、フレーミング 第9回 アニメーション2:技法の種類とアニメーションのCGアニメーションへ

の応用 第10回 写実的表現とその必要レベルと要素 第11回 シェーディングの構成要素とシェーディングモデル 第12回 マッピングの概要と種類、テクスチャの作成 第13回 テクスチャマッピングの処理方法と環境マッピング 第14回 座標系の種類と図形の座標変換 第15回 CGシステム、アプリケーションソフトと知的財産権 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 出席率と期末試験の成績による。 ■使用テキスト■ 『自筆テキスト』 樽谷昭彦 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 コンピュータグラフィックス演習

英 文 名 Exercise on Computer Graphics

担当教員 樽谷 昭彦・片桐 重和

単 位 数 2

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ この授業では単に3DCGの概念や制作だけでなく、3DCG制作の全体像をつかめるようにし、また将来制作の管理者側になった場合のコミュニケーションの重要性を理解するために小課題でも短時間でプレゼンテーションさせる。 ■授業(学習)の到達目標■ モデリングの基礎からマテリアルの設定、ライティング、簡単なアニメーションまで一連の製作過程を理解することを目的とする。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ コンピュータグラフィックス ■準備学習等の指示■ テキスト内容に前後はないので、自分に必要と思われる部分、興味のある部分を自分で試してみる。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 3DCG制作の概要と制作の流れ、使用ソフトウェアのインターフェー

ス、マウス操作の説明。 ワールド座標の理解と作業ビュー切り替えショートカット。 モデリングの基礎及び簡易なモデリングとオブジェクトの移動。 第2回 モデリングの基礎1:プリミティブ図形を使ったモデリングとマテリアル

エディターと簡易な質感設定、ライティングの基礎とレンダリングの基礎、モデルの回転、スケール

第3回 モデリングの基礎2:ブーリアン、各種モデフアイア(押し出し、ベンド、ツイスト等)と質感設定、簡易な静止画レンダリング

第4回 モデリングの基礎3:シェイプを使ったモデリング、各種モデファイア(レイズ、FFD等) カメラの設置と設定

第5回 キーフレームアニメーションの設定とアニメーション時間の設定と動画レンダリング、簡易なオーサリング。

第6回 応用モデリング I:ポリゴンモデリングの基礎1、各種編集機能の説明と理解

第7回 応用モデリング II:ポリゴンモデリングの基礎2、ポリゴン IDとスプラインを使ったモデリング、基点の変更とレイズ

第8回 応用モデリング III:ポリゴンモデリングの基礎3、下絵を使ったモデリング、テクスチャーマッピングと質感設定

第9回 オブジェクトの移動のキーフレーム設定とレンダリングの種類とライティングの基礎、動画レンダリング

第10回 課題製作1:課題モデリング準備とモデリング 第11回 課題製作2:課題モデリング2、UVWマップ座標とマッピング 第12回 課題製作3:課題モデリング3、レンダラーの違いによるライトの種類

と設定等 第13回 課題製作4:課題モデリング4、カメラの設置と設定、カメラのパスに

沿った移動等 第14回 課題製作5:キーフレームアニメーションの設定と動画レンダリング、

コーデックの方法 第15回 成果品のプレゼンテーション ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 進捗に合わせた小課題提出と成果品としてアニメーション製作提出し評価 ■使用テキスト■ 『自筆テキスト』 樽谷昭彦 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 コンピュータネットワーク

英 文 名 Computer network

担当教員 宮崎 光二

単 位 数 ②

対象学生 2TI(H23~) ■授業のねらい・概要■ ネットワークがどのような仕組みで構成されているかをハードウェアおよびソフトウェアの両面から説明する。具体的には、パケット通信や通信プロトコル、階層化モデルなどのデータ通信の仕組みや、LANにおける接続形態およびTCP/IPのネットワークプロトコルに関して学習する。また、ネットワークセキュリティにも触れる。 ■授業(学習)の到達目標■ ネットワーク技術に関する知識を習得すること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし ■準備学習等の指示■ 前回の授業内容を復習しておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 コンピュータネットワークの概要 第2回 IPアドレス 第3回 パケット通信 第4回 データリンク層 第5回 ネットワーク層(1) 第6回 ネットワーク層(2) 第7回 トランスポート層(1) 第8回 トランスポート層(2) 第9回 アプリケーション層(HTTP) 第10回 アプリケーション層(電子メール) 第11回 アプリケーション層(DHCP) 第12回 アプリケーション層(DNS) 第13回 Windowsのネットワーク 第14回 ブロードバンド、ネットワークセキュリティ 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ レポートと期末試験で評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

専門教育科目

授業科目 コンピュータネットワーク

英 文 名 Computer network

担当教員 宮崎 光二

単 位 数 2

対象学生 2TI(~H22) ■授業のねらい・概要■ ネットワークがどのような仕組みで構成されているかをハードウェアおよびソフトウェアの両面から学習する。具体的には、パケット通信や通信プロトコル、階層化モデルなどのデータ通信の仕組みや、LANにおける接続形態およびTCP/IPのネットワークプロトコルに関して学習する。また、ネットワークセキュリティにも触れる。 ■授業(学習)の到達目標■ ネットワーク技術に関する知識を習得すること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし ■準備学習等の指示■ 前回の授業内容を復習しておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 コンピュータネットワークの概要 第2回 IPアドレス 第3回 パケット通信 第4回 データリンク層 第5回 ネットワーク層(1) 第6回 ネットワーク層(2) 第7回 トランスポート層(1) 第8回 トランスポート層(2) 第9回 アプリケーション層(HTTP) 第10回 アプリケーション層(電子メール) 第11回 アプリケーション層(DHCP) 第12回 アプリケーション層(DNS) 第13回 Windowsのネットワーク 第14回 ブロードバンド、ネットワークセキュリティ 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ レポートと期末試験で評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 実用ソフトウェア

英 文 名 Practical Software

担当教員 片桐 重和

単 位 数 2

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ 実用的なプログラムの作り方をEXCELVBAを使いながら学習する。特に、この授業では、多くの実践的なプログラムを例にとりながら「プログラムを書くコツ」、「プログラムを書くために必要な知識」を学習する。 ■授業(学習)の到達目標■ ソフトウェアを作成するのに必要な知識を1つ1つ確実に身につけ、ExcelVBAであれば簡単なアプリケーションを作成できることを目標とする。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ プログラムミング入門 ■準備学習等の指示■ プログラム作成の流れがなんとなくわかっていること。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 実用ソフトウェア概論とExcelVBA 第2回 順次処理(基礎) 第3回 フローチャートの書き方と考え方 第4回 選択処理(基礎) 第5回 選択処理(応用) 第6回 繰り返し処理(基礎) 第7回 繰り返し処理(応用) 第8回 プログラム作成の効率化について 第9回 基本計画と外部設計 第10回 内部設計とプログラム設計 第11回 実践的なマクロ①(事務処理を楽に行うために) 第12回 実践的なマクロ②(汎用性は大丈夫) 第13回 実用的なマクロ①(入力フォームをつくろう) 第14回 実用的なマクロ②(アンケート集計を楽に行うために) 第15回 自主制作作品の発表 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 課題の提出と期末試験により評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

専門教育科目

授業科目 実用ネットワーク管理

英 文 名 Practical Network Management

担当教員 宮崎 光二・新谷 敏朗

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ ネットワークに関する色々な設定ができることは情報処理技術者の必須条件である。Windowsパソコンにおけるネットワーク設定を理解し、トラブル・シューティングを行うことができるようになるための知識を実機で作業しながら身につける。 ■授業(学習)の到達目標■ Windows OSにおけるネットワークに関する基本的な設定を行うことや、ネットワーク機器の設置、典型的なトラブルに対処できるようになること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ ネットワークに関する基礎知識を復習しておくこと ■準備学習等の指示■ 前回の授業の復習をしておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 機器の設置と基本設定(Windows 7)(宮崎・片桐) 第2回 Windowsネットワーク(1)(宮崎・片桐) 第3回 Windowsネットワーク(2)(宮崎・片桐) 第4回 ホームグループ(宮崎・片桐) 第5回 ネットワークプリンタ(宮崎・片桐) 第6回 Windowsの遠隔操作(宮崎・片桐) 第7回 ルータ(宮崎・片桐) 第8回 無線LAN(宮崎・片桐) 第9回 Windowsのサーバー機能(1)(宮崎・片桐) 第10回 Windowsのサーバー機能(2)(宮崎・片桐) 第11回 Windowsのサーバー機能(3)(宮崎・片桐) 第12回 Windowsのサーバー機能(4)(宮崎・片桐) 第13回 Windowsの遠隔操作(応用)(宮崎・片桐) 第14回 Linuxサーバー(1)(宮崎・片桐) 第15回 Linuxサーバー(2)(宮崎・片桐) ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 演習のレポートと授業態度で評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 実用情報処理演習Ⅱ

英 文 名 Exercises on Practical Information Processing

担当教員 千葉 利晃 他

単 位 数 ②

対象学生 1TI ■授業のねらい・概要■ 現代社会においては、情報の収集および整理といった情報処理の能力が必要とされている。そこで本演習では、表計算ソフトであるExcelを中心とし、MS-PowerPointを通して情報処理の能力やアピールする力やWindowsの基本的な用法や、インターネットを用いた情報検索の仕方も学習する。 ■授業(学習)の到達目標■ 情報の収集および整理といった情報処理能力を養うことを目標とする。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 実用情報処理Ⅰ ■準備学習等の指示■ タッチタイピングができることが望ましい。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 Excelの基本操作(千葉・片桐・中村) 第2回 表の作成―基礎編(千葉・片桐・中村) 第3回 表の作成―応用編(千葉・片桐・中村) 第4回 グラフ作成―基礎編(千葉・片桐・中村) 第5回 グラフ作成―応用編(千葉・片桐・中村) 第6回 データベース処理―基礎編(千葉・片桐・中村) 第7回 データベース処理―応用編(千葉・片桐・中村) 第8回 様々な関数の利用―応用編(千葉・片桐・中村) 第9回 集計と分析、クロス集計(千葉・片桐・中村) 第10回 インターネットリテラシーについて(千葉・片桐・中村) 第11回 ExcelVBA-基礎(順次処理)編(千葉・片桐・中村) 第12回 ExcelVBA-基礎(選択処理・繰り返し)編(千葉・片桐・中村) 第13回 ExcelVBA-応用(フォーム)編(千葉・片桐・中村) 第14回 ExcelVBA-応用(自動記録)編(千葉・片桐・中村) 第15回 ExcelVBA-実践(データ処理)編(千葉・片桐・中村) ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 授業中に作成した課題とプレゼンテーション発表の結果により評価する。 ■使用テキスト■ 『Office2007で学ぶコンピュータリテラシーVista対応(実用情報処理演習Ⅰの教科書と同じ)』 ■参考書■ 『なし』

専門教育科目

授業科目 実用情報処理演習Ⅲ

英 文 名 Exercises on Practical Information Processing

担当教員 片桐 重和

単 位 数 2

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ webページ(ホームページ)の作り方を通して、Html言語やコンテンツ制作(PhotoShop、Illustrator,flashなど)の操作を学ぶ。 ■授業(学習)の到達目標■ HTMLで文書構造を作り、CSSで画面レイアウトを定義し、また、コンテンツ制作も行えるようになることを目的とする。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ なし ■準備学習等の指示■ 多くのホームページやデザインを見ておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 webページ制作概要と準備 第2回 企画の立案と設計 第3回 コンテンツ制作(PhotoShop:基礎) 第4回 コンテンツ制作(PhotoShop:応用) 第5回 コンテンツ制作(Illustrator:基礎) 第6回 コンテンツ制作(Illustrator:応用) 第7回 コンテンツ制作(Flash:基礎) 第8回 コンテンツ制作(Flash:応用) 第9回 コンテンツ制作(Flash:2Dアニメーション(基礎)) 第10回 コンテンツ制作(Flash:2Dアニメーション(応用)) 第11回 コンテンツ制作(Webページ制作:基礎) 第12回 コンテンツ制作(Webページ制作:応用) 第13回 コンテンツ制作(自主制作①) 第14回 コンテンツ制作(自主制作②) 第15回 コンテンツ制作(自主制作③) ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 授業の課題によって評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 Java入門

英 文 名 Introduction to Java Language

担当教員 宮崎 光二

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ オブジェクト指向プログラミングのJava言語を学ぶ。Javaはソフトウェアの開発と保守の複雑さを低減し、開発効率と保守性を高めるオブジェクト指向型言語であり、基本的な制御文以外にクラスや継承などのしくみを持つ。 ■授業(学習)の到達目標■ オブジェクト指向の概念を理解し、基本的なJavaのプログラムを作成できるようになる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ C言語を一通り修得しておくことが望ましい。 ■準備学習等の指示■ 授業で出された課題を完了しておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 Javaの基本 第2回 変数、式と演算子 第3回 繰り返し、配列 第4回 配列の応用、多次元配列 第5回 クラス 第6回 クラスとソースファイル 第7回 コンストラクタとオーバーロード 第8回 クラスライブラリの利用 第9回 オブジェクトの配列 第10回 クラスの継承 第11回 オーバーライド 第12回 インターフェイス 第13回 例外と例外処理 第14回 スレッドとアプレット 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ レポートと期末試験で評価する。 ■使用テキスト■ 『やさしいJava第5版』 高橋麻奈 ソフトバンククリエイティブ ISBN978-4-7973-7476-6 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 情報化社会と職業

英 文 名 Information Oriented Society and Professions

担当教員 清水 光

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ 情報化社会の進展によって、人間の行動や生活様式に変化をもたらしている。本授業では、社会基盤や工場、ビジネスなどに情報化技術がどのように活かされているかについて述べる。また、情報技術者の職業人としてのあり方について理解を深める。 ■授業(学習)の到達目標■ 受講生の理解度をチェックするために中間試験を実施する。また、課題についてレポート提出を課している。レポートや中間試験などを通して、情報化技術が社会基盤や工場、ビジネスの発展にどのように貢献しているかについて理解することを目標にしている。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 情報システム ■準備学習等の指示■ 授業内容について事前に予習しておく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 社会基盤としての情報システム 第2回 行政の情報サービス 第3回 情報化によるビジネス環境の変化 第4回 ビジネスモデル 第5回 企業における情報活用 第6回 サービス業におけるコンピュータの活用 第7回 企業内でのコンピュータの活用 第8回 基幹業務でのコンピュータの活用 第9回 インターネットビジネス 第10回 働く環境の変化 第11回 仕事内容の変化 第12回 求められる人材の変化 第13回 職業人としての情報活用 第14回 情報社会における犯罪 第15回 セキュリティ対策 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ レポートや中間試験、定期試験の成績に基づいて評価すうr。 ■使用テキスト■ 『情報と職業』 駒谷昇一 オーム社 2010 4-274-13266-8 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 情報工学演習Ⅰ

英 文 名 Exercises on Information Engineering Ⅰ

担当教員 尾関 孝史・宮崎 光二

単 位 数 (④)

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ ・構造化プログラミングの演習として、C言語で簡単な電卓を作成する。(尾関・宮崎担当) ■授業(学習)の到達目標■ ・電卓のプログラムを構造化プログラミングを用いて完成すること。 ・最初はGUIを使った操作法を学び、つぎにSQLを学ぶ。データベースの定義とデータの操作のためのプログラムを正しく書けるようになることが目標である。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ プログラミング応用、プログラミング応用演習 データベースシステムと同時に受講すること。 ■準備学習等の指示■ 該当する教科書部分を事前に読んでおくこと ■回数ごとの授業内容■ 第1回 ・構造化プログラミング(尾関・宮崎) ・データベースの概要、Accessの特徴と操作(服部・片桐) 第2回 ・電卓の仕様の説明(尾関・宮崎)

・GUIでテーブル作成(服部・片桐) 第3回 ・文字列のチェック(尾関・宮崎)

・GUIでリレーションシップとクエリの作成(服部・片桐) 第4回 ・文字列の分解(尾関・宮崎)

・GUIでフォームの作成(服部・片桐) 第5回 ・文字列の解析(尾関・宮崎)

・GUIでレポートの作成(服部・片桐) 第6回 ・数字の判定(尾関・宮崎)

・簡単な問い合わせ(服部・片桐) 第7回 ・エラー処理(尾関・中道)

・条件のついた問い合わせ(服部・片桐) 第8回 ・スタックの作成(尾関・宮崎)

・データの並べ替え、集約関数(服部・片桐) 第9回 ・表示の作成(尾関・宮崎)

・グループ化,having関数,日付データ(服部・片桐) 第10回 ・演算の作成(尾関・宮崎)

・複数のテーブルを使った問い合わせ(服部・片桐) 第11回 ・ヘルプの作成(尾関・宮崎)

・内部結合と外部結合(服部・片桐) 第12回 ・数式の分解(尾関・宮崎)

・簡単な副問い合わせ(服部・片桐) 第13回 ・可変乗除の計算式の演算(尾関・宮崎)

・相関副問い合わせ(服部・片桐) 第14回 ・ファイルへの記録(尾関・宮崎)

・データの登録,更新,削除(服部・片桐) 第15回 ・電卓の完成(尾関・宮崎)

・総合演習(服部・片桐) ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 演習態度,レポートで評価して単位を与える。 ■使用テキスト■ ■参考書■

専門教育科目

授業科目 情報工学演習Ⅰ

英 文 名 Exercises on Information Engineering Ⅰ

担当教員 服部 進・片桐 重和

単 位 数 (④)

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ データベースの管理言語であるSQLの演習を行う。DBMSとしてMicrosoft Accessを使い、データベースシステムの授業の教科書にある例題とそれに関して準備した練習問題のプログラムを作る。最初の6回はGUIを使った演習を行う。これはほとんど直感的にできるので理解しやすい。残りの9回はSQLを記述する。基本的な構文から始めて、副問い合わせ、レコードの挿入や削除まで一連の構文を練習する。これによってSQLについては基本情報技術者試験の出題範囲をすべてカバーする。 ■授業(学習)の到達目標■ SQLの基本的なプログラミングができる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 情報工学入門、プログラミング入門 ■準備学習等の指示■ SQLを身につけるには知識と技能の積み上げが欠かせない。毎週の演習の課題を実行してレポートを出すには復習が必要である。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 ACCESSの起動と終了、画面の説明、GUIの操作、演習で使うデータ

ベースの説明 第2回 GUIでテーブルの作成 フィールドとレコード、データ型について、

データシートビューとデザインビュー 第3回 GUIでリレーションシップと参照制約性の作成 第4回 GUIを使った問合わせ(クエリ)操作(1) 特定の列の表示、特定の

レコードの選択、レコードの並べ替え 第5回 入力フォームの作成 第6回 GUIを使った問合わせ操作(2) 条件式照会 比較演算、論理演算、

文字列比較 第7回 SQLを使った問合わせ処理(1) 基本構文 第8回 SQLを使った問合わせ処理(2) 比較、論理演算子 第9回 SQLを使った問合わせ処理(3) 文字列比較、空白値比較 第10回 SQLを使った集約、並べ替え(1) SUM、AVG、MIN、MAX、COUNT

コマンド 第11回 SQLを使った集約、並べ替え(2) GROP BY、HAVING、ORDER BY

コマンド 第12回 SQLを使った結合処理 第13回 SQLを使った副照会処理(副問い合わせ) 第14回 SQLを使ったテーブル作成 第15回 SQLを使ったデータの挿入、削除、更新 ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ レポート、授業態度で評価する。 ■使用テキスト■ 『基本情報技術者テキストNo.5 データベース技術』 インフォーテック・サーブ 増進堂 2013 9784424535065 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 情報工学演習Ⅱ

英 文 名 Exercises on Information Engineering Ⅱ

担当教員 新谷 敏朗 他

単 位 数 (④)

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ 実用的な情報処理技術を身につけることをねらいとする. ■授業(学習)の到達目標■ OSのインストールやネットワーク設定ができるようになること プロジェクトの計画方法を理解すること,ソフトウェアの要求を分析する手順を理解すること Windowsプログラムを作成する方法の基礎を身につけること ■履修しておくことが望ましい科目等■ コンピュータアーキテクチャ,コンピュータネットワーク,ソフトウェア工学,プログラミング入門,プログラミング入門演習 ■準備学習等の指示■ 毎回の授業内容を参照して「ソフトウェア工学」「プログラミング入門」のテキストの該当部分の予習をしておくこと 授業内で理解度を確認するレポートを課すので復習すること ■回数ごとの授業内容■ 第1回 パソコン組み立て実験 第2回 Windowsのインストールと各種設定 第3回 各種ドライバのインストールと設定 第4回 Linuxのインストールと各種設定 第5回 ネットワークとファイルサーバの構築 第6回 プロジェクト作業計画 第7回 プロジェクト実行計画 第8回 プロジェクト計画プレゼンテーション 第9回 要求分析(1) 要求のモデル化 第10回 要求分析(2) 機能のモデル化 第11回 デバッガの使用方法 第12回 コンソールアプリケーション 第13回 ウィンドウをつくる 第14回 図形描画とフォント 第15回 マウスやキーボードによる入力処理 ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 授業中に課すレポート,プレゼンテーションの内容によって評価する ■使用テキスト■ ■参考書■

専門教育科目

授業科目 情報工学演習Ⅲ

英 文 名 Exercises on Information Engineering Ⅲ

担当教員 宮崎 光二・中道 上

単 位 数 (④)

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ オブジェクト指向プログラミングについて基本的な知識を学び、設計およびプログラム制作の技術を身につける。Java言語を用いて演習を行い、オブジェクト指向の概念とアプリケーション作成における基礎技術の習得を目指す。 ■授業(学習)の到達目標■ オブジェクト指向プログラミングの概念を理解し、オブジェクト指向プログラムを作成できるようになる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ プログラミング入門、Java入門 ■準備学習等の指示■ 授業で出された課題をやっておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 Javaの復習(変数、制御) 第2回 Javaの復習(クラス1) 第3回 Javaの復習(クラス2) 第4回 Javaの復習(クラス3) 第5回 Javaの復習(総合) 第6回 オブジェクト指向の基礎 第7回 簡単なゲームの作成(構造化プログラミング) 第8回 簡単なゲームの作成(オブジェクト指向1) 第9回 簡単なゲームの作成(オブジェクト指向2) 第10回 簡単なゲームの作成(仕上げとまとめ) 第11回 機能の拡張1 第12回 機能の拡張2 第13回 再利用を考慮した設計 第14回 再利用を考慮した開発 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 演習のレポートと授業態度(積極性など)で評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 情報工学演習Ⅲ

英 文 名 Exercises on Information Engineering Ⅲ

担当教員 新谷 敏朗・尾関 孝史

単 位 数 (④)

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ 実用的なWindowsプログラム作成技術を身につけることをねらいとする。統合開発環境を使用して、イベント駆動型のWindowsプログラムの作成、デバッグ、テストなどを行う。 ■授業(学習)の到達目標■ メニューを選ぶ、あるいは、マウスをクリックするなどのイベントに応じた処理プログラムを作成する手順を理解しダイアログも必要に応じて表示するようなWindowsプログラムを作成する方法の基礎を身につけることとを目標とする。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ プログラミングに関する授業 ■準備学習等の指示■ C言語の文法を復習しておくこと ■回数ごとの授業内容■ 第1回 統合開発環境の使用 第2回 デバッガの使用 第3回 C++ 第4回 MFC 第5回 GDIによる描画とフォント 第6回 マウスの処理 第7回 キーボードによる入力処理 第8回 スケルトンプログラムの作成 第9回 ダイアログベースのプログラム 第10回 メニューとイベントハンドラ 第11回 ダイアログボックス 第12回 コントロールとイベントハンドラ 第13回 マルチメディア 第14回 アニメーション 第15回 応用例題 ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ レポートの内容と提出状況をあわせて評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■ 『Programming Windows 6th Edition』 C.Petzold O’REILLY 2012 978-0-7356-7176-8 『プログラミング Windows 第5版(上)』 C.Petzold ASCII 2000 978-4-7561-3600-1

専門教育科目

授業科目 情報工学総合演習Ⅰ

英 文 名 Practice on Information Engneering Ⅰ

担当教員 片桐 重和

単 位 数 2

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ 「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家試験である情報処理技術者試験の12区分のうち、ITパスポート試験の出題範囲とスキル標準の内容を理解させて、資格取得を支援することをねらいとし、説明および演習を毎回行う。 ■授業(学習)の到達目標■ ITパスポート試験において、合格基準であるとされる7割の正答率が達成できるようになるために必要な基礎的知識と応用能力を身につけることを達成目標とする。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ なし ■準備学習等の指示■ 事前に問題を解いておくことが望ましい。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 ITパスポート試験対策(ハードウェア編) 第2回 ITパスポート試験対策(ソフトウェア編) 第3回 ITパスポート試験対策(コンピュータで扱うデータ編) 第4回 ITパスポート試験対策(データベース編) 第5回 ITパスポート試験対策(ネットワーク編) 第6回 ITパスポート試験対策(セキュリティー編) 第7回 ITパスポート試験対策(システムの導入編) 第8回 ITパスポート試験対策(システム開発とプロジェクトマネジメント編) 第9回 ITパスポート試験対策(企業活動と ITの活用編) 第10回 ITパスポート試験対策(法務と財務編) 第11回 ITパスポート試験対策(ストラテジー系前半) 第12回 ITパスポート試験対策(ストラテジー系後半) 第13回 ITパスポート試験対策(マネジメント系前半) 第14回 ITパスポート試験対策(マネジメント系後半) 第15回 ITパスポート試験対策(テクノロジ系) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 小テスト、期末試験により評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 情報工学総合演習Ⅱ

英 文 名 Exercises on Information Processing

Engineering Ⅱ

担当教員 中道 上

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ 「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家試験である情報処理技術者試験の12の区分のうち,基本情報処理技術者試験の出題範囲とスキル標準の内容を理解させて,資格取得と支援することをねらいとし,主に午後の試験の内容に関する説明と演習を毎回行う. ■授業(学習)の到達目標■ 基本情報技術者のスキル標準で要求されるテクノロジ系,マネジメント系,ストラテジ系を知識として理解している テクノロジ系,マネジメント系,ストラテジ系の知識について説明できる ■履修しておくことが望ましい科目等■ 情報工学総合演習Ⅰ ■準備学習等の指示■ 授業計画を参照してテキストの該当部分の予習をしておくこと 授業内で理解度を確認するレポートを課すので復習すること ■回数ごとの授業内容■ 第1回 コンピュータシステム(ハードウェア) 第2回 コンピュータシステム(ソフトウェア) 第3回 ヒューマンインタフェース 第4回 マルチメディア 第5回 データベース 第6回 ネットワーク 第7回 セキュリティ 第8回 コンピュータの基礎 第9回 データ構造およびアルゴリズム 第10回 ソフトウェア設計 第11回 ソフトウェア開発 第12回 プロジェクトマネジメント 第13回 ITサービスマネジメント 第14回 システム戦略 第15回 経営・法規関連 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 講義内で課すレポート,プレゼンテーション,期末試験で評価する ■使用テキスト■ 『平成25年度【春期】 基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集』 山本三雄 技術評論社 978-4774154466 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 情報工学入門

英 文 名 Introduction to Information

Engineering(Information Oriented Society and

Moral)

担当教員 清水 光

単 位 数 ②

対象学生 1TI ■授業のねらい・概要■ 情報の入力や記憶、処理、検索、通信など、情報工学の概要について説明する。主な内容は、コンピュータシステムやハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、セキュリティなどである。情報工学が社会でどのように貢献しているのかについて述べる。また、情報化社会で問題とされる知的所有権や情報モラル、ネットワーク犯罪などについても触れる。 ■授業(学習)の到達目標■ 受講生の理解度をチェックするために小テストや中間試験を実施する。また、課題についてレポート提出を課している。小テストやレポート、中間試験などを通して、コンピュータの原理や汎用性について理解することを目標にしている。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ ■準備学習等の指示■ 授業内容について予習しておく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 コンピュータシステム 第2回 2進数による数の表記法 第3回 各種データの表現 第4回 ブール代数と論理回路 第5回 論理回路とCPU 第6回 記憶装置 第7回 インタフェースとバス 第8回 入出力装置 第9回 プログラムとアルゴリズム 第10回 プログラミング言語 第11回 OS 第12回 アプリケーション 第13回 ネットワーク 第14回 セキュリティ 第15回 情報モラル ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 小テストや中間試験、定期試験の成績に基づいて評価する。 ■使用テキスト■ 『基本を学ぶコンピュータ概論』 安井浩之 オーム社 2012 978-4-274-21097-6 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 情報システム

英 文 名 Information Systems

担当教員 清水 光

単 位 数 2

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ 情報システムは社会の多くの分野で構築され、利用されている。本授業では、情報システムの意義や概要、評価などについて述べる。また、ネットワークシステムの意義や概要、形態、活用システムなどについて説明する。 ■授業(学習)の到達目標■ 受講生の理解度をチェックするために小テストや中間試験を実施する。教科書の練習問題や小テスト、中間試験を通して、情報システムの構成や機能、セキュリティ対策などについて理解することを目標にしている。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ ■準備学習等の指示■ 授業内容について予習しておく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 情報システムのはたらき 第2回 組織と情報システム 第3回 情報システムの変遷 第4回 情報システムとデータ処理 第5回 情報システム開発の概要 第6回 情報システムの評価 第7回 情報システムの運用と保守 第8回 ネットワークシステムの概要 第9回 ネットワークシステムの形態(1) 構成 第10回 ネットワークシステムの形態(2) OSI 第11回 インターネットの概要(1) IPアドレス 第12回 インターネットの概要(2) サーバ 第13回 ネットワークのセキュリティ(1) 概要 第14回 ネットワークのセキュリティ(2) 不正アクセスの防止 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 小テストや中間試験、定期試験の成績に基づいて評価する。 ■使用テキスト■ 『情報システムとネットワーク』 安藤明之 工学図書 2004 4-7692-0458-2 ■参考書■ 『情報システム入門』 池田秀人 ムイスリ出版 1994 4-943998-52-6

専門教育科目

授業科目 情報理論

英 文 名 Information Theory

担当教員 清水 光

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ 情報化社会において、あらゆる物が情報として表現され、取り扱われている。本授業では、情報通信の基礎となる確率モデルや情報量、エントロピー、通信容量、符号化などについて説明する。大切ねことは、確率や条件付き確率を基礎にして理論が構築されていることである。 ■授業(学習)の到達目標■ 受講生の理解度をチェックするために中間試験を実施する。また、課題についてレポート提出を課している。レポートの課題や中間試験などを通して、情報理論的思考について理解することを目標にしている。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ ■準備学習等の指示■ 授業内容について事前に予習しておく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 序説 第2回 確率モデル 第3回 情報の定量化 第4回 完全事象系のエントロピー 第5回 二つの完全事象系 第6回 色々なエントロピー 第7回 情報の種類 第8回 情報源のモデル化 第9回 英語の統計的性質 第10回 マルコフ情報源 第11回 雑音のない通信路 第12回 雑音のある通信路 第13回 能率と冗長度 第14回 符号化と通信路 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 小テストやレポート、中間試験、定期試験の成績に基づいて評価する。 ■使用テキスト■ 『情報理論の基礎』 小沢一雅 オーム社 2012 978-4-274-21006-8 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 人工知能

英 文 名 Artificial Intelligence

担当教員 尾関 孝史

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ 人工知能は、コンピュータの誕生とほぼ同時期に生まれた用語で50年以上の歴史がある。本講義では、人工知能という学問分野がどのようなものであるかを説明し、どのような変化を遂げてきたかを解説する。 ■授業(学習)の到達目標■ 人工知能のさまざまな用語を理解し、説明できること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし ■準備学習等の指示■ 教科書の該当部分を事前に読んでおくこと ■回数ごとの授業内容■ 第1回 人工知能の歴史 第2回 状態空間表現 第3回 状態空間探索(網羅的探索法) 第4回 状態空間探索(発見的探索法) 第5回 状態空間探索(ゲームにおける探索法) 第6回 プロダクションシステム 第7回 意味ネットワークとフレーム 第8回 述語論理とファジィ論理 第9回 知識メディアの知的処理 第10回 推論 第11回 機械学習 第12回 ニューラルネットワーク 第13回 進化的計算 第14回 知的エージェント 第15回 Webインテリジェント ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 期末試験により評価する ■使用テキスト■ 『人工知能概論第2版ーコンピュータ知能からWeb知能まで』 荒屋真二 共立出版 2004 978-4320121164 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 数学Ⅰ

英 文 名 Differential Calculus Ⅰ

担当教員 小野 太幹

単 位 数 2

対象学生 1TI ■授業のねらい・概要■ 物理や工学の分野においては、理解や応用・発展に、数学の考え方や数式表現が利用される。本講義では高校の数学で学んだ微分の内容を発展させ,関数,微分法,微分法の応用について講義する. ■授業(学習)の到達目標■ 高校の数学において履修した微分の内容を発展させ,その基本概念を明確にするとともに,その技能を伸ばし,応用力を高め,数学的考え方を習熟させることを目指す. ■履修しておくことが望ましい科目等■ 三角関数、指数関数、対数関数、微分 ■準備学習等の指示■ 高校の時に学んだ三角関数,指数関数,対数関数,微分について復習しておいてください.また,授業中にたくさん問題を解いてもらいますので、ノートを準備してください. ■回数ごとの授業内容■ 第1回 はじめに 第2回 関数・関数の極限 第3回 微分係数・導関数・n次関数の微分 第4回 積の微分法・合成関数の微分法 第5回 指数関数・対数関数 第6回 指数関数と対数関数の微分 第7回 三角関数・三角関数の微分 第8回 逆三角関数・逆三角関数の微分 第9回 対数微分法・高階導関数 第10回 まとめ(前半) 第11回 関数の増減とその応用 第12回 微分法の応用 第13回 関数の展開 第14回 偏導関数 第15回 まとめ(後半) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 試験により評価する. ■使用テキスト■ 『微分積分学入門ー改訂版ー』 岩谷輝生、河合浩明、田中正紀 学術図書出版社 978-4-7806-0222-7 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 数学Ⅱ

英 文 名 Integral CalculusⅡ

担当教員 小野 太幹

単 位 数 2

対象学生 1TI ■授業のねらい・概要■ 物理や工学の分野においては、理解や応用・発展に、数学の考え方や数式表現が利用される。本講義では、数学Ⅰに引き続いて、積分法の基礎と応用について講義する。 ■授業(学習)の到達目標■ 数学Ⅰに引き続いて、高校の数学において履修した積分の内容を発展させ、その基本概念を明確にするとともに、応用力を高め、数学的考え方を習熟させることを目指す。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 数学Ⅰ,高校での数学(三角関数、指数関数、対数関数、積分) ■準備学習等の指示■ 高校の時に学んだ三角関数,指数関数,対数関数,積分,前期「数学Ⅰ」で学習した微分の内容を復習しておいてください.また,授業中にたくさん問題を解いてもらいますので、ノートを準備してください. ■回数ごとの授業内容■ 第1回 はじめに 第2回 微分法の復習 第3回 不定積分 第4回 置換積分 第5回 部分積分 第6回 分数関数の積分法 第7回 定積分 第8回 定積分の置換積分・部分積分 第9回 まとめ(前半) 第10回 広義積分 第11回 面積 第12回 回転体の体積 第13回 重積分 第14回 重積分の計算 第15回 まとめ(後半) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 試験により評価する. ■使用テキスト■ 『数学Ⅰの教科書と同じ』 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 生物学Ⅰ

英 文 名 BiologyⅠ

担当教員 原口 博行・佐藤 淳

単 位 数 2

対象学生 1LB・1TI(~H25)・1TG ■授業のねらい・概要■ 地球上の現生生物は数千万種以上と推定されている。それらの多様な生物も、よく観察すると共通の特徴が認められる。本講義では、動物と植物の体の構造と働きを概説し、さらに生物体を維持するのに必要な機能や、子孫を残すしくみについて概説する ■授業(学習)の到達目標■ ・動植物の体の構造、生理機能、生殖に関する基礎的な内容を関連づけて理解する。 ・無性生殖と有性生殖の違い及び減数分裂の意義を説明できる。 ・動植物における水の移動・循環を説明できる。 ・外界の刺激に対する動植物の応答の概略を説明できる。 ・主なホルモン作用の特徴を説明できる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 初年度のためなし ■準備学習等の指示■ テキストの該当する章を読んでおく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 有性生殖と無性生殖(佐藤) 第2回 減数分裂と遺伝子の多様性(佐藤) 第3回 生殖細胞の形成(佐藤) 第4回 動物の発生過程(佐藤) 第5回 植物の性と生殖(原口) 第6回 被子植物の配偶子形成と重複受精(原口) 第7回 動物体液の循環(佐藤) 第8回 恒常性の維持(佐藤) 第9回 動物の刺激受容と応答(佐藤) 第10回 動物の神経系と情報伝達(佐藤) 第11回 植物における水の移動と無機質の取り込み(原口) 第12回 光合成(原口) 第13回 植物の屈性と傾性(原口) 第14回 植物ホルモン(原口) 第15回 まとめ(原口) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 質疑応答20%、レポート20%、定期試験60% ■使用テキスト■ 『現代生命科学の基礎』 都築幹夫 教育出版 ISBN4-316-80158-9 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 生物学Ⅱ

英 文 名 Biology Ⅱ

担当教員 松崎 浩明

単 位 数 2

対象学生 1TI(~H25)・1TG ■授業のねらい・概要■ 生物工学は、生物の生命活動をうまく利用して人間の営みに役立てようとする学問分野である。生物は細胞から構成され、それら細胞が特定の機能を果たすことで生命活動が成り立つ。そこで、生物学の中で、細胞の構造や働き、細胞が増殖する仕組み、細胞を基本とした生物個体の成り立ちなどを十分に理解しておくことが重要である。本講では、細胞の構造、細胞の増殖、個体の成り立ちについて学習する。 ■授業(学習)の到達目標■ ・細胞の構造を模式的に描くことができる。 ・真核細胞と原核細胞の特徴を比較して説明できる。 ・種々 の細胞小器官の構造と機能を説明できる。 ・細胞が増殖する仕組みを、体細胞分裂で起こる出来事に基づいて説明できる。 ・個体の成り立ちを、どのような組織や器官で構成されているかで説明できる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし ■準備学習等の指示■ 授業の予習・復習を行って、授業での学習内容を着実に理解するよう努めてほしい。各回、授業内容にあわせて、事前にテキストを読んで予習しておく。また、次回の授業までに、テキストや配布プリントを使用して授業内容を整理して復習しておく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 生命とは何か 第2回 生命の基本単位-細胞- 第3回 細胞を構成する物質 第4回 細胞の構造 第5回 真核細胞と原核細胞 第6回 細胞内の微細構造 第7回 細胞小器官による分業 第8回 染色体と遺伝子 第9回 遺伝子の働き 第10回 呼吸と光合成 第11回 単細胞生物と多細胞生物 第12回 個体の成り立ち 第13回 細胞の増殖 第14回 体細胞分裂(1)細胞周期 第15回 体細胞分裂(2)有糸分裂と細胞質分裂 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 演習20%、定期試験70%、態度10%(態度は、授業の理解度を確認するための作文で評価する。) ■使用テキスト■ 『現代生命科学の基礎ー遺伝子・細胞から進化・生態までー』 都筑幹夫 編 教育出版 2005 978-4-316-80158-2 『改訂版 視覚でとらえるフォトサイエンス「生物図録」』 鈴木孝仁監修 数研出版 2014 978-4-410-28165-5 ■参考書■ 『Essential 細胞生物学 原書第3版』 Bruce Alberts 他著、中村桂子他監訳 南江堂 2011 978-4-524-26214-4

専門教育科目

授業科目 専門英語

英 文 名 Technical English

担当教員 清水 光

単 位 数 ②

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ グローバル化が進んでいる現在、技術者や研究者にとって英語はほぼ必須言語になっている。英語で聞く、話す、書く、読むという総合力が、今後の社会で必要になってくるものと考えられる。本授業では、技術系英文法と語法の学習を通して、技術者に必要とされる英文法の基礎知識を身に付けることを目標にしている。 ■授業(学習)の到達目標■ 受講生の理解度をチェックするために小テストや中間試験を実施する。教科書の確認テストや中間試験などを通して、技術者に必要とされる英語の基礎知識の習得を目標にしている。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ ■準備学習等の指示■ 授業内容について予習しておく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 技術系英文法の基礎知識 第2回 代名詞 第3回 品詞の転換 第4回 固有名詞 第5回 不定冠詞の用法 第6回 無冠詞 第7回 進行形 第8回 不定詞 第9回 前置詞の用法(1) at, by, for 第10回 前置詞の用法(2) in, of, on 第11回 長文読解(1) 通信、PC 第12回 長文読解(2) オンライン、セキュリティ 第13回 長文読解(3) ソフトウェア、コンピュータ 第14回 長文読解(4) Eメール 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 小テストや中間試験、定期試験などの成績に基づいて評価する。 ■使用テキスト■ 『理工系のための英文法再入門』 佐藤洋一 オーム社 2011 978-4-274-20011-3 ■参考書■ 『理工系のための英作文実践講義』 佐藤洋一 オーム社 2005 4-274-20048-5

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専門教育科目

授業科目 卒業研究

英 文 名 Special Project for Graduation Thesis

担当教員 尾関 孝史

単 位 数 (⑧)

対象学生 4TI ■授業のねらい・概要■ 情報工学における実践力・応用力とソフトウエア開発に必要な知識と技能を深め、コミュニケーション能力と豊かな人間性を身につけること。 ■授業(学習)の到達目標■ 指導教員と学生の議論によりテーマを設定して、設計、プログラミング、テストなどソフトウエア開発の各段階を実行すること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 3年次までの専門教育科目 ■準備学習等の指示■ 指導教員の指示に従い、ゼミで研究報告できるように準備する。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 指導教員と連携を取りながら研究を進めていく。以下、毎回同じ。 ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 卒業論文の内容と、中間発表会、卒業研究発表会の内容や質疑応答により評価する。 ■使用テキスト■ 『特になし』 ■参考書■ 『研究の進捗状況に応じて別途指示する』

専門教育科目

授業科目 ソフトウェア工学

英 文 名 Software Engineering

担当教員 中道 上

単 位 数 ②

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ ソフトウェア工学は大規模ソフトウェアの開発や保守を合理的におこなうために生まれた技術である.要求分析,構造化およびオブジェクト指向による設計手法をはじめとするソフトウェアの設計および構築に関する基礎的概念や方法論を学ぶ. ■授業(学習)の到達目標■ (1)ソフトウェア開発プロセスの代表的なモデルについて理解している (2)プロジェクト管理の主要な要素を理解している (3)ソフトウェア開発の要求エンジニアリングの基礎を理解している (4)ソフトウェアテストの基礎を理解している (5)ソフトウェアの再利用について理解している ■履修しておくことが望ましい科目等■ プログラミング入門 ■準備学習等の指示■ 予習していることを前提として講義を進めるため,授業計画を参照してテキストの該当部分の予習をしておくこと 授業内で理解度を確認するレポートを課すので復習すること ■回数ごとの授業内容■ 第1回 はじめに 第2回 ソフトウェア開発の課題 第3回 開発工程 第4回 プロジェクト管理 第5回 要求分析 第6回 構造化分析 第7回 オブジェクト指向分析 第8回 アーキテクチャ設計 第9回 ユーザインタフェース設計 第10回 モジュール設計 第11回 プログラミング 第12回 テストと検証 第13回 新たな技術の紹介(1) 第14回 新たな技術の紹介(2) 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 講義内で課すレポート,期末試験で評価する ■使用テキスト■ 『情報工学レクチャーシリーズ: ソフトウェア工学』 高橋直久・丸山勝久 森北出版株式会社 978-4-627-81061-7 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 地学Ⅰ

英 文 名 Earth scienceⅠ

担当教員 田辺 和康

単 位 数 2

対象学生 1TI(~H25)・1TG ■授業のねらい・概要■ 我々をとりまく環境は宇宙と地球のかかわりにより存続している。本講義では、宇宙と地球が誕生して人類が出現した歴史の経過を講義するとともに、我々 をとりまいている地質について解説し、地学の基礎知識を習得させる。また、グローバルな観点から地球をめぐる地圏、水圏、気圏の諸現象を環境問題と関連づけた環境と地質についても講義する。 ■授業(学習)の到達目標■ 宇宙と地球誕生に関する基本的な概念を学習した後に、地質学の基礎を理解する。また、我々は地球環境問題に直面しており、それをとりまく地質と環境についても習得する。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ ■準備学習等の指示■ 特になし。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 概説 第2回 地震と火山 第3回 地学におけるコペルニクス的転換 第4回 地球の歴史 第5回 地球変動による生物の対絶滅と進化 第6回 大気と海洋の大循環 第7回 太陽系と地球 第8回 進化し続ける宇宙への探求 第9回 地質と地球(火成岩) 第10回 地質と地球(堆積岩) 第11回 地質と地球(変成岩) 第12回 土の風化と侵食 第13回 地盤沈下 第14回 淡水資源 第15回 砂漠化 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 出席状況,授業態度,期末試験などを総合して評価する。 ■使用テキスト■ 『地学のツボ』 鎌田浩毅 ちくまプリマー新書 2012 978-4-480-68804-0 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 地学Ⅰ・Ⅱ実習

英 文 名 Experiment of Earth scienceⅠ・Ⅱ

担当教員 田辺 和康

単 位 数 2

対象学生 1TI(~H25) ■授業のねらい・概要■ 地学実習では,地学Ⅰで履修した講義内容の理解度をより深めてもらえるように配慮してある。前期は,地球分野の地形や地質の理解および岩石の観察を中心に野外観察を含めた実習を行う。後期は,コンピュータを活用したデータ解析と天文分野については天体の基礎知識を学習する内容としている。 ■授業(学習)の到達目標■ 実験を通して,地質学への理解を深めるとともに,その基礎的な知識をしっかりと身につけることを目標とする。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし。 ■準備学習等の指示■ 特になし。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 地形図を読む(講義) 第2回 地形図を読む(実習) 第3回 地質図を読む(講義) 第4回 地質図を読む(実習) 第5回 平野の地形を読む 第6回 地質調査のしかた 第7回 露頭調査(講義) 第8回 露頭調査(実習) 第9回 岩石標本をみる(講義) 第10回 岩石標本をみる(実習) 第11回 川原岩石の採取と調査(講義) 第12回 川原岩石の採取と調査(実習) 第13回 採取試料の密度とふるい分け試験 第14回 採取試料のまとめ 第15回 柱状図を読む 第16回 偏光顕微鏡による鉱物観察(講義) 第17回 偏光顕微鏡による鉱物観察(実習) 第18回 反射式実体鏡で航空写真を読む(講義) 第19回 反射式実体鏡で航空写真を読む その1(実習) 第20回 反射式実体鏡で航空写真を読む その2(実験) 第21回 地球の地殻構造を知る 第22回 アイソスタシー実験 第23回 ヒストグラムによるデータ処理法 第24回 コンピュータによるヒストグラム作成 第25回 河川砂と砂丘砂を用いて解析する 第26回 〃(標準偏差を求める) 第27回 〃(コンピュータを用いたデータ解析) 第28回 天体の明るさについて 第29回 課題 第30回 まとめ ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ レポート,出席状況,授業態度などを総合して評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 データベースシステム

英 文 名 Data base system

担当教員 服部 進

単 位 数 ②

対象学生 2TI(H23~) ■授業のねらい・概要■ データベースシステムは大量の情報を蓄積管理し、それらを多数の人々 が効果的に利用するためのシステムである。本講義はデータベースの概念とモデル、データベース管理システムの機能、データベースの制御およびセキュリティについて講義する。データベースの管理言語であるSQLについては、情報工学演習 Iでプログラミングを練習するので、講義での解説は簡単にする。講義と演習の両方を同時に学んでほしい。また講義には基本情報技術者試験の問題を随所に取り入れ試験対策の一部を兼ねる。毎回前回の内容を小試験して理解度を確認する。 ■授業(学習)の到達目標■ データベースシステムの基本であるデータモデル、テーブルの正規化、排他制御などの制御方法、在庫管理などへのデータベースの応用、セキュリティの機能などを理解し、説明できる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ データ構造とアルゴリズム I、情報システム ■準備学習等の指示■ 毎回小試験するので復習が必要。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 データベースの目的、データモデル 第2回 データの分析、正規化 第3回 データ操作、集合演算と関係演算 第4回 SQL、データベースの定義、スキーマの定義、 第5回 表の定義、ビューの特性と定義 第6回 データベースの操作(1) 照会(問い合わせ)処理 第7回 データベースの操作(2)データの集約、並べ替え 第8回 データベースの操作(3) 結合処理、副問い合わせ 第9回 埋め込みがたSQL、カーソル操作 第10回 データベース管理システム(DBMS)の役割、データベース操作機能、

データベース制御機能 第11回 データベースのACID特性、障害回復 第12回 DBMSの種類 第13回 分散型データベース、2相コミット、3相コミット 第14回 データベースの応用(1) データウェアハウス、データマート、企業会

計システム、 第15回 データベースの応用(2) 在庫管理システム、文書管理システム、

営業支援システム ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 期末試験の成績、小試験の成績、授業態度で評価する。 ■使用テキスト■ 『基本情報技術者テキストNo.5 データベース技術』 インフォテック・サーブ 増進堂 2013年 978-4-424-53506-5 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 データベースシステム

英 文 名 Data base system

担当教員 服部 進

単 位 数 2

対象学生 2TI(~H22) ■授業のねらい・概要■ データベースシステムは大量の情報を蓄積管理し、それらを多数の人々 が効果的に利用するためのシステムである。本講義は概念とモデル、データベース管理システムの機能、データベースの制御およびセキュリティについて講義する。データベース管理言語であるSQLについては、情報工学演習Iでプログラミングを練習するので、講義での解説は簡単にする。講義と演習の両方を同時に学んでほしい。また講義には基本情報技術者試験の問題を随所に取り入れ試験対策の一部を兼ねる。毎回前回の内容を小試験して理解度を確認する。 ■授業(学習)の到達目標■ データベースシステムの基本であるデータモデル、テーブルの正規化、排他制御などの制御方法、在庫管理などへのデータベースの応用、セキュリティの機能などを理解し、説明できる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ データ構造とアルゴリズム I、情報システム ■準備学習等の指示■ 毎回小試験するので復習が必要。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 データベースの目的、データモデル 第2回 データの分析、正規化 第3回 データ操作、集合演算と関係演算 第4回 SQL、データベースの定義、スキーマの定義 第5回 表の定義、ビューの特性と定義 第6回 データベースの操作(1) 照会(問い合わせ)処理 第7回 データベースの操作(2) データの集約、並べ替え 第8回 データベースの操作(3) 結合処理、副問い合わせ 第9回 埋め込み型SQL、カーソル操作 第10回 データベース管理システム(DBMS)の役割、データベース操作機能、

データベース制御機能 第11回 データベースのACID特性、障害回復 第12回 DBMSの種類 第13回 分散データベース、2相コミット、3相コミット 第14回 データベースの応用(1) データウェアハウス、データマート、企業

会計システム 第15回 データベースの応用(2) 在庫管理システム、文書管理システム、

営業支援システム ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 期末試験の成績、小試験の成績、授業態度で評価する。 ■使用テキスト■ 『基本情報技術者テキストNo.5 データベース技術』 インフォテック・サーブ 増進堂 2013年 978-4-424-53506-5 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 データ構造とアルゴリズムⅠ

英 文 名 Data Structure and Algorithms I

担当教員 新谷 敏朗

単 位 数 ②

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ ソフトウェアを作成するには問題解決のためのアルゴリズムとそれを具体的に実現するデータ構造が必要である。配列、リスト、スタック、キュー、2分木などの基本的なデータ構造と「探索」や「整列」などの基礎的なアルゴリズムを学ぶ。 ■授業(学習)の到達目標■ 「コンピュータ・プログラムを作成する能力」を身につけるために必要な基本データ構造とアルゴリズムを理解して、それらに関する設問に答えられるようになること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 情報工学入門 ■準備学習等の指示■ シラバスや毎回の授業内容にあわせて、教科書の予習をしておくこと ■回数ごとの授業内容■ 第1回 データ構造とは 第2回 配列とリスト 第3回 スタックと後置記法 第4回 キュー 第5回 木とグラフ 第6回 アルゴリズムと流れ図 第7回 線形探索と二分探索 第8回 ハッシュ法 第9回 整列アルゴリズム(1)初等的な方法 第10回 整列アルゴリズム(2)クイックソート 第11回 整列アルゴリズム(3)マージソート 第12回 整列アルゴリズム(4)ヒープソート 第13回 再帰呼び出し 第14回 文字列処理 第15回 アルゴリズムの性能と評価 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 定期試験の結果と授業時間内に行う理解度確認テストの結果をあわせて評価する。 ■使用テキスト■ 『アルゴリズムとデータ構造第8版』 林 健一 電子開発学園出版局 2013 9784886472144 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 データ構造とアルゴリズムⅡ

英 文 名 Data Structure and Algorithms II

担当教員 新谷 敏朗

単 位 数 2

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ 前期のデータ構造とアルゴリズムⅠに続いて、種々のデータ構造とアルゴリズムを学び,それらを具体的にC言語で実装することを学ぶ。 ■授業(学習)の到達目標■ 種々のデータ構造とアルゴリズムを理解して,C言語で書かれた基本的なアルゴリズムのソースコードに関する質問に答えられるようになること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ データ構造とアルゴリズムⅠ、プログラミング入門、プログラミング入門演習、プログラミング応用、プログラミング応用演習 ■準備学習等の指示■ 教科書の予習をできるだけしておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 ユークリッドのアルゴリズム 第2回 配列 第3回 リスト 第4回 木とその走査方法 第5回 再帰呼び出しと漸化式 第6回 アルゴリズムの評価 第7回 初等的な整列アルゴリズム(1) 第8回 初等的な整列アルゴリズム(2) 第9回 クイックソート 第10回 順位キュー 第11回 2分探索 第12回 2分探索木 第13回 文字列探索 第14回 ファイル圧縮 第15回 安定結婚問題 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 定期試験の結果と授業時間内に行う小テストの結果をあわせて評価する。 ■使用テキスト■ 『アルゴリズムC 第1巻 基礎・整列 』 R.セジウィック 近代科学社 1996 4-7649-0255-9 ■参考書■ 『アルゴリズムC++』 R.セジウィック 近代科学社 1994 4-7649-0222-2 『プログラミング言語C第2版』 カーニハン&リッチー 共立出版 1989 4-320-02692-6

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専門教育科目

授業科目 ディジタル信号処理

英 文 名 Digital Signal Processing

担当教員 千葉 利晃

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ 複雑な現象を把握するためには、ディジタル信号処理は必要不可欠な知識でありさまざまな分野で利用されている。情報工学科の学生にとっては画像処理の基礎となる学問でもある。本講義はフーリエ変換やサンプリング定理といったディジタル信号処理の基礎的事項を解説する。将来、卒業研究や大学院で画像処理を希望する学生には必要な内容である。 ■授業(学習)の到達目標■ ディジタル信号処理の必要性を理解する。また、フーリエ級数展開、フーリエ変換、およびサンプリング定理を理解し、ディジタル化するときの時間間隔を設定できるとともに、数式の展開になれる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 数学の科目を履修しておくこと。特に、微分・積分学を十分理解しておくこと。 ■準備学習等の指示■ 配布資料に目を通しておくこと(毎回指定する)。復習に重点を置いて学習してほしい。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 ディジタル信号処理とは 第2回 微分積分について 第3回 フーリエ級数について、微分積分の復習 第4回 フーリエ係数の同定、平均値 第5回 フーリエ係数の同定 第6回 Excelによるフーリエ級数の確認 第7回 任意の周期関数のフーリエ級数展開 第8回 フーリエ変換 第9回 フーリエ変換の応用 第10回 離散フーリエ変換 第11回 時間波形のサンプリングと量子化 第12回 サンプリング定理とエイリアシング 第13回 Excelによるサンプリング定理の確認 第14回 自己相関関数とパワースペクトル 第15回 ディジタル信号処理の総まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 出席状況を考慮し、授業時間内に行う課題、および到達目標を測る内容の期末試験により評価する。 ■使用テキスト■ 『なし(プリント)』 ■参考書■ 『なし』

専門教育科目

授業科目 ディジタル通信工学

英 文 名 Digital Communication Engineering

担当教員 清水 光

単 位 数 2

対象学生 2T ■授業のねらい・概要■ 高度情報化社会の到来と共に情報通信ネットワークの知識が必要になってきた。本授業では、ディジタル情報通信ネットワークの基礎知識やコンピュータとの関わり、変調復調技術、伝送制御などの基礎的事項について述べる。 ■授業(学習)の到達目標■ 受講生の理解度をチェックするために中間試験を実施する。また、課題についてレポート提出を課している。レポートの課題や中間試験を通して、ディジタル情報通信ネットワークの基礎知識や変復調技術、伝送制御などについて理解することを目標にしている。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ コンピュータネットワーク ■準備学習等の指示■ 授業内容について予習しておく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 通信ネットワーク 第2回 モバイル通信(1) 歴史 第3回 モバイル通信(2) 端末 第4回 モバイル通信(3) 携帯 第5回 衛星通信 第6回 コンピュータの歴史 第7回 コンピュータの機能 第8回 電話網 第9回 変調と復調 第10回 多重化 第11回 同期・非同期 第12回 伝送制御手順 第13回 誤り制御 第14回 ネットワークの接続形態 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ レポートや中間試験、定期試験の成績に基づいて評価する。 ■使用テキスト■ 『はじめての情報ネットワーク』 室本弘道 森北出版 2010 978-4-627-82961-9 ■参考書■ 『情報ネットワークの仕組みを考える』 河西宏之 昭晃堂 2004 4-7856-3144-9

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専門教育科目

授業科目 電気工学概論

英 文 名 Fundamentals of Electrical Engineering

担当教員 栗延 俊太郎

単 位 数 2

対象学生 4TI ■授業のねらい・概要■ 電気工学および電子工学の基礎である電気回路、電磁気、電子デバイス、電子回路とその応用について学習する。授業は、電気工学を専門としない学科の学生を対象とした基礎的な内容の授業であり、具体的な応用も含めて学習する。 ■授業(学習)の到達目標■ 電気回路の基礎的な計算ができ、電磁気の基礎や電動機、発電機の動作原理を理解する。また、電子デバイスの特性や電子回路の考え方、ならびにその用途について理解する。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 物理学、化学 ■準備学習等の指示■ 復習として、計算問題を解くことで理解が深まるので、教科書の問題を解くこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 電気工学について 第2回 直流回路 第3回 電力とエネルギー 第4回 静電気と電界 第5回 磁気の基礎 第6回 磁界と電流 第7回 電動機および発電機 第8回 交流の基礎 第9回 交流回路 第10回 電子デバイス 第11回 ダイオードとトランジスタ 第12回 アナログ回路 第13回 デジタルの考え方 第14回 2進数と論理回路 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 試験およびレポートにより評価する。 ■使用テキスト■ 『プログラム学習による電気・電子』 職業能力開発教材委員会 編著 広済堂科学情報社 1986 9784331150689 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 入門数学Ⅰ

英 文 名 Basic MathematicsⅠ

担当教員 真鍋 圭司

単 位 数 2

対象学生 1T(特再)・1TI(再)・1TG(特再) ■授業のねらい・概要■ 当該年度の前期「数学Ⅰ」が不合格だった学生に対して、それらの内容を基礎から講義する。ただし、放棄の学生は除く.この授業の合格者は「数学Ⅰ」の単位に読み替える。 ■授業(学習)の到達目標■ 「数学Ⅰ」の内容が理解できる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 高校数学の微分 ■準備学習等の指示■ 数学Ⅰをよく復習し、なぜ不可であったかよく考えておくこと。次の授業の問題を、あらかじめと解いてみて、できなかったものをまとめておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 はじめに 第2回 1次関数、2次関数 第3回 n次関数 第4回 分数関数 第5回 無理関数 第6回 関数の極限 第7回 導関数 第8回 微分法の基本公式 第9回 関数の積の微分法 第10回 関数の商の微分法 第11回 合成関数の微分 第12回 合成関数の微分演習 第13回 三角関数の微分 第14回 指数関数の微分、対数関数の微分 第15回 対数微分法、逆関数の微分 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 定期試験を主とし、出席、レポートなどを加味して評価する。 ■使用テキスト■ 『微分積分学入門ー改訂版ー』 岩谷輝生、河合浩明、田中正紀 学術図書出版社 2011 978-4-7806-0222-7 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 入門数学Ⅱ

英 文 名 Basic Mathematics Ⅱ

担当教員 真鍋 圭司

単 位 数 2

対象学生 2T(特再)・2TI(再)・2TG(特再) ■授業のねらい・概要■ 前年度の後期「数学Ⅱ」が不合格だった学生に対して、それらの内容を基礎から講義する。ただし、放棄の学生は除く.この授業の合格者は「数学Ⅱ」の単位に読み替える。 ■授業(学習)の到達目標■ 「数学Ⅱ」で学習した積分の基礎が理解できる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 数学Ⅰ ■準備学習等の指示■ 数学Ⅱがなぜ不可であったかよく考えておくこと。毎回復習を行った後、次に習う部分の予習として練習問題を解いておくこと。できない問題を整理して、質問することが望ましい。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 はじめに 第2回 微分の基本公式の復習 第3回 関数の積の微分法の復習 第4回 合成関数の微分法の復習 第5回 不定積分の基礎 第6回 不定積分(n乗関数) 第7回 不定積分(指数関数、三角関数、対数関数) 第8回 置換積分法 第9回 置換積分法の問題演習 第10回 部分積分法 第11回 部分積分法の問題演習 第12回 定積分の基礎 第13回 面積への応用 第14回 体積、慣性モーメントなどへの応用 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 定期試験を主とし、出席、レポートなどを加味して評価する。 ■使用テキスト■ 『微分積分学入門ー改訂版ー 』 岩谷輝生、河合浩明、田中正紀 学術図書出版社 2011 978-4-7806-0222-7 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 ヒューマンインターフェース

英 文 名 Human Interface

担当教員 占部 逸正

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ 使いやすいコンピュータが人間行動の特徴や認知メカニズムを基礎にしたヒューマンコンピュータインタラクションの思想のもとに設計、製作されていることを理解する。 ■授業(学習)の到達目標■ ①使い勝手の良さや人の認知の仕組みを知り、対話型システムの設計原則を理解する。②GUI技術のスタイルガイドを知る。③視覚化インタフェースの応用例を理解する。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 実用情報処理演習Ⅱ、Ⅲ、情報工学演習、コンピュータグラフィックス、認知工学 ■準備学習等の指示■ 各回の授業の目標に合わせたの予習を行っておくこと。また、各授業で行った演習の復習を行うこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 序論(講義の目的、学習法、評価法の説明、情報化社会と人間) 第2回 ヒューマンインタフェースとは(人と物、コンピュータとの関りを説明で

きる) 第3回 使いやすさとは(使いやすさを決める要因を説明できる) 第4回 人間の感覚と知覚(感覚の非直線性を説明できる) 第5回 人間工学と認知工学(使い勝手や人間の心的過程の役割が説明で

きる) 第6回 情報処理システムとしての人間(ヒューマンパフォーマンスモデルを

説明できる) 第7回 人間の納得の仕組みと直接操作インターフェース(メンタルモデル

を説明できる) 第8回 デザイナーにできること(設計者とユーザの視点の違いを説明でき

る) 第9回 対話型システムの設計原則(使いやすさのデザインと ISOの対話型

システム設計の一般原則が説明できる) 第10回 ユーザによる評価(客観的な性能評価のためのヒューマンファクタを

説明できる) 第11回 GUI構築技術(GUIの基本技術を説明できる) 第12回 UI画面のレイアウト設計(スタイルガイドの説明ができ、グラフや表を

利用したレイアウト設計ができる) 第13回 情報の視覚化(視覚変数と情報の関連を説明できる) 第14回 情報視覚化技術(フォーカス+コンテクスト技術応用例を説明でき

る) 第15回 言語的および非言語的表現(音声インターフェースの概略を説明で

きる) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ レポート、中間試験および期末試験を総合的に評価する。 ■使用テキスト■ 『ヒューマンコンピュータインタラクション』 岡田謙一 他 Ohmusha ISBN4-274-13240-8 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 物理学Ⅰ

英 文 名 Basic Physics Ⅰ

担当教員 関田 隆一

単 位 数 2

対象学生 1TI(~H25) ■授業のねらい・概要■ 物理学は、工学の基礎となるものである。授業では機械の構造や動作、電子機器の動作原理などを理解するために必要となる物理学の基礎を身につけるために、本授業では主に質点の力学に重点をおいて学習する。 ■授業(学習)の到達目標■ 速度、加速度、ニュートンの法則、等速円運動などの基本事項を理 解し、演習を通して物体に作用する力や運動を具体的に理解す る。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 数学に関する科目 ■準備学習等の指示■ 教科書の問題を解き、復習を十分に行うこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 速度と変位 第2回 加速度,等加速度直線運動 第3回 自由落下運動 第4回 ベクトルとスカラー 第5回 ベクトルで表した速度,加速度 第6回 ニュートンの第一法則(慣性の法則) 第7回 ニュートンの第二法則(運動の法則) 第8回 力の釣り合い 第9回 力のモーメント 第10回 ニュートンの第三法則(作用反作用の法則) 第11回 運動方程式 第12回 等速円運動:周期と回転数 第13回 等速円運動:加速度と向心力 第14回 弾性力とフックの法則 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 試験とレポートにより評価する. ■使用テキスト■ 『物理学の基礎〈1〉力学』 D.ハリディ 他 培風館 2002 978-4563022556 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 物理学実験

英 文 名 Physical Experiment

担当教員 地主 弘幸

単 位 数 (2)

対象学生 1TA・1TI ■授業のねらい・概要■ 基礎的な実験を通して、物理学への理解を深め、物理計測の基礎を学ぶことを目的とする。前期は力学・光学分野の実験を、後期は電磁気学分野の実験を行う。原則として、2人が1組となって実験を行い、実験結果を各人が整理し、実験レポートを作成して提出する。 ■授業(学習)の到達目標■ 実験を通して物理学についての知識を深めるとともに各種計測器の操作に習熟し、物理計測に関する基礎的な知識・技術を習得する。有効数字,単位系の扱いを考慮した実験データの記録・処理を行えるようにする。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 1年次設定の科目につき、なし。 ■準備学習等の指示■ 事前に実験書で予習を行い、授業時には直ちに実験を開始できるように準備しておく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 ガイダンス,力学・光学測定についての注意事項 第2回 キャリパ・マイクロメータによる長さの測定 第3回 ボルダの振り子による重力加速度の測定 第4回 気圧計による大気圧の測定 第5回 液体・粉体の比重の測定 第6回 ユーイングの装置によるヤング率の測定 第7回 ねじれ振り子による剛性率の測定 第8回 共鳴管による音叉の周波数の測定 第9回 メルデの装置による電磁音叉の振動数の測定 第10回 クント管による棒内の音速・ヤング率の測定 第11回 湿度の測定 第12回 レンズの焦点距離の測定,光度の比較 第13回 分光計によるプリズムの屈折率の測定 第14回 白熱電球の分光スペクトルの測定 第15回 有効数字を考慮したデータ処理法の確認実習 第16回 電気測定についての注意事項 第17回 電流計・電圧計による電気抵抗測定 第18回 白熱電球の電流・電圧特性 第19回 等電位線の測定 第20回 金属抵抗の温度係数の測定 第21回 電位差計による電池の起電力の測定 第22回 地磁気の水平分力の測定 第23回 ダイオードの特性 第24回 トランジスタの特性 第25回 光電管の特性 第26回 オシロスコープとリサージュ図形 第27回 熱電対の熱起電力の測定 第28回 磁気履歴の測定 第29回 デジタル回路とコンピュータ制御 第30回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 実験レポートを主とし、出席状況、実験態度も考慮して総合的に評価する。 ■使用テキスト■ 『物理学実験書』 福山大学一般教育部物理教室 大学教育出版 4-88730-268-1 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 プログラミング応用

英 文 名 Applied Programming

担当教員 尾関 孝史

単 位 数 ②

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ C言語用いたプログラミングの演習を行う。プログラミング入門で学んだC言語の復習と更に進んだプログラミング技法を学ぶ。具体的には、型、流れの制御の復習を行い、関数、配列、ファイル入出力、ポインタ、構造体の使い方を新たに学ぶ。 ■授業(学習)の到達目標■ C言語の型、流れの制御を理解し、関数、配列、ファイル入出力、ポインタ、構造体を使ったプログラムを理解できること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ プログラミング入門及びプログラミング入門演習 プログラミング応用演習と同時期に受講すること ■準備学習等の指示■ 配布テキストを事前に読んでおくこと ■回数ごとの授業内容■ 第1回 C言語の復習 第2回 C言語の型 第3回 条件分岐 第4回 繰返し命令 第5回 配列 第6回 関数 第7回 文字と文字列 第8回 ファイル入出力 第9回 ポインタ 第10回 ポインタと関数 第11回 ポインタと動的メモリ 第12回 構造体 第13回 構造体とポインタ 第14回 線形リスト 第15回 復習 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ プログラミング応用演習のレポート(70点)と期末試験(30点)で評価する ■使用テキスト■ 『テキストを配布する』 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 プログラミング応用演習

英 文 名 Exercises on Applied Programming

担当教員 尾関 孝史・宮崎 光二

単 位 数 ②

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ C言語を用いたプログラミングの演習を行う。プログラミング入門演習で学んだC言語の復習と更に進んだプログラミング技法を学ぶ。具体的には、型、流れの制御の復習を行い、関数、配列、ファイル入出力、ポインタ、構造体の使い方を新たに学ぶ。 ■授業(学習)の到達目標■ C言語の型、流れの制御を理解し、関数、配列、ファイル入出力、ポインタ、構造体を使ったプログラムを作成できること。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ UNIX入門、プログラミング入門及びプログラミング入門演習 プログラミング応用と同時期に履修すること ■準備学習等の指示■ 配布テキストを事前に読んでおくこと ■回数ごとの授業内容■ 第1回 C言語の復習 (尾関・宮崎) 第2回 C言語の型 (尾関・宮崎) 第3回 条件分岐 (尾関・宮崎) 第4回 繰返し命令 (尾関・宮崎) 第5回 配列 (尾関・宮崎) 第6回 関数 (尾関・宮崎) 第7回 文字と文字列 (尾関・宮崎) 第8回 ファイル入出力 (尾関・宮崎) 第9回 ポインタ (尾関・宮崎) 第10回 ポインタと関数 (尾関・宮崎) 第11回 ポインタと動的メモリ(尾関・宮崎) 第12回 構造体 (尾関・宮崎) 第13回 構造体とポインタ (尾関・宮崎) 第14回 線形リスト (尾関・宮崎) 第15回 復習 (尾関・宮崎) ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ レポート(70点)とプログラミング応用の期末試験(30点)で評価する ■使用テキスト■ 『テキストを配布する』 ■参考書■ 『新訂新C言語入門シニア編』 林晴比古 ソフトバンク 2004 978-4797325621

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専門教育科目

授業科目 プログラミング入門

英 文 名 Introduction to Programming

担当教員 中道 上

単 位 数 ②

対象学生 1TI ■授業のねらい・概要■ コンピュータの動作原理をもとに設計されたC言語を用いて,手続き指向によるソフトウェア作成の基礎を学ぶ. ■授業(学習)の到達目標■ 高水準プログラミング言語の基本的な文法とその意味を理解している プログラムがコンピュータ内で実行出来るようになるまでの過程を知っている プログラミング言語の持つ種々の基本機能を使ってプログラムを組み立てる方法を知っている ■履修しておくことが望ましい科目等■ UNIX入門 ■準備学習等の指示■ UNIX入門のUNIXコマンドとエディタの使い方について復習しておくこと 授業計画を参照してテキストの該当部分の予習をしておくこと 授業内でレポートを課すので復習すること ■回数ごとの授業内容■ 第1回 UNIXの操作方法の復習 第2回 エディタの使用方法の復習 第3回 C言語による文字の出力 第4回 C言語の変数と型 第5回 数の出力と計算 第6回 キーボードからの文字と数の入力 第7回 配列 第8回 条件分岐 第9回 繰り返し 第10回 復習(第3回~第6回) 第11回 復習(第7回~第9回) 第12回 関数 第13回 ファイル処理 第14回 実用的なプログラム 第15回 総合演習 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ プログラミング入門演習と連動して成績を評価する. 演習の単位取得がこの科目の単位取得の必要条件となる. 講義内で課すレポート,期末試験で評価する. ■使用テキスト■ 『新訂新C言語入門スーパービギナー編』 林晴比古 ソフトバンククリエイティブ 4-7973-2563-1 ■参考書■ 『プログラミング言語C 第2版』 Kernighan, B.W., Ritchie, D.M. 著,石田晴久訳 共立出版 1989 『新・C言語のススメ』 清水忠昭,菅田一博 サイエンス社 1994

専門教育科目

授業科目 プログラミング入門演習

英 文 名 Exercises on Basic Programming

担当教員 中道 上・尾関 孝史

単 位 数 ②

対象学生 1TI ■授業のねらい・概要■ コンピュータの動作原理をもとに設計されたC言語を用いて,手続き指向によるソフトウェア作成の基礎を学ぶ. ■授業(学習)の到達目標■ 高水準プログラミング言語の基本的な文法とその意味を理解している. プログラムがコンピュータ内で実行出来るようになるまでの過程を知っている. プログラミング言語の持つ種々の基本機能を使ってプログラムを組み立てる方法を知っている. エディタを用いたプログラムの編集方法を理解している. ■履修しておくことが望ましい科目等■ UNIX入門 ■準備学習等の指示■ UNIX入門のUNIXコマンドとエディタの使い方について復習しておくこと 授業計画を参照してテキストの該当部分の予習をしておくこと 授業内でレポートを課すので復習すること ■回数ごとの授業内容■ 第1回 UNIXの操作方法の復習 第2回 エディタの使用方法の復習 第3回 C言語による文字の出力 第4回 C言語の変数と型 第5回 数の出力と計算 第6回 キーボードからの文字と数の入力 第7回 配列 第8回 条件分岐 第9回 繰り返し 第10回 復習(第3回~第6回) 第11回 復習(第7回~第9回) 第12回 関数 第13回 ファイル処理 第14回 実用的なプログラム 第15回 総合演習 ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ プログラミング入門演習と連動して成績を評価する. 演習の単位取得がこの科目の単位取得の必要条件となる. 講義内で課すレポート,期末試験で評価する ■使用テキスト■ 『新訂新C言語入門スーパービギナー編』 林晴比古 ソフトバンククリエイティブ ■参考書■ 『プログラミング言語C 第2版』 Kernighan, B.W., Ritchie, D.M. 著,石田晴久訳 共立出版 1989 『新・C言語のススメ』 清水忠昭,菅田一博 サイエンス社 1994

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専門教育科目

授業科目 マルチメディア論

英 文 名 Theory of Multimedia

担当教員 渡辺 浩司

単 位 数 2

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ 私たちのまわりには文字・音声・画像など、多くのメディアが溢れている。それらは目的に応じて、個々にあるいは組み合わされて利用されている。本授業ではこれらのメディアを使いこなすために、各メディアの情報表現能力、表現形式、加工・管理・伝達手法などを利用事例を含めて学び、各メディアの特徴について理解を深める。 ■授業(学習)の到達目標■ 多様なメディアの特性を理解する。 自分が訴えるべきテーマに最も適したメディアを選択あるいはそれらを組み合わせて、その内容を表現できるようになる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし ■準備学習等の指示■ 次回に学習する範囲の演習問題を解いておく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 イントロダクション 第2回 インターフェースデザイン 第3回 立体デザイン 第4回 情報デザイン 第5回 デジタルサウンド 第6回 デジタル画像 第7回 モデリング 第8回 レンダリング 第9回 仮想現実と可視化 第10回 システム(OS) 第11回 インターネットとイントラネット 第12回 パソコンの仕組み 第13回 テレワーク 第14回 マルチメディアの著作権 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ レポートおよび定期試験により総合的に判断する。 ■使用テキスト■ 『マルチメディア検定3級標準教科書』 定平誠・華山宣胤・高田明典・永江孝規 オーム社 2003 4274164888 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 メカトロニクス入門

英 文 名 Introduction to Mechatronics

担当教員 木村 純壮

単 位 数 2

対象学生 3TI ■授業のねらい・概要■ 機械工学(メカニクス)と電子工学(エレクトロニクス)の両分野の境界で,新しくメカトロニクスと呼ばれる分野が開け,定着してきた.これは,日本で生まれ,日本で育った言葉でもある.この分野の主な目的は,機械の運動や動作を,電装装置を用いて自動的に,すばやくかつ正確に操ることにある.このために必要な知識を講義して行く. ■授業(学習)の到達目標■ メカトロニクスの概要や目的を理解し,応用例をあげて説明できる.代表的機構を理解し,説明できる.代表的センサを理解し,説明できる.代表的アクチュエータを理解し,説明できる.コンピュータの構成を理解し,簡単な制御プログラムを作成できる. ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし ■準備学習等の指示■ 復習を充分行うこと。配布する演習問題は、必ず自分で取り組んでおくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 メカトロニクスの概要・目的 第2回 応用例1 ヒューマノイドロボット 第3回 応用例2 ハイブリッド自動車 第4回 機構1 機構の役割,機構の入出力 第5回 機構2 各種代表的機構 第6回 センサ1 センサ仕様・特性,測定量 第7回 センサ2 各種代表的センサ 第8回 センサ3 デジタルエンコーダ,演習 第9回 アクチュエータ1 アクチュエータの概要,DCモータ 第10回 アクチュエータ2 ソレノイド,油空圧シリンダ 第11回 計測電子回路1 OPアンプについて 第12回 計測電子回路2 負帰還増幅回路 第13回 コンピュータの構成・機能 第14回 アセンブリ言語と制御プログラミング 第15回 ロボットの運動学・運動制御 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 期末試験,課題レポート,出席状況による総合評価 ■使用テキスト■ 『メカトロニクス入門』 土谷武士,深谷健一 森北出版 2004 4-627-94420-9 ■参考書■

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専門教育科目

授業科目 UNIX入門

英 文 名 Introduction to UNIX

担当教員 宮崎 光二・中道 上

単 位 数 2

対象学生 1TI ■授業のねらい・概要■ 情報工学科では、Windowsだけではなく、ネットワークのサーバなどで広く利用されているUNIXを用いた演習の授業が多く開講されている。本演習は、それらの一連の授業への導入として、UNIXの基本概念を理解して、基本的な操作が十分できるようになることを目的とする。 ■授業(学習)の到達目標■ UNIXの基本概念を理解し、基本的な操作ができるようになる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし ■準備学習等の指示■ 前回の授業内容を復習しておくこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 UNIXの概要、ログイン、ログアウト 第2回 ディレクトリ、パス、基本コマンド 第3回 テキスト編集、Emacs(基礎) 第4回 Emacs(応用)、ワイルドカード 第5回 ユーザとグループ、ファイルのアクセス制限 第6回 リンク、リダイレクト 第7回 パイプ、よく使うコマンド 第8回 プロセス、シェルスクリプト 第9回 電子メール 第10回 GIMP(画像編集ソフト) 第11回 HTML 第12回 復習 第13回 簡単なプログラムの作成と実行(1) 第14回 簡単なプログラムの作成と実行(2) 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ レポートと期末試験で評価する。 ■使用テキスト■ 『UNIXわかる役立つ基本の知識』 後藤大地/佐々木宣文 技術評論社 ISBN978-4-7741-4115-2 ■参考書■

専門教育科目

授業科目 離散数学

英 文 名 Discrete Mathematics

担当教員 占部 逸正

単 位 数 2

対象学生 2TI ■授業のねらい・概要■ 集合と論理、関係と写像、グラフ理論などを学習の素材として、情報工学科の学生に求められる離散的なものの考え方の基礎を身に付ける。 ■授業(学習)の到達目標■ ①集合演算、論理演算ができる。 ②関係の表現ができる。 ③いろいろなグラフの説明ができる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 基礎数学Ⅰ、基礎数学Ⅱ ■準備学習等の指示■ 各回の授業の目標に合わせた(集合と論理、活計の表現、グラフの基本概念など)予習を行っておくこと。また、各授業で行った演習の復習を行うこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 序論(講義の目的、学習法、評価法、位置づけ、情報科学と数学な

ど) 第2回 集合(集合表現と集合演算ができる) 第3回 命題と論理(命題間の論理演算ができる) 第4回 論理代数(論理式の真偽が判定できる) 第5回 関係(直積により関係を表現できる) 第6回 関係の表現(関係を関係グラフ、有向グラフ、関係行列などで表現

できる) 第7回 写像(単射、全射の区別ができる) 第8回 置換(集合の全単射写像ができる) 第9回 グラフの概念(グラフの定義を説明できる) 第10回 経路(小道、道、閉路の違いを説明できる) 第11回 行列とグラフ(グラフを行列表現できる) 第12回 完全グラフと正則グラフ(完全グラフと正則グラフを描くことができる) 第13回 木グラフ(根付き木グラフを描くことができる) 第14回 平面的グラフ(オイラーグラフ、ハミルトングラフを描くことができる) 第15回 グラフの彩色(地図の彩色ができる) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 中間試験および期末試験の結果を総合的に評価する。 ■使用テキスト■ 『やさしく学べる離散数学』 石村園子 共立出版社 ISBN978-4-320-01846-4 ■参考書■ 『グラフ理論入門』 R.J.ウイルソン 西関他訳 近代科学社

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専門教育科目

授業科目 論理回路

英 文 名 Logic Circuits

担当教員 占部 逸正

単 位 数 ②

対象学生 2TI(H23~) ■授業のねらい・概要■ コンピュータの利用を円滑にするために、その動作の基礎となる2進数、演算、コード化、論理関数と演算などを理解し、続いて基本論理回路の仕組みを学習する。 ■授業(学習)の到達目標■ ①基本論理演算ができる。②論理関数の簡単化ができる。③組み合わせ回路を設計できる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 基礎数学Ⅰ、Ⅱ、情報工学入門、コンピュータアーキテクチャ、離散数学 ■準備学習等の指示■ 各回の授業の目標に合わせた(数値表現、基本論理演算、論理関数の標準形など)の予習を行っておくこと。また、各授業で行った演習の復習を行うこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 序論(講義の目標、学習法、評価法、講義の位置づけなど) 第2回 数値表現と基数変換(基数変換ができる) 第3回 負の数の表現(2進数の補数表現ができる) 第4回 浮動小数点表現(2進数の浮動小数点表現ができる) 第5回 算術演算と誤差(不動小数点数の加減算ができる) 第6回 データ表現(数や文字のコード化表現ができる) 第7回 基本論理演算と真理値表(論理演算を真理値表で表現できる) 第8回 ブール代数の基本法則(基本法則を応用できる) 第9回 論理関数の標準形(入力を論理関数で表現できる) 第10回 標準形と真理値表(加法標準形と乗法標準形を真理値表で表現でき

る) 第11回 論理関数の簡単化(ブール代数の基本法則を応用して簡単化でき

る) 第12回 カルノー図による簡単化(論理関数をカルノー図に描き簡単化でき

る) 第13回 冗長項を有するカルノー図による簡単化(すべての入力が使用され

ない場合の簡単化ができる) 第14回 組合せ回路の構成(基本論理回路の論理式と回路記号を描くことが

できる) 第15回 半加算器と全加算器(演算回路の構成ができる) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ レポート、中間試験および期末試験の結果を総合的に評価する。 ■使用テキスト■ 『論理回路入門』 浜辺隆二 森北出版 ISBN978-4-627-82362-4 C3004 ■参考書■ 『基礎から学べる論理回路』 赤堀 寛 他 森北出版

専門教育科目

授業科目 論理回路

英 文 名 Logic Circuits

担当教員 占部 逸正

単 位 数 2

対象学生 2TI(~H22) ■授業のねらい・概要■ コンピュータの利用を円滑にするために、その動作の基礎となる2進数、演算、コード化、論理関数と演算などを理解し、続いて基本論理回路の仕組みを学習する。 ■授業(学習)の到達目標■ ①基本論理演算ができる。②論理関数の簡単化ができる。③組み合わせ回路を設計できる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 基礎数学Ⅰ、Ⅱ、情報工学入門、コンピュータアーキテクチャ、離散数学 ■準備学習等の指示■ 各回の授業の目標に合わせた(数値表現、基本論理演算、論理関数の標準形など)の予習を行っておくこと。また、各授業で行った演習の復習を行うこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 序論(講義の目標、学習法、評価法、講義の位置づけなど) 第2回 数値表現と基数変換(基数変換ができる) 第3回 負の数の表現(2進数の補数表現ができる) 第4回 浮動小数点表現(2進数の浮動小数点表現ができる) 第5回 算術演算と誤差(不動小数点数の加減算ができる) 第6回 データ表現(数や文字のコード化表現ができる) 第7回 基本論理演算と真理値表(論理演算を真理値表で表現できる) 第8回 ブール代数の基本法則(基本法則を応用できる) 第9回 論理関数の標準形(入力を論理関数で表現できる) 第10回 標準形と真理値表(加法標準形と乗法標準形を真理値表で表現でき

る) 第11回 論理関数の簡単化(ブール代数の基本法則を応用して簡単化でき

る) 第12回 カルノー図による簡単化(論理関数をカルノー図に描き簡単化でき

る) 第13回 冗長項を有するカルノー図による簡単化(すべての入力が使用され

ない場合の簡単化ができる) 第14回 組合せ回路の構成(基本論理回路の論理式と回路記号を描くことが

できる) 第15回 半加算器と全加算器(演算回路の構成ができる) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ レポート、中間試験および期末試験の結果を総合的に評価する。 ■使用テキスト■ 『論理回路入門』 浜辺隆二 森北出版 ISBN978-4-627-82362-4 C3004 ■参考書■ 『基礎から学べる論理回路』 赤堀 寛 他 森北出版

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資格関係科目

授業科目 教育課程論

英 文 名 Curriculum Studies

担当教員 大塚 豊

単 位 数 1

対象学生 2全 ■授業のねらい・概要■ 教職を目指して教育課程について学ぼうとする諸君、および教育課程とは何かについて理解を深めたい諸君を対象として、教育課程編成の歴史、その背景にある思想や原理、教育課程開発の新しい動きや今日的課題、教育課程の実際の編成方法と評価、諸外国の教育課程などについて考えます。 ■授業(学習)の到達目標■ 教育課程についてのトータルな理解をもち、実際に教育課程の編成ができるようになり、教員免許のための要件を満たすことができるようになることを目標とします。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 教育原理 ■準備学習等の指示■ 所定の教科書の予習・復習を欠かさず、授業中の議論に積極的に参加すること。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 オリエンテーション:教育課程とは何か 第2回 明治以降、戦前日本の教育課程の歩み 第3回 戦後日本の教育課程の歩み 第4回 教育課程開発の新しい動きと今日的課題 第5回 教育課程の思想と構造 第6回 教育課程の編成方法 第7回 教育課程の評価方法 第8回 諸外国の教育課程改革 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 学期末の試験および授業中に実施する小テストなどをもとに総合的に評価 ■使用テキスト■ 『新しい時代の教育課程(第3版)』 田中耕治・水原克敏・三石初雄・新岡加名恵 有斐閣アルマ 2012年 978-4-641-12431-8 ■参考書■

資格関係科目

授業科目 教育実習Ⅰ

英 文 名 Teaching PracticumⅠ

担当教員 山口 昌宏

単 位 数 4

対象学生 4全 ■授業のねらい・概要■ ・教育現場での重点的な教育目標や生徒指導の問題点等の解決法についての習得する。 ■授業(学習)の到達目標■ 教員としての責任と使命を体得する。 学習指導案を適切に作成することができ、ねらいとした教育内容を実践できるようになる。 自らの教員としての資質と力量について、成果と課題を知る。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし。 ■準備学習等の指示■ 実習校の指導教員と相談の上、教材研究を十分に行って実習に望むこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 実習校での実習(3週間) ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 教育実習指導、教職実践演習の評価を加味しながら、実習校の評価及び各種実習記録により評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

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資格関係科目

授業科目 教育実習Ⅱ

英 文 名 Teaching PracticumⅡ

担当教員 山口 昌宏

単 位 数 2

対象学生 4全 ■授業のねらい・概要■ ・教育現場での重点的な教育目標や生徒指導の問題点等の解決法についての習得する。 ■授業(学習)の到達目標■ 教員としての責任と使命を体得する。 学習指導案を適切に作成することができ、ねらいとした教育内容を実践できるようになる。 自らの教員としての資質と力量について、成果と課題を知る。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし。 ■準備学習等の指示■ 実習校の指導教員と相談の上、教材研究を十分に行って実習に望むこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 実習校での実習(2週間) ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 教育実習指導、教職実践演習の評価を加味しながら、実習校の評価及び各種実習記録により評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

資格関係科目

授業科目 教育実習指導

英 文 名 Teaching Practicum

担当教員 山口 昌宏

単 位 数 1

対象学生 4全 ■授業のねらい・概要■ 教育実習は、学校現場で教育実践活動を体験し、教育現場の実際に触れ、教員となるための資質を確立するために行うものである。実習校の生徒や先生方の貴重な時間と先生方の莫大な労力を費やして行われる教育実習を最大限に有効にするための準備を行う。 ■授業(学習)の到達目標■ 教員としての責任と使命を自覚させ、学習指導案づくりや模擬授業を通して、実習生としてお願いするに相応しい学力や人間力を身に付ける。。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし。 ■準備学習等の指示■ 学習指導案づくりや模擬授業の準備を十分にすること。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 教育実習の目的と心構え 第2回 教育実習の内容 第3回 学習指導案の書き方 第4回 学習指導案づくり 第5回 模擬授業① 分かりやすい話し方、 効果的な説明の仕方 第6回 模擬授業② 生徒を動かす指示の仕方 第7回 模擬授業③ 考えさせる問い方、生徒の発言の活かし方 第8回 模擬授業④ 効果的な板書の使い方、 自主的な学習活動のさせ

方 第9回 実習校での実習 第10回 実習校での実習 第11回 実習校での授業 ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 学習指導案、模擬授業の内容や意欲・態度を中心に、実習校の成績を加味して評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

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資格関係科目

授業科目 教育相談

英 文 名 Educational Counseling

担当教員 赤澤 淳子

単 位 数 2

対象学生 3全 ■授業のねらい・概要■ 人はその発達過程において、様々 な問題や課題に直面する。本講義では、特に学校教育において、子どもたちに生じやすい問題や課題を取り上げ、それらの特徴を理解するとともに、支援するための方法について学習することを目的とする。 ■授業(学習)の到達目標■ ・各発達段階における子どもの発達の特徴を理解し、生じやすい問題や課題について考え、検討する力を培う。・問題や課題における具体的な支援方法を検討し、習得する。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 臨床心理学・障害者心理学・制度指導・カウンセリング論 ■準備学習等の指示■ シラバスをみて講義の内容を予習し、あらかじめ自分の考えをまとめたり、疑問点等を考えたりして講義に臨むこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 オリエンテーション 第2回 現代社会における教育問題について:どのような問題があるのか 第3回 現代社会における教育問題について:どのような対策があるのか 第4回 教育相談と生徒指導 第5回 乳幼児の発達と発達相談 第6回 学童期の発達と教育相談(1)不登校 第7回 学童期の発達と教育相談(2)いじめ 第8回 学童期の発達と教育相談(3)児童虐待 第9回 思春期の発達と教育相談 第10回 青年期の発達と学生相談 第11回 特別支援教育と教育相談(1)発達障害とは 第12回 特別支援教育と教育相談(2)具体的な支援策 第13回 保護者への支援と教育相談 第14回 学校内の相談システムと専門機関との連携 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 定期試験(60%)・平常点(40%)(平常点は、授業への参加状況、受講態度、質問用紙の提出状況及び内容等を総合して判断します) ■使用テキスト■ ■参考書■

資格関係科目

授業科目 教育方法論

英 文 名 Method of Teaching

担当教員 大塚 豊

単 位 数 2

対象学生 3全 ■授業のねらい・概要■ 教職を目指して教育方法学について学ぼうとする諸君、および教育方法ないし教授法とは何かについて理解を深めたい諸君を対象として、教育方法の歴史、その背景にある思想や原理、教授法に関する新しい動きや今日的課題、教育目標・内容論の実際や学習論、学力論、評価などについて考えます。 ■授業(学習)の到達目標■ 教育方法についてのトータルな理解をもち、実際に授業を行う上での方法論上のノウハウを身につけ、教員免許のための要件を満たすことができるようになることを目標とします。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 教育原理、教育課程論 ■準備学習等の指示■ 所定の教科書の予習・復習を欠かさず、授業中の議論に積極的に参加すること。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 オリエンテーション:シラバスの記載内容を中心に講義針について説

明する 第2回 今なぜ、教育方法の学を学ぶのか 第3回 西洋における教育思想と教育方法の歴史 第4回 カリキュラム研究の成立と展開 第5回 日本のおける教育改革と教育方法の歴史 第6回 授業改造の試み 第7回 現代教育方法学の論点と課題 第8回 子どもは何を学ぶのか 第9回 学習とは何か 第10回 学力をどう高めるか 第11回 授業をどうデザインするか 第12回 教育の道具・素材・環境を考える 第13回 何をどう評価するのか 第14回 教科外教育活動を構想する 第15回 どのような教師をめざすべきか ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 学期末の試験および授業中に実施する小テストなどをもとに総合的に評価 ■使用テキスト■ 『新しい時代の教育方法』 田中耕治・鶴田清司・橋本美保・藤村宣之 有斐閣アルマ 2012年 978-4-641-12479-0 ■参考書■

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資格関係科目

授業科目 教職概論

英 文 名 Introduction to Teaching Profession

担当教員 山口 昌宏

単 位 数 2

対象学生 1全 ■授業のねらい・概要■ 教職を志す学生に、必要な基本認識をもたせ、意欲や使命感を高める。 ■授業(学習)の到達目標■ 教育に関する基本的事項を、現在の教育現場の実態に即しながら学び、自らの適性を見極めさせ、教職をめざすに相応しい意識や態度を養う。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし。 ■準備学習等の指示■ 授業後は必ず配布プリントを整理ておくこと。 参考書を熟読し、教員免許取得をめざす学生としての心構えを培うことが望ましい。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 オリエンテーション 第2回 教員とは 第3回 教育の歴史と教員養成、教員免許制度、教育制度と現状 第4回 教育法規の体系、教育基本法 第5回 学校教育法・学校教育法施行規則と学習指導要領 第6回 教員の身分と服務と分限、懲戒 第7回 教員の役割と業務、勤務実態と勤務条件 第8回 前半のまとめ 第9回 校長、副校長、教頭、主幹教諭、指導教諭、主任、教諭 第10回 学校教育の現状と求められる教員像 第11回 資質の向上と研修 第12回 生涯学習社会と開かれた学校 第13回 教育実習と学習指導案、教員採用 第14回 よりよき教員になるために 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 試験、レポート、プリント整理、授業態度などを総合的に評価する ■使用テキスト■ ■参考書■ 『教職概論(第3次改訂版)』 佐藤春雄 学陽書房

資格関係科目

授業科目 教職実践演習

英 文 名 Educational Practice Seminar

担当教員 大塚 豊 他

単 位 数 2

対象学生 4全 ■授業のねらい・概要■ 中学校、高等学校の教職課程科目の履修履歴(教育実習を含む)を通じて、教員として必要な知識技能が実践力として形成されたかを最終的に確認する。 ■授業(学習)の到達目標■ 中学校、高等学校の教員の実践力について、「教員としての使命感・責任感・教育的愛情」、「教員としての社会性・対人関係能力」、「生徒への理解力と学級経営」、「教育内容等の指導力」に関する4項目からそれぞれの修得状況を総合的に検証する。ロールプレイング、グループ討議、実技指導、実務指導、事例研究、フィールドワーク、模擬授業等の方法を適用する。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 教員免許取得に必要な一定の教職科目 ■準備学習等の指示■ 指示に沿った準備や下調を十分に行い、いつでも発表できるようにしておくこと。 ☆ゲストスピーカーの講義ではスーツ着用のこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 オリエンテーション本演習の目的と内容(大塚、川地、山口、竹盛) 第2回 教員としての使命感・責任感・教育的愛情に関する探究(1)

◎講義(大塚、川地、山口、竹盛) 第3回 教員としての使命感・責任感・教育的愛情に関する探究(2)

◎ゲストスピーカーによる講義:教員としてあるべきこと、生徒との接し方、発達や安全等について (ゲストスピーカー、大塚、川地、山口、竹盛)

第4回 教員としての使命感・責任感・教育的愛情に関する探究(3) ◎グループ討論, レポート課題 (大塚、川地、山口、竹盛)

第5回 教員としての社会性・対人関係能力に関する探究(1) ◎ゲストスピーカーによる講義:社会人としてのマナー、教員組織での協調性、保護者等との関係等 (ゲストスピーカー、大塚、川地、山口、竹盛)

第6回 教員としての社会性・対人関係能力に関する探究(2) ◎グループ討論、レポート課題 (大塚、川地、山口、竹盛)

第7回 教員としての社会性・対人関係能力に関する探究(3) ◎ロールプレーイング (大塚、川地、山口、竹盛)

第8回 生徒への理解力と学級経営に関する探究(1) ◎講義(大塚、川地、山口、竹盛)

第9回 生徒への理解力と学級経営に関する探究(2) ◎ゲストスピーカーによる講義:学級経営のの運営方法、 学級崩壊の対応・防止、不登校、いじめ問題等の現状について (ゲストスピーカー、大塚、川地、山口、竹盛)

第10回 教科内容等の指導力に関する探究のために、 ◎取得免許別にグループ編成⇒グループ毎に討議 (取得免許別指導教員、大塚、川地、山口、竹盛)

第11回 教育内容等の指導力に関する探究(1) ◎模擬授業の指導案づくり(各教科別) (取得免許別指導教員、大塚、川地、山口、竹盛)

第12回 教育内容等の指導力に関する探究(2) ◎模擬授業の指導案づくり(各教科別) (取得免許別指導教員、大塚、川地、山口、竹盛)

第13回 教育内容等の指導力に関する探究(3) ◎代表による模擬授業 (取得免許別指導教員、大塚、川地、山口、竹盛)

第14回 教育内容などの指導力に関する探究(4) ◎代表による模擬授業 (取得免許別指導教員、大塚、川地、山口、竹盛)

第15回 まとめ ◎模擬授業等の評価と全体のまとめ (取得免許別指導教員、大塚、川地、山口、竹盛)

■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 教員としての実践力4項目各20点、実践総合演習(20点)の合計100点を総合して評価する ■使用テキスト■ ■参考書■ 『中学校学習指導要領』 『高等学校学習指導要領』

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資格関係科目

授業科目 工業科教育法

英 文 名 Method of Industrial Education

担当教員 來山 弘通

単 位 数 2

対象学生 3T ■授業のねらい・概要■ 産業構造の大きな変化が進んでいる日本社会で工業教育を担当する教員として求められる教育力を考えさせるとともにその実践力の育成を図る。また教職専門として習得しておかねばならない基礎・基本を体系的に学ぶ。 ■授業(学習)の到達目標■ 工業科教員として求められている基本的な実践力をつける。 (1)教育課程を理解し教育目標・教育内容・指導方法を習得。 (2)工業科目の指導案作成や模擬授業等を通して授業実践力を習得する。 (3)教育から社会へのスムーズな移行の指導力を理解する。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし。 ■準備学習等の指示■ 教職教養科目の復習とコミュニケーション能力を培っておく。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 ガイダンス:今日の学校教育の状況と取り組み 第2回 工業教育の目的と役割 第3回 高等学校指導要領(工業)の目標 第4回 教育課程の編成と教育改革 第5回 工業教育に携わる教員の役割と資質能力(教科指導) 第6回 工業教育に携わる教員の役割と資質能力(先端技術と実技指導) 第7回 日本の産業教育(工業)の歴史 第8回 諸外国(欧米・中国)の工業技術教育 第9回 人格形成と工業教育①(生徒指導:学校カウンセリング) 第10回 人格形成と工業教育②(進路指導:キャリア教育) 第11回 科目指導計画案の作成と指導方法 第12回 新しい学力観(生きる力)と評価法 第13回 模擬授業と授業分析①(1グループ) 第14回 模擬授業と授業分析②(2グループ) 第15回 まとめ(21世紀の工業社会に求められる工業高校教育) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 到達目標に示した事項について、課題レポート(20%)、授業への参加意欲・発表・態度(20%)、単元まとめ小テスト(20%)、定期考査(40%)等をもって理解度、到達度を確認し総合して評価する。授業回数の3分の2以上の出席を求め、総合評価100点満点の60点以上で認定する。 ■使用テキスト■ ■参考書■ 『高等学校学習指導要領』 文部科学省 実教出版 平成22年 『高等学校学習指導要領解説工業編』 文部科学省 実教出版 平成22年

資格関係科目

授業科目 職業指導

英 文 名 Vocational Guidance

担当教員 來山 弘通

単 位 数 2

対象学生 3E・3H・3T ■授業のねらい・概要■ 学校教育での職業指導は進路指導として取り組まれている。その意義・目的その指導方法等の理解と実践力を学び教師としての資質を高める。現在、学校教育の中、「学校から職業への移行」に多くの問題点が指摘されている。従来の出口指導から{在り方生き方の進路指導が求められている。これからの時代に求められる進路指導の在り方について(キャリア教育、キャリアカウンセラー)学習する。 ■授業(学習)の到達目標■ 職業指導の理念と性格、職業指導の基礎理論を理解し、進路指導実践活動につなげる。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし。 ■準備学習等の指示■ 特になし。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 ガイダンス(高等学校で行われている進路指導を考える) 第2回 職業指導の意義と歴史 第3回 職業指導(進路指導)の基礎理論・・・職業選択理論 第4回 職業指導(進路指導)の基礎理論・・・職業適応理論・発達理論 第5回 学習指導要領と進路指導 第6回 進路指導を行うための校内組織および運営 第7回 進路指導の年間計画とクラス運営(進路指導主事の役割) 第8回 産業社会構造・雇用意識の変化と職業指導・・・モラトリアム化社会の

問題点 第9回 産業社会構造・雇用意識の変化と職業指導・・・フリーター、ニートの

問題点 第10回 進路決定と適応についての今日的課題(勤労観、職業観と高校生の

離転退職の問題点・中退生の問題点) 第11回 諸外国の職業指導(アメリカと中国の取り組み) 第12回 諸外国の職業指導(ドイツデュアルシステムから学ぶ) 第13回 高等学校のキャリア教育(インターンシップの展開と課題) 第14回 高等学校のキャリア教育(生徒理解と自己実現) 第15回 高等学校のキャリア教育(進路相談、キャリアカウンセリング) ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 課題レポート30%、単元小テスト20%及び定期試験50%により評価する ■使用テキスト■ ■参考書■

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資格関係科目

授業科目 人権論

英 文 名 Human Right Argument

担当教員 桶東 愛生

単 位 数 1

対象学生 2全 ■授業のねらい・概要■ 現代社会において、解決を図らなければならない多くの人権課題が存在する。 ■授業(学習)の到達目標■ この講座は、教職課程の一環として、将来、教職をめざす学生の皆さんに、人権問題や、人権教育に関わる基本認識を育てていただくことを、主要な目的とする。 また、現代社会に生きる人間として、学生の皆さんが人権問題に直面した際、人間として如何に生きるべきか判断する手懸かりを提供できるものにしていきたい。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし ■準備学習等の指示■ 日本国憲法の人権規定の部分に目を通しておくこと。日ごろから新聞やテレビで報道される人権にかかわる事件・事象に関心を持ってもらいたい。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 人権思想の誕生と発展 第2回 日本国憲法と人権保障(1) 自由権的基本権 第3回 日本国憲法と人権保障(2) 社会権的基本権 第4回 日本国憲法と人権保障(3) 新しい人権 第5回 わが国に於ける人権課題(1) こどもの人権 第6回 わが国に於ける人権課題(2) 女性の人権 第7回 わが国に於ける人権課題(3) 高齢者の人権 第8回 わが国に於ける人権課題(4) 消費者の人権 第9回 わが国に於ける人権課題(5) 労働者の人権 第10回 わが国に於ける人権課題(6) 環境問題と人権 第11回 わが国に於ける人権課題(7) 情報化社会と人権 第12回 わが国に於ける人権課題(8) 国際化社会と人権 第13回 人権教育に関わる基本認識 第14回 人権教育の現状と課題 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施しない ■成績評価の方法■ 最終講義後、指定した設問についてのレポートの提出をもとめる。 提出されたレポートの内容によって評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

資格関係科目

授業科目 生徒指導

英 文 名 Student Guidance

担当教員 三宅 幹子

単 位 数 2

対象学生 2全 ■授業のねらい・概要■ 学校における生徒指導および進路指導の意義と目的,位置づけ,方法等について学習する。そして,児童・生徒の発達や,児童・生徒を取り巻く環境の変化をふまえて,個性の伸長や将来の生き方への関心の深化をはかり,学校生活への適応と自己実現を援助・指導するための生徒指導・進路指導のありかたについて考えを深めることをめざす。 ■授業(学習)の到達目標■ 生徒指導・進路指導が重視されている背景について理解し,これからの子どもたちを育てるために必要な生徒指導・進路指導のあり方についてのビジョンを形成する。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ ■準備学習等の指示■ 前回までの学習内容を復習して各回の授業にのぞむこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 オリエンテーション:生徒指導とは,ねらいと背景 第2回 生徒指導の意義,位置づけ 第3回 生徒指導と教育課程,学級経営 第4回 生徒理解(1)発達的視点 第5回 生徒理解(2)子どもをとりまく社会の変化 第6回 生徒理解(3)家庭の変容 第7回 生徒理解(4)学校の課題 第8回 生徒理解(5)子どもの姿 第9回 現代の子どもの抱える問題(1):反社会的問題行動 第10回 現代の子どもの抱える問題(2):非社会的問題行動 第11回 問題行動への予防的支援 第12回 生徒指導と教師の資質 第13回 進路指導の本質,組織と運営 第14回 進路指導の課題 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 期末試験,レポート,受講態度等により総合的に評価する。 ■使用テキスト■ ■参考書■

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資格関係科目

授業科目 道徳教育の指導法

英 文 名 Guidance of Moral Education

担当教員 荒木 紀幸

単 位 数 2

対象学生 2全 ■授業のねらい・概要■ 生徒の心の荒廃が指摘される今日、道徳性の涵養が重要な課題になっている。学校における道徳教育について道徳性心理学の立場から理論と実践を学ぶ。この中でとりわけコールバーグの認知発達段階論に基づくモラルジレンマ授業の実践や道徳性の発達を詳細に取り上げ、学生の道徳教育への関心と実践への意欲を高めたい。 ■授業(学習)の到達目標■ 生徒の道徳的な自律を心理学的に説明でき、道徳的自律を促すためには、どのような教育活動が必要とされるかについて認知発達段階説の立場から説明できる。さらに道徳授業を計画し、実践することに意欲を示す。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 特になし。 ■準備学習等の指示■ 前回までの学習内容を復習し、授業に臨むこと。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 新しい学力観と道徳教育 第2回 新しい学習指導要領における道徳の扱い 第3回 道徳の目的と内容 第4回 道徳性を説明する心理学的諸理論について、(1)精神分析論 第5回 道徳性を説明する心理学的諸理論について、(2)行動主義論、モデ

リング論 VTR-「青い目茶色い目」がもたらしたもの

第6回 道徳性を説明する心理学的諸理論について、(3)認知発達論 第7回 道徳性発達段階の理解(1) その特徴 第8回 道徳性発達段階の理解(2) 教育への示唆 第9回 モラルジレンマ教材の教育的意義について 第10回 コールバーグ理論に基づく道徳教育の方法 第11回 モラルジレンマ授業の実際(VTR視聴) 第12回 学習指導案の作成と検討(1) 第13回 学習指導案の作成と検討(2) 第14回 道徳教育における評価のあり方、道徳性の測定 第15回 まとめ ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 出席と講義への主体的参加,レポート,試験で総合的に評価する。 ■使用テキスト■ 『中学校学習指導要領解説ー道徳編』 文部科学省 日本文教出版 MEXT 1-0828 『続道徳教育はこうすればおもしろい』 荒木紀幸編著 北大路書房 2011 978-4-7628-8 ■参考書■ 『モラルジレンマ教材でする「白熱討論の道徳授業」中学校・高等学校編』 荒木 紀幸監修 明治図書 2013年 978-4-18-049723-2

資格関係科目

授業科目 特別活動の指導法

英 文 名 Extra-curricular Activities

担当教員 大塚 豊

単 位 数 1

対象学生 2全 ■授業のねらい・概要■ 教員免許取得を目指して学ぼうとする諸君、および教育とは何かについて理解を深めたい諸君を対象として、学校教育を構成する重要な側面である特別活動について一緒に考えます。具体的には、特別活動の歴史や目標、学級活動、児童会活動、クラブ活動、学校行事などを実際に指導する上での留意点について幅広く検討します。 ■授業(学習)の到達目標■ 特別活動についての幅広い理解をもち、教員免許取得のための要件を満たすとともに、家庭人として、社会人として、学校における特別活動に関して客観的に考えることができるようになることを目標とします。 ■履修しておくことが望ましい科目等■ 教育原理、教育課程論 ■準備学習等の指示■ 所定の教科書の予習・復習を欠かさず、授業中の議論に積極的に参加すること。 ■回数ごとの授業内容■ 第1回 オリエンテーション:特別活動の意義と特色 第2回 特別活動の歴史 第3回 学校・学級・学年経営と特別活動 第4回 特別活動と家庭・地域の連携 第5回 特別活動と他の教育活動との関連 第6回 学級活動・生徒会活動の指導 第7回 クラブ活動・学校行事の指導 第8回 諸外国の特別活動 ■定期試験■ 実施する ■成績評価の方法■ 学期末の試験および授業中に実施する小テストなどをもとに総合的に評価 ■使用テキスト■ 『特別活動のフロンティア』 中谷彪、臼井英治、大津尚志編 晃洋書房 2008年 978-4-7710-1949-2 ■参考書■

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