fin hemofeel 1111cs2.toray.co.jp/news/tmc/news_rd.nsf/0/bfb556665ceb8a...ch-w...

2
〒103-8666 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 〒103-0023 東京都中央区日本橋本町ニ丁目4番1号 ■製造販売業者 ■販売業者 http://www.toray-medical.com/ 製品仕様 中空糸 内径 材 質 充填液 血液側容量 mL mL/h/kPa mL/h/mmHg 水透過性 ※1 アルブミン透過率 ※2 ※1 Q B =200±4mL/min、平均圧力9.3±1.9kPa(70±14mmHg) (水系) ※2 Ht=30±3%、TP=6.0±0.3g/dL、Q B =200±4mL/min、Q F =20±2mL/min(牛血系) 滅菌法 膜厚 有効面積 μm CH-0.3W CH-0.6N CH-1.0N CH-1.3W CH-1.0SX CH-1.3W CH-1.0SX CH-1.8W CH-1.8W 0.3 0.6 1.0 ガンマ線滅菌 逆浸透膜ろ過水(RO水) 1.0 1.8 1.3 2.3 22 38 58 130 98 195 285 588 13 26 0.7 38 78 0.7 94 425 57 240 200 30 ポリメチルメタクリレート 240 240 μm m 2 高度管理医療機器 持続緩徐式血液濾過器 医療機器承認番号 20300BZZ00624000 東レ独自のPMMA中空糸膜により 高いタンパク吸着性能を有します 持続緩徐式血液濾過器 HEMOFEEL ® CH (1611)10PV 処置料(診療報酬の算定方法): J038-2 持続緩徐式血液濾過 1,990点(1日につき) 注1 入院中の患者以外の患者に対して、午後5時以降に開始した場合若しくは午後9時以降に終了した場合又は休日に行った場合は、300点を所定点数に 加算する。 注2 著しく持続緩徐式血液濾過が困難な障害者等に対して行った場合は、1日につき120点を加算する。 注3 持続緩徐式血液濾過を夜間に開始し、午前0時以降に終了した場合は、1日として算定する。 注4 区分番号J038に掲げる人工腎臓の実施回数と併せて1月に14回に限り算定する。ただし、区分番号J038に掲げる人工腎臓の注8に規定する別に 厚生労働大臣が定める患者にあってはこの限りでない。 (平成28年3月4日厚生労働省告示第52号) (1)使用した特定保険医療材料については、持続緩徐式血液濾過器として算定する。 (2)持続緩徐式血液濾過は、腎不全のほか、重症急性膵炎、重症敗血症、劇症肝炎又は術後肝不全(劇症肝炎又は術後肝不全と同程度の重症度を呈する 急性肝不全を含む。)の患者に対しても算定できる。ただし、重症急性膵炎及び重症敗血症の患者に対しては一連につき概ね8回を限度とし、劇症肝炎又は 術後肝不全(劇症肝炎又は術後肝不全と同程度の重症度を呈する急性肝不全を含む。)の患者に対しては一連につき月10回を限度として3月間に限って 算定する。 (3)人工腎臓、腹膜灌流又は持続緩徐式血液濾過を同一日に実施した場合は、主たるものの所定点数のみにより算定する。 (4) 「注1」の加算を算定する場合は、区分番号「A000」初診料の注7及び区分番号「A001」再診料の注6に掲げる夜間・早朝等加算は算定しない。 (5)持続緩徐式血液濾過を夜間に開始した場合とは、午後6時以降に開始した場合をいい、終了した時間が午前0時以降であっても、1日として算定する。 ただし、夜間に持続緩徐式血液濾過を開始し、12時間以上継続して行った場合は、2日として算定する。 (6)妊娠中の患者以外の患者に対し、持続緩徐式血液濾過と人工腎臓を併せて1月に15回以上実施した場合(持続緩徐式血液濾過のみを15回以上実施した 場合を含む。)は、15回目以降の持続緩徐式血液濾過又は人工腎臓は算定できない。ただし、薬剤料又は特定保険医療材料料は別に算定できる。 (平成28年3月4日保医発0304第3号別添1) 診療報酬および特定保険医療材料価格 特定保険医療材料名称 機能区分 材料価格 処置料 持続緩徐式血液ろ過器 標準型 26,500円 (回路含む) 持続緩徐式血液濾過 (1日につき) 1,990点 (平成28年4月1日) ®は東レ株式会社の登録商標です。

Upload: lydung

Post on 11-May-2018

265 views

Category:

Documents


9 download

TRANSCRIPT

Page 1: Fin HEMOFEEL 1111cs2.toray.co.jp/news/tmc/news_rd.nsf/0/BFB556665CEB8A...CH-W PMMA膜と水の親和性 CH-Wは中空糸内径を200μmから240μmに 拡大する事でカラム入口圧の低下による施行の

〒103-8666 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号〒103-0023 東京都中央区日本橋本町ニ丁目4番1号

■製造販売業者■販売業者

http://www.toray-medical.com/

製品仕様

中空糸内径

材 質

充填液

血液側容量 mL

mL/h/kPa

mL/h/mmHg

水透過性※1

アルブミン透過率※2

※1 QB=200±4mL/min、平均圧力9.3±1.9kPa(70±14mmHg)(水系)

※2 Ht=30±3%、TP=6.0±0.3g/dL、QB=200±4mL/min、QF=20±2mL/min(牛血系)

滅菌法

膜厚

有効面積

μm

CH-0.3W CH-0.6N CH-1.0N

CH-1.3W

CH-1.0SX CH-1.3W

CH-1.0SX

CH-1.8W

CH-1.8W

0.3 0.6 1.0

ガンマ線滅菌

逆浸透膜ろ過水(RO水)

1.0 1.81.3

2.3

22 38 58 130

98 195 285 588

13 26

0.7

38 78

0.7

94

425

57

240 200

30

ポリメチルメタクリレート

240240

μm

m2

高度管理医療機器持続緩徐式血液濾過器医療機器承認番号 20300BZZ00624000

東レ独自のPMMA中空糸膜により高いタンパク吸着性能を有します

持続緩徐式血液濾過器

HEMOFEEL® CH

(1611)10PV

処置料(診療報酬の算定方法):J038-2 持続緩徐式血液濾過 1,990点(1日につき)

注1 入院中の患者以外の患者に対して、午後5時以降に開始した場合若しくは午後9時以降に終了した場合又は休日に行った場合は、300点を所定点数に加算する。

注2 著しく持続緩徐式血液濾過が困難な障害者等に対して行った場合は、1日につき120点を加算する。注3 持続緩徐式血液濾過を夜間に開始し、午前0時以降に終了した場合は、1日として算定する。注4 区分番号J038に掲げる人工腎臓の実施回数と併せて1月に14回に限り算定する。ただし、区分番号J038に掲げる人工腎臓の注8に規定する別に厚生労働大臣が定める患者にあってはこの限りでない。

(平成28年3月4日厚生労働省告示第52号)

(1)使用した特定保険医療材料については、持続緩徐式血液濾過器として算定する。(2)持続緩徐式血液濾過は、腎不全のほか、重症急性膵炎、重症敗血症、劇症肝炎又は術後肝不全(劇症肝炎又は術後肝不全と同程度の重症度を呈する

急性肝不全を含む。)の患者に対しても算定できる。ただし、重症急性膵炎及び重症敗血症の患者に対しては一連につき概ね8回を限度とし、劇症肝炎又は術後肝不全(劇症肝炎又は術後肝不全と同程度の重症度を呈する急性肝不全を含む。)の患者に対しては一連につき月10回を限度として3月間に限って算定する。

(3)人工腎臓、腹膜灌流又は持続緩徐式血液濾過を同一日に実施した場合は、主たるものの所定点数のみにより算定する。(4)「注1」の加算を算定する場合は、区分番号「A000」初診料の注7及び区分番号「A001」再診料の注6に掲げる夜間・早朝等加算は算定しない。(5)持続緩徐式血液濾過を夜間に開始した場合とは、午後6時以降に開始した場合をいい、終了した時間が午前0時以降であっても、1日として算定する。

ただし、夜間に持続緩徐式血液濾過を開始し、12時間以上継続して行った場合は、2日として算定する。(6)妊娠中の患者以外の患者に対し、持続緩徐式血液濾過と人工腎臓を併せて1月に15回以上実施した場合(持続緩徐式血液濾過のみを15回以上実施した

場合を含む。)は、15回目以降の持続緩徐式血液濾過又は人工腎臓は算定できない。ただし、薬剤料又は特定保険医療材料料は別に算定できる。(平成28年3月4日保医発0304第3号別添1)

診療報酬および特定保険医療材料価格

特定保険医療材料名称 機能区分 材料価格 処置料

持続緩徐式血液ろ過器 標準型 26,500円(回路含む)

持続緩徐式血液濾過(1日につき)1,990点

(平成28年4月1日)

®は東レ株式会社の登録商標です。

CH-1.0SX

Page 2: Fin HEMOFEEL 1111cs2.toray.co.jp/news/tmc/news_rd.nsf/0/BFB556665CEB8A...CH-W PMMA膜と水の親和性 CH-Wは中空糸内径を200μmから240μmに 拡大する事でカラム入口圧の低下による施行の

CH-W

●●PMMA膜と水の親和性PMMA膜と水の親和性

CH-Wは中空糸内径を200μmから240μmに拡大する事でカラム入口圧の低下による施行の安定化を図っております。CH-1.3Wについては少ないプライミングボリュームと、限外ろ過性能・タンパク吸着特性の向上を両立させました。

イメージ図

中空糸の内径を拡大

ヘモフィール® CHシリーズにおける特徴

排液血漿を用いた循環実験では6時間のCHDF施行によりPS膜:42.0%、PMMA膜:79.2%のIL-6が血漿中から除去されました。2)

PMMAと水の間には、はっきりとした界面(境目)が存在せず、非常に含水率の高い層(膨潤層)がナノオーダーで存在しています。1)

膨潤層では、PMMAのポリマー鎖が水草のようにゆらゆらと存在していると考えられます。

CH-N CH-SX

CH-SXCH-SXはCH-Nと比較して、最大細孔径を大きくすること5)で、より大きな物質の吸着・ろ過が可能となっています。

water

PMMA

PMMA膜の均一構造(イメージ図) ●PMMA膜の構造●PMMA膜の構造均一なナノポーラス構造を有しており膜全体を用いて物質をトラップ(吸着)します。

持続緩徐式血液濾過器持続緩徐式血液濾過器

HEMOFEEHEMOFEELL®®LL®LL CH CH®® CH®®

CH-1.3W CH-1.0SXCH-1.8W

IL-6吸着特性

PMMA膜の持つ高いサイトカイン吸着特性

0 6 12 18 24 30

IL-6(20μg)再添加

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

CH-1.8W

CH-1.0N

(東レ株式会社社内データ)4)循環時間(hr)

IL-6濃度(pg/mL)

単位:%

PS膜 PAN膜 PMMA膜0

20

40

60

80

100

限外ろ過性能mL/min

限外ろ過速度

血液側

ろ液(透析液)側

PMMA膜使用における臨床効果報告

敗血症ショック症例に対して、PMMAを用いたCHDF施行により、血圧の有意な改善が認められました。この効果は、心拍出量の増加によるものではなく、体血管抵抗の上昇によるものでした。また、血中IL-6濃度は24時間後に有意に低下しました。血中乳酸濃度は12時間後に有意に低下し、組織酸素代謝の改善がみられました。3)

循環動態・組織酸素代謝改善の報告

参考文献1) Horinouchi.A, Atarashi.H, Fujii.Y, Tanaka.K Macromolecules 2012;45:4638-4642.2) 千原伸也ら ICUとCCU 2009;33(別):122-123.3) Nakada.T, Oda.S, Matsuda.K, et al. Molecular Medicine 2008;14(5-6):257-263.4) 小澤英俊 人工臓器 2014;43(3)228-232.5) 山下明泰ら ICUとCCU 2009;33(別):7-8.

【実験条件】使用血清:牛胎児血清2,000mLへ IL-6を20μg添加透 析 液:生理食塩水施行条件:QB=100mL/min、QD=1,000mL/hr

240µm

CH-1.0SX

時間(hr)

10

100

1,000

10,000

100,000

1,000,000pg/mLmL/hr

0

50

100

150

血圧PMMA-CHDF

収縮期血圧

平均血圧

拡張期血圧

***

***

** *

***

mmHg

***P<0.0001,**P<0.001,*P<0.05 *P<0.01 *P<0.0001 *P<0.0001

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12時間(hr)

0 724824時間(hr)

血中IL-6濃度PMMA-CHDF

尿量PMMA-CHDF

mg/dL*

0

100

50

時間(hr)0 724824

血中乳酸濃度PMMA-CHDF

0

2

4

6

8

10

12

14

16

CH-1.8WCH-1.3WCH-1.0N

IL-6平均クリアランス

(東レ株式会社社内データ)

mL/min

0 50 100 150 200(東レ株式会社社内データ)限外ろ過圧:TMP(mmHg)

【測定条件】Ht=30±3%、TP=6.0±0.3g/dL、QB=100±2mL/min(牛血系)

0

20

40

60

80

CH-1.0N, CH-1.0SX

CH-1.8W

CH-1.3W

※測定開始時~20hまでの平均クリアランス値

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 120

20

40

60

80

100