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プロユース仕様(V1.00) 電波時計式NTPサーバー RS-232C接続タイプ (JJY-NTP3-1A) 仕様書 300 4233 0 (c) 2006 2012 NIPPON SEC Corporation - - -

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  • プロユース仕様(V1.00)

    電波時計式NTPサーバーRS-232C接続タイプ(JJY-NTP3-1A)

    仕様書

    300 4233 0(c) 2006 2012 NIPPON SEC Corporation- - -

  • 配線上の注意

    ■本装置の各端末間のケーブルやパソコンと接続するケーブルは、電力ケーブルや他設備の動力線から遠ざけて配線してください。

  • 注意

    ●この装置は電波機器ですので、環境の変化などで受信状況が変わる可能性があります。定期的にLEDモニターで受信状況を確認してご使用下さい。

    ●長波の電波は昼間よりも夜間の方が受信しやすくなります。

    ●濡れた手で本製品及び電源ケーブル等付属品を取り扱わないでください。感電の原因となります。

    ●アース線・FG(フレームグランド)は強電設備とは独立したD種接地に接続してください。

    ●電源ケーブルのプラグの接続は、タコ足配線にしないでください。タコ足配線はコンセントが過熱し、火災の原因となることがあります。

    ●電源は、仕様に記述された適切な電源を使用してください。

    ●電源ケーブルや通信ケーブルを無理に曲げたり、上に重い物をのせたりしないでください。感電、発煙、火災の原因となります。

    ●湿気やホコリの多い場所での使用は避けてください。本製品の寿命が短くなったり、故障の原因になります。

    ●強電設備の近くなど、ノイズの多い環境では使用しないでください。誤動作の原因となります。

    ●本製品をむやみに開けたり分解したりしないでください。

    ●信号線の接続や設定、カバー類の取り付け/取り外し、設置等をする場合は、必ず電源を切ってから行ってください。また、指をはさんだり、ぶつけたりしないように注意してください。

    ●本製品は精密な電子機器ですので、強い振動や衝撃を与えたりしないでください。

    ●本製品を人命に関わるような用途では使用しないでください。

  • 目次1 概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

    2 構成図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22-1 屋内用(JJY-NTP3-1A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2)2-2 屋外用(JJY-NTP3-1A-O ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2)

    3 外観図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33-1 自動時刻修正BOX(JJY-MU ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3)3-2 ACアダプタ(JJY-AC ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4)3-3 NTPサーバーユニット(JJY-NTP3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5)3-4 屋外用ケース(JJY-CASE :オプション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5)

    4 自動時刻修正BOX機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64-1 受信動作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

    4-2 60kHz強制受信スイッチ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64-3 RS-232C調歩同期出力機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・64-4 LEDモニター機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6

    4-4-1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6電源(赤 :電源モニター)4-4-2 ・・・・・・・・・・・・・6成功(緑 :時刻情報の受信に成功してからの経過時間)4-4-3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7状況(赤 :現在の受信状況)4-4-4 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・760kHz(赤 :60kHz強制受信)

    5 NTPサーバー機能・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85-1 出荷時設定情報・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95-2 INITスイッチの操作・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105-3 NTPサーバーへのログイン方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・115-3-1 コンソールでの接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

    5-3-2 SSHでの接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125-3-3 telnetでの接続方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13

    5-4 ネットワーク情報設定変更方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・145-5 時刻情報源との接続確認方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18

    6 使用条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・196-1 設置条件・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・196-2 受信確認方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・196-3 自動時刻修正BOX(JJY-MU)の設置方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・206-4 受信範囲・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22

  • 7 仕様・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23

    7-1 自動時刻修正BOX(JJY-MU-1A ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23)7-2 NTPサーバーユニット(JJY-NTP3 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23)

    8 ケーブル図・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・248-1 屋内用:RS-232C仕様(JJY-CBL-1A-NTP ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24)8-2 屋外用:RS-232C仕様(JJY-CBL-1A-NTP-O ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24)

    9 電波を受信できないときは?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25

    10 故障かな?と思ったら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・26

    11 こんなときは?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・27

    12 参考資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3212-1 通信設定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32

    12-2 取得コマンドフォーマット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3212-3 出力フォーマット・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3312-4 BCCの計算方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34

  • - 1 -

    1 概要

    ●電波時計式NTPサーバーRS-232C接続タイプ(以下JJY-NTP3-1A)は独立行政法人・情報通信研究機構が運用している正確な時刻情報をのせた40kHzまたは60kHz の標準電波を受信し、NTPサーバーユニットにRS-232C※

    で出力する自動時刻修正装置です。●JJY-NTP3-1Aの出力方式はRS-232Cです。●JJY-NTP3-1Aを使用する際は、必ず専用のACアダプタを使用して下さい。●JJY-NTP3-1Aは屋内仕様です。屋外で使用される場合は、オプションにて対応します。(JJY-NTP3-1A-O)

    ※本製品は40kHz/60kHz自動切替タイプです

  • - 2 -

    2 構成図2-1 屋内用(JJY-NTP3-1A)

    <付属品>1.自動時刻修正BOX (JJY-MU-1A) 1台2.NTPサーバーユニット (JJY-NTP3) 1式3.自動時刻修正BOX用ACアダプタ (JJY-AC) 1個4.屋内用ケーブル (JJY-CBL-1A-NTP) 1本(標準:3m 最大:15m)※JJY-CBL-1A-NTP:自動時刻修正BOX-NTPサーバーユニット間のケーブル

    2-2 屋外用(JJY-NTP3-1A-O)

    <付属品>1.自動時刻修正BOX (JJY-MU-1A) 1台

    2.NTPサーバーユニット (JJY-NTP3) 1式3.自動時刻修正BOX用ACアダプタ (JJY-AC) 1個4.屋内用ケーブル (JJY-CBL-1A-NTP) 1本(標準:3m)※JJY-CBL-1A-NTP:自動時刻修正BOX-NTPサーバーユニット間のケーブル

    5.屋外用ケース (JJY-CASE) 1個6.屋外用ケーブル (JJY-CBL-1A-NTP-O) 1本(標準:12m 最大:12m)※屋外仕様の際は、屋内用ケーブルと屋外用ケーブルを接続して使用します。※屋内用ケーブル+屋外用ケーブルの最大長は15mです。

    JJY-MU-1A自動時刻修正BOX

    JJY-MU

    60k

    状況

    成功

    電源

    Autoclockadjustbox

    JJY-MU

    D-sub9ピン オス

    RS-232C用RJ45-Dsub9ピン(メス)変換アダプタ※1

    ※1:NTPサーバーユニットの付属品です。

    LAN

    Ethernet

    (標準3m:最大15m)JJY-CBL-1A-NTP

    NTP/SNTPクライアント

    JJY-ACACアダプタDC9V

    ケーブル長:1800±100mm

    NTPサーバー

    CON SOLE R S -232C

    eSAT AUSB1USB0

    INIT HWRESET STATUS ET HER-0ET HER-1

    CONSOLE用ケーブル※1RS-232C用

    (標準3m)

    屋内屋外

    屋外用ケースJJY-CASE

    JJY-MU-1A自動時刻修正BOX

    (標準12m:最大12m)JJY-CBL-1A-NTP-O

    JJY-CBL-1A-NTP

    RS-232C用RJ45-Dsub9 ピ ン(メス)変換アダプタ※1

    ※1:NTPサ ハー ゙ー ユニットの付属品です。

    LAN

    EthernetNTP/SNTPクライアント

    D-sub9ピン オス

    ACアダプタJJY-AC

    DC9V

    ケーブル長:1650±100mm

    NTPサ ハー ゙ー

    CONS OLE RS-232CeSATAUS B1US B0

    INIT HW RESET STAT US ETHE R- 0ETHE R- 1

    CO NSOLE用ケー ブル※1RS-232C用

  • - 3 -

    3 外観図

    3-1 自動時刻修正BOX(JJY-MU)

    9012.5

    120

    103

    140

    12

    Dsub-25P メス

    4-φ44-取付足

    4-モニター用LED

    【正面】

    【上面】

    プラスチックケース

    45 6

    32【側面】

    60kHz強制受信スイッチ ACアダプタ接続用(DC9.5V)

  • - 4 -

    3-2 ACアダプタ(JJY-AC)

    ※自動時刻修正BOX用です。

    入力:AC100V(50/60Hz)

    4251

    63

    出力:DC9V 500mA

    ケーブル長:1800±100mm(屋内使用時)1650±100mm(屋外使用時)

  • - 5 -

    3-3 NTPサーバーユニット(JJY-NTP3)

    ※電源は本体と同梱されている、付属のACアダプタを使用してください。

    3-4 屋外用ケース(JJY-CASE :オプション)

    材質:ABS

    [側面][正面]

    4-φ5(壁面取付用ネジ 穴:背面側)

    3-ポ ルー取付用長穴(バンド固定用)

    110

    195

    224 295

    φ8 鍵取付穴

    8027

    3927

    3927

    63

    6

    150

    反対面同様

    色:ベ ージュ 5Y8/2

    保護等級:IPX3

    適合電線径:φ6~8mm

    142.1

    101

    OpenBlocks

    AX3

    CONSOLERS-232C

    eSATAUSB1USB0

    INITHWRESET

    STATUSETHER-0ETHER-1

    DCIN

    41

  • - 6 -

    4 自動時刻修正BOX機能

    4-1 受信動作

    ①電源投入直後(リセット直後)は40kHzから受信を開始します。

    ②40kHzで7分間受信ができなかった場合、60kHzに自動で切り替わります。

    ③60kHzで7分間受信ができなかった場合、一旦受信動作を停止します。(1時間後に再度、40kHzから受信動作を開始します)※受信に成功( 成功」LEDモニターが点灯)すると「状況」LEDモニターは消灯します。「

    ④受信に成功した場合は、毎時1分毎(1日24回)に受信動作を行います。※前回受信に成功した周波数が60kHzの場合は、60kHzから受信を行います。

    4-2 60kHz強制受信スイッチ

    ●本体側面に取り付けてあるスイッチ(黒)を押すと60kHz強制受信モードに入ります。※7分間受信ができなかった場合、受信動作を停止します。

    4-3 RS-232C調歩同期出力機能

    ●時刻情報はJJY-MUがTIMEコマンドを受け取った時のみ出力します。

    ●外部電源が遮断されると、内部時計も消去されます。電源再投入後は、受信に成功するまではNGコマンドを出力します。

    4-4 LEDモニター機能

    4-4-1 <電源(赤 :電源モニター>)

    ●外部電源が供給されている間点灯します。

    4-4-2 <成功(緑 :時刻情報の受信に成功してからの経過時間>)

    ●時刻情報を最後に受信してからの経過時間を表します。

    経過時間が24時間未満 点灯経過時間が24時間以上1週間未満 点滅(1秒間隔)経過時間が1週間以上 消灯

    受信する事ができなかった 消灯※「成功」LEDモニターが消灯している状態では、RS-232C出力はNGコマンドのみです。

  • - 7 -

    4-4-3 <状況(赤 :現在の受信状況>)

    ●JJY-MUを設置する際の目安として利用することができます。

    40kHzの地域でご使用の場合><①電源投入直後(リセット直後)は40kHzから受信を開始します。②7分間受信できなかった場合、本体をリセット(電源を抜き差し)して下さい※7分間受信できなかった場合、60kHzに自動的に切り替わります。

    60kHzの地域でご使用の場合><①電源投入直後(リセット直後)は40kHzから受信を開始します。②本体側面に取り付けてあるスイッチ(黒)を押して、60kHz強制受信モードにして下さい。(スイッチを押すと「60k」LEDが点灯します)③7分間受信できなかった場合、本体をリセット(電源を抜き差し)して再度、本体側面に取り付けてあるスイッチ(黒)を押して、60kHz強制受信モードにして下さい。

    ※7分間受信できなかった場合、受信動作を停止します。

    ※場所を移動した場合、その場所で動作が安定するまで30秒程度必要です。従って、位置を固定してから30秒後の赤色LEDモニターの状態を数分間確認して下さい。※「状況」LEDモニターは現在の受信環境の状態を表すもので、過去の受信結果とは一切関係がありません。

    点灯状態が継続している場合 現在、受信可能な状態消灯状態が継続している場合 ・現在、受信不可能な状態

    (夜間でも受信できる可能性が低い)・受信動作を停止している状態

    不規則に点滅している場合 現在、受信不可能な状態(夜間では受信できる可能性が高い)

    4-4-4 <60kHz(赤 :60kHz強制受信>)

    ●本体側面に取り付けてあるスイッチ(黒)を押すと、60kHz強制受信モードに入り「60k」LEDモニターが点灯します。●受信成功時、または7分間受信できなかった場合、LEDは消灯します。

    ※「60k」LEDモニターは、手動で60kHz受信モードに入った時のみ点灯します。自動で60kHz受信モードに入った時には点灯しません。

  • - 8 -

    5 NTPサーバー機能

    ・NTPサーバーユニットは自動時刻修正BOXから時刻を取得し、内部の時間を修正します。・NTPサーバーユニットのOSとしてLinuxを使用し、ntpdを用いてNTP/SNTPクライアントからの時刻同期を可能としています。

    <接続方法>・JJY-MUに接続したRS-232Cケーブルに、NTPサーバーユニットに付属されている、「RS-232C - RJ45変換コネクタ」を接続します。・RJ45のコネクタをNTPサーバーユニットの「RS-232C」に接続します。※NTPサーバーの設定などでコンソール接続する際にも 「RS-232C - RJ45変換コネクタ」を使用します。、そのため、コンソール接続する際は 「RS-232C」側のケーブルを外し 「CONSOLE」側に接続して、、 、使用して下さい。※コンソール接続終了後は 「RS-232C」側に接続し直して下さい。、( CONSOLE」側に接続された状態では、NTPサーバーユニットの時刻修正はされません )「 。

    ・JJY-MU及びNTPサーバーユニットの電源を入れると自動的に時刻を修正します。※修正されるまでの時間は、電波の受信状況により異なります。(正常に電波を受信できる場所であっても、時刻が修正されるまで5~6分掛かります )。

    JJY-MU-1A自動時刻修正BOX

    (標準3m:最大15m)D-sub9ピン オス D-sub9ピン メス

    JJY-MU

    60k

    状況

    成功

    電源

    Autoclockadjustbox

    JJY-MU

    JJY-CBL-1A-NTP

    JJY-ACACアダプタDC9V

    ケーブル長:1800±100mm

    NTPサーバー

    CON SOL E RS -2 32 C

    e SAT AUSB 1USB 0

    I NIT HW RE SE T ST AT US ET HE R- 0ET HE R- 1

  • - 9 -

    5-1 出荷時設定情報

    ●シリアルコンソール/SSH用管理者ユーザ

    ID rootパスワード root

    ●ホスト名

    ホスト名 obsax3ドメイン名 未設定

    ●IPアドレス

    ETHER-0 IPアドレス 192.168.254.254(eth0) サブネットマスク 255.255.255.0ETHER-1 IPアドレス 192.168.253.254(eth1) サブネットマスク 255.255.255.0

  • - 10 -

    5-2 INITスイッチの操作

    INITスイッチ

    ●再起動操作

    ・INITスイッチを0~4秒間(2秒まではSTATUSが黄色点灯、4秒までは緑点灯)押下し続けた後に、INITスイッチを離すと、再起動処理が開始されます。

    ●停止処理

    ・INITスイッチを5秒以上(STATUSが赤色点灯)押下し続けた後に、INITスイッチを離すと、停止処理が開始されます。停止完了後は、STATUS全色が同時に点滅し、電源OFF可能状態となります。

    ※INITスイッチを押しながら(5秒程度)電源をONしないで下さい。内部のデータが初期化され、時刻情報の同期ができなくなります。

    CO NSOLE RS -2 32C

    eS ATAUSB1USB0

    I NI T HW RE SET ST AT US ET HE R-0ET HE R-1

  • - 11 -

    5-3 NTPサーバーへのログイン方法

    ・NTPサーバーのIPアドレス(eth0,eth1)の変更や、時刻情報源の接続先、及び時刻情報源との通信ログ

    を確認する際に、パソコンをNTPサーバーへ接続してログインする必要があります。・時刻情報源とは、JJY-MU、JJYFM-TSU、JJY-TEL-1A、GPS-1Aのいずれかを指します。・接続方法としては、コンソール接続、SSH、及びtelnet接続が可能です。

    5-3-1.コンソールでの接続方法

    <接続方法>・NTPサーバーに付属のCONSOLE用ケーブル(短い方)と付属の変換コネクタを接続します。・RJ-45側をNTPサーバーの「CONSOLE(コンソール 」へ、D-sub側をPCのシリアルポートに接続します。)※パソコンにシリアルポートが無い場合は、別途USB-シリアル変換アダプタ等を使用して下さい。

    <ログイン方法>・パソコンのシリアルコンソール用のソフトウェア(ハイパーターミナル、Tera Termなど)を起動して下さい。・接続パラメータは以下です。

    ボーレート 115,200bpsデータ 8bitパリティ なしストップビット 1bit

    ・NTPサーバーの電源を入れて下さい。(NTPサーバーが起動している場合はEnterキーを押して下さい )。・ログイン、パスワード共に” ”でログインします。root

    rootobsax3 login:root ← ※入力した文字は、画面上には表示されません。Password:

    ← ※正常にログインされると、コマンド入力可能状態になります。root@obsax3:~#

  • - 12 -

    5-3-2.SSHでの接続方法

    <接続方法>・NTPサーバーのeth0またはeth1をパソコンが接続されているネットワークに接続して下さい。・NTPサーバーの電源を入れて下さい。

    <ログイン方法>・パソコンのSSHクライアントソフトウェア(Tera Termなど)を起動して下さい。・出荷時のIPアドレスやパスワードは「5-1 出荷時設定情報」をご参照下さい。※SSHサーバーのホスト鍵は、起動の度に再作成が行われますのでご注意下さい。

    ← ※正常にログインされると、コマンド入力可能状態になります。root@obsax3:~#

  • - 13 -

    5-3-3.telnetでの接続方法

    <接続方法>・NTPサーバーのeth0またはeth1をパソコンが接続されているネットワークに接続して下さい。・NTPサーバーの電源を入れて下さい。

    <ログイン方法>①パソコンの「コマンドプロンプト」を起動して下さい。

    ②コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力します。

    telnet >

    ③接続に成功するとログイン画面に切り替わります。※ログイン画面に切り替わるまで、数十秒かかる事があります。

    ④ログイン名、パスワード共に” ”と入力します。user01

    Debian GNU/Linux 6.0user01obsax3 login:

    user01 ← ※入力した文字は、画面上には表示されません。Password:

    ⑤ログイン後 ” ”と入力し、スーパーユーザー権限で再度ログインします。、 suパスワードは” ”です。root

    Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extentpermitted by applicable law.su$

    root ← ※入力した文字は、画面上には表示されません。Password:、 。root@obsax3:/home/user01# ← ※正常にログインされると コマンド入力可能状態になります

    <切断方法>・” ”コマンドにてtelnet接続を切断します。exit

    exitroot@obsax3:/home/user01#exitexit$

    ホストとの接続が切断されました。

  • - 14 -

    5-4 ネットワーク情報設定変更方法

    ●出荷時のネットワーク設定関連ファイルは以下の通りです。

    ファイル名 /etc/hosts出荷時情報 127.0.0.1 localhost

    127.0.1.1 obsax3

    # The following lines are desirable for IPv6 capable hosts::1 ip6-localhost ip6-loopbackfe00::0 ip6-localnetff00::0 ip6-mcastprefixff02::1 ip6-allnodesff02::2 ip6-allroutersff02::3 ip6-allhosts

    ファイル名 /etc/hostname出荷時情報 obsax3

  • - 15 -

    ファイル名 /etc/network/interfaces出荷時情報 # Used by ifup(8) and ifdown(8). See the interfaces(5) manpage or

    # /usr/share/doc/ifupdown/examples for more information.

    auto loiface lo inet loopback

    #auto eth0#iface eth0 inet dhcp

    auto eth0iface eth0 inet static

    address 192.168.254.254network 192.168.254.0netmask 255.255.255.0

    broadcast 192.168.254.255

    auto eth1iface eth1 inet static

    address 192.168.253.254network 192.168.253.0netmask 255.255.255.0broadcast 192.168.253.255

    #auto eth2#iface eth2 inet static# address 192.168.252.254# network 192.168.252.0# netmask 255.255.255.0

    # broadcast 192.168.252.255

    #auto eth3#iface eth3 inet static# address 192.168.251.254# network 192.168.251.0# netmask 255.255.255.0# broadcast 192.168.251.255

    ※eth2、eth3は本機では使用することができません。

    ファイル名 /etc/resolv.conf出荷時情報 未設定

  • - 16 -

    ●設定内容を変更する際は、viコマンドを使用して設定内容を変更して下さい。

    <使用例>vi /etc/network/interfacesroot@obsax3:~#

    <viコマンドの操作方法(一部)>「Esc :コマンド入力モードへ切り替える。」「j :カーソルを次の行に移動する。」「k :カーソルを前の行に移動する。」「h :カーソルを前の文字に移動する。」「l :カーソルを次の文字に移動する。」「i :カーソルの前からテキストを入力する。」「a :カーソルの次の位置からテキストを入力する。」「x :カーソル位置にある1文字を削除する。」「:wq :ファイルを保存して終了する。」「:q! :強制的に終了する。」

    「:q :viを終了する。」※その他の操作方法に関しては関連の書籍またはインターネット上のドキュメントを参照して下さい。

    ●ファイルの内容を参照する際は、catコマンドを使用して下さい。

    <使用例>cat /etc/network/interfacesroot@obsax3:~#

    ●変更内容を保存する際は、以下の保存コマンドを実行後、再起動して下さい。

    root@obsax3:~# ← 設定の保存(大文字のSです)flashcfg -S

    FlashROM overwrites the current data.

    yAre you ok? [y|N]

    Archiving userland files... done (Approximately 9 MBytes)Save files to FlashROM******************************************************************************done

    Archiving /etc config files... done (Approximately 16 KBytes)Save files to FlashROM*

    ← ※1分程度掛かります。done

    reboot ← 再起動root@obsax3:~#

  • - 17 -

    ●IPアドレスの設定変更例

    ファイル名 /etc/network/interfaces設定内容 # Used by ifup(8) and ifdown(8). See the interfaces(5) manpage or

    # /usr/share/doc/ifupdown/examples for more information.

    auto lo ← 必ず設定して下さい。iface lo inet loopback ← 〃

    auto eth0 ← eth0がDHCPを使用する際の設定です。iface eth0 inet dhcp ← 〃

    # ← 使用しない設定は、消去するか、先頭に「#」をauto eth0# 付けてコメント化して下さい。iface eth0 inet static

    address 192.168.254.254#network 192.168.254.0#

    netmask 255.255.255.0#broadcast 192.168.254.255#

    auto eth1iface eth1 inet static ← 固定アドレスを設定する際の設定です。

    address 192.168.0.10network 192.168.0.0netmask 255.255.255.0broadcast 192.168.0.255gateway 192.168.0.1

    ※NTPサーバーユニットのeth0、eth1はそれぞれ別セグメントのIPアドレスを設定して下さい。同一セグメントのIPアドレスを設定した場合、正常に動作しません。

    <良い例>ポート IPアドレス サブネットマスクeth0 192.168. .254 255.255.255.01eth1 192.168. .254 255.255.255.02

    <悪い例>ポート IPアドレス サブネットマスクeth0 192.168. .100 255.255.255.01eth1 192.168. .101 255.255.255.01

  • - 18 -

    5-5 時刻情報源との接続確認方法

    ・NTPサーバーと時刻情報源との同期確認を行います。

    ・以下のコマンドを入力すると、時刻情報源との通信ログを確認する事が出来ます。

    cat /var/log/jjysec/JJYSEC.log ← 通信ログの確認コマンドです。root@obsax3:~#successful2010/ 6/23 16:15:37.998 16:15:38.000 -0.002

    ← successfulと表示されていれば正常に時刻同期ができています。← 他の表示がされていた際は 「12 こんなときは?」をご参照下さい。、

    cat: /var/log/jjysec/JJYSEC.log: No such file or directory← この表示がされた際は、時刻情報源との同期動作が一度も行われていない状態です。(時刻情報源との同期動作は10分間隔で行なっています )。

    ← 下記コマンドにて時刻情報源との同期動作を行った後に、再度通信ログの確認を行なって下さい。/usr/local/sbin/JJYSEC -t ← 強制時刻同期コマンドです。root@obsax3:~#

  • - 19 -

    6 使用条件6-1 設置条件JJY-MUはノイズの少ない屋外(オプション 、または屋内であればノイズの少ない開口部の大きな窓際に)

    以下の点に注意して設置して下さい。

    ●JJY-MUはなるべく見通しが良く、金属製の構造物から距離をおいた場所に設置して下さい。※以下の場所では電波を正常に受信できない場合があります。・金属で囲まれた建物内、地下、ビルの中、ビルの谷間

    ●JJY-MUはなるべくノイズ発生源から遠ざけて設置して下さい。(目安として2m以上は離して下さい)※以下の場所及び製品の近くでは電波を正常に受信できない場合があります。・空港、線路、交通量の多い場所、工事現場、高圧線の近く・家電製品、OA機器、電源の近く

    ※昼間受信できない場所でも夜間に受信できる場合があります。そのため設置の確認は夜間に行う事をお薦めします ( 6-2 受信確認方法」を参照して下さい)。「※設置場所が10㎝ずれても受信感度が変化する場合があります。設置する際には上記設置条件を考慮し、幾つかの場所でお試し下さい。

    6-2 受信確認方法●現在の受信状態は「状況」LEDモニターの点灯状態で確認することができます。

    判断基準(下記の基準は目安ですので環境によって異なる場合があります)<点灯時間が4分以上継続する>現在、確実に時刻情報を取得することができます。<点灯時間が4分以上継続しない>現在、電波が不安定な状態です。数分~数時間後、もしくは夜間(午前零時~午前3時)には時刻情報を取得できる可能性があります。

    ●夜間(午前零時~午前3時)の受信確認は以下の方法で確認する事ができます。1.JJY-MU側のACアダプタを抜き、5秒後に再度挿入してデータをリセットして下さい。2.JJY-MUの電源を入れたままノイズの少ない場所に置いて下さい。(この時 「状況」LEDモニターが点灯していなくても構いません。また 「成功」LEDモニ、 、ターが消灯している事を確認してください)

    3.そのまま、夜間(午前零時~午前3時)放置して下さい。(この間「状況」LEDモニターを確認する必要はありません)

    4.その後(午前3時以降 「成功」LEDモニターが点灯していれば夜間に受信しています。)、

    (この時 「状況」LEDモニターが点灯していなくても構いません )、 。

    ※上記項目2~4の間、JJY-MU側のコネクタは抜き差ししないで下さい。(コネクタを抜くとデータがリセットされます)※JJY-MUは一度でも電波を正常に受信した場合、その後「状況」LEDモニターがどんなに不規則に点滅していても、時刻データ又はパルス出力を出力します。( 状況」LEDモニターは現在の受信環境の状態を表すもので、過去の受信結果とは一切関係がありま「せん )。

    ※長波の電波は特性上、昼間よりも夜間の方が受信しやすくなります。

  • - 20 -

    6-3 自動時刻修正BOX(JJY-MU)の設置方法

    <取付例1> <取付例2>

    120

    103

    4-φ4(JJY-MU用取付足)JJY-MU

    60k

    状況

    成功

    電源

    Autoclockadjustbox

    JJY-MU

    自動時刻修正BOX

    取付面

    6

    ネジを使用して下さい

    取付足

    D-Sub 25P

    M3で10㎜以上の

    (JJY-MU)自動時刻修正BOX

    取付面

    6 D -Sub 25P

    取付足

    ボルトを使用して下さいM3で10㎜以上の

    (JJY-MU)

  • - 21 -

    ●ホスト側とJJY-MU間は必ずシールドケーブルを使用して下さい。

    ●シールドケーブルの長さはRS-232C使用時で最長15mです。それ以上引き延ばす場合はRS-422またはパルス出力を指定して下さい。●シールドケーブルを引き回す場合はノイズが乗らないように十分注意して下さい。●JJY-MUはなるべく送信所(40kHz:福島県、60kHz:佐賀県)の方角に向けて設置して下さい。周囲の環境によっては方角を変えた方が良い場合があります (LEDモニターで確認して下さい)。

    <屋内設置の注意点>・JJY-MUは開口部(窓など)の近くに設置して下さい。(目安として開口部から3m以内に設置して下さい)

    <屋外設置の注意点>・JJY-MUのケースは屋内仕様です。屋外に設置される場合は、オプションの屋外ケース(JJY-CASE)に入れて設置して下さい。

    <屋外ケース使用時の設置方法>

    (ポールに取り付ける場合) (壁面に取り付ける場合)・上図の様にステンレスバンド等で ・屋外用ケースの蓋を開け、内部の取付穴を使用して固定して下さい。 固定して下さい。

    ポ ール

    ステンレス バ ン ド で取付TE7 8

    壁面取付用穴(4箇所)

    JJY-MU

    60k 状況 成功 電源

    Au to clo ck adj ust b oxJJY-MU

    送信所の方角

    <地面に対して水平に取り付ける場合> <壁など地面に対して垂直に取り付ける場合>

    (正しい取付方向) (間違った取付方向)

    ○ ×

    本器正面を送信所方向に向けて下さい。

    JJY-MU

    60k 状況 成功 電源

    Au to clo ck adjust boxJJY-MU

    JJY-MU

    60k

    状況

    成功

    電源

    Autoclockadjustbox

    JJY-MU

  • - 22 -

    6-4 受信範囲

    ●電波受信可能範囲は、各送信所から約1000㎞の範囲です。

    ※受信可能範囲内であっても、地域・地形・天候・時間帯・周囲の環境によっては受信できない場合があります。

    1,000km

    500km500km

    1,000km

    福島県おおたかどや山標準電波送信所40kHz

    福岡・佐賀県はがね山標準電波送信所60kHz

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    7 仕様

    7-1 自動時刻修正BOX(JJY-MU-1A)

    寸法 140mm(W)×90mm(H)×45mm(D (突起部含まず))重量 約350gケース 屋内用プラスチックケース電源 専用ACアダプタ

    入力:AC100V±10%(50/60Hz)出力:DC9V 500mA

    消費電力 最大4VA受信周波数 40kHz/60kHz(自動切替)時刻修正精度 ±1秒以内(積算誤差0秒)内部時計精度 月差30秒以内(0℃~+40℃)インタフェース RS-232C動作温度範囲 -20℃~60℃

    7-2 NTPサーバーユニット(JJY-NTP3)

    寸法 101mm(W)× 142.1mm(D)× 41mm(H)

    ゴム足2mm重量 約350gケース アルミ合金製電源 DC12V/2.5A(専用ACアダプタ付属)ACアダプタ電源条件 許容電圧変動:100V~240V

    周波数:50/60Hz 単相消費電力 約19.8VA内部時計精度 日差10秒以内(0℃~+40℃)LAN(RJ45) 10/100/1000Base-T × 2ポートシリアルポート 5芯結線 × 2ポート : コンソール用及び外部機器用

    (RxD、TxD、RTS、CTS、GND)コンソール用アダプタ、ケーブル各1個標準付属

  • - 24 -

    8 ケーブル図

    8-1 屋内用:RS-232C仕様(JJY-CBL-1A-NTP)

    8-2 屋外用:RS-232C仕様(JJY-CBL-1A-NTP-O)

    D-sub25ピン、オス(第一電子)

    D-sub9ピン、オス(第一電子)

    Lmm

    23745

    TXDRXDGND

    CSRS

    CSRSGND

    D-sub25ピン、オス(第一電子)

    RXDTXD

    578

    シ ルードはGNDに接続

    自動時刻修正BOX側 RS-232C

    32

    D-sub9ピン、オス(第一電子)

    0.2SQ 5P シールド(仕上外径:6~8mm)

    チューブ

    チューブ

    収縮チュ フー゙

    300mm

    DCジャック

    D-sub25ピン、メス(第一電子)12

    237

    +V

    TXDRXDGND

    DCジャック

    シー ルド はGNDに接続

    中継側自動時刻修正BOX側

    D-sub25ピン、メス(第一電子)

    Y端子1.25-3

    GND

    +V

    TXD

    RXD

    Lmm

    Y端子1.25-3

    +V

    TXD

    RXD

    GND

    100mm

    0V

    0V 0V

    0.2SQ 5P シ ルー ト (゙仕上外径:6~8mm)

  • - 25 -

    9 電波を受信できないときは?

    ・電波を正常に受信できず 「状況LEDモニターの点灯状態が継続しない 「成功LEDモニターが点灯しない」、 」「時刻情報がNGしか送信されない」といった症状が出た場合は以下の手順に従って確認して下さい。

    ①設置場所を確認して下さい。・ 6-1 設置条件」を注意しながら 「状況」LEDモニターが4分以上点灯する位置に取り付けて下さい。「 、・電源投入後、14分間受信できない場合は、受信動作を停止( 状況」LEDモニターが消灯)します。「再度電源を入れ直して確認してください。

    A.設置場所を変更後、点灯時間が4分以上継続した確実に時刻情報を受信する事ができます。

    B.設置場所を変更しても点灯時間が4分以上継続しない

    ②へ

    ②送信所の電波送信状態の確認・送信所の定期保守または雷などの自然災害により、電波の送信が停止されている可能性があります。以下のURLより確認して下さい。<日本標準時グループ・独立行政法人 情報通信研究機構>

    (2012年10月現在)http://jjy.nict.go.jp/

    A.電波の送信が停止していた電波の送信が再開後、①から確認して下さい。

    B.電波の送信がされていた③へ

    ③夜間の受信状態の確認・設置場所によっては昼間に受信できない場合でも夜間に受信できることがあります。「6-2 受信確認方法」で確認して下さい。

    以上の手順を行っても症状が変わらないときはお買い求めの販売店にご相談下さい。

  • - 26 -

    10 故障かな?と思ったら

    本製品を使用中に "故障かな?" と思われるような症状が起こったら、まずこの表を参考にチェックしてください。もし、ここに記述されていないような症状が起こったり、記述通りの対策を行っても症状が消えなかったときは、お買い求めの販売店にご相談ください。

    こんなときは? 予想される原因 対応策電源が入らない。 ①ケーブルがしっかり接続されていない。 ケーブルをしっかり接続してください。

    ②ケーブルが断線している。 お買い求めの販売店にご相談ください。通信がおかしい。 ①ケーブルがしっかり接続されていない。 ケーブルをしっかり接続してください。

    ②ケーブルが断線している。 ケーブルを交換してください。③ケーブルの配線が間違っている。 ケーブルを正しく配線してください。④ノイズが極端に多い場所で使用して 設置場所を変えるか、ノイズ源から遠いる。 ざけてください。

  • - 27 -

    11 こんなときは?

    Q1.NTPサーバーから時刻を取得することが出来ません。

    NTPサーバーの電源投入から4~5分間は、クライアントからの時刻要求に対して応答できません。A1.NTPサーバーの電源投入時は5分以上経過後に、クライアントから時刻要求を行って下さい。

    Q2.NTPサーバーから取得した時刻が少しズレています。

    自動時刻修正BOX(電波時計)が、時刻情報を取得出来ていない可能性があります。A2.自動時刻修正BOXの成功LEDまたは状況LEDを確認して、電波の受信状況をご確認下さい。

    Q3.NTPサーバーを起動すると、時刻が大きくズレています。

    NTPサーバーの電源を強制的にOFFにすると、時刻情報源から修正した時刻が修正前の時刻にA3 ・.

    戻ってしまう場合があります。・これは、NTPサーバーが正常なシャットダウン動作が行われずに電源をOFFしてしまったため、内部時計(ハードウェアクロック)の時刻がズレてしまった状態です。・”date”コマンドにて時刻を修正した後に、NTPサーバーを一度、再起動して下さい。・再起動の方法は”reboot”コマンドを入力されるか、INITスイッチを2,3秒押下後、離して下さい。

    Q4.NTPサーバーでネットワークを切り分ける事が出来ますか?

    NTPサーバーにはEthernetポートが2つあります。それぞれ独立してIPアドレスを設定出来ますので、A4.ネットワークを切り分ける事が可能です。

  • - 28 -

    Q5.ログを確認する事は出来ますか?

    以下の手順で確認出来ます。A5.1.コンソール接続または、SSH接続または、telnet接続にてログインします。2.以下のコマンドを入力すると、時刻修正BOXとの通信ログを確認する事が出来ます。

    cat /var/log/jjysec/JJYSEC.log#

    <ログ表示例>2010/ 6/23 16:15:37.998 16:15:38.000 -0.002 successful

    ① ② ③ ④①:NTPサーバーの内部時刻②:NTPサーバーが時刻修正BOXから受信した時刻③:①と②の時刻差(秒)④:コメント

    ※参照可能なログ件数は10件のみです (ログ件数を増やす事は出来ません )。 。

    ※ログに表示されるコメントは以下となります。

    コメント 時刻修正BOX 詳細

    との通信 ※1

    successful ○ 正常に時刻取得が出来ている状態です。

    could not receive clock ○ 時刻修正BOXが時刻を取得出来ていない状態です。

    、 、 。又は 時刻を取得してから一週間以上 時刻を取得出来ていない状態です

    <対策方法>

    時刻修正BOXの設置場所の変更をご検討ください。

    later 12 hour ○ 時刻修正BOXが時刻を取得してから12時間以上経過している状態です。

    <対策方法>

    時刻修正BOXの設置場所の変更をご検討ください。

    large different ○ 上記③の時刻差が5分(300秒)以上の際に表示されます。この時、

    NTPサーバーの時刻は修正されません。※2

    <対策方法>

    NTPサーバーの時刻誤差を5分以内に設定してください。※3

    01 communication error × 時刻修正BOXとの通信が出来ない状態です。

    to JJY box <対策方法>

    時刻修正BOXのケーブルの挿入状態をご確認ください。

    02 communication error × LANアダプタとのコネクションは確立しているが、時刻修正BOXから応答が

    to JJY box ない状態です。

    <対策方法>

    時刻修正BOXのケーブルの挿入状態をご確認ください。

    03 communication error △ 電波時計から応答が来ているが、データ化けしている状態です。

    to JJY box <対策方法>

    ケーブルの引き回しの変更などをご検討ください。

  • - 29 -

    ※1.時刻修正BOXとNTPサーバーの通信(データの送受信)状態を表します。

    ○:正常に通信している状態△:通信は出来ているが、データ化けしている状態×:通信ができない状態

    ※2.時刻差5分の設定は変更可能です。

    <時刻差設定変更方法>1.コンソール接続または、SSH接続または、telnet接続にてログインします。2.次のコマンドを実行し、設定ファイルを開きます。

    vi /etc/JJYSEC.conf#3.設定ファイル内の”ValidTimeDiff”を変更して下さい。4.下記コマンドにて、変更した内容をフラッシュROMに保存します。

    flashcfg -S#

    ●注意点・設定単位はミリ秒(ms)です。・デフォルト値は300000ms(5分)です。・設定可能範囲は0~600000ms(10分)です。・ 0」に設定すると、時刻差に関係なく、無条件でNTPサーバーの時刻を修正します。「・ 600001」以上の設定をした際は 「600000」として動作します。「 、・設定は1ms単位で設定可能ですが、10ms以下は切り捨てて動作します。→ 実際の動作は100ms単位で動作します。

    999msと設定した際は900msとして動作します。

  • - 30 -

    ※3.NTPサーバーの時刻修正は”date”コマンドを使用して修正することが可能です。

    <時刻修正方法>・時刻修正コマンド

    date MMDDhhmmyyyy.ss#

    MM :月 01~ 12DD :日 01~ 31hh :時 00~ 23mm :分 00~ 59yyyy :年 2010~2099ss :秒 00~ 59

    ●注意点・コマンドの”.ss”は省略することが可能です。

    その際、秒は00秒に設定されます。

    <現在時刻確認方法>・時刻確認コマンド

    date#・コマンド実行後、NTPサーバーの内部時刻を表示します。

  • - 31 -

    Q6.NTPのバージョンは?

    NTPバージョン4です。A6.

    Q7.NTPサーバーの内部時刻はどのくらいの周期で更新されますか?

    毎時1、11、21、31、41、51分に更新しています。A7.

    Q8.強制的に時刻修正BOXから時刻情報を取得する方法はありますか?

    下記コマンドを実行すると、強制的に時刻修正BOXから時刻情報を取得する事が可能です。A8.(ログにも保存されます )。

    /usr/local/sbin/JJYSEC -t#

    Q9.SNMP(TRAP)に対応していますか?

    NTPサーバーユニットでは対応しておりません。A9.しかし、電波時計の状態をTRAPにて出力するPC用アプリケーションソフトがあります。別途、お問い合わせ下さい。

    Q10.設定が消えてしまいました。どうすれば良いでしょうか?

    ユーザー様での復旧は出来ません。センドバックでの再設定が必要となります。A10.お買い求めの代理店様にご連絡下さい。

  • - 32 -

    12 参考資料

    ・自動時刻修正BOXとNTPサーバー間の通信仕様を示します。

    ※自動時刻修正BOXの「成功」LEDモニターが消灯している状態では、出力コマンドはNGコマンドのみです。

    12-1 通信設定

    ビットレート 4800bpsデータ長 8ビットパリティビット なしストップビット 1ビット取扱コード アスキーコード

    12-2 取得コマンドフォーマット

    ・NTPサーバーが自動時刻修正BOXへ送信するコマンドです。

    ●時刻データ取得コマンド1 2 3 4 5 6

    SX T I M E EX02H 54H 49H 4DH 45H 03H

  • - 33 -

    12-3 出力フォーマット・自動時刻修正BOXがNTPサーバーへ送信するコマンドです。

    a.全ての時刻情報を正常に受信できた場合(OK)1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27

    SX T I M E Y Y M M D D h h m m s s W L S X R O K C C EX02H 54H 49H 4DH 45H 4FH 4BH 03H

    記号 n番目のデータ 内容 表示範囲 詳細YY 6,7 西暦 00~99 下2桁のみMM 8,9 月 01~12DD 10,11 日 01~31hh 12,13 時 00~23 24時間制mm 14,15 分 00~59ss 16,17 秒 00~59W 18 曜日 0~6 0:日曜~6:土曜L 19 閏秒 0~3 0:1ヶ月以内に閏秒なし

    2:1ヶ月以内に閏秒(削除)あり3:1ヶ月以内に閏秒(挿入)あり

    S 20 夏時間 0~3 0:6日以内に夏時間への変更なし1:夏時間実施中2:6日以内に夏時間への変更あり3:6日以内に夏時間終了

    X 21 時刻情報源 0~3 2:長波(固定)R 22 時刻修正後の経過 0,3 0:時刻修正から1日以内

    3: 〃 1週間以内CC 25,26 BCC ’0 :30(h)~’? :3F(h)30(h)~3F(h) ’ ’※BCCの計算方法は「12-4 BCCの計算方法」を参照して下さい。※時刻情報を受信できない場合は最大月差30秒(0~40℃)の内蔵時計で動作しているためRが3の時は1秒以上の誤差が発生する場合があります。

    b.時・分の時刻情報のみ正常に受信できた場合1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27

    SX T I M E * * * * * * h h m m s s * * * * * O K C C EX

    02H 54H 49H 4DH 45H 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 2AH 4FH 4BH 03H

    記号 n番目のデータ 内容 表示範囲 詳細hh 12,13 時 00~23 24時間制mm 14,15 分 00~59ss 16,17 秒 00~59

    c.時刻情報を受信できていない場合(NG)1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27

    SX T I M E □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ N G C C EX02H 54H 49H 4DH 45H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 4EH 47H 03H

    ※上記の□はスペースです。

  • - 34 -

    12-4 BCCの計算方法

    BCC(チェックサム)は、計算範囲内のキャラクタを1バイトごとに加算していき、総和の下位1バイトを

    アスキーキャラクタ2バイト(2文字)にて表現したものです。

    STX TIME データ BCC ETX

    計算範囲

    【 】 NGコマンドのBCCの計算例

    ←バイト1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27SX T I M E □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ N G > 6 EX

    ←16進コード02H 54H 49H 4DH 45H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 20H 4EH 47H 3EH 36H 03H※上記の□はスペースです。

    ① 1バイト目~24バイト目のキャラクタを加算します。

    02(H)+54(H)+49(H)+4D(H)+45(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+20(H)+4E(H)+47(H)=3E6(H)

    ② 下位2桁を取り出します。

    3E6(H) → E6(H)

    ③ 取り出した1バイトコードの桁を分解します。

    E6(H) → 0E(H) , 06(H)

    ④ 各バイトコードに30(H)を加算します。

    3E(H) , 36(H)

    ⑤ 結果はアスキーキャラクタの "> 6" になります。3EH 36H

    配線上の注意注意目次1 概要2 構成図2-1 屋内用(JJY-NTP3-1A)2-2 屋外用(JJY-NTP3-1A-O)

    3 外観図3-1 自動時刻修正BOX(JJY-MU)3-2 ACアダプタ(JJY-AC)3-3 NTPサーバーユニット(JJY-NTP3)3-4 屋外用ケース(JJY-CASE):オプション

    4 自動時刻修正BOX機能4-1 受信動作4-2 60kHz強制受信スイッチ4-3 RS-232C調歩同期出力機能4-4 LEDモニター機能4-4-1 電源(赤):電源モニター4-4-2 成功(緑):時刻情報の受信に成功してからの経過時間4-4-3 状況(赤):現在の受信状況4-4-4 60kHz(赤):60kHz強制受信

    5 NTPサーバー機能5-1 出荷時設定情報5-2 INITスイッチの操作5-3 NTPサーバーへのログイン方法5-3-1 コンソールでの接続方法5-3-2 SSHでの接続方法5-3-3 telnetでの接続方法

    5-4 ネットワーク情報設定変更方法5-5 時刻情報源との接続確認方法

    6 使用条件6-1 設置条件6-2 受信確認方法6-3 自動時刻修正BOX(JJY-MU)の設置方法6-4 受信範囲

    7 仕様7-1 自動時刻修正BOX(JJY-MU-1A)7-2 NTPサーバーユニット(JJY-NTP3)

    8 ケーブル図8-1 屋内用:RS-232C仕様(JJY-CBL-1A-NTP)8-2 屋外用:RS-232C仕様(JJY-CBL-1A-NTP-O)

    9 電波を受信できないときは?10 故障かな?と思ったら11 こんなときは?12 参考資料12-1 通信設定12-2 取得コマンドフォーマット12-3 出力フォーマット12-4 BCCの計算方法