マーケティング・リサーチ(秋学期 2単位) 徳山 美津恵 · ─ 139 ─...

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─ 139 ─ 関西大学総合情報学部 授業計画 2015 〈S〉 マーケティング・リサーチ (秋学期 2単位) 徳山 美津恵 ■授業概要 マーケティングの研究対象は、ヒット商品やロン グセラーブランド、またそれらを生み出す組織(企 業や自治体など)であり、学生の皆さんにとって非 常に身近な学問ではないでしょうか。なぜこの商品 を買ってしまうのか、どうしてこの店に通ってしま うのかということを考えながら、その背後にある「売 れる仕組み」や「売れ続ける仕組み」に関する理論 概念や理論フレームワークを勉強していきます。全 体の講義を通して、マーケティングの理論を用いて 社会事象を分析する力(すなわち、リサーチ力)を 身につけることを目的にしています。 講義を中心に行いますが、皆さんにも積極的に ディスカッションやプレゼンテーションをしてもら えるようなインタラクティブな授業にする予定です。 問題発見力や分析力、プレゼンテーション能力を身 につける為に授業には積極的に参加して下さい。 ■到達目標 マーケティングの考え方を身につける。 マーケティングの諸理論、フレームワークを理解 する。 マーケティングにおける諸理論を活用し、社会の 現象を分析できる力を身につける。 ■授業計画 1)マーケティングとは? 2)マーケティング戦略体系(競争戦略) 3)マーケティング戦略体系(セグメンテーショ ンとターゲティング) 4)マーケティング戦略体系(ポジショニング) 5)マーケティング・リサーチ 6)マーケティングと消費者行動 7)製品政策 8)価格政策 9)流通政策 10)広告販促政策 11)ブランド戦略(製品/サービス) 12)サービス・マーケティング 13)マーケティングの変化 14)まとめ 15)(ゲスト講義) ■授業時間外学習 教科書の担当箇所を事前に読み、疑問点を整理し ておくこと。 ■成績評価の方法 定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評 価する。 定期試験(80%)、平常点のミニレポート(20%) ■成績評価の基準 定期試験では基本概念や語句の理解力を問う基礎 問題と、理論を使って分析してもらう応用問題で評 価する。 平常点では、ゲスト講演時などにミニレポートを 書いてもらい評価する。 ■教科書 『ケースに学ぶマーケティング』(有斐閣)青木幸 弘 編 近刊 ■参考書 『コトラーのマーケティング入門』 (ピアソン・エデュ ケーション)フィリップ・コトラー、ゲイリー・アー ムストロング ■備考 Marketing Research

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Page 1: マーケティング・リサーチ(秋学期 2単位) 徳山 美津恵 · ─ 139 ─ 関西大学総合情報学部 授業計画 2015 〈S〉 マーケティング・リサーチ(秋学期

─ 139 ─

関西大学総合情報学部 授業計画 2015

〈S〉マーケティング・リサーチ(秋学期 2単位) 徳山 美津恵

■授業概要 マーケティングの研究対象は、ヒット商品やロングセラーブランド、またそれらを生み出す組織(企業や自治体など)であり、学生の皆さんにとって非常に身近な学問ではないでしょうか。なぜこの商品を買ってしまうのか、どうしてこの店に通ってしまうのかということを考えながら、その背後にある「売れる仕組み」や「売れ続ける仕組み」に関する理論概念や理論フレームワークを勉強していきます。全体の講義を通して、マーケティングの理論を用いて社会事象を分析する力(すなわち、リサーチ力)を身につけることを目的にしています。 講義を中心に行いますが、皆さんにも積極的にディスカッションやプレゼンテーションをしてもらえるようなインタラクティブな授業にする予定です。問題発見力や分析力、プレゼンテーション能力を身につける為に授業には積極的に参加して下さい。

■到達目標 マーケティングの考え方を身につける。 マーケティングの諸理論、フレームワークを理解する。 マーケティングにおける諸理論を活用し、社会の現象を分析できる力を身につける。

■授業計画1)マーケティングとは?2)マーケティング戦略体系(競争戦略)3)マーケティング戦略体系(セグメンテーショ

ンとターゲティング)4)マーケティング戦略体系(ポジショニング)5)マーケティング・リサーチ6)マーケティングと消費者行動7)製品政策8)価格政策9)流通政策10)広告販促政策11)ブランド戦略(製品/サービス)12)サービス・マーケティング13)マーケティングの変化14)まとめ15)(ゲスト講義)

■授業時間外学習 教科書の担当箇所を事前に読み、疑問点を整理しておくこと。

■成績評価の方法 定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。 定期試験(80%)、平常点のミニレポート(20%)

■成績評価の基準 定期試験では基本概念や語句の理解力を問う基礎問題と、理論を使って分析してもらう応用問題で評価する。 平常点では、ゲスト講演時などにミニレポートを書いてもらい評価する。

■教科書『ケースに学ぶマーケティング』(有斐閣)青木幸弘 編 近刊

■参考書『コトラーのマーケティング入門』(ピアソン・エデュケーション)フィリップ・コトラー、ゲイリー・アームストロング

■備考

Marketing Research