ウルトラグリップ カップリング...ウルトラグリップ カップリングの仕様...
TRANSCRIPT
ウルトラグリップ カップリング
ウルトラグリップの適用管種、管挿入量、ボルト径 1bar=0.1MPa=1.0197kgf/㎠
呼び径 外径適用範囲
(mm)
ボルト
径
管挿入量 T(mm) 使用水圧*1 使用
温度
管種
T(min) T(max) 剛継手
(離脱阻止)
柔継手
(離脱阻止無) 剛継手・柔継手選択可 柔継手のみ可
50 43.5-63.5 M12 65 95 16bar 16bar
‐20℃
から
+30℃
コア等不要:-
-鋼管
-ダクタイル鉄管
-鋳鉄管
-VP・VM種塩化ビニル管
(呼び径450まで)
接合時インナーコア必要:-
-配水用ポリエチレン管*2
-圧力用高密度ポリエチレン管
(SDR11)*2
接合時VUパイプ用
ソケット必要:‐
-VU種塩化ビニル管
コア等不要:-
-石綿管
-FRPM 管
-コンクリート管
75 85.7-107.0 M12 65 110 16bar 16bar
100 107.2-133.2 M16 90 125 16bar 16bar
125 132.2-160.2 M16 90 125 16bar 16bar
150 158.2-192.2 M16 90 135 16bar 16bar
200 214.7-256.0 M16 125 165 16bar 16bar
250 266.2-310.0 M16 125 165 16bar 16bar
300 315.0-356.0 M16 125 200 16bar 16bar
350 352.2-396.0 M16 125 200 10bar 10bar
400 398.2-442.0 M16 125 200 10bar 10bar
450 448.0-492.0 M16 135 215 10bar 10bar
500 498.0-552.0 M20 155 215 10bar 10bar
600 604.0-648.0 M20 195 255 10bar 10bar
日本総輸入元: 株式会社クボタ建設 関連商品営業部
〒273-0018 千葉県船橋市栄町 2-16-1 TEL:047-401-5003 FAX:047-401-5004
日本
語
接合
要領
書
REV02
接合要領 管の種類と寸法がウルトラグリップの適用範囲内か上記表で確認してください。ポリエチレン管の
場合は必ずインナーコアを使用してください。VU 種塩ビ管の場合は VU パイプ用ソケットを使用してく
ださい。管端部には表面に汚れがなく、止水性能に影響を及ぼすような傷、膨れ、錆、付着物など
の外観上の欠陥がないか確認してください。溶接ビードがある場合はグラインダーなどで管の表
面を平滑に加工してください。厚い塗料や被覆は必ず取り除きます。ウルトラグリップは管材自体
が露出しているか、管材に薄い塗膜を施した管種にのみ接合可能です。新設する管と既設管と
は、必ず心出しを行い、支持材や掘削溝の深さで調整して据え付けてください。
次に、管路設計に応じた接合方式を選択します:離脱阻止か離脱阻止無のいずれかです。
■離脱阻止方式-離脱阻止(埋設管路でのみ適用)接合する場合は、ウルトラグリップは納品さ
れたままの状態で、つまりグリッパーを所定の位置につけて接合します(Fig.1a)。接合前にすべ
てのグリッパーが正しい位置についているか、確認してください。
■離脱阻止無方式-離脱阻止無接合する場合は、グリッパーを取り外してください。
グリッパーは手で簡単に外せます。右上略図をご参照ください(Fig.1b)。
管を挿入する前に Fig.2に示すとおり、ウルトラグリップで結び配管を行う両方の管挿し口へ上の
表から最小挿入量 T(min)と最大挿入量 T(max)を引用して印をけがき、挿入量の目安としてくだ
さい。据え付けは、接合する両方の管とウルトラグリップの中心が一直線になり、Fig3の通りウル
トラグリップが T(min)と T(max)の範囲に入るようにしてください。
ボルト締めの前に各ボルト頭部が本体の止め穴に正しくかかっているか、ボルト頭部を指で軽く
押して確認してください。ボルトは対称の位置にあるもの同士を交互に 1~2 回転ずつ、押輪が平
行に動くよう均一に、全周にわたって順次締め付けを行ってください。ボルト締付は規定トルク値
(M12=55-70Nm / M16=95-120Nm / M20=200-225Nm)が得られるまで繰り返し行います。接合
完了時には、管体と押輪の間隔は均一で、最大挿入量のけがき線 T(max)がウルトラグリップの
外で全て視認され、最小挿入量のけがき線 T(min)はウルトラグリップ内にあり外部から見えなく
なるように施工してください。両方の受け口とも、このように注意しながら接合してください。
接合完了時は T(max)線のみ視認
され T(min)線は本体内に隠れる。
備考: 当要領書の記述はウルトラグリップを上記表に記載した管種と接合する場
合適用いたします。
ウルトラグリップはただちに離脱阻止(グリップ)接合できるように、組み立て
済の状態で出荷しています。施工前に部品を外して組み立てなおす作業
は、柔継手として離脱阻止無(ノングリップ)接合をする場合を除き、不要で
す。離脱阻止無(ノングリップ)接合する場合に限り、赤色のグリッパーを取
り外す作業があります。
*1 試験水圧=1.5×最大使用水圧までです。
離脱阻止無(ノングリップ)方式で接合をした場合、ウルトラグリップ
で管の抜け出しを防ぐことはできません。管路のウルトラグリップで
はない部位で適切な離脱防止策を施してください。
埋設配管: 剛継手(離脱阻止)と柔継手(離脱阻止なし)の 2 方式
を、選択して接合可能です。
露出配管: 常に柔継手(離脱阻止なし)として接合してください。
*2JWWA K 144 水道配水用ポリエチレン管及び圧力用高密度ポリエチレ
ン管(SDR11)に適合するインナーコアを使用してください。
ウルトラグリップ カップリングの仕様
2019 03 05 KES CBX
付属品(キャリアー+グリッパー+ガスケット)
日本総輸入元: 株式会社クボタ建設 関連商品営業部 〒273-0018 千葉県船橋市栄町2-16-1 TEL:047-401-5003 FAX:047-401-5004
53
75
100
125
150
200
250
300
350
400
450
500
600
43.5
85.7
107.2
132.2
158.2
218.1
266.2
315.0
352.2
398.2
448.0
498.0
604.0
63.5
107.0
133.2
160.2
192.2
256.0
310.0
356.0
396.0
442.0
492.0
552.0
648.0
65
65
90
90
90
125
125
125
125
125
135
155
195
95
110
125
125
135
165
165
200
200
200
215
215
255
168
212
280
305
339
432
476
522
577
623
713
803
900
262
288
336
336
380
387
524
524
525
525
545
565
565
144
170
180
180
213
220
300
300
300
300
300
300
300
7.0
7.0
7.0
6.0
6.5
6.5
8.0
8.0
7.5
7.5
7.5
7.5
7.5
6-M12x70
6-M12x70
6-M16x90
6-M16x90
8-M16x90
10-M16x90
12-M16x120
16-M16x120
18-M16x120
20-M16x120
24-M16×140
18-M20×150
24-M20×150
HRH
HRH
CSX
CSX
CSX
CSX
CSX
CSX
CSX
CSX
HRH
HRH
HRH
5.2
7.7
13.4
14.3
19.9
35.0
52.3
63.1
73.8
81.8
139.0
160.4
240.0
VUパイプ用ソケット
VU管の挿し口に接着してから、ウルトラグリップと接合します。
配水用ポリエチレン管接合用インナーコア
日本総輸入元: 株式会社クボタ建設 関連商品営業部
〒273-0018 千葉県船橋市栄町 2-16-1 TEL:047-401-5003 FAX:047-401-5004
ウルトラグリップ使用上の注意
(裏側も必ずご覧ください)
この度は、ウルトラグリップをご購入していただき、誠にありがとうございます。
ウルトラグリップの性能を十分発揮するために、次のとおり要注意事項を示します。同封した接合要領書とともに
ご覧になってください。よろしくお願い申し上げます。
ウルトラグリップ使用上の注意
施工時の確認事項 ボルト・ナット類:
浮き・ゆるみがあれば、直してください。
ウルトラグリップは付属品を組み立てた状態で出荷して
おりますが、輸送時の振動等でボルト頭が本体の止め穴
から浮く、ナットやワッシャーが外れる等の影響をうける
ことがあります(右図参照)。施工前には必ずボルト・
ナット類の状態を確認して、
本来の位置に直してから施工してください。
同様に、付属品のセット状況を確認して、
グリッパーやキャリアーを本来の位置に整えてから
施工してください。
施工時のご注意 ポリエチレン管と接合する場合:
JWWA K144 水道配水用ポリエチレン管又は圧力用高密度ポリエチレン管
(SDR11)と接合する場合は、必ずポリエチレン管の挿し口にインナーコア
(右図参照)を装着して、グリップ(離脱阻止)方式で接合してください。
ご使用の前に
接合する管の外径:
ウルトラグリップの適用範囲内か右表でご確認ください。
用途と水圧:
ウルトラグリップ接合要領書の「ウルトラグリップの適用管
種、管挿入量、ボルト径」表で、接合方式・最大使用水圧・適
用管種をご確認ください。
呼び径 適用外径(㎜)
最小 最大
50 43.5 63.5
75 85.7 107
100 107.2 133.2
125 132.2 160.2
150 153.2 192.2
200 214.7 256.0
250 265.4 310.0
300 315.0 356.0
350 352.2 396.0
400 398.2 442.0
450 448.0 492.0
500 498.0 552.0
600 604.0 648.0
浮いたボルト頭
正位置のボルト頭
日本総輸入元: 株式会社クボタ建設 関連商品営業部
〒273-0018 千葉県船橋市栄町 2-16-1 TEL:047-401-5003 FAX:047-401-5004
2019 03 05 KES CBX
ウルトラグリップ使用上の注意
VU種塩化ビニル管と接合する場合:
VU 種塩化ビニル管と接合する場合は、VU パイプ用ソケット(右図参照)を VU 管挿し口に接着して
から接合してください。
VP・VM 種塩化ビニル管と接合
する場合は、不要です。
VM 種管は呼び径 450 まで
接合可能です。
石綿管・FRP 管と接合する場合:
必ずグリッパーを外してノングリップ(離脱阻止なし)方式で接合して
ください(右図参照)。グリップ(離脱阻止)方式の接合では、
管を傷つけるおそれがあります。
グリップ(離脱阻止)方式で接合する場合:
次の点に注意してください。
・グリップ(接合阻止)方式接合は埋設管路でのみ可能です(下表)。
・石綿管、FRP 管はグリップ方式接合の適用外です。
・最高使用水圧:呼び径 50-300 : 16 bar*
呼び径 350-600 : 10 bar
*1bar=0.1MPa=1.0197kgf/㎠
ノングリップ(離脱阻止なし)方式で接合する場合:
最高使用水圧はグリップ方式と同じです。グリッパーは手で取り外してください(右上図参照)。
管路の抜け出し防護箇所には、ウルトラグリップを使用しないでください。
接合する管の挿し口:
管外面の清掃を十分に行い、水密性に影響を及ぼす可能性のある付着物・汚れ・凹凸・傷がないことを
確認してください。これらに付属品のガスケットが引っかかった場合、漏水する恐れがあります。
挿し口の挿入・ボルト締め:
結び配管を行う管とウルトラグリップの心出しは入念に行ってください
(右図参照)。接合部の各ボルトが片締めにならないよう注意しながら、付
属品セットが管挿し口に上下左右に均一に密着するように対角ボルト締
め・追い締めなど均等なボルト締めを行って、下表所定のトルクまで締め
付けてください。
施工管理:
チェックシート等で上記の諸注意事項を記録して、保管することをおすすめいたします(添付例参照)。
グリッパーは
手で取り外せます
グリップ・ノングリップ方式の適用管路
埋設管路 露出配管
グリップ方式 ○ ×
ノングリップ方式 ○ ○
ボルトの締め付けトルク
呼び径 ボルト径 締付トルク
50、75 M12 55-70 N・m
100-450 M16 95-120 N・m
500-600 M20 200-225 N・m
2019 03 05 KES CBX
ウルトラグリップ チェックシート(例)
継手施工者( )
工事名 工区
配管図 No. 測点 No.
呼び径
◆製品状態
ボルト・ナット・ワッシャーの数・位置
付属品セット ガスケット・キャリアーの数・位置
グリッパーの数・位置
年 月 日
配管主任 指 導 員 担 当
管 A 管 B
◆施工状況
管 A 側 管 B 側
接合形式・管種
インナーコア有無
清掃
グリッパー有無
管挿入量 T*
ボルトナット 数
トルク (Nm)
*管挿入量 T=挿し口端部から押輪端部までを計測したもの。
*各欄には確認済の印として「OK」、計測した数値、略図を記入して記録すること。
◆施工位置
管 No.及び形状
略図
継手 No.