アイスクリームストツカーについて - hitachiu.d.c.る21.5d5.923...
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U.D.C.る21.5d5.923
アイスクリームストツカーについてIce Cream Stocker
松 林Isao Matsubavashi
功* 三 村 実 男*Mitsuo Mimura
内 容 梗 概
アイスクリームの‾汗及に伴い,これを貯嵐販売する容器としてアイスクリームストッカーの需要が増加し
た。アイスクリームストッカーは家庭用電気冷蔵庫と異なり,アイスクリームの貯蔵温度が-200C前後である
ため,この温度に貯蔵庫全体を称一一に保持しなければならない。われわれほ昭和30年以来,日立製作所の冷凍
技術を結集して多くの製品を製作し,件に送り「I=ノた。今後もさらに需要の増加が期待されるおりから,ここ
にアイスクリームストソカーの構造および惟能について紹介する。
1.緒 口
近時,アイスクリームが広く一・般に常及し製造面でも大企業にお
いて多量生産が行われ,これを各地に散竹三する販売業者を通じて消
費者に販売するようになってきた。
これに伴って販売業者の店頭にはアイスクリームを貯蔵し溶解を
防止する低温の容器が多量に必要となってきた〔,
この需要にこたえるため日立製作所でほ,昭和30年にわが内で最
初のHS-13形アイスクリームストリカー(以下ストッカーと略す)を
製作し,その後,研究を重ね33年度に製作したLS-10形およぴLS-17
形ほわが国で初めて-200C以下に庫内を保持できる製品であった。
日本経済の立直りと乳製品に対する国民大衆の嗜好により昭和30年
度以降,弟1図のようにアイスクリームが急速に普及し,これに応
じてストッカーの竹務台数も倍増した。また従来ストγカーには物
品税が課税されていたが,昭和34年度より免税となったため,数量
的にさらに増加し,今までドライアイスを入れた魔法びんがアイス
クリームの販売容器であノー、たが徐々むこストッカーに置換えられてき
たr,
昭和35年喪日立ストッカーは新機種を加えて4機種となり,構造.
性能,デザインなどにおいで一段と改良を加え,価格のノよにおいて
も多量生産力式によりさらに安価に′巨産することが吋絶となった。
ここにその構造上の特色とともに作能,特に実用上の性能につい
て述べてみたいと思うr〕
2.仕 様
昭和35年度販売の日立ストッカーほNS-30形,NS-50形,NS-
80形,NS-250形の4機種(弟1表)であり,弟2図および第3図ほ
NS--80形ストッカーの外観【対および構造、い法岡をカモす.ノ
3.構 造
舞3図のNS--80形ストッカーの構造寸法ij削こおいて上恥ま貯蔵
宅,下部は機械宅に二分され,両者の間は完全に遮断されている。
機械室には圧縮機,凝縮器,電気部品などが内戚され,アイスクリー
ムを貯蔵する貯蔵庫(蒸発器)は貯蔵室内に設置され,周押は断熱材
(発泡ポリスチレン粒)を充てんしている。冷凍装置ほ弟4図の冷
凍サイクル略岡に示すように圧縮機,凝縮静,ドライヤ,キヤピラ
リーチューブおよび蒸発器ほ配管によって結合され,弟5図のよう
に冷凍サイクル組立品として別個むこ組立てられている。蒸発器ほ比
較的低温になるため断熱材の呼吸作何による吸湿むこより性能の劣化
を起す可能性があり,これを防ぐため貯蔵宅ヒ面は特に防湿構造を
施している。
日立製作所栃木丁場
御
伽
(、忙§モ帥)
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ー 60一
神
郷
へ和良ぢ\星掛)
義和順流-只ユ⊥KJ+、一トKヽ\
アイスクリーム
生産董
アイスクリームスト・ノカー
設置台数
ガ ゐ- ク7一冴
2タ j汐 〟 ガ jプこび j才
昭 和 年 度
第1固 ア イ スクリー ム お よ び
アイスクリ【ノ、ストッカー発娯状況
第2区INS-80形ストリカー外観
ア イ
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第1表
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日立アイスク
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申〕蒸 発 終
(カ起動装置
¢り陳列ケ【ス
形スト、ソカー柄造寸法IXl
ームストッカー仕様
(勤凝 縮 器
桓〕電7原コード
(殉 キャパツタ
項 目\\
形 式
キャ ビネ ット
外法寸法
幅 しnrm)
NS-30 NS-50 1 NS-80 】 NS-250
高級化上鋼板白色合成樹脂塗料焼付
貯
蔵
離
冷
凍
サ
イ
ク
ノレ
性
山「
内法寸法
奥行(mm)
高さ(mmJ
箱
幅 (mm〕
奥行(mm〕
高さ(mm)
有効内容積しり
断 熱 材
陳列 ケ ー ス
蛍i
rE
凝
蒸
光 灯
桁 機
紙 器
発 綜
冷媒制御方式
冷 媒
圧縮機m電動機
電 源
温度調節器
過負荷保護装置
能
ア イ スクリー ム
些筆数(90ccプ7ツ_当
村■ 威 品
製品重量(kg)
563
455
980
アルミパイ
360
180
490
30
608
525
980
プシート
405
250
490
50
853
463
895
しゆう醸アルマイ
650
250
490
80
発泡ポリスチレン粍
合成樹脂カバー化粧′し--バ什
日‾立FL-101〕蛍光ランプ
しグロースイソーナ安定器什■I
ガラスカ′、--
tトヒFL-151)
ランプ
(詣壷蒜品)全密閉型往復動式■一正動機面貼
自然通風式プレート形
145
50
1,380
680
910
ト処理
540
460
510
255
自然通風式フィン什パイプノ妄!1し機械室内戚J
ラデット形アルミパイプシート
キヤピラリーチュープ
R-12
80W キャパシタ 起動式
100V50/60c/s
自 動 作 動 型
自動復帰形熱線′てイメタル式
庫内温度-20つC±2'C(無負荷時)
l 225 l 340 丁
電源コード4nュ,自在車輪什
60 70
125Wx2
分柏起動式
1,170
130
とびらは高級仕上鋼板のとびら外板と合成樹脂製のとびら内板の
間に断熱材(グラスウール)を充てんし,貯蔵室上面と接する部分に
はゴム製のとびらゴムパッキンを設け,とびら内板と貯蔵宅+滴と
のすき間を少なくして外部の熱やじんあいが貯蔵宅内に偵入するの
を防ぐ構造になっている。,またとぴら開閉の際小火のちょうつがい
那すき聞からじんあいの落下を防ぐためにポリエチレンシートを取
付けた構造になっており,前述の構造とともに実用新案(2)~(4)に電鉄
されている。
温度調節器ほ断熱材中に設置され,感熱管が蒸発器の一端に取付
芸界川蒸
凝縮芸
に つ い て
「にけ
キャピラーチュ・斗ノ
口上
出
哲
ドライヤ
圧縮機
第4lXl冷凍サイクル帽l裟l
盛砂
眼込管
893
ギゞ5周 NS 8nlt≠ストソカー冷淡サイクル
第2嘉 川縮機電 動機仕様
什 鮒 機
1に 動 機
形 式
気筒径×行 程
′石 動 槻
形 式
定 格 電J上
一起 終J_11ノJ
周 波 数
回 転 数
電 流
極 数
定 格
起 動 ノブ式
起 動`】は 流
キャパシタ存立
上巻税収抗
起動巻線抵抗
MA-801
28nlm¢×17mm
ノデソサモートル
MA-800
100V
80W
50/′60c′/S
l.450/1,740り)nュ
2.5A
4
連 続
キャパシタ起動
10.5/10A
lOO/′Ⅰ√(125V〕
3.26£2(75勺C)
15.6£ユ し750C)
けられ,蒸発器内部を所定の温度に調薬するようになっているし
外板前■l貞ih祁にほアイスクリームの見本を入れて展ノJミ効米を=す
ための陳列ケースがあり,内部に蛍光灯が点灯できるようにな/)て
おり,戊問のjH糾効果を川している′】
3.1圧 縮 機
圧縮機としては日立電気く冷蔵庫と何様の怪聞形を採I‾t‾=/ている「.
葬る図ほ止縮機断面図,舞2表はその仕様をホす‥
図のように電動機軸と圧縮機軸ほ直結して,チャン/ミー州こ1ノ+戯
〝61山
894 昭和35年8月
ファン
服気サイレンワ
へ・ソド刀/ト
排気弁バネ/
排気弁
日 立 評 論 第42巻 第8号
モータ
チャンバ蓋
鳩拝
醐矧
、こ、
l「■い
ソ+ンタヽット■、ソ+ニノタ1フレーム)ピストン
第6図 圧 縮 機
クランクシャフト
断 面 図
第7図 蒸 発 器 外 観 写 真
蒸発量外側
蒸発量内側 冷瑞通路
第8図 蒸 発 怒 板 断 面 図
第3表 金属 材料 の 性質く5)
コネクテンクロット
材 料
アルミニウム(99.6%)
銅 板
鋼
ク ロムニッ ケル鋼
熱 伝 # 率kcal/mhOC
186
324
34.5~44
14(0~100つC〕
比 熱kcal/kgOC
0.224(20~200⊃C)
0.0939 し0'C)
0.1135~0.1190
0.12(0~100つC)
比 重
2.70(20つC)
8.89
7.84~7.858
7.91
され,冷媒ガスと冷凍機油の中で運転しており,圧縮機本体は3個
のバネで支持され,運転に伴って生ずる振動が外部に伝わるのを防
いでし\る。また圧縮機からf巨ずる音響についてほ発生者の周波数分
析などにより検討を加え,きわめて静粛な運転をするようにできて
いる。電動機ほキャパシタ起動方式を採用しているので起動電流が
少なく,起動時の電圧変動が少ない。
3.2 蒸 発 器
ストッカーでほ貯蔵辟全体が蒸発器となり,内部を冷却するよう
になっている。蒸発器は2枚のアルミ板の間にあらかじめ分離剤を
塗布してロールで圧延し,弟8図のように冷媒通路を膨管したもの
で,これを四角に折り曲げて四周を囲んで外壁としア
ルミ板を蒸発韓の下端に熔接して氏板とし,上部のみ
開放した蒸発器構造である(第7図写真参照)。
3.2.1材 質
蒸発器の材質は従来,ステンレス鋼あるいは鋼板
に表面処理を施したものが使用されていたが,近時
アルミの製錬技術が進歩し純度が高く耐食性がきわ
めてよい製品が得られるようになりアルミが使用さ
れるようになった。欧米各国の電気冷蔵庫蒸発執ま
ほとんどアルミを使用し,わが国においても最近電
気冷蔵庫蒸発器ほほとんどアルミが使用されてい
る。蒸発器の材質としてアルミがすぐれている点を
上げると
(1)熱的性質がよい
弟3表の金属材料の性質からわかるように熱伝導
率が鋼,ニッケルクロム鋼に比べてきわめて大きく,
また構造上,冷媒と蒸発器表面の熱交換がきわめて
よいために蒸発器表面が均一に冷却しストッカーの
蒸発器としてほきわめて理想的である。
(2)製造方法が簡単で量産に適している
従来の蒸発宕酌ま2枚の板を重ね合わせてシーム熔接で製造する
か,あるいは板に管をはわせ,ろう接したものを使用していたが,
アルミ蒸発器ほ二枚の板をロールで正接し,弟8図に示す形状に
任意の通路に膨管することができるので費用や時間が著しく減少
し,量産に最も適している。
(3)種々の設計ができる
上記のような方法で製造するので冷媒通路を任意に製作でき,
直列,並列回路あるいほ膨脹部分,抵抗部分について理想的に設
計できるので,後述のとおり蒸発器内部を均一な温度に保持する
ことが可能である。
(4)耐食性がすぐれている
99・9%の純度を持つ材質を使用し,表面をしゅう酸アルマイト
処理を施しているので耐食性ほきわめてよい。
3.2.2 構 造
氏を有する箱形の蒸発器構造のものでは,蒸発器下端に冷媒の
入口を,蒸発器上部に冷媒の出口をそれぞれ設けてこの間に液状
の冷媒を充満させる満液形蒸発器とするのが普通である。しかし
このような冷媒の導き方をすると,蒸発器下郡のみ熟吸収が行わ
れ,そのため庫内の自然対流ほ効果的に行われず,庭内上下の温
度が不均一となることが多い。そこで日立のストッカーでは弟9
図の冷媒通路展開図のように冷媒入口を上部に設けて,蒸発器上
部をまず冷却し,それから冷媒を下部に導くようにした。その後
は前述のように上部に向う冷媒通路を設けて,蒸発器上部から冷
媒がもどるようにし,液状のまま冷媒が圧紡機にもどることを防
ぎ,上汚;;を効果的に冷却するように冷媒通路のすき間は上方を密
に,下方尚隔をあけるようにして,庫内温度をできるだけ均一に
した。また蒸発器内での圧力損失を少なくして,蒸発を効果的に
するために蒸発器の入口より「l川に行くに従って通路の断面積を
増すように,分岐通路の数を増し冷媒通路の総延長を長くしても
冷媒の通過する距離は短くなるようにした。このような通路を設
けたために冷媒が蒸発して体積が増加しても通路内を流動する冷
媒の速度は同】一になり,流動抵抗を減少することができる。以上
のような構造を有するものについて蒸発器表面の各点について温
度測定を行った結果弟4表に示すように表面の各点ではほとんど
混在差ほ存在しないことがわかった。
この蒸発器構造ほ実用新案(6)に登録されている。
ー 62 -
ア イ ス ク リ ム ス ト ッ カ ー に つ い て
第4表 蒸 発器表面温度 と 庫 内 温度
(室温30dC,電圧100V50c/s,無負荷断続運転〕
測 定 箇 所
蒸 発 帯 人
蒸 発 器 巾
蒸 発 箸旨 出
蒸 発 器 底
蒸発器ヒ面より
蒸発存上面より
蒸発器内部
口 表 面 温 度
問 表 面 温 度
l‾l表 面 温 度
面 夫 面 温 度
50mm卜の空間温度
100mm 卜の空間温度
中央の空間温度
運転時温度
一一一一一
停止時温度
一一一
天碩 → は)令嬢の涜斬方向を示す
上
第5去 発泡ポリスチレン粒の性能
895
項 Fl
比 甫
熱 伝
吸湿試輸~愚度 95%
吸 水 試 鹸
l
l l 一■-----
†
†
l 】
l l
[][コ ロ[コ ⊂]ロ ロ ロ ロ ロ[] ロ ロロロロロロ
⊂][]ロ[コ D[コ[コ ロ ⊂]□[コ [コ ⊂】ロ[]□ □ ⊂】 [コ[コ[コ
□□□ロ ロロ ロロ ロ ロロロ □□□=ロ■□=ロロ □□ □
L
〃
Jか
∬
ガ
仰
へか)
世
川(
一次7
下
第91頚 蒸 発 旨賢冷 媒 通 路 展 開 図
■止 (g/cc)
端 率 (kcal/mbOC)
72時間放置吸湿重量〔%)
144時間放置吸i址重患(%、1
24時間浸1i■i後遺ち号二(%1 23
16一3
突
圧縮横
)疑縮差入ロ
「 「'‾「 「-一「 「■
\
)凝縮基出「+
l
\
l
\
l/
雪;昆
\∴ハイ\.'/\\/●
-やでゝ蒸発量底面
\ヽ\
\\
\_一、
席内三宝烏
一芸常置中間l \・.、\\、
\\\
\
\
\
\
\
\\\\蒸発昌出口
や\
・・\、/蒸発星人□\\
ゝ
くゝ太ゝ、、 人 ノし_〆\勺転毎
》`
ノ 、)
号i忘 却‡`/挽7〆J〟シフー 自責 闇 (カ)
第10Iヌlスト ッ カー無負荷断続運転性能
一63叩
3.3 断 熱 材
ストソカーは蒸発器と外板の間に断
熱材が充てんされており,蒸発器温度
が-200C以下に冷却され,一刀,外板
ほ夏季においては300C以上になるので
断熱材の間で約500C以上の温度汚がつ
いているため断熱特性がストソカーの
冷却性能に大きく彩賛している(-、
現在値相している断熱材は白色粒状
の発出ポリスチレン粒であり,熱可
塑性合成樹脂ポリスチロールに発泡剤
を加えた球状物を加熱膨脹させた表皮
の強じんな独立気泡構造のポリスチレ
ンである。
発泡ポリスチレン粒の性能を舞5表
に示す(。
4.性能について
4.1無負荷冷却性能
ストリカーの性能は電気工業会小形
機器技術基準(案)その11(アイスクリ
ームストッカ)によれば周囲温度300C
±2つCにおいて延終電圧,定格周波数
のもとに無色荷で連続3時間逆転した
場合庫内温度が-150C以下となってい
る。この場合の樺】勺温度ほ庫内圧佃_iか
ら蓋‾F両までの高さの鴨の高さで符側
面の中央位置である。}
日立ストソカー(NS-50形)の無負
荷時断続運転の冷却性能を舞10図に
示す。この図は横軸に時間をとり縦軸
にストッカー各汗i;の温度をとったもの
であり,庫内温度は麻内庇痛からふた
卜面までの高さの弓′左の高さ,つまりふ
た下而(とびら内板)から100mm■卜
のところである(.これほ電気工業会基
準よりさらに条件ほ悪いのであるが測
定結果は両者の間にほとんど差はな
いロ
同図において宅温300Cで逆転を別1始
し約2時間径過すれば庫州よ-220C以
下になり,温度調節掛こよって断緋運
転を振返すし)これは電気工業会の基準
をはるかに上回・つた性能である。この
場合,庫内温度,蒸発器各部の温度ほ
ほとんど接近し-18一\--220Cの範閃で
断続を行っている。葬る表にその試験
896 昭和35年8月 \/
純一果を示す。運転率は運転時間と仲止時間の和に対する運転時間の
剖亡㌻である。
次に室温を変えた場合の性能特性ほ室温の高低によっては庫内温
度ほほとんど変化せず,ただ運転率が変化し,気温が低い場糾ま運
転率が少なく,したがって電力音円費暑が少ない。弟11図ほ宅温と
迎転率,電ノJ汀憤読の関係を示したものである∪
却
〃
〃
甜
(ぺゝ+山こ
仙郷汚く肝担監"ベ
〝♂タ♂β♂
7汐
〝
Jク
イ♂
J♂
2♂
ごミ
樹/♂
1諾
恕
1を一徳亀山
zィ瞬益軒渦黎亀
〟 /り 〟.j汐
室 三屋 (Dc)
芽‡11L望】ストッカー運転率,電ノノ消費量特性
一北7
第6表 無色僻断続遅転成験結束室温30日C,100V,50c..∴rs
ONJ-18・80FF 妄
-22.8
10・36j
9.妄言‾‾F53・0
断続回数
回.′/b
3.0
`名 流
A
2.66
2.45
入 ノJ
W
122
110
24時間消費電力
kWb
1.5
ご
乎巧
平声
∠(7
J♂
見7
′ワ
ウ
ノ〝
ガ
ガ
イ十
評 論 第42巻 第8号
4.2 実負荷冷却性能
ストソカーにアイスクリームを入れて実際に偵川する場合にほ種
々の条件がはいってくるため無負荷のときの性能と異なってくる。
実用状態の安川として次のことが考えられる。〕
(1)周弼の温度および湿度
(2)アイスクリームの種班,収容量,収解脱度
(3) とびら開閉時間および州数
(4) ‡の保冷
粘度,湿度についてほストリカーの使用箇所が二i二として販売店の
りi朗であり気温の影響を受けやすい。高湿度の場合はとびら開閉時
に外気が世人してストソカーの蒸発器表面に霜が付着し,これが大
きな熱容最を持つため蒸発器の温度変化が緩慢となり,冷却性能が
減少する.コ
アイスクリームをたべるのに般も適当な温度ほ-150Cといわれて
いる。これ以上温度が高いとやわらか過ぎ,また-200C以下になる
とかた過ぎてf+属している木のスプーンが役に立たなくなる。しか
し販売に際してほたべる温度よりもさらに低い-200C程度で貯蔵す
るのが適二うであり,これはアイスクリームを店頭で購入してもただ
ちにたべないで家庭にもち似りたべることが多く,もち帰る時間の
漏敵†二昇を‾考ぼしてある。貯蔵温蛙ほアイスクリームの積類によっ
て異なり,配介成分,製造力法に関係し,良質のものほど貯蔵温夜
が高く,--・般に一140Cを販売のための般高温度と考えられている。
4.2.1実負荷冷却性能
第12図にストソカー(NS--50形)の実負荷冷却性能を示す。横
軸に経過時間,縦軸に温度をとり,最初無負荷で運転を開始し,
断続運転にほいってから-140Cに冷却された90ccカップのアイ
スクリーム225個を収容した。収容の際のとびらの開放とアイス
クリームの熱容量により庫内温度および蒸発器温度ほ上昇する。
第7表 実負荷断続運転試験結果
室温30〇C,100Ⅴ,50c/・′■s
\項Rい車内温度温度\、、
幣㌫\、\\、、、FQC
ON l‾20
0FF l_21
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(VU
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24時間消費電力
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■ Tl蒸発量7皿度‾‾
l l l
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第12l東lス ト ッ カ
カブ ♂ / ク J
阜ノ孟∬r′好打〆、つ‾♂(祐
美 負 ポf 冷 上り 性 能
l室 温
‾‾‾‾‾‾‾ラト・リ
llL l】
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l
£二l l
ストリカ
†で告ぎ始弓二‾頭転作ヒ
/蒸発量ブヨ葛
′庫内温度「‾‾l l___一一一 ノ______ 「ブーー▲‾▼‾「‾‾‾‾‾‾ 拉‾β℃
‾二__1__一---一一一一一一一‾‾■‾
l 丁【イ +-ム′山原
† 「 【
ガ
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♂
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ガ
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世
卵
.うイ
、~J
Hう Jノり
β.タ
〝 // /7 /タ /才
手1′昆、御;L■仇ノレJ〃(祇,
冴r13周 ス ト、ソ カー リ三 fl、石了f 侃 ね 什 佗
】 64 -
ア イ スクリー ム スト ッ カ
ー に つ い て 897
このために連続運転となり,庫内,蒸発器,アイスクリームの温度
は除々に降下する。この場合のアイスクリーム温度は貯蔵障の中
央のアイスクリームのさらにカップの中心の温度である。ストッ
カーは,あらかじめ一定温度に冷却した品物をその温度が上昇し
ないように貯蔵するためのものであるが,実際にアイスクリーム
を販売する場合に販売用のアイスクリームを運粧してくる時にあ
る程度の温度上昇が当然考えられ,ストッカーはこれを-200Cま
で冷却しなければならない。-140Cで収押されたアイスクリーム
ほ約5時間後i・こ-2nOC以下となり,ストソカーは断続運転にほい
る。断縦運転の試験結果を弟7表に示す。
次に,貯蔵している状態でアイスクリームを賑ヲ丘するためにと
びらを開放した場合の影響を調査したのが次に続く曲線である。
アイスクリーム1個取り出す所要時間を10秒とし,30秒ごとに
1個ずつ取出して225個全部取り十Hすまでの所要時間は1時間52
分であり,この間ストッカーは連続運転となりアイスクリームの
温度はほとんど影響を受けないが庫内温度ほ邪干上昇している0
取り㌻l=ノが完了すれば庫内温度,蒸発皆;壬温掛ま急速に降下し鈍色
荷の断続運転を振返す。
4.2.2 実負荷保冷性能
特電などのためストッカーが運転を停止した場合に庫内および
アイスクリームの温度上昇を調査したのが第13図である。同国
において横軸に経過時間,縦軸に温度をとり,アイスクリーム225
個を収容して断続運転を行っている状態で運転を停止する。この
場合にまず蒸発器の温度が上り,アイスクリームの氾度ほ熱株吊‥
があるために徐々に上昇し12時間経過後に蹄州温度は-8DC,ア
イスクリーム温度は一100Cとなる。アイスクリームほ配付成ク},
製造方法によって軟化温度が賀なるが,90ccカップの場介,カッ
プl--ll央の温度が-80Cになればカップ川辺が桁解し始める。つま
り-80Cがアイスクリーム貯蔵のぎりぎり征検温蛙であることが
いえる。前述の試駁においてストッカー中火のアイスクリームの
温度が-100C,庫内_ヒ向から100mm‾‾Fの瓜の凧勺空間の温度が
-80Cとなる瓜を,アイスクリーム貯蔵の危険温度と考えれば,
ストッカーは運転停止後12時間は楽にアイスクリームの貯蔵が可
能である,といえる。
このようにストッカーにおける無負荷断続試験,実負荷試験の性
能について述べてきたが,このほかに高温時の冷力試験,多湿時の
露付試験,圧縮機の起動試験,モータの温度上昇測定,騒音振動の
測定,絶縁試験および長時間にわたる寿命試験および厳密な検査を
実施したのち「H荷している。
5.緒 言
以上,ストソカーについてその柄追および無負荷の場合と実際に
負荷を加えた場合の性能について述べた。
構造上の特長としてアルミ蒸発器を使用することにより貯蔵庫内
が低温に均一に保持されること,断熱材はストッカーの場合,特に
断熱性能が問題となるので最もよい発泡ポリスチレン粒を使用して
いること,圧縮機ほ運転性能,電気的性能および騒音などについて
常に検討,改良を試み,きわめて良好であることなどがあげられる。
性能については無負荷時,実負荷時を問わず庫内全体は-200C以
下に保持され,実負荷保冷性能においては運転軌ヒ後12時間ほアイ
スクリームの貯蔵が可能であり,実用上において十分余裕ある性能
を示している。
今後アイスクリームほさらに普及し,ストッカーの需要が増大す
ることが考えられるので,いっそう性能のよい安定した,信板性の
ある製品を枇に送り附すために努力を傾けたい。
終りに臨み本試験の洲掛こ際し軽々協力いただいた日立製作所栃
木工場の関係者符位に厚くお礼申しあげる。
1
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4
5
6
参 鳶 文 献
日本アイスクリーム協会連合会:アイスクリームⅠ(1960)実用新案登録番号
実川新案登録荷号
実川新案登録番号
日本学術振興会編
実用新案登録番号
501188
495192
495195
金属材料ⅠⅤ(昭・-12出淡月店)497950
-\ノ【ヽ〈ノへ_へ一\/仰′-→/\ノ\/-〉一、一(/、/\/〉\-′\/\/\へ/\/\/‾\′‾\へへノ〔\へ/\ノ\/\〈ノ\/\/\
Vol.22 日 ⊥L
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寛子;(都一千代田F九ノ内1丁目4・布地
振 替 口 解 凍 京71824番
取 次 店 株式会社オーム托丁川う■
刀工穴耶千代111l大二村川-1帥Ilj■3のl
振 ギさ乍「l解 朝一亡1;〔2〔)り18節
りり房設
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ラ年
Vol.21 日立造船技報
No・1圭◎かじ性能に及ぼす船体伴流および船尾プロペラの影啓に き
ついて-かじの流体力学的研究(その5)-
◎木 製 構 造 の 設 計 ア卓料 作 成 に つ い て
一木船甲板の一打劫性について--
◎船室防火壁材料の感度および防火性の研究
◎水 中燃焼 ノミー ナ に よ る塩化カリ 回収装置
◎パルプ製造装置における放射線応用計測について
◎日 立B&W可変 ピ ッ チプロペラ の性能調査
本誌につきましてのご照会は下記発行所へ
お願いいたLます。
日立造船株式会社技術研究所
人阪巾此花区桜.〔ノブ北之町
叩65-