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ブランドへの投資と企業価値向上
楽天株式会社
IR部 ジェネラルマネージャー 市川祐子
2016年12月5日
持続的成長に向けた長期投資(ESG・無形資産投資)研究会 参考資料
参考資料１
1.ブランドと経営
ブランド＝超過収益力ブランドは
顧客へのアイコンであり企業の社会的ミッションであり
従業員の羅針盤であり超過収益力である
ブランド中心の成長戦略
ブランドへの信頼
集客力向上
顧客獲得・維持コストの低下
ライフタイムバリュー最大化メディア/
トラフィック顧客
データベース
収益化
Business
ApplicationBusiness
ApplicationBusiness
Application
ビジネスアプリケーション
顧客リテンション、クロスセル、パーソナリゼーション
集客力の向上と顧客の獲得
ブランド
出典：楽天 投資家向け資料
企業理念
イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする
創業時の精神と社名の由来
「インターネットで人はモノを買わない」といわれた時代に、誰でも簡単に店を開けるインターネット・ショッピングモールを開設
日本最初の自由取引市場である「楽市楽座」に、明るく前向きな「楽天」のイメージを合わせることにより「楽天市場」とサービスを命名
社名も楽天株式会社とする。
出典：楽天コーポレートサイト http://corp.rakuten.co.jp/about/message.html, http://corp.rakuten.co.jp/investors/faqs/
ブランド・コンセプト
出典：楽天コーポレートサイト http://corp.rakuten.co.jp/about/philosophy/brand.html
大義名分 -On a Mission: Empowerment-
品性高潔 -Behave Ethically: Integrity-
用意周到 -Prepare to Succeed: Professionalism-
信念不抜 -Complete Commitment: Get Things Done-
一致団結 -Solidarity: Succeed as a Team-
チーフクリエイティブディレクター佐藤可士和氏と会長兼社長との対話に基づき策定
楽天グループの事業を通して実現しようとする価値観を提示
日英中の三か国語で社内に配布。従業員の行動評価項目にも取入れ
2.プロ野球参入を通じたブランド価値・企業価値向上
プロ野球参入の狙い
広告効果
年間の１球団当たりの媒体露出をコスト換算すると、120億円～350億円になるとの試算も
更に、「新規参入プレミアム」も期待
知名度の向上
楽天グループのブランド戦略の柱 としての位置付け
特にパーソナルファイナンスビジネスへのプラス効果を期待
既存事業へのプラス効果 ページビューや流通総額（取扱高）を押し上げる要因に
野球界との関係深化 サッカー日本代表戦の成功例 （配券システムを全て楽
天に）
新たな収益機会の獲得 部門別採算性を導入、プロスポーツでも収益性確保
企業としての「格」の向上
出典：2004年 楽天決算説明会資料
ブランドの統一
旧ロゴ
プロ野球参入後、買収した子会社の社名を変更し、ブランドを統一
出典：2005年 楽天決算説明会資料
167
929 19 22 23
1214
2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
出典: 日経BPマーケティング 「ブランド・ジャパン」 BtoC
プロ野球参入効果：ブランド価値向上
プロ野球参入効果（短期）：ECのトラフィック流入増
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200
400
600
800
1,000
1,200
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8/1 8/16 8/31 9/15 9/30 10/15 10/30 11/14 11/29 12/14 12/29 1/13 1/28 2/12
プロ野球
参入決定
楽天市場トップページ・アクセス数が急増
（1,000PVs／日）
2004 2005
50年ぶりのプロ野球参入により、ブランド認知度が向上し、実業界におけるプレゼンスを更に強化
東北楽天ゴールデンイーグルス効果
出典：2004年 楽天決算説明会資料
プロ野球参入効果（短期）：楽天証券ユーザーの増加
0
100
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300
400
500
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700
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2002 年 2003 年 2004 年 2005 年
資料請求数 口座開設数
楽天証券：1日あたり資料請求数と口座開設数の推移
出典：2004年 楽天決算説明会資料
プロ野球参入効果（短期）：楽天クレジット顧客基盤拡大
55%51%
18%
16%
11%
13%
6%
9%
6%7%
3% 3%
2%1%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
～04/9月（楽天グループ以前） 04/10月～（楽天グループ以降）
構成分布率
メディア露出が全国規模に拡大したことによりユーザ層も大都市圏型から全国型へとシフト
中部地区
関東地区
近畿地区
中国四国地区
九州地区
東北地区
関東近畿地域以外の構成比
27％ ⇒ 33％
※ 成約属性変動状況（エリア分布）
楽天クレジット顧客層
出典：2004年 楽天決算説明会資料
1 .7 2 .0 2 .3 2 .6 3 .0 3 .5 4 .0 4 .6 5 .1 5 .86 .8
7 .8
20 .4
23 .925 .6
27 .3
30 .0
32 .5
35 .9
38 .239 .9
42 .5
22 .4
18 .817 .3
16 .2
14 .6
0
5
10
15
20
25
30
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40
45
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q
（百万人）
2002 2003 2004 2005 2006 2007
プロ野球参入効果（中期）：楽天会員の増加
2004年4Qプロ野球参入＋
旅の窓口・インフォシークID統合
＊ 楽天会員 : 楽天市場、楽天トラベル、インフォシーク、楽天グリーティングなどで利用可能な統合されたユーザーIDを取得している会員（累計）
2008
楽天会員数の推移
出典：2008年 楽天決算説明会資料
116.5
(2016/Q3)
プロ野球参入効果（中期）楽天市場出店店舗数の推移
4,833 52826180
7,604
10,587
18,637
22,396
15,157
0
5,000
10,000
15,000
20,000
25,000
30,000
2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
楽天市場の出店店舗は、2004年以降加速、品揃えの充実に寄与
野球参入決定（店）
出典：2008年 楽天決算説明会資料
26,223
44,317
(2016/Q3)
2013年日本一効果：楽天カード会員の純増数が大幅増
出典：2013年度 楽天決算説明会資料
2013年日本一効果：新規購買者数の増加 楽天市場 新規購買者数（会員のみ）が加速
11月実施の日本一セールを通じた新規購買者は、高リピート率
出典：2013年度 楽天決算説明会資料
初優勝記念配当の実施
* 東証一部上場及び東北楽天ゴールデンイーグルスの初優勝を記念した一株当たり1円の記念配当に加え、一株当たり3円の普通配当を実施
*
一株当たり配当金（株式分割補正後）
記念配当¥1.0
出典：2013年度 楽天決算説明会資料
プロ野球参入の投資対効果
総投下資本(初期設備投資70億円、
累積損益等)
広告効果（120～350億円/年）
ユーザー数増（EC、金融）
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12年間で、ブランド効果を通じ、圧倒的な企業価値向上の効果を実現 更に、震災復興への社会貢献、採用効果、課税所得減少効果が発生
出店数増（EC）×
増益効果
=
=
ブランド効果
3. グローバルブランド統合へ
Forbes: 2016 World’s Most
Innovative Companies
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出典：Forbes（http://www.forbes.com/innovative-companies/list/）
Expanding Business Portfolio
RAKUTEN TO BECOME
FC BARCELONA MAIN GLOBAL PARTNER
